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議会中継
  


 第10回委員会 (1月28日)
出席委員 菱沼和幸委員長,川村良一副委員長,久保田健一郎委員,関町芳弘委員,櫻井信幸委員,池田正文委員
市執行部 【保健福祉部】
保健福祉部長(金子重夫),保健福祉部次長(足立健造),次長兼福祉事務所長(石井洋一),参事兼高齢福祉課長(山本敬司),介護保険室長(黒崎輝夫),こども福祉課長(冨田雅博)
【教育委員会】

教育長(石橋 凱),教育次長(土師照夫),参事教育総務担当(大図哲雄),参事学校教育担当(藤枝一成),教育総務課長(広瀬峰昌),学校給食課長(小松崎孝光)
議会事務局 議事法制課係長(中山善正)



菱沼副委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。
 去る1月20日,当委員会の國司進委員長が逝去されました。非常に残念でございます。
 したがいまして,現在委員長が欠員となっておりますので,直ちに委員長の互選を行います。
 はじめに,互選の方法についてお諮りいたします。互選は,いかなる方法をもって行いますか。

関町委員)菱沼副委員長がそのまま委員長に就任された方がいいのではないかと思いますが,互選の方法については副委員長に一任いたします。

菱沼副委員長)ただ今,副委員長に一任との発言がございましたので,この際,副委員長による指名推選により決したいと思いますが,これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼副委員長)ご異議なしと認めます。
 よって,これより副委員長において委員長を指名いたしたいと思います。
 委員長に,不肖私,菱沼和幸を指名させていただきたいと存じます。
 お諮りいたします。
 ただ今指名いたしましたとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 それでは,本席から委員長としてあらためましてご挨拶をさせていただきたいと存じます。
 このたびは,故・國司進委員長の後を受け,教育福祉委員長の大任を拝しました菱沼和幸でございます。これもひとえに委員各位のご支援によるものと厚く感謝を申し上げる次第でございます。さて,本委員会の所管する事項は,教育と福祉の問題であります。
 まず,教育関係では,合併特例債事業でもある東小学校改築事業をはじめ,柿岡中学校改築事業,小中学校耐震化問題など,さらに小中学校統廃合や学校教育をはじめ,社会教育の充実を図っていかなければなりません。
 次に福祉関係では,介護保険の円滑な運営をはじめ,高齢者対策や少子化対策が急務でございます。こうした山積する諸課題について,所管事務調査を積極的に行い,所管事項の知識を習得し,議会本来の使命である監視の目を養い,案件の審議に生かしてまいりたいと存じます。委員各位のご支援,ご協力をお願いいたしまして,甚だ簡単ではありますが就任のあいさつといたします。よろしくお願いいたします。
 次に,私の委員長就任に伴い,副委員長が欠員となりましたので,これより副委員長の互選を行います。
 互選はいかなる方法で行いますか。お諮りいたします。

〔「委員長一任」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)委員長一任の声がありますので,これより委員長において副委員長を指名いたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,委員長において副委員長を指名いたします。
 副委員長に,川村良一君を指名いたします。
 お諮りいたします。
 ただ今指名いたしましたとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 それでは,これより議事に入ります。
 本日の議題は,所管事務の調査として「統合保育所整備事業の進捗状況について」,「第4期介護保険事業計画について」,「東小学校校舎改築事業について」,「石岡市小中学校統合計画審議会の開催状況について」であります。
 本日,説明のため出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。
 はじめに「統合保育所整備事業の進捗状況について」を議題といたします。
 本件について,執行部から説明を求めます。

こども福祉課長)統合保育所整備事業の進捗状況についてご報告いたします。統合保育所につきましては,プロポーザルによって選定されました設計業者と設計打ち合わせを行い,このたび基本設計が完了いたしました。
 プロポーザルによる業者選定から現在までの経過をご報告いたします。プロポーザルは,県内に本社のある6社を選定し参加依頼をいたしましたところ,1社から辞退があり,5社により行いました。市の示した条件をもとに提案書の提出を求め,10月20日に業者選定会を開催いたしました。選定会は民間委員3名,市職員5名,計8名の選定委員により行われ,審査の結果,子育て支援センターや一時保育の遊び場を「なかよしひろば」と位置付け,保育室の日照や園庭の広さ,「食育のはたけ」など,敷地形状をうまく利用している。また,配置計画が最もよく検討され,子供たちの防犯上の安全対策や管理のしやすさを考えた施設のゾーニングであるということで,水戸市の株式会社横須賀満夫建築設計事務所が最優秀提案者に選ばれました。11月17日に見積合わせを行い,18日に横須賀満夫建築設計事務所と業務委託契約を締結いたしました。契約額は1,585万5,000円で,業務の履行期間は平成20年11月19日から平成21年3月16日まででございます。
 次にお手元にお配りいたしました基本設計図についてご説明いたします。はじめに敷地全体の配置について1の配置計画に基づきご説明いたします。南側に園庭をとりまして,園庭を取り囲むように保育所の建物を配置いたしました。農村高齢者センターの玄関前の駐車場はセンターへの来客者や,朝夕の児童送迎のための駐車場として利用し,センター西側の借地部分については,職員や高齢者センターへの来客者や保育所の発表会など,各種行事のときの駐車場として利用を図ります。
 次に,2の平面計画になりますが,先にA4判の建築計画概要についてご説明いたします。平面計画につきましては,概要書にある4つの基本方針に基づき計画されております。基本方針を朗読させていただきますと,「主要保育室を南向きに配置する。」「職員室から管理視線を確保する。」「子どもたちの"居場所"を創出する。」「子育て支援センターの機能を確立する。」です。また,保育室は家であり,保育所はまちであるという平面ゾーニングの考え方に基づくものでございます。2の平面計画をお開き願います。子供たちの遊び場である園庭を南側に配置し,園庭を囲むように保育室を配置して,すべての保育室に風と光の入る間取りといたしました。職員室は保育室の様子や子供たちの遊ぶ様子がわかるように,また,来客者や不審者にも対応できるように東側に配置いたしました。次に中央部分に廊下を配置し,子育て支援センターは家庭で子育てするお母さん方が子供たちと一緒に支援センターに来ることから,入所している児童と動線が重ならないように北側に配置し,なかよしひろばを挟んで遊戯室を配置いたしました。また,遊戯室は南向きに配置し,廊下との仕切りは可動間仕切りとして入所式や発表会など,大勢の保護者が集まる催しにも対応した設計としております。調理室は食材の搬入などを考え,建物の北側部分の西端に配置いたしました。
 次に3の立面計画になります。これは東側と南側の立面図になります。園庭側の保育室部分については,片流れ屋根ですが,西側の一部がゆるくカーブしております。また,中央部分の廊下から北側部分については,屋根が曲線屋根となっております。これらの屋根の形状につきましては,建物全体で山並みを表現しているものでございます。
 次に4のイメージ模型になります。これは保育所の模型を作りまして,角度を変えて撮影したものでございます。以上でございます。

菱沼委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

久保田委員)基本的なことを確認させていただきたいんですが,まずプロポーザルに指名された会社が6社ということで,1社辞退されて5社がプロポーザルに参加されたということでございますけれども,その参加された会社の社名ですか,5社の社名をお伺いしておきたいと思います。それとプロポーザルの際の市側の条件,どういった条件でプロポーザルに参加をしていただいたのか,いわゆるコンセプトというんでしょうか。そういったものを市側で持っていたと思うんですが,そのコンセプトに一番合致したのが,この横須賀満夫建築設計事務所さんなんだろうと思うんですけれども,その辺の説明をしていただきたいと思います。
 それと今日この提示されましたいわゆる基本設計というでしょうか,この図面は契約後に作成されたものなのか,それとこのワンプランだけであとのプランはお持ちになっておらないのか,その辺私もちょっとわからないものですから確認をさせていただきたいと思います。
 それから追加的にプールという表示がここにあるんですが,これはどの程度のものを考えておられるのか,その辺もあわせて確認をしておきたいと思います。平面プランの部分については,もう少しあとで確認させていただきたいんで,とりあえず基本的なことだけを確認をさせていただきたいと思います。

こども福祉課長)最初に参加業者5社についてなんですけれども,これにつきましては選定からもれた4社がいるわけですけれども,公表はしておりませんのでご了解いただきたいと思います。
 それから2番目の,プロポーザルにおいて市から提示した条件は何かということでございますが,技術提案の条件は4つございました。1つ目には,設計上の課題として,配置計画についてですが,園庭は保育所の南側として合理的な敷地の利用と,保育管理上最も効率的な配置計画を提案し,ゾーニング図も作成することです。2番目に,コスト縮減については施設の長寿命化や維持管理コストの低減を提案することです。3つ目に,保育建築の象徴性については自然と市街地の調和を損なわない提案をすること。4つ目のその他としまして,設計者として提案すべき理念,構想を記載すること。2項目目には敷地条件を提示してあります。敷地面積は市有地と借地の3筆で,合計面積が1万1,755平米。また,建設敷地に係る建築基準法等に関する制限などを示してございます。3項目目には,設計する施設として保育所の定員は120人で,年齢別には0歳児が6人,1歳児が12人,2歳児が18人,3歳児が28人,4歳児が28人,5歳児が28人です。次に建築構造は鉄骨造または木造で平屋建て。上下水道は市の公共下水道。ガスはLPガス。延べ面積は保育所に併設する子育て支援センターを含んで1,300平米以下。外構としては遊具,植栽等。4項目目にはスケジュールになります。基本,実施設計が平成20年度に,建設工事が平成21年度の条件で5社から提案書を求めたわけでございます。
 次にただ今お配りしました図面なんですけれども,この図面は契約後に作成した図面でございます。
 プールについてですけれども,プールはFRP製で内側の寸法なんですけれども,8.2メートル掛ける5.7メートルの大きさでございます。以上でございます。

久保田委員)プロポーザルに参加された会社名は公表しないということなんですが,何か公表しない理由でもあるんですか。

次長兼福祉事務所長)確認してまいりたいと思うんですが,よろしいでしょうか。

菱沼委員長)暫時休憩します。

− 休 憩 −

菱沼委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

次長兼福祉事務所長)大変申し訳ございませんでした。ただ今係のほうに確認してまいりました。当初,プロポーザル実施にあたりまして,指名業者の公表は談合等の恐れもあるということで,当初は公表しないでプロポーザルの参加依頼をしたというようなことでございまして,それが終了した後におきましては,公表しても差し支えないということで,勘違いしていたということでございますので,課長のほうから公表させていただきたいと思います。大変失礼いたしました。

こども福祉課長)それではプロポーザルに参加いたしました5社につきまして,会社名を報告いたします。水戸市の株式会社桜設計事務所,土浦市の株式会社増山栄建築設計事務所,水戸市の横須賀満夫建築設計事務所,水戸市の株式会社柴建築設計事務所,水戸市の株式会社三上建築事務所の以上5社でございます。

久保田委員)そうすると今後プロポーザル方式というのは,新しい方式ということで,各部でも採用されていくんだろうと思うんですよね。まずそのプロポーザルを指名するための選定基準,いわゆるプロポーザルに臨むための建築条件といいますか,その他としてその建築をするに当たっての会社としての独自の理念。こういったものを付け加えるということで条件提示があって,立会人といいますか選定者が8名おられると。その中から一番理想とされる会社のプロポーザルのプレゼンテーションといいますか,それが一番これがいいだろうということで決まったという流れかと思うんですが。それで,追加的に確認させていただきますが,いわゆる6社の選定基準ですね。6社を指名するにいたった選定基準といいますかね。それと8名の方の選定者,この方はどういう方々なのか,その辺をちょっと確認をさせていただきたいと思います。

こども福祉課長)プロポーザルにあたって6社を選定した基準についてでございますけれども,1つは県内に本社があるもの。2つ目に1級建築士が4人以上,技術職員が10人以上在籍するもの。3つ目に保育所,幼稚園,小中学校,または養護学校の設計実績があるものを選びました。
 次に,プロポーザルの選定委員8名につきましては,石岡市幼児施設設置協議会の代表者,石岡市保育連合協議会の代表者,社団法人茨城県建築士会石岡支部の代表者の方,次に保健福祉部長,福祉事務所長,企画部財政課長,都市建設部建築住宅指導課副参事,公立保育所の代表者,以上8名でございます。

久保田委員)わかりました。今後ともある程度設計規模によっていろいろこの条件は変わってくるのかと思うんですけれども,まあ4億程度ということであればこの程度の条件が整っていればいいんだろうという判断のもとに6社選んだんだろうと思いますので。ちなみにこういう条件を満たしている県内業者というのは何社くらいあるんですかね。6社選んだんだからそのぐらいはわかってると思うんで。調べてないのか。いいです。今後そういうことを聞かれると思うんで,そういうことをきちっと把握しておくべきだろうと思いますね。この条件を満たす設計会社というのはそれなりにあると思いますので。6社を選定した条件はわかったんですが,この条件を満たす設計会社というのはもっと多いのかなと思いますので,その中から優秀だから選ばれたんだと思いますので。
 それからこの平面図を見ていただきたいんですが,配置図ですね。これは保育所ですので,基本的に送迎はバスだけではないと思うんですよ。そうすると,今までの保育所を見てますと車で迎えに来られる父兄の方が結構多いんですよね。この図面からすると,子供たちが出てくるまでご父兄が停めておくのに,どこにどういうふうに待機車両を誘導するのか。スペースがないのかなという感じを持ったもんですから。120名の園児がいるわけですから,どの程度送迎バスで送るのかわかりませんけれども。この駐車場のほうへ引くわけ。ちょっと確認させてください。

こども福祉課長)保護者が送迎のために車で来られた場合ですけれども,この配置計画に記載してありますようにこの送迎車入口から入っていただきまして,農村高齢者センター前の駐車スペース,もしくは西側の駐車場に駐車していただいて,プールの下の通用口から入っていただいて,子供たちの送迎をしていただくことになるかと思います。

久保田委員)そうしますと,園児たちの出入り口は3か所あるのかな。2か所か。そうすると子供たちはこの送迎バス乗降スペースの玄関から出入りだね。ちょっと園児たちの動線,行き帰りの動きを説明していただきたいと思うんですけれども。

こども福祉課長)子供たちなんですが,この送迎バスのところでバスを降りるか,もしくは保護者に送られてきまして,駐車場に停めて,送迎バスの表示の下側にあります赤の三角が入口になります。それでこの青い点線で子供たちが保育室に来るように表示してあります。高齢者センター前の駐車場に停められないような状況の時には,西側の駐車場に停めていただきまして,園庭を通って保育室のほうにお子さんを連れてきていただくことになると思います。

久保田委員)要するにシルバー人材センターのところは,シルバー人材センターで共用することになるのかなと思うんですが,ならばそれは避けたほうがいいと思うんですよ。だから私はこの71台の駐車場は使いづらいなと思ったものですから,動線がどういったようになるのか聞いたわけでして,この21台の駐車場はシルバー人材センターと共用は避けたほうがいい。ならば子供たちの安心安全という部分で,駐車場で起こっている事故というのは相当ありますから,これはシルバー人材センターと保育所の駐車場とで共用は避けたほうがいいと私は思います。なんせシルバー人材センターの駐車場ですから。今,課長のお話ですと,この水色の動線で教室に入ることができる。教室から駐車場の通用口をご父兄が71台か21台の駐車場に車を停めて,通用口から出て,園庭側から直接お迎えすることができるという説明でよろしいでしょうかね。

こども福祉課長)現時点ではそのように考えております。

池田委員)確認の意味で何点かお伺いしていきたいと思います。先ほど久保田委員からも出ましたプールの件でございますが,FRP製で8.2メートル掛ける5.7メートルということで,学校教育におけるプールの授業とは今回は保育所でありますので,基本的に違うことは理解しております。そういった中でもプールの必要性についての認識というのをお伺いしておきたいと思います。設置についてもそれなりの金額がかかってくるでしょうし,あるいは設置後の維持管理についても当然かかってくることと思います。先ほど申し上げたように学校教育の中でのプール授業とは違って,これは1つの遊具的な性格を持っているとは思いますけれども,その必要性についてお伺いしたいと思います。

こども福祉課長)保育所のプールについてでございますけれども,保育所につきましては夏休みというものがないわけで,夏になりますと,現在も市内の保育所では園庭でプール遊びとか水遊びをしているわけですけれども,それに現在既存の保育所にも既製品ではないんですけれども,現場打ちのプールが設置してあったり,FRPで持ち運びができるような小型のプールなど備え付けてある保育所もありますので,統合保育所におきましてもプールの設置を計画しているところでございます。

池田委員)ではこのプールの件につきましては結構でございます。
 次に基本的なことをお伺いしていきたいと思うんですが,浅学菲才で非常に恐縮ですけれども,この定員120名の根拠についてお聞かせいただきたいと思います。5歳児から3歳児が28名,2歳児が18名,1歳児が12名,0歳児が6名ということでございます。この定員120名についての理由についてお伺いをいたします。

こども福祉課長)この120名の根拠でございますけど,資料を持ってきておりませんので調べて報告いたします。

池田委員)その件については,後ほどお示しいただきたいと思います。
 続きまして,日照の部分でお伺いいたします。遊戯室の北側の高齢者センターにはホールが設置されております。これを見ますと建物の間が8メートルでございますね。夏場と冬場,季節によって日照が変わってくることはわかりますけども,その日照の確保についてどの程度考慮されているのか,あるいはどういったシミュレーションをお持ちなのかお伺いしたいと思います。

こども福祉課長)農村高齢者センターの日照の件なんですけれども,日影規制があるかと思うんですけれども,設計者のほうに確認させていただきたいんですが。これについては8メートルで十分だとは思っていたんですけれども,規制がかかっているのかどうか確認させていただきたいんですが。申し訳ございません。

池田委員)ではこれも後ほどお示しをいただければと思いますが,ホールというものの性格上,当然お年寄りが集まっていろいろな催しをするわけでございまして,真っ暗な日が当たらないところで,冬場であれば寒いような,そういうところでの催しというのが,今後建設によって難しくなってくるようでは困るわけでありますので,その点よく確認をしていただければと思います。これはまた後ほどお示しをいただきたいと思います。
 最後になりますが,建築計画概要の中の基本方針で,一番最後に「子育て支援センターの機能を確立する」というような方針が出ておりまして,それに伴いまして子育て支援センターが併設されるわけです。この子育て支援センターの機能について具体的に明らかにしていただければと思います。

こども福祉課長)子育て支援センターにつきましては,統合保育所に併設するわけでございますけれども,八郷地区の子育ての拠点となるような施設ということでここに計画したわけでございます。それでどのような機能があるかと申しますと,1つには子育て親子の交流の場の提供と交流の促進です。2つ目には子育て等に関する相談や援助の実施を行ないます。3つ目が地域の子育て関連情報の提供を行ないます。4つ目に,子育て及び子育て支援に関する講習等の実施を行ないまして,八郷地区の拠点となるようにしていきたいと思っております。

池田委員)当然,子育て支援というのは次世代の子供たちの育成のためには大変重要なことだと思います。そういった中で,ただ今,親子の交流でありますとか子育ての相談,地域の情報の提供あるいは講習というようなことで,これが本当に八郷地区の子育て支援の拠点になれば本当にいいわけでございますので,支援センターをつくったけれどもなかなか充実した対応ができないということでは困りますので,是非この機能を確立していただければと思います。これは意見として申し述べておきたいと思います。また,先ほどの件につきましてはあとでよろしくお願いいたします。

川村副委員長)私も今聞いていて,子育て支援,それから一時保育,この場所が2つとも車で来ると思うんですよ。雨の中,風の中,歩きで来ると思いませんので,今の時代ですから必ず車で来てそこで一時預かりをしたり,子育て支援を子供と同時に来ると思うんですよね。そのときに先ほど来各委員さんから出ておりますように,駐車場がこれは非常にまずいと思うんですよ。でなければ,配置を変えて駐車場の近くにこれを持ってくるべきなんではないかなと思うんですが,その辺のところの考えがいかがなのか,直すことが可能なのか,それともここに子育て支援に来ても一時保育に来ても車の置き場所がない,もし間違って事故等があったら困る,そういうことを考えずしてただつくればいいというものではないと思ってますので。その辺のところの考えをちょっとお伺いをしたいと思います。要するに,これ一番駐車場から遠いところなんですよ。通用口から行きますと一番遠いところにこれがあるんですよ,なぜだかわかりませんが。

次長兼福祉事務所長)私のほうからこれまでの駐車場設定の考え方について,ご説明をさせていただきます。先ほど久保田委員さんから高齢者センター前の駐車場につきましては,シルバー人材センター,それから社会福祉協議会ですか,そうしたものが高齢者センターの中に入るので,そうしたものの駐車場とし,保育所の送迎のためのご父兄のための駐車場については,西側の71台の大きな駐車場のほうに停めるようにしたらどうかというようなご提案がございました。担当課及び部といたしまして,当初計画した段階では,高齢者センターを利用される皆さん,長時間の場合には西側の大きな駐車場を利用していただくというようなことを考えておりました。子供たちの送迎で見えるご父兄の方ですけれども,保育所は7時半から開所の予定になると思うんですけれども,それから大体子供たちが来る時間は9時半ごろまでに通所されると。これまでの状況ではそういうようなことでございます。なおかつ今度の場合に,定員120名の中でバスの送迎もするということでございます。約4割の皆さんは送迎バスを利用されるのかなというふうに捉えてございます。そうした中で,自家用車で送迎される皆さんの場合,時間も細切れでございますので,農村高齢者センター前の駐車場をお互いに利用するということで当初は考えております。私,合併前に柿岡保育所におりました。柿岡保育所の例でございますけれども,柿岡保育所は定員120名でございます。当初,私が所長になった当時は駐車場もなく,北側の町道の両側に車を停めてお母さん方が子供たちを連れてきたと・・・。

〔「それは,私が言っていることと違う。言っている意味わかるの。」と呼ぶ者あり〕

川村副委員長)長々と説明されても私が言っている答えとぜんぜん違うんです。私が言っているのは子育て支援と一時保育の件で言っているわけですから。一般的な園児の送り迎えを言っているわけじゃないんですよ。それはバスで来る人もいるかもしれない。でも子育て支援に来る人が園のバスで来るわけないじゃないですか。子育て支援に来て,そこで相談する人が何ですぐ帰っちゃうんですか。帰るわけないじゃないですか。そうじゃないですか。それを私は言ってるわけですから,あなたの言ってることと私が言ってることは全然答えというか問題が違ってるんだよ。違いませんか。それで前のこと言われても,前のことはどうでもいいんですよ。今検討しているのはこれですから。前がこうだったからこれでいいんだという論理は成り立たないわけですから,これをどうやったら皆さん方に勝手がいいように使っていただけるかということを検討しているわけですから。前がひどかったんだからこれだったらいいだろうと,そんな論理は成り立たないと思うんですよ。ですからきちんとした答えをいただきたいんです。

次長兼福祉事務所長)子育て支援に見えたお母さん方の駐車場については,繰り返すようですが,農村高齢者センター前の駐車場が空いてる場合にはそこを利用していただくというようなことも考えております。いっぱいの場合には奥の駐車場を利用するというようなことになるかと思います。それから一時保育に来たお母さん方の場合には短時間の駐車ということになりますので,農村高齢者センター前の駐車場でいいのかなというふうに判断しているところでございます。

川村副委員長)いいのかなじゃなくて,私はこれはまずいということで言っているわけですから。あなたはいいのかなと思って,例えば先ほど言ってらっしゃる農村高齢者センターにいらっしゃる方でお年を召されている方で,今,各テレビ等でもありますよね。向かい側の食堂にアクセルの誤操作を起こしてしまって1人死亡しているという事例もあるわけですよ。各地でそういうのが起きております。ですからこの地で起きないというのが考えられないんです。起きるともいえませんけれども。ただ問題なのは最善の配慮をして,そういうことがないようにすべきだと思っております。ですからこの子育て支援と一時保育,どういう目的なのかもう1回よくお考えになっていただいて,どういう方が対象なのか,どういう方が送りに来るのか,それを考えればこの脇に駐車場を付けなければいけないと思うんですよ。一番遠いところの駐車場ですよ。一番遠いところで一番多く歩かせるわけです。そうしたら誰だってやらないですよ。そうしたらきちんとした枠の中に停めずに,違法的というかルールを守らないで停める方が数多くいるかもしれません。そのときに私はこれはまずいんじゃないかなということで,これは変更できないんですかといっているわけですから,その辺のところが,できないなら本当にそれでいいのか,その辺のところもう一度お尋ねをして考えをお聞かせください。

菱沼委員長)暫時休憩します。

− 休 憩 −

菱沼委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 先ほどの池田委員からの質問に対しての答弁を求めたいと思います。

こども福祉課長)私のほうから日照の確保についてお答えをいたします。ただ今,設計事務所のほうに確認いたしましたところ,建築基準法上の規制はかからないような保育所の高さであるということでございました。任意ではありますけれども,8メートル離してあるので日照は十分に確保できているということでございました。

次長兼福祉事務所長)私から120名の根拠につきましてご報告申し上げます。今回統合する保育所につきましては,ご存知のように柿岡,葦穂,恋瀬,瓦会,林の5保育所を統合するものでございます。なお,統合保育所建設にあたりまして民間保育所も2か所,北部に1つ,それから林地区に1つできることになっております。この民間保育所につきましては,定員60の配分で市のほうで了解をしているところです。なお,統合保育所建設にあたりまして,平成18年当時の5地区の保育所の入所児童数を確認しましたところ274名でございました。平成19年3月1日現在の入所児童が286名というようなことでございます。なお,平成19年4月1日現在で入所されている子供たちは261名でございまして,将来の子供たちの数を予測いたしました結果,平成22年時には234と予定いたしまして,5地区の定員については240あれば可能であろうというようなことで判断しております。なお,このうち民間に60の2つで120の配分をいたしましたので,統合保育所の定員につきましては120名といたしました。なお,年齢別内訳でございますが,当時の八郷地区の子供の入所状況,この率から判断しまして年齢別の数を設定したところでございます。

池田委員)それではただ今2点につきましてご報告を受けたわけですが,まず1点目の日照の確保,設計上は問題ないということでありますが,日影の計算と申しますか,要するに太陽の高さと建物の高さで日影というのは変わってまいりますので,より設計事務所と打ち合わせの上で日影の範囲ぐらいはざっくりとで結構ですので,出していただければと思います。
 次に定員の120の根拠につきましては,ただ今ご説明いただきましたので結構ですけれども,結局この建物を建てた後はそれこそニ,三十年,ひょっとすると40年ぐらいは使うのかもわかりませんけれども,そういった長い期間使うわけでございます。その定員の増減も長い時間の中にはあろうかと思います。少子時代にあって,子供たちの数が前年比倍増するようなそういう時代が来ればいいんですけれども,なかなかそういうことは望めない中で,減るのか増えるのかいずれにしましてもそういったところの対応も余裕を持った設計であるべきだと思っておりますので,例えば5歳児から3歳児までは28名,しかし年度年度によっては総枠120名の中であっても例えばその年の3歳児は40名に近くて,その年の2歳児は10名とか,そういった年代によっては若干のばらつきもあろうかと思いますので,その辺設計の中にどの程度盛り込んであるのかお聞かせいただきたいと思います。

こども福祉課長)保育室に余裕を持たせてあるのかということでございますが,0歳児から5歳児まですべての保育室につきましては,定員の25%増しといいますか,定員の1.25倍の床面積で計画しております。

池田委員)了解いたしました。ありがとうございました。

保健福祉部長)ただ今,川村副委員長さんのほうから駐車場のご質問がございました。保育所の児童の送迎につきましては,今度新たに駐車場が整備されます西側の駐車場,ここを利用していきたいと考えております。先ほども久保田委員のほうからもありましたように,高齢者の事故防止ということからもやはり保育所につきましては西側の駐車場を利用するというようなことで考えていきたいと思います。それから子育て支援センターの利用につきまして,かなり駐車場から離れているんじゃないかというようなことでございます。基本的には高齢者センターの前にございます子育て支援センターの北側のところが玄関となってございますが,雨でありますとかそういったときの利用もございますので,駐車場よりの西側に「眺めのひろば」というのがございますが,この辺あたりに入口を設けていきたいというふうに今考えているところでございます。

川村副委員長)そのように使い勝手のいい,利用者の便宜性を増すような配置をお願いできればと思っております。それから細かいようですけれども,トイレの数が結構あるんですけれども,たぶんトイレの中で一番大きなスペースが洋式かなと思っているわけなんですが,そうすると洋式が1つずつしかないんですよね。そのほかはたぶん和式の個室なのかなと思っているんですが,今から造るんであれば,もう自分の家では和式のトイレなんていうのはもうありませんので,これは洋式にすべきなんではなかろうかなと思うんですが,なぜ和式がこれだけたくさんあって洋式が少ないのか,その理由をちょっと聞かせてください。

こども福祉課長)トイレについては,各保育室の間に設置してあります。この一番奥の洋式トイレのような形になっているものは,これは大人用のトイレでございます。その手前にあります5つ,これが児童用のトイレでございます。それで,どちらかというのは確認させていただきたいと思います。

川村副委員長)それじゃそれはなるべく早めに確認してください。それと同時に,私も確認しましたところなぜか保育園とか幼稚園とかは坪単価が高いんですよね。この統合保育所は,坪単価というか平米当たりどのぐらいでこの設計ではついてるんですか。ちょっとお伺いをしたいと思います。

こども福祉課長)現在のところ基本計画図であって,積算のほうはまだやっておりません。予算要求はしてありますけれども,そちらもまだ確定されてないのでちょっと申し上げられません。

〔「予算要求してるんだから概算は出ているだろうよ」と呼ぶ者あり〕

こども福祉課長)失礼いたしました。予算についてですけれども,平米当たり27万円で計画しております。
 失礼しました。事業費は,建築単価としまして平米当たり27万円で計画しております。

川村副委員長)平米当たり27万円というと,これを坪当たりに換算すると89万円ですね。そうするとこれはどれだけいい家が建つんだかその辺はあちらに建築とかくわしい方もいらっしゃいますので,あとでちょっとご意見等を聞きたいなと思ってるんですが。だってテレビ宣伝をしているやつなんか1坪当たり24万8,000円なんですよ。それでこれ,でかいですからね。床面積1,295平米あるわけですから,変な話30平米とか40平米を建てるならわかりますけれども,1,300平米近いやつを平米当たり27万円。これは本当にどんな柱を使うのか楽しみだなと思ってしまうんですが。昨日も全協の中で,できるだけ予算をとってありながらでもコストダウンを図るべきではないかという意見が出ておりました。それで執行部もコストダウンを図るということを言っておりますけれども,これに関しては平米当たり27万,坪当たり89万という単価が適正なのかどうなのか,ご意見を。まあ私だったら坪89万のでは建てないと思うんですがね,金がないから。ちょっとご意見を伺いたいと思います。

こども福祉課長)先ほどの平米当たり27万円についてでございますけれども,これは取手市のほうに建築されました保育園がありまして,こちらのほうの工事費を参考に算出したものでございます。

川村副委員長)取手市の話じゃなくて,私はこの今現在のやつを聞いているんであって,しかも取手の基準が27万だったかもしれませんが,いつ建てたのか,どういう方法で建てたのか,地盤がどうだったのか,それによっても違ってくると思うんですよ。私は今この事例を言っているわけなんですから,この事例の答え方をしてもらわないと,これこれで算出したんですよ。これ以上はわからなかったんですという言葉が聞ければいいんですが,人のところのを持ってきて判断する。隣の家がいくらだからうちもこれでいいんだなんてそんなのはないですよ。もっと親身に自分だったらこう建てるぐらいのがなくちゃ,これは人のお金を使うんですから,自分のお金だったら坪当たり100万で建てようが誰も文句は言わないですよ。ただ皆さんからお預かりして,それを使わせていただいているんですから,むやみやたらにコストを上げるなんて考えられないわけですよ。ですからこれをもう1度考えていただいて,どうしたらもう少しコストダウンが図れるか,それともこれ以上図れないのか,じゃなかったら入札をやり直すかぐらいのことがあってもいいのかなと。今一番安いときだと思うんですよ。この不景気でこれだけのものを造るっていったら今ないですから。ましてこの間までは鉄代,アルミも銅も高かったですけれども,今,銅板で屋根葺いたって前から比べたら安くなりましたからね。この何か月の差ですよ。今私が言っているのは現時点での話ですから,ですからどこの時点で契約をしたほうが一番安いか,どこと契約したほうが一番安いか,それを考えていただきたいんです。それが市民のためですから,その辺のところをお考えいただいて,心のこもった気持ちの入った返答を聞きたいと思います。

保健福祉部長)統合保育所の建設工事費用でございますが,今現在,予算の査定中ではございますが,私どもといたしましては経費の節減ということで努力をしていきたいというふうに考えてございます。先ほども出ました一般の住宅の場合にはかなり安い坪単価というようなことでございますが,保育所につきましてはかなり間口が広いと申しますか,広い形で建築しなくちゃならないという中で,そういった経費もかかる部分はあるかと思いますが,今後十分努力をしていきたいと思います。

川村副委員長)それはさておきましてですね,とりあえずお任せするとしまして,最終的な決断はやはり坪単価がこれぐらいになりましたというお示しをいただかないと,私はそちらに委任するわけにはいかないと思っておりますので。これは市民の皆さん方もそう思っていると思います。
 それからできましたら,そちらに座っている委員さんのほうから実際に建物に関してちょっとぐらいコメントをいただければありがたいなと思っておりますので,参考意見に今どのぐらいの坪単価でできやすいのか。できるとはいえませんけれども,その辺のところも参考意見を聞かせていただければありがたいなと思ってるんですが,櫻井さんどうですか。

櫻井委員)今の話からいけば,大体東京のゼネコンさんに聞くと,ざっと60万ぐらいでできるだろうと,先日伺ったことあります。それは学校の校舎とかこういう建物に関して。ただそれは広さによると,大きければ大きいほど安くできるし,学校とか仕切りのないもの,これは安くできるんだよという話を参考として聞いたのが,つい数週間前でした。以上です。
 先ほど久保田委員のほうからも駐車場の件が出てましたけれども,まず1点お尋ねしたいのは農村高齢者センターの裏の空きスペースを父兄の方が利用するわけですよね。そうなったときに現在と違って相当の通行量が行くんですけれども,この通路に関しての舗装処理とか,そういうことはやる予定なのか,これやらないとたぶん雨降ったりとかしていくうちにどんどんどんどん路盤が悪くなると思うんですよね。そういうことはお考えになっているのかが1点と,あとこれは先ほど休憩時間にちょっと聞いたんですけれども,20台の駐車場の裏側がこれ約1メートルセットバックしてあります。お聞きしたところ奥に民家か何か数軒あるというんですけれども,その方もこの通路を利用するという形になると思うんですよね,これセットバックしてあるというのは。ですからそういうことも含めて農村高齢者センターの中,裏側というんですか,その通路に関してどのようにお考えになっているのかお尋ねしたいのと,私も実は現在みなみ保育所へ末っ子が行ってまして,交代交代で送迎をしております。そういう中で駐車場で一番問題になるのは,運動会とか各種イベント,父母の参観とかそういうときにこれだけのスペースは必要なんですけれども,普段は必要ないわけですよね。普段は,先ほども石井次長のほうからもあったように,時間差で来ます。さほど駐車場は普段はいらないと思うんです。ですからそういうときの対処の方法を,柿岡小とかいろいろあるんですから,その辺を利用して工夫すれば1つは対処できるのかと思います。まずその辺のところをお聞きしたいのと,これまでにも小学校のグランドの芝生についてご提案を申し上げてまいりましたが,かえって園庭の芝生化をやって,子供たちが裸足で遊べるようなものを検討していったほうがよいのかなというふうに思いますけれども,そういうことはできないのか。
 もう1点ですけれども,柿岡小学校の間のマイクロバスが通る通路ですけれども,これも歩いて園児を送迎する例も,これは地元ですから結構あるのかなと思うんですけれども,この幅員はざっと見たとこ6メートルでいいんですか。6メートルであれば,一般の車両はほとんど通らないですからきちんとした仕切りがあると安全に送迎の方が歩けるなという気がいたします。
 あと,高齢者センターの駐車場を利用すると執行部では考えていたわけですから,ここの間には仕切り,フェンス等はないと理解してよろしいんですかね。
 付け加えますと,なぜ芝生を張ったほうがいいかと申しますと,今日もみなみ保育所のグランドが雨のあとですから,水はけが悪いせいもあるんでしょうけれども,雨の降った数日間は子供たちが遊びにくいというような状況にありますので,是非ともその辺は芝生化というのを検討されたらいいのかなということで質問いたしました。

こども福祉課長)最初に農村高齢者センター裏側の通路でございますけれども,高齢者センターの西側には福祉バスが入っている関係上,裏側は舗装になってございます。あと保育所の園庭の芝生化についてでございますけれども,園庭では運動会などがあるわけでございますけれども,全面ではなく部分的に芝生化ができるのかどうかにつきましては,これから内部で協議をさせていただきたいと思います。
 次に小学校との間にある通路なんですけれども,バスまたは自動車と歩行者を分けることにつきましては,農村高齢者センターの敷地を通って保育所のほうに来ていただければいいのかなと考えております。
 農村高齢者センターと統合保育所の境のところのフェンスでございますけれども,統合保育所の壁から2メートルのところにフェンスを設置する予定でございます。それで子育て支援センター側と調理室側には出入口を設置する計画でおります。

櫻井委員)先ほど来,農村高齢者センターの駐車場は使わないほうがいいだろうというお話があったもんですから,その辺のところを検討していく上で変わった考え方というのも必要なのかなと思うんですけれども,使うか使わないかは今後検討していただきたいと思います。
 あとやはり先ほどから出ているように,西側の駐車場,これは善慶寺の土地なんですけれども,これはどうしても建築はできないということでお借りしている土地ですから,それはそれで仕方ないのかなと思うんですけれども,やはり雨の日の送迎というのが一番保護者にとっては大変なんですけれども,みなみ保育所よりもはるかに歩く距離が長くなると思うんです。みなみ保育所でも大変なんですから,この辺はやっぱり入口等の工夫等は必要かなとは思います。これは答弁結構ですけれども。
 あと先ほど日影の問題が出たんですけれども,図面の中でなかよしひろばがありますので,裏の長さの3分の1が屋根がない建物ですから。そういう点も含めたときに,高齢者センターの利用率からいけばと言ったらこれは怒られちゃうんですけども,私はさほど重要ではないのかなという気は正直いたしますけれども,なかよしひろばのほうが冬場たぶん日陰になるのかなと予想しますので,この辺の対策をやっていかないと,冬,今の時期子供がここで遊ぶかといったら遊べないと思うんです。ですからその辺の工夫も今後必要かなと思いますので,これは検討していただきたいと思います。
 あと園庭の芝生に関しては,このスペース全部ということではなく,見た限りでこのスペースの7割ぐらいに芝を張れば子供たちが裸足で自由に遊べるスペースが確保できるのかなと思います。これは小学校の芝生の話もしましたけれども,これは相当多くのところでこれはいいということでやってますので,しつこいようですけど検討されたほうがいいと思います。よろしくお願いします。

池田委員)先ほどもれておりましたので,お伺いをしたいと思います。平面図で見ますとついつい見落としてしまったんですが,資料3,4になりますと,立面図あるいは鳥瞰イメージということで具体にどういった建物になるのかイメージとして湧くわけでございますが,この屋根の形状ですね。やわらかい曲線が出ていて非常にいいとは思いますが,果たしてこういった意匠と申しますか,デザインの必要があるのかどうか,このふくらみをもたせることで数千万円の差が出てくると思います。この建物の形状,この屋根の形状が本当に必要なのかどうなのか,今一度よく考えていただければと思います。これは意見として申し上げたいと思います。
 あと東小学校がこのあと出てくると思いますけれども,東小学校で太陽光発電ということで,計画がなされているようでございます。今回統合保育所の建設にあたって太陽光発電装置を設けて,当然こういった時代でありますので,そういったものには補助金というものがないわけではないと思います。そういったことについての今後の考え方につきまして1点だけお伺いをいたします。

菱沼委員長)説明員に申し上げます。スピーディーな答弁をよろしくお願いします。

こども福祉課長)太陽光発電設備についてでございますけれども,これにつきましてはコスト削減ということで,現在設計事務所とも打ち合わせを行いまして協議をしておるところでございます。

池田委員)是非,デザイン性とか見た目にいいのはよくわかるんですけれども,そうするとプロポーザルとは何かというようなところまでいってしまいます。結局プロポーザルというのは提案を受けて,提言型のものでございますので,そういった趣旨をよく考えたときに,その中には当然コスト削減というのも大きな割合を占めてまいりますので,是非その点をお願いしたいと思います。

菱沼委員長)ほかに発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。
 次に,「第4期介護保険事業計画について」を議題といたします。
 本件について,執行部から説明を求めます。

介護保険室長)第4期介護保険事業計画につきましては,介護保険運営協議会にて審議をいただきながら進めてまいりました。別紙により内容を進めてまいりたいと思います。1ページをご覧いただきたいと思います。石岡市高齢者福祉計画・介護保険事業計画〜第4期〜について。平成20年度をもって介護保険事業の第3期が終了し,平成21年度から第4期計画になります。このため,現在石岡市高齢者福祉計画・第4期介護保険事業計画を作成しているところです。この計画は,石岡市の高齢者の現状及び,第3期の介護サービスの利用状況を分析し,さらに,今後の高齢者に係る各種施策についても検討を行い,平成26年度を見据えた介護保険の運営計画をつくり,その中で第4期,21年から23年の石岡市の第1号被保険者,65歳以上の方ですけど,この方たちの保険料額を算定・決定するものです。第4期の計画は,第3期からほとんど制度の変更がないため,施設整備や各種サービスの給付内容等については,第3期の指針をそのまま引き継ぐことで考えております。また,計画は「石岡ふれあい長寿プラン〜第4期〜」とし,サブタイトルについては第3期の同じ「「ひとがほほえむまち いしおか」をめざして」としたいと考えております。
 それで介護保険第3期からの主な変更点について書いてございます。1番目としまして,第2号被保険者の方の保険料負担率の変更。第3期が19%でしたけど,4期が20%。1%が上がるということです。それに対しまして2号保険者の方が31%から30%に変更になります。
 2番目としまして基準保険料段階の保険者独自の保険料率の設定及び多段階化が可能になっていると,こういう形で第3期期間中には税制改正に伴う保険料の激変緩和措置が行われていましたけど,第3期の中でだけの実施ということになります。それで廃止に伴う新たな低所得者対策として基準保険料段階(市町村民税世帯課税・本人非課税)の方のうち,「公的年金等収入金額+合計所得」が80万円未満の方の保険料率については,保険者の判断により1.0よりも低く設定できるよう政令がこのたび改正されました。また,保険料の段階設定も保険者の考えにより細分化が可能となっているため,当市として新たに実施したいと考えております。
 次に3番目としまして,介護従事者処遇改善臨時特例交付金の交付。第4期は,介護従事者の処遇改善を図るため,平成21年4月から介護報酬の改定が行われます。それに伴い介護保険料の急激な上昇を抑えるための財政措置として,臨時特例交付金が交付されることとなりました。この交付金は,平成21年度の報酬改定に伴う保険料上昇分に対しまして全額,平成22年度は上昇分に対して50%に充当するためのものです。この交付金は平成20年度中に交付になりますので,基金として保有して,平成21年度・22年度の改定上昇分に対し,取り崩して充当することになります。
 次に2ページのほうをご覧いただきたいと思います。介護保険第4期の施設整備計画について。(1)としまして,特別養護老人ホームが県のほうの施設整備枠に位置付けられておりますので,市のほうの施設整備計画数に位置付けることになります。(2)適合高齢者専用賃貸住宅の整備。石岡市府中地内に92床が間もなく完成し,平成21年度から特定施設入居者生活介護サービス事業者として運営予定でありますので,これも市の施設整備計画数に位置付けることになります。
 次に,介護保険第4期の保険料について。石岡市の考え方,変更点と理由につきましては,(1)現行の第4段階を2つに分割する。現行の第4段階というのは1.0倍の段階になってございます。そこで市民税本人非課税かつ世帯課税であるため,これを激変緩和措置に代わる低所得対策として,本人の「総所得額+年金収入額」が80万円未満と80万円以上に分割し,新第4段階・新第5段階とします。(2)現行の第5段階を2つに分割する。現行の第5段階は,市民税本人課税で合計所得金額が200万円未満のものですが,先の税制改正の影響者が多いため,合計所得金額を125万円未満と125万円以上に分割し,新第6段階・新第7段階とします。(3)新たに第9段階を新設する。これまで市民税本人課税者のうち,年間所得金額200万円以上の者はすべて第6段階に該当していましたが,所得に見合った負担を求めるため,所得金額500万円未満と500万円以上で分割し,500万円以上の者を第9段階と設定します。
 3ページをご覧いただきたいと思います。保険料の算定のワークシートの数字を持ってきて一覧にしてございます。1の標準給付費,平成21年度,22年度,23年度,こちらのほうで標準給付費見込額としましては,3年度分で140億8,872万6,738円の給付額を見込んでおります。次に地域支援事業費としまして,3年度で4億1,140万円。この金額が保険料算定の基礎になる金額になります。それから3番としましては,被保険者の保険料算出の一覧が記載してございます。第1号の被保険者数は推定しますと21,22,23年度で5万9,886人。それから段階別に分けまして,その下の段に割合が記載してございます。その下の段にいきますと,人数が割り振ってございます。その合計の下の数字は所得段階別加入割合補正後被保険者数となってございます。
 次に4ページをご覧いただきたいと思います。こちらは介護保険料の算出方法について記載してございます。保険料の場合には(1)標準給付費見込額の算出。これは21年度から23年度までの3年間の給付費を見込んだ額,これをまず最初に算出します。それから地域支援事業費の見込額を算出いたします。次に(3)として第1号被保険者数の予測。平成18年度から20年度までの人口データを利用しまして,21年から26年までの高齢者人口の伸びを予測します。それから(4)としまして収入見込額の算出。第4期においては標準給付費見込額と地域支援事業費に対して20%が負担割合となりますので,第1号の保険者数の負担相当額の金額を算出します。こちらの金額が前のページに書いてあります29億円の金額になります。次に調整交付金見込額を算出しまして,調整交付金は原則5%ですけど,石岡市の場合は5.45%交付になります。こちらの多い分については保険料に充当いたしまして計算をいたします。次に支払準備基金の取崩額,これが6,000万円もいりますので,こちらも引きまして計算していきますと,保険料の収納必要額が27億7,692万5,685円,こういう保険料として必要な額が算出されます。それに伴いまして,一番下の(6)に書いてありますように収納率,それから各段階別に補正した人数,それから12か月で割りますと月額4,100円,前のページの右側に書いてあります第4期の標準基準額4,100円と,こういう形で算出される状況になっております。第3期の標準月額は3,500円でございました。
 続きまして5ページをご覧いただきたいと思います。介護従事者の処遇改善のための緊急特別対策,こちらについての説明が書いてございます。石岡市への交付金額の予定額は,概算額ですけど3,542万6,000円が見込まれております。それで一番下の保険料上昇抑制のイメージとしまして図が表示してありますけど,21年度は基準月額が4,000円で,介護従事者の処遇改善のアップ分が100円,4,100円のところですけどこの100円分については国から交付されると。22年度については100円の半分で50円分が交付される見込みです。それで23年度分については交付がなしという形になります。
 続きまして6ページをご覧いただきたいと思います。第1号保険料(標準月額)の9段階化について。こちらについての考えでございます。1番として9段階化の意義。@低所得者対策として継続的な保険料の負担軽減。A所得額に見合った負担。2番としまして具体的な保険料段階の説明。こちらのほうで第1段階から第9段階まで基準額が記載してございます。第1段階が0.5,第2段階が0.5,第3段階が0.75,第4段階が0.9,第5段階が基準額になりまして1.0,第6段階が基準額に対しての1.15,第7段階が1.25,第8段階が1.5,第9段階が1.8,こういう形になります。
 続きまして7ページを見ていただきたいと思います。保険料のイメージとしまして一番上の欄は第3期の6段階設定のときの保険料,月額3,500円。こちらの表が記載されております。それを平成21年度,保険料のほうは第4段階を4と5に分けまして,第5段階が6と7,第6段階が8と9と,こういうふうに分かれて第1段階から第9段階までの金額が記載してございます。21年度のほうにつきましては,第5段階が1.0になりますので先ほど示しました21年度分,これが基準額になります。次の22年度の保険料につきましては,第5段階が,国のほうが上昇分の半分を支給ということで4,050円になります。23年度につきましては国のほうの負担分がないものですから4,100円となります。こういうイメージの表になります。
 続きまして8ページをご覧いただきたいと思います。第3期,65歳以上の方の保険料の激変緩和措置,こちらのほうについて基準額に対しましての調整率,こちらの方を参考までに添付しておきました。激変緩和措置につきましては,第4段階のところをちょっと見ていただきたいと思います。第1段階から第4段階に段階が変わった人に対しましては,基準額に対しましての調整額を掛けて18,19,20年度,こういうふうに保険料の緩和措置をしてございます。以上の状況でございます。よろしくお願いいたします。

菱沼委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。
 次に,その他として,保健福祉部関係で何かございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,先ほど各委員さんから提言,要望等があったわけですが,精査後委員会においてご報告を願いたいと思います。
 保健福祉部の説明員におかれましては,ご退席いただいて結構です。
 暫時休憩します。

− 休 憩 −

菱沼委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 先ほど川村副委員長からありました件について,こども福祉課長から答弁をお願いします。

こども福祉課長)先ほどの子供用トイレのタイプにつきまして,和式か様式かというご質問でございましたが,設計事務所にただ今確認いたしましたところ,すべて洋式であるという回答を得ましたので報告いたします。

川村副委員長)それは洋式でよかったと思います。それから小さいことなんですけれども,扉の開き方なんですけれども,子供たちが見えなくなった,いなくなったというときに,トイレにどうのというときに,ドアが開けっ放しになっていると一目でそこにいるかどうかわかると。それで閉まっているところは誰かが入っているんだろうという想定のもとのトイレのほうが私はいいと思ってますので,ですからいないときは空いているという形にしてください。前も学校のトイレでこれを言ったんですが,なかなかこれがだめでですね。必ず外開きの閉めっ放しになってますので,できましたら内開きの開けっ放しと。これが理想的なのかなと。そしてそのときに廊下側から見たときに安否の確認ができるということでございます。これはもう簡単にできると思いますので,お願いしたいと思います。これは要望です。

菱沼委員長)それでは,こども福祉課長には退席していただいて結構です。
 次に「東小学校校舎改築事業について」を議題といたします。
 本件について,執行部から説明を求めます。

教育総務課長)それでは私のほうから東小学校校舎改築事業について,ご説明申し上げます。お手元にご配付しました図面をもとに概要を説明させていただきますが,今回は前回までに説明してきました内容で変更はございませんが,1点学童保育の場所が変わったこと,また前回までに説明できなかった立面図が出来上がりましたので,そのことについてご説明申し上げたいと思います。なお,今回,実施設計前の最終説明となりますので,委員さん皆さんの忌憚のない意見を頂戴したいと思います。
 それでは図面の1ページをお開きいただきたいと思います。東小学校の全体の配置図でございますが,1番は今申し上げました学童保育の施設の予定地であります。当初予定の学童保育施設は,校舎を解体してから学童保育施設の建設をしなければならず,学童保育施設を継続して使用することができないため,学童保育場所の検討を行い現在の場所といたしました。
 続きましてページが飛ぶんですが,図面の6ページをお開き願いたいと思います。立面図であります。今回提出するものでありますが,順番を追ってご説明いたします。18番の校舎等は片流れの屋根にし,メンテナンス料の削減に努めました。19番は庇をできるだけ設け,外壁の汚れや日照負荷の低減に努めた設計といたしました。20番の柱,梁以外の外壁は,金属パネルを主体として維持管理,汚れにくい,再塗装が少ない等の低減を図りました。21番の昇降所上部2階,3階,廊下部分は,透明性の高いガラスを主体にし,外部から学校内の動きがよくわかる開かれた印象の設計といたしました。22番の体育館は,北西側住宅地への日照障害に配慮した変形切妻屋根形状として,日照権にも配慮した設計といたしました。23番の基本構造は,耐久性,剛性が高く,工事中のコンクリート打設が少ない,騒音が少なく工期が短期間で行えるというプレキャストコンクリート構造でございます。24番はメンテナンス用バルコニーを設け,メンテナンス時の費用の削減に努めました。また前回の委員さんからの質問でございますが,太陽光発電のことでございます。太陽光発電は,文部科学省のエコスクール事業に係る支援加算の措置がございます。加算の措置は1平米約3,500円ということでありますが,面積が記載されておりまして,東小学校の場合従来からの面積での補助金が4,400平米の3,500円の3分の1になります。そうすると約514万6,000円。新しく増える部分の面積が1,914平米ございますので,それの平米単価3,500円。新しく増える部分については2分の1が補助ということで334万9,000円,合計850万円が現在の東小学校の補助の限度額になると。今回出しました10キロワット,金額で1,000万円ほどするんですが,1,000万円のうちの850万円は補助金で来ると,それで150万円は一般財源。ただこれを20キロワット,30キロワットにしても補助金は850万円までしか来ませんので,そういう中では経済性を考えて10キロのエコの対策を施したというのが現状でございます。また,芝生の問題に限っては外構の設計時にあわせて検討させていただきたいというふうに考えております。以上で説明を終わります。

菱沼委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

櫻井委員)1点確認したいんですけれども,以前聞き覚えがあるもんですからお聞きしたいんですけれども,東小学校の南側,立派な桜の木があるということで伺ってるんですけれども,これはやっぱり伐採ですか。

教育総務課長)桜の木に限りましては住民説明会のときに,1本,もしくは2本残していただければ伐採も可能だろうということでありますが,桜の木そのものが約50年しかもちません。現在ほかの学校にも桜の木がたくさんあるんですけれども,例を申しますと小桜小学校,桜の木で有名なんですが,中が空洞になりましてかなり危ない状況にありますので,できればあくまで伐採をして新しい桜の木を植えたいというふうに現在考えております。

櫻井委員)ただ今空洞化といいましたけれども,桜の木の実際の管理の仕方ができないからそういうことになるんであって,剪定したときにちゃんとした対処をしておけばそういうことはないはずなんですよね。てんぐ巣病とかいろいろな病気もあるということですけれども。昔から桜切る馬鹿というような話はありますけれども,あれは伝説的な話で現在は技術的にも100年でも150年でもソメイヨシノという桜を生かす方法という技術はあるんですね。ですから下枝を伐採して主木を残せるのであれば,せっかく50年も生かしてある木ですから,残せるものは極力残してあげたほうがいいのかなというふうに思います。どうしても学校工事なんかやりますと,歴史のある木をすべて伐採するというのが公共工事の手段なんですけれども,もうそういう考え方も徐々に改善されてきてますので,石岡でもそういう点は考え直すべきだなと思いますので,その技術というのはありますから。下枝を切って保存できるものであれば,検討できるものであればやっていただきたいというふうに思います。

教育総務課長)今のご意見について,今後外構のときに十分検討させていただきたいと思います。以上です。

菱沼委員長)ほかに発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。
 次に「石岡市小中学校統合計画審議会の開催状況について」を議題といたします。
 本件について,執行部から説明を求めます。

教育総務課長)石岡市小中学校統合計画審議会についてご説明いたします。石岡市小中学校統合計画審議会は設置条例に基づき,今年1月21日に1回目の審議会を開催いたしました。お手元にお配りいたしました石岡市小中学校統合計画審議会委員は,各組織より推薦があった方々20名となっております。第1回審議会では,会長に19番の学識経験者の本多一夫委員が,副会長には7番のPTA連絡協議会の代表である宮崎靖委員が選出され,平成20年12月25日に石岡市教育委員会委員長より石岡市小中学校統合計画審議会会長への諮問書が提出されました。
 諮問の内容については,1つ目,小中学校の適正規模,適正配置について。2つ目,統合の組み合わせについて。3つ目,統合の時期について,の3点が諮問の内容でございます。
 統合審議会の今後の予定でありますが,審議会は1月21日を第1回とし,その後会議を開催しながら3月末日までには諮問内容に対する報告を教育委員会へ提出していただく予定になっております。以上で石岡市小中学校統合計画審議会についての概要と今後の日程についての説明とさせていただきます。

菱沼委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

池田委員)ただ今,審議会の委員のメンバー構成と日程を含めた今後の予定についてご説明いただきました。第1回目の話し合いといいますか,審議の内容も若干もれ聞こえておりますが,今後,会議録ができた時点で委員会に報告あるいは提示をしていただきたいと思います。これは委員長において資料請求したいと思いますが,お取り計らいの程よろしくお願いいたします。

菱沼委員長)今,池田委員から話があった件でございますが,審議会の開催後資料ができた段階で委員会として請求いたしたいと思いますが,これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)資料が整いましたらご提出いただきたいと思います。
 ほかに発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。
 次に,その他の件といたしまして教育委員会事務局より発言を求められておりますので,これを許します。

教育総務課長)私の方から2点ほどご報告させていただきたいと思います。1点は学校施設の耐震化について,お手元に配付いたしました耐震化優先度調査の結果の公表についてでございます。耐震化優先度調査の結果につきましては,石岡市ではこれまで非公開としておりましたが,平成20年6月18日付,地震防災対策措置法の一部改正により耐震診断,耐震化優先度調査を含む結果の公表が義務付けられました。また,平成21年1月7日には茨城県より耐震診断結果の公表の状況調査があり,未公表の市町村は法律に基づき公表するよう指導があり,現在1月中には公表を行いたいと考えております。常任委員会の委員の皆様には事前に内容の説明をさせていただきたいと思います。公表内容につきましては,本日お手元にご配付しました内容を石岡市のホームページで公表したいと考えております。
 具体的な内容でございますが,優先度調査一覧表の一番右の欄を見ていただきますと,優先度ランクが@からDまでの5段階評価で示されております。数値の低い方が耐震性が劣るとされております。今回の調査結果は1次診断の調査結果であり,石岡市では現在さらに進んだ2次診断を実施しているところでございます。3月末までには耐震診断2次診断結果が報告されるわけでありますが,今回公表いたします耐震化優先度ランク@にランクされた学校は,耐震診断を行えばIs値0.3未満の数値が出る可能性があるとされております。耐震診断結果が出ましたら,早急に学校耐震化補強工事計画を作成,財政的に許される補強工事費の算出と耐震対象校18校の年次計画を作成し,耐震診断2次診断結果及び耐震補強工事年次計画を公表しなければならないと考えております。
 2点目は,インフルエンザ予防のための加湿器の購入になります。先週1月22日木曜日の定例教育委員会において,学校医の教育委員さんから,今年のインフルエンザの流行は従来の予防接種もあまり効果がなく,特効薬としてのタミフルによる治療もあまり効果がなく,また亡くなる事態も予想されることから,予防策として学校の教室に加湿器を配備する必要があるとの意見がありました。教育委員会では事の重要性を重く受け止め,学校教育課では各小中学校の欠席状況の把握,教育総務課では加湿器の設置状況を確認いたしました。欠席状況は1月23日現在,児童生徒数6,705人中,欠席者数は349人の欠席率5.2%。うちインフルエンザによる欠席者数136人,欠席率2%であり,風邪をひいている児童生徒においては717人,10.7%に及んでおりました。加湿器の未設置状況につきましては,小学校で19校中12校,小学校では8校中6校でございましたので,未設置の全小中学校の普通教室,特別支援学級,保健室に合計214台を今月末までに配備することにしましたので,ご報告いたします。以上です。

菱沼委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

櫻井委員)参考までにお尋ねをしたいんですけれども,5段階のうちの@はIs値が0.3以下と予想されるということですけれども,この中に出ているDというのは例えばどのくらい予想されるんですか。

教育総務課長)ここにあるすべての学校は,Is値でいけば0.7以下になります。ただ@のランクについては0.3以下が予想されると,ただDという場合には,我々もはっきりはわからないんですが,0.7に近い0.6とかそういう範囲かと考えております。

櫻井委員)どうも以前から担当から伺っている話が,昭和56年以前は間違いなく0.7以下なんだよというふうに伺うんですけれども,温度の関係で強度というのは相当変わると思うんですよ。ですから必ずそうであるということは私はないなと思ってるんです。寒いときと暑いときの強度というのは乾燥度合いによって違いますので,そういう先入観を持っちゃうと相当強度のあるものでも,ありませんよということになるともったいない話になっちゃうと思います。
 あともう1点は特例債事業のことで昨日説明あったんですが,柿岡中学校のことで言いますと約3億の増があったんですけれども,以前から担当の方からお話を伺った中で統廃合を前提にしたときは3億ぐらい余計にかかりますよというふうなことを伺っていました。担当部長と課長で若干ニュアンスの違う説明があったんですけれども,やはり企画と教育委員会の横の連携というか,それをやっぱりきちっとやらなくちゃだめだなと思うんですね。企画は企画で進んでいるなという気がするんです。これはすべてにおいてそういうことを感じますので。今日は教育委員会ということですので,そういった中で企画の独走,お金だけの計算をやっていくようなやり方じゃなく,きちっと連携をとってやっていくべきだと思いますので,その辺はどなたかきちっとした対応をとっていくべきだと思いますよ。たぶん勘違いして1つの情報が独り歩きしてそういうふうな形になっちゃうと思いますので,ですからそういう中で説明のミスというのもありますから,そういうときに判断のミスも起きますので,きちっと横の連携をとっていただきたい。企画がやっているからわからないじゃなくて,そういうことはお願いしたいと思います。

教育次長)今,櫻井委員さんから非常に大事な問題をご提言された次第ですが,今日の新聞等にも報道されましたように,北小学校の特例債事業については耐震化で進むというような方向を教育委員会と,また教育福祉委員会のほうでご承認といいますか,していただいた経過等,そういう案はすぐに企画のほうに持ちまして協議させていただいている次第でございます。来年度あたりから柿岡中学校についても事業化に取り組んでまいりたいというのが今の教育委員会のスタンスでございますので,企画部門,さらに財政部門と連携を図りながら対応してまいりたいと考えております。以上です。

池田委員)インフルエンザの蔓延の防止のために加湿器を214台購入を予定されているということで,非常にいいことだと思います。市内の小学校で学年閉鎖とか学級閉鎖というようにインフルエンザが非常に流行しているような状況がある中で非常にいいことだと思うんですが,購入の予算の裏付けの説明がなかったと思うんですが,どのように予算の手立てをし,あるいは購入予定している加湿器は1台いくらぐらいするものか,お話できる範囲で結構ですので,明らかにしていただければと思います。

教育総務課長)まず予算でありますが,教育総務課で持っています学校の備品の部分であります。例年でありますと,学校の机,イスとかそういう備品関係で持っていましたので,それを使って購入すると。1台いくらかということでありますが,約1万円。確かに加湿器には二,三千円からあるわけですが,定価ベースでいくと1万五,六千円になるかと思うんですが,1台1万円のものを214台購入する予定でございます。

池田委員)予算の裏付けほか,了解をいたしました。このインフルエンザの流行なんですが,タミフル耐性ウィルスの出現とか,もっと言えば新型インフルエンザというのも世界的な規模で危惧されているわけですけれども,具体的に学校の生活の中で風邪の予防を含めた指導というのはどのような指導をされているのか,確認の意味でお伺いしたいと思います。

参事学校教育担当)インフルエンザが先週からかなり急増しました。今お話のように加湿器について教育委員さん方のご提言もありまして措置していただいたわけなんですが,基本的には今,耐性のウィルスが出ているということもありますが,学校としましてはうがいとか手洗いの励行。それから今の加湿器での予防ということ。それから蔓延を防ぐために例えば子供たちを集める学年集会とか,それから全校集会とかの集会活動を避けるとか,それからその実態,学校保健施行規則の20条の中でインフルエンザが発生した場合に4%,7%,15%,20%を超えるとそれぞれ対応の仕方が決まっているわけなんですが,20%を超えた場合には学年閉鎖,学級閉鎖をしなさいということで法律的な位置付けがあります。そういったことを踏まえて学級閉鎖,あるいは学年閉鎖の適切な処置をして蔓延をできるだけ未然に防止するというようなことで取り組んでございます。

久保田委員)耐震診断の結果の中に北小学校の校舎が抜けているようなんですが,これはもうすでに前段で特例債事業のときに調査を入れたから今回の診断結果,公表の中には入れていないんだということでよろしいんでしょうか。

教育総務課長)北小のことでありますが,委員さんご指摘のように特例債で改築という中で,現在18校でやっている耐震診断は終わっております。そういう中で今回の優先度調査に入れておりません。なお補足としまして,今回の優先度調査の中でランクが出されましたけれども,ある程度口頭で北小学校の順番を確認しましたところ,この北小の場合にはAぐらいに該当するだろうというお話でした。

久保田委員)そうしますと,優先度ランクが出てますね。耐震診断も第2次をやっておられると。その中で優先度がつけば当然その優先度にしたがって耐震補強という形になっていくのだろうと思うんですが,その際に,これざっと見ますと,全部を全部一気にやるというわけにはいかないと思うんですね。この柿中なんかは新しく校舎を建てるということで問題ないと思うんですが,城南中が優先度ランクはすべて校舎は@と。それから府中小学校,石岡小学校,石岡中学校の一部校舎,こういったところがランク付けはAになってるんですね。こういうランク付けになっているところを今統廃合という課題もあるわけですね。その統廃合の課題と耐震の課題,これはどういうふうに整合性を保っていこうとされるのか,その辺基本的な考え方をお示し願えればと思うんですが。

教育次長)今,耐震問題と現在お願いしております統合の審議会におきます統合の問題についての整合性をどう図っていくのかということでございますが,先ほど教育総務課長より説明をさせましたが,耐震診断の結果がやはり3月末までに出ます。それ以前に統合計画審議会の答申といいますか,考え方をお願いできればと考えております。あくまでどちらかということになれば,統合を先にお示しして考え方を地域の住民の方々,さらにPTAの方々のご意見を頂戴しながら進めていきたいということでございます。ただ統合につきましては,以前にもご説明させていただきましたように,やはり地域の意見の醸成といいますか,そういうものがなければ取り組めないという状況も発生します。そのような場合には,やはり耐震化ということになっていくのではないかと思いますが,統合というものがまず考えられるのではなかろうかというのが現在の教育委員会事務局としての進め方でございます。以上です。

久保田委員)考え方はわかりました。そうすると参考までに優先度ランク@というものの耐震性,これは大体震度いくつぐらいの場合に倒壊の恐れがあるのか,かなり震度が4とか5で崩れる可能性があるよということであれば,緊急性という問題も含めていかなきゃならないことだろうなと思うんで,ちなみに優先度@にランクされた学校はどのぐらいの震度に耐え得るのかお伺いをしておきたいと思います。

教育総務課長)今のご質問なんですが,そもそも56年以前の建物は震度5までは大丈夫だと,ただ阪神淡路大震災以来,今回頻繁に起きてます震度6,これには耐えられないだろうと。今言われました@のランクにつきましては,昨年テレビでも放映になりましたが,震度6以上ではある程度崩れる恐れがあるだろうと。ただ茨城県石岡市に震度6が来るか,そういう問題もありますが,震度6以上の部分ではある程度崩れる可能性があるというふうに認識しております。

久保田委員)そうしますと震度6以下であれば全壊とかそういう可能性はあまりないという理解でよろしいんでしょうか。

教育総務課長)絶対大丈夫だとは言い切ることはできないんですが,そのための耐震診断でありまして,その当時の基準では震度5,これはクリアできるということで。

久保田委員)一番危惧されるのは東南海沖地震というのか,震度6,これは相当の揺れだよね。石岡の場合にある程度地盤もしっかりしているという中で,震度6以上の地震が発生する可能性,これは誰も予測できないわけ。だけども震度5とか5と6の間とか,そういう地震の可能性というのはあると思うんですよ。結局6までは大丈夫だよというならば,緊急性というものもある程度考慮できる部分もあると思うんだけれども,これがランク付け@の場合にかなり低い震度でも崩壊の恐れがあるよということになると,これは統廃合を併せて議論しているような場合じゃないなという感じをもつんですよ。また父兄だってそういう危ない校舎に自分たちの子供たちを通わせるわけにいかないという議論がこれを公表することによって起きてくると思うんですよ。ですからその辺の,いわゆるこの程度の地震には耐えられるランクなんですよということを市民の皆さん,生徒の親によく説明しておかないと,私のところはランク付けが@だと。危なくてしょうがないんだと。これはすぐにやってもらわなくちゃならないよというような,そういう考え方だって出てくるはずですよ。逆にこれを公表することで混乱を招く可能性だってあるわけで,そのへんきちっと説明する必要はあると思うんですよ。だからその辺内部で公表までに具体に,ランク付け@の場合こういうことで@にしたんだよというような詳細な説明,特に父兄に対する説明,これは必要だろうなと思いますので,その辺のところよろしくお願いしたいと思います。これは要望ですから,内部的に検討してみてください。
 それからインフルエンザの件で,214台というのは,これは加湿器の性能にもよるんでしょうけど,湿度が50%以上じゃないとインフルエンザ予防対策にはならないんだということをテレビか何かで聞いた覚えがあるんですが,加湿器を部屋に1台入れるのか2台入れるのか知りませんが,そういう部屋に対する加湿能力というんでしょうか。その能力について確認をしておきたいと思います。

教育総務課長)能力でございますが,自動的に30%以下になった場合には稼働できるというような自動加湿というもので購入を予定しております。

久保田委員)そうすると30%以下になったときに自動加湿が働くということなんですけれども,ただクーラーでも暖房器具でもそうなんですが,面積に対して50%にあげることが,どれだけの所要時間というか。小さい石油ストーブなどで温度28度にセットしてもずっと燃えっぱなしということがあるわけですよ。ですからその加湿器の能力が部屋に対して,大体同じような教室なわけだから,その教室に対してそれは多少生徒数にもよると思いますが,仮にそれが30%以下になって50%なら50%にセットしたところへどのぐらいの時間で上げることができるのか,その能力みたいなものは検討されたんですか。

教育総務課長)今回購入するものは,1つの教室は70平米からあるんですが,現実的には対応できません。というのは8畳から10畳の対応であります。2台というふうに考えておりましたが,一気に全部の教室でそれが運転しますと,今度は電気設備のほうのアンペアが今度はすべて飛んでしまうだろうという中では,1台で学校が始まる前に運転をしてもらう。また前の席だけじゃなくて後ろの席に持ってきてもらうということで,使い勝手を学校の先生にお願いしながら対応していきたいと考えております。それで小型といえば小型なんですが,ある意味では1日中回りっぱなしになるかと思います。

久保田委員)均一に小中学校に配置するということは1つの方法だとは思うんですが,私思うのは低学年の子供たち,これが一番インフルエンザとか病気に対する抵抗力がないわけですよね。そういう子供たちの部分についてはもうちょっと考慮されてもいいのかなと。要するにインフルエンザといっても有史以来相当の期間人間はインフルエンザにはかかってきているんでタミフルが効かない,何が効かないというのはごく最近の話で,昔は自分の体力というか免疫力というか,そういうもので対応してきているわけで,そういう部分で傾向としては乳幼児というか年齢の低い子供たち,それと高齢者がインフルエンザにかかって亡くなっている確率が多いという部分で,私は小学校関係に優先的に対応すべきなんだろうかと。仮に教室に2台設置することが難しい,またアンペアが対応できないということであれば,小学校1,2年生とか3年生ぐらいまでは2台設置して加湿を50%以上に常に上げられるようなそういう対応もあってしかるべきだなと思いますので,その辺は要望としてお願いしておきます。

菱沼委員長)ほかに発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。
 次に,学校給食課長から発言を求められておりますので,これを許します。

学校給食課長)それでは私のほうから学校給食の炊飯の方法についてご説明を申し上げます。現在,石岡市の給食の炊飯方法につきましては,石岡給食センターは弁当方式,八郷給食センターでは飯缶方式を採用しております。両センターとも市内の業者に委託しております。石岡地区の小中学校は,炊飯後にそれぞれの容器に入れたもの,八郷地区の小中学校は各クラスごとに容器に入れたものを委託業者から各学校に配送する仕組みとなっております。県内の実施状況等を見ますと,44市町村のうち旧市町村で申し上げますと,38市町村が弁当方式,それから10市町村が飯缶方式と,こういう割合でなっております。現在の市町村で弁当方式,飯缶方式は合併後混在しているところが7市町村ございます。また最近は飯缶方式から弁当方式に変えている傾向が見受けられます。
 弁当方式と飯缶方式それぞれの特徴でございますが,弁当方式につきましてはそれぞれの容器,これは弁当箱でございます。一定量のご飯が詰められているものでございます。容器にご飯を詰めてから児童生徒の手元に届くまで開封されないので,衛生管理が十分であるということがいわれております。配膳作業の時間が短くて済むということで,給食あるいはその後の休憩時間,これが十分に取れると。それから飯缶方式に比較して食器洗浄の作業が炊飯業者負担となっておりますため,加工賃の経費が割高になるということになります。概ね10円程度の差がございます。
 次に飯缶方式についてでございますが,飯缶というのは大きなおひつと思っていただければ,そこから一人ひとりご飯をよそうということになります。それから配膳作業に時間がかかると。弁当方式に比べて給食や休憩時間が少ないということがございます。先ほどと同じように弁当方式と比較しますと,加工賃が10円程度安くなるということもございます。こういう相違がございまして,1食あたりの経費は飯缶方式のほうが安くなると,こういうことになります。しかし仮に石岡給食センターで採用しております弁当方式を飯缶方式に移行した場合の経費でございますが,初期設備費用として約1億円強の費用が必要になります。これは米飯用の食器を新たに購入したり,それらのカゴ,それから消毒保管器だとかシステム洗浄機等の買い替えだとか,そういうものが必要になってくるわけでございます。また継続的費用,これは毎年毎年かかってくる費用でございますが,これが年間800万円強の費用が必要になると思われます。これは食器の増量に伴います配送車の増車だとか,人件費の増でございます。このようなことから1食あたりの費用については弁当方式より飯缶方式のほうが高いということになるわけでございます。弁当方式から飯缶方式にした場合の経費等でございます。また,石岡給食センターは文部科学省の助成を受けて整備された給食施設でございます。食器洗浄機についても附帯施設の対象品目の指定を受けております。指定を受けて購入されました財産の処分については,学校給食施設補助交付要領に基づきまして文部科学省の承認が必要になってまいります。また,学校給食に関する補助事業等により取得した財産の処分制限期間例示表の規定によりますれば,食器洗浄機の処分制限期間,これは9年でございます。このようなことから国や県等の関係機関との協議が必要になってくるものと認識をいたしております。
 また,10円の差額についてでございますが,圧縮することができるかどうか。可能であればどの程度まで圧縮ができるのか,関係者と話し合いをいたしております。以上のような事情を考慮しながら今後さらに調査検討をしてまいりたいと,このように考えておる次第でございます。以上でございます。よろしくお願いをいたします。

菱沼委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

川村副委員長)長々とご苦労様でございますけれども,もう途中で馬鹿馬鹿しくなるんですが。なぜ食器が1億円かかるんですか,4,800食ですよ。どういう食器を使うんですか。

〔「そのほかに洗浄機とか」と呼ぶ者あり〕

川村副委員長)いや,今1億円かかるといったでしょ。だって洗浄機というのは丸型のやつはだめなんですか。四角じゃなくちゃだめなんですか。だってお碗だって実際に洗浄してるわけでしょ。丸型のやつを今やっているわけですから,丸型のお茶碗を洗ったって問題ないじゃないですか。ただそれがダブルでかかるだけでしょ。それで今おっしゃっていたように,国と県とかとやらなくちゃならないというけど,コスト削減をするのにあたってこれを返せとかいうはずはないじゃないですか。安くしてコスト削減を図りますよと言ってるんですよ。それがコストが上がっていくなんて私は到底考えられないですね。とりあえずその1億円かかると言ってますが,食器1個がいくらで何個お買いになるのか確認をしたいと思います。

学校給食課長)それではただ今のご質問でございますが,1億円というのは食器ばかりではございません。洗浄機のレーンを現在あるものを廃棄して新たに洗浄レーンを取り替えるということになります。

〔「今のレーンじゃ使えないの」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)暫時休憩します。

− 休 憩 −

菱沼委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

川村副委員長)いろいろとあるかもしれませんので,まず現場を見させていただいて,それから実際に食してみて,お金は払いますので,その辺のところ実際に確認をさせていただいてからもう1度やらせていただければありがたいと思いますので,お願いしたいと思います。

池田委員)ただ今の米飯とちょっと離れるわけですが,過日の新聞報道によりますと,従来の給食費の集金業務は学校側,学校の先生に委ねられていたという現実があったわけですけど,今後県等の指導により集金業務の形態が変わっていくという報道でありました。当市においては今後,どのようにされるのか現在の協議内容とあわせてご報告いただければと思います。

参事学校教育担当)給食費の徴収ということでございますが,平成19年12月に文科省のほうから教職員の業務の軽量化ということでプロジェクトが立ち上げられました。その状況の結果を受けて現在は県のほうまで下りてきているわけなんですが,過日1月22日付で小中学校教員の業務の軽量化についてということで通知をいただきました。そういうこととあわせて具体的に子供たちが,親の状況になりますが給食費が払えない,そういった状況の中で子供たちに負担感を持たせないような形で,どうにか未納の給食費が徴収できないかということで,学校給食課等々と検討を進めていたわけなんですが,その業務の軽量化の趣旨を踏まえて,給食センターのほうでも未納の家庭について学校と連携を図りながら未納の徴収に当たっていくという方向で現在進めております。

池田委員)学校の現場,つまり先生方の仕事量を軽減していただいて,さらに今出たように未納の金額の圧縮と申しますか,そういった2つの効果が表れればいいと思いますので,是非ご協議をいただきましていい方向に進むようにご尽力いただければと思います。以上でございます。

櫻井委員)未納分の収納については,先生の仕事の軽量化ということで今お話が出ているようですけれども,以前保育所の保育料に関して収納率アップに効果を上げているというのは,保育所の先生がその場でやるということによって収納率を上げているんだというようなことをお聞きしたことがあります。ですからその辺からいうと私はどうも違う考えがあって軽量化,軽量化と言っているような気がするんですけれども,それが収納率アップにつながるかというのはちょっと疑問なんですね。あと現在給食費の中でどのくらい滞納している人数,金額について教えていただける範囲で教えていただければありがたいと思います。

学校給食課長)人数については資料を持ってきておりませんが,金額として大体1,100万円程度,これは平成13年度以降でございますが,そのぐらいの金額になるかと思います。

櫻井委員)給食のことですから時効云々の話をしてもしょうがない部分はあるのかなとは思いますけれども,悪質というか,常習というかそういう方がたぶんその中にはいるのかなと。人数的に,件数的に多いんじゃなくて,たぶん1人の人が悪質的に払わないというケースも聞きますので,やはりそういう者に対しての徴収というのは,ある程度厳しくしていかないと,まあ図に乗るといったらおかしいですけれども,その辺は厳しくやっていくべきだと思いますよ。

学校給食課長)滞納整理等についても,状況判断をするためにも実施しております。人数の関係とかございますので,一斉にとはいきませんが,順次していきたいと思います。それからただ今の時効の問題でございますが,正式には1年だか2年だかで時効になるというようなことのようでございます。しかしどこの町村においてもその期間でそれを全部未納にしないという方法で,大体5,6年でその前に納めていただいているのが現状でございます。

教育長)給食費の未納については,非常に課題になっておりますので,櫻井委員がおっしゃったように,軽量化の問題も出てきているわけですが,学校の協力なくしてはできませんので,明日も校長会がありますので,学校も状況を把握しながら,教育的な効果も心配なんですが,こういう時期ですので協力して対応していくように要請してまいりたいと思います。

池田委員)長くなって恐縮ですけれども,その他で1件お伺いをしておきたいと思います。先日,学力テストの公表についてということで私伺ったんですが,それとは離れまして,今般,体力調査の結果が新聞報道でいろいろ言われていると思います。学力テストと同様,個別の学校のことに踏み込みますと,学校の競争を煽るとか,序列化につながるというような危惧があるわけですので,そこは伺いませんけれども,国の平均,県の平均と比べて,本市の児童生徒の体力というのはどのような傾向が読み取れるのか,雑駁で結構ですけれどもご報告をいただければと思います。

参事学校教育担当)体力テストの本市の状況でございますが,今手元に資料がございませんので,細かな数値等についてはお示しすることができませんけれども,概要としましては,茨城県のほうも中学2年生の女子については全国的なレベルで3位に入っていると,そのような状況がありました。そういう状況と県の状況を比べてみますと,概ね県のレベルと同じであるというふうに考えて私のほうは認識しております。ただ同じようにボールスローとか,県が低いものについてはやはり強化をしていかなければいけない。個々の学校の実態,状況もありますので,その状況も踏まえながら,特に現代っ子については体力も低下しているという状況がありますので,中休みであるとか,中学校は部活動等々いろんな機会を捉えて体力の向上に努めていくように指導,支援してまいりたいというふうに考えております。

池田委員)ただ今概要をご説明いただきました。是非,学力と体力というのは切っても切り離せないものでございますし,せっかくの調査がされたわけでありますので,具体な学校名とかは結構でございますので,後ほどどういった傾向が読み取れたのか,資料としていただきたいと思います。

菱沼委員長)ほかに発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で本日の教育福祉委員会を閉会いたします。


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