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議会中継
  


 第7回委員会 (12月19日)
出席委員 塚谷重市委員長,島田久雄副委員長,鈴木行雄委員,久保田健一郎委員,金子悦郎委員,菱沼定夫委員,
市執行部 【生活環境部】
 生活環境部長(吉田隆重),生活環境部次長(村田寛),参事兼市民生活課長(矢口晟),参事(中沢巌),環境対策課長(佐藤敏明),水道課長(富田隆一)
【経済部】
 経済部長(岡野佐エ),経済部次長(蔵本宏一),農村環境課長(友水敏男),商工振興課長(助川時男)
【八郷総合支所】
 下水道課長補佐(渡辺利生雄)
議会事務局 議事法制課主任(藤代志保)



塚谷委員長)ただいまから,市民経済委員会を開会いたします。
 本日の議題は,議案第186号「平成18年度石岡市一般会計補正予算(第3号)」のうち,当委員会の所管にかかる部分,議案第189号「平成18年度石岡市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)」,議案第192号「平成18年度石岡市水道事業会計補正予算(第1号)」及び,所管事務の調査について,以上であります。次に,本日の委員会審査のため説明員として出席を求めた者の職氏名は,お手元に配布いたしました出席者名簿のとおりです。
 これより,議事に入ります。はじめに,議案第186号「平成18年度石岡市一般会計補正予算(第3号)」のうち,当委員会の所管にかかる部分を議題といたします。執行部より説明を求めます。

参事兼市民生活課長)私のほうから,市民生活課関係の事業についてご説明いたします。お手元にあります補正予算書の29ページの中の,総務費,総務管理費の一番下の,安全・安心まちづくり推進事業,印刷製本費35万円についてご説明いたします。現在,幼児や児童,生徒が悲惨な犯罪被害者になる事件が多発しております。子どもを犯罪及び交通事故から守ることによりさまざまな犯罪を未然に防ぐために,防犯マップを作成しております。通学路の防犯,交通の危険箇所,及び人通りの少ない箇所,今までに変質者等が出現した箇所ということで,市内小中学校27校の生活担当の先生方と協議し,各学校ともそれぞれ防犯マップをつくってありますけれど,石岡市全体のもの,旧石岡市,八郷地区それぞれの,大きい図面で6枚になりますけれど,それに,通学路における防犯及び交通危険箇所等及び人通りの少ない場所,こども110番のある家等々を記載しまして,各学校に石岡市全体の図面を配布したいと思っております。その費用として35万円計上しました。

農村環境課長)それでは,農村環境課関係の補正をご説明申し上げます。まず最初に,26ページから27ページの中段,歳入関係でございます。県補助金,農業費補助金243万7,000円,土地改良のかんがい排水関係の補正増額でございます。事業費651万円に対する243万7,000円の補助金でございます。続きまして歳出関係ですけれど,36,37ページ,農林水産業費の農業費,農地費でお願いしております補正1,341万8,000円についてご説明申し上げます。土地改良関係事務費475万円についてですが,これは,恋瀬川左岸の5工区,染谷地内の排水路整備工事が県で追加採択となりましたので,今回,市の負担分として補正予算をお願いいたしました。事業主体は石岡台地土地改良区です。それから,特別会計の繰出金としまして,農業集落排水事業の特別会計繰出金215万8,000円でございます。次に,県単土地改良事業651万円についてご説明申し上げます。三村吹上地内の用排水路整備事業が県で追加採択になりまして,今回補正をお願いするものでございます。内訳ですけれど,その他消耗品費3万円,測量・設計委託料38万円,かんがい用排水路整備工事610万円でございます。

塚谷委員長)以上で,説明は終わりました。それでは,本案について質疑に入ります。質疑は,挙手によりこれを許します。発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)発言なしと認め,以上で質疑を終了いたします。これより,討論に入ります。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ないようですので,以上で討論を終了いたします。これより,採決に入ります。議案第186号「平成18年度石岡市一般会計補正予算(第3号)」のうち,当委員会の所管にかかる部分を採決いたします。お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することに,ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第189号「平成18年度石岡市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)」を議題といたします。執行部より説明を求めます。

農村環境課長)農業集落排水事業の特別会計補正予算についてご説明申し上げます。74,75ページの歳入ですけれど,農業集落排水事業の分担金240万円,これは今回の補正に対する石岡西部地区の受益者分担金です。それから,その下の県支出金,県補助金,農業集落排水事業県補助金の5,050万円についてご説明申し上げます。石岡西部地区及び恋瀬地区の農業集落排水事業において,建設事業費1億62万5,000円に対する補助金でございます。それから繰入金,一般会計から先ほど申し上げました繰入金の215万8,000円でございます。繰越金の394万2,000円,それから諸収入の消費税還付金260万5,000円の減でございます。歳出のほうですが,76ページ,77ページについてご説明いたします。農業集落排水事業の農業集落排水事業管理費,農業集落排水事業維持管理費補正額127万円についてご説明申し上げます。これは,出し山地区の施設等維持管理経費のその他消耗品費47万円,それから関川地区の施設等維持管理経費のその他消耗品費80万円をお願いするものでございます。それから,農業集落排水事業費,農業集落排水事業建設費,農業集落排水事業建設費で1億62万5,000円の内訳ですけれど,石岡西部地区整備事業で5,062万5,000円,実施設計委託料300万円,管渠埋設工事に1億6,148万2,000円,処理場建設工事,これは1億1,385万7,000円の減でございます。それから,恋瀬地区の整備事業として5,000万円,普通旅費の2万1,000円が減,文具用紙代として5万円,その他消耗品費で14万8,000円,測量・設計委託料として235万円,管渠埋設工事として5,212万3,000円,上水道移設補償として465万円の減でございます。

塚谷委員長)以上で,説明は終わりました。それでは,本案について質疑に入ります。質疑は,挙手によりこれを許します。

久保田委員)若干ご説明いただきたいと思います。まずこの補正の部分については,県のほうからの総額1億程度,追加的に補助金を出したいというようなことで,石岡市がそれを受けたということについては聞いておるわけですけれど,その中でお伺いしたいのは,石岡西部地区の整備事業,それから恋瀬地区の整備事業,これは総額的に。私,勉強不足で恐縮なのですが,総額的にどの程度の工事費になるのか,それで,今回の補正を行うことによってどのくらい期間の短縮が予想されるのか。私が聞いている範囲では,西部地区についてもかなり時間的な遅れが目立つと。当初の完成期日よりは相当遅れているということを聞いておるわけですけれど,その辺のところを,西部地区,恋瀬地区についてどの程度これによって期間が短縮されるのか,また,完成予想といいますか,いつ頃完成されるのか,お伺いしておきたいと思います。それから,石岡西部地区については,私も旧石岡の議員でしたのである程度,範囲やそういったものの内容は把握しているのですけれど,石岡西部地区,恋瀬地区の範囲といいますか,総延長,エリアがどの程度になるのか,そのへんを確認させていただきたいと思います。

農村環境課長)まず全体の計画ですけれど,総事業費で29億6,000万円です。17年度までにお12億9,083万9,000円でございます。本事業につきましては,染谷,村上,大砂の3地区の生活排水の処理として計画しております。計画処理の面積で申しますと,144ヘクタールです。計画処理人口,2,180人,参加戸数で520戸ほどでございます。それから進捗状況ですが,全体で2万3,760メートルございます。17年度までに49.3パーセントの工事を行っております。この前,機械設備を契約しまして,今年度中には終わる予定でございます。そういった中で,事業としましては13年度から始まり,当初5年間の計画でございましたが,現在,遅れているような状況でございます。そういった中で,議長さんをはじめ陳情をしていただき,処理場の建設が今年度竣工になります。19年度中には,事務レベルでは一部供用開始をしていきたいというふうに思っております。

八郷総合支所下水道課長補佐)それでは,私のほうから恋瀬地区の農業集落排水について概要をご説明いたします。本地区につきましては,恋瀬地区,八郷地区の北部になるわけでございますが,7地区の生活雑排水の排水区域として270ヘクタール,計画人口が2,460人,戸数でいますと609戸で計画しております。全体計画ですが,平成25年までの完了を目指して,総事業費40億9,000万円が全体計画でございます。そのうち,現在進行中の工事でございますが,第1期工事として,大塚の一部,龍明,西幡の3地区で,総事業費15億400万円の工事を平成21年度完了を目指して実施しております。現在までの進行状況でございますが,平成18年,今回5,000万円の補正の要望を出しまして,今までの実績で言いますと,約4億5,600万円の事業費ということでございます。その事業の内容でございますが,管渠の整備,第1期分として,管渠の延長9,873メートルを計画しておりますが,このうち,今回の5,000万円を含めました管渠延長は,3,380メートルを実施できると予定しております。進捗率でございますが,今の3,380メートルを進捗率に直しますと,約34パーセントの管渠が整備できるかなというところです。処理場の建設もあるわけでございますが,平成17年度に処理場の用地を買収しまして,21年までの完成を目指して整備を進めているところでございます。

久保田委員)西部地区につきましてはある程度私も内容について把握しておるつもりなんですが,恋瀬地区について,私も認識が不足しておりましたので,ちょっとお伺いしているわけなんですが,270ヘクタールということでございます。270ヘクタールで計画人口が2,460人,609戸だと。総額が40億の総工費に当たるということかと思いますが,私が不安に感じるのが,供用される面積がかなり広いんですね。西部地区については144ヘクタール,約半分ですよね。約半分で人口はほぼ同じ,2,180人に対して2,460人。面積は倍。これを一箇所に排水を管路でもってつないで,一箇所でもって処理をするという計画かと,今聞いておって感じたわけなんですが,果たしてそれでもって将来的に。これは当然,維持管理経費,維持管理が将来的にかかってくるわけですね。聞いておるところによりますと,いわゆる修理費,維持管理経費というのは補助の対象にはなっておらないということです。これが間違っていれば訂正していただきたいのですが。そういった中で,こういった大変結構な計画かとは思うのですが,将来的に維持管理経費とか補修費,それが果たして受益者負担分だけで対応できるのか。今,聞いておるところによりますと,例えば50戸単位とか30戸単位で高度処理できる合併浄化槽,5戸とか10戸でもって処理できる,そういったかなり高性能な処理プラントというものも開発されておるということも聞いております。そうした中で,270ヘクタールというかなり広い面積の中に,人口が点在する地域に,こういった広域的な,いわゆる都市下水的な発想の処理計画を,今後25年までにということですが,おそらく相当時間がかかるんだろうと。西部地区の事例を見れば分かるとおり,かなり予算は減ってきております。国・県から下りてくる補助金関係も相当減らされてきておりますし,予定どおりにいくということはまず無理かと思うんですね。そういった中で,私はこの辺で。平成25年という予定だということですけれども,おそらく,なってみなければわかりませんが,相当,完成する日時というのはずれ込んでくると思います。そういう中でこういった事業を継続していっていいのかなという疑問を持つものですから,そのへんの執行部としての考え方,今申し上げましたようなことを含めて,今後どういった対応を。このまま進むのだということであればそれはそれで仕方ないのですが,ただ,私は今後に若干問題があるのではないかなという感じを持ちますものですから,そのへんのところの考え方をお示しいただければありがたいと思います。
 それでは,一つ一つ聞きましょうか。これは平成25年完成予定ということですけれど,予測として,いつ頃になりますか。これまでの経緯を見ていて,どのぐらい延びていますか。

八郷総合支所下水道課長補佐)お答えいたします。おっしゃるとおり,国・県の補助金等の予算的なものが今後予想されると思います。先ほどもご説明しましたとおり,平成21年度までの第1期工事については,計画通り進めなくてはならないのかなと思っております。それ以降の全体計画なんですけれど,それについても委員さんのおっしゃるとおり,高性能の合併浄化槽とかが考えられます。それらについてもその時点で検討していかなければならないかなということで,下水道課のほうとしても考えているところです。

久保田委員)21年ですか。大変失礼しました。全体が25年ね。第1期分が21年で完成予定と。全体の25年については,想像がつかないということで理解していいのかな。今,実際問題,実施に当たっている課のほうでは,全体計画を見直す必要があるんだろうというニュアンスでご答弁いただいているわけでありますけれど,その21年になってですね,さあ見直しだよということでは私は遅いと思うんですね。そういった中で,担当のほうで全体計画を今後見直す考えがあるのかどうか,そのへんのところをお伺いしておきたいと思います。

経済部長)ただいまの質問でございますが,下水道課のほうでご説明いたしましたが,第1期分の21年度完成見込みの分についてはこのままいきたいと思います。それ以降については,検討していかなければならないと思っております。

久保田委員)委員長にお願いしておきたいのですが,この全体計画の部分について,ここは予算の場ですから,議案に限っての話ですから,その全体計画について,我々委員会のほうにも詳細説明をしていただく機会をいただきたいと思うのですが,そのへんのところ,委員長にお取り計らいをお願いしたいと思います。

塚谷委員長)ただいま久保田委員の発言どおり,執行部にそれを求めることで,よろしいですか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)そのようなことで,執行部におかれましてはよろしくお願いいたします。ほかに発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)発言なしと認め,以上で質疑を終了いたします。これより,討論に入ります。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ないようですので,以上で討論を終了いたします。これより,採決に入ります。議案第189号「平成18年度石岡市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)」を採決いたします。お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することに,ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第192号「平成18年度石岡市水道事業会計補正予算(第1号)」を議題といたします。執行部より説明を求めます。

水道課長)それでは,水道事業関係の補正予算についてご説明いたします。22ページになります。議案第192号,平成18年度石岡市水道事業会計補正予算(第1号)についてでございますが,補正予定額といたしましては,2条で,平成18年度石岡市水道事業会計予算第3条に定める収益的収入及び支出の予算額を補正するものでございまして,収入の補正は,第1款第1項の営業収益58万5,000円の増となり,収入合計が6億26万5,000円となります。増の内訳といたしましては,一番最後のページになると思いますが,108ページで加入金56万7,000円の補正増,それから,雑収益で1万8,000円の増になります。続いて支出の補正予定額ですが,第1款第1項の営業費用で,目4の総係費で給与関係,給料で8万3,000円,手当で45万8,000円,法定福利費で4万4,000円,合計58万5,000円の増となりまして,支出合計は収入合計と同じ6億26万5,000円でございます。給料手当の増の明細としましては,99から100ページにかけまして下段のほうにございます給料及び手当の増減額の明細のとおり,給料関係,職員の異動に伴う給料関係で8万3,000円,それから,児童手当支給対象年齢の拡大,制度改正に伴うもので2万円,それから,その他の増で,これは99ページにある扶養手当,通勤手当,住居手当等の増によるものでございます。それが2条の収益的収入及び支出の補正です。それから,第3条で,当初予算の第7条に定めた経費の金額を次のように改めるということで,公営企業の水道会計の当初予算では,第7条で定めた経費の金額,職員給与費,公債費等は議会の議決を得なければ流用できない経費となっておりますので,今回,職員給与費等が手当関係などで補正増となりますので,補正額を58万5,000円の増,合計で7,533万8,000円に改めるものでございます。それから第4条で,当初予算書では資本的収入額が資本的支出に対して不足する額3億5,230万9,000円は過年度分損益勘定留保資金で補填するとございましたが,予算第4条の本文括弧書き中の過年度分損益留保資金を減債積立金320万円,過年度分損益勘定留保資金2億4,114万2,000円,消費税及び地方消費税資本的収支調整額1億796万7,000円に改めるものでございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。

塚谷委員長)以上で,説明は終わりました。それでは,本案について質疑に入ります。質疑は,挙手によりこれを許します 。発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)発言なしと認め,以上で質疑を終了いたします。これより,討論に入ります。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ないようですので,以上で討論を終了いたします。これより,採決に入ります。議案第192号「平成18年度石岡市水道事業会計補正予算(第1号)」を採決いたします。お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することに,ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,今期定例会において当委員会に審査付託されました案件の審査は終了したわけでございますが,これらに係る委員長報告の取り扱いにつきましては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,所管事務の調査についてを議題といたします。まずはじめに,環境対策課より報告事項の申し出がありましたので,これを許します。

環境対策課長)それでは私から,環境対策所管業務のうち2つの報告事項についてご説明申し上げます。あらかじめお手元にお配りいたしました資料でございます。1つ目でございますが,表の部分,セイコークロック株式会社石岡事業所跡地土壌地下水調査並びに対策の実施についてという資料でございます。これは,6号国道を水戸方面に向かいまして右側に旧石岡精工舎の工場の跡地に関するものでございます。同事業所が事業を閉鎖することに伴いまして土壌汚染対策法に基づく調査を行いましたところ,土壌及び地下水等から汚染が確認されました。それを受けまして,県が権限を持っておりまして,私ども石岡市とともに事業者と協議をしまして,法にのっとった浄化対策を進めているということでございます。そして,地元,周辺の皆様にセイコーが説明会を行いましたけれども,その際の資料がこの資料でございます。日付が下に出ておりますが,開催日が平成18年11月15日です。次のページ右下に四角に囲んだページ数がございます。2ページです。まず,「はじめに」にはセイコークロック株式会社の事業の経緯などが述べられております。下の図をご覧いただきますと,2つとも同じ土地でございますが,右側にエリアA,エリアB,エリアCと書いてありまして,3つの範囲に区分がされております。次の3ページですが,先ほどのエリアAについての記載がございます。このエリアAについて調査を行ったところ,下の表のとおり土壌分析値で土壌汚染が確認されたところです。汚染物質は六価クロムとほう素,ご覧のとおり0.54mg/l,13mg/lで,これらは,環境基準に対し10.8倍と13倍という結果がでたということです。その下の対策の欄ですが,六価クロム及びほう素が基準を超過した地点を含む6区画について土壌を掘削して場外に搬出するということです。工期は年明け2月までを予定しております。4ページ,エリアBとCですが,エリアBというのが現在,ウェルサイト石岡として開業している部分ですが,こちらについては土壌汚染対策法以前に,法が施行される以前に自主調査により自ら対策を実施した範囲です。土壌の掘削や処理は完了しておりますが,地下水の中のトリクロロエチレンがまだ環境基準に対して1.53倍ということですので,対策を継続しているという状況です。エリアCについては,すでに対策を終わったということでございます。地下水に関しましては敷地境界線で井戸を掘って監視をしておりまして,区域外に流れていないということが確認されております。次に5,6ページですが,その説明会の翌日にセイコーがマスコミに対して発表した記事でございまして,先ほどの説明のやや詳しい内容が載っております。次に7,8ページですが,これは,土壌汚染対策法に基づきまして汚染がされましたということを県知事が区域を指定する,この行為は茨城県報に告示として出したものの写しです。以上が1点目の報告です。
 次に2つ目の報告ですが,柏原工業団地内に産業廃棄物の中間処理施設を建設するという計画がございます。柏原工業団地内では平成12年度から14年度にわたりましてある会社が産業廃棄物の中間処理施設の建設を計画し,これについて賛成反対のさまざまな議論があったということでございました。そのため,今回同じ工業団地の区域の中でございますので,念のためご報告を差し上げるものでございます。概要を説明いたします。中間処理(RPF製造)施設の設置にかかる事業計画概要書ということですが,次のページをご覧いただきますと位置図がございます。ミツウロコさんの2つ隣,二橋プリントさんが現在お持ちの場所です。これらの建屋をそのまま利用して,その中に装置類を設置するというものでございます。次のページ右下にAと書いてあります。これは,右上に県が受付をした印がありますが,11月10日に受理をしたということです。すなわち,産業廃棄物処理施設にかかる事前協議の手続きに入ったということでございます。計画概要書が記載されておりますが,その表の中の協議項目の中から抜き出して概要をご説明申し上げます。(1)背景ですが,その背景の段落の一番下から2行目です。廃プラスチックをRPFすなわち固形燃料に成形し再資源化を図るものであるということです。(2)取扱い品目として,産業廃棄物範疇の廃プラスチック,プラスチックの射出成型工場から出るようなそういった廃棄物に該当するものを処理する,2つ目として,産業廃棄物範疇の特別管理廃棄物(医療系廃棄物)です。これは病院等から出るプラスチック類を処理するというものです。(3)として製造工程が記されておりますが,まず1つ目としてプラスチックの製造です。次のページにまいりまして,これらは,工場などから排出されるプラスチックなどの処理でございます。これは単純に破砕をするというものです。次にBの乾熱滅菌ラインとありますのは,医療系廃棄物のうちオムツの段ボール箱が乾熱ラインに入ります。これは200度に空気を熱してその中で殺菌をするということで,厚生省のガイドラインに従った処理ということでございます。また,酸素を含んでおりますと引火する恐れがありますので,あらかじめ空気中から分離した窒素を入れて酸素濃度を低めて加熱をすると。180度以上で30分以上加熱をし,殺菌するというものです。その後,破砕をして細かいくずにするということです。Cですが,高圧蒸気滅菌ラインといって,医療系廃棄物のうちオムツ以外のダンボール,ペール缶が高圧蒸気滅菌ラインに入るというものです。これは病院などで出るカテーテルやその他のオムツ以外の樹脂製品を受け入れて,蒸気で120度で20分以上加熱をするものです。Bのほうが200度ですがこちらは温度が低いわけでして,通常のプラスチックを200度に加熱すると材料によっては溶けて金属に固着することがありますので,Cは高圧蒸気で滅菌するというものです。以上3つのラインを通りまして,細かい紙やプラスチックになりましたものを,その次のARPF成形のところで固形燃料に成形するものです。(4)プラントの特徴ですが,騒音関係は防音室に入れると。振動については振動対策を行う,臭気に関してはエアフィルター,活性炭フィルター等を介して白金触媒装置により脱臭,殺菌し,放出する。汚水ですが,オムツなどに含まれる水分はすべて循環する水蒸気による蒸気の殺菌のほか,水分として,水蒸気として大気中に放出されるということでございます。粉塵については,閉鎖カイロで放出されないということでございます。以上がプラントのおおよその内容でございますが,資料の一番最後のページにRPFとは何かということで,業者のほうから任意に出された資料を添付しております。付箋紙2つ目に関しましては,事業者が県に出したものではなくて,事業の概要がわかりやすいように協議書とは別に作成したものです。

塚谷委員長)ただいまの件につきまして,発言がございましたら挙手によりお願いいたします。

久保田委員)この中間処理施設の設置に係る事業計画概要書に関してお尋ねしたいんですが,工業団地の東側になるんですか,光風荘がありますよね。その隣ですよね。これは,以前,中間処理施設の申請がありまして,各地域の方々から反対運動がありまして,かなりすったもんだがありまして,取り下げて,聞くところによれば北茨城のほうに申請したとも聞きますが。これは以前の中間処理施設業者ですよ。例えば500メートル範囲内の同意をとってくれとか,さまざまな許可条件が事前審査の中で許可条件が示されていると思うのですが,この辺は,今の状況はどうなっているのですか。

環境対策課長)まず法手続きの関係ですが,県で受理をしておりますが,市町村に,市長に対してこれから意見を求める段階になります。確認をしたところ,来週中には市のほうに送付されるということでございます。県の取り扱い要綱上は,工業専用地域に関しては同意の取得は必要ないという規定になっておりますが,私どもでは既に事業者に対してそうはいかないよと,周辺の同意は必要であるということで業者にも県にも内々でお話をしております。事業者のほうも,同意を得るという考え方でおります。なお,その同意の範囲ですが,敷地境界から300メートルの円を描きまして,そこが含まれる地区です。例えば,谷向や笊内が含まれますが,谷向の300メートルだけでなくて,谷向が含まれれば谷向全体に対して説明会をやってくださいということで事業者にはお願いをしているところで,業者のほうでも了解をしているところです。

久保田委員)東洋製鋼の反対側,あの場所へ以前中間処理施設を建設するという,これは金属くずなどを溶かして固形化して処理するということで,何年か前に申請があったんですよ。300メートルだったか500メートルだったか記憶が定かではないんですが,隣接の同意をもらって欲しいということで,これは県の指導だったように思います。基本的には,工業団地の中については同意はいらないんだということをその時にも説明がございました。ただやはり,石岡市の意見書,同意書,それから周辺住民の説明会。これは説明会ですから同意は得られなかったとか反対の意見が出たとかいうことですんでしまうのかとは思うのですが,問題は県のほうに出す石岡市としての意見なんですよ。それと周辺住民の同意なんですよ。この内容からすれば,以前反対運動が起こった内容と同じなんですよ。ですから,かなり厳しいものになるのかなという感じを受けるんですが,そのへん,執行部としても慎重にこの取り扱いはお願いしたいと思います。問題は,この地域の方にこういう申請がありましたよということは,後になって・・・。この前は本当に突然降ってわいたような話だったんですよ。染谷,村上,大砂,谷向,かなりの範囲の区長さんたちが,突然そういう話になったもので反対だということで全部署名運動をやりまして,それをつけて市のほうに反対であるというような陳情を出された経緯があるんです。そういうこともありますので,この取り扱いは慎重にして,なおかつ地域の方にこういった申請が現在ありますと,区長さんにだけでもそのへんをお知らせしておいてあげたほうが,行政側としては親切なのかなと思います。これは要望しておきますので。

環境対策課長)ただいまのご質問でございますが,関係区長ということで理解をさせていただきますが,私どもと事業者との間で,今までの協議の中で,常任委員会でご報告を申し上げ,その後で各区長を事業者に紹介をし,事業者からまず区長さんにこういう計画をしている,ついては説明会を開催したいということで接触して欲しいということで,事業者のほうもそれは快く了解をいたしました。その後,各地区でいつ頃説明会をやるとか,あるいは区長さん自身がどういう計画をしているのか聞きたいとか,さまざまな問題があり,当然市のほうにも確認がされることと存じております。そういったことから,いきなりということはないのかなと,私どもでは捉えております。

久保田委員)執行部のほうで,こういう申請がありましたよということを区長のほうに。今説明したような内容を事前にですよ。業者さんと一緒に行くのではなくて。業者さんと一緒に行くということは誤解を招きますからね。行政側がこういったものを推進しているのかという誤解を招きかねませんので,執行部として今我々に説明した内容を各区長さんに説明しておくほうが親切ではないですかということを言っているんですよ。そういうことはやっていただけますかということを聞いているんです。お答え願います。

環境対策課長)承知いたしました。

金子委員)このアイ・エム・アイという会社は,石岡市にこの工場を作るためにつくられた会社なのか,そのことについてわかりませんか。

環境対策課長)この事業所のために設立したと聞いております。

金子委員)そうしますと,はじめての事業がこの会社であるということですね。

環境対策課長)この会社ではなく,4人の役員のうちの1人の方がこの施設の特許を持っておりまして,群馬県内に既にプラントを設置し,稼動しているというふうにうかがっております。

金子委員)その群馬県でやっている会社というのと全く同じようなものをつくるということですね。

環境対策課長)全く同じかどうかは確認しておりませんが,こういった医療系の廃棄物を処理する類似の施設を既に稼動しているというふうに説明を受けております。

鈴木委員)久保田委員のほうから話がございましたけれど,この件につきましては,先ほどの課長のお話ですと県のほうにこの会社が申請をして,ここ1週間ぐらいのうちに当石岡市のほうに何らかの提出をするという話が出ましたけれど,その提出をした段階で,執行部は我々委員会に再度,こういうことをやるんだともう一度委員会で報告等をしていく考えがあるのか,それとも事業者の要望どおりに執行部としては説明会をやってそのまま許可をしていってしまうのか,我々委員会になんら関係なく今後進めていくのか,そのへんの考え方を伺います。

環境対策課長)通常の手続きでございますと,産業廃棄物の中間処理施設は,石岡市長に対する意見が求められた段階で,事務的な進め方は,関係各課に合議をし,意見を集約し,私ども所管の意見を付して県に回答するということでございます。そしてその中には当然,周辺住民の同意ということを盛り込むわけでございますが,ただいまお尋ねの常任委員会の兼ね合いで申し上げますと,私どもは,皆様方のご意向に沿いましてさまざまな対応をすべきであるという考え方が当然ございます。そのために本日はご報告申し上げているところでございます。

鈴木委員)あくまでも我々の委員会の中で報告をし,委員会の審査を経てということで了解していいですか。

環境対策課長)本日の委員会でそのようなご意見をいただくということであれば,私どもはその旨を県当局,事業者に伝え,進めるところでございます。ただ,県の審査そのものは,技術的な審査でございます。処理の仕方が適性かどうかということですので,それを私ども石岡市として不安があるから事業者にもっと説明してくれとか,そういったことの注文は県の許可とは別の部分でありますので,石岡市としての意見の中に,意見を付する場合に,委員会でも別途審査をしたいんだということを本日の委員会でご決定をなされるのであれば,それに沿った対応をさせていただきたいと思います。

鈴木委員)今の話どおり,我々委員会としては,あくまでも住民の意向を十分に尊重しなければならないので,我々委員会としては今後とも,十分に住民の説明会等を開いた中で,住民の意向,執行部の考え方,我々の考え方を総合した中で決定するのだということから,委員長にも,そういうような形の中で委員会の中でも審査をしていただきたいと,そのように申し上げたいと思います。

塚谷委員長)ただいまの鈴木委員の発言のように,委員会としても今後も報告を受け,協議をしていくということで,執行部に申し伝えたいと思います。よろしくお願いいたします。
 ほかに発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ないようですので,この件につきましては以上で終了いたします。続きまして,経済部より報告事項の申し出がありましたので,これを許します。

経済部長)私のほうから,中町商店街振興組合の補助金の運用状況調査結果についてご説明申し上げます。まず,商店街共同事業奨励補助事業につきましては,商店街の衰退に歯止めをかけるため,昭和53年から商店街共同事業奨励補助事業として商店街の取り組みを支援しているところでございます。共同大売出し等の販売促進を図るなど,有効に活用されているものと認識しております。こうした状況の中,第3回定例会における本委員会で,その運用方法,補助金申請にかかわる関係書類の取り扱い等について付帯決議をいただいた中町商店街振興組合における駐車場運営事業でございますが,さらに関係書類の検証及び関係者からの聞き取りを行ったところ,次のような事実が明らかになった次第であります。
 まず,新聞報道にもございましたお客様駐車場を月極め駐車場として転用しているのではないかという点でございますが,平成17年度において申し上げますと,中町商店街振興組合会員から10名,隣接しております金丸寿商店会から3名,計13名の方からこの駐車場を管理運営するための運営費の一部に充当するため,1か月あたり1人5,000円を徴収したということであります。これは,駐車場設置当初から中町商店街振興組合内部において,店舗と駐車場の距離等の問題で会員の受益に差が生じるという考えもあり,駐車場周辺の会員が運営協力金として費用を負担していたということでございます。月極め駐車場ではないかとの疑義が生じた件については,費用を負担している会員の一部の間で「夜だけであれば,支障がない」という考えが広まり,夜間における自家用車等の駐車,ときには日中の駐車が慣例化したということが原因であるものと認識しているところでございます。
 次に,このような駐車場運営方法が,補助金申請書に記載されている内容と相違が見られるのではないかという点でございますが,平成17年度の申請書によりますと,総事業費のうち商店街振興組合が負担する額が,この申請書においては単純に総事業費100万8円から市補助金50万円を差し引いた金額50万8円となっており,駐車場周辺の協力会員から徴収した金額と一致しない状況がございました。これは,徴収していた協力金の納付に実質滞納があり,補助金申請・実績報告時には商店街振興組合が負担する金額の明細の記載が困難であったということでございます。この組合負担分の捻出方法については,組合が実際に徴収した金額は48万円であり,補助事業における組合負担額50万8円よりも下回っており,不足分を組合が負担しているということになります。これは,平成18年5月18日付けをもって承認された中町商店街振興組合の収支決算の中で確認がとれたものでございます。
 以上のとおり,補助金の目的外運用が認められた場合,補助金返還請求も視野に入れながら調査を行った結果といたしましては,自家用車の夜間駐車など,一部において疑義の生じる運用もございました。しかしながら,中町商店街構成員においては積極的に夜間利用の事実を隠匿して補助金を不正に取得しようとした意図が認められなかったこと,補助金と夜間の利用料のいずれもが中町商店街あるいはその構成員において私的に流用された事実がないことなどを総合的に勘案しますと,それがただちに補助金交付決定の取消事由に該当するとは言えず,現地の状況などからも,当初の目的である商店街の振興並びにお客様の利便の向上に寄与しているものと認められるので,補助金の返還を命ずるまでに至らないと判断した次第でございます。今後につきましては,このようなことがないよう市としても十分指導をしていきたいと思います。

塚谷委員長)ただいまの件につきまして,発言がございましたら,挙手によりお願いいたします。

金子委員)いずれにいたしましても,そういう報告があったということは認識はいたしますが,この補助金の問題について,このまま補助を出すつもりなのかどうなのか,お伺いいたします。

経済部長)ただいまの質問は,中町商店街の駐車場の補助金ということでしょうか。

金子委員)そうです。

経済部長)わたくしどものほうに届いている情報によりますと,18年度においては,中町商店街振興組合としては補助金の申請をしない旨の連絡がございました。

金子委員)どうも納得がいかないんですよね。というのは,もし疑義がなければそのまま継続して申請をし,補助金をもらうということが一番妥当な方法だと思うんですね。今の話を聞きますと,疑いがないというような話ですからね,それはたまたま単純に計算しても,13台ですと1年間68万円なんですね。そうすると,決算書を見ると48万だから,50万円にいっていませんから,ですから疑いないという話でしたね。要するにこの68万円というのは,滞納があったから入っていないというような認識ですね。

経済部長)ただいまのご質問でございますが,ただいま申し上げましたのは,平成17年度の5月18日付の決算に基づきましての答弁でございます。確かに,ただいまご質問がありましたように,全員から集まればもう少し駐車場の料金は集まるということでございます。それにつきましては,私どものほうでも確認をいたしましたが,中町商店街振興組合の通帳の中に入っておりますので,先ほども申し上げましたが,私的な流用とかそういうことには使われていないということを確認してございます。

金子委員)私は,私的に流用しているとかしていないとかいうことでなしに,要は68万円入らなければいけないところを48万しか入っていないよと,帳面の上でですよ,計算書の上で。その残りの20万円が滞納という形になっているのかどうだかという形の質問をしたわけです。

経済部長)お答えいたします。その後,1か月5,000円の駐車料金については入っております。

金子委員)入っているということは,68万円入ったということですね。

経済部長)滞納の方については,月賦とか,遅れて支払いをしているというようなことでございます。

金子委員)そうしますと,今の報告については問題が残るわけですよね。でしょう。要するに48万円しか入っていないから,50万円以内だから,50万円の補助金は妥当だよというような報告ですね。もう一度確認します。

経済部長)駐車場料金の補助事業でございますが,100万8円ということでございまして,その総事業費に対しまして2分の1の補助ということで,市のほうで50万円補助金ということで補助金を出しているわけでございます。ただ13名から集めた金額につきましては50万円以上になるわけでございますが,それの差し引きの金額については,中町商店街等の大売出しとかそういう振興のために使っているということでございますので,私はなんら問題がないと思います。以上でございます。

金子委員)そうしますと,要するにその50万円を補助したという根拠がね,なくなるのではないかと思うんですね。いかがですか。

経済部長)お答えいたします。100万8円の総事業費の中で,2分の1の50万円が補助金,残りが商店街のほうで負担するということでございますので,それについて50万円以上集まっても,なんら商店街のほうで集めていることですので,なんら問題はないと思っております。

塚谷委員長)暫時休憩いたします。

−休憩−

塚谷委員長)再開いたします。

金子委員)商店街振興組合というのは,どういう組織なんですか。法人組織ですか。

経済部長)法人組織でございます。

金子委員)法人組織の場合には,決定事項は議事録をつくると思うのですが,その件について,中町振興組合には議事録はあったのですか,なかったのですか,お伺いいたします。

経済部長)私どもとしては確認はしておりません。

久保田委員)ことのいきさつは大体わかります。それでね,先ほどの話なんですが,要するに,補助金の部分に疑義が生じるというようなことで,平成19年,来年度からは申請はしないと,補助金の交付申請はしないと。中町商店街の振興組合は解散だと,そういうような話かと思うのですが,そうではないのですか。

経済部長)18年度については申請しないということで聞いております。それで,中町商店街振興組合が解散するというような話は私どもでは聞いておりません。

久保田委員)大変失礼しました。そうすると,結局,平成7年からの事業ですよね。17年までとしても10年間の事業ですよ。それによって,表向きの話ですが,中町商店街,金丸商店街のお客様駐車場として10年間継続してやってきているわけですよ。それが,ちょっとした,いや,ちょっとしたかどうかはわかりませんよ,だけれどもこういう問題が生じたので,執行部の認識としてはちょっとしたということでしょうよね。違法性はないということですから。いずれにしてもそれはいいんですが,10年間継続してきたこういう事業をですね,こういう問題が生じたから18年度からは申請しませんよと,私はそのへんが少し安易過ぎると思うんですよ。要するに,駐車場がなぜ必要だったのか,中心市街地が衰退の一途をたどっているので,少なくとも駐車場を確保しないとお客さんが来てくれないよということで,この事業をずっと10年間やってきたわけでしょう。そして現状,駐車場がほかに確保されたんならいいですよ。されてませんよね。そんな中で,じゃあこの事業は取りやめますよと,そんな安易な考え方で執行部はいいんですか。申請がないからそれはやめましょう,それはそれで結構ですよ,そういうことですか,こういう事業というのは。10年間やってきてるんですよ。夜間の駐車場だけだったらば。お客様駐車場として昼間使ってきているんでしょう。それを,こういう問題があったからやめますよという話はないでしょう。それ自体が私は安易過ぎると思うんですよ。何のためにこの駐車場を50万円も毎年毎年補助金を出しながら継続してきたのかという,その基本を忘れてませんか。問題があるならばあるように,今,現に,中心市街地は衰退の一途をたどっていますよ。だったら,この問題が発生したけれどもあの駐車場を確保しなければ,ますます金丸商店街,中町商店街の商店街が衰退をするんだ,だったらばどういうふうな形でもいいからあの場所に駐車場を確保しなければならないという考え方があってもいいのではないんでしょうかね。ただ申請がないからうちのほうは補助金をとりやめればそれでいいんだという問題ではないですよ。まずそのへんを聞かせてくださいよ。どういう経緯で,今後どういう考えであの駐車場を。存続しないならしないでいいのですが,じゃあ,もう中心市街地の活性化というのは放棄するんですか。そういう政策はとりやめるんですか。基本ですよ,今のこの車社会の中で駐車場がなかったらば,商店街なんかはますます衰退しますよ。そういう基本をやらないということは,中心市街地の活性化なんてことはやらないということと一緒なんですよ。これはもう,石岡市全体の中心市街地に対する考え方を全部変えようということと一緒ですからね。それをちょっと確認します。

経済部長)お答えをいたします。確かに委員さん言われますように,私どものほうといたしましては,商店街の衰退に歯止めをかけるということで駐車場の奨励補助事業を実施してきたわけでございます。ただ私どものほうで聞いている情報でございますので,はっきりしたことは分かりませんが,平成18年度については補助金の交付申請はしない方向だということで聞いております。それと,今使われております駐車場については,やはりお客様の駐車場ということで,何らかの形で存続していきたいというようなお話は聞いてございます。

鈴木委員)今,久保田委員,金子委員から,この問題についてはるる質問がございました。そして執行部からの答弁もございまして,大変,この問題については,ここで急きょ結論を出すというような問題ではございません,そういうふうに私なりに判断します。と申しますのは,これまでの経緯の中で,執行部の考え方等も十分,弁護士さんを通して考え方を精査したり,我々議員としてもいろいろな角度からこの問題については皆さんの意見を聞きながらやってきた経緯がございます。そして,今までのお話を聞きますと,商店街の振興組合の方々がまだまだ意見を集約したような状況にはないように判断をします。従いまして,この問題を,早急に,今度の21日の最終議会の中で決を下すというのは大変時期尚早だというふうに思われますので,継続をいたしまして,もっと真剣に,執行部等の考え方,振興組合の考え方,そして我々としての判断を集約した中で,改めて結論を出せばと,このように思います。以上です。

塚谷委員長)ただいま,経済部より報告を受けた件につきましては,各委員から意見がありましたとおり,引き続き委員会として審査を行っていきたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
 当委員会において,閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配布いたしました案文に示す事件・事由を付し,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 ほかに何か発言はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ないようですので,以上で市民経済委員会を閉会いたします。



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