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議会中継
  


 第11回委員会 (3月8日)
出席委員 嶋田佐登子委員長,前島孝元副委員長,前島守雅委員,菱沼定夫委員,島田久雄委員,岡野佐工委員
市執行部 【生活環境部】
経済部長(大図哲雄),生活環境部次長兼環境対策課長兼市民会館長(田崎徹),参事兼市民生活課長(佐子川祐治),市民課長(栗崎孝夫),水道課長(宇田一彦)
【経済部】

経済部長(市村章二),経済部次長(沼田耕),農政課長(谷仲幸造),地籍調査推進室長(友水敏男),商工観光課長(小松崎隆雄)
【農業委員会事務局】

農業委員会事務局長(荻沼雅光)
議会事務局 庶務調査課係長(神谷一美)


嶋田(佐)委員長)おはようございます。ただいまから,市民経済委員会を開会いたします。
 本日の委員会は,お手元に配付しました協議案件書のとおり,所管事務の調査として,平成22年第1回定例会提出議案の概要についてであります。
 次に,本日の委員会に当たり,説明員として出席を求めた者の職氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。
 これより議事に入ります。
 初めに,所管事務調査のうち議案第4号平成22年度石岡市一般会計予算のうち市民経済委員会所管部分,議案第7号平成22年度石岡市簡易水道事業特別会計予算,議案第12号平成22年度石岡市霊園事業特別会計予算及び議案第16号平成22年度石岡市水道事業会計予算の計4件を一括して議題といたします。
 本件について,執行部から説明を求めます。
 なお,発言は挙手によりこれを許します。

参事兼市民課長)それでは,私のほうからは,市民生活課所管の主要事業についてご説明をさせていただきたいと思います。平成22年度における主要事業施策概要の5ページを開いていただきたいと思います。
 5ページの下から3段目でございます。交通安全対策経費であります。予算額としましては,2,559万1,000円でございます。事業内容は,毎月,月初めの交通安全の日に,市内の交通安全関係団体,警察等と連携をいたしまして,街頭活動を実施しておりまして,交通安全に対する啓発活動をしております。また,民間交通指導員として市で委嘱をいたしまして,小学校の通学路の要所で,朝の通学時に交通安全についてご協力をいただき,実施をしております。また,駅・市街中心地に,駐輪場としまして駅周辺に3か所設置をしております。また,カーブミラー等の交通安全施設の設置・補修等につきましても,地区からの申請に基づきまして,随時設置をしております。
 次に,6ページを開いていただきたいと思います。上から3段目の街路灯・防犯灯事業につきましては,街路灯の設置及び防犯灯設置補助に要する経費でございます。街路灯においては,街路灯設置要綱に基づいて,予算の範囲内で設置をしております。また防犯灯につきましては,石岡市防犯灯設置補助金交付要綱により,地域の防犯対策の一環としまして,区・町内会,自治会などが,その地区の生活安全を図るために設置される防犯灯に対して,工事費の一部を補助するもので,本年度の予算額は774万6,000円であります。
 次の,コミュニティ・新生活運動事業でありますが,地域住民によります住みよい地域づくりを推進するため,財団法人自治総合センターのコミュニティ助成事業の助成を受けて実施するものです。22年度は,若松地区と柴内地区の2か所がこの助成事業の対象になっております。
 次の,コミュニティセンター維持管理経費は,市内3か所,南台,杉並,鹿の子のコミュニティセンターの維持管理に要する経費であります。
 次の,桜づつみ維持管理経費につきましては,高浜地内の愛郷橋下流の恋瀬川堤防にあります恋瀬川桜づつみの植栽管理清掃委託などの維持管理経費でございます。
 その次の,まちかど情報センター運営経費964万6,000円と旭台会館管理経費892万1,000円につきましては,指定管理料などの維持管理に要する経費であります。旭台会館の屋上防水改修経費239万4,000円ですが,屋上の下地,防水マットの間に水がたまっている状態で,防水層が全く機能していない状況です。既存の防水層を撤去して,新たな防水マットに全面交換を予定しております。
 一番下にあります安全・安心まちづくり推進事業は,防犯活動推進に要する経費であります。石岡市生活安全条例を制定し,事業の一環として,エンゼルパトロール事業を推進し,地域コミュニケーションを高め,お互いに見守り合い運動として,地域の防犯及び犯罪抑止のための活動をしております。また,警察防犯協会などと連携して,街頭活動を通して防犯の啓発に当たっております。
 22年度の新規事業としまして,安全で安心なまちづくりを進めるために,多くの市民が利用し,人通りが多い場所で,犯罪が起こりやすい駅前等に防犯カメラを設置して,犯罪の防止・抑止及び安全な地域づくりの環境整備をと考えております。予算額としましては493万5,000円で,石岡駅前,石岡駅東口,駐輪場,高浜駅前等で6台を予定しております。同じく新規事業の青色防犯パトロール活動委託料46万8,000円ですが,国の重点分野雇用創造事業で,10分の10の補助事業でございます。目的は,市内小中学校の下校時に合わせて,週4回,子供たちの安全確保のために,青色回転灯を装着したパトロール車で,学校と一体となって巡回パトロールの防犯活動を行います。
 最後に,17ページをお開きいただきたいと思います。下から3段目の,消費者保護育成事業594万9,000円でありますが,消費者センターの運営及び消費者行政を推進する費用で,消費者センターを開設して,市民からの多種にわたる相談を受けております。また,市民一人一人が生活者として自覚と問題意識を持って,自ら行動して消費生活の向上を図るよう,消費生活展を実施しております。
 以上が,市民生活課所管の主要事業の概要でございます。

生活環境部次長)それでは,主要事業施策概要書の12ページのほうをよろしくお願いしたいと思います。環境対策課で所管してございます,平成22年度の事業につきましてご説明申し上げます。
 まず,衛生費,中ほどにございます石岡地方斎場組合負担金9,902万8,000円,こちらは,石岡市,小美玉市,かすみがうら市の3市で運営します石岡地方斎場組合に対する石岡市の負担でございます。管理運営費2,507万3,000円と斎場建設負担金7,395万5,000円です。斎場の建設につきましては,平成23年の完成予定で計画を進めておりました。しかし,敷地内に埋蔵文化財が発見されたということから,平成22年前半に発掘調査を実施する関係で,完成予定が平成24年10月ごろに変更されてございます。また,総事業経費につきましては,当初計画の総額23億円は変更しないというふうな計画でございます。
 続きまして,防除・防疫事業80万8,000円につきましては,スズメバチの駆除費に対する補助金が主なものでございます。
 13ページをお開き願いたいと思います。環境美化推進事業の414万9,000円は,美しい石岡をつくる市民の会への補助金と,各公共施設などに配布します草花苗の購入が主な経費でございます。
 公害対策経費の124万8,000円は,産廃不法投棄現場の山崎地区,下青柳地区,また川又地区の残土埋立地の水質分析を行う経費でございます。
 次に,霞ヶ浦浄化対策経費の6,357万7,000円でございますが,このうち下水道所管にかかわります合併浄化槽の補助金等5,910万8,000円が含まれてございます。環境対策課としましては,工場,事業所,河川などの水質分析を行い,その改善を図り,霞ヶ浦浄化のための事業を行う経費として446万9,000円,この中に計上してございます。
 続きまして,水の路クリーンナップ事業の406万円でございます。この事業は,霞ヶ浦水質浄化のため,高浜地区に設置しました水質浄化プラントの維持管理経費と委託料,さらに使用する電気料の経費でございます。
 14ページのほうをよろしくお願いしたいと思います。清掃一般事務費の7億5,966万6,000円は,継続的なごみ処理・し尿処理に要する経費です。主なものとしまして,湖北環境衛生組合,霞台厚生施設組合及び新治広域事務組合に対する負担金でございます。
 続きまして,塵芥処理経費の2億2,489万3,000円ですが,これは廃棄物の適正な処理と排出の抑制を行うための経費でございます。主なものとしまして,石岡地区,八郷地区及びお祭り実施日におけるごみ収集委託料として1億8,603万3,000円,粗大ごみ収集運搬委託料の195万2,000円でございます。
 次の,ごみ減量・資源化推進事業の458万円は,資源ごみ回収補助金として360万円,生ごみ処理減量化補助金として38万円を計上しているものでございます。
 次のし尿処理経費2,316万6,000円は,生活環境保全のため,し尿汲み取り等に対する経費で,主にし尿汲取委託料2,118万9,000円でございます。
 環境対策課の所管項目としては以上でございます。

市民課長)私のほうから,市民課関係の平成22年度における主要事業施策概要についてご説明を申し上げます。7ページ下のほうにあります戸籍事務費1,405万1,000円,住民基本台帳事務費768万4,000円,旅券事務費136万1,000円でございます。
 まず,戸籍事務費でございますが,1,405万1,000円につきましては,主なものは戸籍システム保守委託料370万5,000円,戸籍総合システム機器借上料499万5,000円でございます。それに,システム使用料378万円が主なものでございます。その他といたしまして,戸籍事務上必要な各種届出様式の印刷,郵便料,証明用の用紙代,参考図書代であります。
 続きまして,住民基本台帳費768万4,000円についてご説明を申し上げます。主なものとして,フロアアシスタント報酬216万4,000円,印刷製本費129万円が主なものでございます。その他として,住民基本台帳事務上必要な印刷機器用の用品代,電算指定用紙代,郵便料,証明用紙代,参考図書代でございます。
 続きまして,旅券事務費136万1,000円につきましては,市町村の審査が第1次審査,記載事項,必要書類の確認,受付番号の押印,受領書の交付,2次審査といたしまして,申請書記載事項の確認,書類審査,3次審査といたしまして,申請書の最終審査,申請関係書類の整理・分類,はがきの印刷ということになっております。その中で,旅券事務嘱託員の報酬121万2,000円,旅券交付窓口端末機借上料14万9,000円でございます。
 市民課関係は以上でございます。よろしくお願いいたします。

生活環境部次長)続きまして,5ページをよろしくお願いしたいと思います。中ほどにございます市民会館で所管してございます市民会館施設維持管理経費についてご説明申し上げます。2,574万1,000円を計上してございますが,この予算につきましては,市民会館施設の維持管理に要する経費でございます。具体的には,建物修繕として698万円,こちらのほうは,舞台の照明機器が老朽化が進んだということで,フロントサイドライト,さらにシーリングライトなどの交換を行う経費でございます。
 施設の清掃・管理・保守保安委託料の1,502万1,000円は,設備管理業務として1名の管理要員が管理に当たっております経費及び清掃業務に2名の清掃員が業務を行っていることで760万円の経費を計上し,また電気工作物,冷凍機器,舞台機構,照明機器,音響設備,消防設備などの保守点検を行う経費でございます。 以上でございます。

生活環境部次長)失礼いたしました。先ほど,施設清掃・管理・保守保安委託料を1,502万円というふうに……,1,052万1,000円でございます。訂正させていただきます。

農政課長)それでは,農政課所管の平成22年度における主要事業の概要についてご説明いたします。
 それでは,資料の14ページをお開き願いたいと思います。中段下の農林水産業費になります。最初に,農林水産業費の農政一般経費248万5,000円につきましては,農家組合長報酬206万5,000円のほか,ワカサギ事業補助金及び霞ヶ浦北浦水産振興に関する負担金などでございます。
 続いて,農業振興経費97万4,000円につきましては,特産物振興補助金40万円のほか,茨城県花き組合連絡協議会,土浦農業改良普及事業推進協議会,茨城県穀物改良協会への負担金等でございます。
 次に,米消費拡大事業でございますが,67万円につきましては,米消費拡大対策に要する経費としまして,米まつり実行委員会の補助金を計上してございます。
 次に,15ページになります。ふれあい農園維持管理経費192万8,000円につきましては,宮部地区及び東府中地区の農園の維持管理に要する経費で,維持管理委託料31万8,000円及び借地料としまして139万2,000円を計上してございます。
 次に,有害鳥獣捕獲経費227万7,000円につきましては,イノシシ,カラスによる被害から有害鳥獣捕獲委託料168万円及び電気牧冊等に対し,イノシシ等の作物被害対策事業補助金20万円を計上してございます。
 次の自然休養村事業につきましては,観光商工課の所管となっております。
 次に,エコ農業茨城推進事業でございますが,本年度新規事業といたしまして,水稲に対し化学合成農薬及び化学肥料を慣行の5割以上削減した環境に優しい営農活動的な取り組みを拡大するため,生産費のかかりに対し助成するものでございます。石岡地域で55ヘクタール,八郷地域で36ヘクタールを計画してございます。補助金としまして273万円を計上してございます。
 次いで,いばらき元気アップチャレンジ事業でありますが,これは,パン用小麦の新品種及び米粉用の栽培実証,また小麦,米粉を活用したパンやスイーツの商品化に取り組みまして,農産物の生産から加工,販売までの技術,ルートを確立し,地産地消による地域内食糧自給力の向上を図るとともに,産地化,特産品づくりによって地域の活性化を図るもので,JAひたち野が事業主体となるもので,補助金172万5,000円を計上してございます。
 次に,畜産一般事務費につきましては,家畜衛生指導協会へ家畜に対する各種予防注射及び畜産振興に要する補助金289万2,000円及び乳用牛預託育成と優良牛の導入に対する補助金125万5,000円を計上してございます。
 次いで,土地改良関係事務費につきましては,国営石岡台地農業水利事業や霞ヶ浦用水事業及び農地・水・環境保全向上対策事業に伴います補助金や負担金でございまして,いずれも受益者に対する負担軽減を図るため支出するもので,総額2億5,630万6,000円を計上してございます。
 次に,特別会計繰出金につきましては,下水道のほうの所管となりますので割愛させていただきます。
 次に,県単の土地改良事業でございますが,これは,各土地改良区が実施する県単事業で,かんがい用排水工事及び揚水機場等の補修に伴う補助金で,1,843万8,000円を計上してございます。
 次に,畑地帯総合整備事業でございますが,これは,県営施行で実施している三村地区の農道舗装工事や用排水工事費として,本年度330メートルを予定してございます。さらに,東成井地区区画整理事業5ヘクタール及び農業用排水7ヘクタールなどを実施する予定で,事業に対する市の負担金3,665万円を計上してございます。
 次に,農道・農業排水路整備事業は,市単独の農道整備事業としまして,農道整備工事で,八郷地区の北之内地区の継続事業で,1,470万円のほか,さらに生コン,U字溝など小規模な補修事業及び補修用材,立木補償などを支給するもので,総額1,853万8,000円を計上してございます。
 続いて,16ページになります。園芸振興経費でございますが,園芸産地マーケティング強化事業補助金で,JAひたち野ハウス部会がキュウリのマーケティングの現状調査や販売促進宣伝活動の強化を図るための県補助金20万円を計上してございます。さらに,花き優良種苗導入資金貸付金3,200万円につきましては,チューリップ生産農家及びバラ生産農家が優良種苗を導入するときに,その導入資金としまして一時貸し付けをする貸付金でございます。
 次に,農政企画一般事務費1,281万3,000円でございますが,主なものとしましては,農業経営基盤強化資金利子補給金及び農協営農活動活性化事業補助金としまして,JAひたち野及びJAやさとの両農協へ,それぞれ営農指導と地域農業の活性化を図るため補助をするもので,1,100万円を計上してございます。
 次に,農業経営対策事業63万4,000円につきましては,農業担い手育成・確保の推進経費で,主なものとしましては,認定農業者連絡協議会補助金50万円を計上してございます。
 次に,農業振興地域整備促進事業につきましては,農業振興地域整備計画に基づく農地利用に基づく経費で,委員の報酬22万5,000円のほか,農業振興地域の見直しに伴う臨時職員の賃金としまして,41万5,000円を計上してございます。
 次に,ふれあいセンター維持管理経費262万9,000円につきましては,三村,関川のふれあいセンターの指定管理者指定管理料として214万3,000円及び借地料等でございます。
 次に,農産物直売センター維持管理経費30万5,000円につきましては,主に借地料30万円を計上してございます。
 次に,地域水田農業推進事業404万1,000円につきましては,地域水田農業推進に要する経費で,システム使用料120万1,000円及び公用車等の維持管理の経費でございます。
 次に,産地確立推進事業でございますが,これは,米の生産調整に伴います市単独の促進対策補助金でございます。加工用米集荷促進対策事業補助金470万円でございますが,これは,加工用米の出荷に当たりまして1袋当たり1,000円を補助し,生産調整の確保に努めるもので,4,700袋を見込んでございます。次に,地域奨励作物促進事業補助金8,955万円につきましては,生産調整に伴います奨励作物の補助金ということで,そば,麦,大豆,飼料用作物として水田作物の定着化を図り,さらなる生産性,高品質性の高い取り組みを目指すものでございます。今年度,300ヘクタールを予定してございます。次に,新規としまして,ブロックローテーション定着化促進事業補助金71万7,000円,これは,ブロックローテーションの1巡目,2巡目に対し県より補助するものでございまして,38ヘクタールを予定してございます。次に,飼料用稲促進事業補助金930万円でございますが,これは,麦,大豆,そば等の連作障害の回避と安全な国産飼料の確保を図るもので,飼料用稲・米に対する補助金で,10アール当たり1,500円を補助するものでございます。今年度62ヘクタールを予定してございます。
 1つ飛ばしまして,次に,林業振興経費でございますが,1,633万9,000円につきましては,主に龍神の森保全管理委託料55万8,000円及び森林組合指導事業委託料60万円,森林整備担い手対策事業補助金113万9,000円,森林整備地域活動支援事業交付金950万円のほか,林業団体への負担金でございます。
 次に,森林機能緊急回復整備事業4,675万円でございますが,これは20年度から森林湖沼環境税の活用事業としまして実施しているもので,間伐推進員の報酬320万円及び間伐実施工事として4,275万円を計上し,本年度105ヘクタールを予定してございます。
 次に,身近なみどり整備推進事業580万円につきましては,平地林整備に要する経費で,森林整備工事費として560万円を計上してございます。
 次に,17ページになります。林道開設事業(補助)でございますが,7,230万1,000円でございますが,これは国・県の補助事業でございまして,林道開設工事としまして,林道半田線の開設工事で,23年度までの継続事業で,本年度,延長500メートルの開設工事を予定してございます。
 次に,林道開設事業(単独)でございますが,939万7,000円でございます。既設林道の維持管理に要する経費で,半田線の測量委託料105万円,林道開設工事としまして,小規模な災害復旧,補修など488万6,000円及び生コン等の原材料の費用でございます。
 以上が農政課の22年度における主要事業の概要でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

地籍調査推進室長)それでは,地籍調査推進室の主要事業の概要を説明申し上げます。
 15ページの下段に記載しております地籍調査事業の経費でございます。1,052万7,000円の経費の内訳ですが,地籍調査補助員の賃金119万9,000円,それから測量・調査の委託料751万9,000円でございます。平成22年度は,恋瀬川右岸の別所・駒潜の0.29平方キロメートルを実施する予定でございます。以上でございます。

商工観光課長)それでは,私のほうから,商工観光課所管の主要事業施策の概要についてご説明したいと思います。
 資料の14ページ労働一般事務費でございますが,91万1,000円ほど計上しております。主なものとしまして,中小企業労働者共済融資信用保証料補給金39万円ですが,中小企業労働者で労働組合未組織者が中央労働金庫石岡支店から融資を受けた場合の保証料の部分を補填するものでございます。
 続きまして,15ページ自然休養村費10万円でございますが,グリーンツーリズムを活用しまして,都市と農村の交流を推進することにより,都市住民の農林漁村に対する理解を深め,農林漁村の活性化を図るための経費でございます。主なものとしまして,茨城県自然休養村連絡協議会負担金3万円がございます。
 続きまして,17ページをお開きください。オートキャンプ場管理運営経費1,145万1,000円でございますが,主なものとしまして,オートキャンプ場の指定管理者指定管理料900万円と,オートキャンプ場改修工事90万3,000円でございます。工事の内容といたしましては,男女それぞれの和式のトイレを洋式トイレに改修するものでございます。
 次に,商工一般事務費9万円は,商工一般事務に要する経費を計上してございます。
 次に,商工振興費1億2,191万9,000円でございますが,主なものとしましては,そこにありますように,まず,産業祭の委託料388万8,000円でございますが,こちらにつきましては,毎年,運動公園のほうで行われます産業祭の委託料でございます。次に,商工会議所補助金829万4,000円でございますが,こちらにつきましては,商工会議所の運営に対する補助金でございます。次に,商工祭事業補助金205万6,000円でございますが,毎年,石岡イベント広場で行っております商工祭に対する補助金でございます。次に,中小企業相談所運営補助金1,000万円でございますが,石岡商工会議所が窓口となって中小企業の相談業務を行っている部分に対する補助金でございます。次に,商店街共同事業奨励補助金440万5,000円でございますが,商店街の振興・育成を図るため,5店舗以上の商店が共同で行う商業振興共同施設設置に関する事業に対する補助金でございます。商工会補助金506万4,000円でございますが,石岡市八郷商工会の運営に対する補助金でございます。次に,がんばる商店街支援事業補助金650万円ですが,本年度もプレミアム商品券を1億1,000万円発行するに当たりまして,プレミアム分の1,000万円と事務運営経費300万円を合わせました総事業費1,300万円の2分の1を補助するものでございます。次に,中小企業事業資金保証料補給金3,739万5,000円でございますが,融資を受けた中小企業者に対しまして保証料を補助するために,茨城県信用保証協会へ保証料を補給するものでございます。次に,自治金融預託金3,000万円でございますが,自治金融制度を利用している中小企業者の金利負担を軽減するため,市内12金融機関に対し預金を行い,金利の引き下げを図るものでございます。
 次に,本年度新規としまして,中心市街地活性化事業として,650万円を計上しております。主なものとしまして,テナントミックス店舗職員雇用委託料393万8,000円でございますが,これは,中心市街地活性化基本計画の中で計画されていますテナントミックス事業として,駅前通りの空き店舗を活用しまして,スイーツアンテナショップと農産物直売所の店舗の企画運営を行う職員2名を,ふるさと雇用再生特別基金事業を利用しまして,まち未来いしおかに採用するための委託料でございます。次に,テナントミックス整備事業補助金69万8,000円でございますが,国の補助事業を利用しまして,22年度に3店舗をテナントミックス事業として整備する予定でございます。補助率としましては,国が3分の2で,事業者が3分の1となります。市としては,事業者負担分の2分の1を補助するものとして,69万8,000円を計上してございます。次に,タウンマネージャー雇用助成補助金116万7,000円でございますが,中心市街地活性化基本計画に掲載されている各種事業を相対的にコントロールすることができるタウンマネージャーを,石岡市中心市街地活性化協議会において雇用するもので,市が6分の1を補助するものでございます。
 次に,企業誘致推進事業としまして,1,373万8,000円を計上してございます。主なものとしましては,石岡市工場誘致奨励金1,329万4,000円でございますが,昨年までは商工振興費のほうで計上していたものでございますが,本年は,企業誘致推進事業として特出しして計上したものでございます。誘致奨励金としまして,当該年度に納入されました固定資産税の100分の70を乗じて得た額を3年間奨励金として交付するもので,22年度は,該当する者が3年目ということで1社だけございます。その分として計上しました。次に,印刷製本費24万4,000円でございますが,企業誘致のためのパンフレットの印刷を行う経費を計上したものでございます。
 次に,観光対策経費でございますが,5,144万7,000円を計上しています。新規事業としまして,観光PR委託料341万5,000円ですが,内容といたしましては,ふるさと雇用再生特別基金事業を活用しまして,市の観光施設や観光果樹,茅葺き民家などの地域資源を利用した旅行商品を企画したり,旅行業者への営業活動にすぐれた者か,またはメディア関係の経験などのある情報発信力のある方を石岡市全体の観光PR活動に当たるということで,石岡市観光協会に1名雇用するための委託料でございます。その他,主な事業としましては,おまつりの準備のための経費としまして,おまつり関係委託料546万3,000円,石岡市観光協会の運営のための補助金として,石岡市観光協会補助金1,100万円,石岡のおまつり振興協議会の運営補助金として,おまつり振興協議会補助金701万1,000円,石岡市産業文化事業団本部の事務費と退職等の経費に対する運営補助金としまして,石岡市産業文化事業団本部補助金1,742万6,000円,柿岡おまつり実行委員会補助金としまして110万円を計上してございます。
 次に,一番下の観光案内所運営経費ですが,石岡駅前の観光案内所の運営経費として,267万8,000円を計上してございますが,そのうち主なものとして,154万9,000円は観光協会への委託料でございます。
 次に,まち蔵藍運営経費ですが,まち蔵「藍」の運営経費として389万7,000円を計上しております。そのうち主なものとして,209万2,000円が観光協会への委託料でございます。
 続きまして,風土記の丘管理運営費8,065万8,000円でございますが,指定管理者指定管理料6,886万7,000円,茅葺き屋根保存委託料176万8,000円,常陸風土記の丘施設改修工事504万9,000円が主なものでございます。茅葺き屋根保存委託料の内容ですが,市がふるさと雇用再生特別基金事業を活用しまして,常陸風土記の丘にある古代家屋の茅葺き屋根の保存業務を委託しまして,保存を行うとともに,茅葺き職人の育成を図るものでございます。また,改修工事としましては,古代家屋復元広場内にある竪穴式住居の改築を行うものでございます。
 次に,フラワーパーク管理運営経費7,084万7,000円ですが,指定管理者指定管理料3,930万円と,イベント・展示企画委託料291万6,000円が主なものでございます。イベント・企画展示委託料は,観光客の増加を図るためにフラワーパーク内で行われております展示栽培温室,来園者センターでの企画展示や,園芸教室の内容を充実させるために,ふるさと雇用再生特別基金事業を活用して1名雇用する委託金でございます。
 次に,ふれあいの森管理運営費でございますが,こちらにつきましては,指定管理者指定管理料としまして2,280万円と,スカイサイクル探傷検査委託料286万3,000円を計上するものでございます。探傷検査の内容としましては,建築基準法施行規則により定められましたフラワーサイクルの探傷検査を5年に一度行うということで,今回,探傷検査分を計上したものでございます。
 次に,朝日里山学校管理運営経費667万6,000円でございますが,指定管理者指定管理料640万円と,朝日里山学校施設整備工事27万6,000円でございます。この工事費の内容ですが,校庭に御影石の砂を敷く工事として27万6,000円を計上しております。
 最後に,国民宿舎管理運営費4,467万7,000円ですが,内訳としましては,指定管理者指定管理料4,050万円,地元食材を活用した地産地消のメニューを提供するための地産地消推進委託料291万6,000円,国民宿舎施設改修工事62万円でございます。国民宿舎施設改修工事につきましては,つくばねの中ホールの宴会場のところに雨漏りがありまして,そのための屋根の防水工事として計上したものでございます。以上でございます。

農業委員会事務長)一般会計最後のご説明を農業委員会から申し上げます。
 14ページの下から4つ目のブロックでございます。農林水産業費農業委員会一般経費,農業委員会運営に要する経費2,418万2,000円,1つ目が農業委員の報酬でございまして,1,873万8,000円。農業委員30名に関する1年間の報酬でございます。2つ目が県農業会議負担金。法律の規定に基づきまして,各都道府県に必ず設置がされてございます農業会議に対する負担金でございます。3つ目が新治地域協議会負担金47万4,000円でございますけれども,旧新治郡で構成いたします石岡市,土浦市,かすみがうら市の3市の農業委員会が地域協議会を構成いたしまして,種々の調整会議,あるいは諮問会議の参加等を行う経費でございます。
 以上3点でございます。

生活環境部次長)それでは,続きまして,27ページをお開き願いたいと思います。一番上のほうにございます石岡市簡易水道事業特別会計の主要事業でございます。
 まず,施設等維持管理経費としまして,1,720万2,000円を計上してございます。内容は,簡易水道施設の維持管理に要する経費でありますが,主な事業としまして,本年度,簡易水道事業変更認可申請書作成業務委託料720万3,000円を計上してございます。三村地区の簡易水道事業は,施設更新事業を計画してございますが,施設更新に当たりまして,給水人口,それから給水量,設備などの施設内容の変更が伴います。そのため水道事業の変更認可申請が必要となってまいります。そのための申請書作成を委託するための経費でございます。
 また,水道施設整備事業でありますが,施設の補修等に要する経費としまして,112万9,000円を計上してございます。
 次に,28ページをお開き願いたいと思います。真ん中よりちょっと下のほうになりますけれども,霊園事業特別会計でございます。市営霊園維持管理経費としまして,629万2,000円を計上してございます。これは,市営霊園としまして龍神山,それから半ノ木の2つの霊園の施設の維持管理に要する経費でございます。霊園の管理委託料として507万8,000円を計上してございます。以上でございます。

水道課長)それでは,私どものほうから,水道課所管の平成22年度石岡市水道事業会計予算における事業概要をご説明いたします。概要につきましては,お手元に資料1枚でございますけれども,配付してございますので,この資料によってご説明申し上げます。
 まず業務の予定量でございますが,給水件数6,960戸,年間総給水量270万立法メートル,1日平均給水量7,397立方メートルを見込んでおります。
 3条予算の収益的収入につきましては,5億3,462万1,000円を見込んでおります。主な収入ですが,給水収益において,料金等の給水収益でありますが5億750万円,一般会計繰入金1,856万5,000円を見込んでおります。一般会計繰入金につきましては,繰入基準に基づくものでございます。
 次に,収益的支出についてですが,5億2,547万4,000円を計上しております。内訳ですが,原水及び浄水費において,主に電気計装設備やポンプ等の修繕でございますが,それら,あるいはまた動力費,あるいは受水費等でございますが,1億6,275万7,000円,配水及び給水費において,主に漏水修理等の修繕費,委託料等でございますが,3,059万8,000円を計上しております。さらに,総係費において,主に人件費等でございます。7,249万2,000円を計上しております。このほか,主に費用の構成といたしましては,減価償却費支払利息,あるいはまた消費税及び地方消費税等がございます。
 続きまして,4条予算の資本的収入につきましては,9,977万5,000円を見込んでおります。収入の主なものは,一般会計負担金の9,967万4,000円であります。また,資本的支出,投資的経費でございますが,3億1,126万円を計上しております。支出の内訳ですが,建設改良費において6,000万円,企業債償還金で2億5,126万円を計上しております。
 また,建設改良費における工事請負費については5,000万円を計上して,その主な工事といたしましては,配水管布設替えとして八重地内,小幡地内,野田地内,送水管の布設替えとして今年度の続きでございます小見地内を,また取水量確保の井戸浚渫として柿岡地内にございます新設9号井,また緊急遮断弁設置として園部配水池内に設置を計画しております。
 さらに,一番下になりますけれども,水道課所管の湖北水道企業団出資金につきましては,平成19年度より実施しておりますけれども,石綿セメント管の耐震化更新事業費に対しまして2,580万円を出資金として計上しております。この繰出金につきましては,事業概要書の14ページに記載されておりますので,ご確認をお願いしたいと思います。以上でございます。

嶋田(佐)委員長)以上で説明は終わりました。
 暫時休憩いたします。10分程度とします。

― 休 憩 ―

嶋田(佐)委員長)休憩前に引き続き,会議を再開いたします。
 質疑等はございませんか。

岡野委員)それでは,ご質問をさせていただきます。まず最初に,6ページの安全・安心まちづくり推進事業の防犯カメラ設置工事につきまして,石岡駅,高浜駅前計6台ということで載ってございますが,先ほど説明の中では,石岡駅前,それから石岡の東,それから駐車場ということで,多分石岡駅には3台設置するのかなと思いますが,高浜駅前にも3台設置するということでございますか。

参事兼市民生活課長)お答えいたします。高浜駅には1台でございます。それと,石岡駅の正面西口,それから東口,それから駐輪場でございます。駐輪場は3か所ございます。そこを含めて周辺で5台ということで,今,考えてございます。

岡野委員)ありがとうございました。続きまして,7ページの旅券事務でございますが,今までのパスポートの申請受付と交付件数についてお伺いをいたします。

市民課長)お答え申し上げます。1月の4日から旅券事務の申請受付が始まりまして,1月分で申請が213件でございます。2月分が200件でございます。以上でございます。

岡野委員)ありがとうございました。続きまして,15ページでございます。ふれあい農園の維持管理についてお伺いをいたします。宮部と東府中地区と2か所に設置されているということでございますが,これらの利用状況についてお伺いをいたします。

農政課長)それでは,ふれあい農園の利用につきまして,宮部地区につきましては156区画のところ78区画で50%,東府中地区につきましては125区画のうち63区画で50.4%ということで,約5割でございます。以上でございます。

岡野委員)ただいまの答弁によりますと利用率は50%ということでございますが,これらについて,利用率をもう少し上げるのに,多分,区画ごとでございますので,1区画というようなことではないかと思いますが,2区画,希望者には貸すとか,そういう利用率の向上についての考えがあれば,お聞かせを願いたいと思います。

農政課長)それらにつきましては,アンケート調査等を実施してございまして,要望等によりまして,数か所貸し付けをしたり,料金等の見直しの検討も考えられるかと思います。

岡野委員)そういうことで,利用率の向上につながるようによろしくお願いしたいと思います。
 その下の段でございますが,有害鳥獣の捕獲についてお願いをいたします。日にちにつきましては私も覚えておりませんが,笠間市の岩間の小学校で,1メートル20センチのフェンスを越えて,イノシシが授業中に生徒の窓ガラスへ突進したというようなこともございましたが,有害鳥獣捕獲でイノシシの捕獲頭数はどのくらい,今現在で。

農政課長)有害鳥獣の捕獲につきましては,年々少なくなってきてございますが,21年度の実績でございますが,3回ほど実施しまして,イノシシが13頭でカラスが400羽というようなことで実績が上がってございます。

岡野委員)有害鳥獣の捕獲につきましては,隣接市町村でも被害がかなり多いという中で実施をしていると思いますが,隣接市町村と協力して同じ日に捕獲を行うというようなことをしているのか,していないのか,お聞きをいたします。

農政課長)現在のところは各市町村ごとで実施してございまして,共同でやってございません。今後,近隣,隣接市町村ということで,共同で捕獲も視野に入れて検討してまいりたいと考えております。

岡野委員)よろしくお願いいたします。15ページの下から3段目になりますが,畑地帯の総合整備事業,実際,三村と東成井で実施するということでございますが,現在の進捗状況についてお伺いをいたします。

農政課長)それでは,ただいまの畑地帯総合整備事業に関してでございますが,三村地区につきましては,全長3,458メートルございますが,現在のところ1,400メートルが完了してございます。本年度につきましては,330メートルの農道の整備を実施する予定でございます。なお,東成井につきましては,21年度につきましては,7ヘクタール,農道整備が150メートル,本年度につきましては,区画整理が5ヘクタール,農業用水関係が7ヘクタールというようなことで,現在進めてございます。以上でございます。

岡野委員)ありがとうございました。続きまして,16ページ,真ん中ほどにございますが,産地確立推進事業についてお伺いいたします。国の目玉施策ということで,自給率向上のために新しい農政というようなことで,戸別補償制度も今年の4月から実施されるというようなことでございますが,産地確立推進事業について先ほど説明を受けたわけでございますが,目玉の事業でございます戸別所得補償モデル事業については,この産地確立推進事業の中に予算化されていないように見えますが,どういう形で予算が執行されるのか,その点をお伺いいたします。

農政課長)今回の新しい国の制度でございます戸別所得補償モデル対策事業と自給率向上事業でございますが,4月からスタートするわけでございますが,これらにつきましては,国より直接販売農家のほうに支払われるというようなことで,今回,市のほうは通ってございませんので,市のほうとしましては,市単独の予算で計上しているところでございます。

岡野委員)国から直接生産農家というか,販売農家に支払われるということでございますが,仮に1ヘクタールの水田を持っている農家については,30%が転作と。それから,私も対策事業の資料はいただきましたが,そういう中で,自家販米,縁故米等に10アールを差し引くというようなことになっておりますので,1ヘクタールの水田を持っている農家の方については,30アールが転作面積でございますので,10アールを加えますと40アール,残りの60アールに対して1万5,000円の定額部分の補助があるというようなことになるかと思いますが,そういう中で,60アールの作付面積についても実際作付されているかどうか,これについては確認業務が必要になると思いますが,それらについては市のほうで実施するというようなことになるんでしょうか。

農政課長)今まで転作等の確認事業等で実施してきましたが,今度,作付面積についても確認をしていくというようなことで,事務量については,米のモデル事業と自給率の向上事業の両方を確認するというようなことで,協議会のほうで進めていきたいと考えてございます。

岡野委員)その中の要件の1つでございます,農業共済に加入していなければならない。そういう中で,今までは現地確認については,転作目標面積の30アールについて確認をしていたと思うんですが,今の説明を聞きますと,現地確認については水稲の作付面積も含めますと,今までの事務量から見ると3倍というような事務的負担がかかってくると思いますが,これらの対処方法についてどのように考えているのか。これは部長にお聞きしたいと思います。

経済部長)お答えいたします。職員の問題でございますが,大変,状況の中で,今,全体の職員が減っているという中で,増をしなくちゃならない状況ではございます。ただ,やはり市全体の構成を見ますと,なかなか厳しいものがございます。これにつきましては,人事部のほうへ要望をしております。また,先ほど課長のほうからの話で,水田協議会のほうでの確認ということでございますが,水田協議会につきましても,やはり戸別補償となりますと確認事務がなかなか難しいということで,市に移管されるという状況じゃないかなという感じがしております。そういうことで,職員が自ら現地を確認する体制をとらなくちゃならないというような状況でございますので,その辺につきましては,人事担当に十分配慮を願えるように要望していきたいということで考えております。
 また,この戸別補償につきましては,今年度,米に対しての戸別補償でございますが,1つだけお間違いないようにしていただきたいのは,転作を達成しなければ支払いません。これだけはお願いしたいと思います。また,農業共済等の関係でございますが,やはり地域地域の収量については,共済の収量を参考にする形になると思いますが,その中で,やはり販売先等も確認をしなくちゃならないということになります。ですから,やみと言ったら大変申し訳ございませんが,売ったものがわからない状況の場合には支払われないということもございますので,その辺については十分,地域におきまして説明会をいたしまして,周知徹底をさせていきたいということで考えております。

岡野委員)ただいま説明を受けましたが,現有勢力でやるのは非常に難しいというようなことになれば,当然人員を増やしていただくというようなことも考えなければならないと思いますが,またアルバイトの方を雇ってやるとか,いずれにしましても,今年の4月から新しい事業でスタートをするわけでございますので,農家の皆さんにも十分なる説明をしながら実施をしていただきたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。
 それと,18ページ,常陸風土記の丘からずっと国民宿舎管理運営費まで,ふるさと雇用という言葉が出てきまして,ふるさと雇用での茅葺き屋根の保存委託料とか,それから国民宿舎の地産地消の推進委託料,ふるさと雇用ということでいろいろ出てきているわけでございますが,これらについては,国民宿舎の地産地消というのは,地元でとれた農産物を当然地産地消ということでやっていくと,利用していくというようなことでございますが,これらにつきましては,地産地消の農産物を仕入れるというようなことなんでしょうか。その辺をどういう形で委託料として使われるのか。国民宿舎の地産地消の委託料ということで,ほかも上がっているようですが,それについてお尋ねをいたします。

商工観光課長)国民宿舎つくばねにおける地産地消推進事業委託料をどのように使っているかということでございますけれども,国民宿舎におきまして,地元の食材を提供しまして,そのことによりましてつくばねにお客様の満足と誘客を図るということでやったわけですけれども,昨年7月から雇っております。その実績としましては,まず,月例で,毎月調理会議を実施しております。また,季節によりまして,春,夏,秋,冬ということで,それぞれメニューを変えまして,地元の食材を使うような形をしております。野菜関係につきましては,ゆりの郷やフラワーパークにあります農産物直売所からの野菜関係の仕入れにしておりますし,また,地元の食材ということで,ヤマメの魚を地元で養魚している人がいますので,ヤマメの塩焼きを使ったり,あと,えさを,芋の配合が50%以上の飼料で育てました芋豚というのが地元にございます。その芋豚を活用しました料理ということで,できるだけ地元の食材を使いまして,また季節によって料理の種類を提供していくようなことに心がけるということで,そういうための地産地消の委託料として使っております。以上です。

岡野委員)お客さんがたくさん来まして,できるだけ収益に結びつくようによろしくお願いをしたいと思います。
 それから,その上,朝日里山学校でございますが,今年の2月11日に第2回の筑波路そば打ち大会が行われたと思いますが,その集客人数とかそば打ちに参加された団体とか,わかっていると思いますので,お聞きしたいと思います。

商工観光課長)まず,そば打ち大会の集客の人数ということですけれども,新聞発表やうちのほうの主催として,1,000人ぐらい来客者があったと思います。これの数につきましては,フラワーパークのほうから巡回のバスを出しましたので,その乗車人数等と,朝日里山の入り口でカウントしておりまして,それから類推すると,来客者数は1,000人ということになっております。また,出席の団体なんですけれども,団体としては6団体でございます。このそば打ち大会といいますのが,朝日里山学校委託を受けています観光協会と朝日里山地域協議会,それと筑波山周辺の筑波ブロック広域観光連絡協議会というのがございまして,そういう意味での団体ということで,桜川市,土浦市,かすみがうら市,石岡市が2団体ですか,それと,今回は茨城空港関係でありまして,小美玉市のほうから1団体ということで,合計6団体が参加していただいております。

岡野委員)どうもありがとうございました。続きまして,農業委員会のほうで実施しております軽トラ朝市について局長にお伺いをいたします。実施してからの状況等につきましてご説明をお願いいたします。

農業委員会事務局長)軽トラ朝市K-マルシェのお尋ねでございます。必要経費が予算書の145ページの上から7行目啓発等用品費,平成22年度につきましては,こちらの30万円の中に軽トラ朝市の費用も含まれてございます。具体的には,イベント用ののぼり旗を製作する計画でございます。
 それから,現年度の経過というお尋ねでございますが,今,農業委員会には4つの専門委員会が設置されてございまして,その1つに地産地消推進委員会という専門委員会がございます。この地産地消推進委員会が企画並びに運営に当たっているものでございます。具体的には,昨年の12月からスタートいたしまして,先月2月までに既に10回開催してございます。軽トラ朝市ですから,当然,畑から収穫したものを軽トラックに載せる。それで,それぞれのイベント会場へ軽トラックに積んだまま展示・即売をするというふうなシステムでございまして,当然,事前登録制をしいてございますが,現在までの登録者は66名でございます。それから,開催に関する曜日でございますけれども,原則第2と第4の土曜・日曜,すなわち月4回でございます。土曜日が石岡市役所本庁駐車場,日曜日が八郷庁舎駐車場で開催しているところでございます。
 おかげさまで,最近,リピーターの方々も非常に増えてまいりまして,新聞,テレビなどで報道されたという影響もございまして,近隣,土浦市,あるいは笠間市などからもお見えになってくださる方が定着してまいりました。お客様の数は,1日平均80人から100人程度でございます。今後,22年度,新年度についても,もう少し検討を加えながら,一層の努力を加えてまいりたいと,そのように考えてございます。以上でございます。

岡野委員)ありがとうございました。以上でございます。

前島(孝)副委員長)それでは,ご質問いたします。私のほうは,22年度予算書のほうからページ数を追って質問したいと思います。
 最初に87ページ,市民会館の施設運営費についてお尋ねをいたします。市民会館につきましては,毎年修繕費が出てきております。今年度も建物修繕等が出てきているわけですが,施設運営経費の中で,市民会館運営委員会委員報酬が10万円ありまして,これ,例年ですと,ここに音響技師嘱託員報酬費として,21年度は144万円出ていたんですが,今年度はこれが出ていない。そのかわりと言っては何ですが,下のほうの施設維持管理経費の中であったんですが,施設運営経費と施設維持管理経費とありまして,87ページですね,13番の施設管理・貸出業務委託料,市民会館技術業務委託料,これが,昨年度までは下の施設維持管理経費のほうに入っていたと思うんですが,22年度は施設維持管理経費から運営経費のほうに見直しがされております。なぜそういうふうな,運営経費,維持管理と微妙なところなんですが,維持管理と運営,私は同じようなとらえ方をしていたんですよ,今までも。でも,執行部のほうで分けていましたので,あえて聞かなかったんですが,今年度,運営費のほうに入ってきた理由をお聞きしたいのと,それから,前年度は市民会館技術業務委託料が281万8,000円だったのが,22年度は423万1,000円に,1.5倍ぐらいに上がっているんです。しかも,上の施設運営経費の中で,音響技師嘱託員報酬144万円が今年度は載っていません。その辺の兼ね合いがあるのかどうかわかりませんが,その辺についてご説明をいただきたいと思います。
 それから,あわせて施設維持管理経費の建物修繕,87ページの一番下ですね。これが,建物修繕で698万円上がっているんですが,どういう内容を修繕するのか,お聞きをいたします。よろしくお願いします。

生活環境部次長)お答えいたします。まず,委員ご指摘の運営経費の中に,昨年度は144万円の音響技術嘱託員報酬というのが計上してございました。実は,長年音響技術嘱託員としてお願いしていた嘱託員さんが,昨年6月に亡くなりました。そういう関係で,その嘱託員技師にかわるような人を探していたんですが,どうも石岡市内,近郊に見つからないというふうな関係で,本年度は,ご指摘の維持管理経費の中の市民会館技術業務委託料として,水戸にございます音響技術を派遣していただける事業者と交渉しまして,そちらのほうに音響技術の……,具体的に言いますとティーエム・プロジェクトというところがございまして,そちらのほうに音響の委託をするということで,予算を委託料のほうに組み替えをしている経過がございます。その結果,前年度は281万8,000円でしたが,その音響関係の予算が増えたということで,140万円ほどの事業費が増えまして,423万1,000円というのが市民会館技術業務委託料のほうに計上してございます。
 それから,建物修繕ということで,昨年度より200万円ちょっとオーバーしてございますけれども698万円,こちらにつきましては,舞台照明機器の老朽化が進んできたということで,具体的にはフロントサイドのライト,シーリングライト,それからそれに伴う機器のコンセント等の交換,こちらを680万円ほど考えてございます。さらには,受水層内に,フードという水を吐き出す口があるんですけれども,その口のところにさびが発生しまして,そちらのほう点検でさびの交換を10万円ほど,これを計画してございます。そういう関係で予算の伸びがございます。以上でございます。

前島(孝)副委員長)答弁漏れがあります。施設運営経費で,今年度は貸出業務委託料と技術業務委託料が運営経費のほうに入っていると。昨年度までは維持管理経費のほうに入っていたんです。これはどうしてそういう……,管理費と運営費の細かい……,私はわかりませんが,年度ごとにころころ変わるんですか,これは。どうなんですか。

生活環境部次長)これは,財政との協議の中で,品目的に入れ替えたほうがいいという指導の中で,入れ替えたという内容だと考えてございます。

前島(孝)副委員長)お言葉を返すようで嫌なんですが,だって,長年維持管理経費のほうでやってきたんですよ。それが,財政課に急に……。財政課もおかしい。何を根拠にそう言ったのかわかりませんが,ちょっと納得できませんね。どちらでも要するに構いませんけれども,そう年度ごとにころころ変わるものかなとちょっと気になったものですから,ちょっとお尋ねをしました。
 それから,今,市民会館には館長はじめ職員が何名か張り付いているかと思います。今言われたように音響技師が亡くなったと。病気で亡くなったのかどうか,ご冥福をお祈りいたしますが,少なくとも音響というのは,その建物の一部にあるわけですけれども,毎日毎日音響調整は……。利用する方の行事によって,やっている間,照明とか音響を常時1人の方が朝の10時から夕方の4時まで,あるいは5時まで,夜までついてなくてはならないという行事ばかりはないかと思いますが,この音響技師というのは,前からも私は言っていたんですが,本来は市の職員が,そこに常駐している市の職員がやるべきじゃないかと思うんですよ。そのためにわざわざ140万円も年間お支払をして,その都度,今度は水戸から来ていただいてやるわけですよ。その考え方についてはどうですか。これは館長さんはどなたですか。年に何回あるかわかりませんが,本来は職員が覚えれば,音響ですよ,そんなに……。これは国家試験か何か持っていなくちゃできないものなんですか。私は,職員がやる気がないのではないかと思いますよ。何でも委託すればいいと,それで今回は,面倒くさいから市民会館技術業務委託料の中に入れちゃえと,こういう話ですよね。いろんな財政難になってきたんですからもう少し,市民会館に張り付いている職員の方が,音響効果はできないんですか。それともやらないんですか。何十年という歴史の中でやってきたんでしょうけれども,これからは財政難ですから,やはりそういったことも,人材育成という観点からそういう方をつくっていかないと大変でしょう。私は無駄だと思いますよ,これは。職員でもできるんじゃないかと思いますが,それが1点。その考えについてお伺いします。
 それから,もう1点は,この市民会館は築後相当になっていますよね。22年度の予算ですからあまり深くは言えないんですが,今年度も修繕が700万円,昨年も500万円,その前も何百万と,1,000万円以内ではありますけれども,毎年毎年修繕,建物修繕と出てきているわけですね。それと同時に,耐震調査もやられたか,やらないかまだわかりませんが,老朽化している耐震問題もあるわけですよ。その辺を踏まえて,今後の市民会館の考え方,その辺を知っている範囲でお答え願いたいと思うんですが,これはお金が随分かかりますね。これで4年,5年やっていったら,何千万という建物修繕費がどんどん後から後から出てくる話なんですけれども,総合的な市民会館の,22年度を含めて,そういう議論は執行部内ではされているんですか。それとも,今後主管部としてどのように市民会館の問題を検討していくのか,お聞かせ願いたいと思います。

生活環境部次長)まず,市民会館の技術業務については,職員を養成することで対応できるのではないだろうかというご質問でございます。昨年度につきましては,年度の途中に委託といいますか,お願いをしていた技術者が亡くなってしまったということで,考えられるところは一つ当たること,それから職員の中でそういう技術を持っている者がいないかどうかと。市民会館の音響でございますので,お客様に迷惑がかからないように運転といいますか,作業ができる方を,実は八郷地区,合併する前の中央公民館で担当しておりました職員の方に現場に来ていただいて,この設備等で,普通にお客さんに迷惑がかからないように業務ができますかということで見ていただいて,もちろん委員ご指摘のとおり,毎日ホールが入っているわけではございません。主に土日に入ってございますので,職員流動化制度を利用させていただいて,土日入っているところ,まず現場を見ていただいて,できる範囲で音響を動かしていただいたと。それが数か月,二,三か月ですか,ございます。昨年度の補正予算でこの委託料を計上させていただいたんですが,都合半年分計上させていただきました。その間にも,職員等の対応が将来的にどうだろうかというふうな話もさせていただきました。
 その中で,現在,動かせる技術を持っている方が1名いらっしゃいます。その方についてどうだろうかという相談もさせていただきました。現在のところ,自分のところの仕事をしながら,二,三か月お手伝いをいただいたということで,ほとんど土日がない状態がありましたので,昨年度につきましては補正予算を計上させていただいたという経過がございます。その後もお話をさせていただいたんですが,現在のところその方を,人事の異動の中身はちょっとわかりませんので,異動できるかどうかというのがちょっとわかりません。予算を計上させていただいたというのは,昨年の委託料の経過の中で要求をさせていただいて,査定をお願いしたという経過がございます。
 現在市民会館には,事務をとっております40代の女性の職員,1月1日に異動がなされまして,1月1日から担当してございます。それから,今月退職予定の女性の職員,今,3月まで2名体制で,私が兼務ということで,兼務が1名,それから職員が女性の方が2名,そのうち1名は本年度末をもって定年退職という職員構成でございます。そういう関係で,22年度につきましては,音響技術の関係を含めて委託料に計上して,お願いしているという状況でございます。
 それから,修繕費と耐震問題ということでございます。修繕につきましては,施設の設備,それから施設そのものも,昭和43年に建設してございますので,都合40年近く経過している中では,修繕費を毎年計上させざるを得ないという状況であります。今回は,その関係で修繕費をお願いしているところでございます。委員ご指摘の耐震問題につきましては,石岡市の都市建設部のほうで策定しました公共施設等の耐震の診断計画というのがございまして,公共施設の市民会館につきましては,平成23年,もしくは24年に耐震診断を実施すべき施設という位置付けになっております。そういう関係もございますので,市民会館にございます運営委員会という組織がございます。21年度に実施しました運営委員会の中では,市民会館の現状,それから,建設から経年過ぎた修繕費がかさむ状況,さらには昭和56年の建築基準法の改正に伴う耐震診断の計画等をお示ししまして,運営委員会の中でも一応議題として協議をさせていただいたと。もちろん結論は出てございませんけれども,現況を知っていただくということで,協議を開始したという経過がございます。以上でございます。

前島(孝)副委員長)次長はたしか市民会館館長も兼務されているわけですよね。それで,職員は事務員の方が2名張り付いていると。この予算書の87ページの中で,施設運営経費の中で,13番の施設管理・貸出業務委託料445万3,000円が載っています。市民会館のそういった日常の運営については,館長と,それから事務員2名の方がメーンでやっていると。そのほか委託している方もいるかと思うんですが,現在は市の職員が3名,それから,ここで言う13番の貸出業務委託,これの費用のほうから何名張り付いていらっしゃるんでしょうか。
 それから,再度耐震の問題については,昨年度の予算委員会で,築が昭和43年に新設しまして,今年は昭和に直すと85年ですから,既に42年目に入るわけですけれども,その中で,昨年館長を田崎さんがやっていたかどうか……。やっていませんね,昨年は。館長が,耐震については十分今後検討してまいりますと,このように答弁されているんですね。ですから,21年度については,今,館長のほうから委員会の報告がありました。それで,23年,24年に耐震診断をやるんだと。でも,これやっても出るのはわかりますよね。建て替えだと思うんですけれども,それについてどういうふうに,石岡小学校の国衙跡地の問題とかいろいろありますので,執行部で,市長じゃないと答えられないのかどうかわかりませんが,そこをお聞きしたかったんですよ,今後の方向性を。ですから,これもやはり小中学校と同じように,ここの庁舎もそうですけれども,不特定多数の方がたくさん集まる場所というのは,優先順位は1番だと思うんですよ,ランク付けをするのであれば。公共の建物はどこも大事ですが,特に多くの方が集まるようなところは,耐震調査をやるにしても建て替えにしても,最重点課題で取り組まなければならない問題ではないかと思うんですけれども,もう少し突っ込んだ回答をいただけないでしょうかね。逃げるんじゃなくて。
 それで,前に戻りますけれども,館長さんは週に何回ぐらい市民会館に行かれているのかわかりませんが,女性2人で全部向こうを任せておくと,そういうのはちょっと問題があるんじゃないんですか。これは法律的には触れないかもしれませんが,夜,宿直なんかをやる場合は女性1人ではやらせちゃだめだとか,これは労働基準法で決まっていますよね。
 それからもう一つは,職員で1名いるといいますけれども,これは人材育成,皆さんが言っている人材育成をしなければ,できる人は出てこないと思うんですよ。今,その1名いる方というのは,自分でそういう音響関係が趣味でやっているとか何かの方だと思うんですけれども,私が言っているのは,館長,そういうことじゃないんです。人材を育てたらどうですかということを言っているんです。でなければ,いつまでたってもできませんから,委託するしかないですよ,これは。しかし,そういうお金はもったいないじゃないですかということを言っているんですよ。理解していただけるかな。ちょっとわかりませんが,人は育てなければ覚えませんよ,だって。女性の方2名を張り付けておくということでしょう,現状は。全然育てる意思がないように見えますね。男性の方を張り付けて,その方に覚えてもらうとかというならいいけど,今年定年になる人が1名と女性1名です。館長は兼務ですと,どうなんですか,これ。4月の人事を含めて,兼務は解いていただいて,ちゃんとした男性の方を張り付けたらどうですかね。それから,たまたま定年になる職員が1人いるようですから,ここへは男性を張り付けると。どうですか。よろしくご回答のほうをお願いします。

生活環境部次長)委員ご指摘の,職員構成につきましては,先ほど申し上げましたとおりでありまして,私自身は環境対策課と次長ということで3つほど兼務をしてございますので,もちろん決裁,それからいろんな事態が発生したときの相談,決断等ございますから,できるだけ市民会館のほうに行きたいということで,1日1時間は行って,状況を把握し,必要なものについてはアドバイスをするということで,当然行けない日もございますので,常駐しているわけではない。ただ委員ご指摘のとおり,現在,1名が3月いっぱいで退職し,1月1日に人事発令で来た職員は女性の職員だということを考えますと,当然,人事担当部門にも,市民会館が職員である意味で運営できるという体制ができるようにということを,部長を通じて要望しているところでございます。
 それから,施設の今後ということで,耐震診断を石岡市の計画の中で23,24年に実施した結果,委員ご指摘の中では,昭和43年の建設ということを踏まえると,非常に厳しい数字が出るだろうと。そういうことを踏まえた中で,市民会館の公共施設が今後どうあるべきかというふうなものを検討すべきだろうと,優先順位が公共施設の中でも高い部分ではないかというご指摘でございます。
 私,専門家でありませんが,43年当時の施設を,耐震診断を実施した場合に,どういうふうな形になるでしょうかということを,知り合いの耐震診断等の実績がある設計者の方にお聞きした。これは口頭でございますけれども,委員ご指摘のとおり,かなり厳しい数字が出る可能性が高いと。そうしますと,補修費というものが,かなりの経費がかかってくるだろうと。補修費を考えた場合,それから,その耐震の補修ばかりではなく,将来の補修を考えた場合,施設そのもののあり方をどうすべきかというふうなことを検討する必要がある可能性が高いよというふうな指導も,口頭でございますけれども,お話しした経過がございます。
 そういう意味で,まず,今まで運営委員さん等にも,事業の実施,それから事業の結果,事業の計画等しか,過去の議題を見てもらいますと,そういうものしか検討してこなかった経過がありましたので,21年度につきましては,市民会館の建設からの現状と,市における公共施設の耐震診断の計画,実施計画等を説明して,まずこの市民会館をどう考えていくべきだろうか,さらには,もしものことがあった場合に,石岡市内にございます,施設の性格はちょっと違いますけれども,中央公民館のホールでこの機能が代用できるだろうか,それとも大規模な補修が必要だろうか,それとも将来的にはつくり替えが必要だろうかというふうな考え方を検討していく時期になってきていますので,今後の運営委員会の中でも,十分資料を提供しながら検討していっていただきたいというふうな議題にはさせてもらった経過がございます。そういうことを踏まえますと,今現在,市民会館をどうするんだというふうな結論はまだ出ておりません。その検討をする段階に入ってきて,検討開始を始めたという段階でございます。以上でございます。よろしくお願いします。

前島(孝)副委員長)現在運営されている方は,職員3名と,あと貸出業務委託料,これが漏れていたんですが,ちょっとお願いします。

生活環境部次長)失礼しました。貸出業務の委託料は,具体的にはシルバー人材センターさんへ受付業務と貸出業務,こちらのほうに土日は2名,通常1名の方に来ていただいて,貸出業務をシルバー人材センターさんのほうにお願いしている経過がございます。以上です

前島(孝)副委員長)この施設管理・貸出業務も440万円ですよ。受付だけで土日2名,これは,この2名の市の職員の方ではできないんですか。この方は何をやっているんですか,昼間。この2名の方,館長さんと,何をやっているの,3人で,平常。だって,受付業務はこのシルバー人材さんで1名の方がやっているんでしょう。そうすると,この3名の職員,女性2人と館長は何をやるの。市民会館に行って何をやっているんですか,実績は。

生活環境部次長)私自身は,市民会館に行くのは30分,1時間くらいなものですから,その日に検討すべきこと,もしくは指示すべきことをチェックして,こうしてほしい,こうすべきだという話をしてございます。そのほかの2名につきましては,通常の負担行為とか,統計資料の作成,日常的な庶務とか管理業務のほとんど,例えば受付業務の中で問い合わせがあったときに,シルバー人材センターからの職員が「これはどうしましょうか」といったときの判断,それから,使えば必ず使用料が上がってきますので,使用料のチェックと使用した備品のチェックによる収入の確保とその納入,その他の業務を実施してございます。

前島(孝)副委員長)館長,私は,22年度に改善してもらいたから今質問しているんですよ。というのは,今までのやり方が甘いんですよ。今言ったように,じゃあ,今の館長の話だと2名要らないですね。0.5か0.7ぐらいで済んじゃうんじゃないんですか。納入したお金とか,そういう話ですと,館長を兼ねて……。これは,切りがありませんからもうやめますけど,もう少し,音響技師も含めた中で,市民会館の運営管理,これを今年度よく見直してもらいたいと思うんですよ。見直ししていただけますか。お約束できますか。ここでやりますと言えますか。それが1つ。
 それから,運営委員会ですけど,これはどういうときに開くんですか。市民会館の運営委員会。メンバーと開催する時期とか,規則で決まっているのであれば,それをちょっと教えてもらいます。
 それから,運営委員会が,先ほどの議論では全然先に進みませんので,主宰は市民会館館長がやるのかどうかわかりませんが,もう少し実のある運営委員会をやっていただきたいなと思いました。それについて,最後にしますけど,お答えを願いたいと思います。

生活環境部次長)まず最初の業務の見直しということでございます。委員ご指摘のとおり,市民会館に配属された職員が音響を含めて実施できることのほうがよりよいというふうには考えてございますので,部長を含めまして,業務の検討……,見直しといいますか,検討をしてまいりたいと思います。それから,運営委員のまず構成でございますけれども,10名の委員で構成してございます。石岡商工会議所……,これは代表者ということになりますが,商工会議所,八郷商工会,文化協会,観光協会,社会教育委員,地域女性団体連絡協議会,それから商店街連合会,石岡市立幼稚園連絡協議会,それから自治連合会,さらには一般公募ということで,10名の方に参加してもらってございます。それから,いつ開くのかということで,特に運営委員会規則の中でいつ開くという規定はございませんが,必要に応じて開くという規定になってございます。以上でございます。

前島(孝)副委員長)事務に関する説明書の57ページにもちょっと載っていますが,20年7月1日に開催されていますね。21年度は載っていませんのでちょっとわかりませんが,回数じゃなくて,やっぱり中身ですよね,会議は。どういうことをやってどういうふうに決まったかというのが問題だと思いますが,22年度についても十分な検討を早急にお願いしたい。それから,何回も言っているように,87ページの施設管理・貸出業務委託料,これはシルバーに委託をするか職員のほうでやるか,これは見直すべき事項ではないかと私は思いますが,今後の検討課題にしていただきたいなと思います。受付だけでシルバー人材にやってもらうというのも,しかも平日1名,これはちょっと問題があるんじゃないかと。職員で十分にできる範囲ではないかと私は思います。以上でこの質問は終わります。ありがとうございました。

嶋田(佐)委員長)暫時休憩いたします。午後1時30分から再開いたします。

 ― 休 憩 ―

嶋田(佐)委員長)休憩前に引き続き,会議を再開します。

前島(孝)副委員長)それでは,続いてご質問いたします。予算書の89ページ,交通安全対策経費についてお尋ねをいたします。民間交通指導員報酬1,104万円が載っているんですが,たしか私の聞き及んでいるところにおいては,民間交通指導員というのは定員が50名で,1年間運営されているということですが,今年度は,今現在欠員はあるのかないのか,お尋ねをしたいと思います。欠員があれば,それを見越して今年度入れるのか,どうかお願いをしたいと思います。

参事兼市民生活課長)今現在,欠員はございます。私が来たとき44名だったんですが,今47名でございます。

 〔「残り3名についてはどういうふうに」と呼ぶ者あり〕

参事兼市民生活課長)実際上,それぞれの学校に定員というか,それぞれ割り振った人数があるんですが,学校名はちょっとご勘弁いただきたいんですが,1つの小学校で,現在でも2名のところを,実際上,実施をしてくださっている方が現在おります。その方に私も何回か面接をしまして,ぜひ民間指導員として登録をしていただきたいというお願いをしているんですが,私はボランティアでやりたいんだと,どうしても登録はできないと。その学校の校長先生と何度かご協議をさせていただいているんですが,学校のほうも,今現在の小学校の重要な場所でやっていただいているので,民間指導員として新たな方にお願いするのは避けたいと。その部分については,この方が元気でやっていただいている間は欠員にしていただきたいというようなことなものですから,あえてその人がいなくなってしまいますと,その学校に今度はほかの張り付けをしてしまいますと,張り付けできなくなるということがありますので,その学校の部分の欠員が,今現在欠員のままになっているということでございます。

前島(孝)副委員長)事務に関する説明書の41ページに載っておりますけれども,この民間交通指導員については任期が2年でございますので,今年22年の3月31日で切れるわけですよね。その中で,新たに50人をそろえるわけだと思うんですが,47名の方は引き続きまたやるんでしょうけれども,残りの3名の方について,ある学区でいなくなっちゃうわけですよね。3名不足しているわけですよ。それの対応についてはどのように考えておりますか。

参事兼市民生活課長)今度の4月で,全員今の方がそのまま継続をするということではありませんので,新たな方も含めて,今現在も47名の方が登録をして,1つの小学校で今までやっていた方が辞退したいということで,早急に1つの小学校は今探している段階で,これも3月中にはぜひとも見つけるということだったものですから,48名が予定。1つの小学校の2名の分の定員が欠落していて,一応4月1日では,今の予定では48名でスタートができるというふうに考えております。

前島(孝)副委員長)わかりました。では,不足しているその2名の方についても,執行部のほうで,ぜひ3月いっぱいで何とか補填できるように努力をお願いしたいと思います。50人いないとまずいんでしょう。ではないんですか。じゃあ,ちょっとその辺のところを説明してください。

参事兼市民生活課長)小学校ごとに人数が,個々の定員というのが決まっていまして,50名というのは足して,19校ですから,小学校の19校の総数が50ということで,1つの小学校の定員2名の方が委嘱できるんですが,そこの小学校が,どうしてもその2名,現在実施していただいているんですね。その2名の方はどうしても,個々,2人それぞれ事情は違うんですが,実際上同じような活動をしていただいています。それで,こういう制度がありますのでぜひ登録をしていただきたいという申し入れを再三しているんですが,個人事情によりまして,登録はしないで活動をしたいということですので,そのまま欠員と。その学校が,その方が辞退された場合,新たな方を探さなきゃなりませんので,その学校の分だけが欠員のまま今現状で,定員50名ということになっているんですが,48のまま活動をしていただくということでございます。

前島(孝)副委員長)わかりました。ありがとうございました。
 次に行きます。93ページ,街路灯・防犯灯事業についてお伺いをいたします。今年度774万6,000円ありますが,この街路灯につきましては,前にちょっと教えてもらったんですが,国の経済対策でLEDをやるということで,前の議会にも補正で上がっていました。それで,そういう事象を受けまして,それは補助金が国から来るので,LED化を今進めていると思うんですが,参考までに,現在の石岡市の街路灯の数,そのうち経済対策で何基LED化で今発注をかけているのかが1つ。
 それから,22年度の予算の中で,今までは各地域で補助金をもらってつける防犯灯がございますよね。この防犯灯については,極力補助金を市のほうから出しますので,地域の,そういった町内でつくって,補助金をもらって,あと足りない部分を地域で出してつくってくださいよと,こういう防犯灯の補助金条例というんですか,これがありますけれども,今後22年度から,国は消費電力の少ないLED化をしなさいよということで,昨年の経済対策で補助金をつけてもらって,それを執行部,自治体のほうでは,石岡市は利用して,LED化を何百基かやるよと。そうすると,問題は,LED化をやった,今期300基なら300基やったとすると,一気に,今度また何年か後に球交換の時期が来るときは,予算がばーんとかかるわけよね。それは別にしておいても,この街路灯・防犯灯事業は,今後市のほうとして各町内に補助金を出すときに,やっぱりLED化を推奨するんだと思うんですよ。その場合に,今の補助金では金額が折り合わないと思うんですよ。その辺はどのように22年度からお考えなのか。それで,ここの予算に反映されているのかどうか,それをお伺いしたいと思います。

参事兼市民生活課長)今現在の街路灯なんですが,1,230でございます。そのうち今回の国の対策でやりましたLEDが182灯でございます。それで,それ以後,2灯を市の街路灯のほうで実施いたしました。それで,現在LEDは184でございます。国からの対策で182,市独自で2灯でございます。それから,防犯灯の関係でございますが,委員ご指摘のように,防犯灯に関してLEDを入れた場合,今の補助金で,金額がちょっと高額なものですから,多少なりとも補助金アップを考えていたところなんですが,実際上要綱を変更するのに,補助金なものですから補助金審査委員会にかけてほしいということで,次回の補助金審査委員会のほうにお願いをすることになっております。それで要綱を改正いたしまして,22年度の途中からでも実施をしていければなと思っております。ただ,予算的には,今の予算の中で十分賄えるものであるかなと思っておりますので,考え方としては,補助金額をLEDの取り付けに対して増の予定をしております。以上でございます。

前島(孝)副委員長)じゃあ,差し支えなければ,今まで防犯灯設置補助金は新設時が1万円でしたっけ。1万5,000円。それが今度LED化になると,幾らぐらいで考えているんですか。

参事兼市民生活課長)それぞれ5,000円をアップして実施をしたいなと考えてございます。

前島(孝)副委員長)わかりました。ありがとうございました。
 では,次に移ります。次の95ページの一番上,ふれあい交流施設費をちょっとお尋ねいたします。ふれあい交流施設はゆりの郷温泉だと思うんですが,今回の予算がゼロですよね。これはわかります。理解するんですけど,もともと入湯税しかもらっていなかったので,昨年度120円から150円に値上げして,予算もそれなりについているんですけれども,ふれあい交流施設の本年度ゼロというのは,何でゼロなのかちょっとわからないんですが,それについて教えていただきたい。
 それから,入湯税が入っていますよね,収入の欄で。2,000数百万円見込んでいますよね。これが,この交流施設の入湯税を,今までの答弁ですと,基金にしているんだと。基金で積み立てているということなんですが,それはいいんですけど,現在,基金高は幾らあるのか。合計ですね。この使い道はどういうものに使おうとしているのか,ゆりの郷温泉だけに限定しているのかどうか,それをお尋ねしたいと思います。

商工観光課長)それではお答え申し上げます。ふれあい交流施設費がゼロの理由としましては,八郷温泉ゆりの郷につきましては,指定管理料がゼロ円ということがあります。それで,例年ですと,細かな施設の整備等がございますけれども,今回については整備の予定がないということで,ゼロ円というふうな形になっております。それと,ゆりの郷の基金の残高でございますけれども,平成22年1月15日現在で8,359万268円でございます。

 〔「何に使うための」と呼ぶ者あり〕

商工観光課長)それと,利用につきましては,この基金条例のほうで,八郷温泉ゆりの郷の施設の修繕にのみ使えるような形になっております。

前島(孝)副委員長)わかりました。基金条例の中で使うということですね。これは,直接22年度の予算はゼロですから特にないんですけど,私は前に一般質問で,リニューアル化という問題を質問した経緯があります。職員の方が,有名な,にぎわっているような施設がありますので,ぜひ行ってみたらどうですかと,それで,リニューアル時にいいところを取り入れて,そういうものをつくったらどうですかというような提言もしたんですが,また,そういった観点から,入場者も年々微妙ながら減ってきているという中で,もう少し運営の仕方を考えてはどうかなと。1つは,ある施設は……。ゆりの郷温泉は,1回入っちゃうと,そこの受付のロビーというか,おふろのほうに入場料を払っちゃうと,もう出てこられないと,こっちの受付のほうへ。ある施設なんかは,その前に建物に入っちゃうと,おふろに入るときは払うんだけど,食堂とかレストランとか待合室とかは無料で入れると。すなわち,レストランがわりにも利用できると。ところがゆりの郷はそういう仕組みじゃなくて,入場料を払わないと食堂とおふろのほうに入れないからというような,使い勝手が悪いという話が,うちの家族とか親戚のほうからそういう話も出ていたんですよね。だから,その辺の,地産地消とか,レストランはレストランでも,ふろは入らなくても食事だけに来るとか,そういう方法にしたほうが,お客さんは,あるいはおふろに入らないでここで待っているよと。子供さんと奥さんだけ入ってきなよ,おれはどうも嫌いだから,レストランで酒飲んで待っているからとか,そういうことにも使えたほうが,お客さんの利用としてはよりいいんじゃないかなという気がしているんですが,これ,予算と関係ないから答えなくていいですけど,そういうふうに思ったものですから,前から私はリニューアルをやったらどうだということで提言はしていたわけでございます。
 次に移ります。131ページの石岡地方斎場組合負担金9,902万8,000円が出ていますが,この内訳は,別なほうで,年間の維持管理費と今回の新築,改築する費用とに分かれていましたので,それはわかりました。前にも私とある議員で,議案審議か何かで質問したんですが,この間も一部斎場組合の議会を傍聴したんですが,いまだに斎場組合のほうでは,これにかかわる,改築にかかわる図面が提示されていないんですよ。すなわち,私たち議会のほうにも,全然図面が提示されていない。そういった中で,負担金だけを……。年間の維持費は別ですよ,私が言っているのは。この7,000何百万円の負担金を出しますよね,今年度。それを議会が審議しなくちゃならないというのが,非常に不満なんです,私は。何もわからないで,金だけ認めろと。こういう話では,本来は審議できないはずなんですよね。それで,執行部として,一部地方斎場組合の負担金の打ち合わせしたときに,そういう要望はしなかったんですか。ただ金額だけ,これだけくれよと,これだけかかるよと,だからこれだけ欲しいんだと,22年度の予算は。そういう形の中で予算に計上しているんですか。それとも,執行部は内緒で図面か何かもらっているんですか。どうも私は納得していないんですが,いかがでしょうか。

生活環境部次長)お答えいたします。設計図面等の件でございますけれども,建築に伴います実施設計につきましては,現在実施している最中であります。スケジュールを見ますと,22年3月に実施設計ができるという計画で進められております。現在,委員ご指摘のとおり,途中の図面等は,担当のほうと私のほうでは見てございません。具体的に言いますと,基本設計のプロポーザルのときの提案図面は見せてもらっていますが,具体的にそれをもとにした,本年度実施しております実施設計図面は現在作成中だと。3月に完成予定だということで伺っておりまして,その途中の図面は私どもは見てございません。

前島(孝)副委員長)次長,仕事というのはそれでいいんですか。何も見ていなくて予算に計上したんですか。根拠を確認しないで。それと,今,実施設計中だと。実施設計書は22年の3月,すなわち今月出てくると言うんですが,普通は,基本設計をやって実施設計ですよね。私より次長のほうが詳しいかと思うんですけど,それが普通ですよね。斎場組合は一部組合ですから,私たち議会は細かいことまでは関知できません。これはだめなんですけれども,それはわかっています。しかし,いざ分担金として予算書に上がってきた以上は,私たち議会は妥当性があるかどうかというのは審議をしなくちゃならないと思うんですよ。今日は勉強会ですけどね。勉強しなくちゃならない,妥当性があるかどうか。この7,000何百万に対して,これは妥当性があると,これは出してあげようと。
 しかし,妥当性があると審査するもとの,建物の基本となる平面図というか,立面図というか,少なくとも予算を審議するに当たっての必要な図書類というのがないと,私たちはもちろん審議できないんだけど,次長はどこからこれで妥当性があるということで予算に計上されたんですか。それで,図面は見ていない。見ているのは提案図面。提案図面というのはどういう図面かわかりませんが,坪数だとか概算が出ている,全体図があって,敷地がこうあって,この辺に平面図で建てるよとかという,基本設計というか,何と呼ぶんでしょうね。そういうものが最低でもないと,担当部のほうだって,これを予算に計上したときに,当然議員からそういう質問をされないだろうかということで想定はされていると思うんですが,どうなんですか,その辺は。それで,次長のほうでは,一部斎場組合にそういう関係図書類を要求はされていないんですか。一部組合の言うままにやっているんですか。どうなんですか。

生活環境部次長)委員ご指摘の,基本設計があって実施設計がある。基本設計につきましては,一昨年,20年度にプロポーザルということで,提案書,3社が提案された敷地平面図,立面図,それから環境に介する関する配置図等は見てございます。ただ,先ほど申し上げました本年度実施しております実施設計につきましては,まだ現在策定中であるということで見ておりませんけれども,具体的には22年度にかかわります土木工事費,それから土木工事費の内訳ですね,立木補償,進入路建設造成工事,その内訳,さらには,設計の管理料,内訳としまして3つほどございますけれども,それから埋蔵文化財の発掘調査の経費等についての資料を提出していただいて,打ち合わせ会議の中で審議しているという経過の中で,この負担金が発生している。具体的な実施設計図書については,現在まだ作成中でございますので,見ていないというのが現状でございます。以上でございます。

前島(孝)副委員長)次長,それはわかりますよ。実施設計中なのに,今見せろと言っているわけじゃないから。この石岡市の分担金として,22年,23年,24年度と支出していく額が示されましたよね,前に。それが妥当性があるかどうか。年度で予算を上げてきますから,それを決めたときに,要求されたときに,執行部は何をもとにその額を査定したのかということ。言っているの,わからないかな。
 それで,これは一部斎場組合議会でも出してくれなんて言っていたんだけれども,何か出せないとか何とかというような話……,よく記憶していないんですが,何か斎場議会にもそれが示されていなかったんですよ。だから,執行部のほうにも当然ないとは思うんだけれども,なぜそれを斎場組合が出さないのか,ちょっと私はわかりませんが,斎場組合じゃないから,だけども,少なくとも執行部としてはそれを担当していくわけだし,予算にも計上して,予算書の中で議会が審議をして,今度一般財源と合併特例債事業に出していくわけだから,少なくともその額の基本となる基本設計ね,今,基本設計しかなければ基本設計でもいいですけれども,それを所管している私たちの市民経済委員会なり,あるいは議会なりに示すべきだと思うんですけれども,それについてはどのようにお考えでしょうか。

生活環境部次長)既に委員ご指摘のとおり,平成20年度には基本設計をつくっているはずでございますので,そういう資料の要求を早速させていただいて,実施設計についてはそういう現状がございますけど,基本設計に関しましてはその要求をさせていただきたい。その資料が提出され次第,議員さんには,提出されたならば,提示したいと考えてございます。以上です。

前島(孝)副委員長)非常に残念なことは,私から質問されて,これから請求していくじゃなくて,当然,予算提示が斎場組合からあったときに,打ち合わせしたときに,そういうもとになる図書類というのは,次長自らが,それがなくちゃ査定できないよとか,そういう形になると思うんだけど,じゃあ,どうやってこれを出してきたの。向こうの言われるままに,要求。一部組合が7,000万円だよと言ってきたら,それをすんなり7,000万円と出してきたわけですか。今のあれから行くと,そういうことですか。全然,どういう話でなったか知りませんけれども,斎場組合から要求が来るんでしょうよ。石岡市さんは分担割として負担金は7,000万円ですよと,これを出してくださいねと。そのときに,「はい,そうですか,わかりました」,それで来たわけですか。

生活環境部次長)7,395万5,000円ですけれども,そのうちの工事内訳,土木工事の事業費の内訳,さらには,設計管理料の内訳,それから発掘調査の平米単価と平米数等を検討させていただいたということでございます。

前島(孝)副委員長)これ以上,時間のあれなのでやめますが,もう少し,仕事を進める上では,議会にきちっとした説明をできるように,その根拠となるものをそろえてから出してもらいたいんですよね。我々にもそうです。図書類がなければ,ただ金だけ出してくれといったって,子供の使いじゃないんだから,「はい,そうですか。じゃあ,出しましょう」,そういうわけにいかないですよね。それで,今,7,300万円と言ったけど,それは,土木工事ではありますけれども,土木工事というのは,斎場が今度改築する全体の敷地があって,建物があって,それが決まっていって土木工事が出てくるわけですから,だから,一連の動きの中で,一連の概要の中で,今回の7,300万円というのはいいでしょうとなっていくわけだから,それが,敷地の図面もないよ,建物も具体的に何坪のものができるんだかわからないよ,そういう中で外構工事だけ,土木工事だけ認めろといったって,これはちょっと虫がよ過ぎるんじゃないかなと思うんですよ,私は。だから一連の図書として,そういうものは執行部がきちんと斎場組合からもらうべきではないかと思いますよ。これから要求していく。それでは,私はちょっと後手じゃないかなと。非常に議会をばかにしている話じゃないかなと,このように感じるわけです。ぜひ早いうちに市民経済委員会,それから議会のほうに関係図書を提出というか,議会に対して説明をお願いしたいと思います。早急に,期待しておりますので,よろしくお願いします。
 次に移ります。143ページの農業委員会の一般経費についてお尋ねをいたします。農業委員会につきましては,合併時から定数の問題でいろいろありまして,もちろん議会もそうです。市議会議員の定数も同じですが,今,市議会議員の定数に関しましては,先日の議会運営委員会の中で24ということで決定はしたんですが,今回の議会の成り行きでは承認されませんので,次回ということにはなりますけれども,その当時から農業委員会の現在の30名という枠,4プラス26ですか,これがやはり議論になっていまして,来年度予算は1,873万8,000円,これは30人の人件費が見込まれておりますけれども,今後の動きとしてどのような方向性になっているか,わかる範囲で結構ですので,お答えを願いたいと思います。

農業委員会事務局長)現在の条例定数が26名でございまして……。

 〔「条例で30じゃないの」と呼ぶ者あり〕

農業委員会事務局長)いえ,条例定数は26名でございます。残り4名に関しましては,市町村長の選任扱いで就任をしてございます。ご質問のとおり,議会定数と同じように,私どもでも定数条例の改正に向けた取り組みを今,進めているところでございます。数的にはまだはっきり申し上げる段階にはございませんが,いずれにしても,結果結論としては削減という方向性で考え方は進んでおります。そのようにご理解をちょうだいしたいと思います。

前島(孝)副委員長)ありがとうございます。事務局長ご存じのように,石岡市の農業委員会の定数は,茨城県44自治体の中で県内では8番目に多いです。それから,世帯数でいくと,6番目に多いんです,議員定数が44自治体の中で。すなわち,石岡の農業委員会は多過ぎる。多過ぎるじゃなくて多い。数字から見ても。石岡市の市議会議員定数についてはちょっと調べていないんですけど,逃げてはいません。調べておりませんでした。多分,真ん中ぐらいかなという感じでおります,この24というのは。ぜひ,その辺も参考にしながら,議員定数については削減の方向で早急に,できれば市議会議員の定数と同じような,両車輪で,市議会議員定数だけやって,農業委員会はやらないよというんじゃなくて,やはり次の選挙から適用できるような方針でぜひ今後進めていただきたいなと。これは要望にしておきますので,よろしくお願いをしたいと思います。
 では次に行きます。147ページのエコ農業茨城推進事業といばらき農業元気アップチャレンジ事業についてちょっとお尋ねをいたします。これは,先ほど同僚委員のほうから質問があって,大体のことはわかったんですが,具体的に,エコ農業茨城推進事業補助金は,どういう団体に対して支給するのかが1つ。それから内容。どういう内容なのかよくわかりません。それから,いばらき農業元気アップチャレンジ事業,これも補助金がありますが,これについても上と同じように,もうちょっと具体的に,どういう団体に対して行うのか,それと,どういう事業を具体的にやるのか,先ほどの同僚議員の質問の内容では,ちょっと私は理解しがたかったので,再度質問をいたします。

農政課長)それでは,最初にエコ農業茨城推進事業でございますが,これらにつきましては,本年度,米を主体としまして,特別栽培の生産体制からほかの農産物への試験的導入を図りまして,特別栽培の定着化を図っていくということで,両農協と協議しまして,生産規模の拡大を図っていくものでございます。エコ農業とは,エコファーマー取得者で,それらのエコファーマーから特別栽培に取り組みをしていただくということで……。

 〔「米を主体として特別栽培をやる」と呼ぶ者あり〕

農政課長)はい。本年度におきましては……。

 〔「意味がわからない。米を栽培するの,これは」と呼ぶ者あり〕

農政課長)はい,そうでございます。

 〔「米をつくるの」と呼ぶ者あり〕

農政課長)はい。

 〔「米をつくるときの……」と呼ぶ者あり〕

農政課長)それらの現在の化学合成農薬及び化学肥料を慣行の5割の削減をしていただきまして,環境にやさしい営農活動を取り組んでもらうということで,差別化を図りまして,有利販売をしていくということでございます。よろしいでしょうか。

 〔「すると,今から米をつくった農家……」と呼ぶ者あり〕

農政課長)栽培農家に対して……。

 〔「そういうものを変えるわけ」と呼ぶ者あり〕

農政課長)変えるというか,5割以上削減をしていくと。

 〔「少なくしちゃうの,農薬とか肥料を」と呼ぶ者あり〕

農政課長)はい。

 〔「270万円をつけているんだけど,それは何世帯ぐらいに……。希望者をこれから募るんですか」と呼ぶ者あり〕

農政課長)これにつきましては面積によりまして,石岡地区で予定として大体55ヘクタール,八郷地区で36ヘクタールで,反当3,000円の補助をつけるものでございます。

 〔「じゃ,これから希望者を募るのね,これ」と呼ぶ者あり〕

農政課長)はい,そうでございます。

 〔「それでやるわけね」と呼ぶ者あり〕

農政課長)はい。

 〔「はい,わかりました。じゃあ,いばらきのほう」と呼ぶ者あり〕

農政課長)続きまして,いばらき農業元気アップ事業につきましては,新たなプロジェクトに取り組むことによりまして,地産地消による地域内食糧の供給力を図るとともに,パンの実証法,米粉用米の栽培,それらを行いまして,パンやスイーツ等の試作品及び商品化に向けまして,販売の評価・検証をしていく事業でございます。事業主体につきましては,ひたち野農業協同組合が実施するものでございます。

前島(孝)副委員長)その補助金を出す対象といいますか,それはわかりました。しかし,これ,チェックはどうやるんですか。例えば上のエコ農業茨城推進事業55ヘクタールをやるわけですけど,10件とか20件とか希望者を募って,やってくれる肥料を50%以下にとめるということで,アールあたり3,000円補助するんだと。それは,課長,どこでチェックするの。課長が立ち会うの。難しいね。肥料が50%以下におさまるかどうかというのは,何をもって証明できるのかどうか。私,農家じゃないからわかりませんが,簡単にわかるんですか,それ。このAさん,前島さんといううち,1反歩やるけど,農薬と肥料を50%以下にしたというチェック,それはどこで確認するんですか。

農政課長)これらにつきましては,申請に基づきまして,農協の各部会のほうで取り組みの報告を上げてもらいまして,それで確認をしたいと考えております。

前島(孝)副委員長)課長,非常に甘いですね。そんなもので確認できるんですか。農薬50%以下にしたという。農協さん頼りじゃないの,それ。それはちょっと確認できないんじゃないかなと思うんですよ,私は。素人ですけど。薬品,農薬を買うというツールがわかりませんが,それは農林大臣の許可をもらって,薬局へ行って買ってくるから,古物屋さんなんかは台貫証明といって,重量をはかった証明書をもらってくれば,何キロ売ったとかとわかりますけど,肥料についてもそういう何か法律的なもので買うんですか。それがないと,これはチェックできないと思うんですけれども。下のほうもそうですよ。JAひたち野さんで販売・評価・実証をするんだというけど,じゃあ,市役所さんはノータッチで立ち会わないの,こういうのには。JAひたち野さんがどっちもやるみたいな答弁を今言われましたけれども,執行部はどういうふうにチェックするのかということを私は質問しているんですけど。答弁お願いします。

農政課長)それらにつきましては,報告書に基づいて確認するほかないかと考えております。

前島(孝)副委員長)その報告書は,だれから出てくる報告書を言っているんですか。その農家の方ですか。その報告書というのはどこで定められているんですか。何か所定の用紙があるんですか。それとも報告書が出てきたものは,もううのみにしちゃうわけですか,市のほうでは。報告書が出てきたから,「はい,わかりました」とやるわけですか。その報告書というのはどこから出てくるの。農家の人はどこからもらってくるの。ちょっとよく理解できないんですけど。

経済部長)報告に関しましては,現在の使用肥料ですか……。化学肥料の減額ですから,現在の使用肥料をまず把握いたします。それから,販売等の……。農協がほとんど肥料の販売をしています。その中で,生産者から,これとこれをこれだけ使いますよという,まず申請書を上げていただきます。農薬も同じですが,現在使っているものに関しまして報告を受けまして,それをこれだけ減らしますよという報告をいただきます。これの確認は,市のほうで確認しなくちゃならないという感じでおります。それと,その報告によって,現実的に現地では,はっきり言いまして,これだけ使ったという証拠は出てきません。ですから資料については,各生産部会のほうへもお願いをいたしまして,生産部会で共同で上げていただくことも考えなくちゃならないのかなということで考えております。ただし,この基準は,10アール当たり幾らという肥料関係,農薬関係の基準はございますので,その基準から50%以上の肥料,農薬の減ということで確認をしていくと。その報告につきましては,委員さんおっしゃるとおり,確かに個人報告では曖昧な点もございますので,販売ルート等についても確認をしなくちゃならないということでは考えております。

前島(孝)副委員長)非常に不信感といいますか,賛成でき得ないあれですね。何というんですかね,ちょっとそれではこの補助金が泣くのかなと。もう少しチェックというところが,法律的にきちっとした書類であれば別ですが,例えば薬局へ行って,青酸カリは許可制で,事前に許可をもらって買わないと買えないよとか,そういうきちっとしたものであれば信用できますけども,今の皆さんの説明ですと,全然これはチェックの意味がないように私は思いました。これ以上は質問はいたしませんが,ぜひその目標になるチェックを考えていただきたいと,このように思います。この件は以上で終わります。
 次に行きます。149ページの地籍調査をお伺いいたします。地籍調査事業につきましては,今年度1,000万円が予定されていまして,やるのはいいんですが,21年度は私の旧幸町あたりも一部入ってきまして,皆さん,早くやってくれないかなと期待をしている方もたくさんいるようでございます。そこでお伺いをいたしますが,現在やっている地籍調査は,第5次地籍調査事業として,平成12年から開始をされているかと思うんですね。これは10年間,すなわち平成21年度で終了予定だったんです。間違っていたら,友水室長,後で教えてください。たしかそういう第5次地籍調査事業で今やっていて,今年度が最終年度であります。しからば,石岡市は率はいいんです,進捗率は。中身が問題ですよね。室長,知っているように旧市内が残っちゃっている。ですから,全体面積の比率で行けば,90%とか85%とか行っているんだろうと思いますけれども。
 そこで,今年度で終わるはずなんですけど,どうしてこれは10年で終わらなかったんですか。それは今回の予算に直接関係ないから,答えなけりゃ答えないでいいですが,今年の,22年度の予算で行けば,1,000万円見ていますけれども,これは今後22年度で終わるのか,あと何年かかるのか,現在の進捗率,21年度での進捗率と,両方お答えを願います。

地籍調査推進室長)それではお答え申し上げます。現在,委員がおっしゃいますように,第5次が今年度で終わります。まだ第6次が国のほうから上がってきておりません。国のほうの予定,県からの予定では,大体5月ごろに閣議決定がされて,第6次10か年計画が始まる予定になっております。そういった中で,石岡市におきましては,残りわずかな2.62平方キロメートルというような形で,約6%くらいが残として残っております。それが,市内におきましてはまだ少し手をつけただけで,22年度におきましては,先ほど申し上げましたように,ちょうどかすみがうら市との境が実施計画の中で予定されて,今回1,000万円ほどの予算を要求しております。今後,第6次ができる段階で,約10年以上はかかるんじゃないかと。市内を分けまして,10年かかると思いますので,よろしくご理解のほどをお願いしたいと思います。

前島(孝)副委員長)私,おとといで62歳になったんですが,死んじゃうね,私ら,きっとね。その仕事のやり方が,私は問題だったんじゃないかなと思うんですけど,先輩がやりいいところからやっちゃうべということで,友水さんの時代になったら一番難しいところが残っちゃったと。逆に友水室長はやりがいがあったと思うんですけれども,わかりました。
 それと,この地籍調査補助員賃金119万9,000円が載っていますが,これは,現在たしか地元の区長さんとか協力員さんとかにお願をいして,その近辺とかをやる場合には地元の方がいいということで,現在進めていると思うんですが,賃金というのは1人1日幾ら出しているんですか。

地籍調査推進室長)お答え申し上げます。時給でございます。750円で,時給という形で賃金を払っております。

前島(孝)副委員長)それで,お願いがあるんです。これは要望です。今後検討してもらいたいんですが,実際にやっている地籍調査員から,賃金が安過ぎる,こういう苦情が私のところに来ました。幾らもらっているのと言ったら,今,友水さんが言ったような金額だったんですね。それで,私も時給750円というと,今,高校生のパートあたりが700円か750円ぐらいですよね。それで,この地籍調査員というのは,地域を熟知していて,中には区長さんもいますから,商売をやっている方,時給1万円も2万円も取っている方もいるわけですよ。おれはやりたくないんだと,こういうのは,正直言って。時給……,金ばかり言っているわけじゃないですけど,これはどうですか,室長,もう少し金額を増額してやってはどうなんですか。これはいろんな賃金のあれがあるでしょうから,例えば国民調査……,いろんなものがありますね,国勢調査とか。そういった方たちの賃金とかいろんな賃金制度があって,どこから地籍調査員時給750円に決まったのかはわかりませんが,そういう話が私のところに来ているんですよ。どうですか,これ。今年度から少し……,幾らがいいのかというのはちょっと私もわかりませんが,ちょっと安過ぎるんじゃないかと思うんですが,今年度,また同じあれでやりますかね。それとも,今後の方向性として,室長,どのようにお考えでしょうか,賃金について。

地籍調査推進室長)お答え申し上げます。石岡の臨時職員の賃金,嘱託員の報酬というものがございまして,地籍調査と,それから発掘調査,あと施設の受付業務に対しては時給750円というような形で,予算要求上そういうふうな形になっております。委員ご指摘のように,地域に根差した,本当の縁の下の力持ちでやっていただいているわけですが,それに対して私どもも甘えていることも……。地域によっては私らも全然初めての場所もありますし,そういった中では区長さんに頼んで,いろいろ縁の下の力持ちのような形で本当にお願いしているという形なものですから,今後,見直しがあったときに,賃金についても予算要求をしていきたいと考えております。

前島(孝)副委員長)室長,今後はって,もう地籍調査終わっちゃうでしょうよ。それで,今まで農山村の地籍調査をやっていたことじゃなくて,市内の,本当に数センチのところでトラブルになるところをやるわけですよ。だから,本当にその地籍調査員は,文句を言われるし,市の職員に言えばいいのに地籍調査員にみんな言うんですよ。だから,今度賃金改定があったときに要求しますじゃなくて,賃金改定が必要なら,何で室長から言わないんですか。何か後手になっていて,自分から,そういう話があるから地籍調査員の賃金を改訂してくれよと,自ら言わないんですか。改定があったときはそういう意見を出して,やってもらいますという答弁だったけれども,そうじゃなくて,もう少し賃金を見直されたらいいんじゃないかなと私は思いましたので,あえて申し上げました。これは結構でございます,答弁は。
 それから,次に移ります。157ページの商工振興事業の中に,商工会議所補助金829万4,000円,商工会補助金506万4,000円,このように補助金があるんですが,これは合併したときに類似するものについては統合がのぞましいということで,合併以降,消防団とかいろんな諸団体が統一されてきたわけです。そういった中で,同じ商工会の中で,市は商工会議所,町,村は商工会という形の中で,石岡市はどうなんでしょうか。今まで取り組んできた内容と今後の,22年度の方向性について,執行部のお考えをお聞かせいただきたいと思います,統合に向けて。

商工観光課長)それではお答えいたします。委員おっしゃるとおり,商工会議所と商工会ということで組織が別々なものですから,一緒に統合ということはできないと。どちらかが解散して一本になるとか,そういうことじゃないと,統合はできないというようなことがございます。それと,統合に向けてやる場合には,八郷商工会のほうでは商工会館を持っていたり,そういう財産の問題とかいろいろございます。そういう観点で,やっている事業としては同じようなことなので,統一していくべきだとは思いますけれども,なかなかすぐにできるような状況ではないと考えております。

前島(孝)副委員長)その辺は理解をしておりますが,隣町といいますか,つくば市でも,旧筑波町がいつまでも残っていまして,やっとこの前,去年ですか,統合ができたということも,新聞なんかで見ているんですが,今,課長がお話しされたようなことで,永久的にやらなくていいんだということには,私は,活性化,あるいは市の中に2つの商工会があったのでは,やはりこの補助金もそうですけど,別々に支給しなくちゃならない。そういったこととかいろんな面で,財産とかそういうのは別にしても,非効率的だと思うんですね。人の問題とか,人件費にしたってそうですけど。ですから,できればやっぱり統合が私はいいと思うんですけれども,諸般の事情でいろいろあるとするならば,今のところはやむを得ないなと思っているんですけど,これに関してはもちろん民の話ですから,執行部が行政指導するというわけにいかないんですけれども,機会があれば,そういうことで,ぜひ早く統合の議論に入っていただきたいと,このように私は思います。お答えは結構でございます。よろしくお願いします。
 それから,157ページのその下の,22年度の新規事業の中心市街地活性化事業の中で,テナントミックス店舗職員雇用委託料393万8,000円が新規に載っているんですが,午前中,同僚議員の質問にもありましたけれども,再度確認をさせていただきます。テナントミックス店舗職員雇用委託料,これはどこの団体で人数は何人を見ているのかと,何の仕事をやるのか,この人が。企画・計画だと言いますけれども,じゃあ,それはだれがチェックするのか,その辺のところを具体的に質問いたします。

商工観光課長)それでは,テナントミックス店舗職員雇用委託料393万8,000円についてお答えいたします。このテナントミックスの店舗の雇用職員でございますけれども,これにつきましては,平成22年度にスイーツ関係のアンテナショップと農産物直売所,あと地産地消のレストランという3店舗を,空き店舗を活用した中でテナントミックス事業を展開しようと考えております。その中の農産物直売所とスイーツアンテナショップの主に運営を行う職員として,1名,1名で合計2名ほど採用するものでございます。内容につきましては,テナントミックスの管理につきましては,全体的な指導・管理ということで,タウンマネージャーという者を国の補助事業を利用しまして雇い入れます。中心市街地活性化協議会のほうへ雇い入れますので,その方が全体の進行状況を管理していまして,その中で,この店舗雇用については,農産物直売所関係の運営についてワーキング委員などを……,例えば農産物直売所ならば農協関係とか,あと一高とか商業の高校生関係,あと商店主関係とか,そういう関係する団体でワーキング委員会を立ち上げまして,そこでどういうふうに運営するかとか,そういうものを協議しまして,その方についてはそこの店長候補ということで,主に運営に携わっていただきたいということで考えております。

前島(孝)副委員長)どうも今の説明ですと,ちょっと企画が甘いですよね。この390万円は,指導管理的なタウンマネージャーを張り付ける人件費だと。そうですよね。違うんですか,今の説明ですと。この3店舗で2名の職員を雇うと。それが,この指導管理をするタウンマネージャーという意味とは違うんですか。違うんですか。じゃあ,ちょっと私が……。じゃあ,もう1回そこのところの説明をお願いします。

商工観光課長)総体的な管理をするタウンマネージャーにつきましては,予算書の159ページのほうで,タウンマネージャー雇用助成補助金ということで出ております。ここにありますテナントミックス店舗職員雇用委託料というのは,空き店舗を活用して展開されます2店舗の店長候補として,ふるさと雇用で雇う職員分の委託料でございます。

前島(孝)副委員長)これは,市が直接2名を採用するんですか。それともどこか,例えば民間のまち未来とか,JAひたち野とか,そういうところに委託をしちゃうんですか。

 〔「まち未来のほうへ」と呼ぶ者あり〕

前島(孝)副委員長)まち未来のほうへ委託。このお金390万円は,まち未来へ行っちゃうわけね。そうですか。わかりました。いずれにしても,それをやった場合には,先ほど来言っているようにチェックが必要ですので,当初の目的,補助金を出した目的がありますよね。こういうものは何でチェックするのかわかりませんが,何か,どうも執行部の体制はチェックが抜けているような気がするんですよ。ぜひ22年度は,これは新規事業ですから,チェックのほうを十分に,だれもがわかるようなチェックの仕方をやっていただきたいなと,このように私は思います。以上でこの件は終わります。
 続きまして,159ページ,観光対策経費の中で,19番の石岡市産業文化事業団本部補助金1,742万6,000円,これの中身についてお尋ねをいたします。昨年度は490万円でした。今年度,どうしてこんなに……,1,240万円ぐらい増えているんですね。これは,私が言っちゃっていいのかどうか,多分職員の退職金かなと,このように思うんですが,中身についてお尋ねします。

商工観光課長)お答えいたします。委員おっしゃるとおり,産業文化事業団本部補助金の増額としまして,1,252万円ほど増えております。これにつきましては,36年間勤務した者が1名退職する予定でありまして,その退職金の不足額として1,596万5,000円ほどございます。その部分の……。済みません。退職金のもので1,590万円近く増えております。そういうもので,あとは本部の運営ということで,理事の理事報酬とか事務経費の本部のものでございます。以上です。

前島(孝)副委員長)私の思いが的中しちゃって申し訳なかったんですが,なぜ私たちの税金から,市の職員でもない方の退職金を払わなくちゃならないのかと,議論はそこからになっちゃうと思うんですが,何でこれを払うんですか,石岡市が。部長でもいいですけど。今までも払ってきたんですか。

商工観光課長)それではご答弁申し上げます。まず,産業文化事業団でございますけれども,これは,旧八郷町のときに,国民宿舎つくばねをつくりましたときに,その管理運営を町が直接やるんじゃなくて,事業団のほうに管理運営の部分を任せたいということで,町の,当時300万円の基本財産を補助しまして立ち上げた施設でございます。当初,結婚式とかそういう感じで,かなり利用がありまして,収支的には黒字だったんですけれども,その部分につきましては,当時八郷町のときに,収益が上がった場合は一般財源に戻していた経過がございます。それと,その後につきまして,指定管理者導入前は委託料として支払っていたんですけれども,1年間の積算した委託料のほかに,退職者が出た場合には,最後に委託料の調整を補正という形でその部分を増やして支払っていたということで,今まで退職金については支払っていた経過がございます。それと,指定管理導入に当たりまして,確かに法律的には市の職員ではございませんけれども,実際,運営に当たって退職積立金を積む部分を,指定管理料の委託料の中で見なければならなかったわけですけれども,それを見ていなかったということもありますので,退職金について市のほうで補助するということに,ご理解をいただきたいと思います。以上です。

前島(孝)副委員長)ご理解していただきたいと言っても,ちょっとそれは,私はできません。経過とかいきさつは今聞きましたけれども,国民宿舎ができたとき,もうかったときは,みんな八郷町が……,それも本当かどうかわかりませんので,今ここでは。たとえそれが八郷町で使っちゃっていたにしても,今は合併して新しい市になったわけだから,それが継続されるといえばそれまでですけれども,基本的には市の職員じゃないので,過去の経過はどうあれ,一般財源から文化事業団の本部に補助金を……,補助金になっていますけど,補助金には変わりないんでしょうけど,中身は退職金なわけですよね。その考え方が私は反対ですけど,一団体の職員に対して,何で市がそういうふうに退職金まで面倒見なくちゃならないのか。面倒見るにしたって,1,500万円じゃなくて,諸般の事情から判断すれば,出すのなら500万円だよとか,金額も当然もっと少なくしていいんじゃないかなと。どこから1,500万円という数字が出てきたのかわかりませんけれども,36年間勤務。今,1,500万円も退職金が出る会社はそんなにないですよね。こんな不景気なときで。企業年金,厚生年金,退職金,みんな減らされているわけですから,そういう今の経済情勢にかんがみても,1,500万円という……,これ,全額かどうかわかりませんけど,2,000万円もらうんだか3,000万円もらうんだかわからないけれども,まして市の一般財源から補填するのであれば,もう少し安くする方法だってあるのではないかと思うんですけれども,また来年も再来年もということになると,まだこれからどんどん出てくるわけですよね,これが。だから,その辺は,私はちょっとわかりませんが,経済部長はどうお考え……,旧八郷の職員で,経過等については十分熟知されているかと思うんですけれども,これはやむを得ないんですかね。

経済部長)私の口からでは大変申し訳ございませんが,確かに今まで退職金については,旧八郷町の時代から払っていたという経過がございます。合併しまして,指定管理になった時点で,本来であれば,そこで退職金についても協議するべきものだったのかという感じはしています。今回につきましては,まだその協議がされておりませんので,やむを得ないのかなということでは考えております。

前島(孝)副委員長)ここでは解決がつきませんね。私はこれはおかしいと思っていますよ。ちょっと納得いきませんね。市民の皆さんにこういう話が伝わったときに何と思うかわかりませんが,ちょっと納得のいく話ではありません。これは以上で終わります。

嶋田(佐)委員長)暫時休憩いたします。10分ほどでお願いします。

 ― 休 憩 ―

嶋田(佐)委員長)休憩前に続き,会議を再開いたします。

前島(孝)副委員長)それでは,最後の質問にさせていただきます。予算書の特別会計,水道事業ですが,22年度も実施計画が載っていまして,一般会計繰入金がそれぞれあります。昨年度は,一般定例会でも質問はしまして,市長にもしたんですけれども,先ほどの質問の中でも,課が水道課と環境に分かれていまして,22年度の取り組みとしまして,金額よりは中身の実務ベースで質問をいたしますが,同じ部に2つの水道を持っている部署があると。これの精査といいますか,統合して効率的にやったほうがいいだろうというのが私の考えなんですが,それに対して21年度も取り組まれてきていると思うんですけど,22年度に向けてその考え方をお聞かせください。
 それから,前から問題になっている八郷地区の水道の7月,8月の渇水対策について,今のところは暫定供給になっているかと思いますけれども,本格改修に向けての進捗と,今後の22年度の考え方についてお聞かせを願いたいと思います。

水道課長)お答え申し上げます。まず,水道事業の渇水についてでございますけれども,昨年,その前ですか,渇水が起きました。これについては,私どものほうの井戸の取水量が低下したということがございまして,その間において,湖北との管の接続というようなことで,接続したところでございます。私ども八郷地域の県水の受水につきましては,県の水を日量1,500トン購入しているわけでございますが,本来はもう少しいっぱい購入しておけばよかったなということがございます。しかしながらこれは,経営における受水費があまりにも大きくなるというようなことから,当時そのような判断をされたものだと思っております。
 それで,この八郷地区の水の渇水につきましては,本来,県のほうに確認しましたところ,湖北水道企業団のほうで3万8,000トンの水が確保されていると。これについては,八郷町は石岡市として合併しましたので,その中で水の融通を含めて,余剰水がございますので,それで十分に検討していただきたいというような答弁でございます。私どものほうで,茨城県の水道整備21という計画が県のほうでございますが,それは次期事業という表現をしておりますけれども,私どものほうは県南西の広域水道事業のほうに加入をしているわけでございますが,新治浄水場から送ってこられます水については日量1,500トンで,それ以上については望めません。それで,中央広域水道につきましては,水に相当の余剰水がございます。ですから,湖北のほうに来ておりますその余剰水をもって有効に活用してほしいというのが県の要望でございますので,湖北との統合という方向性の中で,その辺を検討されるものだと思っております。
 統合の方向性についてでございますが,一応平成21年度につきましては,検討会3回,また委員会2回ほどを実施してございます。これにつきましては,さまざまな施設の老朽化,あるいは設備の更新,あるいは渇水等,受水等を含めたさまざまな課題がございまして,それらを検討しながら,若干業務委託という部分についてふれておったわけでございますが,それにつきましてもまだまだ検討課題が多いというようなことで,その辺を十分に検討して今後にあれするというようなことで,その辺のお話で今,止まっているところでございます。その辺をひとつご理解いただきたいと思いますが,よろしいでしょうか。

前島(孝)副委員長)21年度の取り組みは,そういうことで委員会と検討会を開催したということですけれども,この問題は,検討会をやって,検討会で例えば結論が出るのかどうかわかりませんが,検討会で結論が出せるんですか。出せないとするならば,何百回やっても意味ないですね,検討会なり委員会をやっても。ただ問題だけが残っちゃって,湖北水道が3万8,000トン使っているから有効活用してほしいとか,何か自分たちの都合のいいことばかり今,課長,言っていなかったですか。前にも言いましたけど,湖北水道が3万8,000トン買っているというのは,私らも湖北水道議員団でやっていますけど,これは,使っている方たちが何十年とお金を出し合って,既得権なんですよ。だから,皆さんが簡単にそれを使ったらいいでしょうと言ったって,これはできないと思いますよ,そう簡単には。遡及精算すれば別ですけど。何十年も遡って,湖北水道企業団が設立した当時から,3万8,000トンは我々水を使っている人が基本料で払っているんですから,それを遡及精算やるんですか。そんな簡単に有効活用……,他力本願みたいなことばかり言っていてはだめですよ。そんな湖北水道ばかり当てにしていたのでは。
 そうじゃなくて,私は前にも言いましたけれども,石岡市が本当に八郷地区の渇水対策をどういうふうに考えているんですかということで今も質問したけど,何か湖北水道から有効活用してほしい,水の利用を考慮してほしいとかって,そんなことばかり委員会でやっているんですか。それじゃ先へ進まないし,検討会,委員会で3回やっていますけど,何のためにやっているんですか,これは。湖北水道から水をもらうためにやっているんですか。それとも何を目的でやっているんですか,この委員会って。本当に自分たちで,石岡市が八郷地区の渇水対策をどういうふうにしたらできるのかということを議論しなければ,湖北水道が3万8,000トン買っているからそこから回してもらえばいいんだなんて,そんなことを議論しているんですか,委員会と検討会では。どういう内容を検討しているんですか。私が聞きたい,逆に。何のために会議をやっているんですか,それ,去年21年度。いいですよ,21年度は言わなくたって。22年度はどうするんですか。22年度の予算をやっているんだから。決算報告じゃないから21年度はいいけれども,22年度に向けてどういうことをやっていくんですか,八郷地区の渇水対策を。あるいは,もっと上に上れば,石岡市の水道行政に対してどういうふうに皆さんはお考えになっているのかを聞かせてもらえばいいんです,私が聞きたいのは。もう1回答えてください。

生活環境部長)私のほうからお答えします。水道事業につきましては,石岡市の財政健全化プランの中で,公営企業等の経営の健全化に向けた検討ということで,平成19年に水道事業経営一体化検討会を立ち上げて,委員は各担当課長で構成しておりましたが,その検討会の中で,石岡市の水道事業,3つございますね。八郷地区の上水道,三村地区の簡易水道,また湖北水道企業団でございますが,この3つの水道事業については,健全経営に向けて,経営を統合すべきであるというような方針が示されまして,それを踏まえまして,平成20年に水道統合準備委員会が発足されました。
 水道統合準備委員会の中では,統合に向けた具体的な検討ということで,さまざまな課題等を整理しながら,統合に向けて検討を重ねているところでございます。そうした委員会の中での課題といたしましては,大きな問題といたしまして,三村の簡易水道につきましては,昭和47年に供用を開始したということで約37年が経過しており,また八郷の水道事業につきましては,昭和60年に八郷地区10か所の簡易水道事業を統合したということで,いずれも施設の老朽化が大きな課題となっており,それの施設につきまして施設整備更新をどのようにしていったらいいかというようなことなど,また施設整備に当たりましての財源の手だてをどうしていったらいいか,また3事業の水道料金等につきましても料金がそれぞれ違いますので,統合に向けては当然料金の統一化ということも考えていかなければならないことであり,それらの課題について内容を調査したり,どのような方向で統一に向けて調整していくかというようなことで,議論が進められているところでございます。
 平成22年度につきましては,それらの課題を把握しまして,まず,施設の更新ということが大きな課題となっておりまして,三村地区の簡易水道につきましては,平成23年度に国庫補助事業を取り入れて,27年度ごろには施設整備更新を終了させて,28年度を目安として,市内の上水道事業につきましては統合というような方向で進めていきたいというようなことで,準備委員会としては,そのような方向付けをしております。また,これらについては,準備委員会の結果をまた市長等にも十分説明していきまして,それらの施設整備更新を進めていきたいというようなことで,現在作業を進めているところでございます。

前島(孝)副委員長)今の部長の答弁で方向性はわかりました。これは後でまた,議会が正常に戻った時点で,私は市長のほうに質問を……。今回も通告を出したんですけど,今回は残念ながらこういう事態なのでできませんでしたが,前から言っているように,まず料金の問題があります,石岡市には。それから八郷地区の渇水の問題があります。私は,湖北水道企業団の議員ですが,この前の議会では,執行部のほうから,はっきり23年度から料金を改定したいと,このような話が出ていました。議会はこれからそれらについて検討,審査していくんですが,一方的に出てきました。
 そういう中で,やはり市民は,湖北水道の水道料金が高いと。八郷地区の水道料金も高い。それに引きかえ三村の簡易水道は安い。同じ量を使うのであれば,三村の簡易水道は月1,900円,湖北水道を使っている方が4,000円ぐらい,それから八郷地区はもっと高くて4,300円ぐらい,同じ量を使った場合。そういうことがアバウト的に数字は出ていますので,何で三村地区だけそんなに安いんだよと,市民の方からもそういうことが出ていまして,いずれにしても,同じ市で3つの料金体系というのは好ましくないので,できましたらやはり1つの統一料金にしてほしい。そのためには,水道料金を安くするためには,広域水道を考えて,市町村合併とは別に水道だけの広域合併を考えて,やっぱりある市とやらないと,井戸が掘れないです,石岡市は。ですから,県から3万8,000トン,高いお金を払って確保してありますけど,これが見直しができないので苦慮しているところですけれども,その辺を踏まえて,執行部の方には22年度,十二分に庁舎内の検討会,委員会で,早い機会に,やはりスピーディーに……。10年,20年かかっていたんじゃしようがありませんから,早い機会に結論を出していただきたいなと,このように思う次第でございます。この問題については,また何回も一般質問でやっていきたいと思いますので,皆さん方もぜひふだんから考えていただいて,よりよい解決案に向けて努力をしてほしいなと,このように思う次第でございます。
 以上で私の質問は終わらせていただきます。長い間ありがとうございました。

島田(久)委員)それでは,質問させていただきます。151ページの中段よりちょっと上,説明の19なんですが,農協営農活動活性化事業補助金ということで,先ほども岡野委員のほうから質問があったんですが,1,100万円の補助金がついているわけなんですが,これは多分,ひたち野農協とJAやさとの補助金の合計額だと思うんですが,幾らと幾らになっているかお聞きしたいと思います。

農政課長)ひたち野農協が710万円でございます。やさと農協につきましては390万円,合わせて1,100万円ということでございます。

島田(久)委員)それで,この補助金の補助申請をする場合に,こういう目的でお願いをしたいと,また行政のほうは,こういう目的に使ってくださいというような形でこの補助金を出していると思うんですが,その内容的なものは,簡単で結構ですので,どういうふうな内容で補助を出しているか,お聞きしたいと思います。

 〔「JAひたち野は7,300……」と呼ぶ者あり〕

 〔「710万円です」と呼ぶ者あり〕

 〔「やさとが少ないの」と呼ぶ者あり〕

 〔「はい」と呼ぶ者あり〕

農政課長)これらにつきましては,ひたち野農協,やさと農協,青年部,女性部などの部会の構成強化を行い,栽培技術の高位平準化と銘柄産地,そういう営農指導体制の整備を図るために,営農指導員の資質の向上とか,地域のリーダー,担い手の育成など,推進活動を展開していただくということで,活性化を図っていくための補助金ということでございます。

島田(久)委員)ありがとうございます。そうした中で,今回,この予算書を見ると,今まで何々部会とか何々生産組合とか,常陸生薬栽培組合とか,いろいろな部分の補助金があったような気がするんですが,今回はそういう項目がないような気がするんですが,これはどういうふうになっているんですか。

農政課長)それでは,各団体の補助金でございますが,サンセット方式の見直しによりまして大分削減をしておりまして,各団体の補助金につきましては,園芸振興費のほうでバス代を45万円ほど上げまして,各団体の,八郷地区の園芸関係の生産部会につきましては,その園芸振興費のバス借上料ということで,研修等で使っていただきたいというふうに,そちらの予算のほうを計上してございます。以上です。

島田(久)委員)済みません,この補助金,今のそういうふうな形で,研修費等のバス賃を出しているということなんですが,やはり先ほど申し上げました農協に出している補助金も,やはりそういう組織の育成ということも1項目入れたほうがいいのかなと,そういうふうに考えるところがございましたので,質問させていただきました。以上でこの件は終わります。
 次に,153ページ。その中の上段,一番上からちょっと下に,水田農業推進協議会補助金という,これは前からあった協議会なんですが,今度,自民党から民主党になったというようなことで,大分名前が,いろいろな今までの組織,何とか協議会というものが,内容は同じでも名前が変わっています。石岡と八郷にこの協議会は別々にあるわけなんですが,これは今までどおりの組織で22年度は進んでいくいのかどうかをお聞きしたいと思います。

農政課長)現在,八郷地区と石岡地区の2つの水田協議会がございますが,産地づくりにつきまして,やはり構造的に違いますので,八郷はそば,麦,大豆と,石岡についてはそばということでやっておりますので,引き続き22年度については両協議会でもって進めていくというような方向で予算を計上してございます。

島田(久)委員)はい,わかりました。それで,今回から戸別補償方式というモデル事業で,22年度は結局米については,水田については行きますよという形で進んできているわけなんですが,農業新聞,またはいろいろな機関紙等を見ると,大分,我々が見てもわかるような形になってきているなと思います。そうした中で,各農家は,もう3月の末には種を冷やして,4月の初めには種をまくという時期に来て,まだ知らない農家もございます。こういう協議会と,また行政等が,個々の農家にこの事業がわかっていただけるような説明……不足のような気がするんですが,いつごろ農家にお知らせをしていただけるのかなということをお聞きしたいと思います。

農政課長)それではお答えいたします。各農協,担い手については,説明会等で周知してございますが,各集落につきましては,今月の19日に実行組合長を集めまして,戸別補償の説明なり調査票の配付ということで進める予定でございます。その後,今月,もう既にやっているところもあるんですけれども,地元説明会等の要望がございますので,そういう中で周知をしていくということで,3月からやっていきたいと考えております。

島田(久)委員)ありがとうございます。やはり農作業と申しますか,播種時期が大体決まっているもので,それに合わせて説明会を終わらせるような計画を立てていただきたいなと思います。これは要望でございます。よろしくお願いしたいと思います。
 続いてお願いします。155ページ上段のほうです。森林機能緊急回復整備事業で4,675万円が計上されているわけなんですが,これは,今の環境税,または国から来ているお金で,平地林の伐採をしている事業だと思うんですが,それでいいんですか。

農政課長)はい,これにつきましては,森林環境税によりまして20年度から実施している事業で,105ヘクタールを八郷地区で予定しております。

 〔「平地林ではございませんか」と呼ぶ者あり〕

経済部長)平地林はその下にあります身近なみどり整備事業でございますので,緊急回復につきましては,現在,八郷地区の山林を20年から実施しています。一般に平地林というのは身近なみどり事業で,石岡地区を今,進めています。

島田(久)委員)はい,わかりました。それで,実際,内容的には同じような事業内容だと思うんですが,これは,環境税を取る前から国の補助事業でやっていたと思うんですが,今,間伐をしているわけなんですが,大体3分の1を伐採するというような形で計画をしてやっているかと思うんですが,伐採をやっている方々が,全然森林の状況がどういうものであるかということをわからないで,切ればいいと。森林組合に多分委託していると思うんですが,やはりこれは受益者というか,地主あたりの意見も聞いて,この事業をより効果のある事業にしていただきたいなと思うんです。ただ,今まで山に入ったことがない人がチェーンソーを買って,パート的に来てやっているという方もいられるように見受けられますので,この事業の内容の趣旨に合った作業員の指導も必要なのかと,こういうふうにいろいろなお話を聞くと,そういう不満が最近出てきています。
 そしてまた,3年か4年でまたその山に入って,2回この事業……。環境税で始まる前からやった事業が,そういうふうな形で,3年か4年ぐらいでまたそういう事業が同じ山に入っていると。やはり内容的に,作業の内容がわからない方がやっているからそうなのかなとも思うので,そこらも,やっぱり効果等も検証する必要があるのかなと思いますので,そういう……。今,森林組合にこの仕事は委託しているわけですよね。そういうご指導もよろしくお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
 済みません,説明書の中で,有害鳥獣捕獲経費というようなことで,先ほどやはり何人か質問があったわけなんですが,この件について,今までの質問ではない形でお聞きしたいと思うんですが,今,みなみ共済というのは,県南地域を本当に大きく,地域面積というか,農家が入っている組合なんですが,その中で一番被害率が高いのがこの旧八郷町なんですよ。それがどういうことかというと,イノシシの害でもって被害率がものすごく高いというような形なんですが,先ほどイノシシの捕獲を昨年13頭したということなんですが,農業新聞等を見ても,ここ石岡だけでなくして,とにかくイノシシの害が,鳥獣の害が増えていると。そういう中で,猟をする方々が高齢化してきていて,将来的にはその方々にお願いをできないような状況になるんじゃないかと。また,そういうことで,この事業が計画というか,予定どおりにいかないよというようなことが農業新聞の中に出ておりました。やはりこの方々に任せてやっておけばいいという形じゃなくして,将来も見据えた何か方法を考えていく必要があるのかなと思いますので,その辺のところをちょっとお聞きしたいと思います。

農政課長)ただいま委員ご指摘のとおり,猟友会にお願いしているわけなんですが,高齢化している現状でございます。捕獲隊につきましては23名ということでお願いをしているわけなんですが,やはり若い人が入ってきていない現状でございます。なかなか今のところ,23名で編成をしまして,やっていただいているところでございますけれども,今後,いつまでできるかあれなんですが,猟友会のほうによろしくお願いをしているという状況でございます。

島田(久)委員)ありがとうございました。やはりそういうふうな時の流れというか,時代の流れというか,そうした中で農作業をする方々も高齢化してきているし,現状もそうだということで,何かいい方法,また実行効果の上がるような方策を皆さんで考えていきたい。農家も含めて考えていきたいなと私も思いますので,よろしくお願いをしたいと思います。
 それと,次の質問に移らせていただきます。その下の,下から4項目目,県単土地改良事業というようなことで,これは県南の補助事業だと思うんですが,揚水機械等の整備補修に要する経費というようなことで1,843万8,000円が計上されておりますが,これは,どこの地域の揚水機の修理か,わかればお願いをしたいと思います。あともう一つ,何か所ぐらい……,1か所かな,それとも2か所ですか,お聞きしたいと思います。

農政課長)箇所付けにつきましては,明細がちょっとないんですけれども,石岡台地土地改良区内で1か所,八郷土地改良区内で11か所,計12か所を22年度予定してございます。八郷につきましては山間急傾斜地帯があったということで,県が47.5%,市が15%というようなことで,現在予定してございます。

島田(久)委員)それで,この補助事業なんですが,今,水田の用水路,また機場のポンプ等,償却が大体終わっている,機械等の償還が終わってきている地域が多くなってきていると思います。そうした中で,やはりこういうポンプの修理,また配水,揚水管の破裂等いろいろな問題が出てきて,今,結構土地改良区の出費が増えているという現状かと思います。そうした中で,各機場がそういう申請を石岡台地に申請しても,予算の関係でなかなかできないというのが現状だと聞いております。なかなか米価も上がらない,下がるというような状況の中で,やはり,農家,受益者負担でその工事をやるということは,大変不可能に近い部分がございます。そうした中で,進歩的な考えを持つ土地改良区では,今までの返済額が終わったので,次のアクシデントが起きたときの分にというようなことで積み立てを始めている改良区もあると聞いております。そういう部分で,やはり地区の先ほど言った水田協議会等も含めて,そういう先を見通した対応,またそういう指導も,経済部としては必要なのかなと思いますが,どう考えていますか。部長,ちょっとお願いをしたいと思います。

経済部長)お答えいたします。確かに土地改良事業が完了しまして,ポンプ関係,また給水関係,耐用年数がもう間近に迫っている部分と,耐用年数が来ている部分がございます。これに関しまして,改良区だけの問題ということでは解決できない部分がありますが,やはり改良区自体も,返済金が確かに済んでいる改良区も出ておりますので,維持管理費については改良区のほうへ積み立て……。当然,今回の22年度事業でありますが,先ほど課長のほうから位置的にありましたが,地元の改良区自体が,石岡地区におきましては47.5%というような負担率がございます。八郷地区は37.5ということで10%違うんですが,これは平地と山間急傾斜地との違いでございます。その補助率がございますが,それだけの負担は改良区で持たなくちゃならない。もし故障をしたときには,やはり皆様方から集めなくちゃならないということで,緊急的に積み立てというか,資金を調達しなくちゃなりませんので,そういうことにおきましては,やはり前もって積んでおくという準備体制が必要でございますので,改良区,八郷につきましては,旧八郷町の改良区が一本化されています。また,台地においても,石岡台地が管理をしております,指導しております台地,また石岡地区におきましても改良区もございますが,そういう中で,やはり基金というよりも,修繕費の積み立てを今後指導していかなくちゃならない,逆に,早急にしなくちゃならない時期だと思いますので,これにつきましては,担当のほうで各改良区委員長に協議をして,積み立てというか,準備をさせていきたいということで考えています。

島田(久)委員)ありがとうございました。やはり曲がり角と申しますか,年代的にも代変わりになってきている時期だと思いますので,大事なことだと思いますので,よろしくお願いをしたいと思います。
 それと,もう一つお願いします。13ページ,霞ヶ浦浄化対策経費の中で,合併処理浄化槽設置事業費補助金5,886万円他となっておりますが,これは,この補助事業で何基ぐらいを予定しているか……。

 〔「建設部所管でございます」と呼ぶ者あり〕

島田(久)委員)済みません。じゃあ,以上で終わります。ありがとうございました。

前島(守)委員)1点だけ,確認も含めましてご質問させていただきたいと思います。中心市街地活性化事業ということで,先ほど,委員の質問で説明は受けたわけでありますが,具体的にちょっとわかりにくい部分があったものですから,その辺,よく,わかりやすく説明をいただきたいと思っています。650万円を計上しておりまして,その中でテナントミックス店舗職員雇用委託料が393万8,000円と。これにつきましては,ふるさと雇用で企画と運営をやるんだと。具体的にこれはどのようなことをどのような方がやるのか。
 次に,テナントミックス整備事業補助金69万8,000円で3店舗を実施すると。具体的にどのような,これも内容をお伺いしたいと思います。
 次に,タウンマネージャー雇用助成補助金116万7,000円を計上してございます。このタウンマネージャーの雇用というのは具体的にどのような形でやっていくのかをお示ししていただきたいと思います。以上でございます。

商工観光課長)まず,テナントミックス店舗職員雇用委託料393万8,000円でございますけれども,これにつきましては,ふるさと雇用を使いますので,ハローワークを通しまして,委託を受けるまち未来いしおかのほうで2名ほど募集します。それで,その2名については,先ほど申し上げましたように,農産物直売所店舗とスイーツアンテナショップの2店舗に1人ずつということで,その方が今後の経営の中心になってそこを運営するというような……,経営の中心といいますか,そこのお店はまち未来いしおかでやるんですけれども,そこのお店の中心となって働く臨時職員というような形でございます。
 それと,テナントミックス整備事業につきましては,駅前通りの空き店舗で3店舗ほど予定しております。石岡スイーツアンテナショップと地元農産物直売所,地産地消レストランということで,3店舗の空き店舗を活用して,3つをやる予定でございます。この補助金の算出につきましては,それぞれの店舗の,施設を整備したりとか維持管理費とか,そういう合計で約3,840万円程度の支出を見ております。そこから,その店舗を経営することによって発生します売り上げと,国の3分の2の補助金,それにふるさと雇用関係の県補助金の人件費の393万7,000円を引いた残りが,事業者負担ということで,計算では約139万6,000円が事業者負担として残ります。それの2分の1を市が補助するということで,そこにあります金額69万8,000円というものを計上したものでございます。
 タウンマネージャーにつきましては,このテナントミックス事業を総体的にコントロールする方ということで,中心市街地活性化協議会のほうにおいて1名を雇用する予定でございます。雇用期間としては3年ということで,年収で約700万円を見ております。それの6分の1ということで,そこにありますように,116万7,000円ということで予算計上してございます。これにつきましては,今現在,ホームページ等でタウンマネージャーを募集しておりまして,その募集の中で,石岡中心市街地活性化基本計画にある内容を理解しまして,それぞれ募集,公募する方が提案を受けて,それを審査して選ぶというような形で,現在進んでおります。

前島(守)委員)ただいま答弁を受けまして,テナントミックス店舗職員の人がお店の中心になっていろいろやっていくというように説明を受けたんですが,まち未来いしおかというのは何をやるんですか,実際に。デマンドもまち未来いしおかが請け負っているわけですよね。なぜ今回もまち未来いしおかに選択というか,選別をしたかという理由は何なんですか。

商工観光課長)中心市街地活性化基本計画の中で,中心市街地活性化のためということで,まち未来いしおかが事業主体として想定されております。やはり中心市街地の活性化のためには,まち未来いしおかによって推進するのが一番ベストだと思いますし,またまち未来いしおかについては,テナントミックスを借りる場所についての賃貸の契約をやったりとか,全体の空き店舗の計画の推進の中心になって指導するとか,そういう位置付けになっております。それで,2名の方については,まち未来が,ほかの地産地消レストランについては公募するような形で,ほかに場所だけまち未来で用意しまして,公募をかけて運営してもらうような形になりますけれども,農産物直売所とスイーツアンテナショップについては,まち未来のほうでその運営に直接携わるというような形の計画でございます。

前島(守)委員)今,答弁をいただいたわけでありますが,そうすると,まち未来いしおかが中心市街地活性化基本計画の中で,ここがやりますよという形でもう申請をしてあるという解釈でよろしいわけですね。そうですか。それで,実際問題として,これはどのような形で効果を検証するのかお伺いしたいんですよ。いろいろ経験がある方というのは,ハローワークとか何かでとても採用できないですよね。できるんですか,これは。

商工観光課長)タウンマネージャーについては,ある程度実績ある人じゃないとなかなかできないと思います。店舗につきましては,ふるさと雇用を使うということは,4月1日現在で失業していまして,そういう方でハローワーク等を通して公募するということで,雇用促進の面もありますので,そういうところの中で募集しまして,ただ,募集したときに,農産物ならば農産物の取り扱いとかそういう経験のある人とか,スイーツだったらばスイーツのパティシエの経験があるとか,そういう形で募集条件のほうで入れていって,そういう形で面接の中で選んでいきたいということを考えております。ただ,この事業をやるのには,やはり失業した人を雇用するという面もありますので,ハローワークを通しての公募ということで予定しております。

前島(守)委員)大体は理解できたんですけど,今,担当課長が言っているのは,失業者を雇用するというのは,ふるさと雇用ということを,表現としては強く言っているわけでありますが,これ,何といっても中心市街地活性化事業って新規事業で,やはりこれから市の活性化のためにやるわけですよね。そこで,一番大事なってくるのは,タウンマネージャーの方の採用ですよね。このタウンマネージャーをいかにして養成していくかということだと思うんですが,その前に,まち未来いしおかがこのことに対してどのぐらいの熱意といいますか,計画を持っていて,どのようにこのことについて実施をしていくかという考えがしっかりしていなければ,先ほどの話じゃないけど,ふるさと雇用だよという形で,本当に今ちょっと心配があります。その辺について,再度,考え方を述べていただきたいと思っております。

商工観光課長)まち未来のほうでも,今回,何回か前にも中心市街地活性化基本計画を立てまして,それで,今回の中にまたとったわけですけれども,これが最後の機会だということで,真剣に考えてやっております。また,この補助事業をもらうにしても,計画で収入とか上がっていますけれども,ある程度の利益を……,この補助についても,ずっと継続して運営に対する補助という考えではありませんので,実際,軌道に乗らなければリスクをしょうことになると思います。そういう意味でも,まち未来のほうでも真剣に考えてやっていくという考えで,打ち合わせの中ではそういう気持ちでやっているということは確認しております。

前島(守)委員)はい,わかりました。期待しておりますので,頑張って,お願いをしたいと思います。

嶋田(佐)委員長)ほかに質問はありませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)なければ,私もちょっと質問したい点があるんですけど,ページ数93,防犯カメラの設置工事,台数6台,場所もわかったんですけど,このシステム自体はどうなっているのか。例えば録画できるような状態になっているとか,ほかの場所で今の状況を監視できるみたいな形になっているのか,その点,説明をお願いします。

参事兼市民生活課長)お答えいたします。見ることについては,何らかの個人情報がございますので,理由がなければ見ることはできません。そのことについては,これから要綱等を,公開条例とか個人情報保護条例とか,また防犯カメラの要綱等を整備して見ていただくということになります。ただ,記録として,考え方としては2週間程度レコーダー等に保存をしまして,必要なときにそこから記録をとって見るということになるかなと思っております。

嶋田(佐)委員長)じゃあ,監視と言ったらおかしいんですけど,常にそれが作動されていて,どこかで見ているとか,そういうわけじゃないんですね。

参事兼市民生活課長)はい,いつも作動はしておりますけれども,見ることはできないということになっております。

 〔「作動はしているけど見ることはできない。録画はしている」と呼ぶ者あり〕

参事兼市民生活課長)はい,記録はしております。その記録が,ほかの市町村でも1週間とか10日間とか,2週間が大体定めになって,犯罪があった場合とか犯罪が起こりそうだというような場合に,そこの状況を見ることができると。これも基準を設けて見るということになります。

嶋田(佐)委員長)あともう1点なんですけど,ページ133,スズメバチの駆除費補助金,これは21年度に比べて30万円ほど少なくなっていると思うんですよね。スズメバチの被害というのか,それは増えているように思うんですけど,この70万円という金額を出した理由というのかな,それとあと,自宅にスズメバチの巣をつくられて,消防のほうに消防の消火の際に使う服を貸してほしいということで,何人か行ったように聞いたんですよね。それはどういうふうに対応したのか,わかっている範囲でいいので説明をお願いしたいんですけど。

生活環境部次長)スズメバチのまず補助金の関係でございますけれども,前年度より30万円減という経過でございます。これは,補助金額を上限1万円から5,000円にした経過がございます。と申しますのは,かかった経費の2分の1で上限を1万円ということでずっと運用してまいったところ,実績が上がってきて,写真等が掲載されて,領収書というのが添付されます。その領収書を見ますと,大体1万1,000円から1万3,000円くらいというのが駆除費,もちろん場所によっては,ちょっと高いところとか簡単なところで上下がございますけど,大体1万1,000円から1万2,000円というのが駆除費であったと。そうしますと,大体5,000円を補填すると,自己持ち出しが6,000円から7,000円,大体半分近いということで,補助金額をまず半分にした状況がございます。
 それから,実は,平成20年度は交付申請がかなり多い年でございました。具体的には12月末,9か月間で170件ほどの申請が20年度にはございました。ところが,21年度には,まだ本年度終わっておりませんが,大体100件。つまり,年度によって多少数の多い少ない……。これは,台風などが巣をつくる時期に直撃するとか,そういう回数が多いとスズメバチが巣をつくれませんので数が減るとかという要素と,一旦多くなった年の次の年には数がちょっと減ってくると。ただし,減った後にはまた増えるというふうなバイオリズムをどうも持っているらしいということがございます。そういう関係で,本年度は70万円,5,000円で100件ですと50万円ですので,140件程度を見込んだ金額を計上させてもらってございます。
 それから,消防署に防護服というんですか,駆除するときの服があると。これは,打ち合わせのときに,実は合併以前は,八郷地区においては消防署が対応していた経過があって,その服が2着あると聞いてございます。それについては消防署に備え付けてありますので,私どもが公共で必要なときは貸していただけますかという話をしたときには,内容によっては貸すこともあり得ますという,ですから消防署の判断にお任せしているという状況であります。以上でございます。

嶋田(佐)委員長)ほかにありませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。
 次に,所管事務調査のうち,議案第17号平成21年度石岡市一般会計補正予算(第7号)のうち市民経済委員会所管部分及び議案第25号平成21年度石岡市水道事業会計補正予算(第3号)の2件を一括して議題といたします。
 本件について執行部から説明を求めます。
 
生活環境部次長)それでは,補正予算書のほうの41ページをごらんいただきたいと思います。41ページの一番上の欄になりますけれども,保健衛生費寄附金19万6,000円を計上してございます。この19万6,000円は,株式会社タイヨー様より寄附金としていただいた金額でございます。本市におきましては,昨年3月,4内のスーパー10店舗のご協力を得まして,レジ袋の削減ということの協定を結ばせていただいて,無料配布を中止しました。その中で,タイヨー石岡店さんは,食料品を購入した後,荷物を整理するテーブルの上に寄附金箱とレジ袋を置いて,募金方式でのレジ袋の削減に当たっております。今回19万6,597円が3月から9月までに市民の方から寄せられたということで,寄附がなされました。環境関係の事業に使用していただきたいというお話でございますので,今回,衛生費の寄附金のほうに計上させていただいてございます。なお,ほかの店舗につきましては,レジ袋を削減した効果につきまして,環境団体,また国の関係機関に寄附をしているという内容でございます。
 続きまして,49ページをお開き願いたいと思います。49ページの中ほどに,保健衛生総務費の負担金補助及び交付金の中に,石岡地方斎場組合負担金の減額ということで,減額補正額6,949万5,000円計上をお願いしているところであります。平成21年度の石岡地方斎場組合負担金につきましては,当初予算が2億2,919万円でございました。今回6,949万5,000円を減額しまして,1,596万9,500円にお願いするものであります。
 石岡地方斎場につきましては,現在施設移転事業実施中であります。21年度の当初の計画におきまして,用地取得,実施設計,進入路の工事,造成工事を予定してございました。本年度,建設予定地内に埋蔵文化財の事前確認調査を実施しましたところ,建設予定敷地内に縄文時代及び奈良平安時代の遺物と遺構の一部を確認することができました。教育委員会文化振興課では,県教育庁と教育長へ埋蔵文化財発見届を提出し,協議しましたところ,事前確認調査が必要であるという結論に達しました。そのため,本年度予定しておりました進入路工事及び造成工事につきましては次年度へのスケジュール変更を行い,22年度当初に発掘調査を実施し,埋蔵文化財の記録保存を図った上で,その後造成工事を行うものであります。発掘調査は,文化振興課と協議の上,建設予定地及び調整池の約6,000平米を調査の対象としまして,調査期間は6か月を予定してございます。本年度予定しておりました工事費につきまして次年度へ変更したため,本年度の工事費額の一部でございますけれども,工事費の負担金を減額するものであります。
 なお,発掘調査に係る経費は約6,000万円ということでございますが,駐車場などの工事施工方法を変更することにより,総事業経費は増額せずに,当初の計画である23億円以内に抑えるというスケジュールで進むという内容でございます。環境対策課に関しましては以上でございます。

市民課長)市民課関係のご説明を申し上げます。補正予算書の6ページ中ほど下,債務負担行為の補正ということで追加分でございます。旅券交付窓口端末機器借上料,平成22年度から平成26年度まで限度額70万8,000円でございます。
 それに,7ページの中段,債務負担行為補正の変更ということで,戸籍情報システム機器借上料,補正前の限度額が2,214万5,000円,補正後の限度額が2,124万7,000円,減額補正というようなことになります。
 市民課からは以上でございます。よろしくお願いいたします。

生活環境部次長)続きまして,市民会館関係の補正予算を説明させていただきます。補正予算書45ページをお願いしたいと思います。ちょうど中ほどに市民会館費繰出金,施設運営経費,市民会館事業基金繰出金66万円がございます。平成21年度の市民会館の自主事業としまして,児童劇鑑賞教室「オズの魔法使い」,映画鑑賞劇「60歳のラブレター」の2つの事業を実施しました。その2つの事業における損金が65万9,720円でありましたので,今回の補正予算をお願いするものでございます。
 児童劇鑑賞教室につきましては,当初の見込みとしまして2日間3講演で2,350人,入場料950円を予定して,入場料収入としまして223万2,500円を見込んでおりましたが,来場いただいた人数は1,718人で,収入合計が163万2,100円でございました。支出の削減を2万円ほど行いましたが,実質58万1,350円の損金が発生しました。この児童劇につきましては,7月2日・3日に開催しましたけれども,当時ちょうど新型インフルエンザが発生したため,保育園,幼稚園が各行事への参加を見合わせたということと重なりました。さらには,小学校の授業参観等に重なったため,当初の見込みの人数を下回る結果となってしまったわけでございます。
 第2回目の自主事業としまして,映画鑑賞会を9月6日に実施いたしました。封切られてから間もない評判の高かった映画でございましたので,当初計画では3回上映で675人の入場を予定しておりました。しかし,来場していただいた方につきましては538人と,5万8,000円ほどの支出を削減しましたが,結果7万8,370円の損金が発生した次第でございます。
 市民会館としては,できるだけ損金を発生しないよう,またご来場いただけるような事業を検討し,広報等に努めてまいりましたが,結果65万9,720円の損金が発生したものでございます。よろしく予算計上のほうをお願いする次第でございます。以上でございます。

農政課長)それでは,農政課所管の補正予算についてご説明申し上げます。補正予算書,最初に5ページをお開き願いたいと思います。第3表の繰越明許費の上から4行目になります。(款)6農林水産業費,(項)2林業費で,事業名が林道開設事業(補助)でございますが,この事業につきましては,国補林道第2工区の区域におきまして,国指定の保護の猛禽類であるオオタカの巣が確認されたことから,絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律に基づき,営巣確認の調査による開設工事の延期によるもので,林道開設事業国補分の1,890万円の繰越明許をするものでございます。
 次に,林道開設事業(単独)において,先ほどのオオタカの営巣確認の生態調査委託料としまして102万9,000円の繰越明許をするものでございます。
 続きまして,7ページになります。第5表の地方債の補正でございます。4行目の農道整備事業につきましては,県営のふるさと農道及び田園交流基盤整備及び畑地帯総合整備事業の事業費の確定によりまして減額するもので,限度額2,980万円を2,350万円と変更するものでございます。
 続きまして,5行目のかんがい排水事業についてでございますが,国営霞ヶ浦用水事業の負担金の減額によりまして,限度額1億5,480万円を1億5,420万円と変更するものでございます。
 続きまして,その下の6行目の林道整備事業につきましては,林道半田線の事業確定に伴い,事業費の減額によりまして,限度額2,580万円を2,510万円と変更するものでございます。
 続いて,歳入歳出補正予算事項別明細書のほうの歳入関係でございますが,38ページ,39ページをお開き願いたいと思います。上段のほうになりますが,(款)14の国庫支出金,(項)2国庫補助金,(目)3農林水産業費国庫補助金,節の林業費補助金,道整備交付金でございますが,90万円の減額補正でございますが,これは,林道半田線の国補事業の確定に伴い減額をするものでございます。
 続いて,中段になりまして(款)15県支出金,(項)2県補助金,(目)5農林水産業費補助金,(節)1の農業費補助金でございます。地域資源保全事業市町村推進交付金18万6,000円の減額補正でございます。当初,指導事務費といたしまして予算化計上いたしましたが,事務費として支出がないことから今回減額補正するものでございます。
 次に,農産振興条件整備支援事業補助金538万1,000円の減額補正につきましては,県単事業の変更による事業量の確定に伴いまして減額補正するものでございます。
 次に,数量調整円滑化推進事業補助金41万2,000円の増額補正でございますが,県単事業の変更によりまして増額補正とするものでございます。
 次に,市町村水田農業構造改革推進費補助金33万3,000円の減額補正でございますが,これも県単事業の廃止によりまして今回減額補正するものでございます。
 次に,水田農業推進センター活動費補助金41万2,000円の減額補正でございます。これは,県単事業の廃止によりまして減額するものでございます。
 次に,土地改良(農道)事業補助金617万5,000円の減額補正でございますが,これは,県単事業土地改良事業における一部事業取りやめなどの事業の確定に伴う減額補正でございます。
 次に,農業・食品産業強化対策事業補助金704万2,000円の減額補正でございますが,これは,JAやさとの農産物直売所の事業入札による324万9,000円の減額及びやさとファーム峯の機種変更等による379万3,000円の減額によるもので,いずいれも事業量の確定に伴い減額補正するものでございます。
 続きまして,同じく(節)2の林業費補助金でございます。林業開設事業補助金40万円の減額補正でございますが,林道半田線の事業量の確定に伴い今回減額補正をするものでございます。
 次に,森林機能緊急回復整備事業補助金420万円の減額補正でございますが,現地確認の結果,間伐作業道の延長の減少によるもので,事業量の確定に伴い今回減額補正するものでございます。
 次いで,40,41ページになります。下から3行目になりますが,(款)20諸収入,(項)5雑入,(目)5雑入,霞ヶ浦用水事業計画償還助成金25万7,000円の増額補正でございます。これは,霞ヶ浦用水事業計画償還助成金の確定に伴い増額補正をするものでございます。
 続いて,42,43ページになります。(款)21市債,(項)1市債,(目)3農林水産業債,(節)1農業債,農道整備事業債630万円の減額補正でございますが,これは,ふるさと農道整備事業東筑波地区について,今年度において負担金がないこととなりまして610万円の減額補正及び畑地帯総合整備事業の三村地区農道整備において,事業量が確定したことによりまして20万円の減額をするものでございます。
 続いて,かんがい排水事業債60万円の減額補正でございますが,これは,国営霞ヶ浦用水第2期地区に対する負担金の確定に伴い減額補正をするものでございます。
 続いて,(節)2の林業債でございますが,林道整備事業債70万円の減額補正でございます。これは,林道半田線の事業量の確定に伴う減額補正でございます。
 続いて,歳出の関係でございますが,48,49ページをお開き願いたいと思います。(款)6農林水産業費,(項)1農業費,(目)2農業総務費,(節)19の負担金補助及び交付金の農政一般経費でございます。これは,実行組合協議会の補助金29万円の減額補正でございますが,本年度農事実行組合協議会の開催に伴いまして,補助金が不用となったことによりまして減額をするものでございます。
 続いて,50,51ページになります。(目)3農業振興費,(節)19負担金補助及び交付金の農業振興経費でございます。これは,やさと里山体験クラブ補助金7万円の減額補正でございますが,これは,クラブが現在活動中止状態であることから今回減額補正をするものでございます。
 次に,(目)4の畜産業費,(節)19負担金補助及び交付金の畜産一般事務費で,農業・食品産業強化対策事業補助金379万3,000円の減額補正でございますが,これは,やさとファーム峯の導入機器等の機種変更により,入札による差金が生じたため今回減額補正するものでございます。
 続いて,同じく(目)5の農地費の土地改良関係事務費で583万4,000円の減額補正でございます。事業費として18万6,000円の減額補正でございますが,これにつきましては,地域資源保全推進交付金額の確定により,印刷機器用品の11万円及び事務用品の7万6,000円の減額補正をするものでございます。次に,県農道整備事業促進協議会負担金で,負担金の確定に伴い5,000円の減額補正でございます。次に,霞ヶ浦用水事業負担金564万3,000円の減額補正でございますが,これも,負担金の確定に伴い今回減額補正をするものでございます。
 その下の特別会計につきましては,下水道課所管となります。
 続いて,県単土地改良事業補助金812万4,000円の減額補正でございますが,これは8地区の土地改良区の実施するかんがい排水工事に対する補助金交付金事業で,県単事業の確定に伴い減額補正をするものでございます。
 続いて,農道整備事業(単独)負担金675万円の減額補正でございますが,これは一般農道整備で行っておりますふるさと農道東筑波地区の負担金が,今年度におきまして負担金のないことから,今回減額補正をするものでございます。
 次に,農道・農業排水路整備事業(単独)479万4,000円の減額補正でございますが,当年度施工箇所の確定により,農地測量の委託料356万4,000円及び用地購入費として81万円,そして立木等補償費42万円が不用となったため,減額補正をするものでございます。
 続いて,同じく(目)7園芸振興費でございますが,園芸振興費の負担金補助及び交付金で,農業・食品産業強化対策事業補助金324万9,000円の減額補正でございますが,これは,先ほどの歳入と同じように,JAやさとの農産物直売所の新築工事の事業入札による事業費の確定に伴い減額するものでございます。
 続いて,同じく(目)9水田農業構造改革対策費でございますが,地域水田農業推進事業の125万8,000円の減額補正でございます。これは,生産調整の現地確認の方法を調査員同行による方法から職員による方法に切り替えまして,不用となったため,報償費の謝礼金112万5,000円の減額補正をするものでございます。さらに,事業費の印刷機器用品につきましては,県単事業の廃止に伴い13万3,000円の減額補正をするものでございます。
 次に,産地確立推進事業の負担金補助及び交付金558万7,000円の減額補正でございますが,水田農業推進センター活動費補助金の事業の廃止に伴い61万8,000円の減額補正により,水田農業推進協議会のほうに県単事業の変更によりまして41万2,000円の増額補正をするものでございます。次に,農産振興条件整備支援事業補助金538万1,000円の減額補正でございますが,これは,転作作物の導入の機械整備の県単事業の変更に伴いまして,事業費が確定したことによりまして,今回減額補正をするものでございます。
 続いて,(款)6農林水産業費,林業費,(目)1の林業振興費でございます。森林機能緊急回復整備事業420万円の減額補正でございますが,作業道の延長の減少による事業費の確定に伴い,事業費で27万6,000円の減額及び工事請負費で間伐実施工事391万2,000円の減額,さらに備品購入費で1万2,000円を減額補正するものでございます。
 続いて,同じく(目)2の林道開設費の林道開設事業(補助)200万円の減額補正でございますが,これは,林道半田線の事業確定に伴い,事業費で61万円の減額及び工事費139万円の減額補正をするものでございます。
 以上が,農政課のほうから提出させていただいております補正予算であります。どうぞよろしくお願いいたします。

商工観光課長)それでは,私のほうから,商工観光課に係る部分を説明したいと思います。
 まず5ページ,第3表繰越明許費の中の7番商工費,商工費,グリーンツーリズム運営経費868万7,000円についてですが,これは,朝日里山学校進入路整備工事のうち,測量委託については年度内に終了する見込みですけれども,用地購入費,工事請負費については年度内完了が難しいため,平成22年度に繰越明許するものでございます。工事につきましては,農作業に支障のない時期を見きわめ,工事に着工したいと考えております。繰越明許費868万7,000円の内訳ですけれども,用地購入費として46万6,000円,工事費として822万1,000円でございます。
 次に,53ページをお開きください。(款)商工費,(項)商工費,(目)商工振興費,茨城県信用保証協会損失補償寄託金85万円を補正増するものでございます。内容としましては,自治金融制度を利用した中小企業者が万が一借入金を返済できなくなった場合,保証協会が金融機関に代位弁済を行います。その中で,市の代位弁済額に対する負担がございます。平成19年10月の責任共有制度導入前は市が10%,それ以降については代位弁済額の8%を市が負担するわけですけれども,その負担分が保証協会への寄託金から控除されるものでございます。平成21年4月現在で寄託金の累計額が3,863万2,382円ありまして,22年1月末現在の寄託金の減耗額が3,947万8,653円ということで,寄託金の不足額として84万6,271円が不足額として見込まれますので,今回85万円の補正増を上程するものでございます。よろしくお願いいたします。

水道課長)それでは,私のほうから議案第25号石岡市水道事業会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。補正予算書の31ページに掲載されておりますけれども,134ページに予算明細書がございますので,134ページをお開き願いたいと思います。
 今回の補正予算につきましては,3条予算の水道事業収益で256万3,000円の補正増でございます。内訳でございますが,一般会計繰入金で高料金対策費に係る算出基準の変更に伴いまして,その増額分として407万9,000円を計上し,一般会計繰入金に係る統合簡水の借換債に対して,借り換え方法の変更により支払利息と償還元金に差額が生じたため,151万6,000円を減額いたします。結果,合わせて256万3,000円の補正増であります。
 また,収益的支出の水道事業費用で327万6,000円を補正減いたします。内訳ですが,営業外費用の支払利息で327万6,000円が補正減となっております。これにつきましても,前段でお話しいたしました借り換え方法による差額でありまして,多く計上してありましたので,減額するものであります。
 次に,4条予算の資本的収入において163万4,000円を補正増でございます。これは,統合簡水に係る償還元金の2分の1を一般会計負担金として繰り入れを受けておりますけれども,再計算により163万4,000円の補正増でございます。
 さらに,資本的支出において,326万1,000円を補正増いたします。内容でございますけれども,企業債償還金において借り換え方法の変更で差額が生じており,償還元金を少なく計上しておりましたので,326万1,000円を補正増でございます。
 続きまして,湖北水道企業団への出資金補正予算についてご説明いたします。補正予算書の49ページをお開き願います。今回の補正増につきましては,上水道の出資に要する経費のうち安全対策事業における災害対策事業について,水道管路の耐震化事業を対象事業に加えるとの改正がございました。当初予算において,平成21年度の更新事業費2億1,524万4,000円から平均事業費の5,340万円を差し引いた上積事業費1億6,184万4,000円から,さらに平均事業費を上回る国庫補助対象事業費1億4,524万2,000円を差し引いた額の4分の1である415万円が一般会計からの出資対象経費と計算いたしました。その額を石岡市と小美玉市で按分し,石岡市の出資金を359万4,000円として予算計上したところであります。
 しかしながら,今回の算出基準改正によりまして,平成21年度更新事業費から3か年の平均事業費を差し引いたものが上積事業費となると,国庫補助対象経費を除いたものが負債対象事業費との変更がございました。その結果,この額を石岡市と小美玉市で案分しますと,石岡市の出資金は1,320万円となり,960万6,000円の補正増となりました。このため,今回の補正におきまして,湖北水道企業団出資金を960万6,000円増額し,あわせてその財源である湖北水道企業団出資債も970万円増額補正するものでございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。

嶋田(佐)委員長)以上で説明は終わりました。この件について質問等はございませんか。

前島(孝)副委員長)単純な質問になるかと思うんですが,ちょっと教えてください。補正予算書の51ページに農地費で……。ごめんなさい。集落排水事業は違ったっけね。ごめん。
 それでは,もう1点。45ページの石岡市民会館事業基金繰出金なんですが,先ほど繰出金が66万円,要するに赤字になったわけですよね,計画に対して。インフルエンザとか何かの時期で入場者が少なかったということはわかったんですが,この市民会館の1年間の企画というんですか,イベント企画,これは執行部のほうでは何かつくっているんですか。市民会館って,ある部分は,1つは執行部が年間,市の行事として何月には何をやるよとか,あるいは芸能人を呼ばるとか,そういう人形劇を呼ばるとか,映画をやるとかって執行部で企画をするのと,それから一般の方が市民会館を借用していろんなイベントを計画すると,そういう2つがあると思うんですね。それで,この部分は市が企画をした映画とか人形劇だったんだと思うんですが,年間の行事計画というのは,どのくらい市のほうではかかわっていたんですか,21年度は。

生活環境部次長)21年度につきましては,年度当初,4月ぐらいに,前年20年度に行いました運営委員等の協議等の中で,こういうものがいいだろうというご提案をいただいた中で,年度当初に計画をしていると。委員ご指摘のとおり,市民会館が計画する自主事業,それから民間の人がご利用いただいて実施する民間の方の事業,それの2本立てがございます。
 それで,自主事業の経過を見ますと,大体2つの事業から4つぐらいの事業を年度ごとに計画してきたわけですけれども,ここ数年,幾つかの事業に大幅な赤字が出ていると。具体的に申しますと,爆笑ライブというのが,最初は赤字幅がちょっと小さかったんですけれども,2年,3年と行くと,赤字幅が10万円単位から100万円単位で発生してきている。こういう部分については見直したほうがいいと。ただ市民会館そのものが毎年児童劇,これは幼稚園,それから保育園にご利用いただいて,そうした方々に生の児童劇を見てもらうと。これは継続していったほうがいいだろうというご意見があったものですから,年度当初に児童劇を計画したと。委員ご指摘のとおり,その時期にちょうどインフルエンザが発生したという経過がございます。それから,一般的に映画鑑賞というのも年に1回から2回実施しておるわけでございますけれども,これについても,経年のを見ますと大幅な赤字は発生していないと,ある程度の入場者が来ていただけるというようなことで,21年度については児童劇と映画鑑賞会を実施しようというのを,年度当初に計画したという経過があるようでございます。以上でございます。

前島(孝)副委員長)ありがとうございます。なぜ質問したかといいますと,各地区の4つの公民館ですか,東地区,府中地区,城南地区,国府地区,ありますよね。そういうところは年次計画を年度初めにつくるわけですよね。市民会館は,市の建物でありながら,館長,職員,音響技師,それからもろもろの方を張り付けておきながら,執行部のほうでは年に2回から4回しか行事は組まないよというようなことですよね。それで,今の話を聞くと赤字が多くなってきているからいかがなものかと。これは,赤字というのは,その赤字を出さないように市民会館長とかスタッフがいろいろ研究,精査,勉強して,市民のためにいろんな行事をやるのが市民会館の役目だと思うんですけど,赤字が出るからおっかなくてやれないよと。これは,ちょっとどうかなという……,市民会館の活動そのもの。じゃあ,市民会館は要らないんじゃないかと,そういうふうにも見られることだと思うんですけど。
 それで,私の考えは,もう少し市民会館を使って市民にいろんな行事を見てもらうというか,参加してもらうというのが正しいのかどうかわかりませんが,いずれにしても21年度,あるいは20年度を見てきますと,活動が停滞していると,そうは思いませんか。館長,どうですか。それで,私が言いたいのは,館長も兼務,それから1月に新しい職員を張り付けた,それから1人の方は3月に定年。そういう中を見ると,人事だけを見ても,何か全然やる気がないのなかという感じも私はするんですけれども,もう少し館長含めてスタッフの方,それから運営委員会ですか,ここがしっかりしていただかないと,せっかく立派な建物があっても,利用率も低くなっちゃうし,活動が停滞してしまうと思うんですが,その点に関して館長はいかがお考えでしょうか。

生活環境部次長)委員ご指摘のとおり,同じような意見を,21年度に実施しました委員会の中でも,幾つか委員のほうからご提言をいただいております。生の文化に触れられる施設であるという位置付けを明確にして,できるだけ赤字が出ない方法で,ほかの実績を見たり,例えばいろんなイベントをきちんと計画した中で,安くできるもので来場いただける企画があるはずだと。そういうものを,他の例,それから今現在はやっているもの,それから児童,高齢者等も意識した中で検討すべきだというふうなご意見もいただいているところであります。そういうことを踏まえて,いろんな事業に対してどういう事業効果があるかということを踏まえて検討していきますということで回答もさせていただきましたので,委員ご指摘のとおり,2つか3つぐらいの自主事業で目的を達せられるのかという意見を十分踏まえまして,検討していきたいと考えてございます。よろしくお願いしたいと思います。

前島(孝)副委員長)22年度は検討していただけるということの回答をいただいたんですが,それには,やはり館長が兼務ではだめですよ。館長が企画するんでしょう,これ。だれかがやってくれると思っているんじゃないの,次長。館長がやらなけりゃ,スタッフは動かないよね。だから,ぜひ今年度は……。赤字赤字と言うけど,お金でマイナスになっても,市民にそういった効果が上がれば,100万円ぐらい1回の講演で赤字を食ったからといっておっかながることないんじゃないですか。あまり……,理想は独立採算でゼロが一番いいですよ。でも,そんな赤字になることばかりじゃなくて,市民にそれだけの効果が上がれば安いものじゃないですか,と私は思いますよ。だから,びびっちゃって,効果の上がるものと考えていくと,じゃあ何と何だと決まっちゃうから,そうじゃなくて,目的で歌手を呼ばったり落語を呼ばったりいろんなのを呼ばっても,それは結果論であって,参加した市民に対してよりよい,そういった元気の出る石岡の何かに結び付けば安いものじゃないんですか,と私は思いますよ。だから,おっかながらないで,やはり市民がいろんなのを要望していますから,活発に館長が1年間の企画を立てるというのが私は大切だと思うんですが,今後よろしく,期待をしていますので。4月になれば兼務が解けるのかどうかわかりませんが,頑張っていただきたいなと,このように思います。
 昔のことを言ってはおかしいですけど,昔は活発にやっていたようにお聞きはしていますけれども,それがだんだんこういう現状になったようですけれども,ぜひ頑張っていただきたいなと思います。
 それから,もう1点,49ページの石岡地方斎場組合負担金,しつこいようで申し訳ないんですが,先ほど次長のほうから説明があったんですが,6,900万円が繰り越しになったと。わかります,この内容は。しかし,次長の説明の中で,土地の中で発掘調査をやらなくちゃいけなくなったとか,もろもろの土地の話が出てきたんですが,ということは,地図は見ているんでしょう,次長のほうで。斎場予定地の土地の地図とか建物の地図を見ているんでしょう。見ていて,斎場組合のほうから,今年度ここの部分がこういう理由で遺跡が出てきたから,この部分について発掘調査をやらなくちゃならないとか,そういう資料は見ているんでしょう。それで,この6,900万円を繰り越ししますよと,こういう話のように私は受け取ったんですが,私の前段の質問の中では,そういう図面は全然見ていませんと,そのようにおっしゃいましたよね。だから,その図面があれば,それをやっぱり委員会に出すなり,議会にそれを出してほしいということを私は午前中からの質問で言っていたんですけれども,次長は全然見ていませんという答弁だったんですけれども,その辺ちょっと。

生活環境部次長)前段でもお話し申し上げましたのは,平成20年度の基本設計のプロポーザル,技術提案書でございますけれども,それで1位になった事業者の図面は見せてもらっております。これは,位置図,この場所だということと,それからイメージの平面図,イメージの立面図,プロポーザルの資料は見せてもらっています。その資料をもとに基本設計を実施していると思います。それで,基本設計そのものは,そのイメージ図に倣ったより具体的な図面になっているはずです。
 これは,先ほど委員のご指摘ございましたので,早速先ほどの休憩時間に,本年度実施している実施設計については,現在つくっているところだから難しいであろうけれども,20年度に実施しました基本設計については,できるだけ議会審議の資料となるように提出をお願いしたいというのを,担当を通じですぐ要請をしてございます。その返事の確認はまだ行っていないんですけれども,そういう経過がございますが,私はそういう意味で,敷地の平面における最初のイメージ図,それから駐車場と建物と平面図のイメージ図は見てございます。そのエリアの中で,文化振興課のほうで確認調査を実施したという内容でございます。

前島(孝)副委員長)プロポーザルのときの図面というのはわかりませんけれども,私が言いたいのは,別に隠してやるものじゃないんだから,これ,議会の議決をもらってからじゃないと出せないと思いますけれども,斎場組合のほうで議決になっているものについてはどんどんもらってもらって,それで所管委員会なり議会のほうに説明をお願いしたいと思うんですね。余計なことかもしれないけど,斎場組合では出さないと言っているんだから。斎場組合の方がいますけど,もらっていないんだから,斎場組合自体も。この前,大分紛糾していましたけど,何で出せないんだとか,そういう実態なんですね。私も,何で図面を出せないんだろう,こんなにお金とか,建つ位置までも議決しているのに,何で図面を出せないのかというのが不思議なんですよ。それは,斎場組合のことだから口出しできないんだけど,私たちは別な意味で,こういうふうに変更になった,繰り越しになった,どの部分が繰り越しになったとか……。私,建設委員会をやっているときには,あそこ,都市計画で用途変更しなくちゃならないですね。そのもので見た経緯があるんですよ,その敷地。ざっくばらんな図面ですよ。大きな,縮尺が細かくなくて,わけのわからない何万分の1の地図ですけれども,見た経緯はあるんですよね。こっちの市民経済委員会になってからは,それが出されるのかなと思って期待していたんですけど,出ていなかったので,要請しても,斎場組合にも出していないものを,多分出てこないと思いますけれども,そこはいろいろ要請してもらって,早く議会に案の図面を出してもらいたい。
 それで,実施計画ができれば出てくるのかどうかわかりませんが,それでは遅いんですよ,もう。我々議会としては遅いんです。審議しちゃっているんだから。最初が肝心なんですけど,残念ながらそれがなかったので,担当部門としてはぜひ斎場組合のほうによく要請をしていただいて,何とかもらっていただくように努力をしてほしいなと,私の要望で終わります。どうもありがとうございました。

嶋田(佐)委員長)ほかに質問はありませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。
 次に,その他として発言はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,以上で市民経済委員会を閉会いたします。ご苦労さまでした。




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