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議会中継
  


 第6回委員会 (8月18日)
出席委員 菱沼和幸副委員長,久保田健一郎委員,関町芳弘委員,櫻井信幸委員,川村良一委員,池田正文委員
市執行部 【保健福祉部】
保健福祉部長(金子重夫),保健福祉部次長(足立健造),次長兼福祉事務所長(石井洋一),社会福祉課長(佐子川祐治),こども福祉課長(冨田雅博)
【教育委員会】
教育長(石橋 凱),教育次長(土師照夫),参事教育総務担当(大図哲雄),参事学校教育担当(藤枝一成),教育総務課長(広瀬峰昌)
議会事務局 議事法制課係長(中山善正)



菱沼副委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。
 本日の議題は,付託されている陳情の審査として,陳情第15「石岡市立北小学校本館改築促進についての陳情」,所管事務の調査として「統合保育所整備事業の進捗状況について」,「交通事故の損害賠償に関する専決処分について」であります。
 本日,説明のため出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。
 これより議事に入ります。
 はじめに陳情第15「石岡市立北小学校本館改築促進についての陳情」を議題といたします。
 本件は,北小学校の早急なる改築事業再開を求める陳情でありますが,第1回定例会中の当委員会において審査付託され,現在まで継続して審査しているものであります。
 北小学校については,先の当委員会において執行部から,当初予定していた改築でなく耐震補強で対応していきたいとの考えが示されたところであります。
 本件について,執行部から北小学校整備の考え方についてあらためて説明を求めます。

教育総務課長)私の方から北小学校の経過ということでご説明させていただきます。北小学校の施設整備に関する考え方につきましては,現在合併特例債として続けられておりますが,合併当時からみますと少子化に伴います学校の適正規模や適正配置に対する考え,また耐震化等の問題など,状況が大きく変化してきております。今後の北小学校施設整備のあり方につきましては,7月10日に開催しました教育委員会臨時会において協議をいただきました。
 協議の結果といたしまして,1つ目として,今年度実施する耐震対象校18校の耐震診断結果によっては,北小学校より耐震率の低い学校が出た場合でございますが,北小学校より優先して改築を必要とする学校が予想されること。2つ目として,北小学校を改築で進めた場合,今後各学校における児童生徒数の状況を考慮した学校施設整備の考え方が理解されにくい。3つ目として石岡市立小中学校施設整備計画検討委員会の答申では北小学校は耐震化で行なうべきであるとの報告。4つ目は,今週の8月22日まで中学校単位で地区懇談会を開催しております小中学校施設整備懇談会の中で保護者・地域の方々の意見を聴取し,今後の学校施設の適正配置等について総合的判断をいたします。などの理由から教育委員会臨時会において,北小学校は改築ではなく耐震補強で行なうことが了承されております。以上です。

菱沼副委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

川村委員)北小学校の本館改築促進という陳情についてなんですが,私今まで改築促進について審議してきていたはずなんですが,今回改築はせずに耐震化で行くというお話だったもんですから,ただ先ほど課長が言われましたように,これは合併特例債事業として合併協議会で決められた事業ですので,ただこの委員会でそれを否定するというか,そういうものではないのかなと。簡単に言うと,この委員会がこういうふうにやりましょうと決めたわけではなくて,上から降ってわいたというと怒られるかもしまれませんが,どなたかがこういうのをやりましょうよという形で合併を行なったわけですから,それに関してそれを変更するというのは一常任委員会ではちょっと何なのかなと。もっと上でもっともっともんでいただいた方がいいのかなという気がいたしますが,いかがなもんなんでございましょう。

教育次長)北小学校の位置付けが合併特例債ということは,ただ今川村委員さんがお話されたとおりでございます。合併協議会が法定に基づいて設立されて,その中で特例債事業として何点か決められたという経緯は私どもも承知しております。過般,合併特例債事業の一つとして位置付けられました複合文化施設につきまして,耐震化を優先させるということで先送りをさせていただきたいということで委員会等に報告し,市長のほうでもそういう考えで現在進められております。確かに,合併協議会という法定の機関で位置付けられた特例債事業でございますが,あくまでも最終的判断は現時点での市長等の考え方によって進められるものかなと判断しております。ですから今回,私どもがこの北小学校の取り扱いについてどのような形で進めるべきかというのを,先ほど課長の方から説明させていただきましたように,懇談会とさらには耐震化を優先させて進めさせていただきたいというようなことから,今回北小学校につきましては,改築ではなく耐震化で進めさせていただきたいというようなことで,本日陳情の審査をされておるわけでございますが,私ども教育委員会としての考え方としましては,先ほど申し上げましたような状況でございます。以上です。

川村委員)それはわかるんですが,これは基本的に言うと,合併するために一応条件付けだと思ってましたので,その辺を住民の皆様方にどういうふうにご説明を先になさっているのか,それから私は先ほど言いましたように,この陳情が出ているのは北小学校本館改築促進ですから。促進とやめるというのは全然別だと思うんですよね。例えば特例債の期間中にできるんであれば別に一番最後にもっていけばいい話で,今度改築ではなくて耐震化でいくということはまったく違う形だと思ってるんです。ですからこの陳情の意味と若干違うのかなと。要するにこの陳情でいっている改築促進どころか改築そのものがないということで今の状況ですと受け取るわけですよね。それを例えば住民の皆様方が改築の促進で出していたものが,改築そのものがなくなっちゃうというと話が違うのかなと。全然改築の意味合いが違ってくるのではなかろうかと思うんですが。

教育次長)確かに川村委員がお話されましたように住民の方々は改築の促進という形で議長様宛てに陳情を出されているものと思われます。私ども教育委員会サイドとしましては,現在状況の経過等が先ほど説明させていただきましたようにあるわけでございます。少子化に伴います統廃合の問題,これら等について県のガイドラインが出されたり,文部科学省も後追いですが,いろいろな形のそういう方向性を出したり,状況の変化が生じてきております。ですから,あくまでも要望は改築という要望でございましょうが,教育委員会サイドとしての北小学校に対する考え方は,先ほど来説明させていただいておりますように,改築ではなくやはり耐震化でもって対応してまいりたいということで住民の方々にも今週末にも懇談会が予定されておりますので,そういうところでのご意見が出た際には説明してまいりたいというふうに考えております。

菱沼副委員長)暫時休憩します。

− 休 憩 −

菱沼副委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼副委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論は挙手により許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼副委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 陳情第15「石岡市立北小学校本館改築促進についての陳情」を採決いたします。
 本件は,起立により採決いたします。本件は,「採択すべきもの」と決することに賛成の委員の起立を求めます。

−賛成者起立−

菱沼副委員長)起立なしであります。よって本件は「不採択とすべきもの」と決しました。
 さらにお諮りいたします。
 本件に係る委員長報告の取り扱いについては,副委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼副委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,教育委員会事務局より東小学校改築事業について発言を求められておりますので,これを許します。

教育総務課長)私の方からは,東小学校の改築の案がお盆中に出来上がりましたので,その案,T案,U案,V案を説明させていただきまして,なお,来週の月曜日午後7時から東小学校の住民説明会の開催を予定しております。そういう中での提出資料ということでご確認いただきたいと思っております。
 まずT案でありますが,敷地南側に建物をつなげた典型的な北側グランド配置構成になっております。T案の特徴ということで,1から10までありますが,主だったところを説明させていただきます。1番の「工事」でありますが,建物を同時に工事可能であります。外構工事が2期工事になります。グランドは工事中のグランドがほとんど確保できないということになります。3番目の「動線」でありますが,校舎北側の設定となるため,冬季に影響がある。また南側アプローチに対応不可。南側アプローチを図面から申し上げますと,手前からの入口がほとんど不可能であると。2方向からの進入だけになります。校内動線でありますが,普通教室前のオープンスペースを通過する。また,開放時に最も奥の位置となり動線が長い。6番目の「体育館」であります。特別教室への逆方向移動線上に位置する。駐車場から遠い。8番目の「グランド」は,約9,600平米でU案に比べ広いが,ふれあい広場が確保できない。T案をざっと説明させていただきました。
 続きましてU案でございます。敷地西側に建物を集約したコンパクトな配置構成でございます。「工事」でございますが,体育館が外構とあわせて2期工事となります。グランドですが,工事中のグランドスペースが東側に確保できます。3番目の「動線」でありますが,児童アプローチは動線が長くなりますが,南側アプローチにも対応可能であります。校内動線では,特別教室ブロックを通過する。開放利用は良好な位置にある。6番目の「体育館」,特別教室への移動延長上に位置する。駐車場に近く開放時の利用は管理上良好でございます。また,長辺位置ステージの設定で3方向から光を受けることが可能でございます。8番目の「グランド」でありますが,9,300平米,T案に比べ狭いが,昇降口と連続したふれあい広場が体育館南側に確保できる。
 続きましてV案でございます。V案は現在の校舎から6号国道寄りに建てた場合であります。この場合,図にも示しましたが赤い線と青い線がございます。ちょうど中ほどに線が引っ張ってあるんですが,準住居地域と第1種中高層住居専用地域でございます。左下の方にちょっと見づらいんですが,日照時間ということで5メートル,10メートルということで,それぞれの日照の最低時間が記入されております。そのような中で図面を再度見ていただきまして,赤い線,青い線が日影の日照時間をクリアしていない地域になります。ということはこのV案に限っては,現実建築不可能な配置になってしまうということでありますので,そういうことでなかなか口頭で説明できなかったので,図面に落とさせていただきました。そういう中で今回T案,U案に限りまして来週住民説明会を開催したいと考えております。以上です。

菱沼副委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

川村委員)T案のほうですと,あまり緑地が見受けられないんですが,緑地というのはどうしても安らぎを求めることがあると思われるんですが,その辺のところはどういうふうにお考えなのかお聞かせください。

教育総務課長)緑地についてのご質問ですが,T案,U案とも灰色になっている部分が緑地帯かなというふうに考えております。これをたくさん造るとなるとなかなか難しい部分があるかなと。この辺に緑地帯の部分をということでイメージを持っております。以上です。

川村委員)U案のほうには保存緑地ということで書いてありますから,ほかのところにもあってもいいのかなということなんですが。T案ですとそれがなかなか難しいのかなと。せめて芝生ぐらいで立木があまりないんではなかろうかなと。それで前にもあったんですが,今ある桜の木を必ず保存とか,切らないでとかという運動が出てきそうな感じがするんですが,その辺はどのような感じのクリアの仕方をなさるのか。

教育次長)前回,東小学校の改築についてご意見を頂戴する会合を持たせていただきました。その際に,この南側にあります桜の木等につきましてどのような考えをお持ちでしょうかということを尋ねましたところ,その時点では特にどうのこうのという意見はございませんでした。また,25日に,先ほど来説明させていただきましたように,PTA関係者,保護者の方,地域住民の方を含めまして説明会を予定しておりますので,その際にもあらためてこの問題について確認させていただきたいと思います。

川村委員)前のときの懇談会は,地区の方ということでそこにお子さんを通わせている保護者の方じゃなくて,その地域の方ということでたぶん説明をなさったのかなと私は理解しているんですが,この次の25日にはたぶん学校を使っている方々の関係者ということですから,やはり目の当たりにしている方々がどういうふうに感じるのか。たぶん前もそういう話が出たような記憶がありますので,私も何回か東小の改築の図面というのは見させていただいておりますので,それが何度も出てきている記憶がありましたので,今お尋ねをしたわけでございます。よろしくお願いしたいと思います。

教育長)今のご意見ですが,過去をたどりますと,私が石岡小に校長としていた時点でも,桜の木についての地域に対しての説明がやや不足だった経緯があって,いろいろご指摘を私が行って受けた経緯がありますので,重々その辺も配慮してまいりたいと考えております。

関町委員)このT案,U案の中で,前にも西側校舎というのがあったような気がするんですが。例えば桜の木の問題は,川村委員が言われた通りなんですが,現在のところに体育館とプールがございますよね。そのプールとかはどのように考えているんですか。

教育総務課長)今回のT案,U案でございますが,大きくは2つあります。1つはプレハブを使わない校舎の建築であります。もう1つは,前回この教育福祉委員会でもご承認いただいたと思うんですが,東小学校の場合にはプールを造らなくていいという形の部分で今回新しく案を作ってみました。

関町委員)ありがとうございました。ちなみに西側の校舎というのは前にも私は記憶しているんですが,北にグランドを持ってくるよりは子供たちもこのほうが喜ぶのかなと思います。また駐車場の使い勝手から見てもそう思います。ただ25日の説明会,私も参加させていただきたいと思います。よろしくどうぞお願いします。

久保田委員)先ほどの広瀬課長さんの説明では,V案はないというような説明だったんですが,私この3つの案を見てましてね,一番このV案が伸びやかでいいなという印象を受けたんですね。問題は日影の関係で,いわゆる北側斜線の関係でこれは難しいよという話なんですが,青の2.5というラインを高さと建物を前に持ってくることによって,どのぐらいなら可能なんですか。

教育総務課長)あくまでもこれは仮定なんですが,現在,V案を見ますと手前側のほうには2階から4階建てになります。現在道路に面しているのが3階建てになります。この部分で実際日照権の問題が難しい。これをクリアするとなれば,これはあくまでも設計屋さんのお話ですが,6階建てにすれば可能だというお話なんですが,小学校で6階建てというのは現実的にはマッチしないということで,現在の3階建てぐらいで収めるとすれば日照権の問題が出てしまうということです。

久保田委員)ですから,日照権の話は説明でわかってるんですよ。建物の北側部分を5メートルなら5メートル南側へ持ってくることで後ろの日照権というのはクリアできるわけでしょ。例えば,この100メートル走路を必ずしも南側の道路に対して平行に作る必要はないわけでしょ。このT案,U案なんかを見ますと斜めに交差したりなんかしてますからね。ですから私はこのV案というのが,体育館とグランドの関係とか,普通教室と特別教室の関係とか,学童保育の並びとか非常にいいなという感じがするんですよ。決して安いお金で建物を建てるわけじゃないんでね。ただ北側がだめだからこうしようああしようというんではないような気がするんですよ。全部を6階で建てればというような話は聞いてられません。それならV案を示す必要がなかったと思うんですよ。北側斜線の関係でだめだからV案は採用できませんよという話はないでしょうよ。それなら最初からこの案なんて出してくる必要はないですよ。そういう意味で検討に値するからこういう図面が出来上がってきたんでしょ。それとも設計屋の言いなりでこういう図面が出来上がってきたんですか。

教育総務課長)V案ですが,この日にちを見ますと8月13日となってまして,そのほかは8月7日。T案,U案で進めようかなということでこちらサイドではいたんですが,日照権の問題がどうしても言葉だけでは説明できないというのが1点あります。なお,V案に限りましては,点線の現校舎があるんですが,実線の校舎との間が約1メートルほどしかない。現実的にはなかなか幅が取れない。また,プレハブを現在使わないということでありますので,そういう中では図面上入れてみましたけれども,日照権の問題,それから日照権がかからないとするならばやはりプレハブを使っていく。使わないとすれば今度は運動場が取れないという形かなということで,図面上で示したほうがわかりやすいのかなということで,V案として提出させていただいた経過がございます。

久保田委員)そうするとこのV案というのは,プレハブを使わなくちゃ建てられないということなのかな。

教育総務課長)そういうふうに理解していただいて結構でございます。

菱沼副委員長)ほかに発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼副委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。
 次に,そのほか教育委員会関係で何かございませんか。

教育次長)先ほどもちょっとご説明させていただきましたが,本日より22日まで各中学校におきまして7時から懇談会を開催してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

櫻井委員)ただ今の件でお願いがあるんですけれども,3中学校が今終わりまして,内容を拝見したんですけれども,住民の方が理解していないなという感じがするんです。ただ説明を受けて,一部わかる方はいろいろ意見,要望等を出しているんですけれども,参加人数も少ないというのはそこら辺にあるのかなという気がするんで,参加した中で説明会を開くもんですから,毎回毎回同じパターンでやっているようですけれども,もう少し工夫されて,参加した方だけでももう少しわかりやすく,そしてたくさん意見が出るような説明をしたらどうなのかなと感じたんですけれども,その辺はできる範囲でお願いできればなと思います。

教育次長)目的が参加者の方々のいろいろなご意見を頂戴するということでございますので,ただ今のご意見を十分踏まえまして対応してまいりたいと思います。

菱沼副委員長)ほかに発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼副委員長)ないようですので,教育委員会の説明員におかれましては,ご退席いただいて結構です。
 次に,「統合保育所整備事業の進捗状況について」を議題といたします。
 本件については,これまで当委員会での調査において,委員から既存施設の移転等について意見が出されていたところであります。
 執行部において,その後の検討状況について報告を求めます。

こども福祉課長)統合保育所整備事業の経過についてご説明いたします。前回の委員会におきまして,福祉作業所を中央公民館に移転ができないか,また福祉作業所の八郷総合支所への移転について,利活用検討委員会へ提案してはどうかとのご意見をいただきました。この点を含めましてご報告いたします。
 中央公民館への移転につきましては,中央公民館長に調査検討をいただいたところ,公民館の目的外使用にあたり,移転できないことを確認いたしました。また,八郷総合支所への移転につきましては,公共施設等活用調査検討委員会で協議いただきましたところ,総合支所のようなオープンスペースでは通所者のプライバシーが確保できないことなどから,好ましくないということになりました。このようなことから議員の皆様のご意見をいただきました福祉作業所につきましては,統合保育所整備後の22年度に柿岡保育所を取り壊して,福祉作業所を移転改築してまいりたいと思います。この後関係部局などと協議を進めてまいりたいと考えております。また,今年度予算を計上しております測量,地質調査及び実施設計につきまして事務を進めてまいりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

菱沼副委員長)以上で報告は終わりました。
 ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

櫻井委員)福祉作業所の件は,大体そのようなことかなというふうに考えてはいたんですけれども,その後いろいろ話を聞く中で,高齢者センターですか,補助金の返還なんですけれども,その件についてはもう少し県とやれる余地が十分にあるのかなというお話が聞こえてくるんですけれども,そういう努力をなさってみてはどうなんですかね。

こども福祉課長)高齢者センターの取り壊しにつきましては,これまでにも何度かご答弁させていただきましたけれども,事務的に明確に補助金返還の規定があることや,現在の農村高齢者センターの機能をそっくりどこかに移転するという移転先が認められないという状況の中では,事務的には無理なのかなと思って県のほうとはその後話はしておりません。

保健福祉部長)ただ今の高齢者センターの補助金の返還につきましては,ただ今課長の方からご説明しましたように,県の担当者の中で事務的に判断されたものでございまして,首長とかそういう中で余地が残っていないというようなことでございます。1つには現在高齢者センターについては,シロアリ等の駆除をしたりして老朽化されているということで,私どもの方は強くお願いをしてございましたが,県の担当者が現場を確認して老朽化していないという判断がされております。また,敷地については取り壊さなくても十分統合保育所の整備ができるんだというようなことでございまして,これらの中で例えば市長,副市長などが行って,補助金を返還しなくて建物を壊すということは困難な状況ということで判断がなされたことでございます。以上でございます。

川村委員)我々いつも言っているようにできない理由を聞くんじゃなくて,どうしたらできるかという方法ですよね。例えば担当者に聞いたからその1回で終わりなんだということじゃなくて,例えが悪いかもしれませんが,駐車違反のところに,おまわりさんに少しぐらいならここに車を停めていいですかと言ったらだめと言われるに決まってるじゃないですか。当たり前の話ですよ。ただものの2分,3分だったら,これは語弊があるかもしれませんが,おまわりさんだって駐車違反するときだってあるわけですよ。買い物でも何でも。杓子定規だけがいいとは私思わないわけですよ。ただ法を犯すことはいいとは思っていませんよ。そうなんですが,その辺のところを一生懸命日参する,月参する努力を私は買いたいと思っているんですよ。買いたい努力をなさってるんですかというのを私は言っていますし,たぶん櫻井委員もそういうふうに言っているんじゃないかなと私は思っているんですよ。ですから足繁く,あとはいろんな手を使いながらそれをクリアできるような方法をできればとってほしいと。お断りするのは簡単かもしれませんが,それを紆余曲折しながら何とかこれでやっとできたんだよというほうが私はベターなのかなと思います。その辺のところはどういうふうにお考えなのか,もう万策尽きてしまったのか,その辺のところお伺いをしたいと思います。

菱沼副委員長)暫時休憩します。

− 休 憩 −

菱沼副委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 ただ今,休憩中に現地を見てまいりましたが,ご意見等がございましたらお願いいたします。

櫻井委員)ただ今,柿岡の下宿地区にある市有地ですが,地目はたぶん雑種地かと思うんですが,皆さんで見てまいりました。皆さんの感想を聞きながら帰ってきたんですが,福祉作業所の移転先としては環境的にもいいのかなというような反応を受けました。執行部におかれましては,よく検討していただきまして,できれば実現をさせていただきたいなと思います。以上です。

保健福祉部長)ただ今櫻井委員さんより下宿の土地について,福祉作業所を建設してはというご意見でございます。教育福祉委員会の総意というようなことで受け止めさせていただきたいと思います。今後,上司や関係部局とも協議を進めてまいりまして,今年度予算計上しております事業等について進めてまいりたいと思います。

菱沼副委員長)ほかに発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼副委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。
 次に,「交通事故の損害賠償に関する専決処分について」を議題といたします。
 本件について,執行部より説明を求めます。

社会福祉課長)先月の7月15日に専決処分をいたしました交通事故についての損害賠償に関する専決処分について,ご説明をさせていただきたいと思います。
 この事故なんですが,平成20年4月28日,午後4時10分頃,市内府中二丁目,スーパータイヨー前の県道のところなんですが,保健福祉部社会福祉課,生活保護担当職員が職務中に公用車で事故に遭いました。
 その事故の内容なんですが,当日は生活保護の担当者が担当世帯を訪問中のところ,国府中学校の方面からスーパータイヨーの正面のクランク状のところへ差し掛かったところ,反対側から来た軽自動車が,タイヨー前の反対側駐車場から車が1台頭を出したものですから,その対向車がその車を避けようとしてクランクを曲がったところ,逆に右側を通ってしまい,うちのほうの公用車でございますが,公用車はそういう車の危険を察知しまして,左側にほぼ停車状態でいたところ,相手の車が右側に突っ込んできてそのまま正面衝突してしまったという事故でございます。
 それで相手方との示談によりまして,市の方の過失が10%,相手方が90%ということで示談が成立いたしました。今回,相手方の金額が29万7,659円という損害額なもんですから,市はその10%,2万9,766円を負担いたします。それから相手方は,市の方の損害額が26万2,763円の90%ですから23万6,487円を負担していただきます。ただ,損害額の相殺をするということで,相手方は市に対してその差額23万6,487円から2万9,766円を差し引いた20万6,721円を市のほうに払っていただくと。ただ実際上,市の方の損害額が26万2,763円ですので,20万6,721円ですと5万6,042円が不足となりますが,市のほうの入っている全国市有物物件災害共済会よりその金額が補填されるということで,市は1円も出さなくて済むということで,それぞれ相手方が市のほうの自動車修理工場に,市のほうが入っている共済会が差額を同じように自動車会社のほうに払うということで,終了しているということでご報告させていただきたいと思います。以上でございます。

菱沼副委員長)以上で報告は終わりました。
 ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼副委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。
 次に,その他の件といたしまして,何か発言はございませんか。

社会福祉課長)平成20年10月4日土曜日なんですが,社会福祉課では,毎年なんですが,第17回石岡市障害者スポーツ大会の開催を予定しております。午前10時から3時半から4時ごろまでの予定ですが,石岡運動公園の体育館のほうで開催をいたします。実際障害者の方は300人弱,それに関わる方が300人で約600人程度の参加者を予定してございます。土曜日ということで休みなんですが,よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。

菱沼副委員長)この件に関して何かございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼副委員長)ほかに発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼副委員長)ないようですので,以上で本日の教育福祉委員会を閉会いたします。



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