平成14年9月6日 教育福祉委員会


案 件

(1)今期定例会に付託された議案の審査
○議案第76号「平成14年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」
○議案第78号「平成14年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」
○議案第82号「平成14年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第1号)」
○議案第97号「石岡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」
○議案第98号「石岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を制定することについて」
○議案第99号「石岡市国民年金印紙購入基金の設置,管理及び処分に関する条例を廃止する条例を制定することについて」
○議案第100号「石岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例を制定することについて」
○議案第101号「石岡市介護保険条例の一部を改正する条例を制定することについて」
(2)その他

出席委員 久保田健一郎委員長,亀井比志子副委員長,小泉 彰委員,海老澤通弘委員,小松美代子委員,國司 進委員
説明員 福祉部
 福祉部長(浅野昌二郎),参事兼保険年金課長(太田光幸),社会福祉課長(矢口輝行),高齢福祉課長兼レジオネラ症対策担当(藏本宏一),児童福祉課長(小林千恵子)
教育委員会
 教育長(海老澤 務),教育次長(草間 暁),参事兼教育総務課長(土師照夫),副参事施設担当(広瀬峰昌),指導室長(藤枝一成),生涯学習課長兼中央公民館長(佐子川祐治),図書館長(梅沢信尾),学校給食センター所長(山口俊夫),副参事青少年センター所長兼勤労青少年ホーム館長兼勤労者体育センター所長(皆川信子)
議会事務局 庶務調査係長(飯田英男)


 開会 午前10時00分

久保田委員長) ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。本日の審査につきましては,お手元にご配付しております協議案件書の順に沿って進めていきますので,よろしくお願いいたします。
初めに,教育委員会所管となります議案の審査を行います。付託案件説明のため出席した者は,お手元にご配付しております,出席者名簿のとおりであります。
議案第76号・平成14年度石岡市一般会計補正予算(第2号)の教育委員会所管に係る部分についてを議題といたします。最初に執行部より補正予算書に基づき,所管部分の補正内容につきまして,説明を求めます。

指導室長) 指導室関係の5万円についての補正予算についてご説明申し上げます。49ページをご覧いただきたいと思います。指導室一般経費,教員海外研修補助金についての5万円でございます。教員海外研修補助金につきましては,市内の小中学校教員が文部科学省で実施します海外派遣研修の対象者になった場合に研修費の補助を行うものです。今回の対象者は城南中学校の倉田博文教諭でございますが,派遣先はオーストラリアのケアンズ・シドニー方面ということで,10月10日から25日の16日間派遣されるということになっております。研修費につきましては,市の方から5万円の補助をいただくということでお願い申し上げているわけですが,国庫の補助金として20万,県費の補助金として10万,さらに市の補助金として5万円,その上個人負担金が約38万ということで,研修金額が提示されております。今回は市の補助金5万円ということで,補正予算として計上させていただきました。

生涯学習課長) 同じく49ページ,教育費,社会教育費,社会教育総務費,委託料,生涯学習中央大会講演等委託料50万円の補正についてご説明申し上げます。当初,70万円で予算措置をしておりましたが,今回市民の生涯学習を推進するため,生涯推進本部の事業といたしまして,市民を対象に市民生活の向上と文化発展のために,読書に関する講演会に講師を招いて開催する委託料でございます。実施内容につきましては,11月2日(土)午後1時30分から,ひまわりの館のふれあいホールにおいて,講師 澤地久枝氏を招き「孤島へ持っていく一冊の本」という題で講演をいただくものです。

副参事勤労青少年ホーム館長) 勤労青少年ホームの補正予算についてご説明申し上げます。補正予算書の50ページをご覧ください。青少年ホーム費,需用費,建物修繕130万円でございます。勤労青少年ホームは昭和56年2月に建設され,築21年になり設備も老朽化しております。今回の補正は暖房設備の修繕でございます。本年6月に冷暖房切り替えのための設備の点検を行った際に,屋上に設置してあります暖房用のタンク1棟,パイプ系統の配管に腐食が見つかったため,その修繕と取り替えの予算を補正予算として計上いたしました。なお,冷房設備については時間の余裕がありませんでしたので,予備費により冷房設備の修繕を行っております。修繕の名称は屋上のクーリングタワー,冷却筒の交換と配管工事でした。以上です。

久保田委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。質疑はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,討論を終結いたします。
これより採決に入ります。お諮りいたします。本案の教育委員会所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」との声)

久保田委員長)
ご異議なしと認めます。よって本案の教育委員会所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に,その他の件で執行部より発言を求められておりますので,これを許します。

教育長) 私の方から1点だけご報告させていただきまして,その他につきましては各課担当課長よりご報告申し上げます。私からの報告は,8月31日に石岡市立府中中学校校舎の竣工式が無事終了いたしました。議員をはじめ,関係者のご支援によりまして近代的な校舎の建築が,起工式より1年経過して,事業の計画から3年と。今後は十分活用を図って生徒の教育活動に邁進すべく,学校長はじめ教育委員会の支援のもとに進めて参りたいと思います。なお,この後引き続きまして,旧校舎の取り壊し,さらに外構工事等が引き続きございますので,ご理解を賜りたいと思います。以上ご報告申し上げます。

指導室長) 私どもからは,平成14年度の石岡市中学生海外派遣事業についてご報告を申し上げます。毎年恒例になっておりますが,石岡市の海外派遣事業ですが,昨年同様オーストラリアのブリスベンとシドニーということで,8日間のホームステイということで,全体の日程では11日間の海外派遣を実施いたしました。本年度は62名の中学2年生が応募まして,競争率が約3倍強ということで選考しまして,20名の子どもたち,それから3名の引率者ということで実施したわけでございますが,特に成果として報告がありましたのは,非常に昨年と同様に,受け入れ体制,環境が非常に整備されていて,非常に多大な成果を修めてきたということ。それから受け入れ先での学習活動ですが,これもカリキュラムの方が極めてよく整備されつつあるということで,非常に年々学習活動も充実しているというようなこと。そういったことが,成果として報告されております。委員各位のお手元に,本年度の海外派遣事業報告書の方をお配りさせていただきました。子どもたち,あるいは派遣者がこの派遣について心に残ったさまざまな思いや願い,あるいは貴重な体験の数々が綴られておりますので,是非ご一読いただければと思います。以上でございます。

副参事青少年センター所長) 勤労者体育センターの状況についてご説明申し上げます。勤労者体育センターは昭和56年3月に建設され,昭和56年3月10日に茨城県と石岡市が勤労者体育運営委託契約を締結いたしました。石岡市が管理し21年が経過しております。今回,雇用能力開発機構により譲渡にかかる協力依頼がありまして,石岡市といたしましては受ける方向で検討しております。時期といたしましては,平成15年5月を予定しております。譲渡予定価格は,1万500円と提示されております。なお,勤労者体育センターの概要につきましては,お手元に資料をご配付しておりますので,よろしくお願いいたします。以上です。

副参事施設担当) 私の方から前回の委員会で,府中中学校植栽の移植について,従来工法の根巻き,移植又は機械移植の検討をいたしました。その結果,外構工事の内容と解体工事の内容をお伝えしましたところ,記念樹等を残し,校舎解体1号棟2号棟,及び駐車場のアスファルトを撤去するとことが不可能であると。よって今回の移植は校舎解体前に仮移植をし,校舎解体終了後,外構工事にあわせて再度移植を行う方向で実施したいと思います。以上です。

図書館長) 図書館からは,石岡市立図書館資料選定委員会の会議報告をいたしたいと思います。お手元に石岡市立図書館資料選定委員会資料をご配付してあるかと思います。日時につきましては7月11日午後3時から行いました。経過につきましては,委員の任期満了により,7月1日をもって委員の配置替えを行いました。委員構成につきましては,小・中学校教諭2名,社会教育委員1名,学識経験者5名の8名となっております。就任後最初の委員会のため,委員,事務局職員の自己紹介を行い,それから役員の選任についてを議題とし,委員長に平井榮一さん,副委員長に鈴木弘子さんが選任されました。次に,一般報告事項といたしまして,平成13年度の図書館概要,実施事業,図書購入等について事務局より報告いたしました。以上です。

学校給食センター所長) 私の方から,石岡市立学校給食センター運営審議会の会議についてご報告いたします。委員の任期満了により,7月1日付けをもって委員が選任外になりました。それを受けまして,7月17日に会議を開催いたしました。変更後の委員構成及び会議次第については,お配りした資料のとおりです。会議の内容につきまして,まず14年度の給食センターの管理について,事務的経費以外の修繕,備品等の経費を事務局より説明いたしました。また14年度は13年度に比べ,大きな修繕はありませんが,施設設備の老朽化による施設の消耗機器あるいは備品の更新が必要になります。次に,給食センターの最重要課題である老朽化問題,給食センターの処理問題について,整備する場合の自校方式,センター方式,委託方式のそれぞれの長所・短所・コスト等について説明いたしました。なお今後運営審議会では,学校給食センターの老朽化を踏まえ,処理の問題の早期解決に向けた取り組みをしていくということで意見の一致がみられました。これらを受けまして,次の審議会では県内日帰りで身近なところで自校方式,センター方式の学校を視察し,一般的な自校方式を採用している現場を見たいという意見がありますので,そのように調整したいと思っております。以上でございます。

久保田委員長) ただ今の報告につきまして,ご質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

國司委員) 給食センターのことでお伺いいたしますが,日にちは忘れましたが,今学期に入ってからかと思いますが,異臭と言いますか,変わった味がするということで,その後どのような経過だったのかお伺いいたします。

学校給食センター所長) 今年,小学校のAブロック,府中小学校でございましたが,給食のミートソースの味が,これは専門の栄養士の段階で分かりましたが,ちょっと臭いがするということで,それで私たち一般的な職員については,それほどの異臭は感じなかったんですが,食べ物のことですので,早急に学校に配食取り止めについてお願いをして,違うものパンを作りまして配食いたしました。この原因について専門の調査機関に委託をしましたが,やはりいったん調理してしまったので,原因は分からないということで,うちの方では材料の段階から各メーカーにあたりまして,材料のミートソースに使われたチーズが袋に入った状態で売られているわけですが,配送の段階で**が出来ないと。それが若干一部分カビたのではないかと。それからこれは材料を三つとも冷凍にしている関係で,それが** が一番臭ったらしいということでした。それについては,専門機関の調査では,細菌とかそういったものでは一切ありませんので,その後の経過では,中毒とかそういうことではありませんでしたが,今後十分気を付けて対処したいと思います。

國司委員) 子どもたちへの被害的なものはありませんでしたか。

学校給食センター所長) この異臭ですが,よく気を付けなければ見分けがつかないぐらいの微々たるものでしたが,こちらでは安全を期して配食を取りやめたものでありまして,これに対してお腹が痛いとか,調子が悪いということは一切ありませんでした。ただし私どもでは今後,そういうことがないように,今までは検食の時間を12時から行っていましたが,給食センターでは11時30分から30分繰り上げまして,もし異常があった場合には直ちに対応できるようにいたしました。以上です。

久保田委員長) 他に質問等はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,以上でこの件については,終結いたします。
その他,教育委員会関係で何かございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,以上で教育委員会所管の審査を終結いたします。
執行部の方々は,ご退席願います。暫時休憩いたします。

久保田委員長) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。これより,福祉部所管となります議案の審査を行います。付託案件説明のため出席した者は,お手元にご配付しております出席者名簿のとおりであります。
議案第76号・平成14年度石岡市一般会計補正予算(第2号)の福祉部所管に係る部分についてを議題といたします。最初に執行部より補正予算書に基づき,所管部分の補正内容につきまして,説明を求めます。

社会福祉課長) 社会福祉課にかかりますところの補正予算についてご説明申し上げます。補正予算書の方で若干前後するかも知れませんがご説明申し上げます。28,29ページをお開き願います。歳入で民生費の国庫負担金,節で社会福祉費負担金110万1,000円,身体障害者保護費負担金精算金でございます。平成13年度の負担金精算によります追加交付金でございます。58万8,000円です。続いて,身体障害児援護費及び結核児童療養費負担金精算金でございます。身体障害児の補装具の交付修理等の追加負担でございます。平成13年度の精算にかかるものでございます。42万3,000円です。続きまして,生活保護費負担金,生活保護費国庫負担金,同様に平成13年度生活保護費国庫負担金精算による追加交付でございます。112万1,000円です。続きまして,32ページと33ページをお開きいただきたいと思います。歳出で諸費でございます。節で償還金利子及び割引料,過誤納還付金でございます。上から三番目の在宅福祉事業費国庫補助金返還金,これにつきましては,身体障害者のホームヘルプサービス事業,それから身体障害者の短期入所事業にかかるもので平成13年度の精算による還付金でございます。続きまして,身体障害者保護費国庫負担金返還金でございます。身体障害者の訓練費と給付費,それから身体障害者デイサービス事業費にかかるものの平成13年度の精算による還付金でございます。17万1,000円です。続きまして,知的障害者援護措置費国庫負担金返還金,知的障害者の入所・通所等にかかる措置費の国庫負担金の精算金です。42万3,000円です。続きまして,生活保護費国庫補助金返還金,生活保護費関係で生活保護適正化実施推進事業にかかる国庫補助金の精算による返還金でございます。5万9,000円です。続きまして,在宅心身障害児福祉手当支給費県補助金返還金,在宅障害児の方は現在42名で,月3,000円が支給されますが,それの13年度県補助金の精算による返還金です。続きまして,36,37ページになります。同じく民生費の心身障害者福祉費で,節で委託料でございます。それから使用料及び賃借料でございます。説明でございますが,障害者福祉関係経費ということで,システム開発委託料でございます。平成15年度より身体障害者の施設の入所・通所等に関しましては,現在の措置制度から利用者本人が施設と直接契約するという支援規制で改正になります。そういう関係で支払い関係,台帳整備・管理,それから住民基本台帳等の連動によるシステムの関係でございまして,システム開発委託料ということで92万4,000円でございます。続きまして,システム基準改定等委託料126万円の減でございますが,当初このシステムの改定に伴いまして,現在ある生活保護関係の支払のパソコンを利用して支払関係の改定をするということで,126万円を計上させていただいたわけですが,その後県の説明等の中で,先程申し上げました台帳の管理・整備等の必要性が増加いたしまして,現在のパソコンでは対応できないということになりまして,一番下にある備品借上料でございますが,パソコンの新たな設置が必要ということになりまして,これに関しましては減ということにいたしました。それでその下の機械器具等保守点検委託料,それからシステム保守委託料を追加で計上させていただきました。備品借上料,先程申し上げましたパソコンの設置でございますが,これにつきましては4ページと関連がございます。平成13年度につきましては10月から来年の3月までの6か月間ということでございまして,その後平成15年度から平成18年度までは,債務負担行為をさせていただきまして,これが224万4,000円ということでございます。以上でございます。

参事兼保険年金課長)
私の方から保険年金課所管のものについてご説明申し上げます。補正予算書の28ページでございます。下から2段目になりますが,繰入金の中の国民年金印紙購入基金繰入金中の国民年金印紙購入基金繰入金5,000万の繰入れでございますが,後で説明いたします議案第99号国民年金印紙購入基金の設置,管理及び処分に関する条例を廃止することに伴い,国民年金印紙購入基金5,000万円を一般会計に戻すものでございます。次に36ページになりますが,民生費,社会福祉費,国民年金費94万5,000円の増額補正でございますが,平成14年10月から来年の3月まで,国民年金係で臨時職員1名を雇用するための費用でございます。国民年金係で人員が4名おりましたものを2名に減員しましたが,相談でいらっしゃる方が20分,30分と時間がかかるものですから,内部の事務が出来ないということで臨時雇用をするものでございます。次にその下ですが,老人医療給付費118万円の増額補正ですが,10月から国民健康保険と同じように老人保健法が改正されることに伴う,1割,2割という,国民健康保険の改正と同じように,所得の制限が設けられるわけでございます。それに伴う通知やシステムの変更を行うためのものの増額補正でございます。以上です。

高齢福祉課長) 高齢福祉課所管の補正予算についてご説明申し上げます。補正予算書の36,37ページをお開きいただきたいと思います。民生費の中の3老人福祉費の負担金補助及び交付金の高齢者住宅整備支援事業補助金186万円の増額補正でございます。この事業につきましては,在宅の要介護者の住宅改修に要する経費の補助でございまして,介護保険制度における居宅介護の住宅改修の保険適用が認められたものについて補助されます。介護保険では20万円まで認められているわけですが,それを超えて改修する場合に,超えた分について補助していくというものでございます。現在補助金を交付したものが,6件で148万円余りを支出いたしまして,現在申請中のものがやはり6件で145万円あまりが予定されておりますので,支障をきたすということで,今回増額補正をお願いした次第であります。よろしくお願いいたします。

児童福祉課長) 私からは,児童福祉課所管の部分についてご説明申し上げます。補正予算書の39ページをお開きいただきたいと思います。民生費,児童福祉費の児童福祉総務費の報酬8万5,000円,児童扶養手当事務費の嘱託医報酬8万5,000円についてご説明申し上げます。当該保険事務は地方分権一括法によりまして,児童扶養手当の受給資格認定等に関する事務が国から市へ譲渡になったために生じるための障害判定医の報酬でございます。父親が障害者の場合の判定のためのものでございます。

久保田委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

小松委員) 37ページの障害者福祉関係経費に関しましてお伺いいたします。これまでの措置から支援制度に変わったと。10月1日から申請を受けて,実際には15年度からと伺っておりますが,これについて障害者の皆さんが,大変不安をもっているというような話を聞いております。他の例えば水戸で民間の団体と言いますか,個別に制度が変わるということで説明会と言いますか,そういったものをやったところ,県の総合福祉会館の会場があふれるほどに参加者があったということを聞いておりますが,石岡市では若干本会議で身障者の団体と市長が懇談会をもったと。それは本会議の質疑の中ではホールのバリアフリー化とか,売店とかそういった話で,具体的な支援制度についての話がなされたのかどうか分からないんですが,市としては障害者団体あるいは障害者の方たちに制度がこういうふうに変わるという説明は行っているんでしょうか。

社会福祉課長) 支援制度に伴います説明会でございますが,予定しておりまして,9月15日号の市報に掲載する予定でございまして,9月21日福祉会館,9月24日ふれあいの里,これは昼間と夜の2回に分けて説明会をするというようなことで広報をする予定です。それから実際に現在入所・通所をしている方,それからデイサービスとか関係のサービスを受けている方につきましては,直接案内の通知をするということと,あとは障害者の団体に対しましては,これも案内をしていくという予定でおります。以上です。

小松委員) 制度が大きく変わりますので,是非よく分かるように資料等を揃えまして説明をしていただくようにお願いしたいと思います。これは私どもも直接家族に障害者がいるとか,自分自身が障害者であるとか,そういうことでなくても一般の私どもも参加をしてよろしいでしょうか。

社会福祉課長) 説明会の対象者は市民ということになっております。

小松委員) 分かりました。もう一点同じ37ページですが,高齢者の住宅改修支援事業ですが,介護保険で今20万円までということで,これが実際に施設から退所を迫られた場合に,改修する前の写真を撮ったりとか,見積もりをとるとか,とにかく家を改修しなければ在宅で介護も出来ないと。慌てて改修してしまったために,補助を受けられないということが実際にあるわけです。条例でそういうふうに作ってしまっていることなので,ケース・バイ・ケースでやっていった場合にいろいろ支障があるかとは思いますが,この辺の問題が何とかならないものかと。皆さん制度があることは分かっていても,実際に我が身に降りかかったときに初めて体験することなので,そこまで段取りがいかなくて,実際には経過があっても受けられないと。そういうことがあります。ちゃんとパンフレットも出ていますから,それを読んでいれば分かることではありますが,実際こういうことが起きているので,その辺何とかならないかというのが,私の思いです。それから20万を超えて,こういうふうに補助がなされることは大変有り難いと思います。もうひとつこれに関して,こういうリフォームを出来るだけ市内の零細の業者さん,今仕事がなくて大変困っていますので,出来るだけそういう,大手の建設会社のリフォームが宣伝されていますが,そういうことではなくて,市内の零細の業者さんに発注することによって,市民も助かりますし,それを奨励することが非常に石岡市を活性化させていくのにも必要かと思いますが,その辺のことについてもお伺いいします。

高齢福祉課長) 制度の適用につきましては,介護保険条例で改修する前の写真等が必要になってきますので,現在のところそういう形で改修前の写真を撮っていなくて先に改修してしまったというような場合には,いろいろご相談を受けますが,大体ケアマネージャーさんが相談を受けて,我々のところに申請に来ますので,出来るだけ写真は普段撮っておいて下さいと働きかけております。また県の方にもこういうものも認めて下さいということで,いろいろ内容を精査して県の方にも働きかけて,国にお願いしたいということでは運動をしております。また業者につきましては,ケアマネージャーを通じて出来るだけそういう形で市内の業者さんを使うように指導していきたいと考えております。

小松委員) よろしくお願いいたします。以上で終わります。

久保田委員長) 他に質疑はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,討論を終結いたします。
これより採決に入ります。お諮りいたします。本案の福祉部所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」との声)

久保田委員長) ご異議なしと認めます。よって本案の福祉部所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に,議案第78号・平成14年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の福祉部所管に係る部分についてを議題といたします。最初に執行部より本議案につきまして,説明を求めます。

参事兼保険年金課長) 国民健康保険特別会計の補正予算でございますが,補正予算書の70ページをお開きいただきたいと思います。上の部分につきましては人件費ですので,下の繰越金の部分でございます。繰越金,療養給付費交付金繰越金1,947万8,000円の増額補正でございますが,次のページ歳出の一番下になりますが,諸支出金,償還金のうち療養給付費交付金返還金1,947万8,000円の支払に充てるものでございます。これにつきましては,平成13年度の国民健康保険退職者にかかる医療費の実績に基づき超過交付額を社会保険診療報酬支払基金に返還するものでございます。次に前のページに戻りますが,その他の繰越金575万5,000円の増額補正につきましては,やはり次のページですが,国庫負担金返還金575万5,000円の支払に充てるものでございます。これにつきましても平成13年度の国民健康保険の一般の方の医療費の実績に基づき,超過交付額を国に返還するものでございます。以上でございます。

久保田委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。質疑はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,討論を終結いたします。
これより採決に入ります。お諮りいたします。本案の福祉部所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」との声)

久保田委員長) ご異議なしと認めます。よって本案の福祉部所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に,議案第82号・平成14年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第1号)の福祉部所管に係る部分についてを議題といたします。最初に執行部より本議案につきまして,説明を求めます。

高齢福祉課長) 補正予算書の112ページをお開きいただきたいと思います。歳入につきまして,繰越金474万2,000円の増をお願いするものでございます。歳出としましては,次のページ114ページを見ていただきたいと思います。一般管理費の一番下の段,介護保険事務費,臨時雇人賃金でございますが,これにつきましては介護保険係の係員が9月末から出産に伴う産前休暇を取ります。よって,10月からの6か月間の臨時職員の賃金に充てるものでございます。次の下の段,諸支出金,償還金でございますが,国庫負担金返還金,県負担金返還金,介護給付費調整交付金返還金の414万4,000円ですが,これにつきましては平成13年度介護保険給付費の確定に伴う償還金でございます。財源については,13年度の繰越金によって支払うようになります。以上です。

久保田委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。質疑はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,討論を終結いたします。
これより採決に入ります。お諮りいたします。本案の福祉部所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」との声)

久保田委員長) ご異議なしと認めます。よって本案の福祉部所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に,議案第97号・石岡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。最初に執行部より本議案につきまして,説明を求めます。

児童福祉課長) 石岡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を制定することにつきましては,先程説明いたしましたとおりでございます。

久保田委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。質疑はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,討論を終結いたします。
これより採決に入ります。お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」との声)

久保田委員長) ご異議なしと認めます。よって本案は,原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に,議案第98号・石岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。最初に執行部より本議案につきまして,説明を求めます。

参事兼保険年金課長) 議案第98号・石岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を制定することについてをご説明申し上げます。この改正は提案理由にありますように地方税法等の改正に伴い,当該条例の関係する部分の改正が必要となったため改正するものでございます。改正の内容について申し上げますと,第14条の改正は国保税に関する所得の申告についての改正でございます。今回の地方税法等の改正に伴い,個人投資家が証券業者に設定した株式等の譲渡に係る特定口座を通じて行った譲渡所得について,市民税申告不要の特例が創設されました。それに伴い国保税に関する所得の申告についても市民税申告書,給与支払報告書,公的年金の支払報告書又は上場株式等取り引き報告書が市長に提出されている場合においては,本人の申告を要しないとするものでございます。次の附則の繰り下げの改正につきましては,次の下になりますが,附則8項を加えるための改正でございます。附則8項の規定の追加でございますが,地方税法等の改正に伴い,市民税の総所得金額の算定で上場株式等の譲渡について,前の3年内に生じた譲渡損失の繰越控除制度が創設されました。そのことに伴って,国民健康保険税についても同様の課税の特例を設けるものでございます。附則につきましては,改正後の条例は平成15年1月1日から施行し,平成16年度以後の年度分の国民健康保険税について適用するというものでございます。また,平成15年度分までの国民健康保険税については,従前の例によるということでございます。以上でございます。

久保田委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。質疑はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,討論を終結いたします。これより採決に入ります。
お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」との声)

久保田委員長) ご異議なしと認めます。よって本案は,原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に,議案第99号・石岡市国民年金印紙購入基金の設置,管理及び処分に関する条例を廃止する条例を制定することについてを議題といたします。最初に執行部より本議案につきまして,説明を求めます。

参事兼保険年金課長) 議案第99号・石岡市国民年金印紙購入基金の設置,管理及び処分に関する条例を廃止する条例を制定することについてをご説明いたします。この条例の廃止は,提案理由にありますように平成14年4月をもって市町村が行っていた印紙検認事務が廃止されたことに伴い,国民年金印紙購入基金を廃止するものでございます。廃止する根拠について申し上げますと,地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律,平成11年度に公布されたわけですが,この一部が平成14年4月1日から施行され,市町村における国民年金印紙検認事務が廃止されました。そのことに伴い関係する当該条例を廃止するものでございます。先程の補正予算の中で5,000万円の基金を一般会計の方へ戻したものでございます。

久保田委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。質疑はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,討論を終結いたします。
これより採決に入ります。お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」との声)

久保田委員長) ご異議なしと認めます。よって本案は,原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に,議案第100号・石岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。最初に執行部より本議案につきまして,説明を求めます。
(参事兼保険年金課長) 議案第100号・石岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例を制定することについてをご説明いたします。この改正は,やはり提案理由にありますように健康保険法等の改正に伴い,当該条例の関係部分を改正する必要が生じたため改正するものでございます。改正の内容について申し上げますと第6条第1項第1号中から,中段の次の3号を加えるというところまでは,字句等の改正でございます。その下になりますが,2号の部分につきましては,資料でお示しいたしました表を見ていただきますと一番わかりやすいと思いますが,これにつきましては,10月1日から3歳児未満の乳幼児医療費の負担が3割負担から2割負担となるものでございます。3号につきましては,これまで70歳に達した方につきましては,老人保健法の中の老人医療の方で医療を受けておりますが,平成14年10月1日以降,70歳になる方につきましては,国民健康保険で70歳から74歳まで医療を受けることになります。それで医療の負担が1割ということでございます。4号につきましては,所得制限の規定でございます。前の号でお話しました10月1日以降,70歳になる方について,一定以上の所得がある方については医療費の負担が2割負担になるということでございます。附則につきましては,この改正は10月1日から施行し,改正後の規定は平成14年10月1日以後の一部負担金等について適用し,改正前の一部負担金等については,なお,従前の例によるということでございます。以上でございます。

久保田委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。質疑はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,討論を終結いたします。これより採決に入ります。お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」との声)

久保田委員長) ご異議なしと認めます。よって本案は,原案のとおり可決すべきものと決しました。次に,議案第101号・石岡市介護保険条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題と
いたします。最初に執行部より本議案につきまして,説明を求めます。

高齢福祉課長) 議案第101号・石岡市介護保険条例の一部を改正する条例を制定することについてをご説明いたします。これについては,審議会より出されました石岡市議会議員の審議会等への参画見直しについての申し入れを踏まえまして,介護保険運営協議会委員の内市議会議員2人の欄について削除するものです。よろしくお願いいたします。

久保田委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。質疑はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,討論を終結いたします。
これより採決に入ります。お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」との声)

久保田委員長) ご異議なしと認めます。よって本案は,原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に,その他の件で執行部より発言を求められておりますので,これを許します。

参事兼保険年金課長) 私の方からは,今回国民健康保険税の条例改正を提案させていただいたわけですが,今度の健康保険法の改正に伴いまして,地方税法も改正されております。ただそれがまだ国の方から示されておりません。ですので,石岡市は9月議会が早いということもありますが,専決処分で処理することになるかと思いますので,その辺よろしくお願いいたしたいと思います。改正の内容といたしましては,公的年金等の特別控除の廃止をするものとか,給与所得特別控除の廃止をする,青色事業専従者給与事業専従者控除の適用をするとか,長期譲渡所得等の特別控除の適用をするというようなことでございます。こういった改正がまだ国の方から,法の改正はしていますが,施行令も併せてやっている中で,いろいろな改正点,問題点とかそういうものがあって遅れているようですが,そういうことで議会に提案する期間が外れてしまいますので,申し訳ございませんが報告だけで,一応お話をしておいて,専決処分をするような形になるかと思います。以上でございます。

久保田委員長) ただ今の説明につきまして,ご質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。質問等はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,以上でこの件については,終結いたします。
その他,福祉部関係で何かございませんか。

福祉部長) 2件ほどご説明を申し上げます。
初めに,議会の方から市議会議員の審議会等への参画見直しに伴いまして意見が出されました。これに基づきまして議会選出の委員が任期満了になった以後開かれた審議会・協議会の状況についてご説明させていただきます。2件協議会が開かれました。一つは,石岡市母子保健推進協議会ですが,平成14年7月31日に開かれました。委員数18名の内12名の方がご出席になりまして,協議しました事項は会長の選出ということで,富田産婦人科医院の先生が引き続き会長に選出され,副会長の選出につきましては,ふたば保育園の園長さんが,選出されました 。協議の内容は母子保健事業についての13年度の事業報告,それから14年度の事業経過についてご説明いたしました。それから母子保健計画をとらえておりますが,これは5か年間の年次計画でということでございます。それから続いて石岡市保健センター運営委員会,健康づくり推進協議会が開かれまして,これが14年8月22日に開かれました。協議内容は会長・副会長の選出で,瀧田医師会長さんが引き続き会長さんと。それから千代田町の色川歯科医師会の方が副会長に選出されました。協議内容は平成13年度の事業報告についてと平成14年度の事業経過について説明を行ったという状況です。
次にショートステイの件ですが,現在ふれあいの里ひまわりの館の中でショートステイの部分が現在まだ未利用で未活用でございます。これについては,建設当時は民間との競合というようなことを考慮して,当面は開設していかないというようなことでございましたが,現在の状況が,介護保険が始まってから状況が変わりまして,民間との競合を心配する必要がないということで,出来るだけ早く有効活用をしていくということで,現在この活用の計画を進めておりますので,その検討の現状についてご説明申し上げます。説明の方は担当課長の方からさせます。
(高齢福祉課長) ふれあいの里ひまわりの館のショートステイの開設についてご説明申し上げます。ただ今部長の方からありましたように,現在ひまわりの館にはショートステイ用ということで15床設置されております。当時のショートステイにつきましては,利用率が低く将来に対応できる施設として整備されてきたわけでございます。介護保険がスタートしまして2年以上が経ちまして,各施設でショートステイは満床の状態であります。ひまわりの館の本施設の開設が望まれているところでもございます。しかし,ショートステイ単独では運営が難しく,隣接している特別養護老人ホームのぞみと一体で運営されれば,採算の見込みがあるというようなことでございます。この考えを踏まえまして,施設の活用に向けて検討を進めているところでございます。ただ県との打ち合わせを進める中で,建設当時の国の設置基準と現在の設置基準とで変更がございまして,部屋の広さあるいは廊下の幅員等が拡大された基準となっております。現在の建物はその基準が満たされていないということで,これを改善する必要があるということで,指導をいただいているところでございます。具体的には居室の一人当たりの床面積が,旧基準では8平方メートルだったものが,新しい基準では10.65平方メートルにしなさいというふうに言われております。それから廊下の幅員が旧基準ではなく,建築基準法により1.2メートル以上ということでありましたが,現在の基準では1.8メートル以上にしなさいというふうに指導がございます。そのような中で検討しておりますのは,現在ある15床を12床にしまして,一人当たりの居室面積を広げまして,また廊下幅を1.8メートルとしまして現行の基準をクリアーしたいと考えております。これによります改修工事として居室の壁面解体と間仕切りの設置,身障者用のトイレ増設,ヘルパーステーションへのカウンター設置,それからのぞみとの渡り廊下の設置等でございます。運営につきましては,先程述べましたとおり特老ののぞみに委託したいと考えております。このようなことでご理解いただければ12月議会に改修工事並びにベッド等の備品購入費を計上しまして,平成15年4月の開設を予定したいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。以上でございます。

久保田委員長) ただ今の報告等につきまして,ご質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。
(小松委員) せっかく作った施設を無駄に眠らせておく必要はないし,介護保険の導入によって市民のニーズが大幅に変わりました。これまで施設を利用するなんていうのは,全くの親不孝か何かで,とてもとても在宅で介護をしなければお嫁さんなんかの場合には外を歩けないような風潮がありましたが,それが今度介護保険の導入によって施設を利用することで,介護を家族も本人も老後を安心して暮らせるような風潮になってきました。ショートステイも利用が大幅に増えている中で,やはりその要求に応えて今の基準に合わないのであれば,せっかく新しい施設ではありますが,手を加えてやはり利用していくべきだと思いますので,幸か不幸か隣には石岡市が建設し医師会が運営している特養がありますので,全くの民間が経営している施設でもありませんので,是非早い時期に開設が出来るように,今ご努力なさっているようですが,私は非常に喜ばしいことだと思いますので,よろしくお願いいたします。

久保田委員長) この改修工事等にかかる概算の費用は出ていますか。

高齢福祉課長) 建物の中の改修費用が約600万円,渡り廊下に約400万,備品等の購入費に約1,000万円の合計2,000万円程度を考えております。

久保田委員長) 他に質問等はございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,以上でこの件については,終結いたします。
その他,福祉部関係で何かございませんか。

國司委員) 宮崎県の方でもレジオネラ菌による感染で死亡事故がありましたが,石岡市の方では感染者に対する対応はどのようになっているのかお伺いいたします。

高齢福祉課長) 私の方では示談交渉を受け持っております。その中で269名の示談交渉をしていたわけですが,現在264名の方が交渉成立ということで,あと5名残ってございます。ご承知のように2名の方については裁判中でございます。次回の裁判について,証人尋問ということで大分進んできたような感がしております。残りの3名の方につきましては,後遺症の認定等につきまして,医者等の意見を踏まえまして,保険会社の方で後遺症の認定が出来るかどうかというようなことで進めてございます。うち1名の方につきましては,保険会社の弁護士さんとお話し合いをしまして話を詰めているところでございます。そのような状況で5名の方が残っている状況です。

國司委員) 九州の方の騒ぎがまた石岡に飛び火しているような感じですので,出来るだけ早めに 示談の方をお願いいたします。

久保田委員長) その他,福祉部関係で何かございませんか。

(「なし」との声)

久保田委員長) ないようですので,以上で福祉部所管の審査を終結いたします。
執行部の方々は,ご退席願います。
以上で本委員会に付託されました案件の審査はすべて終了いたしたわけでありますが,これらに係る委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」との声)

久保田委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。
次に,閉会中の継続調査並びに継続審査の申し出についてを議題といたします。
本委員会において閉会中もなお継続して調査並びに審査を行うため,石岡市議会委員会条例第条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す理由を付し,閉会中の継続調査並びに継続審査の申し出をいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」との声)

久保田委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。
以上で本日の議事はすべて終了いたしましたので,これをもって,教育福祉委員会を閉会いたします。


 閉会 午前11時20分




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