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議会中継
  


 第9回委員会 (11月12日)
出席委員 嶋田佐登子委員長,前島孝元副委員長,前島守雅委員,菱沼定夫委員,島田久雄委員,岡野佐工委員
市執行部 【生活環境部】
経済部長(大図哲雄),生活環境部次長兼環境対策課長兼市民会館長(田崎徹),市民課長(栗崎孝夫),水道課長(宇田一彦)
【経済部】

経済部長(市村章二),経済部次長(沼田耕),農政課長(谷仲幸造),商工観光課長(小松崎隆雄)
議会事務局 庶務調査課係長(神谷一美)


嶋田(佐)委員長)ただいまから,市民経済委員会を開会いたします。
 去る9月30日,当委員会の金井一憲副委員長が議員を辞職されました。従いまして,現在副委員長が欠員となっておりますので,直ちに副委員長の互選を行ないます。はじめに互選の方法についてお諮りいたします。互選はいかなる方法をもって行いますか。

 〔「委員長一任」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)委員長一任の声がありましたので,これより委員長において副委員長を指名したいと思います。
 これにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認め,委員長において副委員長を指名いたします。副委員長に前島孝元君を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま指名したとおり決することにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異なしと認め,さよう決しました。

前島(孝)副委員長)ただいま副委員長に指名いただきまして,これから委員長を補佐しましてスムーズな委員会の運営に微力ながら精一杯がんばってまいりますので,従来どおりご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

嶋田(佐)委員長)それではこれより議事に入ります。
 本日の議題は,所管事務の調査として川又地区不法盛土対策の現状についてであります。
 次に,案件説明のため説明員として出席を求めた者の職氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりでございます。
 この川又地区不法盛土の対策については,先の定例会において「川又地区不法盛土対策の推進を求める決議」を決議し,執行部の積極的な対応を求めたところでございます。本日はその後の執行部における取組みについての調査でございます。執行部からこれまでの経過と現状について説明願います。
 なお,発言は挙手によりこれを許します。
 
生活環境部次長兼環境対策課長)それでは川又地区における残土につきましてご説明いたします。本日,2枚綴りの資料をお手元に配布していると思いますのでご覧いただきたいと思います。
 まず,川又地区の残土につきましては,議会からご指摘いただきましたとおりでございますが,9月29日に不法盛土等対策本部会議,それから10月9日に同じく幹事会,そして22日に本部会議を開催して検討を進めてまいりました。その中で5点ほど報告させていただきたいと思います。まず,現地に排水できない水溜りが存在しているということで,排水路の確保について方針を決めてまいりました。概要を記載してございますけれども,土地の所有者は基本的に排水路の設置について了承いただいてございます。仮の排水路を設置するということで都市建設部の方が担当して実施に当たってまいります。素掘りの土側溝で対応するということで検討してまいりましたが,実は現場の状況を見まして,測量調査の準備をした際に土側溝ではちょっと難しいかもしれない部分があるということが最近判明しまして,都市建設部の方で一部土崩れの状況を見て,コルゲートパイプというような半割りのパイプの使用も検討しているという状況でございます。別添で要望書の抜粋も付けてございますけれども,要望にもあるように土砂の課題について整理がつけば,周辺を含めた有効活用に対応できるということで仮の排水路を設置したいというふうに考えてございます。排水路につきましては本年度実施すると。地権者は了承を得てございます。現在測量調査準備中という記載をしてございますけれども,都市建設部の方で測量調査を実施したという報告を受けてございます。自然災害等で土砂が側溝に堆積した場合は,市の方で復旧に対応するということで当たっていきたいというふうに考えてございます。それから隣接被害者への補償についてでございますけれども,現在まで農業委員会事務局が関係者のお宅を訪問しまして相談を受けながら実施していることを踏まえまして,農業委員会が中心になり今後も解決策を模索していくことにしたいという方針でございます。それから別添に要望書の抜粋を付けてございますけれども,その中で仮称の善後策協議会というものを設置してもらいたいというふうな要望が地元からございました。これを検討いたしまして,要望書にある正式な協議会ということではなくて,今まで地域との情報交換ということがなされておりませんでしたので,水質検査というのを年3回実施してございます。その後,仮称でございますけれども,水質検査報告会というかたちで地元の意見を聞く場を設けていきたい。実施の具体的方法については地元と協議して実施すると。なお,本年度1月に3回目の水質調査を実施する予定でございます。その水質調査の結果がだいたい3,4週間で報告されますので,それをもってできれば2月中ぐらいに第1回目の報告会を実施して,その中で地元と協議に当たっていきたいというふうに考えてございます。それから土砂の安全性についてでございますが,地元から口頭でございますが,ボーリング調査を実施するよう要望があります。ボーリング調査の実施につきましては,これまでボーリング調査の結果,水質調査の結果を踏まえて,情報交換会の中で経過を説明した中で対応を協議していきたいというふうに考えてございます。それから土砂の取り扱いについてでございますが,今後の土砂の取り扱いにつきましては,地権者,地元の方との協議を進めながら時間をかけて検討していくという方針でございます。
 以上,現在までの検討経過,内容について報告させていただきます。
 なお,この内容につきましては,いずれの内容についても地区の代表者また関係者の方に,経過を踏まえて口頭で説明してございます。

嶋田(佐)委員長)以上で説明は終わりました。
 この件について,ご質問等がありましたらお願いします。

前島(孝)副委員長)説明の中の排水路の確保についての中で,素掘りの土側溝で対応すると。当初そう考えていたんですけれども,一部半割りのパイプで対応してはどうかということで今都市建設部の方で検討なされているという説明があったんですが,その件は分かったんですが,その下の「要望書にもあるように土砂の課題について整理がつけば,周辺を含めた有効活用にも対応可能であるため」と書いてあるんですが,これはちょっと抽象的で理解できないんですが,何を言っているんですか。もっと具体的に説明をお願いしたいと思うんですが。

生活環境部次長兼生活環境課長)2枚目の資料の(2)という部分があると思うんですが,その善後策協議会(仮称)についてという内容の中に,まず残土の撤去は可能か。安全性をどのように確認するか。周辺の山林被害にどう補償するか。の後に残土を撤去せずに周辺を含めて全体を利用する方法はないか。例えば全体を埋め立てて雑木林にして里山公園にする案もあると。そういう運動は全国的に関心をもたれておりますというふうな内容がございますので,将来そこをどういうふうに使っていくか,若しくはどういうふうに対応していくかということで地元の協議が今後進む可能性がありますので,そういうことで場合によっては土砂の移動等がある可能性がありますので,最初検討した素掘りの土側溝であれば構造物を造らないので,構造物を1回造ってしまうと跡地利用の中で撤去するという作業が発生する可能性があるということで,当面素掘りの土側溝で対応していこうかという内容になったんですが,先程委員のご指摘があったように,都市建設部の方で現場を見たときに若干構造物が必要かもしれないということで,それを検討しているという内容でございます。

前島(孝)副委員長)その関連性は分かりましたが,この要望抜粋については今後の課題ですよね。1ページでいっているのは従来の議会の経緯の中で決議案を出して,執行部の動きがちょっと鈍いので議会としても何らかの地域の住民の要望に応えなくてはならないだろうということで決議になったわけですよね。その裏話として早急に執行部の方ではこの排水路について,市長含めてだと思うんですが結論を出していただいてやりますよということになったわけですよね。ですから1ページ目は,従来,地権者に対して早急にやらなくちゃならないこと。今までの経過を踏まえた中でね。2ページ目は,今後,地権者の方たちを含めた協議会をつくったりしてこれからやることだよね。それを1ページ目に仮排水路を設置する中に,こういったものを入れてくるというのはちょっと前後しちゃっているんではないかという気がするんです。要望書を前提にしていないわけですよね。この1ページ目は。今までの現場の対応について排水路を早く作って,地権者に対して早く対応してくれという内容で今まで来ていたと思うんです。だからこれはここに書いちゃったからおかしいんであって,削除しちゃった方がいいんじゃないかと思うんです。それから素掘りの土側溝で対応するということなんですが,これは規模的にまだ図面はできていないと思うんですけれど,都市建設部の方で検討しているということで。どういうふうな土側溝を作る予定でいるんですか。搬入路の両サイドに作るとか。あるいは長さ何メートルぐらい作るというそういう案はどの辺まで行っているんですか。都市建設部へ投げちゃっているわけ。生活環境部の方ではどういうふうにというイメージは持っていないの。都市建設部に投げちゃって,現場に水が溜まらないように都市建設部でやってくれという感じなの。生活環境部も中に入って都市建設部とよく相談してという考え方はないのかな。

生活環境部次長兼環境対策課長)側溝の関係ですけれども,実は本部会議にも幹事会にも都市建設部の部長それから次長が構成委員になっています。そうした中でどこが担当するかということで協議をさせていただいて,都市建設部の方が担当すると。ただ,地権者との交渉は今までの経過がありますので,生活環境部,農業委員会事務局それから工事を担当する都市建設部の方で交渉に当たる。つまりどこの場所をどう通してよろしいかということの交渉については三者でお伺いをして交渉に当たりました。具体的に申しますと既に既存の排水路は土砂の中に埋まっている状態でございますので,それを取り除くのはちょっと難しいという部分がございますから,少し地権者の部分をお借りするかたちで排水路を設置したいと。その交渉に当りまして地権者については全て了承いただいている。その具体的設計と実施方策については都市建設部の方で担当するということで,今設計を組んでいる段階でございます。

前島(孝)副委員長)今後もそうですけれど,やはり委員会に報告するのであれば手書きでもいいですから図面案を提示しないと,素掘りの土側溝で対応すると言ってもどこにどういうふうに作るのかということが分かりませんので,出せるんであれば素案や図面も一緒に添付していただければ非常にありがたかったんですけれど,この次の常任委員会までには出せると思うんで,案で結構ですけれど,決定じゃなくてもこういうことで考えていますといった情報の共有化を議会と執行部がしていないと,我々も市民から聞かれたときに答えようがないんです。もちろんここには近くの議員さんもいますので,是非できればそういうふうに委員会に対して親切丁重に,自分たちで分かってればいいんだじゃなくて,説明のときに分かるように言葉と図面と提示していただきたいと思います。それからその下の要望書にもあるように云々・・・含めた有効活用も対応可能であるということなんですが,この要望書で言っている(2)のC,「残土を撤去せずに,周辺を含めて全体を利用する方法はないか。例えば全体を埋め立て雑木林にして,里山公園にする案もある。」これを言っているというんですが,これは市が土地を買うんですか。それとも民が勝手に里山公園を造るって言っているの。この要望書の中では。

生活環境部次長兼環境対策課長)この要望書の抜粋につきましては,9月15日に地区の方からこういう案も考えられるのではないかというふうに提案されたものでございます。具体的にどういうふうに進むかはこれからの検討課題というふうになってくると思います。

前島(孝)副委員長)それであればなおさら1ページ目の「要望書にもあるように,土砂の課題について整理がつけば,周辺を含めた有効活用にも対応可能であるため」といかにもやるようなことを書かないで。まだ決定していないわけですから。9月15日に住民側から一方的に要望を出されたものをこの常任委員会で報告する内容に理由にするというのはおかしいんじゃないですか。

生活環境部次長兼環境対策課長)要望書の内容も含めて本部会議で検討したわけでございますけれども,今議員ご指摘の事項がございましたので,できればこの部分を削除したいというふうに考えますのでよろしくお願いいたします。

前島(孝)副委員長)私は,その方がいいと思います。今日の常任委員会は川又地区の残土について今までの経過についての報告ですから,その内容は排水路を今年度中に作りますというのが報告の結果ですから,それだけで私は十分だと思います。なおさらさっき言ったように図面がついていれば完璧だったんですが,残念ながら図面がありませんので次回の委員会までには是非素案を出していただきたいと要望しておきます。以上です。

生活環境部長)ただいまの前島委員のご意見でございますが,現在測量が終わりまして都市建設部の方で設計作業に入っている状況でございますので,図面等ができましたら早急に委員さん方にお示ししていきたいと考えておりますのでよろしくお願いします。また排水路の確保で有効活用云々というような表現がございましたが,議会から決議が9月14日に示されまして,その翌日の9月15日に地元からも要望書が提出されまして,地元の方の考え等もございますので里山公園とか有効利用というような表現で記載させていただいたような状況でございますが,先程の委員さんのご意見もございますので,今回につきましては素掘りの側溝ということが結果でございますので,その辺については削除して今後の検討課題としていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

前島(守)委員)仮排水の確保ということで前進したのは良かったと思いますが,実際この問題に関しては加害者が当然いるわけです。その人に対しての損害賠償についてはどのような状況なのかお示ししていただきたいと思います。

生活環境部次長兼環境対策課長)ただいま委員さんご指摘の損害賠償の請求の件でございますが,損害賠償の担当窓口といいますか総務部の方で関係各部で市の方で公費として持ち出した費用を積算しまして,催告書というかたちで,対象者が*****。これは当時事業を施工した旧姓*****というショウエイの代表者宛に催告書を通知したということでございます。内容としましては,排水路等の積算業務関係の委託料の経費,それから排水路整備に係る概算経費,それから土壌・水質分析を行ってきましたので,その経費ということで*****宛に催告書を送付しております。

岡野委員)隣接被害者の補償についてお聞きいたしますが,この内容を見ますと周辺の山林に被害を及ぼしているというのは明らかだというような中での補償ということだと思うんですが,農業委員会事務局の方で関係者の相談を受けていることを踏まえて,農業委員会事務局が中心になって解決策を模索しているというような非常に分かりにくいような文章で示されておりますが,これについては被害の調査をしていくというようなことで理解してよろしいんでしょうか。

農業委員会事務局長)9月14日に議会の決議を頂戴する以前も農業委員会事務局として,被害地権者3名でございますが,何回か訪問いたしまして様々な考えあるいはご意見などを拝聴してまいったわけです。それから決議をいただいた後も今日までに2回ほどお訪ねをして様々な意見交換をしてございます。3人のお考えがまだまだ1つにまとまっている状況ではございません。岡野委員ご質問の被害の内容は具体的には3人とも山林の所有者でございまして,水路が埋没したために水が溜まりました。その影響で立木が枯れてしまったという被害の内容でございます。今回対策本部としてその被害が拡大することを防止するために,すぐにでも水抜き措置を行なうということが先程来ご審議いただいた件でございますが,どうしてもその立ち枯れした木については加害者に賠償を求めたいという意向は3人の方々それぞれお持ちなんですけれども,では現にどの様な方法でいつ請求をするかというふうなことまでには現在至っておりません。今後とも私ども農業委員会事務局が被害地権者の方々と意見を交換する中でお考えあるいはご意見なりを拝聴してまいりたいと思っております。現在はそこまでの状況でございます。

岡野委員)ただいま局長からお話がございましたが,被害者の方とは十分な話し合いを持って,問題のないような解決方法をお願いしたいと思います。それから仮称でございますがこの善後策協議会についてですが,ここに書いてあるものを見ると「聞く場を設ける」,「地元と協議する」という言葉で表されておりますが,これについては善後策協議会という名前かどうか分かりませんが,地区の皆さんとの話し合いの場を設けるということは善後策の協議会について設置してこれからやっていくというようなことで理解してよろしいでしょうか。

生活環境部次長兼環境対策課長)先程ちょっと説明いたしましたが,今までそういう場がなかったと,地元の意見を聞く場がなかったということで,善後策協議会という名前になるかどうか分かりませんが,当然水質検査の報告会ということで報告させていただいても,要望等,提案等があるかと思います。そういうものを協議していきたいと思っております。

岡野委員)十分に地元の皆さんと話し合いをしながら善後策等については協議をしていただけるように要望しておきたいと思いますのでよろしくお願いします。

嶋田(佐)委員長)先程執行部から申し出のありました資料中「要望書にもあるように,土砂の課題について整理がつけば,周辺を含めた有効活用にも対応可能であるため」の部分の削除について委員長において許可いたします。
 ほかに質問等はございませんか。
 
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
嶋田(佐)委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。
 当委員会は,この件に関する執行部の対応について,今後も調査していきたいと思います。
 次に,生活環境部から報告事項があるとの申し出がございますのでこれを許します。
 
水道課長)水道事業につきまして,若干工事箇所の変更がございますのでご報告させていただきます。資料につきましては,お手元へ配布させていただいてございます。本年度の建設改良工事のうち下水道工事同時施工につきまして八重・長堀地内において同時施工を予定しておりましたが,資料2にございますように八重地内の下水道工事が一部開削工事の先につきまして推進工事による施工のため同時施工による接続ができません。そのため事業箇所を見直しまして,下林浄水場から小桜地区に配水する区間において,資料3でございますが,根小屋地内の一部で配水管が150ミリから100ミリと細くなっている所がございますので,水圧不足の解消を図るためにも根小屋地内の管布設替え工事に変更させていただきたいというふうに考えております。ご了承をよろしくお願いいたします。

市民課長)市民課の方から補正予算関係についてご説明申し上げます。総合窓口において窓口フロアの誘導案内,各種請求書の記入,届出書類等の記載補助や手続き案内を行っておりますフロアアシスタントの報酬の増の関係でございます。当初予算において常時1名のフロアアシスタントを配置しておりましたが,住民異動等が多い4月について2名を配置した関係もありまして予算に不足が生じました。つきまして3月の年度末においても通常の月より多数の来庁者が見込まれるために,来庁された市民が戸惑うことなく安心して各種手続きができるよう案内するとともに市民サービスの向上を図るため2名のフロアアシスタントの配置をお願いする次第です。よろしくお願いいたします。

生活環境部次長兼環境対策課長)続きまして12月議会補正予算関係の環境対策課の方から提出させていただきます補正予算について説明させていただきます。三村簡易水道における施設修繕費60万円の補正増を要求させていただく予定でございます。当初の予算としまして50万円を計上してございましたが,漏水補修工事,10月16日現在で10件ほど,37万5,399円の補修工事を施工してございます。現在残額が少なくなってまいりましたので,今後の漏水修理工事に対応できない見込みということで今回60万円,4万円かける15件程度の補正予算を要求させていただきたいというふうに考えてございますのでよろしくお願いいたします。

嶋田(佐)委員長)次に,経済部から報告事項があるとの申し出がございますので,これを許します。

農政課長)農政課の方から12月補正について,提案する事項を報告させていただきます。お手元の資料の1番目ですが,農林水産業費,農業費,畜産業費,畜産一般事務費の中でございます。直接還元解消対策事業補助金。これは県単事業で2分の1以内の63万6,000円の増額補正でございます。これにつきましては,大塚肉用牛研究会がマニュアスプレッダ,いわゆる堆肥散布機を導入する事業でございます。事業費127万3,650円に対し,63万6,000円の増額補正となるものでございます。
 次いで,地域バイオマス利活用補助金でございますが,これも県単事業で3分の2以内の補助でございます。この内容につきましては,山崎堆肥利用組合が養豚の家畜排泄物の利活用の施設を整備するものでございます。内容としましては,密閉縦型の発酵処理施設とペレット機械の導入でございます。これにつきましては,事業費5,640万2,850円に対しまして,3,464万4,000円の増額補正を予定しているものでございます。
 次いで,園芸振興経費の中のいばらきの園芸産地改革支援事業補助金ということで,県単事業でございますが,ひたち野農業協同組合が花の予冷庫を新設する事業でございます。これらが1,007万円の事業費に対して,356万6,000円の増額でございます。
 次いで,ひたち野農業協同組合の小菊部会が実施いたします露地の電照菊の栽培0.7ヘクタールとマルチ張り機2台を導入する事業でございます。これら362万8,000円に対し,補助金120万9,000円の増額の補正でございます。この事業につきましては,当初927万1,000円を計上しましたが,当初予算の中で石岡ぶどう組合の雨よけ及びJAひたち野梨部会の苗木の新植事業が未採択となったため,事業変更により今回449万6,000円の減額補正をするものでございます。
 次いで,同じく農業費の水田農業構造改革対策費の産地確立推進事業でございます。これらにつきましては,ブロックローテーション定着化促進事業費補助金,県単事業で定額補助の103万8,000円の増額補正でございます。これらは事業主体はブロックローテーションの1巡目,2巡目の転作団地に対する組織に払われるものでございます。事業内容につきましては,1巡目が大増地区,加生野地区,2巡目が小塙地区となっております。補助につきましては103万8,000円の増額補正でございます。
 次いで,霞ヶ浦にやさしい農業対策事業補助金。県単事業でございますが,3分の1以内の6万4,000円の補正でございます。これらにつきましては,田植機の導入によりましてその施肥機部分に対する補助額でございます。今回3地区から要望が出てございます。当初4台の見込みで40万円の予算計上をしましたが,3台となりまして6万4,000円の不足が生じましたので今回補正をするものでございます。これらの事業につきましては,県,国の補助事業でございまして市の持ち出しはない事業でございます。以上が12月補正に提出する概要でございます。よろしくお願いいたします。

商工観光課長)商工観光課からは体験型観光施設朝日里山学校の指定管理者の指定についてとそれに伴います債務負担行為の補正予算の計上を12月定例議会に予定しておりますのでご報告いたします。お手元の資料の体験型観光施設朝日里山学校の指定管理者制度導入についてという資料をご覧になっていただきたいと思います。導入についての経過としまして,8月1日号の市報,そのホームページ等でそこにございますように,施設の概要,募集の方法,指定期間,指定管理料等を示しまして指定管理者の募集の周知を行いました。8月の3日から21日の期間,募集要項や仕様書等の配布を行いました。8月11日に朝日里山学校で現地説明会を行いまして,その説明会には7団体ほど参加がありました。8月24日から28日がこの指定管理者の申請受付期間として行いましたが,そこにありますように***********と***************の2団体から申請がありました。10月1日に石岡市指定管理者制度運営委員会において応募団体2団体よるプレゼンテーション及びヒアリングを実施いたしまして***************が指定管理者候補者として選定されております。現在,******さんと仮協定の締結の準備をしておりまして,12月の定例議会に指定管理者の指定として,公の施設の名称,指定管理者となる団体の名称,指定の期間についての指定の議決を得ることと,またそれに伴いまして債務負担行為期間としまして平成22年4月1日から平成27年3月31日までの5年間,債務負担行為限度額3,200万円以内ということの補正予算を上程する予定でございます。議会の承認が得られますと,予定としまして2月の上旬に協定書の締結をはかり,来年22年の4月1日から指定管理者の業務を開始するというようなかたちで進めたいと考えておりますのでご報告申し上げます。

   
嶋田(佐)委員長)以上で報告は終わりました。
 なお,提案予定議案については,定例会において委員会へ付託後の審査となりますので,本日は報告を受けるのみといたします。
 その他として発言はございませんか。

経済部長)ここで皆様方にご報告を申し上げたいと思います。会計検査が農林水産省関係につきまして,来週16日から20日までの1週間,茨城県に入ると,これにつきましては今日の茨城新聞にも記載されていましたように事務費の不正経理というようなことが出ています。その中で市の方へもその需用費関係で会計検査に入るということが決定しています。茨城県におきましては,現在筑西,水戸,石岡の3市が16日から入ります。石岡におきましては,19日,20日と2日間で2人で入るということが決定しております。ご報告申し上げます。

嶋田(佐)委員長)暫時休憩いたします。

 ― 休 憩 ―

嶋田(佐)委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 その他として何か発言はございませんか。

前島(孝)副委員長)その他で何点かお尋ね致します。まず1点目は,国民宿舎つくばねについては,今まで検討委員会から答申をもらって耐震調査をやるというようなことで止まっていると思うんですが,その後,耐震調査をやられたのか,やったんであれば今までの進捗状況とか内容についてお聞きしたい。それから今後の方向性についても知っている限り。今度市長が替わりましたのでね。市長はマニフェストの中で存続するとはっきり言っているわけだから,それを受けて耐震調査をやったのであれば結果,見通しそれから今後の課題というか方向性についてもお聞かせ願いたいと思います。

経済部次長)つくばねについてでございますけれども,9月補正を行いまして耐震調査につきましては,今入札を行いまして契約をしたところでございます。3月頃までには報告をいただけるということで進めておるところでございます。今後についてでございますけれども,新たな市長の直接の話しは明日持つということになってございます。その中でどういうふうな形で進めるのか,その辺を確認していきたいというふうに考えてございます。

前島(孝)副委員長)明日,新市長と打合せがあるということなんですが,その結果を踏まえてと言うんですが,従来からの経過の中では存続をするというような私もはっきりとした記憶はないんですが,横田前市長のときには,はっきりは言わなかったんですが,これから耐震調査の結果を見て決めていきたいということだったと思うんですが,執行部としては,例えば明日協議して市長がやらないといったらやらないのか,執行部の考えはどうなのか聞かせてもらいたいんですが,部長は執行部として明日どういうふうに臨むんですか。市長はマニフェストで存続するって約束しているんです。たぶん執行部の案は,今までの質問とか議会答弁を精査して市長にどういうふうに提言しようかというのはもうまとまっていると思うんですが,差し支えない範囲で考え方だけでもいいからここで教えて欲しいんです。

経済部長)大変難しい問題ですが,事務的なものと言うか,経済部として所管してます事務の方からのかたちとしては,前の一般質問でもお答えいたしましたように存続の方向で事務的には進めていかなくてはならないということで考えています。仮に新市長の中で廃止ということが出ましても,存続という話しが出ましても,存続という話しが出てからでは手続きやいろいろな準備が間に合いませんので,事務的にはどういうかたちであろうと存続のかたちで進めて対応していきたいという考えでございます。

前島(孝)副委員長)分かりました。是非,市長を説得していただいて。まあ存続といってもお金がないわけだから,これからその部分になると大変厳しい中で選択しなくちゃならないと思うんですけれど。私は前にも言ったけど,立派なものは造らなくてもいいと思うんですけれどね。茨城県庁みたいな全国で5本の指に入るようなね。本当に市民が望んでいるような目的が達成される建物であればいいと思っているんですけれど,是非がんばってください。私の方は以上で終わります。

嶋田(佐)委員長)他に発言はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,以上で市民経済委員会を閉会いたします。




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