〒315-8640
茨城県石岡市石岡一丁目1番地1
Tel 0299(23)5600

gikai@city.ishioka.lg.jp

議会中継
  


平成27年度 総務委員会

 第8回委員会 (12月14日)
出席委員 菱沼和幸委員長,勝村孝行副委員長,徳増千尋委員,塚谷重市委員,山本進委員,小松豊正委員,石橋保卓委員,櫻井茂委員
市執行部 【市長公室】
 公室長 久保田克己,次長 加藤乃利明,政策企画課長 門脇 孝,行革推進課長 塩畑浩行
【総務部】
 部長 鈴木幸治,次長 古内勝人,総務課長 佐谷戸美紀
【財務部】
 部長 佐々木敏夫,次長兼庁舎建設担当 諸岡広明,参事兼収納対策課長 菱沼茂雄,管財課長 飯田修久,税務課長 島田美智男,補佐兼庁舎建設推進室長 林秀憲
議会事務局 庶務議事課主幹(比企信太郎)


菱沼委員長)おはようございます。定刻より若干早いですが,皆さんおそろいですので,ただ今から総務委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
 次に,本日の審査に当たり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたとおりであります。
 これより議事に入ります。初めに議案第93号平成27年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち,当委員会の所管にかかる部分についてを議題といたします。本案について,初めに執行部からの説明を求めます。

政策企画課長)政策企画課所管の補正予算について,ご説明申し上げます。
 歳入の26ページ,27ページをご覧いただきたいと思います。ページの上から3段目にございます,款14国庫支出金,右側の説明欄にございます,地域住民生活等緊急支援交付金,地方創生先行型283万円でございます。歳入につきましては,政策企画課にて全庁一括して取りまとめを行っておりますので,政策企画課が所管となりますが,歳出につきましては観光課の所管となります。実施事業につきましては,歳出の32ページ,33ページをお願いいたします。下から2段目にございます,常陸風土記の丘の管理運営費に充当するものでございます。
 以上が,政策企画課所管の補正予算でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

管財課長)私の方からは,議案第93号平成27年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち管財課所管分について,事項別明細書にて,ご説明申し上げます。補正予算書の26ページ,27ページをお開きいただきたいと思います。
 歳入でございます。中段にございます款17寄附金,項1寄附金,目一般寄附金石岡市ふるさとづくり寄附金5,000万円の増額でございます。ふるさとづくり寄附金でございますが,平成27年度の申込件数を2万3,000件,入金額は90%を想定し2億円を見込んでおりましたが,11月末現在で申込件数が2万5,349件,入金額2億4,177万2,574円と大幅に増えましたので,歳入を増額するものでございます。
 続きまして,30ページから31ページをお開き願います。歳出でございます。款2総務費,項1総務管理費,目一般管理費,ふるさと応援寄附経費3,412万9,000円でございますが,寄附申込者数が大幅に増えており,予算に不足が生じましたので記念品代,郵便料,手数料を増額するものでございます。ふるさと応援寄附金では,1万円以上の寄附をされた方に5,000円程度の市の特産品,お米,くだもの,肉,酒,和菓子等をお贈りしております。今回の補正内容でございますが,11記念品代2,500万円につきましては,石岡市のふるさと応援寄附をしていただいた方への特産品代5,000件分でございます。
 次に郵便料900万5,000円につきましては,記念品である特産品の郵送料でございます。
 次に手数料12万4,000円でございますが,ふるさと応援寄附入金時の郵便振替手数料でございます。
 以上が管財課所管の補正予算でございます。よろしく,ご審議の程お願いいたします。 

税務課長)私からは税務課所管の補正予算につきまして,ご説明いたします。
 補正予算書の30,31ページをお開きいただきたいと思います。総務費の1番上,総務費,総務管理費,2段目の諸費,市税過誤納還付金1,100万円,市税過誤納加算金100万円を計上いたしました。内容といたしましては今年度,法人市民税で567万を最高に161万円の他,50万円を超える法人市民税の還付が6社あり,合計で約1,100万円の還付がございました。今後不足が見込まれます過誤納還付金と,過誤納加算金を合計し1,200万円を補正するものでございます。
 以上です。ご審議よろしくお願いいたします。

菱沼委員長)以上で説明は終わりました。次に質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

山本委員)予算書の計数のことではないんですが,ふるさと応援寄附がですね,先ほど金額,件数ともに大幅増が見込まれるというふうに伺って,それに伴ってふるさと応援寄附金の経費も補正予算が必要だと伺ったんですが,ちなみに1万円以上の寄附に対して5,000円以上の謝礼ということですが,寄附の内容,内訳。一律1万円ではないと,もっと大きな金額もあると思うんですが。何かいつも1万円に対して5,000円という説明なんですが。その寄附の内訳,わかりますかね。寄附の額ですね。補正予算の審査に直接関わるものではないかもしれませんけれど。経費が増えるということなので,一応伺いたいのですけれど。

次長兼庁舎建設担当)ふるさと応援寄附金の額のことで,ご答弁いたします。主に寄附としては1万円が大半を占めております。その他,3万円,5万円という寄附があるわけですけれども。ほとんどが1万円の寄附申し込みがあるという状況でございます。以上でございます。

菱沼委員長)他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論を行います。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

菱沼委員長)他に討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕 

菱沼委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第93号平成27年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち,当委員会の所管にかかる部分についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に議案第100号石岡市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例を制定することについてを議題といたします。本案について,初めに執行部からの説明を求めます。

政策企画課長)議案第100号石岡市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例を制定することについて,ご説明申し上げます。
 提案理由といたしましては,行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づき,個人番号の利用及び特定個人情報の提供等に関し必要な事項を定めるためでございます。ページをおめくりいただきまして,条例案の条文でございます。第1条につきましては条例の趣旨,第2条につきましては個人番号等の用語の定義を定めております。第3条で市の責務として,個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関し,適正な取扱いを確保するために必要な措置を講じること等を規定しております。個人番号の利用に係る事務につきましては,第4条,第5条につきまして,その利用範囲等を定めており,この部分につきましては後ほど別表でご説明申し上げます。第6条で委任を規定いたしまして,附則につきましては,個人番号の利用等に係る石岡市個人情報保護条例の一部改正についての規定でございます。
 ページを2枚おめくりいただきまして,別表でございます。まず別表第1,第4条関係につきましては,法定事務以外の事務における個人番号の利用につきまして,1から7で示された機関は,第2欄の事務の処理に関して個人番号を利用することができると規定するものでございます。
 別表2,第4条関係につきましては,同一機関内での特定個人情報の利用等を定めたもので,1から7で示された機関が第2欄に掲げる事務を処理するために必要な限度で,第3欄に掲げる特定個人情報であって当該機関の保有するものを利用できることを規定するものでございます。
 別表3,第5条関係につきましては,法第19条第9号に基づき,市役所内の他機関への特定個人情報の提供の内容について規定しております。情報照会機関が第3欄の情報提供機関に対し,第2欄に掲げる事務処理のために必要な第4欄に掲げる特定個人情報の提供を求めた場合において,第3欄の者が当該特定個人情報を提供することができることを規定するものでございます。
 ご説明は以上で,ございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

菱沼委員長)以上で説明は終わりました。
 次に質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

石橋委員)まず第3条の中,市の責務ということで,地域の特性に応じた施策を実施するものとする,ということになっておりますけれども具体的にはどういったことを検討されているのか,お伺いいたします。

政策企画課長)独自利用の事務につきまして,医療費の助成,それから外国人の生活保護に関する事務等,それから幼稚園等の就園奨励金等がございます。

石橋委員)ごめんなさい,私の聞き方が悪かったと思うんですけれども。取り扱いの適正な確保という意味で,実際は職員さん方が取り扱われるのかなと思うんですけれども。そういった場合はセキュリティですか。どういったところまでお考えになっているのかお伺いします。

政策企画課長)国で定めております,ガイドラインというものがございまして,それに基づきましてシステムの改修等を行ってございます。

石橋委員)
わかりました。いずれにせよ個人情報の流出といいますか,そういった部分ではだいぶ大きな問題になるものを含んでいると思いますので,より慎重な取り扱いといいますか,セキュリティの確保は万全を期していただきたいと思います。

小松委員)この審査に係るものとして番号通知,簡易書留で届いてるんだけれど。色々新聞等ではこれだけ滞っているとかありますけれど。石岡市ではどうですか。

政策企画課長)10月から郵送が始まりました,通知カードの件でご質問いただいたのかと思いますけれども。11月23日現在なんですが,石岡市の場合は11月15日から配達が開始されまして,29日付けで配達は完了しているということでした。実際の事務は生活環境部の市民課で事務を実施しておりまして,そういった報告を私どもで受けております。

小松委員)届かなかったとか,そういうのは。これだけ届いていないとか。戻ってきたとか。そのことはどうなんですか。

菱沼委員長)小松委員に申し上げます。質疑が本日の審査範囲外にわたっておりますので,ご注意ください。

小松委員)わかりました。そういうことであれば,この2ページの第3条,市の責務。3段目に自主的かつ主体的に,市の特性に応じた施策を実施するものとすると。この場合の自主的かつ主体的にというのは,先ほど色々説明されましたよね。表で書いてあるんですけれども。これはそういうことだけを指しているのか,色々条例を改正すれば,色々やっていいんですよという意味ですか。今のところはこの表がずっと,生活保護とか書いてあることで。そういう意味ですか。意味合いを聞きたいんですけれど。

政策企画課長)現在のところは先ほど申し上げました,マル副の医療費助成等,そういった事務につきまして独自の利用事務として規程してございます。さらに拡大する場合ですと,条例の改正等をさせていただいて,この別表に付け加えるですとか,そういったことが必要となってございます。

小松委員)そうするとこれは,今のこれは国の一定の方向性で書いてあると思うんだけれど。それぞれ自治体には特性があるので,それをやる場合にはやってもいいけれども,当然条例を改正して,付け加えてやると。そういう意味なんですね。そのことを確認します。

政策企画課長)委員のおっしゃるとおりでございます。

菱沼委員長)他に質疑はございませんか。
    
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論を行います。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

小松委員)議案第100号石岡市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例を制定することについての,反対討論を行います。この条例は第1条で特定個人情報の提供に関し,必要な事項を定めるとし,第4条で個人番号の利用範囲を定め,市が保有する特定個人情報を@市の独自利用事務の指定,A庁内利用する事務と特定個人情報の指定,B地方税関係事務,C市の機関連携等の事業を指定し,市が社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)を実際に利用するために具体化するものです。社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)は全国民に12桁の背番号を付けて,税金や保険料の納付,医療,介護,年金,保険サービス利用等の情報をデータベース化したものを,市が利用するために条例で一元的に管理するものです。この条例によって,より地方税,介護保険,生活保護等の情報が利用できるようになります。10月の番号通知に続いて,2016年1月からは社会保障と税,災害対策分野で利用が開始されます。今後,健康保険証としての利用や預貯金口座への利用も検討されています。1つの番号で,1人ひとりの個人情報を結びつけて,活用する番号制度は個人情報が容易に名寄せ,集積されることであり,1度流失したり悪用されたりすれば,甚大なプライバシー侵害やなりすまし等の犯罪の危険性を飛躍的に高めることになります。日本年金機構から125万件の情報流出が発覚する等,情報流出事件が相次いでいます。対策を取っているといいますが人間が作り,運用する以上,100%安全はありえません。さらに不正取得やカードの偽造,なりすまし犯罪等の危険は避けられません。住基カードでも不正と防止策はいたちごっこの状態との指摘もあります。経団連は社会保障の個人会計を作り,納めた税,保険料に応じた検討をするよう求めてきました。社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)の導入は,税の課税強化や,社会保障等の公共サービス抑制を行うことが本当の狙いです。社会保障限りではなく,税,保険料に対する対価,イコール自己責任にさせる大改悪です。この条例に沿って個人情報が集積され,サービス抑制につながり,税の徴収強化につながることが考えられます。本条例の別表に示されている,事務及び特定個人情報には,地方税法,生活保護法,国民健康保険法,児童扶養手当法,介護保険法,学校保健安全法と対象はすべて市民生活に直接影響がある,制度社会保障になっていることはそれを証明しています。その上で公的機関(警察等)による人権侵害の個人情報収集や,国民監視が繰り返されています。社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)はその危険性をさらに高めかねません。この条例がなくても,これまで社会保障給付に関する事務が行われてきました。実施を中止しても市民生活に何ら支障がありません。以上の理由から,議案第100号石岡市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例を制定することについて反対します。委員各位の賛同をお願いいたします。

菱沼委員長)他に討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕 

菱沼委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第100号石岡市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例を制定することについてを採決いたします。本案は、起立により採決いたします。
 お諮りいたします。本案は、原案可決すべきものと決することに,賛成の諸君の起立を求めます。

-賛成者起立-

菱沼委員長)起立多数であります。よって本案は原案可決すべきものと決しました。
 次に議案第102号石岡市税条例等の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。本案について,初めに執行部からの説明を求めます。

税務課長)議案第102号石岡市税条例等の一部を改正する条例を制定することについてご説明いたします。
 提案理由といたしましては,地方税法等の一部改正に伴い,石岡市税条例等の一部を改正するものです。改正要綱の1つ目は,地方税法に定める徴収猶予制度について条例委任条項が設けられ,石岡市税条例での制定が義務付けとなりました。納税者負担の軽減を図るとともに,早期かつ的確な納税の履行を確保する観点から,納税者の申請に基づき,徴収・換価を猶予する制度等を創設するものです。
2つ目は,平成27年3月31日に専決処分をさせていただいた,石岡市税条例の個人番号,法人番号等の規定の整備の部分において,10月2日に所得税法施行規則等が改正され,給与等支払いを受ける方に交付する源泉徴収票等への個人番号の記載は,行わないこととされ改正するものです。以上です。よろしくお願いいたします。

菱沼委員長)以上で説明は終わりました。
次に質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。 

小松委員)地方税法等の一部改正というのはどういうことでしょうか。

財務部長)おっしゃった言葉のとおりでございます。

小松委員)だから何をどのように変えたのかを聞いています。

財務部長)ただ今,担当課長が説明したとおりでございます。ですから上位法が改正されまして,上位法に規定されていた部分が,各市町村の条例で設けなさいという改正でございます。以上でございます。

小松委員)なぜ国がそのようにやっていたものを,自治法にやることになったその理由は何ですか。

財務部長)国の法律でそうしなさい,ということに対しまして地方公共団体が拒む理由はないかと思います。それに従って条例にしたものでございます。また換価制度を設けないとこの納税者に対して不利益を被る。そういうことが良いのかどうか。委員に却ってお尋ねしたいと思います。以上でございます。

小松委員)それから徴収猶予制度の見直しということで。国がやっていたものを市町村でやれということで。そういうことはまあ,聞いてますからわかりますけれどね。それから,じゃあちょっと一旦これで。また別の方が質問してまたやりましょう。

櫻井委員)それでは私から少し具体的な話をさせていただきます。今回徴収猶予制度ということで,細かい部分については色々規定がされまして。とくに事業者の方が運転資金等を賄えるような配慮の中で,1年間の執行猶予と分割納付を有利に計らいましょうという制度かと思っております。国税の徴収猶予と地方税の徴収猶予と両方ありまして,仮に国税の地方消費税等を税務署に納めるという行為の中で,徴収猶予の審査を税務署等でした場合,本来,当然一方で税金を納められないので分納させてくださいというお話ですから,地方税にもそういう影響が出てくるんだろうと思っております。そうした中で,税務署等で徴収猶予をまず認定したもの,された方について,市の方の税金も徴収猶予をお願いしたいと申し込まれた場合,税務署の徴収猶予,分納がギリギリの分納金額で設定されているともし仮定した場合,市町村の税金がそれを知らずに分納の了解をしてしまうと,実際には徴収猶予の規定から外れてしまうような方もいらっしゃるのかなと思っております。税務課,収納対策課としては,税務署との連携,どのような情報交換をされる予定なのかお伺いしたいと思います。

参事兼収納対策課長)未納の方が市役所に来庁されて,徴収猶予の申請をされた場合にはですね,十分に未納者との納税相談を実施しまして,それと財務諸表等の調査をいたします。基本的に申請があった場合,分納計画を確実に履行されることを確認しながら,もし不履行となった場合にはですね,その時に国税等の指導の調査,財産調査の中で行っていくこととなるかと思っております。税務署との連携につきましては,もしその時点で調査の方は税務署との方の協議はしたいと考えております。

櫻井委員)制度を拡大,あるいは緩和するという趣旨のものですので,実際に始まるのは来年の4月1日以降ということですから。今後色々な部分で税務署との連携が増えてくるかと思います。そういった中で今質問させていただいたような部分をまた詰めていっていただければと思います。
 2点目なんですけれども,1年間という期限の中で,12回で分割納付を申請受理して許可した場合,例えば12か月目について納めきれなかったという場合,その未納税額の取り扱いはどのようになるのかお尋ねします。

参事兼収納対策課長)徴収猶予の期間につきましては,まず1年が期限となります。その後どうしても納付が困難,そういう場合には,その段階でもう1度納税相談を行いしまして,法律上は最長あと1年,延長しまして最長2年ということで徴収猶予は考えてございます。

櫻井委員)いずれにしましても差押え等で財産を,奪ってしまうという言い方はおかしいですけれども。市として債権の確保をするという手続きが本来行われるべきところ,なるべく納税していただく,納税する意思のある方。そういった方を救いましょうという制度ですので,十分に納税者の意向を汲み取っていただいて,丁寧な取り扱いをしていただければと思います。
 最後に1点,確認させてください。徴収猶予申請をしまして許可された納税者が,仮に徴収猶予期間に自己破産した場合。当然徴収猶予というのは完納,もしくは分納をきちんとしますよということを前提でお互いにヒアリング等するわけですから,自己破産される方はいらっしゃらないと思うんですけれども。法律上は自己破産ということも想定されますので,徴収猶予をされた方が仮に自己破産し,残った税金はどうなるのか。このへんの取り扱いについてお尋ねいたします。

参事兼収納対策課長)自己破産をしても税金は免除になりません。基本的には自己破産した場合には,破産管財人にまず交付要求をさせていただきます。それで市債権より優先する税金に関しましては,その精算に基づきまして配当を税金に配当していただくということがまず1点ございます。その精算後ですね,また破産者の方と納税相談,また財産調査等をしてもう納税する能力はない,と判断できるものに関しましては,その後執行停止等の税法の滞納整理の方へ移行していくものと考えてございます。

櫻井委員)了解しました。税法上色々改正もありまして,税務課,収納対策課と色々苦労が多いと思いますけれども。法に則した適正な管理をお願いしたいと思います。

菱沼委員長)他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論を行います。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕 

菱沼委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第102号石岡市税条例等の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,当委員会に付託されました案件の審査はすべて終了したわけでございますが,これらにかかる委員長報告の取扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。
  
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に、所管事務の調査としまして,石岡市新庁舎建設基本設計(案)についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。

補佐兼庁舎建設推進室長)石岡市新庁舎建設基本設計(案)についてご説明申し上げます。これまで第7回総務委員会及び石岡市新庁舎建設基本設計(案)に係る説明会において,ご説明申し上げてまいりました石岡市新庁舎建設基本設計(案)に関しまして,頂戴いたしましたご意見を参考として,平面計画等の見直しを実施いたしましたので,ご意見及び修正箇所について順にご説明申し上げたいと存じます。なお,修正箇所の説明につきましては,お手元の資料の順番とさせていただきまして,ご意見につきましては,敬称略にてご報告させていただきたいと存じますので,ご了承くださいますようよろしくお願い申し上げます。
 お手元の資料Aの3ページ,配置図をご覧いただきたいと思います。こちらの図面につきましては,4件のご意見をいただいてございます。1件目といたしまして,西側の市道出入口付近における第1駐車場と第2駐車場の交差部が見えにくく,危険ではとのご意見がございました。図面の修正点といたしましては,第2駐車場から出入口へ向かう車両の視認性向上のため,スロープを南側へ移動することで,交差部手前に平坦部分を確保する修正を行っております。
 2件目といたしまして,東側の市道出入口が市道に対して直角ではないため,市道からの右折進入車両と駐車場から出る車両双方の安全性が確保されていないのでは,とのご意見がございました。こちらの図面の修正点といたしましては,駐車場から市道へ出る車線側に隅切りを設けることで,出入り車両双方の視認性と左折車両の通行性を改善する修正を行ってございます。
 3件目といたしまして,第1駐車場と臨時駐車場に段差が無い場合には,通常時の駐車場利用及び歩行者の安全確保を図るため,何らかの対策をすべきではとのご意見がございました。図面の修正点といたしましては,車止め等を設置することで,通常時の車両進入を防止し,歩行者の安全を確保する修正を行ってございます。また,バス待機位置を車道と同色とすることで明確に判別できるようにしてございます。
 4件目といたしまして,庁舎に近接した位置にある優先者用駐車場5台以外に,妊婦や老人のほか児童を連れた来庁者などが利用できる,ゆとりある幅広の駐車場を検討すべきでは,とのご意見がございました。こちらに関しましては,図面の修正点といたしまして,屋根付きの優先者用駐車場は5台確保したまま,その西側の駐車場を,幅広のおもいやり駐車場として6台を確保する修正を行っております。配置図に関するご意見及び修正点つきましては,以上でございます。
 続きまして,資料Aの4ページ,2階平面図をご覧ください。こちらの図面につきましては,2件のご意見をいただいております。
 1件目といたしまして,法務局サービスセンターの利用者は,会計課にて印紙を購入する必要があるため,視認性が良く動線も短くなるような配置計画とすべきではとのご意見がございました。図面の修正点といたしましては,相談室4室,もともとありましたけれども、その場所と配置を入れ替えまして,視認性向上と動線の短縮に改善を図る修正を行っております。
 2件目といたしまして,障害者用トイレの位置が分かりにくいとのご意見がございました。こちらにつきましては図面の修正点といたしまして,各階共通でHDC,ハンディキャップトイレというような記号表記をしてございましたが,多目的トイレといたしまして,また同様に記号表記としていたELVにつきましてはエレベーター,東側エントランスホール脇にあるエレベーターのHDC対応につきましては,車椅子対応に修正を行っております。2階平面図に関するご意見及び修正点つきましては,以上でございます。
 続きまして,資料Aの6ページ4階平面図をご覧ください。こちらの図面につきましては,西側の展望バルコニーと南側のバルコニー3は一体的な利用となるのか,とのご意見がございましたので,展望バルコニーにおける利用範囲を示す柵を表記してございます。4階平面図に関するご意見及び修正点つきましては,以上でございます。
 続きまして,資料Aの7ページ1階平面図をご覧ください。こちらの図面につきましては,2件のご意見をいただいております。
 1件目といたしまして,サーバー室が清掃員控室や現業控室に近接及び隣接しているが,埃等による悪影響はないのかとのご意見がございました。図面の修正点といたしましては,現業控室に直接外部から出入りできる扉を設置した他,サーバー室への機材搬入扉の位置を前室側に移動しまして,廊下に設置しているセキュリティ扉の位置をサーバー室前に移動させることで,埃等による影響を最小限に抑える修正をおこなってございます。
 2件目といたしまして,BAT作業における納品物の保管場所を確保する必要があるのでは,とのご意見がございました。この件につきましては,所管する情報政策課へ確認いたしましたところ,BAT作業における印刷物の保管スペースを含めてBAT作業室を計画しているとのことでございましたので,修正等は行ってございません。1階平面図に関するご意見及び修正点つきましては,以上でございます。
 続きまして,お手元資料Aの19ページ,11外観内観パースをご覧ください。こちらの図面につきましては,階段に手摺りがないようであるが,安全上問題ないのか,とのご意見がございました。そのため3階渡り廊下・吹抜パース及び2階市民ロビーパースとも手摺りを書き加えております。A19ページの修正点つきましては,以上でございます。
続きまして,お手元の資料Aの20ページ,同様に11外観内観パースをご覧ください。こちらの図面につきましては,議長席は周囲を見渡せる高さとすべきでは,とのご意見がございましたのでAの6ページに示してございますが,4階平面図に高さを示してございますので,そちらのフロアレベルに基づきまして修正等を行っております。
 ただ今ご報告申し上げました修正点以外にも,来庁者や職員の喫煙場所は建物内部に計画すべきでは等のご意見もございましたが,今回の修正において反映できなかったご意見等につきましては,実施の可否を含めまして今後の検討とさせていただきたいと存じますので,何とぞ,ご理解ご了承くださいますようよろしくお願い申し上げます。
 最後に,本庁舎等の解体工事についてご報告申し上げます。進捗状況でございますが,車庫や倉庫等の付属建築物の解体がほぼ終了いたしまして,現在は,本庁舎の内部解体と外部足場の組立てを行っているところでございます。今後は,来年1月中旬ころまでに内部解体を完了させまして,下旬より外壁の撤去作業を開始する予定となってございますので,よろしくお願い申し上げます。石岡市新庁舎建設基本設計(案)についての説明は以上でございます。

菱沼委員長)以上で,説明は終わりました。ただいまの件について,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

石橋委員)2点ほどお伺いします。Aの1ページですね。電気設備計画概要の中で,照明設備,全館LED照明ということになっています。当然のことかなと思うんですけれども,実際,実施設計の段階でLED機器の指定までしていくお考えがあるのかお伺いいたします。

補佐兼庁舎建設推進室長)この件につきましては設計者の方と。実施設計もこれからという段階ですので,現段階ではご説明は差し控えさせていただきたいと思います。

石橋委員)時期的にはそういうところかなと思うんですけれども。と言いますのは,LEDの照明,今はかなり改善されてると思うんですけれども,特に外国製の部分ですね,国内産の製品と比べるとかなり劣るというふうに。そういう実情もこれまで見てきています。そういうところですので,工事管理の中でも大変注意をしなければならないところだと思うんですけれども,ある程度指定をしておかないと,請負業者で安い外国産の機具を使われてしまいますと,その後却ってメンテナンス上で大きく負担を強いられるという場合もあるような話を聞いておりますので。そのへんのこと十分注意をしていただきたいと思います。
 次にもう1点,基本的なことで大変申し訳ないんですけれども,Aの6ですね,4階平面図の中の議場のところなんですけれども,一般質問の席と言いますか。そういう席は設けられるのかどうか。今回まだ具体的にはあれなんでしょうけれども。聞くのは早いですか。

財務部長)議会については議会の方で決めていただいた中で,それらは柔軟に対応させていただきます。早急にそういった方向性を示していただきたいと思います。

〔「特別委員会も出来てないんだから」と呼ぶ者あり〕

〔「ここでやるということでしょう」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)
暫時休憩いたします。

−休憩−

菱沼委員長)再開いたします。他にご意見等はございませんか。

勝村副委員長)私から参考までにお聞きしたいんですが。2点ほどあるんですが。空調関係のお話で,今回空調吹出しが床吹出し方式ということなんですが。実際に最近の新庁舎,新しい施設にはこういう方式は結構取入れられているんですかね。参考までにわかれば。

補佐兼庁舎建設推進室長)具体的な事例はちょっと申し上げられないんですけれども,設計者に確認しましたところ,大空間となるような居室の場合は,これまで同様に天井からの空調だと暖かい空気が上の方にいってしまってなかなか暖まらないと。そういう状況もあるということで,常に人がいる空間に冷暖房が効率的に効く方式ということで,床からの吹出しということを最近のオフィスビルなんかは採用している事例が多いということでございました。

勝村副委員長)ありがとうございます。我々の感覚からすると天井,それから側面からと,大体感覚的にわかるんですけれど,床というと直接当たるので効率的には良いと思うんですけれどもね。ただ女性の職員なんかはどうなんですかね。直接当たるというのは。どんなふうになっていくのかイメージがちょっとつかないんですけれど。どんなふうになってくるんですかね。

補佐兼庁舎建設推進室長)具体的な部材につきしては私も拝見したわけではないんですけれども,話で伺っている限りでは床の吹出し口を自分で調整出来るような。開け閉めが出来るような仕組みになっているということでございました。そのため寒い場合にはそこを閉めれば,風が出なくなるとかの対応出来るとのことでございました。

勝村副委員長)わかりました。暖房に関しては良いと思うんですけれど,冷房に関してはちょっとどうかなと思ったので聞いてみました。それともう1つ,今流行りの太陽光発電ですか。これは採用しないということで,来ているわけなんですが,前回説明があった中でそれだけのものが取れないということで,話を伺ったんですけれども。各市町村で取入れられておりますけれども,その根拠となるようなことは。実際に調べてみたと思うんですけれども,そういったことわかりますか。

補佐兼庁舎建設推進室長)申し訳ございません。数値的なデータは手元に持ってないんですけれども。先日の説明会の際にも設計者から話があったかと思いますが,イニシャルコストに対しまして,ランニングコストも含めてかと思うんですけれども,採算が合わないということで今回採用はしないというようなことで計画が進んでございます。その代わりということになるか,ちょっとわからないんですが,屋根を2重構造にしまして,太陽の光ではなく,熱を利用して空気を暖めて効率的な暖房にするというような仕組みにしてございます。

勝村副委員長)今,お話のあった太陽の光を利用して熱を,ということなんですけれども。実際に統合された八郷南中学校,ここでもそういうことをやって暖房に回していたんですよね。室内の集会所,大きな所だったんですけれども実際,効かないんですよね。あまりね。暖房器で補充しないと寒くて,床暖を前使っていただいたんですけれど,あまり効かないような気がするんですよね。まあそれで,太陽光なんですけれど,震災以降メガソーラーとかかなりの公共施設で使われてきものですからね。ちょっとそのへんの数字的なものがわかって,損得の面でやったんだと思うんです。そのへんを聞きたかったんですが。大丈夫です,わかりました。

塚谷委員)先ほど議会の話が出ましたけれど。ここでせっかくの機会ですので4階の議場,あるいは議会棟についての様々な,まあ事務局から何点かの要望はあったと思うんですが。そういう中で議場の状況,この説明をしていただければと思うんですが。

補佐兼庁舎建設推進室長)大変申し訳ございません。空調や電気設備の件かと思いますが。

〔「議場のこと」と呼ぶ者あり〕

補佐兼庁舎建設推進室長)失礼しました。平面配置についてご説明いたします。まず北側の議場の部分が,切妻屋根の1番高くなる位置を利用しまして議場を造ってございます。天井高さとしましては6メートル程度の高さとなるということでした。その左側には委員会室ということで計画されておりまして,右側には全員協議会室,兼用で会議室としても利用できるような計画となってございます。こちらにつきましては固定式ではなく,左側に書いてありますように,可動式ということで様々なレイアウトに対応できるようになってございます。また南側につきましては議場の正面,ちょうど展望ロビーを挟んだはす向かいに庶務議事課を計画しておりまして,その隣接した位置に正副議長室,談話室,図書室,会派室等を,セキュリティ等考慮しまして,一般の方が入れないような室内ということで計画してございます。また同様にですね,会議室の方,こちらは内部での利用が主になるかと思いますけれども。こちらを2部屋ほど計画してございます。以上でございます。

塚谷委員)今,一般質問の席はあるのか等の意見も出ましたけれども。そういう部分について,事務局から出た要望はそれなりに消化していると思うんですが。そういう傍聴席との間隔と言いますか。その部分について,高さ,距離等あると思うんですが。その部分の配慮。あるいはこの写真では議長席が低い気もするんですけれど,これはどういう形なのか。その部分についてもちょっとお伺いしたいと思います。

補佐兼庁舎建設推進室長)お手元の資料Aの6ページ,議場の平面図をご覧いただきたいと思います。展望ロビー正面のところに両開きの扉があるかと思いますけれども。そこを入っていただきますと,床のレベルが廊下の高さと同じプラスマイナスゼロという高さに設定してございます。そこから1段15センチメートル,2段ほど段差を設けまして,さらにそこからプラス750ということでございますので,1番下のプラスマイナスゼロからは75センチメートルほど高い位置に計画されているようでございます。こちらにつきましては,屋根の形状の関係でちょうど中心は1番高い位置になってくるんですけれども,そこから下ってくるというようなこともございますので,これが限界なのかなと考えてございます。

財務部長)総務委員の皆さまも行政視察等で,最近の新しい議場等をご覧になるかと思いますけれども,古い議場は確かに段差,かなり高い段が付けられておりましたけれども,現在はかなりフラット化してございます。ですからひな段もある程度は付けましたけれども,極端なひな段というのは先ほど担当が申し上げましたとおり15センチメートル程度の高低差となってございます。それから今回,手前どもで強化しました,会派室の充実という要望がございましたので,ここらに関しましてはきちんとした面積の確保と,セキュリティの確保をきちんとしたとことろでございます。限られた面積の中で議会の皆さまのご協力を得ながら委員会について,同時開催が困難な状況ではございますけれども,ご理解いただきながら進めてまいりたいと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。

徳増委員)今の会派室なんですけれども。私は図面を見ても全くわからないので,大変申し訳ないのですが。会派室と会派室の間というのはパーテーションではなく,完全な壁なんですか。パーテーションで大きくも小さくもできる,前はそういった話だったんですけれども。そのとおりで。これ見るとだいぶ太い線で描かれているのでね。どういうふうに理解したらいいのか。パーテーションでも全部。如何ようにもなるということでよろしいですね。

補佐兼庁舎建設推進室長)会派室の仕切りでございますが,こちらは前回の説明会でもご説明しているのですが,太い実線の部分は壁となります。細い部分につきましては引き違いの扉が設置されるということで。遮音性は考慮して設置されるものと考えてございます。

徳増委員)それともう1点なんですけれども,この図を見ますとガラス仕切りと描いてありますのでね,傍聴席のところ。傍聴席は具体的に言うと,今の傍聴席,八郷庁舎の傍聴席と大して変わらないんですか。高さは。元の石岡の傍聴席と比較した時に,屋根の形状で無理なんでしょうか。

補佐兼庁舎建設推進室長)ただ今,委員からお話のあったとおり屋根の構造的に難しいという部分はあるかと思います。ただですね,今の議場と変わりないのかというご質問なんですけれども,先ほどもご説明いたしましたとおり,高さが15センチメートルくらいのひな段となってございまして,傍聴席としましては1番低いところから60センチメートルしか上がってないという状況もございますので。私も議場の中,よく拝見したことがないので構造がよくわかっていないんですけれども。だいぶ低い位置になってくるのではないかと考えてござます。

財務部長)徳増委員も長い議員経験の中で,議会の様子がわからないというのが旧石岡の議場でした。傍聴席から全く見えないという形で,余計なモニターを設置するといった,逆の投資を行ってきたところでございます。その屋根の形状もございますけれども,ある程度傍聴者から見える議場にしてございます。ただ,セキュリティの関係から強化ガラスを傍聴席と議場の間に設けさせていただいてございます。

徳増委員)今,部長のお話はよく理解できるんですね。色んなところを見てきて,低くなってきていることもわかるんですけれども。私ども石岡市の傍聴者と議会の関係と言いますかね。かなり傍聴者の方,大きな声で暴言を吐いたりするとかあります。ですからその地方に実情に合ったものしてほしいなと思います。このアクリル板とかガラス板があっても,これは蹴ったりしたらそれまでですしね。本当に今,傍聴者との関係はひどいものがありますので。もう少し傍聴規則を守ったりなにかという,まあ市民性もあるんですけれど。せっかく新しくしますので。私は威厳を保つためにも,もう少し高くできないかなというのがあったんですね。まあこういうことで進んでいる,屋根の形状やなにかであるならこれでもかまわないと思うんですけれども。単に1議員としての考えなので。あともう1つ質問席ですけれども,これは議会の中で考えていかなければならない問題だと思います。一問一答とか,そういったこととも関連してきますので。これは議会の中で,全員で考えていかなければならない問題だと思います。どうもありがとうございました。

勝村副委員長)庁舎建設の問題に関しましては,特別委員会もないわけですから,所管であるこの総務委員会の中でもっと詰めた協議を。議員同士の中から参考意見を聞きながら早急に進めたら良いと思うんですけれども。そのへんお諮りいただけたらと思うんですが。

菱沼委員長)今,勝村副委員長からありましたとおり,この議会,議場に関してはですね,この総務委員会を所管として,皆さんと協議をして,早急に詰めた段階で執行部に提言していきたいと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。他にご意見等ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。

財務部長)ご審議ありがとうございました。手前どもで今回修正箇所等,また今回もご意見いただいた中で,一応この基本設計(案)について,この後市長に総務委員会での審議状況を報告した中で,可能であれは議長から市長へ,議員さん全員への報告。全員協議会になろうかと思いますけれども,そういったものを経まして,その後パブリックコメントを実施しまして基本計画という形に進めていきたいと考えておりますので,そういったご了承をいただければと思っております。よろしくお願い申し上げます。

菱沼委員長)暫時休憩いたします。

−休憩−

菱沼委員長)再開いたします。次に,その他の件といたしまして,市長公室政策企画課から発言を求められておりますので,これを許します

政策企画課長)私からは都市交流推進事業と,地域公共交通対策事業につきまして,ご報告させていただきます。
 市長公室から提出しました資料をご覧いただければと思います。表紙をめくっていただきまして,1ページ目をお願いいたします。まず都市交流推進事業についてでございます。
はじめに,文京区交流事業についてでございます。かねてから交流実績のある東京都の文京区との都市交流を促進させる目的から交流バスツアーを2回開催いたしました。1回目は街並みを見学後,高浜の白菊酒造見学の後,フラワーパークと柿狩りを体験するツアーを11月5日に実施しております。
 2回目につきましては筑波山頂をハイキング後,ゆりの郷に行くツアーを11月11日に実施してございます。現在,参加者の皆さまにツアーの感想や,石岡の魅力についての石岡の魅力についてアンケートを行い,次年度の交流事業に反映してまいりたいと考えてございます。
 次に中段にございます,2の東京圏交流事業,地方創生交付金活用事業についてでございます。地域資源や地域産業を活用した体験や交流を通じ,二地域間居住や移住の促進を図るため,国の地方創生交付金を活用しまして事業を実施しております。12月10日には東京駅前にございます,移住・交流情報ガーデンにおきまして移住定住プロジェクトセミナーを開催いたしました。参加いただいた方に,石岡市の紹介や,石岡に移住された方の講演,さらには個別相談会を実施したところでございます。さらに,モニターツアーとしまして移住するための足がかりとして,石岡市に興味関心をもっていただけるようなツアーを開催してまいります。12月19日につきましては文京区のバスツアーに落選してしまった人や,10日の移住セミナーに参加いただいた方を対象といたしまして,石岡市の魅力をアピールするツアーを開催し,2月には具体的に移住について検討されている方に,より実用的な情報を提供するツアーを企画してございます。都市交流推進事業につきましての,ご報告は以上でございます。
 続きまして,2ページ目をお願いいたします。地域公共交通対策事業,朝日トンネル経由バス路線,やさとフルーツ号につきましてご報告させていただきます。資料をお願いいたします。
まず1の概要についてでございます。先月の11月29日で,今年度の運行を終了いたしましたので,利用状況等をご報告させていただきます。
利用状況でございますが,全体の利用者数が852人となっております。つくばセンターからの下り方面では440人,柿岡車庫からの上り方面では412人となっており,一日あたりの平均利用者数は,26.6人という結果でございます。次にA運行実績でございます。月ごとに乗車,降車の上位3か所のバス亭を記載してございます。上り方面では柿岡車庫及びやさと温泉ゆりの郷,茨城県フラワーパークからの乗客が多く,つくばセンターまでご利用いただいております。また下り方面の乗客では,つくばセンターからの利用者が最も多くなっており,茨城県フラワーパーク前,やさと温泉ゆりの郷で降車が多く見られます
 全体の動向を見ますと,つくばセンターから乗車し,茨城県フラワーパーク及びやさと温泉ゆりの郷,また朝日里山学校で観光等していただいて,つくばセンターへお帰りいただいているように推測しているところでございます。また,沿線の施設等でイベントが開催されている日は,利用者が増えている状況でございます。今後は各イベントとの連携をしっかりと行っていくことが必要であると考えてございます。
 最後でございますけれども, 11月21日〜23日,28日・29日の5日間でアンケートを実施しております。乗車いただいた方にアンケート用紙を降車する際にお渡しして行いまして,現在64人の方にご回答をいただいております。今回のアンケートでは,つくば市方面への外出やつくばエクスプレスを利用して柏・東京方面への利便性が上がるとの声をいただいている一方では,運行期間の延長や筑波山方面への延伸を望む意見等が寄せられている状況となってございます。このような利用者の皆さまからの意見を受けまして,次年度の事業等に反映してまいりたいと考えております。ご報告は,以上でございます。よろしくお願いいたします。

菱沼委員長)ただ今の報告につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

勝村副委員長)2ページ目の朝日トンネル経由バス路線,やさとフルーツ号についてなんですが。今課長からありましたイベントとの連携を進めていきたいと。確かにそのとおりなんですが,その東京都市部から来たお客さんがいかに楽しめるか,ということを考えなきゃいけないと思うんです。ですから例えばトンネルを抜けて八郷に入ってきて,どこで降りるか,そして何をやるかというのを準備しておいて,やればいいのかなと思うんですね。散歩でもいいですし,山登りでもいいですし,色々やるころはあると思うんですよね。簡単な日帰りコースでも出来るような,イベントではないですが,そういうメニューをそろえてやればいいと思うんですが。そのへんをまた考えていってください。それと私が一般質問で申し上げましたけれども,バスのカラーを見た目でも,フルーツバスだと。石岡に行ってみたいと思わせるようなカラー,モデルにしていただければと思いますので,よろしくご配慮のほどお願いします。答弁は結構です。

石橋委員)都市交流事業についてお伺いいたします。文京区との交流事業の中で,ツアーとして2回実施されているようですけれども,これ主催はどちらになるんですか。

政策企画課長)石岡市主催でございます。
 
石橋委員)それではこのツアーに参加される方からは,負担金等そういったものは徴収されているのかお伺いいたします。

政策企画課長)
負担金として3,000円いただいております。

石橋委員)わかりました。ありがとうございます。交流事業ということですので,中身を見てみますと文京区からこちらに来る片道なのかなと思うんですけれども,実際今度石岡から文京区へ向かうといいますか,訪問するとかそういう事業の計画はあるのかお伺いいたします。

政策企画課長)現在,私どもの所管ではないんですけれども,高齢福祉課等につきましては,文京区の施設等への訪問をされているところもございます。以上です。

石橋委員)石岡の魅力を発信するということだけではなく,やはり交流ということが目的であれば,もうちょっと文京区と相互に交流するような事業を石岡市,文京区それぞれで工夫して充実させていっていただければと思います。以上です。

櫻井委員)地域公共交通についてちょっとお尋ねします。運行実績として上り便,下り便とりまして,この中で石岡市の施設でない小町の里が出てきています。小町の里については土浦市で運営している施設で,特に手打ちそばのお昼が食べられるということで,休日ですと駐車場に車が停めきれなくて路上駐車がすごいという状況を何度も目にしています。それで目の前はパラセーリングの基地といいますか,着陸地点ということで,カラフルなパラセールをやられる方の,色味がきれいだということで。そういう部分での人気もあると思うんですけれども。今回のそのバス停留所として設定されてございまして,今後土浦市との共同運行というのをひとつ検討してみてはいかがかなという気がしています。もう1つが小町の里のそばの人気というところから考えますと,八郷地区も手打ちそばの美味しいお店がたくさんありまして,そのへんを上手く活用しまして,小町の里で食べきれない方はトンネルを過ぎれば,すぐ食べられる店が何軒もありますよ,というところもやっていきますと,こちらにはイチゴ団地があるのかと。また柿も産地もあるのかと,そういう波及効果もあるのではないかと思います。そういったところのコマーシャルを今後強めていただけたらいいのかなと思います。実際,前回の総務委員会の中で,1日当たり,今回出てますように26.6人。1台当たり1.7人というような話があったかと思います。バスの乗車率を増やすということも必要かと思います。現実に人数から考えると再度運行というのは難しいんでしょうけれども,色々な資産を持っていながら,残念ながらそれを活かしきれていない,コマーシャルが足りないというところがあると思いますので,フェイスブックであるとか,ホームページであるとかのツールを活用してですね,どんどんコマーシャルをしていただいて。もし仮に運行できれば,バス利用に際しましては土浦市との共同運行であるとか含めて,運行経費の削減,人員の増加を図っていただければと思います。以上です。

菱沼委員長)要望でよろしいでしょうか

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)他にご意見等は,ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。暫時休憩いたします。10分程度といたします。

−休憩−

菱沼委員長)再開いたします。次に,行革推進課から発言を求められておりますので,これを許します。

行革推進課長)私からは(仮称)公共施設等総合管理計画検討委員会の設置について, ご説明させていただきます。資料は,市長公室総務委員会資料の3ページをご覧ください。
 初めに設置の背景でございますが,過去に建設された公共施設等がこれから大量に更新時期を迎える一方で,地方公共団体の財政は依然として厳しい状況が続き,また,人口減少・少子化等によりまして,今後の公共施設等の利用需要が変化していくことから,この状況を鑑み,公共施設等の全体を把握し,長期的な視点をもって更新,統廃合,長寿命化等を計画的に行うことにより,財政負担を軽減・平準化するとともに,その最適な配置を実現し,時代に即したまちづくりを行っていく必要があることから,本市におきましても外部委員会を設置し,意見等をお聴きしながら,当該計画を策定し推進することとしたところでございます。
 次に委員会の設置目的でございますが,公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進するための計画に関し,必要な事項を検討するため,(仮称)石岡市公共施設等総合管理計画検討委員会を設置いたします。
 次に委員会の所掌事務でございますが,(1)といたしまして,公共施設等総合管理計画を策定するための検討に関する事項,(2)といたしまして,公共施設等総合管理計画の進捗に関する事項,(3)といたしまして,その他委員会が必要と認める事項等でございます。
 次に委員会の組織構成でございますが,市議会議員,知識経験を有する者,市が関係する団体,市民等で構成し,人数は10名程度の構成を考えております。
 最後にパブリックコメントの実施でございますが,(仮称)石岡市公共施設等総合管理計画検討委員会条例(案)に対する市民等からの意見を求めるために,パブリックコメントを実施してまいりたいと考えております。また,これまで要綱で設置しておりました,石岡市行財政改革懇談会につきましても,名称等を見直した上で,新たに条例化してまいりたいと考えているところでございます。説明は以上です。よろしくお願いいたします。

菱沼委員長)ただ今の報告につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

山本委員)計画策定の時期,目標はいつでしょうか。

行革推進課長)
平成27年度,本年度におきましてその前提となります公共施設白書を策定しております。その後,平成28年度中にこの計画を策定してまいりたいと考えております。

小松委員)これは当然,次の議会で条例案を提案すると。そのように考えているんですか。3月議会あたりに。

行革推進課長)この後のスケジュールでございますが,先ほども申し上げましたようにパブコメを実施した後,議員ご発言のとおり議会に提出をしていきたいと。3月に提出していきたいと考えてございます。

菱沼委員長)他にご意見等は,ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。次に,その他として何か発言はございませんか。

山本委員)ちょっとお尋ねしたいんですけれど,一昨日ですかね。地区で配布された広報いしおかの折込がありまして。ちょっと紙質も悪い物で,何なのかなと思ったんですが。追加募集,石岡市職員採用試験の案内がありましたけれども。これについて説明いただけますでしょうか。

総務課長)広報紙に追加募集の折込を入れさせていただきました。今回追加募集いたします目的としましては,まず当初予定しておりました,B区分,C区分と言いまして,短大,高卒の職員部分と,身障者の部分と。合格はしたのですが辞退者もおりまして,その部分について検討した結果,追加で募集したいということで,追加募集をさせていただいたものです。以上です。

山本委員)ちょっと私,ホームページを開かなかったのでこのチラシだけ見ているんですが。私が見方がわからないのか,採用人員2名程度となって,この部分だけ障がい者対象,短大卒,高卒ということで。2つに跨っているので,両方合わせて2名程度ということですね。それぞれ2名程度ということではなくて。合計2名程度と。例えば障がい者の方が2名選考された場合には,短大卒,高卒の方はゼロになるし,逆に短大卒,高卒の方が先に2名選考されたら障がい者の方はゼロと。ともかく両方合わせて2名ということでよろしいですかね。

総務課長)委員さんおっしゃるとおり,両方合わせて2名程度を考えております。

石橋委員)今の山本委員の質問にも多少関わってくるんですけれども。記録がある範囲の中で結構なんですが,新規採用職員,採用後1年ということで今回定義をさせていただきますけれども,新規採用職員の離職状況といいますか,離職率と言いますか。そういうものがおわかりになればお知らせをいただければと思います。

総務課長)申し訳ございません。過去1年以内ということでは資料等が。失礼いたしました。まだ退職ではないんですが。退職届を預かっている職員は1名。現在のところ採用1年未満でおります。

石橋委員)直近で,過去5年間,10年間で区切らせていただきますと,新規採用職員で退職者が出るというのは今年が初めてということで理解してよろしいですか。

総務課長)過去5年間ではそのとおりでございます。

石橋委員)まあそういう時代になってしまったのかなという思いがあるんですけれども。県ではもっと新規採用職員の離職率はもっと高いようですので。石岡市はまだまだそういう意味では抑えられているのかなと思いますけれども。これから受験される若い方々ですね,昔に比べてだいぶ意識も変わってきているようです。ですので職場としての魅力,職場がどういう状況なのか,そこらへんのところは何とも申し上げませんけれども,職場としての魅力,仕事,人の魅力を若い人達に理解していただくというのも大事かなと思います。その点はわかりました。
 続けてでよろしいですか。3点ほどお伺いします。先日の茨城新聞の記事だと思うんですけれども,常総市で都市計画税を廃止するというふうな記事が出ておりました。私の一般質問とも関係してくるんですけれども。常総市については合併後の地域格差の解消という目的で,既存の旧水海道市の部分ですね。徴収をしていた都市計画税を廃止するというような話でした。それに限らず,市街化区域の中でも都市計画事業が進んでいるところと,先日お話しました高浜地区のように,全く手が付けられていないようなところ。やはり地域での格差が目立つようなところなんですけれども。今すぐ結論を出せというのも難しいと思うんですけれども,石岡市として都市計画税の取り扱いについて,どういう方向性を持ってお考えになっているのかお伺いいたします。

財務部長)議会の一般質問でも質疑がございましたとおり,石岡市としましては都市計画税,有効な財源でございますので,都市計画の整備に充当しているところでございます。ただし一方で,委員ご指摘のとおり高浜地区ですかね,そちらの方々から頂いている中での形が見えないとのご指摘もございましたので,そのへんにつきましては線引きと合わせまして今後の課題かなと認識しているところでございます。大きな政策転換になりますので,軽率なことは申し上げられませんが,現段階ではそのようなことでご理解いただければと思います。以上です。

石橋委員)今回の常総市の決定は大変,私としては英断だと評価するわけですけれども。今部長からお話がありましたように,徴収するのであれば徴収した効果が出るような施策。それが現実としてなかなか出せないということであれば都市計画税を廃止するというような英断も必要ではないかと思いますので,よろしくご検討のほどお願いしたいと思います。
 続けてもう1点なんですが,各職場での人員配置についてご検討いただければなと思っております。これは答弁とかいりませんので。来年の4月に人事異動があると思いますから,その中でご検討いただければと思います。1つだけ例を挙げますと,まちづくり協働課。現在課長以下5名で対応しているようですけれども,関わっている団体,事務局を持っている団体含めて15団体持っているようです。5名で15団体の事務局,庶務的な部分をまかなうというのはかなり負担が多いのかなと思いますし,それプラス空き家対策,市民討議会の運営,それから地域懇談会なんかもまちづくり協働課でやっているようですけれども。私も1つの団体に関わっています。我々から見ると事務局はあくまでも1つですけれども,事務局から見れば団体が15も持っていると,それでも1年間回ってしまう。そのような状況を傍から見ていて感じますので。そういったところの人員配置のバランスというのはよくお考えいただいて,対応をしていただきたいと思います。これにつきましては答弁は結構です。
 最後なんですが,現在職員に地域手当が支払われていないというふうに理解しておりますけれども,それに間違いないかご確認させていただきます。

総務課長)委員さんおっしゃるとおり,地域手当につきましては国で地域を指定してございますので,そういう指定がありませんので,支給はしてございません。

石橋委員)県内の各自治体の支給状況というのがおわかりになればお知らせいただきたいと思います。

総務課長)平成27年4月1日現在でございますが,地域手当を支給している団体は県内44市町村中,19市町村ございます。

石橋委員)隣接している自治体で支給しているところはありますか。お伺いいたします。

総務課長)笠間市,土浦市,つくば市だったと思います。

石橋委員)具体的な名前を私から言うのは憚れるんですけれども。土浦,つくば市は多少しょうがないな,というところあるんですけれども。まあ笠間市が出ているということで。職員としてのモチベーションですか。そういう部分で多少影響するのではないかなと受け止めます。支給ができる基準というのは確かにあると思いますけれども,そういうところをよく調査,研究しまして,地域手当として職員に支給できる状況を整備される努力が必要ではないかなとふうに感じるんですけれども。ちなみに,市内の国や県の機関でですね,地域手当が支給されているかどうかの調査はされているかお伺いいたします。

総務課長)市内においては,茨城県ですとおそらく支給されていると。県は一律で支給しておりますので。国の機関ではないと思います。あと加えて申し上げますと,国においては厚生労働省所管の賃金構造基本統計調査というのがあるんですが,その10か年の平均指数というのがございまして,それの93以上の地域を指定されております。その地域以外については基本的に支給を出来ないということになっておりまして。逆に支給しますと,特別交付税なので,減額措置もあるような規定もございますので。現状ではなかなか難しいのかなと思っているところでございます。

石橋委員)事情はよくわかるんですけれども。それによってやはり職員の士気に関わる部分であるのかなと思いますので。隣接する自治体で出ているところ,何かしら理由があるのかなと。そういうところの理由をよく突き詰めて,対応をお願いしたいと思います。以上です。

菱沼委員長)他に発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですのでこの際,委員派遣による所管事務管外調査の報告についてを議題といたします。
 過日の岐阜県各務原市,奈良県橿原市,京都府向日市の視察につきましては,大変ご苦労様でございました。皆さまのご協力によりまして有意義な視察ができたものと考えております。本件につきましては,お手元に配付いたしましたとおり,報告書を作成いたしましたので,ご覧おき願いたいと思います。
 それでは,先の視察を振り返りまして,ご意見等がございましたらお願いをしたいと思います。何か発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)今回視察いたしました各務原市シティプロモーション,橿原市地震防災アクションプログラム,かしはら安心パークの取組,防災・浸水対策については,当市における今後の事業推進において,大変参考になるものと思います。これらを今後の委員会活動の中で反映していきたいと考えておりますので,よろしくお願いいたしたいと思います。
 次に閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。当委員会において,閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配布いたしました案文のとおり事由を示し,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。以上で本日の総務委員会を閉会いたします。ご苦労さまでした。た。





戻る 議会トップページへ