陳情第8 弓道場の建設を求める陳情

【付託】
 平成28年第2回定例会

【要旨】
 石岡市(旧石岡地区)に弓道場の建設を陳情いたします。
 弓道は,古来より武道として発展してきました。明治期以降は学校教育の正課やクラブ活動で採用されましたが,第2次世界大戦後,武道の授業が一時期禁止となって,昭和26年に武道解禁となってからは教育的・体育的意味が認められ新しい武道理念のもとで,盛んに行われてきたものです。
 石岡市においては,石岡市体育協会弓道部として数多くの弓道愛好者である老若男女が弓道を行っています。かつて,石岡市運動公園体育館脇に弓道場建設の議論が巻き起こりましたが,残念ながら実現せずに現在に至っております。この間,個人設置の弓道場や霞台厚生施設内の弓道場を利用して弓道の鍛錬を重ねてきたところですが,いずれも老朽化や権利関係によりその使用継続が危ぶまれております。
 一方,市内には県立高等学校が3校ありますが,いずれも弓道が盛んに行われており,全国高等学校総合体育大会弓道競技において,石岡商業高等学校男子が平成8年及び平成20年に優勝しております。去る5月8日には石岡第一高等学校女子が関東大会茨城県予選において優勝し,今後の活躍が期待されるところです。
 このように,石岡市における弓道熱は盛んであります。さらに弓道は,日々の修練,心身の鍛練を通して,豊かな人間性の育成にも有効であります。
 また,年齢を問わない武道であり,健康のためばかりではなく,弓道が教えてくれるしつけ,慎み,和敬,克己,反省等の徳目も人間性の向上に大きく寄与しております。
 どうか石岡市におきまして,弓道がこれまでどおり多くの老若男女に愛され,いつでも楽しめる武道として発展するよう,環境整備をお願いいたします。

【陳情事項】
1 弓道場建設をお願いいたします。

【付託先】
 
教育福祉環境委員会 

【委員長報告の要旨】
 審査では,委員から「担当者より弓道場施設の現状について説明を聞き,資料等を十分に検討し,現段階においては,不採択が妥当である」との討論や,「現段階において弓道場が不足しているとは,なかなか判断できない状況であるため不採択が妥当である」との討論がありました。

【結果】

 不採択