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議会中継
  


 第5回委員会 (6月30日)
出席委員 徳増千尋委員長,大和田俊樹副委員長,小松美代子委員,磯部延久委員,関町芳弘委員,岡野孝男委員
市執行部 【企画部】
企画部長(田口賢寿),企画部次長(佐藤敏明),企画課長(宮本秀男),財政課長(鈴木幸治)
【消防本部】
消防長(山田恭),消防次長兼通信指令課長(倉持敏一),消防本部総務課長(田上次男)
議会事務局 議事法制課長(櫻井 茂)


徳増委員長)ただ今から,総務企画委員会を開会いたします。
 本日の委員会は,委員会改選後,執行部の出席を求めて開催する初めての委員会でございますので,どうぞよろしくお願いたします。
 本日の審査につきましては,お手元に配付いたしております協議案件書の順に進めていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
 本日,案件説明のために,委員長において説明員として出席を求めた者の職氏名は,企画部長田口君,企画部次長佐藤君,企画課長宮本君,財政課長鈴木君,消防長山田君,消防次長兼通信指令課長倉持君,消防本部総務課長田上君,以上でございます。
 それでは,これより審査に入ります。はじめに,BRTへの取り組みについてを議題といたします。事業の進捗状況について、執行部から説明をお願いいたします。

企画課長)BRT(バス高速輸送システム)への取り組みについてご説明をさせていただきます。資料の1をご覧いただきたいと思います。先月12日に開催されました総務企画委員会において説明の機会をいただきましたが,事業の進捗状況について大きくは変わってはおりませんけれども,委員会のメンバーが一部変わられたということで再度説明をさせていただきたいと思います。
 最初に「まちづくり施策の連携イメージ」の資料をご覧いただきたいと思います。このBRT事業の持つ意味合いを図で示してみました。BRT事業は,沿線住民の公共交通の確保はもちろんのこと,中心市街地の活性化から見れば,市の玄関口としての交通結節点機能の強化につながり,茨城空港から見ると,空港へのアクセス機能強化につながるものと期待しているところでございます。
 市街地のアクセス手段であるBRTは,中心市街地の活性化に欠かせない交流人口の増加につながり,茨城空港の就航路線が確保されたならば,空港の玄関口となる石岡駅を結ぶシャトルバス等の運行は,重要な交通手段となることからも地域公共交通の活性化にもつながります。
 このような相乗効果が期待されることからBRT事業は,地域公共交通の維持・活性化を基本としつつ,中心市街地の活性化と茨城空港の2つの事業を視野に入れながら推進にあたってまいります。
 本年度の業務につきましては,バス運行システムを構築し,茨城空港の開港が予定されている平成22年3月を目標に整備を進めてまいります。進捗状況でございますが,道路計画と運行計画に分けて説明をさせていただきます。
 最初に道路計画ですが,道路整備の測量調査は概ね完了し,現在,茨城県警との交差点協議と並行して実施設計に入っており7月一杯に完了する予定でございます。交差点協議につきましては,沿線には市内9か所の交差点がありますが,可能な限りバス専用道路としての定時性,そして速達性が確保できるよう調整を進めているところでございます。道路の幅員は,標準幅員を4メートルとし,交差点・バス停付近は6メートルを予定しているところでございます。
 次に都市計画道路の変更ですが,鹿島鉄道廃線に伴い,鉄道に準ずる定時性と速達性を持ったバスを運行し,その跡地の有効利用として公共交通への利用転換を促し,地域公共交通の活性化を図るため,起点の国府一丁目から終点の東大橋字六軒までの延長約2,590メートルをバス専用道路として都市計画決定を行います。
 スケジュールといたしましては,8月初旬に石岡市都市計画審議会に諮り,8月中旬に知事の同意を経て,決定・告示となる予定でございます。
 次に用地でありますが,現在,石岡市と鹿島鉄道株式会社,関東鉄道株式会社と協議中でございますが,軌道敷きの面積約30,000平方メートル,延長約2,600メートルは無償譲渡で,駅構内用地の面積20,700平方メートルのうちバスターミナルを予定している約4,000平方メートル程度は有償で取得する方向で協議を進めているところでございます。この内容については,地権者と概ね合意に達するものと考えております。
 次に運行計画ですが,最終的には法定協議会であります,かしてつ沿線地域公共交通戦略会議で検討してまいりますが,本数は朝夕の通勤通学で混み合う時間帯は10分間隔で運行し,バス停留所は鉄道駅があった場所や交差点付近を予定しており,だいたい300メートル程度の間隔で石岡市内は9か所程度設置し,車輌の台数はラッシュ時の10分間隔に対応するため5台を,運行事業者につきましては,公設民営方式により民間事業者にお願いをいたします。運行事業に関する協議・検討は,かしてつ沿線地域公共交通戦略会議で行います。
 最後に今後の対応についてでございますが,運行計画等はバス車輌の発注もあることから,10月頃までに決定をしていきたいというふうに考えております。なお,これら運行計画を協議いただくため7月17日に,かしてつ沿線地域公共交通戦略会議を開催いたします。
 当該事業の事業化決定につきましては,実施設計に基づいた最終的に判断をいたしまして,事業費については,9月定例議会に補正予算を計上させていただく予定となってございます。
 その他,資料として事業の概要それから全体スケジュールを添付させていただいておりますので,後ほどご覧をいただきたいというふうに思います。
 以上,簡単ではありますがBRT事業への取り組みについて説明をさせていただきました。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。ただいまの説明について,質問等ございましたら,挙手によりお願いいたします。

小松委員)資料1の今後の対応の法定協議会,かしてつ沿線地域公共交通戦略会議7月17日金曜日に開催されるということですけども,これは公開でしょうか。傍聴を申し込んだ場合に,傍聴は可能でしょうか。

企画課長)はい,公開いたします。7月17日金曜日,場所につきましては府中地区公民館。午後1時30分を予定しております。

徳増委員長)ほかに、ご質問ございませんか。いかがですか。よろしいですか。
 発言なしと認め、以上で,本件の審査を終了いたします。
 次に,中心市街地活性化対策の進捗状況についてを議題といたします。この件について,執行部から説明をいたします。

企画課長)中心市街地活性化対策の進捗状況についてご説明をさせていただきます。資料2をご覧いただきたいと思います。
 中心市街地活性化基本計画策定事業への取り組みは,中心市街地の居住人口の減少や商業機能の衰退等による中心市街地の空洞化を防ぎ,まちなかを再生するため,商業関係者や専門家,まちづくり会社そして行政が一体となり,内閣府からの認定を受けるべく着手した事業でございます。
 その後,平成20年10月7日に中心市街地活性化協議会が石岡商工会議所によって設立され,本格的な取組みが開始されました。
 平成21年3月10日に基本計画案を内閣府に提出いたしましたが,テナントミックス事業の内容を更に充実させること,BRTの乗客をまちなかへ呼び込む施策の明確化などが指摘され,継続協議となりました。
 今年度に入りまして,事業の核となりますテナントミックス事業を中心として見直すため,商工会議所を事務局とする中心市街地活性化本部会議が設立され,商業者代表,商工会議所及び市の担当者で意見交換を行い,4月9日を皮切りに7回の協議を重ねてまいりました。また,企画課,商工観光課,都市計画課の庁内検討会により,本部会議への提言内容を検討し会議にのぞんでまいりました。
 以上,見直した内容により,去る5月14日に内閣府と協議した所,高校生のまちなか参画イメージは良いが,テナントミックスを中心とする計画全体の修正が必要な旨の指導を受けてまいりました。それら指摘内容につきまして,本部会議等へ図りながら意見の集約を行い,修正を加えたものを内閣府へ示したところ,概ね了解をいただいている状況でございます。
 また,テナットミックス事業の財源となります戦略補助金を所管する経済産業省関東経済産業局に対し,6月17日に計画に基づく補助対象事業について打ち合わせを行ってきたところでございます。
 今後の予定といたしましては,7月に関東経済産業局との事前協議を終了させ,そして8月に内閣府との事前協議を終了し,9月に内閣府へ計画書の提出を行い,11月の認定を目指してまいります。以上がこれまでの経緯と今後の予定について説明いたしました。
 次に,計画の事業概要についてご説明をさせていただきます。青い帯で,石岡市中心市街地活性化基本計画の事業概要と書いたものがございます。それをご覧いただきたいと思います。
 この計画は,各事業についてターゲットを絞った2核1モールのゾーニングで整理をいたしました。
 2核のひとつ目が右側の右上にあります,交通結節点ゾーンで日本初のBRT導入と駅周辺整備,中心市街地へ誘導するためのインフォメーションの整備そしてステーションパーク活用事業でございます。
 2核のもうひとつが,左下に記載されております歴史のまちゾーンで,有形登録文化財等の歴史的資源の有効活用を図るためのゾーンでございます。今月24日に開催されました石岡市中心市街地活性化協議会の委員から,このエリアには20を超える神社仏閣があり,当市に来られた方々に回遊してもらうような物語ストーリーを設定してみては如何かなどの沢山の意見が出されました。
 そしてその2つの核を結ぶ1モールでございます。左上に記載されておりますが,商業テナントミックスゾーンでございます。交通結節点ゾーンと歴史のまちゾーンを結ぶ面的展開により,中心市街地・郊外の誘客を図ってまいります。
 今回大きく見直しをしたのは,このテナントミックスゾーンであります。これを詳しく記載したものがもう1枚の資料でございます。これまでの計画は,一箇所に複合的機能を備えたテナントミックス案を想定しておりましたが,活性化に寄与するには規模が小さすぎるとの指摘を内閣府から受けまして,駅前通りの空き店舗を複数活用した,業種・業態の異なる店舗を面的に展開することといたしました。
 主な特徴としては,まず一点目として石岡駅・BRT利用者の誘客という観点から若者,特に高校生の参画を盛り込みました。
 二点目として,中心市街地に住む生活基盤向上を目的に,農産物直売所等の日常品の買える機能等を盛り込みました。
 三点目として,イベント等のソフト事業と絡めることにより,テナントミックス店舗のみならず商店街全体への波及効果をねらいます。
 四点目として,交通結節点ゾーンと歴史のまちゾーンをつなぐ役割を果たし,回遊性を強化します。以上のようなものが挙げられます。なお,資料に示されております場所につきましては,特定されたものではないということを申し添えさせていただきたいと思います。
 次に,資料は用意してございませんが,目標値の修正についてです。旧来4つの目標を掲げておりましたが,テナントミックスの面的展開により,目標値設定を明確化するため2つに絞り込みをさせていただきました。
 目標1として,「生活支援機能が享受でき,快適で安心して暮らせるまち」で,中心市街地の居住人口修正後を,現況の4,850人を5,050人の200人の増の目標とさせていただきました。
 目標2として,「個性的な商業の活性化に加え,歴史的資産を活かした様々な人々が行き交うまち」で,歩行者通行料の修正後を1,218名に対しまして1,470人の252人増の目標とさせていただきました。
 増えた主な理由として,テナントミックス事業に係る通行量の上積みでございます。
以上,中心市街地活性化対策の進捗状況について説明させていただきました。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。ただいまの説明について,質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。カタカナ文字が多いとなかなか理解しにくいというのがあると思うんですけども。いかがでしょうか。
 テナントミックスということが一番この中で書かれているんですけども,テナントミックスが具体的にどういうものかということをお示しいただいた方が,分かりやすいんじゃないかなと思うんですね。また,テナントミックス変えましたでしょう。ですから,例えばこういうものだということを,将来的にこういうものを作っていきたいでも結構ですので。カタカナ文字は大変理解しにくいものですから。お願いたします。

企画課長)ただ今,委員長の方からお話があったように,横文字で非常に分かりにくいとご指摘をいただきましたけども,前回,内閣府の方につないだものとして,大きな事業の核としてテナントミックスという言葉でつないでおりました。先ほど私の方で説明をさせていただきましたけれども,テナントミックスとは何ぞやということですけども,業種業態の異なる店舗を面的に展開する,これまでいろいろ商売をされていて,その内容が,やっているんだけれどもうまくいかない,そういったものの内容を見直しながら,さらにこういったものに加えていくというような内容でございます。
 当初は1か所の場所を設定して,こういった様々な業種のものを1つの中に入れて対応するということで考えておりましたけれども,実際的に面積が狭いということもありまして,市内歩いていただきますとお分かりのように,かなりの空き店舗がございます。その空き店舗を活用して新たな物を作るということではなくて,空き店舗を改修して,ここにもありますように,地産地消のレストランであるとかですね,農産物直売所,それから市の方に立派な美術品等,そういったものがありますので,そういうものを一般の方に見てもらう機会がございませんので,そういったものを展示する場所,まちかどギャラリーと言ってますけども,ただそれだけでは採算がとれませんので,その中に地元の喫茶店等にご協力をいただいて,その中にお店を入れてオープンカフェとかという形で対応していくと。いろんな事業を計画させていただいております。
 今回の事業の特徴として,先ほどお話ししましたけれども市内の高校生,石岡一高,二高,商業高校の生徒さん達に協力をいただきながら,たとえば石岡二高の生活デザイン科というところがありますけれども,生活デザイン科については,全国のスゥイーツ甲子園というのにも出たりして,かなりな参画をして実績を上げている学校もあります。
 それとご承知のように石岡一高の園芸科においては,農産物を実際に市の方にも売りに来たりしておりますけども,そうした人たちのブースを設けて,一般の人と一緒になってまちおこしをしていくというようなイメージを考えております。そのようなところが特徴かなというふうに思います。ちょっと分かりずらい説明だと思いますけども,イメージとして持っていただけたかどうか分かりませんが,そのような形で進めていきたいというふうに考えております。

徳増委員長)ありがとうございます。何かご質問ございませんか。

小松委員)とにかく何かをやらなければというのが,今のまちの状態だと思いますので,力を入れて頑張っていただきたいと思いますし,協力できることはやっていきたいと思います。
 地元を歩いてまして,残念なんですけど,歴史のみちで整備された寿商店会は解散したという話を聞きまして,商店街解散してと思ったんですけど,現実にほとんど空き店舗が並んだ中で,商店会としての維持ができないということでした。ただ,街灯は商店街で毎月区費に上乗せして電気代を維持しているというようなお話で,ここは本当にお店が無いのに夜は明るいです。石岡のまちの中で一番明るい商店街かなと思うんですけど,でも現実には商店は数えるほどになってしまったんですね。とにかく,かつては歩行者天国で各地から視察が訪れたところで,皆さんお茶出しに,商店のおかみさん達がやったんですよ,と懐かしそうに話しをしてまして,懐かしがるだけではしょうがないですね。と話はしたんですけど,とにかく色々な事業を展開して,それを成功させてまちの活性化につなげていければいいかなと私も思っております。
 一つお尋ねしたいんですけども元の高喜跡地に今,ドラッグストアというんでしょうか,7月オープン目指して工事が進められているんですけども,この企業さんは一つの明るい希望の光というか,商店街にとっても新しい店が此処にできるということは,まだここでやっていけるという見通しが有るから新しい商店が入ってくるんだろうと,企業が入ってくるんだろうということで,期待が持たれていると言いますか,一筋の光を見出したとおっしゃっている方もおりました。この企業の誘致はどういう形で行われたかご存知でしょうか。一点だけ質問させていただきます。

企画課長)具体的な内容は聞いておりませんけれども,中心市街地活性化本部会議の中で,商工会議所の方から,多分ドラッグストアツルハだと思いますけども,こういうものが進出してきたよということのお話は聞いております。キチンとしたものでお答えできませんので,後で確認をして申し述べしたいと思いますけども,会議の中ではこういうことをやることによって,すぐ企業が入ってきてくれたという話は記憶としてはありますので,その理由がどういう理由かというのは,今ここでは申し述べることはできませんのでご了承いただきたいと思います。ただツルハの場合に,赤いかなり派手な色を使いますので,まち中の全体のイメージとしてどうなのかなというような意見は出されました。ただ,手前がかなり広い駐車場になっていて奥に建物があることから景観的にはさほど問題ではないですねということで,最終的に落ち着いた経過がございました。

徳増委員長)よろしいですか。

磯部委員)この中心市街地活性化事業。これは非常にですね,経済情勢からいろいろなことを鑑みる時に,どこでも頭痛の種なわけですよね。新聞に載っておりましたように,日立駅前の商店街,あれだけ大きなところが110灯の電気代が払えない。6月分は10万円分足りないので何とかしなければいけないという,それはシャッターでばたばた閉めて商店街全体で。今小松委員言われたように,寿通りも,せっかくあれだけの道路を造って,大金を投じて造っておきながら地元の方々。
 私はですね,確かに本部会議,こういったことを粛々と進めて表面的に非常に素晴らしい絵図が引かれているんですが,要は基本的に一番大切なことは,受け皿となる商店の店主さんとか,そういう方がもっと意識を改革していかなければならない対応になるわけですよね。ですから,商工会議所とも協議をされるでしょうが,そういう商店街の方々がね,自分達ができることは何をやらなければならないかと,いうようなことも同時にね,行政として進めていかないと,なかなかこれ,7回も本部会議ということで事務局と商工会議所ですかこの会議。やっぱり表面的なものでね,末端には全然伝わってこない。そういうものがあると思うんですよ。
 現実に私も金丸通りで商売張ってますが,だいたい6時半から7時になるとシャッターばたばた降ろして,スーパーは10時11時までやっている,コンビニは一晩中やってる。そういう状況で,先ほど歩行者天国の話もありましたが,私も20年近く前に金丸商栄会の会長をやっている時には,もう10メートルも先になると人で見えない,それくらい繁盛したというか,その当時は高喜があり,西友さんがあったと,丁度あの中心,ですからそういう面でね。それともう一つ,商店街活性化事業補助金ということでね,これは部署が違うかもわかりませんが,そういう制度も設けていながら,その認識の中でね補助金ありきだから何かやんなきゃと,何かやんないと損しちゃうぐらいの,ですからその辺の意識の改革ね。そういうものをやっぱり一緒に育てていかないとですね,中心市街地,BRTがあれした,あるいは駅中心をバリアフリー化して整備したといっても,この一点で終わっちゃう。やはり線でつなげる戦略というものが,これからは大きな課題になるのかなというような気がするんですよね。ですからその辺で,単一的なたとえば農産物直売所とか,あるいはまあ,そういうことはどこの自治体でも今やっている2番煎じ3番煎じになっちゃう。
 過日テレビでやってたのは,農家食堂とかいうことであれしたらば夕方になると品切れになるほど入ってくると。そういう考えも一つでしょうし,高校生の話もありましたが。要は受け皿になる部分での意識の改革,今後ね,どういうふうに事務局・執行部としては認識をされてるのか,その1点だけちょっと,これメンタルな部分ね,決して私ね,物事ネガティブに考えるわけじゃありませんが,現時点ではね,いくら投資してもね,大変失礼な話ですが石岡の中心市街地なんてのは,活性化にならないというのは今のままでですよ,私は自分で商売やっててよくわかります。ならないと思うんです。それを打破するのにはやはり,受け皿の整理であるとか認識の改革,こういうものに対してね,商工会を通して勉強会をやっていく方向性を見出しているのか,その辺の考えがあればね,お聞かせいただければと。

企画課長)ただ今,磯部委員さんから的を得た質問をしていただきまして,本当にありがとうございます。この計画について,内閣府の方に計画の素案を出した時に,やはり行政と商工会議所と,この両者が目立ってしまうと,実際にやる商業者はどうなんだということを言われました。確かにそのとおりであります。
 今回ですね,今現在,各それぞれの事業を実施するにあたってプレイヤーを探しております。必ずその中に商業者を入れて協議会等を立ち上げて,それぞれが事業ごとにまとまって,対応していくというような形をとっていきたいというふうに思います。それで,たとえば農産物直売所ひとつを見ていただいても,どこでもやってるねと言う多分話になると思うんです。ではなくて,今回うちの方がやろうとしているのは,多分農協さんの方にJAさんの方にお願いした場合に家賃が当然発生してきますので,その辺で実際受けてくれるかなと心配はしていたところです。ですので,生産者と直接折衝をして,ある程度のブースを設けてそこに入れてもらう。八郷地区には献上柿を含めて一流のものが沢山あります。その一流のものと,それから加工しないとできないような悪いものを,あったものを加工して,そういったものを安く安価で提供する。さらに,先ほど言いましたように,石岡一校の園芸科で出している,生産している農産物のブースを設けまして,そういったものを販売するというような形で考えているところでございます。
 合わせてですね,この7月26日に七夕まつりが開催されますけども,この中心市街地活性化,来年取り組むにあたって,前段として「軽トラ市」というふうに名付けまして,軽トラにいろんな農産物とか,それからいろんな物を積んでもらったものを提供してもらって,あの街中にズラッと軽トラが並ぶような事をまずやってみたいということで取りかかってみました。
 1つ地元で,地元の商店街で意識が変わってきたかなということはですね,今回の戦略補助を使うかどうかわかりませんが,全国でまちおこしをされているスペシャリストの方を呼んで,タウンマネージャーと言いますけども,そういった方をまち中に呼んで住んでいただいて「まちおこしをしていただいてもいいですか」ということを投げかけてみたところ「しょうがないね」という言葉が返ってきました。ですので,まち中についてはかなり,何というんですか,切羽詰まったものがあるというふうに感じておりますので,やり方次第ではよくなるというふうに思っております。ちょっと,答えになったかどうかわかりませんが。

磯部委員)ありがとうございました。実際ね商店街の方も,まあ後継者もいないし俺の代で辞めっから,今更金かけることもない。これは本音の部分ですからね。金かけることないよとか,そういう認識が非常に強いんですよね。やはり,いやぁ後継者今みたいに立派になれば,倅サラリーマンやっているよりいいからって戻ってくるんだよと。いうような意識を持ってもらうような方向性も同時スタートしないといけないのかなあと。
 それと2年前か3年前に私も提言したことがあるんですけどね,あの空き店舗対策事業,あういうことも結果だけ見ると中途半端なんですよね。空き店舗の対策補助金で修理代・補修費を出しても採算合わないから半年で止めちゃったり。少なくもあのようなものをやってく以上,向こう3年間はどんなことがあってもやるという確約書,それくらいのやっぱり基準を明確にしてね,実施していかないと,ある地域でも蔵の地域でね,蔵借りて喫茶店女性の方3人でやったら,2か月で閉めちゃったと。とてもじゃないが合わないというんでね。それで補助金は,なんか7・80万出したというような事例をちょっと研修に行って聞かされたんですが。ですから,そういう面でね,いろいろな角度から素晴らしい基礎になるものを作りだしていただいたんで,その辺も一緒になってね対応していただければと思いますんで,今後ともよろしくお願いいたします。

企画部長)私どもも,その辺の危惧と言いますか,十分に承知しているつもりでございまして,今回先ほど担当課長がご説明しましたように,プレイヤーを探しているということで,まず末端でどういう店の経営展開が見られるのか,そこまで細かいところまで具体的に見つめてみようという考えでおります。ですから,ただ今の,ご意見いただきましたけど,やはり2年3年はやはりその,離陸期間と言いますか,やはりその自立できるまでをキチンとサポートできる体制,ここまでフォローしながらこの事業を自立させていきたいという思いがございます。そういう意味でタウンマネージャーという話もございましたが,キチンとした将来を見据えた計画づくり,あるいは運営体制,経営のマネージメントというところまで,キチンと踏み込んで今回は計画なり実施にもっていきたいというふうに思っておりますので,今後とも内容を詰めた結果につきましては,随時ご報告させていただいて,ご指導賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。

徳増委員長)ほかには、ございませんか。よろしいですか。1つ伺いたいんですけれど,すごく希望の光のようにすばらしい計画ができたんですけれども,事業主体,企画ではこういうプラン作ってもその事業主体となる所,どこに任せるのかっていうのが,今のタウンマネージャーとこの計画の成功を握っているのがそこだと思うんですね。どこをお考えになっているのかお聞かせいただきたいと思います。

企画課長)ただ今の委員長の質問ですけども,どこが実施主体になって運営をするかということでございますけども,具体的にここだということはまだ決まっておりません。ただ先ほど申し上げましたように,テナントミックス事業の中でいくつかの種類の事業がございます。先ほど商業者の必要性を申し上げましたけども,商業者に中心になっていただいて,その協議会を立ち上げます。その協議会が全て運営の中心となって,さらにそれをこの計画を履行するためのまとめ役として,たとえば今まちづくり会社がありますけども,「株式会社まち未来いしおか」とか,そういうところに当たっていただくことが一番望ましいかなということで,そういう線で進めてはおりますけども決定ではございません。

徳増委員長)「まち未来いしおか」に多分,こういう事業って行くと思うんですけども、この計画に対してどの辺まで達成できたかとか,できなかった場合の要因を掘り下げて考えるとか,そういうところまで企画が一緒に入っていかないと,ただ任せただけじゃできないような,大変「まち未来いしおか」には失礼ですけども,そう思うんですね。あの全部任せてしまっては,ある一定期間まではそれこそ5年,6年は,共に歩いていかないとダメかなと思います。経済部もこれに入ってくるんでしょうけど,これは部を超えてやっていただきたいと思います。これは希望でございます。

徳増委員長)ほかには,ございませんか。

企画部次長)ただ今,委員長のご意見でございますが,私ども全く同感でございまして,市とまち未来いしおか,商工会議所あるいは商業者の関係がありますが,市の内部では現在,企画課,商工観光課,都市計画課が関係しております。計画立案が私どもですから,当然計画の管理運営は私どもですが,関連部署の2つの課とともに,この計画期間が5年間でございます。それは毎年度キチンと検証して,本気で5年間この計画を推進する体制を整えていくというのが,私どもで今考えているところでございます。庁内のしかるべき体制というのは今後具体化,認定の目途が立ちましたらば,予算執行それから関係者との協議をどのようにしていくか,具体的な組織の立ち上げをしていくと,このような考え方でございます。以上でございます。

徳増委員長)どうもありがとうございます。ほかに、質問ございませんか。

関町委員)私ども子供の頃には,よく石岡の町に親に連れられて,当然あの頃ですから歩いて行くなんて言うと喜んでついてきたものでございますけれども,最近見ますと逆に石岡の旧市内の子供たちが,家族連れで大型店もしくはジャスコとかヨークベニマルとか,また別なところへと,そういう傾向が非常に残念でなりません。是非とも素晴らしい計画なので5年という計画の中で遂行していただきたい。よろしくお願いいたします。

徳増委員長)もう1つ,かしてつ応援団の高校生,BRTのことと同時にまちなかのことも一緒に声かければきっと応援団の方達は乗ってくると思いますので,声をかけて一高の生徒と一緒にやっていただきたいと思います。

徳増委員長)ほかにはございませんか。発言なしと認め、以上で,本件の審査を終了いたします。
 次に石岡市行政経営システムの概要についてを議題といたします。この件について,執行部から説明を願います。

企画課長)石岡市行政経営システムの概要について,ご説明をさせていただきます。 資料のですね,3をご覧いただきたいと思います。最初のページに「石岡市行政経営システムと主要計画の関連図」というものが書かれています。
 行政を経営するためには,組織が果たすべき使命・将来像を描き,それらを実現するために必要な戦略を立て,「顧客の視点」「財務の視点」「業務プロセスの視点」「学習と成長の視点」4つの視点において,バランスを取りながらマネジメントしていく必要があります。
 石岡市が果たすべき使命,目指すべき将来像は,まちづくりの指針である第1次石岡市総合計画であります。総合計画には,使命,目指すべき将来像を達成するため,政策・施策等が戦略として位置づけられてございます。
 総合計画の実現へ向けて,顧客の視点については,毎年度,市民満足度調査を実施し,市民の目線に立った政策を展開し,財務の視点から,持続可能な財政運営を目指し,業務プロセスの視点として,行財政改革大綱に基づき,各種改善活動を実行し,学習と成長の視点にて,すべての活動を支える職員のスキルアップが図られているところでございます。
 石岡市行政経営のツールは,目標管理によって,市民満足度調査,行財政改革大綱,財政健全化プラン,職員人材育成基本方針,すべての機能を支え互いに連携させることにより,石岡市のまちづくりの目標である「風と時が輝く“和”のまちいしおか」第1次石岡市総合計画の実現が可能となってまいります。
 次のページをご覧いただきたいと思います。行政経営システムの組織図が書かれています。石岡市行政経営システムは,経営の視点に立ち,図で示した組織体制により行政経営を行っているところでございます。
 経営本部会議は,市長が本部長となり,これに特別職と部門長が加わり最高意思決定会議となり,経営方針を決定してまいります。その下に副市長をトップに各部長等が各政策部門長として加わった政策方針会議を協議いたします。その下に総合計画の8つの柱毎に部門長が座長となり,予算や人員配分等の案を作成したものを各分野で協議,その内容について政策方針会議がまとめ,「経営本部会議」に報告し,決定されるという流れでございます。
 次のページをご覧いただきたいと思います。横長のスケジュールになります。平成21年度のスケジュールでございますが,現在は,今月当委員会で報告させていただきました市民満足度調査結果を,政策部門において基本施策毎に現状分析を行っております。
 具体的には,昨年度の現状分析結果に対する本年度の取組みや制度改正の状況などを踏まえて,新年度における新たな課題や継続的に取り組む課題を整理しているところでございます。7月中には,整理された課題の中から政策部門毎に優先的に取り組むべき課題や早急に取り組む課題を決定してまいります。
 その後に,政策方針会議において政策毎の優先的,あるいは重点的に取り組む課題について協議を行ってまいります。そして,8つの政策でそれぞれに新年度へ向けた課題をまとめてまいります。
 8月には,経営本部会議において,全庁的に協議した結果を本部長である市長に報告してまいります。これに市長が政策的な判断を加えて経営方針素案を策定し,新年度の重点テーマと優先施策を決定してまいります。
 さらに,経営方針素案を受けて,財政状況や事務事業の分析結果を踏まえながら事務事業の優先度を協議し,各政策部門で新年度への政策方針をまとめてまいります。
 まとまりました各政策方針を受けて,年末に向け経営方針を決定し,その方針に基づく新規事業の提案を含めて予算編成へと繋がってまいります。
 以上,石岡市行政経営システムの概要について説明させていただきました。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。ただいまの説明について,質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

企画部長)今年度の作業スケジュールと言いますか,流れでございます。この中で我々が狙っておりますのは,これまで予算を事業単位で査定をして予算付けを決定していたものから,重点テーマあるいは優先施策というようなものに格上げをして,重点的に予算を付けるものを絞り出すということを主眼としてございます。
 今年度も2つの重点テーマと5つの優先施策ということで予算付けをいたしました。その意味合いはやはりその市民満足度調査に基づいた市民のニーズに応えるべき優先施策,これをキチンと5つテーマとして出したということと,分野横断的に各部局が一丸となって将来の石岡市のために取り組むべき重点テーマ,これを2つに絞って,それについて予算付けを行ったというのが21年度の予算編成の内容でございます。
 同じように22年度に向けてこのような作業を進めていくことによりまして,単にマイナスシーリングで一律カットということでなくて,予算付けのメリハリをつけるという作業を行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。
 そのためには,各部門毎の議論をし,これまで縦の流れ,部単位あるいは部の中の課で議論をするのではなくて,この8つの部門ごとにそれぞれ議論をし,その中でとりわけ重要なテーマ,施策,政策について会議の中で議論をし集約をして行くという作業をすることによって,お互いに事業の必要性を認め合う,あるいは予算を削る作業についても比較検討する中では止むを得ないというようなことでの,納得のいく作業をプロセスをこの中で組んでまいりたいというふうに考えております。
 これまで一律に市長が決定したからと,いうことでなくて各部門ごとに納得のいく政策論議をさせていただきたいということが主な流れでございます。以上でございます。

徳増委員長)今,部長の方からわかりやすく説明がございましたけども,いかがでしょうか。

小松委員)今回,市民満足度調査のアンケートの結果,駅市街地等の整備というのは,年代に関わらず上位にランクされております。個別のアンケートの意見のところを見ますと,「こんなお金をかけた調査は必要ないんじゃないか」といったような意見が個別に書かれていましたけれど,私はアンケートというか調査が一番大事だなと改めて認識しました。それは,アンケートもありますし,それから個別に何らかの形で対話によって,市民のニーズを聞き出すということもあるでしょうし,それは特別な場所を設定しなくても,あらゆる機会に市民の意見を聞いていく,そういう姿勢を持っていれば,ある程度の市民の要求も出てくる,そういう場合もあるかと思います。基本的にはやはり,市民が何を考え,何を要求しているのか,一番市に望むことは何なのか,そういうものを把握する,調査するということが大事だなと認識したところです。
 調査は継続してやることに意義があるわけですよね。引き続いてと言っていいのかどうかあれですが,やはり調査することは第一義的に考えていただきたいと思います。
 先ほど申し上げました,駅・市街地等の整備が上位にランクされているんですけども,実際に駅・市街地に関わっている,いわゆる国府地区というか,そこのアンケートの回答率がどうかというと,必ずしも高くないんですよね。高くない中で1番ここに要求があるというのは,石岡のまちの顔として,やはり市民は駅と市街地の整備をしてほしいと,いうふうに考えているんだなと私は今回,市民満足度調査の結果を,若干斜め読みのところあるんですけども,見た中で感想として持ちました。課長と部長のただ今の説明についてもよくわかりました。了解いたしました。

徳増委員長)ほかにはございませんか。
 あの,選択していくことが大変難しいと思うんですね。新規事業がどんどん入ってきて,限られた予算の中で,じゃあ選択と集中をどうやっていくかという,その切る部分,補助金の関係があるんでしょうけども,それをいつまでも継続していたら,なかなか集中して1番大切な部分に,財政投入ができないんじゃないかと思うんですね。ですから,もうこの辺で,よく市長がおっしゃる様に選択と集中を実行に移す時期ではないかなと,言葉だけでなく,こういう経営本部会議の中で,本当に選択をしてほしいと思います。
 職員の数が少なくなっていって,財政も本当に窮屈になっていって。じゃあ,全部できるかと言ったら,絶対出来るわけではないので。できません。これは切りますと言う勇気を持っていただきたいと思います。ですから,選択を思い切ってやっていただきたいと思っております。

企画部長)本年度からでございますが,補助金につきましても,これまで交付決定に当たっては,事業名と金額のみの決定通知でございましたけれども,今年度からは,その下に付記を設けまして,この市の苦しい財政状況の中で,効率的な執行に努めるようにということの文面を付加させていただいております。
 さらに,当然見直しもありうるというような事の我々の苦しい立場もキチンと明文化いたしまして,各団体に通知をしているところでございます。そういう中で今年度もさらに補助金の内容について事務事業の結果を踏まえまして,精査をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。

磯部委員)先ほど,部長の説明を聞いて,なるほどここ1・2年,行政運営から行政経営に変わりつつあるなと,いうような認識を新たにしたわけですが,私も市民満足度調査,また個々の意見も1通りとはいきませんが読ましていただきました。
 十人十色いろいろな意見がありますよね,これ見ますと。その中でね,それを全部受け入れてやればこれ1番市民の方は満足するんでしょうが,財政的なもの,あるいはいろいろな面で人為的なもので受け入れられない。その時に私は行政がね,これから1番大切なところは今委員長が言われたように,切る所をきちっと切ると,いうことは非常に大切なんですが,その時の説明の責任というのがね,今まで欠如していた部分が多々あるような気がしたんですよ。ですからなぜこれは廃止になったんですか。こうですよ。というようなものが重なってくれば,正直私なんかも知ってる方で,子育てまっただ中の人は,教育予算をもっと取ってよと。要望ですね。あるいは,家に高齢者を抱えている方は,やっぱり在宅介護,福祉,こういうものに予算を沢山取ってくださいよ。というそれぞれ自分のライフスタイルを中心にした発想が多いんですよね。その中でやはり市民に満足をいただける,やはり私は51を超えれば満足とみてよろしいと思いますんでね。現状論,社会の秩序から行けば。切る事業とか,あるいは先延ばしする事業全てにね。ある意味もう少しね,丁寧なる説明って言いますかね。そういうものを今後ね,是非心がけていただければと,これは私の意見としてねお願いができればと言うことで,申し述べておきます。

企画部長)ありがとうございます。私どもも,単に予算がないから切るということはできないと十分認識してございます。そういう意味で今年度から被補助者と事業者と正面から向き合って,1つ1つの事業がどういう成果,効果をあげているのかということを事業をやりながら考えると,見極めるということが必要なんであろうと言う風に思っておりまして,単に補助金をつければ市の役割が終わったということではないということで考えております。そういう意味で,そういう説明責任と言いますか,そういうものをキチンと,これからも自覚しながら,対応してまいりたいと考えております。

岡野委員)今のちょっと関連しているんですけども,たとえば学校の統廃合とか耐震化の関係が出てきていますが,耐震補強事業みたいなものが出てきてますが,例えばプールなんかはですね,これは1校に1つずつあると。しかも,今後その補修の必要が出てきたりすることもあるわけですよ。はたして,1校1つのプールが必要なのか。そういうことをですねよく精査をしてね,あの維持費,電気料等々,非常に莫大な金がかかる。しかしながら,じゃあ利用している期間はどのくらいなのかと言うと,ホントに微々たる期間で,しかも中学校とか小学校,それぞれでの維持管理に大変その気を使ったり金が掛ったりしているわけですよ。その辺のところもですね,もっと節約できるものは節約をして運営をしていく。そういうものも考えるべきではないかと思っているんですが,その点についてどうでしょう。

企画部長)この学校のプールの運営につきまして,まだ正式な形と言うか,議論はしてございませんが,現在の担当部署との我々の認識といたしましては,集約すべきじゃないかというふうに考えてございます。そのためにどういう形で授業を行うかというところが1つの課題になろうかなというふうに思っておりまして,子どもたちを輸送するシステムであるとか,あるいは,その時間帯の割り振りであるとかですね,そういうものを学校全体の授業スケジュールの中で調整するような,必要性があるんではなかろうかなというふうに,考えているところでございます。そういう意味で,今後の耐震化の中でプールの必要性というものが議論されていくのかなというふうに,我々といいますか,財政を預かる身としても期待はしているところでございます。

岡野委員)あの,なるべくですね,その検討期間は短くして結論は早めに出して,予算に反映されるような形で進めていただきたいと思います。以上です。

関町委員)ただ今,岡野委員さんから,その学校のプール問題が出ておりましたけれども,東小おかげさんで建て替えが実施されるわけでございます。当然,今まであったプールは壊されまして,これから多分,市のプールを利用するようになっていくのかなと,こう思っております。
 話が飛んで申し訳ございませんが,先ほど小松委員さんがね,駅の周辺のことを言っておりましたけども,やはり優先順位からみたら石岡の顔,前は土浦と水戸の谷間と言われた石岡。今はまして,神立と羽鳥の谷間になろうとしております。そういう駅周辺の整備をもっと重点的にやるべきかな,こう思っております。
 東側の駅前から村上六軒線への道路の整備あるいはその駅周辺の整備をどう進めてまいるのかお示しください。ご回答お願いいたします。都市建設関連になっちゃいますか。

企画部長)駅・市街地等の整備ということで,アンケート調査においても市民の方々の関心が非常に高い,毎年高いところでございます。そうした中で,私ども都市建設部と連携を図りまして,駅周辺整備の在り方について議論をしているところでございます。その中で,都市建設部サイドは,駅周辺整備の都市計画決定に向けて,22年度その作業に入りたいということで,現在調査事業を進めているところでございます。BRTの関連で東側の土地利用が先行して進んでおりますけども,それと併せて駅舎,それから跨線橋西側の広場の在り方。こういうものをキチンと精査をして1つの形にしていこうと,その中には市民の方々のご意見も聞きながらまとめていくというようなことで,事務方としては作業を進めているところでございます。さらに,全体のイメージと言いますか,考え方で申しますと,駅の東側はやはり住機能を重視すべきであろうという考え方。西側は商業あるいは,まち中居住といいますかそういうものでの整備を重点的に行うという色分けといいますか,すみわけをキチンとすべきじゃなかろうかなというふうに思っております。そうした上で,ただ今道路の整備の話もございました,駅前・東ノ辻線につきましても今年度特例債での予算付けを保留させていただいておりますが,他の事業の進捗状況を見極めまして,その予算付けについても,ただ今担当部局とも議論付けをしておりまして,できるだけ早い時期に予算付けをしてまいりたいと考えております。以上でございます。

関町委員)ありがとうございました。駅周辺また駅舎の整備の方,できるだけ速やかに,特に茨城空港が開港されるわけでございますから,進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

徳増委員長)ほかにはございませんか。
 補助金の関係で,この中心市街地活性化プランが認められないと,補助金おりないんですよね。ですからこの11月目途,まずやっていただくことが1番だと思いますので,よろしくお願いします。でないと,なかなか駅の方に手がつけられないと思います。他にはございませんか。
 
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

徳増委員長)発言なしと認め、以上で,本件の審査を終了いたします。
 次に,本庁舎耐震化の考え方についてを議題といたします。この件について,執行部から説明をお願いいたします。

財政課長)資料4の本庁舎の耐震化の取り組みにつきまして,ご説明申し上げます。
 本年度の業務でございますが,大きく2つに分けて考えてございます。
 1つには,耐震方策が実施されるまでの緊急対応策といたしまして,災害時の庁舎の避難方策の拡充や地震時の初期対応について,早期に可能な対応を実施してまいりたいというふうに考えてございます。
 2つめには,工法の整理・検討でございまして,耐震補強工事及び空調設備や電気設備などの附帯設備工事を実施する場合,それとそれ以外の工法を実施する場合の費用対効果などの整理・検討を行うこととしてございます。
 具体的な3番の進捗状況でございます。最初に,緊急対応策といたしまして,地震に対する対応マニュアルでございますが,消防法の規定に基づき策定されております「石岡市役所本庁舎消防計画」について,火災等の災害時や地震等の活動などの内容を見直しまして,合わせて,地震に対する対応マニュアルを策定しているところでございます。避難訓練でございますが,今後,消防計画に基づきまして実施したいと考えております。
 次に,災害時の避難方策でございますが,2階以上の上部階層における階段,現在では避難は階段だけでございますが,階段以外の避難方策につきましては,はしご等による避難方法について,検討しているところでございます。
 合わせまして,現在,本庁舎2階の総務課にございます地震速報システム,これについて活用についても検討しております。 
 2のめの,工法の整理・検討でございます。耐震補強工事及び附帯設備工事の概算工事費でございますが,耐震補強の概算工事費につきましては,昨年度の耐震改修計画の中で4億7,000万円と算出されております。附帯設備工事につきましては,本庁舎が建築後35年を経過しておりまして,空調設備や電気設備なども老朽化しており,その費用全体として耐震補強工事費程度まで,かかるんじゃないかと想定してございます。今後,改修する設備及びその概算費用について検討してまいります。
 非常用電源それからコンピュータの設置場所につきましても,合わせまして,防災の観点から,関係課と検討しているところでございます。
 耐震補強改修以外の方法で実施する場合,この場合の手法・規模等でございますが,これら補強工事の費用対効果を見極める上で,比較する他の方法をいくつかの形態に分けまして,今後その手法・規模等について検討していくこととしております。
 最後に,協議,比較検討する場の設置でございますが,今後の方向性につきましては,各部局長等で比較検討する場を設けていきたいと考えてございますが,現在,防災担当である総務課や住民情報などのコンピュータを管理する情報システム課と耐震補強工事及び空調設備や電気設備などの附帯設備工事を実施する場合,それ以外の工法を実施する場合のそれぞれのメリット,デメリットにつて,費用対効果などについて,整理・検討を進めてございます。
 以上が今年度の耐震化の現在の状況でございます。続きまして最後のページでございます。昨年度実施いたしました耐震改修基本計画の結果につきまして,先の委員会でご報告をいたしましたが,改めてご報告させていただきます。1番上に記載してございますのが耐震診断の結果でございます。
 耐震指標でありますIs値につきましては,補強を要する判定基準値である0.6以上が,必要ということになってございますが,これに対しまして,X方向,庁舎前の駐車場から玄関に向かいまして,横方向,長辺,長いほう,横方向ですね,これにつきましては,地階が0.57,1階が0.47,2階が0.40,3階が0.29,4階が0.50という結果になってございます。
 Y方向は,本庁舎前の駐車場から玄関に向かいまして,奥側・縦側の短い方向でございますが,こちらにつきましては地階が0.33,1階が0.57,2階が0.53,3階が0.44,4階が0.55ということで,いずれも数値にいたしましても,耐震判定指標を下回っておりまして,結論としましては,「本庁舎の上部構造は,耐震性に疑問があるものと考えられる。」というのが結果でございました。
 その下に書いてございますのは,各それぞれの調査項目の結果でございます。のちほどご覧おき願いたいと存じます。以上でございます。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの説明について,質問等がございましたら,お願いいたします。

磯部委員)ただ今説明いただきました。いずれも構造上耐震性に疑問があるという中でですね,最初に説明ありましたいろいろな事案がでておりますが,これは検討であるとか協議に入ると,いつまでにこれは結論出す予定でいらっしゃいますか。

財政課長)まず,緊急対応策につきましては9月秋口を目途に実施してまいりたいと考えてございます。それから工法の整理検討についても現在,課長級の委員会を作って,検討に入るという準備をしているところでございます。これの結果につきましても,年内には出したいというふうに考えてございます。

磯部委員)これはいずれにしても,ただ今報告がありましたように疑問ありということで,疑問ありということは,1年過ぎるごとにおかしくなってくるわけですよね。ですからやはり,予算との絡み全ての事があろうかと思いますがね,年内なら年内までには,今お答があったようにですね,何らかの形で方向性を明確に打ち出して,次,第2歩をどういう方向で持っていくかということを十分にね,これあの災害時の避難本部,いろいろな面での本部にもなるわけですし,そういう面も含めてね,あの是非とも年内には結論とまではいかなくてもね,方向性を明確にして,是非次のステップに進んでいただきたいと思いますので,よろしくお願いします。

岡野委員)私は基本的には,この本庁舎にですね,本庁舎をやはり別な形で新たに作っていくことが望ましいんではないかと思っております。やはりこれ,どれくらい掛るかわかりませんが,いずれにしてもこの庁舎を改修していくことになると,たとえばその金額が10億とか,今課長の話を聞くとまあ10億近く掛るとなると,しかし10億を掛けても果たしてどのくらいの期間その持続,もつことができるのかという耐用年数ですか,そういうものを考えたときに果たしてそれを,その投資するだけのものがあるのかということも含めてですね,検討すべきではないかと。
 それからもう1つは,緊急の耐震化の事業の中で工法として内側に筋交いを作るというようなことするのが,果たしてそれはいいのかどうか,たとえばそうせざるをえないのか,ちょっと,内側の筋交いというのは非常にこの手狭な庁舎がずっと手狭になってくるということで,非常にその色々な面で支障が出てくるんではないかと思っているんです。その辺についてどういうふうに考えているかお願いします。

企画部長)今回の調査結果に基づいた耐震の工法としまして内側に鉄骨での筋交いを入れるという案が示されてございます。このことによりまして,やはりかなりスペースが狭められる。特に1階の市民総合窓口のところについては,お客様の上に筋交いが入る様な事も想定してございます。そういう意味でお客様,職員含めて非常に不快な感じを与える内容でございますが,そういう事も含めまして,この庁舎の耐用年数と絡めた費用対効果ということが,1つ大きな判断基準になろうかなというふうに思っております。
 それと併せまして,他の工法手法でのこの耐震に変わる手法と言いますか,他の市の施設を使う方法であるとか,あるいは新たに建て直す方法も当然視野に入れた検討が必要ではなかろうかなというふうに思っております。どの方法が,よりベターなのかということについての結論を出すということでの作業に入ってまいりたいというふうに考えております。

小松委員)本庁方式で進めているわけですから,本庁の耐震化というのはやらなければならないものだと思うんですけども,今,本年度の業務で9月からまたその工法等は,年内秋以降というような結論がその時期に出されるようですけども,実は八郷庁舎の2階を図書館にするということで,その耐化の問題がクリアされたというような,どういう図書の配置になるか別としても,一応耐えられるという結果は出たようなんですけども,こちらの結果次第によっては,八郷庁舎の図書館としての事業の進展も測れない状況にあるじゃないかと思うんですけども,その辺は全く関係なく,あちらはあちらで教育委員会で進めて構わないことなのかどうか,その辺はどのようにお考えですか。

財政課長)八郷総合支所におけます図書館,図書室といいますか,図書館としての利用につきましては,今年度の予算として,私ども財政課の方で予算付けをいただいて,現在調査を掛けているところでございます。この結果はこの結果といたしまして,八郷庁舎につきましては平成6年度の建築ですから,当然新耐震基準で造ってございますので,ある程度のレイアウトを今回作ろうかと思っております。その中では耐えられる庁舎としての,図書館として耐えられるレイアウトは作れるだろうというふうに思っております。
 ただ,本庁舎の耐震補強につきましては,当然八郷総合支所に関わらず,補強する場合であっても,他の公共施設を一時的に利用しなければならないだろうということは,当然想定されますので,それは併せて同時並行と申しますか,やはり本庁舎の耐震であるということが決まれば,当然引っ越し先とかいうことも出てきますので,それは支所も1つの移転先の1つとして考えられると思いますが,それは結論が出たときに他の施設も含めて考えていきたいと思います。

小松委員)課長の説明はわかるんですけども,仮に2階のフロアを図書のフロアにするにしても,何年もかかるわけですよ。どういう図書をそこのフロアに持って行くか。教育委員会の図書の部門でそれなりにそちらの図書館としての機能をどういうふうにするか検討に入って,そこに蔵書を持って行くにしても時間がかかると。
 気の毒だなと思うのは,イベント広場そのものの,あそこに複合文化施設を造るための準備を延々とやってきたわけですよね,教育委員会は。
 ところが合併によって,あの複合文化施設は合併協議会の事業ではあったんですけども,合併特例債事業ではあったんですけども,送られ送られて今はもうこれはもう無くなるんじゃないかというような中で,イベント広場の管理だけは教育委員会なんだそうですよね。で,だからそれはどうなんですか。ず〜とっていうことも含めてですよ。計画は誰が見ても宙に浮いているわけでしょ。これは財政が豊かになったらと言うのは分かりますけど答弁がね。財政が豊かになったら特例債事業は順次行うんですみたいな事かもしれませんけど,現実問題としてはそれも棚上げになっている中で,イベント広場の管理だけが教育委員会で,八郷庁舎の2階のそれも,ひょっとしたら本庁舎の耐震補強工事によっては,これもまたどうなのかなという危惧もあるわけなんですけども。いかがでしょうか。

企画部次長)実は昨年の10月でしたか,中央図書館から,もういいんではないかということが,申し入れがありました。管理を企画課に戻したいという。ただですね,筋論から言いますと,複合文化施設を止めるということは決定されておりません。なので,私どもがそういう中で不用意に所管替えで受けるということは,議会の皆様に誤解を受けるのではないかということで,丁重にお断りをしたところでございます。あくまで私どもは,市長の意向はですね,中止ということは一言も言っておりませんで,ちょっと先に送っていくという事でございます。
 もう1つ,八郷庁舎の2階に図書室あるいは図書機能を置くということに関しては,実際の作業に入りますのには教育委員会との協議が必要になってまいります。これはご指摘どおりです。これは事務レベルできちんとやればいいわけでございまして,そのことと今度は本庁舎が耐震化をする,あるいは建て替えをする,そういう選択肢がいくつかある中で,どうするのかということは,合併の時の約束ごとである本庁方式の線路の上で動いているものですから,それを基本として私どもは事務的な整理をさせていただいております。当然その枠組みを変更するということになれば,それはまた別段の議論が必要かと思われますけども,現段階はその線路の上で議論をしていくというのが我々の務めかと思っております。そういうことでよろしいでしょうか。

徳増委員長)休憩いたします。

 − 休 憩 −

徳増委員長)再開いたします。

磯部委員)これは要望なんですが,先ほど岡野委員からも出たように,10億近い金かけて耐震しても何年持つのかというような検討の中で,耐震化の検討もこれは必要ですが本庁舎を建て替えた時にはどのくらい掛るものかぐらいの資料はね,やはり提示して,これは建て替えるとかそういうことではなくね,そうすればその費用対効果の問題も,我々も聞かれてもね,「ところで庁舎って建て直すといくらかかんですか」と言われても,やれ50億かな100億かなって,本当に雲をつかむような数字しかわかんない。ですから私は先ほど申し上げましたようにね,いろいろな検討をする時に色々な角度からね,対面からじゃなくて側面,上から下から検討した時に耐震化と整合性を持って絡んでくるのが建て替えた時にはどうなるかというようなものも含めてね,その辺を参考資料といいますか,これは別に表に出したってね,建て替えますよというあれじゃないから,私はそのくらいの資料も必要な中で,委員会で検討していかないと耐震が果たして費用対効果がどうなのかっていう事の結論がなかなか出せないと思いますんでその辺,要望としてね,よろしくお願いできたらしたいと思いますんで。

企画部長)ご意見の通りだと思っております。幅広に検討させていただいて,その結果をご報告させていただいて,ご意見を賜りたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。

徳増委員長)質問はないようでございますので発言なしと認め、以上で本件の審査を終了いたします。
 次に執行部より,消防団の再編及び市町村消防の広域化について,またその進捗状況を報告したい旨の申し出がございましたので,これを許します。

消防本部総務課長)お手元にお配りいたしました,資料により消防団の再編及び市町村消防の広域化の進捗状況について2点ございます。資料1ページをお開きください,朗読させていただきます。
 1点目の消防団再編につきましては合併当時から,分団長会議や団本部会議を重ねまして,より良い再編に向けて慎重な検討が,現在も行われておりますが,その主な事項は,次のとおりです。
 1,消防団車両全車両43台を効率的に運用するため,分団の適正配置や管轄区域を検討し,災害現場活動における消防力の強化に向けて,住民ニーズに沿った最良の出場体制を構築する。
 2,消防団車両などの更新計画は,消防団再編計画方針が決定後に,作成する予定です。
 3,消防団の組織につきましては,その方向性を分団制にしていくことで検討をしております。
 4,消防団再編と常備消防の広域化は関連しますので,その連携を強化する為に,6月から常備消防と消防団の合同訓練を開始しました。また,ポンプ操法の指導につきましても,職員主体の指導から,団員との合同指導へと変更しました。
 5,第1次石岡市総合計画の中でも,「消防団員の会社員化が進み,団員の確保が困難なことから,そのあり方を再検討する必要がある」。また,国民保護法の施行によりまして,団員数を確保して欲しいとの国からの指導方針があり,更に,山林火災や土砂災害・霞ヶ浦周辺の水害等の災害を想定しまして,防災航空隊や隣接消防との応援協定の充実・人海戦術などの対応を十分考慮した上で,必要な団員の確保を図って行きたいと思います。
 進捗上での関連事項,@合併後,平成19年3月に,石岡市国民保護計画が策定されまして,消防団は,国民の保護措置におきましても,住民の避難誘導などの重要な責務が期待されております。
 A平成18年6月には,消防組織法一部改正がありまして,常備消防の広域化を推進することになりました。その中で,広域化後の地元消防団との緊密な連携の確保が必要とされております。
 2ページをお開きください。2点目の市町村消防の広域化進捗状況につきましては,昨年5月と9月の総務企画委員会におきまして,ご報告させていただきましたが,今回改めまして,その進捗状況などをご報告させていただきたいと思います。
 1,平成20年3月 茨城県消防広域化推進計画が策定されました。その計画は,県内を5ブロックに分けて,市町村の意向を尊重すること,地域的なつながり,人口は30万人以上を目指すことの3点に留意して,そのブロック内で広域化の検討を行なう。
 2,石岡市は,県南ブロック(15市町村 人口104万人,消防職員1,512名)での検討状況は,現在のところ,広域化に向かって,それぞれの消防本部の現在の体制などの資料作成や,広域化した場合の業務の分担予想などを,検討しております。
 3,広域化推進上大切なことは,市民の方の安全安心の確保でありますので,現在の石岡市の消防体制の確保と,その充実向上を目指して,慎重に検討する必要があると考えております。
 4,県南ブロックでは,平成20年8月に県南消防長8名で構成する,茨城県県南ブロック消防広域化研究会を設置し,その下部機関として,10月には作業部会・分科会を設置しまして,自主的な意思に基づいた広域化を継続して検討している状況です。
 進捗上での関連事項,第1次石岡市総合計画の中でも,市民の安全安心を確保する上からも,消防施設の適正配置や充実強化のためには,消防の広域化を進める必要があるとされております。
3ページをお開きください。茨城県で作成しました,茨城県消防広域化推進計画のパンフレットをコピーし添付いたしましたので,参考にしていただきたいと思います。報告は以上でございますが,今後とも状況などの変化が見られた場合は,随時ご報告させていただきたいと思いますので,宜しくお願いいたします。以上でございます。

徳増委員長)ただいまの報告について,質問等がございましたら,お願いいたします。

小松委員)県南ブロックは,県南ブロック消防広域化研究会が設置されたようですけども,またその下部機関として作業部会,分科会が設置されたようですけども,県西ブロックは,状況はどうようになっておりますでしょうか。

消防長)ただ今の県西ブロックについて私の現在,把握している範囲内でお答えしたいと思います。
 つい先日,10日ほど前に茨城県の方が来まして,その方と確認したんですが,予定では4月から作業部会をスタートするということで動いてはいますが,その後,それが動いているか動いていないかにつきましては分からないと。そんなところで私の知っている範囲はそういうところでございます。以上でございます。

徳増委員長)ほかに、質問はございませんか。
 
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

徳増委員長)発言なしと認め、以上で,本件の審査を終了いたします。長時間にわたりありがとうございました。以上で,総務企画委員会を閉会いたします。




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