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議会中継
  


 第3回委員会 (12月14日)
出席委員 塚谷重市委員長,鈴木せつ子副委員長,鈴木行雄委員,久保田健一郎委員,金子悦郎委員,菱沼定夫委員,島田久雄委員
市執行部 【生活環境部】
 生活環境部長(吉田隆重),生活環境部次長(足立健造),生活環境部参事兼市民生活課長(矢口晟),市民課長(高橋久),環境対策課長(佐藤敏明),水道課長(富田隆一),市民会館長(伊野忠好)
【経済部】
 経済部長(岡野佐エ),経済部次長(大和田澄男),経済部参事兼農政課長(水越進),経済部参事商工・観光担当(小松崎芳夫),農村環境課長(塚本悦男),商工振興課長(助川時男),観光物産課長(佐子川祐治)
【農業委員会】
 事務局長(西村幸徳)
【八郷総合支所】
 次長兼総務課長(村田寛),参事兼市民税務課長(岡崎喜一),農政課長(鈴木隆),商工観光課長(市村明),建設課長(雨貝和男),下水道課長(甲一郎) 
議会事務局 事務局長(太田光幸),議事法制課主幹(藤代志保)



塚谷委員長)皆さんおはようございます。ただいまから市民経済委員会を開会いたします。
 直ちに本日の会議を開きます。
 本日の議題は,議案第8号・平成17年度石岡市一般会計予算のうち当委員会の所管に係る部分,議案第11号 ・平成17年度石岡市簡易水道事業特別会計予算,議案第16号・平成17年度石岡市農業集落排水事業特別会計予算,議案第18号・平成17年度石岡市霊園事業特別会計予算,議案第21号・平成17年度石岡市水道事業会計予算,以上であります。なお,一般会計予算及び特別会計予算,水道事業会計予算における当委員会の審査範囲は,お手元に配付いたしました審査区分表のとおりであります。
 次に,付託案件の説明のため,本日委員長において出席を求めた者の職氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。なお,今期定例会中における当委員会の開催は,本日及び12月16日に予定されているところでありますが,市長,助役,企画部長が出席いたしますのは本日のみとなりますので,各委員にはよろしくご了承願います。
 これより議事に入ります。議案第8号・平成17年度石岡市一般会計予算のうち当委員会の所管に係る部分,議案第11号 ・平成17年度石岡市簡易水道事業特別会計予算,議案第16号・平成17年度石岡市農業集落排水事業特別会計予算,議案第18号・平成17年度石岡市霊園事業特別会計予算,議案第21号・平成17年度石岡市水道事業会計予算の5件を一括して議題といたします。
 これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

金子委員)おはようございます。3つ4つ質問をさせていただきます。
 まず最初に95ページ,安全・安心まちづくり推進事業29万9,000円とありますが,残りの4カ月間でどのような事業をするのか,お聞きをいたします。

生活環境部参事兼市民生活課長)ただいまのご質問にお答えいたします。29万9,000円,これは委員さん方ご存じのように,石岡市でエンゼルパトロールを実施しております。そのエンゼルパトロールの会員になっていただいた方に,蛍光色の帽子を配布しております。その帽子の予算としまして,単価は710円で400個,消費税を掛けまして29万8,200円ということで,29万の予算ということになっております。

金子委員)現在,何名ぐらいのエンゼルパトロール隊員がいるのか,お聞きいたします。

生活環境部参事兼市民生活課長)お答えいたします。きのう現在では359名でございます。以上でございます。

金子委員)先日の一般質問でも申し上げましたが,今,幼児の事件が各地で発生しているというような観点からいきまして,このエンゼルパトロールの今後の活用というか,その件についてどのような考えを持っているのか,お聞きいたします。

生活環境部参事兼市民生活課長)お答えいたします。現在359名ですけれども,エンゼルパトロールは,地域の防犯の抑止効果のために歩いていただくというようなことでございますけれども,今,委員さんがおっしゃいましたように,最近,小学校低学年の悲惨な事故が相次いでおります。 現在,石岡におきまして,今月の7日から赤色回転灯のある白黒色のパトカーで八郷,石岡地区を巡回しております。そういう際に,エンゼルパトロールの会員の方にも,八郷の方にもどんどん会員を募りまして,子どもの登下校時,登校時は時間的に朝なので無理かと思うんですけれども,下校時には。エンゼルパトロールそのものは,個人の方が散歩とか,ジョギングとか,それぞれ健康のために歩いている間に,不審な事件・事故を目撃した場合には,直ちに110番通報することというような事業でございますけれども,最近,そういう悲惨な事故がありますので,エンゼルパトロールで歩く方も,できるだけ子どもの下校時等に合わせて歩いていただければいいかなということで,そういうことの願いのために,三百五十何名かの方に市長名で12月9日付で文書を配布しまして,帽子と腕章をつけて,こういう時世なのでより一層の協力をお願いしますというようなことで文書でお願いしました。また,今年度中におきましては,警察署の生活安全課とも協力しまして,研修会等を開催したいと思っております。以上でございます。

金子委員)安全・安心という一つの大きなタイトルのもとに行われているエンゼルパトロール,確かに純然たるボランティア組織でやっているわけですね。今までの石岡のいろいろな事業を見ていますと,純然たるボランティアではなしに,金を払うからやってくれというように進められてきた事業がたくさんあると思うんです。ところが,今現在,ご存じのように高齢者で,何とかボランティアで仕事をしたいという方々がたくさんいると思うんですね。ですから,今後もしそういう事業を企画する場合に,例えば,ちょっと話は違うかもしれませんが,よく新聞なんかを見ますと,どこどこの県道の管理に里親制度をつくってやっていると。これは純然たるボランティアでやっているわけですね。そういうものが石岡市には非常に少ないと思うんですよ,今までの例からいくと。具体的に挙げると,桜づつみの維持管理の問題,これだって金を払うからやってくれというように,全部金を払うからやってくれという事業があまりにも多すぎるような感じがするんです。金を払わないでもやりたいという方はいるんです。だから,そのようなものを十分に考えていかないと,今,財政厳しい折ですから,金を出してやるのが当たり前だという考えからはちょっと抜け出していただきたいと思いますので,参考までに申し上げます。
 次に,その下の市民参加のまちづくり推進事業,これはどういうことをやっているのか,お聞きをいたします。

生活環境部参事兼市民生活課長)お答えいたします。現在,まちかど情報センターにおきまして,いろいろな講座とか,いろいろな作品の展示とか,機関紙の発行とか,そういう事業をしてございます。

金子委員)わかりました。次に151ページ,上の方の園芸産地マーケティング強化事業補助金,この内容についてお聞きをいたします。

参事兼農政課長)園芸産地マーケティング強化事業補助金でございますけれども,これにつきましては,旧石岡市と旧八郷町でおのおの,園芸品目の振興作物の振興というようなことで取り組んでいるところでございます。旧石岡市につきましては,レンコン,梨,小菊,それからきゅうり,それと小松菜,ほうれんそうなどのそ菜類,それと今,野菜部会の方で重点的に進めておりますのが赤ねぎという,なべものとか焼き鳥なんかに使っておいしいというようなことで,今,赤ねぎの振興をしているところでございます。具体的には,梨につきましては,剪定講習会とか摘果の講習会,それから,小菊につきましてはここ何年間か予算をいただきまして,小菊の雨よけハウス,それから電照栽培,電気を照らしまして時間の調整をして適期出荷をしていく,そういうことを進めていくための事業でございます。以上でございます。

金子委員)わかったんですが,要は今,田んぼにしても畑にしても,田んぼの場合は減反,畑の場合は耕作をする人がいなくなってきたのと,耕作する穀物がなくなってきたと。まあ,なくなってはいないんですが,やる人がいないというのが現実かと思いますが,要するに使われてない土地がたくさんあるわけですね。結局,これを,今現在,自給自足というようなことを盛んに言われていることからいって,何とか遊んでいる土地を使わせるような方法を考えるのには,やはりこういうマーケティングというものが重要視されてくるのかなと思います。ですから,この事業については,今後積極的に進めていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
 次に,153ページの地域農業担い手育成事業について,どのようなことをしているのか,お聞きをしたいと思います。

経済部参事兼農政課長)地域農業担い手育成事業でございますけれども,これにつきましては,一つは認定農業者の育成関係でございます。もう一つ,これは任意団体でございますけれども,作業受託組織といいまして,石岡市農業機械利用組合という組織がございます。これにつきましては,先ほど委員さんからありました田んぼ,畑が今,荒れてしまっていると。そういう一つの解消策ということではございませんけれども,作業を受託して,自分で例えば機械類を持たないので耕作できないと,そういう方の水田関係をこういう方にお願いしながら水田の活用をしていく。そういうようなことの事業を行っているものでございます。

金子委員)今,ご存じのように,なかなか後継者がいないと。これは農業ばかりではないんですが,特に農業についての後継者不足というのは本当に深刻な問題だと思うんですね。ちょっとこれは話が外れるかもしれませんが,おととし,たまたま市民号に乗りまして常磐線を下った折に,茨城県内は電車から見た田んぼ,畑のところで非常にハウスというのが少ない。ところが,福島県から北へ行きますと,常磐線の両脇にビニールハウス,温室ハウス,ガラスのハウスを含めましてたんさくあるという,本当に茨城県と福島県の違いがそういうところで出てきたのかなというような感じに私は見えたんですね。結局,向こうは寒いのも寒いし,またハウス栽培等をしないと収入面でいろいろなことがあると思いますので,そういうハウス栽培が行われているのかなと思うんですね。結局,今からの農業は,ハウス栽培を考えていかないと,収益の問題で。後継者も,もちろん収益のない農業ではやる人もいませんから,収益の上がる農業を考えたときに,やはりハウス栽培というものが確立されていかないと,なかなか担い手はでき上がっていかないのではなかろうかと私は思うんです。その点につきまして,この担い手育成事業,これはもっと真剣にひとつ予算もつけていただいて,積極的に考えていっていただきたいと要望いたします。
 それから157ページ,商工振興事業の19,中心市街地空き店舗等対策事業補助金952万5,000円,それと商店街景観整備事業,19番の商店街顔づくり整備事業費補助金,これはたぶん,下のものについては今年度で終わりと思いますが,何件ぐらい,どのような商店街顔づくりをしているのか,現在までの経過,それから,この予算内でどのようなことが行われるのか,ちょっとお聞きいたします。

商工振興課長)お答えいたします。まず,空き店舗の方でございますが,現在,9店舗ほど行っております。17年度,今年度の出店者の最後という形になってございます。2年間補助ということでございますので,来年度まで続くということになります。
 それから,顔づくりですが,今年は7店舗,現在,いわゆる道路に面したところを直していただきまして,昭和ロマンという形で商店街を直そうという形で始まった事業でございます。総計では22店舗ほど現在実施されてございます。当初,17年度ももう少し店舗数を予定して予算を計上させていただきましたが,商店主の方ともいろいろ相談した結果,現在7店舗,今年度は実施を今現在しているところでございます。以上です。

金子委員)ここでも6,100万円からの予算を使っているわけですね。これは前からの合計金額がわかりますか。わかりましたら,ちょっとお願いします。

商工振興課長)前からの累計は,ちょっと調べさせていただきたいと思います。今年は6,100万計上させていただきましたが,当初よりも,先ほどお話ししましたように,店舗数が減ったということで,6,100万ではなくて,現在のところでは1,500万円強ぐらいの予算の支出になるかと思います。これは,県が3分の1,それから市が3分の1の補助という形で,県からも3分の1をいただいているということでございます。

経済部次長)累計ということでご質問があったわけでございますけれども,顔づくり事業につきましては,15年度から実施をしてきてございます。15年度,3店舗,総事業費で1,396万3,027円で,このうち917万2,000円を補助してきてございます。それから,16年度につきましては,12店舗実施いたしまして,事業費が5,215万6,029円,補助金として2,725万8,000円で,今年度につきましては,先ほど課長の方からございましたように,7店舗実施してございまして,現在のところ,事業費が2,539万8,938円で,補助金として1,536万8,000円を見込んでいるところでございます。したがいまして,22店舗ということになってございまして,総事業費が9,151万7,994円,このうち補助金を5,179万8,000円,今年度分を含めて支出を予定しているところでございます。以上です。

金子委員)これは相当の支出をしているわけですね。ですから,顔づくりをした以上は,やはり商店街の方々にもご努力をいただいて,これだけの補助金を出して整備したわけですから,それに見合うことをやっていただかないと,何の意味もなくなるような形もありますので,特に顔づくり事業については,どこの地区でもやってはいると思いますが,しかし,これだけの予算をかけてやっていくという地区は非常に少ないような感じもするんです。石岡は手厚い補助をしているというふうに私,感じるんです。ですから,それだけのことをやっているわけですから,商店街の方々にもいろいろお話をしていただいて,お金をかけてやった事業であるだけに,自分たちも努力をしていただいて。というのは,私もまちの中に住んでいますが,私らがやったときの事業と今度の事業ではまるっきり違うものがあるんですね。今度の事業はこれだけの公的補助を受けてやっているわけですね。私どもの場合は,若干の補助はあったかもしれませんが,県からの補助はあったけど,市からの補助はそんなになかったような記憶があるんですね。相当な金をここへ注ぎ込んでいるわけですから,それなりに商店街の方々にもご努力いただかないとまずいような感じもいたしますので,その点,よろしくお願いをしたいと思います。
 それから,先ほどの空き店舗ですね。これはほんとうに大きな問題なんですね。たまたま,きのうおとといテレビを見ていましたらば,NHKでひたちなかの空き店舗の件をやっていました。内容を言うと長くなりますので控えますが,ある女性の方が,その地区に生鮮食料品の店がないというようなことから,自分が立ち上がって,コープか何かがやめたところの跡を借りて自分らの手で始まった。これが大成功してきているということがテレビで取り上げられてやったんですね。これもたぶん,ボランティア組織でやったのかなという感じが,私も途中からなものですからよくわからないんですが,そういうふうに地元の方々が努力すると。要するに地域のニーズにこたえるというような意味で始まったんだそうですが,これが大成功をしているというようなこともございますので,できれば空き店舗対策,身近にひたちなかでやっているわけですから,担当の方々は行って見て,ひとつ研究していただいて,石岡でもそういうものができる可能性があるのかないのかね。地元産とか,とにかく道の駅と同じような形にしながら,また高齢者が集まって食事をしたり,コーヒーを飲んだり,話し合いのできるような場所も設けてやっているような,何人かの集まりの方々が最初は集まって始まったというような話なんですが,大変進んだ事業をやっているわけですね。だから,そのへんのことも,担当の方は身近ですから,ひたちなかですから,行って見て,なるほどこういうこともあるんだなというようなことをひとつ勉強していただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
 それからもう一つ,155ページ,林業振興経費の中の,茨城県良質材生産対策推進事業補助金40万について,これは毎年払っているのかどうか。

八郷総合支所農政課長)お答えいたします。良質材生産のこの事業でございますけれども,県の事業でございます。県の補助金をそのまま森林組合等に流しているというような事業でございまして,病害虫や災害発生防止のための間伐材の枝打ち,及び間伐した材料の搬出などを行うための目的で行っている事業でございます。毎年同額程度の予算をこの3年くらいは支出しております。以上でございます。

金子委員)そうすると,森林保全事業の森林保全維持管理作業委託料,これとは違うんですか。別なものですか。

経済部参事兼農政課長)森林保全維持管理作業委託料につきましては,旧石岡市で予算をいただいて,これの使途でございますけれども,今現在整備中でございます龍神の森,それから,県の方から移譲をいただきました,龍神山の頂上に,東屋とか,それからちょっと公園的なところがありますけれども,そこの草刈り,それから維持管理等の委託料でございます。

金子委員)わかりました。今,石岡市で大きい箱物と言われますと,学校改築等かなと思います。その学校改築のときに使う材木ですか,これがやはりこういうふうに補助金を出してやっているところから買い上げるとか,そういうような形にしないと,せっかく補助金を出してやっていても意味がなくなるのかなという感じもするんですね。茨城県の良質材を使うことによって,県でも何とか茨城県の材木を茨城県で使うようにという奨励をしているわけですね。ですから,そういうことも,補助金を出すかわりに,そういうふうな利用方法を考えてみるのも一つの方法かなと思うんです,せっかく補助金を出してやっているんだからね。だから,出しただけではなしに,それを市内で利用できるようなことを考えるのも,これもやっぱり行政としての務めかなと私は思うんですが,その件に関してお答えいただければありがたいと思います。

経済部参事兼農政課長)ただいま委員さんから,茨城県産の良質材ということで,使ったらどうかというようなことでございます。これにつきまして,県の林政課ないし林業課の方でも毎年,茨城県内の良質材を使っていただきたいと,こういうようなことで指導なりお願いなりが来ているところでございます。今,学校関係というようなことが出てきましたけれども,建築関係でそういう茨城県産の材木を使っていきましょうと,そういう運動は展開しているところではございますけれども,なかなか量産といいますか,経費の面から,どうしても鉄筋関係が多くなってしまうような状況でございます。以上でございます。

金子委員)わかりました。ただ,それでも,地域によっては大子とか,向こうの方では,結構,茨城県の良質材ということで使っている。使うことによって,これは県からいくらか補助が出るんですか。

八郷総合支所農政課長)ちょっと率の方は記憶がないんですけれども,そういう補助が出る事業はございます。

金子委員)ですから,そういう補助の出る事業があるとすれば,それをやっぱり利用して,せっかく茨城県産の良質材を使用してくださいというようなことを県で取り上げているわけですから。だから,せっかくこういう補助金を出してやっているんだとすればね。逆に,当然これらも県で,良質材をつくって,このまま置くわけにはいかないでしょうから,当然使っていただくようになると思うんですね。ですから,コストが高くなって,なかなか地元の材木が使えないというようなことは確かにわかります。わかるけれども,やはり茨城県の良質材を使ってくれというからには,県でもそれなりの補助を出しながら,何とか茨城県の良質材を使ってくれという事業を取り上げているわけですから,それを,経済部でやっている事業だからということで,教育委員会は知らんというようなことでなしに,お互いに部間での話し合いをしながら,せめて学校改築のときに材木を使う場合には,できれば茨城県の良質材を使っていただくと。それについては県の補助をいただくんだという努力はしていただきたいと思いますので,よろしくひとつお願いいたします。以上で私は終わります。

塚谷委員長)ほかに質疑ございませんか。鈴木委員。

鈴木委員)鈴木です。3〜4点質問をさせていただきたいと思います。
 最初に89ページ,市民会館の関係でちょっとお伺いをいたしたいと思います。音響技師嘱託員報酬84万円なんですけれども,現在,市民会館では年間どの程度の事業を展開しておられて,そして過日も何かイベントがあったようですけれども,いろいろな市民の皆さんにお聞きしますと,石岡市で行っているイベントについては余りにも集客力がないと,そういうような意見が多分に出ているんですね。そこへもってきて,音響関係に84万円と,どの程度の日数で,どれだけのお金を払っているのか,その辺についてちょっとお伺いしたいのと,先ほど言ったように,もう少し市民会館の運営については,相当の出費をしているわけですから,それなりのイベントをするからには,集客のある,歌謡ショー等でも何でも結構なんですけれども,そういったものでもできるだけ多くの皆さんに見ていただける,そういったショー等を行うのが大事ではないかなと。ここ5〜6年のいろいろなイベントの内容を見てみますと,九百何席の中で約半分ぐらいしか,いつも埋まらないんです。しかし,過日の違うイベントの中では,1,100人も入った。どうしてそれだけの差があるのか。そのへんを市民会館運営協議会の中でこれまで検討したことがあるのか,そのへんを十分検討した上で,そして同じお金を出すのであれば,500人しか入らないのと1,000人入るのではかなりの差があるわけですよ。料金を高くしてもいい方を呼べば,多くの皆さんが入って収益が上がって,結局は出費は同じなんですよ。そういうようなことを考えたときに,やはり運営協議会の中では,この辺については十分協議をする必要があると思うんですが,館長の方でどういう考えを持っているのか,まずお伺いしたい。

市民会館長)最初に,音響技師嘱託員の雇用についてお答え申し上げます。音響技師につきましては,嘱託ということで,月15日以上出ていただくというようなことで,ホールの使用時に出てきていただくということになっておりますけれども,月平均しますと大体15日ということで,秋の期間,文化祭シーズンの10,11月になりますと,20日以上の日数で出てきていただくというようなことで,月12万ということで嘱託員として雇用しております。
 それから,自主事業関係でございますけれども,委員さんご指摘のように,事業をしても満員になるというような状況にはあまりないということでございます。ただ,毎年児童劇をやっておりまして,これは2日間にわたりまして3回実施しております。これにつきましては,市内あるいは市外の保育園,幼稚園,そういったところから来ていただきまして,事業の一環として児童劇を楽しんでもらうというような企画で毎年実施しておりまして,8割近くの入場者を得ているところです。それ以外で毎年コンサート等を実施しております。内容によりまして人数の差があるんですが,15年度におきまして美輪明宏のコンサートにつきましては,751人の入場者がございました。それから,昨年の財津和夫のコンサートにつきましては715人,約7割程度の入場者があったというような状況でございます。
 方策としましていろいろPR活動をしておりまして,ポスター,チラシの配布にあわせまして,今はホームページでの掲載,それから,メールマガジンでの掲載,それから新聞広告によるPR,そういったことでPRには努めておりますが,今後とも集客力のある有名な方といいますか,料金に見合った方を呼んで,ほぼ満員になるような形でやっていくように,これから運営委員会の中で決めていっていただきたいと思います。なお,今までですと,運営委員会の中で委員さんの意見,それから,各事業を行うたびにアンケートをとりまして,お客様方の要望,そういったものを参考にしまして出演者を決定していたというのが実情でございます。以上でございます。

鈴木委員)館長の方からるる説明があったわけですけれども,先ほどの説明の中で,美輪明宏ですか,七百何名,そのほか七百何名と。私の記憶で,3年ほど前までは,1つのイベントの中では,昼と夜とに分けて2ステージやっていたんですが,最近では1ステージに変わったわけですか。それで,夜のステージだけで七百何名が入っていると,そういうようなことですか。

市民会館長)14年度までは,演歌系統の公演をしていまして,演歌につきましては,午後の部,それから夜間ということで2回の公演をしておりました。15年度からフォーク関係といいますか,そういった出演者を予定していまして,そういった方については1回しかやらないということで,そういう形で1回での入場が750人というようなことです。以上です。

鈴木委員)そうしますと,ここ2年ほどは1回の公演だということですけれども,今までと比較をしてどの程度の差が出ていますか。これまで歌謡ショーの中で2回やって,私の記憶では伍代夏子とか,いろいろあったようですけれども,そのときも昼夜両方合わせても1,000人弱で,その割には収益が上がらなかったと,そういうようなことも記憶をしているんですが,大体500万ないし600万の出費をするわけでしょうけれども,それで大体どの程度の赤字が出るのか。今までの平均でどのくらいの赤字が出ていますか。

市民会館長)14年度に行いました寺内タケシとブルージーンズ,大塚文雄ショー,これが2回公演でして,2回で655人ということで,これについては400万円程度の赤字になっております。その前の13年の大泉逸郎歌謡ショー,これにつきましては,2回で1,291名で,190万円ほどの赤字になっております。その前の12年度,伍代夏子歌謡ショーにつきましては,2回で797人ということで,これについては560万円程度の赤字になっております。以上でございます。

鈴木委員)今,館長の方からお話がございましたけれども,これだけ,例えば12年度の中でも,わずか2ステージで800人で560万円も赤字を出している。ですから,このへんをもう少し検討をしまして,現在は1ステージでやっているんでしょうけれども,もっと集客を上げるような方法と,それともう1つは,そういったショーをやる場合に,いろいろな企画はあるんでしょうけれども,できるだけ多くの皆さんが関心を持てるようなショー等を企画すること,ある程度金銭的には高くても,多くの皆さんが入場をしてくれればペイになるわけですから,その辺を今後。今年はもう終わってしまったので,来年度に向けて,ぜひそういうようなことを十分に考慮しながら運営に当たっていただきたいと思います。要望にしておきます。
 それと,145ページで,ふれあい農園維持管理経費についてお伺いしておきたいと思います。ふれあい農園は,ずっとここ,出し山地区,旭台地区等をやっているわけですが,ちなみにこの借地の面積,それと反当たりどの程度の金額で借地をしているのか。そして,現在どの程度の利用者がおられるのか,そのへんについてちょっとお伺いしたい。

塚谷委員長)暫時休憩いたします。10分程度といたします。
                 
( 休  憩 )

塚谷委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。

経済部参事兼農政課長)ふれあい農園についてのご質問でございます。ふれあい農園につきましては,石岡市に2か所ございます。1か所が宮部地区でございます。これにつきましては,面積が7,355平方メートルでございます。借地の単価でございますが,1平方メートル当たり110円でございます。もう1つが東府中地区,これが7,187平方メートル,この1平方メートル当たりの単価が83円の借地でございます。
 次に区画数でございますけれども,宮部地区が156区画で,東府中地区が125区画でございます。現在の使用状況ですが,16年度の実績で言いますと,宮部地区が156区画のうちの90区画,東府中地区が125区画中90区画,合わせまして180区画が使用ということになります。

鈴木委員)今,課長の方から説明があったわけですけれども,東府中と宮部。旭台地区は市ではなかったんですね。わかりました。私は,旭台地区のものも市の運営なのかなと思ったんですが,そういうようなことで了解をいたしました。
 あと2点ほど,147ページで,過日も一般質問の中で鈴木光雄議員さんの方から出ていた有害鳥獣の駆除費でございますけれども,現在,猟期でございまして,2月15日までですか,猟期が。そういうような形の中で,18万円というここの経費で果たして大丈夫なのかなという気はするんです。ちなみに過日,どこの地域だったか,有害鳥獣の中で,かなり被害をこうむっているので,イノシシについては猟期を1カ月延長して,なおかつそれに当てるんだというような地域があったやに聞いているんですが,当地域の中で八郷地区だと思うんですが,そういうような形の中で,果たしてこの金額で十分に対応できるのか,その辺,ちょっとお伺いしたいんですが。

八郷総合支所農政課長)お答えいたします。現在上がっている金額は,カラスの駆除の報償費でございます。有害鳥獣のイノシシの方のものは支出済みで,140万円ほど支出してございます。イノシシの捕獲ですけれども,今年は2月15日の猟期が1か月延びまして,3月15日に八郷地区はなっております。イノシシに限って1カ月間延びて,個体数を調整しようということで,県の方の方針でございます。町の有害鳥獣でございますけれども,17年度で申しますと3回実施しております。イノシシ54頭の捕獲実績がございます。以上です。

鈴木委員)了解しました。それと,151ページですけれども,農産物の直売センターの維持管理経費31万円,この件についてお伺いをいたしたいと思います。この農産物の直売センターは農協が経営をしていると,そのように思うわけですけれども,当市では,農協に対しては多くの補助金等を出費しております。そういった中で,経済状況がこのようにひっ迫している中で,新たに農協が運営しているこの事業に対して,借地料まで負担をすることが果たしていいのか悪いのか。それと同時に,農協で運営しているセンターですけれども,利用者がかなり少ないんですよね。これは立地的な条件もあろうと思いますけれども,八郷地区にありますセンターから比べますと,比べものにならないほど利用者が少ない。そういった中で,なおかつこういった出費をしているというようなことで,私,過日,農協の組合長さんともいろいろなお話をした中で,もう少し改善の方法がないのかと。場所を変えるとか,集客はどういった方法を講じるのか,何か農協としての考え方はないのかということもお聞きしたんですけれども,農協でもそれについては,今の状況のままではまずいんだというようなことは言っていましたけれども,市としての考えの中で,この30万の借地料,これはできれば農協さんの方に出費をしてもらって,そういうような方法を考えるのは当然かと思うんですが,その辺についてちょっとお伺いをしておきたいと思います。

経済部参事兼農政課長)農産物直売センターの維持管理経費でございますけれども,ここのセンターにつきましては,JAひたち野さんにお願いをして農産物の直売をやっていただいていると,そういう状況でございますけれども,入場者数といいますか,購買者の数でございますけれども,平成14年から申しますと,来客者が2万9,000人で,販売実績が3,700万。平成16年でございますが,来客者が3万2,000人,売り上げが4,300万ほどでございます。若干ではございますが,年を追うごとに若干の伸びは出ているというようなところはございます。今,委員さんご指摘のとおり,来客者といいますか,購買者が少ないだろうというご指摘でございます。これにつきまして,今年からでございますが,あの場所でイベント等を年3回から4回開催していこうというようなことで,今,ひたち野農協さんで進めております。
 もう1つは,市の方で農協さんに委託をしまして,今,そばまつりをあの場所で実施しております。11月の土曜日に行ってきましたけれども,そのときにお越しをいただきました人が約800人ほどで,そばも300食用意したんですが,それについて完売をしたというようなことでございます。
 もう1つ,借地料でございますけれども,今,市として指定管理者制度を進めているところでございます。その1つにこの直売センター,それから,関川・三村地区にございますふれあいセンター,こういうものについて指定管理者制度を導入しながら施設の維持をしていこうというようなことで進めておりますので,そういう中で,農協さんと協議しながら,借地料も含めて指定管理者制度で進めていきたいと,このように考えております。以上でございます。

鈴木委員)了解しました。以上です。

塚谷委員長)ほかに質疑ございませんか。島田委員。

島田委員)まず,93ページ,街路灯・防犯灯事業なんですが,街路灯と防犯灯の違い,防犯灯というのは,多分,地域・地区・集落のものを言って,街路灯というのは市街,市部のものを言うのかなと私なりに認識はしているんですが,その違い。またその中で言っている電気料とはどれなのかをお聞きしたいと思います。

生活環境部参事兼市民生活課長)島田委員さんの質問にお答えいたします。まず,街路灯,防犯灯の違いですけれども,街路灯といいますものは,これは設置,管理,すべて市の方が行うことでございます。それから街路灯は,立てる場所によって,学校の通学路近辺の集落とか町内で明かり等をつけないようなところ,あと道路上,市道上で交通上危険なところであって,なおかつ今申しましたように,その集落,町内等で防犯灯をつけないところを重点的に,どこでもつけないところで必ず必要なところを行政の方でつけるのが街路灯ということでございます。防犯灯は,島田委員がおっしゃったように,各集落,町内等で行政の方からそれぞれ補助をもらってつけるものが防犯灯でございます。
 11番の電気料155万5,000円,これにつきましては,市の方でつけます,今説明しましたような街路灯の年間の電気料ということでございます。以上です。

島田委員)そうすると,各地区からの要請で,町内会でやるものに対しては防犯灯で,大きい地区というか,旧村,旧町あたりの要請でやるものは,また行政が必要だと認めたときにやったものは街路灯と,そういう認識でいいわけですね。〔「そうです」と呼ぶ者あり〕はい。で,街路灯は電気料を市で持つと。防犯灯は持たないと。〔「そうです」と呼ぶ者あり〕はい。わかりました。

生活環境部参事兼市民生活課長)すみません。答弁をつけ加えたいと思います。あくまでも街路灯につきましては,地区の代表者の申請,防犯灯につきましても地区の代表者,区長さんとか,その地区の駐在員さんの申請によって,それぞれ街路灯,防犯灯を設置しております。それで,こういうことを言いますとあれですけれども,どこの集落等でも,街路灯ということで市の方で全部維持管理をつけてくれれば一番いいというような,そういうことなんですけれども,やはりそういうことなので,我々の方で,街路灯の申請が出ましても,条例等がありますので,街路灯をつけていい場所なのかどうかよく判断して,それで必要な場所にはつけますし,街路灯が必要でないようなところに防犯灯をつけるということです。以上です。

島田委員)何か今話を聞いていると,明確なその線引きはないみたいですね。

生活環境部参事兼市民生活課長)早い話,防犯灯は地区の要請によりまして,予算がある限りは補助をしているということでございます。街路灯につきましては,言いましたように,維持管理,電気料,すべて市なものですから,各町内としては街路灯の方がいいということは当然のことなんですけれども,そういうような状態なので,学校の近くで,夜間暗くなって集団的に帰る子どもがいるとか,自転車通学で帰りが暗いところで,その通過地点とか,その地内の町内,集落等で全然明かりをつけないようなところに関しては,どこでもつけなくては危険なので,行政の方,市の方でつけるというのが街路灯です。
 申請があっても,ある程度,町内の中で,集落の中で,自分達が自分達の地域の防犯のためにつくるものはあくまでも防犯灯であって,地域の方で設置して電気料の維持管理もしてもらうというふうに区別をきちんとつけてやっております。以上です。

島田委員)今の件はそれで結構です。
次に143ページ,今からの農業関係の質問なんですが,19年度から始まる米の新しい施策というようなことで,品目横断的な施策というようなことで,今,農林省あたりの考え方,また県の農業関係のところからのいろいろな文書が回ってきております。それにあわせて質問をしていきたいと思うんですが,よろしくお願いいたします。
 まず,一定規模以上の認定農業者として,1農家が4町歩をつくらなければ認定農家とはしないというようなこと,また,一定要件を満たした集落営農組織というようなことで,各集落20町歩以上の耕作面積としないと集落営農は認めないという大枠の数字が出ています。そうした中で,今言った農業委員会費の中で,19年度からそういう施策が動き出すことが決定されています。そうした中で,農業委員会で今の4町歩という線,また各集落で20町歩という線が出た場合に,それをクリアしていくのには,流動化が当然起きてくると思うんです。そうしたときに,農業委員会の今の職員数で足りるのか,また,そういう考えがあるのかをお聞きしたいと思います。

農業委員会事務局長)ご説明申し上げます。組織的な人員関係の質問だと思いますけれども,実は19年度から,今言ったような経営安定対策事業が始まりますけれども,これに関しましては,農政課と連携をとって進めるわけですが,そういった中でも18年当初から準備段階が始まることを聞いております。そういった中で,もちろん仕事がふえるわけですけれども,もう1つ,来年18年10月からまちづくり特例市の指定を受けるというような形で今,進められております。そういった中で,土地利用の許認可関係の,現在県でやっている仕事が市へ移管されてまいります。こういったことになりますれば,まず職員の法令知識の確保,それから,いろいろな問題が起きるかと思いますが,それに対する対応等が必要になってまいります。さらには,県に諮問しますけれども,その際の資料作成,相当な資料になるようでございます。そういったものを勘案しますと,やはり現在の体制では追いつかない部分も出てくるかと思います。これはまだ事務局段階の考えですので,十分整理しまして,執行部関係担当にご相談していくつもりでございます。現状はそういうことでございます。よろしくお願いします。
島田委員)ありがとうございました。続いて145ページ,農政一般経費の中で農家組合長報酬と農事実行組合長報酬という2つがあるわけなんですが,旧八郷の私が認識している部分では,農家組合長というのは農協の組織の中の集落の役員,また農事実行組合というのは,休耕・転作等を事務的に集落をまとめる組織の長を言っているんですが,その違いはあるんですか。

経済部参事兼農政課長)ただいまの農家組合長,それから八郷地区で言います農事実行組合,これについてでございますけれども,市としてお願いしている事務事業といいますか,そういうものは全く同じでございます。単純に言いますと名称の違いだけということでございます。ひたち野農協さんの方にも組織がございまして,逆に農事組合という,ちょっと確かではございませんが,単純に言えば石岡地区と八郷地区が逆の名称を使いながら,市とそれから農協さんでやっていると,そういう状況でございます。以上でございます。

島田委員)ありがとうございました。そういうことで,これは名前は同じにした方がいいですよね。それで,先ほど言った集落営農組織がつくる場合には,区長さん,やっぱりこういう方が中心にならなければまとまっていかないなという気持ちでいるんですが,事務局としてはそういうことは考えていますか。それともどういうような考えでいますか。

経済部参事兼農政課長)ただいま集落営農組織,それから作業受託組合,あと認定農業者等々ございますけれども,旧石岡市の現状を申しますと,農家組合長さん,集落によって農業が盛んな地域,地域で言いますと関川地区,それから三村地区の一部というところになりますと,農家組合長さんがしっかりしていると言いますとほかの農家組合長さんにおしかりを受けることになりますけれども,多分に周り順の農家組合長さんが多い集落がございます。そういう意味で言いますと,農家組合長さんにお願いするのが最初ではございますけれども,八郷地区についても石岡地区についても,そういう集落営農組織は大体どういう方が中心でやっているかというのは,行政的に把握しているつもりでございます。何集落かございますけれども,そういう方に直接市として組織化といいますか,これから19年度に向かってそういう組織化をしていかなければならないというような状況もございますので,それは年を明けてから。若干茨城県の対応がおくれているという状況はありますけれども,年が明けてからそういう組織づくりに向けて進んでいきたい。八郷地区も石岡地区もそうですが,転作に係る各集落の説明会ですね,座談会と申しますけれども,そういう中でそういう話を進めていって,もちろん集落営農組織と,それから個人的認定農業者,4町歩以上を耕作ないしは計画している方もいらっしゃいますので,そういう方も含めて19年度の取り組みを進めていくと,このように考えております。

島田委員)市長さんに一言そういうことでお聞きしたいんですが,市長さんの考え方でも結構なんですが,一定要件を満たした集落営農組織,集落に対しては生活環境面でも補助をしていきましょうというようなことを言っているわけですよね。そうすると,農村集落の場合には,環境整備というか,そういう部分では住民が大半,いろいろな面で,人手でできるようなものはやっているような気がするんですよ。だから,市としても,この事業にはできるだけ力を入れていただきたいなという,これは私の考えなんですが,市長さんのお考えというか,そういうものをお聞きできればうれしいなと思うんですが。

市長)お答えいたします。いずれにしましても,ただいまのお尋ねにつきましては,行政と市民といいますか,農村集落の皆さんと一体になって,行政のできるものは行政,市民にやっていただけるものはやっていただく,そういうような観点から取り組んでまいりたいと思っております。

島田委員)ありがとうございました。
 次,153ページの水田農業構造改革推進事業の中で,そば産地化促進事業補助金という4,400万の項目がございますが,これ,ちょっとお聞きしたいんですが,多分,今の水田農業の転作作物だと思うんですが,ここ3年ぐらい前から,そばが小麦,大麦,粉になるものにまじると,子どもたち,親もそうなんですが,そばアレルギーという問題が出てきて,今,そういう作物にまじることが嫌がられていて,まじった場合には三千いくらの小麦が1袋300円というような情勢下であります。水田も1年のブロックローテーションならば問題ないんですが,3年ぐらいつくると,すべてのものが大体3年で連作障害が出てきます。そうした場合,次の転作作物として考えられるのは麦,小麦かなと。だから,水田転作の部分でそばは考える余地があるのかなという,私の考えです。ですから,これがいつごろ始まった事業で,いつまでこういう形態でいくのか。やはり今の転作の部分で,作物はある程度の収入を得なさいよと,本作として考えなさいよという計画の中で,こういうものが,大分額も大きいので,そば単品で考えるのはどうかなと思うんですが,その点について伺います。

経済部参事兼農政課長)そばによる転作でございますけれども,何年度から始まったかということでございますが,ちょっと確定でございませんで,ここ5年ぐらいは石岡市としてそばで取り組んでおります。16年度から,そばにつきましても,団地化という一定の要件を満たした転作団地,そういうものに補助していこうというようなことで進んでおりますけれども,今,委員さんがおっしゃったように,石岡の場合には,あくまでそばの単作というようなことで進めております。まあ,一部麦が入っておりますけれども。そういう中で,小麦にそばがまじるということに対しては,ちょっとご答弁できませんけれども,石岡市として18年度まではこのままそばによる団地化を進めていきたい,そのように考えてございます。19年度からは,委員さんの方からお話のありました麦,大豆,それから飼料作物,これをメインにして,国,県が品目横断的な生産対策をしていくと,こういうことでございますけれども,ここ何年かそばでやっているという中で,これを,それでは19年度から外すかということは,今の段階では非常に厳しいかな。といいますのは,6号国道からかつての有料道路を入ってきますと,宮下,宮部地区,それから染谷地区,そばによる団地化が今行われております。そういう中を,一挙にそばによる転作はだめだということになりますと,一部には荒廃農地が出る可能性がある。といいますのは,何年もそばによる転作を実施しておりますので,農家の方についても,水稲作の意欲が減少している方がいらっしゃいます。ほとんどそばによる転作については受託作業で今,行っておりますので,そういう関係で,18年度中に国,県の方の対策がはっきりしてくるというふうに思っていますので,そういう中で石岡のそばをどうするか,事務局としては,このまま19年度も持っていきたいという考えはございますけれども,ただ,補助金の該当にならないということではなかなか難しい面も出てきますので,そのへんも含めて18年度早々にある程度の結論を出していきたい,このように考えております。以上でございます。

島田委員)そばのことで,そばは秋にまいたそばが春出て,大体6月の末から7月に実るんですよね。そして夏まいて秋できるそば,その種でまた春出て6月に実がなるんです。そういうことも考慮していただいて,また,そばは実を取るだけじゃなくて,景観作物というような形で,花がきれいだというようなことで,花を見て実も取れるよという部分で転作作物として重宝がられている地区もございます。ただ,今の情勢というか,そういうものも考慮して,市がそういう作物を指定しているということであれば,そういうことも考慮していただきたいなと。また,今言ったように年2回実がなると。取るのは秋だけなんですが,6月の末,7月の初めに実がなるということを考えて,陸田等の転作作物にはなおさら警戒が必要なのかなというふうに思いますので,よろしくお願いしたいと思います。
 続いて,農業後継者,認定農業者,担い手,旧八郷地区の若い方々がつくっておりますアグリクラブ等の質問なんですが,先ほど旧八郷の部分では大体予算措置がしてあるので,予算項目には載ってないというようなことを聞いたので,そのことでお聞きをしたいと思います。認定農業者が八郷で何名ぐらいいるのか,また石岡で何名ぐらいいるのか。また,そのほか担い手として数を把握しているならば,そういう方もお願いをしたい。

経済部参事兼農政課長)まず,認定農業者の数でございますが,石岡地区が61名,八郷地区が137名でございます。今,担い手というご質問でございますが,担い手につきましては,ほとんどこの中に含まれるのかなと。一部中核的農家,名称はいろいろ違いますけれども,担い手農家等々ございますけれども,これについての正確な人数は今のところ把握してございません。以上でございます。

八郷総合支所農政課長)アグリカルチャークラブについてお答えいたします。アグリカルチャークラブは,農業後継者の若手の方が組織している団体でございます。会員相互の交流,農業経営,農業技術の向上などの勉強などを行っております。現在19人のメンバーで組織されております。補助金は10万円でございますけれども,支出済みでございます。以上です。

島田委員)八郷で137名,石岡で61名,また若い方々が19名,合計すると約二百ちょっとの数なんですよね。そうすると,石岡市全体の水田,畑等の19年度から新しい施策ができるわけなんですが,二百数十名でこれだけのものがクリアできるのかどうか。できないとすれば,18年度あたりにそういうものをピックアップというか,拾い出して,それにそういう対策を考えていかないと,農家の維持というのは難しいのかなという気がするんですが,いかがなものでしょう。

経済部参事兼農政課長)今,認定農業者の数が198名というようなことでご答弁申し上げましたけれども,昨日,認定農業者の再認定と,それから新規認定というようなことで昨日会議を持ちまして,石岡地区で1名,八郷地区で4名の新認定の申請が出てございます。県の指導というようなこともございますが,認定基準が若干やわらかくなったというのは語弊がありますけれども,市としても認定農業者を発掘といいますか,どんどん認定をしていきたい。石岡地区にはございませんけれども,八郷地区に認定農業者の協議会がございます。そういう中に旧石岡市の認定農業者を加入といいますか,入れさせていただきまして,そういう中で各地区でご活躍をいただいている認定農業者の方でございますので,どういう方が各集落,各地区にいるか,そういう中で発掘をしながら,認定作業といいますか,認定数の確保に努めていきたいと,このように考えております。

島田委員)ありがとうございました。私も考えるんですが,19年度からこういう施策をあれした場合には,認定農業者,担い手のいない集落は,ここ1年ぐらいかけて掘り起こしておいた方がいいのかなというような考えでおりますので,よろしくお願いをしたいと思います。以上で終わります。ありがとうございました。

鈴木副委員長)水質検査についてお尋ねいたします。ページは135ページでございます。公害対策経費の中の水質分析委託料,それから霞ヶ浦浄化対策経費の中の水質分析委託料,それから,池の水質分析委託料がございますけれど,どういうところの水質検査をしているのか,お尋ねいたします。

環境対策課長)ご質問についてご答弁申し上げます。まず135ページ,公害対策経費の中の水質分析委託料でございます。これにつきましては,八郷地区の河川水の調査でございます。東山崎と下青柳という地区,2地区でございますけれども,こちらの地区につきましては,かつて産業廃棄物の不法投棄がなされたということで,当時大変な混乱に陥ったと聞いております。そうしたところから,流出水が汚染されている可能性があるということから継続的に行政側で調査をしているものでございます。
 次に,霞ヶ浦浄化対策経費でございます。これにつきましては,大きく分けますと,1つは,工場事業所排水分析の委託でございます。いわゆる水質汚濁防止法,それから県条例によります特定施設,あるいは特定事業所などの規模の大きな浄化槽からの排水を抜き打ちで私どもで調査を行いまして,その水質結果が基準を満たさない場合には,改善するように行政指導を行うものでございます。ちなみに平成16年,暦年でございますけれども,およそ100カ所の調査を行いまして,1割程度が不適でございましたので,指導をし改善を命じたところでございます。それから,そのほかに2つございまして,市内の河川,3河川ございますが,園部川,山王川,恋瀬川,こちらにつきまして11項目の水質検査を定期的に行うものでございます。11項目のうち3項目につきましては2カ月に一度,残りの8項目につきましては毎月の検査を行うものでございます。水質分析は以上でございます。
 それから,池の水質分析につきましては,石岡地区の生板池,上谷和原池,御前山池,それから石岡地方斎場組合の裏の池がございます。そちらの池,それから柏原池,これらにつきまして,年2回の水質分析をしております。水素イオンなどでございます。以上でございます。

鈴木副委員長)その検査をして,よくなっているか,あるいは悪くなっているか。悪くなっているところはどういうところでしょうか。

環境対策課長)水質の経緯でございますけれども,私ども継続して調査をしておりますと,ほぼ横ばいでございます。残念ながら向上しているとは明確に申し上げられない状態でございますが,一部山王川で今年に入って測定データが改善されたということでございますが,長期的に安定して改善が見られるかということについては,まだ疑問が残っております。

鈴木副委員長)山王川の一番の大もとは柏原池と聞いておりますけど,それは都市計画の方の許可を得て,ある方が個人的なんですけれども,浄化に取り組んでいるせいか,非常に山王川がきれいになっているような気がいたします。そういうあれで,科学的分析ではなくて目視,そういう点から非常にきれいになっているところもありますし,また,こうすればきれいになるんじゃないかなということもありますので,そういう点につきましては,きれいになる方法があるとすれば,そういうものを取り入れるかどうか,お尋ねいたします。

環境対策課長)お答え申し上げます。ただいまのご質問でございますが,私どもで137ページの生活排水浄化モデル事業というものを現在行っております。これは,私どもがなぜ行うかということでございますが,下水道,農業集落排水事業,そうしたいわゆる発生源対策の市の事業がまだ及ばないところ,そういったところで生活排水の浄化の1つの手法として取り組んでいるものでございます。これが,悪臭の解消,それから水の透明度の改善,それから生物がさまざま,ザリガニとか,カエルとか,そういったものが住めるような状況になっておりまして,効果がございます。こういった効果が,今年度も含めまして2か年成果が得られましたので,私どもとしては,この事業を段階的に拡大したいと,そういった思いはございますけれども,現在の厳しい財政状況もございますので,予算との兼ね合いで今後は検討させていただくということでございます。以上でございます。

鈴木副委員長)市長さんにお尋ねいたします。改善が見られるということのご答弁でしたけれども,市長,その予算の関係上ということなんですが,こういう環境に対しての予算づけは,市長さんといたしましてはいかがお考えでしょうか。

市長)お答えいたします。環境は時代の,また大きな課題でございます。ただいまの排水浄化対策に関しましても,生活に身近なところでのことでございまして,住みよいまちづくりをしていく上からも大変大切なことであると,こう思っておる次第でございますが,市といたしましても,環境浄化を含めて対策は市民と一体となって取り組むべき問題でありますので,市民の皆さんとその辺をよく協議,検討しながら,事業化については検討をしてみたいと思っております。

鈴木副委員長)ありがとうございました。以上で終わりです。

塚谷委員長)
暫時休憩いたします。10分程度といたします。
             
― 休 憩 ―

塚谷委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。

久保田委員)関連して,若干質問をさせていただきたいと思います。
 先ほど認定農家と集団営農の件でお話があったわけでございますけれども,私,以前から,石岡地区に限ってでございますけれども,いわゆる耕作放棄地,いわゆる荒廃農地ですね。この部分が相当の面積あるというようなことを聞いております。集団営農はこの荒廃地にも関係してくるのかなと思うわけでございます。その辺のところをどういうとらえ方をされておられるのか。また,認定農家と集団営農の関係でございますが,国の方の補助の制度も当然変わってくるだろうと思うわけでございます。そうした中にありまして,いわゆる水田農業構造改革推進事業ということで,相当の米に対する補助金が,現在流れております。これが当然変わっていくだろうと推測できるわけですけれども,そのへんのところの情報といいますか,執行部側で確認できている部分がおありになれば,そのへんのところをちょっとお聞かせいただければと思うわけでございます。

経済部参事兼農政課長)荒廃農地ということの質問でございます。確かに今,畑を中心に耕作放棄地がふえてございます。水田につきましても,いわゆる谷津田といいますか,上の方の部分については,転作ということで推進した中での保全管理が,今,荒廃農地化していると,こういうのが現状でございます。各認定農業者,それから,集落営農組織の方に,今,農地の流動化等々で農地の集積をお願いしているところではございますけれども,なかなか機械,特にトラクター関係が入れない農地につきましては,採算性,それから効率性から,なかなか耕作できないというのが現状でございます。例えばよく新聞等で見かけますけれども,荒廃農地の1つの解消策というようなことで,牛の放牧とかを実施して,その保全に努めている。そういう事例が全国何か所かで行われておりますけれども,石岡,八郷地区につきましては,なかなかそこまでまだ事業がなされていないというのが現状でございます。今,市として進めておりますのは,農業振興地域には農用地を保全していこうと,そういう中で特に水田関係が多うございますけれども,そのへんの貸し借り,ないしは売買等を今,進めているところでございます。
 もう1つ,前に島田委員さんの方からご質問のありました,平成19年度からの品目横断的政策に対する市としての今後の対応というようなお話しでございますけれども,1つ,八郷地区で今,転作の形態がブロックローテーションで,作物的には麦,大豆というようなことで進めてございます。石岡につきましては,麦について団地化を図らせておりますのは,東大橋地区の3ヘクタールで,そのほかについてはそばでやっていると。そばについては,先ほど島田委員さんの方にご答弁申し上げたとおりでございますけれども,特に八郷地区のブロックローテーション,それから,作物で言えば麦,大豆,こういうものを基本にして進めていけば,国,県等の補助の対象となる。それとあわせて,認定農業者,担い手という言い方をこれからしていきますけれども,担い手の4町歩以上耕作,それから,集落営農組織の20ヘクタール以上の耕作,そういう団体をもって,今後はそういう方を重点的にといいますか,また補助金もそういう方に集中をしてこれから進めていくんだと,こういうようなことでございます。だからと言って,ほかの農家の方は見捨てるということではございませんで,これについては,水田以外でも,畑作でもいろいろございますので,これはこれでまた振興を別な角度から図っていくと。そういうことで,茨城県も当市もそうでございますけれども,対策が若干おくれているところでございますが,正月明けてから,そういう集落への問いかけ,ないしは認定農業者への問いかけ等を行いながら,その対策に合うといいますか,対応できるような組織化を進めていく,こういうふうに考えております。以上でございます。

久保田委員)今の説明で大枠理解はできるわけなんですけれども,先ほど私,申し上げたのは,いわゆる補助金のあり方が,今後,国の政策転換によって変わってくるだろうと私は推測するんですね。そういった中で,水田に対する厚い補助制度,こういったものも当然変わってくるだろうと思うんです。そういった国の政策転換によって,私どもの市の農業そのものの補助金のあり方,当然,市単独ででも水田に対する補助金は出しております。これも,国が変わってくるとするならば,当然石岡市としての対応も変わらざるを得ない。そういう部分であれば,19年度というような,間近に迫っている政策の転換期が,18年度,あと1年しかないわけですから,そういった中で,いわゆる国の政策の転換を農家の方々に知らしめるといいますか,こういう方向転換がありますよというようなことを,当然早い段階から,広報と言ってはなんですが,いわゆる啓発活動といいますか,知らしめる,お知らせする。これは当然やっておかないと,農家の方々は,情報が入ってこないことによって大変な混乱を来すというようなことを,私は危惧するんです。だから,その辺を先ほどちょっとお聞きしたつもりなんですが。
 これに関連して,先ほどもそばの産地化,いわゆるそば団地というんですか,これを石岡市でやっておりますね。ただ,この転作のあり方,これは私,毎年お聞きしていた部分なんですが,いわゆる収穫の形ですね。ただまけばいいと,言葉を強く言えばですよ。そういった石岡市の指導といいますか,それは当然,表の部分ではそこまでは踏み込んだ話はしてないんでしょうけれども,農家の受けとめ方は,いわゆるそばさえまいておけば補助金がもらえると。多少畝を上げて,そばができるような指導もしておるようですけれども,問題は管理委託をした後,そのそばの実を管理委託先に任せてしまうとか,そのまま放置して,刈ったまんまだとかという実態があるやに聞くんです。だから,そのへんを,今後,そばの団地化を当然19年度以降も転作作物,また景観作物としてその補助の対象になるならば,継続してやっていきたいんだというような先ほどのお話しですから,そのへんの改善をどう考えておるのか,そのへんもあわせてお聞きをしておきたいと思うんです。

経済部参事兼農政課長)これまで転作に係る補助金といいますか,多うございました。ちなみにですけれども,概略で言いますと,平成14年度で旧石岡市として約1億9,000万円,平成15年度につきましては1億5,000万円,平成16年度が約1億円,今,平成17年度ですが,約9,000万円というようなことで,おのおの転作に係る補助金を出してございます。19年度,それから,18年度へのこういう補助金のあり方といいますか,合併したというようなこともありまして,旧石岡市,それから旧八郷町の転作への助成金の体系が若干違います。そういう中ですり合わせをした中で,基本的には八郷地区のブロックローテーション,それから,石岡地区の団地化,これに重きを置いて補助金体系をしていこうと。もう1つは,従来から言われています保全管理,それから調整水田等への,要するに作物を植えない水田については,補助を薄く,ないしはゼロに持っていこうと,そういう考えで,今,予算要求の時でございますので,まだ確定ではございませんけれども,そういう方向性としては持っていきたい,このように考えてございます。
 あと,そばの団地化のあり方といいますか,確かに委員さんご指摘のとおりのところもございます。市としても,それから農協さんの方としても,収穫を前提に植えてくれと,そういう指導はしておるんですけれども,なかなか実態にそぐわない,そういう部分も確かにあろうかと思います。これにつきましては,大体そば団地で行っております集落,ないしは受託組織,受託農家の方がある程度固定していますので,その辺は指導を強くしていきたいと,このように考えております。以上でございます。

久保田委員)わかりました。いずれにしましても,いわゆる国の政策が変わるんだということだけは農家の皆さんに十分に事前に承知していただくような努力をお願いしたいと思うわけです。
 それから,そば団地の件なんでございますが,やはり今,成果主義といいますかね,いわゆる結果,どれだけ収穫があったか,それでもって補助の対象にすると。まあ,それを全部とは言いませんけれども,そういったものも加味したいわゆる成果主義というものを取り入れていただければなと。そうすれば,せっかく補助金を払いながら,そばの実が全然収穫されてないというような実態も,多少なりとも改善するのかなと。それと,いわゆる「常陸そば」というようなことで,ある程度銘柄といいますか,そういったものも少しは世間に知られてきておりますので,いわゆるそばの産地というような部分で売り出すことができれば,それも1つの方策なのかなというような感じもしますので,今後,そういった部分に留意をしていただいて,転作政策を推進していっていただきたいと,このように願います。
 それから,過日,私どもの委員長の方から,いわゆる観光道路といいますか,筑波山に筑波スカイラインを使って登るマイカーもございましょうし,観光バスもあろうとは思うんですが,特に観光バスですけれども,この観光バスが,道路が狭隘がゆえに八郷側におりられないというような状況もあるというような質問があったわけでございます。この予算書を見ますと,いわゆる林道開設事業,それから,単独の県の補助もございます。そういった中で,けさの新聞報道によりますと,石岡−新治間を結ぶ朝日トンネルというようなことも若干見えてきた部分があるんですけれども,やはり朝日トンネルの開通までには相当の時間がかかるだろうと私は思うわけです。そういった部分を考えれば,先ほど申し上げました,いわゆる狭隘道路を解消する必要があると私は考えます。そうすることによって,東京というのは大消費地ですよね。観光においても,当然そういうことは言われているわけですから,いわゆる1日の日帰りコースの循環ということを考えれば,スカイラインに上った観光バスを八郷側におろすということは非常に大事なんだろうと思うんですね。そういった意味で,今年度の予算づけの中にはそういうことは一切入ってないというようなことをお聞きしていますけれども,いわゆる林道だと思うんですね。町道ではありますけれども,林道,そういった意味で,経済部として今後この取り組みを,また方向性が見えるのであれば,その辺のところをお聞かせいただければなと思うんです。

経済部長)ただいま方向性というようなお話でございましたが,私どもの方としては,ただいま方向性というものはまだございませんが,今後,県の方にも要望等をしながら,ぜひその道路拡幅に向けた努力をしてまいりたいと,このように考えております。

久保田委員)ちょっと数値的な部分をお尋ねしたかったんですが,新田園空間創造整備事業という項目があるんですけれども,これは153ページですか,この整備事業というのはどういう内容の整備事業なのか,ちょっとお聞かせいただきたいと思うんです。

八郷総合支所農政課長)お答えいたします。新田園空間創造整備事業でございますけれども,八郷地区の石野地区という集落がございます。そこの集落センターの建設を行う補助事業でございます。

久保田委員)わかりました。どうもありがとうございました。以上です。

金子委員)申しわけございません。1つだけ抜けましたので,質問させていただきます。
 それは282ページ,簡易水道の件でございます。ご存じのように石岡には湖北水道企業団がございます。また簡易水道も一部ございますが,八郷ではほとんどが簡易水道になっているという話をお聞きしたんですが,この簡易水道の中で,今現在,いろいろと問題になっております石綿管,これが使われているのかいないのか。そして,もし使われているとするならば何メートルぐらいあるのか,ちょっとお聞きしたいと思います。この予算書でいきますと,管補修工事で243万7,000円という金額しか上がってないんですね。ですから,石綿管はないのかというような判断をさせていただきますが,よろしくお願いいたします。

環境対策課長)ただいまの石綿管の延長でございますけれども,いわゆる本管といいます配水管でございますが,1万2,401メートルでございます。以上でございます。

金子委員)そうなりますと,当然,石綿管の交換ということはやらなければならないと思うんですね。これは大変な予算がかかると思います。したがいまして,この件について市長はどのようにお考えになっているのか,ご意見がございましたらばお伺いいたします。

市長)お答えいたします。ご指摘のとおり大変な経費を要する事業になるわけでございますが,そのようなときに当たりまして,一方では長期的に,将来的にこのあり方をよく検討して,具体的には湖北水道企業団の水道のパイプとの接続がどうなるか,そういった面からも検討しなければならない課題でありまして,既に1つの課題として担当部の方には,これは私が市長になる前,新市になる前ですが,課題として取り組むようにおろしてあるところですが,改めてこの問題に対応していかねばならないと思っている次第でございます。

金子委員)当然これは相当な金額になりますので,長期的に考えていかなければならないと思います。したがいまして,国で,これもやはり先ほどのあれと同じように,どのような補助を考えているのか。これは相当神経を使って国との話し合い,もちろん県との話し合いも含めまして,やっていかなければならないと思いますので,担当の方には十分にその点ご注意いただきまして,長期計画をつくりまして石綿管の交換をしていただくようにお願い申し上げまして,私は終わります。

塚谷委員長)ほかに質疑ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に,討論を行います。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。初めに議案第8号・平成17年度石岡市一般会計予算のうち当委員会の所管に係る部分を採決いたします。お諮りいたします。本案は原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第11号・平成17年度石岡市簡易水道事業特別会計予算を採決いたします。お諮りいたします。本案は原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第16号・平成17年度石岡市農業集落排水事業特別会計予算を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第18号・平成17年度石岡市霊園事業特別会計予算を採決いたします。お諮りいたします。本案は原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第21号・平成17年度石岡市水道事業会計予算を採決いたします。お諮りいたします。本案は原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で当委員会に付託された議案の審査はすべて終了したわけでございますが,本案に係る委員長報告の取り扱いにつきましては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。以上で本日の市民経済委員会を閉会いたします。なお,12月16日の当委員会は,所管事務の調査として,防犯の取り組みについて,観光行政及び商業振興についてを予定しておりますので,各委員にはよろしくお願いをいたします。


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