平成14年8月8日 教育福祉委員会


案 件

(1)請願第19「乳幼児医療の無料化を求める請願書」
(2)府中中学校外構工事に伴う設計委託について
(3)
その他
 三村城跡発掘調査概要について

  台風6号による一里塚の木の倒壊とその後の対応について

出席委員 久保田健一郎委員長,亀井比志子副委員長,小泉 彰委員,海老澤通弘委員,小松美代子委員,國司 進委員
説明員 福祉部
 福祉部長(浅野昌二郎),参事兼保険年金課長(太田光幸)
教育委員会
 教育長(海老澤 務),教育次長(草間 暁),参事兼教育総務課長(土師照夫),副参事施設担当(広瀬峰昌),生涯学習課長(佐子川祐治)
議会事務局 庶務調査係長(飯田英男)


 開会 午後1時30分

久保田委員長)ただ今から教育福祉委員会を開会いたします。本日の審査につきましては,お手元にご配付しております協議案件書の順に沿って進めていきますので,よろしくお願いいたします。初めに,当委員会に付託され,継続審査となっておりました,請願第19「乳幼児医療の無料化を求める請願書」についてを議題といたします。付託案件説明のため出席を求めた者は,福祉部長 浅野君,参事兼保険年金課長 太田君 以上であります。本請願の審査にあたり,最初に執行部より,第2回定例会以降の経過・取組み等について説明を求めます。

参事兼保険年金課長)  第2回定例会以降の市の取り組みということですけれども,5月議会でご承認をいただきました10月から実施をいたします3歳児医療費助成の準備を現在行っているところでございます。対象人員は前回の委員会でもお話いたしましたように1年間で約500名。14年度の予算といたしまして,この3歳児拡大分で10月から実施ということで830万円を計上させていただいてご承認をいただいたところでございます。また前回の委員会でお話いたしました後のことでございますが,県内の実施状況についても前回お示しした資料のとおり変化はございません。土浦市の方でやはり3歳児までの年齢引き上げを10月にやるということで,9月議会に上程する予定だそうです。以上でございます。

久保田委員長)  以上で説明は終わりました。これより審査に入ります。審査上の発言は,挙手によりこれを許します。暫時休憩いたします。           

                              ― 休 憩 ―

久保田委員長)休憩前に引き続き会議を再開いたします。請願第19「乳幼児医療の無料化を求める請願」の紹介議員であります小松美代子議員から説明を求めるため,石岡市議会会議規則第82条の規定により,当委員会への出席を要請いたしたいと思いますが,これにご異議ございませんか。

(「異議なし」との声)

久保田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。それでは小松委員におかれましては,これより本請願の紹介議員として,当委員会にご出席いただく形になりますので,本請願についての説明をお願い致します。なお,請願についての説明のみで,ご自身のお考え等についての発言はお控えいただきたいと思います。

小松議員)5月の定例議会で太田参事の方から県議会で執行部の答弁は引き上げしないと,年齢の拡大はしないということでの答弁があったかと思います。6月の県議会でやはり同じように請願が出されておりまして,その請願が県議会では・・になっております。これは6月の県議会だよりにも載っておりますので,それをご確認いただければ分かるかと思います。

久保田委員長)以上で説明は終わりましたので,本請願の紹介議員であります小松美代子議員におかれましては,これより教育福祉委員として,本委員会にご出席願います。それでは,引き続き審査を行います。暫時休憩いたします。

                              ― 休 憩 ―

久保田委員長)休憩前に引き続き会議を再開いたします。先程,本請願の紹介議員であります小松議員の方から,これまでの経過と県議会の動き等のご説明があったわけでありますが,それを受けて各委員さんの方からご意見をお伺い致してまいりたいと思いますので,よろしくお願い致します。

國司委員)過日の常任委員会におきましてもお話しておりますが,願意としては妥当だと思います。理想であります。しかし,理想を求めすぎて高福祉・高負担,これも現実でございます。実際と伴わない,予算の関係もあると思いますので,これを採択した場合には,恐らく絵にかいたもちになってしまうような気もいたしますので,理想ではありますが,もう少し各市町村の動向をみながら継続して審査をしたらと思います。

海老澤委員)休憩中に先程申し上げましたが,私は今年度いろいろな委員会でのやり取りの中で,3歳児,いわゆる500名の予算が10月から施行されるということで,一歩前進したなという評価をしています。そういう中で今回の無料化ということは,先程来話題になっておりますように,当市の財政状況というものを鑑みますと実行性に乏しいのかということで,私は他の市町村あるいは県の動向を視野に入れながら,もう少しいろいろな角度からこの問題について検討すべきだと判断いたします。よって私は継続審査にしたいという考えであります。

小泉委員)請願第19というようなことで,これはやはり慎重なる議論をして,もう少し詰めていかなければいけない。先程紹介議員の小松議員の方からもお話があったように,県の方では*******をされているということを聞いたわけです。ただ石岡の財政状況を踏まえますと,今日の委員会で結論を出すのは,時期尚早だと思うんですが,ただ市長も福祉に力を入れるとおっしゃっておりますので,もう少し執行部の方も長と詰めてもらって,出来るだけ期待に添う様にしたいと私も思いますが,今日の委員会で云々ということはないかと思うんですが,ここのところは継続にしたいと思います。

亀井副委員長)私も願意は本当に妥当かと思います。こうなれば最高だと思いますし,素晴らしいものが出来るのではないかと思いますが,今の石岡市の現状をみますと,安心して子どもを育てるという意味においては,もう少し他にもお金を使うべき必要性もありますし,またこの請願と同様趣旨の請願書について県議会で・・になったということもありますが,もう少し様子をみてからでも遅くはないと思います。私は継続審査を望みます。

久保田委員長)  他に発言はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長)ないようですので,以上で審査を終結いたします。本件は起立により採決いたします。これより採決に入ります。採決の順序は,継続審査について先決し,継続審査が否決の場合,採択についての採決を行います。それでは,本請願を継続審査とする委員の起立を求めます。

(「起立者多数」)

久保田委員長)起立多数であります。よって本請願は,継続審査といたします。なお,本請願に係る委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」との声)

久保田委員長)  ご異議なしと認め,さよう決しました。その他,福祉部関係で何かございませんか。

亀井副委員長)学童保育の方でシルバー人材センターの方からいらしている先生方が多数お辞めになったという話を聞いておりますが,その後の補充はどのようになっていますでしょうか。

福祉部長)学童保育は,14年度はシルバー人材センターではなくて,社会福祉協議会の方を窓口にいたしまして,そちらの方に登録をしていただいて,その方にお願いするという形で,シルバー人材センターの方でやっていた方もかなり登録していただきました。実際始まると若い人と年寄りの人と意見の食い違いが大分あって働きにくいという人も出ましてお辞めになった方もいます。その方については,随時補充をしていくと。登録制ですので,若干余裕がありますので・・・。

亀井副委員長)実は,やはり若い先生と高齢者の先生とでは,かなり意見が違ってしまう。それからまた子どもたちの前で高齢者の先生方のちょっとした言葉遣いがかなりひびいていまして,それを家庭に持ち込んで話をすると親の方がびっくりしてしまうというような話を聞いていますので,人選にはくれぐれも気を付けていただきたいと思います。

久保田委員長)その他,何かございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長)ないようですので,以上で福祉部所管の審査を終結いたします。暫時休憩いたします。

                              ― 休 憩 ―

久保田委員長)  休憩前に引き続き会議を再開いたします。次に,府中中学校外構工事に伴う設計委託について及びその他の件についてを議題といたします。付託案件説明のため出席を求めた者は,教育長 海老澤君,教育次長 草間君,参事兼教育総務課長 土師君,副参事施設担当 広瀬君,生涯学習課長 佐子川君以上であります。また,石岡市議会委員会条例第59条の規定により,本日参考人として,○○○(会社名)代表 ○○○○氏(個人名)にご出席をいただいておりますので,ご報告申し上げます。それでは,これより協議に入ります。初めに,執行部及び参考人より府中中学校外構工事の内容について説明を求めます。

副参事施設担当)  今回提出いたしました石岡市立府中中学校外構工事の平面図案ということで,外構工事の設計内容について考慮すべき点が3点ほど考えられます。一つ目は既存校舎の取り壊しに伴い,県道からのアプローチ,現在の玄関脇にある記念碑等の移設を含めた条件を考慮しなければならない。二つ目は運動施設,バスケットコート,テニスコートの場所の検討をしなければならない。三つ目は,将来体育館等の建て替えに伴う新校舎からの生徒の導線を考慮すること。この3点が挙げられます。これらを検討した結果,今回B案を提出させていただきました。B案は,将来を見据えた環境にやさしい周辺環境とマッチした,ゆとりを感じる外構整備を考慮したものでございます。以上です。

久保田委員長)以上で説明は終わりました。ただ今の説明につきまして,ご質問等がございましたら挙手によりお願い致します。

國司委員)ただ今の説明ですとB案を提出したと。A案はどうなったんですか。

副参事施設担当)A案は当初の参考資料ということで,提出いたしました。

國司委員)それではB案をもとにして考えていくと。現在プールがありますが,将来このプールはどのような取り扱いになりますか。

副参事施設担当)プールについては,プール改修の整備計画があります。それに基づいて現在のところはそういうことで考えております。

國司委員)水泳の授業時間というのも何かなくなっているようで,今後メンテナンスの面でも大変なものがあるかと思いますが,取り壊す考えはありませんか。

副参事施設担当)現在のところ校舎を解体するわけなんですが,プールについてはこの取り壊しの中には入っておりません。なお,経費としては約1,000万円の取り壊し費用がかかる積算が出ております。

教育次長)今の國司議員のご質問は,将来このプールを学校でどのように活用していくのかというような趣旨かと思いますが,現在のところ教育指導要綱の中で水泳授業が各学年に組み込まれてございす。そういう中でも将来的にはプールを市内に何箇所かつくって,スクールバス等で送迎をするというようなことも考えに入れながら,これからのプールの改修を考えていかなくてはならないのではと考えております。

國司委員)プールを取り壊せば,もう少し駐車場の面積も広くなるかと思いまして質問しましたが,車の台数が61台と。これは今まであそこの校庭を使っておりまして,バスのロータリーの部分というのは,これで間に合うのかどうかお伺いいたします。

副参事施設担当)その点も考慮しまして61台にしましたが,バスの導線と言いますか,この44番から61番のところに収まるような形にはなっております。先生の車の台数が約30台ということで,その部分ではここを考えております。

○○○(会社名)代表)**ということで当初計画をいたしまして,バスのロータリーをということで,丁度中心に黄色とグリーンの場所がありますが,ロータリーを作るとなると,ここを潰すことになってしまいますので,年間の稼働率等を考えますと,やはり広瀬副参事がおっしゃったように定期的にバスの入る時間がお分かりになるということで,ここへ先生たちの車を空けておいて,バック方式でバスをUターンしたらということで,提案させていただきました。真ん中にやはりこれからのゆとりある教育ということで,センターゾーンに子どもたちのふれあえる場所を私は提案したいということで,中心部に人溜まりを作るスペースをとって,それなりのデザインをして,子どもたちがここで下校時の待ち合わせの場所にということで考えました。

亀井副委員長)今パーキングの61台のお話が出ましたが,今現在先生が乗っている車は何台ですか。

副参事施設担当)約30台です。

亀井副委員長)  先程,國司委員の方からプールの話が出ましたが,私も実はこのプールについては,教育指導要綱に載っているからというような話を前にも一度聞いたことがあったんですが,本当にプールのあり方,水泳指導については,考えるべきときが来ているのではないかと思います。学校では一番もったいないスペースではないかと思います。まして教育にスイミングが出来ないと困るということがあるのであれば,小学校で徹底的にきちんと子どもたちが泳げるように指導をして,中学校では1回でも2回でも大きいプールに連れて行って一緒に泳げればいいような感じがしないわけではありませんし,まして,教育も地方分権の時代に入って,いろいろな特色ある教育が出来るようになってきましたので,いろいろ考えていっていただければと思います。

教育長)ただ今ご指摘の水泳指導について,若干述べさせていただきます。確かに教育課程の編成が変わって参りました。いわゆる学習指導としての水泳指導のカリキュラムが変化して参りました。中学校で実習として取り扱うのが1年生で,週3時間の4週間。そうしますと12時間。一人の子どもが水泳の授業を受ける時間が12時間。そうしますとそれだけで必修は終わってしまうと。2年生と3年生につきましては,体育の中の選択コースの中で水泳とか球技とか陸上とかというような選択肢の中に水泳が含まれておりますので,全くなくなってしまうわけではありません。その水泳を希望する子どもが50人いれば50人と。60人いれば60人というようなことになってくるのは当然です。そういった中で,これから教育課程の編成の中で**しながら,仮におっしゃるようにプールが閉鎖された場合に,それを補える方法が確実に保障できる策を考えた上でご指摘のことについて,十分考慮していきたいと思っております。

久保田委員長)  ちょっと確認をしたいんですが,1年生の必須科目としての12時間。それで2年,3年は選択科目としての水泳と。仮に1名でも2名でも水泳をしたいという希望があった場合には,どうなんですか。

教育長)  やはり希望をとる場合に,最初に人数が少なければ第二希望の方に回っていただくことがあるが,それでもよろしいかということで,ですから指導者と科目と扱う場所,授業を行う場所を確保した上で,指導に携わる担当教員の数と対象生徒数と。当然限りがありますので,これはオリエンテーションの中で決めていきますが,やはり強い意志でやりたいということがあったときには本人の許可を得なければなりませんが・・・。やはりその前に出来る方向で考えなければなりませんが,やはりそれを考えれば考えるほど,なお更そのためにこの施設がランニングコストについて副参事が申し上げたようなことであるとするならば,なお更・・・。

久保田委員長)現実問題として,この4中学校の中で水泳を選択されている生徒さんはいるんですか。

教育長)おります。皆無ではないと思います。教科指導の中の単元ですから,単元にはふれていると。

久保田委員長)そうしますと,体育教科の中の選択コースということで,仮に体育教科の中の水泳を選択した場合に,2年,3年時でもって受けなければならない授業時間単位は何時間になるんですか。

教育長)105時間です。保健体育という名称ですので,いわゆる保健の学習を含めて,実技の体育を含めた上で105時間です。

久保田委員長)暫時休憩いたします。

久保田委員長)休憩前に引き続き会議を再開いたします。

海老澤委員)  今休憩中にそれぞれの説明を聞いて大体理解をした訳ですが,何点かお伺いいたします。まず駐車場のスペース的な問題で,プールの取り壊しまで飛躍しましたが,プールは学校の必要施設ということで,年々その使用目的がいろいろ出てきておりますが,現在ではこれを残すと。現在のスペースと新しい駐車場のスペースですが,私の考えでは同等かと思っておりますが,その相違。それから予算書を持っていないので分かりませんが,この外構工事に伴う予算は概算どれくらいなのか。業者も決まっていますが,予算の総額について。それから先程お聞きしましたが,新しい環境問題を考えて素晴らしい施設が設計の中に盛り込まれているようですが,この方式を採用するにあたってどこからこういう話があったのか,またこの施設は金額にして幾らぐらいになるものか。先程もちょっとふれましたが,私どもも現地を見て委員会でいろいろやってきまして,それぞれ府中中学校という長い伝統と歴史をもっている学校でございまして,当然ながらいろいろな記念植樹がされています。当然ながら卒業生は愛着を感じ,自分たちの時はこういう樹木はここにあったというようなことで,それぞれ1本の樹木にも思い出がたくさんあるわけでございまして,どうしても移植が出来ないとか何か問題があるとすればやむを得ないが,極力樹木は残すように。配置については,当然変わりますが,この樹木を残す方向でいろいろ検討していただきたいというような結論が出たように思うわけですが,先程の執行部の説明では学校の先生がこの樹は残して欲しいというような要望が出されているようでありますが,全部の樹木を残すのが大前提で,やむを得ずそれぞれ事情があるときは無理でも,総体的には残すべきだというような意見を言いましたし,またそうすべきだと今でも思っております。当然移植の問題はいろいろ出てきましたが,これは石岡のある業者ですが,私が実際に聞いてみましたが,その業者はゴルフ場の樹木の移転,根巻きを通常ですと何十年もの樹木は2年前に根巻きをして移植をするというのが,通常これまでの移植の常識でありましたが,この業者はいろいろ考案特許をもちまして,根巻きをしないでそのまま移植を出来るというようなことで,今までの常識では考えられないくらいの金額で責任をもって出来るということで,現にあちらこちらで,いろいろ仕事をやって,また最近では地元の環境会議の中で自然体系が失われ,いわゆる表土30cmをそのままそっくり残してというような,研究発表をしているような話も私も聞いておりますし,そういうのも一つ参考にしていただきたいなと思っております。それから総体的には非常に市内の4中学校の中でも素晴らしい学校だということで,私は嬉しく思っているわけですが,その辺のところが最後の詰めでございますので,今後の委員会の中で,あるいは学校当局,そして執行部の考えを十分に擦り合わせて,素晴らしい学校にしていただきたいということで,2,3点質問をしておきたいと思います。以上です。

副参事施設担当)1点目の既存の駐車場との相違ということで,今回はB案ということで,若干,緑の部分がスペースの部分になってきます。ここが樹を植えるところです。そうしますと手前のピンク色の部分に関しては体育館・技術棟・武道館がありますので,ここはほとんど樹が入らないと。もう一つ説明したいんですが,歩道の部分,約2メートル今とってありますが,現在は1メートル40ぐらいです。これは子どもたちが歩くのに非常に危険だということで,2メートルをとりました。ただ2メートルとりますと桜の木がぎりぎりで,若干かかってしまう部分もあるんですが,2メートルですと      樹が残るということなんですね。これよりもう少し広くすると,今ある桜の木がなくなってしまうと。移植するしかないんですが,ただかなり近いところにありますので,その辺がぎりぎりかなと。もう一つ現在の府中中学校ですと,校歌が入っている石像があるんですが,これがこの図面でいきますと自転車置場の左側部分のところに置きたいと。それと学校へ入った正門のところに銅像がありますが,これを先程の真ん中辺りに置きたいと考えております。そうして残ったところに記念樹を植えていくつもりでおります。2点目の予算の部分ですが,当初約1億3,000万円予算はありましたが,造成の経費が約40パーセント近い,建物の経費だと20パーセントということで,外構工事の1の方に運動場の方にポールとか国旗掲揚塔も併せて境界側に建てまして,取り壊しの部分で現在造成するところが70センチメートルほど新校舎より高いんですね。そういう部分なんかも取り壊しの部分で経費が浮きますので,実際外構工事の経費として予想されるのが約1億1,000万円みております。ただ残りの1億1,000万円の1,000万円は受水槽の方にまわってしまいますので,外構そのものは現在のところ1億円以内で処理したいと考えております。移植の方法については,海老澤委員さんがお話されましたように,機械の移植と従来の移植という二つの方法がありますが,その緑の部分で入れるところになりますと,本数的に非常に限定されます。先日学校の方でどうしても残さなければならないもの,それから記念樹ということで,紐を付けてもらいました。本数はある程度確認が出来ているんですが,このレイアウトの中でどのように入るかというのも,実際もう一度精査しないと出て来ない現状にございます。そういうことで,今のところそういう形で進めております。以上です。

○○○(会社名)代表)環境を考慮しました自然エネルギーということで,風力発電並びに太陽光発電を取り入れまして,メインの照明灯,テニスコートから広場,駐車場までの全部の照明を賄うとなりますとかなり金額的に上がってしまいますので,本体的には予算の中で500万円程度,この設備を考えております。その中で出来ます照明灯のポール並びに駐輪場と体育館と技術棟の間にあります駐輪場がございますので,そこの蛍光灯のエネルギーに使っていきたいと考えております。設備の規模につきましては,予算から逆算して,出来るだけ大きなエネルギーを確保できる施設を選択していきたいと思っております。

海老澤委員)500万円程度だということで,これは**になるわけでありますが,これはこの辺でどこかやっているところはありますか。それからメンテナンスはどのようになっていますか。

○○○(会社名)代表)メンテナンスにつきましては,やはり全然やらなくていいということはありません。機械というのは当初数年はメンテナンスは必要ありませんが,やはりメーカーに確認しますと,やはり年間のメンテナンスと並びに5年に1回とかのメンテナンスをするということは聞いておます。その辺も考慮しまして,メンテナンスが高いものについては,私も避けなければならないと考えております。極力今の機械ですから,そんなに故障はないと思いますが,やはり若干のメンテナンスはかかると思います。正直言って,メンテナンスを考えますと何も入らなくなるものですから,やはり今の子どもたちが勉強する意味で,クリーンエネルギーと騒がれていますが,本当に身近に感じるものがないものですら,本当にここに勇気をもって第1号と。この付近での事例はまだありません。本当に大きな巨大なものにつきましては,茨城県の波崎町に入っております。それは1日のエネルギーを確保するということで,波崎の風の強いのを利用していれております。いろいろ事例を調べますと,各地でいろいろなものがはいってくるようになりました。そうした文献の中で環境に考慮した学校施設ということで,エコスクールというようなもので,この**というようなマニュアルも出てきましたので,そういったものを**しながら,この付近でないものを第1号として取り入れていきたいという設計は私の考えで執行部の方に説明をさせていただきまして,予算の中で取り入れていきたいということを提案させていただきました。

亀井副委員長)今,ここの問題で風力発電・太陽光発電のことが出ましたが,先程資料を見せていただきましたが,文部科学省の補助などがいろいろ書いてありましたが,それはどのようになっているのでしょうか。

副参事施設担当)この場合には,あらかじめ文部科学省の方に打診をしなければ,実際のところは補助は出ません。それで,当初の計画にはこれは載っておりませんでしたので,今回は**ではないかと。ただ前倒しの部分で通知がある場合には,こちらで手を挙げて補助を付けますよという話をしてあれば付くんですが,現在のところはその通知はありませんので,市の持ち出しということになります。

亀井副委員長)最初にそういう計画がなくて,申請がなかったから補助が付かないということですが,確かにそういうことが省庁なんですが,アタックはどんどんして下さい。是非やっていただきたい。というのは,今の子どもたちはいろいろ考えられております。私は個人的に昨日は,たまたま原子力の方見てきましたが,そういうこともありありまして,省エネということで,今騒がれておりますし,やはり教育の場での,この風力発電・太陽光発電はどの程度まで使えるものなのか。それがただ形式的にあるものなのか,実際どの程度のものが使われていけるものなのか。こういうこともこれからの子どもたちにとっては,いい勉強にもなりますし必要だと思いますが,やはり文部科学省に対しても,どんどんアピールしていただいて,やっていただきたいと思います。めげるこことなく頑張っていただきたい。

久保田委員長)他に,発言はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長)ないようですので,以上でこの件については,B案の中で話しを進めていただくということでお願いをしたいと思います。そうしますと皆さんに確認をしておきたいんですが,この太陽光発電及び風力発電ですが,執行部の考え方は補助申請はしないということですか。暫時休憩いたします。

                     ― 休 憩 ―

久保田委員長)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。先程,私の方から確認の意味でお話申し上げましたが,まずこの駐車場のレイアウトについてはB案の駐車場のレイアウト,それからこのロータリーの部分については,詳細設計に進んでいただくということで,よろしい訳ですね。各委員さんに確認をとりたいと思います。それから先程広瀬副参事の方から初めてご提案がありました風力発電と太陽光発電でございますが,一部委員さんの方から当初から補助金の対象にしないのはどうかというようなご意見もあったわけですが,この件については如何いたしますか。

海老澤委員)先程何点か質問をしまして,趣旨は理解できるということだったんですが,私は県内でもこういう実例がないということ。それからスペース的な問題,予算的な問題,厳しい予算の中で500万という金額が示されたわけですが,実はこの問題については教育福祉委員会には一回もふれられていない,突然示されて,実は驚きを感じたんですが,そういう意味では私は時期尚早ということで,この500万を予算から削り,また他の方へ配当してはどうかということで,このシステムの採用について私は反対ということで申し上げます。

久保田委員長)ただ今,風力発電・太陽光発電の設置については如何なものかということで,海老澤委員の方からお話があった訳ですが,取りまとめるにあたり各委員さんのご意見をお伺いしたいと思います。

小松委員)新しい校舎を建てて,何か目玉的なものを考えたときに,こういった話題の設備を設置することは,市内ばかりではなくていろいろな意味で注目を集めることだとは思います。ですが,新しいものだけに飛びついて失敗している経験も石岡にはありますし,また学校の教育の中で果たして子どもたちが観測を続けられる状況に今あるのかどうか。ただの飾り物になってしまうようなものになりはしないかと。そういう危惧もあります。興味を示すお子さんもいるかとは思いますが,そういったことをいろいろ考えたときに,やはり当初計画できちんと皆さんが練りに練った校舎の建て替え事業でありますから,このように新たな設備を設置するということは,私はふれあいの里の経験からいきましてもやはりどうかと思います。500万という金額もさることながら,必要最低限のもので子どもたちが教育を受ける十分な環境を考えていけば,今の石岡市の財政の中ではそういうことがベストなのではないかと,そのように思います。

國司委員)この地球環境を考えた場合に,風力発電・太陽光発電ですか,クリーンエネルギーということで,子どもたちの教材として500万円というのは,高いか安いかは分かりませんが,私は教材としては,個人的な考えですが,あった方がいいと思います。ただ今日初めて聞いた話ですので,海老澤委員,小松委員からもありましたように,もう少し考えてみた方がいいのではないかと思います。

小泉委員)今日の教育福祉委員会のテーマ,福祉の方は終わったんですが,教育委員会のテーマが府中中学校外構工事に伴う設計委託についてということですね。これはちょっとおかしいと思います。これは外構委託というのは,これ全部本当は設計に入っているわけですからね。普通のやり方は。設計委託についてこれ協議するということですか。このテーマの載せ方。だって工事に伴う設計委託という,委託抜きにして議会は議論できないでしょう。これだってもう○○さん(会社名)で決まったんでしょう。決まったことは仕方ありませんが,これは執行部がやったことですから。その前にこれは府中中学校の校舎建て替えについて設計図があったわけですよね。これに外構は付随すべきですよ。これは別に設計をやって,これはこれで終わったことですが,今日のテーマが府中中学校外構工事に伴う設計委託について,議会の皆さん方のご意見を求めるというのは,私はおかしいと思います。委託については決まってしまっているんですから。こういうことを委員会にかけるのはおかしい。これはテーマに出す前に既に委員長に相談なくちゃ。こういうふうに二段階にしたならば,こういうことは事前に連絡をして,今度新しい方法でやりますよと。そしてまた本来ならば,学校校庭は全部前にやった設計業者がやるわけですよ。そんなに難しいことじゃないですから。これは学校を建て替える場合には全部入っているわけですから。今までもそうでしょ。例えばふれあいの里,みんなそれに入っていますよね。特殊なもので出来ないものは,何かやるんでしょうが,本来は入っているんです。解体までみんな入っていますよ。それを別にやること自体,執行部の出し方がおかしいんです。執行権の侵害になりますから,こういうことはあまり言えませんが,ただ今回こういう分からないことが出てくるということ自体が,既におかしいんですから。別々に発注すると。予算というのは,**でみていますよ。学校建て替え,ただ何々で幾らかかると。解体も入る,こういう外構工事も入ると。そういうことで学校というのは全体でやるんだと。それを今度は開いて見ると,学校が出来上がりました。31日に竣工式をやります。それで今度は外構工事をやりますよと。それで総体的に幾らかかるのかと。そういう出し方が行政のおかしなところなんですね。いろいろ広域な施設もみんなそういうふうに出す。今は,県の方でもやらないです。みんな一括して。あと話繰り返しになりますが,テーマの出し方がおかしい。設計委託についてとなっていますが,設計委託については私は議論できないですから。委託しているわけですから。この説明の内容が委員の皆さんからご指摘があったように**やるんだったらば,家庭のマイホームでさえそういう対象になっているわけですから,そういう部分で皆さん専門家の方もこれは分かっているでしょうが,手続きを踏まないで安易な方法でやってしまう。それをここで議論をすると。その前に議論をするならば先程も申し上げたとおり,前もってこういうことでやるということであれば皆さん勉強してくるわけです。こういうふうに分けてやるという方法で,これは県の方からそういう指導を受けているんですか。

教育次長)工事の発注の方法につきましては,あると思います。今回の場合に建築建物についての設計については,○○○(会社名)です。建築工事の設計の専門家,そういう中でやはり外構については,公園外構を専門というような形で設計委託をしたわけでございます。本日のテーマですが,設計委託ということになっているというお話でございます。あくまでも外構の設計概要について,私どもの方で説明させていただき,それに基づき皆さんからご意見を頂戴して,よりよい外構工事として仕上げていきたいということで,今回委員長の方にお願いを致しまして,こういう場を設けていただいたわけです。

小泉委員)この方法でやるならば仕方がないですが,今日の委託についての説明ということで,今説明を受けているわけです。テーマから言うと委託をどうするんだというようなことを感じるんです。委員会に諮っている問題は。委託は決まっているんでしょうから,これは私たちが関与する問題ではありませんから。方法は仕方がない。もっとこれを鮮明に分かるようにテーマとして出してもらいたかったと思うんですが,それで風力発電の問題についても事前に委員会の方にある程度投げかけてもらわなければ,やはりこういうようなダラダラとした議論になってしまうんですね。そういう意味で私は,委員会をそういうことで,これだけの執行部の皆さんが来ているわけですから,ある程度のノウハウを持っていなければ。でなければ,やっぱりかみ合わないと思います。教育長どうですか。その辺の判断は。

教育長)**方法があるということも聞いておりますので,勉強させていただきます。

久保田委員長)基本的な考え方だけお示し願いたいと思いますが,先程の太陽光発電・風力発電の部分についての考え方は何かありますか。

小泉委員)これは若干遅れましたが,執行部・教育委員さんもこれについては,あまり**ということで,十分に検討する余地があると思います。

亀井副委員長)私は,先程申し上げましたように教育問題からエコ問題を取り上げていく上においては,風力発電・太陽光発電,今どこの家庭でもその問題についてはふれていると思います。せっかくなのに,こういうものが例えば設置されるのであれば,新しいエコシステムをもってやっていくような,中学校を作っていきたいというような話し合いが最初からなされていれば,こういうようなことにならなかったのではないかと思いますし,また一番残念に思いましたのは,先程の補助金の話で「どうなんですか。」と聞いたら,最初から申請していなかったものですからというお話を聞いたときには,ちょっとびっくりしてしまいました。私としても慌てて府中中学校にこれを設置しなくても,まだ幾らでも次のチャンスはございますし,もっともっといいものが出来るかと思いますので,最初の計画にあります記念碑・記念樹を大切にしていただき,いい広場を作っていただきたい。

久保田委員長)他に発言はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長)ないようですので,以上でこの件については,整理させていただきますが,全体計画図ということで,その整備を進めるにあたっては,このB案をもう少し詳細に詰めていただくこと。それと2点目といたしまして先程来議論となっております記念樹の問題ですが,記念樹を確かに新校舎が増築ということになっておりますので,植栽スペースが減ることはやむを得ない部分だと思うんです。そういうような中でどうしても残す記念樹をきちんと厳選していただいて,そのレイアウトを考えていただくと。そのような中でどうしても残す記念樹をきちんと厳選していただいて,そのレイアウトを考えていただくと。もしその記念樹を移し替える際には,従来の根巻きの方法と,先程海老澤委員の方からお話が出ましたような新しい方式での植栽の仕方とのコストパフォマンスの比較といったものも慎重に行っていただきたいという点,3点目といたしまして,本日初めて提案が執行部からなされたわけですが,風力発電・太陽光発電という発電施設を設置するにあたっては,その設置については取りやめていただきたいというのが当委員会としての考え方ではないかと思いますので,そういった今申し上げたような点に留意をしていだくということで,集約いたしたいと思います。これに,ご異議ございませんか。

(「異議なし」との声)

久保田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。○○○(会社名)代表 ○○さん(個人名)におかれましては,ご退席願います。次に,その他の件で執行部より発言を求められておりますので,これを許します。

生涯学習課長)皆様のところに三村城跡発掘調査概要というものがいっていると思いますので,これについてご説明をさせていただきます。まず1ページ目に三村小学校の概略図が描かれておりまして,AとBと書かれているところが,今回三村小学校の増築に係る部分で現在発掘調査をしているところでございます。その次のページをご覧いただきたいと思います。今回の三村城跡発掘調査概要ですが,遺跡名が三村城跡ということで,所在地が石岡市三村1853番地です。調査面積は約360平米でございます。調査期間は平成14年7月22日から調査を始めまして,予定では8月31日の夏休みが終わるまでに調査の終了を予定しております。今現在までに不明遺構が二つ,盛土があるというところが発見されて,どういうものなのかは今は不明でございます。出土遺物が中世のカワラケ,甕破片,土器片,瓦片数点が出ております。調査方法といたしましては,AとBの間に真ん中にそれぞれA区,B区を設定して,生活道路があるものですから表土を機械により除去いたしまして,手作業により遺構を確認したところでございます。調査概要といたしまして,三村城は平山城で,府中にとっては南の軍事的拠点でもあった。「堀の内」「城構内」「御城」といった地名も残っている。大正2年 小田氏治父子による三村城攻略により,大掾常春は防戦の末,自害し落城した。当時の土木工事は,大規模に行われており,今回の不明遺構は,何らかの工事により造られたものであると思われますので,今後調査により,それが何であるかを明らかにしたいと思っております。

久保田委員長)ただ今の説明につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

小松委員)  この三村城址の発掘にあたっているのは,学芸員はどなたで,それから実際に市内の**のところでは,○○○(会社名)があたっていると思いますが,こちらはどういう形でやっているのかお伺い致します。

生涯学習課長)担当は安藤係長です。5名ほど・・・。担当は一人です。

教育次長)今回の調査につきましては,教育委員会直営でやってございます。

小松委員)遺跡の規模から教育委員会が直営でということになったのかとは思いますが,これから石岡が遺跡を発掘していく時に,やはり教育委員会自身が調査をしていくことが一番大事だと思います。民間に委託するのではなくて。その発掘したものを是非公開して市民にもマスコミにも向けて,皆さんに知っていただく。そして石岡がどんなに遺跡があるまちなのかという,まちおこしのひとつにもなってくると思います。真壁とか身近なところでは,稲田でも発掘した際には,必ず市民に公開しています。そうしますと市民ばかりでなく,市外からもたくさんの考古学会の方がそのまちを訪れますし,またその発掘されたもの,石岡には倉庫の中にもたくさん入っていて,それを整理するのも容易じゃなくて,それをまた更に皆さんに見ていただくというのは,本当に大変なことだと思うんですが,是非他の市町村に貸し出すだけのこの遺跡の保存の仕方ではなくて,是非ここでそれを皆さんに見せるような方法をとっていただきたいと思います。

久保田委員長)他に,発言はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長)ないようですので,以上でこの件については,終結いたしますその他,教育委員会関係で何かございませんか。

(生涯学習課長)この7月11日に台風6号が石岡の方にございまして,県の遺跡であります勤労青少年ホームの前にあります一里塚の木,二股に分かれております勤労青少年ホーム側と道路側にある片方の勤労青少年ホーム側にある木が二つに割れまして,電線の上に引っかかってしまいました。朝3時25分頃に停電があったそうで,多分その時間ではないかと思われます。それで現状では県の文化課の方と連絡を取り合いまして,県の方も文化財保護審議会の会長さんもお見えになりまして,実際倒壊したものについては,そのまま放置が出来ませんので,伐採をして処理をさせていただきました。また残りの部分についても中を見ましたらば,本当に**をしている状態で,今度は道路側に,あの当時台風がもう一つ近づいておりましたので,これが道路側に倒れてはそれこそ人災になっては大変ということで,これも県の文化財審議会の委員さん,また天然記念物専門の○○先生(個人名)に見ていただきまして,こちらの方も7月15日に伐採をさせていただきました。

久保田委員長)ただ今の説明につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

小松委員)本当に惜しいことをしたと。やはり生き物なのでこうなる前に,例えば樹木医に診断をしてもらって,きちんと手当てを取れなかったのかと。実際に私は倒木なり,今切り株になっていますね。あれを見たときに,これだけ命があったものを本当に惜しいことをしたと思いました。それで今切り株がそのままになっていますが,私はあれだけのえのきの切り株をやはりあの形で保存する方法を是非考えていただきたいと思います。私,一里塚にまだ上がっていませんので,是非許可を得て上がらせていただいて,あの年輪をちょっと見てみたいとは思っております。中が空洞なのかどうかあれですが,もしそうでなければ,きちんと何か年輪が見えるような,あの切り株を,これだけのものが一里塚の上にあったということを,朽ち果てさせるのではなくて,是非あの木をまた生きかえすような樹木を考えていただきたいと思います。

生涯学習課長)一応,今考えていることなんですが,3本残っている幹がございますので,その幹を可能な限り高く残したわけですが,実際上,中が空いた状態でございます。それでも一応考えているのは,防腐剤を塗りまして,ただ雨水の侵入を防がなければなりませんので,今考えているのは上に同じような大きさの銅板をのせまして,出来るだけ可能な限り残せる方法を今考えております。それから2点目の残した上の部分を輪切りに,厚さ20cmぐらいのものを二つほど残しました。今現在古いところのあそこの中には二つ入れておりますが,あれを何れかの形では,処理を行って乾燥した後,ニスあたりを塗って,こういう木があったということをどこかに展示が出来ればと考えております。それからそこに補植するなり,ある程度の木を考えなければと思っておりますが,先生の話を聞きますと,またあそこから芽が出る可能性があるかも知れないということなので,その芽を確認してみて下さいと。出たならば,まだ生命力があるので,その木からなるべく芽を残して,その木で生き延びられるような形を考えていただきたいということで,今はうちの方ではそういう考えをもっているところでございます。

久保田委員長)他に,この件で何かございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長)ないようですので,以上で教育委員会所管の審査を終結いたします。執行部の方はご退席願います。請願第19「乳幼児医療の無料化を求める請願書についてを再度議題といたします。請願第19の紹介議員であります小松美代子議員より先程の説明について訂正したい旨の申し出がありますので,これを許可いたしたいと思いますが,これにご異議ございませんか。

(「異議なし」との声)

久保田委員長)  ご異議なしと認め,小松議員の発言を許可いたします。

小松議員)  先程,6月の県議会で乳幼児医療費の無料化が全会一致で採択になっていると,そのように委員の皆様方にご説明を申し上げました。これは私の勘違いで,大変皆さんにご迷惑をお掛けいたしました。県議会に出された請願は,子どもが生き生き育つ子育て支援を求める請願という請願でありまして,これが乳幼児医療費を含めまして,また学校給食に地場産業の作物を使う,こういったことを含めまして,4項目の請願が内容にありました。県議会では保健福祉委員会,それから文教治安委員会と,分割で審議されまして,保健福祉委員会の方の乳幼児医療費の無料化については不採択,文教治安委員会の方で一部採択というようなことでございました。委員会の審査にあたりまして,紹介議員として間違った説明を皆さんに申し上げましたことをお詫びして,訂正させていただきます。

久保田委員長)この際,お諮りいたします。小松議員から本日の委員会における発言について不適切な部分を取り消したい旨の申し出がありました。この取り消しを許可することにご異議ございませんか。

(「異議なし」との声)

久保田委員長)ご異議なしと認め,小松議員からの発言の取り消しの申し出を許可することに決しました。なお,発言の取り消しに伴う会議録の調整については,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」との声)

久保田委員長)ご異議なしと認めさよう決しました。以上で請願第19「乳幼児医療の無料化を求める請願書」の件については終結いたします。以上で本日の議事はすべて終了いたしましたので,これをもって,教育福祉委員会を閉会いたします。

 閉会 午後4時15分




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