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議会中継
  


平成30年度 総務委員会

 第6回委員会 (9月10日)
出席委員 山本進委員長,櫻井茂副委員長,高野要委員,徳増千尋委員,塚谷重市委員,岡野孝男委員,菱沼和幸委員,勝村孝行委員
市執行部 【市長公室】
 次長 長井正毅,秘書広聴課長 金井悟,政策企画課長 瀬尾正幸
【総務部】
 総務部長 久保田克己,次長 島田美智男,総務課長 野口健市,総務課副参事人事担当 柴田健,防災対策課長 今橋輝雄
【財務部】
 財務部長 古内勝人,理事兼庁舎建設担当 越渡康弘,次長兼財政課長兼庁舎建設担当 門脇孝,管財課長兼庁舎建設担当 栗原秀樹,管財課副参事兼庁舎建設推進室長 萩原信明
【八郷総合支所】
 八郷総合支所長 真家 忠,支所総務課長兼恋瀬出張所長 吉澤房江
議会事務局 庶務議事課主任(塚本志保)


山本委員長)ただ今から,総務委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配布いたしました協議案件書のとおりであります。
 次に,本日,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。
 なお,本日出席を求めた者のうち市長公室長加藤君から本日の会議を欠席したい旨の申し出があり,委員長においてこれを許可いたしましたので,ご報告申し上げます。
 これより,議事に入ります。初めに,議案第74号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第2号)のうち,当委員会の所管に係る部分を議題といたします。本案について,執行部から説明を求めます。

政策企画課長)それでは,政策企画課所管の補正予算につきましてご説明申し上げます。
 補正予算書の25ページをご覧いただきたいと思います。総務管理費の上から3段目にございます,国際交流施策推進事業補助金10万円の増額でございます。本補助金は,市内で活動する国際交流団体を対象に,国際交流の推進を目的とする事業に対して交付するものでございます。当初は3団体5事業程度を予定しておりましたが,想定数を越える申請が寄せられ,対応するために増額するものでございます。
 続きまして,その下にございます通勤・通学支援事業251万9,000円の増額でございます。本年度の申請状況から今後の支出予定額等を精査したところ,通勤者に関しましては新規の申請者数,利用月額数の増加となっております。本補助制度も昨年度に引き続き2年目となりましたことから周知が進んでいること,さらには補助制度利用者の方々が乗車している時間の有効利用や混雑なく通勤できることから,定期券用特急券の利用が増加しているものと推測しております。通学者につきましては,定期券補助においては長期となる夏休みなどの期間も定期券を購入する方も多く,さらに,定期券用の特急券を利用することを想定して通年で申請している方も見受けられる状況となっております。このような状況から,不足額が発生する見込となりましたので,増額補正を要求するものでございます。
 以上が,政策企画課所管の補正予算でございます。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。

総務課副参事人事担当)総務課からは,議案第74号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第2号)中の職員の人件費の補正にかかる部分につきまして,ご説明申し上げます。
 職員の人件費につきましては,当初予算時には平成30年1月1日時点に在職している職員の給与などをベースに算出し,計上してございます。今回の職員の人件費の補正につきましては,平成30年4月1日に発令いたしました人事異動に伴いまして,会計間及び予算科目間の調整が主なものでございます。
 今回の一般会計の職員の人件費の補正につきましては,補正予算書の歳入歳出補正予算事項別明細書24,25ページの議会費から,38,39ページの教育費の学校給食センター費までの人件費にかかる総額を,補正予算書の40,41ページに給与費明細書として記載しておりますので,そちらの40,41ページをご覧いただきまして,ご説明させていただきます。
 最初に,特別職についてでございますが,給与費明細書の1番上の段の表にございます,1特別職の表中,表の左端の部分に,補正後,補正前,比較とありますが,一番下の比較の欄でご説明させていただきます。比較の欄のうち長等の欄をご覧いただきますと,期末手当の欄で88万8,000円の減額となっております。こちらにつきましては,副市長の期末手当額の減額でございます。具体的には,平成30年の6月期末手当については,平成29年の12月2日から平成30年6月1日までの6か月の勤務期間により支給の割合が異なります。副市長の就任が4月1日で,6月1日までの勤務期間が2か月となることから,通常100分の100支給となるところ,100分の30の支給となりまして,減額となるものでございます。同じく長等の欄の共済費の欄をご覧いただきますと,15万8,000円の減額となってございます。これは,ただいまご説明いたしました副市長の期末手当の減額に伴いまして,共済費につきましても減となるものでございます。次に,その他の特別職でございますが,報酬が5万5,000円の増となっております。これは,子ども・子育て会議委員報酬の増でございまして,会議開催回数の増に伴い増額となっております。
 次に,中段の表2,一般職(1)総括の表でございますが,先ほどと同様に比較の欄でご説明させていただきます。まず,左端の職員数でございますが,上段の2名の減につきましては,予算編成後に退職の申し出があり,昨年度末で退職した職員が2名いたことによるものでございます。下段の3人の減につきましては,再任用職員の分の減でございます。補正額といたしましては,給与費が給料と職員手当て合わせまして2,467万8,000円の減額,共済費が1,196万2,000円の減額,合計では3,664万円の減額となるものでございます。内訳としまして,まず,給料の1,714万円の減額でございますが,予算編成後の職員2名の退職に伴う減,育児休業などによる減によるものでございます。
 次に職員手当て753万8,000円の減額の内訳でございますが,下表の職員手当ての内訳の表にあるとおりでございます。
 次に,共済費の1,196万2,000円の減額でございますが,給料及び職員手当ての減額に伴い減となるものでございます。最後に,補正予算書の歳入歳出補正予算事項別明細書24,25ページをご覧いただきたいと存じます。ページ中段の款2総務費,項1総務管理費,目1一般管理費,節19の派遣職員負担金について,1,008万1,000円を減額補正するものでございます。こちらの負担金は,当市からの要請により国や県から市に職員を派遣していただいた際の人件費相当分について,負担金として派遣元へお支払いするものでございます。当初予算におきましては,国及び県からそれぞれ1名ずつ職員を派遣していただく想定で予算を計上しておりましたが,最終的には県から次長級の職員派遣のみとなりましたことから,1名分の負担金を減額するものでございます。
 以上が,一般会計補正予算中,職員の人件費に係る補正予算の説明でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。

防災対策課長)私から,議案第74号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第2号)のうち,防災対策課所管の補正予算についてご説明申し上げます。
 はじめに,歳入でございます。補正予算書22,23ページをご覧ください。最下段の表,款21市債,項1市債,目6消防債,節1消防債の,全国瞬時警報システム整備事業債110万円の増額補正でございます。内容でございますが,全国瞬時警報システム,通称Jアラートの更新に伴い,当初予算において新型受信機器のみ180万円を起債対象として計上しておりましたが,県市町村課との起債ヒアリング時に,設置費を含む関連経費においても起債対象とすることが可能との見解が示されたため,設置費等関連経費110万円を起債対象として追加計上し,起債額を290万円に増額補正させていただくものでございます。
 次に,歳出でございます。補正予算書36,37ページをご覧ください。上から2つ目の表,款9消防費,項1消防費,目5災害対策費につきましては,先ほど歳入でご説明しました起債額の変更に伴い,補正財源の内訳において一般財源が110万円の減となり,地方債が110万円の増となるものでございます。
 以上が,防災対策課所管の予算でございます。ご審議の程よろしくお願いいたします。

次長兼財政課長兼庁舎建設担当)財政課所管の補正予算につきまして,ご説明申し上げます。今回の補正につきましては,9月期補正に係る財源調整を行うためのものでございます。
 最初に,補正予算書の4ページをご覧いただきたいと思います。第3表,地方債補正でございます。表中の一番下にございます臨時財政対策債の限度額を110万円増額いたしまして,11億830万円とするものでございます。こちらにつきましては,国から交付されます普通交付税額の確定に伴い,臨時財政対策債の額が決定されたことによるものでございます。
 続きまして,22,23ページをご覧いただきたいと思います。歳入の事項別明細でございます。ページの上段にございます地方特例交付金99万円の減額と,ひとつ下の普通交付税3億3,895万円の増額でございますが,今年度の交付額が確定いたしましたので,確定額に合わせて補正をするものでございます。
 続きまして,ページの中段にございます財政調整基金繰入金3億4,231万8,000円の減額につきましては,普通交付税等の確定に伴う一般財源の増額により財源調整を行った結果,基金の取り崩しをせずに済むこととなったためでございます。
 続きまして,ページの下段にございます,先ほど地方債補正でご説明いたしました臨時財政対策債を110万円増額するものでございます。
 以上が,財政課所管の補正予算でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

管財課長兼庁舎建設担当)管財課から,議案第74号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第2号)のうち管財課が所管するものについて,ご説明申し上げます。補正予算書の22,23ページをお開き願います。
 はじめに,歳入についてご説明申し上げます。右側の説明の欄の事業項目に沿って,ご説明させていただきます。下から2段目の表に記載されております,全国市長会市民総合賠償補償保険金95万9,000円でございます。本保険金は,平成28年8月10日正午頃,市役所敷地内におきまして,相手方が車止めポールの基礎部分の突起につまずき転倒し,左膝を骨折いたしました。その損害賠償金として,全国市長会市民総合賠償補償保険が適用となりますことから,95万9,000円を計上させていただきました。
 続きまして,24,25ページをお開き願います。歳出についてご説明申し上げます。中段に記載されております,市庁舎維持管理経費の損害賠償金 95万9,000円でございます。本賠償金は,先ほど歳入でご説明させていただきました損害賠償金を相手方に支払うものでございます。
 なお,詳細につきましては,議案第92号損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解についてでご説明させていただきます。説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

山本委員長)以上で,説明は終わりました。
 これより,質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

菱沼委員)議案第74号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第2号)のうち,25ページ,国際交流事業というということで,今回の予算では,当初予算で3団体ということで予算化されておりまして,今回,補正予算で10万円の計上があるわけですけれど,今年度,この10万円に対して3団体から何団体に増えたのか,お伺いをいたします。

政策企画課長)国際交流補助金につきましては,3年ほど前までは50万円の予算で40万円程度の支出があったところでございますけれど,昨年,一昨年と20万円台で2団体の申請にとどまっておりました。今年は当初予算30万円ということで減額をさせていただいたところでございますけれども,当初の2団体に加えまして,年度途中に2団体からの要望があったということで,国際交流は今後オリンピックに向けましても大事だということを認識いたしまして,今回補正予算を計上させていただいたところでございます。

菱沼委員)差し支えなければ,その団体名を教えてもらってよろしいですか。

政策企画課長)当初であげてまいりましたのは,フレンドシップ石岡とグローバルハーツという団体でございます。途中から申請をあげてまいりましたのは,日中友好協会の中国語講座,そして今回,ロータリークラブのほうでインバウンドのものを対象といたしました観光ガイドマップの外国語版を作るという提案がございまして,補助金の増額となっております。

菱沼委員)今,ガイドブック作成ということで,ロータリークラブからということですけれど,実際,ロータリークラブさんとすれば,大体どれぐらいの金額の中の10万円,その一部を補助する状況で,概算といいますか,数字的に押さえていればお教えいただきたいと思います。

政策企画課長)概算ではございますけれど,30万円から40万円程度,そのうちの10万円を補助金というふうになっております。

菱沼委員)次に,通勤・通学支援事業で251万9,000円ということで,まず,通勤者特急券購入費補助金ということで221万6,000円が計上されております。今回,増えてきているということにおいては,私も非常に喜ばしい限りかなと思っております。実際,羽鳥,石岡,高浜ということで通勤者の補助が出ていると思いますけれど,現状,当初は何名で,現在,補助金に対して何名の補助申請がされているのか,お伺いしたいと思います。

政策企画課長)当初予算要求で想定しておりましたのが,通勤者の特急補助25名でございました。現在,補助金の申請及び交付決定をしている人数は,31名となっております。

菱沼委員)25名から31名と,6名方の増ということで,今後,通勤者特急券購入費補助というのは非常に重要な施策になってくると思いますので,今後も周知徹底をしていただければと思います。
 それから,その次の通学者定期券特急券購入費補助金30万3,000円についても,同じ質問ということでお伺いしたいと思います。

政策企画課長)通学者の定期券の補助につきましては,当初400名で想定しておりましたが,現在の交付申請,289名となっております。特急券が10名で想定していたところが26名の申請となっております。これは,定期券の申請に伴いまして,いっしょに申請をしたいという親御さんも結構いらっしゃいまして,そのための増というようになっております。実績についてはこれからの想定となりますけれども,若干減額になることも予想されてくると思います。

菱沼委員)私も,通勤・通学支援事業については,非常に重要な施策であると思っております。そういう部分において,始まって2年目になるわけですけれど,今後しっかりと取り組んでいただければと思います。

山本委員長)ほかに質疑はございませんか。

櫻井副委員長)人件費について確認をさせていただきます。
 補正予算書の40ページですか,先ほど給与費明細書のほうで説明をいただきましたけれど,再任用職員が3名辞められたということで説明をいただきました。一般職のほうは,予算要求後に2名辞められたということで,一般職員につきましては586名のうちの2名ということなので想定内なんだろうと思いますけれど,再任用職員につきましては25人のうちの3名が辞められていますので,いつ頃,どんな理由で辞められたというのは把握されていますでしょうか。

総務課副参事人事担当)再任用職員の3名でございますが,当初予算の編成時点では,まだ再任用の申し込みをいただいて最終の決定までには至らない時点でございましたので,このうちの2名につきましては,最終的には市に対して申し込みを行わなかったという2名でございます。残りの1名につきましては,再任用職員としては任用しているのですけれど,保健師の専門職ということで,最終的に4月からは介護保険特別会計のほうで任用することとなりましたので,あわせて3名となるものでございます。

櫻井副委員長)そうしますと,4月1日付けに配属した後に辞めたということではなくて,それ以前の減だったということですか。

総務課副参事人事担当)そのとおりでございます。

山本委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に,討論を行います。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第74号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第2号)のうち,当委員会の所管に係る部分を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第90号石岡市議会議員及び石岡市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。本案について,執行部から説明を求めます。

総務課長)議案第90号石岡市議会議員及び石岡市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて,ご説明申し上げます。議案書のほうをご覧いただきたいと存じます。
 提案理由といたしましては,公職選挙法の一部改正に伴い,市議会議員選挙における選挙運動用ビラの公費負担について,所要の改正を行うためでございます。
 改正の内容でございますが,平成29年6月,公職選挙法の一部を改正する法律が交付され,都道府県または市の議会の議員の選挙において候補者の政策等を有権者が知る機会を拡充するため,候補者が選挙運動のためのビラを頒布することができることとなり,平成31年3月1日から施行されます。この法改正を踏まえまして,石岡市議会議員及び石岡市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正するものでございます。これまでの市長選挙に加えまして,市議会議員選挙におけるビラの作成費用の公費負担を行うため,本条例を改正するものでございまして,市議会議員の選挙におきましても,選挙運動用のビラを2種類以内で4,000枚,1枚当たり7円51銭を限度として公費負担の対象とするものでございます。
 説明は以上でございます。よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。

山本委員長)以上で,説明は終わりました。
 これより,質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

菱沼委員)議案第90号についてでございますが,一般質問でも,一般質問ではなく議案質疑ですね,議案質疑でも同僚議員が質問しておりましたので,おおむねわかっております。A4の規格の中で4,000枚で7円51銭ということでありました。そういう中で,掲載する文字の状況なのですけども,そういう規則,規定とか,今現在として,その部分においては明確に。このようなチラシ的に載せていいとか,載せてはまずいとか,今現在,お持ちでしょうか。

総務課長)記載の内容につきましては,制限につきましてはないような状況となっております。ただし,虚偽記載であったり,利害誘導の罰則に触れるような内容については記載できないような内容になっております。また,表面のほうに頒布責任者,また,印刷者の氏名住所のほうを記載していただきまして,選挙管理委員会が交付する証紙をお渡しいたしますので,その証紙のほうを貼り付けていただきまして,頒布していただくようなこととなります。

山本委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に,討論を行います。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第90号石岡市議会議員及び石岡市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第92号損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解についてを議題といたします。本案について,執行部から説明を求めます。

管財課長兼庁舎建設担当)管財課から,議案第92号損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解についてをご説明申し上げます。
 平成28年8月10日正午頃,相手方が,市役所敷地内におきまして車止めポールの基礎部分の突起につまずき転倒し,左膝を骨折いたしました。その後,8月18日に手術,翌年の平成29年9月14日に抜釘の手術後,リハビリを行い,平成30年3月に完治いたしました。損害額は,治療費29万8,466円,通院交通費2万6,195円,諸雑費3万1,900円,休業損害55万8,600円,入通院慰謝料98万6,400円,診断書費用1万6,200円で,合計191万7,761円でございます。
 市が加入している市民総合賠償補償保険を取り扱っている保険会社と協議した結果,過失相殺率は50パーセントとなり,損害賠償額は95万8,880円となったことを受け,相手方につきましても承認を得ておりますので,和解するものでございます。
 説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

山本委員長)以上で,説明は終わりました。
 これより,質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

菱沼委員)議案第92号ですけれど,もう完治されている部分においてはよかったなと思います。しかしながら,つまづいて左膝を骨折したという部分において,事故現場というか,現状はどういうふうになっているでしょうか。

管財課長兼庁舎建設担当)つまづいた部分につきましては,今,本体工事エリアになっておりまして,その部分はございませんが,その当時,転んだその日に,穴部分をモルタルで埋めたということは聞いてございます。その後,今,市役所に来ていただくとわかると思いますが,何十か所かモルタルで穴を補修してございます。今はそういう現況でございます。

山本委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に,討論を行います。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第92号損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第94号備品購入契約の締結について(H30石岡市新庁舎備品什器購入)を議題といたします。本案について,執行部から説明を求めます。

管財課副参事兼庁舎建設推進室長)議案第94号備品購入契約の締結についてご説明いたします。
 本件は,H30石岡市新庁舎備品什器購入といたしまして,新庁舎に設置される家具備品等の購入を行うものでございます。主な購入品の内容といたしましては,執務室内の大型天板デスク,引き出しワゴン,オフィスチェア,キャビネットをはじめとしまして,待合ロビーの記載台,待合ベンチ,会議室用テーブル,いす,更衣室のロッカー,応接セットなどを一括して購入するものでございます。
 本件の発注につきましては,条件付き一般競争入札で7月10日に告示,8月9日に入札を執り行いました。入札には4者の参加がございまして,入札の結果,落札者が株式会社大塚屋商店,予定価格1億2,465万円に対しまして,落札額1億2,400万円となりまして,請負比率は99.5パーセントとなり,8月16日に税込1億3,392万2,000円で仮契約を締結してございます。
 この契約につきましては,今回の議会で議決を頂いた日が本契約日となりまして,工期につきましては,その翌日から平成31年1月31日までの約4か月間を予定してございます。
以上が,議案94号備品購入契約の締結についてでございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

山本委員長)以上で,説明は終わりました。
 これより,質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

菱沼委員)議案第94号備品購入契約の締結について,今,説明がありました。7月10日告示で8月7日入札,4者ですね,予定額が1億2,465万円,99.5パーセントという状況でありましたけれど,99.5パーセント,非常に高い数字かなと思っておりますけれど,他の3者は。金額がもしわかればお伺いしたいなと思っております。

管財課副参事兼庁舎建設推進室長)手元に資料がございませんでした。申し訳ございません。実際の入札の状況でございますけれど,予定価格が1億2,465万円でございました。これに対しまして,第1回目の入札の金額というのが,大体1億7,000万円程度でございました。かなりの金額の開きがございましたということで,その後,最低見積者ということで,株式会社大塚屋商店さんと再度の見積もり合わせを行いまして,最終的に1億2,400万円の落札額だったとなってございます。

菱沼委員)あとで3者の額がわかれば,資料をいただければと思っております。
 それから,備品の内容についてはるる説明があったわけですけれど,最終的に契約金額が1億3,392万2,000円という大きな金額でございますので,備品の詳細な状況を書類として提出いただければと思いますけれど,この点,委員長にお願いしたいと思います。

山本委員長)菱沼委員より,議案でございます備品什器の詳細について資料の請求がありましたので,委員会条例第23条の規定に基づき委員会としてこれを要求したいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。執行部におかれましては提出をよろしくお願いいたします。
 ほかに質疑はございませんか。

高野委員)今ですね,予算額と当初の入札額がかなり開いていて,その後,最低入札者と調停というか,見積り合わせとなったということですけれど,これは当初の見積り,設計見積り,今現在ですと,そんなに業者さんもひどい入札とかなにかやってこないと思うのですけれど,あまり差がありすぎると思うんですけれど。これ,設計の段階でダンピングというか,予算を抑えたというか。石岡市は予算を抑えることをすぐやるから,そういったことはないですか。きちっとした。設計事務所から出てくると思うのですけれど,その中で4,000万,5,000万という差はかなりの差になると思うのですけれど,業者さんが当初ふっかけてきたのか,それとも役所が安かったのか。そのへんのところ,答えることはできないと思うのですけれど。1億二千いくらというのは,あくまでも設計事務所から出てきた予算ですよね,お伺いします。

管財課副参事兼庁舎建設推進室長)今回の備品購入につきましては,もちろん,設計事務所のほうから資料の提出を受けまして,それをもって発注を行ったものでございます。

高野委員)石岡市で下げてしまったのかと心配になったものですから。業者さんを圧迫しているとかそういったことがなければ。設計業者の積算というのはある程度しっかりしたものでしょうから,わかりました。

山本委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に,討論を行います。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第94号備品購入契約の締結について(H30石岡市新庁舎備品什器購入)を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,当委員会に付託されました案件の審査はすべて終了したわけでございますが,これらにかかる委員長報告の取扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,所管事務の調査として,暮らしの便利帳の作成についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。

秘書広聴課長)私からは,暮らしの便利帳の作成につきましてご説明させていただきます。
 それでは,お手元の資料の1ページをご覧ください。概要でございますが,2015年作成後,3年を経過した市民便利帳の見直しを図り,市の各種サービスの利用手続きなどを紹介する行政情報,転入者にもわかりやすい市の魅力を伝える地域情報,医療機関などの生活情報などを掲載した,石岡市暮らしの便利帳を作成するものでございます。
 規格でございますが,A4版の冊子で,フルカラー120ページ程度を予定しております。作成部数は3万2,500部を予定してございます。配布先でございますが,市内全世帯へのポスティングのほか,転入世帯へは転入手続き時に市民課窓口等での配布,その他,広告掲載事業者等への配布を予定しております。
 作成方法でございますが,株式会社サイネックスと石岡市が,官民協働事業により共同で作成いたします。具体的には,石岡市から便利帳に必要な行政情報や地域情報を提供し,株式会社サイネックスが便利帳に掲載する広告主を募り作成,配布する予定であります。メリットといたしまして,便利帳の作成,配布に要する経費はすべて,株式会社サイネックスが行う紙面内の広告収入によってまかなうため,市は費用負担を行わずに作成,配布することができます。なお,株式会社サイネックスの県内自治体での便利帳作成の実績でございますが,44市町村中37市町村で作成をしております。
 掲載する内容でございますが,行政情報として戸籍,住民登録など各種行政手続きや様々な制度,公共施設の案内など。地域情報として,歴史や文化,観光スポット,特産品などのほか,市が重点的に進める主要事業など。生活情報として,安全・安心につながる医療関連施設のマップなどを予定しております。
 作成のスケジュールでございますが,9月中旬から10月に,担当各課との調整,原稿作成作業,11月から12月に校正作業を行い,平成31年2月下旬に完成させ,3月に配布する予定でございます。説明は以上でございます。

山本委員長)以上で,説明は終わりました。
 ただいまの件について,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

櫻井副委員長)1点お尋ねしたいのですが,ポスティングにて配布ということですけれど,具体的にどのような形になるか,説明いただければと思います。

秘書広聴課長)ポスティングによる配布について,ご説明します。サイネックスの提携事業者により,市内全戸に直接ポスティングを行っていきたいと思います。配布もれの対応につきましては,市に問い合わせがあった場合は一定期間,1か月程度までサイネックスから再配布を実施する予定です。

櫻井副委員長)そうしますと,広報紙等に挟み込んで配布ということではなくて,一軒一軒,サイネックスがお願いした業者さんが,各戸のポストに入れていく形になるということですか。

秘書広聴課長)今,委員がおっしゃったとおり,サイネックスの業者さんが一軒一軒ポスティングするということになってございます。

菱沼委員)暮らしの便利帳の作成ということで,市民の方も非常に喜んでおりまして,わかりやすくて非常にいいと。確か前回はB5版のような気がしたんですね。今回は,サイネックスさんのほうで企業広告も入れるということでA4になっているのかと思いますけども,そのへんはどうなんでしょうか。現状をお伺いします。

秘書広聴課長)前回との紙面の大きな違いについてご説明したいと思います。
 前回,平成26年度に作成した便利帳につきましては,A5版という小さな形で,ページ数についても82ページということで,限られた行政情報のみということになっておりました。今回,暮らしの便利帳ということで,行政情報のほか,市の地域情報,生活情報,そういったものを詳しく載せて,市民の方に知ってもらうということで,ページ数も多くしてA4版という形で発行したいと考えています。

山本委員長)ほかに質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,市民満足度調査の結果についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。

政策企画課長)それでは,市民満足度調査の結果につきましてご報告させていただきます。
 本日,委員会資料とあわせまして,市民満足度調査報告書と自由意見をまとめたものを配布しております。報告書につきましては,将来ビジョンの計画体系である7政策47施策について,満足度,重要度,業務改善必要度を中心とした分析を,地区別,年代別に掲載をしております。
 それでは,委員会資料の2ページをご覧ください。はじめに1のアンケートでございます。石岡みらい創造プランの運用のため,市民の意識を把握することを目的として調査を実施しております。47の施策に対する重要度,満足度を調査し,計画の運用に当たり重点的に実施する施策について検討することを目的としております。今年度は,従来の郵送による回答に加え,インターネットによる回答を取り入れております。調査対象は,市内在住18歳以上の男女4,000人でございます。回収結果は,回収数1,357件,回収率33.9パーセント,調査精度は2.69パーセントとなってございます。内訳でございますが,郵送による回答が1,215件,インターネットによる回答が142件となっております。
 次に,2の重要度,満足度についてでございます。施策ごとに重要と感じるか,満足しているかを,それぞれ5点満点で回答をしていただきました。全体の傾向としては,昨年度に比べ,平均重要度は変化なく,また,平均満足度が0.02ポイントの微増となっております。
 次に,各政策の傾向についてでございます。各政策の重要度の順位は,昨年度と同様となってございます。消防・防災,産業・経済,都市基盤,教育・文化は微減傾向にあり,健康・福祉,生活・環境については前回と同様となっております。また,各政策の満足度の順位は,消防・防災と教育・文化が入れ替わり,都市基盤以外は微増傾向となっております。
 次に,3ページをご覧ください。各施策の業務改善必要度についてでございます。業務改善必要度の考え方でございますが,施策ごとに満足しているか,重要と感じるかについて,それぞれ5点満点で回答をしていただきました。得られた結果を偏差値化し,業務改善必要度という数値で表すことで,優先順位への参考としております。
 業務改善必要度が高い施策につきましては,昨年度と比較しますと順位に変動はございませんが,交通安全の推進,防犯対策の充実の数値の上昇が見られます。業務改善必要度が高い施策は,重要度が比較的高いもの,満足度が比較的低い施策となっている傾向がございます。これらの施策につきましては,重点的に事業に取り組んでいく必要がある施策となります。
 次に,業務改善必要度が低い施策につきましては,生涯スポーツの推進,文化・芸術の推進,生涯学習の推進,積極的な情報発信と対話の充実,男女共同参画の推進となっております。昨年度は44位でありました歴史・文化財の保護・活用は,今年度38位になり,前回35位でありました積極的な情報発信と対話の充実が44位になったことで,順位が入れ替わる形となっております。業務改善必要度の低い施策につきましては,重要度が比較的低いもの,満足度は比較的高いものとなっている傾向がございます。これらの施策につきましては,満足度を維持しながら事業展開のさらなる効率化に取り組んでいく必要がある施策となります。
 この結果につきましては,この委員会の終了後に全議員の皆様にお配りをいたしまして,市民の皆様には市報,ホームページに掲載するとともに,窓口でも閲覧をできるよう,広く周知を図ってまいります。ご報告は以上でございます。

山本委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件について,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

菱沼委員)今,市民満足度調査の結果ということで,報告をいただきましてありがとうございました。毎回,私,言うのですけれど,この回収率,ここずっと,前回より下がっている,前々回よりも下がっているという状況で,この前,お願いをしたと思うんですね。抽出したその先,しっかりと回収していただけるようにしていただきたいということで。そういう対応をしていただいているとは思うのですけれど,実際の現状を。この回収率,確かに調査精度を見れば2.69パーセントなので,ある程度精度は高いというのはわかるのですけれど,ただ,私としては少しでも多くの方に,石岡市の現状をもっともっと分析する意味からも,回収率は高いほうがいいのかなと,私は思っておりまして,そういう中では,今回取られた対応がどのようなものがあったのか,お尋ねしたいと思います。

政策企画課長)回収率の増加に向けまして,本年度よりインターネットによる回答の取組を取り入れたところでございます。インターネットによる回答でございますが,想像以上に低い結果となっております。メールマガジン等では,再三周知をしたところでございますけれど,やはり,全体を通しまして,若い方の回収率が低い傾向にございますので,そのへんのところをどのように周知していくか,また,若い人の目に付くところに掲示をするなり,そのような周知の方法を,今後も検討していきたいと思っております。

菱沼委員)特に若い人の意見というのは,ものすごくこれから大事になっていくと思うんですね。石岡市,さらなる発展を目指すためにも,若い人の意見をしっかり聞いていくということも大事だと思います。そういう意味においては,今年度からインターネットでの回収ということで,していただいたことは大きな成果だと思います。しかしながら,先ほどメールマガジンとありましたけれど,登録件数がなぜ。4,000人前後だと思いますけれど,ますますメルマガの登録数も増やさないと,結局,若い人たちの,市民満足度調査などの調査に協力いただきたいといっても,なかなか登録されていなければ結局は若い人たちからの返信というか,アンケートの結果の提出というのがなかなか難しいと思いますので。それと同時に,先ほど言ったように,アンケートを回収するのであれば,やはりそのメールマガジンの登録者数のアップも含めて,今後,協議していただければと思いますので,よろしくお願い申し上げます。

山本委員長)ほかに質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,石岡市りんりんタウン構想の進捗状況についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。

政策企画課長)それでは,石岡市りんりんタウン構想策定の進捗状況について,ご説明いたします。資料は,4ページをご覧いただきたいと思います。
 はじめに,構想策定の進捗状況と今後の予定についてでございます。
 これまでに,外部有識者会議として,第1回りんりんタウン構想推進委員会を6月21日に開催し,趣旨説明及び自転車に関するアンケートについて協議を実施いたしました。この協議を受け,7月28日から市民アンケート,サイクリストアンケート,小中学生を対象とした交通ルールの認知度調査としてクイズ形式で実施したところでございます。
 今後でございますが,今月27日に2回目の委員会を開催し,アンケート調査の結果及び市の現状分析からの構想の柱立てを協議してまいります。11月には第3回委員会を開催し,今後の施策の基本的方向性について協議をしてまいります。その後,パブリックコメントを行い,来年の1月には第4回目の委員会を開催し,構想案について協議をはかり,年度内に最終的なご報告をしてまいりたいと考えております。
 続きまして,アンケートの結果についてご説明いたします。はじめに実施概要でございますが,市民アンケートの調査につきましては,18歳以上,1,900名を対象に郵送で実施をいたしました。また,市内の県立高校3校の一年生を対象にアンケート用紙を配布し,自転車の保有や利用状況について回答をいただいたところでございます。続きまして,サイクリストアンケート調査につきましては,サイクルツーリズムの状況等を把握するため,本市内でサイクリングを実際にされている方に,直接配布,聞き取り調査を行っております。休憩等をされているサイクリストに直接聞き取りを行い,回収をしたところでございます。小・中学生のアンケート調査につきましては,第1回の推進委員会におきまして,委員の皆様からご提案を受け,交通ルールの認識について調査を行ったところでございます。対象といたしましては,石岡地区,八郷地区それぞれ,小学校,中学校1校ずつとなっております。
 続きまして,アンケート調査の結果概要でございます。資料の4ページから5ページをご覧いただきたいと思います。まず,市民アンケートの調査でございますが,自転車の利用率につきましては,自転車をほとんど利用しない方が約75パーセント,自由に使える自転車を所有していない方が30パーセント程度ということから,自転車を持っていても日常的には利用していないという状況が見受けられております。次に利用目的でございますが,平日,休日とも,通勤,買い物での利用が多くを占めており,サイクリングやレジャーとして利用する人は利用者のうちの3,4割程度となっております。
 続きまして,高校生アンケートの結果でございますけれど,自転車利用率につきましては,平日ほぼ毎日自転車を利用する生徒は約半数程度おりまして,通学を目的として利用されている現状が把握できます。また,利用距離についてでございますが,最も多かったのが,2キロメートル以上5キロメートル未満の全体の約4割であり,10キロメートル未満まで広げますと全体の約9割となっております。
 続いて小・中学生の交通ルールの認知度調査の結果でございます。自転車に関する交通ルール10問のクイズ形式で行いました。結果といたしましては,全体で8割程度の正答率となっておりますが,ヘルメットの着用義務等については比較的正答率が低い結果となっております。
 最後に,サイクリストアンケート調査の結果でございますが,次のページをご覧いただければと思います。設問回答によるアンケート結果及び,サイクリストに対し当日の走行ルートを記載いただき,集計した結果となっております。はじめに居住地でございますが,県内から本市を訪れた方が75パーセントでございまして,市内居住者は2名という結果でございました。県内の内訳といたしましては,つくば市,土浦市が多くを占めている状況でございます。下の図をご覧いただきますと,ルート別の訪問者数が,線の太さによって表している状況でございます。また,サイクリングの目的及び距離でございますけれど,主に競技レースやヒルクライムのための練習でございまして,約9割の方がリピーターであるということでございます。走行距離は60キロメートル以上走る方が約75パーセントと,長距離を走る方が多い結果となっております。最後に,地域への消費でございますけれど,今回のアンケートにおきましてお土産の購入の有無や食事場所等を伺ったところ,お土産の購入者は少なく,飲食店で食事をとった方も少ないという結果でございました。以上のような調査結果を今後分析いたしまして,構想策定に向けて検討を進めてまいりたいと思います。説明は以上でございます。

山本委員長)以上で,説明は終わりました。
 ただいまの件について,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

菱沼委員)石岡市りんりんタウン構想の進捗状況についてご説明いただきまして,ありがとうございます。まず最初に,有識者会議であるりんりんタウン構想推進委員会の構成メンバーについてお尋ねしたいと思います。

政策企画課長)それでは,お答えいたします。会長でございますけれど,TBSの社員でございまして,サイクリストとして日本でも有名な疋田さんという方をお願いしております。副会長に,観光協会の木下様を選任したところです。その他学識経験者として,筑波大学の教授,また,県の関係者,市内の自転車店を営んでいる方々,その他県のサイクリング協会の方,また,石岡警察署の方となっております。

菱沼委員)そうしますと,総勢何名で構成されていますか。

政策企画課長)総勢は,15名となっております。

菱沼委員)最後に,県ではりんりんロードということで,つくばから霞ヶ浦沿線の部分であるわけですけれど,石岡市のりんりんタウン構想の部分においてのジョイントというのは。高浜の部分が絡んでいるわけですけれど,今後,構想の部分においても県の部分のジョイント,石岡市としては考えているのかどうか,お伺いしたいと思います。

政策企画課長)県の構想との整合性でございますけれど,現在,高浜,まだ未舗装地が残っておりまして,今年度内には舗装が終了する予定となっております。それと一緒に,前回の外部有識者会議でも,恋瀬川サイクリングロードの整備についての意見が強く出されております。高浜からの市内の引き込みと申しますと,恋瀬川サイクリングロードの重要性も増してまいると思いますので,市内を全体的に周遊できるルートのために,今後,整備も含めました検討をしてまいりたいと考えております。

菱沼委員)整備の部分においても,かなり費用もかかってきます。私も高浜から歩ってきたのですけれど,歩くとかなり道路がでこぼこしたりとか,草が生えていたりとか,路肩が崩れていたりとか,やはり様々あります。そういう意味では,年次計画をもっていかないと,一気にはできないと思いますので,それをしっかりと年次計画をもって当たっていただければと思いますので,よろしくお願いいたします。

櫻井副委員長)まず,アンケートの取り方を確認したいのですけれど,サイクリストの方々に直接配布して調査をしたということで記載がありますけれど,これは,どこかポイントを決めてその方々が来る場所で直接行ったのか,一番最後のページのところで,コンビニ等で立ち寄りポイントということで標記されていますけれど,こういった形で分散して調査したのか,どういった形で調査したのか確認したいと思います。

政策企画課長)サイクリストのアンケートにつきましては,事前に調査をいたしまして,どのへんが多く走っているかということを聞いております。その結果,朝日トンネルの出口の部分,また,小幡地区のセイコーマートの部分,その2か所を中心に分散して調査を行っております。

櫻井副委員長)そうしますと,図面上ではルート別の訪問者数ということで訪問者の方が多いルートについては太くなっていると思うんですけれども,今の話ですと,朝日トンネルの出口ということは,トンネル内を走行されるという方も結構いらっしゃるということなんですか。

政策企画課長)アンケートの結果によりますと,トンネル内を走られるという方はあまりいらっしゃいませんで,トンネルを抜けて車でいらっしゃいまして,そこに駐車場が設置されていると思うのですが,そこで自転車を下ろして,そこから走行を始めるという方が多くいらっしゃったところでございます。

櫻井副委員長)わかりました。それと,先ほどのサイクリストの方々のアンケートで,地元の消費にはあまりつながっていないというような表記がございました。今後,りんりんタウン構想をやっていく上で,地域の経済に対する貢献度といいますか,そういったものも踏まえてどのような形で多くの方に利用していただき,かつ石岡市の地域のものを食べていただくとか,お土産を買っていただくとかいう工夫も当然必要になってくると思いますけれど,このへんについては,構想の推進委員会のほうで考えるのか,要するに政策企画課のほうである程度案を出して検討していくのか,どのようなお考えでいるのかお伺いしたいと思います。

政策企画課長)施策につきましては,この会議と平行いたしまして庁内の関係各課でも検討をしております。道路部門,観光部門,商工部門と一緒にやっているわけでございますけれど,この消費に関しましては,やはりサイクリングの拠点となるような施設ですね,シャワーが浴びられたりとか,そういう部分があると,食事やお土産とかいう余裕もあるのではないかという意見もありますことから,他部署との横のつながりを密にしまして,検討してまいりたいというふうに考えております。

櫻井副委員長)それともう一点なんですけれど,土浦市は,かつての関東鉄道ですか,筑波線の跡地をサイクリングロードとして活用されていて,駅前も拠点ステーションをつくるということで,積極的に展開されているわけですけれど,土浦市さんとの取組の状況等を確認しながらやられているとは思うのですけれども,現実に土浦市が持っているデータ等はどのような確認の仕方をしているのかお尋ねしたいと思います。

政策企画課長)現在,県でも構想策定を実施しています。その中で,県内各自治体の状況につきましては,随時情報をいただくようにしております。それを参考にしながら,今回の構想策定のほうも進めております。

櫻井副委員長)わかりました。りんりんロードが,県が進めている部分で非常に広域であると。先だって新聞には,筑波山と霞ヶ浦を8の字の周回ルートということで,非常に面白い構想ができるのではないかというような評価をされている方もいらっしゃったようですので,非常に長距離のコースを楽しめるということもありまして。ただ,この資料によりますと,石岡市内を走られている方はまだ限定的な部分もあると。これはコースの整備等の問題もあると思いますので,県の整備計画,あるいは土浦市等々との連携も含めて,石岡市でどのようなコース,あるいはその設備ですね,そういったものの整備を進めていけばいいのか,効果的に地元の消費につなげられるのかというところを,重点的に検討していただければと思います。

高野委員)今,ハードとソフト,消費の部分ということがあったのですが,なんというんでしょう,りんりんタウン構想,そういった中で,消費の部分というのは,どういう話。話し合いの中で,そういったものはどのような形で出てきているのか。だから,今,話を聞いていると,消費などはほとんどないよと。だから,この自転車に乗って歩くのは私はわからないけれど,健康増進とかそういった形の中の事業なのか,それともお土産を売るのか。お土産を売るんだったら,そういう道の駅をつくって,そういったところへ自転車で来て,下ろして,帰りに風呂に入って,買って帰ると。そういう構想までいっしょにしなくてはいけないと思うんです。だから,そのへんのところは,消費という部分はどういうふうに見ているか,ちょっと教えていただけますか,わからないので。

政策企画課長)委員からご意見のございましたように,今回のりんりんタウン構想は,一般の方の快適な自転車生活の確保というのがありまして,また,観光的な側面もございます。現在は,アンケートの結果からも消費が少ない状況でございますけれども,この要因としては,やはり道の駅的なものといいますか,サイクルステーションのようなものがそこに併設されていれば,そこでシャワーを浴びて着替えて,お土産を買って帰れるのではないかというご意見もございます。限られた予算ではありますけれど,そのへんのところ,拠点整備ということも念頭に入れながら,そこから発生する消費もつなげて検討をしてまいりたいと考えております。

高野委員)ですから,私は,自転車でトランスポートを楽しんで帰る,その人たちに物を売りつけるのではなくて,やはりそこでどれだけのPRができるかだと思うんですよ。こんないい所なんだよと,自転車乗って素晴らしいところだ,梨もある,柿もある,なんでもあるよと。家族がね,自転車じゃなくて,今度は自転車を置いて家族で来てくださいよという,一度ではなくて二度来てもらうというような,そういう考え。
 だから,逆に言ったら,サイクリングロードでずっと歩く人,途中で梨,くず梨でもいいけれど,きれいにむいて,おばあちゃんがちょっとサービスしてあげるとか,何か。そこでやはり,八郷だったら八郷の,高浜でもそうかもしれないけれど,そういったものを自転車に乗っている人にたくさんPRする。看板も建てましょう,なにやるんだということも訴えましょう,というような,そういったところかなと思うんですね。来た人に売りつけるのではなくて,もう一度買いに来てくださいよという,そういう構想のほうが組み立てていくのには楽かと思います。これは私の考えですけどね,よく検討してください。何か,自転車に乗っている人に売ってしまおうというのは,無理かもしれない。経済面でね。私,よくわからないので,もっともっと研究されたらいいと思いますよ。必ず無駄にはならないと思いますので。よろしくお願いいたします。

山本委員長)ほかに質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,災害時応援協定についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。

防災対策課長)私から,災害時応援協定についてご報告させていただきます。
 お手元に配布しております,資料1,災害時における救援物資供給に関する協定をご覧ください。初めに,協定概要でございますが,株式会社アペックスと,災害時における救援物資供給に関する協定を締結するもので,新たに紙カップ自販機を設置することで,通常は協定先である企業が有料で販売する紙コップ飲料が,災害時は無料で被災者に提供できるものでございます。また,写真のように災害時は水やお湯の供給も可能となることから,高齢者の薬の服用や,乳幼児の粉ミルクの作成が容易にできるようになり,被災者支援の一つとして活用できるものでございます。
 設置場所でございますが,石岡市役所の本庁舎と,石岡運動公園に設置する予定でございます。災害時の実績でございますが,平成27年9月の関東・東北豪雨で,つくばみらい市の総合体育館で約8,300杯を無料提供してございます。また,熊本地震の際は,阿蘇医療センターで約7,500杯,熊本市役所で1万500杯を無料で提供してございます。
 協定締結までの経過でございますが,昨年8月から協定締結に向けて現地調査を行い,設置可能箇所の選定を行ってまいりました。今年度に入り,5月ごろ,新庁舎の設置場所が決まりまして,8月に石岡運動公園の設置場所が決まりましたので,今後,11月に協定締結の運びとなりました。協定締結後は,広報紙やホームページで周知を図ってまいりたいと考えております。
 次に,お手元に配布しております資料2,災害時における生活物資の供給に関する協定をご覧ください。協定概要でございますが,日用品や医薬品等を販売するサンドラック株式会社と,災害時における生活物資供給に関する協定を締結するもので,大規模災害時に本市のみでは対応できない場合,避難生活で必要となる日用品や医薬品等を被災者に提供できるものでございます。協定内容でございますが,サンドラック石岡店で販売している日用品等の生活必需品及び,医薬品等の在庫及び流通在庫を供給いただき,公助の充実を図るものでございます。
 災害時の実績でございますが,平成23年1月の新燃岳噴火時に,宮崎県都城市にマスクの寄贈や,同年3月の東日本大震災時に宮城県石巻市に生活用品等の寄贈を行ってございます。
 協定締結までの経過でございますが,今年7月13日にサンドラック石岡店が,旧ソントン跡地に開店し,災害協定の提案をいただきました。8月から協定締結に向け協議を行い,今年10月上旬に協定締結の運びとなりました。協定締結後は,広報紙やホームページで周知するとともに,市内にあるその他のドラックストアとの協定についても検討してまいります。
 次に,資料3,災害時における復旧活動等の応援に関する協定をご覧ください。はじめに協定概要でございますが,石岡市染谷地内にございます砕石の製造販売をしております東京石灰工業株式会社と,災害時における復旧活動等の応援に関する協定を締結するものでございます。この協定を締結することで,本市のみで対応できない大規模災害が発生した場合,砕石等の提供や運搬,災害廃棄物等の一時受け入れなど,応急復旧が迅速に行うことができるようになるものでございます。
 協定内容でございますが,災害時応急活動に必要な砕石の提供,災害廃棄物等の一時受入場所の提供,大型ダンプや重機等の災害活動用の資機材の提供,敷地内に備蓄している軽油,飲料水の提供が可能となってございます。災害時の実績でございますが,平成23年3月の東日本大震災時に,石岡市内の方々をはじめ,病院や警察署にも飲料水の提供をいただいたところでございます。
 協定までの経過でございますが,今年度に入り,5月に災害時応援協定の提案をいただきまして,6月から協議を行ってまいりました。10月上旬に協定締結の運びとなりましたので,協定締結後は,広報紙やホームページで周知を図ってまいりたいと考えております。
 最後になりますが,災害時の医療救護に関する協定をご報告させていただきます。お手元に配布しております,資料4,災害時の医療救護に関する協定をご覧ください。協定概要でございますが,一般社団法人石岡薬剤師協会と災害時の医療救護に関する協定を締結するものでございます。大規模災害時に負傷者や被災者が多数発生した場合に,調剤,服薬指導,医薬品の仕分け,管理等の薬事に関する医療救護活動について,石岡薬剤師会から協力をいただくことで,災害時における医療救護活動のさらなる強化を図り,被災者支援につながることが可能となってまいります。
 協定内容としましては,市から石岡薬剤師会へ薬事救護班を派遣要請することにより,被災者等に対する調剤服薬指導及び薬剤使用等の指導,医療救護所における医薬品等の仕分け・管理,その他医療救護活動において必要な業務などの活動を行っていただく内容となってございます。
 経過でございますが,今年5月に市から協定の申し入れを行いまして,6月から協議をしてまいりました。今年10月上旬に協定締結を予定してございます。また,協定締結後は,広報紙やホームページで周知を図ってまいりたいと考えております。以上が,防災対策課の報告でございます。

山本委員長)以上で,説明は終わりました。
 ただいまの件について,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

菱沼委員)災害時における救援物資供給に関する協定ということで,非常に喜ばしいことだと思います。本当にありがとうございます。それで,石岡市役所の本庁,それから石岡運動公園ということで2か所,設置場所が決まったということでありますけれど,八郷地域では現状,厳しいのでしょうか。今後の展開をお尋ねしたいと思います。

防災対策課長)八郷地区の施設への紙カップ自販機の設置でございますけれど,検討する中で,八郷総合支所と八郷運動公園を設置対象として検討してまいりました。今回協定を結びます株式会社アペックスのほうとも調整を図ってまいりましたが,平常時,営業活動をしている企業でございますので,売り上げが保たれない場合は設置が難しいという見解をいただいております。今後,そちらについても設置の可能性について相手方と協議を重ねてまいりたいと思います。

菱沼委員)旧石岡地域,八郷地域も,石岡市全体の部分でありますので,災害が起こったとき,やはり八郷地域もアペックスさんの自販機が設置されていけば非常にありがたいなと思っておりますので,今後またしっかり協議していただいて,設置に向けて努力していただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
 それから,今回,災害時における協定ということで,様々な協定の部分について市のほうで努力していただいて協定が結ばれる方向で,10月ないし11月にあるということで,非常にこれは喜ばしいことだと思います。こういう部分においては,サイネックスさんのほうで暮らしの便利帳のほうにもきちんと,やはり今回の災害における教訓における協定書というのを,こういうふうな企業さんが掲載をしていくということも大事なことかと思いますので,防災対策と,また,市長公室のほうでもしっかりと協議していただいて,そういう部分もしっかりと載せていければいいのかなと思いますので,よろしくお願いします。

山本委員長)ほかに質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 暫時休憩いたします。10分程度といたします。

−休憩−

山本委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 先ほど請求しました資料につきまして,執行部より提出がございましたので,ご覧置き願います。なお,議案審査は終了しておりますので,本件について質問等がございましたら,後ほど新庁舎建設の進捗状況についての説明が執行部からございますので,その機会にお願いをしたいと思います。
 それでは次に,使用料・手数料の設定ガイドライン策定についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。

次長兼財政課長兼庁舎建設担当)それでは,財務部から提出いたしました資料をご覧いただきたいと思います。資料の1ページ目の使用料・手数料の設定ガイドライン策定につきまして,ご説明申し上げます。
 最初に,1のガイドライン策定に向けてでございます。石岡市におきましては,合併後,消費税率改定への対応や八郷運動公園の料金設定等を行いましたが,その負担額の内容について根本的な検討を行っていない状況です。市の施設は,広く市民の方が利用する施設がある一方で,利用者が限定される施設もございます。税金を使い事業を実施する以上,サービスを受けない市民に対しましても公平性や公正性,妥当性について説明できるようにする必要があると考えております。以上を踏まえまして,各種サービスに関する受益者負担の考え方を明らかにし,適正な受益者負担を算定するため,使用料・手数料の設定ガイドラインの策定を進めてまいります。
 次に,2のガイドラインの対象と基本的な方針でございます。最初に,(1)ガイドラインの対象でございますが,使用料と手数料としております。
 次に,(2)基本的な考え方でございます。1点目といたしまして,施設の行政コストの総額を算出し,そこから利用単位でのコストを明らかにいたします。2点目といたしまして,受益者負担を原則としたうえで,市の負担額は2分の1を上限といたします。3点目といたしましては,市内や他自治体との類似施設,民間施設との比較を考慮した上で,料金や減免規定を設定する。また,従前の料金との比較から大幅な差が生じる場合は,それらも考慮しながら設定をしたいと考えてございます。
 次に,3の受益者負担算定のための考え方でございます。まず,(1)使用料でございます。使用料の基本的な考え方といたしましては,行政コストの総額を算出し,そこから利用単位コストを算出,その金額を基に使用料の算出をしたいと考えております。次に,行政コストの算出方法でございますが,大きくは,土地・建物・備品等の減価償却費のイニシャルコスト,人件費,需用費等のランニングコストの合算から,年間当たりの行政コストを算出いたします。なお,イニシャルコストにつきましては,単純な取得額からの減価償却費ではなく,国,県の補助金や起債に対する交付税などを控除した,一般財源分のみを対象としたいと考えております。
 次に,3ページをご覧ください。(2)の手数料でございます。手数料の基本的な考え方といたしまして,証明書等の発行に必要な経費相当分を手数料と考えてございますが,他自治体とのかい離が大きくならないよう検討してまいりたいと考えてございます。発行に必要な経費といたしまして,人件費,機材等の減価償却費,需用費等の経費の合計から,1件当たりの経費を算出してまいります。
 最後に,4の今後のスケジュールでございます。このガイドラインの考え方につきましては,料金設定上のあるべき姿を一般論をベースにまとめてございます。各部局等で展開しております政策や各施設の性質上,画一的な考え方がなじまない場合もあると想定してございます。そのため,ご説明いたしました考えに基づく試算を担当課において実施をいたしまして,11月頃を目途に取りまとめを行っていきたいと考えてございます。その試算結果を検証いたしまして,課題等を整理したうえで,ガイドラインの正式な策定をいたしたいと考えております。その上で,使用料・手数料の見直しにつきましては,周知期間等を考慮いたしまして,再来年度,2020年4月からの改定を想定してございます。
 なお,来年,2019年10月からの消費税率改定につきましては,消費税の適正賦課や財源確保等の観点から,先行して見直しをしたいと考えてございます。施設によりましては,2か年連続で見直しをする場合も想定されます。そのため,基本的には消費税率改定に伴う見直しも実施いたしますが,今回実施する試算も踏まえ,最終的に消費税については判断をしたいと考えております。説明につきましては,以上でございます。よろしくお願いいたします。

山本委員長)以上で,説明は終わりました。
 ただいまの件について,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

岡野委員)使用料について,まず聞きたいのですけれど,スポーツとか文化施設の,公共施設の広域連携等についてはどのように考えているか,お尋ねします。

次長兼財政課長兼庁舎建設担当)今現在,広域の市町村で連携をしているところでございますけれど,まず,石岡市内の施設がどのような負担が適正化ということをはじき出しまして,それから,広域との関係とか,そういったものを整理してまいりたいと考えております。

岡野委員)本格的な人口減少が来る,人口減少が来れば,当然,税収も減額になると。交付税にしたってパイが決まっているので,そのパイが少なくなれば交付税も減らされると。そういう状況の中で,新たな施設をつくるということは非常に難しくなってくると。その場合に,やはり広域連携を進めざるを得ないのではないか。向こう三軒両隣ではないですけれど,一部事務組合じゃない,そういうものではない広域連携というものを,施設の利用,そこにばらつきがあると広域連携は進まないので,使用料を設定するに当たっては,広域連携を視野に入れた設定をしていかないと,また広域連携しましょうというとばらつきがあってそこでまた協議をしなければならないと。そのへんの。消費税が来年の10月に10パーセントになると。確実になるので,そういうことからこれも改定するのだと思うのですけれど,やはり広域連携を十分に視野に入れた使用料の設定をしていくべきだというふうに思うのですけれど,よろしくお願いします。

次長兼財政課長兼庁舎建設担当)広域連携の視点,とても大切なことだと思いますので,そちらの視点も加えまして,ガイドラインを策定する際には協議をしていきたいと思います。

岡野委員)市長もそういう意向を今後強めるのではないかと想定されるので,それは十分に配慮,考慮して設定をされるようにお願いをしたいと,以上でございます。

徳増委員)1ページの中に,激変緩和措置も設けるという文言が出ているのですけれど,それを考えなければならないほど金額が大きくなったり小さくなったりという施設も考えられるのですか。こういう文言が出ているということは。

次長兼財政課長兼庁舎建設担当)他市の事例でございますけれど,千葉県の佐倉市などでは最大50パーセント上がったという例がございまして,私どものほうはまだ試算してございませんので,具体なことは言えませんけれど,そういったことがあったということで,そういった激変緩和をしなければいけないのかなということで想定してございます。

徳増委員)料金が安くなる場合には,それほど苦情は出ないと思うのですけれど,私は,合併して10年以上になっても同じようにならないことがたくさんありますよね,そういうことを考えていきますと,やるべき時にはいっぺんにやらないと,だらだらやっていると,なかなか収集がつかなくなってくると思うんですね。先ほど意見があったように,交付税にしてもだんだん少なくなると,そういうことを考えていくと,やるべき時には。この激変緩和措置というのは言葉はすごくいいのですけれども,行政側としては大変な作業になると思うんですね。1回で済むことが何年かおきにやらなければならないという。そのたびに市民からは何らかの意見が出てくると思うんですね。決していい意見ばかりではないと思います。ですから,できる時にきちんと,思い切ってやることが必要ではないかなと思いますので,そのへんのところも十二分に考慮して進めていただきたいと思います。

勝村委員)一点お伺いしたいのですが,ガイドラインの対象というところで,使用料手数料とございますけれど,現在,使用料は取っている段階だと思いますが,手数料については今後の方針ということになるのかなと思うのですけれど,説明の中で,証明書等の発行に必要な経費の手数料ということで,具体的に,もう少し踏み込んだ説明をお願いできますか。例を挙げてお話いただければと思います。

次長兼財政課長兼庁舎建設担当)手数料につきましては,一般会計の中では全体で32件ございます。申し訳ございません,使用料でございますけれど,全体で32件ございます。その中で,先ほどもお話をしましたけれど,運動公園の体育館とかそういったものが使用料としていただいてございます。具体的に,行政コストを算出する際には,土地,建物,備品などの当時つくった際の経費がございます。そこから,国,県の補助金とか,起債の交付税でいただける分などを引いていって,純粋な一般財源を算出したいと考えてございます。実際の,そこから,例えば体育館の平米数だとか,そういったものから使用料などを算出していきたいと考えてございます。そして,今現在の使用料,いただいているお金と,周辺の同じような体育施設とか,そういったものと比較をしまして,最終的に決めてまいりたいと考えてございます。

〔「手数料は」と呼ぶ者あり〕

次長兼財政課長兼庁舎建設担当)失礼しました。手数料につきましては,例えば税務で行っております税証明の手数料とか,そういったものが32件ほどございます。手数料につきましては,証明書を発行する際に必要な経費ということで,人件費,備品などの減価償却費などを合計して,それを発行件数とか,そういったもので割り返して算出していきます。こちらにつきましても,他市町村との比較をして,あまり差のでない形を考えていきたいと思ってございます。

勝村委員)ありがとうございます。よくわからないのですが,手数料も受益者のほうにかかってくるわけですか。

次長兼財政課長兼庁舎建設担当)今回のガイドライン策定の中で,使用料・手数料としてガイドラインを定めてまいりたいと考えてございます。

山本委員長)ほかに質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,新庁舎建設の進捗状況についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。

管財課副参事兼庁舎建設推進室長)それでは,新庁舎建設事業の進捗状況についてご説明いたします。
まず最初に,先ほど要求いただきました新庁舎備品什器購入,こちらの内訳書を提出させていただいてございます。これにつきましては,現在,履行中の工事でございますので,金額等については入ってでございません。それにつきまして,両面刷りになっていると思います。品名,デスクAということで,職員が使う机をはじめとしまして,品目がかなり多くなってございます。こちらのリストを一括して購入させていただきます。よろしくお願いいたします。
 続きまして,新庁舎建設事業の進捗状況でございますけれど,お手元にお配りしました,現在の状況写真と工程表によりましてご説明させていただきます。
 財務部の資料3ページ,資料@,現場状況写真をご覧ください。先週9月6日木曜日の現場の状況を撮影したものでございます。また,今回ご用意いたしました資料の一番後ろに,広報用に作成しております1枚両面刷りのチラシを資料の6ページ,7ページにつけさせていただきましたので,参考といていただきたいと思います。
 工事の進捗につきましては,資料@に戻りまして,下段の図で,緑色でお示ししてございます,北側屋根の鉄骨部分の施工及び先に完成しております南側屋根の木天井部分の設置に取りかかっている状況で,屋根全体に対しましては7割程度まで進捗してございます。今月9月下旬には鉄骨屋根部分が完了する予定でございます。同時に,地下1階,地上1階,2階部分の内装の下地,仕上げ工事も同時並行で進めている状況でございます。しかしながら,工程的に非常に厳しい状況でございまして,後ほどご説明いたします工期延長も含めまして対応を図りたいと考えておりますけれど,来年1月4日の新庁舎利用開始のスケジュールには影響のないように,引き続き調整してまいります。
 次に,工事の発注についてご説明いたします。資料の4ページ,資料A,工程表をご覧ください。附帯工事の欄,緑色のグラフ,家具備品購入につきましては,先ほど議案94号として,ご説明いたしましたものでございます。今議会で議決いただきまして本契約となりますので,よろしくお願いいたします。
 次に,工程表の中段,オレンジのグラフで,1工区外構工事【3次】につきまして,新庁舎一般駐車場の路盤までの整備を行うものでございます。前回の委員会において一般競争入札方式で執行することを説明させていただきまして,先月8月30日に入札を開催し,7者の入札参加がございました。結果といたしまして,落札候補者は福井建設株式会社,予定価格1億2,195万円に対しまして,入札額8,280万円,税込で8,942万4,000円となりまして,請負比率は67.9パーセントとなります。本工事は予定価格が1億円を超えているため,石岡市低入札価格調査制度の対象となってございます。現在,落札候補者への聞き取り調査を行っている状況でございます。聞き取り調査後,石岡市低入札価格調査委員会に諮りまして,適当と決定された後,請負契約を締結することとなります。工期は,契約締結の翌日から12月20日までの期間となりまして,新庁舎本体工事と並行して工事を行ってまいります。
 その他,今後発注される外構工事等の発注時期につきまして,計画を修正してございます。まず,外構工事の工区割につきましては,資料の5ページ,工区割図を添付してございます。工程表とあわせまして,参考としていただきたいと思います。
 まず,1工区外構工事【2次】公用車駐車場につきましては,10月末を予定に発注を行いたいと思っております。1工区外構工事【4次】一般駐車場舗装につきましては,年明け1月に予定をしてございます。その後,2工区外構工事につきましては,解体工事後の施工となりまして,現場に高低差もございますことから,臨時駐車場側を1次工事,公用車駐車場側を2次工事としまして,2本に分けて発注を行いたいと考えてございます。時期につきましては,解体工事にある程度目途が立ちます3月下旬頃を予定してございます。
 解体工事については,まちづくり館,総務部・保健福祉部の仮設庁舎4棟並びに本館の,3本の解体工事となりまして,移転に伴う不用品等の処分後,2月を予定に発注を行いたいと考えてございます。解体工事の発注方法につきましては,まちづくり館については,一般競争入札方式を予定してございます。総務部・保健福祉部の仮設庁舎4棟につきましては,レンタル物件でございますので,レンタル先業者との1者随意契約を予定してございます。本館につきましては,リース物件で,契約に解体費用も含まれてございますので,契約終了の手続きを行いまして,リース業者による解体を行うこととなります。
 次に,新庁舎本体工事の工期延長についてご説明いたします。新庁舎建設工事及び本体工事に附随する関連附帯工事,エレベータ工事については,工期は現在,10月31日を末日としております。今回,12月15日までの約1か月半の工期延長をしたいと考えてございます。この理由といたしまして,新庁舎本体工事の工程につきましては4月の天候不良による遅れ以降,屋根工事に不測の期間が必要となっていることで,先ほど進捗状況でも述べさせていただきましたとおり,非常に厳しい状況が続いてございます。今回は,鉄骨建設業協会,全国鐵構工業協会の連名で,7月27日付けで,日本建設業協会に対しまして,工期や工程のずれ等が発生していることに配慮を求める要望がなされるなど,想定以上の急激な需要の伸びにより全国的に鉄鋼材の供給が滞っている状況となっておりまして,施工業者単独では対応が困難な,予期できない外部的な要因であることから,この対策にかかった期間相当分工期延長するものでございます。
 また,工期末を12月15日とすることにつきましては,今回発注しました一般駐車場の工事について,当然,本体工事とあわせまして工程調整を行いながら工事を進めることとなりますが,本体工事側で行う消防用取水口や情報通信線の埋設など,外構工事との境界部分において一部重なる箇所もございますことから,外構工事完成まで,その工事完成まで,主体的に調整を行うことが可能となるメリットがございます。工程調整は,市,施工業者,施工監理業者の3者で協議してまいりますけれど,細部の日程調整等などは本体施工業者に主体的に取りまとめを行ってもらい,1月4日の新庁舎利用開始に間に合うよう,適切な工程管理,工事品質を確保したいと考えてございますので,ご理解を賜りたく,お願い申し上げます。
 最後に,新庁舎市民見学会の開催についてご説明いたします。新庁舎建設につきましては,「誰もが利用しやすく安全で安心できる庁舎」を基本理念に建設を進めているところでございます。工事も佳境に入りまして,市民の皆様の関心も非常に高くなってきているものと考えてございます。そこで,新庁舎のコンセプトや機能などを,現場を見ながら紹介しまして,まちづくりの拠点となるよう市民の理解を深めていただくことを目的として,今回,2回目となる市民見学会を開催する予定としてございます。日時は,平成30年10月14日日曜日を予定しておりまして,1回1時間程度の想定で,午後に3回行う予定としてございます。また,委員会,市議会に対しまして,市民向けとは別日程で現地調査,見学会が行えるよう,企画することができます。ご希望の日時等ありましたら,ご審議いただけますようお願い申し上げます。説明は,以上でございます。

山本委員長)以上で,説明は終わりました。
 ただいまの件について,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)それでは,今,執行部より申し出のありました委員会の現地見学会について,ご希望があればお伺いしたいと思いますが。日時等について,ご意見がございましたらご発言いただきたいと思います。いかがですか。

菱沼委員)10月14日に市民の見学会ということですが,実際,議員が何日頃以降であったら大丈夫なのか。14日が市民見学会でありますので,どれぐらい前なら大丈夫なのか。

管財課副参事兼庁舎建設推進室長)実際の日付等につきましては,ちょうど10月14日ですと決算委員会の日程と少しかぶってしまう可能性がございます。日程的には,市民見学会よりも前の日程でお願いできればと考えてございます。しかしながら,9月中につきましては現場のほうの準備が整っていないということで,現場サイドの要望ではございますけれど,10月に入りまして,14日の市民見学会までの間でご用意できればありがたいという,非常に申し訳ない状況ではございますけれど,よろしくお願いいたします。

山本委員長)それでは,本件について見学するかどうか,委員会の調査事項として調査を行うかどうか,また,行う場合の日程等について,委員長にご一任いただきたいと思いますが,ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 それでは次に,八郷総合支所の有効活用についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。

支所総務課長兼恋瀬出張所長)八郷総合支所の有効活用について,支所総務課から説明させていただきます。
 資料1枚目の八郷総合支所のあり方についてをご覧ください。八郷総合支所の有効活用については,1月の総務委員会においてアンケート結果の報告と,施設の集約による支所の複合化を検討してまいる旨ご報告いたしておりますが,その後,庁内の関係部局と協議し,合意形成を図り,中央公民館にある図書室や農村資料館など,所管の異なる複数施設を集約複合化する形での素案をまとめました。先日,公共施設等総合管理計画推進本部と公共施設等総合管理計画委員会でも了承を得ましたことから,本日,総務委員会へご報告させていただくものです。
 次に,コンセプトについてでございます。八郷総合支所は,主要道路が放射状に集まる人が集いやすい場所にあり,様々な行政機能を提供する施設として,多くの市民の生活に根ざした施設となっております。また,八郷盆地のほぼ中央に位置し,庁舎からは筑波山を初めとする素晴らしい景観が眺望できることから,行政窓口としてだけでなく,市民が美術鑑賞や読書などの生活を豊かにする活動を通していきいきと集い交流できる施設となるよう,次の点を重視して施設を整備したいと考えます。一つ目は,豊かな市民生活を実現する庁舎,二つ目は誰もが利用しやすい庁舎,三つ目は事務効率の向上を目指した庁舎です。八郷総合支所の個別計画策定に当たっては,このコンセプトに沿って進めてまいりたいと考えております。後ほどご説明いたしますが,このコンセプトに基づき作成したレイアウト案が資料2,現在の配置が資料3であります。
 2枚目の資料1をご覧ください。この資料は,複合化を検討することに関して,5月の公共施設等総合管理計画推進本部で協議した結果をもとに作成した複合化イメージです。支所の複合化に当たっては,資料左中ほどの枠の中に記載していますように,アンケート結果で一番要望の多かった図書館機能を中心とした活用を行うこと,公共施設等適正管理推進事業債の利用を目指すことを前提条件として検討しております。なお,この事業債の活用に当たっては,利用条件として,集約複合化施設の供用開始から5年以内に既存施設の廃止が必要となりますことから,各施設の所管課では常任委員会に報告した後,それぞれの関係団体と調整を行う予定としております。
 施設の選択につきましては,行革推進課に協力を依頼し,アンケート結果や各所管課からの意見をもとに中央公民館内図書室,農村資料館,けやきの家,農村高齢者センターを統合施設とし,コンセプトに基づき複合化イメージを作成しております。
 資料2と3をご覧ください。資料2が,複合化した場合の各フロアのレイアウト案です。資料3は,現在の八郷総合支所の各フロアの配置図です。現在の配置から変更となる部署は,資料2において緑色の文字で表示しております。1階の市民窓口課などの窓口部門はそのままとし,2階に利用者が多く見込まれる図書館等の各施設機能を配置し,4階にこれまで2階と3階に分かれていた教育委員会の各部局を配置,3階の生涯学習課,文化振興課を移動した後に,2階にありました道路建設課と下水道課を配置する形としております。
 なお,議場跡など,今後活用を検討するスペースとしては,網掛けで表示されている箇所がございます。こちらにつきまして,先月24日の公共施設等総合管理計画委員会で審議いただいた際には,八郷地区にはジオパークや柿岡の地磁気観測所,根小屋のパラボラアンテナなど,他にない特徴もあることから,議場をプラネタリウムなど教育的スペースにしてほしいとか,レイアウト案としてはよくまとまっているが,既存の施設を組み合わせただけになってしまうので,八郷地区を中心として目玉というか移住定住を仕掛けるような場所にしてほしい,農業委員会の議場についても確認して欲しいといったご意見をいただいておりますので,資料1の左下や,1枚目の下段に記載しております会議室や収納スペースの確保,保護司会事務室の確保など,協議設計等に当たっての今後の課題等あわせて引き続き検討していく予定でございます。今回お示ししたレイアウト案につきましては,引き続き課題もございますことから,今後の協議の進展や,設計の状況によっては変更が生じることもございますので,ご了承いただきたいと存じます。また,資料1右上の図は,2階部分についてゾーニングしたものでございます。
 続きまして,資料4をご覧ください。こちらは,複合化に関係する部署で協議し,まとめたスケジュールです。施設所管課ごとに9月の各常任委員会へ報告し,その後,各々の関係団体と協議を行い,平成32年度中に供用開始できるよう所管課において作成したスケジュールでございます。支所総務課といたしましては,今年度,引き続き各関係課と協議を重ねた上で,支所の個別計画案をまとめ,公共施設等総合管理計画推進本部,総務委員会への報告,パブリックコメント等の段階を経て策定し,次年度,関連予算を要求したいと考えております。31年度は,複合化についての設計業務,32年度は庁舎改修工事と平行し,庁内の配置換えを行い,年度内の供用開始を目指してまいります。
 以上で,説明を終わります。今後も,行革推進課や各所管課など,関係各課と連携して協議を進め,随時ご報告してまいりますので,よろしくお願いいたします。

山本委員長)以上で,説明は終わりました。
 ただいまの件について,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

岡野委員)いくつか質問したいのですが,計画の中で農村資料館についてお聞きしたいのですけれど,今,農村資料館は大増の小学校の敷地内にあるのですけれど,この農村資料館をつくることによって,あちらはなくなるということでしょうか。

支所総務課長兼恋瀬出張所長)農村資料館がこちらの庁舎に新しくつくった場合,資料1の真ん中の枠です,Aの事業債を利用したとしますと,そちらの施設については除却ということになります。ですので,農村資料館としてはそのまま存続はできない状況になります。

岡野委員)あと2つぐらいあるのですけれど,農村高齢者センターが予定されていますよね。そうすると,現在の農村高齢者センターはなくなるということでよろしいのでしょうか。

支所総務課長兼恋瀬出張所長)農村資料館と同じように,同じく事業債を利用してこちらの支所内にその施設をつくった場合としましては,同じく5年以内の除却ということになりますので,農村高齢者センターとしての利用はできなくなります。

岡野委員)そこに社会福祉協議会が入っているわけですよね。社会福祉協議会はどのように考えているのか,お伺いします。

支所総務課長兼恋瀬出張所長)現在,農村高齢者センターの中に社会福祉協議会の八郷支部の事務所が入ってございます。そちらにつきましては,資料1左下段,その他要望・調整事項のBにも書いてございますが,高齢福祉課より,移転場所の確保が必要ということで要望をいただいております。農村高齢者センターのほうに八郷の社会福祉協議会の事務所を移転する前は,支所の中に事務所があったとも聞いていますので,支所の中で確保できるかどうか,社会福祉協議会等と,高齢福祉課が主体になるかと思いますが,協議をしながら検討してまいりたいと考えております。

岡野委員)これから,社会福祉協議会も今まで以上に,2025年を控えて仕事量も増えるものと思いますので,十分そのへんを考慮したうえでスペースを確保するようにお願いをしたいと思います。

櫻井副委員長)今の件に関連しますけれど,除却するという答弁があったのですが,この除却の意味は,建物を利用しなければいいという意味ですか。建物を残しておいても,例えば別な部署がそこに入って再利用していいのかどうか。それとも建物そのものを取り壊さなければならないかのかどうかを確認したいのですが。

支所総務課長兼恋瀬出張所長)除却としましては,基本的には取り壊しまたは,他の,例えば市以外の,民間であったりとか,そういったところに移譲するとか,売却するといった形で,市の施設でないような状況とするというのが前提となっております。

櫻井副委員長)確認しておきたいのですけれど,今回,八郷総合支所のあり方ということでご説明いただきましたけれど,公共施設等総合計画推進本部において審議いただきということで説明がございました。公共施設等総合管理計画推進本部については,市長公室の行革担当だとは思いますけれど,そこと今回の八郷総合支所の総務課との関係性は,どのような関係でこの総合支所のあり方をまとめているのか確認しておきたいのですけど。

支所総務課長兼恋瀬出張所長)総合支所のあり方については,総合支所の総務課が主体となっております。ただ,当然のことながら,公共施設等総合管理計画,市全体の公共施設のほうの今後の計画を取りまとめるに当たりましては,行革推進課が主担当課になっているかと存じます。それですので,そちらのほうと,市全体の方向性とそごがないように相談をしながら,協議をしながら進めてまいっている次第でございます。

櫻井副委員長)そうしますと,今回ご説明いただいた複合化のイメージで,移転する関係各課の配置が決められているというか,案が示されていましたけれど,このたたき台は八郷総合支所さんのほうで作られたということでよろしいですか。

支所総務課長兼恋瀬出張所長)そのとおりでございます。

櫻井副委員長)了解しました。以上です。

山本委員長)ほかに質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,その他として総務部防災対策課より発言を求められておりますので,これを許します。

防災対策課長)私から,石岡市シェイクアウト訓練についてご報告させていただきます。
 明日9月11日火曜日,午前10時から市内全域で,その場で地震から身を守る1分間の防災訓練である,シェイクアウト訓練を実施いたします。訓練参加者の事前登録者数でございますが,本日9月10日現在,73件で7,397人の事前登録をいただいております。明日,緊急地震放送を含む訓練放送が,午前10時から防災行政無線において流れますので,ご理解のほどよろしくお願いいたします。以上でございます。

山本委員長)以上で報告は終わりました。
 ただいまの件について,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

菱沼委員)差し支えなかったら,明日の放送内容,どういうふうな放送内容で流れるのか。市民の人たちも,今回のシェイクアウト訓練は意識が高くて,皆さんから私のところにも話がくるのですけれど,どういうような放送で流れますか,ということがあったものですから。確認の意味でお聞きしたいと思います。

防災対策課長)石岡市シェイクアウト訓練の放送内容について説明差し上げます。
 明日10時から,実際に放送になるわけなのですけれど,1分前の9時59分から訓練放送の,ピンポンパンポンという音を始めまして,「こちらは,防災いしおかです。ただいまから,1分間の防災訓練,シェイクアウト訓練を開催します。」,これをもう一度繰り返します。そうしますと10時になりまして,「これは,訓練放送です。訓練,訓練」。その後に,緊急地震速報の音が流れます。その後,緊急地震速報,「大地震です,大地震です。」。「これは」から「大地震です」までをもう一度繰り返して放送させてもらいます。そうしますと,ほとんど1分間経過するようになりまして,概ね10時1分になりますけれども,「これで,シェイクアウト訓練を終了します。」,これを合図に終了となりまして,「こちらは防災いしおかです」,ピンポンパンポンという音で終了となります。

菱沼委員)それでは,このシェイクアウト訓練,今回初めての訓練ということであります。そういう部分においては非常に重要な部分だと思います。低くして,頭を守って,動かない,これが大事なことだと思います。ある人から聞いたら,やはりそういう訓練がされていないと,なかなかそういうふうに動けないそうなんですね,いざ地震が来た時に。そういう部分においては,訓練というのは重要だと思いますので,今回一回だけでなく,定期的にやっていただけるように,よろしくお願いいたします。

山本委員長)ほかに発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,財務部管財課より発言を求められておりますので,これを許します。

管財課長兼庁舎建設担当)管財課から,公有財産の売り払いについてご報告申し上げます。
 今回,売払いをしました公有財産は,小幡地区にございます旧小幡地区公民館の土地及び建物でございます。本案件は,経済部の方に,ヤサトデトレタの運営母体であります木内酒造から,市内にウイスキー工場を設けたいため旧小幡地区公民館の土地及び建物を払い下げしたい旨の相談がございました。関係部署と協議,調整を行った結果,企業誘致による公共施設の再利用の観点から,旧施設の解体費の軽減,売払いによる自主財源の確保など,石岡市において大変有益な提案であることから,8月13日に相手方である木内酒造と契約を交わし,売払いを行いました。
 土地の概要としましては,面積4,364.45平方メートル,売払い価格1,209万円,建物の概要といたしましては,鉄骨造2階建,延べ面積999.66平方メートル,売払い価格306万1,000円でありまして,売払い価格は合計で1,515万1,000円でございます。なお,価格につきましては不動産鑑定による価格でございます。
 ご報告は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

山本委員長)以上で報告は終わりました。
 ただいまの件について,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,その他として発言はございませんか。

菱沼委員)確認をしておきたいのですけれど,区の運営補助金ということで石岡と八郷で温度差があるわけですけれど,整合性について進捗はどのようになっているか,お尋ねしたいと思います。

支所総務課長兼恋瀬出張所長)区運営補助金につきましては,平成30年第1回定例会や,予算特別委員会等で答弁申し上げておりますが,各区の課題を支援できるような,石岡市全体を対象とした素案を作成しております。今年度,区長会との調整を図るに当たりまして,市全体を対象とする新しい制度を予定しておりますので,まちづくり協働課に主体を引き継いでおります。

山本委員長)ほかにございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,この際,当委員会における管外調査についてを議題といたします。
 過日の静岡県掛川市,愛知県豊橋市,三重県桑名市の視察につきましては,大変ご苦労様でございました。皆様のご協力によりまして,有意義な視察ができたものと考えております。本件につきましては,お手元に配布いたしましたとおり報告書を作成しましたので,ご覧おき願いたいと思います。
 それでは,先の視察を振り返りまして,ご意見等がございましたらお願いしたいと思います。発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)それでは,先の視察につきましては,今後の委員会活動の中で参考にしてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたしたいと思います。
 次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。当委員会において閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配布いたしました案文のとおり事由を示し,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 委員の方に申し上げます。閉会前に,議会改革推進特別委員会のほうから,10月25日,10月26日に議会報告会を開催するということで日程が示されておりまして,その報告会の報告ですが,昨年同様,あるいは一昨年同様,各委員会ごとに報告ということになりまして,限られた時間で委員会の活動報告をしていかなければなりませんので,報告のテーマを皆さんと協議をして決めておきたいなと。10月25,26日でありますので,準備のスケジュールも考えまして,そのテーマを考えておきたいと思います。今日,この場で難しければ,次回委員会でということになろうかと思いますけれど,それぞれ皆さんの中で優先的に報告したいというテーマがありましたら,ご発言いただきたいと思うのですが,いかがでしょうか。

岡野委員)現時点の最大の関心事は,庁舎建設だと思うので,それはやはりお願いしたいと思います。

山本委員長)ほかにございませんか。

勝村委員)もう一つ,今,報告がありました八郷総合支所の活用,そちらも報告してもらったほうがいいのかなと思っております。

山本委員長)ほかにいかがでしょうか。
 報告に当たって,執行部にさらにお願いして調査を進めなければいけない案件も出てくるかと思いますので,その折には,執行部の皆様方によろしくお願いしたいと思います。
 それでは,次回,総務委員会開会までに素案を取りまとめておくということで,委員長にご一任いただくということで,いかがでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)それでは,ただいまの件,皆様にお認めいただきましたので,以上で本日の総務委員会を閉会いたします。





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