平成15年3月12日 都市建設委員会


案 件 (1)付託された議案の審査
議案第15号「平成14年度石岡市一般会計補正予算(第7号)」のうち都市建設委員会所管分
議案第18号「平成14年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第3号)」
議案第20号「平成14年度石岡都市計画事業石岡駅東土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)」
議案第23号「石岡市特別道路対策協議会条例の一部を改正する条例を制定を制定することについて」
議案第41号「石岡市法定外公共物管理条例を制定することについて」
議案第44号「市道の認定について」
議案第45号「市道の認定について」
(2)付託された請願・陳情の審査
請願第21「市道5332号線拡幅整備に関する請願書」
陳情第61「市道1227号線道路整備に関する陳情書」
(3)その他
出席委員 寺内 毅委員長,金子悦郎副委員長,菱沼成房委員,山口 晟委員,前島孝元委員
説明員 建設部長(吉川安延),参事都市整備担当兼6号バイパス推進室長(吉田隆重),土木課長(本田久男),都市計画課長(渡辺勝男),下水道課長(上曽茂昭),区画整理課長(塚本悦男),副参事道路管理担当(羽成善信)
議会事務局 議事係長(武石 誠)


 開会 午前10時00分

寺内委員長)ただ今から,都市建設委員会を開会いたします。これより議事に入ります。本日の議題は,付託された議案の審査として議案第15号「平成14年度石岡市一般会計補正予算(第7号)」のうち都市建設委員会の所管にかかる部分,議案第18号「平成14年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第3号)」,議案第20号「平成14年度石岡都市計画事業石岡駅東土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)」,議案第23号「石岡市特別道路対策協議会条例の一部を改正する条例を制定を制定することについて」,議案第41号「石岡市法定外公共物管理条例を制定することについて」,議案第44号「市道の認定について」,議案第45号「市道の認定について」,次に付託された請願・陳情の審査として請願第21「市道5332号線拡幅整備に関する請願書」,陳情第61「市道1227号線道路整備に関する陳情書」,及び「その他」として閉会中の継続調査の申し出についてであります。付託案件説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました出席者名簿のとおりであります。
 初めに,付託された請願・陳情の審査を行います。請願第21「市道5332号線拡幅整備に関する請願書」を議題といたします。本件については,事務局から受理の経緯等について,説明をいたさせます。

事務局)それでは請願第21につきましてご説明申し上げます。本請願は本年2月14日にご提出いただきまして,同日受理させていただいております。紹介議員といたしまして小池清議員が署名をなさっておられます。提出者といたしまして,石岡市高浜の○○様,琴平町○○○○○様ほか23名の方々のご署名がつけられております。内容でございますけれども,市道5332号線につきましては,急傾斜地の崩壊に関する法律に基づきまして,平成元年告示され,5年から年次計画によって整備が進められているものの,階段が古く,ここ数年の損壊も激しいので,道路の拡幅と合わせて整備をお願いしたいという内容になってございます。それから,お手元に「請願・陳情参考資料」ということで配らせていただいている資料がございますけれども,請願の市道5332号線につきましては,県道石岡紅葉線,いわゆる高浜の真ん中を通っている県道でございますけれども,その接続部を起点といたしまして,金刀比羅神社脇を通りまして,高浜台を東西に走っております市道5337号線へ接続している道路でございます。幅員といたしまして,県道側の平坦部分が約4.5メートルから6メートル,階段及びその上の部分,高浜台の市道に接続する部分が約2メートル,全延長が約115メートルとなっている道路でございます。この市道は,起点と終点の間の傾斜が大変急でございまして,勾配が大きいために階段になってございますので,車両等の通行は不可能でございます。階段の下部でございますけれども,県の急傾斜地崩壊対策事業によりまして周辺部に土留めの措置が施されておりますけれども,それ以外の部分につきましては,請願本文にありますとおり,古い石で階段が積んでございまして,その一段ずつの幅は大変狭い状況になってございます。それから,資料に道路について書かせていただいておりますけれども,道路法における道路の構造の原則というふうなことで,道路はその地形等を勘案して安全な通行の確保ができるようにしなければならないという規定を載せさせていただいております。それから急傾斜地についてでございますけれども,先ほど,請願本文にもございましたとおり,急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律という法律がございますけれども,県知事が市町村長の意見を聞きまして,急傾斜地の危険区域を指定するというふうなことになってございます。この急傾斜地危険区域に指定されますと,行為の制限が,法律の第7条でなされるわけでございますけれども,もしも本請願が採択になりまして,事業に入るということになりますと,この7条によりまして幾つかの行為が制限されておりますので,県知事の許可を要することになるものと考えられる次第でございます。以上です。

寺内委員長)以上で事務局の説明は終わったわけでございますけれども,これについては執行部の方からひとつ,一応の検討はなされておると思いますので,その辺の見解を述べていただきたいと思います。

土木課長)高浜の階段なんですけれども,階段といいますか急傾斜地,高さ的には16メートルから17メートルございます。階段の長さでいいますと約23メートル。私どもも県土浦土木事務所とも打ち合わせしたんですけれども,いま説明がありましたとおり,急傾斜地の地域になっておりまして,平成5年から工事が進められまして,道路工事がされております。そういう箇所についてのこういった工事はどうなんだというようなことで聞いたんですけれども,土木事務所の見解では,すでに改良しているところであり,問題ないというお話は伺っております。私どもといたしましても,あの部分,採択になったとしても執行部で簡単に設計できるものでもございませんので,施工することになりました時には,コンサルタントなりの意見を聞きながら,十分調整しまして,進めていきたいと思います。以上です。

寺内委員長)それでは委員のみなさんから質疑をいただきたいと思います。

前島委員)いまの土木課長のお話ですと,高低差が17メートル,階段含めて延長が115メートルってことは,大体9分の1かな,勾配。20メートルだから5分の1か。かなりの勾配ですね。今のお話ですといろいろ検討するということなんですが,建設部としてどういう目的,市民が望んでいるような,市道改良工事なんですけども,どういうふうな構想にするというような考え方でこれから取り組まれるんでしょうか。

土木課長)特に詳細については考えておりませんけれども,今の勾配も,委員言われたように相当急でございます。あれをそれほど緩くすることはできないと思います。と言いますのは,上に建物は建ってますし,それに合わせるとなると,勾配緩くするとなると,位置的に大分建物より先に階段の上の部分が行ってしまうということなもんですから,若干は緩くできるかもしれませんけれども,基本的にはあれを緩くして,踊り場が一箇所ありましたけれども,それを利用して,あとは幅を広くできるかどうか。いま現在2メートルですから,県と打ち合わせした中で,管理している市がやるんであれば,急傾斜地でありますけれども掘削してもいいということですから,若干広くできるかなというような程度でございます。階段の勾配は,それほど,今と比較して緩くできるということはないと思います。階段を相当手前にもってくるような形であれば,やや緩くできるかなと,そういう程度だと思います。

前島委員)今まだちょっと答弁,納得してないんですけれども,要するにそれが聞きたかったんですけれども,現状のままやるのか。改造していくということは,それなりの,課長の頭の中に入ってるかと思うんですけれども,幅を広くしたり踊り場をとる,足を滑らせたときとかのために,一般の架設なんかでは安全衛生法で歩くところは幅が幾つ,高さが,何メートル以上の高低差があった場合は
途中で踊り場を設けるとか,これは法律で決まってますから。一般の道路についても当然,そういうものを遵守しながら,道路法で決められているんではないかと思うんですけれども。ただ改修する改修するって言っても,われわれは土木課長の頭の中までは分かりませんので,現状のままね,多少,幅を2メートルのところを3メートルにしてこういうふうにしたいんだとか,あるいは今の階段数で,例えば120段あるから途中の60段のところに何メートルの踊り場をつけて,幅を2メートルから4メートルに広くしてこういうふうにしたいとか,そういう案を聞きたかったんですけれども,何も叩き台がなくてはですね,県と相談したり,あるいは委託会社に設計を委託するにしても,仕様書が作れないと思うんですよね。ですからやはり,土木課長あるいは建設部の方で,この市道をどういうふうにすれば市民が望むような,請願にあるような安全な,高低差を見ても安全っていうことはちょっと難しいと思うんですけれども。非常に危険なところですから。それにしても,市民が求めているような条件に沿った改善をするにはどうしたらいいかっていうことは,当然頭の中に入ってると思うんですよ。それをちょっと聞きたかったんですけれども,それは考えてないんですか,今のところ。県と打ち合わせしたり。その辺を是非よく考えてくださいね。

土木課長)急傾斜地には,一箇所,県の方で,急傾斜地の工事に伴って,もっと西側になるんですけれども,これより高いかと思うんですけども,県で施工した道路がございます。そういったものを参考にしながら進めていきたいと思います。ただ,道路法には道路の構造的なものはあまりなくて,道路構造令になるかと思うんですけれども,道路構造令は,こういった小さい道路,と言ってはなんですけれども,そういう道路の細かい規定はございませんので,道路構造令に則ったようなものでできるかと言えば,できないと思います。

前島委員)この道路ですね,私も近くに知り合いがいてちょっと聞いたんですけれども,ここの交通量っていうのはどうなんですか。例えば,上にも市道がありますよね。下は高浜通りというか紅葉線。で,途中に金刀比羅神社があって。どのくらいの交通量,と言ってはおかしいかも知れませんが。車両は走れませんから。当然,近所の方とかが下から上に行く,上から下に行く,あるいは神社にお参りに行くとか。いろいろあるんでしょうけど,どのくらいの頻度,そんなに,地元が要請するような頻度っていうのはあるんですか。現状では。

土木課長)勾配がかなりありますし,上に神社がある程度ですから,その神社の行事があるとき程度の使われ方だと思います。実際にどの程度の通行があるかというのは調査しておりません。

寺内委員長)暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

寺内委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。ほかに質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。請願第21「市道5332号線拡幅整備に関する請願書」を採決いたします。お諮りいたします。本件については,道路法でいう道路構造の原則に照らしても,当該道路については安全な通行の確保が必要であると認められることから「採択すべきもの」といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,陳情第61「市道1227号線道路整備に関する陳情書」を議題といたします。本件については,事務局から受理の経緯等について,説明をいたさせます。

事務局)それでは陳情第61につきましてご説明申し上げます。本陳情は本年2月12日にご提出いただきまして,同日付けで受理をさせていただいております。陳情者代表といたしまして石岡市総社の○○様ほか21名の方々がお名前を連ねておられます。内容でございますけれども,市道1227号線につきましては市道に認定されている道路であるけれども,幅員が1.5メートルから1.8メートルの中で簡易な舗装が施されているだけであると。また,勾配が急であるためにH鋼とコンクリート柵板を利用した階段がつくられているけれども,これが傷みが激しく凸凹しており,通行に支障を来す現状である,ということでございます。また,市道両側につきましても土留めがなされていないため,土砂が崩れ,道路幅員を狭くしている現状であるというようなことから,手すりをつける等の配慮をした上で,高齢者が安全に通行できる道路整備を望むという内容でございます。それから配付させていただいている参考資料でございますけれども,当該市道は県道石岡筑波線を起点といたしまして,総社宮脇からこの陳情道路を経て,旧市民プール付近に至っている道路でございまして,大きく見ると鉤型に曲がっている道路でございます。陳情が求めておりますのは,このうち,総社宮付近から旧市民プール付近へ至る約65メートルの部分の整備でございます。この部分につきましては勾配が急でございまして,約15メートルほどではないかと思うんですけれども,階段になっている現状でございます。階段につきましてはコンクリート柵板を利用しておりまして,永年の使用に耐える構造ではないのではないかというふうに考えられるところでございます。また,階段の両側が空き地になってございますので,降雨時ですね,雨が降った場合などは雨水が当該市道に流出しまして,若干危険な状況になるのではないかと考えられるところでございます。以上です。

寺内委員長)以上で説明は終わったわけですが,執行部の方ですね,この市道についてどのような認識を持っているのか。その辺のことについて若干説明してください。

土木課長)ここも高さ的には7〜8メートルあります。現在は階段状になっておりますけれども,やはりここは,考えるには階段で仕上げた方がいいのではないかと思います。と言いますのは,大分急で,自転車なんかがいた場合に下で危ないような気がするもんですから。ですから,もしやるようなことになったとすれば,階段で考えまして,それで陳情書にもありますように手すりをつけまして,歩行者が安全に使えるような形,そういうことで考えております。

寺内委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

前島委員)今のあれで分かりましたけれども,雨水っていうのはどういう考えなんですか。下の方へ流れてるってここにも書いてありますけど,あそこは下も側溝がないんですよね。だから,階段と手すりについては勾配が急だということで理解できますけれども,もう一歩踏み込んで,雨水とかの水の方の対策はどのように考えているんですか。

土木課長)現状を見まして,水の整備が必要であれば,U字溝なりで。階段ですので結構U字溝っていうのは難しいかもしれませんけど,それに合わせたような。下の部分,ちょっと忘れましてよく憶えてないんですけど,下にもなければ下に付けて,県道の方に排水すると。いずれについても十分考えてまいりたいと思います。

前島委員)この陳情にはありませんけども,当然,そこだけ側溝つくっても駄目ですから。確かあそこは,私も憶えてるんですけど,沢の水が垂れ流しになってて,県道石岡筑波線の方にずっと流れてるんだよね。だからその辺もあわせて考えないと,この陳情の部分だけやるとまた同じようなことになって,さらに今度は雨水がどっと下へ流れますんで,十分に下の方の市道等も併せましてですね,考えていただきたいなと思います。

金子副委員長)これ,総社宮脇から行くわけだよね。そうすると今現在は整備されてないから,例えば間違ってね,整備した場合に,車が入ってきたときにね,階段では。それは三村のね,ふれあいセンター。あれが直進で入っちゃってね,お墓まで落っこったってことがあるわけです。現実にね。そこらの部分どう考えてるのかちょっとお聞きします。

土木課長)そこまで私どもでも考えませんでしたけれども,いま言われたように事故があったというようなことでございますので,階段でやった場合には,看板なり,車止めがつけられるかどうか分かりませんけども,十分配慮してまいりたいと思います。

菱沼委員)いまの道路改良ですけれども,いま副委員長の方からは車というようなお話もありました。私も小学生のときあそこは登校の道でありましたので,いろいろ子供さんが多く通る道ではないかというように理解します。そういった場合に,いま階段でやるというお話ですけれども,副委員長の方は車というお話がありましたけれども,学生ですと自転車等が非常に。便利よくした場合に,面白半分に上から急勾配をビューンと降りて,すると当然下は車道ですから,ぶっつかるというような,そういうような危険性もあります。そういうようなことで,もし改良されるというようなことであれば,自転車等が通行できないと言っては何ですけれども,そういったことにも配慮したような構造にしてもらったらば。あの急勾配でビューッと降りてこられた場合に,下を車が通ってときに衝突してしまうというようなことがあるんではないかというようなことで,改良には十分に気をつけてやっていただきたいと。というのは,前に城南中の前の坂道,原田石油店。あそこから,上から学生が自転車で降りてきて,道路に出たと。そのときにちょうどご婦人が乗ってきた車にストンと乗っかって。本人は若いですから,ポンと乗って転んだぐらいで,2週間程度のことで,負傷ぐらいで済んだらしいですけど,そののち,乗っていたドライバーの方は,もう車に乗れないと。通常の感覚からしますと,当然そういうところからは降りてこないだろうということで,当然,県道ですから,通っています。そういったようなこともありますので,あまりにも便利に,良くなればなるほどそういう危険性はあるんではないかというようなこともありますので,もし改良のときには階段とかそういったような,いわゆる歩行者優先のような形にしていただいたらばよろしいんではないかというように思います。

寺内委員長)ほかに質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。それでですね,この問題につきましては,委員のみなさんからご意見が出ましたんで,今後実行していくと。実施していくということにつきましては,ただいまの論議を十分に参考にされて実施をしていただきたいと思います。それでは,次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。陳情第61「市道1227号線道路整備に関する陳情書」を採決いたします。お諮りいたします。本件については,その願意は妥当と認め,「採択すべきもの」といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 次に,付託された議案の審査として議案第15号「平成14年度石岡市一般会計補正予算(第7号)」のうち都市建設委員会の所管にかかる部分を議題といたします。本案については,執行部から説明を求めます。

都市計画課長)都市計画課の方で,3,277万円を15年度に繰り越しさせていただきました。それでその内容でございますが,幸町正上内線の工事****,1月中旬に工事を発注しまして3月完了を目指しておりましたが,工期の期間においてちょっと困難であるため,4月にずれ込むということで繰り越しさせていただいたわけでございますが,そのほかに,道路の拡幅,市道におきまして,村上六軒線の中に市道が,太い市道が交差しておりますので,それを中心に寄せて,拡幅して,十字路形態の交差点となるように,安全を図りたいということでこれまで協議をしてきました。そういった中で,これも今後発注していくわけでございますが,そういった交差点改良の工事も含めた金額を計上させていただいております。どうぞよろしくお願いいたします。

土木課長)土木課でお願いいたしました補正予算についてご説明申し上げます。補正予算書4ページでございますが,常磐自動車道跨道橋の耐震補強事業5,798万円を繰り越しております。これにつきましては,市内の常磐道に8橋の橋が架かっておりますけれども,そのうち3橋について耐震補強工事を行うことで,現在設計をしております。繰り越すことになりました要因ですけれども,常磐道に架かる****の中で,当初は橋りょうの中間の橋脚を重点的に補強することで考えておりました。協議していく中で,中間の橋脚の継ぎ目に光ファイバーケーブルが埋設されておりまして,橋脚の基礎の補強に支障になるということが分かりまして,光ファイバーの移動をしないで補強することになりました。そのような補強方法の検討,また決定するまでに時間がかかってしまったということで,今回繰り越しさせていただきます。7,000万円の事業費ですけれども,設計委託料1,123万5,000円と,事務費の78万5,000円の合計1,202万円が年度内に完了いたしまして,差し引きの5,798万円を繰り越しさせていただきます。それから同じく補正予算書の32ページ,33ページでございますけれども,土木使用料の道路占用使用料。これが579万8,000円増額になっております。これにつきましては,当初予算ではもう東京電力,NTTの電柱や地下埋設ケーブル,または市内企業で排水管の埋設しておりまして,そういった占用料の中で1,070万円を計上しております。そのほかに市内の道路にですね,都市ガスはじめまして,ガス会社が管理するガス管が約3万3,000メートルほど埋設されております。平成12年度の占用使用料の条例を改正しまして,東電,NTTの地下埋設ケーブルなどの占用の徴収いたしました。これに伴いまして,ガス会社とも占用使用料の協議をいたしました結果,支払いに同意を得られましたので,今年度から徴収したものでございます。ガス会社からの支払いは559万2,335円でございます。そのほかに有線放送のケーブルの占用料が20万8,000円ほどございました。それから同じく補正予算書の38ページから39ページ。これは土木債の減額でございます。土木債のうち,臨時地方道整備事業債と排水路整備事業債を減額しております。臨時地方道の整備事業債の方ですけれども,当初,臨時地方道整備事業で計画しておりました東大橋地区の市道4175号線。これを幅員5メートルで計画し,説明会も行ったわけですけれども,用地幅杭を入れまして事業を進めた中で,用地の協力が得られませんで,5メートルの幅員で工事できない場所が出てまいりました。5メートルでできる部分が100メートル以下になってしまって,100メートル以下の場合は起債が受けられないということになっておりますので,臨時地方道整備事業債2,630万円を減額いたします。それから排水路整備事業の140万円の減額ですけれども,当初1,280万円の事業費で起債額を計算しておりました。杉の井地内の排水路整備工事,これに180万円ほどの差金が出まして,***中に工事をやれば起債の充当率が80パーセントでございますので,140万円を減額するものでございます。それから補正予算書の48ページから49ページです。土木課の方の委託料300万円の減額ですけれども,300万円のうち道路台帳の補正委託が290万円,法定外公共物の調査が10万円でございます。道路台帳の補正の290万円ですけれども,道路台帳の場合には前年度実施しました工事箇所の調査測量その他はじめまして,道路面積などを数量の変化した内容について,現在ある台帳と,道路台帳を書き換えしております。主な作業は測量,**多くなっておりますけど,今年度の当初予算****と,実際の工事委託を実施していく段階になりまして,今年度の事業の測量の労務費が最大で9パーセント,主任技師,技師,技師補,助手,そういった測量技師がおりますけれども,最大で9パーセントの労務費が安くなっております。そのためにこの差金が202万円ほど出ました。また,費用の高い委託分,これは新設路線,そういったものなんですけれども,その路線延長が短くなったというようなことで,290万円減額いたします。それから法定外公共物の10万円につきましては請負差金でございます。

寺内委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第15号「平成14年度石岡市一般会計補正予算(第7号)」のうち都市建設委員会の所管にかかる部分を採決いたします。お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」とすることにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,議案第18号「平成14年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第3号)」を議題といたします。本案については,執行部から説明を求めます。

下水道課長)下水道課の方からは,議案第18号「平成14年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第3号)」について説明させていただきます。現在の歳入歳出予算,21億5,756万3,000円に対して,歳入歳出それぞれ1,390万円を追加し,歳入歳出それぞれ21億7,146万3,000円とする補正をお願いします。詳細につきましては補正予算書の78ページになるわけなんですが,歳入歳出について説明させていただきます。款1の分担金及び負担金についてなんですが,補正額として1,238万3,000円の増でお願いしております。合計として5,826万9,000円。これの増の要因としましては,受益者負担金については,農地については宅地になるまで猶予というようなことで徴収を猶予している部分がありまして,それらについて猶予の取消,あとにつきましては,区域外流入といいまして,予定区域のほかから下水道を利用したいという場合につきましては区域外流入ということで当たっております。それらにつきましては,これに該当するものとして今年度は県営住宅というようなことでありまして,このようになっております。款3の国庫支出金,補正額4,000万円の増なんですが,これにつきましては国の景気対策により4,000万円の第2次補正が行われております。それで4,000万円の国庫補助金がつくということで予定しております。補助金については4,000万円なんですが,事業費ベースですと2倍の8,000万円ということで予定しております。これに該当する工事につきましては歳出の方でご説明いたしたいと思います。款4,県支出金140万円の減ということでお願いしております。これにつきましては,県の方の補助金でございまして,石岡市における起債事業に対する県からの補助ということで,石岡市で行う起債事業に5パーセントを掛け,また,その3分の2が県の方よりこれまで補助になってるわけなんですが,事業費の減ということの中で,こちらについても減になっております。款5の繰入金なんですが,3,612万9,000円の減ということで補正をお願いしております。こちらにつきましても,一部,歳出において事業費を減しておりますので,それによって減額になっております。款6の繰越金ですが,532万3,000円の増となっております。こちらにつきましては,平成13年度よりの繰越金ということになっております。款7の諸収入ということで,1,197万7,000円をお願いしております。こちらにつきましては,項目としましては消費税の還付金と県の事業であります石岡停車場線,国道355号線の共同事業に伴う方から負担金として出ております。消費税の還付金としてましては,当初予定したより378万9,000円が増になっているわけなんですが,下水道の移設補償負担金につきましては,県の方との補償の関係で当初見込んだ額より1,576万6,000円が減額になっているので,減額でお願いしております。款8の市債なんですが,こちらについては570万円の増ということでお願いしております。こちらにつきましては,国庫補助事業費の増額及び起債単独事業の減額をしたので,起債額を計算すると600万円の公共下水道債が600万円の増額になるわけなんですが,一部,流域下水道事業負担金が減額になって,30万円の減額になっておりますので,570万円の増ということでお願いします。続きまして歳出で,個別明細82ページ,83ページなんですが,下水道の維持費でございます。こちらにつきましては流域下水道への維持管理負担金でございます。これにつきましては,2,368万8,000円につきまして減額をお願いしております。こちらにつきましては当初予定した流量が前年並みということで算出したわけなんですが,前年割れとなるというようなことで,負担金につきまして2,368万8,000円の減額をお願いしております。次に款1,下水道費の公共下水道整備事業費でございますが,3,890万円の補正増をお願いしております。こちらにつきましては,増額ということの部分では,先ほど歳入の方で説明をしましたが,国の景気浮揚対策により8,000万円の増額をしております。減額の部分としましては,事業費の中で,2,400万円の減をしております。こちらにつきましては,県の電線共同溝事業の中で予定した部分で,延長が短くなり800万円の減となっております。また,上水道移設補償費が,当初の移設部分において,現場等を確認しながら行ったところ,1,600万円の減になっております。また,単独雨水工事におきましては,1,710万円の減ということで,これにつきましては調整池の実施設計委託料でございまして,今年度用地買収を完了し次第,実施設計委託に当たる計画でおりましたが,用地の処分に不測の期間を要したために,こちらにつきまして1,710万円を減額しております。こちらにつきましては今回の,平成15年度の予算の方に計上してお願いしているところでございます。目2,流域下水道事業費の中で131万2,000円の減ということでお願いしております。こちらにつきましては,流域下水道事業の中で国費及び単独事業費が減額になっておりまして,負担金が減額になっております。以上でございます。それで,これにつきまして補正予算書の12ページの中で,先ほどご説明しました国費の部分でございますが,8,000万円の繰越明許をお願いしております。また,これらの補正予算に伴いまして,地方債の借り入れについて補正を行っているところでございます。よろしくお願いします。

寺内委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第18号「平成14年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第3号)」を採決いたします。お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」とすることにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,議案第20号「平成14年度石岡都市計画事業石岡駅東土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)」を議題といたします。本案については,執行部から説明を求めます。

区画整理課長)それでは区画整理課からは議案第20号「平成14年度石岡都市計画事業石岡駅東土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)」についてご説明申し上げます。歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ7,430万円を減額し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億262万4,000円としたものです。内容的にご説明いたましすが,補正予算書の98ページと99ページに記載されているところでございます。歳入については,一般会計繰入金が8,225万6,000円を減額するものです。これは,歳出において7,430万円の減額補正が生じたので,歳入について繰越金を含めて財源調整を行うため,一般会計からの繰入金を減額補正するものでございます。それから繰越金795万6,000円の増額ですが,これは繰越金につきましては平成14年5月の決算期には確定されていましたが,その全額分を今回計上するものでございます。それから歳出関係でございます。補正予算書の100ページと101ページに記載してある部分でございます。まず最初に委託料640万円の減額につきましては,駅前東ノ辻線の道路改良工事において,地権者の同意が得られず,実施設計委託が執行できず,また基準点設置業務においても,道路改良工事が地権者の同意が得られず執行できないため,今回,その分を減額するものでございます。内訳的には,基準点設置委託料が300万円の減額,実施設計委託料が340万円の減額でございます。次に工事請負費6,500万円の減額につきましては,駅前東ノ辻線の道路改良工事を予定していたところ,道路中央部分の地権者との交渉が進展せず,***が困難になったため,そのため事業が執行できないので,その分を今回減額するものでございます。内訳的には道路築造工事等で6,500万円の減額でございます。それから続きまして負担金補助及び交付金,60万円の減額につきましては,給水工事負担金として湖北水道企業団へ交付するものでございまして,地権者の同意が得られず,****の水路を掘った敷設工事の一部が執行できないために,その分を減額するものです。内訳的には,給水工事負担金60万円の減額です。次に補償補填及び賠償金230万円の駅前東ノ辻線の道路改良工事を予定していたところ,先ほどもご説明したとおり道路中央部分の地権者の同意が得られず,工事ができず,それに伴いまして電柱の移設等ができなかったため,その分を減額するものでございます。内訳的には工作物補償230万円でございます。以上でございます。

寺内委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第20号「平成14年度石岡都市計画事業石岡駅東土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)」を採決いたします。
お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」とすることにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,議案第23号「石岡市特別道路対策協議会条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

寺内委員長)これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第23号「石岡市特別道路対策協議会条例の一部を改正する条例を制定を制定することについて」を採決いたします。お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」とすることにご異議ございませんか。
 ご異議なしと認め,さよう決しました。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)次に,議案第41号「石岡市法定外公共物管理条例を制定することについて」を議題といたします。本案については,執行部から説明を求めます。

副参事道路管理担当)それでは私の方で議案第41号「石岡市法定外公共物管理条例を制定することについて」ご説明いたします。地方分権の推進を図るための関係法律の整備により,道路法を適用しない道路,河川法を適用しない水路,いわゆる里路,水路の法定外公共物が市に譲渡されることになっております。市では,13年度より調査を行っており,13年度に調査した部分,国道6号の西側から有料道路と国道355号の区域について調査を行っておりますが,これが15年3月31日付けで石岡市に譲渡される予定になっております。そういった部分の管理について,管理条例の制定をお願いしておるところでございます。内容としましては,管理は石岡市になるわけなんですが,管理者でない者が工事をするとき,あるいはその部分を使用するとかという部分についても規定を載せております。以上でございます。

寺内委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はござい
ませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第41号「石岡市法定外公共物管理条例を制定することについて」を採決いたします。お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」とすることにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,議案第44号「市道の認定について」を議題といたします。本案については執行部から説明を求めます。

副参事道路管理担当)議案第44号「市道の認定について」であります。この道路は都市計画法の開発行為により築造された道路であります。開発行為は,完了が平成15年9月17日となっております。起点としては杉並四丁目12982−1から,終点が12982−7まで。延長で59.7メートル,幅員で6メートルでございます。両側に側溝があり,アスファルト舗装になってございます。また,入り口に角切りがございます。また終点に回転広場がございます。認定番号としては石岡市道3356号線と予定しております。以上でございます。

寺内委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第44号「市道の認定について」を採決いたします。お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」とすることにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,議案第45号「市道の認定について」を議題といたします。本案については執行部から説明を求めます。

副参事道路管理担当)議案第45号「市道の認定について」ご説明申し上げます。この道路は昭和45年,大分古い築造なんですが,建築基準法の位置指定の規定により築造されております。その道路を石岡市道として受け入れるものです。起点としては東石岡三丁目3810−34から終点が3810−28。延長で55.9メートル,幅員が4.2メートルから4.4メートルございます。現状は砕石敷きでございます。それから,奥の方の私道側と,市道側,市道5374号線側になるわけなんですけれども,角切りがございます。認定番号としては石岡市道5633号を予定しております。以上でございます。

寺内委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第45号「市道の認定について」を採決いたします。お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」とすることにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。以上で当委員会に付託されました案件の審査はすべて終了したわけでありますが,これらに係る委員長報告の取扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に「その他」として,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。当委員会において閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す事件・理由を付し,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

寺内委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,委員から何か発言はございませんか。

菱沼委員)昨日予算委員会でもう可決したことですから別に問題ではないんですけれども,参考までに聞きたいと。これは3月10日の予算委員会都市建設委員会所管の審査のときに,寺内委員長の方から「所管事項であるけども」ということで,若干お伺いしたことについて,私もちょっと思い違いで,今日の委員会にそういう部分が付託されるのかなあというようなことで,そのときは質問しなかったわけですけど,参考までにちょっとお聞かせをいただきたいと思います。と言いますのは,今回,そのとき委員長も触れられましたように,「歴史の道」というようなことで,金丸通りが今回施工されるということで,15年度予算で設計とかそういうものに950万円,そういうような部分で計上されております。それで,石岡市は「歴史の里」というようなことでありますが,歴史的な目新しいものが,建物とかそういうものが欠けているような気がします。「歴史の道」ということでありますので,当然,そういう結びつくような,「歴史の道」に相応しいようなものを設計されるんでしょうけども,今までもいろいろなそういった設計とか何かっていうのは丸投げというか,そういうことで,できてみたら「これが『歴史』なのか」というようなことがあります。そういったことで,私たちも個人研修というか,そういうもので,彦根市キャッスルロードとか,米原,それから今年は愛媛県内子町とか,いろいろなところ,それが石岡の歴史のそういった部分を残すことで,これはどういうふうなしたらよろしいのかというようなことで,いろいろ見てきた中には,やはり古くなって見向きされないというところを,何とかして見て貰うというような,非常に苦慮のあとが見られます。そういう部分においては,逆に言うと石岡市の場合には,「歴史の里」と指定はされていても,本当にそういったもの,来てもらうようなものがあるのかなと考えたときに,非常に厳しい面があるのかなと感じます。そういうことで,あそこを指定して,コーキの裏の道を「歴史の道」という指定をして改良するんでしょうけども,われわれが要望するのは,それに付随した何か,来てもらったら「ああなるほど,これは『歴史の道』なんだなあ」という,そう感じられるものを執行部の方々が思い描いて,設計なり頼むときは,そういったものについての,肝心なものをして,石岡市としての顔を造り上げるというのが大事なんではないかと。そういうふうに各市を見てきたときに非常に感じられましたので,あそこが「歴史の道」という指定をし,これから造られるのでありますけど,私の希望として,古い建物もない何もないから,どれが歴史になるのかなあと言ったときに,非常にやはり,こっちの姿勢といったものが,いろいろ「こういうもの」「こういうもの」と言ってつくってもらったらばよろしいんではないかというようなことで,ちょっと何か考えがあれば。予算はもう可決してしまったわけですら,別にそれを云々ということはありませんから,何かあれば。10日に委員長もわれわれの所管でありましたんで,少し遠慮しがちに質問してた感じにとれましたんで。私も所管なのであれかなあ,って思ったんですけれども,あればご答弁いただければと思います。

寺内委員長)暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

寺内委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。

土木課長)資料持ってきませんでした。申し訳ないです。「歴史の道」は中心市街地活性化プランの中の一つの事業として位置づけられております。企画が主になってこれまで進めてきた部分がございます。「歴史の道」のワーキングチームには担当副参事,説明会には職員なんかも出席をしておりますけれども,それで「歴史の道」は中心市街地の中でもコーキの裏通りだけじゃなくて,相当数の路線が指定されております。それで活性化プランの説明の中では北向観音様と府中酒造,それと総社宮と国衙跡地,それと国分寺とイベント広場周辺,それを幾つもある「歴史の道」を整備してつなぐ。それで,人を集め,にぎわいを取り戻す。そういうにぎわいロード整備と申しますかにぎわい道路整備と言いますか,そういうことで策定されているようでございます。土木課の方では菱沼委員からありましたコーキの裏通り230メートルを15年度予算要求しておりますけれども,ある程度の形は企画の段階でできてます。ですから,詳細設計はあくまで土木課の方で担当するわけですけれども,進めていく中では,当然,企画の方にも入ってもらって,国庫補助事業ですから,きちんとして対応してまいりたいと思っております。以上です。

建設部長)委員さんがおっしゃるとおりで,何が歴史の道かということが非常に難しいかと思います。道路でございますんで,人が実際に生活する中での道路を整備していくということになりますと,自ずと制限もされますし,どういう形で,石岡市に合った「歴史の道」と言えるのかというようなことが非常に大事なことに,今後整備に当たっては大事なことになってくると思いますので,これにつきましては企画の中心市街地の担当参事の方ともよく連絡を密にしてですね,各層の意見を聴きながら,整備に当たってまいりたいと思っております。単なる石貼りとかですね,石の乱貼りとか,そういう,かたち的にはどうか等も含めて,各種の資料を検討する前に,石岡市の国分寺,国分尼寺,国衙跡などの遺跡等を表現する方法があるのかないのか,それ等を含めて,各層の意見を聴きながら検討していく必要があろうかと思います。ただ,現在の生活に使われている道路ですので,私どもの方の建設部の方も,ご承知とは思いますが,泉橋から先の路線,常北線でございますが,その最後の区間につきましても「歴史の道」という定義づけで県の方へ整備をお願いしている関係もございますので,早急に中心市街地の担当参事と検討を重ねて,委員会のご意見等も聴きながら整備に当たってまいりたいというふうに考えております。

菱沼委員)分かりました。一番あれなのは,われわれの市民性っていうか,だと思うんですけれども,いわゆる旧市街地が低迷し,なんとかそれを復活したい,こういうような意気込みは,彦根市のキャッスルロードにしても,やはり市民のみなさんが本当に「こうやりたいんだ」というような熱が行政を動かしていると,こういうような成功例になっているような気がします。そういう意味では,どっちかというと,私も含めて,石岡市の市民感情としては,のらないと言うのか,そういったものに前向きにならないっていうのは,市民性というか県民性というのか,非常に残念なことだと思うんですけれども,もう本当に落ち込んでどうしょうもないと。これが当市の旧市街地の問題だと思いますので,若い人たちのいろいろな力をお借りすると思いますけれども,全市的にこういった事業については成功させてほしいなあと。そしてやはり,みなさんがいわゆる,昔国府があった,この誇れる石岡市というものをつくってほしいなと思います。あとは答弁は結構です。

寺内委員長)菱沼委員から大変貴重なご提言がございましたんで,当委員会をはじめといたしまして,この問題については更に積極的にですね,所期の目的と申しますか,中心街の活性化,あるいは「歴史の里」に相応しい道路建設,そういったものができることをね,心から期待するものであります。そういうことで,ただいまの菱沼委員のご意見を,単なるご意見ということではなく,そういう本旨に則った道路,「歴史の道」をつくるように努力をしていただきたいということを要望いたしまして,本委員会の閉会に当たりましてね,一言申し添えておきたいと思います。なお,委員のみなさんにおきましては,次を目指す方もおるわけでございますが,またこの場で再会をいたしまして,そして石岡市の発展のためにご尽力がいただけるような,そういう努力をしていただきたいということをもうし添えまして,本日の都市建設委員会を閉会いたしたいと思います。


 閉会 午前11時40分



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