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議会中継
  


 第5回委員会 (9月10日)
出席委員 國司進委員長,菱沼和幸副委員長,関町芳弘委員,櫻井信幸委員,川村良一委員,池田正文委員
市執行部 【保健福祉部】
保健福祉部長(金子重夫),保健福祉部次長(土師照夫),参事兼福祉事務所長(矢口晟),参事兼健康増進課長(川並英二),社会福祉課長(佐子川祐治),高齢福祉課長 (高野喜市郎),介護保険室長(黒崎輝夫),こども福祉課長(石井洋一),保険年金課長(鈴木幸治),ふれあいの里館長(小林千恵子)
【教育委員会】
教育長(石橋凱),教育次長(関正雄),参事教育総務担当(上田実),参事学校教育担当(藤枝一成),教育総務課長(広瀬峰昌),学校教育課長(市川均),生涯学習課長(田崎徹),中央公民館長(高橋久),文化振興課長(芳藤丈夫),スポーツ振興課長(渡辺勝男),学校給食課長(山本敬司),中央図書館長(池田芳男)
議会事務局 議事法制課係長(中山善正)



國司委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。
 本日の審査につきましては,お手元に配付しております協議案件書の順に沿って進めていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
 付託案件説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。
 これより議事に入ります。
 この際,お諮りいたします。去る8月29日,石岡給食センターの竣工式が行なわれ,9月からは調理業務がスタートしているところでございます。当委員会としても新しく完成した給食センターの施設並びに調理業務の状況について,委員派遣による現地調査を行いたいと思いますが,これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 暫時休憩いたします。

− 休 憩 (現地調査)−

國司委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 ただいま実施いたしました現地調査を踏まえ,何かご発言等ございましたら挙手によりこれを許します。

川村委員)今見てきたわけなんでございますが,すごくきれいだなと。中身もきれいだけど外見もきれいというか。基本的にいいますと,入れ物が変わったなと思ったんですね。新しくなりましてたぶん入れ物も変わったのかなと思ってましたので,そうなってくると例えば私柿岡地区しか現場へ行っていないのでわからないんですが,石岡の東小学校ですが,これだとリフトの問題があるんですよね。学年ごと,クラスごとに分けながら。そのときにあれが不都合ではなくなったのかなと思うんですが,その辺のところ現場としてはどうなのかちょっとお伺いをしたいなと思っております。

学校給食課長)入れ物でありますが,新しくなったということで,サイズ的にはそう変わってございませんので従来どおりの方法で実施をしているのが現状でございます。

川村委員)わかりました。きれいになったけれども大きさ的にはほとんど変わらないということでよろしいわけですよね。

学校給食課長)中学校,小学校でもクラスによって人数が異なりますので,そのクラス人数が多いところが大きい食缶に変わったということでございます。

川村委員)ちょっと物足りないとは思うんですが,あとで現場でどういうふうになったのか確認してみます。以上です。

國司委員長)他に発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ないようですので,この件については,以上で終結いたします。
 次に,付託されている議案の審査を行ないます。
 初めに,議案第97号「平成18年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定について」のうち,当委員会所管に係る部分,議案第98号「平成18年度石岡市授産所特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第99号「平成18年度石岡市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第103号「平成18年度石岡市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第108号「平成18年度石岡市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第109号「平成18年度石岡市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定について」の計6件を一括して議題といたします。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。

川村委員)介護保険の中で396ページの紙おむつ自己負担分170万5,900円の件についてお伺いをしたいわけなんですが,今何人ぐらいお使いになっているのか,ちょっとお聞かせを願いたいと思います。

高齢福祉課長)18年度の実績で695名の方が使用をしております。

川村委員)私の聴き方も悪かったんですが,前に岡野議員からの質問で介護度1の方には付ける付けないの話があって,やはり介護度2の石岡の方になったと思うんですが,その中で17年度から18年度でどのぐらいの変化があったのか。それで総額がいくらなのか,ざっとでかまわないんですが,お願いしたいと思います。

高齢福祉課長)18年度の実績でいきますと2,001万8,000円でございます。17年から18年の推移でございますけれども,これにつきましては17年度八郷地区につきましては,新治広域事務組合の方で対応しておりまして,要介護1から要介護5。石岡地区につきましては要介護3から5ということで,数字的には比較してございません。

川村委員)わかりました。ありがとうございます。なぜ細かく聴いたかといいますと,一部で紙おむつ券が商品券化しているんではないかという話がありまして,本当に紙おむつに変わっているのか,必要な人がそこで紙おむつをお求めになっているのか,そうではなく例えばビール券,図書券のようにほかのものに変わってしまっている。ビール券も本来はビールしか買わないはずなんですが,ところによってはビール券で買ってもいいですよというところもあるわけなんですよね。それと同じように商品券化してしまっているという話があったんですが,その辺のところは担当の方では把握なさっているんでございましょうか。

高齢福祉課長)私の方では紙おむつの使用につきましては,在宅の要介護者ということが決められております。そうした中で在宅で紙おむつを使用する場合には,ケアマネージャーがケアプランを作成しているわけなんですけれども,そういう中でケアマネージャーの方からの情報では確かなそういった情報というのは私どもの方にはきておりません。

川村委員)わかりました。それじゃそれが正当なものというかたちの使われ方をしているというふうに考えていいかと思うんですが,でも現実には商品化されているのも現実ですので,その方が例えばAという薬局で紙おむつを買わずにBという薬局で紙おむつを買って,そこではそのまま現金で買ってしまったと,それでAというところでは紙おむつを買わずにほかのものを買ったと。なぜそういうことが起きるかというと,私この間の12月にやらせてもらった受領委任払いと償還払いのことがここにきてゆがんできてしまったのかなと思っているわけなんですが。なぜかと申しますと前は償還払いで一時立て替えというか,全額払って戻したと。それが今度は契約されているところの委託業者というか,そこですと1割のやつでそのまま買えちゃう。そうするとそこのAというところには中々いけないから,ついついBというところでついでに買ってしまってその券が余ってしまうとAというところでそれを使ってしまうのかなと考えられると思うんですが。例えばその人にとってはどちらにしても必要な紙おむつを買ったということになるかもしれませんが,ちょっと意図的に自治体がそれを認めてもいいかどうかということになると問題があるように感じるんでございますが,いかがなもんなんでございましょう。課長及び部長あたりに答弁いただければ。

保健福祉部長)ただ今の紙おむつのご質問でございますが,私どもの方でまだ紙おむつの実態というものをまだ把握がなされておりませんが,このような不正な商品券化されているというようなお話でございますので,今後十分先ほど申しましたケアマネージャーとか,いろんな方々と協議をさせていただきまして,現行の紙おむつ券というものを別な方法で,不正がされないような方法を検討していきたいと思います。

川村委員)ありがとうございます。でも基本的には発給していること自体は悪くはないはずなんです。ただそれが便宜上その方が契約されているところでは買わずに,ついついいつも使っているところで買ってしまって,その券が使えるところじゃないからその券を使えるところでほかのものを買ってしまうと。だから基本的にはその方のためにはなっていると思うんですが,それをこちらが認めてしまうとそれは違法なのかなという気がしたものですから,何らかの方法をとっていただければありがたいかなと。よろしくお願いしたいと思います。以上です。

菱沼副委員長)議案第97号・平成18年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定についてで,まず最初にこの説明書の中から質問させていただきたいと思います。細かいことを聴いて大変恐縮なんですが,ちょっと件数が多いもんですからよろしくお願いしたいと思います。
 最初に38ページなんですが,心身障害者福祉事業,心身障害者の共済制度を実施し心身障害者の福祉の向上を図る経費とありますが,ここで特別障害者手当等1,827万9,000円の詳細について,またこの手当等の「等」とはどういうことなのかお伺いをしたいと思います。それから何人の方が市内に在住をされているのかお伺いをしたいと思います。

社会福祉課長)心身障害者福祉事業の特別障害者手当等ということでございます。これには3つございまして,特別障害者手当,これには精神または身体に著しく重度の障害があるため,日常生活において常時特別な介護を必要とする程度の状態にある在宅の20歳以上の方々に対して支給をしております。この方の19年3月現在で39名でございます。
 その次に障害児福祉手当,これが日常生活において常時介護を必要とする在宅の重度障害児20歳未満に対して支給をしております。19年3月末現在で38人でございます。
 3つ目が経過的福祉手当といいまして,20歳以上の障害者に対する福祉手当,これは障害基礎年金及び特別障害者手当の創設に伴って廃止をされましたが,改正法施行日の前日において福祉手当の需給資格を有する20歳以上のもので特別障害者の支給要件に該当をせず,かつ障害基礎年金も支給されないものについて経過的措置として引き続き従来の福祉手当が支給されているものでございます。平成19年3月末現在で4名でございます。

菱沼副委員長)次に39ページなんですが,放課後児童対策事業で5,823万9,870円についての内容をお伺いしたいと思います。

生涯学習課長)支出の内容でございますけれども,巡回指導員報酬としまして96万円。それから学童保育の指導員の報酬4,452万970円。その他の消耗品としまして,これは遊び道具が中心ですけれども70万449円。印刷製本費としまして口座振替の依頼書印刷が1万8,900円。電気料としまして杉並小の児童クラブが28万7,804円。施設用燃料としまして灯油代9万7,351円。公用車の自動車燃料11万5,309円。建物修繕としまして,蛍光灯等の修理でございますが,1万7,300円。車両修繕としまして1万7,885円。備品修繕,内容的にはテレビのアンテナ交換,その他でございますけれども,9万950円。郵便料が7万9,000円。電話料が48万3,582円。自動車保険料が3万5,340円。火災保険料,これは児童クラブの施設の保険料でございますけれども5,053円。その他の保険料としまして指導員の賠償責任保険等で13万930円。手数料としまして巡回手数料の登録手数料その他でございますけれども7万4,843円。自動車の任意保険料1万494円。施設の夜間警備委託料36万2,880円。機械器具等保守点検委託料6万3,000円。車の借上料6,580円。学童保育の施設整備工事としましてエアコンの設置工事が主でございますけれども,911万4,000円。巡回自動車の購入でございますが,64万500円。リサイクルの負担金としまして9,180円。自動車の重量税が1万3,200円というのが中身でございます。

菱沼副委員長)詳細なご答弁をいただきましてありがとうございました。私が聴きたかったのはこの学童保育指導員の報酬で4,452万970円ということで,何名の方が指導員になられているのか。また現在いろいろ話を聞きますと,年齢的な部分も高くなってきているということもお伺いしているんですけれども,そういう中で今後の学童保育の指導員の掌握を今後どのように考えているのかお伺いをしたいと思います。

生涯学習課長)まず指導員の報酬でございますけれども,時間単価が800円。平日が放課後から6時半まで,土日,長期の休みが8時から6時半ということで,18年度は指導員67名。実施場所が12か所。67名が1日おきのローテーションで実施してございます。
 指導員の掌握状況についてでございますけれども,今年度に入りまして仕事が教育委員会に移ってきたということがありますので,まず指導員会議というのをすでに1回実施しておりまして,再来週が2回目で年4回くらい全員の指導員のローテーションを組みまして2時間ぐらいの研修会と打ち合わせ会を実施したいということで,実施しております。
 さらには巡回指導員がいなくなりましたので,職員が毎週1回は各学童を回りまして,実施状況,必要書類,問題点等を毎週1回巡回しております。そうした中で,先ほど委員ご指摘の年齢的なものを含めてどういう問題があるかというのを職員が把握したときに記録していると,そういうものを踏まえて来年度に対応をしていきたいというふうに思っております。

菱沼副委員長)そういう部分においてですね,平成18年度は保健福祉部でやっておりまして,平成19年度から教育委員会所管になりましたけれども,そういう中で課長の方からお話がありましたけれども,研修会また各先生方の学童クラブの定期的な見回りといいますか,調査が非常に大事になってくるかと思いますので,今後どんどん問題点を吸い上げていただきまして,よりよい放課後児童クラブにしていただきたいと思いますので,よろしくお願いします。
次に移ります。50ページから51ページまでまたがりますが,学校維持管理経費,耐震化優先度調査委託料ということで,小学校が1,109万2,200円。中学校が583万8,000円。幼稚園が28万9,000円ということでありますけれども,この現況を調査委託しましてどのような状況になったか詳細をお伺いしたいと思います。

教育総務課長)耐震化優先度調査のご質問でございますが,小学校においては38棟,中学校においては20棟の58棟,幼稚園は1棟でございます。どのような調査かといいますと,まず建築年,階数,柱,外壁の傷み具合,コンクリートのコア抜き,予想震度という5項目から分かれておりまして,おのおの調査をしました。ただこの結果につきましては,6月議会にもお話をしましたけれども,あくまでも見た目の調査でありますので,それを踏まえまして今,整備計画検討委員会の方でまもなく方針が出ると思いますので,内容については簡易な調査であったということで,それを基にして正式な整備計画が今後立てられていくだろうということです。

菱沼副委員長)実際は小学校で38棟で1,109万2,000円。また中学校で20棟,幼稚園で1棟ということで,耐震化優先度調査が行われたわけですけれども,実際簡易な部分での調査という部分で本当にいいのかどうか。どういうことかというと,合併特例債事業という部分においてですね,2年が過ぎようとしている観点から,今後のあり方が重要視されてくるわけです。特に子供たちを守る学校という施設においては避難場所にもなりますし,非常に大事な部分だと思います。そういう部分でただ今広瀬課長の方から近いうちに答申されるだろうということでありましたけれども,今の予定ではいつごろ答申が出される予定なのかお伺いをしたいと思います。

教育総務課長)次長の答弁にもありましたように来年度予算に反映できるよう今進めているわけでありますが,10月末ぐらいには皆さんのところにまずはお知らせをしたいかなというふうには考えております。

菱沼副委員長)そういう部分において速やかな対応をよろしくお願いしたいと思います。非常に学校施設は大事なものですからよろしくお願いしたいと思います。
 次に移ります。51ページ,先ほど学校給食センターを見させていただいたんですけれども,8月29日に開所式が盛大に行なわれ9月3日より学校給食がスタートしました。そういう中で関係各位の皆様に感謝と敬意を申し上げる次第であります。さて旧石岡の学校給食センターが正上内にあったわけですけれども,そのあとの給食センターはどのようになるのかお伺いをしたいと思います。

学校給食課長)古いセンターにつきましては,文化振興課におきまして文化財管理センターとして使用するというふうに聞いております。そういうことで10月に文化振興課と打ち合わせをやっていきたいと思いますが,要らない部分と使う部分に区分けして,要らない部分については,壊していくということになってございます。

菱沼副委員長)文化財のセンターというような施設になっていくという部分においては,要らない部分は撤去するということでありましたけれども,そういう中であそこの建物にはアスベストは入っていなかったのかどうかお伺いしたいと思います。

学校給食課長)アスベストは入ってございません。

菱沼副委員長)了解しました。次に移りたいと思います。58ページなんですけれども,これはちょっと細かいことで恐縮なんですけれども,その他の消耗品費ということで掲載されているんですけれども,ここにコピーチャージ料とありまして,このコピーチャージ料も多いわけですけれども,そういう中でこのモノクロのコピーチャージ料,それからフルカラーのコピーチャージ料は現時点で統一化されているとは思うんですけれども,その金額がわかればお伺いをしたいと思います。

國司委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

國司委員長)会議を再開いたします。

菱沼副委員長)それではこのコピーチャージ料についてはまたがっている部分もありますので,1つだけお伺いしたいと思います。介護保険特別会計の中の介護認定審査会経費でコピーチャージ料が103万4,031円ということで掲載されております。その内容についてお伺いいたします。

介護保険室長)介護保険室の方で認定審査会の事務費の中でコピー機の方を使用しております。このコピー機の方ですけど,認定審査事務関係を行なうときにコピー機の方からコンピュータの方に読み込む形の機能もございまして,ソフト関係との関連もございます。年額として金額を上げておりますけれども,単価的なものは現在手元に資料がないのでお持ちしたいと思うんですがよろしいですか。

菱沼副委員長)次に決算書の方に移りたいと思います。63,64ページ,ふれあいの里使用料ということで2,023万1,550円という部分が掲載されております。160ページにふれあいの里費ということで,職員等の人件費,施設維持管理経費,施設運営経費ということでありますけれども,実際収支額が1億3,869万6,956円ということで掲載がありますけれども,実際使用料が2,023万1,550円ということでパーセントにしますと14.586%という状況にあるんですけれども,この状況を踏まえたときにどのような見解をお持ちなのかお伺いをしたいと思います。

ふれあいの里館長)今の収支のどのような見解をということでございますが,ふれあいの里石岡ひまわりの館におきましては,総合福祉センターという位置づけの中で高齢者,障害者等が利用するということで,使用料は一般の方は500円,高齢者の方,70歳以上の方につきましては半額の250円,それから障害者の方につきましては無料ということでやっております。ターゲットバードゴルフ場も庭の方にあるんでございますが,そちらの方も高齢者の方が利用する率が高いということで,一般の方が200円,70歳以上の方は100円ということでやっておりますので,収入につきましては2,000万円ということで,現在は支出経費からするとずっと少ない額なんですが,これにつきましては今後健康づくりの施設として利用者も現在増えておりますので,トレーニング室を含めまして19年度につきましては,かなり勤め帰りの方も利用するということで大変人数も増えております。そういったところで健康づくりの施設,トレーニングルーム利用者,ターゲットバードゴルフ場の利用者,そちらのほうを重点的に増やすような形で今後進めていきたいと考えております。

菱沼副委員長)私のこのふれあいの里に関しては非常に高齢者の方,障害者の方,それから一般の方がかなり利用されているという状況は聞いているんですが,実際その中で最近レストランが経営的な部分が変わったと聞いているんですが,たまたまこの間知り合いの方がそこに行ったときにがらんとしてあまりレストランに入っている方がいらっしゃらないということも聞いているんですけれども,そういうことの指導はされているんでしょうか。

ふれあいの里館長)ご質問のとおり4月からレストランの経営が変わりまして,前やっていた方はオープン当初からやっていたポレポレさんなんですけれども,今度4月からお弁当屋さんを中心にやっていた方がやっているということで,やはり談話室が主になるんですけれども,お風呂を出てからそちらで休憩するということで,やはり平成12年にオープンしましてから期間が長かったので,固定客の方が増えていたというのも現実なんですね。縄張り的というか場所が決まっていたとかということで,一般の方が入りづらかったということが今まであったようなんですけれども,4月以降ちょっとレストランのほうと問題がありまして,現在それを調整しながら8月につきましてはかなり一般の方も入るようになりまして売上額も増えてきておりますので,現在はこのまま行けばかなり一般の方も使いやすくなるんではないかというふうに考えております。

菱沼副委員長)より一層ふれあいの里も大発展できるようにご尽力いただきたいと思います。
 次に164ページ,保育支援関係経費,保育料徴収嘱託員報酬96万円なんですけれども,これについて実際何名の方が嘱託員としていらっしゃるのか。また保育料の徴収においてどれだけの成果が上がっているのか。また滞納額がどのくらいあるのかお伺いしたいと思います。

こども福祉課長)保育料徴収嘱託員でございますけれども,嘱託員は1名でございます。18年度の収納額ですが,職員も年に4回ほど滞納整理等を実施しておりますが,あわせませて18年度は942万3,000円ほどとなっております。
 滞納の状況でございますけれども,17年度末,18年度当初の保育料滞納額の累計が6,387万3,340円ほどございます。先ほど申しましたように18年度中の過年度分の滞納,主に過年度分については先ほどの嘱託徴収員が実施しております。これが942万3,170円。それから18年度に石岡市におきまして平成4年度から滞納がずっと残されておりましたので,昨年滞納者の実情,実態等を再調査いたしまして,18年度に13年度までの滞納者で生活困窮者,それから所在不明などにより徴収が不可能なもの60件,金額で936万950円について不納欠損処理をいたしました。そうしますと過年度分の滞納累計額が4,589万220円ほどになります。現年度分,18年度分の滞納額が828万4,190円ほどございます。18年度末の累計額になりますと,5,337万3,410円ほどになります。

菱沼副委員長)保育料の嘱託員の方が1名で,その方の成果といいますか,942万3,000円の徴収をしていただいて,今現在5,337万3,410円の現況の滞納金額があるということでありますけれども,今後の対策としてどのような見解をお持ちなのか部長にお伺いしたいと思います。

保健福祉部長)保育料の滞納の対策でございますが,現在5,300万円程度あるわけですが,これらにつきましては先ほど申し上げました徴収嘱託員による徴収,それから保健福祉部として滞納整理等にあたってまいりたいと思います。

菱沼副委員長)非常に保育料に対しての徴収というのは大変かなという感じがするんですね。子育て支援の観点からいろいろ問題があるなという感じがするんですけれども,ただ相手の状況をしっかりと把握していかなければいけないという部分もあるんですね。そういう部分において常に協議をしていただきながら徴収に関してはあたっていただきたいと思います。
 先ほど課長の方から不納欠損ということで13年度分ということでされていますけれども,不納欠損すればいいという部分ではなくて,そこら辺も今後のあり方としてはしっかりと協議を重ねて,最終的にどうにもならない部分においては欠損もやむをえない部分もあるかと思うんですけれども,ここら辺もあくまでも徴収,税金で市においての運営はやっていくもんですから,そう意味では今後もしっかり徴収できるようにご尽力いただきたいと思いますので,よろしくお願いします。
 次に166ページと170ページに,一番上なんですが県保育協議会市負担金9万1,380円。それから170ページの中段ぐらいなんですけれども県保育協議会市負担金19万6,000円ということで2つあるんですけれども,これはどういうふうに違うのかお伺いしたいと思います。

こども福祉課長)保育支援関係経費の中の県保育協議会市負担金でございますけれども,これにつきましては保育所が地域住民にもっとも身近な児童福祉施設として質の高い保育サービスが提供できるよう保育内容,保育技術を研鑽し合い,地域の乳幼児保育を推進する市町村がこの協議会に加入しておりまして,これの負担金でございます。施設割で1,650円。市内に16園ございますので,この費用。それから職員割で380円。市内の職員数が171名でございまして,この金額が6万4,980円ですか,あわせまして9万1,380円ほどになるわけでございます。それから後段の保育協議会負担金につきましては,会議開催時に出席するときにその会議の出席者負担金でございます。1名3,000円とかそういう負担金がこちらに該当します。

菱沼副委員長)そういう部分において,これは同じ項目なもんですから,そうするとその協議会に参加するというための費用とか書いてあればわかりやすいと思うんですけれども,その辺ご検討できればお願いしたいと思います。
次に移ります。270ページ,東地区公民館管理運営経費の借地料なんですけれども,今回平成18年度の決算の部分においては,792万円の借地料ということで計上されております。この部分において,私も今回はじめて教育福祉委員会になったんですけれども,契約内容,また今まで契約されてからどれだけの金額をお支払してきたのかお伺いしたいと思います。

中央公民館長)手元に細かい数字は持ってございませんが,昭和52年から現在まで約2億円に近い金額になります。現在,支払っている金額が792万円でございます。年額でございます。

菱沼副委員長)そうすると昭和52年から現在まで約2億円という状況でお支払をしてきたということですけれども,実際今の敷地面積,それらを鑑みまして,今まで払ってきた部分,また今後借地していくということにおいてどのような見解を持っているのかお伺いをしたいと思います。

中央公民館長)東地区公民館の借地に関します契約につきましては,現在まで約30年間借地料を支払って参っておりますが,将来,現在の借地は平成16年度に市と地主双方で見直しの協議を行ないまして,前3か年間と同様792万円で平成17年から19年までという契約になっております。今後平成20年から3年間の契約は30年契約の最終期にあたりますが,平成19年度に予定している見直しに協議におきましては,借地料とともに平成23年以降の契約の更新等を含めまして協議していかなければならないというふうに考えております。当市の現在の財政状況から鑑みまして,平成20年度からの借地料につきましては,内部で十分な調整を図りまして臨んでいきたいと考えております。

菱沼副委員長)それについて教育次長また教育長の見解をお伺いしたいと思います。

教育次長)ただ今公民館長から申したとおりでございますけれども,今後選択肢といたしましては,借地のままこのままいくということと,もしくは土地を購入してしまう,あるいはほかの施設を使うという3つの選択があるかと思いますが,今後十分に検討していきたいと思います。

菱沼副委員長)先ほど,課長または次長の方からご答弁いただいたわけなんですけれども,この借地料につきましては52年から契約をされて,もう30年,約2億円というのは莫大な金額だと思うんですね。そういう部分において今までの中で,ずっと借地でいいのかどうかという部分をなぜもっと前から,協議はされていたと思うんですけれども,されていた中でも中々うまく話がつかなかったのかもわかりませんが,現況792万円というのはかなりの借地料だと思うんですね。そう考えると,市としてお借りしている地主の方との協議を進めていくか,そういう部分においてはこちらからもリーダーシップといいますか,こちらからもある程度提言を持っていかないといつまでたっても中々解決がつかないのかなと思うんですね。そういう観点からこの決算書の中でも借地料はかなり膨大な金額が掲載されております。教育福祉だけじゃなくてこの部分においても借地料が載っております。そういう中で借地料のあり方という部分も今後検討していただいて進めてもらいたいと思いますので,よろしくお願いします。

中央公民館長)ただ今ご説明申し上げた中に誤りがありましたので,訂正をさせていただきます。借地期間が52年からと申し上げましたが,56年からの誤りでございますので訂正をさせていただきます。

菱沼副委員長)56年からということで了解しました。実際その借地料も290ページにもありますけれども,運動広場維持管理経費ということで,1,104万2,482円ということで,これも借地料ということで掲載がされております。そういう中で今話をしたとおり今後の借地料のあり方ということでよく協議をしていただきたいと思いますので,よろしくお願いします。
 実際私も今日質問するように付箋紙は貼ってきてあるんですけれども,これやっていると今日1日でも終わらないと思いますので,総括的に部長と教育長の方に聞いて終わりたいと思います。まず保健福祉部長の方に平成18年度の決算についての総括,実際予算があって決算ということでどのような見解をお持ちなのか。またこの決算を踏んで次年度の予算にどう反映するかお伺いしたいと思います。

保健福祉部長)それでは私の方から18年度の決算にあたりましての保健福祉部の見解ということでお答えさせていただきます。私ども保健福祉部につきましては,保険,医療,福祉とこの3つを担当いたしております。平成18年度につきましては,目まぐるしく法制度の改正等がございまして,これらを含めまして福祉の増進に精一杯努力を重ねてきたところでございます。そういった中ではかなりの成果が上がっているのかなと感じております。これらを踏まえまして平成20年度につきましても福祉の向上に努めてまいりたいと考えてございます。

菱沼副委員長)ありがとうございます。そうしますと平成18年度でございますけれども,実際予算があって決算ということでございますけれども,執行率的な部分というのは部長はどのように考えておられるのかお伺いします。

保健福祉部長)予算に対する執行というようなことでございますが,執行率の面からいうと100%というようなことではございませんでした。そういった中では18年度予算要求に対しましては,所期の目的は達成されたというふうに私は感じております。

菱沼副委員長)全て今回の決算を踏まえて20年度の予算編成をされるわけだと思うんですが,しっかりと住民のニーズまた各内部での協議,また各議員からのいろんな意味での提案とかあるかと思うんですね。そういう部分を踏まえたうえで20年度,市長は福祉の横田ということで言われているわけでございますが,そういう中でしっかりと保健福祉部の方で充実ある予算編成ができるようよろしくお願い申し上げます。
 次に教育的な部分で平成18年度の決算に対しての同じ質問ですが,総括また平成20年度に際してどのような予算編成をされるのかお伺いをしたいと思います。

教育次長)教育委員会につきましては,事業の幅がかなり広いということもございまして,課題も多いところでございます。今後少しでも無駄な部分を少なくして,効率的,効果的な予算の執行に努めてまいりたいと考えておりますが,18年度につきましては大部分の執行につきましてほぼ適正に使われていたのではないかと考えております。今後なお予算の執行につきましては,無駄な部分の削減に努めまして,なお効率的な予算執行に努めてまいりたいと考えております。

教育長)今次長がお答えしたとおりなんですが,教育委員会がらみは18年度については各課出先機関も故障がおきたりなんかして,配慮をしてもらったことがあるんですが,予算どおりには執行されてほぼできたと思います。20年度に向けていろいろハコモノ等もありますので,予算編成期には参考にして対応してまいりたいと思います。

菱沼副委員長)事業仕分けをしながら,先ほど教育次長の方から無駄を省きながらとありましたけれども,一つの行財政改革の観点からしっかり内部で協議をしていただいて予算編成,また今後の石岡市発展のためご尽力いただきたいと思います。以上で質問を終わります。

介護保険室長)先ほどのコピーチャージ料ですけれども,1枚5円,それで支払いの方は消費税,それから月払いで年12回でお支払いをしております。

國司委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

國司委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。

関町委員)民生委員の経費についてなんですが,私も今度,民生委員の審議会に入りまして集まりがあるんですが,この19番の茨城県民生委員児童委員互助事業負担金というのはどういうことなのかご説明お願いします。

社会福祉課長)この茨城県民生委員児童委員互助事業負担金5万9,570円,これは茨城県民生委員児童委員協議会が県の方にございますが,そこで石岡市の民生委員さんが弔慰とか疾病,災害見舞い,退職給付費などの互助事業を行なうために1人370円,石岡市に161名の民生委員,児童委員,主任児童委員がおりますので,その部分の負担金でございます。370円掛ける161人分でございます。

関町委員)1番の同じ民生委員の推薦会委員の報酬というのはどういう意味なんですか。

社会福祉課長)民生委員推薦会委員の報酬でございますが,これは民生委員,児童委員が欠員が生じた場合に,それを県,国に答申をする場合に,厚生大臣からの委嘱でございますので石岡市において推薦会を開きまして,それを得ての民生委員となりますので,今回9月27日に若松地区だったんですが,補充で1名の方の欠員がありましたので,その方の推薦でございます。12名掛ける5,000円で6万円でございます。

関町委員)わかりました。10月1日の会議楽しみにしておりますので,参加させていただきます。これから大事な所管でございますので,一生懸命勉強させていただきます。
 続きまして170ページ,保育事業費の中での19番日本スポーツ振興センター負担金,こちらの方のご説明をお願いします。

こども福祉課長)この日本スポーツ振興センター負担金でございますけれども,これにつきましては,保育所へ入所する児童の怪我,疾病等に対する共済掛金でございます。支給額等につきましては,一般死亡の場合1,700万円,突然死850万円,障害見舞金1級等で1,145万円から14級までございまして24万5,000円等が症状により支給されます。児童1人375円掛ける入所児童数605人で22万6,875円。それから17年度中の途中入所も18年度分と一緒に支払うこととなっておりまして,あわせまして24万1,875円ということになります。

関町委員)保育事業費の中で何でスポーツ振興センターなのかちょっとわかりませんでしたので,ありがとうございました。

川村委員)先ほど菱沼委員の方から放課後児童対策事業の中での学童保育指導員報酬というのが4,452万円ということで報酬が出ているわけなんでございますが,これは一般の学童保育でございまして,今例えば介助者がついている方々が,前も私言ったんですが,学童保育に入れないだろうと。確かに入れないのもわかるんですが,ただ私が申し上げたいのは夏休みとか春休み,そういう期間のときにこれを少しでも割いてもタイムケアとは別枠でやれるもんであればいかがなもんかなということなんでございますが。

生涯学習課長)学童保育の関係で小学生を学童保育の方で預けることができないだろうかという委員の意見に対しまして答弁申し上げます。考えられますのは,学童保育の通常の受け付け条件と同じと,保護者の方々が勤務していて自宅で保育ができないという状況であり,かつ学校におります介助指導員との協議で現在学童保育を実施しております内容に適応可能であるというふうな協議を進めまして検討していきたい。さらには学童保育の対象児童が10歳未満,つまり3年生を上限としておりますけれども,小学校にございます介助指導員につきましては6年生まで対象としているということ,それも考慮しなければならないだろうということで,これにつきましては現在の条例が3年生ということで限定しておりますので,6年生までの対象ということを前提で考えますと条例の改正が必要になってくるというようなことで,それも検討してまいりたいと思います。さらには通常教室で介助指導員ということで1名配置されてございますので,学童保育で以上の条件から適応可能だという場合でも指導員の加配を考えたいと思います。指導員を加配するということになりますと,若干予算が伴いますので,次年度指導員報酬というものを要求していきたい。当面委員のご指摘のありました長期休暇に対応できるようにそういうふうな調整を進めていきたいと考えております。

川村委員)それじゃ今現在やっているタイムケアというサービスをやってますよね,福祉の方で。障害者の養護学校へ行ってその後に学童保育みたいに。これはこの予算と違っちゃうんですが,今のを受けてそのタイムケアとの絡みはどういうふうにするのかお伺いしたいと思うんですが。

國司委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

國司委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。

社会福祉課長)委員のご質問は障害児タイムケア事業だと思いますが,これは県のモデル事業で18年の9月で事業は完結しておりまして,そのあと今現在は日中一時支援事業ということで障害児ばかりではなくて,今現在は障害者自立支援法の下で障害者が日中における活動の場として今現在は確保して,障害者の家族の就労支援及び障害者等を日常的に介護している家族の維持的な休息を目的として,日中一時預かりとして今現在は行なっております。

川村委員)そうすると今の日中一時支援の方と,介護者がついている,今考えていただけるというような答えが出てた学童保育の方の役割分担じゃありませんけれども,うまくできるんではないかなと思うんですが。

生涯学習課長)石岡市の日中一時支援の要綱を見ますと対象者が身体障害者福祉法の規定による身体障害者手帳の交付を受けているもの。さらには療育手帳制度要綱に基づく療育手帳の交付を受けているもの。そして精神障害者福祉手帳の交付を受けているもの。さらには医師により発達に障害があると診断されたもの,というのが対象者になってございますので,この方につきましてはできれば日中一時支援事業の方を優先させていただいて,これに該当しないものでさらに小学校におります介助指導員が通常の学童保育事業に適応できるだろうというものについては学童保育の方で対応していきたいというふうに考えております。

川村委員)わかりました。ありがとうございます。以上で終わります。

池田委員)順を追いまして質問させていただきます。まずはじめに先ほど学校給食センターの視察をさせていただきました。過日無事竣工式を迎え,現在は調理業務を行なっているわけでございます。まずはじめに主要施策説明書の中の1ページ,石岡給食センター改築事業の繰越明許費373万9,000円につきまして内容をお知らせいただければと思います。

学校給食課長)1ページ373万9,000円でありますが,これは実質収支ということで歳入差し引き額がここに書いてあるような数字になってございます。それのところの,財政で数字を動かしてくれていますので,一般財源と捉えていただければ結構かと思います。

池田委員)それでは次に歳入歳出決算書の中に入ってまいります。項目が非常に多いわけでありますので,時間の短縮という観点からページ数と費目だけ申し述べますので,私からは金額は申し上げずに質問をさせていただきます。
 まず100ページの雑収入の中で,石岡市史等売上収入がございます。一部伺うところによりますと相当在庫と申しますか売れ残りがあるやに聞いておりますが,これについてお伺いいたします。

文化振興課長)石岡市史等売上収入24万300円でございますが,この売り上げにつきましては,石岡市史上巻が7冊,中巻のTが4冊,中巻のUが3冊,下巻が7冊,石岡の歴史の記念版が9冊,歴史の里いしおかが134冊,石岡市の遺跡が27冊,石岡の地名が14冊,石岡の石仏が15冊,常府石岡の歴史が30冊を売り上げたものでございます。合計で24万300円になっているところでございます。
 それからただ今残りが何冊かというようなお話でございました。18年度末での残冊数でございますが,石岡の市史の上巻が1,516,中巻のTが1,489,中巻のUが1,657,下巻が2,202,石岡の歴史記念版が517,歴史の里いしおかが36,石岡市の遺跡が532,石岡の地名が866,石岡の石仏が1,172,常府石岡の歴史が909というようなところでございます。

池田委員)了解しました。続きましてすぐその下になります学校給食用品売払収入につきましてお伺いいたします。

学校給食課長)学校給食の売り払いの収入でありますが,石岡のセンター,八郷センターそれぞれで販売しております箸セットの用品代でございます。石岡で7万5,845円,八郷で6万2,330円でございます。

池田委員)了解しました。ありがとうございます。今度は民生費の方に入ってまいります。144ページ中段より下になりますが,市遺族会補助金につきましてお伺いしたいと思います。以前は旧石岡市さらには八郷町と2つの遺族会があったわけでございます。現在は石岡市遺族会ということで一本化がなされているわけでございますが,この補助金につきましてお伺いいたします。

社会福祉課長)それぞれの遺族会が合併をしまして今は石岡市遺族会に対しての補助金でございます。遺族同士の親睦を図りながら英霊の顕彰,会員相互の福利厚生の向上に資するとともに地域社会の安定と平和に貢献をするということで,主な事業は遺族に関する援護,***研修指導,会員親睦研修会の開催,処遇改善運動の推進,英霊顕彰思想の普及ということでそれぞれ会員数は石岡が478人,830柱。八郷が675人,1142柱でございます。

池田委員)ありがとうございます。了解いたしました。続きまして146ページこちらも中段中ほど下になります。専門従事者奨学金貸与事業の中の福祉専門従事者奨学金貸付金についてであります。この福祉専門従事者というのはどういった方々をいい,またこの貸付金につきましてお伺いをしたいと思います。

高齢福祉課長)福祉専門従事者奨学金の貸付金でございますけれども,86万4,000円。これにつきましては,福祉関係の行政施設に入学するというような方に対して市内の方に融資をするものでございます。平成18年度で2名の方が該当しております。この貸付金は四半期ごとに10万8,000円を貸し付けております。石岡市内に設置されている保健医療及び福祉関係の専門の技術者として業務に従事した場合には,この貸付金は免除になるというような制度でございます。

池田委員)そうしますと確認の意味でお伺いしますが,この給付を受けられた2名の方々につきましてはその後石岡市内に就職されたのかどうか,その辺もお伺いしたいと思います。

高齢福祉課長)現在18年度に専門学校に入った方はまだ学生でございます。その前は1名,石岡市外の方に就職したという経緯がございます。その場合に現在返還をいただいております。

池田委員)150ページの老人福祉費の中のふれあい交流施設優待券交付負担金につきまして何名の方に対して交付されておるかお伺いいたします。

高齢福祉課長)やさと温泉ゆりの郷の高齢者に対しての無料券の配付でございます。平成18年度につきましては2,173名の方に無料券を交付してございます。

池田委員)そうしますと負担金割る交付者数ですと1人当たり600円になろうかと思います。当然これはやさと温泉ゆりの里での利用だと思われますので,入湯税についてはどのようになるのか,これは経済部ですか,では結構です。
次に,154ページの老人医療給付費の中で後期高齢者医療広域連合負担金についてお伺いいたします。この後期高齢者医療につきましては県内の自治体で構成をしておると思いますが,簡単で結構ですが,どういった仕事をする機関であるのか。さらには負担金についてはどのような割合で負担されているのかお伺いをいたします。

保険年金課長)後期高齢者医療広域連合負担金でございますが,昨年度支出した459万円の内訳につきましては,広域連合規約によりまして人件費や運営経費につきましては共通経費としまして均等割10%,それから人口割45%,高齢者人口割45%という定めがございまして,これに基づきまして全体の1億5,745万2,000円のうち,石岡市の割合が均等割35万8,000円,人口割196万5,000円。高齢者人口割226万7,000円のあわせて459万円でございます。
それから広域連合につきましては20年4月からの制度の施行に向けまして,現在設立して準備をしている段階でございます。仕事の内容としましては,現在石岡市で老人保健特別会計におきまして75歳以上の高齢者の方につきましては医療費をそちらで給付していますが,75歳以上の高齢者の方を全部広域連合の組織の方で医療費の給付,それから保険料の徴収と,保険料も徴収しますし給付もすると。ただし今までと同じように窓口,事務については市町村に残るということで,今までと同じように老人保健の窓口業務的なものは石岡市の窓口にも残ります。それから保険料については徴収事務そのものは市町村が行います。賦課決定が広域連合で,市町村はお金を集めて広域連合に納めるというような形になります。

池田委員)次に,156ページ障害者福祉関連経費の中で,障害者自立支援システム開発委託料がございます。この自立支援システムとはどういうものであるのか,またこの委託先につきましてはどこであるのかお伺いいたします。

社会福祉課長)今回の障害者自立支援法の改正に伴いまして,18年10月のこのときにシステム関係が改良されましたので,その点につきまして中身の開発を委託いたしました。委託先は茨城県計算センターでございます。

池田委員)次に,ボランティアセンター費の中の施設維持管理経費になります。当初予算に対し執行済額がございまして,当初予算に対しまして不用額が割合にしたら多いような気がしております。当然執行経費が下がってくることはいいことであるんですけれども,当初の積算がどうであったのか。またこの施設についてはその内容を教えていただきたいと思います。

社会福祉課長)ボランティアセンター費ですが,当初予算からみまして支出済額,不用額が若干多いのではないかなということでございますが,これはボランティアセンターそのものが今現在ボランティアの協議会とボランティアの方々が使用しているわけで,その事務局が社会福祉協議会の方でお願いをしていることでございます。当初の予算計上について若干多かったのかなと思われますが,今後内容を精査しまして当初の予算要求にあたっていきたいと思っております。

池田委員)続きまして162ページの障害者福祉費,勤労意欲促進事業についてお伺いをいたします。この勤労意欲というのは何をもって勤労意欲を促進するのか。また,給付費につきましてはどのような形で給付がされているのかお伺いをいたします。

社会福祉課長)勤労意欲促進事業給付費といたしまして,これは障害者自立支援対策の臨時特例交付金で実施される事業でございます。これは特に授産施設で障害者の勤労意欲の向上と就労を通した自立ということでありますが,施設で生産活動,工賃等,仕事をしているわけでございます。その生産活動に従事している方が施設の入所費,給付費に対して,工賃等の収入等も入所費の中の加算になってしまいます。それを補填する意味で,18年当初から始まれば当初から支払わなくてすんだ事業でございますが,18年度最後にこの部分を組み入れないと,工賃を施設の入所費の値段に組み入れないということで,その工賃分を支払ったわけでございます。その工賃分は障害者の方が先に入所費でいくらか高く払っております。それから食事費も払っております。これも収入に応じて若干の差異がございますので,その差異を16名の方,工賃の収入のある方でございますが,それぞれ金額に差がございますが,3万円から28万円程度で16名で170万6,832円という金額をそれぞれ障害者の方個人の方にお返しをしているという金額でございます。

池田委員)次に166ページ,児童福祉総務費の中で放課後児童対策事業の1番,学童保育巡回指導員報酬についてお伺いいたします。巡回指導というのはどういったことを指しているのか。また,この指導員という方は何名いてどのように巡回をして指導されているのかお伺いをいたします。

生涯学習課長)学童保育巡回指導員報酬についてお答え申し上げます。学童保育巡回指導員につきましては,週3時間未満で8時から6時,月額8万円ということで,各学童の放課後児童クラブを訪問しまして,連絡があれば連絡調整,持ってくるもの,必要な消耗品があれば買って持っていく。それから報酬支払いの時には出勤簿等を集めてくる。それから印刷等が必要な場合には原稿を預かってきて印刷を実施すると。学童保育を経営するうえで必要な庶務的なもの,それから連絡が必要なものについて巡回してそういう仕事を実施していただきました。ただ19年度につきましては職員がやるべきだろうということで,今年度の予算は計上されてございませんので,職員が週に1回巡回してそういう作業を実施しているということでございます。

池田委員)次に174ページ,児童センター費の中で一番最後になりますけれども,児童厚生施設地域交流事業についてお伺いいたします。この児童厚生施設というのはどこを指しているのか。また地域交流事業というのはどういった事業であるのかお伺いをしたいと思います。

こども福祉課長)ご説明いたします。この児童厚生施設地域交流事業でございますけれども,これにつきましては地域の保護者と連帯交流を図りながら,地域の中に子育て中の親子の居場所をつくる取り組み,活動を児童センターの方で行なっており,そういう交流事業でございます。長期間の夏休みにおいて子供たちの健全な遊びの場を提供し,交流イベントを実施するというようなこと。夏休み,春休み,そうした期間の集い,親子体験教室,親子キッズビクス,クリスマス会,食育研修会などをこの中の事業で実施いたしております。

池田委員)1点細かい話で恐縮でございます。文具用紙代のほか,その他消耗品費ということでこの予算額の大部分を占める支出があるわけですけれども,その他消耗品についてはどのようなものであるのかお伺いをいたします。

こども福祉課長)その他消耗品でございますけれども,事務用品等でございます。交流イベント等を実施するための消耗品等でございます。

池田委員)次に,176ページ生活保護総務費の中で生活保護適正実施推進事業の中,備品借上料,この備品は何を借り上げているのかお伺いをいたします。

社会福祉課長)誠に申し訳ございません。今手元に資料がございませんので,早急に調べてお答えしたいと思います。

池田委員)後で教えていただければ結構です。それでは教育費に入ってまいります。教育総務費の中248ページ,奨学金給与につきまして何人の方がこの奨学金を利用されていて,ということでお伺いします。

教育総務課長)現在奨学金を受けている方は,高校1年生が6名,2年生が3名,3年生が7名の16名でございます。

池田委員)ありがとうございます。結構です。続きまして250ページ,県学校長会負担金につきましてお伺いいたします。この学校長会での仕事の内容と申しますか,どのようなことがなされていて負担金についてはどのような負担割合で支出をしているのかお伺いしたいと思います。

学校教育課長)校長会の仕事の内容ですが,国の単位,県の単位,市の単位等の校長会があります。例えば国であれば国の教育目標達成のための学習指導とか,生徒指導,各種教育の指導等の指導法の研究をするというのが1つあります。それから研究などをしますと発表会があります。あるいはスポーツの方でいうと市の総体,県の総体,国の総体,関東大会もありますが,そういったものに対しての行事等の調整を行ないます。主な仕事というのはその2つだと思います。
 次に42万767円の内訳ですが,昨年度は7項目について支出しております。1つ目が県の校長会での市町村負担金1,221円掛ける27校,合計が3万2,967円。2番目が関東甲信越地区小学校校長会連絡協議会負担金1,500円掛ける19で2万8,500円です。3番目が同じく関東甲信越の中学校の負担金ですが1,500円掛ける8校,合計が1万2,000円。4項目目,全国小学校校長会負担金6,500円掛ける19校,合計が12万3,500円。5項目目が全国中学校校長会の負担金,7,500円掛ける8校で6万円。6項目目が「中学校誌」という機関紙ですが,3,600円掛ける8校,合計が2万8,800円。7項目目関東甲信越校長会研究会茨城大会負担金5,000掛ける27校,合計が13万5,000円。これらを合計しますと42万767円ということになります。

池田委員)細かくご説明いただきましてありがとうございます。次に小学校費の中の学童農園管理委託料につきましてお伺いをいたします。以前より学童農園でもちの栽培をし,そのもち米を使って収穫祭をやっているということで,非常に有意義な事業であるなと思っておりました。しかし年々管理委託料が減額になっている現実があるかと思います。当然借地をして,あるいは田植えや稲刈り等の作業もございます。今現在どのような借地料あるいは作業についてはどのようになっているのかお伺いをしたいと思います。

教育総務課長)学童農園でございますが,現在管理委託に限りましては,7万円ほどで9か所行なっております。土地の借地料でございますが,3年間契約で今年度まででございます。ただ合併前は石岡だけの9校でございましたが,合併後八郷町には学童農園がございません。そういう中で統一を図るという意味で今後,学校いきいきプランという事業があるんですが,その中で学校が必要とすればやっていく,必要でなければ別な事業にということで,そのいきいきプランの中に入っていくものかなと考えております。

池田委員)それでは260ページ,教育振興支援事業の中の指導書についてお伺いをいたします。この指導書は一体どういったものをどの程度購入をしているものなのか,少々細かいですがよろしくお願いいたします。

学校教育課長)指導書ですが,平成17年度に中学校の教科用図書が採択換えになりまして,その支払いが18年度に行なわれたということでございます。指導書については,教員が使う教科用図書,それから英語なんかで使うフラッシュカードとかいろいろなものがあるんですが,そういったものが入った指導書でございます。中学校全ての教科が採択換えになりましたので,すべての教員の数ということではありませんが,各校,各学年1部用意させていただきました。

池田委員)続きまして278ページ,文化事業費の中で発掘調査経費,この中で出土品保存処理分析委託料につきましてお伺いをいたします。発掘調査をすると当然遺構であるとか遺物が出てくるわけでありますが,この出土品をどのように保存処分あるいは分析をしているのか,またこの委託先についてはどこなのかお伺いをしたいと思います。

文化振興課長)出土品の保存処理分析委託料26万457円でございますけれども,この出土品につきましては,国分遺跡といいますか,弁天池が国分寺の近くにあるんですけれども,あの脇の道路の拡幅作業がありましたものですから,それに伴う発掘調査で出たもの,それらについての処理をしたものでございます。まず1つが,鉄が出たものですから鉄の保存処理を依頼して,あわせて分析などの依頼をしたというようなものでございます。奈良,平安時代のものでして鉄鉱石から製作したものであったというものでございます。その鉄の一部というのは農機具の鋤の一部分だというものでございます。委託先でございますが,財団法人岩手県文化振興事業団に委託したものでございます。
 それからもう1つ同じく弁天池脇の道路の拡幅に伴うもので土壌の分析委託をしております。国分寺周辺の植生が当時どのようになっていたのか参考にするためのものでございまして,珪藻とか花粉とか植物珪酸体などの分析でございます。葦類,松類,笹類,その他のものがあったそうでございます。この中で葦類があったということだったので,あの付近はその当時から水辺あるいは湿地,そういう状態であったというふうに思われると,いうようなものでございます。委託先につきましては,東京都中央区にありますパリノサーヴェイ株式会社というところに委託をしたというものでございます。

池田委員)次に286ページ,保健体育総務費の中で社会体育一般経費,スポーツ功労者報償についてお伺いいたします。スポーツにも様々あるわけでございますが,具体にどのような種目の方に対し,あるいはどういった功労のあった方に何名程度支出をされているのかお伺いいたします。

スポーツ振興課長)スポーツ功労者報償についてご説明申し上げます。石岡市のスポーツ振興基金に基づき,優秀な成績を収めた団体,個人に対して表彰するものでございます。スポーツ振興奨励としまして団体に2万円,個人に1万円相当の記念品と賞状を授与しております。団体につきましては,石岡小学校バドミントン少年団,杉の子バドミントン少年団,ばらきサッカー,城南中バドミントン,石岡商業高等学校の弓道の男女,それからゲートボールに出場したゲートボールの団体。個人につきましては,ソフトボール投げで県の記録を出した方1名に,あとバドミントン少年団,小中のバドミントン,あと弓道の商業高校の生徒,あと体操が一般の部で優秀な成績を収めたものです。以上の方々に功労者表彰ということで表彰状と団体が2万円相当の品物,品物といいますと盾等になっております。個人についても同じようなものでございます。

池田委員)そうしますと,その次に出てくる青少年スポーツ奨励賞についても同様のものであると理解してよろしいんですよね。

スポーツ振興課長)青少年スポーツ奨励賞につきましては,中学校の総体各種競技に1,2,3位に入賞した方々に社会体育一般経費の方からメダルを購入して授与しているものでございます。

池田委員)それでは最後の質問になります。学校給食センター費の中で石岡給食センター調理業務経費の中で,298ページの一番上に給食残し処理業務委託料が支出をなされております。八郷の給食センターにつきましてはこの項目がないわけであります。この残しにつきましては,石岡だけのものでありますが,石岡の委託料の内容と,八郷にはなぜ処理委託料が計上されていないかその2点をお伺いしたいと思います。

学校給食課長)まず石岡の給食センターの処理の委託料でございますが,1回1,600円で市内の清掃会社に委託をして月水金に取りに来てもらっているのが現状でございます。それから八郷センターがないということでございますが,これについては12番の手数料,この中に入ってございましてやはり残し1回500円で18年度で10万3,500円の支出をしてございます。

池田委員)数が多い中で当然食べ残し,その量についても多いものもあれば少ないものも当然あると思います。関連としてお伺いしますが,子供の嗜好についての調査はどのようにされているのかお伺いをしたいと思います。

学校給食課長)文書的なものでの調査はしてございませんが,年間に3回ほど学校訪問というのを実施してございます。1学期が所長と栄養士。2学期が栄養士だけです。それで一緒に子供とご飯を食べてきます。3学期には栄養士と調理員ということで,これも一緒にご飯を食べてきますが,そういう中で子供たちから,あるいは学校の先生たちから要望等を聞いているのが現状でございます。

池田委員)これで私の質問は終了いたしますが,今回決算につきましては分割付託ということで私どもの審査によってほかの部分も判断されるわけでございますので,そういう意味において少々詳細な質問になりました。細かいところまで丁寧にご説明いただきありがとうございました。以上で質問を終わります。

社会福祉課長)失礼をいたしました。176ページの生活保護適正実施推進事業の備品借上料でございます。これは生活保護システムの借上料でございます。これは受給者台帳の管理と医療費の計算,介護扶助等の関係システムの借上料で北日本コンピューターサービス株式会社からの借り上げでございます。

久保田委員)私の方から生活保護費のことでお尋ねをしたいと思います。生活保護費の関係で,私もちょっと勉強不足なので,この扶助費が生活から住宅,教育,医療,出産,生業,葬祭,いわゆる生活保護費の中のこの関係の扶助費を受けられておられる対象者数というのは何人ぐらい,全般的に同じ人数なのか,それともそれぞれ対象者が何名おられるのかお尋ねをしたいと思います。

社会福祉課長)18年度の保護状況なんですけれども,保護世帯は全体で18年度末で390世帯でございます。そのうち生活扶助に関連する方が12か月で延べ391名でございます。それから住宅扶助でございますが,281人でございます。それから教育扶助が23人。これは義務教育を受けるときでございます。医療扶助の入院が80人,通院等が346人でございます。出産が3件でございます。生業扶助が8人でございます。

久保田委員)人数はわかったんですが,この各扶助費が出ているわけなんですが,取得資格というのはどういう基準で扶助費が支払われているのか,概略で結構ですのでどういう仕組みの中でこの扶助費が支払われているのかをお尋ねしておきたいと思います。

社会福祉課長)生活保護関係ですが,これは非常に難しく担当者も苦慮しているところですが,原則的には生活困窮者に対して,その困窮程度に応じて必要な保護を行い,最低生活の維持等を事実上図るということですが,実際上は自分の収入だけで最低生活,この最低生活というのが世帯構成によって非常に異なってしまいますので,今ここでいくらという判定は非常に難しくなります。国基準を下回っている場合,仮の話,多少なり年金等があった場合には,その年金等を差し引いた残りの金額を扶助するということで,生活扶助の場合にはその最低生活をするためのものでございます。被保護者の衣食,日常生活の需要を満たすためのものが生活扶助ということになります。
 それから住宅扶助でございますが,その方が家賃,地代,住宅の補修を,一番上の家賃でございますが,それを払うための扶助でございます。これも限度額がございます。ですから高い額を払ってもそれ以下,つまり5万円でも最低基準の金額しか補助をしないと,それが単身の場合は3万5,400円。2人以上の場合は4万6,000円以内というところでございます。
 それから教育扶助の場合には義務教育でございます。これは学校の教材費とか給食費等の部分,人数に応じた部分で加算がされるというものでございます。
 医療費でございますが,これは生活保護を受けている方の医療費の部分の扶助でございます。本人負担分の部分でございます。病気などで医療を受けるときの扶助でございます。
 それから出産扶助は分娩費プラス入院費,在宅で分娩した場合にも基準内,施設分娩の場合は16万8,000円以内プラス入院費8日以内でございます。それから在宅分娩が20万4,000円以内ということでございます。
 生業扶助費というのは高等学校の学費でございます。高等学校に行っている方がいた場合の学費等と免許取得費用等を扶助しております。

久保田委員)よくはわからないんですが,大体わかったということで。ただちょっとお尋ねしておきたいのは,例えばご夫婦2人世帯で,国民年金だけを受給しているという中で,家賃暮らしというんでしょうか,何の財産もないというような場合にどうしても年金だけでは生活できないというような方おられますよね。そういう場合に差額ですか,これは大体どの程度になるんですかね。今言った高齢のために仕事ができない70歳前後の方で,基礎年金だけでは生活ができない,そういった方は大体どのぐらい生活費が必要と市の方では見ておられるんでしょうかね。

社会福祉課長)大体2人世帯で13万円前後ではないかと思います。

久保田委員)そうすると2人で基礎年金をもらっている場合には,ほとんど扶助費は出ないということですか。

社会福祉課長)6万円前後の国民年金が出た場合,2人で両方同額の場合には出ないということになります。

久保田委員)ちなみにご夫婦で年金も何ももらっておられない。いわゆる無資格者であると。そういった場合に生活扶助費ですか,これはどのぐらい出るんですか。住宅扶助費も入れたほうがいいのかな,最低生活ですからね。持ち家など当然ないでしょうからね。だから住宅扶助費と生活扶助費,仮に国民年金無資格の場合には大体どの程度出るんですか。

社会福祉課長)先ほどの生活扶助の方が大体13万円いくらかだと思います。それから住宅の場合には家賃が,2人以上の場合ですので4万6,000円以内,それは契約書等を出していただきましてその金額を4万6,000円以内でしたら扶助費に該当するということになります。

久保田委員)そうしますと夫婦世帯で基礎年金をもらっておられる方で,住宅が借家の場合,こういった方はこういう生活保護費というのは受けられる可能性は出てきますか。当然借家の場合無資格者よりも収入は少ないわけですね。そういった場合に住宅扶助は受けられるのかどうか,そういった対象になるかどうかちょっと確認をしておきたいと思います。

社会福祉課長)これは生活保護が受けられるのかどうかということだと思いますが,生活保護の場合には今現在の収入等も判定をいたしますが,その方にいくらか蓄えがあるとか,もし預貯金があればそういうものを全て使ってから生活保護の対象になるものですから,それだけでなるならないというものではなくて,そのほかに親子とか親族の方がいてその方が面倒を見ることが義務となっておりますので,そういうものがどうしてもなされないということが限定でございますから,ただ年金がもらえないからということだけでは生活保護の対象になるとここで言い切れないところがございます。

久保田委員)これは民生委員を介して窓口で判断していただくということですか。

社会福祉課長)民生委員さんからこういう事例があるということもございますし,本人が来ることもございます。そこに5人のケースワーカーの方がございますので,その方が調査をいたしまして生活保護の受給対象になるかどうかの判定を今現在しております。

久保田委員)250ページの学校教育一般経費の中で指導主事派遣負担金,これが一般経費と教育支援事業と同じ指導主事派遣負担金,これ同じ費目で出ているんですが,これはどういう内容なのかちょっとお尋ねをしておきたいと思います。

学校教育課長)指導主事は昨年度は4人おりました。そのうちの3人が指導主事の派遣負担金ということで載っております。教育支援事業の方の指導主事は府中小学校の裏に適応指導教室がありますが,
〔「ちょっと待って,そうすると学校教育一般経費の中の指導主事派遣負担金は3人分の負担金ね。」と呼ぶ者あり〕
それで学校教育支援事業の方の指導主事は1人分でございます。合計4人ということでございます。

久保田委員)なぜこの指導主事派遣負担金が2種類ということで,この支援事業は県の方の関係で予算付けがなされているんですか。

学校教育課長)指導主事の派遣事業については以前からありまして,適応指導教室の方はあとからでございまして,別枠ということでございます。

久保田委員)それから学校教育支援事業の中で同じような内容かと思うんですが,教育カウンセラー,指導教室嘱託員報酬,適応指導員報酬,スクールライフサポーター報酬,この4項目ですか,この石岡市内で何名ぐらいこの支援関係に従事されているのかお伺いをしておきたいと思います。

学校教育課長)まず指導主事が1人,嘱託員が2人おります。学校適応指導員1人。スクールカウンセラー1人でございます。スクールライフサポーターは2人おります。

久保田委員)当然この支援関係ですから内容は似通っている部分はあろうかと思います。そこでスクールライフサポーター,この方の仕事内容について詳細にお聞きしたいと思うんですけれども。

学校教育課長)スクールライフサポーターの事業は,昨年度は南小学校と杉並小学校と1人ずつ入りまして,これは不登校児童生徒の現状とか地域の実情を考慮しまして県が派遣してくれたものなんですが,主にカウンセリングというよりは遊びとか,あるいは話し合いを通して児童生徒の悩みとかというものを解消していくというような仕事を主にやっております。

久保田委員)254ページ,学校維持管理経費の耐震化優先度調査委託料の件なんですが,この結果がすでに情報として上がっているという中で,合併特例債の事業として3校の改修が決まってますね。それとこの耐震化優先度調査の結果を受けた内容ですね。これで合併特例債事業の内容が変わってくるのかどうか。これについてお尋ねをしておきたいと思います。

教育総務課長)私の方から前段としてご説明したいと思います。合併特例債事業,ご承知のように3校,東小学校,北小学校,柿岡中学校というのがあります。この中で一番新しい建物が北小学校でございます。昭和49年でございます。耐震診断は昭和56年以前の建物が問題があるということで,市内18校,幼稚園を入れまして19校になるんですが。先ほど申しました北小学校より以前の学校が耐震の部分で約7校存在しております。この部分に含めまして,今日の午前中にもお話をいたしましたけれども,学校施設整備計画検討委員会の中でそれを含めて,耐震診断の結果を基にしまして,北小学校は耐震に問題があるということで当初建て替えだということでありましたけれども,それと同等の建物が耐震化優先度調査の結果から出ておりますので,それを含めて今協議をしているところでございます。

久保田委員)そうしますと検討委員会の結論というのはいつごろ結論付けがなされるのか,大体の時期で結構でございますのでお教えいただきたいと思います。

教育総務課長)これも菱沼委員さんの質問にお答えしたところですが,9月議会で次長の方でも答弁させていただきましたが,次年度の予算に向けて間に合わせたいと。ただ午前中10月ぐらいということを私言ってしまったんですが,ちょっと訂正をしていただいて一応予算に反映できる時期までに,なるべく早くまずこの常任委員会に提出をしたいかなと思っております。

久保田委員)検討委員会で結論がなされるということなんですけれども,北小学校についてはもう耐震診断が終わってるわけですよね。これよりも一段階上の診断ですが。終わった結果において危ないというようなことで特例債事業に組み入れたというような経緯があるわけですよね。検討委員会で結論を出すについては,優先順位が決まったとしてももう1ランク上の耐震テストが終わらないと文科省関係の補助は下りてこないということが現実ありますね。そうなってくると,例えば北小よりも優先順位が高いだろうというようなことで検討委員会でその答えが出たとしても,耐震テストを受けないことには補助が受けられないので,その期間,いわゆる20年度の補助が当初予算の中に組み込まれて,やるよと。検討委員会で遅くとも11月までには答えを出すよと。それでその結果を受けて,20年度の当初予算にはこの1ランク上のテストの予算付けがなされるんだと思うんですね。そうするとその結論が出るまでに相当時間があります。それで例えばじゃあこれも特例債事業の中に組み入れていこうといったときには,かなりの時間的なロスを生じるような気がするんですが,その間例えば今新潟で地震が起きたよというようなときに,北小学校に被害が生じた場合,執行部の責任問題というのは必ず生じてくるような気がするんです。例えば特例債事業で挙げた部分については粛々とやったよと。耐震診断の結果を受けて,検討委員会の中で優先順位を付けてということであれば,これはやるべきことはやっていたんだなというようなことになるんだろうと思うんですね。その辺,私は時間をあまりにかけすぎるのは問題があるような気がします。これは指摘だけしておきます。
 それから午前中に私欠席していて大変申し訳なかったんですが,重複してしまうのかなと思うんですが,この東地区公民館の管理運営経費の件でございます。これはおさらいの意味で,契約期間と東地区公民館の耐用年数は何年経過しているのか,この前議案質疑の中でも出ていたような気がするんですが,もう一度お話をいただければありがたいと思います。

中央公民館長)それでは東地区公民館の契約期間等についてご説明を申し上げます。契約期間が昭和57年7月1日から平成23年3月31日までの30年間ということで契約が結ばれております。現在,平成20年から最後の平成23年3月31日までが最終の契約期間で,3年で地代の更新をしておりますので,あと来年の4月1日から23年の3月31日までの最終の契約金額を決めなければならないという時期にきております。現在27年を迎えようとしているところでございます。先ほどどの程度契約の中で地代をお支払いしたのかというようなことで・・・

〔「それは結構です。建物が何年経過したのだけ。」と呼ぶ者あり〕

中央公民館長)27年でございます。

久保田委員)そうするとこの建物は耐用年数としては,法定耐用年数はともかくコンクリートの建物は一般的に更新はどのぐらいでしてるんでしょうかね。法定耐用年数は50年ですか。

中央公民館長)法定耐用年数は50年と承知しております。

久保田委員)ですから,一般的50年といっても公共の建物というのは30年とか35年とかで更新されているのが一般的ですよね。その場合に,何年経過すれば改築の補助対象になるのかを教えてもらいたいんですよ。

中央公民館長)手元に資料がございませんので,あとで調べさせていただきます。

國司委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

國司委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。

久保田委員)この東地区公民館は,土地を買い上げるか,そのまま使い続けるか,別の土地を買い求めるかのいずれかだと思うんですよね。残りの契約年数があと3年,建物もある程度古くなっているというような中で選択肢の幅ができているのかなということなんで,今回お尋ねをしたものなんですよ。今度新しく平成20年から契約をするにあたって,当然地主さんの意向としては契約を更新してそのまま使ってほしいというのが地主さんの意向だと思うんですが,その際に例えば建物も約30年経ってるわけですから,途中で建物を補修するか,それとも建物を建て替えるか,そういう選択を石岡市としてしなきゃならない時期が間近に来ると思うんですよね。その際にこの契約をまた3年契約でやるんであればいいんでしょうけれども,その際にまた何年か契約しますという中で,あまり契約内容に縛られるような契約はまずいと思うんですよ。要するに建物も古くなってきているわけですから。だから契約を更新する際にはある程度解約条項というんでしょうか,特約条項というんでしょうか。その中に中途解約をする場合にはこうですよというような,そういう内容を入れた契約更新の仕方をしたほうがいいのかなと,老婆心ながら思いますので,その辺を含んで契約更新にはあたってもらいたいと思います。当然,補修するか建て替えるか,経済の原則ですから建て替えちゃったほうがはやいというようなことだってあるわけですから。公共施設の耐震の対象建物になっているはずですから,そういう部分でその辺関連してくると思いますので,その辺注意して契約更新にはあたってもらいたいなと要望しておきます。

國司委員長)他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。
 討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第97号「平成18年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定について」のうち,当委員会所管に係る部分,議案第98号「平成18年度石岡市授産所特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第99号「平成18年度石岡市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第103号「平成18年度石岡市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第108号「平成18年度石岡市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第109号「平成18年度石岡市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定について」の計6件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,いずれも「認定すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第92号「平成19年度石岡市一般会計補正予算(第5号)」のうち,当委員会所管に係る部分,議案第93号「平成19年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」,議案第96号「平成19年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第2号)」の計3件を一括して議題といたします。
 本案について,執行部より説明を求めます。

高齢福祉課長)平成19年度一般会計補正第5号,29ページでございます。款・民生費,項・社会福祉費,目・老人福祉費,特別会計繰出金802万6,000円でございますけれども,この件につきましては介護保険特別会計の給付費で市の義務負担分12.5%にあたるものを繰り出すものでございます。
 続きまして介護保険特別会計については介護保険室長より説明いたします。

介護保険室長)介護保険室所管の補正予算についてご説明いたします。平成19年度介護保険事業特別会計補正第2号,82ページをご覧いただきたいと思います。9月の介護保険特別会計の補正予算の内容につきましては歳出で介護予防サービス給付費5,894万円及び介護予防サービス計画経費526万3,000円の増額であります。
 歳入はそれに伴う国,県負担金,診療報酬支払基金交付金,市の義務負担分及び基金からの繰入額の増額です。歳入につきましては80ページをご覧いただきたいと思います。国庫支出金,支払基金交付金,県支出金,繰入金,繰入金と,こういう形の歳入になります。こちらにつきましては公費負担分の割合に入ってくる歳入でございます。介護予防サービス給付費と申しますと要支援1または2と認定された方が居宅で受けるサービス,いわゆる介護予防の訪問介護,訪問看護,訪問リハビリまた通所介護,通所リハビリ,短期入所などの要介護状態へ移行することを防ぐための介護予防のためのサービス給付費です。また,介護予防サービス計画給付費とは,介護予防居宅サービスを利用するために地域包括支援センターが中心となって作成する介護予防のためのケアプランの作成費用です。介護予防に関する介護保険でのサービスは平成18年度の介護保険法改正に伴い,あらたに位置づけられた制度で体の状態が悪化する前の早い時期にヘルパーを利用したり,デイサービスやリハビリで本人の自立等を維持することを目的としており,当該制度の浸透と地域包括支援センターの確立により,現在のところ当初予算額から見て毎月利用者が増加しております。年間支出額も昨年度を大きく上回る状況でございます。介護保険では本人の状態が重介護状態とならないことで,今後の介護給付費の伸びを抑制するねらいもあることから,当市においても今回の増額により介護を予防することで安定した介護保険運営ができるよう努力してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。

社会福祉課長)私の方は障害者自立支援給付システムの導入についてのご説明をいたします。まず歳入については,22,23ページ,県支出金,民生費県補助金のところでございます。社会福祉補助金75万円。障害者自立支援法円滑化事務等特別支援事業補助金75万円,10分の10の補助でございます。それに伴う支出でございます。28,29ページでございます。民生費,社会福祉費の障害者福祉費,委託料30万円,備品購入費45万円のものでございます。障害者自立支援給付事業といたしまして障害者自立支援システム改修委託料30万円,電算用備品45万円の内容でございます。これは現在,障害福祉サービスを利用した際に生じる給付費の支払いの審査,点検は今までそれぞれの自治体によって異なるところがありましたが,そのため厚生労働省は審査点検の平準化,適正化を目的として平成19年10月から給付費支払いシステムの導入を行ないます。障害者自立支援給付支払いシステムはおのおのの利用者について,市町村が決定したサービスの種類と量に対してサービス提供事業者が請求しているサービスの種類と量が適正かどうかをコンピュータ処理で点検をするシステムとなっております。全国一律同様のコンピュータ処理で点検をすることにより,全国レベルでのデータ収集や,分析が効率的に実施され,制度の安定的な運営や今後の制度改正発展に寄与されるということになっております。障害者自立支援給付の支払いシステムの運用は市町村がそれぞれ都道府県の国民健康保険団体連合会に外部委託することにより行なわれていますが,国保連との市町村間のデータの送信,こういうものを行なうことにより市町村では接続する端末の準備や現在自立支援法の支給決定システムの改修を行うことになります。これに要する費用を先ほど収入で障害者自立支援法施行円滑化事務等特別支援事業として10分の10の補助率で補助をされます。障害者自立支援のシステム改修委託料30万円,送信データの書式に合わせて受給者台帳からデータの抽出方法の変更やシステムの改修でございます。備品購入費につきましては,パソコン,プリンター等45万円。あわせて75万円の補正予算ということになります。よろしくお願いいたします。

こども福祉課長)こども福祉課関係の補正予算についてご説明いたします。予算書22ページから23ページをお願いいたします。歳入でございますが,款・県支出金,項・県補助金,目・民生費県補助金,節・児童福祉費補助金の中の県特別保育事業補助金につきまして1,250万2,000円を減額し,あらたに地域子育て支援拠点事業費補助金として同額の1,250万2,000円を計上いたしました。これにつきましては,特別保育事業の中の事業種目として実施されておりました地域子育て支援センター事業が次世代育成支援対策交付金による集いの広場事業と再編成されまして,平成19年度から地域子育て支援拠点事業のセンター型ということで実施されることになったことに伴います予算の組み換えでございます。なお,これに伴いまして歳出につきましても予算の組み換えを行なっております。予算書の28から29ページになります。款・民生費,項・児童福祉費,目・児童福祉総務費の説明欄になりますけれども,保育支援関係経費の中の県特別保育事業費補助金について1,875万4,000円を減額し,新たに地域子育て支援拠点事業費補助金として同額の1,875万4,000円を計上いたしました。なお,この新しい地域子育て支援拠点事業でございますけれども,国が3分の1,県が3分の1,市が3分の1を負担することになっておりまして,歳入と歳出の差625万2,000円が市の負担となります。

教育総務課長)教育委員会の方からは39ページになります。学校管理費の中の学校維持管理経費の550万円でございます。この学校施設の整備工事として計上させていただきましたが,これは遊具の増額補正でございます。平成18年度に遊具の安全点検後,使用が好ましくない遊具の使用禁止措置を行なってきており,19年度予算による不要遊具の撤去,撤去後の鉄棒及び鉄棒を中心とする遊具の修繕を行なってきております。今年度は鉄棒,ブランコ,滑り台,ジャングルジムの4種類のうち,鉄棒のみの設置を予定しておりましたが,遊具撤去後保護者等の要望もありブランコ4基,滑り台7基を550万円の追加予算で整備を図るものでございます。ご審議よろしくお願いいたします。
 続きまして41ページ,幼稚園費の幼稚園維持管理費でございます。74万1,000円でございます。これは,昨年まで使っていました東幼稚園のバスは平成4年に購入し,17万キロを走行していました。幼稚園バスの老朽化と暖房装置故障による部品供給不能により19年6月25日に入札をし,購入する予定で事業を進めておりました。しかし入札指名業者に購入のため発注したところ,発注車両であるトヨタコースター幼稚園使用のバスが6月はじめに全国的にオーダーが止まってしまいました。このことから購入が不能となり,入札を中断した経緯がございます。また他社を含めディーゼル排ガス規制により,9月はじめにすべてのモデルチェンジとなるため,販売は6月はじめに中断しており,納車は9月以降の受注発生となっており,新車価格の発表もその時点では7月末となったため,幼稚園バス車両も8月中旬で切れるには間に合わない状態となったと。このため新車モデルの価格にも変動を生じたため,諸経費を含めて当初予算で組んでました金額と違いまして477万円となり,不足する金額74万1,000円を補正し,9月補正後年内までには購入したいと考えております。

中央公民館長)それでは平成19年度石岡市一般会計補正予算第5号中40ページから41ページになります。款・教育費,項・社会教育費,目・公民館費,節・需用費についてご説明を申し上げます。本件につきましては,東地区公民館におきまして消防法8条の3の規定に基づく消防署の防火対象物検査による検査の結果,館長室及び相談室カーペットが防炎加工したものではなく,防炎加工したものと交換するよう指導をいただきました。これに要する経費と同じく東地区公民館のボイラーの冷温水器故障を修繕するための経費でございます。つきましては,備品修繕費に不足が生じましたので,あわせて50万円の増額をお願いいたしたく計上をさせていただいたものでございます。

保険年金課長)続きまして議案第93号・平成19年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。52ページ,53ページでございます。一般管理費の職員等人件費501万9,000円の増,徴税総務費の職員等人件費53万円の増でございますが,今回の補正予算につきましては4月の人事異動に伴います人件費の補正でございまして,当初予算では13名分の人件費を計上しておりましたが,4月の人事異動に伴いまして14名となりましたことなどによります増額でございます。この財源といたしまして手前の50ページ,51ページの歳入でございますが,繰越金を554万9,000円計上させていただきました。これにつきましては平成18年度からの繰越金が2億3,341万2,000円ほどございましたので,その一部を予算計上したものでございます。

中央公民館長)ただ今のご説明の中で建物修繕費を備品修繕費と申し上げたそうでございます。お詫びして訂正をさせていただきます。失礼しました。

國司委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

菱沼副委員長)平成19年度補正予算の中で,2点についてお伺いをしたいと思います。最初に38,39ページ,教育費,学校管理費の中の学校維持管理経費,遊具備品ということで550万円ということで今ご説明があったんですけれども,滑り台とジャングルジムということで,これはどこの場所に設置をされるのかお伺いをしたいと思います。それから実際今回いろいろ調査をしていただいて,まだまだ遊具的な部分で危険箇所がかなりあったと思うんですね。そういう中で今後の体制をどのように考えているかお伺いしたいと思います。

教育総務課長)ブランコ,滑り台の部分でございます。今年度補正予算が通ったときには,まずブランコの方は,南小学校,柿岡小学校,東成井小学校でございます。滑り台の方が府中小学校,高浜小学校,柿岡小学校,園部小学校,東成井小学校,瓦会小学校,林小学校,恋瀬小学校という形で予定しております。
 それから今後の遊具の修繕状況でありますが,今年度の予算の中で3か年計画で修繕を現在行っております。これについてはほぼある程度できるのかなと,ただこういう遊具の事件が大変多いですので,何年かに1度は昨年度にやったような定期点検を実施いたしまして,直していきますけれども,直りきらなかったものに関しては速やかに撤去して新しいものを設置したいかなと考えております。

菱沼副委員長)先ほど私の方でジャングルジムといいましたけれども,ブランコに訂正させていただきたいと思います。それで今課長の方からご答弁をいただきましてありがとうございます。ブランコが3校,滑り台が数多くの小学校に配置されるわけですけれども,そういう中で今後特に滑り台がかなり多く今回補正予算を組まれているわけですけれども,これはやっぱり今までの危機管理体制の中で,遊具に対しての教育委員会としての考え方ですね。実際これだけ調査をして,危険であるから今回整備するわけですけれども,前もって整備をしなければいけない部分もあったと思うんですよね。そういう部分において,先ほど課長が言われましたけれども,定期的にしっかりとチェックをしていくことが大事だと思うんです。実際,教育委員会の皆さんだけじゃなく,学校の人,またPTAの人とかの協力を得て,危険箇所はどんどん点検をして随時教育委員会のほうに上げていくというような体制が確立していくことが大事だと思いますので,そういう連絡協議会等々を密に持っていただきながら進めてもらいたいと思いますので,常に学校は安全安心じゃなくちゃ行けないと思いますので,よろしくお願いをしたいと思います。
 次に移ります。41ページなんですけれども,園の維持管理経費としてバスということでありましたけれども,実際477万円が今回かかるということですが,これは何人乗りのバスなのか,またこれは園児ということでありますので,ステップが高いと非常に厳しいと重いますので,ステップの状況はどうなっているのかお伺いしたいと思います。

教育総務課長)何人乗りということですが,私の記憶の中では29人だと思います。ステップとか中の改造は当然園児バスでありますので,特別仕様車のような形になりますので,そういうのも網羅されている仕様書になってございます。

菱沼副委員長)29人乗りで特別仕様車ということでありますので,バスの中であっても安全ということは常に考えていかなければいけないかなと思っておりますので,そこら辺をしっかりと見ていただいて購入していただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

池田委員)学校管理費の中の学校施設整備工事につきまして,確認の意味をこめて2点ほどお伺いしたいと思います。現実,学校の現場で学校施設内の遊具関係での子供たちの事故と申しますか,怪我がございます。そういった相談あるいは話を聞くわけでございますが,関連ということで事故の件数をどの程度把握されているのか,その内容とあわせてお伺いをしたいと思います。

学校教育課長)申し訳ありませんが,遊具等での怪我についての報告は届いておりません。調べることはできますけれども,すぐには・・・。

池田委員)結構です。あとでわかる範囲で結構ですので。実際,怪我をして使用禁止ということで規制線が張られている現場を見たことあるんですが,実際には数のほどはわかりませんけれども,小さな事故,大きな事故に関わらず起きている現実があると思いますので,お知らせをいただければと思います。
あと1点なんですが,いわゆる業間体育や放課後で遊びとしての遊具と,体育等での教材具として使っているものがあると思います。その区別,線引きについてはどの辺を持って線引きされているのか。一概に遊具といっても体育の授業で使う鉄棒とかというのは遊具という範疇を超えて教材具であると思うんですが,明確にそういった線引きがあるのかないのか。あるとすればどの程度で線が引かれているのかお伺いしたいと思います。

教育総務課長)遊具の定義でございます。遊具そのものは文部科学省では定義はございません。公園緑地の方の定義で遊具というのが謳われております。先ほど,学校でどういったものが遊具としているのか,あるいは授業でということですが,小学校において授業としては鉄棒のみが使用されております。中学校においてもあるのかなと思いましたら,確かに昔はありましたけれども,現在は授業として使っていない学校も多々あります。そういう中で教育委員会としましては,遊具をどこまでそろえるのかということですが,鉄棒,ジャングルジム,滑り台,ブランコ,この4種類を今後整備していきたいというふうに考えております。

池田委員)ではあとで調査ができましたら,結果の方をお知らせいただきたいと思います。以上で終わります。

國司委員長)他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論は,挙手によりこれを許します。
 討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第92号「平成19年度石岡市一般会計補正予算(第5号)」のうち,当委員会所管に係る部分,議案第93号「平成19年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」,議案第96号「平成19年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第2号)」の計3件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,いずれも「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,陳情第7「公民館類似施設等補修に対する補助費の交付に関する陳情」を議題といたします。
 本件について,事務局から受理の経緯及び陳情の概要について,説明をいたさせます。

事務局)それでは陳情第7「公民館類似施設等補修に対する補助費の交付に関する陳情」につきまして,ご説明申し上げます。
 本陳情は,石岡市三村5078番地,御前山区長・山口様から8月14日に提出され,同日付で受理をしております。
 内容でございますが,地域の公民館,並びにそれに属する遊戯設備等の補修の際,区費だけでは困難なため,補助の交付を求めるものでございます。なお,この陳情は御前山区長さんから提出されておりますので,御前山地区の公民館の補修に対して補助の交付を求めるものと推察されるところではございますが,受理の際に事務局で確認いたしましたところ,この陳情は御前山地区の公民館に限定したものではなく,市内における地域の公民館及びそれに属する遊具で補修の必要が生じた場合の補助の交付を求めるものだということでございます。以上でございます。

國司委員長)受理の経緯等についての説明は,以上で終わりました。
 次に執行部から,公民館類似施設の建設及び修繕に係る補助制度の状況について説明を求めます。
 
中央公民館長)石岡市公民館類似施設建設費補助金交付要綱がございますので,この内容についてご説明を申し上げます。この要綱では,類似公民館関係を新築,改築,増築または修繕をしようとする場合に,基準に合致した場合には補助がされております。
内容としましては工事費の2分の1以内,ただし限度額として最高額500万円を限度とするというようになっております。特に修繕につきましては15年以上を経過する公民館があった場合,建築工事費が50万円以上であるとき修繕費が該当になります。工事費の2分の1以内,ただし限度額を100万円とするということになっております。ここに陳情されている内容につきまして特に遊具施設というようなことで申されておりますが,この要綱におきましては補助該当にはなっていないというふうに認識をしております。以上でございます。

國司委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

久保田委員)今の説明によれば,公民館関係の遊具施設については補助規定は現在のところないというのが現状なんですか。

中央公民館長)ただ今の久保田委員さんのご質問にお答えいたします。遊具施設については補助の要綱に定めはございません。

久保田委員)そうしますと,公民館とか類似公民館の中に鉄棒,ブランコ,滑り台関係が設置されているところがあるかと思うんですね。その場合に,例えば老朽化が進んだといった場合にはどういう関連から支出されるのかお尋ねをしておきたいと思うんですが。

中央公民館長)遊具等につきましては,今まで田園都市事業とかそういう県の補助事業で実施された場合に遊具をつけた経緯はあろうかと思います。公民館独自としての補助金は石岡市の類似施設の建設の補助金交付要綱の中には載っておりませんので,公民館本体の新築をする場合,または古くなって改築をしなければならない場合,狭くて増築をする場合,それから修繕をしなくちゃならない場合ということで捉えております。

久保田委員)そうしますと例えば類似公民館に設置されております鉄棒関係とか遊具施設,これの更新を図りたい,あるいは修理をしたいといった場合には,担当はどちらになるんですか。

國司委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

國司委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。
 ほかに質疑はございませんか。

菱沼副委員長)この陳情第7なんですが,この所管としては全て教育福祉委員会なのかどうかという部分もありますし,今後のあり方もしっかりと見直さなくちゃならない部分もありますし,私としては継続して調査をして,所管の委員会でしっかりと審査をしていただければよろしいかと思います。

國司委員長)この際,お諮りいたします。本件につきましては,願意が明確ではないので継続してさらに審査すべきであるとの意見が出されましたので,継続審査を議長に申し出たいと思いますが,これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で本委員会に付託されました案件の審査はすべて終了いたしたわけでありますが,これらにかかる委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,「複合文化施設建設事業の進捗状況について」を議題といたします。
 本件については,前期定例会中の当委員会において複合文化施設建設基本設計について説明がなされたわけであります。この件について現在の状況及び今後の予定について,本日あらためて執行部から説明を求めたいと思いますが,先の一般質問においても,一部の議員から事業の進捗状況について質疑がなされ,発掘調査の状況について説明がなされたところでございます。私どもも新聞報道でしかわからない状況であったわけですが,聞くところによりますと,もうすでに発掘調査現場の埋め戻しがされている状況であるとのことです。委員の中からも現地調査をという話が出ました。
 この件について,当委員会に事前に説明あるいは報告ができなかったのか。まずはじめにお伺いをいたします。

中央図書館長)それでは私の方から,複合文化施設の状況につきましてご報告させていただきたいと思います。複合文化施設の今年度の状況でございますが・・・

國司委員長)現在埋め戻しが始まってしまっているわけですよ。なぜ事前に説明ができなかったのかまずお聞きしているんですよ。

中央図書館長)それにつきましては,文化振興課長の方からご説明申し上げたいと思います。
昨年度策定いたしました複合文化施設の建設基本設計を受けまして,施設建設予定地でございますイベント広場の埋蔵文化財の発掘調査を7月27日から開始いたしまして,石岡のおまつり前までに調査を完了させて,調査地の埋め戻しが終了するという予定でございます。また,今後の予定としましては,11月に現在のイベント広場の南側になるわけでございますが,駐車場として使用されている部分約3,600平方メートル,こちらの遺構確認のための確認調査が行われる予定です。私の方からは以上でございます。

文化振興課長)発掘調査でございますけれども,ちょうど7月から発掘調査に入りまして,9月の石岡のおまつりの際には駐車場にイベント広場を使うというようなことがございましたものですから,期日的に埋め戻しを始めないとお祭りに間に合わなくなってしまいますので,埋め戻しを始めた次第でございます。
 私の方から発掘調査の状況について説明をさせていただきたいと思います。ただ今発掘調査についての資料を配布させていただきました。まず今回の発掘調査で検出された遺構や遺物についてでございますけれども,遺構につきましては9世紀から10世紀中ごろの竪穴式住居が16件,15世紀から17世紀初めの井戸が5基,そのうち1基は直径4メートルほどもある巨大なものでございます。そのほか中世のお墓が2基でございます。
 また遺物でございますけれども,古代の土器片,灰釉陶器片,緑釉陶器片などのほかに「天聖元宝」という六道銭が2枚出土しております。なお,古代の土器片の中に墨で文字を書いた土器が2個見つかっております。1つは「萬」という字,小さな破片ですので1文字しかわからなかったんですが,そういう字を書いた破片。それからもう1つは判読はできないものでございました。なお今回の発掘調査では国分寺に直接関わる遺構,遺物は確認されておりません。
 次に発掘調査を行った場所でございますが,お配りしました資料に地図があると思います。この地図の赤い部分のところが今回発掘調査を行った場所でございます。その後ろにあります図面がございますが,これは平成12年のときに確認調査を行ったものでございます。平成12年のときの結果としまして住居跡が173件,掘立柱建物跡が9棟など。主に平安時代あたりの遺物や遺構が検出されたということでございます。今回発掘調査を行ったのはこの赤い部分でございますけれども,この現在発掘調査を行ったところより南側,図書館側の方になるわけでございますが,ここのところが来年の発掘調査の予定地ということになります。ただし発掘調査を行うためには,事前に確認調査などを行いまして,その結果を基に県の文化課へ届出をしなければならないことになっております。その事前の確認調査などを11月中旬から行いたいというふうに考えております。この部分につきましては,平成12年のときに確認調査をやっていなかったところでございますので,実際には何本かのトレンチを入れまして調査を行うという考えでございます。この11月中旬からの調査によりまして,来年度ここを全面的に発掘調査をしなくちゃならないのか,あるいは遺物が壊されちゃっていて残りの部分だけを発掘調査すればいいのか,そういうことがわかると思います。来年度は発掘調査が必要な箇所を実施していきたいというふうに考えております。

國司委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

櫻井委員)ただ今の説明で,今回やっている部分に関しては概ね理解いたしました。ただ今年度予算化された部分で5,000平米まではないんですよね。約4,500平米を発掘調査をやるわけですよね。となりますと,全体をやるとこれからどのくらい今後の発掘調査を予想なさっているのか。調査費と言いますか,それについてお尋ねをしたいと思います。

文化振興課長)ただ今のは平成20年度に発掘調査費がどのくらいかかるのかという・・・

〔「違いますよ,全体で。」と呼ぶ者あり〕

櫻井委員)その後の発掘調査というのは予定はしていないんですか。例えばやるとすれば文化振興課は専門でしょうから,今後どれくらい財政負担があるのかなということをお尋ねしたいと思います。

國司委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

國司委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。

櫻井委員)私の質問のしかたがうまくいっていないようで,ご理解いただけないようですけれども。今後,現在複合文化施設の部分,約5,000平米弱を対象として調査費が予算化されております。今後,何らかの形でこの所管の建物以外のものであっても,建物を造る場合に調査が必要となります。義務付けられますよね。そのときの見通しとして大体面積がいくらだから何倍だということになると,相当の調査費が必要なのかなと今一瞬思ったわけですよ。そういうところまでどのようなお考えを持っていらっしゃるのかなとお尋ねをしたいと思います。考えていなければそれはいいです。

文化振興課長)お答えいたします。現在考えているのは複合文化施設の建物になる場所のみでございます。それ以外の場所の発掘調査というのは現在のところ考えてございません。

久保田委員)参考までに確認しておくんですけれども,今トレンチ入っていますよね。このトレンチが入っている中で国分寺の寺域と推定されるものは,トレンチの結果出てこなかったのかどうかだけお伺いしたいと思います。将来建物を建てて寺域が出てきてしまったじゃ困りますから,その辺推定だけでいいですから,このトレンチの結果を受けて寺域とか重要施設と思われるような遺物というんですか,そういったものは出てこなかったかどうかだけ確認しておきたいと思います。

文化振興課長)ここの発掘調査の中で,直接国分寺の寺域に該当するものはございませんでしたけれども,この図面の中で一番こっち側にあります溝なんですけれども,これが国分寺の中心線といいますか,それと平行になっているんだそうです。ということは一番勢いのよかったときのというか,そのときはこの辺まであったんではないだろうかというような憶測がされてはいるんですけれども,そのあと今回の住居ですけれども9世紀から10世紀,国分寺ができたのは8世紀でございますけれども,9世紀から10世紀にこういうところまで民家の住居跡が出るということは,その時代にはすでにここの溝跡あたりは衰えるというか,埋められちゃったというか,そういうことでこの中の方まで住居ができていたのではないだろうかという推測がされているところでございます。

久保田委員)そうしますとこの部分の溝が,いわゆる隆盛を極めていた時代の寺域じゃないだろうかと推定されると。ここの部分の溝はやはり国分寺と関係あるんですか。

文化振興課長)ここについては平行であるから関係あるでしょうということだったんですが,こちらについてはちょっとそこまでは記載的には関係あるという部分が無いもんですから,ちょっとよくわかりません。

久保田委員)そうしますと仮にここの発掘を進めていって,発掘をした結果,例えばここに重要遺物があるよと。そうした場合に保存という形になるんでしょうか。

文化振興課長)そうなった場合には,保存に向けて県の文化課なり,文化庁なりと相談をしていくことになるかと思います。

久保田委員)今現在のところは,このトレンチを入れた部分についてはこれ以上の発掘調査をしないということでよろしいんですね。

文化振興課長)現在のところでは,今回やったところと図書館のあるほうの側だけを発掘調査をするという考えであって,こちらの方を発掘調査するという考えは今のところもっていないところです。

川村委員)私の場合は1点なんですが,「今回の発掘調査の意義」というところのAで,最後のところで「これまで不明であった,中世の常陸府中の様子を知るうえで重要な資料である。」と書いてあるわけなんですが,それが基本的にいうとお祭りというか,前からわかっていたお祭りが来るからといって,これを埋めて終わっていいのかなという気がするんですが。その辺のところきちっとした説明がもっとなされるべきではないのかなと。ここには重要な資料と書いてありながらその後がどうなのかなということなんですが。

文化振興課長)資料の中で,「中世の常陸府中の様子を知るうえで重要な資料である。」というふうな文言があるということでございます。比較的,国分寺ができた当時というか古代とか,そういう時代についてはいろいろと発掘調査なり何なりでされておりますけれども,中世時代の住居跡とかそういうものについてのそういったことがあまりなかったんで,国分寺以降あの付近がどうなっていたのかがわかったというような意味であろうかと思います。

川村委員)ですからそういう大事なものであれば,すぐにお祭りがあるからといって埋め戻しをする必要があるのか,というこを私は言っているわけなんですよ。埋め戻せば当然お祭りが終わったらまた掘り起こすということはしないでしょうから,それでよろしいんですかという念押しなんですが。駐車場はほかでもできますけど,遺跡はほかに移せないですよね。どちらが大事かというのを考えれば,お祭りも私も大事ですけど,その辺のところは重々に考えた方がいいのかなと思いますが,いかがなもんなんでしょう。

國司委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

國司委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。

文化振興課長)ただ今重要な遺跡なのにというご意見でございました。あそこは建物を建てるという前提で今回発掘調査を実施したわけでございます。あそこの場所につきましては担当といたしましては,記録保存というような形で実施したいと考えているところでございます。遺跡につきましては,どういう遺跡でありましても昔のものでありますので,みんな重要な遺跡ではないかと私は思います。以上でございます。

國司委員長)ほかに発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ないようですので,この際,お諮りいたします。
 図書館を核とする複合文化施設の建設については,今後の調査活動に資するため,県内の先進事例として笠間市及び那珂市の図書館について,また県外の先進事例について管外調査を実施したいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ご異議なしと認めます。
 よって本調査の詳細につきましては,正副委員長協議の上で決定いたし,委員長において委員会条例第第32条に基づく委員派遣承認要求を行いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 さらにお諮りいたします。
 本調査の充実を期するため,執行部職員の派遣を求めることといたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
次に,その他の件といたしまして保健福祉部より発言を求められておりますので,これを許します。

ふれあいの里館長)私の方からふれあいの里石岡ひまわりの館の個人有料施設の実施時間につきまして報告させていただきます。個人有料施設でありますお風呂,ヘルストレーニング室につきまして,平成19年度当初におきまして,夏期間は現行どおり,冬期間は1時間縮小し実施する予定でおりましたが,利用状況から,冬時間も現行どおりの時間帯で実施してまいりますので,よろしくお願いいたします。

國司委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。
次に,その他として,何かございませんか。

池田委員)私から1点確認と要望を申し上げたいと思います。今般の台風通過によります市内小中学校27校の臨時休校についてでございます。9月6日,7日に,台風通過に伴いまして児童生徒の安全確保という観点から,休校の判断がなされたわけでございます。この判断にいたる経過と申しますか,どのような機関において協議がなされ休校という判断に至ったのかお伺いをしたいと思います。

参事学校教育担当)このたびの台風に関わる臨時休校措置の経過について,ご説明を申し上げます。まずはじめにこのたびの措置決定につきまして,委員の皆様方に多大なるご心配をおかけしましたことをまずもってお詫びを申し上げたいと思います。
 臨時休校の措置につきましては,学校教育法施行規則の48条及び55条により台風等の非常変災,その他急迫の事情のある場合,臨時に***を行なうことができるとなってございます。今回の措置につきましては,性質上小中学校27校全校に関わりますので,従来どおり教育委員会の学校教育関係者,教育長,参事,学校教育課長等でございますが,教育関係者,さらには市の学校長会の役員,さらに中学校で体育祭が控えておりましたので,中学校長の代表者が9月5日,午後1時過ぎに集まりまして,措置のあり方について協議をして14時25分に臨時休校ということを決定しまして,各校にファックスで通知をいたしたところでございます。措置決定の要因としましては,先ほどお話がございましたが,児童生徒の安全確保,これを第一義的に考えてマスコミ等の台風情報,あるいは百里基地からの情報,周辺市町村の措置の状況,さらには給食,デマンドタクシー等の措置に関わる条件,または保護者の,従前からの,早く態度を決めてほしいという要望等について配慮をいたして措置を決定したわけでございます。以上でございます。

池田委員)臨時休校に至る経緯につきましては,ご説明をいただいたわけでございます。私どもの世代はまだまだ学校に通わせている保護者という立場もございまして,いろいろなお話を今回伺いました。まずはじめに態度決定が早すぎやしないかというようなことが1点ございます。今回の台風のコースをさかのぼってみますと,例えば静岡県の沼津市に至っては,本市の学校が休校の6日は子供たちは学校に行っているわけですよね。給食を食べた後集団下校という報道がされておりましたけれども,当然のろのろ台風のうえにあちらの方が先に上陸が予想されているわけですので,態度決定の見極めと申しますか,少々フライングの傾向があったんじゃないかということが1点言われたことでございます。さらに今般のゆとり教育の中で,授業時間の確保ということに非常に苦悩している現実があろうかと思います。水戸市をはじめ県内各自治体においては,夏休みの短縮であるとか,いろいろな工夫をして授業時間を確保しているわけであります。今回,結果においては子供たち誰一人として怪我することもなく,安全確保というような観点からいえばよかったと思いますけれども,授業時間の確保の今後の手当についてはどのように考えているのかあわせてお伺いをしたいと思います。

参事学校教育担当)結果としまして,今議員さんご指摘になりましたが,子供たちの安全確保が図られたということで,1つの状況ができたと思っておりますが,判断の結果としましては,台風の進度が予想よりも送れて翌日になってしまったというようなことがございます。そういうことでございますので,特に今後は次の3点について十分に配慮して措置を決定してまいりたいというふうに考えております。
 1つ目ですが,事案についての情報収集を一層適正に行なうとともに,他の市町村の対応との整合性についても十分に配慮するということが1点目でございます。
 2点目でございますが,児童生徒の安全確保を一層第一に考えるとともに,そのための学校としての具体的な対応についても指示を申し上げるということが第2点目でございます。
 3点目でございますが,影響を受けることが十分に9割以上予想される場合以外は,前日の判断を回避して当日の早朝に措置を決定するというふうにしたいと思います。
 なお,今回臨時休校の措置を採ったわけでございますが,授業確保というような観点から後日教育課程の実施状況,そういったものを見据えながら必要な対応を検討してまいりたいと,そのように考えてございます。以上です。

池田委員)ありがとうございます。是非,今回授業時間が減ったわけでありますので,そのあとの手当をよろしくお願いしたいと思います。また,今回の件につきまして,私なりに土浦市の教育委員会でありますとか,周辺の状況について若干調べましたところ,とりあえず第1回目は給食を食べた後に判断する。翌日については翌朝態度決定をするというようなことであります。ですから他町村といいますか,周辺の教育委員会の動向もよく調査されて,今回ばかりが台風が来たわけではありませんので,よくマニュアル等を作成していただいて整合性を図っていただきたいと思います。これは要望で結構でございます。

菱沼副委員長)私の方から1点なんですけれども,学校関係の話がありましたけれども,過日杉並小学校でガラスが割られた経緯がありました。その後にもう1回ガラスが割られている。2度割られている経緯があるんですね。窓ガラスを割られた後に警備会社が入って,1週間徹底して警備をやった。その後にまた割られているみたいなんですけれども,その現況,またほかの学校関係にはそういう被害がないのかどうかお伺いをしたいと思います。

教育総務課長)ガラスが割られるというのが2回ほどありましたが,防犯灯を増設した経過があります。ほかの学校については現在はございません。以上です。

菱沼副委員長)そういうことで,過日私も話させていただいたんですが,そのときに私も現場へ行かさせてもらって調査させてもらったんですけど,校長先生の方からもしっかりと防犯体制はやっていきたいと話されておりましたし,また教育委員会の皆様からもしっかりと防犯体制を強化していきたいということで,今回防犯灯を設置されたかと思うんですけれども,そういう意味においてそういう不審者といいますか,何が起こるかわからないという状況もありますので,今後しっかりと見守っていきたいなと考えておりますので,皆さんにおかれましても被害のないようにご協力いただきたいと思いますので,よろしくお願いします。要望とします。

川村委員)私は先日から言っています石岡市のメールマガジンでちょっとお伺いをしたいんですが,不審者情報が臨時配信されるわけなんですが,不審者情報が今年の5月9日からずっとなくて,安全なまちかなと思っていたんですが,8月30日前後からぼんぼんぼんと1週間に3件でしたか,10日前後から3件から4件急に入ってきたわけですよね。それはなぜかというと私が今度一般質問でするよと言ったから増えたのかなと。不審者が増えたわけじゃなくて,連絡が増えたんではなかろうかなと思うんですが,基本的にいいますとこの連絡のシステム,不審者が現れてどういうふうな経路で,例えば教育委員会にそれが上がってきて,それを発表するかしないか決断をして,メールマガジン等,防災無線等に連絡をすることになると思うんですが,その辺のところを時間的なものを入れていただければありがたいんですが,その経過を教えていただければなと。

学校教育課長)5月9日以降8月下旬までまったく不審者が出なかったわけではありませんけれども,8月の下旬に不審者がたくさん出たわけでもなくてですね,回数的には確かに多かったんですが,具体的に話しますと,東小学校区で出たのと府中小学校区に出たのはたぶん同じ人間であろうと思います。写真を撮らせてくれというものですね。それから後半で言ったのは柿岡小学校区で出たんですが,付け回しということなんですが,これが2度ほどありました。保護者や本人も出していいよというのをもらいましたので出しましたけれども,今後のまず行っていきたいと考えているのは,学校側,特に実際に動くのは教頭先生なもんですから校長先生にはお断りをして,教頭先生方と確認したいのは,特に土曜,日曜の事件,事故に対する連絡,そういったものをまずどういった経路でやっていくかということを確認していきたいと考えています。ただ不審者情報の場合,なかなか学校側に土曜や日曜に入らないわけでありまして,月曜日や火曜日に学校側に,児童生徒たちが先生を通して話をするというような形になります。したがって土日に不審者が出た場合,今まではほとんど土日には何も発信できないし,何も入ってこなくて,平日になってから入るということでしたけれども,最近の付け回しのことを考えますとやっぱり土日であってもそういった不審者にあった場合には担任に連絡するような,そういう指導をしてほしいというようなことも含めまして確認をしていきたいと思います。
 もう1つは,その確認がされて報告を受けた場合に土日であってもメールマガジン等を配信できるようなことを考えていきたいと思いますが,現在学校関係の不審者情報については学校教育課が担当しております。今のところ,私を含めまして2人のもので打ち込んではいるんですが,学校教育課は6人いるものですから,少なくとも6人とも打ち込めるようにしていきたいと思っています。ただ人数をたくさん増やすと危険なこともありますので,知っている人はどんどんどんどんメルマガを入れてしまうことができますので,なるべくパスワードとかIDを教えないで,自分の科だけで進めたいと,6人いれば突然土日に入ったとしても誰かは教育委員会にって打ち込むことができるだろうと思いますので,その2点について今後やっていきたいと思います。以上です。よろしくお願いします。

川村委員)ありがとうございます。でも私が聴いたのは違うんですよね。時間を入れてどういうふうなシステムでそこに至るかと。例えば具体的に言いますと,子供たちが不審者に遭遇したと,それが朝の9時だとしたら,それが学校の先生,または父兄の方にどういうふうに伝わって,今までの事例でですよ。それが例えば夕方なら夕方に来て,それが学校の先生に来たとか,教頭先生にいって,それで教頭先生がこういうふうにいったという時間的なタイミングですよね。タイムラグを捉えていかないと,それだけでも発生してから1日以上経ってしまうのかなと。そういうことができたらもっと縮小できるようなシステムを作ればもっと早く皆さん方にお知らせができるのかなと,その辺をちょっと考えさせていただこうかなと思って,整理するためにもそのように聴いたわけなんですが。
 そらから防災無線というものに関して,例えばメールマガジンと平行してあるわけなんですが,そのときに防災無線で流したとしても,今聞いた人たちが意外とお年をめしていらっしゃる方が多いと。自宅にいるとか,野良というんですか,そのエリアにいないとどうしても情報を受けられませんので,その方々がどういうふうな波及をしていくのか。それからメールマガジンならメールマガジンで別の枠内で動きがあると思うんですけれども,ですから防災無線は基本的にいうと消防関係ですよね。消防署かなんかが受け持っているんじゃないのかな。役場ですか。でも聞くところによると警察からもし万が一そういう要望があったときには,消防から流れているというような話をされてましたけど,違うんですか。その辺もありましてね。例えばこの前の役をもう1回ぶり返すつもりはありませんので,ただ新しい形でどういうふうにしたらスムーズにメールマガジンの利用者にいければいいわけですから,先ほどのやつはそういう要望がここにやっていきたいという話がありましたけれども,課長もそうでしょうけれど,もっと形をきちっとつくって例えば教育長,次長あたりもそれに賛同していただいて,その組織を作っていただければなということなんですが,もう1度お願いします。

学校教育課長)先ほどのタイムラグはすいませんでした。ちょっとさかのぼりますけど,タイムラグはどのぐらいあるかというとですね。子供たちが家に戻ってそのとき話せば一晩で次の日学校にきます。ところが話さない子もいるんです。そうなるとそのまま消えてしまうか,または1週間か3日ぐらい経ったときに,実は僕もあったよということも今までありました。ですので少なくとも早くて次の日にわかるということです。
それから今後のことなんですが,教育長,次長ともご相談のうえ検討していきたいと思いますので,今しばらくお待ちください。よろしくお願いいたします。

川村委員)わかりました。今の説明ですと,子供が家へ帰ってお父さんに言う,お母さんに言う,まあ家族に言って,それが伝わってくるのが遅いか早いかということですよね。要点はそこになるわけですよね。そうしたらその学校で,先生方の教育ということがちょっとそこに入ってくれると子供たちにこういうことにあった場合にはこういうふうにしたほうがいいんですよと,一言言うだけでぐっとスピードが増すのではないかと思うんですが,その辺のところは市川課長のところは学校教育課なんですから,お得意なはずですのでそこを抜かないようにしていただいて,まず子供たちの危機管理,例えばそういう方に遭遇したときにはどうしたらいいのか。それでまず安全を確保して逃げながら,それで次にどういうふうな予防策としてあるんだよということを教えていかなくちゃ。本当は人だったら泥棒だと思いなさいよと,犯罪者だと思いなさいよと教えるんじゃなくて,もしそういうことにあったときにはこういうふうな処置の仕方というのが大事なんではなかろうかなというのを学校教育の一環で言っていっても悪くはないかなと思うんですがいかがでしょう。

学校教育課長)各学校で不審者情報があった場合,教育委員会にも書面できますけれども,各学校にも流します。流す場合,どういうことが起きたのかということと,学校でその後どういうふうな指導をしたのかということが必ず記載されています。各学校では不審者が出た学校は当然として,出なかった学校についても各学校ではそれなりの指導をなさっているということになっています。少なくとも出た学校はやっているということです。ただなかなか子供たちは,いざというときに声が出ないということと,防犯ベルを鳴らすことができないということがあります。我々が各学校を回って指導をするときにも,防犯ベルの扱い方についての指導,確認を入れています。それはそういう怖い目に遭遇したものだけが防犯ベルを鳴らすんじゃなくて,そこにいるものみんなが鳴らさなくちゃだめなんだというようなことを言ったりしていますが,なかなか鳴らせないというのが悪い現状として残っているんです。どうしたらそういうことが訓練できるかということも今後検討していきたいと思います。

國司委員長)他に発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ないようですので,次に,閉会中の継続調査,審査の申し出についてを議題といたします。当委員会において閉会中もなお継続して調査及び審査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す事件,理由に,本日継続審査といたしました案件を加え,閉会中の継続審査を申し出たいと思います。
これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

國司委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
以上で,本日の教育福祉委員会を閉会いたします。



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