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議会中継
  


 第3回委員会 (6月6日)
出席委員 國司進委員長,菱沼和幸副委員長,久保田健一郎委員,関町芳弘委員,櫻井信幸委員,川村良一委員,池田正文委員
市執行部 【教育委員会】
教育長(石橋凱),教育次長(関正雄),参事教育総務担当( 上田実),参事学校教育担当(藤枝一成),教育総務課長(広瀬峰昌),文化振興課長(芳藤丈夫),中央図書館長(池田芳男)
議会事務局 議事法制課係長(中山善正)



國司委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。
 本日の議題は,所管事務の調査として「小中学校の適正配置について」であります。
 本日説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。
 これより議事に入ります。「小中学校の適正配置について」を議題といたします。
 はじめに本件について,執行部から説明を求めます。

教育次長)それでは私の方からこの案件についてご説明申し上げます。前回の教育福祉委員会におきまして,委員長預かりとなっておりました石岡市立小中学校適正配置等検討委員会答申書,これの扱いにつきましてご提案をさせていただきたいと思います。これにつきましては,今回配付いたしました添付書類を添えまして各議員にお配りしたいと考えておりますので,よろしくお願いしたいと思います。なお,添付書類の文を読み上げまして説明に代えさせていただきたいと思います。
 石岡市立小・中学校適正配置等検討委員会答申書(写)の送付について。日ごろから,本市教育行政につきましては,ご協力をいただき厚く御礼申し上げます。
 さて,標記につきまして,別紙(写)のとおり答申書が提出されましたので,送付いたします。この件につきましては,平成18年10月20日に,教育委員会から(1)教育施設の適正規模・適正配置及び整備等に関すること,(2)教育施設の統廃合に関することについて諮問し,平成19年3月29日に,鈴木光雄検討委員会委員長より,寺門信行教育委員長に答申書が提出されました。
 この答申書は4月12日の教育委員会定例会で報告され,その後この取り扱いについて審議し,5月18日に意見を付して市長に報告いたしました。
意見の内容は次のとおりです。
 「答申内容につきましては,法令,統計資料等に基づく調査検討,また各種調査の実施などを踏まえ慎重な審議をされた内容であり,当委員会といたしましては尊重すべきものと考えております。今後,答申に基づいた内容の事業の推進には,相当の時間と大きな財政負担が予測されることから,現在急務である学校施設耐震化の遅れが心配されるところであります。
 学校は子供たちにとって一日の大半を過ごす学習・生活の場であり,快適で十分な安全性,防災性,防犯性や衛生的な環境を備えた安全・安心なものでなければならないと考えております。
 以上のような状況から当委員会といたしましては,合併特例債事業として予定されている校舎改築事業の推進と石岡市立学校施設整備計画検討委員会設置要綱に基づく検討委員会による学校施設の耐震化等整備計画を早期に策定され,速やかに安全対策を講じられるようお願いするものであります。」以上が添付書類の内容であります。
 次に,資料1,2についてご説明申し上げます。今回の一連の流れの中で,検討委員会が2つ出てきますので,資料1と2を提出させていただきました。資料1が石岡市立小・中学校適正配置等検討委員会でございます。これは今回の答申書を審議した機関でございます。構成員は市議会議員,自治会代表,校長会代表,PTA代表,有識者から成っている組織でございます。
 資料2は,石岡市立学校施設整備計画検討委員会でございまして,庁内の6人の課長クラスから成る組織でございます。これは6月4日から立ち上がりまして,今後耐震化優先度調査結果等について審議することになっております。この中で各学校についての耐震診断等の実施,評価,緊急度の検討,耐震化事業の年次計画等を審議する予定でございます。なお,耐震化優先度調査でございますが,すでに調査結果が出ているところでございますが,この結果につきましては簡易な目視を中心といたしました耐震診断,耐力度調査の順番を決めるだけの調査でございますので,誤解を避けるために公表は控えさせていただきますので,ご理解をお願いしたいと思います。以上でございます。

國司委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。
 次にその他の件として,執行部から複合文化施設建設基本設計について発言を求められておりますので,これを許します。

教育次長)ご説明いたします。このたび複合文化施設基本設計の製本が納品されましたので,ご報告いたします。この経緯について申し上げますと,旧石岡市において平成9年度に取得いたしました神栄跡地が平成12年度に策定されました中心市街地活性化プランの中で広域的に利用できる駐車場,公園を配置し,核に文化施設を整備するという位置付けがなされております。さらにその後平成16年1日に中心市街地活性化プラン推進委員会から図書館を核とした施設を整備するという報告がなされているところでございます。それらの報告等を踏まえまして,合併のすり合わせの中で特例債事業とされまして17年度に基本構想を策定いたし,18年度に基本設計の策定を進めてまいったものでございます。概要につきましては担当の方からご説明申し上げます。

中央図書館長)それでは私の方から複合文化施設建設基本設計について,基本設計概要説明書に基づきまして説明したいと思います。基本設計につきましては,平成18年度の委託事業といたしまして株式会社INA新建築研究所に委託をしたものでございます。
 表紙をめくっていただきますと鳥瞰図でございます。中央の2階建ての建物が複合文化施設本体の建物でございます。手前六角形の形をした建物がございます。これが市民ギャラリーでございます。その右斜め奥が喫茶室になります。さらに奥に2つ目の市民ギャラリーという形で設計されてございます。そして右奥でございますが,195台を収容できます駐車場になっております。さらに中央奥でございますが,イベント広場としての機能を持ってございます。手前の道路でございますが,こちらにつきましては若松・行里川線でございまして,右側の道路が市道A2310号線というような配置になってございます。
 次のページをお願いいたします。外観図でございます。若松・行里川線の現在の茨関商事さん側から見た外観となります。建物の南側が見えるわけでございます。そして緑のパーゴラのもとでの出入口への図書館ストリートというようなイメージでございます。
 次のページでございますが,目次となってまいります。大項目「T 基本設計方針」の中で,「基本設計理念」,「基本設計方針」を,「U 設計条件」で「1.計画建物の概要」を,「V 基本計画」で「1.意匠計画」,「2.構造計画」,「3.電気設備計画」,「4.機械設備計画」を,「W 基本設計図」としまして配置図,平面図と,このような構成となっております。
 続きまして2ページめくっていただきたいと思います。P1というページでございます。「T 基本設計方針」でございます。「1.基本設計理念」は,「“石岡のひとづくり,まちづくり拠点をめざして”常陸国分寺に代表される石岡市のイメージは,豊かな自然と織り成す深い歴史,暮らしの伝統を守り続ける市民のくらしのようすです。いかなる時代の変化にも知識と情報を備え,住人が石岡らしさを常に問い,豊かな暮らし,石岡らしさを後世に伝えていく源となる施設づくりを目指します。」となっております。「2.基本設計方針」につきましては,(1)安全であり,快適である図書館,(2)入りやすく,親しみやすい図書館,(3)使いやすく,働きやすい図書館,(4)あらゆる人が魅力を感じる図書館,(5)ユニバーサルデザインの図書館,(6)図書館の変化・発展に対応できる図書館,(7)美しく,格調の高い図書館,以上7点を配慮し基本設計を進めます。
 さらに2枚ページをめくっていただきたいと思います。P2というページでございます。「U 設計条件」でございます。「1.計画建物の概要」「(1)建物の概要」としまして,上から3つ目の枠の中でございます。施設名,石岡市複合文化施設。主な用途,図書館。構造種別,1階:鉄筋コンクリート造,2階:鉄骨造。建築面積,3626.25平方メートル。延べ床面積,1階:3626.24平方メートル,2階:1048.62平方メートル,合計4675平方メートルでございます。施設の構成でございますが,共用部といたしまして,エントランスホール。市民活動支援部門1としまして,市民ギャラリーが2か所及び喫茶室です。市民活動支援部門2としまして,視聴覚ホールと研修・会議室。図書館利用部門としまして,総合案内デスクを中心とする総合サービスエリア,一般開架書架スペース,地域資料・行政資料スペース,児童書部門,青少年部門,新聞・雑誌スペース,視聴覚資料コーナー,視覚障害者資料部門,各読書・閲覧スペース,学習・読書室,公開書庫,運営資料管理部門といたしまして,保存書庫,職員用書室,その他からなっております。
 「(2)開架図書の計画冊数」でございますが,開架図書といたしまして16万5,000冊,準開架資料としまして8万冊,保存用資料7万5,000冊,合計32万冊を計画しております。開架図書の内訳といたしまして,一般図書といわれているものが10万5,000冊,青少年関係図書5,000冊,参考図書1万冊,地域資料・行政資料1万5,000冊,児童書3万冊というような内容になっております。
 さらに2ページをめくっていただきたいと思います。D1というページでございます。「V 基本計画」となります。「1.意匠計画」,「(1)配置計画」でございます。基本的な配置の考え方は敷地面積2.7ヘクタールの土地利用に当たって,複合文化施設の配置,駐車場200台の配置,イベント広場の確保の3つの機能を条件に計画しております。「賑わいの表情づくり」,「街並の景観づくり」,「駐車場から各施設へのアプローチ」,「駐車場へのアプローチ」,「ユニバーサルデザイン」,「国分寺とのつながり」,「歴史の道,回遊性」,「既存施設とのつながり」,これらの項目に対する確認を行い,総合的なバランスのよい施設配置を行いました。
 次のページをご覧いただきたいと思います。「(2)施設構成計画」です。複合文化施設の機能は,独立性の高い市民活動支援部門1,図書館の保管機能を持つ市民活動支援部門2,図書館利用者部門,施設共用部門,管理運営部門から構成されます。図面上で青く塗られている部分が市民活動支援部門1でございます。水色が市民活動支援部門2,肌色が図書館利用部門,桃色が管理運営部門,黄色が共用部門でございます。1階に市民活動支援部門1といたしまして,市民ギャラリーと喫茶室が設けられております。本体建物からちょっと離れた形になりますけれども。市民活動支援部門2としまして,視聴覚ホールと研修室。施設共用部門としましてエントランスホール,トイレ,給湯室でございます。図書館利用部門として開架室などでございます。管理運営部門としましては事務室などがございます。2階につきましては,図書館利用者部門として学習・読書室,公開書庫。管理運営部門としまして保存書庫,スタッフラウンジが配置されております。
 次のページ,D3につきましては,「(3)各階平面計画」でございます。1階平面図及び2階平面図,そして主なスペースごとの平面計画を説明しております。
 さらにページをめくっていただきまして,D4でございます。「(4)開架室計画」でございます。わかりやすく使いやすい開架室を目指してということで,不特定多数の市民を迎え入れる本施設は,1回に可能な限り広く利用者のための場を計画しています。その中心は図書館の開架室です。16万5,000冊の開架蔵書は,吹き抜け部の一般開架室が中心となります。また,読書テラスを介しながらそれぞれのコーナー,それぞれの資料にふさわしい場を計画しています。その開架室にはエントランスホールからB.D.Sと申します盗難防止装置を通りまして,明快な空間の構成とサイン,配架計画により目的の資料まで自然に流れていく計画となっております。総合案内デスクを図書館全体を見渡せる位置に配置しまして,一般開架コーナーをなじみのあるくらしの資料から順に配架する計画でございます。児童開架コーナーは,書架やガラススクリーンで音が一般開架へ伝わらないようにしまして,児童用カウンター,お話室,授乳室,児童用トイレを設けます。青少年コーナーは,学習席や読書席を多く設けます。芸術・大型本コーナーには市民の制作した作品を資料とともに配架できるスペースを計画いたします。行政・地域・参考資料コーナーは出入口から離れた静かな位置で,研究などに対応できるスペースといたします。
 次のページでございます。D5ページでございます。「(5)立面計画」になります。本計画では,まち中で感じられる石岡の風格を現代的に解釈しデザインすることで,まちの一角に新たな風景をつくりだし,歴史を感じる街並みと対比させることで,相互に新たな魅力を創出することを意図しております。例えばひさしのデザインを金属屋根に,格子デザインの再生木ルーバー,アルミスパンドレル,白壁などを配置しております。
 続きましてD6ページをご覧いただきたいと思います。「(6)断面計画」でございます。これにつきましては,東西3断面,南北1断面の4断面を記載してございます。
 次のページS1ページでございます。「2 構造計画」でございます。「(1)構造設計概要」,「(2)架構計画」,架構計画につきましては次のS2,S3ページに続きます。
 S3ページにつきましては,「(3)仮定荷重」記載されてございます。
 次のE1ページでございますが,「3 電気設備計画」でございます。「(1)電気設備項目」,「(2)電気設備概要」でございます。電気設備概要につきましてはE1からE3という形で続いてまいります。
 さらにページをめくっていただきますとM1ページとなってまいります。「4 機械設備計画」でございます。「(1)機械設備項目」,「(2)空気調和設備工事概要」でございまして,M2,M3,M4ページに続きます。
 M5ページでございますが,「(3)給排水衛生設備工事概要」となっておりましてM6,M7ページと続きます。
 次のページ以降につきましては,「W 基本設計図」となってまいります。PD1ページの図面でございますが,配置図となります。
 次のPD2は,1階の平面図でございます。
 最後のPD3でございますが,2回の平面図という形でございます。
 以上単でございますが,基本設計概要書の内容でございます。よろしくお願いいたします。

國司委員長)以上で説明は終わりました。
ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

櫻井委員)複合文化施設については,私一般質問等でやはり見直すべきかなというご提案を何度かさせてもらっているんですけれども,やはりそういうお考えはないように見受けられるんですけれども。埋蔵文化財の調査に対して予算をつけるというのは仕方ないなとは思ってたんですね。この後,仮に複合文化施設の見直しをやろうという場合であっても,その後何らかの事業で埋蔵文化財についてはやらざるを得ないと思っていましたものですから,それは無駄にはならないなという考えでおりました。ただ今日この基本設計をいただいたときに,この株式会社INA新建築研究所というところが委託してやっているようですけれども,現にこれはやるからということで進んでいるんですけれども,たぶん市民の多くの人が,見直したらという考えをお持ちになっているんじゃないかなと思ってるんです。ある程度もうこの複合文化施設については知識は皆さん持っていますよね。でありますから,どの段階までお金を使っていくというのはあるんですけれども,こういう基本設計に対してどのぐらいの予算が出されているんですか。これは本設計ではありませんからこのデザインがそのまま使われるというわけではないですよね。

教育次長)18年度の予算の中で計上いたしましたのは2,000万円でございます。

櫻井委員)たぶん職員の皆さんも,市民の皆さんとそれとなくこれについてお話しする機会があったとすれば,どうなのかなと首をかしげている方がたぶん多いと思うんです。私はこういうものを造るんであれば,前回も駅舎と,と言ったんですけれども。例えば市営駐車場が駅の近くにありますよね。鹿島鉄道が今度廃線になりまして,線路の問題も早く処理をしないと今後駅周辺の整備ということに関していろいろ障害が出てきちゃうなということを感じているんですよ。そういうものを,鹿島鉄道の敷地の問題とか,市が早急に手を打っておいて,市営駐車場等を利用してこういうものを造ったほうが有効に使えるんじゃないかと。これを造ることは反対ではないんです。本当に財政が厳しい中でやるわけですから,今後あの場所へ造った場合には,その後の経費,それだけがどんどんどんどん使われて,それだけの効果が出ないような気がするんですよね。でありますから,できるだけ予算を使う前にもう少し違う検討をしていくべきなのかなと思います。
 もう一つ言わせていただければ,私はあの神栄跡地に関しては,民間に貸してしまったらどうかなという考えがあったんですよね。だいたい五,六百円ぐらいで現在であれば借りていただけると思うんですよね。それで民間のお金を利用して何かやったらいいのかなという考えが実はあったんです。それをやっていきますと,元利合計16億5,000万円というお金であの土地を買ったんですけれども,私は相当高い価格で買ったなというふうに個人的には判断しておりますけれども,過ぎたことはしょうがない。そういう中でそれを民間に貸して,民間の資金で何かをやっていくというようなことを考えていけば,地代収入だけでも五,六千万円,8,300坪あるんですから。10年貸せば5億,6億というような感覚になるわけであります。もし違う考えであれば,先ほどから出ているこの小中学校の適正配置,統廃合の問題。私は前回委員会の外で職員の皆さんにお話を聞いたんですけれども,耐震化を優先するというお話しも理解はできるんですけれども,やはり統廃合が先じゃないかなと。これからの財政経営ということを考えていったときに順序が違うような気がします。であるならば神栄の跡地に,私小学校の名前はよくわからないんですが石小ですか,市民会館の脇の。それとか,府中小,北小学校,これらを1か所に統廃合するような形で,そういうものを早急に決めて,学校の建築というのをやっていくべきなんじゃないのかなと考えるんですけれども,いかがでしょうか。

教育長)今,櫻井委員がおっしゃったことはご理解できることなんですけれども,特に教育委員会の所管の建物,学校を含めた複合文化施設の方向性も含めて,特に財政上の絡みもありまして,教育委員会の中で,教育施設課を中心とした事務レベルで何回となく検討を重ねているわけですが,特例債とのにらみもあって,タイムリミットもだいぶ迫ってきているので,早急に方向性,結論を出しながら詰めていかなければならないと思うんですが,今の櫻井委員の意見を受けましてさらに吟味してまいりたいと思います。

久保田委員)私も今回の改選の選挙の最中に,いろいろ各方面の方々からこの複合文化施設についての意見交換をしました。その中でやはり慎重に対応をすべきだろうという意見が多く寄せられております。そういった意味で,この財政状況の中で合併の際に特例債事業としてこの事業を進めようということでやってきたわけです。ところがその過程の中で,全国的に地方自治体の財政の逼迫というようなことが報道機関関係からはニュースとして,また現実問題としてそういったことが起こっていると。そういった中で市民の皆さんの中では,ハコモノに対するアレルギーといったものが確認できたというような気がしております。
 いずれにしても特例債事業としてこれを進めてきた,これを方向転換するということについては,継続性という問題からなかなか難しいところがあるんだろうと思うんですが,そういった中でも財政の問題,財政的に大変厳しい状況があるという中,また,先ほど教育長の方からも話が出ましたけれども,文科省のほうから小中学校の耐震性を強化するようにというようなことで,それは当然対応しなければならんということで,答申も出されておるわけでして,そういった中で資源配分をどうしていくかということについて,やはり慎重に対応すべきなのかなというような感じを私は持っております。そういった意味で2年間発掘調査が継続して行われているわけです。その2年間の間にこの事業についても慎重に内部で,議会,執行部ともども慎重に取り扱ったほうがよろしいのかなという感じも私は持っております。
 旧石岡市の時点で,神栄跡地を取得するという経緯は,商工会議所,商店街,経済関係の方々から,神栄跡地がほかにいってしまうと中心市街地の活性化はどうなるんだということで,中心市街地の活性化を目指してあの用地を取得しようじゃないかというような機運の中で,あの用地が取得されたというような経緯があるわけです。ですからあの敷地を何か有効利用しなければならないのは間違いないわけですけれども,合併してこういう複合文化施設でもって対応をしようということになったんですが,私は基本的にはあの用地は中心市街地の活性化を目的として取得したという経緯も忘れないほうがいいんじゃないのかなと思っております。そういう意味で諸事情はあるとは思うんですが,結論からいえば少し慎重に取り扱った方がいいのかなと思っております。これはあくまでも私の考えですから,執行部の皆さんの考え方をお聞きする必要はありませんので。

國司委員長)ほかに発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。
そのほか何か発言はございませんか。

参事学校教育担当)私の方からは,6月3日に発覚し6月4日に新聞報道がありました杉並小学校の体育館器物損壊事件についてご報告を申し上げたいと思います。まず事件の発覚でございますが,6月3日日曜日午前8時ごろ,スポーツ少年団の練習に体育館に来ました保護者が,器物損壊の状況を発見いたしました。8時40分に校長の方に連絡を入れて,連絡を入れた校長は教育委員会,警察等の関係機関に連絡をしたという状況でございます。
事件の発生でございますが,6月1日の金曜日午後5時50分,教頭が退勤してから,6月3日の日曜日午前8時の発見まで,職員は学校に来ていないという状況がございましたので,その間に何者かによって器物損壊事件が起こされたというふうに考えられます。
次に被害の程度でございますが,体育館の玄関,ギャラリー,それから校舎の1階,2階,3階ですが,投石によって12枚のガラスが割られました。そのことによって犯行を行なった者が校舎内への進入というような状況については認められませんでした。連絡を受けた警察の方が9時10分から12時近くまで実況見分をしまして,その間に平行してガラスの取り替えをしまして,原状に復するという作業をいたしました。そういう事件の発生を受けまして,教育委員会としましては,戸締り,施錠,あるいは職員の巡視の強化,警察,警備会社との連携の強化,それから緊急対応マニュアルというのが各学校にございます。そのマニュアルの周知徹底,見直しということ。さらには校舎周辺,内外の物品の整理というようなこと,そういったことについて6月4日の文書でもって所管する小中学校及び幼稚園の方に通知をいたしました。事件の経緯,被害状況等,それから対応ということでご報告させていただきました。以上でございます。

國司委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ないようですので,この件については終結いたします。
 暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

國司委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 休憩中にも話が出ましたけれども,複合文化施設建設基本設計の詳細につきましては,再度第2回定例会中の当委員会において説明を求めたいと思います。
 ほかに発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ないようですので,以上で本日の教育福祉委員会を閉会いたします。





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