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議会中継
  


 第3回委員会 (12月12日)
出席委員 前島守雅委員長,大場俊之副委員長,金井一夫委員,徳増千尋委員,大和田俊樹委員,村山裕委員
市執行部 市長(横田凱夫),助役(菊地武雄)
【市長公室】

 市長公室長(高木直之),次長兼政策推進室長(土師照夫),参事兼行政改革推進室長(信田志郎),秘書課長(大図哲雄),広報広聴課長(石井洋一)
【企画部】
 企画部長(中村栄),企画部次長(市村章二),参事兼企画課長(荻沼雅光),地域計画課長(今泉文彦),情報システム課長(沼田耕),財政課長(細井恒雄),管財課長(岡野光弘),八郷総合支所長(金子重夫),次長兼総務課長(村田寛)
議会事務局 事務局長(太田光幸),議事法制課課長補佐(佐々木敏夫)



前島委員長)皆さんおはようございます。ただいまから企画委員会を開会いたします。
 直ちに本日の会議を開きます。
 本日の議題は,議案第8号・平成17年度石岡市一般会計予算のうち当委員会の所管に係る部分,議案第17号・平成17年度石岡市公共用地先行取得事業特別会計予算,以上であります。なお,一般会計予算及び特別会計予算における当委員会の審査範囲は,お手元に配付いたしました審査区分表のとおりであります。
 次に,付託案件説明のため,本日委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。
 なお,今期定例会中における当委員会の開催は,本日及び12月15日に予定されているところでありますが,市長,助役が出席いたしますのは本日のみとなりますので,各委員にはよろしくご了承のほどをお願いいたします。
 これより議事に入ります。
 議案第8号・平成17年度石岡市一般会計予算のうち当所管に係る部分,議案第17号・平成17年度石岡市公共用地先行取得事業特別会計予算の計2件を一括して議題といたします。
 これより質疑を行います。質疑は挙手により,これを許します。

金井委員)363ページ,議案第17号の公共用地取得事業,本年度の公共用地先行取得事業特別会計予算への一般会計の繰入金が1億589万2,000円,そのうち9,815万が一般長期債の元金であり,774万2,000円が一般長期債の利子ということで計上されているようですが,この元金は,もともと総額幾らだったのか,それで何年で返済する計画で設定しているのか,これを改めてお尋ねしたいと思います。そして,この利子は何%で,どこの資金を借り入れているか。また,借りかえはできるのかできないのか。まあ,利子によりますがね。そのほか,現時点で,あるいは近い将来,石岡市が必要と思われる公共用地について,この会計での借り入れを考えているのか,あるいは見込んでいるのか。また,この特別会計の予算を計上する場合には,市の意向だけでこの特別会計を使えるのかどうか,これについて最初にお尋ねをしたいと思います。

参事兼企画課長)公共用地先行取得事業につきまして,ご答弁申し上げます。
 まず,元金の総額,いわゆる借入額が幾らだったかというお尋ねでございます。13億7,390万円でございます。土地の契約につきましては,平成9年の12月に購入契約を結んでおるところでございまして,その利子が年利2.6%でございます。で,申し上げました元金の借入先でございますが,常陽銀行が11億ちょうど,当時の石岡信用金庫が残りの金額でございまして,2億7,390万円でございます。
 それから,償還に関する期間というお尋ねでございました。据え置きが借入後3年間ございまして,以後7年間の実質償還となっております。合計で10年でございます。すべて回収を終わる,いわゆる完済が平成20年でございます。それから,他の用地の借り入れにこのような特別会計を使うのか,あるいは市の意向だけで使えるのかというお尋ねでございますけれども,この2件については,現在,全く私ども,そのような計画を持ってございませんので,ご答弁は差し控えさせていただきたいと思います。

金井委員)ただいまの答弁によりますと,借り入れも10年で完済すると。平成20年というと,本年は17年でありますので,あと3年で完済する予定ですが,3年間の返済の額は,今回の予算額と同じなのかどうか,それをお尋ねしたいと思うんです。
 それから,土地開発基金の土地購入の場合の関係について,いろいろあると思うんですが,現在はどういうふうな基本的な考えで使っているのかどうか,これもお尋ねしたいと思います。

参事兼企画課長)私からは,ご質問の前段について回答させていただきます。
 平成17年の10月現在の償還でございますが,10億580万余返済が終わっております。元利合計の返済額が約16億円でございますので,残りが5億8,000万余というふうな現在高でございます。以上前段のみ私からご答弁をさせていただきます。

企画部長)今回の平成17年度の予算でございますけれども,予算編成の基本的な考えにおきましては,旧石岡市と旧八郷町それぞれにおいて既に議決され,合併時において執行されていない予算をもとに編成したというふうなことでございまして,この元利金の償還につきましては,上期におきまして既に支払っている額が同じ額程度ございます。ですから,今回予算に措置してございますのは下期の部分というふうなことになってございますので,1億程度の元利金の償還というふうなことになってございます。総額では2億程度になってございます。
 それから,先ほどの前段での先行取得債をもってして用地を買う考えがあるかというふうなお尋ねがございましたけれども,私は,旧石岡市の議会の予算特別委員会だったと思いますけれども,例えば国庫補助事業等の,ただ道路ですね,それの用地の先行をする場合は,こういうものを使った方がベターであろうというふうなことを答弁してございます。それで,市の意向だけでこれができるのかというふうなことでございますけれども,国におきましては,しばらくの間というふうなことで三十数年間,許可制度に起債はなってございました。地方分権が進んだ中で,平成18年度からは,これが許可制から協議制というふうなことに移行されてきますので,いずれにいたしましても,市の意向で対応できるものというふうに考えてございます。以上でございます。

金井委員)ありがとうございました。私が今,最後に聞いたのは,いわゆるアルコール用地とか,そういうものを想定して聞いているわけでございまして,来年度からは許可制から協議制になるということで,余計緩やかになると思いますので,そういう面も今後に期待しておきたいと思うわけでございます。
 今の答弁によりますと,371ページ,当該年度末現在高見込額ということで,4億9,055万という額が最後に出ているわけですが,先ほど聞いたのは,ですから,17年度の今回の予算計上で支払いが終わると4億9,055万の残額になると思うんです。それを18年度,19年度,20年度で返すことになると思うんですが,その割合は金額的にどうなるのかということです。

参事兼企画課長)先ほどのご答弁で5億8,000万内外,これは,大変失礼いたしました。平成17年4月付でございまして,委員ご指摘のとおり,371ページに記載の4億9,000万,これが平成17年10月付の残高でございます。訂正をさせていただきたいと思います。
 それから,今後の返済計画でございますが,半年に一度ずつ返済をするような契約になってございます。18年度上期,すなわち4月の時点で残りが3億9,200万,半年後の10月が2億9,400万,それから,19年4月で1億9,600万,10月が9,700万,端数がございますが,20年4月1日にはゼロというふうな形の返済計画でございます。

企画部長)起債の償還に当たりましては,元金と利子を足した額が均等の償還,これは元利均等というふうに私どもは呼んでいますけれども,あるいは元金は均等で返すと。それから,もう一つは年賦の償還なのか,半年賦の償還なのかというふうなことになりますけれども,当該起債につきましては,元金均等の半年賦償還というふうなことになってございますので,ただいま企画課長がお話ししましたのは,それぞれの上期,下期の現在高というふうなことでございます。

金井委員)わかりました。今の金利状況から見て,長期でもないですが,短期でもない,中期ぐらいの公共団体の借り入れのこういう資金については,利率の動向は現在どういうふうなのか,それがわかっていたら,ちょっとお尋ねしたいと思うんです。

財政課長)お答え申し上げます。利率の動向でございますが,現在,このような経済情勢の中で,金利については下がっております。例えば先ほどご質問に出ました借りかえとかという点については,前の金利より安くまた借りるということですので,なかなか貸し手の方の,借りて返すみたいな形の方向じゃないとなかなかできませんので,非常に難しい点があるかと思っています。

金井委員)それでは,17号については,一応私からはその程度にしておきたいと思います。
 それで,総務管理費の一般管理費で伺いたいと思うんですが,79ページ,歳出の方です。秘書事務費の13,合併記念式典事業委託料というのが117万円計上されておりますが,これについては,どういう構想でもってこういう予算を計上されたのか,お尋ねをしたいと思うわけでございます。
 それから,続いて15番,旧八郷町閉町記念碑設置工事というのが90万円計上されております。これは暫定で議決されているのかどうかわかりませんが,もう既に設置されていると思うわけですが,どういう形でやられたのか,これをお尋ねしたいと思うわけでございます。

秘書課長)ただいまの金井委員さんのご質問に対してお答えします。13番の合併記念式典事業委託料でございますが,この委託料につきましては,来年の2月11日,建国記念の日に合併記念の式典を予定しているところでございます。それに伴いまして117万円の委託料を計上させていただいておりますが,その内容といたしましては,式典の司会の委託料が7万円,式典関係に伴う看板作成等の委託料が10万円,それから,石岡市の紹介のCDを作成する予定がございまして,それの経費を100万円予定しております。
 それから,15番の旧八郷町閉町記念碑の設置工事費につきましては,旧八郷町のときに工事費90万円を計上し,9月30日に閉町式典を行いまして,それまでに記念碑の設置は終わっておりますが,支出の方がまだ済んでおりませんので,新市の予算に計上させていただいております。以上です。

金井委員)ありがとうございました。合併記念式典の事業委託料,CDをつくるということで100万円考えているということで,CDをどういうふうな考えでつくるのか,これは一般市民に全部やるのか,その辺についてどういう考えでそういうものを計画したのか,お尋ねしたいと思うんです。
 それから,司会の委託料,金額は7万円と小さいですが,合併記念式典に外部から司会を頼む必要があるのかどうか,非常に私は疑問に思うわけです。役所の職員さんには司会のうまい人もたくさんいますし,優秀な人もいます。少なくとも今,経費節約の中で,外部から司会なんかを委託する必要があるのかどうか,小さい金額で失礼ですが,ちょっと疑問に思うんですが,その辺についてのご答弁をできたらもう一回いただきたいと,こう思うわけです。

秘書課長)CDの作成につきましては,式典のときに,石岡市と旧八郷町の全体的な紹介というような形で,スライド的に上映したいと考えております。それでCDをつくりまして,それを各学校とか,図書館とか,公民館とか,そういう公共施設などに配布を考えております。
 それから,式典の委託料なんですけれども,各町村を何カ所か見てきたところでございますが,各町村は,もとNHK水戸放送局とか,そういう関係の方を式典の司会に委託しているような状況がありましたので,石岡市といたしましてもそういう形でやらせていただければということで,予算計上をさせていただいたところでございます。

金井委員)その考え方はわかるんですが,記念式典の司会にそういう人を頼む必要は私はないと。だって,これから市民が本当に欲しい補助金でも何でも,5万でも3万でも削っているんでしょうよ。そういうときに,司会の委託を,たとえわずか7万でもどうなのかなと,こう思いますので,それは私の意見なので,それだけ申し上げておきたいと思うわけでございます。
 CDについては,各学校とか図書館に配りたいということですが,数はどの程度考えておられるのか,それをもう一回お答えいただきたいと思います。

秘書課長)今の計算では300枚ほど予定をしております。

金井委員)それでは,続いて次の質問に入りたいと思います。81ページの下の方ですが,行革推進経費の報償金というのが出ていますね,20万円。これはどういう内容のものなのか,細かい点で申しわけないですが,お尋ねをしておきたいと思うわけです。
参事兼行財政改革推進室長)行革推進経費の中の報償金でございますけれども,今,策定を進めています行財政改革大綱並びに集中改革プラン等が作成中なんですけれども,その中で,これまでも行財政改革懇談会というものを設置してございました。新市においても市民の意見を聞くという場をつくる必要がございますので,懇談会の委員さんを10名ほど予定してございます。それで1人5,000円ということで,4回ほどの計上をさせていただいたものでございます。

金井委員)わかりました。ありがとうございました。
 続きまして文書広報費,これについてお尋ねしたいと思うんですが,議員さんから,市報の配布について,前に質疑が行われまして,市報について月に2回は要らないんじゃないかと,こういう意見もあったようでございます。83ページの一番上にある印刷製本費1,038万円は,これは市報の印刷製本費なのかどうか,これをお尋ねしたいと思うんです。それで,下の文書管理事務費の中に市報等配布委託料というのが407万6,000円上がっていますし,それから,庁用備品として200万計上されております。これは一連の市報関係の費用じゃないかと思うんですが,そうだとすれば,この印刷製本費の内訳,市報配布委託料の内訳,庁用備品の内容についてお答えをいただきたいと思うわけでございます。
 それから,合併をいたしまして,旧八郷地区と旧石岡地区と全体に行き渡るようになっておるわけでございますが,年間の市報をつくって配布までの,概算でも結構ですが,どういう形で,どういうふうに印刷して配布しようとしているのか,これをお尋ねしておきたいと思うわけでございます。
 それから,前にも質疑が交わされましたが,いわゆる組というか,班,班長さんというか,隣近所からの配布がほとんどなわけですが,それにない世帯について,前は八郷は郵送しているというようなお話もちょっと聞いたわけでございますが,石岡の場合も,今後どういうふうにする計画なのか,それについてお尋ねをしておきたいと思うわけです。

広報広聴課長)お答えいたします。まず,先ほどの文書広報費,広報活動経費の中の印刷製本費でございますが,これにつきましては,旧石岡市と旧八郷町の当初予算の合計額が1,635万1,000円ほどになります。そこから9月までの執行額597万1,000円を差し引いた残額を今回計上させていただいた次第でございます。
 それから,先ほどの広報紙の月1回発行という点についてでございますが,旧石岡市におきましては,平成2年5月から広報紙を月2回発行し,今日に至っております。また,旧八郷町におきましては,昭和54年4月に,それまで広報紙のほかに週報を発行していたのでございますが,週報を「広報お知らせ版」に改めまして,「広報お知らせ版」を月2回,1日と15日に発行してまいりました。15日につきましては,広報紙の中に折り込む形で発行してきた経過がございます。両市町の広報紙の発行状況は以上のような状況にあります。なお,合併しまして新石岡市となったわけでございますが,石岡市におきましては,文書の発送等管理は総務課の所管となっておりまして,市民の皆さんへのお知らせは,行革予算縮減の関係から極力広報紙を利用するようにいうような方針のもとに進められておりまして,個人情報に関するもの以外は,ほとんどが広報紙を使って住民の皆さんにお知らせをしているというような状況でございます。
 なお,広報紙の発行につきましては,石岡市と八郷町の合併協議の中でも,発行は毎月1日と15日の月2回とすると。なお,15日号をメーンとして,1日号はお知らせ的なものにするというふうに事務事業の調整の結果,協議会の中でもAクラスの取り決めが行われるというようなことでございます。なるべく情報を早く市民の皆さんに伝える,市からのお知らせは,個人情報以外,極力広報紙を使うというようなことを考えますと,広報紙を配る区長さん,そして駐在員さんの労力は大変だと思うんですけれども,月2回の広報紙の発行はやむを得ないのではないかというふうに,現在,私どもでは考えております。よろしくお願いしたいと思います。
 それから,石岡市と八郷町における広報紙の発行状況ですが,連絡員さんによる配布が1万5,887部ほどございます。それから庁内,まちかど情報センターとか市民会館,図書館,コンビニなどの施設に設置しておきまして,市民の皆さんに手にとっていただくというものでございますが,施設数83カ所ほどにお願いしてございまして,合併しましてから1,900部ほどそちらに設置してございます。それから,市外の官公庁関係への配布ですが,これが115部ほど実施してございます。そのほかに保存用,冊子作成用として200部ほど保存してございます。
 それから,八郷関係についてでございますが,区長さんを通じて配布している部数が7,300部ほどございます。先ほど指摘されました個人,アパート関係の代表者など郵便による個人配布でございますが,これが280件ほどあります。部数にして303部ほど郵送による配布を行っております。さらに,やはり銀行とか郵便局,農協などに設置してございます。これが160部ほどでございます。合併しても同様に設置してございます。それから,旧役場関係の施設に配布してある部数が204部ほどになっております。官公庁関係ですが,旧八郷町におきまして144部ほど配っていたんですが,石岡市と合併することになりまして重複する部分がございますので,これは,当時144部ほど配っていたんですが,現在は48部,石岡市と合わせまして……。以上のような状況にございます。
 それで,旧八郷町で行っております広報紙の郵送による個人配布でございますが,広報紙は全戸配布が基本でありますが,経費も大変かかりますので,現在見直しをしているような状況でございます。280件ほどあると先ほど申し上げましたが,その大半は他町村から転入してきまして,区とか班に加入していない世帯が大半なんですが,そのうち夫婦とも65歳以上の老人世帯が40世帯ほどありまして,その中には独居老人の世帯もあるというような状況でございます。しかし,厳しい財政事情でありますので,市の出先機関とか,農協,郵便局,やっぱりそういうところに置いておきまして,そこから入手していただけるよう,ご理解,ご協力をお願いしてまいりたいと考えております。以上でございます。
ただいまの庁用備品経費,それから駐在員報酬等については,うちの方の所管となっておりません。

金井委員)市報の年間計画について質しましたよね。

広報広聴課長)広報発行に係る経費でございますが,私どもで所管しておりますのは,広報紙を発行して総務課の方にお届けするというような形で,あとは総務課の所管になるかと思います。

金井委員)それでは,これでは審議できないので,その辺はきょうは取りやめますので,次の企画費に入りたいと思います。総合計画審議会をつくる予定ですが,総合計画審議会の委員さんの報酬が20万計上されておりますが,どういう分野から何名予定しているのか,これをお聞きしたいと思います。
 それから,基本構想の策定委託料480万,87ページに載っておりますが,この基本構想はまた外部に委託する予定のようですが,どこへ委託する考えでこういう予算を計上しているのか,これをお聞きしたいと思うわけでございます。

参事兼企画課長)総合計画経費についてのお尋ねでございます。まず審議会の委員でございますが,合計で20名を予定しているところでございます。1つに学識経験を有する方,2つに市議会代表の議員の方,3つ目に各団体の代表を務める方々,4つ目が一般市民の方々でございます。詳細内訳につきましては,これから予算案をお認めいただいた後,大至急に進めることにしております。ちなみに先般,議会代表委員さんの5名については,議長よりご推薦を賜ったところでございます。
 それから,基本構想の委託料480万円でございますが,基本構想を審議会ともども今後策定に入るわけでございますが,それに対する支援業務の委託料でございます。外部の団体なのかというお尋ねでございます。しかるべきコンサルタントを予定してございますが,まだコンサルタントの名称その他は決定に至ってございません。以上でございます。

金井委員)今度の総合計画は,合併の協定書に基づいて総合計画を立てると思うので,例えばそういう支援業務を委託することは,当然考えられるのは,合併協議会のいろいろなものをつくった会社があるでしょうよ。業者がね。それに委託するということになるんじゃないかと思うんだよね。全然違うところに委託して,初めからその企業が勉強して新しい石岡市の基本構想策定の具体的な手伝いができるのかどうかということもあると思うんですよ。ですから,私は,競争入札ということが建前だというのはわかりますが,本当に新市建設計画に基づいて総合計画を立てるのだとすれば,これはおかしいと思うんだよね。いや,私は,その業者にやれと言っているわけではないですよ。だから,その辺は,本来ならば役所の内部で基本構想ぐらいつくるのが本当だと,これが私の本筋ですから。
ただ,それができなければ,やるならば競争入札でいろいろな業者が入札して,安いところでやるんだということでは,おかしなことになっちゃうと思うんだよね。
 だから,一般質問でも言いましたが,特例債は何に使うのかと。わからないところが勝手に計画を立てられたのでは,何のための合併協議会であって協定書を結んで合併に至ったかと。1年も1年半も大騒ぎしてやったわけですから。その辺について,市長,これはどうなんですか,これ,職員に聞いてもしようがないと思うので,お答えいただければお答えをいただきたいと,こう思うわけでございます。

市長)金井委員のご指摘,参考にしながら今後進めてまいりたいと思います。基本的には,確かに新市建設基本計画,策定した業者などがよく背景や,あるいは経過を熟知しているかと思われますので,その辺も含めて,よく検討してまいりたいと思っております。

金井委員)市長,これは,今度,合併するに当たって,市の機構もそれに向けて大幅に改革して,執行部が必要と思われる部署を強化したわけですね。例えば市長公室においては政策推進室とか,いろいろ入れているわけでしょうよ。本来ならば,こういうことは外部委託ではなくて,そういう政策を推進する一番基本的な課が,それぞれの部署から職員を出してプロジェクトチームでもつくって,そこでこの基本構想をつくるということが,本来のあり方ではないかと。また,今回の10月1日から発足した市の機構改革の中でのあり方ではないかと,こう私は思っているわけです。
 それが,今までどおり,何かあると外部の業者に委託したのでは,何のために合併してこういう体制をつくったのかということが,私は非常に疑問に思われると感じます。そういうことはちょっと意見として申し上げておきたいと思うわけでございます。
 続いて,89ページになりますが,地域交通対策事業,これは企画でいいんですね。この地域交通対策事業の予算が計上されておりますが,全部で3,894万3,000円ですか,この中で,新多目的交通システム調査委託料300万7,000円が計上されておりますね。それと,新多目的交通システム運行補助金432万3,000円となっております。これは,私も勉強不足でわかりませんが,新多目的交通システムの調査委託料を計上して,これは調査を委託しているのか,今からするのかわかりませんが,それで同時に運行補助金が計上されているというのは,事業を始めているということになると思うんですが,これについてはどういうふうになっているのか,お尋ねをしたいと思うわけでございます。それで,これで始めるとすれば,いつから始めるのか。この新多目的交通システムを運行するとすれば,市全体でどの程度の経費を見込んでいるのか。これをお聞きしたいと思うわけでございます。
 それから,同じではないんですが,モデル巡回バス運行補助金2,687万1,000円と代替バス運行事業補助金455万5,000円が計上されておりますが,これの年間の経費は17年度幾らになるのか。それで,これは廃止するのかどうか,新年度はこの予算は計上しないのかどうか,これについてお聞かせをいただきたいと思うわけでございます。

参事兼企画課長)まずお尋ねの新多目的交通システム調査委託料300万7,000円でございますが,これは,石岡地域におきましては既に基礎調査が完了してございます。一般質問でもご質問がございましたとおり,この300万は八郷地区の新多目的交通,いわゆるデマンドシステムを構築する場合の基礎調査に関する委託を行っているところでございます。ご案内のとおりさまざまなIT機器を駆使したシステムであることから,これは専門的なコンサルタント業務として委託をしているわけでございます。実際,調査に着手をしてございます。これは暫定予算でお認めをいただいた金額でございます。
 それから,一番下,運行補助金と書いてございますが,確かにこのように見ますと,すぐさま運行するというふうな補助金に見えてしまいますが,実際は運行準備のための補助金でございます。新多目的交通の場合は,乗合タクシーをデマンドとして位置づけておりますので,申請から認可まで約3カ月の運輸局の審査期間を要します。この3カ月間にさまざまな準備をしなくてはいけないんですが,先ほど申し上げたとおり,ITその他のために回線の設置費用,それから,オペレーションルームの設置とか,いろいろな作業が入ってくるわけですが,それらに要する金額を,17年度で補助をして準備を進めるということでございます。補助の相手先でございますが,「株式会社まち未来いしおか」を予定してございます。間もなくTMOになる予定ですが,現時点におきましては,まだTMOの認証を取ってございませんので,「株式会社まち未来いしおか」というふうにご説明をさせていただきます。
 それから,巡回バス,代替バスでございますが,巡回バスにつきましては,ご案内のとおり旧石岡市を5ルートに分けて走っているバスでございます。それから,代替バスは旧八郷町,恋瀬小学校から羽鳥駅間,この1ルートのみを輸送運行している路線でございます。
 それぞれの金額でございますが,3月末日をもちまして,その年度の運行経費から乗車運賃収入を引いた残りが補助金額となってございます。あくまでこの時点ではこの程度の数字だろうという概数でございますので,了解をいただきたいと思います。
 平成16年度の数字で申し上げますと,石岡地区の巡回バス運行補助は3,970万,約4,000万でございます。それから,代替バスにつきましては,600万ちょっとでございます。
 新年度につきましての巡回バスの運行でございますが,巡回バスは道路運送法に基づきまして,申請から廃止まで約6カ月がかかるということでございます。すなわち廃止の6カ月前に運輸局に申請をしなさいということが道路運送法の精神でございます。ただしという項目がございまして,地方自治体が補助しているコミュニティバスにつきましては,廃止の3カ月前でよろしいというふうなただし書きがございます。先ほど申し上げましたデマンド交通も,申請から認可までが3カ月,あるいは巡回バスについても,廃止の申請から廃止の認可までが3カ月ということでございます。
 まだ17年度の予算がお認めをいただいている時期ではございませんので,軽々に先のことは申し上げられませんけれども,4月1日に間に合うか否かというふうな状況だろうと推測しております。以上です。

金井委員)この新多目的交通システムの調査はどういう企業がやっているのか,それをお知らせ願いたいと思うんです。

参事兼企画課長)俗にいうデマンド交通システムにつきましては,ちょっと経過を説明させていただきますと,国土交通省,旧運輸省に当たりますが,東北運輸局がモデルケースとしまして福島大学と共同で開発に当たったものでございます。そのときに,運輸局と共同開発のシステムを担ったのがNTTでございます。日本全国のデマンド交通システムのITシステムにつきましては,すべてNTTが1社で設置をしてございます。私ども石岡地区あるいは八郷地区におきましても,基本的なコンサルタントはすべてNTTに委託をしてございます。

金井委員)それでは,次に移りたいと思います。電算費はいいんですね。ページ91から93ページまで電算関係の経費が出ておるようでございますが,これらの中で,業務委託経費がそれぞれ項目別で出ていますね。この業務委託業者は,今回合併しましたので,どうなっているかわかりませんが,1社になっているのかどうか,どこなのか,それをお聞かせいただきたい。
 それから,やはり備品借上料とかがあると思うんですが,これも同じ業者から備品を借り上げているのかどうか,それからシステム使用料もそうなのかどうか,これを聞きたいと思うわけでございます。

情報システム課長)金井委員さんのご質問にお答えしたいと思います。
 委託料,備品料,システムの使用料の件でございますけれども,これらのものは電算費の中で連係した経費となっております。委託料につきましては,コンピューターの機器の保守,機械本体の保守とか,それを動かすための運用経費と言っておりますけれども,そのような経費,あるいはいろいろなプログラムの保守,そういうものが主な内容となっております。
 それで,委託につきましては,それぞれ大きな中で電算業務,こちらにつきましては茨城計算センターが大きな要因となっております。あと,現在使用しております日本ユニシスもこの中に入ってございます。
 次のシステム導入推進経費の中でのそれぞれの項目でございますけれども,こちらにつきましては,主にインターネット関係とか情報発信をやっている,そういう部門でございます。こちらにつきましては,日本ユニシスと関彰商事が主な委託先となってございます。自動交付機と住民基本台帳につきましては茨城計算センターという形でございます。以上でございます。

金井委員)1社ではなくて,分かれているようですが,分かれていても,この委託関係はどうなんでしょうかね,分かれていても障害がないということで分かれているのかな。一本化は難しいということで分かれているのか,ちょっと私もその辺,よくわからないので,その辺を聞きたいと思うんです。
 それから,自動交付機の運用経費の986万3,000円というのは,備品借上料549万ですが,これは新しく八郷総合支所の庁舎ヘ設置した経費なのかどうか,これをお答えいただきたいと思うんです。

情報システム課長)電算経費の委託料でございますけれども,それぞれ業者ごとに得意分野というものがございます。茨城計算センターについては,各自治体の本来の窓口業務,こういうものが非常に強いという業者でございます。でありまして,今までほかのところで日本ユニシスとかやっておりましたけれども,そういう部分では,そういう業務系については弱いと。でも,ネットワーク系については非常に強いと,そういうようにもちはもち屋と言いますけれども,そういうような得意分野が業者にもあります。そのような中で石岡の場合,窓口業務においては茨城計算センターが一番今までもトラブルも非常に少ないというようなことで茨城計算センターを選んでいると。庁舎のネットワーク関係につきましては,日本ユニシスが光回線とか,いろいろやっておりまして,そちらの方が強いということで,ネットワークの部分については日本ユニシスに頼んであると。最近になりまして,インターネット関係,いろいろな部分で関彰商事,こちらの方にはバックボーンとして富士通エフサスというところがついております。こちらの技術が非常に高いということで,インターネット関係については富士通をバックボーンとした関彰商事に委託したというような形でございます。もちはもち屋にいろいろな得意分野がございますので,なかなか統合というのは難しいというようなところでございます。
 自動交付機につきましてですけれども,八郷に1台,11月1日から稼働という形になってございます。こちらについては,この経費の中に八郷分の1台も含んでございます。以上です。

金井委員)それでは,104ページの統計調査費に入りたいと思います。統計調査費の中で国勢調査の費用が3,458万で,統計調査員の報酬3,076万ということで計上されておりますが,これは歳出ですが,歳入を見ますと,県の支出金,国勢調査の委託金が361万4,000円ということになっております。あれと思ったんですが,国勢調査費は国が全部出すのではないかと思ったので,この財源の内訳について,どうなっているのかお尋ねしたいと思うわけでございます。
 石岡市の場合は,合併の日にちにまたがって調査をやったように思うんですが,これは,もともと旧八郷町,旧石岡市で補助金やら支出金,委託金とかが出て国勢調査をやられたのかどうか,10月1日合併の石岡市として全部費用を受けて国勢調査をやられたのかどうか,それもあわせてお聞きしたいと思います。それで,幾つの地区で何名の調査員でやられたのか。また,最近,国勢調査をやられている調査員のご意見を聞きますと,現在のやり方ではとても手間がかかって,国勢調査の調査員をやる人がいなくなっちゃうのではないか,特に市街地はそういう声が大半のようでございます。正確なものは調査できないで終わってしまうのではないかと,こう言われていますが,これらの考えについてどのように思われているのか,お尋ねをしたいと思います。

参事兼企画課長君)まず,国勢調査に関する委託料でございますが,これは平成17年度の石岡市の当初予算書に掲載されておりますので,そのようにご理解をちょうだいしたいと思います。
 それから,調査の方法でございますが,ご案内のとおり茨城県内は石岡市と隣の桜川市,この2つが10月1日合併でございまして,調査日が合併日となるこの2つにつきましては,総務省統計局から特別の指導を受けて,混乱を来さないように当たってきたわけでございます。
 調査の方法ですが,調査そのものは石岡市,八郷町別個に進めております。調査票を回収いたしまして,審査・集計,これが新石岡市として一本の数字として県に報告というふうな手順でございます。
 それから,調査区の数というお尋ねでございますが,石岡,八郷両方合わせまして569の調査区,その中で調査に従事してくださいました調査員ですが,合計で512名でございます。
 それから,調査に非常に困難を極めて云々というご意見でございます。確かに私ども石岡市,あるいは八郷町においても同様なことが多数見受けられております。数にしまして約50件ほどございます。これまでにない,調査に困難性を極めたのが今回の国勢調査だろうというふうに思います。これは,各市町村が感じたことをそのまま県を通じて総務省に提出できるようになってございますので,私どもでも,刻一刻と調査員から上がってきたデータはすべて国に上げてございます。5回,10回,中には四十数回お尋ねして,当家の方と一切お会いできない。結局,調査未了のままその家庭については終わってしまったというふうな例もございます。総務省におきましても,次の,いわゆる5年後の国勢調査については,調査方法を大幅に見直すということの検討に入っておりますので,現在のやり方がそのまま5年後ではないというふうに期待をしているところでございます。以上でございます。

金井委員)それでは,最後の質問に入りたいと思いますが,公債費が219ページに計上されておりますが,今年度の最終的な公債比率はこれでもって何%になるのか,それをお尋ねしたいと思います。

財政課長)ただいまの公債比率でございますが,最終的な決算が出ないときちっとした差し引き関係が出てきませんので,現段階では何%という数字は持っておりません。

金井委員)正確じゃなくてもいいんですが,おおよそどのぐらいになるか,おわかりになりませんか。

財政課長)17年度現在の旧石岡と旧八郷分を合わせますと,それを2で割るという数字が正しいかどうかはちょっと私も断定できませんが,16〜17%かなというふうに考えております。

金井委員)ありがとうございました。

徳増委員)予算審査は初めてでございますので,大変範囲が難しいんですが,一番最初に87ページの上から3行目ですが,完成検査補助委託料,これは金額は大した金額ではないんですけれども,どういうところに委託して,公共事業のだと思うんですけれども,どういうことをしていただいているのか,内容と委託先をお願いいたします。

管財課長)お答え申し上げます。契約検査経費の委託でございますが,委託先は茨城県技術公社という財団法人に委託しております。内容的には工事額の2,500万以上で,その竣工完成日に技術公社の職員を検査員の補助員として委託しまして,現地を市の職員の検査員と一緒に現場を見てもらい,その中で工事の精度等をチェックしていただく業務委託でございます。

徳増委員)中間では,市の職員と一緒に赴くことはないんですか。

管財課長)お答えします。内容によっては中間検査ということで同行する場合もあります。

徳増委員)どうもありがとうございます。わかりました。
 次に同じページですけれども,男女共同参画推進事業,男女共同参画を推進しろ,推進しろと言った私としては大変質問がしにくい部分でございますが,女性相談員報償13万5,000円,これは,今3人でやっていると思うんですけれども,この相談の内容,どのような内容があるのかお聞きしたいと思います。

参事兼企画課長)女性相談員でございますが,現在1名ふえまして4名で行っております。毎週木曜日,お一人の相談員が1回ずつですから,ちょうど1カ月でローテーションが回るということでございます。
 相談の内容でございますが,個人情報その他ございますので,概略だけ申し上げますと,まず金銭のこと,家庭内の金銭のこと,それから離婚の問題等もございます。その他精神的な悩み,近年特に目立つご相談は,石岡市外の方々,現在,合併しまして八郷町は石岡市でございますが,合併以前からも八郷地区からのご相談が非常に多うございます。遠いところでは水戸,それから,南は取手ぐらいまでと,やはり自分の地元で相談するのはどうしても遠慮があるというふうなことなのかもしれませんけれども,そのような状況でございます。

徳増委員)女性の困りごと相談ということでなさっていると思うんですけれども,自分の地域で言えないからほかの地域に相談するというのは,この種類の相談の特性だと思います。ただ,私は,女性が女性を応援するための窓口ですので,単に聞くだけではなく,次の機関に本当は連携をしてつなげていかなきゃいけないんですよね。でも,石岡の場合はそれが全くできてないものですから,私は,この窓口,今,県の方から1人来ていただいているのは,今年の初めから聞いておりますけれども,このまま続けていっても効果があるかどうか大変疑問なんですね。連携を組んでいないがために,聞くだけに終わってしまっているんです。それと,女性係にいた方が庁舎内に人事配置で散っていっていますね。そこでこの男女共同参画ということの理念を,行った先で浸透させなければ何にもならないんですね。それができていない現在,やる必要もないんじゃないかなと思いますけれども,こういうふうに予算を計上した以上,課長の方から,そういう必要はないとはおっしゃりにくいでしょうから,ちょっと助役の方にお聞きしたいと思います。これから続けていく必要があるかどうか,もし助役の方にお考えがございましたら,お願いしたいと思います。

助役)内容等については,私もこの議会にずっと出席をいたしておりまして,把握いたしておりませんので,何ともお答えようがございませんので。

徳増委員)わかりました。ありがとうございます。この窓口をつくったときには,女性のDVの問題があってつくったのがきっかけなんですね。でも,実際には相談に来ても,それ以上のところまで発展しておりませんので,実際にDVの問題というのは,聞く方も危険を伴いますから,限られた時間だけでは到底難しいと思います。
 この1年間の中で,私ごとになりますけれども,私自身がそういう方とかかわり合いを持って,ほかの地域の施設に身を寄せるようにしたり何かするためには,夜中に行って,2時間,3時間話し合ったりとか,面談の1時間30分でできるような問題ではないんですね。ですから,おざなりのことをするのであれば,しない方がいいのではないかなということを感じるものですから,この程度のことだったら市民相談の窓口だけで十分対処できると思います。ですから,わずかの金額ですけれども,もう一度考え直していただきたいと思います。でなかったら,もう少し突っ込んだことのできるものをするか,どちらかだと思うんですね。ただ,そういう女性が育っているかどうかになりますので,育ってないのであれば,水戸で大きくライゼというところでやっておりますので,そちらに相談の方が見えたら回してもいいのではないかと思います。
 次に移ります。同じく男女共同参画条例策定委員会委員報償とございます。これは何人ぐらい委託しているんでしょうか。

参事兼企画課長)予算をお認めいただいてから委嘱をするというふうな段取りになりますけれども,ご案内のとおり旧石岡市が持っておりました条例は,合併と同時に失効してございます。できるだけ早く条例を制定するための委員会でございまして,5,000円の日当で10人,2回の会議を予定してございます。合計で10万円でございます。以上でございます。

徳増委員)メンバーは大体もう人選しているんでしょうか。

参事兼企画課長)これまでは石岡市のみが持っていた条例でございますので,これを機会に,当然のことながら,石岡市,八郷町両方から委員さんを選んでいただきまして,今後,制定に向けた活動を進めていくわけですが,具体的にまだメンバー表ができ上がっているというふうな時点ではございません。

徳増委員)どうもありがとうございます。次のページ,89ページ,先ほど先輩議員から多目的交通システムのことでいろいろと質問がございました。そして,委託先がTMOということでございますけれども,なぜTMOを選んだんでしょうか。TMOの本来の仕事,多目的交通システムなんていうことを請け負うところではないんですよね。何でここを選んだのか,お聞きしたいと思います。

参事兼企画課長)現在,全国で20団体がデマンド交通を導入してございますが,その中の15団体が商工会もしくは商工会議所,もしくはTMOということで,社会福祉協議会が2団体,そのような構成になってございまして,商工会が大半を占めているということは町や村が主にデマンド交通のパイオニアであったということでございます。石岡市の場合は,当然,石岡地区には商工会議所,八郷地区には商工会がそのまま残ってございます。
 私ども石岡地区のデマンド交通を検討している中で,当然のことながら,商工会議所がバックボーンになって運営主体になれるだろうということで進めてまいりました。その過程におきまして,まちづくりのための株式会社を設置するんだと。現在の「株式会社まち未来いしおか」でございますが,なぜTMOかということなんですが,現に福島県の浪江町では,TMOが商工会から分離をいたしまして株式会社TMOとしてひとり立ちをいたしまして,デマンド交通システムを立派に運営してございます。私どもも,さまざま浪江の方式を勉強させていただきまして,TMO,「まち未来いしおか」の会社設立約款にもさまざまな事業が当然網羅されてございまして,交通システムについてもその事業の一つとなってございます。商工会議所本体がやるよりは,TMOがまちづくり一体となった取り組みの中でやった方が効果が上がるだろうと。まだ契約を交わした時点ではございませんけれども,「まち未来いしおか」を運営主体にしたいというふうな前提で準備を進めております。

徳増委員)TMOの本来の理念から考えると,TMOを立ち上げる段階で,何にもやることがないからこれをやるんじゃないかと受け取られても仕方がないんですね。本来であれば,中心市街地活性化のために,いろいろなイベントを考えたりするのがTMOの役目ですよね。その本筋から私はずれていると思います。小さなまちでしたら小回りがきくからTMOでやっても成功すると思うんですね。今度,8万3,000人,本当に人口の多い中で,TMOが発足したばっかりで,八郷地域においては,まだ柿岡は石岡よりも中心市街地が,商店が点在ではなくて商店街になっております。それでもまだまだこれから手を加えなければならないところがあると思うんですけれども,石岡市は商店街とは,はっきり言って言えませんよね,商店で点在しているだけで。無理に言えば商店街かもしれないけれども。まずやることが違うんじゃないかと思いますね。この件について,市長,どうお考えですか。TMO,本来やるべきことをやる前に,このデマンド交通をやるということを。商店街の方が一番望んでいるのは,もう無理かもしれないけれども,活性化ということを望んでいるんですね。デマンド交通で人を運んできたときに,魅力のあるまちかと言ったら,どうかな。その辺のところ。
 まあ,どっちかが先かということになりますけれども,TMOをこれから立ち上げるんですよ。今まであったところで,じゃ,その事業も受けますというならわかるんですよ。立ち上げるに当たって,デマンド交通をやるなんて,よく商店街の人たち,許したと思いますよ。TMOのあり方をわかってないから,商店街の方たちもいいと言ったのではないかなと思いますけれども,市長として,TMOに対してどのようにお考えか,お聞きしたいと思います。

市長)TMOは,中心市街地の活性化を初め,まち中の組織・管理・運営,それは活力あるまちづくりをねらいとして立ち上がったものでございますが,その中から,「まちづくり未来いしおか」が株式会社として独立して,やはりこれもまちづくり,あるいは中心市街地の活性化を目指しての会社として設立されたわけでございますが,そういった観点からデマンドタクシーも,また中心市街地の活性化,あるいはまちづくりにどちらが先かと委員,おっしゃっておりましたが,確かにそういった面はありますけれども,中心市街地活性化は最大の課題でございまして,何と申しましても魅力ある商店街づくり,あわせまして人が集まるまちづくり,そういった面からどちらが先かという問題はございますが,一体になって活力ある市街地づくり,これは大切なことであると認識してございまして,デマンドタクシーをまちづくり未来が運営することは間違いではないと思っております。

徳増委員)デマンドの戸口から戸口へというのは大変耳に心地のいい言葉なんですけれども,中心市街地活性化の観点から考えますと,バス停まで歩けない人がまち中を歩いてくれるかと言ったら,私は疑問だと思います。確かに人数がまち中に集まるということでは,病院に行ってもカウントすれば人数のうちなんです。でも,商店の方からすれば,まち中というのは人が回遊しなければ商店街は活性化しないんですよね。戸口から戸口への交通システムを今から取り入れようとしても,商店街がにぎわうかというと,決してそうではないと思います。入り口からまたタクシーに乗って帰るわけですから。もう少しその辺のところも,これ,進める方向で行っていると思いますので,今さら言っても仕方がないことですけれども,もう少し私は考えていただきたかったなと思います。
 このデマンドに関しては,石岡市内より,むしろ八郷地域の方が必要なことじゃないかなと思うんですね。というのは,各地域に点在しておりますので,バスを回すことの方が難しいのかなと思いますけれども,その辺のところを今調査されているから,その中で多分決めていくんだと思います。
 ちょっと余談になりますけれども,合併してよかったと市民の方々が思える目玉というのは,目に見える形でね。税金が上がったってそのときだけなんですよ,文句が出るのは。それこそ3カ月もすれば忘れちゃう。だけれども,毎日のことですから,バスが走っているのを見たりすると,ああ,合併してよかったなと思えるんですね。移動の自由の手段があるということは,一々電話をかけなくても公共交通が走っているということは,本当に合併してよかったと,多分,八郷の中心から外れた地域にお住みの方も,そういう姿を自分の目の当たりに見たときに,合併してよかったなと思うのはそういうことではないかなと思います。
 それと,これにこだわるわけではないんですけれども,先ほど課長の方から,やめるにも3カ月,新しく始めるにも3カ月。それは,私たち,こうやって議論している中はわかるんですけれども,一般市民の方は,突然ぱっとやめられてしまうと混乱を来します。ですから,もうバスが走らないんだってなといううわさは,病院の中でお年寄りたちが随分話しております。これからどうしようということを。ですから,それは,ある一部の議員が言って歩いているんですね。今度はタクシーになるからね,なるからねと。そういうことを言って歩いていると,利用者の中では不安がすごく大きくなってきております。ですから,こうやって計上しているのを見ますと,やめることは事実ですので,3カ月前から,それこそ市報の中で,デマンド交通に移行していきますということをもう発表してもいいんじゃないでしょうか。その点に関して,課長,どのようにお考えでしょうか。

参事兼企画課長)多目的交通システムというふうに書いてございますけれども,中身は委員ご指摘のとおりデマンド交通システムのことでございます。ただ,今,廃止の申請をなぜできないか,あるいはデマンド交通システムの認可に向けた申請ができないかということになりますけれども,石岡地区,八郷地区にそれぞれ民間のバス会社が保有する路線,私ども公的支援をしない路線が何本か生きているわけです。結局は,ここの調整に時間とエネルギーを要するということでございまして,先ほど申し上げました運輸局の許認可基準の中にも,現行の公共交通機関との合意に達していること,ということが最低条件でございます。石岡地区については,あと一歩で合意に達するだろうというふうに考えます。
 それから,先ほど来,八郷地区こそデマンドがぴったり似合うというふうなご意見でございましたが,八郷地区は石岡地区以上に民間の路線バスが生きております。これは縦横にまだまだ生きております。今後,バス会社と精力的な折衝を重ねていくことになると思いますけれども,石岡地区に要した時間よりも八郷地区に要する時間の方がはるか何倍だろうというふうに私どもは推測をしております。基本調査は現在行っておりますけれども,基本調査が終了と同時にゴーサインが出せるというふうな,それほど甘い情勢ではないということをご理解をちょうだいしたいと思います。
 それから,私どもがデマンド交通に着目したのは,既に路線バスを公共交通機関とすることについては限界だろうというふうに感じておりました。究極の交通システムはこれだというところまでは申し上げることはできませんが,現時点,デマンドがより巡回バスよりすぐれているだろうと。デマンドであっても,路線バス,巡回バスに近いような運行の仕方も当然できますし,これから認可申請に向けた工夫のしどころだろうというふうに理解しています。
 それから,PRの件につきましてご指摘をちょうだいしました。全くそのとおりでございます。PRには念には念を入れて,何回も当然,地区に出向きながら,繰り返し行っていく必要があるだろうと思っております。以上でございます。

徳増委員)今,八郷地域では公共交通が石岡よりも充実していて,利用者もある程度あるということで,その中でデマンドを回すとなると,かなり効率が悪いですよね,デマンド自身が。だから,その辺のところもどうか……。

大場副委員長)今,デマンドの話がありましたよね。八郷町の場合はバス路線が大変走っています。それで,デマンドをやった場合,きっと路線バスが廃止になります。八郷の場合,土浦方面,そっちの方のバスもありますよね。そういうところも経営ができなくなるのではないか。そういう懸念もありますので,企画課長及び市長にはその点も考慮に入れておいてください。もしデマンドをやることによって路線バスが廃止になったら,なぜ合併したのかと責められますよ。その点も本当に考慮していただきたい。

徳増委員)もともと私はデマンド反対なんです。ですから,随分食いついたことを言っていくんですけれども,公共交通のあり方――私は,デマンドになると,人数も少なくしか乗れない,もちろん小さな,ひょっとしてタクシーを使う地域も出ると思うんです。公共交通のあり方で,いつか一般質問の中でも言ったんですけれども,公共交通に乗ったときに,子どももお年寄りも健常者も,体のぐあいの悪い方も,乗ってきたときに子どもたちが,「おじいちゃん,ここに座って」とか,「出口に近いところに座ってちょうだい」「荷物をお持ちしましょう」という子どもを私は育てないと思っているんです。
 今のように母親の運転する車に,後ろにひっくり返ってアイスクリームを食べながら塾に通ったり何かしている子どもたちに,人を思いやる心を育てようと思って教育委員会が四苦八苦したって,そんな子は育ちません。核家族が多いわけですから。ですから,私は,もともとこのデマンドに対しては反対なんですね。反対だからこういう意見をしつこく言っているんですけれども,市の方針として,予算書を見ると,もう調査費がつくということはほぼ決定じゃないですか,今まで。ですから,決定でいくと思って,一応意見として言っております。
 今,大場委員の方から,八郷地域の貴重なご意見が出ました。そういうことを,やはり八郷の地域の議員さんからお聞きいただきたいと思います。私どもには細部にわたってはわかりませんので,ですから,よしとすることが市民にとって決していいことではないかもしれない。顧客満足度ということを考えたときに,膨大なお金をかけて,それがそれほどの効果が上がるかということをよくお考えいただきたいと思います。
 それから,総合計画を策定するに当たり,市長,助役にお願いがあるのでございますが,今の企画の中で,十分に中でできると思います,外部委託しなくても。ただ,人数が足りません。4月からはぜひともあと2人は総合計画担当で入れていただきたいと思います。そうすれば,石岡の職員の中で立派な総合計画をつくることができますので,その辺のご配慮をよろしくお願いいたします。
 それと,先ほど来議論になっておりますデマンド交通のことでございますが,デマンドに限らず,市民要望と,行政がサービスとして提供することのギャップがあるということは,やはりこれ,行政評価をしっかりやってないからだと思うんですね。事前評価をしっかりしていればこのようなことは起きないと思いますので,市長,行政評価をしてくださるという答弁をいただいておりますので,ぜひともこの18年度の予算に対して事前評価をしっかりとして,その中で予算組みをしていただきたいと思います。
 それと,事前評価ということは,以前やったことに対して,もうこれはやらないよと,こういう評価ではやらないという裁定を下さなければならないこともあると思います。その辺のところを,市長,英断を下して,この事業はもうやらないと。ほかのところにこの予算をつけていくんだということを英断を下していただきたいと思います。
 総合計画の方でもう一つ言い足りなかったんですが,職員でできますと私は言い切れる中には,そういうことをなし遂げた職員に対しては,一般質問でもやっておりますように,ポストと給与で反映させていただきたいと思います。必ず職員は,市長の要望にこたえてどんどん仕事をしてまいりますので,ぜひとも人事評価にも考えていただきたいと思っております。
 以上2点ほどつけ加えさせていただきたいと思います。どうもありがとうございます。

大場副委員長)私は,八郷総合支所の公用車の管理に関することに関して,今,八郷総合支所にある車の総台数,また,支所長の管理する部門の車の台数,これが業務分担表にある,公用車に関することとなっている支所長の役目,その点が合っていないような感じがします。
 それと,先ほど来,デマンド交通,いろいろ論議されましたけど,デマンド交通はどのように利用できるか,また,今,子どもの変質者等のことがあります。たった1人で帰る場合,そのデマンドが利用できるか,その点のことをお願いいたします。また,デマンドをやることによって,巡回バス及び代替バスのこれからの行く末,また,デマンドと巡回バスと代替バスを併用して行うかどうか。それと同時に,巡回バス及び代替バスの路線変更はできるか。もともと旧八郷地区においては,代替バスにおいては利用が少ないから,路線の変更を要望していました。しかし,いまだ変わりません。その点のことについてお聞きいたします。
 それと同時に,議案第17号・公共用地先行取得についてですけど,先ほど課長から言われた答弁においては,これからについても未定である。それはおかしいと思います。保育所の統合によって用地買収が必要になる。これはもう確定しています。そういう点についてお答え願います。また,用地に対しても特例債対応でできるわけですから,その点も答弁願います。

八郷総合支所次長兼総務課長)私の方からは総合支所の車についてご説明申し上げます。まず,総合支所で総台数は60台ございます。60台のうち総務課所管が10台,あとの50台につきましては,各課,部署で管理をしております。以上でございます。

参事兼企画課長)まず,デマンド交通のあり方のお尋ねでございます。デマンド交通のどのように使い道があるかというお尋ねでございました。当然のことながら,認可された区域を巡回するのが基本でございますが,ただいまの巡回バスが連絡しているように,市外の神立駅,羽鳥駅を含めまして市の外へ出ることは可能でございます。
 それから,子どもの使い方についてお尋ねがございました。登下校時の子どもの運送といいましょうか,輸送に関して,これも全く問題はございません。法的に問題はございません。ですから,例えば先般,事件のありましたような,お子さんがたった一人で山道をとぼとぼと下校するというふうな家庭におきましては,デマンドを利用して学校から自宅の門のところまで輸送するということは,これは可能でございます。先進都市でも実例としてこのような使い方は大いにやっております。
 それから,その他の使い方ということでございますが,例えばデマンド交通は,日曜日とか祝祭日は運行をいたしません。福島県の浪江町ですと,これはTMOが運行主体ですが,空いた日を町内会とか子ども会,あるいは少年野球チームの送り迎えなどに使っておりまして,片道100キロまでで半日当たり3万円程度だろうというふうに私,記憶していますけれども,通常のタクシーの日借り上げから比べると非常に安い単価でデマンドの車両そのものをお使いいただけるということでございます。
 デマンドに使う車両は,通常のタクシーというふうに誤解されている方が多いと思いますが,ワンボックス型のジャンボタクシー車両でございます。いわゆる10人乗り,あるいは15人乗りという車両でございまして,いわゆるセダン型の通常のタクシー車両を使うわけでは決してございませんので,その点だけはご理解をちょうだいしたいと思います。
 それから,巡回バスと代替バスのあり方で,デマンドとの併用があるのかというお尋ねでございました。1年間を通してこの2つを併用しますと,行財政改革の方向性から全く外れてしまいます。お互いにお客が奪われてしまいまして,両方とも大赤字の路線になるだろうということは,これは簡単に想像できるわけでございますが,デマンドと巡回バスの併用というのはまずあり得ないということでご理解をいただきたいと思います。
 それから,八郷地区を走る代替バスですが,債務負担行為を組んで交通事業者と契約している,その辺の契約書に書かれている文言関係がございまして,今,即答できる段階ではございませんが,通常,債務負担行為は5年間を結んでございます。ただ,契約書の中には,1年前に甲乙どちらかが申し入れをすればどうのこうのというふうなくだりもございますので,代替バスについても1年以上前にバス事業者に協議の上通告をすることによって,デマンドに移行することは基本的に可能だろうというふうに考えています。
 それから,現在の巡回バス,代替バスの路線の変更ができるかというお尋ねでございますが,これは法的問題さえクリアすれば,十分変更可能です。現に石岡市の巡回バスは,多くの路線でより子どもたちが通学時に使いやすいように路線変更して運行してございます。また,バス停の変更も基本的に可能でございます。これらの変更時には必ず公安委員会の意見を添えて運輸局の認可が必要となりますが,法的にできないという意味ではございません。
 それから,最後に公共用地のご質問がございましたが,私が先ほどご答弁申し上げたのは,平成17年度のこの予算書並びに18年度につきまして,公共用地を先行取得事業として行う計画は現時点にはございませんということで申し上げましたので,ご理解をちょうだいしたいと思います。

大場副委員長)先行用地取得事業特別会計については,先般,市長から特例債の事業順位が出ましたよね。それについて,市長からその連絡があり,何年度に買っていくか政策推進室長並びに市長がよく打ち合わせをしているか,その点をお聞きいたします。また,巡回バス及び代替バスについては,代替バスはパセオパルケを通してくれと関東鉄道の方に申し入れをお願いしてあったわけですが,それがどうなっているか。また,巡回バスは市役所を通さないというのはおかしい。これを改革してもらいたい。
 それと,デマンドをやる場合,周知徹底を1年はしなくてはならないでしょう。その点の考え方,これは市長ですね。その2点でいいですか。

次長兼政策推進室長)ただいまの大場委員の合併特例債の順序といいますか,そういう点について市長と打ち合わせているかというご質問でございますが,私どもの所掌範囲外ですので,その問題については打ち合わせておりません。以上です。
市長)デマンドタクシーを実施する場合は,少なくとも1年は周知が必要だというお尋ねでございますが,いずれにしましても,1年という年限は具体的にまだ考えておりませんが,市民への周知は徹底して行って実施すべきと考えております。

大場副委員長)打ち合わせはしていないという答弁でしたけど,総合計画策定委託料480万が出ているんですよね。これが出ることによって,もう現時点で順位は決まっているじゃないですか。それで,さっきも公債比率のことがありましたけど,順位が決まっているんだから,打ち合わせして当たり前なんじゃないですか。公債比率の関係があって特例債があるんですから,もう大体順序は決まったんですから,その辺の計画をよくやってください。これは要望です。

村山委員)私からは,デマンド交通の件なんですけれども,考え方だけ。今,荻沼課長から,いろいろと説明がありましたけれども,中心市街地活性化との関連において,私が言い出せない部分というのが,中心市街地に当事者がいるので,その辺のことでなかなか意見として言っちゃっていいかどうかという問題が自分の中にあるので。一番大事なのは,市民のサービスが落ちない。そして市民の中の情報として伝わっている部分が,うわさがどうも先行しているというようなことが非常に心配される。今までの説明の中で,祝祭日はデマンドは使わないと。その広がり方はものすごくあると思うんですよね。この点は私も非常に期待をしている部分なんです。
 また一方,タクシー業者の現状を見ると,どこの会社も大変経営に苦慮をしている状況がありますね。その辺のことを十分に考えていただいて,経費はかかると思いますけれども,併設でやっていくと行革の部分にさわるというお話がありましたけれども,これは住民サービスをモットーとする石岡市ということを考えれば,その辺のことを徹底的に十分にやっているとは思いますけれども,公共交通の中,それから,巡回,代替,いろいろありますけれども,その辺のことを十分にやっていくには,やっぱり期間を十分とっていただきたいというのが一つの要望なので,その辺を踏まえて,中心市街地も今,申し上げますと,おかげさまで顔づくり事業が,1店を残してほぼ完成をいたしました。そして,現在,過去において地方のローカルのショッピングセンターが12月30日までに取り壊し,今,全面の部分を少し残して,12月30日までには終わらないような状況はありますけどもね。この辺のことも,地域としてどう協力していけるかということを,持ち主の方から言われて研究会を発足させたところで,中心市街地の中の商店街として,若い人に担当の委員をお願いして2回ほどやっていますので,暫時進めていく中で,中心市街地活性化プランと整合性のあることもお願いをしていかなくちゃならないというふうに考えておりますので,その辺のことをひとつ要望として挙げておきます。以上です。

大場副委員長)ちょっと確認したいんですけど,給食センターの用地は買ってあるんですか。それで,来年,建設になっていますよね。それと同時に,その用地費は特例債で対応できるから,借り替えできるのではないか,公共用地の関連でお聞きします。

企画部長)給食センターの用地につきましては,土地開発基金をもちまして取得してございまして,これを上物の整備に伴いまして用地を買い戻すという場合は,大場委員ご指摘のように,合併特例債を活用したいというふうに考えてございます。

大場副委員長)新年度予算にその経費も出てきますよね。

企画部長)まだ予算査定を直接相談してございませんけれども,基本的な考え方としましては,そのようなことで考えてございます。以上でございます。

大場副委員長)10月から来年度予算の査定に入っているわけなんですけど,その点,企画部長よろしくお願いします。

〔委員長と副委員長交代〕

前島委員長)私の方から2点ほどお伺いしたいんですが,87ページで,総務計画経費の中に総合計画(基本構想)策定委託料ということで,コ増委員の方からもお話がございましたけど,このことに関して,直営でできるのかどうか。実際に直営でできないという場合は,どういう部分ができないのか,この辺につきましては,担当ではなく,市長の方からお伺いをしたいと思っております。

市長)お尋ねの直営でできない部分と,直営でなければできない部分,まだその辺は担当とよく詰めてないので,私の視点といいますか,私個人の考えからはちょっと申し上げにくいので,控えさせていただきたいんです。といいますのも,まだ具体的にその辺の詰めをしてございませんので,申しわけございません。

前島委員長)今,市長の方から答弁いただいたんですが,では,どなたが決定をされるんでしょうか。

市長)それは,最終決定は私でございます。

前島委員長)今,市長が答弁されたように,最終決定は市長がやられるわけでありますので,この辺につきましては,実際,総合計画というのは,市の10年間の本当の基本構想でありますので,やはりコンサルタント等に頼んでも,本当の当市のいろいろな問題については,なかなかわからない部分があるわけですね。だから,実際,意匠的に作文といいますか,絵にかいたもちといいますか,そういう形でやっている経緯もありますので,その辺について何が一番優先順位かということについては,当市からはっきり言わないとなかなか難しいと思いますので,その辺についての見解を答弁していただきたいと思います。

市長)総合計画は基本的に審議会に白紙委任という形で委任をしまして,その構想なり,あるいは計画等を策定していくわけでございますが,何と申しましても,さらには市民の意見も十分に把握しながら,そして基本的には先ほど来お話が出ています新市建設計画,これを踏まえたものであるべきである。また,そうでなければならないわけでございまして,そのようなことを踏まえながら,合併してよかったと本当に思われる10カ年計画を構想していくと,そういう考え方でおります。

前島委員長)今お答えをいただいたわけでありますが,実際,合併特例債として当市が使う総合計画の総額が170億円ですよね。実際,130億が特例債を使用するわけでありますが,その辺の優先順位を,この新市の建設計画の中には,はっきり市長が言わないと,どれもこれもと,この前の本会議の議論の中でも出たわけでありますが,現実問題としてなかなかできない部分もあるわけですね。その辺についての優先順位を考えて指示することがあるかどうかについてもお伺いしたいと思います。

市長)優先順位につきましては,具体的に今ここで申し上げることは難しい話なんですが,確かにそういった面からの総合計画,基本計画,そして実施計画という中で,それを策定していく中で,また市民の意向,あるいは審議会の皆さんのご意見,議会のご意見などもいただきながら,私としての優先順位もまた申し上げながら決めていくのが筋かなと思っておる次第でございます。

前島委員長)要望といたしまして,新市の建設計画の優先順位を決めていただいて,それを市長は力強いリーダーシップでやっていただかないと,なかなか難しいと思いますので,その辺についてはよく考えて対応していただきたいと思います。
 次に移ります。地域交通対策事業でありますが,これもいろいろ意見が各委員の方からございました。そこで,私の方から市長にお伺いしたいのは,実際問題として,今回,行財政改革の一環でデマンドに4月1日から移行したいという要望があるわけでありますが,この辺について,実際,企画委員会としましても,そのことについて1回も皆さんで議論してオーケーをしたことはないわけですね。それがなぜ実際に4月1日からデマンドに入れるのか,企画委員会の意見を尊重するという考えはあるのかどうか,このことについてお伺いしたいわけでありますが,その前段といたしまして,実際に今,行財政改革で言わせてもらえれば,ふれあいの里にしても,総額が1億6,000万ぐらいかかっているわけですね。赤字が1億幾らあるわけです。風土記の丘に関しても7,500万ぐらいで,これも収入というのは1,000万弱であります。これも6,000万ぐらい赤字であります。それから,つくばねもしかり,これも1億以上,ふれあいパークも1億以上,そういう1億以上を実際にかけているものがあるわけですね。それに対してどのように行財政改革をやっていくのか。その辺と並行していかなければ,デマンドに持っていくといいましても,デマンドというのは,一番の問題は,確かにドア・ツー・ドアで便利さはあるかもしれません。ただ,実際に電話をかける方,80歳とか75歳以上,要するに後期高齢者の方がバスに乗っているわけですね。その人が本当に30分前に電話することが可能なのかどうか。私もこのことについて何人かのお年寄りの方に聞きました。そうしたらば,乗れないよと言っていました。電話なんかかけられないよと。30分前に電話はかけられないよと言っているわけですね。
 だから,確かに机上論では非常に立派です。でも,現実に公共交通のバスというのは,要するに定時に行けばそこで乗れると,そういう非常にプラス面があるわけですね。今度は実際に,人数が重なったときには,果たしてジャンボタクシーを使えるのかどうか。その方がおくれちゃったらどうするのか,そういう問題に関してもどのように考えているのか,そういう問題を解決しないうちに,ただやみくもに4月1日からデマンドでやりますよと言われても,これはおかしいんじゃないかなと思うんですね。だって,お年寄りとか子どもさんの足の確保というのは大事でしょう。合併したら,今言ったようなことに対して,サービスの低下という部分になると思いますよ。それは考え方が違うかもしれませんが,そのことについて,これは,まだまだ市長が答えられない部分があると思うんですが,政策的なことについては市長から答えてください。あとは担当部長でいいです。

参事兼企画課長)デマンドのご指摘でございます。後期高齢者が自分で電話をかけられない。確かにそういう方もいらっしゃるかもしれません。ただし,デマンド交通の場合は,別に前日から予約をなさっても構わないわけですし,もちろん当日でもいい。お年寄りが思い立って,今すぐ出かけるというようなことは,まずあり得ないだろうと思います。
 それから,デマンド交通の登録をされた市民に対しては,登録証というカードを発行するわけです。それにはすべての情報がインプットされておりまして,お医者さん,あるいは市内の商店でお買い物をして,どこどこまで歩いていく気力も体力もない。ここで待たせてください。じゃ,ここへデマンドを迎えてにきてもらってください。そのカードを提示することで,病院でもお店でもどこでも,すぐ電話をしてあげているわけですね。それから,乗り切れない方は……。

大場副委員長)参事兼企画課長,さっき委員長から質問がある,4月1日からデマンドに移行するんですか。

参事兼企画課長)はい。4月1日にデマンドシステムを導入したいという目標では進んでおりますけれども,先ほど来のご質問にお答えしているとおり,許認可に3カ月を要するという,非常に日程的に窮屈な状況ですので,4月1日に必ずデマンドに移行するというふうな状況には今,なっておりません。

市長)私からは,デマンドと巡回バスの費用対効果の観点から,風土記の丘初め,ふれあいの里,フラワーパーク,つくばね,あの経費をどうするのかというようなお尋ねでございますが,これらの施設につきましては,当然のことと思っている次第でございますが,これからの経営のあり方について,直ではなく民間委託,あるいは指定管理者制度,あるいはそのほか,PFIはもう建設しちゃったから無理かと思いますが,いずれにしましても,民間へ委託して,よりサービスのいい,そしてまた財政的にも効率のよいあり方を検討していくこととしておる次第でございます。

前島委員長)いやいや,今お聞きしたでしょう,デマンドのやつで市長が政策的に4月から移行するという。

市長)4月からというふうに予算上,あるいは説明をしているようですが,必ずしも4月に固執してしなければならないというふうには思っておりません。

前島委員長)今,市長の方から,4月1日にはなかなか難しいというようなことで意見をいただいたわけでありますが,いろいろな政策につきましても,当然,当委員会があるわけでありますから,当委員会のある程度意見を尊重してやっていただきたいと思うわけですね。全然当委員会で決まってないことを突然やられたとしても,各委員の人は戸惑うと思います。それについての姿勢といいますか,考え方についても,さらに市長の方からお答えをいただきたいと存じます。

市長)私は,総務企画委員会で既に議論をされてきたというふうに受けとめていた次第でございますが,その辺が不十分であれば,よく検討はしてまいりたいと思います。

前島委員長)今,議論をされていると言ったんですが,どなたから議論されているという報告を受けているんですか。全然議論はしていませんよ。これは,要するにいろいろな政策的なことを10月の新しい委員会のときに,こういうことをやっていますよという説明をしただけです。そのことに対しての議論というのはないと思います。どなたがそういう議論は終了したと言ったんですか。

市長)だれということなく,企画委員会の関係職員の方からそういう話を私は受けとめていますが。

前島委員長)関係職員の方も多分勘違いして報告することもあると思いますので,これからはお互いが勘違いしないように,しっかり議論してやっていきたいと思いますので,その辺につきましてもよろしく市長の方もお願いをしたいと思います。以上で質問を終わります。

 〔副委員長と委員長交代〕

前島委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論を行います。討論は挙手によりこれを許します。
 討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 初めに,議案第8号・平成17年度石岡市一般会計予算のうち当委員会の所管に係る部分を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第17号・平成17年度石岡市公共用地先行取得事業特別会計予算を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で当委員会に付託された議案の審査はすべて終了したわけでございますが,本案に係る委員長報告の取り扱いにつきましては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で本日の企画委員会を閉会いたします。
 なお,12月15日の当委員会は,所管事務の調査として,行財政改革について,デマンド交通について,総合計画についてを予定しておりますので,各委員にはよろしくお願いいたします。
 長時間ご審議,ご苦労さまでした。



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