平成14年10月1日 議会運営委員会


案 件 (1)高規格救急自動車購入契約の変更について
出席委員 菱沼成房委員長,國司 進副委員長,寺内 毅委員,亀井比志子委員,磯部延久委員
その他の出席者 鈴木行雄議長,久保田健一郎副議長,(以下,委員外議員)山口 晟議員,小松美代子議員
市執行部 市長(横田凱夫),総務部長(関正雄)
議会事務局 局長(比気茂美),次長(小沼茂夫),議事係長(武石 誠)


 開会 午前10時00分

菱沼委員長)
ただ今から議会運営委員会を開会いたします。本日の議題は,高規格救急自動車購入契約の変更についてであります。次に,本日の審査にあたり説明員として,市長・横田君,総務部長・関君の出席を求めております。それでは,これより審査に入ります。執行部よりこれまでの経過についての説明を求めます。

総務部長) 私の方から,高規格救急自動車購入契約について,これまでの経過をご説明申し上げます。高規格救急自動車の購入につきましては,国庫補助事業でございまして,平成14年4月に県の防災課に補助申請を行ってございます。そして6月3日に補助金交付決定を受けてございます。6月28日に入札を実施いたしまして,茨城トヨタ自動車株式会社が消費税抜きで2890万円,消費税を含めまして3034万5000円で落札いたしました。そのトヨタと7月1日に仮契約を結んでおりますが,その際,予定価格を落札価格と間違え,税抜き2914万円,税込みで3059万7000円と記載しております。9月議会,第3回定例会につきましては8月29日,この間違った額で議案を提出いたし,9月9日に可決をいただいております。その9月24日,管財担当副参事から消防の担当者に,救急車の購入金額につき間違いと思われるので調べてもらいたい旨の問い合わせがありまして,確認したところ担当者の記載ミスが明らかとなったところでございます。以上が高規格救急自動車の購入契約につきましてのいままでの経過であります。今回,あってはならないミスを犯しましたことに対しまして深くお詫び申し上げます。今後,ミスの防止策といたしまして,契約議案につきましては,総務課に議案提出の際,入札書取書を添付させると共に,担当課での複数チェック体制を確立し,全職員の注意を喚起したいと考えておりますのでご理解をお願いいたします。以上でございます。

菱沼委員長) 次に,本件についての取り扱いについての説明を求めます。

市長) 本日は,お忙しい中,議会運営委員会を開催していただきまして,誠にありがとうございます。去る第3回定例議会に提案いたしました第104号議案・備品購入契約の締結について(高規格救急自動車の購入)につきましては,平成14年9月9日に可決をいただいたところでございます。しかし,契約金額の間違いがありましたのでご報告いたします。契約金額欄には正しくは3034万5000円と記載すべきところ,3059万7000円として提案してございます。誠に申し訳ございませんでした。今後このような失態を繰り返さないよう,チェック体制を厳重にして参りたいと考えております。なお,この件に関しましては高規格救急車は発注済みであり,また発注の配送等に時間を要することを考慮し専決処分をさせていただきたく,よろしくお取り計らいをお願いいたします。以上でございます。

菱沼委員長) ただいま市長から,本件については専決処分したい旨の意向が示されたわけですが,これについて委員各位からご意見がございましたらお願いをいたします。

寺内委員) 総務部長からあってはならない弁明があったわけでございますが,大方あってはならないことがいつも起きるので,その辺のチェック体制云々という話も出ておりますけれども,少なくとも仮契約をしているわけですから,その段階で数字はキチンと分かっているわけですよね。それ以上になることはないし,それ以下になることは結構なことですが,とにかくそういうことで決まっているということを考えれば,チェック体制云々でなくて,実際に仮契約書と起案するものを照合すれば間違うわけないんですよ。だから,その辺の取り扱いについてのマニュアルがキチンとしてないというこでしょ。だからその辺のことはチェック体制ということよりも,そういう取り扱いについても手順,プロセスをキチンとフローチャートにして,この時誰が記入するとか,誰が記入したものをチェックするとか,そういうものをキチンとしておかないと,もう一回出るよ。常にあってはならないことが,常に起きることが世の常だから,それはいいとして,いま市長の方から専決処分,金額的には誤差はあんまりないということでございます。不幸中の幸いでしょ,値段の低い議案が出たわけじゃないから。専決処分によって,それで処理をして,差なんか当然出るわけですよね。その差なんかは当然不要額で処理すれば一応財務上は問題ないと思いますので,私としては専決処分でやっていただいて,その結果等については議会事務局等を通して。いづれにしても,次回の定例会に報告があるんでしょうけれども,その事前にこういうことで報告していただければ私はそれで良いと思う。ただ,その辺の裁量は議長の方でおやりになるでしょうから,あと議長と協議してその後の処理をどうするか。私の立場から言えば,専決処分に異議はございません。以上です。

菱沼委員長) 他に。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

菱沼委員長) ただいま寺内委員から,市長の専決処分に異議はないというようなお話がございました。他の委員からもないということであれば,市長から要望がありました専決処分の取り扱いにしたいと思いますが,いかがでしょうか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

菱沼委員長)
 それではお諮りいたします。本件については専決処分というようにしたいと思います。これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

菱沼委員長) ご異議なしと認め,この件については,さよう決しました。ただいまの件,その後のことについて議長よりご意見があれば。

鈴木議長) ただいま寺内委員からお話ございましたけれども,この後のことにつきましては12月までにはまだ時間がございます。そういったことを含めまして今回の問題を議会の全員協議会をもって説明をしていただきまして,議員さん全体に謝罪をしていただきますと共にご説明を願いたい。そして,専決処分という形のものをつくりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

菱沼委員長) ただいま議長の方から,後日全員協議会を開催し,処理についての説明を求めるということであります。その点にご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

菱沼委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。以上で議会運営委員会を閉会いたします。

 閉会 午前10時17分




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