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議会中継
  


 第7回委員会 (12月18日)
出席委員 前島守雅委員長,大場俊之副委員長,金井一夫委員,徳増千尋委員,大和田俊樹委員,村山裕委員
市執行部 【企画部】
 企画部長(中村栄),企画部次長(市村章二),参事兼企画課長(荻沼雅光),財政課長(細井恒雄),管財課長(岡野光弘)
議会事務局 議事法制課長(佐々木敏夫)



前島委員長)ただ今から企画委員会を開会いたします。
 本日の議題は,今期定例会において当委員会へ審査付託されました議案第186号平成18年度石岡市一般会計補正予算(第3号)のうち企画委員会所管部分についての審査,次に,当委員会の所管事務について,執行部からの報告を求めたいと思います。
本日の審査案件説明のため,委員長において出席を求めた説明員の職,氏名は,お手元にご配付いたしました出席者名簿のとおりであります。
 これより審査に入ります。なお,審査上の発言は挙手により,これを許します。
 議案第186号平成18年度石岡市一般会計補正予算(第3号)のうち企画委員会所管部分についてを議題といたします。
 最初に,執行部より補正予算の内容について説明を求めます。

財政課長)それでは,説明させていただきたいと思います。補正予算書をご覧いただきたいと思います。議案第186号平成18年度石岡市一般会計補正予算(第3号)でございます。最初に歳入の部分でございますが4ページをお願いいたします。第2表の地方債補正の変更でございます。そのなかの表で,減税補てん債と臨時財政対策債でございます。 まず,減税補てん債につきましては,恒久的な減税による減収を埋めるものでございまして,当初予算で1億700万円を見込んでおりましたが,国からの起債上限額が8,310万円と決定されましたので変更するものでございます。
また,臨時財政対策債につきましては,一般財源の不足に対応するものでございまして,
当初予算で8億2,300万円を見込んでおりましたが,国からの起債上限額が7億9,840万円と決定されましたので変更するものでございます。
 それと款・項・目で申し上げますと26・27ページをご覧いただきたいと思います。26・27ページの一番下の欄でございます。減税補てん債,補正額で2,390万円の減額,それから臨時財政対策債,やはり減額の2,460万円でございます。
 それから,28・29ページでございます。歳出の部分でございますが,総務費,総務管理費,企画費でございます。国庫支出金800万円の減額と一般財源800万円の増でございます。当初,企画費に国庫支出金800万円を計上しておりましたが,今回の補正で26・27ページを見ていただきたいと思いますが,その歳入のところで700万円の歳入が見込まれました。合わせまして,この部分につきまして,国の国庫支出部分について土木費の都市計画の公園事業費ということで,これを組替えてあります。その関係で企画費800万円を減額し,そこに一般財源800万円を入れたということでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。

参事兼企画課長)続きまして30・31ページをお開きいただきたいと思います。ちょうど中ほどに,総務費の統計調査総務費という費目がございます。具体には,職員課が提案した補正予算額でございますが,充当目的が私ども企画課に所管するものでございますので,ご説明申し上げます。
 職員等人件費5万7千円の減額でございます。ご案内のとおり,企画部所管の職員が1名休職をしてございます。そのための手当が不要となっておりますので,諸般の減額補正をお願いするものでございます。以上でございます。

前島委員長)以上で説明は終わりました。
 それでは,これより本案の質疑を行います。発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)発言なしと認めます。
 これより,本案に対する討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)討論なしと認めます。
 これより採決に入ります。お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することに,ご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 さらにお諮りいたします。ただ今,決しました議案審査の経過と結果の報告については,委員長に一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,当委員会所管事務についてを議題といたします。本件については,執行部より提出されております資料に沿って進めたいと思います。最初に,企画課の鹿島鉄道についてを議題といたします。執行部より説明を求めます。

参事兼企画課長)企画課のご報告案件,まず鹿島鉄道からご報告申し上げます。私ども企画委員会資料,企画部提出の資料をお開きいただきたいと思います。表紙をめくっていただきますと,鹿島鉄道線の運行事業者公募に対する応募状況というページがございます。すでに一般質問でご答弁申し上たとおり,鹿島鉄道については,現在,運行しています鹿島鉄道株式会社による継続的な運行は,100パーセント無理であると対策協議会が判断をいたしまして,継続運行に対する最終的な手段,この可能性を探るために公募を実施したところでございます。受付順に,まずトラベル・プランニング・オフィス,これは,頭文字をとりまして略称がTPOと呼ばれております。本社が東京都にございます旅行代理店でございます。いわゆる旅行業の免許を持った団体でございます。2つ目が,鹿島鉄道存続再生ネットワーク,地元石岡市を中心に沿線4市の存続を願う方々,市民団体が数団体,有機的に連携をいたしまして,このようなネットワークを構成したものでございます。事務局本部を石岡市においてございます。
 次のページになりますが,先ほど対策協議会で公募するという結論に至ったわけですが,そのときに対策協議会がお示しした公募の条件,或いは公募の要件を付した印刷物でございます。まず,大きな1番として,鹿島鉄道線の現状を説明いたしております。運行の路線27.2km,それから現在の運行本数,運行方法,それから(4)番の動力,これが非常に全国的に今では珍しい存在になっています。ディーゼルエンジンよる内燃機関,いわゆる気動車と言われるものでございます。国内の鉄道線,大半が電化,いわゆる電車というふうなスタイルでありながら,鹿島鉄道については,電車ではなくて気動車であるということをご理解いただきたいと思います。(5)番の輸送人員,これは毎年毎年下がり続ける輸送人員をデータとして公募条件の一つとしてお示しをしているということです。上から2番目の通学定期が特に落ち込みが目立つ欄でございます。通勤定期,或いは定期外はそれほどの落ち込みはありませんが,通学定期に関しては年々,すこぶる落ち込みが激しいという状況です。
 それから,2番目の応募期間,すでに締め切りが終わりまして12月11日まででございます。その結果が先ほどの2団体でございます。
3番目の応募の条件でございますが,4つほど並べてございますが,実質的な条件は3つでございます。鉄道施設は事業者が所有すること,いわゆる借り物ではいけませんということを申し上げております。自らが所有することでございます。それから,鉄道事業法に定める第1種の鉄道事業者となること,第1種とは何かということですが,車両その他運行に要する設備施設を自ら所有することが第1種でございます。1種があるということは,当然2種,3種もそれぞれございますが,今回,対策協議会が求めた条件は第1種でございます。それから(3)番が,いわゆる支援金額の上限をお示したものでございます。「沿線市及び県等は」とありますが,等のなかには国も入ります。今後,5年間の運行に際して,総額6億5千万円を限度に経営支援と近代化補助を行うということでございます。これは,鹿島鉄道による継続運行を断念する前に,鹿島鉄道に提示した金額そのものでございます。4番,5番については省略させていただきます。
 次のページにまいりますけれども,過去5年間に国内でどの程度の地方鉄道が廃止,或いは廃止を免れて再生できたのかという一覧表でございます。平成15年12月1日に廃線を迎えたJR西日本が経営する可部線,これは広島県にございます。それから,ご案内のとおり,その下は日立電鉄でございます。以下ずうっと並んでいまして,一番下に鹿島鉄道,すでに廃止届が出されておりますので,一応,鹿島鉄道につきましてもこの欄に掲載をさせていただきました。鹿島鉄道を除く8路線のうち,公募をしたのは上から2番目の日立電鉄と下から2番目の和歌山電鉄貴志川線の2つのみです。その結果として,新たな引継ぎ,いわゆる鉄道を運行するための引継ぎ事業者の決定に至ったのが,貴志川線1線のみでございます。日立電鉄の場合は,公募はしたものの次なる事業者の決定には至れなかったということです。和歌山電鉄貴志川線の募集の条件等というのが,@からEまで記載されております。これは,従来は関西の大手民鉄である南海鉄道が経営していた線路でございます。かの大手の南海をもってしても,「もうだめだと,貴志川線はギブアップだ」ということで廃止届が出されました。沿線は1市1町,和歌山市と貴志川町の1市1町でございましたけれども,それでは公募しようということで公募をした結果,ここの場合はDに特出されているように,運行要件を10年以上しているわけです。これは,提案する団体にとっては,非常にきついプレッシャーになります。私ども鹿島鉄道においては,5年間というふうに限定しています。先ほどの応募要件に記載されておりますとおり,5年間で総額6億5万円,貴志川線の場合は初めから10年以上,いわゆる最低10年という条件です。和歌山電鉄貴志川線の場合は,岡山電気軌道という岡山県に本社を置く地方鉄道が名乗りを上げまして,ただ,岡山電気軌道という名称そのものではお受けできませんということでございました。すなわち和歌山電鉄という新たな会社を立ち上げまして,新たな会社よる運行という条件で受託したものでございます。ただ,一番右端をご覧いただきたいと思います。私ども対策協議会が,常に重要な視点として輸送密度というものを置いておりますが,貴志川線の場合は,仮に15年度と言えども3,000人以上の輸送密度を保っていたわけでございます。方や私どもの鹿島鉄道は,この当時で605人,現在では556人まで下がり続けております。公募したけれども成功しなかった日立電鉄,これは日立市と常陸太田市の話し合いがとんとん拍子で進まなかったというふうな要員もございますが,日立電鉄でも1,300人の輸送密度があったということです。表に示しております間に挟まれた輸送密度の低い路線については,おしなべてすべて公募をせずに廃止になってしまったと事実だけを今日はお示ししたわけでございます。
 公募の手続きの次なるスケジュールでございますが,資料はございません。まだ,審査期間でございますので,細かいコメントは本日は控えさせていただきますが,1週間程度で提案をいただいた詳細について,すべて私どもは精査をする義務がございますので,早速昨日から精査に入っております。できれば12月24日までに最終的な結論を出して,しかるべき方法にて公表したいというふうに,今スケジュールを組んでいるところでございます。
以上が鹿島鉄道についての現在の状況でございます。よろしくご審議賜りたいと存じます。

前島委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の説明について,質問等はございませんか。

村山委員)直接関係ないんですが,今度の第1次の総合計画に鹿島鉄道のことが載っていないんですね。公共交通のところで抜けていますが,これは抜いたんですか。現在,案を公開していますよね。それを見ましたら鹿島鉄道の問題がない,これはどういうことなんですか。

参事兼企画課長)現在,ご審議をいただいている総合計画の基本構想並びに基本計画の中味についてのお尋ねでございますが,公共交通整備の欄というものは当然ございますが,鹿島鉄道については,今後10年間の基本構想のご審議をいただいている時点で,まだ明確な決定,結論が出ておりませんでしたので,総合計画に具体な鹿島鉄道といった4文字の記載はございません。以上ございます。

大場副委員長)この募集条件等において,(1)と(2),「少なくとも,鉄道施設は鉄道事業者が所有すること」とか,「第1種鉄道事業者になること」ということですが,鹿島鉄道の方では,この土地とかそういう施設とかを売るということでしょうか。そうであるなら,その金額はどのくらいなのかお伺いします。

参事兼企画課長)昨日のプレゼンテーションでも,様々な熱意ある提案をいただいたわけでございます。当然のことながら,2つの団体とも,これとこれがクリアできれば私の場合はこのように展開できますよという方向性の提案であったことは間違いないんですけれども,鹿島鉄道の意思はどうなのかというご質問でございますが,提案に対する今日,私の答弁は差し控えさせていただきます。従来,鹿島鉄道が私ども対策協議会に意思表示をしていたこと,これはすでに廃止届が1年前3月30日に出されておりますので,廃止届の期日,いわゆる4月1日の午前零時が廃止時刻になりますが,これ以降,自ら運行する意思は全くないと,この意思表示の繰り返しは私どもに説明をしております。

大場副委員長)それでは,売るとか売らないということはないということですか。

参事兼企画課長)ご質問の趣旨は理解しておりますが,その件に関します具体な本日の答弁はご容赦願いたいと思います。

金井委員)今回,答弁できないということですが,もう少し結論出すという時点で,鹿島鉄道さんが敷地などは,新しい運行組織ができれば寄付するとか,或いは売るんだとか,車両などについても寄付するとか,売るとか,そういうことが全然なければ公募をしても存続できないということは初めから分かっているのではないんですか。そうことはどうなんでしょうか。

前島委員長)暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

前島委員長)会議を再開いたします。

大場副委員長)この公募の結果を12月24日までに決めるということですが,その報告はどのようにするのか伺います。新聞紙上とかでお知らせするんですか。

参事兼企画課長)まだ具体な方法は確定しているわけではございませんが,当然のことながら結果報告は,石岡記者クラブという6社が加入する団体がございますので,石岡記者クラブには瞬時のうちに公表させていただきたいと思っています。

金井委員)この募集要件に,「沿線市及び県等は今後5年間の運行に対して総額6.5億円を限度に,経営支援,近代化補助を行う」という条件が出ていますが,これは5年間を限度に打ち切るという意味なのかお伺いします。

参事兼企画課長)ここの項目は,あくまでも鉄道再生事業計画に基づく年数を記載したものでございます。鉄道再生計画といいますのは,国土交通省,いわゆる許認可を持つ国土交通省は5年サイクルでないと受けてくれません。2年,或いは3年だけ継続したいという案は,国土交通省,いわゆる国においては全く受け付けないわけです。国土交通省が受け付けないということは,先ほど6.5億円には国の補助が入ると申し上げましたが,一定の負担のルールで国が補助金を出すことになっておりますが,それが認められないということになります。そのために,現行の経営改善5か年計画も含めて,鉄道再生に関する計画は5年がスパンだと,そこで5年で終わってもいいのかというご質問ですが,決してそうわけではございません。今後5年間に6.5億円を上限とした補助金を交付する用意があるということでございまして,運行に際しましては5年で打ち切るということではございません。10年でも20年でも運行していただきたいというのが対策協議会の考えでございます。

大場副委員長)この募集要件(1),(2)をクリアして,12月24日に結果が出て,沿線4市,県,国がこの6.5億円を出すということになったとき,これは構成団体の全てが認めていることなのか。

参事兼企画課長)対策協議会の構成メンバーは以前にもご説明いたしましたが,沿線4市のすべての首長,議会議長,所管の常任委員会委員長,それと茨城県の5団体で構成しておりますが,少なくとも対策協議会の委員の方々の内諾を得た上で私どもは提案をしてございます。

村山委員)募集条件の(3)に書いてある「沿線市及び県等は今後5年間の運行に対して総額6.5億円を限度に,経営支援,近代化補助を行う」とありますが,県の意向はどうなんですか。県の企画は,この前までかなりやる気があったようですが,県の姿勢はどうなんでしょうか。

参事兼企画課長)鹿島鉄道対策協議会を構成する5つの団体,温度差は全くございません。皆同じ思いで進めているということをご理解いただきたいと思います。

前島委員長)ほかに発言はございませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)発言なしと認めます。
 以上で,鹿島鉄道については終了いたします。
 次に,乗り合いタクシーについてを議題といたします。執行部より説明を求めます。

参事兼企画課長)10月2日に開通をさせていただきました「乗合いタクシー」の中間的なご報告を申し上げます。1枚目,現在までの乗合いタクシー利用登録者数2,607名でございます。スタート時が1,423名でしたので,日に日に多くの登録を得ているところでございます。実際に利用した方の数はどうなのかといいますと,10月分と11月分の2つ統計をとってございます。当初,688人が1,009人まで上がっています。平均は,その下に記載してございます。
 次に,誰もが興味の深いどこからどこへ乗っているのかということですが,ランキングを5番まで入れてございます。一番左側,降りる場所,いわゆる目的地,第1次の目的地で一番多いのが病院,いわゆる医療機関でございます。それから2番目が交通の結節点,いわゆるJRの石岡駅と神立駅を意味しております。3番目が公共施設,そのダントツが石岡市役所でございます。4番目が商店並びにスーパーマーケットということでございます。5番目が組合,これは聞きなれない言葉ですが,村山委員のお隣にありますチャレンジ・ショップ,これが組合構成でございますので,ここは後ほど触れますが,北エリアと南エリアの乗り換えポイントとなりますので,非常に利用が多いということでございます。
 ちなみに具体名を挙げてご説明申し上げるならば,病院・医療機関の第1位が山王台病院,第2位が第1病院,第3位が杉並クリニックでございます。それから,4番の商店・スーパー,非常に皆さん興味の深いところですが,具体な事例を挙げれば石岡ショッピングセンターとタイヨー,半々でございます。高齢者には,タイヨーというスーパーマーケットが非常に大きな支持を得ていまして,高齢者が足繁く通うのがタイヨーだということが今までの巡回バスでも出ておりまして,乗合いタクシーでも如実に裏付けられたものでございます。
 それから,右の小さな1〜5,1〜5と番号が並んでいますが,これは,それでは一番最初にどこから乗ったんですかということです。いの一番に必ず会員という文字が出てきますが,これは登録していただいている会員のご自宅です。当然,ここから乗るわけですから,一番多いのは当たり前ですね。これは,左側に書いてあるトップ5の目的地によって,どこからスタートするのかということが少しずつばらけてくる,非常におもしろい傾向が出ております。1位で会員宅が一番多いのは間違いないんですが,2位以下になるとそれぞれ違う。例えば,病院へ行く方で申し上げますと,当然,1番目に会員の自宅から行くんですが,2番目には銀行で貯金を下ろしてから病院へ行くという方が15人もいるわけです。次に,交通の石岡駅に行く場合,2番目は何と福祉施設から21人もいるわけです。会員の自宅から,それから福祉施設,福祉施設から次は何駅へ行くんですと,そのように同じようにご覧いただきたいと思います。これが本日までの経過でございます。
 次のページへ参ります。いよいよ19年4月から市内全域一斉に開通を目指すわけですが,道路運送法の改正に基づきまして,新たに公共交通を展開する場合は,自治体ごとに地域公共交通会議を組織しなさい,そのなかで十分議論をした上で,地域公共交通会議の合意を得たものは,国土交通省に申請を申し出てもよろしいというふうに法律が改正されました。石岡市の場合は,去る12月4日に地域公共交通会議を開催しまして,以下はすべて合意がなされたことについてご説明申し上げます。
 ちなみに,地域公共交通会議の構成というものは,監督官庁である運輸局,それから交通事業者であるバス,タクシー,道路交通の安全を担当する警察署,それから私どもの石岡市など,関係するすべての団体が入った会議でございます。
 次に運行エリアでございますが,一番上の方,縦に2つに割ってございます。これが,旧八郷地区のエリアでございます。当初は4分割を考えてございました。4分割のなかで,それぞれに1分割に1台ずつ車を投入する考えで進んでおりましたが,あまりに面積が広過ぎると,1台ずつの配車では行った車が,1時間後に戻って来ることができないといったことが想定されます。次なる便に対応できないということです。大きく2つに分けることによって,2台・2台を投入することが可能だろうと。片方に2台,片方に2台,その2台が常に満車という状況は殆どあり得ない,いわゆる効率的な運行を目指すからには,やはり2つに分割すべきであるということになりました。下の方のピンクの黄色でございますが,これは旧石岡,ご覧のとおり旧石岡においても,10月2日から2つの分割で運行を進める。やはり,同じように2台・2台ということで,合計8台,様子を見た上であと1台補充をするか,そういうふうな検討が今進んでいるところでございます。
 次のページでございますが,標準時刻表でございます。朝7時代,いわゆる7時に車庫をスタートする便から,最終のスタートが17時,ですから17時の車は1時間の行程を踏みますので,最終的に車庫に入るのは18時ということです。特に,※印の1番の7時代,これは現在も様々な交通機関を使って通学する小学校の児童がおりますので,児童を最優先,7時の便は児童の最優先にさせていただきたいと思います。それから,利用者が激減するのが,ちょうど※印の2つ目と3つ目,お昼直後,それから夕刻17時以降,現在でも激減いたします。これは,ただ今申し上げたすべての車両をフル稼働させるのではなくて,少しでも節減効果が出るために,半数の台数を取りあえずスタンバイさせるということで今協議が進んでおります。
 次のページでございますが,運賃と料金ですが,運賃も料金も意味していることは全く同じでございまして,旧石岡エリアはおのずと300円,旧八郷エリアについても当然300円,最後まで検討がなされていたのが,旧八郷から旧石岡またぐような利用形態の場合でございます。これについては,前の前のページの地図をもう一度ご覧いただきたいと思います。八郷地区のまん中に柿岡地区をイメージした青い丸印がございます。それで,石岡のまん中を意味した青い丸印,これは現在,関鉄グリーンバスの路線バスとして,営業上,この路線だけは黒字を保っている路線でございます。この路線バスの営業そのものを私ども「官」が淘汰することは運輸局でも当然許してくれません。そのような意味合いもございまして,この両方地域をまたぐ場合は,路線バスを皆さんお使い下さいとピーアールをせざるを得ないということでご理解をいただきたいと思います。
 そういうことをベースとして,協議をした場合,旧八郷地区,例えば一番北の端に大増地区がございます。そこから,旧石岡市の一番東に八木地区がございます。これを300円で結ぶことはできませんということです。これは,監督官庁でも同じような見解でございます。そこで,どうするかということで,元のページの運賃のところに戻っていただきまして,それぞれの旧エリア内で運行する場合は,先ほど申し上げたとおり300円統一です。旧エリアをまたぐ場合は,プラス200円をご負担いただきたい,都合500円という料金になります。
 その根拠でございますが,一番下に参考して書いてございます。柿岡車庫から石岡駅まで,今20分から30分に1本の路線バスが出ています。乗る場所のバス停から降りる場所のバス停で若干の違いはございますが,平均,今利用者は550円を払っております。本来であれば,バス会社としては550円を上回る金額をお願いしたいということが,現在の路線バス会社のこれは本音であったわけですが,これが550円であれば,50円という半端な金額を高齢者から我々乗合いタクシーがいただくのは,非常に至難の業になってきますので,300円に200円をプラスした500円でどうかということをご提案申し上げましたが,冒頭申し上げました地域公共交通会議では,バス会社或いはタクシー会社,すべてが500円でよかろうということで,運賃については500円をもって結論に達したわけでございます。
 その場合の旧八郷と旧石岡の乗合いタクシーの運行の仕方でございますが,柿岡から石岡駅までダイレクトということは,これはできません。ということは,八郷地区を走っている車が石岡駅まで一人のお客さんを送って,柿岡まで戻るには1時間で戻れません。そこで,また中継ポイントというのがいくつかあるわけですけれども,いわゆる先ほどの地図に戻っていただきますと,一番下に乗り継ぎポイントという言葉が記載してございます。現在,まちなか中継センターが一つの中継ポイントでございます。新たに柿岡地区に,商工会館ではいかがでしょうかということで,今,商工会と話を進めてございます。いわゆる柿岡から北部・西部の方は,一旦,柿岡の商工会館までデマンドおいでいただく,それで商工会館で仮に足腰が不自由で路線バスでは,ちょっと私はきついという方は,次に旧石岡行きのデマンドに乗り換えていただくことになります。その際でも,石岡駅までダイレクトジョイントではなくて,ふれあいの里,ここを旧石岡と旧八郷の乗り継ぎポイントとして設定をしたいということです。そこで乗り継ぎをしながら,旧石岡,いわゆる石岡駅,或いは様々な医療機関へ行っていただくということでございます。
 それから,同じ地図のページの文章の中ほどに,これまでに利用者から多くの声が寄せられたものに,「市外には一歩たりとも行ってくれないのですか」という要望がございました。これには具体な名前が挙がっております。羽鳥駅,神立駅はピンポイントでございますので,運輸局の許可を得ております。現在でも入っています。脳神経外科から以下については,新たな話し合いを今進めている最中です。脳神経外科,白雲荘,これはカインズホームを含めてすべて旧玉里村です。三輪眼科は,旧千代田町です。カドヤ,常陽銀行,小美玉と書いてありますが,旧美野里町,八郷の成井地区の方にとっては,カドヤ,常陽銀行は切実なリクエストであるということを承っております。当然,運輸局の許可条件からすれば,市外ですからだめだということが大前提となるわけですが,相手方との話し合いが合意に達すれば,運輸局はピンポイントだけは許可すると,相手方とは相手の行政,自治体です。このような合意に達した時点で,私どもは相手方であるいわゆる玉里である小美玉市,それから三輪眼科を有するかすみがうら市と個別の折衝いたします。これは,行政同士の話し合いがあればいいということですので,4月からは市外といえども,このピンポイントは輸送が可能になるものと判断しております。
 最後になりましたが,今後のスケジュール表をお付けしております。これは,旧石岡エリアでやってきた準備作業と全く同じ作業がもう一度必要なわけでございます。許認可を申請し直しという意味でご理解いただきたいと思います。今,旧石岡に対する認可というものは,6か月限定認可しかいただいておりませんので,4月1日からは市内全域一斉の認可を取るための新たな手続きが必要だということで,このようなスケジュールに従いまして,4月からは全市一斉のまず試行運行をやってみたいということでございます。試行運行を経て,全市一斉の本格運行に移行をしたいというふうなことでございます。
 以上が,乗合いタクシーの途中経過のご報告でございました。よろしくお願いいたします。

前島委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の説明について,質問等はございませんか。

大場副委員長)巡回バスの数字が出ていませんが,今までの経過を12月に確か教えてくれるということですよね。それと同時に,この後ろスケジュールですが,12月初旬には決定となっていますが,もうすでに決定されているのでしょうか。もう,12月の中旬ですので,すでに決定されているのか,その点についてお伺いいたします。

参事兼企画課長)巡回バスを含めた準備状況ですが,私ども企画部としては,巡回バスは以前ご説明申し上げたとおりでございまして,3月31日をもって運行を廃止するといった前提で進んでおります。4月からは,新石岡市の私ども行政が関与する「官」の公共交通体系は乗合いタクシーに一本化するということです。

大場副委員長)一本化するに当たっても,今巡回バスにどれくらいの人が乗っているのか,これが自動的にデマンドの方に移行されると思います。ですから,その人数が知りたいということです。それと,全エリアでやった場合の予算措置といいますか,そのおおよそ総額というものは出ていると思いますので,それをお聞きしたいと思います。

参事兼企画課長)巡回バスは,旧石岡市内の5ルートでございます。現時点で,1日当たり5ルートで230人前後でございます。極端に減っている,或いは極端に増えているという様子は見受けられません。これは,通学に使っている学童約100人が入っていますので,一般の利用であればそこから学童をマイナスした数字であろうと思います。現在の乗合いタクシーは,全く学童が使っておりませんので,これは純然たる一般の利用だということです。それから,乗合いタクシーの19年度の予算ということですが,確かに予算要求の時点までは私ども関与していますけれども,今その金額をこの場で申し上げるのはどうかということもございます。概算はつかんでおります。

大場副委員長)平成18年度11月分が平均乗車率51.5人,それについて,今度巡回バスがなくなることによって,約1日平均当たり130人,合計で181.5人になりますよね。それで今までの台数で間に合うのかどうかお聞きします。

参事兼企画課長)基本的に7時代の学童輸送,今乗合いタクシーで使っている車両は,最大15名乗りの車両でございます。ある小学校においては,一つの時間帯に18人程度でございます。
 現在,確かに副委員長ご指摘の人員を輸送しておりますが,私ども朝だけ増車する可能性は当然持っておりますが,日中については現在の4台体制並びに5台体制で十分可能だと思っております。

金井委員)今,八郷地区で学童の送り迎えをやっているバスがあると思いますが,これは今度どうなるのか,廃止する予定なのか伺います。

企画部次長)八郷地区のバスについては,現在,恋瀬〜羽鳥間が1バス運行しております。それから,朝日小学校の廃止に伴いまして,スクールバスが小桜小学校まで運行しております。これにつきましては,現在のところ当面,スクールバスについては債務負担行為を5年間しておりますので,その関係から様子をみるという状況になるかと思います。
 また,恋瀬につきましても債務負担行為を起こしております。これにつきましても,まだ期間がございますので,その間につきましては状況を見ながら判断していくことになるかと思います。

金井委員)この年間の費用はいくらかかっていますか。

企画部次長)恋瀬〜羽鳥間につきましては,市の補助が毎年変動しますが,ほぼ700万円前後負担している状況になります。小桜のスクールバスにつきましては,費用的に確認いたしたいと思います。

金井委員)それから,小中学校の統廃合という話もあるようですが,例えば北小学校の父兄は猛反対しているようですが,府中小学校,或いは園部小学校の統合などとなった場合は,スクールバスではなくて,このデマンドで対応するという考え方なのかどうか伺います。

参事兼企画課長)現在の配車台数が,先ほど申し上げました両地区4台・4台,繁忙時に増車をして5台・5台ということです。小学校の数は,それより圧倒的に多いわけです。私どもが,今,乗合いタクシーで通学の便に供しようとしているのが,旧石岡で三村・関川・東・石岡小学校,いわゆる遠距離通学として教育委員会が認めている学区については,そのまま当然,足を保障するというような意味合いで,デマンドで100パーセントカバーできると見込んでおります。ご質問のその他の学校については,また教育委員会が独自の案を持っておりませんので,今後,教育委員会との協議は当然必要になると思います。ただし,すべての学校がデマンドで通学をしたいといふうな要望が仮にあった場合,これはその時間帯しか必要のない車両ですので,我々企画課がコストの意味合いから,今申し上げますと非常にコストを押し上げる要因であると思います。学校教育の観点からは,また別な考えが教育委員会であるかも知れませんが,企画課も公共交通という観点からは,すべての学校の児童に対応するのは,なかなか難しいのではないかというふうな考えを持ってございます。

企画部次長)先ほどの小桜小学校児童のスクールバスについてですが,年間300万円出ております。

大場副委員長)金井委員の質問に関連しますが,路線バスの通学に対する小学校生の定期補助,大増から小見とか片野から柿岡とか補助が出ています。もとの旧八郷町時代,片野に小学校があって,柿岡小学校と合併したわけです。そういうような場合,定期に対する補助が出ています。それと同時に,恋瀬小学校と大増小学校が一緒になっています。それに対しても補助が出ています。それは,路線バスに対する補助ですので,後々のことも考えて,それの数字についても把握しておく必要があると思いますので,後で調べて当委員会へ報告していただきたいと思います。
 それから,今回,巡回バスが廃止されますが,今まで利用されていた方々が不便にならないようよろしくお願いいたします。

前島委員長)ほかに発言はございませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)ないようですので,乗合いタクシーについては,以上で終了いたします。
 次に,財政課からの平成19年度予算編成方針についてを議題といたします。執行部より説明を求めます。

財政課長)平成19年度の予算編成方針について,ご説明させていただきます。資料につきましては,お手元にご配付しております平成19年度予算編成方針という資料をご覧いただきたいと思います。
 10月26日付で,平成19年度予算編成方針が市長から企画部長あてに出ております。この予算編成方針を受けまして,11月1日に担当職員を対象に説明会を開催し,11月末から予算要求を受けているところでございます。主な内容につきましては,経済状況や国,県の予算編成の動向などと当市の今後の方針と財政状況でございます。
 なお,10月には石岡市の財政健全化プランが公表されまして,4年間で25億円の財政不足が生じるとしております。また,石岡市行財政改革懇談会からは,提言書が示されまして,その提言書の数値目標に取り組み,歳出総額の抑制に努めながら,緊急度,優先度の高い事務事業から積極的に取り組み,適正かつ効果的な財政運営を図っていかなければならないとしております。
 このような状況にあって,平成19年度の予算編成は,一般財源に限度額を事前に設定しまして,経常的経費につきまして枠配分方式を採用し,前年度比96パーセントを設定しております。また,投資的経費につきましても,事業の緊急度,優先度を精査し,継続的な事業につきましては,やはり前年度比96パーセント以下,また,補助金につきましても,所期の目的を達成したもの,存続の必要のないものについては,積極的に廃止し,前年度比96パーセント以下としております。
 また,特別会計,それから公営企業会計につきましては,独立採算制を十分認識し,事業の効果的に運営による健全経営の確保を前提として編成するとしております。
 以上が,概略ではありますが,市長から出されました平成19年度予算編成方針でございます。よろしくお願いいたします。

前島委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の説明について,質問等はございませんか。

金井委員)企画部長にお尋ねしたいんですが,今,湖北水道の議会でもいろいろ問題となっていることなんですが,いわゆる湖北水道は,企業会計で採算が合わなければならないということで,結局,旧石岡市内で,お金がかかり過ぎるので工事ができなくて,湖北水道企業団の水道の利用ができない地区が結構あるんですね。それで,来年度から石綿面管の更新事業が,国の補助制度が決まりまして入るわけですが,それについて,石岡市が湖北水道に出資債を起こしてもらうとまたそれに補助が付くということで,今,湖北水道の方で市の方へ5,000万円ぐらいの出資債を起こしてくれということの要望があると思います。  
 それと,その未普及地区の水道を引くためには,やっぱり市の方で,湖北水道がそのような地域の工事をやる場合には,水道工事について,企業会計で採算制を採っているので,一定の補助を出さないと,同じ市民で水道が引けないということで困っている地域がかなりあるので,その辺のところについても市の方へ要望が来てると思いますので,どのような考え方でいるのかお伺いします。

企画部長)湖北水道企業団が行う2つの事業,1つは石綿管の更新でございますが,これにつきましては,約10年間で30数億の費用がかかるということで,これを更新しなければなないということで計画があがっているようでございます。これに対しまして,行政と申しますか,一般会計からの財政援助でございますが,補助が出るのは限られてございます。給水管とそれに伴う設計料だけですので,それ以外の経費については,それなりの資金が必要なわけであります。特に補助対象になるもののなかで,水道企業団が平均している補修経費以上の経費,これについて市に財政支援を求めているわけでございます。これが,約10年間で3億以上ぐらいになろうかなと考えております。これについては,市が市債を起こしまして,そのお金をもってして水道企業団の方へ出資をしたいと考えてございます。それで,その50パーセントが交付税で処置されるというような話でございますので,出資債でその石綿管の敷設替えを支援したいと考えているところでございます。
 それから,水道の普及の整っていないところでございますが,いわゆる追加の配管工事でございますが,これについては,まだ企業団からの話はないんですが,出資などによって財政支援ができるのではないかなと考えているところでございます。
 ちなみに,これはご質問ではございませんが,八郷地区の上水道,これにつきましても企業会計に繰出す場合にはルール,約束事がございまして,一般会計では基本的にはもてないんですけれども,ルール部分はもたなくてはならないということがあります。算出するところによりますと,約1億8,000万円を19年度で必要としているというようなことでございますので,これらにつきましても精査していきたいと考えております。
 それから,申し遅れましたが,湖北水道企業団の石綿管の敷設替えに伴いまして,消火栓につきましては全額一般会計で,もたなくてはならないということもルールでございますので,これにつきましては,ルール分は一般会計でもっていきたいと考えております。

金井委員)ご答弁ありがとうございました。それで,石岡と八郷が合併して新しい石岡市となっているので,将来は水道事業も一本化していかなければならないという想定があると思います。湖北水道は,小美玉市の玉里地区が入っているので,小美玉の水道とやっぱり将来一本化していかなければならないと,これがあると思います。
 そのためには,水道料金が現在バラバラですから,それには,それなりの自治体からの補助があって水道料金が上がらないように,或いは値下げするような形も考えていくことが本来であると思います。
 例えば,日曜日地元説明会があって,私もちょっと出たんですが,外野町で深井戸から水を引いて湖北水道に入っていなかったんですね。そこから陳情がでまして,市で道路の舗装をやるときに水道を引いてくれということだったんですが,湖北水道の議会としても引くのはいいけれど,全部湖北水道に加入してくれなければ,それだけの投資をする必要はないというのが基本なわけです。今では市の中心地とも考えられる場所です。そういうところに,そういう論議がなければ水道が引けないと。それで1年もかかって,その地域の対象者全部から「入ります」といった誓約書をもらって,今度発注したわけです。今回,その発注した説明会に立ち会って欲しいということで出席したわけですが,結局,今までの水道が使えるのかとか,いろいろな話があるわけですよ。それで,湖北水道としては,考え方として,今までの水が使えるうちは使っても,それを止めるわけにはいかないけれども,できれば湖北水道の水を全面的に使ってくれということで説明会も終わって,大半の人も,もちろん誰も湖北水道に加入することになったんです。それから,この前言われたんですが,荒金という地域,この地域は古い地域ですが,そういう地域にも半分は水道が引いてあるんですが,半分は引いていないわけです。そこには,7,8軒,元からの家があるんですが,そこへ引くのに1,000万円もかかるわけです。それは湖北水道として,1,000万円かけてそこへ引いて,7,8軒しか利用する人がないわけですから,水道料金からしてみれば合わないわけですよ。しかし,元からの石岡の地域で水道を引いてないということは,片方からしてみれば市は何をやっているのかということになると思います。とにかく,必要なところに水道施設を引く場合には,湖北水道ばかりに任せておかないで,行政としてそれなりの対を図るのが本当だろうと思います。もちろん,湖北水道の水道もないわけですので,消火栓もないわけです。そういうことも含めて,新年度予算編成に向かっていただきたいと思います。そうでないと,新市になってよかったなんて話は出てこないと,合併しない方が良かったと両方の市民から出たんではしょうがないと思います。そういう点で,ちょっと発言させていただいたんで,その辺は予算編成に向かっては,市長,助役はよく分からないと思いますので,その辺は長年のキャリアを持っている部長,課長がカバーしていかなければならないと思いますので,その辺をよろしくお願いします。

大場副委員長)それから,予算要望のときに,私の先の議案質疑ではありませんが,歩道についても財政運営を考えて,今までは3メートル歩道が必要だとか,そういう規定があったわけですが,それが2メートルでも何メートルでもいいように通達が出ていると思いますので,その辺のところも考慮したほうがいいと思います。
 それから,八郷地区の水道に関しまして,交付税対応が3千数百万円,高額水道料に対しての交付税措置がありますので,そういうことも考えるべきだと思います。

企画部長)八郷地区の上水道につきましては,先ほど申し上げましたように,ルール分につきましては,算定と申しますか,予算のなかに配慮していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

前島委員長)ほかに発言はございませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)ないようですので,平成19年度予算編成方針については,以上で終了いたします。
 次に,管財課からの,建設工事等指名業者選定に関する規程の一部改正についてを議題といたします。執行部より説明を求めます。

管財課長)管財課所管の事務についてご報告申し上げます。お手元の資料の最後の3,4ページになると思いますが,そのなかで,石岡市建設工事等指名業者選定に関する規程の一部を改正することについて,ご説明申し上げます。
 第5回の委員会におきまして,入札制度改善検討委員会での入札制度の改正についてご説明申し上げましたが,この度,業者選定に関する規程の一部を改正いたしましたのでご説明申し上げます。改正内容ですが,これまで工事種別は,土木工事,建築工事,舗装工事,その他工事の4工事に分けておりましたが,新たに水道施設工事を追加いたしました。お手元の資料NO1の各基準に対して,資料NO2の新しい基準の表のように変ります。 追加の内容ですが,各付け等級は水道施設工事の評点を基準といたしまして,A680点以上,Bについては600点以上680点未満,Cについては600点未満となっております。次に各付け等級に対する発注対象金額ですが,Aについては1,500万円以上,
 Bに500万円以上1,500万円未満,Cについては130万円以上500万円未満となっております。次に,指名競争入札での指名業者数ですが,1,000万円以上については6社以上,500万円以上については5社以上,500万円未満については4社以上というような基準となっております。この基準は,本年の12月1日から施行ということで実施しております。以上でございます。

前島委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の説明について,質問等はございませんか。

大場副委員長)指名で舗装工事がありますが,これを指名しているときの条件は,舗装2級以上を持っていなければならない会社とか,そういうことは考えていたんですか。

管財課長)舗装工事につきましては,同じく舗装の選定基準がそれぞれ決まっておりますので,そのなかから業者を選んでおります。

大場副委員長)施工管理技術者を持っていなければならないとか,そういうのは入っているんですか。

管財課長)一応,各業者の工事経歴,主任技術者等の確認をしております。その細かな主任技術者1級,2級については,あくまでも工事の評点に基づいてランク付けをしております。

大場副委員長)今,新聞紙上でも談合問題やいろいろなことがあります。知事会では,この前の新聞報道では,1,000万円以上はすべて競争入札するといったような話もあります。
 また,昔から土木事務所,県の方では舗装の資格者がなければ指名に入らないということもあります。ですから,そういうことはどうなっているのかということをお聞きしているわけです。ただ,点数を持っていればかまわない,管理技術者は持っていなくてもかまわないというふうに,石岡市では今やっていると解釈してもいいわけですか。

管財課長)土木工事と舗装工事については,それぞれランクで分けておりまして,舗装工事につきましては,ある程度,例えば国道関係の重要部分については,それなりの実績のある業者へ指名ということになっております。
 工事等の一般競争については,それぞれの応募要件というものがございまして,舗装工事については,1,800万円を超えれば当然一般競争入札になりますので,主任技術者,管理技術者等の配置については条件を付してございます。ただ,指名競争については,それぞれのランクにおいて,指名されるということになっております。

大場副委員長)指名競争入札でも,管理,2級舗装施工管理者がいなければ指名に入れないとか,そういうことは入っていないということですよね。それと同時に,そういうことをもともと県はやっているわけなので,当市では見直しは考えないのか。それから,県が1,000万円以上は,すべて一般競争入札にするとか,そういうふうにしようとしていることについて,当市としてはどう考えているのかお伺いします。

管財課長)選考規程につきましては,私ども管財が事務局となって事務を執り行っておりますので,ご提言の件は,選考委員会の決定事項となりますので,会議があればそちらへ上程したいと思います。

企画部長)指名競争入札において,今,ご質問のありました技術者のいるかいないかといった要件については,選定の条件としては,現在のところはありません。
 それから,知事会の動向で1,000万円以上は一般競争入札というような方向が検討されているようですが,当市におきましては,現在,1,800万円以上というふうなことでやっておりまして,そうした知事会の動向等を考えながら今後研究してみたいと考えております。

大場副委員長)それから,社会保険に入っているか,入っていないかも本当から言えば条件に入るわけですが,そういうことの検討もよろしくお願いします。

企画部長)社会保険の加入については,当然,工事を行う場合は条件というか,それは入っているということで選定をしております。

大場副委員長)今,入っていると言いましたが,入っていないのが大半ではないんでしょうか。

管財課長)その保険関係につきましては,2年に一度の指名業者の参加申請という形なかで,申請書類のなかで位置づけしておりますので,そのときに確認しているということになります。2年に1度の指名参加申請のなかでの滞納状況とか,税の納税証明,雇用保険の加入状況の書類を出してもらっております。そのなかで,確認をしているということです。

企画部長)私の答弁もあいまいになっている部分がございますので,今後,研究したいと思います。

前島委員長)ほかに発言はございませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)ないようですので,建設工事等指名業者選定に関する規程の一部改正については,以上で終了いたします。
次に,その他の件で何かございませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)ないようですので,以上で所管事務に関する審査を終了いたします。
 次に,当委員会の閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。当委員会として,閉会中も継続して調査を行うため,閉会中の継続調査の申し出を行いたいと思います。これに,ご異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,企画委員会を閉会いたします。



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