平成15年3月12日 総務企画委員会


案 件 (1)付託された議案の審査
議案第15号「平成14年度石岡市一般会計補正予算(第7号)」のうち総務企画委員会所管分
議案第19号「平成14年度石岡市駐車場特別会計補正予算(第2号)」
議案第24号「石岡市営駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正することについて」
議案第25号「石岡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」
議案第26号「石岡市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の臨時特例に関する条例を制定することについて」
議案第27号「教育長の給与,勤務時間及びその他の勤務条件に関する条例の臨時特例に関する条例を制定することについて」
議案第28号「石岡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」
議案第30号「石岡市納税奨励金補助金交付並びに表彰条例の一部を改正する条例を制定することについて」
議案第42号「石岡市火災予防条例の一部を改正する条例を制定することについて」
(2)継続審査となっている議案・請願の審査
議案第121号「石岡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」
請願第17「平成11年度公共工事入札疑惑に関する請願書」
(3)その他
審議会協議会等の審議状況等について
中心市街地活性化推進事業の進捗状況について
石岡市市民会館運営委員会について
石岡市行政改革懇談会について
その他
出席委員 前島守雅委員長,磯部延久副委員長,吉田寛委員,コ増千尋委員
市執行部  助役(阿部聖)
企画部
 参事まちづくり担当(内田新市),財政課長(細井恒雄),情報システム課長(荻沼雅光),秘書広報課長(大野静夫),副参事管財検査担当(前島晃)
総務部
 総務部長(関正雄),総務課長(信田志郎),収納課長(関口省三),副参事人事厚生研修担当(伊野忠好),副参事(島田英子),副参事市民会館長(福田宏次),副参事事務管理担当兼行政改革推進担当(斎藤義博)
消防本部
 消防長(渡辺茂),予防課長(比気道之助)
議会事務局 主幹(田辺武弘)


 開会 午前10時00分

前島委員長) ただ今から,総務企画委員会を開会いたします。本日の議題は,お手元に配付しました協議案件書のとおりであります。なお審査は協議案件書にそって行いますので,よろしくお願いいたします。次に,本日の審査にあたり説明員として出席した者は,お手元の出席者名簿のとおりであります。なお,出席を求めた者のうち,企画部長・中村君については,欠席したい旨の申し出を委員長において許可いたしておりますのでご報告申し上げます。それでは,これより審査に入ります。まず始めに,議案第15号「平成14年度石岡市一般会計補正予算・第7号」を議題といたします。執行部より,提案理由並びに内容等について説明を求めます。

財政課長) 最初に補正予算書でございます。32,33ページでございますが,一番上の地方消費税交付金,6300万円の減額でございます。この消費税交付につきましては,国税で納付され,国税から国に対して払い込まれるものでございます。国税の納付期限が土曜日にあたる場合,納付期限は翌営業日である月曜日という形になります。そういった関係から昨年は8月と11月の2回がたまたま土曜日となりまして,結果14年度に入る交付金が本来は12ヶ月分でありますが,11ヶ月分ということになりまして,減額するということでございます。それと合わせて消費低迷についての減額分でございます。次に地方特例交付金でございますが,415万3000円の減額でございます。これは上の方の決定額でございます。次に地方交付税の普通交付税は同様に決定でございまして,1億24万1000円の増額でございます。また,特別交付税においても決定額で1億円の増額補正をするものでございます。
 次に36,37ページでございます。そこの繰入金でございますが,当年度の財政負担の軽減を図るために基金の調整を行うものでございます。財政調整基金繰入金,予算計上額は3億3908万6000円でありましたが,歳出や歳入の補正によりまして取崩し額を2027万5000円と見込んだものでございます。それで3億1881万1000円を減額いたしました。次に減債基金繰入金でございますが,これにつきましても予算計上額は4億5000万円でございましたが,同じような関係上歳出歳入の補正等によりまして,取崩しを608万9000円と見込みまして,4億4391万1000円を減額いたしました。次に学校建設基金繰入金でございますが,これは予算計上1億円でございましたが,府中中学校校舎改築事業や,今回の補正で三村小学校校舎増築事業を追加しておりますので,さらに5000万円を増額し,1億5000万円といたしたものでございます。次に繰越金でございますが,平成13年度の繰越金の4億4567万4000円を追加計上いたしたものでございます。
 次に38,39ページでございます。これにつきましては,減税補填債90万円と臨時財政対策債1120万円の減額分でございます。
 次に40,41ページでございます。総務費・総務管理費・財産管理費・報酬の中の契約検査執行経費の中の検査指導員報酬でございます。これにつきましても100万円の減額でございますが,本来定期的に検査指導員を設置する予定でございましたが,時期的に間に合わずに100万円を減額したというものでございます。

秘書広報課長) 私の方からは40,41ページに記載されております市長交際費の100万円の減額について説明させていただきたいと存じます。市長交際費につきましては,当初予算450万円で計上したものでございますが,不要額を生じましたので減額補正をお願いするものでございます。減額補正の主な要因は,厳しい財政状況下で削減に努めてきたということとあいまって,新市長誕生後2点ほど新たなる市長の判断をいただきました。その新たな2点でございますが,1つは,市町村長・議員等の選挙における陣中見舞い等の支出は行わない。またもう1点は,茨城県職員・国家公務員・警察職員等に対する餞別についても交際費からの支出は行わない。このような新判断のもとに行われたから削減が図られたものでございます。

副参事・市民会館長) 私の方から40,41ページの市民会館費についてご説明いたします。賃金については,経費の削減に基づいて減になってございます。あと,繰出金427万4700円につきましては,市民会館事業資金の繰出金でございまして,14年度に行いましたぬいぐるみミュージカル「ピノキオ」の10万6069円と,「寺内タケシとブルージーンズ&大塚文雄ショー」の414万42円の,合計424万7000円の増額の補正をお願いしたものでございます。

消防長) 消防につきましては,50,51ページでございます。この中で非常備消防費この中で,消防団関係活動経費で消防団員退職報償金111万円の減額補正でございます。これは退職する団員が少なかったということで減額させていただきました。それから消防水利施設整備事業ですが,586万8000円の減額。内容としましては,防火水槽設置工事,耐震性貯水槽設置工事,消火栓設置工事負担金,いづれも入札の差金でございます。それから消防本部庁舎建設事業としまして,1008万円減額しております。消防本部庁舎建設工事,これは解体と車庫の建設でございます。消防本部庁舎外構工事としまして,570万円の減額。以上減額補正をお願いしているところでございます。

情報システム課長) 40,41ページの総務費・電算費でございます。いづれも減額補正をお願いするものでございます。減額合計が506万8000円。中身につきましては当初予算をお願いしましたが,それぞれのコスト削減によりまして当初予算よりも安い金額で導入できたという効果が現れたものでございます。一番右の段ですが,電算業務経費・システム開発委託料298万5000円。合併を目前にしまして,緊急性の薄いシステム開発はストップをかけております。当初14年度にシステムの大幅な改修を行う予定でしたが,あと2年現行のまま行けるだろうというように判断しまして,これだけの金額が不要になったものです。備品借上料については契約の差金でございます。それからシステム導入推進経費ですが,これも先ほどと同じように新たなシステムの導入については,コスト認識を図りながら,緊急性のないもの意外は現在の導入を控えるという意味合いで116万6000円を削減するというような内容でございます。

総務課長) 同じく40,41ページ,町界町名推進費の中で,町界町名整理事業の委託費でありますけれども,102万8000円の減額をさせていただいたものでございます。委託につきましては,14年度367万5000円ということで契約をいたしましたので,その差金を減額したものでございます。

前島委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。なお,発言は挙手によりお願いいたします。

徳増委員) いまお聞きした中でだいぶコスト削減とか契約の差金で減額というのが多いようでございますので,これは認めるべきではないかと思います。

前島委員長) 他に発言はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で質疑を終了いたします。これより討論に入ります。討論はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長)
 ないようですので,以上で討論を終了いたします。これより採決に入ります。議案第15号「平成14年度石岡市一般会計補正予算・第7号」を採決いたします。お諮りします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ご異議なしと認め,「原案可決すべきもの」と決しました。次に,議案第19号「平成14年度石岡市駐車場特別会計補正予算・第2号」を議題といたします。執行部より,提案理由並びに内容等について説明を求めます。

財政課長) 議案第19号の駐車場特別会計についてご説明させていただきます。90ページになります。駐車場使用料の当初見込みより450万円ほどの使用料の落ち込みということで減額をしたわけでございます。本年度の繰越金を増額し,結果,歳出において駐車場への基金への積立金を283万5000円減額したということでございます。減額の理由といたしましては,ここ数年ご覧おきのような状況で推移しておりますが,ご存じのように周りに非常に民間の駐車場が多くなった,料金的にも非常に格安な料金ということで,現在の料金体系ではそれなりの収入しか挙げられないのかなという気がしております。そういったことで本年度も450万円ほどの収入見込みを減額したということでございます。

前島委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。なお,発言は挙手によりお願いいたします。

徳増委員) 民間の駐車場を圧迫しないようにやらならなければならないということで市の方も料金設定が大変難しいところだと思います。ですから,これは当然出てくる問題だと思いますので,私は認めるべきだと思います。

前島委員長) 他に発言はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で質疑を終了いたします。これより討論に入ります。討論はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で討論を終了いたします。これより採決に入ります。議案第19号「平成14年度石岡市駐車場特別会計補正予算・第2号」を採決いたします。お諮りします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ご異議なしと認め「原案可決すべきもの」と決しました。次に,議案第24号「石岡市営駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。執行部より,提案理由並びに内容等について説明を求めます。

財政課長) 議案第24号,市営駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例でございます。市営駅東駐車場の利用者の利便を図るために1日における最高限度額の駐車場を現在2000円でございますが,1200円に引き下げるものでございます。これにつきましては,駐車場出入口の自動化によりまして,平成12年10月に1050円から2000円に引き上げた経過がございます。このようなことから,いろいろな利用状況を鑑みまして,今回2000円から1200円に引き下げたということでございます。

前島委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。なお,発言は挙手によりお願いいたします。

磯部副委員長) 先ほどの駐車場の減額と関連してくると思うのですが,今後2000円を1200円にした場合に,見通しといいますか,執行部ではそういうものをどのように考えておられますか。

財政課長) 今回,1200円に改正するということでお願いしているところでございますが,先ほどもお話しましたように民間の周りの駐車場が1日800円とか700円という形になってますので,これだけ引き下げてもどれだけの効果があるかということは考えざるを得ないと思います。ただその利用状況を調査したところ,石岡市の駅東駐車場におきましてはだいたい8時間から9時間くらい平均的に置く方が多い時間帯です。そうするとだいたいこの料金体系からいくと1200円から1300円の方が一番多いという調査になりましたものですから,この辺の金額で,あとはそれ以上停めれば,それだけの効果が利用者にあるからということで1200円にしたわけですけれども,これを下げたからといって使用料が上がるかと言われると,ちょっと私も疑問に思っております。

磯部副委員長) ただいまの説明で理解はしたわけであります。民間の駐車場を圧迫しない程度の中で整合性を持った値段設定だと思いますので,了解しました。

前島委員長) 他に発言はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で質疑を終了いたします。これより討論に入ります。討論はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)
前島委員長) ないようですので,以上で討論を終了いたします。これより採決に入ります。議案第24号「石岡市営駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。お諮りします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ご異議なしと認め「原案可決すべきもの」と決しました。次に,議案第25号「石岡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。執行部より,提案理由並びに内容等について説明を求めます。

総務課長) 議案第25号「石岡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」説明させていただきます。提案理由としまして1つ目,協議会の名称変更ということで生産調整推進協議会というものがあるわけですけれども,その名称につきまして水田農業推進協議会というふうに改正することとしました。これにつきましては,米の価格の維持と農業経営の安定を図る事を目的として作られているものであります。2つ目としまして,学校教育法施行規則等の改正に伴い,各小中学校に学校評議委員を置くことができるようになり,この報償及び費用弁償を定める必要が生じたためということでございます。学校評議委員としまして年額5000円ということでこれにつきましては,教育福祉委員会の方で金額等につきまして説明をし,了解を得たということでございます。人数につきましては小学校が37名,中学校につきましては20名ということで,合計57名の評議委員を置くということでございます。3つ目としまして国の障害者への基本施策の変更に伴い,県教育委員会の用語訂正に習い,「心身」の用語を削除するということでございます。「心身障害児」というものの範囲を拡大し,「障害児」に改めるということが趣旨でございます。

前島委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。なお,発言は挙手によりお願いいたします。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で質疑を終了いたします。これより討論に入ります。討論はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で討論を終了いたします。これより採決に入ります。議案第25号「石岡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。お諮りします。
本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ご異議なしと認め「原案可決すべきもの」と決しました。次に,議案第26号「石岡市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の臨時特例に関する条例を制定することについて」並びに議案第27号「教育長の給与,勤務時間及びその他の勤務条件に関する条例の臨時特例に関する条例を制定することについて」の計2件は関連しておりますので,一括して議題といたします。
執行部より,提案理由並びに内容等について説明を求めます。

総務課長) それでは議案第26号並びに議案第27号につきまして説明させていただきます。石岡市の特別職の常勤のものの臨時特例に関する条例を制定することについて
ですが,財政情勢を鑑み市長・助役・収入役・教育長の給与月額を減ずるものでございます。平成15年4月から平成16年3月までの間,市長につきましては5パーセント,
助役につきましては3パーセント,収入役につきましては2パーセント,教育長については2パーセント減ずることにしたものでございます。市長につきましては4万4000円の減額,助役につきましては2万1000円の減額,収入役・教育長につきましては1万3000円の減額月額となります。1年合計しますと109万2000円の給与の減額になるわけですけれども,給与以外に期末手当等も入ってきますので,反映額ではおよそ150万円ほどの減額になるものと考えております。

前島委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。なお,発言は挙手によりお願いいたします。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で質疑を終了いたします。これより討論に入ります。討論はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で討論を終了いたします。これより採決に入ります。議案第26号「石岡市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の臨時特例に関する条例を制定することについて」並びに議案第27号「教育長の給与,勤務時間及びその他の勤務条件に関する条例の臨時特例に関する条例を制定することについて」の計2件を一括して採決いたします。お諮りします。本案は,いづれも「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ご異議なしと認め「原案可決すべきもの」と決しました。次に,議案第28号「石岡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。執行部より,提案理由並びに内容等について説明を求めます。

総務課長) それでは議案第28号につきまして説明させていただきます。石岡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例でございますが,提案理由としまして,高年齢層職員の給与を抑制するためということで改正するわけでございますけれども,既に22市のうち15団体の方で58歳以上の昇給停止というものを導入しているところでございます。国・県の指導の中でも昇給停止というものを進めるべく指導を受けているところでございます。そういった中で石岡市においても15年度以降につきまして58歳以上につきましては昇給をしないということで改正をするものでございます。参考までに15年度に該当する者の人数でございますけれども,14名該当するものと考えております。

前島委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。なお,発言は挙手によりお願いいたします。

徳増委員) 概要はよく理解できるんですけれども,この中でちょっと1点だけお教え願いたいのですが,「ただし当該職員で特に勤務成績が良好であるものについては昇給させることができる」となっておりますけれども,これは「特に良好である」というのは何で判断して決められるのか。規則が付いてないから私達には分からないんですけれども,その辺の判断基準というか,何かおありだろうと思うんですね。こういうふうに書いてあるということは。勤務成績はどこで判断されるのか。皆さん良好だと私達はみんな信じているわけですから,それ以上にまた特にということはどういうことなのか,1点だけお願いいたします。決して反対してるわけではないんです。

副参事・人事厚生研修担当) ここにあります特例事項ですが,原則として58歳以降については昇給停止だということで,特に優秀であるということですけれども,その点では全員昇給停止ということで考えております。ただ,勤務評定等が導入されまして,その中ですばらしい実績を挙げたとかいうことがあれば,これを運用する予定でいますが,今のところ通常の場合であれば昇給停止となります。

磯部副委員長) いまの説明で,こういう但し書きがある以上は,ある程度こういう形のものがあるんだというものが必要になってくるのではないか。メンタルな部分で個人によって評価が違ってくる場合があるのではないか。これは勤務成績ですから。これが民間企業であるならば,もうすでに販売高がトップであるとか,営業成績が優秀であるという尺度になる形になるものがあるわけですが,公務員さんの場合にはサービス業を主としているわけですから。果たしてこういう但し書きを付けた以上,どこを基準にして,これは関連する部分で言うならば昇給昇任と一緒で,どこでどういう形で誰が判断するのかということがやはり定義として必要なんじゃないかな。それともう1点は,58歳以上昇給なしということで,ほとんどなくなるのではないかなという場合に,特例で1,2名を認めた時に,他の職員さんとの比較・基準,そういうのもあるわけです。また同時に,勧奨制度との絡み,そういうものも出てくると思います。ですからもう少し,但し書きをしている以上は,やはりこういう形というものが形として,それが全てではありませんが,そういうものをやはり定義づけておかないと,曖昧な評価,判断につながりかねないという点は危惧するのですが,その辺はいかがですか。

総務課長) 今回の改正につきましては準則等を参考にさせていただいて,こういう形にさせていただいたわけですけれども,先ほど副参事の方から話しましたように,15年度からは人事考課ということで評価をして参ります。そういった中でこの但し書きについてもキチンと運用ができるように検討して参りたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

徳増委員) 15年度からの運用ですからもう既に,規則の中でできているんですか。キチンとこういう場合には昇給できるというようなこと。まだこれから検討ですか。もしこれから検討であれば,その規則を職員の方が読んだときに,誰でも納得がいくような,理解のできる判断基準を明確な言葉で文章の中に書いていただきたいと思います。私どももそれをいただけば,「ああ,なるほどな」と分かるような規則にしていただきたいと思います。そうでないと職員も納得がいかないと思います。いま磯部委員の方からあったように,やはり感情的なものが中に入ってしまったり,いままでしがちでしたので,そういうことのないように大幅に変えていただきたいと,これは要望いたします。

前島委員長) 他に発言はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で質疑を終了いたします。これより討論に入ります。討論はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で討論を終了いたします。これより採決に入ります。議案第28号「石岡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。お諮りします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ご異議なしと認め「原案可決すべきもの」と決しました。次に,議案第30号「石岡市納税奨励金補助金交付並びに表彰条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。執行部より,提案理由並びに内容等について説明を求めます。

収納課長) 議案第30号「石岡市納税奨励金補助金交付並びに表彰条例の一部を改正する条例を制定することについて」提案理由としまして,納税者間における公平性の確保及び制度の適正化を図るため,納税組合に交付する納税奨励金の交付率を現行の100分の1.5から平成15年度は100分の0.5とし,平成16年度をもって廃止するものでございます。

前島委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。なお,発言は挙手によりお願いいたします。

磯部副委員長) これは前々からパーセント率を落としてきまして,名古屋の方で税金に対する奨励金は憲法違反であるというような判例が出たという形で,各自治体においてもこの傾向は進んでいるのかなと。ただ本来は納税者間における公平性の確保,そうするとやっぱり納税者の大多数が組合に入ってないから公平だという意見はあまりないんですね。そういう憲法違反ということで判例が出たということで改正をやむなくされることかと思うのですが,これに鑑みて今後,例えば納税組合がなくなることによって,滞納がどういうようになっていくのか,あるいはまたこの奨励金をこれまで出していたことによって,地域間におけるいろいろな面でのコミュニケーションが働いたり,いろいろな面で地域の納税者に金額以上に還元されていた部分があるわけですね。これで個人各自が納税をしていくという中で私が聞いた中では一部,納税組合があるから面倒ではないし,持っていけばいいからという声が多々あるわけですが,時の流れの中でこういうようなことをやっていかなければならない中で,今後この納税組合を廃止することによって,滞納率がどれくらい出るのか,そういう予測といったものに関して協議なり検討をされた経緯はございますか。

総務部長) ただいまのご質問でございますが,これが現在残っている納税組合がなくなることについてのその後の検討をしたことはございません。ただ,現在,納税奨励金制度そのものは16年度からなくなるということなのですけれども,その他に普通奨励金といいまして組合員数ごとによって組合に交付している奨励金,それから特別奨励金といたしまして切符が1枚ごとに5円という特別奨励金の制度がございまして,ここの部分はまだ廃止するとも何とも決まっておりませんので,もし納税奨励金がゼロになっても納税組合を続けるというところがあるかもしれませんので,15年度の中でそういう奨励金について継続するかどうかも決めていきたいと考えております。それからもうひとつ,銀行口座振替の切り替えということを強力に押していきたいと考えております。

磯部副委員長) 確かにこれはいろいろな問題があろうかと思いますが,総務部長がいわれたような形の,何らかの形での納税組合の存続,地域の方々にご協力いただいて,地域によってはこの奨励金が出ることによって組合を作っているところもたくさんあるわけです。また同時に,個人個人の納税に対して,やはり滞納が出れば当然市の方々が滞納整理にあたる。能力,労賃いろいろな面でやはり行政の方に負担がかかってくる。ですから,これは北海道の北見へ行った時のまちかど情報センターで,そこにも税金の納税まで全部引き受けていると,それによってある建築業者の方も普段は休めない,雨が降った日なら休める,あるいは日曜日は休みなんだと,そういう時に役所へ収めに行こうとしても役所はやってないんだということで,そういう面ですばらしいことをまちかど情報センターでやってるわけです。ですからそういうことも同時に,これは憲法違反ということになればやっていけないわけですから,自治体として独自の,納税者が簡単に納税できるというようなシステムを同時に考えて構築していかないと,滞納ということで,そうでなくても市税が減少しているわけですから,そういう面で逆にまた市の職員の方々が滞納整理だということで,大変な労力を費やされないように充分にその辺も同時に検討していただきたいと思います。これは要望に留めておきます。

前島委員長) 他に発言はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で質疑を終了いたします。これより討論に入ります。討論はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で討論を終了いたします。これより採決に入ります。議案第30号「石岡市納税奨励金補助金交付並びに表彰条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。お諮りします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ご異議なしと認め「原案可決すべきもの」と決しました。次に,議案第42号「石岡市火災予防条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。執行部より,提案理由並びに内容等について説明を求めます。

予防課長) 議案第42号「石岡市火災予防条例の一部を改正する条例を制定することについて」であります。提案理由といたしまして,消防法及び消防法施行令が改正されました。当該条例の関係部分を改正する必要が生じたためでございます。改正要綱につきましては,1つ目は消防法第4条第2項が削除されたことに伴いまして,「公衆の出入りする場所等の指定」について目次及び条文を削除するものでございます。2つ目につきましては,防火設備の管理についてであります。条例第40条第1号を削除し,条例第41条を2号に分類していたものを1項にまとめるものであります。3つ目は,罰金を「20万円」から「30万円」に引き上げたことでございます。これは火災予防条例第49条の罰則規定によるものであります。この罰則につきましては,少量危険物といいまして,指定数量以下5分の1以上の危険物,あるいは指定可燃物等違反についての罰則規定でございます。

前島委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。なお,発言は挙手によりお願いいたします。

磯部副委員長) 1件だけ確認の意味でお尋ねをしておきます。新宿のビル火災,あれも非常にいろいろな面で不備が重なったことによって大きな事件になったわけですが,当市においてこういう5箇所指導しなければいけない,あるいは点検しなければいけないというような形で行政としては,そういう対応に対してこれまでどういう対応をされておられたか1点だけお尋ねをしたいと思います。

予防課長) 新宿のビル火災につきましてはご承知のように44名の方がなくなりました。これに伴いまして石岡におきまして3階以上の雑居ビル関係につきましては12件ほどございます。それで,それに合わせまして雑居ビルにおいての階段1つ,特に新宿の場合は階段1つだったのですが,階段1つの建物につきましては消防設備法が改正されまして,今までは500平米以上であったものが300平米以上のところに,火災報知器を付けなければならない。この立ち入り検査を現在実施しているところでございます。あと残り2〜3で終わるわけでございますが,3階以上につきましては,その中に風俗関係は1件もないんです。例えば3階以上で住居が含まれているとか。今のところは2階以上につきましては風俗関係あるいは飲食関係ございますが,3階以上につきましては石岡では現在対象がございません。

磯部副委員長) 特にここでするつもりはありませんが,大変な業務の仕事をされておるわけですから,その中で消防法がいくら改正されてもマナーの悪い人は悪いわけで,事故が起きてからでは間に合わないので,そういう行政指導上の点検だとか,指導,こういうことはいろいろな仕事がある中で大変だと思いますが,今後も続けていっていただきたいと,要望だけしておきます。

前島委員長) 他に発言はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で質疑を終了いたします。これより討論に入ります。討論はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で討論を終了いたします。これより採決に入ります。議案第42号「石岡市火災予防条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。お諮りします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ご異議なしと認め「原案可決すべきもの」と決しました。以上で今期定例会において審査付託されました議案の審査を終了いたします。暫時,休憩いたします。

        〜 休 憩 〜

前島委員長) 休憩前に引き続き,会議を開きます。次に,継続審査となっている議案及び請願の審査を行います。まず始めに,議案第121号「石岡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。本案は,今期定例会で訂正案が承認されましたので,本案をさよう訂正の上,審査を進めます。まず始めに,訂正個所の詳細について,執行部より説明を求めます。

総務部長) 議案第121号の訂正請求についての説明をさせていただきます。昨年12月5日に提出しました議案第121号でございますが,継続案件となっているところでございますが,去る2月19日,議長に議案の訂正請求書を提出しておりますのでご報告いたします。理由といたしまして,議案提出後において当市の市町村合併に向けた取り組み及びその進捗を勘案した結果,別表第1(イ)行政職給料表級別職務分類表における職務の内容に規定している職務のうち,可変的かつ複雑化することが予想される各施設の長については全て削除し,当市職員の職務のうち代表的なものの名称のみ規定すべきであるとの認識にいたり,事情に変更があったものとして職名の整理と合わせまして改正を請求するものであります。具体的な内容については,次のとおりでございます。当初の議案の級別職務分類表のうち,まず3級についてですが,「相当な経験を有する主事,技師等の職務」この部分を「主幹,技幹の職」と改めます。5級につきまして,2番目に書いてございます「授産所長,保育所長,児童館長,児童センター所長,在宅介護支援センター所長又は幼稚園長の職」を削除いたします。そして3番目にございます「主幹の職務」を「主査の職務」といたしまして番号を「2」に改めます。6級につきまして2番目に格付けしてございます「市民会館長,青少年センター所長又は勤労青少年ホーム館長の職務」を削除しまして,「主任係長」を2番目とし,4番目の「主査の職務」を「主任主査の職務」に改めまして3番目といたします。7級につきまして,2番目にございます「議会事務局次長の職務」これだけを残しまして,「ひまわりの館館長,保健センター所長,出納室長,図書館長,給食センター長」を削除いたします。出先機関の長は基本的には課長級は7級,係長級は5級とする予定でございますが,実際には人事配置の中で融通性を持たせたいと考えております。そして,職務・職責・業務等を考慮いたしまして,年に1回,具体的なポストにおいての職能級の見直しを行っていきたいと考えております。なお,この条例改正を議会でお認めいただきました場合に,組織及び事務分掌規則,職員職名規則,給与規則,これらを合わせて改正する予定でございます。組織及び事務分掌規則につきましては,今回,副部長・副課長を導入するにあたりまして,部長以下の職務及び権限を明らかにし,また担当制を導入する関係で事務分掌が課単位等になります。以上のようなことの必要な個所について改正するものでございます。それから職員職名規則につきましては,職務分類表の職名が変わってきますので,これに合わせて改正するところでございます。給与規則につきましては,管理職手当が現在15パーセントから10パーセントの3段階になっております。これを9級制になりました場合,14パーセントから8パーセントの4段階にするという予定でございます。

前島委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。なお発言は挙手によりお願いいたします。

徳増委員) 確認ですが,議会事務局の局長は何級に入るのでしょうか。

総務部長) 9級です。

磯部副委員長) この前の訂正ということで,この総務企画委員会でもやりまして,前回の場合には非常に各出先機関のことが細かく分類されてまして,こういうことが職員間の中でやはり変わってきたときに,左遷されたんじゃないかとか,そういうイメージを受けてはいかんのではないかということで訂正を求めたわけで,訂正に関しましては異議がございません。ただ,予算委員会においても職員研修という中で質疑がありましたように,6級・7級・8級というその職務に合った職員の研修というものの内容をキチンと整理していただいて,やはり7級の方は7級の方の存在感と認識というような形を持たれることを今後やっていってもらいたいと思っております。自分自身としてはこの訂正案に対して異論はございません。

前島委員長) 他に発言はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で質疑を終了いたします。これより討論に入ります。討論はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で討論を終了いたします。これより採決に入ります。議案第121号「石岡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。お諮りします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ご異議なしと認め「原案可決すべきもの」と決しました。暫時,休憩します。

        〜 休 憩 〜

前島委員長) 休憩前に引き続き,会議を開きます。次に,継続審査となっております,請願第17「平成11年度公共工事入札疑惑に関する請願書」を議題といたします。前回の委員会において,助役の出席を求め,さらに調査する必要があることから,継続審査となっておりました。本請願について,各委員のご意見等ございましたら,挙手によりお願いいたします。

磯部副委員長) 前回の委員会の時も発言をさせていただきました。平成11年度,確かに予定価格,入札価格がかなりの数量において一致していたということで,いろいろな面で懸念を持たれる部分はなきにしもあらずという実状がございました。しかしながらああいう問題から端を発しまして,石岡市の入札制度の改革・透明性,こういうものが実施されてきて参りました。また,同時にこの問題を果たしてどこでどういう形で審議し,結論を出していくのか。また,過日は特別委員会等の議論も出たわけでございますが,現実問題として権限・拘束力,そういうものを鑑みたときに,果たしてそういう期間で事の真相究明といいますか,果たしてどこまであからさまにキチンと立証ができるのかなというような問題も議論されたかと思います。また,同時にここで市長も替わられ,石岡市の入札制度の改革ということで実施を見たわけでございます。そういった観点からいきまして,前回も申し上げましたように私はこの請願に対しまして,不採択にすべきが妥当ではないか,結論ではないかというようなことで考えておりますので,そういう形で意見を述べさせていただきます。

徳増委員) 紹介議員として,意見となるとちょっとおかしな言い方になるんですけれども,以前の委員会の時に私は特別委員会を作るべきではないかということを申し上げました。でも時間的な問題で無理なのは結果として分かっておりましたけれども,とにかく特別委員会の中で論議をすべきではないかという考えは未だに変わっておりません。ただ,時間的に無理だ,もう時間がないということは理解しております。この問題に対して議会がどこまでやったかということ,もう入札制度は変わってるわけですからそれはそれで良いと思います。ただ,議会として私達議会人としてどこまでそれを追求していったのかということを市民の方々から言われたときに何て申し開きができるか。確かにもう市長も替わられたし,ここに触れたくないということも分かります。ただ,申し開きをするときにどういう言葉で言ったらいいのかということで,正直言いまして,頭を悩ますところでございます。私はこの紹介議員でなければもう,本当にこれは時間もないし,不採択とすることで賛成しなければいけないんでしょうけれども,私の立場からは不採択ということで賛成ということは申し上げられません。

吉田委員) 副委員長,徳増委員からもいろいろご意見が出ましたが,もう時間的にここへ来てはやはり不採択という方向で決着するほかないと思います。

前島委員長) 暫時,休憩いたします。

        〜 休 憩 〜

前島委員長) 他に発言はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で質疑を終了いたします。これより討論に入ります。討論はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で討論を終了いたします。これより採決に入ります。請願第17「平成11年度公共工事入札疑惑に関する請願書」について採決します。本件は,起立により採決いたします。お諮りします。本請願を「採択すべきもの」と決することに賛成の委員の起立を求めます。

        ( 起 立 少 数 )

前島委員長) 起立少数であります。よって,本請願は,不採択とすべきものと決しました。この際お諮りします。本日審査いたしました審査報告,委員長報告,並びに継続調査の申し出につきましては,その作成・報告を委員長に一任いただきたいと思います。これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,その他の件としまして,審議会協議会等の審議状況等について,執行部より報告の申し出がありますので,報告願います。

参事・まちづくり担当) それでは,私の方から中心市街地活性化推進事業の進捗状況につきまして説明を申し上げたいと思います。お手元に配付してございます資料,歴史のみちづくりコンセプト,石岡駅周辺の一体的整備にかかる基本方針,これら2点についてご説明申し上げたいと思います。まず,中心市街地活性化プランという整備事業がこれまで12年度にプランの中で事業化をする方向で,庁内におけますプロジェクトチームこれらを主体にしまして,常任でございます推進委員会,この委員会を主体に事業化に向け進めているという状況でございます。内容的には活性化プランの各種事業の中でさらに作業部会の議を受けて計画書,これらを作りまして当面現在15項目の推進事業を設定し進めている状況でございます。それでは,お手元に配付してございますプランの中でも主要事業としてございます歴史のみちづくりコンセプトの概要からご説明申し上げたいと思います。歴史のみち整備事業につきましては,まちなかの中心市街地におけます歴史的遺産,これらを保存しながら,また活かしながら調和を図り,歴史的景観にも配慮した仕方をできるだけ自然の素材を利用しまして,もりこんでいきたい,こういうような考え方で進めております。全体整備構想としましては,歴史のみちのイメージ,これらを1つには活性化の方策という考え方のもとに図面の中でもございますが,1つには国分寺あるいは神栄跡地の周辺,これらを主体にした核。そして2つ目には,国衙跡推定地これらの周辺,そして常陸総社宮これらを1つの核としての見方。それから3つ目には北向観音と府中酒造周辺,これらを核としました,それぞれ3つの拠点を回遊できる歴史のみち,そして商店街のみちと合わせた考え方を1つの基本に打ち出してまして,図面のように商店街のみち,それから歴史のみちが多融性を持ち,今後活性化に向けた内容にしたいという考え方に基本的な計画書として位置づけております。それから次の4,5ページでございますけれども,これにつきましては,プランを受けましての整備方針を載せております。このプランの中でもやはり基本的な構想から基本計画ということで5つの項目を掲げております。これらを具体化しました内容が整備の設計ポイントとしまして,1つには自然石の活用,際のしつらえ,ポケットパークの配置ということを謳いまして,今回歴史のみちも,やはり中心市街地におきましては,なかなか整備状況が入ってこられなかったという状況がございまして,今後石岡のおまつり等を考えますと,いろいろな環境的な整備,あるいは景観整備等にも重点をおいて整備をしていきたいということで,セットとした整備の仕方,これらを補助制度の活用の中で考えております。特に今回特徴としましては,各路線におきまして透水性の舗装あるいは排水性の舗装とか,そういう新たな面も取り入れていこうと考えております。これまでにも中心市街地におきましては,どうしても歩道の設置が難しい状況でございました。また,さらに一方通行と,これらもいま9路線ほどございますけれども,なかなか市街地の中で障害になっているという話も聞いております。ただ,今後国土交通省の方でもこの一方通行に対する考え方,道路構造例の中でもこれまでには1.5メートルで歩道が設置される状況で来ましたが,これからの道路整備の中では2メートル以上の道路整備でないとできないという状況がございます。8ページの中で今回それらをなんとか地区別整備計画としまして,この網をかぶせてあります黒い部分ですけれども,これらが今回優先する路線ということで位置づけておりまして,市道4路線,全長で約900メートルございますけれども,道路整備あわせて平坦整備等を経ました歴史の整備事業として考えております。次のページでは現状におけます,また10,11ページにおきましては沿線におけます,やはり歴史的な景観ということでの写真でございますけれども,建造物あるいは物件等を載せまして,この歴史のみちとした沿線の整備,それなりの工夫をしてポケットパーク等を勘案しながら進めていきたいと思っております。概要でございますけれども,14ページです。これはちょうど仲町の状況を鳥瞰図的にございますけれども,車道部,歩道部と一体的な整備の中で,当然バリアフリー的な段差解消を含め,電柱等につきましても囲化粧をしながら排水性舗装,そして玉石等を使いながらまちづくりを目指しての基本的な考え方でございます。次に,22,23ページです。先ほどの例では仲町でございましたけれども,このページでは断面図が載っておりますけれども,神社通り商店街,それと土橋通りというように書いてございますけれども,市民会館の通りでございます。このページの中ではアスファルト舗装的な部分でも透水性の舗装を考えておりまして,これらの道路もこれまでは1.5メートルでございましたけれども,2メートルというなだらかな段差解消にしまして,今後,道路車道一体的な共存型での使い方,特にお祭り時なんかは神社通りはだいぶ混雑しますので,ある程度道路を一体的に使える工夫,この辺を交えましての歴史のみちと考えております。概要でございますけれども,歴史のみちにつきましては以上でございます。次に石岡駅周辺の一体的整備にかかる基本方針の資料ということでご説明申し上げたいと思います。まず,1ページでございますが,左側に駅周辺を表しております。これまでに駅周辺につきましては,中心市街地活性化プランの中では位置づけられましたけれども,これまでにも平成4年石岡駅橋上駅舎化基本計画策定とか,あるいは駅前通り商店街活性化研究事業報告書とか,石岡市都市計画マスタープラン,そして中心市街地活性化プラン,それと最近では第4次石岡市総合計画,これらの中で駅周辺の整備につきましては,計画あるいは策定されておりますが,なかなか事業化にいたる要因が見つからなかったというのが現状でございます。今後,期限を迎える市町村合併というのを見据えますと,石岡の顔となる玄関でございますので,この役割は大きな位置を占めているというのが私どもも考えております。今回,基本方針報告書の中では,今後の整備に向けました基本方針をキチンと裏付け資料をとり,石岡駅の乗降客あるいは人の流れがだいぶ減少しつつございます。これらの中で今回整備を促進するためには,2番目にあります対象ゾーンとしての石岡駅前広場,石岡駅舎,ステーションパーク,人道跨線橋,西友跡地,駅前商店街,これらが現在駅周辺の整備としての整備事業項目になるかと思います。また,駅周辺となりますと,当然駅東との関連が強くございます。今後基本的には人の動向,車の動向等も駅東との関連性を見据えながらの整備ということを念頭においた考え方をもっていなくてはならないというように考えております。当然,この表の中でも年々減少の傾向がございまして,特に平成4年から6年をピークに年々減少している。平成12年については,7000人減少しているという状況も見受けられますし,また,歩行者と自動車を比較した場合には,グラフの中でも,自動車の方はそんなに違いはないようでございますけれども,歩行者の方は本当に平成13,14,15年,減少しているく様子をグラフが表しております。この辺のことを鑑みまして私どももこれまでにも駅を中心にした整備計画をそれぞれの項目で出して来たのがございませんが,資料で跡で見ていただきたいと思いますけれども,航空写真,石岡駅舎の状況,現在できておりますステーションパークの平面図が載せてございます。これらの動向,それと人道跨線橋は昭和53年頃に造りましたけれども,やはり手すりとか老朽化も現状では出てきております。そして西友跡地につきましてもこれまでに議会の中でもいろいろご提案がございますが,現在の西友跡地につきましては,地権者の考え方の中でお聞きしますと,基本的な考えとしましては,処分したい意向,それから活用したいという意向の両面があるということでお話を聞いております。それから駅前商店街,これはいま空き店舗あるいは新たな店舗を生み出す,黒い部分でございますが,そういうのが空き店舗の位置になります。それから今後,私ども中心市街地活性化のプランに基づきまして,今後,10年後20年後を将来的に想定しておりますが,やはり石岡駅の乗降客がだんだん減少しつつあると言いう中で考えますと,今後やはりこの現状を踏まえながら,そして合併等も見据えますと,いろいろと調査検討,再検討をしなければならないと考えております。そして今後の進め方としましては,駅周辺の一体的整備につきましては,まず平成15年におきましては,基本的な部分になりますけれども,これまでの基礎調査を踏まえました基本調査を実施していきたい。さらに16年度には基本構想の策定,これらが15,16年度とも考え方をまず基本的に調整して,当然アドバイザー的な専門家の方達も入っていただき,検討していきたいということで15,16年については行政サイド,そして議員さん等の意見を聞くのを含めまして考えております。その後,17年度からは本格的な実質的なものを踏まえまして基本計画の策定,これらをなんとか見据えながら入っていきたい。そして平成18年から19年にかけましては,それぞれの個別事業等,これらを洗い直しまして,当然懸案事項はいま私ども考えておりますのは,地元の関係者として,まず地権者と,地元の商店街,これらの1つの,いま現在は再開発事業ということで謳っておりますけれども,これらにつきましても充分調査しながら,そしてもう一つの提案としましては,JRとの大きな調整があろうかと思います。これらを踏まえまして,今後活性化プランの中での主要な事業としまして位置づけておりますので,先ほどの歴史のみちと合わせまして,中心市街地活性化推進委員会,そしてそれらを作業するプロジェクトチーム委員会,これらの中で充分なる検討を重ねて進めていきたい。概要でございますが,2つの事業を現在の進捗状況として進めている状況でございます。

総務部長) 総務部関係で2点ほど報告させていただきます。市民会館運営委員会でございますが,平成15年2月24日,市民会館運営委員会を開催してございます。平成15年度の子供向けの実施事業としまして,劇団銀河鉄道のぬいぐるみのミュージカル「オズの魔法使い」を7月に開催することに決定いたしましたので,ご報告いたします。次に,行政改革懇談会でございますが,これは本年,委員の改選をいたしております。委員は当初10名だったのですが,2名増えまして現在12名の委員で構成されているところでございます。開催状況ですが,平成14年9月20日に第1回の懇談会を開きまして,市長から第3次行政改革大綱の諮問を行っております。第2回目の懇談会を10月25日,第3回目を平成15年2月25日に開催しております。この段階で表現等に課題を残しておりましたが,散会いたしました委員全員の賛成の下におおむね改綱案が了解されております。その後,字句の訂正・表現等について若干手直しをしまして,3月10日,大和田会長から石岡市第3次行政改革大綱が答申されましたので報告いたします。なお,その内容につきまして担当の方からご説明いたします。

副参事・事務管理担当兼行政改革推進担当) 私の方から,この度答申されました行政改革大綱の骨子につきましてご説明申し上げます。まず,行政改革の基本的方向性としまして,石岡市は平成8年度から組織,事務事業,経費削減を中心に今日まで行政改革に取り組んできましたが,従来の経済成長が見込めない現在,なお一層の効率化が求められていることを踏まえ,多様化する市民ニーズを踏まえ,住民本位の行政に結びつけるため,最小限の経費で最大限の効果を上げ,効率的で活力ある執行体制を目指し,積極的な取り組みを期待しますということです。第3次行政改革の取り組みにあたりまして,次に掲げる4点の改革の推進に努めるよう要望されました。1つとしまして財政健全化への対応としまして,歳入に見合った歳出の大幅な削減等の抜本的な見直しを行い,財政健全化に向けた対策を行っていくこと。また,人件費の削減等,経費の節減合理化と財源の重点的効率的な配分に努めていくこと。また,可能な限り数値目標を設定し評価していく方法を確立していくこと。以上のことを踏まえまして,3点ほど掲げました。行政運営の効率化としまして,財政構造の改善。2つ目に財政の対策としまして,市税の確保対策,市税等の収納率の向上。3つ目として,公共工事の工事のコストの縮減として入札制度の改革や効率的な執行。2つ目としまして,市民本位の行政サービスでございますが,行政は市民ニーズを的確に把握し,行政執行に触れていく必要があり,常に市民の満足度を把握し,公共サービスの効率化を図っていくこと。以上のことを踏まえ,市民サービス等の改善として,窓口対応の改善,行政手続きの簡素化,行政情報の一層の公開がございます。2つ目に,地方分権に対応する職員の育成と専門的な研修が図られております。3番目に簡素で活力ある組織と人材の育成でございますが,新たな行政課題に対応するため,常に組織機構の見直しを行い,市民に分かりやすい組織の再編と職員の人事管理制度の改善や人材の育成を図っていくこと。3つ目でございますが,組織機構の見直しの実施,適正な人事管理の推進,人事交流の推進と多様な人材の確保が表示されてございます。4つ目に,市民と協働による市政の推進が掲げられておりまして,市民が行政と同じ立場,行政が同じ目線に立ち,共に働き共に役割を担う,そして市民自らの責任で主体的にまちづくりに参加することが求められていることから,市民との協働と役割分担の導入を図ること。行政評価の充実やパブリックコメント制度の導入,2つ目に審議会等への公募制の導入を図っていきたいと考えております。以上の答申でございます。今後は行政改革大綱や具体的な実施計画を下に行政改革に取り組んでいきたいと思っております。具体的な行政改革大綱でございますが,みなさんのお手元に大綱が示されておりますが,骨子を申し上げたいと思います。まず1ページに行政改革の基本方針を掲げてございます。基本的な考え方でございますが,この中に現在の社会環境は住民の価値観の多様化等により社会情勢は大きく分化し,これにともなう費用はますます高度化しています。そういう中で経済状況は一段と悪化しており,税収についても市税等が減収しており,税収財源は望めない状況にあることから,これからは新たな視点に立った行政改革の視点に立つ必要があります。職員1人1人が市行政の原点は何か,行政サービスと市民の満足は何かを考え,それぞれの職のあり方を見直し,新しい行政の行動を基に,具体的に改善・改革に取り組んでいく必要があります。厳しい行財政状況を認識し,意識改革を図り,また,昨年実施した行政診断の結果を踏まえ,全庁あげてなお一層の行政改革に取り組む必要があることから第3次行政改革を策定したものです。行政改革の方向性としましては2ページに示されております。4項目ほど挙げてございます。1つ目に「効果的・効率的な行政運営システムの構築」。2つ目に「時代に即した組織体制・人材育成」。3つ目に「健全な財政運営の確立」。4つ目に「市民の立場に立った行政の運営」。4点を示してございます。次の3ページでございますが,行政改革の重点事項としまして,行政改革を推進するためにここに掲げてあります7項目を重点項目として掲げてございます。次に行政期間の推進でございますが,平成14年度から16年度までの3カ年として掲げてございます。5番目の行政改革の進行管理でございますが,行政改革の進行管理につきましては,行政改革推進本部により推進し,推進状況につきましては,行政改革懇談会に定期的に報告し,助言を得ながら適切な進行管理を行うこととするということが鉄則でございます。次に4ページ以降に具体的施策としまして,先ほど申し上げました7項目を掲げて,それぞれの項目に小項目を設けまして,1つ目の「効果的で効率的な組織機構の編成」としましては,「組織機構のスクラップ・アンド・ビルド」2つ目に「外郭団体等の効率的な運営」を掲げてございます。2番目の「効率的な事務事業の推進」でございますが,1つ目に「事務事業の整理合理化と適正な執行」2つ目に「効果的な民間委託等の推進」3つ目に「補助金・負担金の適正化」4つ目に「公共工事のコスト縮減の推進」5つ目に「会館等公共施設の設置と管理運営の効率化の推進」を掲げてございます。次に6ページになりますが,3番目に「定員管理・給与の適正化及び人材の育成・確保」としまして,1つ目に「定員適正化計画の推進」2つ目に「適正な給与制度の運用」3つ目に「人材育成と人事交流の推進」4つ目に「行政が求める多様な人材の確保」を掲げてございます。続きまして7ページになりますが,4番目に「情報化の推進による行政サービスの向上」が掲げられております。1つ目に「窓口等における対応の改善と行政サービスの向上」でございます。2つ目に「情報通信技術の推進」を掲げてございます。次に8ページですが,5番目に「行政における公正の確保と透明性の向上」でございますが,1つ目に「行政手続き明確化」2つ目に「情報公開・個人情報保護の推進」3つ目に「公共工事の発注手続の改善」を掲げてございます。続きまして9ページになりますが,6番目の「財政の健全化と経費の節減合理化」でございますが,1つ目に「自主財源の確保」2つ目に「経費の節減合理化3つ目に「市税等の徴収率向上」を掲げております。最後7番目になりますが,「広域行政の推進」としまして「広域行政の推進」を掲げました。以上の7項目の重点項目を基に具体的な基本計画を基にしまして,今後行政改革に取り組んでいきたいと思っております。

前島委員長) ただいまの執行部の説明に関しましてご質問があれば挙手でお願いします。

磯部副委員長) いま,市街地活性化推進事業の進捗状況ということで,担当者におかれましては歴史のみちづくりコンセプト,また駅前開発整備について非常に素晴らしい,ここまで大変だったんだろうなという,敬意を表するところであります。ただ,今後歴史のみちにあたっては,ある意味においてはみんなつながってるわけでございまして,やはり部分部分でこういう試作というのは生きてきないと思います。ですから石岡市全体でも空から見る,宇宙から見る形の基本構想というものをうち立てていかないと難しいのかなと。また,同時に道路整備,歴史のみちづくりをした時に,例えば旧市内は大型は一切通行止めにしていくとか,そういうことも同時に検討協議をしていかないと,やはりなかなか管理が届かないということになるかと思います。そういう面においてはそういったところも検討していただきたい。また同時に私は前々から思っている案としてこれから,歴史のみちづくりということで道路が整備されるわけです。石岡において少なくとも主要,メイン道路となるところは石岡市の独自の道路名称を付けたらどうだろうか。例えば学園都市なんかへ行くと,西大通り,東大通りというふうにして看板も出ています。ですからこの図面で見ましても駅前通り,八軒通り,幸通りと,3つの名が出ている。市内の方なら全員分かるのですが,そういうものをPRしていく上においても,道路ごとにその名称の名前を付けていくというようなことも同時に図られたらいいのかなというように感じております。ですから,その車両規制の問題とか,そういうところも事業推進の中で図っていただきたい。また,同時に冒頭に申し上げましたように,寿通り整備されます。しかしながら,八軒通りから寿し長の前,あるいは小松金物屋から旧金丸通りというようなところの対応を,あの辺が**のままになってますと,せっかく景観の良い素晴らしい道路を作ってもそこでちょっとダメにしてしまうというようなことがあろうかと思います。もちろん,予算の関係もあろうかと思いますので,その辺もぜひご検討いただきたい。それから第3次石岡市行政改革大綱。これもここに活字として現れていること,現実に活字として表して,それでアレしないと意識が現れないのかなと,当然こういうことなんですよね。ただ,必要だと思いますよ。それで,ただ1点だけ,これ意外のことも言えるかと思いますが,行革懇談会の会員ですが,これだけの行政改革ですから,いろいろな立場での経験者,あるいはそういう立場にいる方,一市民というわけには参らないかと思いますが,やはり今後こういう人選にあたっては,広く。これを見ますといろいろなところにお役をやられている方が名を連ねているというところに私は,10名を12名に増やしても,さほど,そういった方が中心になって議論を進められるということがなきにしもあらずかなと,思います。懇談会とか協議会,こういったメンバー構成については,広い意味合いからご選出をいただいて,ましてや石岡市の行政改革ですから,やっぱり石岡をこよなく愛する人,石岡を真剣に思うような,みなさんそういう方だと思いますが,その辺も今後の課題としてひとつ認識をしておいていただければなと思います。

参事・まちづくり担当) 磯部委員さんから2点ほどございました中で,まず1点目,これまでに道路の連携,大型車の進入,あるいは一方通行の関係かと思います。まず道路整備という中で今回歴史のみちに限らずこれまでに都市計画街路あるいはそれらを支援する幹線道路という中で,この作業部会の中でも今後街の中の都市計画街路の路線,今回商店街のみちとしました355号国道,そして駅前八軒道路がございます。これらの当然整合性を持ちながらの整備ということを踏まえまして,歴史のみちも現在動いているわけですが,これまでに交通上の問題,そしてさらに交通道路構造令,そういう面で実は警察署の方とも協議をいたしております。その中で見ますと,なかなか大型車の進入の問題につきましては,やはり石岡市のいま現在おかれております中につきましては,やはり大型車を排除ということになりますと,それに代わる道路が当然必要になってございます。それから当然一方通行につきましても同じようなことなのですが,やはり一方通行を解除するためには1つには道路の幅員等が変わったとか,あるいは交通量が多くなったとか,当然それらに伴います変化があった方がいいということがあるわけなのですが,今後,大型車の進入あるいは一方通行等につきましても,やはり状況が変わってくる中で,当然地域の同意というものが必要なわけですが,それ以前に道路体系が変わるとか,あるいは道路交通が変わるとか,そういう面でまだよく交通安全の方とも協議しながら検討していきたいと思います。それからもう1点,各路線的な面でなかなか道路の名称が石岡の場合,いろいろな地域名あるいは商店街名とかで来た方には分かりづらいというお話がございましたが,私どももやはりこの件につきましては,なかなか分かりづらいということも地元の方からもあります。私ども,この地域,あるいは地元の市民の考え方,これを踏まえまして,そしてまた商店街の方のご意見をいただいているところなのですが,例えばいろいろな名称としてその地区の名称を残す話とか,あるいは例えば今回事業の中で観音様のところを観音通りにしたらいいんじゃないかという意見も出ておりますが,今後私どもとしましても,今回の資料の中では市道何路線という言い方になっておりますが,今後よく地元とも協議しながら,考え方として今後とも考え方ございますが,そういった中ではそのような部分も視野に入れましていきたいと思います。

前島委員長) 暫時,休憩いたします。

        〜 休 憩 〜

前島委員長) 会議を再開いたします。その他何かございますか。

吉田委員) 石岡駅周辺の基本方針は理解しているのですが,石岡駅周辺の中心というのは西ではなく東の方へ移行してくると思います。空港ができる,市町村合併が進む。その場合に,駅の東口,24メートルの計画道路がまもなく市役所までできる。さらに東ノ辻線まで都市計画道路がなってます。その道路の整備も,5年先10年先を見た場合は,整備していくのか。

参事・まちづくり担当) ただいま駅周辺の,駅東まで含めてというお話ですが,まず石岡駅周辺の一体的整備の中で当然,課題・問題等を掲げております。6項目の事業で先ほどお話しましたけれども,当然,中心市街地活性化,これらを進める上ではただいま委員さんご指摘のように石岡駅東の広場が既に完成しておりますが,まだ駅前東ノ辻線街路との整備がまだできてないということと,もうひとつはバスも出来ておりますがまだ都市計画道路の体系ができていない中では活用できてないという現状でなっております。今後駅前,駅西口,駅東口これらにつきましては,今後市町村合併等,これらを見据えた中では石岡駅としての顔,これを基に近隣市町村でも当然,石岡駅を活用している乗降客の方がおられるわけですから,この石岡駅周辺として今後駅東も含めて中心市街活性化の中では西側の方が対象にはなっておりますけれども,今後当然,都市計画街路の整備を見据えながら促進していかなければならないということで,建設部の方とも調整しまして検討していきたいと思います。

徳増委員) いつも感じるんですけれども,まちづくりの方で,私は駅前西口が石岡の顔だと思って今まではいろいろお話を聞いてきたんですけれども,中心市街地というといつも仲町中心なんですよね。仲町,仲町で,仲町に600万円かけてコンサルタントに頼んだとか,これは商店街ですから。駅前からズーっと上がって,香丸町,守木も全部だと思います。ですから,何か仲町だけが声が大きいのかどうか知りませんけれども,顔作り事業も仲町ということで,こういうように切り張り的にやってたら街づくりで内田さんが一生懸命されても,切り張りでやっていたのでは,効果が上がらないんじゃないかと思います。昨日も市長の方から,市長は頭の中でグランドデザインを考えていらっしゃるようなので,大きく石岡市を考えた中の中心市街地活性化プランに基づいてのこれは方針だと思います。あくまでも中心市街地活性化という名の下に。ですからそれと合併,東口と整合性を持たせなければならないけれども,焦点をぼかしてしまうと,東口ももちろんやりますけれども,東口のところまで活性化の方は焦点が薄れちゃうんじゃないかなという。せっかくもう一度調査し直すわけですよね。平成4年のでやっていくとなると,今までの総合計画に載っていた橋上化,橋上化ということもちょっと考えなければいけない時期にきているのではないか。これはタブーで言ってはいけなかったことかどうか分かりませんけれども,橋上化ももう考えなければいけないと思います。乗降客の今のデータを見ましても,グーンと落ちてるわけですよね。果たして橋上化して効果が上がるかどうか。山本市長の時代にあそこを橋上化して今のステーションパーク等いろいろ考えられていたのでしょうけれども,残念ながら行政が継続しなかったというところで中断されてしまった部分もあると思います。それと景気の動向,こういう景気になってくるとどうしても乗降客も少なくなる,どうしても一方的に見直してやっていかないと,あくまでも橋上駅ということにしがみついていると,街づくりができないのではないかと思います。東口・西口で当然街の顔が違っていいはずなんですね。両方とも同じ顔ではなくて,東口は合併に備えてのインフラ整備,道路関係の整備とか,それが同じようなわけにはいかないと思いますので,その辺のところも,今回いただいたところの石岡駅周辺の一体的整備にかかる基本方針というのは,あくまでも中心市街地活性化,西口と私は理解してますけれどもいかがでしょうか。それだけお聞きしたいと思います。

参事・まちづくり担当) ただいま委員さんからのご質問でございます,中心市街地の活性化の区域でございますが,まず93ヘクタールの,石岡で西口の周辺,仲町が出てきたというのは,仲町がちょうど真ん中になっているというので仲町が出てきたというのがありますけれども,中心市街地活性化法に基づきまして,私どもで平成12年度に造りました中では93ヘクタールの中が網羅されております。その中で先ほどの歴史のみちの21路線を配置して整備を進めていこうということで進めております。それからもう1点,駅西口・駅東の関係でございますけれども,あくまで私どもいま商店街との関係,行政の都市整備ということで両面の整備をしておりますが,あくまで活性化法に基づきました補助関係が,ただいま申し上げました93ヘクタールの中でそれぞれの事業が46項目載せてあります中で事業の位置づけがされております。今後補助に結びつけていく中では中心市街地活性化法の中での動き方でございまして,駅東側につきましては,あくまd一般的な利用の中ですすめるということでございますので,重なってはおりません。今後駅東につきましては,当然私ども中心市街地との関係と強い結びつきがありますので,駅の周辺整備の中では調整をしてくる項目になってくると思います。

前島委員長) その他の件で何かありましたらお願いをいたします。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

前島委員長) ないようですので,以上で総務企画委員会を閉会いたします。


 閉会 午後12時20分




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