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議会中継
  


定例会・臨時会

 第5回委員会 (11月10日)
出席委員 亀井比志子委員長,谷島博久副委員長,海老澤通弘委員,小松美代子委員,川井貞夫委員,國司進委員
市執行部 保健福祉部長(矢口輝行),次長(小松崎芳夫),参事兼社会福祉課長兼行財政改革推進担当(岡崎喜一),こども福祉課長(石井洋一)
議会事務局 庶務調査課係長(田辺武弘)



亀井委員長)
 ただいまから福祉委員会を開会いたします。本日の議題は八郷地区における保育所の統廃合についてでございます。次に,本日説明員として出席を求めた者はお手元の出席者名簿のとおりでございます。これより審査に入ります。八郷地区における保育所の統廃合について,執行部より報告の申し出がありますので,報告願います。

保健福祉部長) 保健福祉部から提案しております保育所の統合につきましてご説明を申し上げたいと思います。八郷地区の保育所の統合につきましては,合併に基づきまして合併特例債事業としまして新市の整備計画が示されているところでございます。対象となります保育所でございますけれども,柿岡・芦穂・林・恋瀬・瓦会の5つの保育所でございます。いずれも建築年数を経過しておりまして,老朽化しているところでございます。少子化の関係で児童の減少が進む中,林保育所を除きまして大きく定員割れしているという状況でございます。今後,整備を進めていく中で委員の皆様方のご意見等をお伺いしながら,計画を進めて参りたいと存じますので,よろしくご審議のほどお願い申し上げます。詳しい内容につきましては,担当課長よりご説明申し上げます。

こども福祉課長) こども福祉課より,八郷地区における統合保育所の推進につきましてご説明させていただきます。八郷地区における統合保育所の推進につきましては,9月定例会の本会議におきまして,谷島副委員長さんよりご質問がございましたが,いろいろ立て込んでおりました,こども福祉課の事務等も一段落いたしましたので,やっと懸案となっておりました旧八郷町における統合保育所の建設につきまして地元説明会を開催する運びとなりましたので,その旨を皆さんにご報告申し上げますと共に事業推進にあたり当福祉委員会の皆さんにご指導ご協力をお願い申し上げるものでございます。資料の表紙をめくっていただきたいと思います。統合の対象とする保育所でございますが,先ほど部長から話がございましたが,議員の皆さんの助言や今後の出生状況等をふまえ,柿岡・芦穂・恋瀬・瓦会・林の5つの保育所を1つに統合するということで進めて参りたいと考えております。なお,この場合に問題となりますのは,恋瀬地区,特に大増・板敷方面にお住まいの皆さんが送迎の上でだいぶ遠距離になるというような点でございますが,これにつきましては恋瀬地区にありますほしのみや幼稚園さんの方と協議しまして,ほしのみや幼稚園さんに認定こども園の認定を勧め,0歳児を受け入れていただけるよう協議を進めていきたい。あわせて送迎用マイクロバス,これを運行して対処してまいりたいと考えております。次に,統合保育所の手続き等でございますが,旧石岡地区には児童センター,児童館がございます。それぞれ幼児・児童の遊び場,子育て支援施設として管理運営がなされております。また,民間の保育園3施設においては地域子育てセンターが開設され運営されておりますが,八郷町にはこうした施設がございませんので,したがいまして統合保育所には地域子育て支援センターを併設し,併せて児童館の機能も加えて子育て支援,少子化対策の総合施設として整備を進めたいと考えております。石岡市は合併により広い行政面積を持つことになりました。この点からも八郷地区における統合保育所は,八郷地域における少子化対策,子育て支援の拠点施設として位置づけ,整備を進めたいと,このように,こども福祉課では考えております。それから,地元説明会の開催方法等でございますが,まず第1段階としまして,恋瀬地区,瓦会地区それぞれの区長さん,議員さんと協議をもつということ。これは恋瀬,瓦会の地区ごとにということでございますが,そのような形で会議をもちまして,その後,保育所の保護者の方を集めて第2段階として説明会をもちたい。そのご父兄の説明会等には区長さんの代表の方,議員さんの代表の方にご出席をいただいて,助言などをいただく,そのような形で,特に遠方となる恋瀬,瓦会地区について説明を行い,その状況を見て,柿岡,林,芦穂この地域の住民の皆さんを対象として説明会を開催し,話を進めていきたいと考えております。現在でございますが,私どもの考えとして本年度内に5保育所を1つに統合するということで地元の意向を取りまとめていきたいというように考えております。統合保育所の推進につきましては,以上でございます。

亀井委員長) ただいまの件につきましてご意見等ございましたらお願いいたします。

國司委員) ただいまの説明で5つを1つにするということでしたけれども,前の話ですと,恋瀬・瓦会地区が,先ほども説明がありましたように不便ということで,範囲ももちろん広くなります。場所的に執行部としてはどの場所を予定しているのか。

こども福祉課長) 特例債で計画されている内容等につきましては,統合保育所については柿岡を中心とする林・芦穂の3保育所を統合するということで,とりあえずは計画がなされております。しかし,瓦会・恋瀬地区等についてもだいぶ少子化が進み,入所児童数が少ないという状況から,八郷地区において早急に2箇所に統合保育所をつくるという状況にはいかないと思いますので,このさい1箇所に統合して進めてまいりたいと考えているしだいでございます。それから,場所につきましては,だいぶ範囲が広くなるということで理想的には運動公園周辺が一番適切ではないかなというように考えているところでございますが,いろいろ適切な場所が確保できるかという問題もあろうかと思います。位置的にはあの辺が一番適切ではないかと。それから将来の公共用地の利用ということを考えますと,中央公民館の東側に水田がございます。ちょうど保健センターの北側になりますけれども,あそこ周辺に借地なりをして作ることになれば,いろいろ催し物の場合には中央公民館の駐車場も利用できることになりますし,送迎の点でもだいぶ便利ではないかということもございます。ただ,恋瀬地区の送迎の点から考えればちょっと不便ということは残りますけれども,そのように考えております。

亀井委員長) 暫時休憩いたします。

        〜 休 憩 〜

亀井委員長) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。他に発言はございませんか。

國司委員) 先ほど恋瀬の父兄の方から1箇所にさせられて子どもを通わせられないという話が出ました。その質問をしたのですが,恋瀬・瓦会地区の父兄への住民説明というのは,相当やらないと納得しないと思うのですが,その点よろしくお願いいたします。

こども福祉課長) 先ほどのマイクロバスの方からご説明させていただきます。マイクロバスにつきましては,3台運行というかたちで3台が1日朝2回運行するというかたちになれば子どもたちの乗る時間が少ないのではないかというように考えて,今のところはそのように運行したいというように考えております。それから,國司委員さんからご質問のありました恋瀬地区でございますけれども,先ほどのご説明の中にほしのみや幼稚園さんと,0歳児を含めて預かっていただけないかというご相談をしたいというお話しをしましたけれども,現在ほしのみや幼稚園さんにおきましては,時間を延長して6時頃まで預かっているという状況も聞きます。したがいまして認定こども園の認定を受ければ0歳児も保育所と同じように預かることができるというような状態になるものですから,そちらに預けてもいいという環境を作って統合保育所をすすめるという形で対処したい。したがいまして地元説明会に入る前にほしのみや幼稚園さんの意向をよく調査して,地元説明会にのぞんでいきたいと考えております。

谷島副委員長) 恋瀬・瓦会という話が出てますが,私の考えでは瓦会と恋瀬はなじまないです。このまえ出たのですが,恋瀬と瓦会の統合というのはなじまなくて話が進まなかったので,恋瀬と瓦会でやるというのはちょっと難問があります。これは何でかというと,瓦会の者が何で恋瀬の方まで送り迎えしなければならないのかという勤めの関係から向こうへ行く人はいないですから。柿岡とか園部の方なら勤めの関係で行く人もおりますが,恋瀬の支所でまず利用したらどうかという話もあったのですが,瓦会の父兄らはみんな反対していたので話が進まなかったというような経過があります。いま恋瀬・瓦会の保育所は90人です。これをもっと減るということなら統合という考えしかないのかなという観点から,5つがいいのではないかという話を,私らが歩いていて聞かれればそのような話をしてます。議員もいろいろ忙しくなって地域の方と話す機会もあると思うので,5つという点で何とか進めたいという考えであれば,地元の議員らにはそのような原案を説明しておいた方がいいのではないかなというのが私の考えです。地区の説明会の前に,議員らにもこのような形で地元の議員らにも話をした方がいいのではないかなと,これも1つの提案です。それといろいろ場所についてはこれから協議していくのですが,年度内ということですが,企画課ともちょっと話をしたのですが,地元の意向がまとまれば前向きに20年度までにやっていくというような意向がありますので,担当課の方としてできるだけすみやかに地元の意見をまとめていただいて,計画を進めていただきたい,かようにお願いをいたします。もう1つですが,八郷の保育所は耐用年数も過ぎてます。年数も経過しているということで,いま一般の住宅の耐震審査も希望によってはやるということなので,公設なのですから,このようなことの耐震審査もやるべきではないかというのが私の考えです。結局,大丈夫だろうということではなく,小さい子を扱ってるのですから,大人と違って避難するのにも時間がかかりますので,一応,民間でも大してかからないとすれば耐震審査くらいであれば,そんなにかからないのであれば公設のものですからやっておくべきではないかなと思います。以上です。

こども福祉課長) ただいま谷島議員さんから耐震診断の件がございましたので,ご説明させていただきます。耐震診断につきましては,昭和56年に建築基準法が改正されまして,それ以前の建物を対象に,いま診断を進めているというようなことのようでございます。先ほどご説明がもれてしまったのですが,資料の後ろに保育所の入所児童数,八郷地区における将来の幼児の人口の推計,入所児童の推計を記載してございます。簡単にご説明させていただきます。5施設の入所児童数,平成18年10月1日現在では柿岡が84,芦穂が41,恋瀬が46,瓦会が44,林が69というような状況でございます。次のページで,幼児の人口及び入所児童の推計ということですけれども,平成17年度の数字につきましては実数でございます。カッコの外の数字でございますが,年齢別の児童数を調査計上してございます。カッコ内の数字につきましては,保育所への入所児童数を記入したものでございます。説明がもれてしまい,誠に申し訳ございません。平成20年,25年につきましては,人口動態から事務局の方で予測したものでございまして,この資料については旧八郷の時にいろいろ統合を検討した経緯がございまして,その資料の中から提出させていただいたしだいでございます。参考にしていただきたいと思います。その後ろに公立保育所の施設の状況を載せてございます。石岡の第1保育所は昭和40年4月に改築されました。第2保育所については42年に改築されました。柿岡保育所は昭和49年に改築されました。芦穂地区が昭和55年,恋瀬地区が昭和56年,瓦会地区が昭和54年,林地区が昭和50年に改築されました。一方,0歳児保育を実施しております園部保育所,みなみ保育所につきましては,園部が平成5年に一部増築されました。みなみ保育所は小幡保育所と小桜保育所を統合して平成12年に建てられました。先ほど谷島議員さんからご質問のありました耐震の問題ですが,耐震診断については昭和56年以前のものということになりますので,従いまして,園部保育所とみなみ保育所については該当しないということになります。柿岡・芦穂・恋瀬・瓦会・林の,今回統合を進めたいというこの保育所については,早急に統合を進めるということで望みたい。問題は第1,第2保育所でございますけれども,これらはいずれも昭和56年以前の建築基準法に基づいて建物を建築しているというものですから,耐震診断をすれば補強なりが必要になるものと診断されるものと思います。診断の費用については,10万円前後,補強設計をする場合には1施設50万円前後かかるというようなお話でございました。第1保育所も第2保育所も構造的には鉄骨を基に作られているようでございますけれども,だいぶ老朽化が進んでおりますので,八郷町の統合保育所建設後,早い時期にこれらも統合を考えなければならないのではないのかと考えておりまして,補強する様子を見ながら早く改築の時期を検討してまいりたいと考えております。

次長) 私,平成16年,17年度に,瓦会保育所の方で所長として勤務しておりましたので,統合問題におきましては,父母の会の役員会の中で考えられる部分ですけれども,どうでしょうかということでお聞きした経過がありますが,そのような中では5箇所統合でもいいのではないか,また,場所的には勤務の状況も考えて総合運動公園あたりなら我慢できるかなということで何回か意見をちょうだいしたところでございます。

小松委員) ただいま恋瀬と瓦会の保育所の状況をうかがったのですが,5つの保育所の統合でも瓦会の保育所の方はよしとするということですが,この5つの保育所の将来の子どもたちの人数ですが,平成20年度で入所予定数が256人,平成25年度でも215人というのがこの5つの保育所の予定の数ですけれども,保育所で200人からといいますと,石岡でもないことはないです。ふたば保育園が定員が200,ひかり保育園が183,まあ200人というのはわりあい大変な数です。園部もみなみ保育所も,平成20年まで見ても予定されているのが100前後です。そうすると一番山ぎわが恋瀬かと思いますが,恋瀬の方に新しい保育所を建てるのではなく瓦会の方に建てるというような形ではどうかと。やはり200人規模の大きな保育所よりは,100人規模くらいの方が本当は子どもたちの目が届く保育所になるのではないかと思うのですけれども。その辺,2つの保育所を建てるのは大変なのでこの際1つという考え方もあるかと思うのですが。もう1つは,3台の送迎バスを運行すると,そこまで具体的に考えているのですが,送迎バスは公用車を考えているのか,それともその時間だけ民間の,いま養護学校が民間のを使ってたりします。そのようなことを考えているのかどうかなのですけれども。やはり八郷地域で送迎が始まったりすると,石岡地域の保育所も要求というのが出てくるのかなと思います。どの程度のことを考えているのか2つお願いします。

こども福祉課長) 恋瀬地区・瓦会地区の児童,本年度恋瀬地区は46,瓦会地区が44ということで,本年度については入所児童数が比較的多い人数になっております。以前,先ほど谷島議員さんからお話しがございましたが,平成16年度,恋瀬・瓦会地区の統合を実現しようということで一時話を進めた経緯がございますが,このときはもっと人数が少なくて,20人前後だったと記憶してございます。というようなことで,当初は柿岡地区は統合保育所を早めに作ろうとしていたのですが,恋瀬・瓦会地区の児童の状況がだいぶ少なくなったために,恋瀬・瓦会を先に進めようということで,恋瀬・瓦会の地元に説明会に入った経緯がございます。恋瀬・瓦会地区の保育所への入所児童が少ないというのはやはり恋瀬地区にほしのみや幼稚園があって,だいぶサービス良く子どもたちの保育を行っているというようなことから,ほしのみやさんに入所させることが多いというのが原因の1つになってございます。そのようなことで,ほしのみやさんがある点を踏まえ,将来的にも児童数が少なくなるということを考えまして5箇所の保育所を1つにするということでよろしいのではないかと考えたしだいでございます。それから車の運行でございますが,これについては,今,みなみ保育所で,よしみレンタさんにお願いして,早朝と帰りの送迎を行ってございます。同様な考え方でおりましたが,詳しいところまでの検討はまだ進めておりません。今後進捗状況を見ながらいろいろ検討してまいりたいと考えております。

小松委員) 5つの保育所を統合すると,平成20年度に建設ができるとありますが,予定は250人とか,平成25年度でも200人ですよね。恋瀬と瓦会を合わせても,この2つだけでも平成25年度は70人が見込まれるわけですよね。私は70人見込まれるのであれば,この先,7〜8年あるわけです。見通しは非常に難しいこともあるかもしれませんけれども,この先減少になるのか,そうでもないということになるのか。とりあえずこれで決まるわけでないから,説明会やって住民の意向を聞いていただいてそれを待ってからにしたいと思います。

こども福祉課長) ただいまの小松議員さんに付け加えてご説明させていただきます。私も合併前まで柿岡保育所で所長をしておりました。隣りにおります次長も一時保育所にいたので,一緒に仕事をさせていただきました。旧八郷町,今の助役が町長だった時代でございますけれども,そのときに統合保育所をなんとか進めなければならないだろうということで,何とか統合保育所建設に向けて計画を練れということで統合保育所の計画を練った経過がございます。その資料を今回つけさせていただいたわけですけれども,この推計の入所児童数ですけれども,いままで推計をやっていって,どんどん子どもたちが少なくなってしまうんです。これでいいのかなということもございまして,少し多めにしてます。減少率をたどっていきますとどんどん減ってきてしまいますので,少子化の対策を含めまして,希望的観測でこのへんでとめたいということもございまして,手心を加えさせていただいたという経過もございますので,ご了解をいただければ幸いでございます。

谷島副委員長) 今年の委員会の視察で秋田県の大仙市と大館市の保育所を視察したわけですけれども,大仙市では保育所の設備等を見て歩いたわけですが,だいたい保育所が150の定員で幼稚園が45人,合わせて195人。それでいま希望が多くて175人が保育所の方に入っているということです。あれを見まして私もこれくらいの設備でやれればいいなという感じを持ったものですから,250人くらいになっても,1つの施設で同じような待遇で園児ができればいいかなと私は感じを持っています。200超えて多いという感じはいまのところ私は持っていません。

保健福祉部長) 今後,保育所の整備を地元の方々と話し合いをしながら協議を進めて,より良い方向で進めて参りたいと考えております。5つの保育所を1つにということは相互の状況を勘案して事務局提案とさせていただきました。これも決定ということではございませんので,今後地元の方々に十分説明していきたいと思います。それから場所の設定についても今のところは事務局案でございます。これも地元と協議をしながらその場所の設定をさせていただきたいと思います。当然,土地の確保とかが課題になってくると思いますので,今後市の内部とも十分協議していきたいと思います。そうしたことで保育所を統合していくということについては,当然保育サービスの充実が目標でございます。それに伴っての経費削減等も目標にしたいというところでございます。整備をするにあたっては子育て支援センターを抱き合わせですすめるということであれば,住民の理解がさらに得られるであろうと思います。そうしたことで進めたいと思いますので,今後ともよろしくお願いいたします。

亀井委員長) 他にご意見はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) 次に,石岡市地域生活支援事業について,執行部より報告の申し出がありますので,報告願います。

参事) 石岡市地域生活支援事業の概要についてご説明申し上げます。支援事業につきましては,18年4月に支援法ができまして,事業の実施は10月1日から実施してございます。1番から14番まで事業がございますので順次ご説明申し上げます。1番目の相談支援事業につきましては,障害者・保護者・障害者の介護を行う者の相談に応じて必要な情報の提供,また障害者等が充実した日常生活や社会生活ができるように相談事業を3事業ほど設置してございます。精神障害につきましては,かすみがうらの「ほびき園」さん,知的障害におきましては「しろがね」さん,身体障害については「大雅荘」さんに専門的な相談員を配置し,相談業務に携っている状況でございます。利用者負担は無料でございます。すべての障害者が対象でございます。2番目のコミュニケーション支援事業の中の手話通訳者派遣事業でございますが,10月1日から県協会の委託としまして実施してございます。市内に住所を有する障害者又は聴覚障害児でコミュニケーション手話通訳を必要とする者について行ってございます。利用につきましても制限を書いてございます。3番目の要約筆記者派遣事業につきましても10月1日から実施してございます。同じく県聴覚者協会の「やすらぎ」さんの方に委託として実施してございます。利用につきまして無料で実施してございます。4番目の手話通訳者設置事業につきましては,県聴覚者協会にお願いしておいたのですけれども,単価契約ができないため現在まだ決定してございません。実施につきましては,19年の4月1日から実施したいと考えております。続きまして5番目の日常生活用具給付事業につきましては,従来どおり継続でございます。利用料でございますが,生活保護世帯と市町村民税非課税世帯については無料ということでございます。また,ストマ用装具については,今回10月1日から日常生活用具給付事業の中に含めまして,これも無料ということでございます。次に移動支援事業につきましては,10月1日から個別に委託事業として実施してございます。利用につきましては,1割を負担するものでございますが,30分あたり120円の利用料でございます。生活保護世帯と市町村民税非課税世帯については無料でございます。7番の地域活動支援センター設置事業でございますが,精神につきましては先ほどの支援事業と合わせまして,「ほびき園」さんにお願いしてございます。この事業につきましては,19年4月1日からワークス事業,八郷のゆり,石岡のひまわり,けやきの会と3事業ございますので,この事業につきましては石岡市から委託しまして,みなさんにご迷惑をかけないように,移動支援事業の中に含めて実施していきたいと思っております。ただいま社会福祉協議会と協議中でございます。8番目の訪問入浴サービスの事業につきましては,今までとおり継続していきたいと考えております。利用した費用の1割相当額でございますが,今まで継続でございますので,無料で,現在利用者は1人でございます。9番目の更生訓練費支給事業でございますけれども,今までどおり継続してございます。これにつきましては石岡に施設がございますので,「しらゆり荘」さんの方に委託してございます。10番の施設入所者就職支度金支給事業でございますが,これは新規でございます。自立支援給付を受け,自立訓練,就労移行支援,就労継続支援又は旧法施設支援の障害者サービスを利用していた障害者で,一般企業等に就職したもので,1件3万6,000円,2回までということで計上してございます。11番目に日中一時支援事業がございますが,現行の短期入所支援の日帰り部分を,また,現行のタイムケア事業の対象者を拡大し,日中一時支援事業として地域生活支援事業に位置づけて実施してございます。現在,市内13箇所で契約を委託してございます。12番目のスポーツレクリエーション教室の開催でございますが,各スポーツにつきましては,施設の関係で市内に住所を有する市内に通所する障害児を対象としております。本年度につきましては10月7日に実施してございます。利用料につきましては無料でございます。13番と14番につきましては,自動車運転免許取得助成事業と自動車改造助成事業につきましては,現行のまま継続して改造料と**整備については限度額10万円ということで実施してございます。以上でございます。

亀井委員長) ただいまの件につきましてご意見等ございましたらお願いいたします。

小松委員) この障害者自立支援法に関わる部分では,10月1日から施行させたものと4月1日から既に始まった部分があるわけですけれども,9月の定例議会の委員会の中で,障害者の負担が増えるのではないかということで質問させていただいて,現行どおりで負担は増えないという答弁はいただいていたのですが,在宅の障害者の関係者の方から在宅は非常に大変なんですという話がありました。それで,いま課長から説明がありました中で,例えば移動支援事業の中で,利用した費用の1割に相当する額,生活保護世帯や市町村民税非課税世帯は無料になってます。その他にも訪問入浴サービスはいま1人でしたけれども,日中一時支援事業,ここも利用した費用の1割に相当する額が生活保護世帯と市町村民税非課税世帯は無料なのですが,現実に費用負担が3万円とか,相当増えたということで大変なんですという抗議が寄せられているのですけれども,施設作業所等への入所は10月1日から実施ということになってますけれども,このへんで何か相談とか止めざるを得ないとか,そのような声はありませんか。

参事) 前に養護学校から帰ってきて,1時間とか2時間とか,単位で申しますと,4時間まで4,000円だったんです。今回は,4時間で3,000円ということで1割負担は300円ということになりますので,安くしてございます。あと,移動支援事業につきましては知的障害者の程度が3以上,身体障害者4以上,につきましては地域支援事業の中で実施したいと考えております。支援事業につきましては30分あたり120円ということでしてございます。

小松委員) もう少し細かく調べないといけないと思っているのですけれども,障害者自立支援法の見直しで,非常に負担が増えて見直しをする要求が全国的に増えているのですけれども,石岡市においてそのような声は特別にないということでしょうか。私の方には,在宅の障害者は非常に大変ですということで,9月定例議会の常任委員会の委員会の質疑を傍聴に来られてた方でもあるのですが,関係者なんです。石岡市の障害者団体の関係者でもあるのですけれども,だとすればそのような声が私のところにもまだ届かないところでも,障害者団体の中では相当な問題があるのかと思ったのですけれども,独自に学習会を,美浦の養護学校の先生,障害者自立支援法の学習会を独自に国府地区公民館で開いたりしてます。ものすごい関心のある事柄でもありますし,負担が重なってきてるかなと思います。そのような相談はございませんか。

参事) 私どもの方にはまだそのような話はございません。ただ負担が大きいといいましても,日中一時事業につきましても,障害者の排泄の世話とか,そのようなことが大変だということで,一応**では**採用させていただいたということでございます。障害者自立支援法につきましては施設の問題だけで在宅の方はあまりふれてないんですよね。いま審査会の方で知的障害者については程度が低く押さえられてないかと,そのような話は聞いてございます。

亀井委員長) 他に発言はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) 次に,その他の件で何かございましたらお願いいたします。

こども福祉課長) それでは私の方からご説明させていただきます。まず児童クラブ関係でございますけれども,委員会等でもご指摘をいただきました北小学校児童クラブの非常口の設置の問題でございますが,これにつきまして,本年児童クラブ5つにエアコンを設置しました。入札の残金がでておりましたので,その運用をして工事をしたいという要望を財政当局の方と協議を進めたのですが,残ったからやるということではまずいだろうというご指摘もございまして,見送りしまして新年度予算の中でやることを考えておりましたが,その後財政の方と再度協議しまして,財政の方で折れていただきまして,何とか年度内に発注できることになりましたので,まずご報告をさせていただきたいと思います。それから,もう1つ南小学校の児童クラブでございますけれども,以前の委員会等で間仕切りの問題がございました。間仕切りについてはこども福祉課の方でお話をさせていただいてご提案させていただいたわけですけれども,ご指摘の方は他の児童クラブと同じように,教室が入所児童と同じように多目的施設を使っているということで・・・(テープ反転)・・・でございまして,いろいろ対応策としまして間仕切り等のご発言をさせていただきました。いよいよ新年度の予算を積み上げる時期になりましたので,その前に状況を再度確認して対応したいと思いますので,指導員の先生方とまずお話をしましたところ,児童管理,面倒を見ていく上では1つの方が指導し易いというご指摘がございました。なお,ご父兄方からもそれらについての意見は聞いていないというようなお話がございましたので,私どもで保護者会の代表の方々にご相談いたしました。そうしましたところ,特に今までそのような考え方はもっていなかった。また,以前の役員さん方からもそのような話は聞いていなかったというお話でございました。そのようなことでしたので,今回,補正で工事費用について計上させていただこうかという考えでいたのですが,とりあえず今年度については見送りをして様子を見たいというように考えております。本会議での新しい文部科学と厚生労働の放課後対策を組み合わせた放課後こどもクラブ,これらの実施が早急に対応していかなければならないという状況があります。そうした中でこれらについても検討していこうかなと考えているものでございます。そのようなことでご理解をいただければ幸いでございます。

小松委員) 先に戦没者追悼式典が開催されてご苦労さまでした。あの式典の前後ですが,私も遺族なのに通知が来ないとか,知らなかったという話があったのですが,遺族会に入っている方だけの通知だったのかなと,私もどのような方が対象であの式典に参加したのか分からなかったものですから,どのような方を対象に式典が開催されたのかお伺いしたいと思います。

参事) 遺族の名簿から拾い出しまして通知を出してございます。

保健福祉部長) この戦没者追悼式につきましては,合併前は旧八郷町では中央公民館の方で遺族会を中心にしてやってございました。石岡市の方では,市が社会福祉協議会の方へ委託しているという中で,遺族会の協力をもらいながら進めるということで,これは実際は靖国神社と,水戸の護国神社,交互に参拝をしてそちらで追悼式をやるという形で行ってまいりました。今回,合併によりまして旧八郷町で行ってきたような形で実施をしたわけでございます。旧八郷地区につきましては遺族会が中心になりまして遺族会が通知を出してやってきました。旧石岡市は遺族会の役員さんが歩いて戸別訪問をして遺族会に入ってる方に案内をした。これは石岡市の戦没者追悼式なので,遺族会の純然たる戦没者追悼式ではございませんので,一般市民を対象にしているわけでございます。当然一般市民に呼びかけをしているところでございます。これは市報等でお知らせをしたり遺族会の会員さんにもそのようにお話をして誘ってくださいということでやってきたところでございますけれども,遺族会の方以外はあまり来なかったということでございます。いままでやってきたような形での参加でございます。ただ,会場ではこちらでご招待を申し上げた方々が80名ほどございます。そうしたことはいままで旧石岡市ではやっておりませんでしたので,市民会館の方で今回参列者433人の人数で実施させていただきました。

小松委員) 式典の内容そのものは,合併して初めて行われましたし,旧八郷地域では式典をやってましたけれども,石岡市の旧石岡の場合には8月15日にこの庁舎の中にある平和の礎のところで役員さん達が,平和の式典みたいなものをやって,あとは年に2回も参拝をしていた。それもどんどん高齢化していく中で参加者が減り,私がちょっと聞いたところでは何コースにも分かれてバスを配車するので1台のバスに15人とか20人でバスを何台も連ねていくとかそんな話があったりして,予算のときにどのような形でやるのか質問させていただいたのですが,遺族会でなくて市が主催したので,今回私のほうに話があったのは,お父さんが亡くなられて娘さんが遺族なわけです。だけど石岡を離れてましたので,今は石岡市の住民なのですが,遺族会に加入するとかそのようなことはしてなかったと思います。私が,このような式典があるということを話したときに,私も行かなければとか,遺族だからとか,その時に遺族なんだと思ったのですが,遺族会の会員さんだけでなくて,せっかくの,私の観点では再び戦争を起こしてはならないという平和への誓いの式典,戦没者を追悼すると同時に,平和の式典であると思ってますので,できるだけ来年も同じようにやるとすれば幅広く遺族の方たちはたくさんいると思いますので,声をかけていただけたらと。今回は,「招待通知行かなかったのですか」と言ったら,「そのような通知はなかったから,行っていいものかどんなものなのか」と言ってました。終わってからです。結局通知はなかったのですが。この遺族会の式典でないと,部長の方もハッキリとおっしゃってましたので,今後そのようなことを考えていただきたいと思います。式典の内容そのものについては,私どもも席にいて,壇上に上がって介添えをした方がいいとか,こっちの方も声を飛ばしてましたけれども。なんせ高齢者の方達なので。みなさん遺族の方達もあのような式典で旧石岡の中では行われてなかったので,そのような機会が設けられてよかったのかなと思います。ご苦労さまでした。

亀井委員長) 他に発言はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) ないようですので,以上で福祉委員会を閉会いたします。



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