平成14年8月7日 総務企画委員会


案 件 (1)請願第17「平成11年度公共工事入札疑惑に関する請願書」について
(2)その他
出席委員 前島守雅委員長,磯部延久副委員長,小池清委員,吉田寛委員,戸井田和之委員,コ増千尋委員
市執行部 企画部長(中村 栄),企画課長(今泉文彦),財政課長(細井恒雄),副参事管財検査担当(前島 晃)
議会事務局 主幹(田辺武弘)


 開会 午前10時00分

前島委員長)ただ今から,総務企画委員会を開会いたします。本日の議題は,継続審査となっております請願第17「平成11年度公共工事入札疑惑に関する請願書」についてであります。次に,本日の審査にあたり説明員として出席した者は,お手元の出席者名簿のとおりであります。それでは,これより審査に入ります。請願第17「平成11年度公共工事入札疑惑に関する請願書」を議題といたします。本請願は,入札疑惑について議会において事実解明と責任追及をしてほしいという内容であります。したがって当委員会の審査としましては,議会において事実解明と責任追及をすべきかどうかについて審査するわけであります。また,前回の委員会において執行部から平成11年度の入札結果についての資料が提出されました。この資料に対する質疑を含め,議会で事実解明と責任追及をすべきかどうかについて,各委員のご意見等ございましたら挙手によりお願いをいたします。

徳増委員)新聞報道によりますと,今まで監査請求というのは1年前までだったのですが,今度判例の中で,1年よりも前に遡ってできるというような記事を1ヶ月前に出ておりました。そういうことを考えますと,私たちがいただいただけでも19件ありました。こういう事例を見て,管財の方は何の疑問も持たなかったのかどうか,全く不思議に思います。ですからそういうことを考えますと,一度管財の方をお呼びして聞くべきではないかと思います。これだけのことがあったわけですから,議会としてのチェック機能を果たすべきであると思います。

前島委員長)ただ今の意見について説明員として来ている方で,答弁ができればお答えしていただきたいと思います。

企画部長)管財のチェック機能ということでございますけれども,当時は3人とも直接的な事務は担当しておりませんでしたけれども,3人とも平成13年の4月からでございます。そういう中で,平成13年度以降でございますけれども,平成13年度はこういうようなことで,平成14年度は希望価格ということでやっております。くじとう制度で現在やっております。あるいは,条件付一般競争入札を2000万円以上はやっております。それ以下は従来どおりの指名競争入札でございます。そういう中で,1年半くらいになりますけれども,なかなか予定価格と落札金額が合うということは今まで無い状態でございます。お示ししてますとおり,19件が予定価格と一致したということでございますけれども,当時の話を聞きますと,当時の議会等の答弁になるかと思いますが,予定価格と落札価格が合うということはなかった,希なケースだと思います。

徳増委員)来年選挙ということもありますので,たぶん100条委員会というのはできないと思いますけれども,ただ,参考人尋問くらいはすべきじゃないかと思います。というのは,市民の方たち,かなりこういうことに対しても,市長がああいう形になったからなおだと思いますけれども,敏感になっております。それと議会人としても市民に対して,総務企画委員会としてどういうことをやってるということを示さないといけないと思います。言われますのは,一体議員は何をやっているんだと言われることが多々あります。ですから当時をチクるわけではないんですけれども,やはり誠意を尽くすということを示さなければいけないと思います。ですから参考人尋問くらいはすべきだと考えます。

小池委員)私は,事実の解明と責任追及ということの2点,これは請願の趣旨であるわけです。私は事実の解明となると大変難しいと思います。いま,徳増委員からも参考人尋問をやったらいいという話も出ております。私は事実の解明がなされないと責任の追及という問題も出ないと思います。当然そうなりますと行政の段階でどうなりますかという問題になりますが,参考人招致ということも出てますが,私はその辺に入る前に,まだまだ少しお聞きしたいことがあります。議会答弁で云々という話があって,その辺も極めて曖昧で,それから平成13年以降はハッキリしているのであって,平成11年度のことについては担当の方も全然分からない。しかし常識的に考えてみて,今の取り入れております予定価格の公表というのをやっておっても,予定価格とピッタリということは出てこない。なのに,そうなっていない段階でピッタリというわけなのですが,とりわけ平成11年10月26日に行われた7件は,ことごとく全部同じであります。私はある程度,今回,請願書という形で出てきておりますので,時間はかかっても,市民がある程度納得する範囲内で形を議会人として,当然請願という形で出ておりますので,私はすべきであると思います。また,しなければ,何のために議会が存在し,何のために公共事業等が今ほど問題になっているのか。もちろん,その一連の経過の中で,これは議会ではございませんが湖北水道企業団の不祥事に発展していくということもあります。ですから,ないがしろにしてはいけないということでございます。他は請願という形で出る前段から議会にも出ている。まず議会というのは過半数以上の方々の同意がなければ全て進んでいきませんから,でなければ前段では少数意見ですからどうにもなりません。だから今,改選の時期を控えてますけれども,風評としては,何なんですかと,ひとつひとつ批判があります。そんな意味を含めて私は,まず事実の解明にまで行くのは大変だろうと思いますけれども,今日はそういう考え方から私は,参考資料として,この請負業者の指名参加をされている指名業者,例えば資料として出されております番号1,570万円でなっておりますが,請け負った業者が出ておりますけれども,しかしこういうものの指名業者,何社でどういう業者があったのか。とりわけ平成11年8月26日の参加しております業者,それから平成11年11月26日に行われました7件,これらの指名参加者。これらはどういう業者が指名されていたのか。これは考えますに,たらい回しといいますが,指名業者は同じで順番に取っていきますから,グルッと回るという形を取る場合,談合という場合があります。そういうことが存在したのかどうかを知る意味でも,これは判断になりますけれども,もちろん具体的に分かった段階でありますから,その段階で今度は,助役・選定委員長,選定委員長は完全に選定をした段階で間違いなく選定をしたのか,決裁関係がどのように変わっていったのか,その辺まで調査はできると思います。やはり私はそういう意味で,参考として時間かかるかもしれませんが事務局の方で委員長の方から要請をして,19件の指名参加業者を示した業者名を渡していただいて,それから逆にそれが出た段階で助役・選定委員長に出ていただきたいと思います。もちろん,それについては参考的には,その時の工事関係については完了しておりますから,検査をしております。その時の検査の人達がどんな関わりをしていったのか,この問題まで触れなければならないと思います。もちろんそれについてはまた後の問題になりますけれども,とりあえず,委員長の方でその辺をお図りいただいて資料として提出いただければ幸いと思います。その後で,責任の追求等の問題,といいますのは,単に現在は市長ではあいませんけれども,当時の市長にまでいくかはいづれにいたしましても,助役,それ以外に当時に係わっていた担当の方々の責任の問題にまで入るかも分かりません。それは後の問題になりますので,お取り計らいをお願いしたいと思います。

前島委員長)ただいま小池委員から資料の提出要求がありましたが,確認させていただきますと,平成11年8月26日の2件と,平成11年10月26日の7件と言われたのですが,最終的には全部の19件という意味でよろしいわけですね。

小池委員)はい,そうです。

前島委員長)ただいま小池委員から提出要求のありました資料につきましては,当委員会として要求いたしたいと思いますが,これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)ご異議なしと認め,資料の提出を求めます。暫時,休憩いたします。

        〜 休 憩 〜

前島委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。

企画部長)資料の説明を申し上げますと,左から5段目に落札金額がございます。カッコで「予」というのがございます。これは予定価格でございます。その下に書いてあるのが落札金額です。その右側に請負業者,業者住所,入札日,指名業者名が示してございます。それから石岡市建設工事等指名業者選定に関する基準というのがございまして,設計金額によって請負業者を何社以上選びなさいというのがおおむねございまして,指名業者の数を定めてございます。例えば500万円未満ですと3社以上,500万円以上が4社以上,1000万円以上が6社以上,3000万円以上が8社以上,5000万円以上が9社以上,7000万円以上が10社ということになります。これは土木工事でございまして,他の工事ですと数が若干変わってきます。そういう基準になってございます。

前島委員長)ただ今の説明につきまして,ご意見等ございましたら挙手によりお願いいたします。

小池委員)よく調べるのには時間が必要になるわけですが,企画部長からの説明で,基準関係の話が出ていたわけですが,その基準については印刷をして出していただきたいと思います。といいますのは,ナンバー3の段階でいま選定基準になりますと,5社だと思うのですが,先ほどおおむねという言い方,これ4社ということになってきます。当然この段階だと5社だと思うのですが,おおむねという言い方,その辺ちょっと引っかかるのですが,選定基準。それとランクの段階で,当然工事をやるについては工事施工等,監理者等の問題を含めて業者はランク付けがあると思います。業者のランク付けを出していただかないと,前段で私が全部調査をしておりませんので,読めなかったのですが,ランク関係についてご説明をいただければ,1社1社,なんでランク以外のものが入っていったのかが分かってると思います。ですから分かってる範囲内で企画部長の方でまず,ランク関係についてお知らせをいただきたいと思います。

企画部長)ここに示しておりますそれぞれの業者ですけれども,ランクについては,ここでは持ち合わせがございません。それから選考基準につきましては同じように金額に応じましてランクが表示されております。後ほど選定に関する基準につきましては提供いたします。

小池委員)私が申し上げましたのは,3社の基準ということなのですが,5社あたりということになりますので,そうすると,ランクがどうだったのかということと,それと参考人とは違うと思いますが,選定基準の中で助役・選定委員長に来ていただいて聞く場合に,なんでこういうことになっていったか,理由があるからやったんでしょ。3社以上だからいいや,4社でも5社でも。だったら金額が低いのは5社にしておいて金額が高いのに4社ということもあります。金額が多ければ当然私は多くていいと思います。しかし選定基準だとすれば以上だからいいんです。そんだったら何で5社なのか,4社じゃないのか。まして結果的に”議員は”と言われます。その経過は聞かなければならない。経過の段階でおかしいということになれば,何でそうしていったんですか。選定委員長が入ったとすれば,条例違反でしょ。まして条例違反でしょ。まことしやかに関係なくやられたら,どうか分かりませんが。いづれにいたしましても,そんなことがありますので私は参考に資料をいただきたということです。以上です。

前島委員長)ただいま小池委員より提出要求のあった資料につきましては,当委員会として要求いたしたいと思いますが,これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)ご異議なしと認め,資料の提出を求めます。暫時,休憩いたします。

        〜 休 憩 〜

前島委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。

副参事管財検査担当)平成11年当時のランクですけれども,まず,○○○(会社名)はCランクです。○○○(会社名)はBランク,○○○(会社名)はCランク・・・。

小池委員)私は資料で下さいと言ったんです。というのは,突き合わせをしなければなりませんので,そうなりますと選定基準関係が出て参ります。その辺を含めて私は資料を要求したわけですから。いま読まれましても後で突き合わせ関係が必要になってくるわけです。ここに出されている平成11年段階の業者のどういうランクだったのかということが知りたいわけです。いま読まれて比較対照してもしづらいので,そういう意味での資料要求です。

前島委員長)暫時,休憩いたします。

        〜 休 憩 〜

前島委員長)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。本請願の審査につきましては,本日はこの程度といたし,8月23日に委員会を開催いたしたいと思いますが,これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。本請願の審査は8月23日午後に開催いたし,引き続き審査をいたしたいと思います。暫時,休憩いたします。

        〜 休 憩 〜

前島委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。次に,企画部長より発言を求められておりますのでこれを許します。

企画部長)現在,経営危機に陥ってます鹿島鉄道につきましては,鉄道存続のために沿線自治体に財政支援を求めておりますけれども,この沿線自治体で組織します鹿島鉄道対策協議会等の対応につきましてご報告させていただきたいと思います。詳しくは企画課長より説明させます。

企画課長)それでは鹿島鉄道対策協議会におけますこれまでの協議の経過と今後の方向性等についてご報告申し上げます。お手元の資料に基づいてご説明したいと思います。1枚目の検討スケジュール案ということで,これまでの経過と方向性がそこに記載してございます。平成13年12月26日に設立総会ということで第1回の協議会を行いまして,そこで沿線の5市町村,石岡市・玉里村・小川町・玉造町・鉾田町,それと茨城県企画部で構成します委員さん出席のもと,検討スケジュール,経営改善5カ年計画,これは鹿島鉄道で作成して提出してもらってます。それに基づきましてスタートいたしました。第2回目は翌年の3月1日,ここで1回目と2回目の間に,鹿島鉄道に乗る方に利用者アンケートを行いまして,その結果を発表いたしまして,さらに前回の経営改善5カ年計画の修正案を出していただきまして,それについて協議をいたしました。6月には第3回目を行いまして,利用者アンケートから今度は沿線全体の住民に全戸に住民アンケートを行いまして,アンケートの内容と方向の検討を行いました。さらに全国における同じく危機に陥ってる中小民営鉄道に対する自治体の支援例を調査いたしまして,その時にご提示申し上げております。第4回目は,過日4月25日ですけれども,第2回目の住民アンケートの結果をご報告いたしまして,支援に係る方向性を確認いたしました。詳細についてはこの後ご説明申し上げますけれども,ここで基本支援ということで1つの方向性を見いだしましてこれについては,第1回目の検討スケジュールにおいて7月もしくは8月くらいに支援するか否やかを決めるということになっていまして,そのような方向性がそこで出たわけでございます。今後は8月下旬以降に第5回協議会を開催いたしまして,支援方針の概要を決定していくというようなスケジュールになっております。その概要につきましては,さらに「支援する」と「支援しない」と書いてございますけれども,「支援する」という方向で合意を得ましたので,運行続行ということで3つの検討が今後行われて参ります。1つ目は,財政支援方策の詳細を検討ということで,県・市町村の負担割合,いくつかの支援方法が全国的事例がいくつかございますので,その方法を選び,組み合わせていくということを検討して参りたいと思っております。それらがおおむね決まったところで存続について,今後利用促進の検討といたしまして,広報ピーアールをいたし,沿線連携イベントや運賃体系の見直し。そして3つ目の検討といたしましては,鉄道の経営改善について検討をするということで,その内容は,資産・経営状況の公開,経営改善計画の検証,組織の見直しを行って3つの検討を進めて行く。それと同時に,今後長期計画の検討ということで,沿線の連携自治体長期計画10カ年展望ですとか,今後,百里基地,鹿島臨海鉄道,つくばエクスプレス等の連携等を見据えた沿線地域ビジョンの策定,交通体系の将来像などをここで考えていくということでございます。また,定期的に経営状況をチェックしたり,利用者の意向把握と経営改善を重ねて要望していくというようなことが今後の検討に盛り込まれていきます。参考といたしまして,支援しない場合ということですけれども,これは鉄道事業法の中で1年前に廃線の意思表示をしなければなりませんので,廃止届けの提出ですとか,記者会見を行う,そして代替え交通案を出していくということが盛り込まれていますけれども,第4回の協議においてこの辺を触れた上で処理するという方法を・・・(テープ反転)・・・まず1番目が会社概要でございます。鹿島鉄道は,石岡・鉾田間が27.2キロメートルで,有人駅1つ,委託駅3つ,無人駅13となってございます。今回,平成8年度まで黒字だった鹿島鉄道が,年間1億円近い赤字が出るというようなことで,貨物輸送,特にジェット燃料ということですけれども,これが平成13年8月で完全に打ち切られるというようなことでございます。ですから,この会社概要の貨物というのはこれからはできないということです。そして,資本金が1億円,株主は鹿島鉄道ということです。従業員の状況は,この表のとおり正社員が45名,嘱託員7名,平均年齢39.3歳ということでございます。それから鉄道の安全とか,それらに対する備えということで近代化補助ということで入ってまして,平成元年から掲載してございますけれども,鉄道の安全を守るためのPC枕木,車両の代替え,そういったものが平成3年,4年に行われていまして,自動停止装置ですとか車両冷房,車両無線,そういったものが近代化として示されております。それから平成12年度のデータでございますけれども,固定資産税がそのような形で示されております。その他,未利用地がございまして,これらについても有効な活用ということでやっております。この利用につきましては,駐車場ですとか,そういったことに使われております。それから鹿島鉄道の営業概況ですけれども,このグラフのとおり昭和54年に200万人近くいた乗降客が,平成12年にはその半分になっています。それに合わせて職場の人員も減ってございます。昭和55年から12年の間に約半分に減ってございます。それから,年間の駅別乗降客数ですけれども,石岡が一番多くて,その他,高校がある駅につきましては,グラフの長さが高くなっている状況でございます。その後,さらに内訳が次のページにございますけれども,鉄道営業収支の推移がございますけれども,このグラフの平成11年,12年をご覧いただきますと急激に落ちて営業を終了しておりますけれども,営業費用については横這いということでございます。旅客についても右肩下がりということでございます。貨物については平成11年度以降,一気に落ち込んでいるわけでございます。それから,経営改善計画の要旨ということで,これは第2回の改善した経営改善計画の要旨でございますけれども,最終案ということで新たに提出されることになっております。詳細についてはそれが提出されたときにまた,ご説明できればと思っております。内容については収入ということで,旅客収入が年々落ちておりますけれども,改善計画の中で毎年度0.2パーセントの増収を見込むということでございます。それから雑収入ですけれども,各年度1パーセントの増収を見込むということでございます。内容については,無料駐車場の設置ですとか,さらに増客運動を行うということでございます。記念乗車券の発売,広告等の新規顧客の拡大,有償駐車場の拡大などでございます。営業費では,人件費について,業務の見直しによる省力化および外注化による人員削減,自社社員採用による出向社員の削減を図るということで,次のページに人員計画表というのが6カ年で載ってございます。平成13年度末で47名のところを5カ年で35名まで削っていくということで,その中で経費削減を行っていくということが示されているんですけれども,安全を確保するというギリギリの線で行っているという会社の説明でございます。そしてそれらの出資の予想表でございますけれども,関鉄支援後経常損益というところでございますけれども,平成13年度は約9700万円赤字があったわけでございますけれども,平成14年度以降,この経営改善計画によって4600万円台,平成15年度2600万円台,以下1500万円台に押さえてございます。さらにそれらの要因といたしまして,関東鉄道追加支援額がございまして,約2000万円から1500万円が親会社から支援されるということが載ってございます。さらに,一番下に関東鉄道継続支援額ということで,2400万円から2300万円まで,合計2億3000万円の継続支援額がございます。そして,補助要望額が平成14年から始まりまして,合計2億1900万円ということで,これが鹿島鉄道の補助要望額だったわけでございます。これは第2回目の協議会において示された数字ですが,第4回の協議会におきましてこれをさらに圧縮するよう努力されたいというような要望がございまして,今,鹿島鉄道においてその作業に入っているところであります。さらに,もう一つの要望は県に対する補助,これについても要望しているということです。最後に,参考資料の1つでございますけれども,もし支援しない場合に,バスの代替え輸送をしなければならないということで,全国的な事例の中から,電車輸送からバス輸送にした場合に,乗客が落ち込むことが全国の事例で示されておりまして,標準的な6割から4割へ減少する場合に,どれくらいの損益が必要かということでございます。5年間の損益で60パーセントになった場合に,2億6600万円,50パーセントだと3億7800万円,40パーセントだと4億9000万円で,バスの代替えについても非常に高い額が出てくるということが示されているわけです。さらにバスと鉄道とを比べた場合に,定時制,きちんと発着できるかどうか,それからバスの方が所要時間が長いということがまとめられております。以上がこれまでの経過,そして今後の方向性のご報告でございます。

前島委員長)暫時,休憩いたします。

        〜 休 憩 〜

前島委員長)休憩前に引き続き会議を再開いたします。ただいまの説明につきまして,ご意見等ございましたらお願いいたします。

小池委員)私は,すでに今から十数年前に,県会議員からジェット燃料が途切れた時点から,各自治体に若干出していただくべきだというようなことが一時ありました。それから数年経ちまして,鹿島が完全に稼働した場合には,向こうから直接持っていった場合に,平成10年にはジェット燃料が途切れるということはハッキリしておったわけです。これまでハッキリしていて手をこまねいていて,やはりいろいろなところから**補助してもらえる,自治体の財政状況等の問題を含めて,いま資料**転換期にきているわけです。その中でそもそも鉄道そのものが完全に復帰しているという中で,土浦がいち早く廃止にして起こされております。それでも鉄道が残っているというのは,各方面から来てます。やはり近くの問題,現実の問題。いづれにしても今回は,**出してなんとかして欲しいということで**わけですけれども,私どもも,いろいろな形で行政の関わりで**。団体の執行部だけが違うところといっても**,結局ですね,こうやって欲しいという意見を言おうとしても,何かの報告だけじゃ・・・(テープ反転)・・・いろいろな問題がありましたから,鹿島鉄道というのは鹿島参宮鉄道ですからね。たまたま参宮を抜いて鹿島鉄道にしたので。もともとは鹿島神社まで,常磐線ができた段階からやりましょうよって,**っていうのは石岡の**ですよね。農産物を含めたり海産物を含めたりしながら**ですけれども**貨物主体もあったわけですよね。これが逆に高浜地区の場合は,加波山鉄道といって八郷から加波山までやろうとしたのですが,こいつは銭がなくてダメになりました。いづれにしても**の段階から同じような,民鉄っていうのは,駅を作ったらその近くに人が住み,産業を起こし,そこでもって市街化を構成するためにやっていったわけですよ。たまたまこっちはやり方が遅れたんです。これはもちろん歴史的な話になりますので止めます。今回私は言わせてもらって,改善計画の要旨の段階で,増客運動をやって各年ごと2パーセントずつ増やすというんですね。沿線の自治体の協力ということになって,乗客数を増やすということになると,たまたま今年,課長知ってると思いますが,霞ヶ浦の問題を突っ込んでやってますが,性質が改善されるにして,霞ヶ浦の8個所は遊泳が可能なんです。かつて**遊んでいきましょうという形で,かつてのように我々石岡のように,逆に言えば八郷の人は車で行ってしまいます,車の方が早いから。高浜から行ったってだいたい40分で行ってしまいます。ほとんどは車で行ってしまうんです。そういうような中で鉄道利用になる。鉄道利用は高いです。そういう高いという問題と遅いという問題があります。しかし,産業があれば利用します。高浜周辺に住んでいる方々でも,もちろん柏方面に高浜から勤めている人達がいます。車よりは速いですから。やはりそういうふうな駅周辺の形の中で便利なところについてはなるのですが,方策を自治体と一緒に,自治体自治体が総合計画の中でそういうふうな中で何らかの特性を活かす。やらない限り,やはり私は**です。1回出せば必ず増えますから,既成事実で。違う団体から陳情を出してきて,運動を起こしていろいろやってます。しかしこれからの自治体は果たして可能なのかどうかという問題が出て参ります。そのようなことがありますので,私は改善計画の要旨段階での具体的に沿線自治体と協力をしているという乗客運動,これをやろうとするんだけど,既に実施計画が曖昧なまま実施しているということは,やらないということです。そこまで詰めないと。あなた方は企画でしょ。議員にモノを言わせない,どんどん進めようとして血税をつぎ込むんですから。対応の問題あります,方向性云々の問題,確かにあります。しかし民間たくさんあります,でも出さないでしょ。石岡市の活性化の問題と旧市街地の活性化の問題。旧市街地の活性化の問題どころではないよ。全然大変だよ。お客さんが来てくれなくて困っちゃってる。ですから,やはり当事者というのはもう少し真剣にこれだけは,なんとか出てくるであろう,出すために,**のやり方でものを詰めていくのではなくて,やはり主体的なところがここでようやくあがってきてます。自治体と協議してやるようですけれども,しかし基本的には私は違うところにあると思うんです。それを含めて,大変企画の段階で参加しているようですから,逆に言うと企画の方から注文を付けないと,それについて鹿島鉄道とどういうふうに**。そこに触れないでやるというのは私は納得がいきませんので,その辺についてどういう研究をしながら,数字でなくて具体的に実施した段階でどうなんだということを,私は既に20年も前に,そうなると大変だということは分かっていたんです。それでまして4年に1回選挙で頭が変わってしまうんですから,分からなくなってしまう。担当だって3年前ですか,入札問題も分からなくなってグチャグチャになってしまった。10年前のことなんか全然分からないですよ。とんちんかん。いますぐにやらなければならない問題です。まさしく縦割りの中で動いてしまってどうにもならないということがありますので,企画は企画らしく,やはりじっくりものを言って,大事なことはやって欲しいと思います。私は意見を申し上げて大変申し訳ないんですけど,これは具体的にそうなりますと,担当課長の方で,各沿線の自治体と協議してやっていくんだということのようですが,それと合わせて,現実問題としてこういうのを含めて,やはり鹿島鉄道と臨海鉄道とのつなぎの問題,具体的にどういうルートか。例えばの話,陸の問題で交通渋滞で時間がかかったって鹿島鉄道**ですね。モノレールが行くかどうか分かりませんけど。そういうような形で。百里までモノレールを考えているのかどうか。採算ベースの問題もあると思うのですが,そこまで考えているのかどうか,その辺についても話がとんだようですけど,合わせてお聞かせいただきたいと思います。

企画課長)事務局として今一番やっていることは,鹿島鉄道の経営ということで,改善計画等さらに圧縮して数を少なくしてやっています。様々な鹿島に対する議論については,協議会の中で検討していくということで,その準備としていくつかの事例をいま検討中,調査したりしているところであります。

小池委員)調査するといっても,調査はもう全部出来上がっております。先に行っちゃって,圧縮させるって,もう圧縮できないでしょ,もう。ほぼ結論に近いでしょ。街かど情報センター**理解してもらおうと議会質問のときにやったようですけれども,**。いづれにしてもそういうようなことが既に私は,石岡が起点だから石岡ということになれば,終わらないっていっても終わらなくて足りないみたいですから。いわゆる買い物にしても全部落っこちてくるわけです。駅によっても**。鉾田から石岡へ乗ってくるなんて**ですね。小川の人は水戸に行って,石岡へ行くよりも早いっていうから,駐車場が増えた。そういうような仕方ができるんです。道路状況は違ってきてますから。そういうような意味を考えると私は沿線の自治体と協力してということになって,乗客は具体的に0.2パーセント増。これからでしょ,実質的に。そういうような流れで,もう10年で終わりでしょ。ですから企画というのはスタートした段階でバンと前に出なければならないんです。実施するとか実施しないとかではないんです。それだけの血税をつぎ込むんだったら,そんなの理解できないではなくて,今の段階ではそんなの焼け石に水でしょ。極端に言えば悪い言い方をすれば**と同じ言い方になっちゃうでしょ。それは極端な言い方になりますが,私は納得がいくような形でやるべきで,相手は民間でしょ。民間であっても,なかなか全体とはいかないのですが,足の利便という**という考え方でやるということですから。そうすると,私は何も調査中とは言わないで,どうしても石岡の話になっちゃうでしょうから。ならざるを得ないでしょうから。やはりそういうふうな意味で合併の問題もあるんです。そういうふうにやっていくんだから**具体的に呼びかけをして,地域の特性を活かしてやらなければならないと思います。私はそういうふうに思いますので,優秀な課長ですから,そこら辺について**いいという問題ではないと思います。そういうこともう過ぎてます。今までの例があって,ゴチャゴチャして,今度は市長も替わったから違う形で動き出す,そういう形でね。それでは私はいけないと思います。その辺について,じゃあ0.2パーセントの増収を見込むように努力するのではなくて,調査検討して,計数とかいろいろ挙がってきてるんですから既に私は自治体との協力体制をどういうふうに,鹿島鉄道の幹部の人達と,増収を図る為に。例えばの話,このまえやったように石岡の街かど情報センターの関係の方々がやっていかないと,各町村がやりいいようにしてるのかどうか,その辺まで検討に入っている・・・(テープ反転)・・・いただきたいと思います。

企画課長)いま,小池委員さんのおっしゃるとおり,増客ということが大きな過大になっています。私どももそれを肝に銘じて,今後多くの人に乗ってもらうために努力を重ねていきたいと思っております。

戸井田委員)お伺いさせていただきたいのですが,経営改善計画が出てますよね。小池委員からも出てましたけど,各年度0.2パーセントの増収を見込むということです。それで,収支予想表を見ると,営業収益だけを見ても,マイナスの予想を立ててますよね。本来であれば,増収を0.2パーセント求めているのでれば,収支の予想っていうのは上がっていくわけですよね。それに伴って各市町村の負担額っていうのは決まってくると思います。予想ではマイナスで,14年,15年を比べれば1.6パーセントの収益が減になるという。14年,15年,16年,17年,18年で,14年と18年を比べるとマイナス5.6パーセント。本来であれば,この改善計画であれば,0.2パーセントづつですから,プラス1パーセントの収益予想を立てなければ,各自治体の負担額は私は出ないと思います。それが結局,補助要望額では3868万円と平成18年度は算出するわけですよね。本来であれば1パーセントの増収を望むのであれば,平成14年度は**下げてますから,これに1パーセントを足して3200万円あれば18年度には補助を出さなくてもいいという計算が出るわけでしょ。ところが,改善計画と予想がかけ離れているところに負担をしなければならないというのは,私は初めて見ましたから。改善計画書も収支予想表も連動してないですよ。すべて予想表で改善計画が出ているのであれば,平成18年度には各自治体の補助額がなくなるから5年の計画でやってくださいということだと思います。読んだ中でです。中身は初めて見させていただいたので。報告を受けただけでは私ちょっと納得できませんから。それと,もっと考えられないのは,関東鉄道の追加支援額,年々追加支援額が減っていくのはおかしいと思います。収支に伴ったもので,親会社が追加支援というものをしていくわけです。どこの民間でも。ところが,要望が先に出てきちゃうから,本来であれば収支に合わないものは親会社はキチンと増額もしくは収益に合わない場合には増額していかなければならないでしょ。それを,5カ年で追加支援は減らしていく,平成14年では2060万円,平成18年では1305万円,700万円も減らして追加していくなんて,これは改善計画にならないでしょ,何でこんな予想を立てるのか。あと,鹿島鉄道を廃線することは絶対にやっちゃならないと思っている一人ですから,ただ,各自治体の補助するものと,民間企業が行うべきものとは分けてやらないと,結局,沿線を利用していない市民から出るんです。私は使ってないのに何でそこに税金を投入しなければならないのか,これは必ず出てくるんです。これは明確にしなければならないと思います。鹿島鉄道がキチンと営業努力・経営努力をした結果,どうしても各自治体が補助しなければならないものに出すべきだと,私はそう思います。ですから,予想表と改善計画との要旨が全く合わないというのは,どういう協議をされているのか,いまもっと圧縮して考えていくと言ってますけど,この圧縮は最初からできるのではないかと考えてしまうんです。向こうも,改善計画ですから,どういうふうな予想表の改善計画の立て方を,石岡市としてこれを捉えて読んでいるのか,お伺いさせていただきたいと思います。

企画課長)確かに今ご指摘のとおりの,改善計画と予想表の要旨の整合性の難しいところがあるかと思います。いま,改善計画の最終案という形で作っていただいているわけですが,その中でいま言われているところをもう一度チェックして精査していきたいと思います。それから関東鉄道追加支援のところでございますけれでども,これは説明によれば人員計画の中で出向社員というのがあるんですけれども,出向社員というのは,関東鉄道の方から鹿島鉄道の方に出向してきた数が出てきたんですけれども,給与に差があるということで,それを関東鉄道からその差額を支払うという形でやってくということで,出向社員の数が平成13年度から18年度に向けてずっと減っております。その減少が数字に現れているということで関東鉄道から説明を受けております。この表はそういうようなことで作ってあるということであります。

戸井田委員)私が申し上げたいのは,キチンと補助するというものは,市民に説明ができるものだと思うんです。なぜこういうように区切っているのか。5年後には経常収支が上がってきて,補助しなくても大丈夫だと,金銭的な補助ではございません。各沿線の市町村がいかに乗っていただく方たちを増やす,そういう施策をとる,そういうものをしてお互いに協力をし合って,こんなことをしなくても済むんだっていうことがあるべき姿だと思います。5年間決めちゃって,5年後また赤字だからまたやんなければならない。鹿島鉄道の方で,どうせ自治体の方で何がしかの年間5000万円からの金がくると,それで終わってしまったら,ずっとお金を上げている状態。だから,5年でいかに収支をお互いに協力をして,潤うようになるという計画を市民に出さなければ,なかなか納得してもらえないと思います。合計で2億1900万円というのが先に出るんではなくて,単年度ごとに結局5年後にはここまでかからなくて,1億5000万円で済みましたと,1億7000万円とか少ない額で済みましたというなら補助すべきだと思うんです。ですからそれを表に出してもらわないと,それでいいですよ,報告されました,総務企画委員会で見てたでしょということには,私は納得できないですし,議員はそれを知ってたんでしょって言われても私はそこを,改善計画が出てきた時に,密に詰めてもらいたいんです。私は投入することに対しては反対ではありませんから。ただ,言われっぱなしのようなキチンとした積算基礎の出ないものを出すことは私は考えなければならないと思いますので,切にこれは要望しておきたいと思います。

磯部副委員長)いま,状況について説明があったわけですが,これを支援するということが前提の話だと思います。ただ,ここに出てきた内容は,鹿島鉄道で出した意見であって,自治体の意見は入ってないと思います。例えば経営改善計画等においても,ひたちなか港ができるという話が出たときに,もうジェット燃料はなくなりますという話はもう出ていたわけです。そういうことに対して,全然目を向けないでいたということは経営努力はどういうふうにやてきたのかという問題も出てくるわけです。私は計数的なものは先ほど戸井田委員や小池委員の方から話が出てきたんで計数的なことは申しませんが,協議会の中で「ぜひ存続」というのが50パーセントありますが,公的支援はイヤですという数字が沢山でてます。こういうものに対して市としてどういう考えをもって相手方に対応していくのか。それからその動員も,2007年度から人口減になってます。そのへんの協議はどういうふうになっているのか,あるいは支援体制の中で各自治体の足並みが乱れた時,もうウチの町は支援なんかしてられないです,といったときにはどういう対応をしていくのか,あるいはまた,利用客数もあるのですが,おそらく細かく出てないんですよね。学生がどれくらいの利用比率があるのか,学生であるならば,アメリカ方式にスクールバスを活用する方法もあるんですよ。ですからそういうのも1つの思案ですから。そういう細かい内容,これは企画ですから相手の言うことを聞いてくるだけではなくて,やはりそういうことを発言の中で,鹿島鉄道との協議の中に入れていただかないと,向こうが言ってきたことをただ報告するだけで終わっちゃう。例えば人員の整理もやってきますよと,そのときに安全性の問題はどうなんだと,**鉄道の問題ではありません。あそこも人員を減らすことによる,加重労働による事故なんです。そういう問題に対してどのように考えているのか。そういうことを協議会の中で意見を出し合って検討していただいて,市民に,なるほどというような説明ができる内容を十分に検討していただきたいという点を要望させていただきます。

前島委員長)暫時,休憩いたします。

        〜 休 憩 〜

前島委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。その他の件で何かございましたらお願いいたします。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)ないようですので,以上で総務企画委員会を閉会いたします。

 閉会 午前11時58分




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