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議会中継
  


 第10回委員会 (12月11日)
出席委員 嶋田佐登子委員長,前島孝元副委員長,前島守雅委員,菱沼定夫委員,島田久雄委員,岡野佐工委員
市執行部 【生活環境部】
経済部長(大図哲雄),生活環境部次長兼環境対策課長兼市民会館長(田崎徹),参事兼市民生活課長(佐子川祐治),市民課長(栗崎孝夫)
【経済部】

経済部長(市村章二),経済部次長(沼田耕),農政課長(谷仲幸造),商工観光課長(小松崎隆雄)
議会事務局 庶務調査課係長(神谷一美)


嶋田(佐)委員長)ただいまから,市民経済委員会を開会いたします。
 本日の委員会は,お手元に配布しました協議案件書のとおり当委員会に付託されました議案及び請願陳情の審査でございます。
 次に,案件説明のために,委員長において説明員として出席を求めた者の職氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりでございます。
 これより議事に入ります。
 はじめに,議案第96号平成21年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち市民経済委員会所管部分,議案第98号平成21年度石岡市簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)及び議案第105号指定管理者の指定についての計3件を一括して議題といたします。
 本案について,執行部から説明を求めます。
 なお,発言は挙手によりこれを許します。

市民課長)市民課関係の補正予算についてご説明申し上げます。平成21年度石岡市一般会計補正予算(第5号)32,33ページになります。中程の(款)2総務費,(項)3戸籍住民基本台帳費,(目)1戸籍住民基本台帳費,住民基本台帳事務費,フロアアシスタント報酬32万2,000円の補正増についてご説明申し上げます。フロアアシスタントは総合窓口において窓口フロアの誘導案内,各種請求書の記入,届出書等の記入補助や手続きの案内を行っています。当初予算において常時1名のフロアアシスタントの配置としておりましたが,住民異動等が多い4月について2名配置したため予算に不足が生じました。また年度末においても通年の月よりも多数の来庁者が見込まれるため,来庁する市民が戸惑うことなく安心して各種の手続きができるよう案内するために,2名のフロアアシスタントの配置をお願いするものでございます。以上でございます。

生活環境部次長)三村簡易水道に関係します補正予算についてご説明させていただきます。補正予算書の54ページをお願いしたいと思います。三村簡易水道の施設の修繕費を増額要求するものでございます。当初予算で修繕費としまして50万円の予算措置をしてございましたが,漏水補修等の工事等につきまして10月16日現在で工事件数が10件,37万5,399円の補修工事を執行済みでございます。従いまして,予算残額としまして10月の半ば現在でございますけれども,17万6,600円程度の残ということになりました。1件当りの工事費用の平均は,3万7,896円でございます。現在の予算の残を想定しますと,今後漏水工事等に対応できないという見込みであるため,4万円程度の工事費を15件程度,60万円の補正予算の計上をお願いしたいと思いまして,提案させてもらってございます。よろしくお願いいたします。

農政課長)農政課所管の補正予算についてご説明申し上げます。最初に,歳入の方からご説明いたします。一般会計補正予算書の28,29ページをお開き願いたいと思います。(款)15県支出金,(項)2県補助金,(目)5農林水産業費県補助金,(節)農業費補助金でございまして,まず最初に,霞ヶ浦にやさしい農業対策事業補助金6万4,000円の増額補正でございます。これは営農集落が霞ヶ浦の水質浄化に有効な手段である施肥田植機導入に対する施肥部分の定額の補助金でございます。続いて,いばらきの園芸産地改革支援事業補助金449万6,000円の減額補正でございます。当初927万1,000円を予算計上いたしましたが,県単事業の要望箇所の一部見送りなどの事業内容の変更がございまして,今回449万6,000円の減額補正となったものでございます。次いで,直接還元解消対策事業補助金63万6,000円の増額補正でございます。内容につきましては,大塚肉用牛研究会が霞ヶ浦流域における環境負荷の一因とされる家畜糞尿の直接還元の解消と良質な堆肥を図るもので,堆肥を農地に散布する機械の導入に対する2分の1の補助金でございます。次いで,ブロックローテーション定着化促進事業補助金103万8,000円の増額補正でございます。これは転作作物の連作障害の解消と収量の安定を図るため,ブロックローテーション団地の育成と定着化を図り,水田経営の安定した産地づくりを推進する補助金でございます。次いで,地域バイオマス利活用補助金3,464万4,000円の増額補正でございます。内容につきましては,山崎堆肥利用組合がバイオマスの推進を目的としまして実施します家畜排泄物利活用施設整備に対する3分の2以内の補助でございます。続きまして,歳出でございますが,34,35ページをお開き願いたいと思います。(款)6農林水産業費,(項)1農業費,(目)4畜産業費,(節)19負担金補助及び交付金の畜産一般事務費でございます。最初に,直接還元解消対策事業補助金63万6,000円の増額補正でございます。内容につきましては,大塚肉用牛研究会が霞ヶ浦流域における環境負荷の一因とされる家畜糞尿の直接還元の解消と良質な堆肥を図るもので,堆肥を農地に散布するための機械,マニアスプレッダの購入に対し,総額127万円の2分の1,歳入と同額の63万6,000円の増額補正でございます。続きまして,地域バイオマス利活用補助金3,464万4,000円の増額補正でございます。内容につきましては,家畜排泄物処理の充実を図り,耕種農家のニーズに応え,堆肥の生産を行い,耕畜連携による家畜排泄物の有効利用による土づくりの強化を推進するもので,山崎堆肥利用組合に対し,密閉縦型発酵処理施設及びペレット化機械の整備で総事業費5,640万2,850円の3分の2以内の補助で,歳入の同額の3,464万4,000円の増額補正でございます。次いで,(目)7園芸振興費,(節)19負担金補助及び交付金の園芸振興経費でいばらきの園芸産地改革支援事業補助金449万6,000円の減額補正でございます。内容につきましては,ひたち野小菊部会の露地電照栽培施設の整備及びひたち野農業協同組合の柿集出荷施設の予冷庫の新規導入が主なもので,葡萄組合雨よけ施設やひたち野の梨部会の苗木新植事業が見送りとなったことから,今回449万6,000円の減額補正となったものでございます。次いで,(目)9水田農業構造改革対策費の産地確立推進事業でブロックローテーション定着化促進事業補助金103万8,000円の増額補正でございます。これは転作作物の連作障害の回避と収量の安定を図るため,ブロックローテーション団地の育成と定着化を図り,水田経営の安定した産地づくりを推進するもので,1順目の大増・加生野地区,2順目の小塙地区に対し,定額補助するもので,今回歳入と同額の103万8,000円の増額補正をするものでございます。続きまして,霞ヶ浦にやさしい農業対策事業補助金6万4,000円の増額補正でございます。内容につきましては,3地区の営農集落が霞ヶ浦の水質浄化に有効な手段である施肥田植機導入に対する施肥部分の定額補助でございます。当初40万円で予算計上しましたが,1台増えまして今回6万4,000円の増額補正となったものでございます。歳入につきましては,市の持ち出しはございません。以上,農政課所管の補正概要でございます。よろしくお願いいたします。

商工観光課長)商工観光課所管の補正予算についてご説明したいと思います。補正予算書の4ページをお開きください。第2表の債務負担行為の補正でございます。朝日里山学校指定管理者指定管理料,期間平成22年度から平成26年度で3,200万円となっております。単年度の指定管理料としては,640万円で5年間となります。続きまして,議案第105号指定管理者の指定について(石岡市体験型観光施設朝日里山学校)についてご説明申し上げます。公の施設の指定管理者を指定するために,地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。1公の施設の名称としまして石岡市体験型観光施設朝日里山学校でございます。2指定管理者となる団体の名称としまして,石岡市柿岡3236番地6,特定非営利活動法人アグリやさと。朝日里山学校につきましては,公募による方法で指定管理者の募集を行いました。石岡市指定管理者制度運営委員会において特定非営利活動法人アグリやさとが指定管理者として選定されましたのでご提案するものでございます。3指定の期間といたしまして平成22年4月1日から平成27年3月31日までです。指定期間は,石岡市指定管理者制度導入指針に基づきまして5年間といたしました。以上です。

嶋田(佐)委員長)以上で説明は終わりました。
 これより,質疑に入ります。質疑はございませんか。

前島(孝)副委員長)何点か質問させていただきます。議案第98号の簡易水道事業特別会計の54,55ページなんですが,漏水関係の予算が当初50万円見ていたんだけれども既に10件実施しちゃって,これから少ないんで今回60万円を乗せたということなんですが,それは分かりますが,今後15件程度という見通しで60万円を出してきたんですけれども,これからは冬場になるということで,この内容からすると漏水ということはいろんな漏水が考えられるかと思うんですが,私が聞き及んでいるところでは,大分石岡市の水道は老朽化していて設備的にも漏水箇所がたくさんあるんだと,答弁なんかで聞いているんですが,要するにこれから厳寒期に向かうのに15件で少ないんじゃないかなという気がするんです。当然去年,一昨年辺りを見てきてこれから3月まで15件ぐらいだろうと出されているんだろうと思うんですけれども,大丈夫なんでしょうか。また3月に補正とかかけるのか分かりませんが,その根拠となる数字をどこから引っ張り出してきたのか。当初もそうですよ。当初50万円で見た金額がちょっとあまかったのかなという気もしますし,それは去年の統計から採ったのかここ3年ぐらいの統計の平均値で採ったのかわかりませんが大丈夫なんでしょうか。

生活環境部次長)ご心配ありがとうございます。実は昨日も漏水工事を実施いたしました。先ほど平均でだいたい4万円程度の15件というお話をさせていただいたんですが,もちろん安いものについては4万円以下のものもございます。本管に近い部分については壊れ方によってもっとかかるケースもございます。更には去年あったんですが,東北地方で大きな地震があったと,そのとき石岡地方に震度4という数字があった時に本管の大原地区の部分が破壊した。これにつきましては30万円。ですから内容によっては数万円から30万,40万という数字になってくる可能性がございます。今回は平均して4万円程度。これから委員さんご指摘のとおり冬に向かいまして例年10件ちょっとの件数がありますので予算要求させていただきました。この中で対処できればいいんですが,もし不測の事態が起きた場合は,また対応させていただきたいと思います。

前島(孝)副委員長)分かりました。私が心配することではないかと思ったんですが,一応質問させて頂きました。あと2点ほど,33ページの戸籍住民基本台帳費で32万2,000円。フロアアシスタント報酬ということを計上されているんですが,執行部の説明ですと4月に市民がたくさん来て1人では足らなくなったんで2名にしたということなんですが,これは1月から始まったんですよね。総合窓口の一環でしょう。それでこの32万2,000円というのは1名分の人件費なんでしょうか。

市民課長)当初予算では,1年間1名ということで計上していたんですが,4月にお客さんが多いということで,年間を通しては3月,4月が市民課の窓口が混み合います。4月に2名のフロアアシスタントを配置しましたので1か月分不足ということになるんですけれども,年度末の3月も混み合いますので,今回2名の配分ということで計上させていただきました。

前島(孝)副委員長)そうするとこれは4月の1名分と3月の1名分で2名分で32万2,000円ということですね。分かりました。1人16万1,000円ということですか。

市民課長)1人15万3,800円ぐらいの金額になります。プラス交通費があります。交通費は120円ぐらいなんですけれども。

前島(孝)副委員長)分かりました。それから議案第105号の指定管理者の指定について伺います。これは議案質疑でも何名か質問されておりましたが,法律が変わって直営でやるか,指定管理者にするかということで規制緩和で始まったわけですよね。私は何回も今までも一般質問で執行部の考え,やり方について批判ではありませんがちょっとおかしいだろうと,公募の仕方とか,お金の問題を一般質問でもやってきましたが,これは立ち上げて今年度一年間,正式には10ヶ月ぐらいだと思うんですが,確か部長の議会での答弁ですと,それをなんとか来年の4月までに指定管理者に移行するのに執行部の方で里山の業務を軌道に乗せて,それを確認してそれから移行に持って行きたいんだという答弁をなさっているかと思うんです。私の考え方は,従来もそうですけれども最初から一般財源から注ぎ込んでいくような施設,観光事業も含めて,これはもうこれから行政がやる話しじゃないと。行政というのは,市民サービスに徹するべきだと。観光事業からは手を引くべきだと私は自論を持ってます。前の答弁で行きますと経済部長の方では,10か月の間に軌道に乗せてと・・・,軌道に乗せるということは赤字じゃなく黒字化していくようなものにもっていって,それから指定管理なりに移行していくんだというようなことを答弁なさっているんですが,今回この議案を見ますと,予算書も5年間で3,200万円,起債といいますかそれを見込んで年間640万円が一般財源からの持ち出しになるわけですよね。こういう仕事をこれからもやっていくとすると,今行財政改革の真っ最中で借金もたくさんある,予算も厳しい,税収も少なくなってきたという中でこういう業務を数々やっていくとするならいくら予算があったって足らないですよね。このアグリのことを言っているわけじゃないですよ。その仕事のやり方について,持って行き方について質問しているんです。経済部は,その他にもいろんな施設を教育委員会と同じぐらいに箱物というかそういう事業もたくさん持っているわけです。ですからこういう指定管理者が増えていくと,ゆりの郷みたいに費用が出ないんであれば市民の方も私も納得するんですけれども,開設することによって一般財源から投入していくというやり方,これは果たして福祉とか教育とかという問題はまた別で,こういった観光事業的な体験学習・・・,別にやらなくてもいいわけですよね。石岡市として。法律的にやらなくちゃならない仕事ではないと思うんですけれども。ただ朝日里山学校については,朝日小学校が廃校になってそこの利活用の問題で市民とか議会からいろんな意見とか要望が出された中で,最終的にはこの里山体験学習がいいんじゃないかということで,これは執行部が作ってきた案ですよね。議会側では違ったことも確か言われた方もいたかと思うんですけれどね。で計画が十分に議論されないままある日突然こういった里山体験学習にするんだということが議会に提案されてきて,経済部の方で10か月間職員を張り付けて軌道に果たして乗ったんでしょうか。それで乗ったから4月から5年間指定管理者にしても大丈夫だという判断をされたと思うんですが,じゃあなぜ年間640万円も払わなくちゃならないんですかと。その640万円は何に使うお金なんですか。その640万円の中身についてと,それから今後もそうですけれど安易に施設を造って一般財源から500万だ,600万だ,1千万だと規模によってそういうことをやってっていいんですか。行財政改革と相反すると思うんですけれどもその辺は部長どういうふうにお考えなんですか。これは政策的な話も入っているかと思うんですけれども。新しい市長に聞いてもしょうがないですよね。市長になったばかりだからね。前の市長の考え方も入っていると思うんですけれども。その辺について執行部の考え方についてお答え願いたいと思うんですけれども。

経済部長)費用的な数字的なものは担当課長からご説明申し上げます。また1年間というか今まで11月にオープンしまして1年間の中で,8月に募集したときにはまだ1年経っていないという状況でございます。その中で軌道に乗せるということで私も議会の中で答弁をしておりますが,運営関係というか費用は先ほど委員さん仰いますように黒字にはなっていない状況でございます。その中で体験教室の中で人数的なものにつきましては軌道に乗ったということで今回直営から離してもいいんじゃないかということで指定管理の方へ移行していきたいということで考えております。ただ委員さん仰るようにこのような観光施設を今後造っていくのかというご質問に対しましては,やはり施設を観光施設ということではなくて,どういう施設でも造るのには目的を持った中で造らなくちゃならないというのが状況だと思います。その中でその目的がいかに市民の方に寄与するものかというのを見極めながら造っていくというのが本来の姿かなという感じはしております。今回の朝日につきましては,現在まだ朝日トンネルが抜けておりませんが,朝日トンネル開通によりましてあそこを観光案内の拠点としたという考えの中で今進めておりますので,もうしばらく効果的にはその後にまた新たな効果が出てくるのかなということで考えています。

商工観光課長)私からは640万円の積算基礎ということで,指定管理料の指定を積算する場合に,その運営にかかる経費としまして人件費で574万8,000円,施設維持管理費ということで浄化槽とかそういうものの維持管理費で161万9,000円,光熱水道費で135万1,000円ほどかかります。事業費として体験学習の収入が478万9,000円に対しましてその経費として265万円を見ておりますので,事業費として265万円,その他の経費で10万7,000円ということで支出の合計として1,147万5,000円を見ております。それから利用料金の収入ですね,体験使用料大人100円,子ども50円と会議等で教室を使った場合の使用料,その合計で利用料金収入が28万6,000円ほどみております。また体験料収入として478万9,000円を見まして,その差引の不足分が指定管理料というふうに積算しまして640万円というふうに積算いたしました。

前島(孝)副委員長)今の金額の説明は早口で分からなかったんで,資料を配布してくれますか。それを見て質問したいと思います。それで基本的にはさっきから言っているように独立採算制を採るのが指定管理者制度・・・,皆さん指定管理者制度ができたときの条例というんですか,もう1回再確認してください。なんで指定管理者を国が規制緩和したのかということを執行部の皆さん理解してないんじゃないですか。また指定管理にしても指定管理料としてお金を払うんであれば指定管理にした意味がないんですよ。これは独立採算制で市の財源からは1円も出さないでやってもらうというのが指定管理の基本だと私は思っているんですけれどもその辺はどういうふうにお考えなんですか。人件費を出すんだとかなら直営でやっていくかあるいは石岡市の市民が100%使っているんならともかく・・・,半分以上が市外から来ているものに対して一般財源まで投入してやる必要があるのかどうか。いま部長が仰ったように観光とか石岡市の知名度を上げるとかいろんな考え方はあるにしても市民はこれじゃ納得しないですよ。なんで外から来る人に対して,つくばねもゆりの郷も同じだと思うんだけれど,100%石岡の市民が使っているんならいいんですよ。市の財源から出したって。だけど今朝日トンネル云々と言ったけど,朝日トンネルができれば県外とか市外から来る方をあてにしているわけでしょう。その人たちがここでいろんな体験をします。そば打ちだとかピザだとかいろんなメニューがあるんでしょうけれど,1年間のプログラムもらっていないから分かりませんけれども,そういう事業に一般財源から例えば500万とか1,000万とか使っていいんですかっていう話です。安易に指定管理でやるんだという考えはないにしても,結果的に指定管理でやっていくんだっていうことになれば,やっぱり最初から黒字になるような努力をしていく中で独立採算制で条件をつけて入札をして,その条件にあった会社に指定管理者として契約するのが本当なんじゃないんですか。一般質問でも出てましたけれども,このアグリという会社は平成20年12月12日にできた会社でしょう。今日は21年12月11日ですよ。明日で1年ですよこの会社は。そういう会社がノウハウを持っているんですか。指定管理できるほど信頼できるんですか。部長は徳増さんの議案質疑に対して地元の団体との連携が大切だからこの団体は大なんだと,だからこの会社に決めたというような答弁をなさいましたよね。1年でその実績というのが判断できるくらいにこの団体は活動したんですか。どうも皆さんは簡単に指定管理者というのを考えているんじゃないかと私は思えてしょうがないんです。説明には7団体が来て,入札には2社が入って,まあその時に執行部の方でどういう条件をつけて公募したのか分かりませんが,私は少なくともこの会社は経験不足の会社じゃないかと思ってます。1年間しか実績がないんですから。その実績はどうだったのかというと,これは部長の説明か質問の中か,現在ある朝日里山にその従業員の方がパートかなんかで何人か入っているんですか。

嶋田(佐)委員長)暫時休憩します。

 ― 休 憩 ―

嶋田(佐)委員長)休憩前に引き続き,会議を再開します。

前島(孝)副委員長)今,資料が配布になりましたけれども,この指定管理料収入,市より640万円,利用料金収入28万6,000円,その他の収入478万9,000円でしょう。普通は民間だったら利用料金と収入をあげなければ採算がとれないから・・・,お客さんが来てくれなければ儲からないわけです。だから市の職員ではできないから民間に,ノウハウを持ったプロに任せましょうというのが指定管理者制度でしょう。これだったらお客をいっぱい呼ぼうと思わないじゃないですか。赤字になったら指定管理料を市からもらえばいいんだもの。逆にこの収入が増えていったらどうするんですか。そのときは全部業者の儲けになっちゃうんでしょう。市は640万円は払うわけでしょう。で儲かったらゆりの郷みたいに指定管理者の方が何かに使っちゃうわけでしょう。そういう制度ですよねこれね。人件費が支出の面で専従者,パート,講師,指導員574万8,000円。これは何名分になるんですか。

商工観光課長)まず1点として,積算で経費というのは,どの部分がかかるかというお話しですけれども,施設としてはその施設を管理するために必要な人件費から維持管理費とか,一切の経費を含んだ経費が管理経費ということで,そこから利用料金とかその他の収入を引いた残りということで積算しました。人件費のご質問ですけれども,所長として常駐者が1名ということと,パート2名ということ,それとイベント等のときには臨時を雇うというかたちで現在やっております。今後もそういうふうなかたちになるかとは考えております。また今までですと体験を受ける時だけ集まっていたんですけれども朝日里山学校は条例で月曜日以外は8時半から5時までということで勤務していますので,予約がなくてもいつお客様が来るか分からないということと観光案内をするということで常時人は張り付けなければならないということがありますので,そういうことで最低必要な人数の張り付けと,それと施設の管理にだいたい概算で300万円ぐらいかかってると思いますので,今640万円ですけれど現在よりも落ちてしまうと自分たちが赤字になっちゃうというようなかたちで,査定の段階では結構落としたつもりです。またこの団体についてはNPO法人で利益を求める団体ではないということで,利益が出た場合はその施設の整備とかその地域へ還元するということで,自分たちの利益を増やすというような考えでないというのは基本的な中での計画では出ております。それと実績なんですけれども先ほど委員さん仰いましたようにNPO法人としてはまだ1年経っていないんですけれども,この団体の委員の構成なんですけれども,JAやさとの方で渉外対策部といいまして都市と農村なんかの交流をしている事業がありまして,それは平成元年のころからJAやさとさんの方でやっていたんです。ここの代表になっている方はそちらに10年以上携わってきている方でグリーンツーリズムのインストラクターをやっていた方です。それと所長として予定している方については,農協関係で総務部関係が長くて経営全体のことについて明るい人で,国内の旅行業法を持っている人を張り付けるというような計画でありました。その他スタッフについてもそういう関係で,農協については学校関係の受け入れとかそういうので10年以上の実績がありますのでそういうことで今後携わる方については,登記簿上では1年経っていないですけれども,今までのグリーンツーリズムの受け入れをやってきた実績もたくさんある方なんでそういう意味でいいのかなというふうに考えました。また今現在ですと一部委託料ということで,今直営で市の職員1名いってまして,部分的な管理運営については観光協会の方へ21年度で482万8,000円ということで委託料を支払って管理運営をしてもらっております。その中で今度NPO法人の運営になるとすれば市の職員も引き上げますので,その分だけでも市としてはコスト縮減になるのかなと考えております。また委員さん仰るように今回640万円ということですけれども,今後事業を展開いたしましてコストを下げていくというのが本来のかたちであると思っております。

前島(孝)副委員長)私の考えはこれを見て,収入の部分は640万円は市から出すよと,利用料金とその他の収入で500万近く見てますよね。これが予想より上回って700万上がったというようなときは,遡及精算して指定管理料の640万円から差し引くというような条件はできないんですか。そういうことは考えていないんですか。今の説明だと収入があった場合は,これは非営利団体だから,言葉では地元に返還するんだとか地域に還元するんだといっても,それは言葉だけの話でだめですよね。入札の条件の中で当初見込んだ収支で黒字ならば640万の中から引きますよ赤字になったら640万払いますよと,後はこの予算は向こうが作ったんでしょうから,このくらい見込めるということはね。それは今度は企業努力ですよ。相手が年間計画書で見込んだものよりマイナスになるということは自分たちが営業が下手だということになるわけですから,それは自分たちが責任をとってもらわなくちゃならない。だけど今度儲かったと,計画より市とか観光協会とか行政があらゆるPRをやったために収入が倍になったと,500万が1,000万になったと,その場合はこの640万からマイナス500万してもいいんじゃないんですか。そういう考えはできないんでしょうか。

商工観光課長)そういう考えもあるのかもしれないんですけれども,今現在石岡市で導入している指定管理者制度の中では,債務負担行為の金額がありましてそれ以上の計画で努力した場合には,その企業の努力だからそちらで取るということです。たまたまここはNPO法人だからあれですけれども,民間だったらそういうことじゃないと思いますので,今原則としては指定管理の計画以上の収入があったものは会社というふうなかたちで扱っています。それで基本協定は5年間なんですけれど年度協定で単年度に金額を決めるということで,その実績で見るということ,下げるということも今までは事業団関係は出資法人なんで年々見直しをして減らしてきた経過がありますけれども,やはり収入が上がるとせっかく努力して収入が上がったのに指定管理料が減るということになると逆に・・・という考えもありますので,今のところ債務負担の金額で5年間についてはやっていきたいと考えております。

前島(孝)副委員長)指定管理者制度というのは,本来の目的からすれば自治体の経費節減ですから,削減じゃなくてね。それが目的で今まで委託料で払っていたものを,膨大な委託費でこのままでいくと破綻しちゃうから国が規制緩和をしてくれて独立採算制でノウハウを持った民間の業者に指定管理しなさいよというのが本来の指定管理者制度だと思うんですよ。だからそれを今後良く考えていただいて,これはこれとしてこれからやる事業についてはよくそこを吟味していただいてやってもらわないと,こういうことばかりやっていたら石岡市は破綻しちゃうんじゃないですか。これは少ないからまだいいですけれども,それだって600万も出すというのは一般社会でいえば1人の年間の給料になるわけだから,こういう施設をいっぱい造って行ったらどうなるんですか。私はそう思います。これで終わりますけれども,後もう1つはね,アグリやさとのメンバーが観光会社にいたとかそういうのを私は言っているんじゃないんです。会社自体が歴史が浅いから,担保で会社取るんでしょう。個人を取るわけじゃないでしょう。アグリを担保に取るんでしょう。その中に元市長がいようが,元JALの整備長がいたとか,県知事の親戚の人がいたとか,元県庁の部長やった人がいたとかそんなの関係ないですよ。誰がいたって。徳増さんが一般質問で言っていたでしょう。浅いんじゃないんですか。わざとこれを取るために立ち上げたようなものだって思われたってしょうがないよ。わずか1年ぐらいの会社に指定管理しちゃって大丈夫なんですか本当に。

経済部長)その1年の実績ということで先ほどから出ておりますが,その携わるものがそういう実績があるというよりも,この立ち上げた経過というのは,この後ろ盾がJAやさとになっています。ですから地番が三千二百いくらとなってますが,これはJAやさと本所の地番になっております。そういうことで逆にJAやさとの受入れ体制,農業体験等の受入れ体制が今まで過去何十年かあったかと思います。新規就農的なものもございますので,そういうかたちでの実績等についてはこのアグリやさと単独というよりもJAやさとバックアップということで実績を考慮したということを付け加えさせていただきます。また指定管理につきましては,この施設だけじゃなく全体の施設についてはやはり市の問題でございます。これにつきましては,所管しております行財政改革推進室が総体的な調整をしております。その中で今後のあり方を詰めなくちゃならないということも考えております。協議させていただきます。

前島(孝)副委員長)それでは最後に2点ほど,1つは先ほど課長が説明したように現在張り付いている職員は4月1日以降引き上げると・・・,職員は基本的に引き上げますよね。前に風土記の丘には1名か2名定年間際だからといって2年間も置いちゃったよね。そういうことがないように是非お願いしたいと思います。私が質問したらあれは連絡で置いておくんですなんて,2年間も連絡員でおきますか。そういう屁理屈を言っているんだよ。だめですよきちっと守ってもらわなければ。それからもう1つは利益が出た場合の執行部の管理に対して,これは非営利団体だから地域に還元しますということをきちっとチェックしてください。どういうふうに還元するか分かりませんが,地元に還元するのか石岡市に還元するのか分かりませんが,そこはきちっと言葉ではなんですから文書にして取り交わしてください。後でもめる話になりますから。そういうのが入札決定時の条件であるんだとすればきちっと管理をしていただきたいと思います。以上で終わります。

経済部長)まず職員の問題ですが,今1名市の職員を常勤として置いております。これにつきましては3月31日付けで戻すということで総務とも調整しております。また利益に関しましては,ここではっきり来年全部利益が出るかということは大変難しいと思います。利益の状況によりましての協議はさせていただきたいということで考えております。

岡野委員)35ページのいばらきの園芸産地改革支援事業補助金の449万6,000円の減についてお伺い致します。先程,課長の説明ですと449万6,000円の減があるんだけれども,ひたち野小菊電照栽培と農協の予冷庫等の事業があって,その中で葡萄の雨除け栽培と苗の改植が取り止めになったから減額するんだというような説明がありましたが,取り止めになった理由というのはあるんですか。

嶋田(佐)委員長)暫時休憩します。

― 休 憩 ―

嶋田(佐)委員長)休憩前に引き続き,会議を再開します。

農政課長)ただいまのご質問についてご説明申し上げます。これは県単事業でございまして,いばらきの園芸産地改革支援事業ということで当初石岡ぶどう組合が雨除けハウスとひたち野農協の梨部会の梨の新植事業ということでございましたが,この事業につきましては事業の要件は満たしているんですが,優先順位が下位とのことから見送りということでございまして,今回は21年度分につきましては未採択というようなことでございます。

岡野委員)そうしますと県の方でだめだと言うようなことでこの事業は取り止めになったということですか。

農政課長)県の方で採択にならなかったということでございます。

岡野委員)了解いたしました。続いてその下にございますブロックローテーション定着化促進事業補助金。これは先程4集落ほどあがったと思うんですが,大増,加生野,小塙は分かったんですが,もう1集落ありましたよね。3集落ですか。

農政課長)ブロックローテーションということで1順目と2順目が対象というようなことで,1順目の大増,加生野地区が新たに始めたというようなことでございます。2順目の小塙地区が2年目ということでございますのでその3地区でございます。

岡野委員)理解いたしました。それと上の方の地域バイオマス利活用補助金3,464万4,000円。先程の説明では,山崎堆肥利用組合の密閉型の縦型の乾燥機というようなことでございますが,乾燥機以外のものも説明ございましたが私聞き漏らしましたのでもう一度説明をお願いいたします。

農政課長)このバイオマス利活用補助金でございますが,山崎堆肥利用組合が密閉型の発酵処理施設ということとペレット化をする機械,施設と袋詰め機その他運搬機や堆肥の積込み機等が含まれてございます。

岡野委員)今の課長の説明では,縦型の発酵の乾燥機というようなことで,またペレットの機械も導入するということで袋詰めをして製品を販売していくということになるのかと思いますが,袋詰めされたものについては,多分15キロか20キロの袋に入れるということであろうかと思いますが,もし販売単価等を承知していればお願いします。

農政課長)ただいまの袋詰めした堆肥がいくらぐらいで販売するのかということにつきましては,まだ事業主体とそこまでは協議してございませんので単価の方は承知してございません。

岡野委員)単価のほうはまだわからないと言うことでございますが,せっかくこういう密閉縦型の発酵乾燥機を導入して袋詰めの製品にして販売していくというようなことでございますので,行政としてもしっかりした後押しをして販売等も順調にいくようによろしく指導の方をお願いしたいと思います。以上です。

島田(久)委員)今のバイオマスの補助金とその上に直接還元解消対策事業補助金というのがあるんですが,これは関連性はぜんぜんないんですか。これはマニアスプレッダという話しだったんですが。

農政課長)これにつきましては,直接還元解消対策事業ということで,先程のバイオマスは養豚の施設でございます。直接還元につきましては大塚肉用牛の堆肥を散布する機械の導入でございますので関連性はございません。

経済部長)委員お聞きになっているのは,2つの事業の関連性ということでございますが,1つは県単事業でございます。直接還元解消対策事業につきましては県の単独になります。地域バイオマス利活用補助金につきましては国の事業でございます。ただ県からの補助金ということになっておりますが,これにつきましては国の補助金が県に入りますので,市の方へは県補助金ということできています。その中で三村地区に今養鶏場のバイオマスの事業を行っているかと思います。これと同じ事業がこの地域バイオマス事業でございます。

島田(久)委員)分かりました。ありがとうございました。それと先程の朝日里山の件なんですが,さっきのアグリやさとが指定管理者になるというようなことなんですが,その中に地元の方々,弓弦,柴内あの辺の方々で構成員に入っている方々がいるかいないかお聞きしたいと思います。

商工観光課長)登記簿謄本の理事の方には,地元の方は今の段階では入っておりません。ただ活動では地元の柴内地区や小野越地区の方から協力して出てきていただいております。今回,話しをしたときに当初の段階では農協職員とか農協OBの方とか生協さんとかで委員になっておりますけれども,今後指定が決まれば地元の区長さんとか何人か地元の方に理事になって欲しいという意向があるみたいで,アグリやさとさんと地元で入ってくれないかというようなお話しはあるみたいです。

島田(久)委員)先程来,この事業がいい方向に行くのには,やはり地元の方々のそういう手助けが必要なのかなと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。以上です。

嶋田(佐)委員長)ほかに質疑はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に,討論に入ります。討論はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第96号平成21年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち市民経済委員会所管部分,議案第98号平成21年度石岡市間水道事業特別会計補正予算(第4号)及び議案第105号指定管理者の指定についての計3件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,いずれも「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,請願第10「改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書を政府等に提出することを求める請願」を議題といたします。
 本件について,事務局から受理の経緯及び概要について説明願います。

事務局)それでは,請願第10「改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書を政府等に提出することを求める請願」についてご説明いたします。本請願は,水戸市梅香2−×−××の社団法人茨城県労働者福祉協議会会長○○○○様から平成21年11月10日に提出され,同日付で受理しております。本請願については,岡野孝男議員,村上泰道議員が紹介議員となっております。
 内容でございますが,全ての人が多重債務に陥らないよう,また現存する多重債務者が早期に救済されるよう1つとして改正貸金業法を完全施行すること。2つ目として自治体での多重債務相談態勢の整備のための相談員の人件費を含む予算を十分確保するなど相談窓口の充実を支援すること。3つ目として個人及び中小企業者向けのセーフティネット貸付を更に充実させること。4つ目ヤミ金融を徹底的に摘発すること。
以上の4項目の実現を要望するため,国に対して意見書の提出を求めるものでございます。以上でございます。

嶋田(佐)委員長)次に,当市における多重債務等に関する相談状況について執行部から説明をお願いいたします。

参事兼市民生活課長)それでは私の方から,現在のフリーローン及びサラ金相談の件数及び多重債務についての件数についての状況を過去3年間にわたって数字でお答えさせていただきたいと思います。18年度には,フリーローン,サラ金関係の相談件数が114件,そのうち多重債務に相当するものが75件。19年度には,105件のうち多重債務相談が68件。20年度には,121件のうち多重債務相談が73件。21年度上半期ですが,49件に対して多重債務相談が33件ということでございます。多重債務相談の主な内容でございますが,1つ目には低収入,リストラ等でございますが,低収入による生活費の不足,それから保証人,名義貸し,友人債務の肩代り,こういうものです。それから事業資金の不足。次に遊行費,ギャンブル等,それから商品を購入してしまった。それから住宅ローン返済資金で数々のサラ金から借りて多重債務になった。こういうことが相談の内容でございます。

嶋田(佐)委員長)以上で説明は終わりました。
 次に,本件についてご意見等がありましたらお願いいたします。

商工観光課長)請願に関しまして,商工観光課関係のセーフティネット貸付けの認定件数についてご報告したいと思います。平成20年度実績で357件。平成21年度4月から11月までで487件の認定申請が出ております。指定業種につきましては,全業種が1,269業種のうち793業種が指定の対象になっております。以上です。

嶋田(佐)委員長)ほかにご意見等はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,次に討論に入ります。
 討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。請願第10「改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書を政府等に提出することを求める請願」を採決いたします。
 お諮りいたします。本件は,「採択すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 ただいま「採択すべきもの」と決しました請願第10につきましては,意見書の提出を求めるものであります。よってお手元に意見書の案文を配布いたします。
 暫時休憩いたします。

 ― 休 憩(案文の配布) ―

嶋田(佐)委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 意見書の案文についてご意見等がありましたらお願いいたします。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,お諮りいたします。
 当委員会としてお手元の案文のとおり,意見書案を提出したいと思います。
 これにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,陳情第39「コミュニティ施設設置に関する陳情」を議題といたします。
 本件について,事務局から受理の経緯及び概要について説明願います。

事務局)それでは,陳情第39「コミュニティ施設設置に関する陳情」についてご説明いたします。
 本陳情は,石岡市石岡××××−×の東の辻2部区長の○○○○様から平成21年11月10日に提出され,同日付で受理しております。
内容でございますが,当地域は,平成21年11月1日現在で,約1,000戸以上の世帯となっておりますが,少子高齢化の傾向が一段と厳しくなりつつあり,そのような中で町内会活動また高齢者や子供たちが集う拠点となる集会場がない状況にあるということでございます。こうしたことから斎場跡地の有効活用として石岡地方斎場跡地へのコミュニティ施設の建設を求めるものでございます。以上でございます。

嶋田(佐)委員長)次に石岡地方斎場の跡地利用について執行部で把握している情報等がありましたらご説明願います。

生活環境部次長)それでは斎場がございます跡地につきまして,昨年の4月でございますけれども斎場組合の構成市でございます石岡市,かすみがうら市,小美玉市更には斎場組合の事務局長以下担当者が会議を持ちまして,斎場移転後の跡地の活用というのを議題にしてございます。その中で協議された結果を踏まえまして平成20年12月17日付けでございますけれども,石岡市長宛に斎場組合の方からこのような利活用の案の提案という文書が送付されてございます。まず斎場組合の所有地と石岡市所有地が現在の施設の中にございますけれども,これを一体として跡地利用を図るべきであると,更に緩衝地帯はそのまま残して建物,駐車場部分を撤去して緑の地帯としまして整備をする方向がよろしいんではないか。更に中に市道が通ってございますけれども,突き当たりにあります施設がございますので用途の廃止は難しいであろうと,更には周辺住民に今日まで対応してきた諸問題等がありますので,今後地元と協議を行う必要がある。で跡地利活用に伴う整備の経費につきましては,斎場組合が負担する。今後跡地利活用について石岡市と協議をしていくというふうな報告が石岡市長になされてございます。

嶋田(佐)委員長)以上で説明は終わりました。
 次に,本件についてご意見等がありましたらお願いいたします。

前島(孝)副委員長)この斎場につきましては,前に定例会だと思ったんですが,今の斎場を建設したときに地元の方といいますか町内といいますか分かりませんが,今回出てきた陳情の東府中,大和町,東町,八軒台,東大橋で代表が東の辻2部区長で出ているんですけれども,ここでも最初のところに51年の建てるときにいつでも町内に開放するという条件で建設を認めたとかあるんですけれども,私が聞いた話では,これ定例会で誰かが質問したんですが,私が議員になってからだから8年の間ですが,当時誰が質問したか記憶にないんだけれども,覚書があるだろうと,地元と市かあるいは管理者か,管理者と地元の方なのか,石岡市長と地元の方なのかは分かりませんが,当時の覚書があるはずだと,どういう覚書か分かりませんが,1つはそれが存在するのかしないのかお聞きしたいんです。それから現在の火葬場の土地の図面をいただいて,このピンク色が市でグリーンが石岡地方斎場組合の所有だということで今理解したんですが,斎場組合からも市長宛に協議することが文面で出ているというようなことでございます。それでまず覚書があるのかどうかということと・・・,ここは石岡市の土地であっても賃貸契約で一部斎場組合に貸しているのかどうかその辺も分からないんですが,それを教えてください。ピンク色の所は市の土地なんだけど,この部分は斎場組合に賃貸契約しているのかどうか。あるいは有料で貸しているのかどうか。その辺もお聞かせ願いたいと思います。それから一部事務組合については私たち議会が法律によって口出しできないと,金は出すんですけれどね。私も過去に一般質問やったらば議長からそれ以上質問してはだめだと止められた経緯もございます。ですから私は斎場組合に対して口は突っ込みませんが,ジレンマはあるわけですよ。お金の審査は議会でやるわけですよね。まあその辺はいいです。私が聞きたいのは,この陳情に対して私たち議会が,なんというか・・・地元の方がコミュニティ施設を設置してくれと言っているんですけれども,まだ斎場が計画進行中ではっきりしない段階で,斎場組合から市に文書が来ていてまだ協議がされていないで結論がまだ出ていない段階で,この常任委員会で結論が出るのかどうか。私は出せないんではないかと。そこまで常任委員会の権限があるのかどうか分かりませんが,あるんでしょうか。その辺ちょっとお聞きしたいんです。私はできないと思っているんです。議長はここにいますけれど市民経済委員会に振ってきた,振ってきたというと語弊がありますけれど市民経済委員会で検討してくれよということなんだけど,そのもろもろの判断からせっかく市民の方が議会に陳情したんですけれども,私は市民経済委員会がそこまで結論が出せないんではないかと,時期尚早ではないかと,もう少し先に行って斎場と市の土地の問題が,斎場が面倒見るのか市が代表で今後管理していくのかが決まった段階でないと,ここを移転した後の土地の問題というのは,あるいは今上に建っている建物についてもまだ不透明ですので常任委員会で果たして議論できるのかなと,このように思うんですが,執行部のお考えをお聞かせ願いたいと思うんですが。

嶋田(佐)委員長)暫時休憩します。

 ― 休 憩 ―

嶋田(佐)委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

生活環境部次長)それでは昭和50年当初に施設を整備する際に覚書等があるのかどうかですが,具体的には斎場組合のほうに要望書というかたちで出されましたのは,東の辻2部,当時代表者○○さん,○○さんという2名の連記で斎場組合管理者あてに要望書が出ております。その中身は9項目になってございます。外灯の設置,集会場について,公害について,下水道の整備について,斎場の炉の取り扱い,位置,それから緑地帯,通学路の立ち木の枝払い,そして今後の増改築等についてというふうな要望が出てございます。それに対して当時の石岡地方管理組合の管理者の名前で回答書が昭和51年11月30日付けでなされております。特に今回該当するのは集会所という項目であろうかと思うんですけれども,その集会所という項目の回答文章は,当面は斎場会館内の待合室を地域の集会所としてご利用いただき,集会所につきましては土地の問題,建設費,維持管理費等,地元の十分な調整を待って協議する必要がありますという回答になっております。それからご質問のこの施設が立っている場所に石岡市名義の土地がございます。2,200平米ほどでございますけれども,これについては有料で貸し付けているのかというご質問かと思いますが,賃料はいただいてございません。使用貸借というかたちで使っていただいているということでございます。

前島(孝)副委員長)お金の方は無料で貸し付けていると,これ本当はおかしいですね。私も気がつかなかったですけれど,これはおかしいよね。一部事務組合は独立しているんだから当然賃貸料はもらうべきだよね。負担金も払っているんだからね。これは今後の問題ですね。それからこれは当時要望書が出されたと,覚書じゃないんですね。覚書というのはお互い共通した認識で同じ文書を2つに分けて持っているわけですからね。これは要望と回答ですね。その回答の中で当面は地区の集会場は待合室を使ってくれということと,集会場については今後お互いに協議をしましょうということになっていたと。そうしますと昭和51年ですから,今昭和に直しますと84年だから33年間,組合と管理者は今まで何回ぐらい協議しているんですか。そういう会議の議事録は残っていないんですか。

生活環境部次長)集会場の打合せの回数及び議事録等は把握してございません。ただ多分この内容を見ますと,集会場については協議する必要があるという資料だけを手に入れたものですからその報告をしておりますが,その前段の待合室を地域の集会所として利用していただくという文言の中で,現在でも月に1回から2回集会室として使っていると,年間10回から20回実質使っているという回答を得てございます。

前島(孝)副委員長)さっき聞き漏らしちゃったんですが,当時の要望書が出されたのは2人の名前だと言いましたよね。再度お願いできますか。

生活環境部次長)地区名が東の辻2部,代表ということで○○○○,○○○○この2名に対して回答書が送付されております。

前島(孝)副委員長)当時は,51年はまだ住居表示はやっていないから東府中とか大和町は地名としてはなかったんだよね。多分,東の辻と東大橋と八軒はあったかもしれないね。当時は東府中,これは出し山だからね。大和町と東町というのは住居表示の時にできたと思ったんですが・・・

 〔「大和町はあった」と呼ぶ者あり〕

前島(孝)副委員長)東府中と大和町と東町は当時なかったんじゃない。記憶がはっきりしないんですが・・・。それでその部分を含めて東の辻と言ったからね。昔は東の辻は広かったから,2部はどこか分からないけれども。で当時代表の○○さんと○○さんがでてきたと。で今回出てきた陳情には,本件については東府中,大和町,東町,八軒台,東大橋地区などの賛成同意を得ていますとかなり広い地域を視野に入れて集会場を造ってくれという文章になっているんだけれど,だから当時の意味合いとは若干違うのかなという気がしたんです。はっきりしませんけれど。その上にたって○○さんという区長さんは,約束事があるから市において火葬場の跡地にコミュニティセンターを建設してくださいという要望だよね。私は,結論から言いますとこれは先程も言ったように,まだ一部事務組合と石岡市の方でまだどうなるか協議されてない段階で,これについてはまだ時期尚早と思いますので今回は不採択がいいんじゃないかと,継続だと何年先になるか分からないのに継続で延ばすわけには行きませんから,その時点になったら再度その地区から陳情を出してもらった方がよろしいんではないかと私はそう思います。継続にしても短期間では協議できないでしょう。皆さんの意見はどうでしょう。

前島(守)委員)この陳情に関しましては,先程,副委員長が言いましたように一部事務組合の結論が出ないうちに当委員会で結論を出すというのは難しいと思っているわけであります。実際問題としてこの斎場組合はこの跡地計画についていつごろまでに決定されるのか情報が分かればお聞きしたいと思います。

生活環境部次長)いつまでに決定するという情報はもらっていないんですが,今年度10月に担当課長会議等がございましたので,既にこれは懸案事項でありますから地元協議に入る時期であろうということで,協力しますからお願いしますということで要望は出してございます。もう1つ参考になりますかどうか,現在新しい施設を計画してございますので,あそこの施設をいつまで使うかということになりますと,斎場の新設移転地に埋蔵文化財包蔵地が発見された関係で,当初23年度末を予定していたんですが,22年度に発掘調査が6か月間実施されるということでその分が先送りになるということで,今のところ24年の10月か11月ぐらいを完成の目安ということで24年の秋ぐらいを予定している。つまり現施設については24年のいっぱいくらいは運用していかなければならないという状況がございます。

嶋田(佐)委員長)暫時休憩します。

 ― 休 憩 ―

嶋田(佐)委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

前島(孝)副委員長)コミュニティセンターというのは,うちの町内も今年補助金をもらって幸町公民館というのを造ったんです。おかげさまで7月29日に始まって9月末には出来上がったんですけれども。それでそのときにも執行部の方と町内の区長さんを交えていろいろ協議をさせてもらったんですけれども,やはり市の対応としては,コミュニティセンターというのは市の公民館がない地区ということが1つの点になっているんですね。どこかと言うと,これは当時社会教育法という法律で中学校学区単位に1つの公民館を市は建てなさいよということになってまして,石岡市には3つ造ったわけです。土地の問題で国府中学区だけ造らなかったんです。で,府中中学校には府中地区公民館,石中の学区には東地区公民館,城南中の地区には城南地区公民館,で国府中学校は,敷地の問題でまとまらなくて何十年って造らなかったわけです。で私が議会で質問したら,検討しているんだとか逃げられてしまったんですけれど,最終的には八郷さんと合併して福祉会館が移ったもんだからその建物が空いたんでそこの看板を付け替えて国府地区公民館となったわけです。その条件から行くとこの地域がコミュニティセンターを市に造ってくれといっても市は造らないんですよ。で今補助金制度があるから2分の1の補助金を出すから各地区の公民館を建ててくださいということに執行部は考え方が固まってますので,これはなかなか難しい問題かなと,仮に市がやろうとしてもね。常任委員会で認めても難しいかなと。あと一部事務組合がやるかどうか分かりませんよ。そういうことですので私は今回は不採択がいいんじゃないかと思います。

前島(守)委員)いま休憩中でありましたが,次長の方から一部事務組合の方で2月の18日ですか,この問題と同じようなことを会議で取り上げるということもありましたので,今回は継続でもいいのかなというふうに思います。

前島(孝)副委員長)斎場組合の議会に同じものがいっているからその様子を見るということですか。それも1つの案には間違いないんですけれども,皆さんの意見で決めましょう。

岡野委員)2月18日に斎場組合でこれと同じ陳情を会議に図るということでございますので,その結果を待ってからでもいいのではないかということですので継続でよろしいのではないかと思います。

嶋田(佐)委員長)お諮りいたします。本件については更なる審査が必要であることから次期定例会までの継続審査とすることを申し出たいと思います。
 これにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,当委員会に付託されました議案及び請願・陳情の審査は,終了いたします。
 ここでお諮りいたします。
 本日の委員会における議案及び請願・陳情の審査に係る委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,生活環境部から報告事項があるとの申し出がございますので,これを許します。

生活環境部次長)先月の委員会の際に川又地区の土砂の関係で仮排水路を設置する予定で進めていますという説明をさせていただきました。その際,断面図更には平面図等がなかったという状況の中で,今回都市建設部の方で作成しました本日お配りしました断面図それから平面図を提出させていただきます。大きな方の図面で申し上げますと左手の方が土砂が搬入された道路側でございます。こちらの方から塩ビ管としまして53メートルを現在水が多量に溜まっている部分に引き込みまして,そちらから下流に向かいましてコルゲート管134メートルを布設する。その断面図につきましてはA4版の方のコルゲートパイプの丸い管を半割したような状態のものを布設するものでございます。12月9日,この工事につきましては入札が実施されてございます。都市建設部の方で実施いたしまして事業所が川又地区にござます足立工務店が落札しているという報告でございます。
 それからもう1つ報告というかたちでご了承いただきたいと思います。現在石岡地区におきましてごみを収集する際に,ゴミ袋に集積所番号それからフルネームということでお願いしております。実はいろんな市民の方,団体等で現在一人暮らしの女性の方それから母子家庭等でフルネームということになると名前が特定されると,場合によって犯罪にもなりかねないというようなご意見がございましたので,石岡市にございますごみ処理対策協議会の方にお諮りしてフルネームというのを平成17年から実施しているんだけれども見直してはどうかと,で昨今の状況を見ては是非とも見直すべきであるというご意見ございました。具体的には名字又は名前,ひらがなでもカタカナでもどちらでも,それから集積所番号ということでフルネームを4月1日から改正していくということで,先月行われました自治連合会の役員会の中でもそういう方向ではいかがでしょうかということで,区長さん方もその方向で実施する方がいいだろうということで了解を得ましたので,その方向で今から新年度については周知をしていきたいと考えてございます。それから6月の定例会だと思いましたが,ホームヘルパーさん方が一人暮らしのご老人のゴミを出すのに8時収集開始では追加料金が発生するので8時半からにできないだろうかと,市長の方が検討させていただきますという答弁をさせていただきました。その中で石岡地区,八郷地区それぞれ収集時間の見直しについて協議させていただいて,調整させていただいた結果,石岡地区の収集事業者さん及び霞台厚生施設については8時半開始でも大丈夫であるということで石岡地区につきましては8時を8時半に開始をずらしたい。ただ八郷地区につきましては,分別収集の種類の振り分けが石岡地区より多いと,更には土曜日に収集を実施している。実は土曜日に資源ごみを2種類収集している。そうすると収集しまして搬出先に持って行き,また戻ってきて搬出先に持っていくという手間の中で30分を削るのは非常に難しいと,これは新治広域にも事業者さんにも調整させていただいたんですが,土曜日についてはできないという結論に達しました。これは区長さん方にもご了解いただいたんですが,八郷地区につきましては現行どおり収集時間は8時ということで残念ながら調整できなかったんですが,石岡地区については霞台厚生施設収集エリアについては8時半ということで実施したいという方向で進めております。これにつきましては集積場等への表示を含めて周知を図っていきたいと考えております。以上2点報告させていただきます。

参事兼市民生活課長)私からは,石岡市協働のまちづくりに関してご報告させていただきたいと思います。石岡市民との協働まちづくり条例制定委員会から石岡市協働のまちづくり条例案に関する提言が10月16日に提出されましたのでご報告させていただきたいと思います。資料等について,条文,冊子になっていると思います。これは旧横田市長の時に提出させていただきましたので,現在久保田市長と詳細につきまして協議しているところでございます。以上でございます。

嶋田(佐)委員長)以上で報告は終わりました。
 この件についてご意見等がありましたらお願いします。

前島(孝)副委員長)1つは川又地区の仮排水路が入札が決まったようですが,分かれば工期についてどのように決定されたのかお聞かせください。

生活環境部長)川又地区の契約につきましては12月9日に入札を実施しまして,契約の期間は1週間以内ということになっておりますが,まだ契約書そのものは取り交わしていないということでございます。都市建設部のお話しでは契約の日から70日を予定しているということでございます。

 〔「12月9日から70日ですか」と呼ぶ者あり〕

生活環境部長)契約は来週中になると思いますが,契約の日から70日になるというお話でございます。

前島(孝)副委員長)それからごみの収集の報告があったんですが,これは今後の検討してもらいたいんですが,これを導入した時も3日ぐらい地元ですったもんだやってそのときの担当の方今でも顔を覚えていますけれども,区長さんから現場に呼びつけられて,何で名前書くんだとかとかいろいろ批判があったんですよ。それでもルールで決まったことだからだめだということですごい剣幕で地元の方は怒ったことがあったのね。まさに行政というのはやることが遅いなと今思いました。最初からそういうことを危惧して名前はいらないだろうとみんな言っているんだからね。これからお願いしたいのは,私は集積ナンバーだけ書けばいいんじゃないかと,その理由はもう石岡市においては定着してきた。昔みたいに燃えないごみのときにビンを入れたり缶を入れたりする人は今はいなくなった。だから名前を書かなくてもいいんじゃないかという私の要望です。それと今次長が言ったように名字か名前どちらかでいいんだと同じことじゃないですか。名字なんか幸町にきたら池田が多いとかね。宮下行ったら小松が多いとかね。それじゃ書く意味がないですよ。これはなぜ書いたかというと,次長も知っているように燃えるごみのときにビンが入っていたり,違うごみが入っていたときに分かるように書いているわけですから,でも今言ったようにこの制度が始まっておそらく石岡市,八郷もそうですけど定着してますからまずないだろうと。そういうところに名字だけ書けばいい,名前だけ書けばいいと言うんじゃなくて,もうこれからは集積所ナンバーだけ書けばいいんじゃないかなと私は判断するんですけれど
,今後の検討課題に是非していただきたいと思います。それからホームヘルパーと八郷地区の時間の問題がありますが,これも私個別に環境部のほうへ行ってお願いしたら断られちゃったんですが,我々がゴミを出すときは無料です。袋は買いますね。で決まった時間にそこへ置けば市が委託した業者が持って行ってくれますから私はお金は袋代だけで済みます。しかしこういう不景気になると仕事というのは昼間働いている人ばかりではありません。夜中に働いて6時ごろ帰ってきて,1時,2時まで仮眠してそれから起きて食事をしてまた夜勤に行く方もたくさんいます。そういう方は8時だろうが8時半だろうがごみ出しができないんです。これは日勤の人の話だからね。そういう方が私の友達にもいまして,わざわざ乗用車のトランクに積んで霞台厚生施設に持って行くんだと。そうすると有料なんですよ。これはおかしいんじゃないかと,自分で手間かけてガソリンかけて機械損料かけて霞台へわざわざ持って行っているのにお金を取るのは何だと。それで車も使わない労費使わないで近所の集積所に持っていった方はただ。これではちょっとおかしいんじゃないかという苦情が私の所にありまして,生活環境部にいって担当者にお話をしたらばそれはだめだと,そういう方については事前に市役所から無料にしてくれよという申請書をその都度もらってって,そこに名前を書いて市役所へ出して許可をもらったものと一緒に霞台厚生施設に持って行けば無料になりますよという話でした。しょうがないからとりあえず5枚ぐらいくれよということでその方に渡しましたけれども,それじゃ面倒くさいと。だから現場に行って運転免許証なり,間違いなく石岡市に住んでいるというのが分かれば無料にしてくれないかと,こういう話が来ているんですけれども,それについては執行部はある一線を引いてそんなのはだめですよと前島議員が言うようなのはだめなんですと以前言われたんですけれど,市民の立場になってそういうことを考えるんであれば,これから何かあったときに議題としていただいてそういう方たちを無料にしてもらえないかというのが私の要望なんですけれども,是非今後ご検討をお願いしたいと思うんですが。それで私も調べたんですが,家を壊すとか物置を壊すとかというときは,大きなものが出ますからトラックで持っていくときは事前に申請をもらって無料だよということで持って行くんでしょう。だけどこれは毎日のことですからそういった方は大変なんです。その都度自分の車のトランクに積んで霞台に持って行って何十枚って申請を出さなくちゃならないわけですよね。そういった方については是非無料で申請なしに運転免許証だけでも無料で持って行けるというふうにしていただけないか。今返事はいいですけれど是非検討していただきたいと思うんです。次長の方でそれは無理だと,できませんと,条例変えなければできないんだというようなことが何かありましたら答えていただいていいんですが。検討の余地はないですか。

生活環境部次長)この場で委員さんの質問にできない,できるという返答できません。と申しますのは,自己搬入分を有料にしている経過が多分あったので,前日に集積に出すと石岡については道路の脇とかで集積所がきちんとしていない部分がいっぱいあるのでカラスの被害とか,空き缶を抜かれたりということがあったのかなということで時間を設定してきた経過があるのかなと。例えば今委員さんご指摘のちゃんと分別した袋の中に集積所番号を書いて持って行ったものまで有料にするのかどうか,それは組合と協議したいと思います。今10キロ100円ということで・・・

 〔「金額もそうなんだけど持っていくのが大変なんです」と呼ぶ者あり〕

生活環境部次長)ちゃんと袋に入れたもので名前若しくは集積所番号を書いて身分証明書を出せばどうなんだというふうなことは協議させていただきます。

嶋田(佐)委員長)ほかにご意見等はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。
 その他として発言はございませんか。

前島(孝)副委員長)工業団地は経済部でしたっけ。一般質問でも申し上げましたが,新市長は新しく工業団地を造りたいと公約で掲げているんですが,それに関して同僚議員からも私からも質問しましたが,答弁があの程度ですから良くわかりませんでした。私も一般質問で指摘しましたが,水の問題があります。これは前回の委員会でも言いましたが,これから市長とその施策について進める場合には皆さん方がきちっとこれからの水道事業をどうするのかきちっとしたポリシーを持って市長に対して間違ったようなことは言ってもらっては困るんです。そのためには皆さんが勉強して市長に提言をしてもらいたいんです。皆さん水のこと簡単に考えてますけど,私は湖北水道企業団の議員をやってますけれど本当に真剣に考えないと大変なことになります。1番良いのは小美玉市と合併することです。なぜか。あそこは井戸が掘れますから。それしかありません。それと新しく工業団地を造る場合は必ず工業用水を引かないと単価が勝負になりませんから企業は来ません。土地なんか無料提供したってだめです。毎月の維持費が水で何千万とかかっちゃうんですから。そういうことを肝に銘じてこれから市長に対しては十分にフォローしてもらいたいと,これが私の願望です。皆さんは,質問しますけれど水道についてあれからどういう会議をどの程度やられたんですか。今後の八郷の水の対策として今検討しているんでしょう。毎年毎年渇水になって,今湖北水道企業団から臨時の水を買っているわけです。市長が替わったから当然協議しながら進めていくんでしょうけれど,根本的なものを直さない限りは,小手先だけでは絶対だめですよ。本当に皆さん真剣に考えてもらわないと,市長は新しい工業団地を造ると言っているし,造るなら工業用水300億かかるといってましたよね答弁で。それは岩間から引っ張るやつでしょう。私は,県南から引っ張ったほうが近いといっているんです。それにしても数百億かかりますよ。工業用水だけ引くのに。だけど200億かかったって長い目で見れば安いでしょう。これから50年,100年使ったらそれで割ったらいくらですか。仮に300億かかって100年で割ったら1年で3億でしょう。私は安いと思うんですよ。一度に300億というと高いけれど。だから水の問題は本当に柏原工業団地についても同じですが,あと八郷の水道,三村の簡易水道,石岡の湖北水道企業団の水,これは根本的に検討していただきたいんです。今湖北水道でもこれからの水に対してどうするかという勉強会を我々もやっていますけれど,皆さんが考えているように簡単に湖北水道から買えばいいんだなんてとんでもない話ですよ。湖北水道使っているお客さんは,何十年って高い料金で,既得権があるんですから。簡単に皆さんには渡しませんよ。遡及精算しますからね。そういうことも頭の中に叩き込んで検討してもらはないと,簡単に湖北水道から買えばいいんだなんてとんでもない話ですから。それからもう1点は,執行部から資料をもらいましたけれど,県の方で調べた結果どこの自治体でも・・・,この辺だと水戸とか土浦とか石岡とかみんなシャッター通りになってきました。県内244商店街あるそうですけれども,空き店舗率が県の平均で12%だと。この空き店舗率というのはシャッターを閉めても中を商売やらないといって車庫とかにしてしまったものはこれに入っていないんです。それまで含めると商売をやっていてやめちゃったうちでいけば3割か4割いってるわけです。それで石岡市のがなかったので担当の方に言ってファックスしてもらいました。ところが石岡市もよく現場チェックしていないんですね。御幸通りが店舗数が68件あって,空き店舗が17件,空き店舗率が25%だそうです。そのうち誰か借りれる人がいればすぐ使えるものが10店舗。それから中町通りが44店舗あって,空き店舗が7件だそうです。パーセントでいくと15.9%,そのうちすぐ借りるよといって明日から商売ができるのが2店舗あるそうです。それから香丸商店会は店が41,空き店舗が4,空き店舗率が9.7%,貸し可能店舗が1件あるそうです。八郷地区柿岡,店の数155件,空き店舗率が0だそうです。考えられますか。ですから統計取るのが違うんです。実際はこの数字の倍ぐらいがシャッター閉まっているんです。これ全部足したって石岡は153件しかないんですから1人で歩ったって1日でチェックできるでしょうよ。やはり1つは現場把握をすると,仕事というのはPDCAを回すのは,とにかく現状把握をするというのが出発ですからね。現状を分からないでいくら議論したって結果が違う方向に行っちゃいますから,やはり現場をよくチェックして現状把握を100%やるっていうのが基本なんです。その上にたってこの前企画部かな,説明がありましたけれども今度国の認定を受けて,石岡市中心市街地活性化基本計画,りっぱなものを作りました。これは何のためにやるか。まさにこの商店街を活性化するためにやるんですから,現状のチェックもやらないで国の認定ばかり受けたって何で商店街が復活できるんですか。そう思いませんか。私が言いたいのは現場をよくチェックしてくださいということなんです。計画は企画部でやるから私らは知りませんというわけにいかないでしょう。経済部は八郷の方に移転しちゃうかも知れないけれど,これは柿岡にしても石岡の中心市街地にしても,やはり現状がどうなっているかということをきちっと商工観光課が把握してなければ,これから企画部と調整していったときにどうなるんですか。いくらお金かけたって活性化できないですよ。私はそう思います。これからもう少し現場を十二分にチェックしてもらいたいんです

嶋田(佐)委員長)ほかに発言はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,この際,所管事務に関する管外調査の件を議題といたします。
 当市では,環境問題に関する諸施策,観光振興に関する諸施策等について検討が進められており,この件に関しては,今後の当委員会の調査活動に資するため,管外調査実施してはどうかと考えているところであります。
 そこで,この際お諮りいたします。これらの案件の先進事例等につきまして,今後の当委員会の調査活動に資するため,管外調査を実施したいと思います。これにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認めます。
 それでは,調査都市,調査案件及び実施期日についての案を作成しておりますので,ご協議いただきたいと思います。

 〔「委員長一任」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)委員長一任との声がございましたので,調査都市,調査案件及び実施期日等につきましては,この案をもとに調整し,委員長において,委員会条例第32条に基づく委員派遣承認要求を行いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 さらにお諮りいたします。当該管外調査については,調査の充実を図るため,執行部職員の派遣を求めることといたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,閉会中の継続調査及び審査の申し出についてを議題といたします。
 当委員会において,閉会中もなお継続して調査及び審査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配布いたしました案文に示す事件及び事由に本日継続審査といたしました案件を加え,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。
 これにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で市民経済委員会を閉会いたします。




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