平成15年6月20日 市民経済委員会


案 件 (1)議案第59号「平成15年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」
(2)議案第61号「平成15年度石岡市霊園事業特別会計補正予算(第1号)」
(3)議案第63号「石岡市コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」
(4)議案第67号「損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解について」
(5)その他
出席委員 小吹武男委員長,関町芳弘副委員長,小泉彰委員,金子悦郎委員,前島孝元委員,鈴木せつ子委員
市執行部

市民部
 市民部長(金子重夫),市民部副部長(山口由夫),市民活動課長(矢口晟),環境保全課長(小松修),環境保全副課長(佐藤敏明)
経済部
 経済部長(吉田隆重),経済部副部長(山口良正),農政課長(水越進),農村整備課長(塚本悦男),商工観光課長(藏本宏一),農村整備課副課長(大山寛幸),商工観光課常陸風土記の丘担当副課長(高柳洋一)

事務局 主幹(藤代志保)


 開会 午前10時00分

小吹委員長)ただいまから,市民経済委員会を開会いたします。これより議事に入ります。本日の議題は,お手元に配布いたしました協議案件書に示す議案4件であります。
次に,本日の委員会審査のため,説明員として出席を求めた者の職氏名は,お手元に配布いたしました出席者名簿のとおりであります。
これより,審査に入ります。はじめに,議案第59号「平成15年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」中,当委員会の所管にかかる部分を議題といたします。執行部より説明を求めます。

市民活動課長)それでは,市民活動課に関連する部分をご説明いたします。予算書の16,17ページ,総務費総務管理費諸費の中の,コミュニティセンター維持管理経費4,388万6,000円でございます。内容につきましては,需要費,その他消耗品,電気料,水道料等でございます。その他消耗品の内訳としまして,施設で使用するスリッパ,お茶道具,モップ等の施設用用具でございます。役務費の電話料,火災保険料は,それぞれ4万1,000円,2,000円でございます。委託料,除草委託料,施設夜間警備業務委託料,清掃委託料,コミュニティセンター管理委託料,それぞれ予算書記載の通りです。続きまして鹿の子コミュニティセンター外構工事は,北側の建物裏側の民地境界にフェンス工事を行うものです。長さは約97メートルです。用地購入費は,土地開発基金で市のほうで買い求めたものを買い戻しをするもので,4,155万4,000円。施設用備品100万円は,看板が15万円,エアコンが17万,掃除機が3万5,000円,湯沸かし器・ガス台等で7万円,カーテン10万円,それからいす30脚,テーブル10脚で47万5,000円を予定しています。以上が補正内容でございます。

環境保全課長)環境保全課の補正予算につきましてご説明させていただきます。まず,15ページ歳入の雑入の中で,自動車損害賠償責任保険金14万5,000円と自動車損害共済災害共済金60万5,000円のうち,55万7,000円が市民部の交通事故にかかる金額でございます。昨日,市民部長より議案第57号損害賠償にかかる和解についての答弁をいたしましたが,この度のことは平成15年3月2日に実施しました春の清掃作戦のごみ回収作業中に市民部の職員の運転するごみ回収の2トントラックが集積場を行き過ぎてしまってバックをした際に,後方確認の視野の中に確認されなかった乗用車に追突させてしまった事故にかかる和解でございます。相手方の普通乗用車が走行に特に問題もなく,運転していた女性にも体に異常がないとのことでありました。車は,運転をしていた25歳の女性の父親の所有でありましたので,お詫び方々実家の岩井市まで女性の運転する車の後に公用車でついていき,父親に面会し謝罪をして帰庁したところでございます。しかし,6日後の3月8日になって首が痛むということで診察を受けた結果,頚椎捻挫と診断され,完治までに2週間を要する見込みとの診断でしたが,なかなか完治せず,診断につきましては終結していない状況です。なお今回の医療費の概算払いは,3月から5月までの医療費を,自動車損害賠償責任保険金から14万5,000円の概算払いを行うものです。歳出の17ページに掲載されています環境美化推進事業,交通事故に係る損害賠償金70万2,000円がこの度の交通事故の車両に係る償還分50万7,000円と,医療費の概算払いに係る14万5,000円の支払いでございます。過失割合は10対0です。
続きまして,塵芥処理費,塵芥処理経費140万は,現在清掃担当職員が2名減となっております。3月31日付けで1名が退職し1名が他部局へ異動したために,6名体制で実施しておりました業務を4名で行っているのが現状でありまして,業務に支障もきたしてきてございます。この清掃業務を迅速に処理するためには,安定した人員確保が必要であることから,1名の補正をお願いするものです。補正の内容としましては,社会保険料15万8,000円,臨時雇人賃金124万2,000円の計140万でございます。

農村整備課長)農村整備課関係の補正についてご説明申し上げます。まず最初に,19ページ,農業費の県単土地改良事業の補正予算800万の内容についてご説明申し上げます。本件は,県単の事業の農道整備であります。県の内示が平成15年2月末にありました関係で,新年度予算に間に合わずに今回お願いするものです。事業箇所といたしましては井関地内で,延長300メートル,幅員4メートルです。設計委託及び工事費が主な内容です。補助率については県補助37.5パーセントであります。以前,歩道の整備で築造した道路であり,地域地内の重要な幹線道路です。農作物等の搬入搬出をしていますが,路面が悪く支障をきたしているため,整備をするものです。次に,畑地帯総合整備事業の補正予算7万5,000円の内容ですが,本件は事業名が畑地帯総合整備事業,農道整備及び排水整備であります。道路整備につきましては,延長2.5キロメートル,幅員5.5メートル。排水整備につきましては,延長2キロメートルを整備するものです。事業内容としましては,県道田伏土浦線三村字坂井戸地内より県道飯岡石岡線三村字館塚間であります。この事業は茨城県が事業主体でありまして,国の採択を受けて現在計画調査中です。当初,調査費は210万円,県が50パーセント,市が50パーセントということで105万円の予算を計上したところですが,県のほうから土地改良事業調査計画における土地改良専門技術者による調査実施要領の規定に,県営畑地帯総合整備事業が農林水産省の規定する事業に該当するため,専門技術者による調査が必要であり,その調査費が15万ほどかかるわけで,県と市が50パーセントずつ負担することから7万5,000円の補正をお願いするものです。次に,農村総合整備事業費965万円ですが,本件は,農村総合整備事業の道路整備であります。事業箇所は集落道3号,東大橋香取地区です。延長が580メートル,幅員5メートル,国が50パーセント県が20パーセントの補助事業です。対象者12名で,立ち木補償等が主な内容です。本来は当初予算に計上すべき額でありますが,20年来の境界未定地があり用地測量にかなりの時間を要し,また,用地測量の時点で**ができなかったことなどの要因が重なり,当初予算時に額の確定ができなかったため概算で計上し,2月に確定したため今回補正するものでございます。次に,15ページの歳入関係ですが,農林水産業費県補助金中,土地改良事業補助金300万円の補正予算の内容につきましては,歳出で申し上げました県単土地改良事業の予算800万円に対する37.5パーセントの県補助でございます。次に,農村総合整備事業補助金の補正予算675万5,000円ですが,歳出でご説明しましたとおり農村総合整備事業の補助金でありまして,事業費965万円に対する50パーセントの国補助と,20パーセントの県補助分です。

農政課長)補正予算書19ページ,農林水産業費,農政企画費の中のふれあいセンター維持管理経費,需要費と委託料の補正でございます。内容につきましては,三村地区のふれあいセンターに設置している合併浄化槽の底部に亀裂が入りまして,浄化機能の低下を招くので早急に対処したいため補正をお願いするものです。浄化槽の補修ということで建物修繕24万6,000円,その際にかかります汲取の清掃委託料96万8,000円です。

小吹委員長)以上で説明は終わりました。これより,質疑に入ります。なお,審査上の発言は挙手によりこれを許します。

金子委員)交通事故の損害賠償の件でお伺いいたします。説明を聞いた中で,最初は物損事故扱いだったが途中から人身事故になったということですが,間違いないですか。ということは,これ以外に人身事故に関わる損害賠償がまた出てくるということですね。要するに,これはあくまでも物損事故にかかることについてであって,怪我に対する補償は別途解決した時点で請求が出されるということですね。

環境保全課長)人身につきましては承諾に至っていない状況です。ここに計上した14万5,000円ですが,これはあくまでも3月から5月までにかかった治療費等の支払ということで,完治されていませんので,解決ということにはなっておりません。

金子委員)物損事故にしろ人身事故にしろ,保険から対応されることだとは思うのですが,議案質疑の中でもあったように,例えばこの相手に対する損害賠償は保険から出ることですが,こちらの車の損害はどのくらいあったんですか。

環境保全課副課長)当方の車両は,清掃現業の職員が日常使っておりますパワーゲートの車両です。非常に丈夫なために,ランプが切れたことと,ナンバープレートが少しずれただけで,事実上車両の修繕は不要でございました。

金子委員)今回は幸いにしてこちらの損害はなかったということなんですが,事故というのは,自爆というものもありますが大概相手があっての事故です。この中には相手の代車代も入っていると思いますよね。今回は石岡市の車両は車が丈夫だったから修繕費がかからなかった,これは不幸中の幸いかもしれませんが,いずれにしても交通事故というのは相手があっての事故という場合には,相手に対する補償もあるかわりに,当方の車の損害,それを修繕するためにかかる日数というのが出てくるわけです。ですから,やはり事故は過失ということで,全く起こり得ないということはないとは思うのですが,しかしここのところ事故が頻繁に多すぎるという事態から,公務員の資質が問われるような状況と判断されるんですね。私も8年議員をやっておりますが,その度に,例えば一人二人の不祥事が役所の全員がそういうふうに思われる可能性も多分にありますよと何回も言ってきたつもりなのですが,どうも徹底されていないからこういう問題が発生しているのではないかと推察するしかない。当然やった人にも責任はあるかと思いますが,ここにおいでの皆さん方はそれぞれ管理職にあるわけです。すなわち,監督をする責任もあると。そういう観点から,部内,課内の交通に対する啓発運動,一般事務に対する基本的なことを。特に交通事故に関しては,今回は大きな事故にはならなかったから不幸中の幸いでしたが,これが重症を与えたり死亡事故の発生ということにもなった場合にはもっともっと大変なことになりかねませんので,今後十分に考慮していただきたいとお願いをしておきます。
次に,農村総合整備事業について。石岡田伏土浦線の県道から館塚までにできる道路。何年か前に三村から千代田までの農免道路が完成をみまして,おかげさまで非常に交通がスムーズになりました。私は信号機の問題で信号機を設置していただいた関係がありますので,開通の朝,当時の区長会長と二人で朝7時から交通の状況を見てまいりました。皆さん通ったあとの意見を聞きますと,便利になってよかったという感想でありました。しかしその反面,一本の道路が来たことによってどこかにそのしわよせが出てくる。それは,皆さんご存知ないかもしれませんが,農免道路ができる前までは愛郷橋を渡って羽成子を通って石岡飯岡線の県道から霞ケ浦町,千代田と,神立と分かれていたのが,真っ直ぐに道路ができたことで,踏み切りを通り根本の下を通って石岡飯岡線の県道を抜けてから農免道路に入るという車がものすごく増加したんですね。したがってこの道路で接触事故が絶えないということから,なんとか信号機を設置できないかと今やっているところです。ですから,坂井戸から館塚までの道路がもしできた場合,どういう今後の影響があると判断をしているのかお伺いいたします。

農村整備課副課長)当時この道路は農免道路ということで計画されましたが,なかなか国の体制等が整わず,この農免道路の計画が立ち消えとなった関係上,畑地帯総合整備事業として採択を受けるべく,今,市県がいっしょになって調査をして国につなぐというところです。前の農免道路と路線的には変わりはないのですが,性質的には畑地帯総合整備事業と申しまして三村地区,石川地区の営農のための幹線道路という位置付けをしている関係上農免道路というような性格のものではないですが,ただいまのところこの事業として採択に向けて行っているところでございます。

金子委員)確かに副課長が言う通りなんですが,私がこの八年間に痛切に感じたことは,部間の連絡。例えばこの道路は農水省,経済部所管の道路ですよね。国土交通省の,石岡で言えば建設部の所管がありますね。予算が違うからと言いますが,同じ役所の中なのですから,多少は土木とも打ち合わせもして。私の経験から言うと,農免道路には信号機はつかないですよね。三村の農免道路は,開通と同時に信号機がついたというのは茨城県で初めてだと言われました。ですから,信号機の問題は考えていいことだと思うんですよ。当時は,農林水産省の,土地改良事務所の予算の中に信号機が入ったんですね。ところが,信号機というのは公安委員会の管轄だから,農水省の予算の中での信号機は設置できませんということが現実なんです。ですから,土地改良事務所のほうで,農免道路については,余った予算を信号機の分として交通安全のために使ってくださいということで,そのような使い方をしたと思うのです。ですから,そこのところも。なぜこのようなことを言うかといいますと,土浦の土地改良事務所が信号機の問題についての基本的なことを知らなかったということなんです。そういう経験がありますので,先ほども言ったように土木と打ち合わせをしながらやらないと。国が設計しようと,後のアクセス関係は当然土木の管轄につながるんですから,その辺のところについても慎重に考えていかないと。その辺を考慮するよう要望したいと思います。三村の農免道路は十何年かかったそうですが,地権者の方にも協力を頂きながら,スムーズになんとか作り上げたいと思いますので,その点はお願いいたしまして,私の質問は終わります。

小吹委員長)ほかに発言はございませんか。

前島委員)金子委員のご質問された内容で,事故防止という件でうかがいます。私が感じましたことは,事故が一向に減らないと。これは市役所ばかりではなくて民間の企業においても同じような傾向が出ていますけれど,ただ,市の職員が運転するものは一般の乗用車もあれば特殊車両もある。今回のごみ回収作業時に発生した事故というのは,俗に言う特殊車両扱いだと思うんですね。一般の乗用車とは違ってボタンを押すとリフトがあがるような,一般的にごみを回収する作業車ですよね。特殊車両扱いというのは,労基法の中の労働安全衛生規則や特殊車両運行規則とかそういうもので,運転免許を持っているもの以外でも特殊車両を操作する場合には建設業協会が主催をする講習といったものが義務づけられていると思うんですね。消防署というのは専門で常時いますし日夜訓練をしているので心配はないと思いますが,市の職員の方のほうで手薄になった場合などにそういった特殊車両を扱う方が何人か出てくるんだとすれば,やはり操作を熟知している者が行う,あるいは,単独で運転するのではなく二人以上で運転をして,バックをする時などは必ず後方確認を1人が降りて誘導するなど,こういったことがきちっと整っていないと,このような事故というのはこれからも起きかねないと私は思っています。実際に執行部のほうでそういう運行規則,ごみ回収作業者は特殊車両扱いをしていないのか,それが一点。そのようなことが考えられるのであれば,関わる方に講習を受けさせて,単独運転ではなく二人が定員でごみ回収の場をまわると。職員に事故に気を付けろというのも大切ですけれど,やはり上層部としての安全管理に対する防衛策といいますか,逆にこれからはそういった体制を考えたほうがいいのではないかと思います。それで,現時点ではどのようになっているのでしょうか。

環境保全課長)今回の事故を起こした車両ですが,ごみの回収につきましては,2トン積のトラックで,後ろに通常のボディよりも若干高くなっている,通常の2トントラックです。廃家電4品目も市のほうで依頼を受けて収集運搬を行っていますが,その時に使用する車を今回使用したというわけです。当然,今回の事故につきましても,二名の市の職員が乗車しておりましたけれど,専門的な操作をしなければならないものにつきましては現場担当職員がやっているわけですが,このトラックにつきましては通常のトラックですので,市民部市民課の職員二名に配置しまして回収作業を行っておりました。私のほうも事故については十分気をつけるように,出発する時や昼休みが終わってからも喚起していたところです。今回につきましては,たまたま専門的に扱っている職員ではなく事務職員が二台で行ったわけですから,地図上で見て行ったのですが,その場所を通り過ぎてしまったものです。資源ごみ,家庭ごみの収集作業については委託業者と市のほうで通常業務でやっておりますので,専門職のものは道順,場所については熟知しているわけですが,今回については,初めてその場所に行った者ですので,このようなことになりました。苦情等がありました場合も車で現場にすぐ行って現地を確認するという機会もございますので,委員のおっしゃる安全対策については今後とも今まで以上に注意を喚起して事故のないように図ってまいりたいと思います。

前島委員)理解できなかったのですが,今回は,普通2トントラックに二人で乗っていたけれど,行き過ぎてしまってバックの際に追突したということですか。パワーリフトがついていたわけですから,それは市のほうでは特殊車両とは認めていないのですか,と質問したわけですが。それと,二人で乗って行ったにもかかわらず,行き過ぎてしまってバックしたから追突したということですが,注意間違いというのは誰にでもあるので追求はしませんけれど,ただ,一般的には何のために二人で行ったのかと。当然,運転走行に関しても二人で行くということはそれも含んでいるわけですよね。そこは職員も認識が甘かったのか,脇に乗っていてそういう配慮が足りなかったのか。一般的には二人で乗っていけば,一人がバックオーライと合図するのが普通なんです。人が足りないから誰と誰さんで現場へ行ってやってくださいというのも結構ですけれど,作業者の安全管理,作業手順といったものを,よく研修しないと。やる人は研修もして,役割分担もきちっと決めて。一般の乗用車でもそうですよね。一般的に二人いればやりますよね。まして作業車であれば,隣に乗っている方は運転者と一体となって作業するわけで当然だと思います。やはり,職員全員がそうやって取り組んでいかなければ,事故というのがあとからあとから起こってしまうと思います。ただ,事故を起こしても最小限ですむ,そういう事故でしたらいいですが,後遺症が残るような事故であってはならないと思いますので,職員さんに対しても何らかの研修を,交通安全,作業安全の中で実施していただきたいなと要望しておきます。先ほどの課長の答弁でパワーリフトがついているということでしたので,特殊車両扱いなのか一般扱いなのかを先ほど質問しまして,特殊車両扱いであれば,当然有資格者がやるべきかと思いましたので,ご質問したわけでございます。その点につきましてもう一度お伺いいたします。

環境保全課副課長)当日に限ってですが,パワーゲートは操作しないで集積所のごみを荷台に投げ入れて,下ろす時は処理場で荷台から下ろすということで申合わせをしておりましたので,パワーゲートを操作しないということで,特殊な資格を有していなくても大丈夫であろうということで行っております。現実にその操作も教えておりませんし,その操作をしたということも聞いておりませんので,そういう範囲で申し上げますと,当日に限っては特殊車両という考え方は私どもでしておりませんでした。そのようにご理解をいただきたいと思います。

前島委員)当日は特殊車両としての操作はしないと。市役所さんのほうでは,そのごみ回収車というのは特殊車両という認定をしているのでしょうか。

環境保全課副課長)労働基準法に基づく特殊車両というお尋ねでしょうか。

前島委員)市として特殊車両として認めているのであれば,私が言いたいのは,やはりそういった講習を受けた方が当然乗っていなければ問題であろうと。それから,先ほどの繰り返しになりますが,二人で行ったというのは作業上でもあるかもしれませんけれど,車というのは二人で乗っていけば一人は必ず運転者の助手になるわけですから,バックする時には当然降りて誘導するのが当たり前なんですよね。一つは労基法で言う特殊車両かどうかというのはいいと思うのですけれど,市のほうで特殊車両として認めているのであれば,いくらリフトを操作しないといっても,必ず特殊車両に乗るのはそういう講習を受けた方を一人はつけないと。事故というのはどういう事故があるのか考えられないのが事故ですから。考えられれば防げるわけですから。今回のこともそうでしょう。当然考えられることはしておかなければならないんですよね。その操作をしないから有資格者でなくてもいいのだと,それではだめなんですよね。運転した段階からその車の操作とみなされるわけですから。その点は今回はいいですけれど,市ではごみ回収車を特殊車両として認定しているのですか。それから,これからそういった非常事態の際にも職員が乗ることになるでしょう。普通はやらないでしょうけれど,人が足りなくなった時にいっしょに乗車して作業する可能性があるとすれば,そういった講習を受けた方が何人ぐらいいらっしゃるんでしょうか。

環境保全課副課長)回答までに若干お時間をいただければと思います。

前島委員)では,特殊車両として認定しているかもどうですか。もし認定しているのであれば,私が言ったように安全規則にのっとって講習を受けたものが何人かいないと,これから大変だと思います。廃品回収だとか,そういったことに職員も率先して出て行くべきだと思いますので,ぜひ体制をつくっていただきたいなと思います。調べて,あとで回答をお願いいたします。

小吹委員長)ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)発言なしと認め,以上で質疑を終了いたします。
次に,討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ないようですので,以上で討論を終了いたします。
これより,採決に入ります。議案第59号平成15年度石岡市一般会計補正予算(第2号)中,当委員会の所管にかかる部分についてを採決いたします。お諮りいたします。本案を原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
次に,議案61号平成15年度石岡市霊園事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。はじめに,執行部より説明を求めます。

環境保全課長)40,41ページの歳出,市営霊園維持管理経費20万3,000円よりご説明いたします。これは霊園永代使用料の返還金でありまして,半の木霊園の新規分譲の永代使用者から返還届が二件ございまして,当初予算では返還額の予測ができなかったために補正予算での増額をお願いするものでございます。なお,補正に係る財源ですが,38ページの繰越金として20万3,000円を増額補正したところです。

小吹委員長)以上で説明は終わりました。これより,質疑に入ります。なお,審査上の発言は挙手によりこれを許します。

前島委員)今までにこういう要望が出たかもしれませんが,霊園の入り口が三つありますよね。右側のほうが霊園に行く方の話ですと,非常にお年寄りの方などは不便であると。なんとか階段と手すりを付けてもらえないかと。そのような話もあるかと思います。あとは,予算とかいろいろな問題もありますので,その辺についてはもう既にお話は聞いているのでしょうか。どういうにお考えになっているのかお聞きしたいと思いまして,質問させていただきました。

環境保全課長)今回ご質問をいただきましたところは,今回補正をお願いしている霊園とは違って龍神山霊園かと思いますが,よろしいでしょうか。

小吹委員長)一般質問ではないので議案の内容について・・・。

金子委員)永代使用料の件なのですが,これは半ノ木地区の販売というのはどういう形でやっているのですか。例えば何基でいくつ売れたとか。第1期工事と第2期工事がありましたね。第1期工事の分なのか,第2期工事なのか。そういったことについてお教えください。

環境保全課副課長)お尋ねの返還された区画ですが,いわゆる拡張分と申しまして,13年度から新たに募集を開始した区画になってございます。募集の方法ですが,4平米と5平米二つのタイプがありますので,年度ごとに,お客様のニーズにお答えできるように,場所を固めるのではなくてある程度分散させまして,なおかつその数は起債計画になるべく添うような形で募集区画数を決定させていただいております。そうした中で,13年度と14年度に使用を許可した方が,事情によりまして今年度市のほうに返還しますという申し出がありましたので,今回の補正をお願いするところです。

金子委員)それは分かるのだけれど,要は,例えば第1工事のものが売れてしまってありませんとか,その後も2期工事をやった分も何基あってどれくらい売れたのかということを聞きたいのですが。

環境保全課副課長)大変失礼しました。半ノ木霊園の既存分ですが,総区画数が1,150基であり,内残りが5基です。ほぼご使用していただいております。一方新規ですが,募集区画数を申し上げますと,13年度は336基,14年度が113基,15年度が103基です。それらを合わせますと,募集総数が552基でございます。募集に対して現在のところ空いているのは,170基でございます。いずれもこの数字は5月31日現在の数字でございます。

小吹委員長)ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ないようですので,以上で質疑を終了いたします。これより,討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ないようですので,以上で討論を終了いたします。
これより,採決に入ります。議案第61号平成15年度石岡市霊園事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。お諮りいたします。本案は原案の通り可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
次に,議案第63号石岡市コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。執行部より説明を求めます。

市民活動課長)これは,先ほど補正予算の中で触れました,鹿の子コミュニティセンターに関する条例改正です。石岡市コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて,地方自治法第96第1項第1号の規定により議会の議決を求める。平成15年6月12日提出。提案理由といたしまして,平成15年7月から石岡市鹿の子コミュニティセンターの供用を開始したいためでございます。内容としまして,石岡市コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例(平成10年条例第1号)の一部を次のように改正します。条例の別表第1に,次のように加えます。「石岡市鹿の子コミュニティセンター,石岡市鹿の子二丁目1番23号」。別表第2に次のように加える。「3 石岡市鹿の子コミュニティセンター使用料」を記載の通り加えます。備考といたしまして,営利を目的とする場合は,それぞれ5倍の料金とします。また,別表第3に,「石岡市鹿の子コミュニティセンター,鹿の子コミュニティセンター運営委員会」と加えます。

小吹委員長)以上で説明は終わりました。これより,質疑に入ります。なお,審査上の発言は挙手によりこれを許します。発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)発言なしと認め,以上で質疑を終了いたします。
これより,討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ないようですので,以上で討論を終了いたします。
これより,採決に入ります。議案第63号石岡市コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。お諮りいたします。本案は,原案の通り可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)
ご異議なしと認め,さよう決しました。
次に,議案第67号損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解についてを議題といたします。はじめに,執行部より説明を求めます。

環境保全課長)本案は,平成15年3月2日午後1時30分頃,石岡市東石岡二丁目地内におきまして,市民部の職員がごみ回収作業中発生した物損事故について,損害を賠償し和解するものです。賠償額及び相手方につきましては,賠償額が55万7,500円,相手方は岩井市幸田1620−2,小林正氏です。和解事項ですが,車両修理代を相手方の請求により支払うものです。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

小吹委員長)以上で説明は終わりました。これより,質疑に入ります。なお,審査上の発言は挙手によりこれを許します。発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)発言なしと認め,以上で質疑を終了いたします。次に,討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ないようですので,以上で討論を終了いたします。
これより,採決に入ります。議案第67号損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解についてを採決いたします。お諮りいたします。本案は,原案の通り可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
以上で,今期定例会において当委員会に審査付託されました案件の審査は終了いたしたわけですが,これらに係る委員長報告の取り扱いにつきましては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。当委員会において,閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配布いたしました案文に示す事件・事由を付し,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
次に,その他の件としまして,発言を求められておりますので,お願いいたします。

環境保全課副課長)お手元にお配りしました青い冊子についてご報告申し上げます。石岡市環境基本計画策定基礎調査業務委託報告書でございます。本報告書は,昨年度末に取りまとめたものでございまして,平成15年度に策定いたします石岡市環境基本計画の基礎データとして取りまとめたものです。頁をめくって頂きまして,目次で概要をご説明申し上げます。第1章・各種環境調査ですが,これは石岡市の状況がどのようになっているかということを調べる部分です。2(1)社会的環境調査ということで,これは一般的な石岡市の状況を概観しているものです。(2)自然環境調査は,いわゆる典型7公害に分類しまして,大気,水質,土壌,騒音,振動,地盤沈下,悪臭という分野毎に石岡市の環境を調査したものです。(3)以下は環境に関連することについて調査しております。次の頁になりまして,第2章,環境指標の設定ということで,今後環境基本計画を策定する際にどのような指標を中心として環境を評価していったらいいかということについて取りまとめたものです。第3章ですが,これは,利害関係者,住民・業者等へのアンケート調査です。調査対象は,各小中高校のそれぞれ一クラスの生徒さん,父兄に対して調査を行ったものです。それから,商業は商工会議所さんのご協力をいただきまして商業者に,また,主だった幹線道路沿いの商業店に飛び入りでお願いしました。それから,工業者としては柏原工業団地のご協力と,工業関係の業者への調査ということでございます。農業者に対しましては,ひたち野農協さんのご協力をいただきまして,各集落の農家さんにお願いしたところです。特にご報告申し上げたい部分はアンケート調査でして,これについては今後の計画策定の際のヒントになる部分がかなりあると感じております。84ページよりその結果がございます。例えば87ページをご覧いただきますと,質問1・環境問題に対する意識について,その1ということで,上の棒グラフが小中学生に対する結果,その下の(2)関心のある環境問題が,高校生・小中高校生の父母の結果です。この二つは表現は変えてありますが,質問の中身は同じでございます。下の棒グラフの1番を見ますと,「工場等における事業活動による大気汚染,水質汚濁,悪臭など」と書いてありますけれど,上の表では,「工場が川や空気を汚すことがあること」という表現に,わかりやすく書き換えてございます。こういう結果を見てみますと,大変驚くべき結果でございまして,小中学生は環境に対して非常に知っている部分が多いのに対して,高校生と小中高校生の父母というのはかなり低いんだということ。これは啓発に際してどういう部分について重点的に啓発すべきかというヒントが現れているのかと思います。詳細は省きたいと思いますけれど,今年度,これから環境基本計画を策定する際の資料として活用したいということで,本日配布をいたしたところです。よろしくお願いいたします。

市民部長)私から,職員の交通事故に関するご報告をさせていただきます。市民部の職員であります,環境保全課主査が,6月5日午前6時45分頃に国府5丁目地内の自宅からワゴン型の乗用車を後方確認をしながら道路に後退した時に,道路の隅にしゃがんで草むしりをしていた隣の82歳の○○さんに気づかないで衝突させ,3ヶ月の入院を要する骨盤骨折を負わせてしまいました。その後,○○さんが怪我をして倒れている旨を119番に通報いたしましたが,警察署への通報を怠り,逮捕となったものでございます。6月16日に本人から自宅に戻った旨の連絡がありました。その時に,略式命令により,業務上過失傷害で罰金50万円が言い渡されたとのことでございます。市民部におきましては,車の運転をする時に時間に余裕を持って交通法規を守り安全確認に十分注意して運転をするよう,部内職員に周知徹底をしているところでございます。委員の皆さんには大変ご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。

小吹委員長)これらの件に関しまして,ご質問はございますか。

小泉委員)環境基本計画の件について,アンケートについての説明もありました。この報告書を見ますと,水質汚濁の件。恋瀬川,山王川が霞ケ浦に流れ込んでいる。平成5年から13年までのデータの流れを見ますと,やっぱり変わっていませんよね,概ね横ばいだと。市民経済の協議会でもうかがいましたが,やはり変わっていませんね。そして,これを調査した団体が,ネットワーカー石岡とか,石岡の自然を守る会とか団体名が書いているんですが,この団体が調査した結果がここに掲載されているということですか。

環境保全課副課長)この団体が調査した結果ではございません。これは,一部山王川について調査した団体もございますが,この団体というのは,石岡にはどのような環境団体があるのかという趣旨で掲載したものでございます。山王川については,家庭排水浄化推進協議会の方々が測ったものを取り入れてございますが,その外は私どもで委託したデータのほうを基礎に,この表を作成したものです。一部分は団体の測定したデータとなっております。

小泉委員)そうすると,市が委託したということですか。団体の一部というのは,例えば10分の1を参考にしてそのデータを利用しているということですか。専門的な調査ですので,非常に難しいと思うのですが,その辺は市の皆さん方が調査する立場にいる方がしたのか。また,厚労省等の関係者が調べたのか。というのは,霞ケ浦の汚染されている状況というのを調べているのは,この辺のあいまいなところがあるらしいんです。霞ケ浦がきれいになったと,県のほうでも何千億とかけていますよね。琵琶湖から来ている。きれいにしなくてはならないということで,汚染がひどいということでやっているのだけれど,一向にきれいにならない。ところが,霞ケ浦がきれいになったという発表をしたんです。本当かということで,地元の苦情が,そうではないという意見が出る。そこで民間の方が調べたら,やはり汚染されていたと。ですから,こういうことがあいまいだということなんです。いくらかきれいになったようなデータもでているのですが,ところが地域住民は逆に汚れていると言うんです。一番関係してくるのは漁場で,魚が取れないと。ということは,汚染されているわけです。一口には言えないけれど,そういう状況がひどい。ですから,このようなデータはどういうことを基本にしてやっているのかを聞きたいわけです。ライセンスを持った市の方がいるのかはわかりませんが,そういうのを分析してやるだけのノウハウがあるのか。それとも,ボランティア等の民間の方がいて行っているのかとか,そういうことを明確にしていただかないと。これだけの冊子を出すのですから。地域住民が汚れているといっているのですよね。ところがこのデータを見ると,いくらかきれいになったなとも感じられるんです。しかしまた,平成3年頃と同じような数値に戻っている。最終的には一向に進まないというような,概ね変わらない,横ばいだという,一番無難な答えが出てくる。というのは自信がない。一生懸命になってきれいにしようとしていますよね。だけれど,一向にきれいにならない。ですから,徹底してやっていただかないと。沿岸の住民というのはかなりいますから,そういうことをやっていかないと,せっかくこのような立派な報告書を出してもなかなか何をやっているか分からない。こうこうこういうわけできれいになるんだとなればね,学生さんたちも一生懸命になるんでしょうけれど,データというのは大事ですからね。一つお聞きしたいのは,皆さんがたがライセンスをもってやっているのか。または県のかたがやっているのか,はたまた民間の方がやっているのか。そのことを,あまり関係ないような話かもしれませんが,聞かせてください。

環境保全課副課長)説明が不足で申し訳ありません。測定ですが,資格を持った専門の会社が測定したものです。取水をする際に山王川のサンプルを汲む時にだけ家庭排水協の皆さんが年二回汲むということもございますけれど,分析そのものは専門のきちんとした会社がやったものです。

小泉委員)データは正しいということなのでしょうけれど,結論から言えば概ね横ばいであるというのは変わらないと。悪くなっている時もあると。そうしますと,今騒がれております環境問題,これに対して市が本格的に力を入れなくてはならないですね。石岡市だけがやったからといって霞ケ浦がきれいになるわけではないのですが,これは自然破壊ですからね。徹底してやらなくちゃならないと思うのですが。15年度の予算というのは,無難な予算ですが,これからの施策を考える時に,力を入れていってもらいたいと思います。

市民部長)環境問題は非常に大きな問題でございまして,私どもも今現在取組みをいたしてございます。今回の提出したものにつきましては環境基本計画の策定の基礎調査ということで業者に委託しまして,データを載せてございます。今後基本計画ができましたら,この計画書が取り組むべき項目のデータになってきますので,そういった中で予算の確保についても努力してまいりたいと思います。

鈴木委員)今まであまり思うようにきれいになっていなかった。ぜひ,私どもの関わっている,64ページ,石岡緑の会,EMを使っての環境浄化をやってみる価値があると思います。今朝も高浜で非常に悪臭があるということを聞きまして,石岡市ではそのような悪臭対策を何かお考えがございますか。もしなければ,私どものEM菌でいとも簡単に悪臭が解決できると思います。ここにもありましたように去年は医師会病院の隣の三反歩の山にゴイサギがものすごく巣をくってしまって,糞や死骸で悪臭がすごかったのです。市長と滝田先生と私とでたまたまお話をした中で,悪臭がひどくて困る,病院も近いことだしなんとかしなければいけない,というような話をたまたまお聞きしました。それでしたら私どもにお任せしてみてくださいということで,一ヶ月4回EM菌をふりました。それで悪臭対策は解決いたしました。このようなこともありますので,今まで何年間かやりまして川もきれいになっていないということなので,ぜひお金のかからないEM菌を使ってやってみる価値があると思いますので,お考えはいかがでしょうか。

環境保全課副課長)悪臭問題に対する市の対応策という,第1点目のお尋ねでありますが,私ども行政の立場で申し上げますと,悪臭があった場合には発生源の方に状況の改善をしてもらいたいとお願いをするわけです。悪臭防止法にかかるものというのは大変少なくて,ほとんどが環境上の苦情の処理です。そうした立場から申し上げますと,市が苦情のあったものに直接対応するということはございませんで,悪臭の原因となっているところの方に悪臭がでないように指導とお願いをするという立場でございます。次に,EM菌を活用した悪臭対策,河川の浄化推進の件ですが,資料を読みまして,全国の事例を拝見しますと,大変効果が大きいということが記載されております。中でも注目すべきは福岡県の柳川市です。全国の事例が出ておりますが,ほとんどは民間の方あるいは個人の方が,ご自分の責任でEM菌を使っていらっしゃるというのがほとんどでありますが,柳川市に限っては市長の公約でEM菌を市の水質浄化施策として取り上げて当選したということで,柳川の掘にEM菌の投入等をしているということでございましたので,早速柳川市に問い合わせをいたしまして資料を請求しているところです。なにせ,化学的に解明されないと結果責任を負うわけですので,一定の調査をして安全性の確認を,そして取り組むにしましても段階的に小さな事例を積み上げまして,確実性が確認できてから取り組むというのが私どもの進め方でございますので,ご理解をいただきたいと思います。

鈴木委員)安全性は,北里大学で確認されております。私もEM菌を毎日飲んでおります。いたって害がありません。EMというのは有用微生物群,皆さんが毎日食べているお味噌,それからパン等に含まれるものなど80種類,体に害のないものばかり集めたものです。それで,これは全国600の自治体で使っておりまして,福井県の宮崎村では村の条例としてEM菌を使っております。川が汚い,全然改善がなされていない,ただそれだけではなくて,いいものがあり,ボランティアの団体もそれをやりたいといっているのですから,そういうものを積極的に取り入れていただきたいと思います。私どもは,お金はいっさいいりません。私どもの会でそれをさせていただきますので。ですから許可をいただければ,船溜りのような一定のところでまず行ってみて,それでよかったらまた大きなところというように。まずやらないで調べるというのでは,前に進まないと思います。私の前の池,24メートル,24メートル,高さが1.4メートルですが,米のとぎ汁のEM菌醗酵液を使いましたら,二ヶ月で底が見えるようになってしまいました。ものすごくべたべたしたアオコのひどい状態でしたが,二ヶ月で底が見えるようになってしまいました。そういうことを私は実験しまして,大丈夫ということを確認して皆さんで使っていただいています。霞ケ浦でもこれは始まっております。そういうことで,まず調査ではなくて,身近なところでまずやってみてほしいと思います。許可さえいただければ私どもでやりたいと思います。よろしくお願いいたします。

環境保全課副課長)やるやらないということは最終的に市長が決定すべき事でありますので,その点については発言を控えたいと思います。ただ,私どもが調査と申し上げておりますことは,私ども民主主義の社会の中で,行政がやることといいますのは,一定のしかるべき手順を経て行いませんと,それは許されることではないというふうに解釈しております。個人的には,EM菌というのは農業関係の職場にいる時から大変関心を持っておりましたけれど,環境分野で市が取り上げるということになりますと,市の責任というものを背負って事業とするということと,また議会の皆様のご理解を賜って事業を進めるというのが必須でございますので,委員の熱意を非常に感じているところですが,お時間をいただいて,何とぞご理解をいただきたいと思います。

市民部副部長)この件につきまして,補足させていただきます。委員から出ておりますEM菌の活用についてですが,個別的に,福井県の宮崎村では条例まで制定して取り組んでいるというお話をいただきました。今,市の内部でございますが,総務課のほうにおきまして,それぞれ課題を持って研修をするということで,目的を持った研修の要望があれば,それについて研修の旅費を出すというものもございます。6月いっぱいをもって募集もされております。そういう中で,部長とも相談したのですが,内部で十分協議しまして,できれば総務課のほうに課題別研修ということで申込みをしまして,認められればそういう研修をさせていただいて,十分検証させていただき実態を調査把握して,前向きに努めていきたいと思いますので,ご理解をいただきたいと思います。

金子委員)この環境基本計画策定基礎調査業務委託なんですが,平成15年3月ですね。この前に同じようなものを作ったことはございますか。

環境保全課副課長)石岡市環境基本計画にかかる基礎調査というのは,今回がはじめてです。

金子委員)私の云わんとすることは,霞ケ浦で世界湖沼会議というのがありましたね。その時から霞ケ浦の環境浄化については非常に関心が高まり,汚染に対する関心を持つということがあったことは事実ですね。そのためにいろいろな環境関係の団体もつくられてやっていますね。それからずいぶん経ちますが,このデータを見ても,例えば5年前,10年前と今現在が変わっていないと。変わっている部分もあるけれど,逆に悪くなっているという面もある。そうすると,現在下水道も農業集落排水事業も大分普及しましたね。また,家畜に関しても。霞ケ浦周辺がどうなっているかは分かりませんが,石岡の場合は逆にマイナスになっているかなと思います。同時に工業団地の会社が進出してくる時の公害に対する規制は非常に高い規制値を設けている。どこから5年10年やっても良くならないというのを,良くしようということでいろいろ努力していますね。ところが,原因が出てこなければいくら調査しても意味がないと思うんですね。だから,その原因を突き詰めて,その原因の解消に努力をしなければ,この意味がないですよ。例えば,山王川の東田中の前へ水質浄化のために御影石を入れたことがあります。私は,あれについて反対したんです。それは,私なりの調査の結果,例えば炭とか軽石といった隙間のあるものであればいいけれど,御影石というのは隙間がないですから,それをいくら入れたって一回水を濾してもその次はできないと。ですから反対をしたわけです。いろいろやっていることは分かるのですが,効果のないことをやっても意味がない。しかし,下水道の普及,農業集落排水事業の普及。霞ケ浦の中の養魚場の餌などによる腐敗で汚染されたことも,大分改善された。それにもかかわらず一向によくならない,部分的には悪くなっている。だとすれば,その原因を見つけないと。このデータを見て,データの結果よくなっていないから,よくするために参考にするということだとは思いますけれど,その次に考えなくてはならないということもあるんですよ。例えば山王川は,平成29年まで改修するとということでずいぶんお金をかけているでしょう。一般の方も汚染の問題については関心を持ってやっているのだから,それらの方々を行政がきちんと把握をして,その次に,原因がこうであるからこれを直すためにはどうしたほうがいいのではないですかと指針を与えるということも必要でしょう。汚したところに注意を促して,それで終わりですよと。だから,それを間違いなしにやったと確認しているのですか。

環境保全課副課長)おたずねは悪臭でありましたけれど,悪臭については確認をいたしまして,対応させていただいております。

金子委員)悪臭が出るというのは,腐敗したものが出るわけですね。腐敗物は,やはり水質を汚染するものと判断できるんですね。一回そのようなことがあった際に,何でそのようなことが起きたのかということを追跡していかないと,でてきたことについて対策したから,今後の段階で,同じことを二回やらないような指導するということをしなくてはならないですね。ですから,小泉委員も言ったように,環境問題というのは大事な問題だから,これを基本に。以前に,土浦のプール汚染の問題でEM菌を使用したら完全に汚染が浄化されたということをやっていると聞きました。身近でそういうものがあったのに取り上げないで,今どうしようということを考えているんだとすれば,それは遅いですよと。これは私の経験上ですが,ダチョウ王国でも使っていますね。匂いがないと。だから,先ほどの御影石ではありませんが,御影石がいいということで入れたんでしょう。ですから,EM菌がいいということがあるんですから。私,八年間やってきて,必ず他へ行って見る,研修すると言うんですよ。それは分かりますが,今のご時世,インターネットがある,なんでもあるんですから,やる気になってやれば簡単に出てくると思うんですよ。ですから,EM菌というものはどういうものかを真剣に考えて,インターネットでも調べて。専門の方に行って聞いて。人間に害があるのか,家畜に害があるのか。不安があるとするならば,あるかないかを簡単に割り出せるでしょうよ。こういうことを言うと必ず,他から資料を取り寄せますとか,金のかかることしかやっていないでしょうよ。金のかからない方法がたくさんあるでしょう。ましてや,お金はいただきませんと言っているのですから。現実的に御影石を入れたのはなんですか。だから,もっと真剣に考えなければだめですよと,他の委員も言ってるんですよ。何をやったって,霞ケ浦の水質がよくならない,逆に悪くなっているんだと。ですから,良くするという意欲があれば,予算をつけても,いいというものを取り上げていかなければ何ができるのですか。だから,要は基礎調査表を参考にしてね。環境問題については重要な問題であるだけに,この本を生かしていただくよう,皆さんで考えてもらうことを,お願いします。

小吹委員長)執行部は今の意見を参考にして取り組んでいただきたいと思います。
暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

小吹委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。その他の件につきまして,委員会の所管事務の調査について議題といたします。各委員におかれましてご意見がございましたらお願いいたします。

金子委員)先ほどから述べていますが,環境問題については,本当に重要な問題ですから,他自治体の対策についても調べてはどうですか。

前島委員)EM菌については,職員も研修に申し込むという話もありましたが。

金子委員)総務部で研修費を持ち,各部署が先進自治体に研修にいくというものでしょう。

小吹委員長)委員会のほうで要請して,そういった費用を使って執行部とともに調査を行うことも可能ですね。

前島委員)石岡には,霞ケ浦はもとより園部川,恋瀬川,山王川もありますし,水質浄化の関係を勉強してもいいのではないかと思いますが。執行部でも調査を行いたいとは言っていましたからね。

鈴木委員)瀬戸内海じゃぶじゃぶプロジェクトといって,EM菌を用いて行っているところもあるんですよ。

前島委員)できれば琵琶湖のような湖や,河川に関係したところが,石岡の実情にあっているのかなと思いますね。

金子委員)EMに関する条例をつくっている自治体というのもあるようですね。

小吹委員長)では,環境問題で,霞ケ浦の水質浄化関連について出されました意見を参考にしまして,委員会の活動に資するために所管事務の管外調査を実施していきたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。なお,詳細につきましてはただいまのご意見を踏まえ,委員長において調整し,後日通知してまいりたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。この際お諮りいたします。本日の会議録につきましては,その字句調整に関し,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。以上で本日の市民経済委員会を閉会いたします。



 閉会 午後12時00分





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