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議会中継
  


 第10回委員会 (11月30日)
出席委員 塚谷重市委員長,菱沼和幸副委員長,山口晟委員,徳増千尋委員,磯部延久委員,関口忠男委員
その他の出席者 前島守雅議長,島田久雄副議長,高野要議員,小松美代子議員,鈴木米造議員,池田正文議員,村上泰道議員
市執行部 なし
議会事務局 局長(細井恒雄),次長(伊野忠好),議事法制課長(桜井茂),庶務議事課係長(飯田英男)



塚谷委員長)ただ今から,議会運営委員会を開会いたします。本日,急遽お集まりいただきましてありがとうございます。本日の案件は,議長あてに提出されております3件の要望書の取り扱いについてであります。これより審査に入ります。
 なお,審査上の発言は,挙手によりこれを許します。最初に要望書の内容につきまして,事務局から説明願います。
 
事務局次長)要望書が3件提出されております。
 1件目の要望書は,11月15日に提出され,同日付で受理をしております。提出者は,ひたち野農業協同組合 組合長 ○○○○様でございます。
 内容でございますが,ひたち野農業協同組合は,かねてより組織再構築・支店統廃合の計画を進めてきたが,この事業の中で最も重要な本店,資材センター,直売所施設の建設を迎えることになった。用地の買収費を含んで約7億円の事業になることから,地域の農政農業改革のため建設補助金の配慮をいただきたいというような趣旨でございます。
 2件目が「TPP交渉参加反対に関する緊急要望」ですが,本要望書は,11月22日に提出され,同日付で受理をしております。提出者は,ひたち野農業協同組合 組合長 ○○○○様及びやさと農業協同組合 組合長 ○○○○様でございます。
 内容でございますが,TPPは,関税撤廃の例外措置を認めない完全な貿易自由化を目指すものであり,TPPへの参加は日本の農業・農村を崩壊させる恐れがあり,断じて認められないものであることから,政府・国会に対して働きかけをしてほしいというような趣旨でございます。
 3件目の要望書は,11月24日に提出され,同日付で受理をしております。提出者は,石岡市農業委員会 会長 田能清太郎様でございます。
 内容でございますが,11月10日に開催した農業委員会定例総会の採決において,傍聴されていた市議会議員1名の方より,採決を妨げる行為があった。このような行為はあってはならないことであり,今後このような行為がないように,よろしくお取り計らい願いたいというような趣旨でございます。
 この3件の要望書の取り扱いについては,通常ですと要望書でございますので,最終日に本会議場において各議員に配付するという取り扱いになるところですが,1件目の要望書については,現在来年度の予算要求が行われていること,2件目の要望書については,今期定例会に「TPPの参加に反対する陳情」が提出され,12月13日開催の市民経済委員会において審査が行われること,3件目の要望書については,議員の行動に対する要望であることから最終日の配付ではなく,12月6日の一般質問の初日に各議員に配布したいと考えております。

塚谷委員長)ただ今事務局から,3件の要望書については,最終日ではなく12月6日の一般質問の初日に各議員に配付したいということでありますが,この3件の要望書の取り扱いについてご意見等がありましたらお願いいたします。

徳増委員)今回だけなぜ議運を開いたんですか。配付でよろしかったんではないんですか。

 〔「開いてました」と呼ぶ者あり〕

徳増委員)別にこれでいいのではないかなと思いますよ。それとこの中の一番最後の1件ですけれども,実は私も傍聴しておりましたけれども,こんな妨げになるような行為は,あったとは思えませんけれども。どういうことなんでしょうね。これを受けたということ。私は非常に疑問に思うんですね。傍聴に行っていた1人として妨げになるようなことは,ここに1名と書いてございますけれども,そういうことはなかったと思います。そしてまたなぜこんなものを受けたのかね。あそこで,当事者がいらっしゃるわけですから,受けなくてもよかったことではないかなと思うんですね。逆にこういうものを受けた場合に賛成者に対して一人ひとりに対して質問状でも出されたらどうするんでしょうね。行った方にお聞きいただけると分りますけど,審議の妨害になるとか,採決の妨害になるというようなことは,私はなかったかと思っております。なぜこの要望書を受けたのか大変疑問に思います。

磯部委員)これは要望書ですから,受けた時点のことはともかくとして,この問題をなぜ議会運営委員会にかけるのか,そのへん事務局の考えをまずお尋ねいたします。そもそも議会運営委員会なるものは,正常なる議会運営のための議長の諮問機関であります。これはですね,1名のものが妨害したというようなこと,今,徳増委員からも話がありましたが,自分も傍聴に行きました。あの時8人くらいの議員が傍聴に来ておられたわけでございますが,1名であるならばきちんと名を指していただき,またあるいは農業委員会の会長がその者に対して厳重なる抗議をするとか,そういう次元の事案ではないかと。要望書として受け付けて,それをこの議会運営委員会に諮る趣旨はどのへんにあるのか。そのへんをちょっと事務局にお尋ねしたいと思います。

事務局次長)今回の要望書でございますが,前回の議会運営委員会それ以降に出された要望書でございます。通常ですとこの要望書につきましては,最終日の前の12月14日に開催される議会運営委員会に報告いたしまして,最終日にこの要望書について各議員に配付というようなことで,通常ですとそういう形をとったわけですけれども。先ほどもご説明いたしましたとおり,一つは農協に関する建設の予算要求に関わる…

 〔「3件目の要望書のことを聞いている」と呼ぶ者あり〕

事務局次長)3件目の要望書につきましては,議員の行動に対しての農業委員会からの要望ということで,こういう採決にからんでのこういう行動がなされたというようなことでありますので,各議員に対してもそういった行動については,気をつけていただきたいというような趣旨も込めまして,併せまして3件の要望書については,早めに出したほうがいいというような判断をしたわけでございます。

磯部委員)ちょっと説明が全然わかりかねますが,それではですね。我々傍聴に行った者のある意味においては,そういうことをしていない者の名誉を傷つけている部分があるんですからです。そのへんはどうなのかということですよ。我々は全然声を上げたわけでもなければ,あるいは農業委員の方に反対しろだの,賛成しろだのという意見を述べたわけでもない,黙って傍聴はさせていただきました。ですから自分はですよ。ですからそのへんをきちんと明確にしないで,これを受け付けたのは別としても,なぜ議会運営委員会でこういうことを審議するのか,そのへんの事務局の説明を求めたわけでございます。これを配付することになれば,今後個人的なことまで全部要望として出てくる可能性は多いにありますからね。そのへんも踏まえたときに,これは決して私は要望に値しないと思っておりますから。そのへんは事務局としてきちんと説明をいただきたいと,いうことを言っているわけです。農業委員会の会長が,それはとりかたの違いがあります議事妨害をしたというようなことも述べてるわけですが,そのことに対して一切そういうことはしていないわけですから。1名の者がしたと言うのであれば,当然私は名指しですべきだと思っています。
 傍聴した1人としてですね。あるいは傍聴しなかった議員さんも,同じように議員というのはそういうことをやっているのかというとらえ方をされかねない。そうことも含めたときにこういう扱いはもっと慎重にやるべきであると。そのへんの事務局の判断をお尋ねしているわけです。

山口委員)今のこの問題でありますけれども,私実際に農業委員としてこの採決にいたわけですけれども,傍聴の方々もただ後ろに座って,何回か農業委員会のたびに来ておりましたけれども。農業委員会の会長さんが議会にこういうことを出すこと自体よりは,傍聴していた方は分ると思うんですけれども,この農業委員会の運営に対しての議長の問題のほうが問われる問題があります。というのは,事務局は分かんないと思うんですけれども,傍聴に来ていた方と農業委員の方々はみんな知っているわけです。起立ではなくてこの問題に対して手を上げるという形でやったんですけれども,そのときは13対15です。それでこの問題を否決するという形に決まると思ったらば,議長の方からただ今挙手の結果14対14で,議長の権限がありますものでという形の中で議長が賛成という形で。これはやり方自体がまずいということで,きちんと確認取らないので,起立でもう一回やりなさいと言ったんですけれども。とうとうそれはやらないで強引に通したのが農業委員会です。会長のやり方のほうが問われる立場であります。農業委員会会長から議会の議員の1名という形で出したことよりは,傍聴した方が分りますから新聞記者も来ておりましたから。実際は13対15です。それを14対14と読み上げて,文章もできておりました。これは農業委員会のほうが問われる問題であります。

塚谷委員長)暫時休憩します。

 ― 休 憩 ―

塚谷委員長)再開いたします。本日の協議案件は,あくまでも要望書についての取り扱いであります。議会運営委員会は裁きをするところではない。その要望書についての取り扱いでございますので,内容についてのご意見等については,差し控えていただきたいと,そのように考えているわけなんですが。ただ今事務局から公的機関より出ている要望書であるということで事務局で受け付けたと。あるいは要望書の中で農協の建設に関しては来年度予算の要求的なものもあるからそういう形で今回早めて受け付けたと,TPPについても市民経済委員会において審議が予定されるという状況の中で,今日この3つの要望書をここに提示したわけですので,その点について。あくまでもこういうことがあった,ないという話ではなくて,今,公的立場から出てきている要望書についてどう取り扱うかというのが今回の議運の集まりですから。それを踏まえて意見を出していただきたいと。

磯部委員)委員長から今そういう説明がありましたが,どう扱うかというときには内容を吟味するのが当然でしょう。扱うということを前提に協議をするわけですから,当然内容はともかく二の次だと,扱うか扱わないかの議論をしましょうというのは,私はちょっと違うんじゃないかなという気がするんですよね。

山口委員)今回3つ出てきておりますが,3つ別なんですが出てきた日にちは同じなんですけれども3つ綴じてあるんですよね。これ別々に出していただいて,これに対してこれに対してとやっていくのが本当だろうと思うんですけれども。こういうところなんかも私は……   今回3つ綴じてあるんですよね。内容的にはいつもは別々に出ているのが止めてある。農業委員会の会長から出たのに対しては,自分で農業委員でもあるし,あそこの場所にいたんであって,こういうことがないものをこうやってやられたり,実際に採決も無理なこともやっているんでね。会長のほうが問題あるんですよ。こういうことは採り上げてもらったんでは,本当に名誉毀損ですよこれは。

塚谷委員長)山口委員。この要望書の取り扱いについてですから,そういう以前のどうこうということではないから。

磯部委員)事務局のほうから提出者に確認を取って,再度出していただくことがベストじゃないかと。それが私の考えです。以上です。

菱沼副委員長)今,要望書についていろいろ議論があるわけでございますが,1点目2点目に関しては,事務局が言われるように6日の最初のときに配付していただいて,この要望書に関しては今,磯部委員からありましたとおり,この部分においての中身を精査していただいて,もう一度出していただくのが筋かなと私は思いますので,よろしくお願いいたします。以上でございます。

塚谷委員長)その他ございますか。

関口委員)今,3つの要望書のうちの2つはこのまま配付していいと思います。3番目の農業委員会から出ている要望書なんですが,これは大変議員の名誉にかかわることなので,もう少し慎重に対応して調査をして,本当にこういう事実があったのかどうかをもう一回確認したうえで,もう一回議運にかけたほうがよろしいのではないかなと思います。

塚谷委員長)その他ございますか。それでは,今回のこの要望書につきましては1点2点目に対しては,このまま出していただくということでございます。3点目については皆さんの意見を頂戴しまして,内容を精査しながらもう一回出していただいて,それから次の議運で審議をするということでいかがですか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)そういうことに決定いたします。

磯部委員)この件は,誤解のないようにお聞きしたいんですが,今,公用車による私的利用というんですか。こういうことが大きな話題になっておりまして,桜川市のほうでは敗訴をいたしました。職員の結婚式とかですね。石岡市の市長のほうは所管が違いますが,議会のほうでですね公用車の扱い,これはどのようになっておるのか。そして,もし,これまでそういうケースが,まま暗黙の中に事実あったともいう認識も持っておりますが,そのへんでですね,こういう問題がまた槍玉にあがるとですね,あれかなということですね。公用車の規定がどういうことになっているのか,それだけちょっと,別にそれが云々申し上げるつもりはありません。それだけちょっとお尋ねしたいと思います。

庶務議事課長)桜川市の新聞報道については,私も承知いたしております。これにつきましては,私ども議会とすれば,議長公用車の運用という形になるかと思うんですが,基本的には公務での利用を当然優先するという形になります。公務に際しては公用車を使って出先に出向くということは,利用する際に当然行われるべきと思いますが,公務と公務の間に私の用もしくは緊急でどうしてもその時間帯に出かけなければならないような用事がある場合には,時としてそういう利用がある場合もあるのかなと思っております。これについては新聞報道の中でも,各市の秘書課のアンケートの中でそのような対応をとっているとことも若干見受けられております。ただ,今後私の部分での利用もしくは公務ではないと第三者の方から指摘を受けるような部分については,また精査をしていかなければならないとは思っております。基本的には議長としての公務の際に利用するべきものが公用車という考えで運用しているところでございます。以上でございます。

磯部委員)大変分りました。確かに今,仰るように公務と公務の間に私的なものが入る場合もこれはあるでしょう。ただ,メディアに変な詮索をされないような対応を事務局の方でお願いをできればと思っておりますので,別にそれに対してついはございません。そういうことでございます。

塚谷委員長)ただ今農業委員会から出ている要望書については,まだ取り扱いの状況でありますので慎重に取り扱っていただきたいと思います。
 以上で議会運営委員会を閉会いたします。
 ただ今決定いたしましたことにつきましては,各会派の皆様に周知いただきますようよろしくお願いをいたしたいと思います。
 



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