平成14年9月9日 議会運営委員会


案 件 (1)市長から追加提案される議案について
(2)新規陳情の審査
○陳情第54「ゆたかな教育を実現するための教育予算の充実を求める陳情」
○陳情第55「義務教育費国庫負担制度の堅持を求める陳情」
○陳情第57「『県立高校の統廃合をやめ,地域の高校存続を求める意見書提出』を求める陳情」
(3)会派持ち帰りとなっている件について
○「道路整備の充実と財源確保に関する意見書」の提出について
○「地方財源の充実確保に関する意見書」の提出について
○一般質問の一問一答方式について
(4)農業委員会委員の推薦について
(5)議会に対する行政報告について
(6)その他
出席委員 久保田健一郎委員長,高栖宏之副委員長,寺内 毅委員,磯部延久委員
その他の出席者 鈴木行雄議長,戸井田和之副議長,(以下,委員外議員)山口 晟議員,亀井比志子議員,小松美代子議員,國司 進議員,前島孝元議員
市執行部 市長(横田凱夫),総務部長(関正雄)
議会事務局 局長(比気茂美),次長(小沼茂夫),議事係長(武石 誠)


 開会 午前10時00分

久保田委員長) ただ今から議会運営委員会を開会いたします。本日の会議は,お手元に配付いたしました協議案件書に添って行います。これより審査に入ります。最初に,本日追加提案される議案についてを議題といたします。本案説明のため出席を求めた者は,市長・横田君,総務部長・関君,以上であります。それでは市長より説明を求めます。

市長) 本日提案いたします議案についてご説明をいたします。議案第106号ないし議案第111号,固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて。本件は,固定資産評価審査委員会委員の6人の任期が,平成14年10月2日をもって満了いたしますので,後任者を推薦するため,地方自治法第123条第3項の規定によりまして議会の同意を求めるものであります。委員の内訳は,4人が留任,2人が改選となります。留任となります4名は,浅野孝さん,小松三朗さん,小松ア儀衞門さん,梁浦雄二さんでございます。改選の2名は,鈴木寛さん,宮本俊一さんでございます。次に,諮問第2号及び諮問第3号,人件擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて。本件は人件擁護委員2名が,平成14年10月30日に退任となりますので,委員の候補者を推薦する必要が生じましたため,人権擁護委員法第6条第3号のきていによりまして,議会の意見を求めるものでございます。候補者の内訳は,1人が留任,1人が改選となります。留任は比氣治さんでございます。改選は額賀密さんでございます。以上でございます。よろしくお願いします。

久保田委員長) 以上で説明は終わりました。ただ今の説明についてご意見等ございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) それでは,固定資産評価審査委員会委員,人件擁護委員の人事案件が提出されることを了承いたしたいと思います。次に第4回定例会の招集日を議題といたします。第4回定例会の月は,ご存じのように茨城県議会議員選挙が予定されている月でございます。市長におかれまして,第4回定例会の招集日等につきまして考えがございましたらお示し願いたいと思います。

市長) 平成14年第4回定例会につきましては,告示日を11月28日,招集日を12月5日にいたしたいと存じます。

久保田委員長) ただ今の件についてご意見はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) ないようですので,それでは,第4回定例会については,11月28日を告示日,12月5日に招集ということで了承いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。市長におかれましては,ご苦労様でした,ご退席願います。次に,ただいま招集日が決定したわけでありますが,会期について議長の方で考えがあればお聞かせ願いたいと思います。

鈴木議長) 第4回定例会の会期につきましては,先ほど市長の方から12月5日に招集ということです。したがいまして12月5日に開会いたしまして,12月9日,10日,11日の3日間が一般質問,12日が議案質疑,13日が常任委員会,14日・15日を休会といたしまして,16日に議会運営委員会を開催いたしまして,午後1時から委員長報告を行うとともに日程を考えております。ご審議の程よろしくお願いいたしたいと思います。

久保田委員長) ただいま議長の方から会期予定案が示されたわけでありますが,本件においてご意見はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) それでは,この案のとおり決したいと思います。これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,陳情の審査を行います。まず,陳情第54・ゆたかな教育を実現するための教育予算の充実を求める陳情を議題といたします。本件につきまして,各委員のご意見をいただきたいと思います。暫時,休憩いたします。

        〜 休 憩 〜

久保田委員長) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。このゆたかな教育を実現するための教育予算の充実を求める陳情につきましては,例年,趣旨妥当ということで意見書を提出していたかと思いますので,この件につきましては,採択すべきものということでよろしゅうございますか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) それでは,陳情第54・ゆたかな教育を実現するための教育予算の充実を求める陳情を採決いたします。お諮りいたします。本陳情は採択すべきものと決したいと思います。これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。ただいま陳情第54につきましては「採択すべきもの」と決したわけでございますが,本陳情につきましては意見書提出を求めるものであります。お手元に意見書案を配付いたしましたが,ご検討いただき,提出すべきか,さらに案のとおりで良いか検討いただきたいと思います。それでは,意見を集約いたします。意見書案についてはお手元の案のとおり提出いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,陳情第55・義務教育費国庫負担制度の堅持を求める陳情を議題といたします。本件について各委員のご意見をいただきたいと思います。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) それでは,この際お諮りいたします。陳情第55・義務教育費国庫負担制度の堅持を求める陳情を採決いたします。本陳情は「採択すべきのも」と決したいと思います。これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。ただいま陳情第55については「採択すべきもの」と決したわけであります。本陳情につきましては意見書を求めるものであります。お手元に意見書案をご配付しましたが,案文を検討いただき,提出するべきか,さらに案文のとおりで良いか,各委員のご意見をいただきたいと思います。ご意見はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) それでは,意見書案につきましてはお手元の案文のとおり決したいと思います。これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。次に陳情第57・県立高校の統廃合をやめ,地域の高校存続を求める意見書提出に関する陳情を議題といたします。本件に関して各委員のご意見をいただきたいと思います。暫時,休憩いたします。

        〜 休 憩 〜

久保田委員長) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。休憩中ではございましたが,各委員のご意見を集約いたしますと,「不採択」ということでございます。お諮りいたします。陳情第57・県立高校の統廃合をやめ,地域の高校存続を求める意見書提出に関する陳情を採決いたします。本陳情は「不採択とすべきもの」と決したいと思います。これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。次に会派持ち帰りとなっておりました案件の審査を行います。最初に茨城県道路整備促進協議会の会長である常陸太田市長から要望がありました道路整備の充実と財源確保に関する意見書の提出についてを議題といたします。各会派での検討結果のご報告を願います。

磯部委員) 賛成です。意見書提出に。

寺内委員) はい。

高栖副委員長) はい。

久保田委員長) ただいま,各会派での検討結果を伺ったわけでありますが,提出すべきであるということであります。本件については提出することにいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,全国市議会事務総長より要望がありました,地方税源の充実確保に関する意見書の提出についてを議題といたします。本案について各会派から検討結果のご報告を願います。

磯部委員) 意見書のとおりであります。

寺内委員) 外形標準が入ってるとちょっとまずいんだよね。そういう意味で言うとま とまらないね。うちの方の会派は。

高栖副委員長) うちの方は不採択です。

久保田委員長) ただいま各委員から,各会派での検討結果を伺ったわけでありますが,「まとまらない」ということでありあます。本件については,「提出しない」ということにいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,一般質問の一問一答方式についてを議題といたしたいと思います。本件については当委員会において,1項目について3回ずつという質問形式の案に対しまして,意見がまとまらず結論を出すには至らなかったわけであります。議会運営委員会といたしましては,一定の結論を出して参りたいと考えております。改めてご意見を伺いたいと思います。

寺内委員) ウチの方は従前どおり,意見は変わっておりません。

磯部委員) 前回どおりです。

高栖副委員長) まとまりません。

久保田委員長) いづれにしても前回同様,結論が出ないということですので,引き続き協議をして参りたいと思います。次に農業委員会委員の推薦についてを議題といたしたいと思います。議長に人選に関する報告を願いたいと思います。

鈴木議長)
 本件につきましては,農業委員会等に関する法律第19条第2項の規定に基づきまして,議会として農業委員会の**に関する事務事項につき,学識経験者を有する者を推薦する。前の委員会におきまして,農業委員会から要望が出されておりました女性登用枠につきましては2名の同意をお認めをいただいております。これに基づきまして,JAひたち野農業協同組合から女性2名の推薦をいただき,8月28日に報告をいただいたところであります。お手元にお配りしてありますように,1人目は石岡市行里川×−×,櫻井洋子さん。2人目は石岡市大字染谷××××,関幸子さん。この2人を,議会として推薦をいただきたいと思いますので,よろしくご了承のほどお願いします。

久保田委員長) ただいま議長から農業委員会委員の議会推薦者2名の報告があったわけでありますが,この件についてご意見はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) それでは,推薦2名については報告のとおり了承いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。さらにお諮りいたします。本件については地方自治法第118条第2項に基づく指名推薦によって推薦することにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,陳情第56・家畜糞尿処理の対応につき陳情者2名のうちの1人である服部清孝様から,お手元に配付しましたとおり陳情者からの辞退の申し出がありました。この件については既に会議の議題となっている案件でありますので,会議規則第18条の規定により,議会の承認が必要となるわけであります。したがいまして,本件については,本日の日程第1で陳情者の辞退についてを議題といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。暫時,休憩いたします。

        〜 休 憩 〜

久保田委員長) それでは会議を再開いたします。
 次に,議会に対する行政報告についてを議題といたします。本年4月から,当市議会といたしましては審議会・協議会等への参画取り止めを進めているわけであります。これに際しましては,過般の当委員会の決定に基づき,議長から市長に対し,次の場合に報告をするよう申し入れを行っております。
 すなわち,一つとして,審議会・協議会への諮問時点,中間報告時点,そして答申の時点において,所管の常任委員会に報告すること。また,随時,その開催状況等についても報告を行うこと。二つとして,内容が市全体に関する問題の際は全員協議会に報告すること,という内容であります。
 これに基づきまして,今期定例会の常任委員会に対しまして,各担当部署から報告がなされていると思うわけでありますが,今般,その報告内容,報告の方法について,議会運営委員の皆さまにご審議をいただきたいと考えるわけであります。
 議員の審議会・協議会への参画見直しによりまして,その内容は,所管の各常任委員会の委員において,等しく把握するところになったわけでありますが,それはあくまで所管の委員にとどまっておりまして,すべての議員が内容を把握するには至っておりません。審議会・協議会等の内容につきましては,市の行政を現在進行形でとらえる上で,議員として把握を必要とする事項であります。したがいまして,審議会・協議会の内容,またはその他,執行部が議会に対して報告を行うことが必要と考えられる事項につきましては,議員全員が承知できるシステムを検討してはどうかと考える次第であります。
 実施時期につきましては,来年の議員改選後を目途に検討したいと考える次第でありますが,この件につきまして,委員からご意見を頂戴したいと思います。

寺内委員) この件につきましては私は,本来だとね,条例ないしはそういうことで,当然,議会が行政のチェック機能を果たしていくという結論から言えば,何らかの法的制約と申しますか義務と申しますか,そういったものを執行部に対して課することも必要だと思いますけれども,私は今,情報公開という条例も制定されていることでもありますし,その前段として,いま委員長の方からありましたように,審議会等の審議の内容,それから結果,そういったものに対する報告,これは基本的には文書をもってするということ。それから必ず会議録を添付すること。この2点が充足されるならば,必ずしも全員協議会等は開かなくてもいいのではないか。個別にそういった報告内容が議員に送達されればね。ただ,もちろん先ほど言いましたように,常任委員会には当然,しかるべき所管の審議会等は,経過等については,逐一,担当部局から報告があるべきだということであります。でありますから,それを含めて内容的なものが充足されるならば,条件がですね,充足されるならば,文書をもって報告していただければ十分ではないかというふうに思います。以上です。

久保田委員長) 確認しますけども,いわゆる各協議会の内容については,全議員に会議録及び報告書を配付ということで,それで尚かつ,常任委員会には逐一報告させるということでございますか。

寺内委員) そのとおりです。

久保田委員長) ほかにございませんか。暫時休憩いたします。

        〜 休 憩 〜

久保田委員長) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。休憩中ではございましたけれども,各委員さんからいろいろなご意見が出されたわけでございますが,いずれにしてもこの件については,まだ試行の段階でございますので,今後,各会派に持ち帰っていただいてですね,よくそのへんのところを詰めていただくということにしたいと思います。それに基づいて,直すべき部分は直すという改良を加えなければならないと思いますので,次回までにある程度の会派としての考え方をお示しいただければ大変ありがといと思います。それでは,この件についてはこの程度といたします。次に,その他として,広域合併に関する決議案を議題といたします。本件については議長から説明を求めたいと思います。

鈴木議長) 私の方から,皆さんにお配りしております市町村合併の決議案がございます。これにつきまして,委員の皆様にご検討をお願いいたします。よろしくお願いいたします。

久保田委員長) ただいま議長の方からご説明があったわけですが,この内容でございますけれども,当市議会として過般特別委員会を設置しまして,第2回定例会で最終報告をしたわけであります。合併については特例法の最終期限であります平成17年3月が1つの目標と考えざるを得ない状況です。近隣の自治体に対しまして,合併に対する意見を明らかにする意味から,決議案についてご検討いただきたい,こう考えます。案文については先ほど議長から説明がありましたとおりの内容でございます。それではお諮りいたします。この件については議会において議決を行いたいと思いますが,これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,県議長会による行財政調査視察の件を議題といたします。本件について議長から発言を求められておりますのでこれを許したいと思います。

鈴木議長) ただいま議題となっております,県議長会主催による行財政調査視察につきましては,正副議長及び事務局長を対象としまして本年は10月20日から10月27日の8日間にわたりましてイタリアのローマ,ミラノの都市を視察を行うものであります。目的といたしましては,海外都市の実状について視察研修を行うことにより,その見識を広めまして,今後の我が国の地方行政に,関係都市の行政担当者との意見の交換をし,相互の理解と認識を深めることによりまして,国際親善に寄与することとしております。視察につきましては5つの市議会と2つの経済団体等への訪問が予定されておりまして,具体的な調査項目といたしましては,1つには行政組織と管理システム,2つに公共管理ということであります。参加費用は1人あたり38万2000円であります。過日の地方自治法の改正によりまして,第100条第12項に位置づけられまして,議会が必要と認めた場合は,会議規則に基づき議員を派遣することが可能となったわけであります。当市議会といたしましては,過日全部改正いたしました会議規則の第78条にこれを規定しているわけでありますが,議会開催中においては日時・場所・目的及び経費等を会議に諮って決定することになっております。ただし,特に緊急を要する場合または閉会中は議長が派遣を定めるものとなっておりまして,今回の行政調査視察は会議規則の規定によれば議長が決定することとなるわけであります。しかしながら今回の行財政視察調査については,経費が大きく日程的にも長期間であることから,議会運営委員会にお諮りをいたしたいと考えたしだいであります。ご審議のほど皆さんにお願いしたいと思います。

久保田委員長) ただいま議長から発言があったわけでありますがこれに対しまして何かご意見はございますか。

寺内委員) これは何人くらい派遣されるの・・・正副議長ね。

久保田委員長) 他に発言はありませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) ないようですので,それではお諮りいたします。ただいま議長から発言がございました県議長会主催の行財政調査視察については,正副議長を派遣いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。次にその他の件で何かございますか。暫時,休憩いたします。

        〜 休 憩 〜

久保田委員長) 休憩前に引き続き,会議を開きます。他に発言はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

久保田委員長) ないようですので,以上で議会運営委員会を閉会いたします。


 閉会 午前11時10分




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