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平成24年度 教育福祉委員会

 第8回委員会 (2月6日)
出席委員 菱沼和幸委員長,岡野佐工副委員長,村上泰道委員,勝村孝行委員,野口伸隆委員,岡野孝雄委員
市執行部 【保健福祉部】
部長兼福祉事務所長(大村義夫),次長兼高齢福祉課長(武熊俊夫),次長兼健康増進課長兼石岡保健センター所長(田崎徹),社会福祉課長(笹目崇),健康増進課 副参事健康増進担当(笹嶋洋子)
【教育委員会】
教育長(石橋凱),教育部長(高野喜市郎),次長(立川芳男),教育総務課長(島田美智男),スポーツ振興課長(宇田一彦)
議会事務局 庶務議事課係長(内田崇)



菱沼委員長)
ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。本日の調査につきましては,お手元に配付しております協議案件書のとおりですので,よろしくお願いいたします。次に,案件説明のため,出席を求めた者の職,氏名は,お手元に配布しました出席者名簿のとおりであります。それでは,これより議事に入ります。初めに,授産所運営等検討委員会の検討結果についてを議題といたします。本件について,執行部から説明を求めます。

社会福祉課長)石岡市授産所運営等検討委員会での検討結果を説明させていただきます。石岡市授産所は,昭和26年に保護,授産施設として,認可を受け,縫製に主力を置き事業を行ってきました。昭和37年度,生活保護法に規定する授産施設として新築し,昭和42年4月20日,現在地に移築し,築45年が経過しました。授産所の設置目的は,就業能力が限られている被保護者に対して,就労又は技能の習得のために必要な機会及び便宜を与えて,その自立を助長することを目的としており,生活保護からの自立を図るための施設です。授産所は,縫製業を主とした施設として運営してきましたが,縫製業の衰退により指導者の確保が難しくなり,受注収入も減少しており,縫製業として維持していくことが難しくなっております。また,通所者も減少しており,平成25年1月末現在では,被保護者5名,高齢者1名,低所得者2名の合計8名であり,施設の歳入である施設事務費が年々減少し,一般会計からの繰入金により運営している状況です。縫製業に代わる新たな事業を行うには,就業能力の限られた方が従事できる事業を開拓し,指導員やスタッフの確保,設備投資なども必要となり,事業を軌道に乗せるまでには,かなりの期間と予算が必要となります。授産所事業を市内の民間福祉施設へ移行する場合,現施設は,老朽化による経年劣化が進んでおり,災害時などの危険性が高いため,このまま移行することが困難な状況であり,施設の東側には,急傾斜地があり,石岡市土砂災害ハザードマップの土砂災害警戒区域に接して建っていることから建替えが困難な立地となっています。また,民間福祉法人が施設を新築して,事業を行うためには,土地の確保や多額の建設費が必要となります。さらに縫製業以外の新たな事業を創設するとともに,指導員の確保や通所者の確保が大きな課題であり,授産所事業を行う福祉法人がないのが現状でございます。このような状況から,今後の授産所のあり方を検討するための石岡市授産所運営等検討委員会を設置いたしまして,各方面の有識者の方より検討がなされました。検討結果は,建議書にまとめられ,授産所の運営を継続していくことは,困難であり,いずれの方向からの検討においても廃止という意味合いを持って結論づけることが妥当である,との意見をいただき,ただし書きとして,現在通所している方の今後の生活に不安をきたさないよう責任を持って対応をしていただくことを要望する,となりました。石岡市授産所は,施設の老朽化,指導員の高齢化,一般会計からの繰入金などの増加などの課題があり,石岡市授産所運営等検討委員会からの意見をいただき,授産所運営を継続していくことは,困難であると判断をいたしました。つきましては,3月の議会へ石岡市授産所の廃止議案を提出いたしますので,よろしくお願いしたいと思います,以上でございます。

菱沼委員長)以上で説明は,終わりました。ただ今の件につきまして,ご質問等は,ございませんか。

岡野副委員長)ちょっとお聞きいたします。授産所につきましては,運営状況,施設の状況,それから現在の施設についても移築後45年を経過したというような中で,仕事に来る人も減ってきている中で,石岡市授産所運営等検討委員会では,廃止というような方向を出したと今,説明をいただいたわけでございますが,現在通所している8名の方ですね,これについては,民間の施設等でも現在は,縫製業じゃなくて,農業とかパンの製造とか,いろんなところの施設もあるわけでございますが,この8名の方については,よく意向を確認してですね,そういうところへ勤めたいというような意向があればですね,執行部でもぜひともですね取り扱っていただきたい。そういうふうに思いますので,その点よろしくお願いをいたします。

菱沼委員長)それは,要望ということですね。ほかに,ございませんか。

勝村委員)私からはですね,昨年,授産所の現地に視察をしまして,そのときの意見を言っていますが,先ほども説明がありましたように,施設が大分老朽化しているということで言われましたが,本当にそこで働くのは,正直言ってかわいそうな感じがするという思いがしました。建物自体が大きすぎて,しかも冷暖房設備がよく整っていないという状況であったわけですよね。当時8人の従事している方がいたわけですが,そのなかで,大分お年寄りの方もいらしたわけなのですが。直接聞いた話ではないのですが,特にここに好んで来ているわけではないといような話も伺いました。仮に1人,2人になってしまったのでは,授産所の経営が思わしくなくなります。市からもですね,運営経費も,歳出の45%が人件費とありますし,今後の維持管理費もかなり増えてくると思います。そういった状況からこの検討委員会での意見に沿った方向で進めていくことがよろしいのではないのかと思います。以上でございます。

菱沼委員長)ご意見ということですね。ほかにございませんか。

村上委員)はい,ありがとうございます。まず検討委員会を伺いたいのですが,このメンバーの方々は,どのような方が委員となっているのか,その肩書といいますか,社会的にどういった立場の方々がこの委員会の検討に携わったのかお尋ねしたいのですが。

社会福祉課長)委員の方といたしまして,民生委員児童委員から2名,市の区長会から2名,人権擁護委員の方が1名,市内の福祉施設の見識を有する方が1名,公共職業安定所から1名,茨城県保健福祉部福祉指導課,こちらは生活保護の担当課になるのですが,福祉指導課から1名,社会福祉協議会から1名,合計9名の方に検討いただきました。

村上委員)はい,ありがとうございます。9名の方々で検討されたということで,この検討結果は,9名の方の総意というか,全会一致なのか,特に意見が何かあったのか,この委員会の内容をお尋ねしたいと思います。

社会福祉課長)委員の方々の多くは,先ほどご説明しましたように,残りの方8名の生活に困らないようにして欲しいという方が大半でした。市内の福祉施設を運営している方からは,新たな事業を起こすのは,本当に大変だと。特に農業は,軌道に乗せるまで人件費ばかりかかって難しいのではないかというご意見をいただきました。石岡市内の縫製業なのですが,ちょうど携わっている方がおりまして,市内で縫製業を営んでいるところが1つしかないという現状で,従業員も外国人に変わってしまっているというような現状を報告していただきました。

菱沼委員長)ほかに,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

菱沼委員長)ないようですので,私から2点お伺いしたいのですが,9名の方で有識者の方ですね,協議されたということで,この検討委員会の回数,時間数はどの程度だったのかというのが1点。8名の方の3月までにこれを廃止するということで検討運営委員会では,なされているわけでございますが,8名の方の見通しといいますか,今後は。分かればお尋ねしたいと思います。

社会福祉課長)検討委員会は,1月に2回行いました。1月17日に第1回目を行いまして,2時から約2時間半をかけて協議いただきました。2回目は,1月25日に。最終的に建議ということで調整するのに,やはり,2時間半程度かかっております。8名の方の今後なのですが,5名の方は,生活保護法ということで,保護費を受給しております。それ以外の方で,低所得者の方2名おりますが,1名の方は,配偶者の親族の介護に当たって欲しいと家族から要望がありました。もう1名の方は,現在ハローワークと調整いたしておりまして,ハローワークでも障がいとか,そういう公的に示すものがあれば,就職ができるのですが,見た目で知的という部分で,なかなか就職につながらないのですが,今年に入りまして,会社との面談までいくようになってきました。ただ最終的なところまで至っていません。もう1人の高齢者の方は,76歳ということで,所長からは,生活に困った場合に,生活保護というのがあるという説明をしておりまして,本人からは,お金に困った場合には相談しますということを確認しております。以上でございます。

菱沼委員長)引き続きですね,決まってない方の対応をよろしくお願いします。以上で本件を終結いたします。次に,その他の件といたしまして,保健福祉部及び教育委員会から発言を求められておりますので,これを許します。初めに,保健福祉部からお願いします。

次長兼健康増進課長)それでは,国府中学校で行いました集団予防接種に関わる採血検査,その経過を報告させていただきます。国府中学校集団予防接種事故に関しまして,生徒たちへの感染があったかどうか,そういう採決検査を実施しているところでございます。第2回目までの検査経過は,前回の委員会で説明させていただきましたので,その後の状況を報告させていただきます。第3回目の検査を10月15日から18日にかけて実施いたしました。C型肝炎のRNAという検査でございましたが,29名のすべて陰性ということで感染は,認められておりません。また,保護者説明会でもお願いをしてきましたところですが,予防接種後の6月経過後,第4回目の検査は,先週1月29日,国府中学校で22名が採血しまして,その後市内の医療機関で6名が採血してございます。先週国府中学校で採血した者は,感染はないという結果が出ております。なお,その後市内の医療機関で実施した者は,土曜日に実施した者もいる関係で,報告が遅れていると。数日中に報告されるという経過でございます。この間,予防接種事故を検証するための組織として,検証委員会を立ち上げてございます。検証委員会は,副市長,保健福祉部長,教育部長,国府中学校長,PTA会長,石岡市医師会長,医師会副会長2名,土浦保健所長兼保健予防課危機管理対策室長補佐で構成してございまして,アドバイザーとして,東京医大茨城医療センター病院長をお願いしてございます。なお,委員長は,互選の結果,土浦保健所の所長が就任してございます。検証委員会は,9月27日及び11月29日の都合2回開催してございます。予防接種の実施状況,採血検査の結果の状況,麻しん,風しん抗体の検証状況,今後の検査の協議を進めてまいりました。また,今回の採血検査の結果を受けて,第3回目としまして今月下旬に実施する予定でございます。今回の採血検査の目的は,2点ございます。まず,生徒にC型肝炎の感染の有無があったかどうか。幸い現在のところ感染は,してございません。2点目は,麻しん,風しんワクチンが接種されていない生徒がいるかどうかをウイルス学的なチェックで確認できないかでございます。2点目は,石岡市医師会におきまして,生徒の検査の数値,その推移を検証してまいりました。しかし,幼少期にワクチン接種を受けた生徒がその後,ワクチンを接種した場合に関する臨床データがないと。そのためにワクチン接種がなかった者,抗体価の変化で正確に判断することができないという状況でありました。その関係上,医師会関係者,お医者さんを含めた10名が自らワクチン接種を行いまして,抗体価がどう変化するか継続して検査してまいりました。その結果,抗体価の変化に関して,一定の法則性が存在するとの医師会から報告がなされたところであります。この検証結果を受けまして,医師会では,一人一人について,抗体価の変化状況を検討するとともに,採血検査の結果,あまり変化のみられない生徒2名に同意をいただいたうえで,追加ワクチン接種を行いまして,その後も検証してまいりました。現在の段階では,6月18日の時点で,ワクチンが接種をされていない生徒がいる可能性があると医師会からの報告でございます。先ほど申し上げました,今月末に行います第3回検証委員会でさらに詳しく検証する予定でおります。以上が集団予防接種の事故に関しての現在までの経緯でございます。よろしくお願いいたします。

菱沼委員長)以上で説明は,終わりました。ただ今の件につきまして,ご質問,ご意見等がありましたら,挙手によりお願いいたします。

岡野委員)もう一度確認しますが,3回目の接種は,29名ですよね。それで4回目は,1月29日にやって,学校でやったのが22名ですか,市内の病院でやったのが6名。そうすると28名ということで,1人まだやっていない人がいますが,どうなっているのですか。

次長兼健康増進課長)委員ご指摘のとおり,1名は,採血を現在まだしておりません。今回の採血につきましては,強制ではございませんので,感染しているかどうか調べさせてくれとお願いの中で実施しておりまして,1人どうしても採血が嫌だと,保護者も承諾できないという状況なものですから1名が欠ていると。ただ,この生徒さんは,7月,10月に実施しました経過の中では,感染がないという状況でございます。この生徒は,かかりつけのお医者さんに協力いただきまして,かかりつけのお医者さんが,本人が風邪などで来たときに,再度説得を試みるということで,今進めています。

岡野副委員長)1月29日からの検査なのですけれど,28名しか受けていない,1名の方は,受けない,ということで受けていないのですが,10月に行われた検査のときは,29名全員が検査を受けたということなので,これについてもですね,やっぱり29名受けていただかないと,後々問題がでるのではないかと思うのですよね。この1名の方についても,よく説得してですね,ぜひともですね,これ受けていただくように,これはお願いしたいと思うんですが。かかりつけのお医者さんのところへ来たときに,話をするというようなお話でしたが,今後の取扱いについてもあると思うので,その辺どう考えるかを再度お聞かせいただきます。

次長兼健康増進課長)実は,このお子さんには,兄弟がいるそうです。兄弟がそのかかりつけ医に来ていますので,この方は石岡市医師会の役員をしている医師会のお医者さんなのですけども,説得をしたと。実は,今岡野委員さんからご指摘があったように,この方は,前回もかなり説得しました。私も自宅まで3回行きました。頑なに拒否をされ,注射が嫌だというのが根本にあるようです。そこを何とかそのかかりつけのお医者さんが,何回か説得しまして,10月は,やっていただいたと。保護者説明会の中でも,6月後についてもお願いしたいと要請をしてございますので継続的にお医者さんと協力しながら確認をしていきたいなというふうに考えてございます。以上です。

岡野副委員長)大変だと思いますけれど,ひとつよろしくお願いをいたします,以上です。

菱沼委員長)ほかにございませんか。

   〔「なし」との声〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。

次長兼高齢福祉課長)保健福祉部で検討しております,次期定例会に提案を予定しております条例のご報告申し上げます。先ほどご説明申し上げました石岡市授産所条例を廃止する条例,このほかに,子ども子育て支援法の施行に伴います石岡市子ども子育て支援会議条例。また,地域主権一括法の施行に伴いまして,指定地域密着型サービス事業所に係る基準,これを定める2つの条例など,新たな法律の制定や既存の法律の改正に伴いまして,5つの条例の整備を進めてございます。またそのほかに,全庁的に行われております市の委員会,協議会,審議会等に対する附属機関としての位置付けの見直し,これによるものといたして,4つの条例の整備を進めております。これらを合わせまして,10本の条例を平成25年第1回定例会に提案を予定したいと考えておりますので,よろしくお願い申し上げます。説明は,以上でございます。

菱沼委員長)以上で説明は,終わりました。ただ今の件につきまして,ご質問,ご意見等はありましたら,お願いをいたします。

   〔「なし」との声〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。次に,教育委員会からお願いします。

教育総務課長)教育総務課所管の補正予算の提案項目をご説明いたします。25年度に予定をしておりました北小の改築,杉並小,高浜小の屋内運動場の耐震化工事について,国から25年度予算成立については,選挙等の影響で,例年より数か月遅れることが予想されるため,既に国の財政当局の了解を得た事業については,採択を約束いたしますので,前倒して,検討を願いたい,という通知がありましたので,今回,補正予算を提案させていただきます。以上です。

菱沼委員長)以上で説明は,終わりました。ただ今の件につきまして,ご質問,ご意見等は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

菱沼委員長)ないようですので,私から。文科省の大臣官房文教施設企画部から多分出されている内容かと思いますが,私もちょっと調べさせていただきました。これは,平成24年度補正予算に係る学校施設環境改善交付金事業の前倒しということで,これの部分だと思うのですが,これを文書で打ち込みまして,2月8日までに提出をするということで,これは,金額としてですね,幾らぐらいの金額を補助金といいますかね,この部分に石岡市として出していたのか,ちょっとだけお尋ねしたいと思います。

教育総務課長)これは,25年度当初の工事費と同じ金額で,工事請負費5億1,089万7,000円,工事監理委託料1,549万8,000円,確認申請手数料62万4,000円,以上でございます。

菱沼委員長)はい,了解いたしました。そういう中でね,補正予算に係る前倒しとのことでありますので,この部分においてもですね,国から出される金額が明確になってくると思いますので,しっかりとその整備に向けて努力してもらいたいと思いますので,よろしくお願いを申し上げます。以上で本件を終結いたします。

教育総務課長)次に,教育総務課所管の議案,補正予算の提案項目をご説明いたします。内容は,旧八郷町で起きた学校事故の示談金であります。昭和57年に柿岡中学校で起き,野球部員が打ったボールがテニス部員の右目を直撃した事故で,この事故に起因する検査,治療費,自己負担部分を市で補償するという内容での確認書を5年ごとに更新し,今回6回目の更新をしたところです。その際,本人から示談の申し出があり,先日,協議が整いましたので,今回,提案させていただきます。以上です。

菱沼委員長)以上で説明は,終わりました。ただ今の件につきまして,ご質問,ご意見等ございましたらお願いをいたします。

勝村委員)柿岡中の昭和57年に起きた事故とういうことなのですが,詳しい説明,もう少し立ち入った説明をいただければありがたいのですが。

教育総務課長)事故の概要は,先ほどのとおりですけれども,放課後の部活動において,野球部員が練習をしていた外野のレフト付近で起こりました。テニスコートに向かうために通っていた女子のテニス部員の右目,フリーバッティングで打っていた打球が右目を直撃して,そのまま治療を受けた,その後,半年ぐらい経ってから物が歪んで見えるようになったそうです。それからずっと続いているということなのですけど。この確認書においては,親御さんが出した金額は,市で対応しますという確認書になっています。ただ,高校を卒業するまでは,災害共済,学校保険会からその金が出ていました。以上です。

勝村委員)はい,ありがとうございます。現在その女子の方は,示談の相談をなされたということなのですが,現在も目がおかしくなっているということなのでしょうか。

教育総務課長)現在は,落ち着いているようです。その確認書によって出された部分で,眼鏡の度が合わなくなったときに眼鏡代をその都度市で出していたという経過があります。

勝村委員)はい,ありがとうございます。以上です。

野口委員)先ほど,和解をしたと。和解に至ったとのお話ですけども,分かる範囲で結構ですが,その内容的なものをお願いいたします。

教育総務課長)示談金ですが,弁護士に相談をいたしまして,入通院慰謝料150万円,後遺症,傷害関係で140万円,その他10万円,合計で300万円で示談しております。

野口委員)そのもので和解したということで,その後の請求は,一切しないという被害者の確約もしているわけでありますか。

教育総務課長)お互いに示談書を取り合う中で,示談書にその項目を入れて,今後一切両方ともそれに関しては,ということで示談の相手方に確認をとりながら含めていきたいと思います。

野口委員)はい,ありがとうございます。

菱沼委員長)私から。その後は,確かにお金は発生しないと思いますが,ただ,その方を市としてもみていくことも重要だと思います。これで示談だからそれで終わりということではなく,その方が,ある程度の時期を迎えるまでみていくことが重要かと思いますので,それは,お願いできればと思います。ほかにございませんか。

岡野副委員長)多分,学校では,そういう事故が起こるという想定の中で保険に入っていると思うのですが,保険からは,古い事故なので,全く下りないのですか。

教育総務課長)高校を卒業するまでは出ていたのですけれども,それ以降は,卒業すると出ないということらしいです。保険会からも確認したんですけども。それ以降,高校卒業するまで出ますけれども,それ以降は出ないというふうに聞いております。

岡野副委員長)それは,保険との十分に確認したうえで,高校を卒業するまでと。ということは3年間とか,1年生の時に事故があったのか,3年生の時か分かりませんけれど,5年程度でそれらは,打ち切られてしまうということですかね。

菱沼委員長)暫時休憩します。

   -休憩-

菱沼委員長)再開いたします。

教育総務課長)保険は,柿岡中在学中及び高校入学から卒業の61年までは,災害共済,学校の災害共済によって対応していたということです。中学卒業後,高校入学後は,高校に連絡をし,その旨を伝え,学校保険会の適用が受けられました。高校卒業後は,その確認書の中で市が対応してまいりました。以上です。

菱沼委員長)ほかにございませんか。

   〔「なし」との声〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。

スポーツ振興課長)スポーツ振興課からグランドゴルフ場整備補助金をご説明させていただきます。グランドゴルフ場調査委託は,本年度当初予算で,市内の新設,設置に係る調査を実施する経費として計上いたしたところでございます。今回,委託調査において,高齢者の生きがいづくり,地域コミュニティの拠点づくり,生涯スポーツの振興を図り,スポーツレクリエーションの憩いの場に供することを目指し,具体的な調査検討に着手し,12月に開催されました第4回定例会において,議決をいただいたところでございます。グランドゴルフ部においては,事業着手を目指した矢先,グラウンドゴルフ場に関する疑義を感ずる内容の文書が配布されたことにより,借地を予定しておりました地主さんが大変憤慨し,土地をお借りできない状況でございます。できることは自分たちで,との思いで要望させていただきましたが,事業に対し不審な見方をされている状況では,私ども部員の心が折れてしまった,というようなことでございまして,要望書及び補助金は,取り下げをさせていただきたいとの連絡をいただきました。そのため,今般のグラウンドゴルフ場整備補助は,実施が困難であると報告をさせていただきます。以上でございます。

菱沼委員長)以上で説明は,終わりました。ただ今の件につきまして,ご質問,ご意見等ございましたら,挙手によりお願いをいたします。

岡野副委員長)ただ今の説明,グラウンドゴルフの説明があったわけでございますが,この件は,要望書が出てきて,12月の議会に補正ということで出されて,可決した案件でございますが,新聞等でもこのグランドゴルフ場の記事が掲載されておりましたが,根本的には,地主さんが土地を貸さない,というようなことが発端になっての今回の取り下げというようなことなのでしょうか。

スポーツ振興課長)そういうようなことで新聞掲載がされまして,地主さんが大分憤慨をし,そういうようなことであれば,私の善意が悪意に取られたというようなことで土地をお貸しできないとの表明がされまして,それを受けてグラウンドゴルフ部でも,自主的にやりたいと思っていましたけれども,土地がお借りできなくては,それ以上事業を進めることができないというようなことから,私どもの申し出を取り下げさせていただきたいというようなことでございました。

岡野副委員長)はい,了解いたしました。

菱沼委員長)ほかにございませんか。

村上委員)はい,ありがとうございます。協会で地主さんから貸し出すことに対して,了解を得られなかったとのことですが,協会でいくつか候補地があったなかで,ほかの候補地に差し替えて検討するというような内容の協議がされたのかどうか。一度補正予算を組んだ案件ですので,その辺で,協会から取消しがあったので,はい,やめます,というふうに簡単に言っていいのかと思っておりますので,そのあたり,検討されていたのかどうかちょっとお伺いしたいと思います。

スポーツ振興課長)予算の計上は,調査を委託しました受託会社からその報告書を受けて,私どもで別途見積もり等を業者からとりまして,検討させていただいたわけでございますが,それらを含めて借地料等を検討いたしますと,第2案ということにはすぐにはいきませんでしたので,とりあえずは取り下げさせていただきたいというふうになってございます。

菱沼委員長)ほかにございませんか。

勝村委員)課長からご説明いただいて,経過は,よく分かったのですが,村上委員から質問がありました。私もそういうふうに思ったのですね。地主さんが嫌だということで,すぐこの事業をやめるということよりは,前回の委員会のなかでも,4つの候補地を私どもに示されまして,説明を受けました。その中で,見積もりの中で,今回の地区が一番ベターであるということで現地も見させていただいているわけでございます。そういった点からもですね,やはり,せっかく予算化するのにですね,地主さんが駄目ということで,すぐ下げるのもどうかなという気がします。また今回,地主さんが貸せないということで,グラウンドゴルフ部が申請を取り下げたいということでありますね,いたし方ないというふうに思いますけれども,今後ですね,こういったことがないように,しっかりと精査をしていただいてですね,こういったもの,予算に入れていく中で,やっていただけるといいのかなと思います。その辺しっかりとお願いしたいと思います,私の意見です。

菱沼委員長)ほかにございませんか。

   〔「なし」との声〕

菱沼委員長)私からも,これは,意見というか,要望なのですが,今回のグランドゴルフの件に関しまして,昨年1月にこのグランドゴルフさんの会長から,メンバーの中からぜひ作りたいということで,いろいろ協議をした中で,その会長さんからグランドゴルフの場所を作っていただきたいということで,多分市にも要望があったと思います。それを受けて,24年度当初予算,先ほど話がありましたけども,委託調査費ということで予算化されまして。これひとつの新規事業だと思います。それで調査研究をする中で,いろいろ協議されたと思います。候補地が4か所に決まったと私も報告を受けておりますが,それで12月の補正予算に約1,000万円との議案が提出されてました。それで議決する前にですね,我々教育福祉委員会としては,現場を見させていただきました。現場を見て,いろいろな状況もあるけども,予算的なこともあるし,この景気低迷する中で,税金を投入する部分もどうなのかなという中での4候補地の中では,一番安価であったという状況もあったし,課長からも健康増進に寄与する観点からもということでありまして,グラウンドゴルフをやられる方のことを考えたときには,教育福祉委員会で協議した結果,これはいいのではないのかということで,委員会で可決をし,本会議でも同様に議決をしてですね,3月までに整備するとのことで,進められてきた経緯でございます。今回取下げということで,残念ではあるのですけども,しかしながら,執行部としてもですね,この要望の部分においては,勝村委員もいわれるように,しっかりと精査をしなければいけない。要望があった段階でしっかりと調査をしていただいて,今後さまざまな要望書が出てくると思います。行政の見る目と第三者から見る目を考えていただいて,整備計画をしっかりと練ってもらいたいと思います。それが今後ですね,重要だと思います。やっぱり,市民の皆さんの血税をいかに,どのように有効に活用していくか,費用対効果も含めてですね,重要だと思いますので,今後しっかりですね,教育委員会にしても,保健福祉部にしても,同じですので,要望が出てきた段階でしっかりと精査していただいて,相手方の意向を聞くことも重要ですけれど,その周りのご意見も賜ることは重要だと思いますので,そこら辺をしっかりとやっていただいて,今後の事業に向けたですね,取組をしてもらいたいと思います。これは,私からの要望とさせてもらいます。以上で本件を終結いたします。

次長)25年度第1回定例会に条例の制定及び一部改正の議案を提出する予定でございます。新規条例は,石岡市障害児就学指導委員会規則を条例化するものです。現行の報酬は,石岡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例により支給しておりますが,附属機関として条例を制定する必要があることから,現行の規則を廃止し,改めて条例化するものでございます。次に,一部改正でございますが,石岡市図書館資料選定委員会の条例廃止に伴い,石岡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正,その条文の削除するものでございます。以上を提案したいと思いますので,よろしくお願いいたします。

菱沼委員長)以上で説明は,終わりました。ただ今の件につきまして,ご質問,ご意見等がございましたら挙手によりお願いいたします。

   〔「なし」との声〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。その他の件といたしまして,ほかに発言は,ございませんか。

勝村委員)まずひとつ,私から。4月開校予定の八郷中学校,統合中学校の件なのですが,ただ今の進捗状況ですね。お聞かせいただければと思いますが。

教育総務課長)現在,武道場を建設しております。それとグラウンド整備をやっております。4月開校に向けて道路,学校に進入する取付道路なのですけども,それがもしかしたら食い込んでしまうのでないのかという状況であります。道路,今度北側から入る新しい道路なのですけれど,そこの部分が4月,残ってしまうかもしれないという状況であります,以上です。

勝村委員)はい,ありがとうございます。北側の道路が残ってしまうということ,その部分は,開校して通学の面で問題がないわけですかね。

教育部長)ただ今,教育総務課長から,ご答弁申し上げましたが,武道館は,ほぼ完成をすることができる見込みです。また,正面玄関からの外構工事。これも,開校までには間に合うというようなことでございます。グラウンド整備工事でございますが,3月末までには対応できるということでございますが,北側から進入します。都市計画道路からの進入路,この取付道路の一部が残ってしまう状況にございます。北側から教育バスを入れるとの予定でしたが,正面玄関から入り,ロータリーで転回をして,出るということで対応が可能と考えております。また路線バスを利用しての進入ですが,やはり正面玄関を利用して対応が可能と考えております。一時的に,その完成まで約1月近くは,不便をおかけするかもしれませんけれども,子どもたちの安全安心を守ることを第一に考えております,以上です。

勝村委員)はい,ありがとうございます。3校が統合するということで,地域の方々のですね,通学の面に関しても非常に興味を持っておりますので,安心安全ということで,絶対ということでお願いをしたいと思います。それからもうひとつ,つくばねマラソン。資料をいただいたのですが,締切りが1月でした。どのくらいの参加者がいるのか教えていただければ。お願いします。

スポーツ振興課長)第6回石岡つくばねマラソンの参加者の申込状況でございますが,2,255名の申込みを受けてございます。石岡市内の方は,1,104名の方,小中,一般の方を合わせて申込みをいただいております。ですから,2,255引く1,104が市外及び県外の方という形になります。以上でございます。

勝村委員)はい,ありがとうございます。参加者が年々多くなってきているかと思います。交通整備も大変だろうと思いますが,しっかりと安心安全に心がけていただきましてお願いしたいと思います。以上でございます。

菱沼委員長)ほかにございませんか。

   〔「なし」との声〕

菱沼委員長)ないようですので,その他の件を終結いたします。以上で,本日の教育福祉委員会を閉会いたします。




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