平成16年1月23日 教育福祉委員会
案 件
(1)所管事務の調査
○
東小学校校舎改築工事について
○
給食センター改築事業について
出席委員
亀井比志子委員長,藁科登副委員長,久保田健一郎委員,小松美代子委員,國司進委員,川村良一委員
市執行部
【教育委員会】
教育長(小松崎 忠),教育次長(草間 暁),教育総務課長(上田 実),学校給食センター所長(佐子川祐治)
事務局
主任(中山善正)
開会 午前10時01分
亀井委員長)
ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。
本日の案件は,所管事務の調査として「東小学校校舎改築事業について」及び「給食センター改築事業について」であります。本日の案件説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。
次に,この際お諮りいたします。本日の案件の中で,東小学校校舎改築事業について調査するにあたり,当該事業の基本構想委託先であります○○○(会社名)から,○○○○氏,○○○○氏の両名を,石岡市議会委員会条例59条の規定により,参考人として本日の委員会に出席を求めたいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
亀井委員長)
ご異議なしと認め,議長に対し,参考人の委員会出席要求をいたしたいと思います。
さらに,お諮りいたします。本日の案件であります「東小学校校舎改築事業について」及び「給食センター改築事業について」は,その現状を調査するため,議長に対し委員派遣承認要求をし,現地調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
亀井委員長)
ご異議なしと認め,さよう決しました。暫時休憩いたします。
− 休憩(現地調査) −
亀井委員長)
休憩前に引き続き会議を開きます。はじめに,「東小学校校舎改築事業について」を議題といたします。なお,本件については,石岡市議会委員会条例第59条の規定により,参考人として,○○○(会社名)・○○○○,○○○○,両氏にご出席をいただいておりますので,ご報告申し上げます。
それでは,これより協議に入ります。はじめに,執行部より東小学校校舎改築事業について説明を求めます。
教育総務課長)
それでは,東小学校校舎改築基本構想についてご説明を申し上げたいと思います。昨年の12月9日に教育福祉委員会におきまして,全面仮設校舎計画,一部仮設校舎計画,仮設校舎不要計画のA,B,C案についてご説明をさせていただきましたけれども,その中で工期が3年という長期にわたるために,児童に対する影響や負担,また学校プールのあり方などの問題が議論されましてご意見をいただいたところでございますので,本日はプールを含めた資料につきましては,前回配布しました資料をご参照していただきまして,今回は全面仮設校舎計画,一部仮設校舎計画のA,B案で,既存プールを活用した場合の資料を配布させていただきました。なお,仮設校舎不要計画のC案につきましては,工事に伴う安全上の問題あるいは学校敷地の有効活用等の問題とのご意見がございましたので,今回の資料からは削除させていただきました。なお,先ほど委員長からもありましたように,委託業者でございます○○○(会社名)の方から2人が見えております。よろしくお願いいたします。
亀井委員長)
次に,参考人から協議案件についてご意見を頂戴いたしたいと思います。
○○○(会社名)○○氏)
それでは,ご提出させていただいてあります案件の資料をご説明させていただきます。表紙がありまして,その次のページに先ほど上田課長からご説明のありましたA案とB案ということで,A案が全面仮設校舎を建設した上で事業計画を行うわけでございます。B案に関しましては,規模的には半分ぐらいになるんですが,一部仮設校舎を建設してから事業計画を遂行する案,この代表的な2つの案を今回ご提示させていただきました。1ページ目に関しましては,左側に工期,経済性,工事中の問題点,完成時の特色,総合評価,こういった項目で比較をさせていただいておりますが,具体的には次の2,3ページに各々の案の改築計画の概要,それと若干のコメントその他が書いてございますので,次のページのA案の方からまずご説明させていただきます。
A案に関しましては,まず左のフローチャート,これは建設工事の工程の順番になります。その右に@,A〜B・・・ということで,各々の工事の状況を時間軸を追いまして上から下に配列させていただいております。こちらの案に関しましては,仮設校舎をまず全部建てるということで左側のところで書いてございますが,この敷地の右側に斜線の部分がありまして,仮設校舎を全面に建てるというところから工事がスタートするという考え方でございます。この特典は,工事的にはいっぺんに引越しいたしまして,その後校舎を全面建設いたしまして,またいっぺんに戻れるという特色がございます。順を追いますと,まず仮設校舎を建てる。2番目に,既存校舎を解体いたします。それで新校舎,体育館も一度に整備できるかと思いますが,建設していく。4番目に既存の体育館と,仮設校舎を解体しまして,最終的にはグランド整備と学童保育の建設を行うという流れになります。右の方に大きな最終型のブロックの計画を載せさせていただきました。こちらの方に関しましては,東の市道,これは幅が12メートルありますが,そちらがどちらかといいますとアプローチのメインという形で歩行者専用のアプローチ,車両専用アプローチ,安全を配慮し分散しながら東側から***ということになります。当然仮設を建てまして,校舎を新しく全面改築します。ですから既存の校舎群の上に新しい校舎を建てる事ができるということで,今の既存の校舎に似たレイアウトの形がとれるということになります。この計画の特徴,これはもちろんメリットもデメリットもあるんですが,そちらの方を簡単にご説明します。下の表の方に書いてございます。特色,問題点,また縦軸の方に計画,経済性,工期,工事中の安全性,既存樹木,グランド,その他ということで,ここを読み上げさせていただきますので,右上の大きな配置図と照らし合わせながらご覧いただきたいと思います。まず計画は,全面仮設対応により敷地に対する校舎とグランドの配置がまとまる。これは,校舎が北側,グランドが南側という一番学校施設としてはオーソドックスな配置となっております。それと建設工事中に既存の体育館及びグランド,既存プール,こういったものも当然利用しながら建設工事が全部行われるということです。問題点というのがありますが,こちらの方は,新設の校舎部分が北側に寄り,近隣住民に対し環境面に若干不安があると,こういう書き方をさせていただいております。これはどういうことかと申しますと,どうしても敷地の北側の方に新設の建物を配置しますと,校舎棟がどうしても1列で入りきらない。3階建てのボリュームで建てていきますと,2棟案になってしまう。まあ北側の方は少し短いんですが。そういうことで南北の幅を少し取らざるを得ないという形になります。そういうことで北側の住宅に少し寄るのかなということで,そういう意味で環境面に少し問題があるのかなということです。それと駐車場と一般開放部分が離れるため動線が長くなるというのは,駐車場が東側から入りまして,どうしても体育館とか一般開放で主体となる施設が一番奥まったところにどうしてもなってくると,いう考え方でこの辺のところが分離してしまうのかなというのを問題点に挙げさせていただきました。あと経済性に関しましては,全面仮設校舎,この規模は3,500平米ぐらいになる予定ですが,これだけの仮設の校舎をリースというんでしょうか,建てるものですから,予算的には大幅なアップには当然なってしまうと。次の工期に関しまして,こちらの方は1ページ目の資料に,棒グラフのように書いてありますが,A案の方は,全体が26ヶ月ぐらいかかる。後ほどご説明しますB案は,31.5ヶ月ということで,約5ヶ月ちょっと工期の差があります。ただどちらにしましても3年度にまたがってしまうというのは同じになります。この辺のところをご理解いただければと思います。その後工事の安全性,こちらの方は,建物が北側に寄りますので,仮設校舎の位置づけと関連しますと,明確な工事区分になります。ですから安全性は非常に確保できるという考え方です。それと次の既存樹木という項目で,ここは問題点の方にコメントが入っております。要するに学校の敷地の南側寄りのグランド部分に,桜,ヒバ,イチョウなど結構大型の樹木がたくさんあるわけです。これらがA案の計画ですと,グランドに引っかかりまして伐採若しくは移植という処置をとらざるを得なくなるというのが,問題点としてあげさせていただきました。グランドに関しましては,見ていただいたとおり成型な形でございますので,問題はないという考え方をしております。その他特色としまして,東出入口に学童保育を確保しております。駐車場を若干併設しまして,校舎とはなれた単独の配置になってくるというのがこのA案の特色でございます。また問題点に関しましては,新設の校舎部分が北側に寄ってしまいますので,既存のプールを利用するとき,この遊具広場と書いてある横を通って,若干はなれたところに行かなければいけないという状態になってくるというのが,A案の問題点としてあげさせていただきました。次にB案の方を同じような形で,説明の資料をつけさせていただきました。こちらの特色は最初に申し上げましたように,左上のところの時間軸の@の配置図を見ていただければわかりますが,まず既存のグランドの右側に,部分的に新設校舎を先に建設いたします。これは特別教室関係を整備する施設となるわけでございますが,これを先に造ることによりまして,仮設校舎で対応するのが普通教室となりまして,A〜Cという配置図に描いてありますが,一番下のところにL型で小さく仮設校舎というのがあります。これがその次に既存を解体した後,新設の体育館と残った校舎をいっぺんに建てられる。なおかつ仮設校舎の規模を,先ほど全部仮設校舎で対応した場合ですと3,500平米程度かなと申しましたけれども,2,000平米程度で済むと。こういうコストのことを考えて,こういう考え方をとりました。4番目その他時間軸でありますが,基本的には右側の最終的な配置計画をご覧いただければ,大体の概要がわかりますが,北側と西側をL型で囲う形,こういう形によりましてグランドへの季節風,冬場の空っ風というようのものを少し防いでやろうというような考え方のプランになっております。下の表の特色と問題点を,同じようにご説明させていただきます。計画におきましては,普通教室部のみ仮設対応のL字型校舎配置で,一般開放部を集約配置し駐車場と連携できますという考え方です。同じように東側からアプローチするんですが,今度は普通教室棟が一列ですので,駐車場を体育館の方まで伸ばすことができるということで連携が可能になっております。またA案と同じように工事中の体育館,グランドの利用ができます。既存プールも同じように利用ができるということになっております。問題点としましては,学童保育がメインアプローチからではなくて,南側の歩行者専用アプローチからという配置になっております。東側のアプローチからですと一番奥まった位置になってしまうということをあげさせていただきました。経済性に関しましては,A案と比べると仮設校舎の関係部分はコストダウンしているということです。工期に関してはA案より若干長くなるわけですけれど,同じ3年度事業になってしまいます。工事中の安全性に関しましては,Aの工事以降,工事境界を明確に引けますので,登下校・グランド利用時の安全は確保できます。ただ問題点として,@工事の特別教室棟工事時は既存校舎の屋内運動場の横に建てるということになりますので,このときだけが若干学校教育面に影響が少しあるんじゃないかということで,問題点の中に加えさせていただきました。既存樹木に関しましては,一部伐採するところがでようかと思いますが,この配置図を見ていただいたとおりに,グランドの南側の方にある程度樹木を現状維持のまま使えるのではないかと考えております。グランドに関しましては,A案と若干レイアウトは違いますが,十分に広い配置がとれますと,既存と同等の広さも十分確保できるということです。その他の特色としましては,南側出入口に学童保育を特別教室棟と並べた形でL型の配置になってくるというのが特色になろうかと思います。既存プールの方は特別教室棟の廊下から接続できて,既存プールへのアプローチも児童館にとっては楽であるという特色になっております。以上で,私の言葉の足らなかったところもあろうかと思いますが,概要を簡単にご説明させていただきました。
亀井委員長)
以上で説明は終わりました。ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。
川村委員)
この前我々だけでやったとき,説明を受けてですね,こういう感じだからということで,こちらでA案,B案の方がいいんじゃないかといわれたんですが,思ったんですが,C案もこちらの方から直接ご説明を受けられればありがたいなと思ったんですが。
亀井委員長)
暫時休憩します。
− 休 憩 −
亀井委員長)
休憩前に引き続き会議を開きます。
○○○(会社名)○○氏)
C案の方のご説明をさせていただきます。この案の一番の特色は,仮設校舎をまったく建てないで既存校舎の隙間を縫って建設してみたらどうなのかということで,これでうまくいけば一番コストもかからないで一番いいことになるわけですが,一生懸命やってみたんですが,どうしてもこの絵で見ていただいているとおり管理・普通教室棟と特別教室棟の位置が,既存校舎の北側に建てる土地はございませんので,南側に建てなければならない。そうするとグランド側に建てるということです。そうするとパッと見ていただいてわかるように,この広大な敷地の大体中央部分にどうしても校舎を建ててしまわなければいけないというところからスタートするという,苦しいスタートになってくるということです。具体的にご説明いたします。大体敷地の状態その他はご理解いただいてると思いますので,下の表を使ってお話させていただきますので,全体の配置図の方を見ていただければと思います。まず,計画の特色を申し上げます。仮設校舎を設けず,既存校舎のグランド側,南側に校舎を計画します。駐車場は当然北側が余ってまいりますので,最終的には北側の方に広く確保できます。工事中の体育館及び部分的にグランドは当然ちょっと小さくなるんですが,工事中も使えます。工事の安全性はある程度確保できることはできる。また,特色としましては,一般開放時にも共有できる広場を計画できまして,西側の近隣環境の良好となっている。これはふれあい広場のことを申し上げているんですが。特色とするとそうなんですが,今度問題点をご説明申し上げます。これがちょっといくつか出てまいりました。まず計画における問題点はですね,新設校舎が施設の中央寄りで,かつグランドを確保するために校舎の北側の方から校舎に入るということになります。今アプローチということで左に線がずっと伸びておりますけれど,校舎の北側の方からアプローチしてこないと,南側の方からアプローチするとグランドがより狭くなるという問題点がございます。それと各建物ごとが少し分散的な配置になってきてですね,景観上も少しまとまりがないのかなということがあります。工事に関しましては,既存校舎を利用しながらの工事になり,解体工事の工期が若干のびます。具体的にいいますと先ほどのA案が26ヶ月で,B案が31.5ヶ月,このC案に関しましては,仮設校舎を造らないのにもかかわらず32.5ヶ月かかってしまいます。それと工事中の安全性という問題点に関しましては,新設校舎の工事中はグランドへ行く動線が工事区分を長くまたいでいかなければいけない。それと最大の問題点は既存の校舎の真南に新築の校舎をずっと工事をやっているというのはこれは非常に学習環境に問題があるんではないかということです。既存の樹木,たいした問題かわかりませんが,伐採か移植どちらを選択することになると思います。グランドに関しましては,A,B案に比べて建物を真ん中に建てざるを得ないもんですから,若干狭くなってしまうということがC案でございます。こういうことを踏まえまして,前回,教育委員会さんの方からC案の方は難しいかなと言うようなことで,今回はA,B案で説明というような流れになっております。以上です。
久保田委員)
C案については,新しいプールを造らなくちゃならないというのもあるわね。
○○○(会社名)○○氏)
我々いろいろ作業の中で,C案についてもC案の考え方でいくつかのプランを作らせていただいててですね。お手元にいっている資料についての既存のプールの扱い,こちらの方は,今日お出ししているA,B案とは考え方が違った内容ということになっているということを付け加えさせていただきたいと思います。
教育次長)
C案につきましては,前回の話の中で新しいプールは必要ないということで,駐車場・駐輪場になっている部分をそのままプールとして生かすということで,今資料に書いてありますプールについては駐車場になるというような考え,あるいは学童保育になるかわかりませんが,そういうような考えでご理解いただきたいと思います。あくまで前回はプールも壊して新しくするという中でA,B,C案を提案させていただいたわけですので,今回のA,B案については,プールは既存のプールを活用するといった提案でございます。ただC案につきましては,今回そういう既存のプールを活用するといった案の図面はできておりませんので,もしC案を出すとするならば前回の資料の駐車場・駐輪場はなしになって既存のプールということで,図面上の方のプールについては駐車場というような活用の方向になるのではないかと思います。
川村委員)
私がC案を説明してほしいと言ったのはですね。先日,府中中学校,東小学校の方へ出向きまして確認したところ,ご存知のように府中中学校は新しくなってすごくすばらしい学校だということで,校長や教頭が言っておりましたが,その中で意外と言ってましたのが,まず校舎が中心部にあるために管理上すごく便利だと。それからコミュニティのスペースと学習スペースが警備上別系統になっているため非常に楽だということ言っておられました。それから本当は一直線に校舎を造る予定だったのが,テニスコートその他諸々があるために管理棟の方を曲げたと。その管理棟を曲げてもらったおかげで,すごく一般教室棟に目視できると,それから今あるグランドも非常にいいグランドで水はけもいいし,管理も簡単にできるので非常にすばらしいという話をされてましたので,そういうほうがいいのかなということで今説明をしていただきました。それから言ってらしたのが,生徒の出入口と車両の出入口が別の方がいいと,要するにどうしても先生方は先に入ってるんですが,今の状況ですとどうしても保護者の送迎が多いと。そのときに一番最後のころになって頻繁に送迎者が来ると危ないということで,できれば別枠でしかも違う形でというと,意外とC案があうのかなという感じを受けましたのでね。それを今ちょっと聞かせていただいたんですが,できれば,東小学校の校長によると,仮設校舎じゃなくてそのままのほうが生徒の配慮としても,非常にいいんではなかろうかということをおっしゃってましたんで。その辺のところ,現場の声を踏まえて言わしていただけると,机上での問題点よりは現場の方が結構いいところをついてるんじゃないのかなということでございます。そのようなところで考えていただければありがたいなと。
國司委員)
C案は前回見た中で,体育館が北側,プールが北側ということで,正直言うと都合が悪いのかなと。それから駐車場が一番奥にあるのも好ましくないのではないかということでC案はこの前取り扱わなかったと思ったんですけど。それでA案,B案につきましてもメリット,デメリットどちらもあると思うんですけれども,その中で樹木についてだいぶ心配なされているようですけれども,確かに建設当時関わった先生方や父兄の方々というのは,これは思い出もあると思うので考えなくちゃならない部分もあると思います。しかし今日現場視察行ってきまして,桜の木は2本ほど朽ち込んでおりましたし,それから桜の寿命というのは大体100年なんですよね。それであの木はもう60年ぐらい経ってますから,もう寿命もきてるかと思います。まあ思い出もあろうかと思いますけれども,樹木に関しては考えの中に入れないで新規に新しい考えでやった方がいいんじゃないかと私は思います。
亀井委員長)
私からなんですけれども,学童保育棟がB案ですと一番奥になってしまう。それですぐ近くに歩行者専用アプローチというのがあるんですね。そうなりますと,これは学童保育のお母さん方は住宅街の道路に車を止めておいて子供たちを迎えに来るという気がしてるんですね。そのことに対してご近所から苦情が来るんではないかという気がしてます。あとB案の中だとふれあい広場が,子供たちには死角になってしまうと思います。
藁科副委員長)
私は府中中学校のときもこの委員会の中で,いろいろ議論させていただきましたけれども,その当時校長先生が,その後教育長もやられましたが,もう少し学校側の意見を聞いてほしいといわれたような記憶があるんです。今回たまたま府中中学校区の研究発表会でお邪魔したわけですけど,今の校長先生に行き会ったらば,すばらしい校舎だと。そういう意味では我々一生懸命やったのが実を結んでよかったなという大変いい気持ちで帰ってきたわけなんですが,でもできれば現場の先生にもね,今日校長とは行き会いましたけどね。こういう機会を設けたいのね。一度来ていただいて,先生の意見も聞かせていただいたら更にいいものができるんではないかという気がしますんで,一回でもいいからこういう場所にお連れしてね,先生の意見を聞かせてもらったらいいんではないかなというような,前回の府中中学校の件以来ずうっとそういうことが頭の中にありましたんで,そういう機会を設けていただきたいなと。どの案も本当に立派で,一長一短はあるかと思うんですが,現場サイドの意見を聞き入れて更にいいものにしていったらいいのかなと。今日たまたま東小学校の校長が,私の高校時代の同級生なもんですから,辞めてから出来上がっちゃうなあなんて笑ったんですが。まあそれもこれも彼が基になればいいというようなことを言ってましたので,彼の意見を取り入れるのも委員会としてはひとつの方法かなと思いますので,ぜひその辺もお含みおき願いたいと思います。
小松委員)
学校側の意見をということですけれども,このA,B,C案が出てくる中ではそれなりに学校の意見も充分に聞いてるんではないかと思うんですが,そこは担当としてはどうでしょうか。それから確かに桜の樹木が校庭の中心部に何本もあるわけですけれど,これは私たちが樹木の寿命を決めて,もう伐採とかということではなくて,これはPTAとも充分に協議して伐採なりなんなりしなければいけないその事情もきちんと説明して,新しいすばらしい校舎が建設される中では,それを記念してまた新しい苗木を植えていくというのもひとつの方向ですし,私たちがこの委員会の中で一方的に決めるんではなくて,そういうことも充分説明してやっていくことが必要なんではないかと思います。学校の方では川村委員に,C案がいいんじゃないかみたいな話もいわれましたけれども,その辺は教育委員会の方ではどういうふうになっているのか,そういう意見が直接きてないのかどうなのか。それをちょっと確認しておきたいと思います。
教育総務課長)
学校との協議でございますけれども,12月に委員会を開催しましたけれども,11月に学校長,教頭,それから委員会といたしましては教育次長,私,それと係長の方での話し合いを持っております。内容につきましては前回提示いたしました内容をお見せしながら学校としての考え方を確認したというところでございます。
亀井委員長)
暫時休憩いたします。
− 休 憩 −
亀井委員長)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
國司委員)
休憩中いろいろお話が出ましたが,A,B,C案再度PTA,学校等とも参加していただいて細かな部分再度審議していきたいということでよろしくお願いいたします。
亀井委員長)
先ほど休憩中にお話がありましたように,基本構想につきましては,校長先生,PTA含めまして再度委員会を開きまして協議したいと思いますが,これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
亀井委員長)
ご異議なしと認め,さよう決しました。他に発言はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
亀井委員長)
ないようですので,この件については以上で終結いたします。参考人におかれましては,ご苦労様でした。ご退席いただいて結構です。暫時休憩いたします。
− 休 憩 −
亀井委員長)
休憩前に引き続き,会議を再開いたします。次に,「給食センター改築事業について」を議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。
学校給食センター所長)
午前中は給食センター候補地5ヶ所を見ていただきましてありがとうございました。それではその5ヶ所について詳しく説明をさせていただきたいと思います。まず最初に八軒台の場所でございます。用途地域といたしましては,調整区域の山林でございます。必要面積が1万2,780平米でございます。相続税の路線価は1万6,400円。固定資産税の路線価は,調整区域なためございません。近傍宅地としては1万6,400円でございます。ここの土地の固定資産評価は山林のため,参考にはなりませんのでここには示してございません。資産税評価額より算出ということで,資産税の評価はあくまでも鑑定価格の7割ということで,近傍宅地1万6,400円の0.7で割った金額でございます。一応固定資産税の評価額より算出をいたしますと,約3億円の金額になります。買収費用としましては,坪4万円という情報を得ておりますので,1億5,500万円ということでございます。ただ実際現場を見ていただきましたとおり,裏側についてはまだ竹,雑草がまだ残っております。それから周り全然ありませんのでフェンスで囲わなきゃならないと思っております。それから一部駐車場と車が通るところは舗装をしなきゃならないと思っております。それから整地もしなきゃならない。そういうことを踏まえて諸経費を入れますと7,467万5,000円という金額が造成費用でかかります。合わせますと2億2,967万5,000円ということで,はい建てますという段階での平米単価が約1万8,000円でございます。ただ下水道等が入ってございませんので,浄化槽での対応ということになります。それから1万平米を超えますので,石岡市がやることですから開発行為はとる必要はないんですが,開発行為と同じような準ずる考え方で建てなくちゃならないと考えておりますので,雨水等を調整池でオーバーフロー的に流さないといけないということで一部そういう形で対応しなければならないと思っております。続きまして,行里川の地区でこれも調整区域でございます。現況は畑でございます。面積が7,624平米でございます。ただ実際上道路がございませんので,道路部分を買収しなきゃならない。結局道路の部分が100メートル入ります。考え方としまして8メートルの道路を考えております。これも調整区域なものですから相続税の路線価もございません。それから固定資産の路線価もございません。資料の固定資産評価単価に2万1,844円とありますが,これは近傍宅地のことでございます。ただ買収費用の項目が入ってございませんので,これについてはいくらで買えるというのは申し上げることができませんので,ご了承願いたいと思います。現場を見ていただいたとおり栗の木がちょっと植わっているだけで,同じようなフェンスをやらなきゃならないと思っておりますが,病院等がありますので,ここの金額は金網ですが,見えないような強固なものを考えないといけないのかなと思っております。問題としましては,進入道路の確保ということで,8メートルかける100メートルが必要になってしまいますし,これも浄化槽の対応でございます。調整区域ですが,先ほどの八軒台もこの行里川も市が調整区域に建てるということですので,問題はないと聞いております。続きまして正上内のところでございますが,ここは第1種住居地域でございます。給食センターは建築基本法によりますと工場にあたりますので,考え方としては工場は第1種住居地域には建てることはできません。ただ住民の同意があればこの限りではないということですが,給食センターという考え方からするとそんなに反対されるものではないと考えておりますので,第1種住居地域でも問題はないのかなと考えております。必要面積ですが,1万3,140平米でございます。相続税の路線価ですが,今新しい道路ができております。相続税の路線価も,固定資産税の路線価も今現在の道路ではございません。古い細い道路の路線価でございます。今の道路にはそれぞれの路線価はついておりません。それと市街化区域がほんの一部であの山で終わりのようなんですね。ほとんどが調整区域で,あの山の左側も調整区域ですし,山を越えると道路両側も調整区域になります。あの道路に今後路線価がつくかどうかも今のところわからない状況であります。これは古い市道の値段であります。そこから算出しますと判定価格の7割としますと,4億3,767万4,000円というのがその土地の金額になります。一応買収費用として示されている金額が,2億2,000万円でございます。ただあそこは山ですが,山も***し,家も1軒人が住んでいるんですが,それも取り壊しての値段だというふうに聞いております。ですからある程度平らに整地されているものと判断をしまして,造成費用としましては,周りのフェンス,一部舗装工を含め諸経費を入れますと3,480万円としまして,総費用としまして2億5,480万円。平米単価で約1万9,400円ということでございます。問題点として先ほどお示しをしましたとおり,100メートル以内の住民の同意が必要ということと,浄化槽で対応するということと,同じように雨水の調整池でオーバーフロー的なもので考えているということです。続きましてもう1つの正上内のところでございますが,第1種住居地域ということで同じでございます。住民の同意が必要かなと思います。面積的には,1万566.20平米,ここが今現在宅地になっておりますが,ここの表の355号線沿いの相続税の路線価が,3万5,000円,それから固定資産税の路線価が3万3,608円。そこの土地そのものは宅地ですのでそこの土地の評価が2万2,584円。それを同じように0.7でかけますと3億4,089万5,000円という金額になります。それでここに建物が建っていますが,それを壊していただく,更地にしてということで,2億1,000万円ということでございます。これはフェンスと書いてありますが,フェンスは今現在できておりますので,ここでいっているのは門扉等を作り替える費用でございます。舗装も一部壊したり,既存の建物を壊さなきゃなりませんし,一部舗装もやり直さなきゃならないかなと考えておりますので,そういうものを含めた金額が725万円ということで,総額2億1,725万円ということで,平米約2万500円ということで,ただ実際上,進入道路で私道ですが,そこまで買収をするわけですが,5メートルということで,給食センターですが業者のトラック,給食センターから各学校に配送するトラック等がすれ違うことがこれではできないということで,一部すれ違う場所を作らなければならないかなというふうに考えております。同じように100メートル以内の住民の同意は必要なりますが,現存の給食センターと同じ場所,近いものですから,給食センターということで匂いが出るわけではございませんし,大きな音が出るわけではございません。シャッターを閉めて虫も入らない状態のところで給食を作っておりますので,同意を得られないということはないと思います。今現在ここは下水道が入る予定でございます。下水道課に聞きましたら美野里町の方に流すということで,ここに場所が決まれば下水道課の方でも17年度に合わせた形で考えますという答えはいただいておりますので,ここは浄化槽でなく下水道に直結になるかなと思っております。浄化槽の値段が約1億円ほどかかると聞いております。その分浄化槽費用については必要ないということです。北府中の方の土地でございます。準工業地域でございます。面積的には7,328.91平米でございます。ここは四方道路に囲まれておりますので,相続の路線価も2本,3万8,000円,2万8,000円ということで固定資産税の方の路線価も3万2,143円,2万6,280円,固定資産税の評価単価は2万7,017円ということで,同じように0.7で除しますと2億8,286万4,000円。ここものが公売ですので,予定価格が,前回落札されませんでしたので,前回の価格でいいますと1億700万円ということでございます。今現在金網のフェンスはありますが,私道が細いもんですから周りを太くする意味でも造り変えをしなくちゃならない。それから舗装はされておりますが,一部やはりひび割れとか,建物を壊す場所とかありますが,そういうものも舗装し直さなくちゃならないかなと,ただ建物が建っておりますのでこちらで撤去しなければならない。建物881平米,平米2万円としまして1,760万円ほどの撤去費用がかかるということでございます。総費用としましては1億3,765万円ということで,面積が狭いもんですから平米約1万8,800円ということで,問題点としまして公売での落札が必要,そのため開発公社での取得になりますが,1番大きな問題は私道と1つの宅地のところと今回公売の土地の3点の筆界未定がございます。それから筆界未定地の横幅が非常に狭いため,給食センターがL字型になるかなと思います。大きな問題がありますので,ここについては***。以上5ヶ所の案でございます。よろしくお願いいたします。
亀井委員長)
以上で説明は終わりました。ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。
國司委員)
今日,現地5ヵ所視察させていただきました。その中で給食を作るだけでなくて,配送もしなくちゃならないということで,○○○(会社名)付近,○○○(会社名)は取り付け道をつけなくちゃならないということでございます。できれば車の出入りが便利な方がいいわけで,道路に隣接した土地の方がいいかと思うんです。そうするとこの3ヶ所が候補に上がるわけですが,この前もお話ありましたように,北府中のパチンコ屋跡ですか,これは住民とのトラブルの問題があると思うんですよね。できればこの○○○(会社名)付近,それから○○○(会社名)付近この2ヵ所に絞って考えていったらいいんじゃないかと思うんですけれども。いかがなもんでしょうか。
小松委員)
前回の委員会の中では○○○(会社名)跡地とこの国税局が公売にかけてる2ヶ所でどちらが適当かという論議をしてたかと思うんですね。やはり土地の購入となりますと,いろいろどこのつながりとか口利きとかいろんなことが予想されるので,問題ないのはこの公売かなと。ただ境界の問題とかあるということで伺っていたかと思うんですが,その後開発公社で買収するとこれは市長決裁になるとか,そういうような話があったかと思うんですが,この経過をちょっと聞いてなかったように思うんですが。この経過を1つお尋ねしたいのと,それと合わせてこの3ヶ所が候補地として上がってきた経過についてご説明いただきたいと思います。
学校給食センター所長)
まず1点目の国税局の公売ですが,やはり私どもも国税局の公売に参加をするということを当初計画してまして,参加することについてということなんですが,最終的に筆界未定の相手方との折衝の中で,まあ難しいと。将来にわたっても筆界未定のままになってしまうと。話し合いに現状では応じていただけないという状況の中で,県の方にも確認をいたしました。その場合県では,筆界未定の土地の場合には一切買収には応じないと,あくまで筆界未定解消後でないと売買したというケースはないという話の流れの中で,今回1月8日が公売だったんですが,石岡市としても参加を見送ったということでございます。市長についても今回は見送ってほしいというご意向がございましたので今回は見送りました。ただ次の日9日に国税局にお電話をしたところ,今回落ちなかったと。一応今回は候補地にということで挙げましたが,実際上やはり筆界未定ということを考えますと,市としましては***していただきたいということでございます。それからこの3つの土地の候補地でございますが,先ほど言いましたように,○○○(会社名)の場所についても道路について危惧をしているわけです。反対側に今の給食センターと接続があるわけですが,あちらから入り口になってしまいますと非常に向こうの土地そのものも死んでしまいますし,入り口は今の○○○(会社名)の入り口を利用するということが1番で,やはりそこにはトラック同士が途中ですれ違った場合,必ずどちらかがバックをしなくちゃならないということになりますので,非常に私の方が問題としておりまして,脇の道路を,すれ違える道路をと・・・。脇の土地の方には,まだ決定しておりませんので全然行き会ってません。売っていただけるものかどうかもわかりませんという私が危惧をしていると,内部の中に,いやこういう土地があるのではないかということを記憶の話の中でも浮かんできましたので,この候補地ということで入れさせていただきました。先ほどもいいましたように,○○○(会社名)付近に関しましては,非常に進入道路も100メートルあるということと,実際上7,600平米という土地で,現状的には私としましては1万平米はほしいと思っておりますので,ただあそこの行里川の交差点の信号からすぐ近いです。行里川の方から石岡に入るのに朝夕非常に混雑をいたします。業者等が市内から入ってすぐ右折をして給食センターに入ります。非常にあそこは混雑をしますため,事故等が発生する可能性もあるということが考えられますので,ここについても私としましてははずしたい,という考えは私自身は持っております。これは私個人の勝手な意見なもんですから,皆さんのお考えを聞いて,また次長の方とも話し合っていきたいなと思っております。ただ経過の中で前回挙げました2つが,やはり一長一短あるもんですから,他にという私の方の意向を聞いてこの3つが今回挙がったという経過でございます。
小松委員)
ただ今の説明で了解いたしましたけれども,そうなりますと今候補に挙がっている土地を価格面だけ評価いたしますと,場所的なもので各学校への距離とかそういことはおきまして,価格面でいきますと総費用のところで国税局の北府中よりはるかに・・・,○○○(会社名)付近で2億2,967万円ですか。それから○○○(会社名)付近は2億5,480万円,○○○(会社名)は2億1,725万円。○○○(会社名)付近は私も除きます,最初から。病院の近くに給食センターというのはあまりふさわしくないと思いますので。それで浄化槽で対応するのが,八軒台の○○○(会社名)付近と正上内の○○○(会社名)付近。これが両方浄化槽で対応すると,1億円これにかかるわけですよね。造営費用の中にはもちろん入ってませんので,そうしますとこちらは3億円からの用地買収の費用が,造成や浄化槽でかかると。片一方の○○○(会社名)の場合には2億1,700万円で,下水道で対応するので浄化槽は要らないと。仮に浄化槽の1億円で道路の拡幅とか,あるいは道路の拡幅のためにかかってくる住宅に協力をしてもらうとか,そういうことはどういうふうにお考えになりますか。
学校給食センター所長)
○○○(会社名)の場所なんですが,建築確認,住民の同意を得てからでないとこの買収には入れないということです。買収しました,同意が得られません,というわけにはいかないというふうに考えております。その前に脇の土地の買収は動けないんではないかなというふうに私個人的には考えております。ただ考え方として,今現在の給食センターと本当の背中合わせですし,反対側に石岡一高の農場と,直近に住宅が建っていないという現状もありますが,すべてが完了しないと道路の方については話ができないのではないかなという気がいたします。やはりその5メートルの道路というのが私の1番の不安でございます。今の段階でこの地主さんのところに行っていいのかどうかというのが・・・,私としては今の段階では行けないんじゃないのかなと。ここで決定しましても,建築確認を先にとらないと,とってはじめて買収ということになるのかなと。それからその脇の道路になるんではなかろうかなと。その脇の道路がどうなのかというのが見えてこないものですから,不安を感じているところでございます。以上です。
小松委員)
わかりました。これは教育福祉委員会で検討に入ってますので,実際に建設予定地はどこにするかということで論議していますから,私どもは給食センターの建て替えが進められていると,土地についても建設予定地についても今教育福祉委員会で検討していると,こういうふうに認識しているわけです。ところがこの話が外部ではどういうふうに伝わっているのかというと,給食センターの建て替えが近々あるそうだと,もうそれも建設地が決まっているということで,本当にそうなんですか,というような問い合わせが議員の中からも出ているんですね。だからそれは建設地が決まっているんじゃなくて,今教育福祉委員会の中で建設予定地を協議しているところなんですよと議員には説明しました。やはり建設予定地にあたっては,いささかも疑惑がもたれない,ましてや議員の口利きがあったりとかは決してあってはならないことなので,この辺誰もが納得できる形で,いろんなことを考慮してベストな建設であるというところを決めていかないといけないんじゃないかと思います。私も今説明を受けましたので,少し考えてみます。他の委員の方のご意見も聞いていただきたいと思います。
亀井委員長)
私からもひとつ聞きたいんですが,○○○(会社名)付近と,○○○(会社名)付近については「雨水のための調整池」ということが書いてあるんですが,これは買収した土地の中に調整池を造るんですか。
学校給食センター所長)
調整池といいましても,実際雨水がそのまま流れないためのもので,普段はコンクリートであるいは駐車場として充分なもので,集中豪雨のときに全部一斉に流れないために,一旦溜めてオーバーフローといいますか,溜められる範囲を超えればオーバーフローしますが,ジャスコでいいますと下の駐車場みたいな,あそこは大雨が降ると一斉にあそこから流れないための,そういう調整池といいますか,名前は調整池といいますが深く掘るというものではございませんので,実際上ここに問題点としてあげてはおりますが,1万平米を超えて開発行為をする場合のために必要ということで,それほど問題としてあげなくてもいいのかなと・・・。
久保田委員)
私なりにちょっとお伺いをしておきたいんですけれども,先ほど國司委員の方からお話がございましたけれども,この5つの中で比較検討させていただいた中では,○○○(会社名)付近,それから○○○(会社名)付近が妥当な用地なのかなと思うわけですけれども。そこでちょっと補足的に確認をさせていただきたいんですが,造成費用の部分でですね,○○○(会社名)付近ですが,フェンス,舗装工事,諸経費というふうなことで3,480万円計上されているわけですが,伐採・除草,整地費はどうなっているのかお尋ねをしておきたいと思います。
学校給食センター所長)
この山の中に一軒家が建っているんですが,それも壊していただいて,伐採,整地していただけるということを聞いております。それは相手方にやっていただくということでございます。ですからこちらでは入れてございません。
亀井委員長)
暫時休憩いたします。
− 休 憩 −
亀井委員長)
休憩前に引き続き,再開いたします。
学校給食センター所長)
この○○○(会社名)付近の土地につきましては,市長との協議がつい最近の土地でしたので,今までの経過上造成費用については,市の技師の方に見ていただいてそれなりの金額を出していただいたんですが,この土地についてはまだ土地の形状等も見てもらっていないのが現状で,土地の造成費用も今の金額ではなくて高低差がありますし,脇に田んぼ,畑もありますからそこにつきましてもブロック等での造成費用はここに追加になる可能性は大きくあると思います。ただ金額については,今現在わからないのが現状で,申し訳ございませんが,実際前回の石岡一高のときの造成費用のブロック塀をみますとそれなりの金額はかかるんではないかなと思っております。以上でございます。
久保田委員)
ただ今の執行部のご答弁を勘案しますとですね。今日ここで5つの中のこれというような絞込みは難しいのかなと思いますので,私先ほども触れましたが,この5つの中から2つぐらいに絞ってですね,これはあくまで私の考えですよ。この5つの中では,○○○(会社名)付近,○○○(会社名)付近が妥当なのかなというような感じを持っておりますので,ある程度絞込みをして具体的にその対象物件に対してどの程度の諸費用,あるいは造成費等々の総額がかかるのかということに入っていった方がよろしいのかなと,その辺の感じを持っております。以上でございます。
亀井委員長)
ただ今,久保田委員からある程度の絞込みをして対応していった方がいいのではないかという意見が出ましたけれども,他の委員さんはいかがでしょうか。
○○○(会社名)付近,○○○(会社名)付近が今のところではいいんではないかという意見が出ましたけれども,その点につきましては,他にございませんか。
小松委員)
先ほど申し上げましたけれども,価格の面で1億円ほど差がでてきます。正上内の○○○(会社名)の跡地の部分,これも何か手立てがないのかですね,もう一度検討いただければと思いますけれども。他の2つの候補に挙がった○○○(会社名),○○○(会社名)付近を交えて検討することはやぶさかではありませんけれども,現在の給食センターの隣接地ということもありますので,まあ先ほど答弁はいただきましたけれども,何か方法がないのかどうかと思いますので・・・。
学校給食センター所長)
現状の中では,私個人としては建設的な部署についたことはございませんので,現状的には今までお話したとおりの私の考えしかないということで,ご承知願いたいと思います。
亀井委員長)
先ほど久保田委員からもでましたけれども,○○○(会社名)付近,○○○(会社名)付近を絞り込みまして,次の話し合いに持っていくというようなことにしておきたいと思いますが,その点に関してご意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
亀井委員長)
ないようですので,この件につきましては以上で集結いたします。
次にその他の件で,何かございませんか。
学校給食センター所長)
今現在,学校給食センターの基本構想が進んでいる現状でございますが,前にもお話しましたが,今給食センターではドライ方式というのが,ドライ方式でなければ建築確認も下りませんし,許可にもならない。国の補助も受けられないのが現実で,ドライ方式という方向で決まっているんですが,厨房施設がここ2年ぐらいの間に,電気を使った調理器具,オール電化のものが進んできております。また,県内では従来型のボイラー,重油,ガス等を使った調理器具で,電化方式でやっている給食センターはございません。従来型でございます。栃木県の方で何ヶ所かございます。この間も私どもの方で見てきたんですが,益子に給食センターができました。これは洗浄については,ボイラーを使っております。非常に環境に優しい電化ということで,見て使いやすいなという感じを得ました。また,27日には給食センター運営審議会の方と,栃木県の上三川の学校給食センターがございます。そこは益子と違いましてオール電化でございます。ここを視察をしてきますが,今現在の考え方として,見た感じでは茨城県では最初のオール電化にはなるんですが,オール電化で進めていきたいなという考え方を持っているんですが,もしもこの考え方にご意見,参考になるものがありましたらお聞かせ願いたいなと思っております。以上でございます。
久保田委員)
まず初期投資という部分ですね。この比較対照はしてあるのか。それからランニングコスト,この2点をまず・・・。それから私一番心配するのは電磁波の問題ですね。これが聞くところによればですよ。高齢者の方で,ペースメーカー等をしている場合には機能がおかしくなるとか,あるいはよく言われますように働く方の脳波というんでしょうか,これに何か影響があるそうです。それからアメリカなんかの場合に,高圧線の下の小学校に白血病が多発しているんで現状では地中化・・・,まあアメリカも同じように昔高圧線の下は用地が安く手に入ったんで,公共施設特に小学校とか学校を建てた。ところがデータ的に白血病が多く発生しているということで,高圧線を地中化したという話を聞いています。その原因は電磁波であるといわれてるんです。その働く方の健康的な部分というのを,まあこれは比較対照にならんでしょうが,例えば原子力の中で被爆して労災を認定するケースというのもでてきますので,その辺の検討はしてあるのか。以上3点お伺いしておきたいと思います。
学校給食センター所長)
まずイニシャルコストでございますが,電化方式と従来型では概算でございますが,厨房設備に関して電化の方で3億8,500万円ほど,従来型が3億3,200万円。5,300万円ほど電化方式の方が高いと。これはもう, 6,000食ということですので1個1個入れるものはもう大体決まってますので, それの値段ももう出てますので・・・。続いてランニングコストでございます。これは想定する以外にないもんですから,あくまでもこれを何時間使ったかという想定のもとで。電化厨房の方がほとんど電気代になります。これが年間で1,900万円でございます。それから油方式の方は,電気,重油,ガス等,先ほど電気方式の中では水道代も含めております。この水道代は電気についても従来型でも同じでございます。それも入れまして従来型については,年間で1,080万円ほどなっております。
久保田委員)
あとこの耐用年数は。電磁器具でやった場合の電磁器具の耐用年数と,それから既存の施設を使ったときの耐用年数は。
学校給食センター所長)
これは,差はないと・・・。
久保田委員)
本当か。本当に調べたのか。
学校給食センター所長)
まだ正式には,というか聞いた話で・・・。どうですかということで,差はないんではないかなと・・・。
久保田委員)
電磁器具なんていうのは,最近出てきた問題だろ。それからこのような大きな設備というのは,全国的に見ていくつぐらいあるの。そういうここ最近出てきた先進的なものをとりいれるだけじゃなく(テープ反転)失敗したじゃすまないぞ。もう少し慎重にしてもらいたいな。
学校給食センター所長)
電化型になった場合に,今現在ボイラー技師がいますが,これは必要はなくなると。今現在1人ボイラー技師が法律上いますので,これは委託で電化の点検は見ていただかなきゃならないとは思いますが。それから先ほどの電磁波についてですが,これについてはまことに申し訳ありませんが,そういう調査は行っていないということでございます。以上でございます。
久保田委員)
そういう公共施設,食を安定して供給していかなければならないような部分では,私は保守的であっていいと思う。必ずしも先進的な考え方を持つ必要はないと思う。やっぱりドライ方式でやっていくんだろうけども,一番の問題はだよ,10年も20年も技術的に確立されたものを取り入れて,それで比較検討するというなら私もわかるんだよ。しかし今現在まだ実用化されて間もない,まだよちよち歩きの技術だ。それをですよ,公共的に使わないで,家庭的な部分から入っていって,うちでも取り入れても問題ないだろうというね,そういう危険を冒す必要なないんじゃないかなと思うんだよ。ましてや健康被害の部分もまだ明確になっていない。少なくとも電磁波については,我々が今使っている携帯電話ですら障害が出るんじゃないかといわれている中で,そういうものを公共施設に取り入れることについては,私は問題あると思う。むしろ今までやってきた部分で安定的に給食をね,だって初期投資とか経費とかを見たって,電磁調理器を使うことによってそんなにメリットがあるとは私思えない。そんな中で,子供たちに安定した給食を供給することの方が先決であり,優先すべきであると私はそう思うんです。以上です。
小松委員)
大変申し訳ありませんが,このオール電化にしていくという方式の中身そのものがあまりよくわかっておりませんので,資料を出していただきたいと思います。それともう1点は,先ほど給食センター運営審議会で視察に行かれるそうですけれども,差し支えなければその視察に同行させて,まあ日程が合えばの話なんですが,加えていただければと思います。実際にこれからの将来を見据えて,所長は考えたんだと思いますけれども,私どもも実際に見てみないことにはわかりませんし,また資料もなければ検討するにしても検討のしようもありませんので,そのこと2つお願いできたらと思います。
亀井委員長)
暫時休憩いたします。
− 休 憩 −
亀井委員長)
休憩前に引き続き,再開いたします。先ほど話が出ましたけれども,オール電化と従来どおりの方式,いろいろ話が出ました。その点につきましては,教育福祉委員会で一度研修視察したいと思いますので,よろしくお願いいたします。
他にございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
亀井委員長)
ないようですので,これをもって教育福祉委員会を閉会いたします。
閉会 午後3時47分
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