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議会中継
  


 第8回委員会 (9月10日)
出席委員 嶋田佐登子委員長,金井一憲副委員長,前島守雅委員,菱沼定夫委員,島田久雄委員,前島孝元委員
市執行部 【生活環境部】
経済部長(大図哲雄),生活環境部次長兼環境対策課長兼市民会館長(田崎徹),参事兼市民生活課長(佐古川祐治),市民課長(栗崎孝夫),水道課長(宇田一彦)
【経済部】

経済部長(市村章二),経済部次長(沼田耕),農政課長(谷仲幸造),商工観光課長(小松崎隆雄)
議会事務局 庶務調査課係長(神谷一美)


嶋田(佐)委員長)ただいまから,市民経済委員会を開会いたします。
 本日の委員会は,当委員会に付託されました議案の審査でございます。
 次に,案件説明のために,委員長において説明員として出席を求めた者の職氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりでございます。
 これより議事に入ります。
 はじめに,議案第55号平成21年度石岡市一般会計補正予算(第3号)のうち市民経済委員会所管部分についてを議題といたします。
 本案について,執行部から説明を求めます。
 なお,発言は挙手によりこれを許します。

生活環境部次長兼環境対策課長)補正予算書の47ページをご覧いただきたいと思います。中ほどにございます環境衛生費,負担金及び交付金,事業内容としまして太陽光発電システム普及促進事業320万円の件でございます。本予算につきましては経済対策緊急事業として行うもので,住宅用の太陽光発電システムを設置する者に対して補助金を交付する事業であります。発電システムの1キロワットアワー補助単価としまして4万円。発電能力の上限として4キロワットアワー。補助金上限を16万円として本年度20件の申請を受け付けようとする内容でございます。一般的に4キロワットアワーの発電能力を備えれば一般家庭のオール電化に対応可能ということでありまして,設置している平均の発電能力は概ね3.6キロワットアワーであります。また現在の設置費関係でございますけれども,1キロワットアワーで約70万円程度の設置費がかかると。計4キロワットアワーにしますと280万円程の当初費用が必要であります。国からの補助金が1キロワットアワー7万円ということで,上限28万円という内容と,今回の補助金16万円を利用することにより44万円の補助を利用して施設を設置することが可能となるということでございます。周知の方法でございますが,広報やホームページ,環境対策課や建築確認担当の窓口などで周知を図っていきたいと考えてございます。本事業につきましては,全額国の交付金対象事業ということでございます。

参事兼市民生活課長)私からは市民生活課関係で提案しております補正予算関係についてご説明させていただきます。補正予算書の38,39ページをお開き願いたいと思います。中ほどの総務費,総務管理費,諸費,街路灯・防犯灯事業497万2,000円についてご説明させていただきたいと思います。これは市で管理しております街路灯の一部をLED灯に変更する事業でございます。省エネで長寿命のLED灯を導入することにより,維持管理やランニングコストが抑えられます。省エネ効果が大きくLED灯を普及させることで環境にやさしい地球温暖化防止に繋がると思っております。今回予定しておりますのが,ランプだけの交換が50灯,器具交換が50灯,合せて100灯を予定しております。
 続きましてその下のコミュニティセンター維持管理経費でございます52万8,000円についてご説明させていただきたいと思います。これは杉並,南台コミュニティセンターの地上デジタル対応改修工事でございます。手数料1万2,000円は今現在使っているテレビのリサイクル料でございます。その下の地上デジタル放送アンテナ設置工事31万6,000円は,UHFアンテナ等の取り付け及び現在のものの撤去工事費でございます。その下の施設用備品20万円は,32型液晶テレビ2台分の金額でございます。この2つの事業も同じ国の地域活性化経済危機対策事業で全額国からの交付金でございます。
 次に32,33ページをお開き願いたいと思います。中ほどの県支出金,県補助金,商工費県補助金,消費者行政費補助金,消費者行政活性化基金事業費補助金174万9,000円についてご説明させていただきたいと思います。これは茨城県消費者行政活性化基金事業費補助金でございまして,消費者の安全で安心な消費生活の実現に資するため,市町村が行う消費生活センター設置にかかる設備等に要する経費に対して交付されるものでございます。これは全額県からの10分の10の交付金でございます。内容については歳出の方で説明させていただきます。歳出の50,51ページをお開き願いたいと思います。中ほどの商工費,商工費,消費者行政費,消費者保護育成事業174万9,000円についてご説明させていただきたいと思います。消費者被害の防止を図ると共に,消費生活に関する問題を把握し,問題解決のために適切な助言と提供のあっ旋を行い,消費者被害の未然防止を図るために行うことですが,近年,生活相談業務の複雑化,高度化が進む中,相談の充実を図る必要があると思っております。その中で消費生活専門相談員報酬16万1,000円は,相談員の専門研修を実施したいと思っております。その報酬と今まで金曜日だけ2人体制をとっているんですが,これに月2回の2人体制を加えて実施するための報酬でございます。その下の弁護士謝礼2万1,000円と謝礼金2万1,000円は,弁護士と司法書士とに相談する場合の謝礼金でございます。その下の普通旅費11万円は,相談員研修のための宿泊費と交通費で,これは神奈川県の国民生活センターでの研修で3回分を予定しております。その下の啓発等用品費74万6,000円は消費生活に関する情報を世帯に配布するパンフレット等の購入費でございます。施設用備品69万円はノートパソコン,パンフレットスタンド,電話ファックス等の購入費でございます。市民の安全な消費生活を確保するため,生活センターの専門化,高度化を推進すると共に,相談態勢の支援や消費者教育の充実を図っていくために補正をお願いするものでございます。

市民課長)私の方から市民課関係の補正についてご説明申し上げます。まず歳入でございますが32,33ページでございます。中ほど県支出金,委託金,総務費委託金,県事務処理特例交付金52万7,000円についてご説明いたします。旅券法の一部を改正する法律が平成18年3月20日に施行され,旅券事務の権限委譲が可能になりました。それに伴いまして平成22年1月より旅券事務窓口を開設するに伴う特例交付金でございます。
 続いて歳出でございますが,40,41ページをご覧下さい。総務費,戸籍住民基本台帳費,旅券事務経費でございます。52万9,000円についてご説明申し上げます。旅券事務パスポート窓口開設に伴う経費でございます。市町村の旅券事務受付け内容ですが,申請受付,第1次審査が記載事項,必要書類の確認,受付番号等の押印,受領書受付。2次審査といたしまして申請書記載事項書類審査,3次審査としまして申請書の最終確認,申請関係書類の整理・分類,はがき印刷,最終日で交付ということで本人確認,申請者によるIC登載情報確認等で旅券交付の事務処理を行っております。事務に伴う旅券事務嘱託員報酬として30万3,000円。社会保険料4万1,000円。備品借上料3万8,000円。事務用備品として14万7,000円。内容はカード抹消機,写真裁断機,窓口の看板等でございます。旅券事務の円滑に資するために補正をお願いするものでございます。

生活環境部次長兼市民会館長)続きまして,市民会館関係の補正を説明させていただきたいと思います。補正予算書の39ページの1番上の欄になります。市民会館費の施設運営経費84万8,000円でございます。これにつきましては,市民会館においてホール貸出し時に音響技術を担当していた嘱託職員が亡くなってしまいました。音響技術を委託するための経費の計上をお願いしたいという内容でございます。委託の期間は,10月から3月。委託料はホール使用予定を半日使用回数を約15回,それから1日使用回数50回,1.5日使用回数を5回程度と見込んでおりまして,単価3万円及び消費税を含みまして204万8,000円でございます。なお当初予算におきまして嘱託員報酬を計上してございましたので併せて120万円の減額を行うものでございます。
 続きましてその下の欄,施設維持管理経費48万6,000円でございます。本予算につきましては経済対策事業としまして市民会館のテレビシステムについてデジタル化を図る経費の計上をお願いするものでございます。内容としましてはテレビのリサイクル料6,000円,アンテナ設置及び配線工事23万円,テレビの購入費としまして25万円の合計としまして48万6,000円でございます。

農政課長)農政課所管の補正予算についてご説明申し上げます。最初に一般会計補正予算書の5ページでございます。地方債補正の限度額でございますが,補正前の限度額2,680万円に対し補正後の限度額2,980万円となり,300万円の増額補正でございます。これにつきましては歳入歳出補正予算事項別明細書の市債,農林水産業債の方でご説明したいと思います。補正予算書の32,33ページをお開き願いたいと思います。歳入からご説明したいと思います。(款)15県支出金(項)2県補助金(目)農林水産業費県補助金(節)1農業費補助金3,932万1,000円の増額補正でございます。内容につきましては,園芸産地マーケティング強化事業費補助金で20万円の補正増でございます。これはひたち野農業協同組合ハウス部会が市場流通の実態調査や生産販売の戦略流通研修,実績検討会などの事業に対する2分の1以内の県補助金でございます。
 次いでいばらき農業元気アップチャレンジ事業補助金135万円の増額補正でございます。内容につきましてはひたち野農業協同組合飼料用米研究会が畜産農家と連携し,飼料用米生産における受給率向上を図るための2分の1以内の県補助金でございます。
 次いで直接還元解消対策事業補助金347万3,000円の増額補正でございます。内容につきましては,堆肥生産組合が霞ヶ浦流域における環境負荷の一因とされる家畜糞尿の直接農地還元を解消し,良質な堆肥化を図る処理機械導入に対する2分の1以内の県補助金でございます。
 次いで農業・食品産業強化対策事業補助金3,429万8,000円の増額補正でございます。内容につきましては,国が進めている経済危機緊急対策事業の強い農業づくり交付金を活用しまして,地産地消に対する事業で産地間競争力の強化のため,やさと農業協同組合の農産物直売施設新築工事に対する事業費の2分の1の県補助金でございます。
 次いで34,35ページになります。(款)21市債(項)1市債(目)農林水産業債(節)1農業債の農道整備事業債で300万円の増額補正でございます。内容につきましては,ふるさと農道八郷中央地区の事業実施に伴いふるさと農道緊急整備事業債620万円の増額。そして事業の見直しによりまして田園空間整備事業債の320万円の減額によるもので,差引き今回300万円の農道整備事業債の増額補正でございます。
 続きまして歳出でございます。補正予算書の48,49ページの下段になります。(款)6農林水産業費(項)1農業費(目)4畜産業費(節)19負担金補助及び交付金の畜産一般事務費で直接還元解消対策事業補助金347万3,000円の増額補正です。内容につきましては,霞ヶ浦流域における環境負荷の一因とされる家畜糞尿の直接農地還元を解消するため,家畜排泄物の堆肥化を進める処理機械の整備をするもので,今回上山堆肥生産組合と瓦会酪農堆肥生産組合の2団体に対し,総事業費729万4,350円で,歳入と同額の347万3,000円を増額補正するものでございます。
 続きまして(目)5農地費(節)19負担金補助及び交付金の農道整備事業(単独)で一般農道整備事業負担金202万7,000円の減額補正でございます。内容につきましては,県営田園交流整備事業の農道と歩道の共同施工を進めるふるさと農道の負担金でございます。今年度につきましては八郷中央地区,野田から柴間区間における地権者の調整が取れまして,ふるさと農道八郷中央地区歩道の共同施工が可能となったことによりまして共同施工負担金としまして691万5,000円の増額補正でございます。それから田園空間整備事業負担金において既に当市で展開される事業の費用分は過年度におきまして負担支出していることから平成20年度におきましては負担金なしでできるものであります。そこで県営田園空間整備事業東筑波地区負担金894万2,000円が減額になったことから,今回一般農道整備事業負担金202万7,000円を減額補正するものでございます。
 次いで,園芸振興費(節)19負担金補助及び交付金で3,449万8,000円の増額補正でございます。内容につきましては,園芸振興経費の園芸産地マーケティング強化事業費補助金20万円の増額補正でございます。この補助金につきましては,ひたち野農業協同組合ハウス部会がきゅうりを生産する部会の統一を図る上で,市場流通の実態調査や生産販売戦略活動,流通研修,実績検討会など販売強化さらにロットの拡大や規格の統一を図り産地育成を推進するもので,歳入と同額の20万円を補助するものでございます。
 次いで農業・食品産業強化対策事業補助金3,429万8,000円の増額補正でございます。内容につきましては,国の経済危機緊急対策の地産地消事業の推進枠を活用しまして,新鮮な地場畜産物需要の拡大と地域農業の活性化を図るため,やさと農業協同組合の園部地区への農産物直売施設新築工事に対する補助金で,総事業費7,581万8,000円になっておりまして,歳入と同額の3,429万8,000円を補助するものでございます。
 次いで農政企画費の農政企画一般事務費で135万円を増額補正するものでございます。(節)19負担金補助及び交付金でいばらき農業元気アップチャレンジ事業補助金135万円の増額補正でございます。内容につきましては,ひたち野農業協同組合飼料用米研究会が畜産農家と連携しまして,転作作物である飼料用米の生産の拡大を図るため,総事業270万4,000円に対し歳入と同額の135万円を補助するものでございます。
 次いでふれあいセンター維持管理費で28万7,000円の増額補正でございます。内容につきましては,三村地区及び関川地区のふれあいセンターは災害時の避難場所に指定されている施設であることから避難所の情報収集の手段としてアナログ放送から地上デジタル放送への完全移行に対応するため,テレビジョン及びアンテナ機器導入のための費用でございます。手数料が6,000円,これはリサイクル料でございます。地上デジタル放送アンテナ設置工事としまして8万1,000円,テレビジョンの施設用備品としまして20万円の増額補正をするものでございます。以上が農政課所管の補正予算の概要でございます。

商工観光課長)商工観光課にかかる補正予算についてご説明したいと思います。32,33ページをお開きください。歳入としまして(款)繰入金(項)基金繰入金(目)観光施設整備等基金繰入金237万3,000円となっております。これはやさと温泉ゆりの郷のミストサウナ交換工事に基金を取り崩し繰り入れるものでございます。
 次に38,39ページをお開きください。(款)総務費(項)総務管理費(目)ふれあい交流施設費237万3,000円を補正増するものでございます。内容につきましては,やさと温泉ゆりの郷のミストサウナが開館以来8年を経過し,老朽化が進んでおります。6月14日に故障した旨の報告がありまして応急修理をして現在運転している状況でございますけれども,なかなか温度か上がらないときがあったりしている状況でございます。また応急修理の際に電磁弁,蒸気シュリング,蒸気ホース,操作パネルの4か所が腐食劣化し破損しているため部品の交換が必要であること。またミストサウナ装置は老朽化が進み,いつ使用不能になってもおかしくない状況にあるとの報告を受けました。また現在の機種は平成17年に製造中止になっているものでございます。今回ミストサウナの交換工事をしたいということで237万3,000円を補正増するものでございます。
 次に50,51ページをお開きください。(款)農林水産業費(項)林業費(目)林業施設費,オートキャンプ場管理運営経費63万6,000円を補正増するものでございます。内容としましては,国の地域活性化経済危機対策臨時交付金事業を活用しましてケビン棟及び管理事務所に地上デジタルテレビ5台を設置するための経費63万6,000円を補正増するものでございます。
 次に(款)商工費(項)商工費(目)観光事業費,グリーンツーリズム運営経費1,052万4,000円を補正増するものでございます。内容といたしましては,国の地域活性化経済危機対策臨時交付金を活用いたしまして朝日里山学校への大型バスの進入を容易にするための進入路整備工事費としまして747万6,000円。それに伴う測量委託料としまして205万8,000円。道路拡幅のための用地購入としまして46万6,000円。AEDと地上デジタルテレビの購入費としまして施設用備品48万円。アンテナ設置工事費としまして4万1,000円。リサイクル手数料3,000円を合わせた経費1,052万4,000円を補正するものでございます。
 次に(款)商工費(項)商工費(目)観光施設費,常陸風土記の丘管理運営費79万5,000円を補正増するものでございます。内容としましては,同じく経済危機対策臨時交付金を活用しまして管理事務所及び曲屋に地上デジタルテレビ2台を設置する経費として79万5,000円を補正増するものでございます。
 次にフラワーパーク管理運営費19万2,000円でございます。内容としましては,同じく経済危機対策臨時交付金を活用しまして管理事務所の研修室に地上デジタルテレビ1台を設置する経費としまして19万2,000円を補正増するものでございます。
 次に52,53ページをご覧ください。(款)商工費(項)商工費(目)国民宿舎費,国民宿舎管理運営費1,367万1,000円を補正増するものでございます。内容といたしましては,今後の国民宿舎つくばねの方向性を決める検討資料といたしまして建物の耐震診断を行うための委託料としまして953万1,000円。客室に地上デジタルテレビ29台とチューナー2台を購入する施設用備品としまして292万4,000円。アンテナ設置工事費としまして112万4,000円。リサイクル手数料としまして9万2,000円を合わせた1,367万1,000円を補正増するものでございます。

嶋田(佐)委員長)以上で説明は終わりました。
 これより,質疑に入ります。質疑はございませんか。

前島(孝)委員)補正予算の50,51ページのグリーンツーリズム運営経費の中の朝日里山学校進入路整備工事747万6,000円。これは議案質疑であったと思うんですが,朝日里山学校進入路整備というのは,答弁を聞いてたんですが,これは計画案は委員会に提示されないんですか。具体的にどういうふうに整備するのかという計画概要,それから工程。ただ金額だけでは委員会としてはこれで認めるという話しになるのか分からないんですが,一般的には後は執行部にお任せするというかたちになるかと思うんですが,あそこは各議員の方,私も現場へ何回か行きまして我々がここへ道路を造ればいいと思っているところですね。あの田んぼの所。執行部ではどういうふうにやろうとしているのか案を持っているんであれば委員会に提示していただきたい。その案がまだ案なので漏れるとまずいというのであれば,委員会が終わった後回収してもらって結構ですけれども,都市建設委員会のときもそういうことがあったんですけれども案があれば示してもらいたい。具体的にこういうふうに考えて進入路を造りますという。それに対してどうでしょう。

経済部長)ただいま前島委員の方から出ました案でございますが,計画図がございますので委員さんにお配りいたしたいと思います。

前島(孝)委員)コピーをとってくれば大丈夫なんですか。では次に行きます。53ページの国民宿舎の管理運営費の中の耐震診断委託料953万1,000円。質問が出てたわけですけれども,この国民宿舎につきましては皆さんご存知のように今年の春の指定管理者制度の時から一般の指定管理者は5年で組んだんですけれどここについては4年だと。中身としては法人化が切れるのでそれを目安に4年にしたというお話しもあったんですけれども,指定管理者はどこにいくにしても別な話で,つくばねについては昭和49年に新築されて35年経過しているわけですね。それで合併後廃止という話しが出てきて,地元なんかもなくなっては困るということで陳情書が上がってきて,執行部の方では委員会をつくって提言書が20年12月26日に出された。私たちもつくばねの建て替えについては一般質問の中でこの委員会の答申をもらってからそれを参考の1つにして執行部で判断したいんだという市長とか担当部長の答弁があったわけですけれども,この前も答弁では本年度中には結論を出したいという部長の答弁があったんですけれども,まだ国民宿舎つくばねを執行部として存続するのか廃止するのかが決まらない段階で耐震調査を900万円をかけてやって,後で廃止となったら無駄なお金になってしまうと私は思うんですけれども。まず耐震調査をやる前に執行部として今のつくばねそのものを建て替えや場所は別にしても存続するのか廃止するのかの結論を出してからで,存続するんだという結論が出れば次のステップとして今の建物を残すのかあるいは今の建物をリニューアルするのかあるいは壊してあの位置へ新築するのかあるいは土地も建物も全部放棄して別の場所へ移転するのか,このプロセスが変わっていくと思うんです。まだ市民に対して議会に対して執行部は存続させます,廃止しますという意思表示をしていないわけですから,その中で900万円かけて耐震調査をやっちゃっていいんですか。執行部はその話を言わなくても腹は決まっているんだと,そうは言えないけれどもまず耐震調査をやって,その結果耐震でもたなければ新築するんだと,それを見極めながら進めるのに耐震が必要なんだという考えだと思うんですけれども,私はそうじゃないと思うんです。まず市として存続するのかしないのか。これから都市計画の見直しとか朝日トンネルができる中でどうするんだということが先だと思うんですけれども,その見解についてお聞かせ願いたいと思うんです。でないと耐震の結果が出ても無駄になっちゃうんではないかと思うんです。市長がやらないとあるいは執行部で存続しないという腹を持っているんなら耐震調査をやる必要はないんじゃないかと。その900万円は別のものに使った方がいいんじゃないかと思っているんです。どうでしょうか。

経済部長)一般質問でもお答えしましたように,今年度の中で方向性を決めていきたいということではお答えしているんですが,事務的には存続のかたちで動いていないと間に合わないということです。今年度で廃止だよ存続だよということで決定が市長の方からされた場合,存続に向けての方向性が出された時にどうするかと,それから動き出したんでは3年間で間に合いませんので,事務的には存続の方向で動いている中で市長への提言をしていきたいということで考えています。ですから私たち経済部は事務的には存続の方向で動かなくちゃならないということで動いています。耐震については,一般質問の中でもお答えしましたように方向性を見出すというよりもあの施設が使えるか使えないか,使えた場合に何年持つかというようなことも見極めなくてはならない。その時にどうしても使えないという状況が出た場合,有明中学校ではありませんがもうすぐだめですという結果が出た場合は,それに対する改築,廃止については,私たちは廃止という方向よりもまず改築するにはどうするかというものも見極めなくてはなりませんので,そういうことで今回耐震関係についての予算を計上しているということです。

前島(孝)委員)部長と私の考え方は平行線になっちゃうかと思うんですが,そうじゃなくて国民宿舎つくばねをかたちはどうあれ,既存のままリニューアルして残すとか新築するのは別にしても,市民から要望のあった回答はなんて出しているんですか。執行部として存続としてくれという陳情が上がっているんでしょう。それに対してどう答えているんですか。私は仮に市長が変わった場合にその市長の考え方で廃止するんだとなった場合は,この900万円は無駄になっちゃうわけです。だから地元の方から要望書が出てどういう回答をしているのか分からないけれど,抽象的に書いて答弁しているのかどうか知らないけれど,要するに存続させますという言葉がない限りは・・・。今間にあわなくなっちゃうといったけど何に間に合わなくなっちゃうのか,指定管理者制度のことを言っているんですか。

経済部長)間に合わなくなるというのは,耐震診断して逆に何年持つかという結果が出ないと今の建築物が持つか持たないかという問題があります。持たないといった時に逆にこのままいったんでは指定管理を行っている期間中に有明中学校ではないですが,今すぐに危険ですという結果が出た時にそのまま運営させるわけにはいきませんので,残り3年半の中で今のものが使えるのであれば使っていきたい。使えなければ改修若しくは新築ということでの判断をしていかなくちゃならないということがありますので,耐震に関しましては何年持つか,逆に今すぐだめですといったものをお客様に与えているわけにはいかないという状況もございますので,その辺は見極めなくちゃならないと考えています。

前島(孝)委員)例えば国の指針で公共的な建物は耐震やりなさいと十数年前から言われているのを急にここへ来てやり始めている部分もあるんですが,その存続するしないに関わらず逆の面で言えば公共的な建物は全部耐震調査をやるべきなんでしょう。でもお金がないから優先順位をつけてやろうとしているわけでしょう。そこへたまたま合併後何年か経って廃止だという話を市民の方も我々もキャッチしてそれは大変だと,存続してくれということで要望書なりが出たわけです。その耐震調査をやって後何年使えるのかとは別の話で,市民が求めているのは国民宿舎つくばねを存続させてくれるんですかということを要望しているわけです。部長が言ったみたいに耐震調査をやって建物が持たなければ改修しますというのは市民は聞いていないんです。改修しようが新築しようがとにかく市民はつくばねを残してくれるのかくれないのかを聞いているんです。当然公共的な建物は市民会館しかり,ここの建物しかり,小中学校しかり,公民館しかりそういうものは全部耐震調査やりなさいと国から指示がきているわけでしょう。それに基づいてやるんですけれども,全額がこないから市は優先順位をつけてやっているんでしょう。そうしたらつくばねは結論が出ていなければ優先順位が先じゃなくて後になるんじゃないですか。もっとやる所があるんじゃないですか。結論が出ているんならやってもいいですよ。結論が出ていれば早く耐震調査をやって今の建物が後何年持つか検討しましょうと。で後5年しか持たないとなれば建て替えの計画を立てましょうと行くわけですから。まだ結論出されていないわけでしょう。それで900万円つぎ込んでいいんですか。私だったら結論が出ていなければやりませんよ。他に市民会館とかやる所がいっぱいあるわけですから。その辺はどうなんですか。900万円かけてやって結果が出たとしたって,新しい市長が廃止するんだと言ったら勿体ないですよ。だから私はもうその辺は結論が出ているんじゃないかと。やる方向でいると言うんですが方向ではだめです。やることに決まってますとはっきり言わないと。でなければ補正を組んでも無駄になっちゃうんじゃないですか。新しい市長が又別途考えるということになった場合には,耐震をやった意味がなくなっちゃうと思うんですけど。今の指定管理者とあと4年計画があるから,耐震やってすぐ有明中みたいに明日から使っちゃだめだとなったら閉鎖しちゃうの。まあそれはその時点にならなければ分からないと思うけれども。存続させる意思がないならばこの900万円は別な予算に持っていったほうがいいんじゃないかと思うんですが,部長はその耐震調査の資料を新しい市長にぶつけて建て替える時の資料にするんだというニュアンスのことを言ってましたけれど,手順が逆じゃないかと思うんです。まず存続するのか廃止するのかを決めなければ次のステップには行かないと思うんですけれど。もっとも市長はこれを認めているんですよね。補正組んだんだから。でも存続すると言ってないんでしょう。だめですねそれでは。

経済部長)確かにまだ市長からは存続,廃止についての方向性は出されておりません。ただ先ほども申しましたように事務的な詰めの中では存続の方向で動いているという中で耐震をしていくという状況でございます。ただ先ほどから出てますように新しい市長が廃止だよと言った場合についても,耐震の中で何年持つか,逆にすぐに閉鎖しなくちゃならない状況かも見極めなくちゃならないということで考えております。ですからその時点で,有明中を例に挙げては申し訳ないんですが,すぐに使用禁止という状況が出た場合は,危険なものにお客様を泊めさせるわけにはいかないということは考えております。そういうことで今回存続と併せて耐震調査をしていきたいということで計上しております。

前島(孝)委員)私はそれがはっきりしなければ反対です。個人的には。そんなことをやっていたら金がいくらあったって足りません。しかも1,000万円近いんですから。そういう仕事をやっていたんではひとつも財政改革とか行政改革にはならないですよ。そういう無駄な仕事はやるべきじゃないです。それでなくても皆さん忙しいんでしょう。職員がいなくて大変だといっているんですから。私はそれがはっきりしてから補正を組むべきだと思います。建て替えとかリニューアルとかは耐震調査しなければできないと思うんですが,存続するんならね。でも石岡市として決まっていないんでしょう。部長は存続の意向で経済部はいるんだと言ったって部長の権限がどこまであるのかしらないけれど,市長でしょうやっぱり。だから私は反対だって言ってるんです。この辺でやめときますけれども,ちょっと考え方が経済部長とは鶏が先か卵が先かみたいな議論になっちゃったけれど私の考えはそういうことです。まずやるかやらないか決めてから耐震調査をやるべきだと思います。この件については予算は組んでも執行するかしないか新しい市長の考えも聞いて,私の話もちょっと頭の中に入れてもらって十分に詰めていただいて,執行するなら執行していただきたいと思います。

嶋田(佐)委員長)暫時休憩いたします。

 ― 休 憩 ―

嶋田(佐)委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。

前島(孝)委員)もう1点国民宿舎の補正の中で地上デジタル放送アンテナがあるんですが,客室分までやるということでいいんですね。

経済部長)先程の耐震関係につきます補正に関しましてのご答弁でございますが,耐震関係につきましては,存続,廃止ということで先程出ておりますが,やはり耐震につきましては,お客様の安心安全というものが一番必要かということで考えております。石岡市におきます耐震計画に基づきまして27年までに公表するということになっておりますので,公共施設の重要性というか,やはり宿泊者に対する安心安全のためにも耐震について調査させていただきたいということで考えております。

前島(孝)委員)それでは朝日里山進入路概算工事費というのが配られましたのでこの内容について事務局から説明をお願いしたいと思います。

商工観光課長)それでは進入路の工事の概要をご説明したいと思います。図面を見ていただきたいんですが,朝日里山学校の進入路としまして大型バスが入れますのは,朝日里山学校の西側にある外周農道で入っております。現在バス等については,今年については4月から8月までで59台ほど入っておりますけれども,バスが入るときにまず最初に工事箇所1というところが,すみ切りをしないとスムーズに入れないということで1番目の工事箇所としてすみ切りとしまして8メートルの8メートルということですみ切りをしたいと考えております。それに伴いましての道路の路床入替えから舗装までとその他ヒューム管とか集水枡とか鍬止め等移設とかそういう附帯工事まで含めて,第1工事としまして135万6,000円。次に工事施工箇所2という朝日里山学校の体育館へ入る所。ここについても入りづらいということで8メートルの8メートルということですみ切りをしたいということでございます。その部分についての工事費が71万2,200円であります。それと工事施工箇所3としまして真ん中辺になるんですが,ここからカーブがちょっと急になりますので,この部分の朝日里山学校よりを拡幅しましてスムーズに入れるようにしたいということで幅が1メートルで30メートルの20メートルというかたちでの工事を考えております。その工事費としまして212万6,000円。3か所合せまして419万円ということで,その他諸経費を入れた工事費としまして747万6,000円ということでございます。これに伴いまして用地買収関係の測量費として205万8,000円ということと用地買収として約260平方メートルほど概算で出しております。その用地の購入費が46万6,000円ということで算出したものでございます。

 〔「道路は建設部であげてるの」と呼ぶ者あり〕

商工観光課長)道路はこちらで朝日里山学校の進入路ということであげました。

前島(孝)委員)私は現地も何回かいっているんですが,工事箇所1,それから工事箇所3,工事箇所2と拡幅するのは分かるんですけれど,ここのこの道路を拡幅したほうが近くていいんじゃないかと思うんですがだめなんですか。ここの運動場に行くいい道路があるよね。

商工観光課長)そちらの方についても検討したんですが,実際こちらの入り口はかなり狭い道路で左右宅地ということで石積みがしてあり,そういう補償とかを考えた場合にかなりの工事費がかかるということで農道の部分的な工事の方が経費的に有利かなということでこちらにしました。

前島(孝)委員)これは基本的に大型バスが通れるようにするんですか。

商工観光課長)今の農道では普通自動車等につきましては問題がないんですけれど,農業体験などでかなり大型バスが入るようになりましたので,この農道につきましてもある程度スムーズに入れるように拡幅したいということです。

前島(孝)委員)じゃあ大型バスが通れるように拡幅するということですね。最終的に学校に入っていって方向転換できるんですか。

商工観光課長)体育館でできます。

前島(守)委員)金額が少ない時には諸経費が高くなるんですか。一般的には20,30%ぐらいでしょう。

商工観光課長)工事費につきましては,工事費が小さいほど諸経費は高くなってございます。諸経費率というものがありまして直工の工事額によりまして小さいと70%近くなりますが,何千万というように大きくなると率が低くなります。

経済部長)経費に関しましては建設部等の積算基準がございます。ただ今回は農道拡幅という関係から農業土木の経費を計上しておりますが,これは概算見積もりでございますので,正式には設計を組みますが,経費的にはこれだけの経費が出てきますが,入札等によりまして落ちるという感じもしております。

前島(守)委員)いま経済部長から答弁があったんで,一般的に経費が高すぎると思いますので入札のときには対応できればと思っております。

島田(久)委員)1の工事施工箇所なんですが,里山学校から出てきて右側のすみ切りをやるということですが,左にも曲がれるんですか。それだけのすみ切りなんですか。

経済部長)今回の部分に関しましては出てきて左に曲がるというのは宅地の問題がございまして,大型農道の方の進入を主体に考えています。

島田(久)委員)あと少し大きくすれば大回りに曲がれば左にも曲がれるんじゃないですか。

経済部長)出来るだけ左に曲がれるようなことでは考えたいと思いますが,トンネル関係で取り付けが変わるおそれがございます。その中でここは県道で今は市道に編入されたということでどこまでトンネルの関係がすみ切りを行うか。今の旧県道に対してどこまですみ切りを行うかも見極めなくちゃならないということもありますので,今回については大型農道の方の進入を主体に考えております。

島田(久)委員)少し大きくすればぐるっと回れば出られるよな。それと諸経費も3か所別々の諸経費じゃないの。一緒ならこんなにかからないんじゃないの。

経済部長)経費に関しましては,先程ご答弁申し上げましたように今回は箇所数に経費をかけてあります。設計を組む場合は1,2,3を全部合せまして直工というかたちで出します。その直工の費用に対しての経費を積算していくという状況になりますので,経費も若干は下がる見通しでございます。

金井副委員長)私からは太陽光とLEDの件なんですが,まずLEDについては,今後10年先にはほぼ電球電灯関係は全てLEDになっていくような方向性も打ち出されておりますので,今回こういったものをやった時にどういった効果があるかはきちんと見ていっていただきたいと思います。それから太陽光なんですけれども,今回民主党が政権をとりまして民主党のブレインとして今回高速道路の無料化のほうだけで名前が出ている山崎養世さんの太陽経済という考え方というのは私もすばらしいものだと思っている1人なんですが,民主党の政権がこれから続く中でかなり太陽光に関してはいろんな政策が出てくると思いますので,今回金額は決まっているんですけれどもきちんと市民に周知させて太陽パネルを設置する時にはこれだけこういった補助金があると,皆さんどんどん太陽光パネルを設置しましょうというかたちで伝えていっていただければと思いますのでよろしくお願いします。

前島(孝)委員)関連で太陽光についてお尋ねします。私も会社務めでこの仕事をやっていたんですけれど,その当時は非常に高くて600万ぐらい一般の家庭でしたんですけれど。今回国の補助金も1キロワットアワー7万円出ると。今までは市から補助金をもらって国からも貰うということが出来なかったんですけれど,二重取りになるということで。今回は出来るんですかというのが1つと。それからさっき20件と決めたということなんですが,経済対策支援事業については大枠で来て,後はその自治体が何にいくら使うかを決めたのかなと思うんですが,20件にしたのはどこから出してきたんですか。というのは私は電力会社勤めているんで電力会社に行って聞けば最近の3年ぐらいの太陽光を導入している新築した家で土浦地区管内はだいたい何件くらい太陽光が入っているか掴めるんです。これは自家発電ですから発電所なんです。だから分厚い契約を結ぶんです。その仕事を私やっていたんですけれど説明に1日かかるんです。こんなことやってられないということで本店に話をしてワンペーパーにしてくれと。お客さんかわいそうなんです。1から10まで説明してお客さんやんなっちゃうんです。お昼なんか取ってくれて午後5時頃まで説明するわけです。そういうことをやっていたんじゃ太陽光を入れてもらえないからワンペーパーにしてもらったんです。20件では足らないと思うんです。今非常に多いと思うんです太陽光の住宅は。20件を超えた場合には別途予算追加でやるんですか。

生活環境部次長)まず国の補助金と市の補助金の関係ですけれども,国の補助金と一緒に出来るという単年度の補助金制度は対象になるということで。ただ国の補助金が確か来年の1月29日当りには申請閉め切りになっているのかなというふうに思います。それから20件の算定基礎なんですが,実は既に住宅用の太陽光発電システムのこの補助制度を導入している市町村が5つございます。本年度から導入するという市町村もあるんですが,その中で土浦市の例を実績として調べさせていただいた時に,20年度が36件,それから21年度が48件。それ以前国の制度が一旦途切れたという時期があるものですから,少し数字に差があるものですから,だいたい土浦市で昨年度実績でだいたい50件というふうに実績がある。人口規模からいって約その半分程度の数を見込んだ。またさらに募集期間が短いということですので20件という企画と調整のうえ見込ませていただきました。更に委員さんご指摘の今後どうするんだという内容になってまいります。国の交付金事業につきましては本年度ということになっておりますけれども,まず周知を図った際にどれほどの応募者があるかを見極めたうえで,市単独で出来るかを含めて予算要求時期に財政と協議するということも打ち合わせてございます。募集の状況の中で20件を遥かにオーバーするような募集があった場合には財政と協議するという話しもしてございますので,来年度の対応についてはその際に決めていきたいと思っております。

前島(孝)委員)サンプルとして土浦といったんですが,土浦市ですね。土浦市は補助金を出してたんですか。

生活環境部次長)土浦市は平成14年度から太陽光発電システムを導入して現在も継続してございます。先程ちょっと申し上げましたが,当時は国の補助制度がもっとあったということで,当初始めたばかりについては60件ちょっとの実績がありましたが,その後補助制度がなくなって30件台に一旦落ちて,また周知を図って50件程度という数字で現在でも継続しているということでございます。

嶋田(佐)委員長)農政関係の質問が出ていないようですが,何かございませんか。

島田(久)委員)飼料米の石岡地区の補助金ということでどのくらいの面積が出来たのか。利用者が石岡,八郷と分けたかたちの中での利用でなくして,広範囲に使ってもらうようにしてほしい。それと作るばかりでは単年度で終わっちゃう可能性が強い。やはり食べさせる人と作る人との協議会というかそういうものを強固にしていかないと長続きしないのかなという気がしているんですが,その辺のところをお聞きしたいです。

農政課長)飼料米の元気アップチャレンジ事業の関係ですが,これは畜産農家と連携しまして受給率の向上ということでやっているんですが,試験圃場としまして12ヘクタールを予定してございます。事業主体はひたち野農業協同組合の飼料用米研究会4名で構成されてございます。

島田(久)委員)旧八郷でも去年は飼料用稲でしたが今年は飼料用米に変更している方がいますよね。そういう中で石岡と八郷の整合性というか,水田協議会は別々なわけですよね。そういう中でそういう内容等についてもまるっきり別なのか。

農政課長)飼料用稲の作付けにつきましては,やさと農協と片野で1件,石岡では12ヘクタールの予定でやっていますひたち野農業協同組合の飼料用米研究会で別個にやっております。

島田(久)委員)それを転作がらみで作ることはいい,ただそれを利用する組織もできているのかなと。そしてまた昨年旧八郷で飼料用稲を試験的に上林地区で作ったときに硝酸態窒素が多すぎると,牛に食わせる場合に硝酸態窒素が多すぎると属名で腰が抜けるというんですけれど,牛が弱るというようなデータが出ているんです。ですからとにかく硝酸態窒素のとうもろこしにしてもすべて自然の作物を食べさせる場合,飼料として与える場合に硝酸態窒素を抜いてからでないと与えられないというデータが出ているので,去年あまりにも青すぎて硝酸態窒素が多すぎて不評だったと,今年はいらないというような,その利用する方に問題があったわけです。だからやはりその辺のところは専門家を交えた作る方,利用する方そういう組織も行政が先頭に立って育てていかなければならないのかなという考え方なんですが,如何なものか。

農政課長)仰るとおり,作っても利用者がいないということでは困りますので,その辺は十分農協と調整をしていきたいと考えております。現在のところ石岡については小美玉の養鶏農家と契約済みということでそちらに納めるようになっています。

島田(久)委員)昨日の農業新聞に出てたんですが,今回の補正に出ている項目がほとんど緊急対策事業ということで自民党の最後の緊急対策だというように出ているんですが,それを危ぶまれるような記事が出ていたんですが,末端の行政にはどういう情報が入っていたか。情報が入っていたら教えてください。

経済部長)国の緊急対策に関しましては今年度の対策として出されています。ただ,国の方が政権が変わるということもございまして,このまま継続されるかされないかは情報が入っておりません。ただ先程の農業元気アップチャレンジ事業につきましては県事業ということでございますので,県の方の事業についてはこのまま継続されるということで考えております。

嶋田(佐)委員長)ほかに質疑はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に,討論に入ります。討論はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第55号平成21年度石岡市一般会計補正予算(第3号)のうち市民経済委員会所管部分について採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,「原案のとおり可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第58号平成21年度石岡市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案について,執行部から説明を求めます。

生活環境部次長)補正予算書の96,97ページを,更に98,99と簡易水道の特別会計でございます。歳入でございますが,一般会計からの繰入金が327万8,000円。繰越金としまして16万6,000円。合計344万4,000円でございますけれども,その内訳の支出の項目が98,99ページになります。支出の項目につきましては,湖北水道企業団から1名の職員を派遣していただく負担金が432万1,000円。それから4月1日付けで人事異動がございまして職員等の経費の差金が発生していますのでマイナス87万8,000円。合計344万4,000円の補正の増をお願いするものであります。内容的には三村簡易水道事業の施設更新計画の策定及び施設更新事業の実施に伴い水道事業の専門的業務を担当していただくために湖北水道企業団より技術者の派遣を10月1日からお願いしたいというための人件費でございます。三村簡易水道につきましては,配水管施設及び配水管そのものの石綿セメント管更新を昭和46年の供用開始から実施しておりません。そのため老朽化が進んでいるため漏水事故が年々増加している傾向にございます。施設更新計画を策定し,本年度中に国の承認を得て国庫補助を利用しながら年次計画で施設更新を図りたいと考えてございます。そのため水道事業についての知識と技術を有する職員を配置して事業の実施にあたりたいというふうに考えてございます。担当していただく業務としては,施設内容の詳細についての現状の把握,それから簡易水道事業の統合の計画の国への認可申請事務,そして簡易水道事業基本計画の策定業務,それから漏水事故の対応及び初動確認から復旧工事の現場立会いその他関係する業務を担当していただきたいというふうに考えてございます。

嶋田(佐)委員長)以上で説明は終わりました。
 これより,質疑に入ります。質疑はございませんか。

前島(孝)委員)議案質疑の方で私が部長の方に答弁を求めてやったわけです。また繰り返しになるかとは思いますが,今,田崎次長の方で説明されましたけれども,まず私は理解できない。なぜ市の職員が出来ないのか。議案質疑では3回までしか質疑が出来ませんでしたので途中で終わってしまったんですが,私の言わんとしていることは執行部さんの方では十分頭の中に入っているかと思いますけれども,こういうことをやっていたんでは,市の水道行政というのはどうなるんですか。出来ないから他人に任せる。出来ないからというのは私は納得いかないんですが,納得いくように説明していただきたいんですけれど。それだったら同じ生活環境部の中に水道課もあるわけです。水道課の方からこちらに応援できる人はいないんですか。いないとするなら旧八郷町の水道ですけれども,水道事業できないじゃないですか。どうなんですか。それから再三総務部長が答えて4月には不幸な出来事があって人員配置が異動時期じゃなかったと弁解していましたが,人事異動はいつでも出来ますよね。出来ないんですか。法律かなんかで決まっているんですか。4月1日付けだって。そんなことないでしょう。皆さん方部長が権限持ってるんだから課内で動かせばいい話ですから。最終的には総務部長なり市長が承認するんでしょうけれども。なぜ出来ないんですか。これ432万1,000円払うんでしょう。無駄なお金っていうのはなるべく使わないでください。自分たちで出来ることは委託しなくていいんじゃないかと思うんですがどうなんでしょうか。4月に欠員が出来たの,私よく知らないんですが。

嶋田(佐)委員長)暫時休憩いたします。

 ― 休 憩 ―

嶋田(佐)委員長)再開いたします。

前島(孝)委員)人が足らなくなれば業務量に見合った人を配置するんでしょう。どこの会社だって市役所だって同じだと思うんです。仕事量を見て人を配置するわけでしょう。それでこれはどうしても委託しなくちゃならないんですか。

生活環境部長)前島委員さんの仰るとおり,当然今回の業務は市の業務であり市がやるべき業務であるとは思っておるところなんですけれども,生活環境部の中に八郷の水道課もございますが,当然八郷の水道課との連携の中でも業務を考えたところでございますが,八郷の水道課でも現在9名体制の中で,議案質疑の中でも答弁申し上げましたが,面積が広いことや施設整備についても更新が遅れているということで八郷の水道事業に関わる業務が多いということで三村の簡易水道事業までの応援体制が取れないというような状況もございました。今回の国補事業実施に当りましてより適切また効果的な事業を推進する中では,より水道に関しまして専門的な知識を有した方に担当してもらうことがより理想的なことでありまして,そのような状況を踏まえた中で湖北水道さんとも協議いたしましたところ,湖北水道さんの中で派遣してくださって良いという返事をいただきましたので今回の補正に至ったような状況でございます。

前島(孝)委員)じゃあ聞きますけれど皆さんは市民の生命を守るために水道事業をやってますけれども,どの様に考えているんですか。私は湖北水道の議員もやってますけれども市長あるいは企業長に4年間ずっと言ってきたんです。早く統合してくれって。それでも横田さんは統合しなかったです。それで今度専門的技術者がいないとかそういうことになったらばそれは部長がやることじゃないんですか。若手を育成するとか。部長は4月からこっちに来たから「大きなお世話だ。俺は来たばかりだから分からない。」と言うのかどうか知らないけれど。そう言わせませんよ。どこにいたって市の職員なんだから。皆さん市の水道をどう考えているんですか。今3つありますけれど,湖北水道と簡易水道と八郷とありますけれど,今後水道行政どうするんですかこういうことやっていて。また今度八郷の水道の管工事を計画する時,湖北水道さんに委託を頼むんですか。皆さん自分らで市民の生命を守る大事な水を供給しているんだという自負と自覚がないんじゃないですか。技術者がいない。雇ったらいいでしょう。部長の権限でそういう専門屋を雇ったらいいでしょう。あるいは若手を何で育てないんですか。どこの部でも課でもやっているんでしょう。部長だって市役所入ってから担当者から係長になって課長補佐になって課長やって次長になって部長になったんでしょう。皆さんが育てなければ誰も育たないよ。そういう人材育成の計画を立てなければ。人材育成やりますって計画に載っているんじゃないの。何で技術者いないんですか。私は理解できませんね。水道事業やっていて市の専門屋がいない。その辺考え方を聞かせてください。水道行政についてどう考えているか。それで湖北水道と協議したと言うけれども,湖北水道は旧玉里村と旧石岡市が出資する団体だから市長が企業長になっているわけですから市から言えばいやだとは言えないでしょうよ。それは目に見えない威圧って言うんです。圧力をかけてるんだよ。湖北水道は20年間人を採らなかったんです。それでここ3年で課長以上はみんなやめちゃうんです。今職員32名いますけど。1番下の若い人が41歳でしたっけ。それでここ2年間議会が承認して,人は足りるんだけれども技術屋の引継ぎをやらなくちゃならない。引継ぎをやるのには1年間余裕を見てくれと。本当は来年から採ればいいのを1年前に前倒しして技術者養成を金をかけてやっているんですよ。それを半年間1人よこせと引き抜いちゃうんだよ。片方は金をかけて専門屋を育成しているんです。皆さんはそれをやっていないの。自分らで出来ないから湖北水道に400万払って委託するの。そんな行政やってていいんですか。そんなことやっていたら行財政改革なんか出来ないでしょう。さっきの耐震と同じでしょう。どうして育成しないんですか。合併して水道行政を4年間もまだかっぽりっぱなし。後で私その他でやろうと思ったんだけれども八郷の渇水の対策がどうなったか聞こうと思ったんだけれど,ここに資料があるようですけれど,湖北水道と管を繋いでやっているとかで終わりじゃないでしょう。根本的な抜本的対策をどんなことやったか聞きたかったんです。どうして早く水道を統合しないんですか。早く湖北水道と統合すれば水道行政がスムーズにいくんじゃないんですか。平気で湖北水道に委託しますってよく言えるよな。

生活環境部次長)委員ご指摘の件につきまして,まず専門的職員を養成してこなかったことについてはご指摘のとおりであるというふうに考えてございます。しかしながら三村簡易水道につきましては,先ほどもちょっと説明させていただきましたが,今実際に取り掛かるというふうな事を持って国庫補助の対象になって補助金を利用した施設更新が本年度いっぱいに承認されないと出来ないという側面もございます。そうした施設の全面更新を実施するという前提の基に専門的な技術と知識を有している者を派遣いただきたいという内容でございますのでよろしくお願いしたいと思います。更に委員ご指摘の将来的にどうするんだということがございました。国の方針としまして1つの市に原則1つの水道事業が望ましいという通知も来てございます。それを受けまして,現在,水道統合準備委員会というのを立ち上げて検討してございますのでその中で方針を決定していきたいというふうに考えてございます。

前島(孝)委員)補助金の話しで今年度中に作らなくちゃならないというのは前から分かっている話しでしょう。昨日今日分かった話ではないでしょう。それは屁理屈って言うんです。そんなの5年も10年も前から分かっているんじゃないの。湖北水道はもう3年前から国庫補助10年計画を作ってACP管を計画的に10年で直すという計画を立ててもらったんだけど,石岡市はやってなかったわけだから。国に今年度までに出さなくちゃならないというのはいつの時点で分かっているんですか。前から分かっている話でしょう。ご指摘のとおりって言うけど,別に指摘はしてないんだよ。じゃあこれから技術者をどういうふうに育てていくの。聞かせてください。生活環境部のトップとナンバー2の考え方を聞かせてください。来年度あたり技術者を採ります。市長に言って採用してもらったら。高卒とかの若い人じゃなくて熟練した人を募集かけて。30代とか35歳とか40代の人で何人か雇ったらいいんじゃないの。じゃないと出来ないんじゃないの。どうするのこれから改修しようという計画があるのに。今回仮に湖北水道に委託してやったとしても,今度国に申請して認められたら来年度から工事やるんでしょう。工事やるのに技術者がいなかったらどうするんですか。これも全部丸投げで湖北水道に委託する考えでいるの。それは答えなくていいですけれど。とんでもない話だよねそんな話しは。だから水道行政に熟知した人は若い方から育てて行くんだけれども,ここにきたら間に合わないから来年度あたり何人か採用したらどうなんですか。採用するしかないでしょう。技術者がいないんだから。だけど技術者いないのによく水道行政やってますね。どんな行政やっているんだろう。旧八郷町の水道は毎日給水しているんでしょう。技術者いなくてよく出来ますね。誰がやっているの。

生活環境部長)市の水道行政でございますが,水道は生活のライフラインで大切な部分でございますので,これまでも水道事業統合準備会等でも今後の市の水道事業のあり方等を検討しているわけでございますが,早い時期に方向性が示され,市長等に報告することになると思うんですが,そういう中でも今後の方向性が示されると考えております。そうした中で今後の水道行政がどうあるべきか。湖北水道,八郷の水道,三村簡易水道ございますが統合ということも当然考えていくことになりますので,それらとあわせまして人材の育成等につきましてもその中で検討がされると思いますので,人事の方とも協議しながら進めていきたいと考えます。

前島(孝)委員)統合と人材育成はぜんぜん違いますよ。今の答弁だと委員会で今後の人材育成について検討って言うけど,他の人が検討するんじゃなくてあなたらが決めるんですよ。委員会で決めるんじゃないでしょう。統合は委員会でいいですよ。多少時間があるから。だけど人材育成はその委員会で答申をもらってやる話しじゃないでしょう。部長なり次長が決める話でしょう。それについてどう考えているんですかということを聞いているんです。統廃合をやる委員会で人材育成まで考えてくれるわけないでしょう。委員会に委ねなくちゃ自分らの配下の人材育成も出来ないんですか。そんな話はおかしいと思います。だからさっき言ったように人がいなければ市長に言って,技術者を貰いなさいって言ってるんです。それは部長の判断で出来るんじゃないですかと言っているんです。それに対して部長はどう考えているんですか。今までどおり進めたら困るでしょう。技術者がいなくて毎日市民に水を供給しているんだから。技術者って何人いるんですか。八郷の水道には。1番の欠点は石岡市はずるいんですよ。旧八郷さんは自治体で水道やっていたけれども,ここは湖北水道がやっているからみんな知らんふりで,水道は湖北水道だから関係ねえ。そう思っているんでしょう。だから人も育ててない。そうじゃないですか本音は。で将来は今言ったように委員会では三村の簡易水道と八郷の水道を全部湖北水道に委託しちゃおうと,腹の隅ではそういうふうに思っているんでしょう。だから本気になってやらないんでしょう。議案質疑でもやったけど茨城44自治体の中で企業団組んでいるところは2つしかないんです。石岡と取手。県南水道企業団と石岡市の湖北水道企業団の2つしかないんです。後の42の自治体は全部市町村が直接やっているんです。やっても公営企業法で3条と4条があるから独立採算制でやってますよね。特別会計だからね。そういうふうにして水というのは市民,町民,村民のためだから市がやっているんですよ。自治体が。歴史の中で石岡市はそういうふうになっちゃったからしょうがないけど。せっかく今度統合が出てくるんだから早く湖北水道さんを市に合併しろって私はいつも言っているんです。湖北水道の方では反対しているようですけれど。ある人なんか「湖北水道が市に行ったらやめます」なんて人までいるんだから。だから「議長言わないでくださいね」なんて言われているけれど,それとこれとは別だと。やめたい人はやめろって言ってるんです。まあいいです。午後またやりましょう。

嶋田(佐)委員長)暫時休憩いたします。

 ― 休 憩 ―

嶋田(佐)委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

生活環境部長)午前中の前島委員に対する人材育成についての考え方でございますが,これまで石岡市で水道技術を擁する職員を育成してこなかったことについては,大いに反省すべき点であると考えております。また技術管理者については当然必要な職員でございますので,今後人材の育成また確保につきましては,現在3事業の統合という協議もなされているわけでございますが,それらの状況また技術管理者につきましては,実務経験が必要になってきます。専門の大学,工学部とか水道工学なんかを出ますと実務経験が2年で資格が取れるようになるんですが,一般的な高卒での採用になりますと実務経験年数が10年,簡易水道については5年というような資格要件になってきて,すぐ技術管理者になれというような状況にはないところですが,今後そうした中での人材の育成確保につきましては総務の人事担当とよく協議をしながら,人事交流という形もひとつはあろうかと思いますが,その辺を踏まえた中でよく協議して対応してまいりたいと考えております。

前島(孝)委員)私は執行部の方が水道に対する認識を持ってもらえばいいんです。今まではちょっと希薄というか,さっきから言っているように水道は湖北水道がやっているから関係ないんだというような甘さがあったんじゃないかと,それは証拠としては人材育成も何もやっていないからそういうふうに見られたってしょうがない。それから技術者というのは5年あるいは10年と言ったけど,それは水道部門ばかりじゃないでしょう。一般の仕事だって同じでしょう。一般の人事をやっていれば,特に水道というのは特殊部門だから一般の人事よりはきちっと育成していかなくちゃならないわけです。他の職場が楽だとかという意味じゃなくてそういう専門分野は一般の人事のように3年とか4年のローテーションで回しちゃったら育たないわけですから。どこの自治体だって水道行政に対しては,入社してから定年になるまで専門職というのをかなり置いているわけだから。そういう話は皆さん知っているわけですよね。だから簡易水道は5年,一般の水道は10年だって言っているけれど,一般の仕事だってそれは同じ。新入社員で入ってきた人が即プラス戦力にはならないわけだから。ただ皆さんが市の水道をぜんぜん認識してなかったから,今までは人事もぜんぜんやらないし,でこういうことが出てくると初めて出来る人がいない,出来る人がいないので委託しようとか簡単にやっているけれども,これみんな税金ですからね。その分違う仕事を削っているわけだから。当然これを職員でやれば,この予算は別なところに使えるわけだから。統合とは別ですこれは。統合と一緒にやるやると言っているけれど,統合とは別です。今現実に統合するって言ったって2年ぐらいで統合は出来ないんだから絶対に。3年,4年,5年かかると思うんだ。その間に人は必要でしょう。だから私は,来年度は人を採用しろと言っているんです。是非,市長あるいは総務部長とも協議して,皆さんがアクションを起こさなければ総務部長だって市長だって言ってくれないと思うんです。あなたたちが責任があるんだよ。私は見てるけど,来年の水道に人を雇うのか。新しく市長が出たら私は12月の議会で質問しますから,市長の考え方をただすから。市長ばかりただしたってだめですよ。資料は皆さんが作るんだからね。皆さん方が必要だって認めなければ総務部長だって動かないだろうし,「要請がありませんから,やりませんでした。」って言われるよ。是非,来年から採用してくださいよ。来年というともう間に合わないのか。まあ中途採用でいいじゃないですか。湖北水道でこういう例があるんです。28歳から36歳まで募集かけたんです。そうしたら埼玉かどこかの水道企業局に勤めていた人がいたんです。その人は次男で家は石岡。で長男がサラリーマンで北海道かどこか行っちゃって後取る人がいなくなっちゃったんです。で湖北水道が募集をかけたらそっちをやめて家から通えるところということで湖北水道に入ったんです。大学での水道のプロパーですよ。現実にそういう人がいるんです。だからいくらでも採れるんです。とる気があれば。中途採用だって,別に4月から採らなくたっていいわけですから。今いっぱい来ますからそういう条件がある人が。それで市の条件に合わなければ採用しなければいい話ですからやってみなくちゃ分からないです。だから4月だって言わないで必要ならば雇ってくださいって言っているんです。それで市の水道行政を市民のためにきちっとやっていただきたい。皆さんのためじゃないですよ。市民のためにやってもらうんですよ。そういうことを是非真剣に考えていただきたいと思います。以上で私の方は終わります。

嶋田(佐)委員長)ほかに質疑はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に,討論に入ります。討論はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第58号石岡市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,「原案のとおり可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第63号平成21年度石岡市水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案について,執行部から説明を求めます。

水道課長)それでは平成21年度石岡市水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。補正予算書の27ページをお願いいたします。今回の補正予算につきましては,3条予算の収益的支出につきましては,4月の定期異動に伴う人件費に関わる補正減でございます。また4条予算の資本的収入及び支出につきましては,経済危機対策臨時交付金を受けての地上デジタルテレビを購入するものでございましてその補正増でございます。詳細につきましては145ページをお開きください。そこに給与費明細書がございますが,給料で177万5,000円の減。手当で4万7,000円の減。法定福利費で39万4,000円の増。合計で142万8,000円の減額でございます。続きまして149ページをお開き願います。4条予算の資本的収入の中で経済危機対策臨時交付金を受けて地上デジタル対応のテレビを購入するということでございまして,一般会計負担金30万円を見込んでございます。資本的支出につきましては資産購入費において30万円の補正増を計上したものでございます。

嶋田(佐)委員長)以上で説明は終わりました。
 これより,質疑に入ります。質疑はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に,討論に入ります。討論はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第63号平成21年度石岡市水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,「原案のとおり可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第78号石岡市手数料条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。
 本案について,執行部から説明を求めます。

市民課長)議案第78号石岡市手数料条例の一部を改正する条例を制定することについてご説明申し上げます。今回の手数料条例の一部を改正する条例は,住民基本台帳カードの普及促進を図るため,平成21年10月1日から平成23年3月31日まで手数料を無料化するものでございます。住民基本台帳カードは,市町村が希望する方に発行する安全で優れたICカードでございます。これまで希望する方には発行手数料として500円をいただいて交付してまいりましたが,住民サービスの向上や住民基本台帳カードのより一層の普及促進を図るため今回の無料化を推進するものでございます。

嶋田(佐)委員長)以上で説明は終わりました。
 これより,質疑に入ります。質疑はございませんか。

前島(守)委員)この議案に反対ではないんですが,この住民基本台帳カードが現在どのくらい普及されているのか。また無料になった場合にはどのくらい普及するのかについてお伺いしたいと思います。

市民課長)現在の住民基本台帳カードの発行枚数でございますが,平成21年7月31日現在で1,146枚普及しております。今後,身分証明書とかそういうふうな場合とか活用方法としては一般的にはあるわけなんですが,今後500円を無料にすればより一層普及は可能だと思います。

前島(守)委員)なかなか憶測で言えない部分があると思うんですが,無料化したからこのぐらいは増えるだろうと言ってもらはないと,何のために無料化するのか根拠が緩くなってしまうと思いますので,それについて再度答弁していただければと思います。

市民課長)今回の措置につきましては,23年3月31日までは交付税措置がされるというふうなことで無料化するというふうなことになったわけでございます。以前にも啓発等やっておりますが,広報活動等を進めてまいりたいと思います。

金井副委員長)住基カードなんですが,いま市民カードを使っている人が多いと思うんですが,その辺の違いと住基カードを使うとこれだけ便利になるとか,今市民カードを使っている人がどうやって交換していくかとか,そういったことがポイントになっていくと思うんで,交換することによってこういったいい状況が生じるということ。本当に住基カードを利用する方を増やしたいのであればそういったかたちで広報していくことが必要であると思うのでよろしくお願いします。

嶋田(佐)委員長)ほかに質疑はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に,討論に入ります。討論はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第78号石岡市手数料条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,「原案のとおり可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,当委員会に付託されました議案の審査は,終了いたします。
 ここでお諮りいたします。
 本日,審査いたしました議案の審査に係る委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 その他として発言はございませんか。

商工観光課長)商工観光課から3点ほどご報告申し上げたいと思います。まず元気いしおか商品券の販売状況についてでございますけれども,元気いしおか商品券の販売につきましては,8月7日から9日までの3日間,午前9時から午後5時まで石岡市役所,八郷総合支所,石岡商工会議所,八郷商工会の4か所で販売を行いましたが,3日間の総売り上げは5,246万円ありました。8月10日以降は石岡商工会議所,八郷
商工会で販売を行っておりましたが,資料にございますように9月8日現在で9,944万円の販売があり,昨日9日で完売いたしたとのことです。
 続きまして朝日里山学校の指定管理者募集についてご報告申し上げます。石岡市体験型観光施設朝日里山学校の指定管理者募集については,広報いしおかや市のホームページにより指定管理者の指定期間を平成22年4月1日から平成27年3月31日までの5年間とし,指定管理者の公募を行いました。書類の配布を8月3日から21日まで行いまして,8月11日には朝日里山学校で現地説明会を行いましたけれども,そこにございますように7団体からの参加がありました。申請書類の受付を8月24日から28日までの期間行いまして,そこにありますように2団体の申請がありました。今後のスケジュールとしましては9月下旬に応募者によるプレゼンテーション及びヒアリングを実施し,指定管理者制度運営委員会の中で指定管理者候補者の選定を行い,12月の定例議会に指定管理者の指定の議案を上程する予定でございますのでよろしくお願いいたします。
 次に3番目としまして「井戸の掘削並びに取水に関する要望書」についてでございますけれども,柏原工業団地内で使用しております水道料金が他の工業団地に比べ高額のため,経営を圧迫しているということで湖北水道企業団に対しまして水道料金引き下げの要望書が,また市の方には水道料金の引き下げが少額の場合には市との環境協定を見直し井戸の掘削を行いたいと「井戸の掘削並びに取水に関する要望書」が柏原工業団地運営協議会より共に7月30日付けで提出されました。今後この水道料金につきましては湖北水道企業団,また井戸の掘削につきましては関係課と協議して進めてまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

水道課長)私ども水道の今夏の給水状況につきましてご説明させていただきます。今夏の八郷地区の水道の状況でございますが,天候不順が多かったことや昨年度の緊急対策によりまして湖北水道企業団と連結管を接続したことにより,本年7月23日から8月24日まで給水を受けております。そのため本年度におきまして渇水状況に至っておりません。しかしながら八郷地区の給水量を確保することを主眼に緊急連絡管に接続を実施いたしましたが,湖北水道柏原配水場の配水圧力による水圧が予測より低かったため,一部地域の高所において水圧が不足するという事態が生じております。そのため確保した水を一旦下林浄水場に入れまして,下林浄水場の能力を利用して配水している状況でございます。結果として従来の下林浄水場としての給水範囲を超えて配水しているため施設能力に限界があるわけでございます。このような状況から今後下林浄水場の配水ポンプの能力や管路等を精査いたしまして,口径の細い箇所等の配水管の交換等を検討していきたいというふうに考えております。また八郷地区における給水確保の根本的な恒久対策といたしましては,湖北水道企業団の柏原配水場より直接八郷地区の中央浄水場まで管網の整備をして水を入れることが恒久対策であるというふうに考えております。

前島(孝)委員)いま報告がありました八郷地区水道の抜本的対策は湖北水道の管を八郷水道に接続すればいいんだと,これが抜本的対策だといったんですが,企業が違うから出来ないでしょう。出来るんですか。

水道課長)ただいまのご質問でございますが,本来私どもは県水を受水しておりますので県西用水から水をいただければ1番ベターでございます。しかし県西用水から私どもへ来ているのは日量1,500トンでございまして,その管の口径を大きくしないと水については来ない。今茨城県の方で次期事業の検討をしているわけでございますが,これにつきましても予算の関係上少額の事業規模に展開したいということでございまして,八郷に水を持ってくることに関しては難色を示している。ということになりますと水の方につきましては,八郷さんは石岡市と合併したので県中央の水を利用していただきたいというのが県の意向でございます。そういたしますと湖北さんの方で3万8,000トンの水を手当してございますので,その水については旧八郷町,三村の簡易水道あるいは湖北水道を含めてもその水で十分に足りるということが県の見方でございまして,そういたしますと統合の部分は別になりますが,取りあえずそのような柏原の方に来る水を有効利用していただきたいというのが県の考え方でございますので,そういたしますと湖北さんの方へ来ている管を私どもの方へ持ってきてその水を受水するという考え方になると思っております。

前島(孝)委員)湖北水道から管を繋いで持っていくというのは言葉では簡単ですが,県はそういう判断だとしてもそれは湖北水道が基本料金を,我々市民が負担しているわけですよ。何十年も高い料金を払ってそれを維持してきたわけだから,それを簡単に市が湖北から貰えば八郷の水道が解決するんだと言ったって大変な話しでしょう。それが抜本的対策だって言うからそれは私はおかしいと思います。これも先程の話と同じようになっちゃうけれども,皆さんはずるいんだよね。自分でやろうとしないで湖北水道から貰えばいいんだって。何十年って県からの1日3万8,000トンっていう水量を貰っているから今の水道料金は高いわけです。何十年も市民が蓄積してきた水を簡単に湖北水道から引けば八郷地区の水道は解決するんだなんていう簡単な話ではないと思うんです。そんなことやったら湖北水道で供給受けているお客さんは怒り出します。それでなくても茨城県で10本の指に入るくらい湖北水道の水道料金は高いんですから。八郷地区の渇水は臨時的に供給するわけですよね。今年も貰ったといいますが今年は渇水だなんていうことを去年と違ってマスコミでも取り上げなかったのに湖北水道から受けているって言う話も今報告されましたけれども,それとは別な方法は考えていないんですか。永久的に湖北水道から臨時供給するの。将来は統合は避けて通れないことだと思うんだけれども,今の段階ではどうなるか分からないでしょう。決裂になるかもしれないし。だから私は市長にはよく機会あるごとに合併しろ合併しろって言っているです。合併しちゃえば全部問題ないんだよね。それにはまだ時間がかかるようなことを執行部が言っているから。あれは緊急時で契約しているわけですから,常時八郷地区に供給するためにやっているわけじゃないから,そこが考え方が甘いんじゃないですか。湖北水道の管とは別になんか方法はないんでしょうか。

水道課長)八郷地区自体での井戸による取水につきましては,当初の取水量が確保されないという現状がございます。また井戸の新たなる新設ということで県の方へ要望いたしましても地下水採取条例というのがございまして許可にならないという現状で,非常に難しい位置にいるというのが実状でございます。ここで申し上げました抜本的なものの中で湖北さんと管を繋げばという意味合いを申し上げましたけれども,統合ということを踏まえての中においてはそういうふうなことで繋いでいただく方法しかないのかなという部分を申し上げました。そういうことでご理解をお願いしたいと思います。

前島(孝)委員)だからさっきも言ったように考え方が甘いんじゃないかといっているんだよね。日量3万8,000トンと言ったってそれは我々の料金で払っているわけだから,やるなら遡及精算してもらわなくちゃならないですよ。でなくちゃ売れないでしょう。借金して全部やっているのに。市の水道は一般財源から投入してやっているからいいけど湖北水道は独立採算制だから市から1銭の補助も受けていないわけだから。そんな簡単には私は金銭的な面でいかないと思うんです。だからもう少し他に方法がないのかなという気もするし,ないんであれば早く統合を進めなくちゃいけないわけですよ。合併して4年経っているわけですから。4年間で皆さんは何もやらなかったわけですから。去年八郷の渇水が表面に出るまではぜんせん動いてなかったんでしょう。合併してすぐ動いていれば今ごろ結論出て,形はどうあれ統合になっているかもしれないよね。皆さんはやることが全て遅いんです。警察と同じですね。殺人事件が起きないとやらない。いくら議会で質問してもその場限りで答弁して逃げちゃう。委員会はいつごろまでに結論が出るんですか。今考えられるのは。早く出してもらわなくちゃだめだよね。毎年毎年緊急で湖北水道から水貰っているようでは。しかも技術者がいない。委員会いつごろ統合に対する結論が出るんですか。年度内に出そうとしてるの。もう何回かやっているんでしょう。方向性出てるの。あと問題になるのはお金とか,財産贈与とかそういう問題なんでしょう。湖北水道企業団に委託しちゃうの,それとも市が吸収するの。

生活環境部次長)今,準備委員会の検討を何度か実施したのは事実でございますし,ご指摘のとおりでございます。現在議題と上がっておりますのは,経営統合までには2つぐらいのステップがあるだろうと,1つは業務の委託。業務の委託を実施した後に経営統合。経営統合を実施した後に事業統合。具体的に言いますと委託をどこかに,まあ具体的に上がっているのは委員さん仰るように湖北水道に上がってございますけれども,その委託をした後に経営を一本化する。その後経営が一本化した後それぞれの水道の施設の管を接続して事業を統合するというぐらいの2つのステップがあるのかなということで検討は進めていますが,具体的に事務の委託を進めるということになれば,どれだけの事業をそのような内容でどういうふうにというような具体的な検討が必要でございますので,その検討に入ろうかという段階であります。

前島(孝)委員)今の話を聞くと市でやらないで委託をするという考えなんだ。市は水道については手を引くと。業務委託をするんだと。その後経営統合。その後事業統合だっていうんだけど。私が聞きたいのは前から言っているように市がやるべきだって言っているんです。なぜなら茨城県全部見ても90%以上が自治体がやっているわけだから石岡もそういうふうにやるべきだと思っているんです。今の次長の答弁だと業務の委託をするのが最初なんだと。ということは湖北水道に委託すると言っているのと同じなんだよ。湖北水道以外ないんだから。それではだめでしょうといっているんです。それはもう決まったの。

生活環境部次長)業務委託の方向で検討を進めております。委員さんご指摘の具体的に経営を湖北に一本化するのか,それとも市の方で,水道部と言う組織になろうかと思いますけれどもそこで一本化するのかというのは,検討されている中でも事業の委託を実施して3つの水道事業が一緒に出来るとなった段階で具体的にどちらかの方向で検討しようというふうなことで,市の方で決めた,湖北の方で決めたということではなくてその時点でどこに水道事業を位置づけるかということを検討しましょうというふうな段階であります。

前島(孝)委員)そうすると次長が言っているように業務の委託といううのはどこへ何を委託するんですか。

生活環境部次長)三村簡易水道で具体的に言いますと維持管理補修,料金徴収,それから調停,納付書の発行等の業務はありますけれども,その中のどの辺まで委託できるかというのを詰めていきましょうという段階であります。

前島(孝)委員)それは日常市でやっていることでしょう。何でそれを他の企業に委託しなくちゃ統合できないんですか。それが分かりません。その業務は日常やっていることでしょう。水を送って,毎月検針をして料金を徴収してというのは日頃の業務でやっているんでしょう。その仕事を委託しないと統合に持っていけないんですか。その辺が次長の説明では分かりません。

生活環境部次長)先程ちょっと触れましたが,国の方針の中でも平成27,28年を目途に1つの市には1つの水道事業であるべきだという通知が来ていますので,まずそのために1つの事業体,具体的に申し上げますと湖北水道企業団になるわけですけれども,そこに一本化できるようなかたちの事務委託,それができたら組織としてどうあるべきかという段階で進めようというような話し合いの段取りになっております。

前島(孝)委員)意味がぜんぜん分かりません。じゃあ逆に湖北水道から市が委託を受ければいいじゃないですか。最初から皆さんはやる気がなくて委託委託って考えているんだよね。市が受ければいいんじゃないですか。八郷の水道もやっているんだから。湖北水道が今やっている業務を逆に市が受けたらどうなんですか。なんで湖北水道に委託しようと思っているんですか。そこが分かりません。湖北水道が統合しようとしているんならそれでいいけど,市が統合をやろうとしているわけでしょう。そうしたら1者しかないんだから湖北水道の業務を全部市が受託して,湖北水道の方を軽くして,将来なくしちゃおうという手順になっていくのが流れだと思うんですけれど,今の話だと逆だよね。市は統合する前に湖北水道に委託しちゃおうと。メンテナンスとか,検針とか,工事とかいろんなものを委託しちゃおうという考えでしょう。

生活環境部次長)準備委員会の検討の結果を申し上げてございます。それと具体的にそれが逆ということも考えられるだろうというご指摘の場合は,その体制,人員配置などそれだけの組織が現在ないというのも前提としてあるのかなと。そういうことを踏まえて準備委員会の中ではそういう方向で検討しているという段階でございます。

前島(孝)委員)今次長が言ったのはまるっきりどちらも同じなんです。例えば次長が言うように湖北水道が受けようとした場合,人がいなくてできないじゃないですか。湖北水道はそれに対して社員を雇うわけでしょう。そんなことできるわけないでしょうよ。それは湖北水道にしたってできないと思うよ。仕事量がどのくらいあるのか分からないけれど今の32名体制の中では出来るわけないわけだから。でも市は出来るよね。750人も職員がいるんだから。現に水道課もあるわけだから。その辺が私はどうも執行部がいま次長が答弁したような単純に考えているような話が進んでいればちょっとおかしいんじゃないかという気がするわけです。湖北水道だって困っちゃいますよね。我々も湖北水道の議員だから,今度そっちで議論しなくちゃならない部分が出てくるから。この辺でやめときますけれども,もう少しよく考えていただかないと困ります。答弁はいいです。それからこれはその他なんで特にねらいはないんですが,いま市内がこういうふうに寂れているわけなんですけれど,最近の情報ではセンチュリープラザが結婚式場の予約が10月とか11月以降新たに予約を受け付けていないという情報を,皆さん聞いているかどうか分からないんですけれど。その辺の情報を皆さんの方でどのくらい把握しているのかお聞きしたいんです。

商工観光課長)センチュリープラザ石岡につきましては,議員ご指摘のように11月以降の予約を受け付けていないということで石岡商工会議所等に問い合わせをしてみましたところ,11月末で閉店し,石岡より撤退するということが判明しました。また8月の前に一時,撤退後については静岡のパチンコ経営者が購入を計画していたという話しがありましたけれども,8月21日に確認しましたところその契約は白紙になったということで,現在は伊勢甚本社不動産部門で譲渡先を探している状況だということでございます。

前島(孝)委員)ありがとうございました。やっぱり噂は本当だったんだ。11月末で撤退。それからもう1点は,毎年恒例のおまつりが近づいていますけれども,私が議員になって7年,一般質問でも3回ぐらいやりまして,その後いまの水戸信金のところに体の不自由な方とお年寄りを対象とした無料観覧席が試験実施ということで作られたんですが,それが大分評判が良くて毎年改良しながら現在に至っているかと思うんですけれども,私は一般のお客も見られるように,一般のお客というのは石岡の人じゃありませんよ。石岡の人はもう見るところ分かっているからいいんですけれども,電車あるいは観光バスで来た人が石岡のおまつりの見方が分からないわけです。どこへ行っていいのか,何時に神輿が来るのか分からないで来るから。せっかく来てもらったのにおまつりを楽しく見てってもらわないと意味がないと思うんですよ。私は前から観覧所を,商店街がみんなシャッター通りになっているからそういうところを利活用したり,単管パイプであういうふうに作ってもいいし,それで有料で見ていただくような場所をたくさん作ったらどうかという提言を何年もしてきたんです。商工観光課長が変わるたびに何回か言ったんですけれども,「そうですね。検討します。」でそのときの話しで終わっちゃってその後はおまつりの日に見ても出来てないようなんで,なぜやらないのかなと毎年毎年おまつりがくると思っていたんです。で,今回市民経済委員会に来たからまた復活するんですけれど。そういう計画はないんですか。

商工観光課長)観覧席につきましては,設置については石岡市観光協会の事業の中で障害者の方と70才以上の方に無料で観覧席を設置しているところでございます。観覧席と言いますとやはり神幸祭,還幸祭の見えるコースで設置する場所が必要だと思います。そういうことで今現在設置する計画はありませんけれども,設置が可能かどうか検討してみたいと思います。

前島(孝)委員)今年やってくれということじゃないんです。私は7,8年言っているんだけどいつも検討しますで終わっちゃうんですよ。私は検討するのも必要だと思うんですけれども,あれだけの見学者が来るのになぜ作らないのかと思うんです。有料で作って1,000円とか1,500円とって,そこで足の悪い方も来るだろうし,子連れで来る方もいるだろうし。ああいう所で有料で見てもらう。そこに商店会に言ってお酒とか食べ物を売りに行けばいいわけだから。有名な観光地に行くとみんな作ってますよね。ねぶた祭りに行ったってどこに行ったってみんな市の土地や歩道を利用して作っているんです。今の話だと観光協会でやってるって観光協会の責任にしているんだけど,そうじゃなくて実際やるのは観光協会がやるにしても市がそういったアドバイスをしながらやらなければ,いつになったって出来ないわけですよ。私は具体的に言わないけれどどこだって出来るわけですよ。ただし露天商との協議もあるからね。その辺はあるにしてもその辺は調整すればいいわけだからね。作ってくれっていう要望が多いわけだから,少しでも観光客に楽しく見て帰ってもらって,来年も来てもらうっていう方策を立てないと,お客はどんどん減っちゃいますよ。是非やる方向で検討してください。それからもう1点。これも前から言ってるんですけど,決算書なんか見るとおまつりのトイレが57万ぐらいみてますけれど,誘導員も300万ぐらいみてるんだけれども,石岡のおまつりの仮設トイレはあれは現場の作業員を対象にしたような,かと言って作業員を軽蔑しているわけではありませんよ。おまつりでご婦人とかがたくさん入るようなトイレじゃないんだよね。皆さんも観光地に行ってわかっていると思うんだけど,私が何回も言うと,前島議員,実はトイレたくさん付けたいんだけれどもみんな断られちゃうんだと。臭くて。あれじゃ断られるって言ったんです。ただリースで借りてきて置くだけだもの。仮設トイレっていうのは石岡のおまつりを考えるのであれば,ちゃんと下にビニールシートを敷いて,砂利を敷いて,トイレを置いて,周りをきちっとごう材で囲んで,手洗いを作って,女性のための仮設トイレとしたらばそこにはちゃんとお母さんがトイレに入っている間子供が待っているイスがあったり,乳飲み子を寝かしておくテーブルを置いたり,トイレから出てきたらお化粧なおす鏡も置いて,手洗いを置いて,それでにおいが出るからって強制換気をつけて,周りをよしずで外から見えないように囲むとか,そういったのが有名なおまつりでやっている仮設トイレなんです。石岡の仮設トイレでは次に貸してくれる人いませんよ。大型トラックで来て6つぐらい並べて終わりだもの。ああいうのじゃなくてもう少し使う方の身になって,仮設トイレっていうのはもう少しお金をかけてきちっとした仮設トイレをもっとたくさん作ってもらいたいんですよ。今年は間に合わないでしょうけれど,来年に向けて仮設トイレはもう少し考えて付けてくださいよ。私が1回質問したら市で仮設トイレを付けなくたって,常陽銀行にもあるし,高喜にもあるし,駅前にもあるし,スパーにもあるから間に合うんだと言った部長がいるんだよ。もう定年になったけど。そういう感覚では石岡のおまつりは有名になりませんよ。みんな女性の方が言っているわけだから。かわいそうだと思いませんか。空地で列作って待っている様子。だからお金もかかるとは思うんですけれど,そうすれば毎年毎年地主さんはうちで貸しますから使ってくださいって言うんじゃないの。今みたいに大型トラックで運んできてぽんぽんぽんって置いたようなところでは来年から貸してくれませんよ。においだって出るし臭くて。そういうのが今までやってきた皆さんの体質なんですよ。だからもう少し予算を取って数多く仮設トイレを作るのと,仮設トイレとして恥ずかしくないような,たとえ3日間であってもきちっとしたトイレを作っていただきたいというのが私の要望なんです。どうですか今の考え。

商工観光課長)トイレにつきましては,現予算の中で出来るだけ多くやりたいということで,昨年よりは今年については3基ほど増やしました。それと試験的になんですが石岡会堂のところにトイレを設置するんですけれども,そこについては囲い的なものをやってみようかなということで,今年はそこと中町の所については見えないような形をとりたいと考えております。

前島(孝)委員)今年は間に合わないと思いますけれど,来年から予算を組むときにそういう事を頭の片隅において予算計上をして対応していただきたいと思います。出来るか出来ないかわかりませんけれども。それからもう1点。守木町に国府公園があるんですよね。これは近隣公園扱いになってますから管理は全部建設部なんですが,その反対側に高野菓子屋さんがあって,あそこから参道になっていて公園はその奥からなんだけど,その入り口に駐車場があるのをご存知ですか。公園そのものは建設部なんですけれど,その駐車場については確か守木町の商店街にお客さんが買い物に来た時の駐車場として貸しているというようなお話を伺ったんですけれども,そうすると経済部の商工観光課が絡んでいるのかなと思うんですけれど,そうですか。ちょっと確認してくれる。経済部が関係していれば国府公園を利用する方が使えないんです。というのはあの近辺の人が自分のマイカーの駐車場で占用しちゃっているんです。10台か15台。それで元の守木町交番があったところに広い道路つくりました。そこの両サイドにみんな車を止めちゃうんです。だから経済部が関わっているんであれば守木町の商店会と協議して,使っていないんだったらばもう少し方策を考えていただきたいなと思って今お聞きしたんだけど。

嶋田(佐)委員長)暫時休憩いたします。

 ― 休 憩 ―

嶋田(佐)委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

経済部次長)守木町商店会関係の駐車場でございますけれども,以前商工会議所に貸していた経過がございまして平成17年度から更新しないで管財直接の管理ということでございます。

前島(孝)委員)17年度から貸していなくて,管財の方で管理しているということですね。分かりました。ありがとうございました。

金井副委員長)僕から1点,報告の中に工業団地からの要望書があったんですが,これ以前僕が言ったように,今は企業誘致といっても遠い所から企業が来るわけなくて,今ある場所の近くから広げていくといったことが多いわけなので,この中段以下に書いてある「今後もこのような状態が長く続くことは,仮に会社再編成の問題が生じた場合は,移転等も発生しかねない」と,やはり近隣の自治体がそういった工場関係に有利な支援策を打ち出した場合には,例えば会社を建て替えたりとかもう少し大きくしようとかいった場合には,石岡から出て行ってしまう可能性が高いのでこういった要望書に関しては真摯に受け止めて,逆に他の近隣自治体よりもいい行政をやることによってこちらに引き寄せると,そういった戦略的なものを持ってやっていただきたいと思いますので,是非よろしくお願いします。

嶋田(佐)委員長)他にございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,執行部におかれましては退席いただきたいと思います。ご苦労様でした。暫時休憩いたします。

 ― 休 憩 ―

嶋田(佐)委員長)会議を再開いたします。
 次に,前回の委員会において,川又地区の不法盛土問題への執行部の対応について委員会として意見書を提出することに決し,その取り扱いについて委員長にご一任いただいておりました。この件に関して決議案として提出いたしたく,案文をお示しいたします。

 〔案文配布〕

嶋田(佐)委員長)この決議案について,ご意見等がありましたらお願いいたします。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,委員会としてこの案文のとおり「川又地区不法盛土対策の推進を求める決議案」を提出することにご異議ございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
 当委員会において,閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配布いたしました案文のとおり事件及び事由を示し,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。
 これにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で市民経済委員会を閉会いたします。




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