平成15年6月20日 教育福祉委員会


案 件 (1)議案第59号「平成15年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」
(2)議案第64号「石岡市勤労青少年ホームの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」
(3)議案第68号「工事請負契約の締結について(三村小学校校舎増築工事)」
(4)その他
出席委員 亀井比志子委員長,藁科登副委員長,久保田健一郎委員,小松美代子委員,國司進委員,川村良一委員
市執行部 福祉部
 福祉部長(高木直之),副部長(土師照夫),児童福祉課長(小林千恵子),保健福祉課長(稲田明浩)
教育委員会
 教育長職務代理者教育次長(草間暁),教育総務課長(上田実),学校教育課長(藤枝一成),生涯学習課長(佐子川祐治),学校給食センター所長(山口俊夫),生涯学習課青少年担当副課長(皆川信子),生涯学習課副課長(立川芳男)
事務局 次長(小沼茂夫),主任(中山善正)


 開会 午前10時00分

亀井委員長) ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。本日の審査につきましては,お手元にご配付しております協議案件書の順に沿って進めていきますので,よろしくお願いいたします。これより,福祉部所管となります議案の審査を行います。付託案件説明のため出席した者は,お手元にご配付しております出席者名簿のとおりであります。
初めに,議案第59号・平成15年度石岡市一般会計補正予算(第2号)の福祉部所管に係る部分についてを議題といたします。最初に執行部より補正予算書に基づき,所管部分の補正内容につきまして説明を求めます。

保健福祉課長) それでは,私の方から補正予算の計上についてご説明申し上げます。補正予算書16ページおよび17ページに記載されております保健衛生総務費の役務費の手数料1万5,000円,自動車保険料の2万5,000円,自動車任意保険料1万6,000円,備品購入費の自動車114万5,000円,公課費の自動車重量税2万9,000円,合計123万円になりますが,関連がありますので,合わせてご説明申し上げます。これにつきましては,現在保健センターで使用している自動車が,平成2年度購入の車でありまして,今年で13年目を迎えます。そういうようなことから,買い替えをするために補正予算を計上させていただいたわけでございます。内訳でございますが,廃車手数料として2万5,000円,自賠責保険料が3万9,560円,自動車任意保険料が3万3,000円,自動車が114万5,000円,自動車重量税が3万7,800円,合計128万60円となりますので,補正前の予算額5万1,000円を差し引いた123万円を補正予算として計上したものでございます。なお,これに関連いたしましてその前の15ページに歳入が出ております。衛生費国庫補助金の保健衛生費補助金41万円を計上いたしました。これにつきましては,保健衛生施設等設備整備費補助金として保健指導車の購入費が国庫補助の対象とされておりました。国庫補助対象額123万円の3分の1の額,41万円を計上したものでございます。これにつきましては,平成15年5月6日付で茨城県保健福祉部長より内示をいただいております。以上でございます。

亀井委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) ないようですので,討論を終結いたします。これより採決に入ります。お諮りいたします。本案の福祉部所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) ご異議なしと認めます。よって本案の福祉部所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に,その他の件につきまして執行部より発言を求められておりますので,これを許します。

保健福祉課長) 私の方から2点ほどご報告させていただきます。第1点目が,SARSの対策でございます。これにつきましては,一般質問の際福祉部長より答弁をしたところでございますが,現在日本国内においては,発生ということは報告されておりません。過日,台湾の医師が国内を観光で来てちょっと騒ぎが起きましたが,現在海外に行く人たちが多い今日,国内でいつ患者が発生してもおかしくない状況におかれております。石岡市では市のホームページ及び市報において市民の方へ情報提供しているところです。SARSの疑いがあるという方から,平日における相談連絡体制でございますが,福祉部保健福祉課,保健センターですが,勤務時間内においては保健センターの職員が相談連絡を受けることになっております。また休日夜間については,市役所の宿日直担当者において連絡を受け,保健センター所長または感染症担当の係長の自宅に連絡をすることになっております。連絡を受けた職員は,市民からのSARS疑いの連絡を受けたとき,緊急性があると判断できるときは,直ちに土浦保健所に連絡するとともに福祉部長または福祉部副部長に連絡をするようにしております。それから庁内の体制整備でございますが,これは過日福祉部長から答弁したように,レベル1からレベル3までの段階を設けて対応を図るということにしております。レベル1というのは現在の状況で,SARSが海外で発生しているという状況でございます。保健センターを中心とした体制で情報の収集,市民への情報の提供等を行ってきております。レベル2は,国内または県内で患者が発生した場合を想定しておりまして,福祉部長を議長とする石岡市SARS対策連絡会議を設置して,情報の収集,対応策の検討,市民への情報提供等を行うこととしております。レベル3では,市内でSARS患者が発生した場合を想定しております。全庁的な対応を図るとともに感染拡大防止のため,茨城県保健福祉部及び土浦保健所の連携を強めるなど体制の強化を図ることにしております。また職員の感染防止対策に必要な機材でありますが,ウィルスを防ぐためのN95マスクあるいは,防護服,ゴーグル,消毒液等を確保しております。1番最初に問題になるのが,119番で通報があった場合,消防署の救急車のことなんですね。過日消防署と連絡を取り合いまして,一番危険性のある消防署にとりあえず保管をいておいていただいて,それで保健所あるいは県の方から,市内で患者が発生した場合,その消毒体制ですね。それを市の仕事として指示があると,そういうふうに聞いておりますので,その際消防署に連絡をして,それを保健センターの職員たちが利用する,そういう体制にしております。これが第1点目です。
第2点目は,受動喫煙の防止対策ということなんですが,これにつきましては,健康増進法が平成15年5月1日に施行され,同法第25条によって,学校,体育館,病院,劇場,観覧場,集会場,展示場,百貨店,事務所,官公庁施設,飲食店,その他多数の者が利用する施設を管理するものは,これらを利用するものについて受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるよう努めなければならないことと定められました。受動喫煙というものは,室内またはこれに順ずる環境において,他人のたばこの煙を吸わされることをいいます。この方の施行に関連して,茨城県医師会が平成15年4月18日に開催した理事会において,茨城県医師会禁煙推進宣言を決議し,県内各市町村長宛てに,4月24日で通知文を添えて送付され,本市においては4月28日付で受付をしております。これらのことにより,本市における具体的な防止策等を検討する石岡市受動喫煙防止対策検討委員会設置要項が平成15年6月2日付で交付施行され,第1回目の委員会開催を7月1日に予定をしております。今後全庁的な検討進めることとしております。以上でございます。

児童福祉課長) 私の方からは,児童福祉課の方で今年度北小学校学童保育施設建設について国県の内示がありましたので,建設の予定を報告させていただきます。資料にございますとおり施行計画といたしましては,軽量鉄骨造平家建98.96u,予算総額としては,1,255万3,000円でございます。国県に昨年要望したんですが,国が2分の1,県が4分の1,あとは市が4分の1持ち出しということでやることになってございましたが,今年度国の方から指示がございまして,国が3分の2,県が3分の1ということで,補助対象部分につきましては,全額補助ということで実施できるようになりました。契約日は7月10日,着工が7月22日,完成が8月25日,開所が9月1日ということで予定してございます。予算内訳といたしましては,設計工事監理委託料が79万2,000円,学童保育施設建設工事が1,040万8,000円,施設用備品が135万3,000円。現在の状況といたしまして,施設整備費補助金の内示が965万9,000円,設備整備費補助金の内示が141万1,000円でございまして,予算総額が内示金額のほかに148万3,000円が市の持ち出しということになってございます。備品につきましては,指導用いす,机,児童用の机,ロッカー,テレビ,ビデオ,冷蔵庫,ヒーターなどを予定してございます。実際に北小学校につきましては,父兄の方の要望がございまして,14年度の夏休み,冬休み,春休みということで3回の長期に実施してございます。今年度につきましては,現在の教室をお借り致しまして,夏休みをやりまして,そのまま継続して9月からは,学童専用施設を建ててそちらのほうに継続して実施していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

亀井委員長) ただ今の説明につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

國司委員) ただ今の北小学校の学童保育の施設建設についてでございますけども,建物の方式が軽量鉄骨ということで,プレハブ程度かと思いますけれども,98.96uといいますと坪に直しますと33坪くらいですか。これは施設本体の方の建設工事費が1,040万8,000円ですが,これを坪単価にしますと約30万円位かと思いますが,プレハブで坪30万円ぐらいかかるんですか。

児童福祉課長) この予定価格なんですが,これにつきましては玉里村でやった建物を見せていただきまして,それと同程度ということで予算化いたしました。

國司委員) 玉里村ですか・・・,それはまあいいです。それから,施設用備品のヒーターとか先程話に出ましたけれども,これは9月から実施されるわけですよね。夏・冬あると思うんですけれども,空調設備とかそういった点は考えておられますか。

児童福祉課長) 施設整備費の方で国県の補助の中で,冷暖房設備が入ってございます。

國司委員) 工事請負契約業者というのはもう決定したんですか。

児童福祉課長) 今から入札ということで,決定していく予定でございます。

亀井委員長)
 他に質問はございませんか。

川村委員) 先程稲田さんが言ってたことで,これは教育の方に入るのかもしれませんが,受動喫煙で学校の職員室が結構喫煙所になってるじゃないですか。そこへ子ども立ちが入ると,受動喫煙になってしまうのではなかろうかなと思ってるんですけど,その辺はどうお考えですか。

保健福祉課長) 学校ということでおたずねでございますが,私聞いたところによりますと平成17年度4月1日から,学校の敷地内においては全面的な禁煙というような対応を茨城県教育委員会でとるというような,そういうような状況にあるようでございます。

川村委員) それは全県下でですか。

保健福祉課長) 全県下ですね。

川村委員) それまではやらなくてもいいということではないと思うんですが,どうお考えですか。

保健福祉課長) 先程,石岡市における全庁的な受動喫煙防止対策検討委員会を設置をいたします。この中には当然教育関係の各課の課長さんも出席を要請しておりますので,教育総務課長,学校教育課長,生涯学習課長,スポーツ振興課長,図書館長とそれぞれの関連する施設を持っている課長さんたちですのでその中で石岡市をどうするのか,検討させていただきたいと思います。

川村委員) 私は,先生方に吸わないでくださいということではなくて,きちんとした形での吸い方というか,例えば,吸うのには吸う方のマナーもあると思いますので,先生方に誰かさんがこういうふうに言ってて,まだ17年度じゃないのに学校敷地内では吸っちゃいけないんだよとか,前倒しじゃなく石岡市では独自にきちんとした形で,室外に排出できるような装置の近くですっていただくとかすればいいかなと。その辺の配慮をしていただければありがたいと思います。

亀井委員長) 他にございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)


亀井委員長) ないようですので,以上でこの件については終結いたします。その他,福祉部関係で何かございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) ないようですので,以上で福祉部所管の審査を終結いたします。執行部の方々は,ご退席願います。
暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。これより,教育委員会所管となります議案の審査を行います。付託案件説明のため出席した者は,お手元にご配付しております出席者名簿のとおりであります。
初めに,議案第59号・平成15年度石岡市一般会計補正予算(第2号)の教育委員会所管に係る部分についてを議題といたします。最初に執行部より補正予算書に基づき,所管部分の補正内容につきまして説明を求めます。

学校教育課長) それでは学校教育課の方から,2件ほど補正予算についてご説明を申し上げたいと思います。いずれも県からの委託事業でございます。まず1件目は,スクールライフサポーターの活用調査研究事業ということですが,これは本年度県の方で不登校解消モデル校調査研究事業がスタートしまして,県内の中学校5校,小学校10校が調査研究を委託されました。石岡市におきましては,石岡中学校と東小学校がこれに該当いたします。スクールライフサポーターにつきましては,その委託対象校に不登校児童生徒の解消に向けた取り組みを一層充実させるということで,学校に各1名ずつ配属させるということでございます。具体的な仕事内容につきましては,不登校児童生徒を対象とした家庭訪問,あるいは登校してきた子どもたちの不安あるいは悩み,そういったものに対してカウンセリングにあたるというようなことで,学校生活の支援にあたるといったようなことが主な仕事内容でございます。石岡市としましては,現在茨城大学の大学院で教育心理の方を専攻しております学生2名の配置を予定しております。なお,勤務形態としましては,週3日,1日当り4時間を基本として,1時間当り1,000円の報酬を委託費から支払うということになっておりまして一人当り42万円,合計84万円が措置されております。石岡市では,今年度5月現在でございますが,30日以上のいわゆる不登校児童生徒,これが小学校で4名0.1%,中学校においては9名0.7%という実態を示しておりまして,これが昨年度の同時期よりは小中学校とも減少傾向にございます。それ以外の例えば適応指導教室というものも設置されておりますが,その通級生は,小学校の児童1名,中学生が9名,計10名が通級しております。新たに設置されました学校適応指導員,これが家庭訪問等にあたっているという活動状況がございますが,これに対する支援対象者が20名ということになっております。このような形で数値は上がってきてはいるわけでございますが,数字に上がってこない児童生徒,これもたくさんいると考えられますので,不安や悩みを抱えている子どもたちにスクールカウンセラーあるいは心の教室相談員等も踏まえまして学校や関係機関との連携を一層強化して指導支援の充実を図ってまいりたいというふうに考えております。
2件目につきましては,学びの基礎を培う学校教育支援研究推進事業ということでございます。ご承知のように新学習指導要領がスタートしまして2年を迎えたわけでございますが,各学校では様々な教育課題を抱えておるというのが実態でございます。そのような実態を踏まえまして,県の方では主な課題について実践的な研究を行ってその成果を県全体の学校に発信していこう,そういう趣旨でこの推進研究事業が設けられました。県全体では,小学校が22校,中学校13校が対象になってございまして,石岡市におきましては南小学校が該当してございます。研究テーマとしまして,情報活用能力を育成するための指導の在り方ということで研究に取り組むということになっております。委託費の12万円につきましては,消耗品あるいは印刷製本費ということで支出予定でございます。現在石岡市には,文部科学省の方から次世代ITを生かした未来型教育研究開発が委嘱されているわけでございますけれども,本年度3年間の委嘱を終了して完結の年を迎えるわけでございますが,この実践とあいまらせまして,取り組みの推進を図ってまいりたいというふうに考えてございます。本年度11月19日には,その研究内容の経過につきまして,石岡市在外の教職員を対象にしまして研究発表会を計画しているものでございます。以上でございます。

教育次長) 私の方からは,給食センター改築事業基本構想委託料ということでございます。学校給食センターにつきましては,第一調理棟が昭和47年5月,第2調理棟が昭和53年4月に稼動を開始しておりまして,各31年,26年を経過して老朽化が目立ってきております。そのため教育委員会により,学校給食センター運営審議会に学校給食センターの改修整備について,その方式及び内容等について諮問をしておりましたけれども,平成15年3月17日に教育委員会に審議会より,整備に要する期間,建設費用,施設運営経費,維持管理経費,安全管理の面からも給食センター方式採用での改修に優位性があり,現実性があるとの答申がなされました。それを受けまして教育委員会におきましても,慎重に審議をしました結果,石岡市においては従前どおり給食センター方式を採用して,現施設の老朽化を鑑み早急に事業に着手するよう市長の方に要望をしたところでございます。今回補正予算として計上いたしました150万円につきましては,給食センター改築の場所,規模等についての基本構想を策定する業務ということで予算計上したわけでございます。よろしくお願いします。


亀井委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

久保田委員) 給食センターの件でおたずねいたします。平成15年度の補正予算の中で,150万円ということはわかりました。いわゆる基本設計から実施の時期ですね,それと玉里村の中で給食センター方式でやられている施設が老朽化しているというようなことも聞き及んでおります。そうした中で,合併に向けてその辺の調整をどう考えておられるか,その辺を確認しておきたいと思います。それと今美野里の方がいわゆる自校方式でやっておられますけれども,この辺は将来どういうふうに考えておられるのか,これはまあ他市町村のことですから今現在の段階で調整に入ることは難しいと思うんです。そんな中で合併協議会が現在発足しておるわけで,その辺との調整をどうしていくのか。その辺も含めてお考えをお伺いしておきたいと思います。

教育次長) 最初の実施時期でございますけれども,これにつきましては,私どもとしては基本構想の出た後,できるだけ早い時期ということで市長の方には話をしているところでございます。ただ玉里村,美野里町との合併協議会の関係でございますけれども,これにつきましても合併協議会の方の事務事業の調整という中では,石岡市の給食センターの改修ということも提示をしているところです。そういう中では将来的には今お話にありました玉里村,美野里町,まあ八郷町につきましては,最近新しく造ったもんですから,場所等につきましてやはり,将来を考えた場合にはこの基本構想の中で,配達の時間そういうことも踏まえた中で,今の場所かそれとももっと美野里町,玉里村を考えた場所というのも構想の中で考えて進めていきたいというふうに考えています。

久保田委員) そうしますと実施の時期においては,17年度以降という可能性もあるかと思うんですけれども,それにしても現在の施設そのものが相当老朽化していることは事実ですし,またいわゆるウェット方式でもって給食を作っているという現在の状況です。今聞き及んでいるところによれば,厚生省においては,ウェット方式は水の飛散ということで,食中毒の原因につながるということですし,そういうことからドライ方式に改めろというのが厚生省の考え方ということで聞いております。そういった観点からすればですね,合併に向けての調整は必要かと思うんですが,やはり1日も早く給食センターの建設ということについては,合併とは関係なく,いわゆる東小学校の改修と一緒で必要なものは造るというのが,行政の私は正しい方向だろうと思いますんで,まあそれはお答えは結構でございますので,私の方からはそういった要望をしておきたいと思います。

國司委員) 昨日議案質疑の中でおたずねしましたけれども,不登校児ですが先程小学生4名ということでしたけれども,その中の2名は石岡小学校の子どもなんですよね。まもなく1学期も終わるようですけれども,夏休みに入ってしまえばまた2学期も出づらくなってしまうと思うんですよね。ですから早めに対処していただきたい,そういうことで要望しておきたいと思います。それから給食センターの委託料の件でございますが,私は自校方式とセンター方式この2つを比べた場合には,センター方式の方が経費的にもコスト的にもいいと思ってますんで,必要だと思いますけれども,昨日もお話しましたけれども,民間委託ということで全国的にも移行しているわけですよね。民間業者に委託するということで。経費についても十分協議してきたということでしたが,これについての経費の試算はどうですか。

教育次長) 委託方式についての経費の試算ということですけれども,今回の場合は自校方式とセンター方式という中でのもので,民間委託ということにつきましては将来施設が出来上がったあとの管理運営委託というような方向は考えられるかと思うんですが,現在の段階では市が直接センターないし自校でやるということを前提に検討しましたので,民間委託方式での検討につきましてはしておりません。

國司委員) 昨日答弁もらえなかったんですが,今石岡市の民間でそういう動きがありますよね。
今そういう動きがあります。もしそうなったときに,公設民営という形にだんだんとしていかなければならないと思うんですけれども,そういうのを含めた中でお話をいただければ。

教育次長) 民間の業者の委託とかそういうものの話は,私どもの方には一切来ておりませんので,承知しておりません。

小松委員) 小松です。スクールライフサポーター活用調査研究委託にかかわる補正についてということで,前回の委員会で説明いただいておりましたので,私は不登校かかわる問題を8年前から議会で取り上げてきております。この問題はもう全国的にも親たちそれから指導者,教師の方々,研究者の方のネットワークができ,また県内でもネットワークができているほど,本当に事は深刻な状態にあるわけです。適応指導教室は,出来ましてから私も何度か足を運びまして,この不登校の子どもさんを持つ親御さんあるいは指導にあたっている先生方や教育相談にかかわっている先生方とも何度か話し合いを持ってきていますけれども,何パーセント学校に戻すとかそういうことが報告されますけれども,一人ひとり不登校になる原因というのは違っておりますし,そのいじめの問題もあるかもしれませんし,また学校の担任とのかかわりですね。子どもにもやっぱり相性があるんですね。誤解を招くといけないんですが,特定の先生の受け持ちになったがために不登校が次々と起きたということも実際に市内で過去にあるわけです。それもまた他から見れば家庭の問題であるとか言われますけれども,それぞれ事情が違いますので,その辺の対応はここの状況をよく踏まえてしかも茨城大学の大学院生があたるわけですけれども,むやみやたらに家庭訪問をして学校に登校を促すとか,適応指導教室に登校を促すとかそういうことは出来るだけ避けていただいて,状況をよく判断して家庭訪問をしていただきたい。学校に復帰したことも数字だけで追うことはできるだけ,学校としては評価は数字でしか出せないのかと思うんですが,これは相手が子どもということもありますし,ただ数字をあげることだけに執着しないでいただきたいと思います。事業内容は承知しておりますので,これは要望したいと重います。それで課長の方からこれについて何かあればご答弁お願いしたいと思います。それから給食センターなんですけれども,今回基本構想委託料が150万円出ております。これは一般質問でも行いましたけれども,東小学校の改築,これが出ておりますので,一応給食センターの改築と東小学校の改築,これを一緒に考えていただければ,センター方式だけの選択だけでなく自校方式もまた考えられるのではないかと思いますので,これは教育委員会の中で是非決まってしまったということではなくでもう一度東小学校の問題と合わせて考えていただきたいと思います。それで委員の方からは,反論して申し訳ありませんけれども,民間委託というのがどれほど弊害があるかというのが,牛久の給食センターが実際に民間委託になっておりますけれども,当初はセンター方式のようなこれまでやってきたようなやり方を始まったばかりは本当にやっていたそうです。ですけど結局ある一定の業者に委託して他が入る余地がなくなってきた段階では,やり方はまさにずさんで,衛生管理上からも問題が多すぎるというようなことが出ております。私は今委員の方から出ておりますけれども,民間委託はもってのほかで,こういう事はもっともっと委員にとっても勉強し合わなければいけないんだと思います。そしてこれは,合併を待つのではなく教育施設ですから,自分の町にきちんとした施設を持つというのが,これは合併しても何しても基本的に必要な施設ですので,そういうことで是非進めていただきたいと思います。

学校教育課長) 不登校生徒への対応ということで,お話をいただいたわけでございますが,文部省の方としても当然石岡の方としても,いろいろな対策を講じて不登校児童生徒の未然防止,解消ということに取り組んでいるわけでございます。特に文部省関係では,スクールカウンセラーの配置,心の教室相談員の配置あるいは適応指導教室ということで様々な対応策をとってきたわけですけれども中々増加傾向が止まらないということで,過日の専門家会議の中の提言として子どもたちの悩みというのは単純なものではないという状況からしますと,単に学校復帰ということだけではなくて様々な形態の中で子どもたちを受け止めて適応を図っていくことが必要であろうと,そういった意味で適応指導教室,学校に行ける者は保健室登校であるとか,あるいはそれ以外の施設についても登校として認めるというような方向性が示されました。そういう実態を踏まえまして石岡市教育委員会としましても,ご指摘いただきましたように子供たちの様々な要因,実態それから環境それらを踏まえて,単に学校復帰というだけではなくてですね,子どもたちの状況を踏まえた悩みを一旦受け止めるようなそういうような対応をしてまいりたいというふうに考えております。

小松委員) ありがとうございます。それでこの不登校の問題と合わせてもうひとつ大変な問題は,非行に走っている子どもたちをどういうふうに指導していくかというのがあると思うんですね。この非行からまた不登校になっていくそういう事例もたくさんあったと思うんです。ですけど私は最近こういう不登校の親の会にずっと関わってきているわけですけれども,石岡で暴走族に入ってしまって少年院まで送られたお子さんが,暴走族に縁を切って今たまたま家の後を継ぐということで今大学を目指して勉強しているとか,市内の中学校の生徒会長まで立候補しまして子どもたちから推薦され生徒会長までなった方が,生徒会長になったけれども学校に行かれないという状況で,結局卒業まで不登校で,高校と違いますので結局卒業はしました。彼はその後どうしたかといいますと国際的に活躍する活動を今しております。一人ひとり私は実際にかかわる中でいろんな子供たちがいて,決して成績が悪くて不登校というだけじゃない,そういう子どもたちも今の学校教育の中で自分が不登校にならざるを得ない,そういう状況も見えてくるんですね。ですから先程言いましたように一人ひとり違うので安易に登校を促す,さらに引きこもる子どもたちもいますので,是非温かく見守って指導をしていただきたい。要望しまして終わりにします。

亀井委員長) 他に質疑はございませんか。

藁科副委員長) 不登校というのは私たち子どものころにもそういう例はあったと思うんですが,教育委員会とすれば子どもに対してどのような受け止め方をするのか,例えばサポーターをつけるとかそういうことでいろいろ対応しているようですけどね,その子がどういう起因でそういうことになっているのか教育委員会はどのようにそれを受け止めているか,その部分をちょっと聞きたいと思います。例えば不登校とはある意味じゃ病気かもしれない,現代の生活環境上そういうことが生まれるかもしれない,いろんな受け止め方があるかと思うんですけど,教育委員会ではどのようにそれを受け止めているのか聞かせていただきたい。

学校教育課長) 不登校の児童生徒の捉え方でございますが,今委員ご指摘のように,かつて数年前のことだと思うんですが,誰もが不登校になる可能性があるというようなことが言われていた時期がございます。そのぐらい子どもたちのことを取り巻く環境は非常に厳しいものがあるだろうというふうに認識をしております。体験不足,あるいは子どもたちとの,人との関わりが希薄になっている,あるいはバーチャルな体験しか出来ないというようなことで,様々な要因等があげられておりますけれども,とにかく不安や悩みを抱えて生活している子どもたちが,今お話しのように昔に比べると非常に多くなっているというのが実態ではないかと考えております。そういう子どもたちをどういうふうに学校教育の中で,学校生活の中で生き生きとした状況にもってくるかいうようなことで様々な対応策がなされているわけでございますが,特に休みも病気と中々判別がつかない状況がございます。ですから学校の方としましては,長欠対策委員会というものを設置いたしまして,その子どもの実態が今どうであるか,その休みに入るあるいは入ろうとしている子どものファクターとしてはどういうことが考えられるのか,そういったことをきめ細かく分析しながら,その子どもへの対応を学校として出来ること,あるいは関係機関との連携を図りながら進めてていかなければいけないこともあります。そういったことを見極めながら子どもたちの保護者の連携も図りながら関わっているのが現実の姿ではないのかなというふうに考えております。

藁科副委員長) わかりました。ただね,部分的なカウンセラーを置いたりサポーターを置いたりすることによって,自分たちの仕事は終わるんだというのが根幹であってはまずいと。私も学習塾をやってていろんな暴れている子供も預かってきましたけれども,要は暖かい気持ちをもって接するこれが基本なんだと,またそれが現代の先生たちの置かれている状況を考えれば,中々そこまで先生たちが入っていけないと,まあひとつの例ですけど,私たちが先生たちに殴られたころはね,先生も涙をこぼしながら殴ったとそういう情熱が伝わればね,家に帰って先生に怒られたというようなことを言わないですむしね,また怒られているわけですから親に。そういうことがすべていいとは限りませんけど,今は今なりの教育方法があって細分化されたことも事実だとは思うんですが,根幹はあくまでもコミュニケーションであると,そこを忘れてほしくない。いろんなカウンセリングとかサポーターをつけるとか,それはひとつの方法で結構なことなんですが,ややもするとそちらですべていいんだと,それはまさしく今の先生にも言えることで,極端なことを言えば生徒さんからお給料もらっているんではないと,県からもらっているんだというような考え方になりますから。ですから教育委員会では,ここの部署においては先生に対しても真心を持った教育というのを根幹においていただければ,よりよい教育制度,教育委員会が出来るんではないかなという気がしますんで,これはご要望としましてそのような気持ちで接していただきたい,このように思うわけであります。

亀井委員長) 他に質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) ないようですので,討論を終結いたします。これより採決に入ります。お諮りいたします。本案の教育委員会所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) ご異議なしと認めます。よって本案の教育委員会所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に,議案第64号・平成15年度石岡市勤労青少年ホームの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。最初に執行部より,本議案につきまして説明を求めます。

生涯学習課青少年担当副課長) 議案第64号・平成15年度石岡市勤労青少年ホームの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例を制定することについてということで,ご説明いたします。今回の条例改正につきましては,雇用能力開発機構により譲受した石岡市勤労者体育施設を勤労青少年ホームの施設として管理することに伴い,関係条例について勤労者体育センターの条例を改廃し,勤労青少年ホームの設置及び管理に関する条例の一部を改正するものでございます。内容につきましては,お手元に条例新旧対照表をお配りいたしました。資料のとおりでございます。改正日につきましては平成15年9月1日といたしました。理由といたしまして利用者に対して周知期間が必要であるため,9月ということになっております。主な改正点につきましては,名称を石岡市勤労青少年ホームの中の体育館といたします。使用区分につきましては,利用人数,雇用保険の被保険者を廃止いたしまして,高校生以下,一般といたしました。体育館の使用料については,石岡市勤労青少年ホームの設置管理に関する条例第9条第1項の青少年ホームの使用料は無料とするの規定は適用としないものとする。料金につきましては,他の教育委員会管理の施設と調整し決定しております。体育館の金額につきましては,高校生以下9時から12時530円。13時から17時840円。夜間17時から21時が1,580円としております。一般の方に対しましては,9時から12時が1,050円。13時から17時が1,580円。17時から21時が2,630円としております。お手元の資料にありますように,青少年の利用料金表と,下に体育センターの料金でございます。左側は現行で,改正案になりましてホームの使用料金の中に体育館ということで入っております。以上です。

亀井委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

國司議員) 確認なんですけれども,体育館に関する縛りがありまして,一般では使えなかった部分がありましたよね。それを使用料を取って貸し出しが出来るということに変わるということですか。

生涯学習課青少年担当副課長) 石岡市勤労者体育センターにつきましては,今までもお金はいただいておりました。免除という制度がありますけど,ほとんど免除の方はおりません。今までは,30人グループ,31人グループとあって,お金が無料ということではなかった。それが今度は勤労青少年ホームの中の体育館ということになりました。金額的には,先日も説明したんですけれども,今まで一般の方が使ってらっしゃる金額は,30人以下のグループが多いことと,雇用保険の被保険者の奥様方が多かったです。金額的には530円,840円,1,580円の欄のところが大体いただいていた料金でございました。今度改正になりますと奥様方の使ってらっしゃるところは一般というところになってしまうので,1,050円,1,580円,2,630円という金額になります。また高校生以下につきましては,530円,840円,1,580円です。現在石岡市勤労者体育センターは,勤労者を趣旨といたしておりますけれども,利用につきましては中々勤労者は昼間の時間利用がないというのが現状です。

久保田委員) 今年度の当初予算の中に,勤労青少年ホームの収益が入っていなかったですか。それで今現在の青少年ホームの使用にあたっての実態調査をしておるのかどうか。かなり雨漏りがするとか,ドアが壊れているとかあるそうです。これは私事で恐縮ですが,私の家内もあそこをスポーツの関係で使っておりまして,お父さん,値上げがあるのはしょうがないけども,値上げをするならするなりで直してもらうように言ってくださいよ,皆さん言っておりましたよと,私メッセンジャーですから,その辺ちょっと確認をしておきたい。

亀井委員長) 暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長) 休憩前に引き続き開議を再開いたします。

生涯学習課青少年担当副課長) ただ今のご質問にありましたように,体育館の値上げによりまして収入が増となります。その件につきまして,私どもの方で補修または周りを見回しまして,十分な利用者に関して応えられるように修繕等を対処していきたいと思います。以上です。

亀井委員長) 他にございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) ないようですので,討論を終結いたします。
これより採決に入ります。お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に,議案第68号・工事請負契約の締結についてを議題といたします。最初に執行部より,本議案につきまして説明を求めます。

教育総務課長) それでは議案第68号・工事請負契約の締結について(三村小学校校舎増築工事)についてご説明させていただきたいと思います。三村小学校につきましては,パソコン教室の設置あるいは特殊学級の新設などで図書室が利用できなくなったというようなこと,また従来から図工室,教材室などの特別教室がなかったというようなことで,増築をお願いしたものでございます。増築の概要でございますけれども,鉄骨造3階建で,1階は駐車場,倉庫。2階,図書室,生活科室,教材室。3階に音楽室,図工室,倉庫等を増築するわけでございます。増築の総面積につきましては,962.93uでございます。今回の入札あたりましては,条件付一般競争入札ということで,12社の応札がございました。入札日は15年5月30日に行いまして,落札社につきましては株式会社松永工務店,1億6,569万円税込みでということでございます。また,工期につきましては,16年の1月いっぱいということで私の方では考えております。以上でございます。よろしくお願いいたします。

亀井委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

小松委員) 要望です。半年間に渡って狭い三村小学校の敷地の中で工事が行われるわけですので,是非児童の安全,これには十分に気をつけて工事を行っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。


亀井委員長) 他にございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) ないようですので,討論を終結いたします。
これより採決に入ります。お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に,その他の件につきまして執行部より発言を求められておりますので,これを許します。

生涯学習課副課長)
 私から社会教育委員会についてご報告をいたしたいと思います。5月31日をもちまして委員の任期が満了となりました。6月1日に新たに20名の社会教育委員を委嘱したところでございます。今回からは市議会議長推薦の議員さんがなくなりましたので,常任委員会におきまして社会教育委員会の件につきましては,今後ご報告をさせていただきたいと考えております。なお,第1回目の社会教育委員会は6月26日に実施いたします。お手元の資料につきましては,社会教育委員会の説明資料となります。最後のページに委員の名簿を添付いたしましたのでご参照いただければ幸いでございます。なお,委員会の案件につきましては,委員長の選出,副委員長の選出ということ。それから,15年度の社会教育主要事業の概要の内容の説明,それから各種団体等の研修が数多くありますので,そちらの日程等の説明それから参加者の方を確認していきたいということでございます。以上でございます。

亀井委員長) ただ今の説明につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

小松委員) ひとつおたずねいたしますけれども,今回の社会教育委員というのは,公募とかそういう方法は取られたんでしょうか。

生涯学習課副課長) 社会教育法の第15条におきまして,委員さんの関係が決まっておりますので,公募という形はとっておりません。内容的には,学校教育関係者,それから社会教育関係者,それから学識経験者ということで限定されておりますけれども,学識経験者の部分で公募の方は出来るかなと思いますけれども,今回におきましては公募というものはとっておりません。

小松委員) 学識経験者の名簿を拝見いたしまして,学識経験者に入るのかなと,そういう感じがしないわけでもないといいますか・・・。公募でも出来る部分があるのではないかと名簿を見まして思ったわけです。それで出来るだけ多くの市民の方に,いろんな考えを述べていただくことが大切だと思うんです。よく議会でも論議されますけれど,一人の方が役職をこれまで十いくつも持ってた人がいるとか,そういうことはここへきてなくなってきているようには思いますけれど,やはりひとつの仕事を大事やっていただくには,いくつも掛け持たないように,人選の時にはそういう配慮がやっぱりあってもいいのではないかと思いますので,これからそういうふうにどうしても特定の方でなければというのもあるかとは思うんですけれども,この学識経験者というこの枠であれば,もっと幅広い方を入れていくことも必要でないかなという,私の意見です。

亀井委員長) 他にございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) ないようですので,以上でこの件については終結いたします。その他,教育委員会関係で何かございませんか。

藁科副委員長) 最近の教育ですが,できれば私の経験上,中学校時代府中中学校に在籍していたんですが,教育者がおりましたのでより多くの部活動,もちろん教育もそうなんですが,特に部活動でより多くの経験をさせていただいたということで,それなりのスペシャリストというか指導者がいたかと思うんですね。私はそのとき野球をやってたんですが,他の部でもNHKの放送陸上で全国1位になった人が何人かいたとか,茨城県だと球技大会で野球部と女子のバスケットが県大会で優勝したとか,ものすごい学校の先生の中で指導者がたくさんいたと思うんですね。プロ野球の世界でも指導者がよければ優勝できるというような,指導者によって大変子どもたちなんかは変わっていくと思うんですね。そう意味じゃ勝たせるというような結果論じゃなくて,いろいろと経験を積ませるためには当然強くなるわけですけど,特に石岡の市役所の職員の中には,私が知っている限りでは,野球部等では甲子園に行ったり,プロ野球の選手になったりそういう方がいるわけですね。その方とのジョイント役として教育委員会が橋渡しをしてやって,より多くの知識というか経験を詰めさせるようなシステムにもって行けるんじゃないかなと。そういうのも大きな教育なんではないかと。教育というのはややもすると,勉強という学問の世界での教育になりがちですけど,いろいろな問題があるので,そういうストレスも出していってやることによって,さっき言ったようなことも直ってくるし,また運動することによって,より以上の人間の粘り強さというかそういうのが必ず出来るわけですから,そういう意味での計り知れない教育がひとつのことを経験させる体験させることによってできるんではないかなと。そうであったとすれば,石岡市の職員の中にはたくさんのスペシャリストというか,野球だけをとってみても甲子園に出場した子が何人もいる。それを寝かせるのはおかしいんではないかなと。ただ現場の先生が監督をやっているわけですから,先生と教育委員会がよく話していただいて,お手伝いに行ける人とがよく話し合いをしていただいて,学校の先生がその人にもお力添えをお願いしますよというような形を皆さんがとってやれれば,学校で指導している監督に対して失礼な形にはならなくてスムーズにいくんではないかと。ただこちらからがっと行って,教えるというといことは大反対なんでそのことは私自身も行かないで,去年野球を見てくれという父兄からの申し出も,監督が頼みに来るなら教えますよと,ただし父兄からでは僕は教えませんよというような形をとりましたけどね。まあそういう形でやっていただければ。少なくとも私の時代までは,府中中学校で野球を教える立派な先生がいたんだけども,私は11回卒業だけれども私の時代まで11回の間で,野球部が県大会出場しないのは1回だけだったんです。県南大会では,絶えず優勝と準優勝をしてたんですね。それほど立派な指導者がいたわけです。そういう人が石岡にたくさんいると思うんですね。たくさん甲子園に行った方もいるし,プロ野球選手も。ましてや市役所職員の中にいて,スポーツ課にも聞こえるところによるといる,ということなのであればね,そういう協力というかうまくジョイントしてあげると,そういう教育委員会であれば,さらに独自のいいものが石岡市独自の,マニュアルどおりじゃなくて,あの時の課長はこういういい事をしたと。それによってより多くの職員から独創的なものが生まれてくるんじゃないか。市の職員だからマニュアルどおりきちんとやればいいんだという形じゃなくて,その方がいいものが石岡に芽生えてくる。石岡というのは特にすばらしいスポーツ選手がたくさん出るんですよね。でもその土壌を築いてあげるということは,大切な教育委員会での仕事なのかなと思いますのでこれから参考としまして,そういうことが出来るんであれば声掛け合ったりしてそういう機会を設けていただければ,今の子どもたちにとっての目に見えないすばらしい教育になるんではないかなと私はそう思いますんで。もうひとつ例をあげさせてもらえば,ホームステイの件でもそうですけど,十何年間やってるわけですね。それでいつも同じスタッフ,いつも同じ旅行業者そういうんじゃなくて,十何年間のOBをここへ連れてきて,でその人たちの意見を聞いて,こういうホームステイの体験はよかったよ,こういうのがちょっとまずかった。ちょっと聞き及ぶところによると,例えばオーストラリアに5人か6人で行くと。別々でホームステイやっているかもしれないけど,日本語で電話で話してるんだそうですね。だからホームステイは1人の方が本当はいいんだというような話を聞かされると思うんです。経験者,体験者から。そういうOBを呼んで話を聞くとか。ここがよかったといえば,こちらからアポをとってそこをお願いするとか。これだって同じだと思うんですけど,考え方をちょっと変えてもらえば,そういう工夫がなされれば新しいものが出来る。そうすれば海老澤さんが言ってたように,それが大きく膨らんでいけば姉妹都市として交流が出来るかもしれない。そういう形でやっていけばさらにいいものが出来るんじゃないかなと。これからは地方官僚の皆さんがその中でやる仕事も大切ですけど,そういう部分も持っていかないと,市町村合併の大森先生の話じゃないですけど,自分たちがやるんだ,作るんだという気持ちがなかったら絶対にそれはだめなんだと。もっと簡単にいえばマイナス財産と,マイナス財産が一緒になってなんでいいものが出来るんだということが根底になって,話が前に進まないというようなことなんでね。要求はちょっと大変かもしれませんが,やっていただけたら,やった人自身も楽しみが増えると思うんです。こういう事で今あの子はどうしてるかなとかね,そういうことが出てきて,楽しみはそこにもまた芽生えてくる。新しい教育が生まれてくるんではないかと思うんで,これは要望で結構ですので,是非やってほしいなと思います。

小松委員) 時間が経過してますので1点だけ。中学生の海外派遣事業が中止になったということで,これは学校として生徒さん保護者の方にも連絡はいっていると思います。それで市報にも今回それが出てまして電話番号とか書いてありましたけれども,教育委員会の方にはそれを受けて市民からの意見とか,それから中止によって今の保護者の皆さんとか生徒さんとかからどういった意見が出されているのかその点だけお尋ねしたいと思います。

学校教育課長) 残念ながら今回海外派遣が中止ということになってしまったわけですが,それについての反響でございますが,特に私どもに直接に電話があったということはございませんでした。ただ各学校の先生方,校長さん方には,本当は行きたかったんだけれども,また来年はどうなの,という切実な願いがあるという声は,各学校の方からございました。

亀井委員長) 暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。今いろいろな意見が出ました。ぜひとも参考にしていただきたいと思います。以上で教育委員会所管の審査を終結いたします。執行部の方々は,ご退席願います。
以上で本委員会に付託されました案件の審査はすべて終了いたしたわけでありますが,これらに係る委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。
次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。本委員会において閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す理由を付し,閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。
暫時休憩いたします。

− 休憩 −

亀井委員長) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 管外研修につきましては,委員長一任ということが出ましたので,よろしくお願いいたします。
以上で本日の議事はすべて終了いたしましたので,これをもって,教育福祉委員会を閉会いたします。


 閉会 午前11時55分





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