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議会中継
  


 第1回委員会 (4月11日)
出席委員 前島守雅委員長,大場俊之副委員長,山田保委員,金井一夫委員,徳増千尋委員,大和田俊樹委員,村山裕委員
市執行部 【市長公室】
 市長公室長(高木直之),次長兼政策推進室長(土師照夫),参事兼行政改革推進室長(信田志郎),秘書課長(大図哲雄),広報広聴課長(石井洋一)
【企画部】
 企画部長(中村栄),企画部次長(市村章二),参事兼企画課長(荻沼雅光),地域計画課長(今泉文彦),情報システム課長(沼田耕),財政課長(細井恒雄),管財課長(岡野光弘),八郷総合支所長(久保田哲夫)
議会事務局 議事法制課長(佐々木敏夫)



前島委員長)ただ今から,企画委員会を開会いたします。本日は,平成18年度に入りまして最初の委員会であります。また,執行部において,人事異動並びに担当職名の変更等があったわけであります。従いまして,本日の委員会は,担当所管の事務分掌の確認,併せて継続で審査を行うこととしておりました,行財政改革の大綱及び実施計画について,デマンド交通の八郷地区のアンケート結果について,以上を議題として進めたいと思います。
 なお,本日の審査に当たり,委員長において出席を求めた説明員の職,氏名は,お手元に配付いたしました出席者名簿のとおりであります。それでは,これより審査に入ります。
 最初に所管事務についてを議題といたします。なお,審査上の発言は,挙手によりこれを許します。執行部より,それぞれの組織及び事務分掌について,自己紹介と併せ説明願います。

市長公室長)市長公室長を引き続き担当することになりました高木でございます。市長公室は先ほど委員長からもありましたように,1つの室の名称の変更がございます。以前,政策推進室であったわけですが,政策調査室と名称の変更がございます。なお,市長公室全体の職員は従来23名でございましたが,今回の異動で17名体制ということになりました。その他の室,課についてのことについては,それぞれの室長並びに課長の方から説明させますのでよろしくお願いいたします。

次長兼政策調査室長)それでは,政策調査室の方からご説明させていただきます。引き続き市長公室次長及びただ今室長が申し上げましたように名称が変りました政策調査室長を担当いたします土師と申します。どうぞよろしくお願いいたします。それでは,事務分掌についてご説明させていただきます。最初に1番目の政策調整会議に関することでございますが,前回の政策推進室のときも担当しておりました。この政策調整会議につきましては,要綱に基づきまして市政の課題等の調査を行うことを目的として,助役,市長公室長,企画部長,総務部長,及び政策調査室長を構成員としまして,必要に応じて随時開催し,案件の調査を行う会議でございます。事務的な判断といいますか結論を出して対応をしてまいりたいと考えています。必要に応じましては,関係部局に報告し対応を願ったり,また案件によっては庁議等への報告等も行ってまいるということでございます。次に2番目としまして,新たに市長特命事項等の調査に関することが,新たに事務分掌として加えられました。このことにつきましては,市長が政策や施策を推進していくなかで,法令等いろいろ事案等についての調査事項が発生した場合,市長の指示等によりまして調査研究をし,報告するものでございます。必要に応じては,これも関係部局との調整なり何なり対応を図ってまいりたいということでございます。次に3番目としまして,市議会との連絡調整に関することでございます。これは,前回のときもありました事務分掌でございまして,議会等に対しまして何らかの事案が発生して,全員協議会等を含めました諸事案についてお願いする場合の調整等を図ってまいりたいということでございます。次に4番目としまして,請願,陳情及び要望に関することでございます。市民,関係団体から出されます請願,陳情,要望等に対しまして関係部局との調整・調査等を図りながら,市民要望等に対応してまいるという事務分掌でございます。以上4点が,今回の事務分掌となっております。

参事兼行財政改革推進室長)引き続きまして行財政改革推進室長をやらせていただきます信田と申します。よろしくお願いいたします。行財政改革推進室につきましては,4月1日で1名減となりまして4名体制で進めていくこととなります。続きまして事務分掌につきましては,変わりがございません。これまでどおり,行財政改革につきまして,一連のことにつきまして進めていくということになりますのでよろしくお願いいたします。

秘書課長)秘書課長の大図でございます。今年度もよろしくお願いいたします。秘書課の職員数でございますが,昨年度は5名体制でございましたが,今年度につきましては1名減となりまして4人体制となってございます。それでは,秘書課の事務分掌につきまして,お手元の資料に基づきながらご説明をさせていただきたいと思います。1つ目は,市長及び助役の秘書に関すること,これにつきましては,市長や助役のスケジュール管理等を含めました秘書的な事務でございます。2つ目としまして,儀式や交際に関することです。これは,市主催の式典や市長,助役の外部との交際関係に関する事務でございます。3つ目といたしまして,褒賞,表彰,その他栄典に関することでございますが,これは市政功労者等に対する叙位,叙勲,褒章に関する進達や市の表彰や感謝状交付に関することでございます。4つ目といたしまして,名誉市民に関することでございますが,新石岡市の名誉市民条例につきましては,まだ未制定でございます。この条例につきましては,平成18年度中には制定するということで,これから進めていきたいと考えております。それから5つ目として,渉外に関すること,6つ目として市長会に関すること,その他市長公室の庶務的な事務として,秘書課の方で行っております。以上でございます。

広報広聴課長)この度,広報広聴課長になりました市村でございます。どうぞよろしくお願いいたします。広報広聴課は,課長を含めまして4人体制で業務を行っております。主な業務につきましては,1つ目といたしまして,広報紙や市勢要覧等の編集発行に関すること,2つ目といたしまして,市政の広報等に関すること,3つ目といたしまして,市民の行政相談や各種相談業務を行っております。4つ目といたしまして,人権擁護委員に関すること,5つ目といたしまして,保護司会や更生保護女性の会に関すること,6つ目といたしまして,広報に関して各部との調整,7つ目といたしまして,その他広報広聴に関することを行っております。
 次に,広報活動事業といたしましては,広報を毎月2回発行いたしまして,紙面の内容を今までは15日号をメインとしていたものを,4月より1日号をメインといたしまして,15日号をお知らせ的内容といたしました。旧八郷町におきまして行っておりました広報紙の郵送につきましては,関係部署との協議をいたしまして,郵送につきましては身体の不自由な方や虚弱な方,また,交通手段がないという理由で,最寄の広報紙設置場所まで取りに行くことができない高齢者世帯の方に限るとし,郵送の対象を市全域に広げ行っていくこととなりましたので,該当される方は郵送手続きをお願いする旨,4月15日発行の広報に掲載しております。いろいろな事情によりまして,区や自治会に加入が困難な方につきましては,ご近所で同じような条件の方でグループ,5名以上の方が集まれば代表の方に郵送するようなことで進めていきたいと思います。
 次に,広聴事業といたしましては,市民相談,行政登記相談を毎月金曜日,無料法律相談を毎月3回実施していく予定でございます。以上でございます。

企画部長)企画部の中村でございます。企画部は,企画課を始め5つの課から成ってございまして,総勢36名でございます。平成18年度,今年度におきましては,総合計画の策定,デマンド交通,あるいは鹿島鉄道などの公共交通関係,さらには合併後の進行管理,それから地域情報化,さらには財産の管理等々,大変重要な年度になろうかなと考えているところでございます。各所管事務につきましては,参事,課長の方から説明させます。どうぞとろしくご指導のほどお願い申し上げます。

企画部次長)企画部次長の市村です。今後ともよろしくお願いいたします。昨年度,合併いたしまして企画部の方へ配属になりまして,今年度も引き続き企画部次長ということで実施していきますのでよろしくお願いいたします。

参事兼企画課長)それでは,企画課の事務分掌をご説明申し上げます。引き続きまして,私企画課長の荻沼でございます。よろしくお願いいたします。お手元の資料1ページ,職員配置図の一番上が企画課でございます。人数的には,従来どおり変わりございません。ただし,係長の欄に○○○○(個人名)という名称が入ってございますが,1年間の療養休暇のあと,現在,休職に入ってございます。実質1名マイナスというふうにご理解をいただきたいと思います。
 続きまして,2ページの事務分掌に基づきましてご説明申し上げます。1番から12番までございますが,基本的な内容,従来どおり変更はございません。特に6番の男女共同参画でございますが,3月に条例をお認めいただきましたので,条例に基づく審議会を設置いたしまして,並びに男女共同参画のための基本計画の策定,それから従来どおりの相談業務に当たってまいります。担当職員は1名を配置しているところでございます。それから11番,統計調査に関すること,昨年の国勢調査よりは規模はやや小さいわけですが,本年は事業所統計の年に当たってございます。現に調査に当たってみないと正確な事業所数はなかなか難しいわけですが,例えば庭先の物置のなかで営んでいる製造工業でもこれは事業所にカウントするわけです。今までの例からすると,石岡地区,八郷地区合わせて3千数百くらいあるだろうと,それを今年中に調査をまとめるということが事業所統計でございます。専従で2名を配置しているところでございます。以下,1番から6番,11番を除いた12番まで,残りすべてがいわゆる企画担当業務ということで,3名の職員を配置してございます。先ほど部長の説明にありましたとおり,事務分掌だけでは表れない業務も当然ございまして,中心市街地の活性化,その他,直接事務分掌には表れてございませんが,そのような業務もいくつか入ってございます。以上,概要でございますが,企画課の説明でございました。
 よろしくお願いいたします。

地域計画課長)地域計画課長の今泉でございます。よろしくお願いいたします。地域計画課は昨年度まで5名,現体制で4名ということで,1名減でございます。事務分掌につきましては,3つございまして,地域振興に関すること,合併に伴う諸事務の調整,新市建設計画の進行管理,これらに関することであります。このうち,地域振興に関しては,合併市町村支援策の1つでございます地域活性化センターの支援事業について,石岡市の茅葺民家調査保存事業が採択となりました。この事業は,補助率10分の10で限度額500万円,合併した市町村の地域資源活用を支援するもので,石岡市においては,八郷地区の茅葺民家や常陸風土記の丘の復元家屋など,これらの保存に向けて調査研究し,観光資源の1つとして育てていこうとするものでございます。また,現在申請中,または申請準備中の地域振興事業がございまして,国,県等の採択結果を受けて6月補正予算等に計上させていただく予定になっております。以上が,地域計画課の主な事業内容でございます。

情報システム課長)続きまして,情報システム課についてご説明いたします。情報システム課長の沼田でございます。去年と同じくよろしくお願いいたします。情報システム課につきましては,私,課長1の係長1,係5名,計7名で業務を行っていくところでございます。去年8名でございましたので,1名減の体制で実施していく予定でございます。
 次に,事務分掌について説明いたします。2ページの情報システム課の欄をご覧願いたいと思います。大きく8つの項目で実施しているわけでございます。1つとしまして,情報化計画の策定に関すること,今年度,総合計画の策定が予定されておりまして,それに合わせて地域情報化計画,こちらの方の策定を今年度予定しているところでございます。2つ目としまして,電子自治体に関すること,こちらにつきましては,国,県,あるいは他市町村とのネットワークが構築されておりまして,これら連携を図りながら電子自治体の構築を図っていく予定でございます。3番目につきまして,地域情報化施策の企画及び推進に関すること,こちらにつきましては,いろいろと情報基盤の光ネットが徐々に構築されてきているという状況ですが,まだまだそのような基盤のないところもございます。そういうところにつきましても,情報基盤の拡大を働きかけていきたいと考えております。4番目の行政情報化への推進に関すること,こちらにつきまして,従来ホームページ,あるいはメールマガジン等実施しているところでございますが,メールマガジンにつきましては,4月から不審者情報等の発信も行っていくという予定でおります。5番目,6番目につきましては,業務系あるいは電子計算機器の管理ということになりますが,こちらが情報システム課の重要な部分となっているところでございます。ここの部分で住民情報,あるいは税,福祉,財務会計等を処理しているところでございます。7番目につきまして,電子計算機器の総合調整に関すること,他の部署でパソコンあるいはシステム等導入するときに当たって,重複しないように,無駄な投資を行わないように調整しているところでございます。8番目としまして,その他電算処理に関することというように,8項目のなかで業務を現在行っております。どうぞよろしくお願いいたします。

財政課長)財政課長の細井です。引き続きよろしくお願いいたします。それでは,財政課についてご説明いたします。財政課の職員配置ですが,私と課長補佐1名,係長1名,他職員4名で財政課は7名の職員が配置されております。
 また,2ページ目の事務分掌でございますが,財政課につきましては,1番目の財政計画に関することから10番目のその他予算の総括に関することまで10項目ほどございますが,以上が財政課の事務分掌でございますので,よろしくお願いいたします。

管財課長)続きまして,管財課の事務分掌をご説明いたします。最初に,管財課は前年度6名でございましたが,今回人員増がございまして7名の課員で行っております。課長1,課長補佐2,係長2,係員2名の計7名で管財業務を行っております。
 続きまして2ページの事務分掌についてご説明申し上げます。一番下の方ですが,1つとしては,市有財産の総括管理ということで行っております。それから,なかほど5番目に共用車両の管理と,続きまして9番目に工事等の検査に関すること,この3本をメインに管財業務を行っております。引き続き今年もよろしくお願いいたします。

八郷総合支所長)この度の異動で八郷総合支所長を命ぜられました久保田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。総合支所につきましては,本年,75名の職員の配置を受けまして,総務課,市民税務課,保健福祉課,農政課,商工観光課,建設課,下水道課,7つの課を設けまして,本庁それぞれの各部署,それから地域住民との親交の場というようなところで事務を進めていくというふうに予定をしております。各課の内容については前年同様でございます。併せて総合支所の庁舎の管理これを進めていくこととしております。よろしくどうぞお願いいたします。

前島委員長)以上で説明は終わりました。ただ今の件について,質問はございませんか。

金井委員)今説明をいただいたわけですが,今度市長公室で政策推進室が政策調査室と変わったということですが,これは勝手に課や室の名称は変えられるのか伺います。普通は,機構を変えるときは,議会へかけると思いますが,どういう意味で変えたのか私は分かりません。その辺についてお伺いします。

市長公室長)今回の政策推進室が政策調査室に変わったことですが,本来,組織機構に関しましては,部に関しましては条例事項でございますが,室,課,以下については規則に委任されている事項でございます。そういうなかで,前にも当委員会でも市長公室のあり方について,委員から質問があったことがございまして,政策推進室と企画部の企画課とのバッティングの問題とか,そういう問題がありまして,それらについては当然上司の市長,あるいは助役等もそれらのことについて,先ほど次長の方から答弁しましたように,内容的に最も重要な施策は総合計画を司る企画の部分であると,本来,市長公室の政策推進室でやってきたことについて,今回,先ほど述べたように,市長が直接命令するような政策の研究にというようなことが,もともと一番であるというような形で思ったというようなこともございまして,今回の組織のなかで室の見直しの対象となったものでございます。市長公室,企画部,あるいは総務部というような部,これらについては条例事項でございますので,当然議会にかけないと直せませんが,課等につきましては規則に委任されました事項でございますので,今回,総務部の方の管轄でございますが政策調査室に直したということでございます。

金井委員)今の答弁分かりますが,以前,機構は課まで議会の議決事項であったわけで,その後変わったのでしょうが,10月1日に鳴り物入りで発足したわけでしょうよ。それを変える場合には,少なくとも3月議会に企画委員会があったわけですので,その辺は助役とか市長の考え方を示してから変えるのが本当だと思います。そうでないと勝手に,自由に変えられるのかということになると一番迷惑するのは一般の市民なわけです。他のところも新しく課の名前が変わったところ相当ありますよね。そうすると,何の仕事をやっている課なのか分からない市民がたくさんいます。そういう点で,今後は委員長から特に言ってもらって,その辺は慎重にやるべきだと思います。

前島委員長)ただ今の金井委員からのご意見については,了解いたしました。

大場副委員長)先ほど地域計画課の方から茅葺屋根について,10分の10の補助,上限で500万円の補助といった説明がありましたが,この計画等はどうなっていますか。結局,茅葺屋根の葺き替えについては500万円まで出しますよということなのかお伺いします。その対象の軒数はどのくらいあるのかも伺います。

地域計画課長)これは,合併した市町村の地域資源をこれから活用していくための事業でございまして,いわゆる事業としましてはソフト事業になります。これは,石岡市全域,八郷の方はある程度マップができていたり,調査をしてございますが,石岡市全域にまたがって,その茅葺民家を調査して,建築学的な調査も行いまして,「筑波流」という茅葺の手法らしいんですが,それらについて調査研究して,そして記録していくということで,これからの保存に向けての基礎となるデータをひとつのハンドブックのようなものに作っていくという内容です。基礎的事業になると思います。以上です。

徳増委員)各課の説明を受けましたが,このなかで管財が1人補充されまして,財政課の方は昨年と同じと,あと他の課は全部マイナスなんですね。ここでお聞きしても仕方がないのかもしれませんが,本気でやる気があるんですかね,全部減らっしゃって。職員の方たち,本当にやりにくいと思うんですね,現場の方が一番。こんなに減らして,行財政改革をやる気があるのかどうか市長に伺いたいところですが,こうして減らしていったときに職員を増やして欲しいという要望は各課で出さなかったのですか。部長の方にお伺いしますが,各課から挙がってきませんでしたか。

企画部長)お答え申し上げます。合併をして間もない12月の暮れということで記憶しておりますが,人事担当の方におきまして,助役を筆頭に人事のヒアリングなるものを行いました。それに当たりまして,私出席したわけですが,そのヒアリングに臨むに当たりまして,各課長等から特に先ほど職員の健康問題などの話がありましたが,職員の健康問題とか,あるいは今後の事業の取り組み,あるいはそういうなかでの人員の問題等々を各課長から話を聞きました。そうしたなかで,助役を筆頭とします人事ヒアリングに臨んだわけですが,企画部のなかでの話しになりますが,平成18年度は先ほど申し上げましたように,総合計画の策定とか,あるいは公共交通の問題とか,さらに行政評価の問題等々,たくさんの課題を抱えてございまして,現在の職員で対応するのが一番ですけれども,それを持ってしても不可能だということを私は判断いたしまして,それなりの人員をそのヒアリングのときに要望した次第でございます。以上でございます。

市長公室長)今,企画部長からありましたように,12月に助役,総務部と各部の部長との人事ヒアリングがございました。私どもの市長公室というのは,合併のときに新しくできた室でございまして,そういうなかで各企画委員から合併当時に話がありましたように,やはり合併の効果のなかに管理部門,2つの市,町が合併すると窓口のサービス部門にはそれだけの人がいると。ただ,管理部門においては,当然2つのものが1つになってもそこで十分補えるものがあるんだというような感じを私自身持っておりましたので,市長公室ができた時点で,全体として人員が私自身は23人というのは多いのではないかと思いました。そういうなかで,各室,課の課長等にその現況と健康の問題について聞きまして,そういう部分では,特別,室,課長の方からは人員を増やして欲しいといった要望事項はございませんでした。そういうなかで,市全体が市長,助役,それから総務部の職員を管理しているところのなかで,今回の人員の形になったというふうに思っております。以上です。

徳増委員)今お聞きしますと各課から挙がってこないという室長のお答えですが,今度新しく取り組まなければならないことが,今部長の方からあったようにありますね,まず行政評価。今までやっていないことをやっていくわけですから,当然事務量というのは増えていくはずなんですね。それと企画におきましては,ここ書いてある名前の数だけいるかというと,1人は休職されているということです。物理的に無理ではないかなと思います。事務量とそれから人員を考えたときに,事業の積み残しができてくると思います。私は,この行財政改革大綱と実施計画を拝見しましたときに,人的配置が足りないために先送りになったのかなと思ったわけです。行政評価が20年からということですが,今から始めなければいけないことが,20年なんですね,実施が。ということは,人員配置が足りないからだと思います。合併して人数は多くなったはずなんですね。どこへ行ってしまったのかと思うくらいです。確かに窓口業務を手厚くしなければならないということは分かりますが,ただ,窓口業務も質の問題があります。大変,申し訳ありませんが頭数さえいればいいと思っているかも知れませんが,苦情が多いのは窓口業務ですよね。頭で仕事ができない人が,体で仕事をしなければいけないのか,そういう言い方は表現が適切ではないかも知れませんが,いわゆる頭脳部門というのは,この企画とか総務だと思います。そこにもう少し人数配置できないものか,今からでも。これでは,行財政改革だのなんだの言ってもできませんよ。それで行財政改革推進室,現に1人減っていますよね。それでやっていけと言ってもこれは無理ではないかと思います。課長の方から挙がってこないではなくて,事務量の問題だと思います。事務量を考えたときに,人員配置というのが,その辺ところがいたちごっこで,事務量も今まで洗い出して計算もできていない。だから,こういう結果になったのかも知れませんが,どこかで歯止めをかけて,人間の数が多くなければ出来ない部署は必ずありますからね。今からでも,もし動かすことができれば,もう少し人員配置考えていただきたいと思います。室長の方からお答えは無理だかと思いますので,一般質問の方でやってまいります。

市長公室長)委員の言われることは十分分かります。現在の事務分掌のなかで,委員が言われている行政評価云々は,先ほど企画部長が人員要望のなかでしていましてが,今の段階では行財政改革推進担当の方で行っているのは,行財政改革対応,それから集中改革プランを含んだ実施計画,それから指定管理者の指導等でございまして,行政評価云々は企画課の所管ということでございますので,委員が言われるように今からやっていくことたくさんございます。そう部分のなかでは,企画課の方で先ほど人員を要求したというような話もあるようですが,たまたまそういうなかで配置がなされなかったことでございます。そういうなかで,限られた人員でございますので,そういう部分では,やはり総務部の職員課がそういう人事面をみる職場でございますが,そういう部分では,十分各部との連絡を密にして,そういう部分も私どもとして所管とよく話し合いをして,今後検討していきたいと思っております。以上でございます。

徳増委員)今,室長の方から限られた資源,人材という言葉がでましたが,人間の頭数だけはものすごく多くなったわけですよね。ですから,限られたというのは,やはり能力のある方たちであろうと思います。合併をして,ここひとつ大きくカーブを切らなければならないときなので,推進室,市長公室とか企画,総務の一部は市のシンクタンクです。出来る限り,能力のある方たちを集めて,思い切って市の舵取りをしていただきたいと思います。そのように公室長の方からも,部長の方からも市長の方へ進言していただきたいと思います。

(委員長発言のため,委員長を副委員長と交代)

前島委員長)企画部に関しましては,管財課だけがプラス1名となっておりますが,何かこれは事務事業で増員する理由があったのか伺います。また,今,徳増委員から意見がありましたように,企画課が重要ないろいろな施策を進めていくなかで,何で1名休職している状況のなかで対応できるのか。行政評価のこともあるなかで,企画課で1名休職者がいる状況で,私どもにこれをやりますよと説明したことか果たしてできるのか伺います。

管財課長)17年度6名で今回1名増員ということですが,これについては合併に伴いまして検査業務がそれぞれの市,町の検査業務をそれぞれやっています。今回,検査委員2名という体制でやっておりますので,どうしても6名体制では大分厳しいものがありましたので,今回,ヒアリングのなかで部長にお願いして増員を図ったものでございます。

参事兼企画課長)企画課の職員配置の件でございますが,先ほど企画部長がご説明したとおりでございます。私ども企画部では,部長,課長が協議をしまして,課内の体制,あるいはこれからのさまざまな事務事業に対応するための真剣な協議をさせていただいた時期が当然ございます。その結果を企画部長が申し上げましたとおり,そのような場で部長が説明をしたわけですが,結果としてはこのような結果でございます。手前どものことをあまりどうこう言うのも何なんですが,平成16年度までは企画課には,それぞれ担当が3つございました。企画担当,男女共同参画担当,統計担当,それぞれに専任の係長がおったわけですが,先ほど申し上げましたとおり,1人を括弧書きにしますと係長は1人だけになるというふうなことでございます。

前島委員長)ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)それでは,以上で事務分掌等に関する審査を終了いたします。
 次に,行財政改革大綱及び実施計画についてを議題といたします。本件につきましては,当委員会として平成18年度予算審査において意見を附した経緯もあります。現在,行財政改革について,どのように取り組まれ,今後どのような計画をもって進めるのか説明願います。

参事兼行財政改革推進室長)それでは,行財政改革につきまして,これまでの経過と今後の予定について説明させていただきます。
 2月14日に企画委員会の方へ素案を示させていただきまして,3月22日に行財政改革懇談会の方から答申を受けました。その答申を受けまして3月28日に,行財政改革推進本部会議において決定をしまして,そのなかで公表という形を取ってきました。現在,行財政改革大綱並びに実施計画,集中改革プランの項目も入っているわけですが,それらにつきましては,市のホームページ上で掲載をしているところであります。それから,広報紙につきましては,5月1日号に行財政改革大綱につきまして載せていく予定になっております。また,職員に関しては,グループウェア等におきまして3月29日の段階で,全文を回覧という形で載せてございます。電子媒体での回覧ということで,見たり見なかったりということが当然あると思いますので,5月15日,17日の午前,午後,4回に分けまして全職員を対象としまして,行財政改革大綱並びに実施計画等の説明会を予定しているところでございます。併せまして,15,17日にせっかく職員を集めますので,その席で行政経営研修会としまして「職員の創意工夫を引き出すしくみ」という意味で研修会も併せて予定しているところであります。それから,実施計画につきましては,今後,実施計画の実施項目を含めた各課の全事業についてヒアリングを行いまして,実施項目のなかでは数値目標とかそういうものが明記されていないものがたくさんございます。また,行革推進室としましても各項目について,きちんした精査をしているわけではございませんので,今調査票を作成しまして,調査依頼をかけまして,それを基に各予算ベースでの事業を含めたものをヒアリングのなかで,どういった目的でどういった形で目標値を設定して,どういう成果を上げようとしている事業なのか,その辺につきましてヒアリングをしていきたいというふうに考えております。それらの進行管理につきましては,7月の上旬,10月,来年2月,そういったなかで,逐次行革推進本部,または行革懇談会等に報告をし,見直し・改善の方向で進めてまいりたいと考えております。そのなかで,企画委員会の方にもその都度途中経過なり,または結果等に報告をさせていただきたいというように考えておりますので,その節にはご意見をいただければと考えております。以上です。

前島委員長)以上で説明は終わりました。ただ今の説明を含め,本件について質問はございませんか。

徳増委員)行財政改革推進室の方になるのかどうか分かりませんが,事務事業評価は前に30いくつかの事業を対象にやっていましたが,幅を広げて今度はいくつぐらいまでやるんですか。それによって,また,行財政改革も枠配分や何かも全部変わってくると思いますが,室長の方で分かりますか。

参事兼行財政改革推進室長)事務事業評価に関しましては,行政評価のなかで,政策評価,施策評価,それから事務事業評価ということで,3つの階層の評価があるということを聞いております。そのなかで,事務事業評価をしていくわけですが,基本となりますのは総合計画に基づきます政策,または施策,それに伴う事務事業評価というふうな形になっているかと思いますので,今,19年3月を目途に総合計画を策定中ということでございますので,その辺の策定が終われば,そういった形でのどの部分をその評価の対象にしていくか,その本数といいますか,そういうものも決まってくるのかなと思っております。先ほどご説明いたしました行革推進室の方で行います事務事業の見直しの調査,ヒアリングにつきましては,今回,実施項目がまだきちんと固まっておりませんし,また見直しをしていくなかでは,ただ単に担当課の話を聞くだけでは,ちょっと繋がらないのかなと思っております。そういうなかでは,調査票のなかで記入いただいたものをベースにいたしまして,本当にこれはこのまま継続していくのかどうなのかということを含めて,担当課とのヒアリングをしていきたいと考えておりますので,行政評価とはまた別と考えていただければと思います。

金井委員)行財政改革の集中改革プランがありますが,今の時点では説明を聞きますと,具体的な計画はできていない,今から作るということでいいのか確認します。

参事兼行財政改革推進室長)この集中改革プランにつきましては,総務省の方から示された項目がこのなかに載ってございます。ただ,実施計画のなかでは「取り組みますよ」とか,「検討していきます」というふうな形で載せてあるというものでございます。職員の削減率につきましては,きちんとした22年4月1日の数値を出しなさいというのが総務省の考えでございますので,その分につきましては一応4.6パーセントの数値目標が入っているかと思います。ただ,これでいいのかという問題もございますので,今後県の方のヒアリングを踏まえて,担当課の方ともう少しできるのではないのかということも詰めていきたいと考えています。先ほど職員の数の問題のなかで,業務量が増えているなかで職員を単に減らすということは,行革の方も1名減ったわけですけれども,そういったなかで必要な人数はどうなのかという問題は常に動いてくるのかなと思います。そこで,やはりどういった職員がどういった仕事をしていくのか,ということが一番大事になってくるのかなというふうにも今考えておりますので,今後ヒアリングをしていくなかで,当然,財政課,それから職員課とのヒアリングも入っておりますので,今日,委員会のなかでご意見をいただいたことにつきましては,担当課の方にもこういうことだと事情は説明しながらも,その総務省が示している4.6パーセントをクリアできる方向で進めさせていただきたいと考えています。

金井委員)今,職員について話があったわけですが,実施計画・集中改革プランの4番目,定数管理・給与の適正化及び人材育成ということで,定員適正化計画案を17・18年度で策定して,あと4年間で4.6パーセント削減,34人以上職員を削減するとなっています。その間に退職者は,17年度から113人になると,このように載っています。それで,平成22年4月1日は,平成17年10月1日に744人いた職員が710人になって,削減効果は8億5,350万円になるということです。そうすると,今の国会の審議などの方向から見ると,私はこういう人数の削減では少なすぎると感じます。例えば,17年10月1日は石岡と八郷が合併して新石岡市になったときの人数でしょうよ。これは当然,新治広域にいた消防職員とか何かが入って,この744人になっていると思います。また,18年4月1日には,営農研修センターが解散して,その職員が市の職員になっているわけです。さらに,私の自宅近くの青少年センター,あそこに3人くらいの市職員がいたわけですが,それを引き揚げて,4月からシルバー人材センターに管理委託するわけでしょうよ。そういう全体のことについて具体的には見ていませんが,全体的に見ればシルバー人材センターとか指定管理者の導入とかで,実際には職員の数は思ったほど減らしていないと。逆に仕事量が増えるというのはある意味では分かるような気はしますが,目的から見てこういう削減計画が非常に曖昧で,その辺の新しく入った職員のことなどがね,きちんとしていないように思えます。これは,合併の時点で分かっていることだと思います。営農センターの職員が市の職員になるようなことは。そういうことも全然記載されていませんし,だから,そういうことをきちんとね,もう少し判断してやっていただかないと,ただこう書いてあるだけで,実際にはそれほどの効果はでないというように私は感じるわけですが,それはここでどうこう言ってもしょうがないと思いますので,ご意見として申し上げたいと思います。その他に現場のいろいろな問題もあると思いますが,住民サービスでいろいろな出先機関を減らしてはまずいということも一面ではあるんですが,やはり統合できるもは統合して,できないものは業務委託してやるということでないと,これから先大変なことになっていくと思いますので,これはご意見として申し上げておきたいと思います。

参事兼行財政改革推進室長)ただ今のご意見につきましては,今後,担当課の方のヒアリングのなかでも,行革懇談会の方でも4.6パーセントは少なすぎるだろうというご意見もありますので,そういうものを踏まえて人数につきましては,もう少し見直しをかけていくと,この数値につきましてもできるだけもう少しきちんともう少し表現をしまして,常に見直しをかけたものについては公表をしていくということで,有耶無耶にならないような形で公表の方を進めてまいりたいと考えております。

大場副委員長)今の意見に関連しますが,消防関係の職員135名のうち,今,134名ですよね。それを除外した数だと,職員数約600名になろうかと思います。そこで,一般事務に関する職員数は削減することができても,消防に関する職員というのは単純に削減できないと思います。その消防職員に関する定数を除外した分についての削減率を考えればいいことであって,その点のこともよく考えていってもらいたいと思います。

参事兼行財政改革推進室長)確かにここに載っていますのは市の職員という形ですので,消防職員を含め,または行政職2表の職員も含んだ数となっています。そういったなかでは,今後,定員適正化計画のなかでは,ある程度公営企業に属する水道事業とか,そういうところに従事する職員も分けて表示しなさいよという考え方がありますので,そういうなかでは消防職員等につきましても,定員適正化計画のなかでは分けて表現がされております。そういったなかで,そういうものを含めて人数の削減については,担当課の方とも調整をしていきたいと考えます。

徳増委員)定員適正化計画のなかで1つだけ確認しますが,指定管理者を導入したときに,現在ある「国民宿舎つくばね」が指定管理者となったと仮定して,今いる職員をどういう扱いにするのか,城里町の「ホロルの湯」でいろいろ問題になっているように,本来,あのような形にするのが指定管理者だと思います。先日の一般質問のなかで,ある議員からあったようなふうには私は受け取れなかったんですね。どうも,そこにいる,現在従事している人たちを,皆さんと同じ職員として扱うような感じの質問に受け取れましたから,確認なんですが,市の方針として指定管理者というのは,本来,定員を削減していくということが大前提ですので,石岡市としての指定管理者導入に当たっては,どういうふうにされるのか基本的な考えをお聞きしたいと思います。

参事兼行財政改革推進室長)指定管理者制度導入についての基本的な考えは指針で示してございますが,本来は指定管理者制度は公募というのが原則でございますが,他の自治体においても外郭団体等において指定管理を受けさせているというのが現実だと思います。そういったなかでは,今,石岡市にありますそういった施設においても,そういう外郭団体に指定管理者としていただくと。そのなかで,これまで以上にその施設の有効利用なり効率化を図っていただきたいと考えてございます。ただ,市の職員が派遣されていたものにつきましては,これは引き揚げるという形になりますので,事業団の職員と市の職員とはその取り扱いに差がございます。以上です。

徳増委員)まだ,はっきり私分からないんですが,今までやっていただいたところにお願いすると,そこまではよく分かるんですね。ただ,3年間のうちに数字が上がらないとかおもわしくないといったときに,市の職員を引き揚げるということ,そこまでは分かります。ただ,外郭団体の職員の身分を市の職員と同じように,その後も保障していくための指定管理者なのか,もしそうであったら私は大反対です。何のための指定管理者なのか。反対というのは個人的な意見ですが,もしそれを入れるのであれば,料理を運んでいる人を皆さんと同じように一般職として入れていくということであれば,水ぶくれ状態になりますからね。この適正化計画など何にもなりませんからね。その辺のことを,本当に基本の基本ですからお聞きしたいと思います。

参事兼行財政改革推進室長)現在の指定管理者制度の導入の段階におきましては,外郭団体がもし受けたとすれば,きちんとやっていただくような形でそれぞれの担当課の方にも指導はしているところでありますので,今の時点では必ず効果がでるような形でもっていくことでしか推進室としては話せないと思います。

大場副委員長)今,そういう説明がありましたが,指定管理者の導入が9月か,10月と思いますが,現在,課長が「国民宿舎つくばね」に支配人として配置されていますよね。その場合,指定管理者に移行された場合,その課長が戻ってくるわけです。その戻ってくる配置も考えているのでしょうか。

参事兼行財政改革推進室長)指定管理者の導入につきましては,今,財政課の方,または職員課の方と来週調整をして,仮に指定管理者を入れた場合に補正予算とか,そういう協議も必要となってきます。また,そういう職員が派遣されている,身分の取り扱いも当然ありますので,それらについては,そういった協議なかで職員課の方にもその旨は伝えてありますので,実際に9月1日から指定管理が導入されたということであれば,その職員についてはどこの部署に配属するのか,その辺は検討していただけると考えております。

大場副委員長)今の答弁で検討していただけるということですが,もう3月の議会で指定管理者制度の条例が制定されて,その時点から4月からもう戻ることが前提となってくるなかで配置したものと思っていましたが,その辺がはっきりしませんので,今後それらのことについて十分検討されるよう要望しておきます。

前島委員長)ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)発言なしと認め,以上で行財政改革に関する審査を終了いたします。
 八郷総合支所長の久保田君につきましては,退席いたしましたのでご報告いたします。
 次に,デマンド交通の八郷地区のアンケート結果についてを議題といたします。執行部より説明を求めます。

参事兼企画課長)それでは,前回速報値をもってご報告いたしました新多目的交通システム,いわゆるデマンド交通システムについて,お手元の資料に基づきましてご説明いたします。
 開いていただきまして,まず1ページでございます。1ページの路線図は,現在のバス事業者が路線認可を受けている路線図でございます。合併後の石岡市内,全部で10系統の路線バスが生きてございます。そのうち石岡市内をもろに路線として持っている路線が7つでございます。下に表がございますが,例えば4番と5番,9番と10番,全く名称は同じでございますけれども,便によっては多少回る箇所が違うというふうな認可を受けているために,このように重複認可路線となっております。ご理解を頂戴したいと思います。また,11番,12番,13番ですが,これは全く八郷に関係ないだろうと私どもも理解していた路線でございますが,便によっては柿岡車庫から出て石岡駅を経由して水戸へ行く,あるいは鉾田,土浦へ行くというふうなことでございまして,これらの便につきましても八郷地区を路線とする認可が現に出ておりますので,このような路線が重複しながら今の石岡市内を走っているということをご了解いただきたいと思います。特に9番,10番は聞き慣れない名称,東小ヒルズ線と申しますが,石岡駅から産業道路を国道6号線に出まして,水戸方向へ左折します東小の前を通りまして,ジャスコの角を村上六軒線へ左折,第1病院の前を通りまして,その後杉並小学校の跨線橋のところを常北線に右折しまして,ヒルズといいますのは一般的には旧美野里町にございます希望が丘住宅というふうにご理解いただきたいと思います。これをヒルズというふうに呼んでいるということです。ちなみに,石岡駅から東小学校の前を通りまして,美野里の希望が丘住宅まで,そこでまた折り返しをするという路線でございます。
 続きまして2ページでございますが,アンケート調査からさまざまな課題が分かったわけでございますが,その課題をいくつか抽出してございます。(1)は現在の路線バスに対する分析でございます。太字で書いてございますが,大きい文字で「住民にあまり利用されていない」というのが現在の路線バスの状況でございます。(2)が,住民の移動特性に関する分析でございます。やはり大きな矢印の下の大文字のところでございますが,「現在の交通手段では,頻繁に外出する事が困難である」と,まさにそのとおりでございます。(3)は,公共交通への財政支出に関する分析でございます。「現在の石岡市,特に旧八郷地区における公共交通に対する財政負担は少なくない」ということでございます。少なくないという書き方をしてありますので,ここをご理解いただきたいと思います。
 次に3ページですが,それでは,それらの方向性についていくつか列記をしてございます。
 (1)が,現在の路線バスに関する分析と今後の課題でございます。(2)は,住民の移動特性に関する分析並びにその課題,(3)が,公共交通への財政支出に関する分析と今後の課題となっております。
 これらを受けて,4ページの新しい総合交通システム実現のための基本方針が書かれているわけですが,柱としては7つ記載がされてございます。居住する地域や年齢に関らず,市民すべてが安心して利用できる交通システム,当然のことでございますが,以下,既存バス路線(関鉄グリーンバス)と連携した運行方式であるということでございまして,旧石岡地区の場合は,一番下の関鉄グリーンバスとの連携といった項目はございませんでした。旧八郷地区の場合は,以前ご説明したとおり,あまりにも多い路線がまだ健在であるということで,これらの調整に相当のエネルギーと時間を要するものと思っております。
 次に5ページですが,旧八郷地区の需要はどのくらい予測されるのかということです。先般お話しましたが,1,146人の方から回答が寄せられた結果でございますが,表の一番下,旧八郷町というところの一番右端でございますが,日平均227名程度の利用を見込めるという結果でございます。上の方に書いてございますのは,先進的な事例を導入しております各町でございますが,それらの数字から見ると,旧八郷地区の方が圧倒的に多い数字が見込まれるということでございます。
 それから6ページは運行エリアでございます。旧八郷地区の場合,このような分け方が一番いいだろうということの,これはあくまでたたき台でございますので,そのようにご理解をいただきたいと思います。1番が恋瀬・瓦会,2番が葦穂・柿岡,3番が羽鳥駅の方へ向かいまして園部・林,4番が小幡・小桜,これらのエリアはすべて柿岡地区をカバーするというふうな案でございます。あくまでも,現在の関鉄グリーンバスの路線が国土交通省から認可されて生きていますので,あくまで関鉄グリーンバスの現在の路線,それを最大限気にしたような路線になってございますが,柿岡地区と石岡駅の間は,現在の関鉄グリーンバスの路線をそのまま使うのが一番いいのではないのかと,これも今後私ども検討委員会を立ち上げながら,さまざまな観点から協議を要するところでございますが,調査においてはこのようなひとつの方向性だというふうにご理解をいただきたいと思います。これで決まったということではございません。
 それから次の7ページでございますが,標準的な時間割,アンケート調査から見えてきたさまざまな利用形態でございますが,それをもとに標準的な時間割を作るとすれば,このような感じだろうということでございます。電車,路線バスではございませんので,はっきりした時刻表というものは作りませんが,時間的な基本的な配車割合はこのようなものだろうということでございます。
 次に8ページは,システムの構成でございますが,これは旧石岡地区と全く同じでございますので割愛をさせていただきます。
 次に9ページからは参考ということで,10ページには前回お示しできなかったクロス集計でございます。クロスに集計しますと,一気にさまざまな面が見えてくるという特性がございます。まず10ページのクロス集計の年齢と利用の意向でございますが,300円以下なら新しい交通システム,すなわちデマンドを利用したいというのは18歳未満が一番高いということです。その次に高いのが80歳以上,私ども多少びっくりしましたのは,500円程度なら利用するという方が,80歳以上で24.1パーセント,4人に1人の方は500円出してもいいんだよというふうな回答で,ここだけ以外でございました。
 ページを開けていただきまして11ページですが,ではどこにお住まいなのか,お住まいごとに利用の意向をお伺いしたわけですが,300円以下のところで圧倒的に多いのが,やはり瓦会地区33.3パーセントでございました。続いて恋瀬地区,やはり恋瀬地区には500円程度という赤いラインのところが13.3パーセントの方,このような結果になってございます。
 それから12ページは,前回お示しいたしましたが,ご希望の料金をお伺いした平均が合計という欄で358円でございます。赤い文字で示したのが,平均値より高く出してもいいんだよというふうな地区でございます。一番が小桜376円,次が小幡373円,恋瀬が369円ということです。
 次のページにいきまして13ページですが,年齢ごとに新しい交通システムの利用目的をお伺いする設問でございます。当然のことながら,80歳以上のかたが断トツでございまして42.6パーセント,次いで65歳〜79歳,そして18歳〜64歳,このような順でございます。特に私ども注目いたしましたのは,18歳未満の赤いバーのところですが,八郷地区については通学手段として28.6パーセント,これほどの数字が出てまいりました。石岡市の場合は,現在は小学生だけしか巡回バスは通学手段として使っておりませんので,ここまでの数字が見えなかったんですが,八郷地区の場合は通学という数字が結構多いということです。
 次に14ページですが,居住地区と新しい交通システムの利用目的でございます。当然のことながら,通院という青い棒が一番多いということで,特に突出しているのが林地区32.7パーセントでございました。以上が,デマンド交通の調査報告の概要でございます。よろしくお願いをいたします。

前島委員長)以上で説明は終わりました。ただ今の説明につきまして,質問等はございませんか。

金井委員)今までの説明だと定期路線のバスがあるところは,それがなくならないとできないように受け取っていたわけですが,そうではなくて,路線があってもそれと同じ路線でなければいいということですか。

参事兼企画課長)路線バスとの調整をつけないと,運輸局が認可申請書を受けてくれないといった現在姿勢にあるわけです。石岡地区の場合は,すでに路線バスのほとんどが石岡市が財政負担する巡回バスに取って代わっておりまして,石岡市の巡回バスは,いわゆる民営の路線バスとは違うんだと運輸局が事前協議をパスして下さいましたけれども,八郷地区の場合は,先ほど申し上げたこれだけの路線,これを逐一路線バスを運行する事業者と協議をして,下協議が調わない限りは運輸局の姿勢としては,結局,官が民を淘汰してはだめだというのが原理原則でございます。前回も申し上げましたとおり,300円のデマンドで路線バスよりはるかに低い運賃で結んでしまいますと,当然路線バスのお客さんは限りなくゼロに近くなるわけでございますので,何とか一生懸命バス事業者とこの辺の協議を続けていきたいと思っています。以上です。

大場副委員長)今の話を聞いていくと,八郷地区自体でもデマンドをやりたい,それが結論なのでしょうか。

参事兼企画課長)昨年12月に東海村がデマンドを開通しました。東海村の場合は,茨城交通という路線バスのエリアでございまして4路線が生きていました。茨城交通は,話の分かりがいいのかどうか私ども確認しましたところ,これは運輸局でも確認をいたしましたが,東海村のデマンドを開通するに当たってバス事業者は,事前協議で何も一言も言わなかったと,どうぞおやり下さいと,我々が持っている路線バスで地域住民の交通サービスがまかなえるとは思っていない,どうぞおやり下さいという返事をいただいて,東海村はとんとん拍子で進んだという経過もございますので,その辺の事例も今後の協議の場でぶつけていきたいと思っておりますので,ですから10路線すべてが満足しなければデマンドが走れないという意味ではございませんので,途中であっても運輸局のゴーサインが出れば走れるということでございますので,ご理解を頂戴したいと思います。

徳増委員)乗り換えのことですが,柿岡まで行って,例えば恋瀬の方が園部の方に行きたいとしますよね。そうしますと,柿岡まで乗って行って,また300円払って園部・林エリアの方に行くことになりますね。そのときに,どういう電話の仕方をすればいいんですか,乗り換えですから。

参事兼企画課長)エリアを,一応この4エリアに分けてございますけれども,旧石岡にはプラス跨ぎルートというものを作ってあるわけです。当然,八郷地区についても地域のなか,いわゆる旧八郷地区の跨ぎエリアというものは必要だろうというふうに,さまざまな観点からコンサルタントとやったんですが,これを全部1ルートでやるととんでもない時間がかかってしまいます。1つの跨ぎでは,とてもとてもクリアできないということもございまして,当然,今後,跨ぎルートというものは作っていく必要性はあります。それから,八郷地区の方が,石岡駅,あるいは石岡の何々病院までいきたいといったリクエストも当然あるだろうと思っています。そういう場合のいわゆる石岡地区,八郷地区の跨ぎというエリアも設ける必要があるだろうと思います。それから,現に6ページの地図をご覧いただいてお分かりのとおり,林の方が1回柿岡へ行って,乗り換えて石岡駅に来るということは有り得ません。ですから,あくまで先ほど申し上げましたとおり,路線バスにある程度義理立てをしたようなプランになっていますので,これは当然私どもも今後主張をしていきまして,地域の方が少しでも利用しやすい形態にしていく必要があるだろうと思います。徳増委員から,ただ今ございました予約の仕方,例えば乗り換え予約の仕方,まだこの辺のところは現実的に煮詰まってございませんので,見え次第課題として整理させていただきまして,その都度ご報告を申し上げたいと思います。

徳増委員)大場委員からありましたように,デマンドありきで進んでいるように私も思って質問しているわけですが,これを見ますと路線バスなり巡回バスの方が,住民にとって本当は使い勝手がいいのではないかと今日の図を見ましてつくづく思いました。

大場副委員長)先ほどこのアンケート結果の説明で,18歳未満の方が通学で28.6パーセントという数字にびっくりしたということでした。だいたい八郷地区の場合,一番多いのは通学が多いわけです。だから,巡回バス,路線バスでなければ絶対対応できないと思います。この路線のなかには入っていませんが,関東鉄道に委託しているバス路線もありますので,そういうことも考えてもらって,逆に補助を7百万とか8百万とか出さないで,巡回バスでそこを対応するとか,そういうことも検討してもらいたいと思います。同時に,デマンドのアンケート,「巡回バスとデマンド,どちらが必要ですか」というアンケートのし直しというものも八郷地区に対して必要だと思います。

参事兼企画課長)ただ今のご指摘のとおり,私どもも八郷地区のすべての路線を淘汰するつもりでやっているわけではございませんので,今後協議を進めさせていただきまして,当然のことながら柿岡車庫と石岡駅というドル箱路線は,これは我々も最大限尊重しなければならないと思っています。また,バス事業者も絶対この路線を捨てることは考えられませんので,ご意見を肝に銘じながら進めさせていただきたいと思います。

金井委員)路線バスのことは結構ですが,今の4つのエリアでデマンドの経費はどの程度みていますか。

参事兼企画課長)詳細な計算はまだでございます。それは,エリア分けが決まったのがつい過日でございます。予算上の問題で大変恐縮ですが,私ども予算をお願いしたのが約2千4百万円ですが,これを年間ベースにしますと2千4百万円から多少プラスアルファになるだろうと思います。平成18年度の予算審議のときに,ご審議をお願いしましたデマンドの予算資料というものが10ヶ月を見込んだ数字でございまして,それが約2千4百万円でございますから,それを12ヶ月にしますとそれよりもうちょっと必要であると思います。

金井委員)それは,石岡地区と八郷地区を含めた額ですか。

参事兼企画課長)石岡地域が約2千4百万円でございまして,八郷地区についての車両台数はさほど変わりませんが,1日当たりの平均走行距離が圧倒的に伸びると思います。石岡地区の1日当たりの車両借上げ料の算出基礎は1日150キロメートルです。ですから,これをベースに各交通事業者との費用の換算の協議を進めるわけですが,当然のことながらエリアが広い,走行距離が伸びる,そういうことで多少は石岡地域と同じ台数であっても,金額は多少高めになるのではという予想はしております。いずれにしましても,ある程度の概算費用が出たときには,当委員会へご報告を申し上げたいと思います。

大場副委員長)旧石岡市内ではデマンドでどこへも行けるわけです。それが,旧八郷エリアだと柿岡まで,同じ市で不公平感が出てくると思いますが,この辺についてどのように考えていますか。

参事兼企画課長)両地区の不公平感,不平等性については,できるだけ発生しないように進めていかなければならないことです。ただ,地域の特性,あるいは地理的要件というものは,最後まで残ってしまうわけですので,これからの全エリアのデマンド交通の運営の協議会を組織していくことになろうかと思いますけれども,そのなかで整合性を持たせた運行,あるいは住民サービスの均等化を目指して我々は努力をしていかなければならないと考えております。その程度のお答えしか本日出来ませんことをご理解いただきたいと思います。

前島委員長)ただ今,各委員からデマンド交通システムについて,さまざまなご意見がありましたが,デマンド交通システムにつきましては,今後も当委員会において調査,検討をしてまいりますので,本日の審査はこれをもって終了いたしたいと思います。
 次にその他の件で何かございますか。

金井委員)先だって3日に企画部長に電話で話は伺ったわけですが,3月末に石岡市で契約した各施設の機械設備の管理とか清掃の委託とかあると思います。合併して相当の箇所があると思います。そのなかで私が助役に電話した件は,石岡に関係ない市外の業者で石岡に営業所があるという会社が,石岡のある施設の仕事を取って4月1日,2日も3日の朝も来なかったと,それで石岡の営業所は現在その電話番号は使われていないと,そういう業者が仕事を取ってやっていると助役に電話をしたんですが,その結果,助役と企画部長から返事がありましたが業者に厳重に注意をしたということです。今回の発注はどういう形でやったのか分かりませんが,私は調査していないので分かりませんので,今回発注した機械や建物の管理とか清掃とか,そういうものについて一覧表で各場所の選定した業者と仕事を取った業者を資料としていただきたいと思います。それから,ついでに申し上げますが,八郷総合支所の清掃を新しい会社が取っていますね。これが,八郷庁舎は合併前には4階まで全部使っていたわけですが,今度は全部使っていないわけですね。その清掃を請け負った金額が,庁舎を全部使ったときと,どの程度違うのか分かるようにしていただきたいと思います。特に,こういう話はとかくうわさとして出ますが,いろいろな問題を含んでいるようですので,私が電話を受けたのは水戸の業者で石岡に営業所があると,石岡の営業所は何回電話をしても現在使われておりませんということで,その施設を管理している職員がびっくりしてしまってどうしていいのか分からないということであったわけです。特に機械設備なんかはね,きちんと管理しなければだめになってしまうんですよ。昨年,合併前ですか,石岡の庁舎の冷房設備がだめになってしまって改修したでしょうよ。相当の期間冷房が効かないでいたわけです。そういう請け負った業者が3日も来ないで,助役とか企画部長が連絡しなければ来ないというような業者,営業所が石岡にあるようなことをいって電話も繋がらない業者を選定することは非常に問題があると思いますので,今すぐではなくても結構ですが資料としていただきたいと思います。

前島委員長)ただ今,金井委員から提出要求のありました請負に関する資料につきましては,委員会として要求いたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)ご異議なしと認め,委員会として要求いたします。執行部におかれましては,資料が整い次第,提出願いたいと思います。会議を続けます。

企画部長)ただ今,金井委員からあるいは委員会から提出要求のありました資料につきましては,早急に整理いたしまして提出いたしたいと思います。よろしくお願いいたします。

大場副委員長)八郷総合支所の清掃委託については,すぐ分かると思いますがどうでしょうか。

管財課長)今回,平成18年度の契約業者は常総ビル整美という会社でございます。税抜きで912万円の見積もりを出しております。17年度の業者については,調査してすぐ報告いたしたいと思います。

前島委員長)ただ今,本件につきましては,調査をしておりますので,それ以外の件で,鹿島鉄道について説明を求めます。

参事兼企画課長)資料の最後に鹿島鉄道の廃止手続きのフローをお付けしてございます。あくまでこれは国土交通省関東運輸局のフローでございまして,一番下に廃止という文言が入っておりますが,必ずこうふうになるという意味合いではございませんのでご理解いただきたいと思います。今日が4月11日ですので,黒く塗りつぶした4月10日,すなわち昨日で沿線の利害関係人からの意見聴取の申請が締め切られております。これは国土交通省へ利害関係人から直接郵送するシステムでございまして,私ども市,県を経由しませんので,今どこのだれが申請しているかということをなかなかつかみづらいんですが,関東運輸局から情報を入手したところ,石岡市からも南台の区長さんをはじめ複数人から申請がなされているということです。その方々が,市にこの利害関係人に当たるかということを関東運輸局が逐一審査をいたしまして,利害関係人にふさわしいということであれば意見を申し述べることができるということです。却下される場合も相当ございます。あなたは,ここの場面で意見を言う資格はございませんと却下される場合もございますので,何とも言えないところでございます。このような手続きをしまして,実際の意見聴取は5月25日から開催ということでございます。意見聴取した結果,何ら問題がないということであれば繰上げの廃止ができるということ,これは鉄道事業法の定めなんですけれども,それが6月2日になっています。廃止日の繰上げをやっていいかどうか,当然意見を述べる人は繰り上げ廃止どころか廃止そのものがだめだという意見で終始するはずですので,繰上げの廃止はまず鹿島鉄道については有り得ないと。ですから,法律どおりの廃止日となれば来年の4月1日ということでございます。以上が廃止手続きのフローでございます。

前島委員長)以上で説明は終わりました。先ほど,調査により答弁を保留しておりました件について答弁を求めます。

管財課長)大変失礼いたしました。17年度の八郷庁舎の清掃業者は,今回と同じ常総ビル整美株式会社で請負金額は1,071万円でございます。今回,18年度は税込みで957万6千円という契約金額になっております。以上です。

大場副委員長)その常総ビル整美株式会社はどこにありますか。社長名もお願いします。

管財課長)会社は筑西市にあります。代表者は○○○○(個人名)という方になっております。

前島委員長)それでは,本件は以上で終了いたします。鹿島鉄道について質問等ございませんか。

大場副委員長)鹿島鉄道の廃止に関して,利害関係人の意見を述べる機会があるということですが,石岡市は利害関係人にはならないのか伺います。

参事兼企画課長)この場合の利害関係人には,行政法人は該当しませんので,沿線の高校生の団体であったり,商工会であったり,観光協会,最も利害関係があるのは,例えば鹿島鉄道沿線の各駅で営業しているタクシー会社などが考えられます。特に玉造駅には,タクシーが3,4台ございますから,仮に廃線になればそこでいくら客待ちをしていてもお客が全然来ないわけですから,そういう意味での利害関係人とご理解いただきまして,私ども行政が意見を述べるとすれば,4月20日以降の茨城県と一緒の陳述者という欄がございます。利害関係人は,該当しないということをご理解いただきたいと思います。

大場副委員長)今,4月20日前に小美玉市の市長選があれば会合を開くと思いますが,いつ開く予定なのか伺います。

参事兼企画課長)市長の選挙が4月30日でございまして,私ども現在の日程では,新市長誕生後5月12日に第1回の協議会を開催する予定ですすめているところでございます。

大場副委員長)それでは4月20日では間に合わないということになりますが,その辺はどうのようにするのか伺います。

参事兼企画課長)現在,小美玉市は職務執行者でございます。残る3市においては市長がいるわけでございますので,茨城県からはまだ正式な連絡は入ってございませんが,3首長が協議の上誰かが意見を述べるか,3人述べることはまず有り得ませんので,そうなった場合,対策「協議会の会長である当市の市長が当たる可能性が非常に強いわけですが,まだそこまでの詰めは行ってございません。

大場副委員長)早く詰めた方がいいと思いますので,部長の方からも上司に言っておいて下さい。

前島委員長)他に発言はございませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)発言なしと認めます。

  (委員長発言のため,委員長を副委員長と交代)

前島委員長)私の方へ市民の方,何名からも連絡が入りましていろいろと苦情が出ている件であります。それは,当市の首長が何時ごろ来ているのかということで,その辺について,その方が言うのには「9時半から10時ごろだろう」ということでした。まさか,そのようなことはないだろうと言ったわけですが,それはなぜかと言いますと,市長は常々職員は早く来るように言っているわけですから,まさかそれは率先垂範という部分もありまして,ここに市長公室長がいるわけですので実際にどうなのかということについてお伺いします。

市長公室長)ただ今のご質問も朝の時間ですが,8時半に参るときもございますけれども,前日の夜遅くまでの会合等もございますので9時半に参るときもございます。当然,市長のスケジュール調整を我々市長公室のなかの秘書課で行っていますけれども,そういう部分についてスケジュール調整,あるいは当然,議会と関係もございますし,それから対外的なこともございます。そういう部分では,十分にそういうことに配慮しながら,我々市長に仕えているわけですけれども,ご指摘のように9時半のときもございますし,8時半のときもございます。ですから,常に8時半に来ているということではございません。

前島委員長)今,説明を受けたわけですが,市民の方がそういうふうに見ているということを市長に言っていただきたい。そうでないと,10時の会議など場合,部長との打ち合わせなどはなかなかできないだろうと思っています。これは私の意見でありますが,普通であれば8時半ぐらいに来るのが普通だろうと思っています。やはり,首長は早く来ていただいて職員とのコミュニケーションを図っていただきたいと思います。これは市民の意見でもあります。よろしくお願いします。

徳増委員)今の委員長の意見に引き続きなんですが,朝8時半前には,市長と会議はやったことはないんですか,いわゆる管理職との。始まる前に,仕事は8時半スタートですから,その前に会議をしている市長も日本中にたくさんいます。そういうところは,いろいろなことで先進地と言われているところです。当市に限ってはないのかなと,よく9時半に下でお会いしますから思うんですが,合併後そのくらいの意欲があってもいいのではないかと思いますので,そういうことがあったかどうかお聞きしたいと思います。

市長公室長)私の記憶の範囲のなかでは,8時半前に私どもを交えた会議は記憶にございませんので,8時半以降の会議だと思います。ただ,他の部に関することにつきましては,私ども以外のところでもやっている場合もございますので,それは市長公室において我々交えてのことでございますので,一概にやっていませんということは断言できませんので,そう部分でお含みおき願いたいと思います。

徳増委員)たまには市長も1期終わられたわけですので,部長,課長のお顔は分かると思いますが,職員の肩をたたいて「よくやってくれてるね」とそのくらいのことはあってもいいのではないかと,前にも一般質問で言ったことはあるんですが,なかなか市長はシャイでいらっしゃって庁舎内を回るということはなさらないようですけれども,極力8時半には庁舎の方にいらっしゃって,庁舎を回るぐらいことを市長公室長の方からも進言していただきたいと思います。
 それからもうひとつ,秘書課のことで公平性を持った対応をしていただきたいと思います。いろいろなことでアポイント入れたときに,後で明らかに分かるようなうそをついて,その時間はだめだというようなことを私自身経験しておりますので,これ以上申し上げませんが公平性のある対応をよろしくお願いいたします。

秘書課長)極力公平にスケジュール調整をし,十分注意をしながら対応しているつもりですが,委員ご指摘のようなことがございましたなら,また,そのように感じられたとするならば,大変申し訳なく,以後気をつけていきたいと思います。

前島委員長)以上で,本日の案件の審査は終了いたしました。
 以上で,企画委員会を閉会いたします。



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