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議会中継
  


 第5回委員会 (9月8日)
出席委員 川井貞夫委員長,島田久雄副委員長,菱沼定夫委員,磯部延久委員,大和田俊樹委員,塚谷重市委員
市執行部 【生活環境部】
生活環境部長(大野静夫),生活環境部次長(村田寛),市民生活課長(鈴木正治),環境対策課長(田崎徹), 水道課長(桜井正夫)
【経済部】
経済部長(市村章二),経済部次長(上田実),農政課長(松崎守男),商工観光課長(沼田耕)
議会事務局 議事法制課長(佐々木敏夫)


川井委員長)ただ今から,市民経済委員会を開会いたします。
 本日の議題は,今期定例会において当委員会に審査付託されました議案第65号平成20年度石岡市一般会計補正予算(第2号)中,当委員会所管に係る部分,議案第68号平成20年度石岡市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号),議案第73号平成20年度石岡市水道事業会計補正予算(第1号),議案第93号石岡市体験型観光施設朝日里山学校条例を制定することについて,議案第94号基幹水利施設管理事業に関する事務の委託について,以上の議案審査と当委員会所管事務事業についての進捗状況であります。
 次に,審査案件説明のため,委員長において説明員として出席を求めた者の職・氏名は,生活環境部より,部長大野君,次長村田君,市民生活課長鈴木君,環境対策課長田崎君,水道課長桜井君,次に,経済部より,部長市村君,次長上田君,農政課長松崎君,商工観光課長沼田君,以上であります。
 次に,本日の審査でありますが,最初に議案の審査を行ない,次に所管事務事業の進捗状況等の報告,その後,現地調査を実施してまいりたいと思いますので,ご協力のほどよろしくお願いいたします。
 それでは、これより審査に入ります。
 なお,審査上の発言は、挙手によりこれを許します。
 最初に,議案第65号平成20年度石岡市一般会計補正予算(第2号)中,当委員会所管に係る部分を議題といたします。執行部より,補正予算書の掲載順にページを示され,補正予算計上の理由,積算基礎,それをもってどのような効果等を期待するのか,そのような観点から説明求めます。
 なお,前回の委員会におきまして,当委員会に示されました経済部の補助事業が,補正予算に計上されておりませんがそのいきさつ等,併せて説明を願います。

生活環境部長)生活環境部の大野でございます。私の方からは,議案第65号石岡市一般会計補正予算(第2号)中の人件費に関わる部分について説明をさせていただきます。
 人件費につきましては,総務部が一括して管理をしておりますので,詳細にわたる説明は控えさせていただきたいと思いますが,生活環境部の所管で計上いたしましたのは,総務費,総務管理費,こちらは36ページから37ページに載っているところでありますが,8番の市民会館費と9番の交通安全対策費,それから,44・45ページに衛生費,清掃費,1清掃総務費に塵芥処理費がございます。いずれも,今年の4月1日に行なわれました人事異動に伴います予算項目間の補正でございます。職員の人件費につきましては,20年1月1日現在,在職している職員の給与をベースに算出し,当初予算を計上しておりますので,今回の措置となりました。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

経済部長)私の方からも生活環境部長がお話しましたとおり,職員の人件費につきましてご説明いたします。
 ページ数は44・45ページになります。農業総務費,それからページ数,46・47ページの商工総務費,この2点につきまして職員人件費がございます。理由につきましては,生活環境部長の説明と同じように4月1日人事異動に伴います,(款),(項),(目)の補正でございます。よろしくお願いいたします。

農政課長)それでは,先ほど委員長の方からございましたが,前回の市民経済委員会時に説明をいたしました国補事業であります○○○○(会社名)の件でございます。今回,なぜ補正予算の方に計上しなかったのかという理由について,概略ご説明させていただきます。
 前回の市民経済委員会時に,ご説明を申し上げました石岡市三村の○○○○(会社名)が行う予定の国補事業であります資源循環型畜産確立事業の件でございます。
 この事業につきましては,前回の委員会の時点において,計画書案のとおりの事業内容で事業展開を図っていくとのことでしたので,市民経済委員会の委員の皆様方にその概要をご説明申し上げ,9月の定例会に補正予算の提出をさせていただく予定でございました。
 ところが本委員会への説明後におきまして,この事業実施計画書を提出する事前協議というようなことで,県の関係機関であります県庁の畜産課及び県南総合事務所の農業課とで再検証等を行いました。
 その結果,資源循環型の根本的な副産物であります焼却炭を肥料として販売するという計画が本当に需要にあったものなのか。また,事業主体の法人格取得などの課題を含め,焼却炉等の事業内容ついても再検討が必要であるとの指摘がされました。
 その後,事業主体からこれらの検討された計画書が期限内に市の方に提出されなかったため,今回,この事業に係ります補正案につきましては,現時点で補正予算への計上をするべきではないと判断いたしましたので,今回,補正予算措置を行なわなかったということでございます。
 それでは続きまして,議案第65号の一般会計補正予算についてご説明申し上げます。補正予算書の34・35ページをお開き願います。(款)15県支出金,(項)2県補助金,(目)4農林水産業費県補助金,(節)1農業費補助金でございまして,1,816万円の増額補正でございます。
 この内訳でございますが,1点目といたしまして,霞ヶ浦にやさしい農業対策事業の実施に係ります施肥田植機の導入に対する県補助金,1/3以内の補助金ということで,増額補正としまして,35万9千円でございます。次に,2点目としまして,条件整備特別対策事業の実施に係りますコンバイン等の導入に対する県補助金,こちらも同じく1/3以内でございまして,増額補正としまして,80万8千円でございます。3点目としまして,いばらきの園芸産地改革支援事業の実施に係りますバラ園の空調設備工事に対する県補助金,こちらも1/3以内でございまして,453万3千円の増額補正でございます。4点目といたしまして,直接還元解消対策事業の実施に係ります家畜排せつ物処理施設や農業機械等の導入に対する県補助金,こちらは1/2以内でございまして,1,246万円を増額補正とするものでございます。
 以上が,農業費補助金の合計額1,816万円の増額補正の内訳でございます。
 続きまして,(款)15県支出金,(項)2県補助金,(目)4農林水産業費県補助金,(節)2林業費補助金でございまして,470万円の増額補正でございます。
 この補助事業は,平地林をはじめ里山林の除間伐等の作業を実施し,整備・保全を図るというもので,今回,県補助金10/10の分としまして,470万円を増額補正とするものでございます。
 以上が歳入の部の増額補正の内容となってございます。
 続きまして,歳出の部の補正内容について,ご説明をさせていただきます。
 それでは,歳出の部のページ44・45をお開き願います。(款)6農林水産業費,(項)1農業費,(目)4畜産業費,(節)19負担金補助及び交付金でございまして,1,246万円の増額補正でございます。
 この直接還元解消対策事業補助金につきましては,霞ヶ浦における環境負担の一因とされております家畜ふん尿の直接農地還元を解消するため,畜産環境の保全を図る観点から,家畜排せつ物処理施設等の整備を図るという事業でございます。
 今回,これらの施設等の整備としまして,部原堆肥生産組合では,堆肥舎・ばっき槽などの施設の整備を行い,それから「やさとファーム峯」においては,堆肥舎やホイールローダーなどの農業機械等の導入を予定しております。
 これら2つの団体等が実施予定しております総事業費が,2,557万5,900円となっておりまして,その総事業費の1/2以内が県補助金ということで,今回,1,246万円を増額補正とするものでございます。
 同じく(目)7園芸振興費,(節)19負担金補助及び交付金でございまして,453万3千円の増額補正でございます。このいばらきの園芸産地改革支援事業補助金につきましては,県単事業でございまして,原油の高騰に対応するため、既設の重油を使用したハウス加温機に加えまして,新たな電力を使ったヒートポンプ,いわゆる空調設備ということになりますが,そちらの方を整備するものでございます。
 これらを併用することで,栽培コストの低減化を図るとともに,ヒートポンプの除湿機能により病害を低減させ,高品質なバラ生産が可能となり,他産地との競合に勝てる栽培産地の基盤強化が図られるといった事業でございます。今回,空調設備工事として,4,306uを実施するための総事業費1,428万円の内、県補助金1/3以内の453万3千円を増額補正とするものでございます。
 同じく(目)8農政企画費,(節)19負担金補助及び交付金でございまして,5万円の増額補正でございます。この内容でございますが,今般,茨城県が主催する茨城県女性農業士国際農業体験研修事業に,現在,女性農業士として活躍されております石岡市大増在住の高橋美和さんが,この海外派遣研修に参加する者として,適任者であると県知事から認められましたので,市補助金5万円を増額補正とするものでございます。
 続きまして,同じく(目)9水田農業構造改革対策事業,(節)19負担金補助及び交付金でございまして,116万7千円の増額補正でございます。
 この条件整備特別対策事業補助金につきましては,県単事業でございまして,地域の創意工夫を活かした転作作物の大豆の産地化,畑作の代表的な土地利用型作物のソバの推進に必要な機械等の整備を図るという事業でございます。
 今般,高浜地区そば麦転作受託組合におきましては,普通型の汎用コンバイン1台を導入する予定であり,また,片野第二営農集団では,ハイクリブーム消毒機や麦・大豆等の乾燥機の導入を予定しているところでございます。これらの総事業費1,173万5,180円の内,1/3以内の県補助金が380万8千円となりますが,この事業の県補助金を当初予算で,300万円を見込んでおりました関係で,今回は,その不足分としまして80万8千円を増額補正とするものでございます。
 次に,霞ヶ浦にやさしい農業対策事業補助金でございますが,霞ヶ浦の水質浄化に有効な手段である施肥田植機の導入に対して,定額の補助があるという事業でございます。
 現在,片野水稲受託集団と林営農集団が,各1台の8条施肥田植機の導入を予定しております。また,小屋水稲受託集団は,6条施肥田植機1台の導入を予定しております。
 これらの施肥部分の総事業費が,163万8千円でございますので,その内1/3以内の51万9千円が県補助ということになります。
 こちらの事業につきましても,当初予算として県補助金分16万円を見込んでおりましたので,今回はその不足分35万9千円を増額補正とするものでございます。
 続きまして,(款)6農林水産業費,(項)2林業費,(目)1林業振興費,(節)11需用費及び15工事請負費の合計470万円の増額補正でございます。
 この事業は,身近なみどり整備推進事業ということで,県単独の10/10の新規事業でございます。公益的機能を有する平地林や里山林の保全を図り,地域住民にとって快適で豊かな森林環境づくりを推進していくという目的で,間伐や下刈り等の事業を展開するものでございまして,今回,その総事業費470万円を増額補正とするものでございます。
 その内訳としましては,間伐実施工事費としまして459万円の増額補正,それから需用費としまして,文具用紙代やプリンタートナーなど,その他消耗品費としまして11万円の増額補正となってございます。
 以上が,今9月定例会へ提出しております農政課に係ります補正予算の概要でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

商工観光課長)続きまして,議案第65号平成20年度石岡市一般会計補正予算(第2号)中,商工観光課に係る部分を説明いたします。
 ページとしまして,34・35をお開き下さい。歳入の部分でございます。13使用料及び手数料の6商工使用料で,石岡市体験型観光施設朝日里山学校の施設使用料でございます。
 施設の見込みとして,今までやさと農業協同組合やつくばね森林組合等が様々な体験を行っております。そいうなかで,里山学校の使用料の算出につきましては,これらの前年度の使用実績を参考にしまして積算しております。
 年間見込みとしまして,2,600名ということで,これの5か月分,11月からということで5か月分を見込んでおります。大人433名,小人650名,これらの使用料,あとで、議案第93号の石岡市体験型観光施設朝日里山学校の使用料一覧のなかでご説明いたしたいと思いますが,そちらの大人100円,小人50円を基に算出してございます。それらに,人数の見込みをかけまして,使用料の額としまして,75,000円を計上しているところでございます。
 いずれにしましても,今年度ははじめということでもありますので,来年に向けた体験メニューの体制づくり,また,募集等のピーアール,こちらが今年度の主な内容となってくるかと思います。
 次に歳出でございます。ページとしまして,46・47をお開き願います。(款)7商工費,(項)1商工費,(目)4観光事業費の観光対策経費,臨時雇人賃金の補正となります。
 今年4月に欠員が生じております。こちらのなかで,課内の流動体制を取り入れながら対応してきたところでございますが,より円滑な業務態勢をつくるため,臨時職員2名を雇用したいということで計上させていただきました。
 10月から3月までの6か月間として,107万円を補正しているところでございます。
 配置につきましては,支所,本庁,それぞれ調整しながら,これから決めていきたいというふうに考えております。
 商工観光課に係る部分は,以上でございます。よろしくご審議お願いいたします。

川井委員長)以上で説明は終わりました。
 なお,議案第93号石岡市体験型観光施設朝日里山学校条例を制定することについては、補正予算と関連いたしますので,併せて議題といたしてまいりますのでよろしくお願いいたします。
 執行部におかれましては,引き続き議案第93号の説明をお願いします。

商工観光課長)続きまして,議案第93号石岡市体験型観光施設朝日里山学校条例を制定することについて説明いたします。
 本件につきましては,地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。提案理由としまして,平成20年11月から石岡市体験型観光施設朝日里山学校を開設するためでございます。
 条例の内容でございます。
 まず,条例の名称としまして,石岡市体験型観光施設朝日里山学校条例でございます。
 次に,第1条の設置でございます。こちらにつきましては,都市住民との交流促進等による地域活性化を図るということでございます。
 第2条におきまして,施設の名称でございます。「石岡市体験型観光施設朝日里山学校」でございます。
 第3条,利用時間でございます。こちらにつきましては,午前9時から午後5時ということです。近くの観光施設であります茨城県フラワーパーク,常陸風土記の丘,あとすぐわきにあります体育施設の朝日スポーツ,こちらの利用時間に合わせまして,午前9時から午後5時としているところでございます。
 次に,第4条,休業日につきまして(1)月曜日,(2)の12月28日から1月2日,こちらも茨城県フラワーパーク,常陸風土記の丘と同じにしてございます。
 第5条,利用の許可でございます。こちらにつきましては,市長の許可を受けて利用をするというような形でございます。
 次の第6条,第7条,第8条につきましては,公共施設における一般的な制約の事項が記されております。
 第9条,使用料の納入でございます。こちらにつきましては,「利用者は,市長に次に掲げる使用料を納めなければならない」ということで,但し書きにおいて「休憩又は観光等で一時的に利用する場合は,無料とする」としております。観光案内等に伺った,或いは休息で来た方は無料という形でございます。(1)は,体験学習として施設を利用する場合は,別表第1に定める額ということにしております。(2)の方で,体験学習以外で施設を利用する場合,何かの会議とかそういう部分で使う場合ですが,別表第2に定める額としております。
 別表の方をお開き願いたいと思います。別表第1,9条関係でございます。こちらにつきましては,「小人1人1日につき50円」,「大人1人1日につき100円」ということで,施設の使用料を取るという形でございます。別表第2につきましては,午前9時から午後5時,午前中につきましては2,000円,午後につきましては2,600円,全日の場合は4,600円という形で徴収するということにしてございます。
 10条につきましては,使用料の減免の規定が設けてございます。
 11条が使用料の返還,12条が賠償,13条が市の免責という形で,一般的な市の規定のなかの条項を運用してございます。
 14条,指定管理者による管理ということで,これから当面,直営で行なうということになっておりますが,指定管理に移行したいという考えがございます。こちらにつきまして,14条で「指定管理よる施設の管理を行わせることができる」ということで,指定管理の規定を設けてございます。
 最後に15条で,「この条例の施行に関し必要な事項は,規則で定める」ということで,以下規則という形になってございます。
 以上でございます。

川井委員長)以上で説明は終わりました。
 これより,議案第65号及び議案第93号に対する質疑を行ないます。

磯部委員)この里山学校条例の制定についてですが,条例制定は地方自治法のもとに制定するわけでございますが,若干,内容的なことでお尋ねさせていただきます。
 まず,第1点目で,「都市住民との交流促進等による地域活性化を図る」ということでありますが,このことに対して地元の方々とは,こういう問題について,どういうコンタクトを取って,話し合っておられるのかお伺いします。
 それから,施設の利用時間,これも午前9時から午後5時までとなっております。この前,議案質疑における答弁のなかで,別表第2の利用料ということで,具体的に会議等,地元等の会議にも利用していただくといったような答弁があったと思います。その場合,恐らく会議は,午前9時から午後5時までにやるといったようなことは少ないと思います。この営業時間の午後5時までという当りの問題はいかがなものかと思います。
 それから,全般的に第4条,この施設の休業日の件ですが,大体こういう施設というのは一般的に休業というのは設けないで,交代で最大に有効活用するために休みを取ってもらってやるという形が多いわけですが,その辺の対応がいかがなものか。
 それから,第9条の使用料,これも本会議の議案質疑で質問があったわけですが,この50円,100円,それから時間割で使用料が出ておりますが,その辺について,例えば石岡市に在住されている方と市外,県外,いわゆる市に在住していない方との差異はつけないのかどうかお伺いします。一般的には,地元に住んでいる方には,いろいろと特典があって,使用料が安いとかありますが,この辺の取扱いはどうなのかということです。
 それから,14条,指定管理者による管理を来年4月から行いたいということですが,その場合に,指定管理者に対するシミュレーションは,どのように検討されてきているのかお伺いします。例えば,経費の算出基準のあり方,管理料及び赤字が出たときの対応,施設の補修点検などのメンテナンス等の対応,こういったものについて,現在,考えがあるのかどうか,この条例制定に絡めてお伺いいたします。

商工観光課長)朝日里山学校の条例に関してでございますが,第1点目の地域の方々とのコンタクトというようなことでございます。こちらにつきましては,利活用検討委員会,或いはワーキングのなかで,地元の区長さんでございますが,一緒に旧朝日小学校をどういうふうに活用していくかということで,いろいろと話をしてきたところでございます。そういうなかで,この名称につきましても,地元の方から募集をしまして,64点かと思いますが,そういうような名称の公募がありまして,そのなかで,こういう名称に決まってきたという経緯でございます。
 これからにつきましても,どのような体験メニューをやるかというようなことを,今,検討をしているところでございます。そういうなかで地元の方,或いは団体等との個別の集まりを持ちまして,さまざまな体験メニューをどういう形でやっていくかということを詰めていきたいというところでございます。
 次に,第3条の午前9時から午後5時ということでございます。実際,午前9時から午後10時とか,そういった話になってきても体験メニューがない場合も詰めていなければならないという状況になってきます。午前9時から午後5時を原則としまして,体験メニュー等,或いは施設の会議等があった場合は,後段の部分で「ただし,市長が必要と認めるときは,これを変更することができる」というなかで,状況に合わせ対応していきたいというふうに考えてございます。
 次に,第4条の休業日でございます。こちらにつきましては,年間通してやるということになりますと,かなりの交代要員も必要になってくるという形になってきます。そういうなかで,1日だけ月曜日を休業日としまして,その間のなかでやりくりをして休んでいただくというような形です。2日間をやりくりするというのは,人員的にもかなり増やさなければならないということも出てまいりますので,その辺を配慮しまして,月曜日を休業としたところでございます。
 第9条の使用料でございます。市内の住民の方への特典というようなことでございますが,こちらにつきまして,使用料は現在のところ一律で考えてございます。こちらにつきましては,100円,50円というように,公民館での使用料等を基に出しております。そういうなかで,同じような形で定額でございますが,同額でお願いしたいというようなところでございます。
 次に,第14条関係の指定管理者でございます。こちらの収入としましては施設使用料,こちらは現時点で市に入るような部分でございます。もう一つが,体験メニューでの収入というものがございます。こちらにつきましては,それぞれの体験に人件費を含んだなかで体験費を設定しますので,そちらにつきましての体験を指導する,そういう部分は体験メニューのなかの料金に入ってきますので,直接,市の運用のなかには入ってこない形になります。
 ただ,観光案内とか,先ほど言われましたメンテナンスとか管理ですが,こちらには直接体験メニューではございませんので,当然,その人件費等は必要になってくると考えており ます。そういう収入にならない部分,こちらにつきましては,どのくらい施設使用料の部分が浮くかというのは,まだ,1年ぐらいやってこないと,実際のところ見えてこないのかなというふうに考えてございます。そういうなかで,どのくらいかかる施設なのかという部分で,まだ正確な数字というものは出してございません。
 以上でございます。

磯部委員)ありがとうございました。ただ,条例制定は条例制定としてしかるべきですが,先ほど市長が認めた場合は,時間の延長もあり得るということでしたが,そういう場合の使用料の問題であるとか,きちっとした条例を制定しておかないと,後で不都合が生じてくるケースが今までも間々あったわけですね。ですから,そういう面では,ここに事細かに記載していただきたいとは申しませんが,そういう検討は十二分にやっていかなければならないのかなということを心配いたしましてお聞きしたわけです。
 それは,この施設の経営内容の問題があると思うんですよ。恐らく,この施設は間違いなく,当面は赤字覚悟でスタートされると思います。そういう面からいくと,やはり,何としても赤字面を少なくするためには,どういう事業を推進していくか,そういうことも含めた検討を重ねていっていただかないと難しいのではないかという気がするわけです。
 この条例をみましても,里山学校のメーンの事業は何をやるのか,それがさっぱり見えてこないわけですよね。体験学習とかをやっていくわけですが,それがどこにも表れていないわけです。
 しかしながら,これはスタートする以上は,そういうことも含めた内容の検討を進めていただければと思います。
 次に移ります。先ほど農政課長から,つくばファームが9月に補正をするということで進めてきたことを取りやめたという説明がありました。その原因は,分かり易く言えば計画がずさんだったということでしょう。これ。出してきたものが。
 しかし,そういうものを簡単に見て,補正を計上しようとするところに要因があるのではないかと思います。計画書がずさんということについては,内容の検討をきちっとしていけば,こういう問題はどうなのかといった問題点を言及したなかで,それでこうであるならば万全だということで,それでは補正を組んで,事業をやっていただくということであればいいと思います。その辺が,ちょっとね,補正を出すという説明をしておきながら,相手方が出してきた計画書がずさんであるから,補正を一旦取りやめ,12月に再度提出するというようなところに基準の甘さといいますか,そういう問題があると思います。
 これは,結局,具体的に言っていただくとどういうことなんですか。この事業,計画,立案,計画書そのもの,市はノータッチですよね。出てきたものに対する検討をし,補正を出すということですよね。その辺のところ,ご説明いただきたいと思います。

経済部長)ただ今の○○○○(会社名)の件に関しましては,確かに計画がはっきり言いましてずさんであったということは現実だと思います。そのなかで,県の方とも事業主体とも話をしまして,8月の末,補正の締切日までには「計画書を挙げなさいよ」ということで指示をしております。
 その計画書を見たなかで,最初に出されました計画書,これでだいじょうぶかなという考えもあったんですが,その当初に出されました計画書によりまして,皆様方にご説明をした経緯がございます。その計画書によりまして,どういうものかを見たなかで,やはり判断を下すのが適切な処置だろうということもございまして,最終的に8月6日,正副議長への内示の前,前日になると思いますが,その日までにその計画書の内容を再度詰めたなかで,市長もまだ見てございませんので,見たいということでお話をしましたところ挙がってこなかったということでございます。当初の計画を変えたいという話がありました。その変えるものは,最終8月6日ですよという通達をしていたんですが,その変更関係に関しては出てこなかったということで,補正に出すまでに至らなかったといいますか,皆様方にご報告をして大変申し訳ございませんが,詰めができなかったというのが現状です。
 その辺につきまして,県の農業課とも詰めましたが,現実的には県の方で,国補事業ということで市の負担は確かにございません。ただ,市としての責任はあります。そういうことで,県の方へ市としての説明責任と管理責任,これについての話をいたしまして,今回の補正の計上をしないという結論に至ったわけです。
 再度,それまでには,県と事業主体とは,中味について煮詰めていたという経緯はございますが,市の職員もその会議には何回か入ってございますが,やはり,施設的にこれが確実に有効だというものが,まだ見えていない施設という状況でございます。そういうことから言いまして,やはり,なかなか結論が出ない施設であったんでは,やってだめだったということはできませんので,今回取りやめたという経緯がございます。
 それで,最終的に,今詰めているなかで,12月の補正には挙げたいということで,今煮詰めまして,ほぼ形が決定されまして,計画書がやっと今日出てきたという状況でございます。

磯部委員)ありがとうございました。補助事業でありますので,当市の持ち出しはないと言え,11億からの事業になるわけです。そうしますと,当市の職員も何人かは場合によっては張り付かなければならないという状況もあるわけです。こういう補助事業に対して,やはり,人件費なり事務費の石岡市に入ってくる要求,こういうものも,当然してしかるべきです。石岡市からは,持ち出せないんだからと。
 それから,先ほど部長が言われましたように管理責任の問題とか,そういうものも,今後,絡んできますので,ぜひともそういう内容の検討は厳格にやってもらって,下げたり出したりすることのないようによろしくお願いしたいと思います。
 以上です。

塚谷委員長)先ほど磯部委員も話がありましたが,朝日里山学校の条例制定についてですが,一般質問,議案質疑のなかでも大分議論されたわけですが,そのなかで別表の使用料の部分についてお伺いします。これは,地域の皆さんから,そういう名前をつけるという形で,地域から盛り上がったということになっているわけです。
 そこで,先ほど地域の皆さんが使用する場合の使用料,別表第2ですが,これではちょっと分りづらい面があります。別表第1の方は,備考として大人はこういうことです。小人はこういうことですと書いてあるわけです。
 この別表第2について,議案質疑のなかで地元の方が使う場合はどうするのかという質問に,無料にしますといったような答弁があったと思います。そういう部分,或いは先ほど磯部委員からもあったように,地域で使う場合,この時間帯ではちょっと使えないといった状況もある。また,子供たちが夏休みとかに利用する場合には,子供会などで借りる際の使用料の基準というものも,ある程度細かく規定しておいた方がいいのではないかと思います。
 その辺のことについて,どのような考えがあるのかお尋ねいたします。

商工観光課長)朝日里山学校の使用料の部分でございますが,検討委員会のなかでも,そういう話が出ておりまして,何とか地元として使う場合,個人的な場合は別ですが,地域として使う場合,減免できないのかということ,こちらにつきましては,10条のなかの使用料の減免というなかで対応していきたいと地元の方にお話してございます。
 それから,使用料の子供たち,地元で夏休み使うとか,地元で夜に使いたいというようなこともあろうか思います。そういうような場合には,臨機応変にある程度は対応していきたいと考えております。そういうなかで,条例には載せられませんが,運用の規定みたいなものをつくりまして,そのなかできちんとして行きたいと考えてはございます。

塚谷委員)こういう立ち上げの場合には,地元の皆さんの感情的なものを見ながらやっていかないと難しいと思います。そういう意見もあるということですので,そういうことを踏まえてやっていっていただきたいと思います。
 それから,商工観光課長に別の件でお伺いします。これもこの前の議案質疑のなかでありましたが,観光対策費のなかの臨時職員の問題です。観光課においては,商工観光課,八郷総合支所,或いはこちらの経済部のなかで,現在,流動的な体制でやっているということです。そういうなかで,今回,臨時職員2名を入れるということです。そして,10月から3月までの6か月間だということですが,どういうことで10月から3月までなのかお伺いします。実際,観光的なことをやった場合,暇なシーズンだと思いますが,そういうなかで10月から3月までということなんですが,臨時職員を入れることはかまいませんが,市長が言っているように,今後,石岡市を観光振興のまちにするんだということになれば,八郷総合支所に商工観光課の職員が,ある程度いないと観光対策が成り立たないということは,担当の課長も分っているわけです。今後,あの部署を充実したものにするように努力してもらいたいと思います。
 ですから,10月から3月までにしたことはどういうことなのか。また,どういう業務に携わってもらうのかお伺いします。

商工観光課長)臨時職員のことですが,こちらにつきましては,本庁の方で4月に職員の欠員が生じてしまったという事態がございまして,10月からずっとイベント等が開催されます。そういう部分でも,なかに職員がいなくなるという事態も考えられますので,そういう部分で,ある程度対応していきたいということでございます。
 支所の人員ということでございますが,限られた人員でございます。そういうなかで,現時点では臨時職員2名予定してございますが,ある程度流動体制を取りながら,今年度は対応していかなければならないと,現時点で新たな職員の配置ということが考えられないというなかでは,最低限,臨時職員で対応せざるを得ないのかなという形で考えているところでございます。

経済部長)ただ今の件について,補足させていただきます。どういう形で,今,委員さんが支所のというか,いろいろうさわが立っていることを聞いております。臨時職員の配置については,まだ決定はされてはおりません。この議会終了後,補正予算が可決になりましたならば,その人員体制を今から支所と協議する形になるかと思います。
 ただ,支所の対応について,マイナスにならないようにということでございますが,そういう考えのなかで,今後やっていきたいと考えております。
 臨時職員は,3月までということでありますが,議案質疑のなかでもお答えしましたように,4月からは総合支所の方へ職員の抜けた分,これについても,やはり増員の要望をしていきたいということで考えております。

島田副委員長)朝日里山学校の使用料についてお尋ねします。第9条において,別表第1と第2に使用料が示されているわけです。
 まず,別表第2において,午前が2,000円,午後2,600円,全日が4,600円とありますが,これは全施設を使用したときの料金なのか。また,施設の一部分を使用した場合,その時も同じ料金なのかお伺いします。
 また,別表第1の体験学習の使用料については,小人50円,大人100円ということを,650人と433人と見込んでいるという説明がありましたが,その使用料が全然計上されていないということは,これは一応作ったけれども,殆ど使用料をいただけないような方々が使うのかなと思いますが,その辺のところをお聞きしたいと思います。

商工観光課長)第9条関係の別表第2ですが,こちらにつきましては小学校ですので,教室ごとになっております。その1教室ということでございます。
 それから,使用料でございますが,今年度ははじめということでありまして,かなり低い教室での使用料を計上してございます。
 第2表の教室ごとということについては,まだ,きちんとしたもの,どういうような形でというものが,計画を作っている段階ですので,現時点で載せられなかったということでございます。使用があれば,収入としてみていくことになります。

経済部長)この使用料関係よりも,まずは体験メニュー,これをオープンまでには確実なものにしていかなければならないということがございます。そのなかで,この委員会のなかには,今後,随時報告をさせて戴くということになるかと思いますのでよろしくお願いいたします。

島田副委員長)それから,もう一つですが,下に体育館がございます。今度,補助事業で改修して使う朝日小学校の跡地,それと体育館はセットでは全然考えていないのか。まるっきり別のものとして考えているのか。その辺もお聞きしたいと思います。

商工観光課長)朝日スポーツ施設の体育館でございますが,条例的に設置管理条例が別でございます。所管も別という形になります。原則的には別扱いでございますが,同一敷地内にあるということで,そちらの住民サービスのなかで,受付とか日常的な見回り管理,そういったものは朝日里山学校の方でできるのかなというふうに考えてございます。これにつきましては,所管課の方とさらに詰めていきたいと考えてございます。

島田副委員長)里山学校の方は,それで了解いたしました。
 それから,お願いがあります。霞ヶ浦にやさしい農業対策事業補助金ということで,施肥田植機に補助が出ています。これが,今の肥料等の高騰,だいたい6割から高いものでは倍になっているというような状況のなかで,施肥田植機は,だいたい既存の施肥方法の6割ぐらいで同じ作型ができるということです。当然,霞ヶ浦へは流れて行きませんし,結局,水稲そのものが吸うということで,肥料の高騰と環境面で大変有効な手段だと思います。こういうことを,ぜひ農政課としてどんどん進めていってもらいたいと思います。
 この霞ヶ浦にやさしい農業対策だけではなくて,肥料の高騰対策という部分も説明に入れて進めていくべきだと思いますので,よろしくお願いいたします。

川井委員長)ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)ないようですので,以上で議案第63号及び議案第93号に対する質疑を終結いたします。
 次に,本案に対する討論に入ります。
 討論は挙手により,これを許します。
 討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)討論なしと認め,以上で討論を終結いたします。
 次に,採決に入ります。
 議案第65号平成20年度石岡市一般会計補正予算(第2号)中,当委員会所管に係る部分及び議案93号石岡市体験型観光施設朝日里山学校条例を制定することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,原案のとおり,可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第68号平成20年度石岡市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 最初に,執行部より,今回補正予算の計上の理由,その内容,積算基礎,期待される効果等説明を求めます。

環境対策課長)それでは,議案第68号石岡市簡易水道事業特別会計補正予算について説明させていただきます。
 補正予算書の方ですが,まず88ページの方に歳入としまして繰越金,4月の出納閉鎖期間で133万9千円を計上しまして,歳入の計が134万円ということでございます。
 次のページ,90ページになりますが歳出の方でございます。歳出の方につきましては,1行目の方が職員人件費ということになってございます。こちらにつきましては,先ほど部長の方から説明した内容のとおりでございます。
 2行目に,水道施設整備事業ということで,管補修工事131万6千円,こちらの方の予算計上をお願いしているところでございます。
 この内容は,三村簡易水道事業における工事請負費の増額を要求するものでございます。
 三村簡易水道事業につきましては,公道の下の給水管から漏水が判明した場合,その漏水箇所の補修工事を実施することによりまして,給水の確保を図っております。本年度につきましては,当初予算で90万8千円の予算措置をしておりましたが,6月に漏水箇所の工事で13万2千円,7月の漏水工事に52万5千円を執行し,合計で65万7千円の工事費を執行した結果,残額が25万1千円となってしまいました。
 今後,漏水箇所の補修工事及び道路復旧工事等に対応できない状況が発生することが見込まれますので,工事請負費の増額について補正予算を要求するものでございます。
 三村簡易水道につきましては,給水管の老朽化に伴う漏水が,今後も発生することが予測されます。7月までに実施しました工事費の平均額である32万9千円,その4件分程度を要求させていただきます。この4件につきましては,今後,9月〜3月までの7か月間の漏水工事の発生を見込んで,今回の補正予算をお願いしているものでございます。
 工事内容としましては,給水管の工事,それから公道の舗装本復旧工事,諸経費等ということになります。
 以上でございます。

川井委員長)以上で説明は終わりました。
 これより,本案に対する質疑を行ないます。
 発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)ないようですので,以上で本案に対する質疑を終結いたします。
 次に,本案に対する討論に入ります。
 討論は挙手により,これを許します。
 討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)討論なしと認め,以上で討論を終結いたします。
 次に,採決に入ります。
 議案第68号平成20年度石岡市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,原案のとおり,可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第73号平成20年度石岡市水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 執行部より,本案の説明を求めます。

水道課長)前段で部長が申しましたが,人件費に伴う補正減でございます。当初,10名で予定していたものが,現在8名ということで1名減となりまして,1名は湖北水道より派遣ということで2名が減になりました。その補正でございます。
 補正予算書の141ページをお願いしたいと思います。そこに,給与費明細書がありますが,給料で856万3千円の減,手当が460万8千円減ということで各出ておりますが,手当の内訳のうち,時間外勤務手当が150万円増額となっております。それから,管理職員特別勤務手当20万円が増額ということで,合計で1,532万6千円の減となっております。
 今回の手当の増額につきましては,今回の渇水対策によります職員の超過勤務と管理職員の手当の増額を要求しております。
 以上でございます。

川井委員長)以上で説明は終わりました。
 これより,本案に対する質疑を行ないます。
 発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)ないようですので,以上で本案に対する質疑を終結いたします。
 次に,本案に対する討論に入ります。
 討論は挙手により,これを許します。
 討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)討論なしと認め,以上で討論を終結いたします。
 次に,採決に入ります。
 議案第73号平成20年度石岡市水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,原案のとおり,可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第94号基幹水利施設管理事業に関する事務の委託についてを議題といたします。
 最初に,執行部より本案の説明を求めます。

農政課長)それでは,議案第94号基幹水利施設管理事業に関する事務の委託についてのご説明をさせていただきます。
 本議案の提案理由でございますが,本事業につきましては,霞ヶ浦用水土地改良区基幹水利施設管理強化計画に基づきまして,関係13市町が共同で公共,公益的な機能が高い基幹水利施設の管理事業を行うものでありまして,その事務を代表市町である下妻市に委託することによりまして,事務の効率化,経費の削減を図るとともに農業用水の安定,農村地域の防災,環境保全等の機能を強化した管理事業を実施するため,別記の規約等につきまして,今回,議会の議決を求めるものでございます。

川井委員長)以上で説明は終わりました。
 これより,本案に対する質疑を行ないます。
 発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)ないようですので,以上で本案に対する質疑を終結いたします。
 次に,本案に対する討論に入ります。
 討論は挙手により,これを許します。
 討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)討論なしと認め,以上で討論を終結いたします。
 次に,採決に入ります。
 議案第94号基幹水利施設管理事業に関する事務の委託についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,原案のとおり,可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,今期定例会において,当委員会に審査付託されました議案の審査を終結いたします。
 この際,お諮りいたします。
 ただ今,審査いたしました議案の審査の結果の報告については,委員長に一任願いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,所管事務の進捗状況の報告を求めたいと思います。
 最初に,市民協働条例の策定に向けた取り組み状況を報告願います。

市民生活課長)市民との協働まちづくり条例の策定の取り組み状況について,ご報告いたします。
 石岡市第1次総合計画において,市民と行政との協働が位置付けされております。「限られた財源で,効果的な施策や行政サービスを行うため,市民がそれらの計画・実施・検証へ参画できるシステムづくりを目指します。それらを実効性のあるものとするため,まちづくり条例等の制定を推進するとともに,市民と行政の情報の共有を一層進めていきます」と明記されております。それを踏まえまして市民との協働まちづくり条例制定に向けた作業に本年度から着手いたしました。
 市民との協働まちづくり条例制定委員会要綱を平成20年4月1日に制定いたしまして,これまでに委員の人選作業に入り委員の人選について既に決定しております。条例制定委員会要綱に基づき15名の方に委員を委嘱予定でございます。
 委員の内訳といたしましては,市民から公募した委員2名,学識経験者2名,NPOまたはボランティア活動団体の代表者が3名,各種団体の代表者8名で計15名でございます。
 これから,条例制定委員会におきまして,市民との協働まちづくり条例の制定について,ご提案・ご審議をお願いいたしまして,市民と行政がより良いパートナーシップを築き,協働によるまちづくりを目指し,条例制定に向けて委員会を開催してまいります。
 条例制定の今後のスケジュールにつきましては,すでにワーキングチームを設置しまして,市民との協働の現状・事例などの調査に入りました。
 協働まちづくり条例制定委員会につきましては,早い時期に第1回の委員会を開催してまいりたいと考えております。本年度は5回ほどの開催を予定しております。21年度につきましては,パブリックコメントなどを含めまして7回程度の開催を予定しております。
 今後のスケジュールでございますが,20年度・21年度の2か年計画で21年の12月定例会に条例議案を提案することを目標に進めてまいります。
 
川井委員長)以上で,説明は終わりました。
 ただ今の説明について,ご意見等はございませんか。

島田副委員長)協働のまちづくり条例ということで,我々市民経済委員会で先進地の視察研修をしてきたわけです。この条例については,どこの自治体においても作っていると,早いところではすでにできている状況にあるわけです。この状況のなかで,市民による協働のまちづくりの視点というものをどういうところに置くのか,行政ペースのものなのか,それとも市民の目線で考えてつくるのかお伺いしたいと思います。
 その辺が,この事業の大きな分かれ目といきますか,他の自治体でも作っているから石岡市でも作るよというのではなく,その考え方によって,この事業がどういうふうに動いていくかということにつながってまいります。今,大変な財政危機の状況において,市民の方々の力添えを得たいと,協力をいただきたいというなかで作るものだと思っています。
 そういうなかで,行政ペースで作るのか,それとも市民の目線で作るのかということが,この条例制定で一番難しいことであるわけですので,当市では,これから策定作業が始まるわけですが,その前段としてどのような考えを持っているのかお聞きしたいと思います。

市民生活課長)確かに島田委員さんがご指摘のとおり,市民提案型とか行政主導型とか,いろいろパターンがあろうかと思いますが,今のところ市として,このような方向というものは,まだ持ってはおりませんが,今後,第1回目の委員会におきまして,どのような形とか基本的なことを,いろいろご検討やご提言をいただきながら進めてまいりたいと考えております。

磯部委員)ただ1点だけ,この市民との協働によるまちづくり,非常に聞こえはいいんですよね。ところが,当市の場合,委員会とか検討会とか,そういうものばかりを立ち上げて,理想論,絵に描いた餅のようなものを作り上げてきて,市民との協働によるまちづくりとはなんなの。市民ができるものは,どんどんやっていただく。こういうことから,入っていかないとね。この検討会も公募が2名で,NPOであるとか学識経験者とかということですが,この学識経験者も地元の在住している方ならいいですけれどもね。
 ところが,何々大学の教授とか,そういう人は理想論だけを述べるだけでだめなんですよ。ですから,そういう面は,委員会のなかでも十二分に検討していただいて,理想論や絵に描いた餅ではない,市民の方にも協働のなかで何をやっていただくか,そういうことを大いに議論をしていただいて進めていかれることを要望しておきます。

川井委員長)ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)発言なしと認め,本件については終了いたします。
 次に,川又地区土砂埋立て箇所における水質調査についてを議題といたします。
 執行部より,調査結果の報告を求めます。
 さらに,今後の対応について,その方向性をお示し願いたいと思います。

環境対策課長)それでは,川又地区の土砂の埋立ての対応についてでございます。
 まず,水質調査について,ご報告いたします。本年度の水質調査につきましては,第1回目を4月に実施したしました。検査の結果,有害物質は検出されませんでした。その際,地元区長から,水の採取場所を,土砂が堆積している上流部分で願いたいとの要請がありましたので,今回の第2回目は,7月16日に地区の方々の立ち会いの下,土砂の下層部近辺から染み出ている部分から水を採取いたしました。
 その水質の分析の結果は8月中旬判明しました。水質汚濁防止法に基づく有害物質でございますカドミウム,有機燐,シアン,鉛,六価クロムなどは検出されませんでした。その他の項目について,恋瀬川の数値と比較しますと窒素の値がやや高めの値でした。
 水を採取した付近には一部生活排水も流入するので,その影響で窒素の値が高くなったものと考えられます。この結果については,地元の区長などに報告してございます。
 また,地元より土壌の調査についても,本年度1回実施してほしい旨の要望がありますので,地元から要望のあった調査実施要望箇所について本年度中に実施いたします。
 ご参考までに報告させていただきますが,今月1日議会における川又地区の答弁に関しまして,新聞により「石岡市は土砂運搬業者を告発することも検討している」旨の報道が2日になされました。同日,午前,該当業者でございます(株)ショウエイの代表者より,私あてに連絡がございました。内容的には,本月中に来庁して,善後策を提案したい旨の申出がありましたが,現在までの経緯もありますので,100%信頼するというわけにはいきませんので,十分対応していきたいと考えております。
 この電話連絡につきましては,川又地区に対する市の取り組む方針が報道された成果の一部かなと考えてございます。
 もし,接触できた場合ですが,原状回復について厳しく指導したいというふうに考えてございます。
 それから,先ほど委員長の方から今後の対応というお話もございました。これも,一般質問のなかで,部長の方から答弁を差し上げているところでございますが,市長を委員長としました対策本部を今月中に立ち上げまして,対策本部のなかで,具体的にこの川又地区の問題については,第1回目の会議で議題とさせていただいて,一定の方向を出していきたいと考えてございます。
 以上でございます。

川井委員長)以上で,報告は終了いたしました。
 本件については,引き続き問題の早期解決のため,委員会としても取り上げてまいりたいと思います。
 この件については,現地調査も予定していることからこの程度に留め,以上で終了いたします。
 次に,国民宿舎つくばねについてを議題といたします。
 「平成21年3月で第1次の指定管理が切れることに伴い,今年度の8月頃には公募にするか,そのままにするのかといった議論をしなければならない。当施設を存続していくのか,改修の部分も相当あり,そういったことを考慮しながら,十分な議論をしたなかで,指定管理制度を取り入れていくということで今考えているところである」といった説明が4月の委員会でなされております。また,「第三者による検討委員会等を立ち上げる」という説明もありました。
 以上のことを踏まえ,国民宿舎つくばねについて,検討委員会の内容と併せ,どのような考え,状況にあるのか説明願いたいと思います。

商工観光課長)国民宿舎つくばね施設検討委員会の状況についてご報告いたします。
 検討委員会の方は,国民宿舎つくばねの今後のあり方について検討していただくという形で設置してございます。第1回の検討委員会につきましては,7月24日に開催してございます。この委員会につきましては,委員長,副委員長の選任,それから国民宿舎つくばねの概要等の説明をしているところでございます。
 委員につきましては,石岡市産業文化事業団から2名,理事でございます。石岡市土地開発公社から理事2名,石岡商工会議所,石岡市八郷商工会からそれぞれ1名,学識経験者が2名,農協から2名,あと行政から2名という計12名の委員の構成となっているところでございます。
 こちらにつきまして,つくばねの取巻く状況等を説明しながら,そのなかで法的な部分がございます。石岡市耐震改修促進計画がございます。こちらにつきまして,説明してきたところでございます。この内容としましては,平成18年1月に改正されました建築物の耐震改修の促進に関する法律というなかで,平成20年度から27年度までの8年間,こちらに耐震化に向けた取り組みを行うというようなことでございます。
 こちらのなかで,昭和56年以前の旧耐震基準の建物が該当するわけでございますが,こちらのなかで,つくばねも該当するという形になります。27年度でございますので,平成28年3月31日までに継続する場合は,何かしらの対応をしなければならないというような状況がございます。
 もう1点が,公益法人制度の改革でございます。現行の公益法人の改革ということで,平成20年12月1日,今年の12月1日ですが,法律の完全施行から5年以内に新制度に移行という形になります。新制度のなかでは,今,公益法人として事業団がございますが,こちらが一般の法人か公益の法人かというような選択肢がございます。
 そういうなかで,どちらかを選択していくということでございます。現在の事業団が公益法人を受けられるという要件としましては,現在のやっている内容からすると公益法人として認められるのは難しいような状況にございます。そういうなかでいくと,一般の法人というような形になってくるのかなと,当然,予想しながら進めなければならないわけでございます。
 公益認定を受けずにそのまま放って置くという形になりますと,自動的に解散という形になってきますので,その辺を考慮した公益法人制度への対応が迫られてきているところございます。そのようなことを第1回目の施設検討委員会において,説明してきたところでございます。
 第1回目の意見としましては,つくばねの経営状況,こういう悪化の要因としては,人件費というものがあるだろうというご意見が出ております。また,学校,市役所,そういうものも,当然,耐震の対象として課題となっているわけでございます。そういうなかで,つくばねを優先的にというのはどうなのかなといったご意見も出てございます。
 そういうなかでも,つくばねの公益性を考えた場合,考える余地があるのではないかと,継続的なものを含めてでございますが,考えていく部分はあるのではないかといったご意見も出ております。
 第2回目の検討委員会としまして,8月25日に支所で開催してございます。こちらにつきましては,事業団の中味の組織の話をしてございます。現在,事業団の職員,プロパーとしまして29名ほどございます。その他に臨時,パート,県職員等で構成されているところでございます。
 事業団の定年退職の推移というものも,その時にご説明しております。20年度から23年度までに1名ずつで4名,このままの推移状況では定年になってくるという状況でございます。
 それから,国民宿舎としての機能ということで,全国の国民宿舎の状況等をご報告しております。全国に150施設ほど国民宿舎がございますが,そのなかで市町村の直営が47,民間が40,公社・財団・第三セクター等で63といった状況です。
 宿泊利用率は,全国1位は鵜の岬でございまして,近くの土浦にある水郷が宿泊利用率が38%でございます。つくばねについては,28.8%というような宿泊利用率となっております。順番としましては,先ほど言いました鵜の岬が1番で96.3%,水郷が50位,つくばねは70位ぐらいに該当するということでございます。
 こういうなかで,ご意見が出ておりまして,定年退職を待っていたのではコスト削減は無理だろうというような意見,或いは公共性を考えるとコストだけではなく,もうちょっと公共性の部分も考慮すべきだろうというような意見も出ております。それと,耐震,公益法人の制度的な問題があるわけですが,そういうなかで職員の処遇の問題も,当然,一緒に考えていかなければならないだろうというようなことも言われております。
 それから,施設の方向性を考える場合は,当然,施設の目的というものがあるわけですが,その使命が終わったのかどうか,その辺もよく見極める必要があるだろうというような意見も出ております。
 今後のスケジュールでございますが,11月頃までにという目標で進めているところでございます。あと2回程度予定しているところですが,状況によっては3回程度になろうかというスケジュールで,これから進めていこうということでございます。
 以上でございます。

川井委員長)以上で説明は終わりました。
 この際お諮りいたします。
 国民宿舎つくばねを含め,川又地区の土砂埋立て箇所について,現地調査を行ないたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 暫時休憩いたします。

( 休 憩 )

川井委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。
 ただ今,現地を確認したところでありますが,それらを含め,ご質問等はございませんか。

磯部委員)つくばねを見てきたわけです。現地で,部長からいろいろな話を聞いて認識をしました。
 ただ,連絡ということで,前に当委員会において,この検討委員会の設立を予定しているというような発言がありました。そのときは,検討委員会が設立されましたら,当委員会に即報告しますというような話があったように記憶しております。それが,今回まで報告がなかったということです。この問題は,大事な事案ですので,状況の変化などがあったら委員会の方へ報告いただきたいと要望しておきます。
 それから,検討委員会には,先ほど12名委員がいるということでした。私は,当委員会のメンバー,所管である市民経済委員会の正副委員長は,検討委員会のメンバーに加えるべきではないかと思います。
 それから,検討委員会の話が伝わってきておりますが,どうも「廃止ありき」で検討されていることが一部あったと。そういうことも耳にいたします。
 ですから,担当部長が検討委員会設立時に関わったどうか知りませんが,検討委員会設立時に,つくばねの今後の方針についてきちんと提示されたのかどうか伺います。廃止を前提とするのか,経営改善を求めるのか,その辺が示されたのかどうか。
 それから,当委員会で朝日里山学校開設に伴って,先進地視察をはじめいろいろ検討してきた経緯があります。また,この朝日里山学校の場合には,いかにして廃校となった学校を有効活用するか,或いは地域の活性化や経済相乗効果を果たせるかということも同時に検討してきたわけです。そういうなかで,やはり有効活用するのには,これまで宿泊施設がないと里山学校の運営は厳しいものになるという話も出ていたわけです。
 そこで,当委員会としては,里山学校開設に当っては,つくばねというものを一つの宿泊施設という前提のもとに協議をしてきたわけです。ですから,そういうことも含めた議論を検討委員会のされているのかということもあります。
 その辺について,部長の方でお分かりになっていることがあればお知らせ願いたいと思います。

経済部長)今,磯部委員からございました検討委員会の報告につきましては,大変申し訳なく,この場をお借りしましてお詫び申し上げます。本来であれば,委員会が設立した時点で,メンバーとこういうことで行いますということを報告することになっておりましたが,今日まで延びてしまったことをお詫び申し上げます。今後,気をつけてまいります。
 そして,市民経済委員会の委員長,副委員長が検討委員会の構成に入った方がいいのではというお話でございます。確かに,私たちの方でも考えた時期はございます。行政を離れた方の方がいいのではないかという考えがありまして,ただ,財政関係等の問題がありましたので総務部長と企画部長が委員会の委員のなかに入っているということでございます。
 今後も引き続き開催を予定しておりますが,途中で委員長,副委員長に入っていただくと
 いうことは失礼になるかと思いますので,大変申し訳ございませんが,今回の委員会についてはこのまま進めさせていただければと思っております。
 また,廃止前提にという話が委員会で出ているということですが,私たちとしましては第1回目の委員会のなかで,廃止前提というよりも耐震の問題,それとあくまでも文化事業団に対する公益法人の制度改正が,先ほど商工観光課長が説明いたしましたが,この12月から5年間で改正されるということがございます。
 そういうことも踏まえた現状報告ということは,させていただきました。そのなかで,建替える場合の費用ということで概算を皆様方に出しております。資料的にはございませんが,前部長のときに試算をした経緯がございますので,その試算額については,このぐらいかかりますと報告してございます。ただ,やはり一番ネックとなりますのは,財源の問題でございます。現在,市の状況は大変厳しいということも報告してございます。
 それから,検討委員会設立時に,市長からどのような方針が示されたのかということですが,やはり市長としましては,はっきり言いまして結論が出ておりません。廃止であるか,存続であるかというものは,市長の方からはございません。検討委員会のなかで,よく煮詰めたなかでということと,財源的にも厳しいよという話はされております。
 それから,旧朝日小学校の活用・活動で,当然,宿泊施設,宿泊体験学習というものを組み入れております。私たちの管轄の中で,旧朝日小学校の利活用を図っていくということになりますと,委員会の皆様と「星ふる学校」を見てきた経緯がございます。あそこについては,宿泊施設が,そこでセットされております。この旧朝日小学校の利活用につきましては,そこでの宿泊体験ができないということになりますので,公共的な宿泊所,これをやはり安く提供できる,そして皆様方に泊まっていただける,そのなかで宿泊体験ができるという前提のもとに進めております。そういうことで,今後,いかに有効に旧朝日小学校を活用していくかということを考えた場合,やはり,宿泊施設が一番大事な部分になるということを私も予想しております。
 現在まで,第1回,第2回の委員会を進めてきたわけですが,第1回の委員会は,先ほど課長がご説明しましたとおり経過報告。第2回目には,委員の皆様方からの自由な意見ということで,存続に向けてとか,廃止に向けてとか意見が出されております。それを第3回,今月になると思います。そのなかで,皆様方からのご意見をいただくということと併せまして,私たち方からは,旧朝日小学校の利活用のなかで,宿泊施設の大事さというのもお話をしなければならないということも考えています。
 また,一般質問で例として出されました土浦の国民宿舎の水郷がございます。その検討結果の答申が,委員会から8月に出されたということでございますので,この辺につきましても土浦の方の確認,どういう状況を委員会で決定しているかの確認を議会終了後いたしてまいりたいと考えております。
 ただ,見ていただいてご認識いただいたかと思いますが,つくばねの場合は非常に老朽化した厳しい状況にあるということでございます。また,耐震の関係で,平成27年度までに改築または耐震補強をしなければ,危険物建物として公表するということになっております。
 施設の公表と,そこまで引っ張るということになりますと,危険なところに泊めていたのかといったように逆に批判があると思います。そういうことも加味しまして,今後のなかで,本来ですと今回結論が出せればいいんですが,考えとしては今のまま4年間,少ない修繕費で運営をしていきたいということで考えております。
 そのなかで,結論的に存続か廃止かの結論を,最終的に4年間のうちに出すという形になると思います。今回の委員会につきましては,そこまでの決定権はございませんので,委員会としては,方向性を市長の方に提言するという形を取るということで,委員会の方へもお話をしてございますので,今後そういうことで11月までにはといいますか,12月の議会には指定管理の問題もございますので,11月中にはその結論を出したなかで,委員会としての意見を市長の方に出していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

磯部委員)この市民経済委員会の正副委員長の委員への参画について投げかけたわけですが,そういうことであるならば,この検討委員会開催に当って,この会議の議事録といいますか,そういうものを我々に早く提示していただきたいと思います。検討委員会において,どのような議論をされているのかということは,所管の委員会としても責任があることでありますので,その辺についてはよろしくお願いしたいと思います。
 また,市長が明確なる方針なり基本的なものを出さないと,丸投げて委員会で検討して下さいよということでやっているということは,委員会で結論が出せない要因がその辺にあるのかなと思いがするわけです。
 また,単に赤字施設であるからというだけではなく,耐震の問題とかもありますので,一概に「何とか継続してやって下さい」といかない部分もあろうかと思いますが,その辺は里山学校とのからみと申しますか,そういうものを踏まえて検討委員会の方で詰めていっていただきたいと思います。
 代案の一つとしては,あそこを壊すのにいくらかかるのか分りませんが,平屋なり2階建てにして,10なり15部屋の宿泊施設を造るとか,そういうことも検討したうえで結論を見出していただきたい。
 同時に,ただ今聞いておりまして,この検討委員会は公的なものではなく,市長の私的諮問機関の位置付けになるかと思います。市長の私的諮問機関であるなら,市長の考えているものをベースにやっていくのが当然だと思います。
 私は,これから里山学校で体験学習をやっていくなかで,宿泊施設がないとなると体験学習とは何をやるんだろうと。5年先,7年先には大変な公費をぶち込むような形になりかねないのかなと思います。そういった面で,どうせやるのであれば今のうちから慎重にね。特に地方は経営改善,或いは費用対効果を検討したなかでやっていかなければならない時代ですので,そういうものを含めて委員会があるときに,そういうものをご提示いただきながら進めていっていただきたいと思います。
 
川井委員長)ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)ないようですので,以上で本件の審査を終結いたします。
 次に,その他の件で,経済部長より発言を求められておりますので,これを許します。

経済部長)それでは,その他の件でご報告いたしたい件がございます。
 やさと温泉ゆりの郷,温泉施設であります。指定管理におきまして,やさと農業協同組合が管理しているところでございますが,20年8月21日ですから,先月の21日に落雷事故がございまして,施設のなかで源泉汲み上げの水中ポンプの部分と,NTTのマルチビジネスシステムボックスとMDFボックスに火花が出まして,やはり故障をしております。その他,電話機とかトイレ緊急呼出装置,またパソコン等についても落雷により被害を受けまして,総額で約200万円になる見込みでございます。
 このパソコン,電話機等については,現在,JAやさとの品物でございますので,これについてはJAやさとの方で対応しております。警備機械関係も被害を受けておりますが,これは警備会社が負担するということになっております。市としての修理部分としましては,防災機器,電話機の構内交換設備と水中ポンプ,それにトイレの緊急呼出装置が市の対応ということになります。この対応につきましては,ほぼ保険関係で対応できる状況になってきております。以上,ご報告させていただきました。

川井委員長)以上で,報告は終わりました。
 ただ今の報告について,質問等はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)ないようですので,以上で本日の審査を終了いたします。
 執行部におかれましては,退席願います。ご苦労さまでした。
 次に,今後の委員会活動についてを議題といたします。
 私の方から,委員の皆さんにお諮りいたしたいと思います。
 次回の委員会については,11月オープンの朝日里山学校の準備状況の確認,国民宿舎つくばねについての検討,川又地区の土砂埋立てに関する新たな動向があればその報告を求めてまいりたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

(「異議」なしと呼ぶ者あり)

川井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
 ただ今,決定をいたしました今後の委員会活動を含め,当委員会として閉会中も委員会調査を行なってまいりたいと思います。
 よって,お手元にご配付いたしましたとおり,閉会中の継続調査の申し出を今期定例会の最終日に行ないたいと思います。
 これに,ご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

川井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,市民経済委員会を閉会いたします。
   

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