平成15年12月9日 市民経済委員会


案 件 (1)今期定例会において審査付託された議案                   
議案第108号「平成15年度石岡市一般会計補正予算(第6号)」中,当委員会の所管にかかる部分
議案第116号「損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解について」
(2)閉会中の継続調査の申し出について
出席委員 小吹武男委員長,関町芳弘副委員長,小泉彰委員,金子悦郎委員,前島孝元委員,鈴木せつ子委員
市執行部 【市民部】
市民部長(金子重夫),市民部副部長(山口由夫),市民課長(芳藤丈夫),環境保全課長(小松修)
【経済部】                    
経済部長(吉田隆重),経済部副部長(山口良正),農政課長(水越進)
事務局 主幹(藤代志保)


 開会 午後1時00分


小吹委員長)ただいまから,市民経済委員会を開会いたします。本日の議題は,お手元に配布いたしました協議案件書に示すとおりであります。次に,本日の委員会審査のため説明員として出席を求めた者の職氏名は,お手元に配布いたしました出席者名簿のとおりです。
 これより,審査に入ります。はじめに,議案第108号「平成15年度石岡市一般会計補正予算(第6号)」中,当委員会の所管にかかる部分を議題といたします。執行部より説明を求めます。

環境保全課長)環境保全課所管の補正として,25,27ページに記載されて内容につきましてご説明申し上げます。まず,25ページの霞ケ浦浄化対策経費,合併処理浄化槽設置事業費補助金259万5千円でございます。この度,合併処理浄化槽設置事業費補助金につきまして,当初予算において補助基数を過去の実績から算定して40基分を計上したところですが,10月までにすでに38基分を交付いたしまして,11月末現在でキャンセル待ちを合わせますと40基を超える見込みですのでこれに対応するとともに,今後予想される申込みを想定して,6基分の補正をお願いし,補正後の基数を46基とするものでございます。なお,21ページには歳入を記載しております。国庫支出金,国庫補助金の合併処理浄化槽設置事業費補助金として76万5千円,及び,県支出金,県補助金の合併処理浄化槽設置事業費補助金として同額76万5千円が歳入になっております。これらの補助率につきましては,国・県とも補助基本額229万5千円の三分の一となっています。次に,27ページの環境美化推進事業の交通事故に係る損害賠償金9万9千円についてですが,この損害賠償につきましては,本年三月に行われた春の清掃作戦のごみ回収作業中に起きた交通事故でありまして,第二回定例会で,車両修繕,物損に係る損害賠償の和解についてを議決いただいたところでございますが,今般,人身に関わる治療が完治したことから,6月補正額の不足額9万9千円をお願いするものです。なお,23ページに歳入として記載がございます。これは,保険金収入でございまして,諸収入,雑入に掲載されているのが自動車損害賠償責任保険金としての収入です。

市民課長)補正予算書24,25ページの総務費,戸籍住民基本台帳費の委託料,戸籍データ作成委託料についてご説明いたします。戸籍の電算化につきましては,全国の市町村の中でおよそ三分の一が電算化しており,茨城県内の83市町村のうち32が電算化している状況です。このように,戸籍の電算化をしていくという流れのなかで,石岡市では平成17年3月に合併というものが予定されていますので,これを機に戸籍を電算化しようというものであります。電算化したことによるメリットの主なものは,戸籍の謄抄本の発行がスピードアップされることや,戸籍の検索・発行がスピードアップされ,来庁者の待ち時間が少なくなり,市民サービスにつながるものというふうに考えております。そのほか,戸籍届書の処理時間が短縮されることや,戸籍の滅失防止,あるいは記載ミスの防止などが期待されているところでございます。戸籍電算化のスケジュールとしては,石岡市の戸籍につきましては紙ベースでできていますので,まずはじめに現在の戸籍と附票をすべて写真に取りまして業者に持ち帰ります。そして,電算化をするための原票作成をいたします。次に,その原票をもとに戸籍附票のデータ作成作業を行います。このデータ作成作業と平行する形で照合作業も行います。照合の結果,誤字などの間違いが見つかった場合は訂正をしながら作業を進めて,まず現在戸籍の電算化を稼動させるようになります。次に,除籍や原戸籍の電算化の作業を進めて,それが稼動になってすべての電算化の作業が終了ということになります。戸籍を電算化するためのセットアップの作業期間としては,概ね15ヶ月を要するということですので,市町村合併の時期を考えると,平成15年度中に作業の一部を始まっておきたいという考え方から,補正予算をお願いするものであります。補正予算の委託業務の内容ですが,戸籍の写真撮影及び現在戸籍と附票の入力,原票作成作業の部分でございます。平成16年4月以降につきましては,3月までに完成したその原票をもとに電算化のためのデータ化作業をはじめることになるわけですけれど,この作業からは,平成16年度の予算で委託をしたいというふうに考えております。次に,合併相手の状況ですが,玉里村ではすでに電算化となって稼動しております。美野里町と八郷町では,9月に補正予算を組みまして電算化するための作業が始まっているところです。

農政課長)農政課所管についてご説明申し上げます。まず歳入ですが,20,21ページ,県支出金の県補助金,いばらきの花産地拡大事業費補助金174万3千円でございます。この金額の内容には二つありまして,一つが花卉産地育成拡大推進事業,これはソフト事業でございます。花の産地の育成とその拡大のためのソフト事業を展開するものです。もう一つは,花卉産地拡大支援事業,これはハード事業です。事業主体のひたち野農協花卉部会におきまして,小菊の電照栽培施設の設置を,13圃場、面積にして1.3ha行うものです。歳出につきましては,26,27ページ,農林水産業費,農政企画費,銘柄産地推進事業の中で,先ほど歳入の補助金で申し上げました県の補助金20万,市の負担20万,あわせて40万円等,講師謝礼等々の歳出を伴って花卉産地の育成と拡大を図るために事業を展開するものです。それから,負担金補助及び交付金231万4千円につきましては,先ほどの補助金,金額にすると154万3千円が県の補助金になりますけれど,これに市の補助金77万1千円を足した231万4千円を,小菊の電照栽培の設置の補助金とするものです。次に,生産調整推進対策費,負担金補助及び交付金20万円でございます。これは,水田台帳の一体化システムの導入負担金です。現在は転作の推進を行っていますが,平成16年度から事業名が変わりまして,平成14年12月に米政策改革大綱というものが県のほうで施行されました。従来の転作面積の配分ではなくて,16年度から水稲の耕作面積の配分となることで,配分の仕方が変わります。現地確認の中で,米を作る水田を確認するということから,農業共済組合,当市におきましては茨城県みなみ農業共済組合が管轄でございますけれど,水稲共済細目書と私どもの水田台帳の一体化を進めて,転作の効率化,確認の効率化を図っていきたいと。システムの導入につきましては,農業共済組合の関係市町村6市町村分を一括して,農業共済がシステム化を行います。その事業費に対して,各市町村で応分の負担,負担割合は共済組合のほうが70%,各市町村が30%,事業費としまして69万3千円ほどを見ておりますので,そのうちの30%を各市町村で負担をしていくことになります。それから,転作推進事業の負担金補助及交付金139万7千円ですが,当初予算と平成15年度の転作実績を見まして,その差額を調整するものでございます。内容的には,集落転作補助金,それから転作の助成金,麦大豆飼料作物の補助金,加工用米の補助金,これらが増えております。それから,調整水田,そば団地化の補助金が各々減額です。今回調整しまして,その増減分を補正として計上したものです。

小吹委員長)以上で説明は終わりました。
これより,質疑に入ります。なお,審査上の発言は挙手によりお願いいたします。

金子委員)最初に戸籍住民基本台帳費ですが,当市ではもう電算化して十何年も経ちますが,なぜこれまでに戸籍の電算化ができなかったのか,その理由をうかがいます。

市民課長)現在,窓口で電算化で発行しておりますのは,住民票と言われる住民基本台帳に基づくものでございます。この戸籍,戸籍簿につきましては,現在電算化しておりません。紙ベースでできておりますので,それを今回電算化しようというものです。

金子委員)ですから,それがなぜできなかったのかお聞きしています。要は,合併するから,関係市町村がやっているからやるんだという説明だったと思います。ですから,合併するから電算化するのだというのではなしに,なぜ今までやらなかったのかということをうかがいます。

市民部長)住民基本台帳につきましては,平成6年に法改正がなされておりまして,その後全国的にも実施がなされてきておりました。石岡市におきましても戸籍の電算化につきましてはかなり計画しておりまして,財政課と協議をしてきたところでございますが,額的にもかなり大きな額ということで,こういうような時期になってしまったというのが現状でございます。

金子委員)合併がなかった場合にはまだ延びるということだったのか,それとも合併が行われるから急遽行うこととなったのか,その点についてお聞きします。

市民課長)現在,全国的に電算化しているという流れのなかで,合併という一つの時期がありますのでこの機に実施しようということになったというのは,先ほど申し上げたとおりであります。もし合併がなかった時はもう少し先に延びたのかというご質問だったかと思いますが,予想ではございますが合併がなかった時には少し先へ延びていったのではないかと,このように思います。

金子委員)諸般の事情があって延びたということは分かります。財政で予算がないということで,今までやらなかったということだと思います。しかし,役所が電算化してからずいぶん経つのですよね。少なくとも行政改革,財政改革ということがあったわけですからもっと早くやっておくべきだったと思いますが,それは言っても始まりません。合併を前に電算化をやるということですが,それは全部共通のシステムであるということですね。

市民課長)すでに始まっている玉里村,美野里町,八郷町につきましては,いずれも同じシステムでやっております。石岡市も,この補正予算が通りましたら実施することになるわけですが,同じシステムでいきたいと思っております。

金子委員)了解いたしました。
次に,銘柄産地の件です。昨年までの実績,これをやることによって平成16年度にはどのぐらいの生産額のアップが見込めるのかお聞きいたします。

農政課長)大変申し訳ございませんが,昨年までの実績の資料が手元にございませんので,取り寄せましてご答弁申し上げたいと思います。電照栽培につきましては,3月の補正でお願いした経過がございまして,また,今回お願いするわけでございます。内容的には,先日の議案質疑の中で部長が答弁しましたとおり,需要に見合った時期に**をしたい。要するに,値段の高い時期に生産ができれば一番いいのではないかということで,花卉部会の中で電照栽培を進めているところです。そういう事を捉えまして,農政課でも県の補助金がある中で,今回対応していただくということでございます。

小吹委員長)暫時休憩します。

( 休  憩 )

小吹委員長)再開します。

金子委員)結局,菊を電照栽培するということは,一番値の高い時に売ろうというのは一つの手だろうと思います。やはり,これをやることによってこれだけの金がかかりますよと,県でも石岡市でも出しますということになるのですから,少なくとも去年やったものについて,こうなんだと示してもらいたい。電照でなかった場合にはこれだけの売り上げだけれど,電照にするとこうなるというものが出てきてはじめて補助金というものが出てくるというのが礼儀ではないのかなと思うのです。金を出すには出すための資料というものを用意して説明するというのが妥当な補助金のあり方かと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。
それから,減反に対する補助ですが,15年度も減反を行ったことによってこういうような補助金対象が生じたと思うんですよね。結局,石岡市の減反率は,最終的にどのようになったのかお伺いします。

農政課長)石岡市の配分されました平成15年度の転作面積は466haです。現在,達成率が102%で推移しております。

金子委員)102%というのはわかりましたが,前から言われているように,玉里からレンコンの田を借りてやっているという話もありましたが,今はないですか。

農政課長)現在,玉里村からの面積の貸し借りはありません。

小吹委員長)ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)発言なしと認め,以上で質疑を終了いたします。次に,討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ないようですので,以上で討論を終了いたします。
これより,採決に入ります。議案第108号「平成15年度石岡市一般会計補正予算(第6号)」中,当委員会の所管にかかる部分を採決いたします。
お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第116号「損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解について」を議題といたします。はじめに,執行部より説明を求めます。

環境保全課長)それでは,議案116号についてご説明いたします。賠償額でございますが,24万2530円,内訳としましては治療費,薬代,通院費,休業損害,慰謝料となります。相手方につきましては,守谷市けやき台の○○○さんです。提案理由としましては,平成15年3月2日午後1時30分頃,東石岡二丁目地内において市民部の職員がごみ回収作業中発生した人身事故について,損害を賠償し和解するものです。よろしくご審議のほどお願いいたします。

小吹委員長)以上で,説明は終わりました。これより質疑に入ります。審査上の発言は,挙手によりお願いいたします。

前島委員)3月の事故の経過は,前回の委員会でも話しましたし,先日の議会の中でも取りざたされておりましたので,内容については私もわかっています。しかし,前にもお話しましたが,最近,市職員の勤務時間内外の事故というものが多発している。大切なのは,起こったという事象を踏まえて,これから職員がどういう事をやれば交通事故が少なくなるかということで,そういった事故後の経過,起こしてしまった後に,執行部では職員に対してどのような対策をとっているのか。特に市民部ではごみ処理も行っているので俗に言う特殊車両も扱っている。私の言う特殊車両というのは,乗用車以外,車両運行法で言う特殊車両ではありませんので,その点誤解なさらないようにお願いします。一般的な乗用車ぐらいしか我々は運転していませんので,職員が何かの都合で特殊な車両を運転する機会が出てくるかと思うんですよね。それは,大きさも慣れない,形も違う,もちろんギアの操作なども違うのですから,事故を起こす危険率というのは高くなるかと思います。市民部ではそういう車を何台か持っていますので,日頃から年に何回かは職員を対象に操作や運転の訓練をするとか。事故というのは誰も起こそうと思って起こす人は誰もいないですけれども,それをやらないと起こす率は高くなると。このような事を前回の委員会でもお話したわけなんですよね。この事故は3月2日ですから,その後市民部さんではこれを受けて職員にどういう対策を行ったのか。あるいは全然やらなかったのか。やらないとすればやる必要があるのではないかと。今後このようなことがないようにどんな対策をされているのかお聞きしたいと思います。それから,もう一つ,戒めというわけではないですが,やはりこれからは職員に危機感を持ってもらう意味では,被害者だけではなくて加害者の名前も当然ここに載せるべきではないかと。これは以前の議会でも誰かが質問していますよね。それは庁内で議論があるかと思いますが,その点も踏まえてご答弁をいただきたいと思います。私は職員の倫理観を公表しろといっているわけではないですよ。常任委員会とか,議会等の資料の中では被害者・加害者の名前をきちっと出すべきではないかと,このように思います。その二点,事故を受けての職員の安全対策,職員に対しての指導も含めてどういうことをやっているのかと,公表についてのお考えを伺いたいと思います。これは市全体のことになるかとは思いますが,市民部としてはどう考えているのかお答えをお願いします。

環境保全課長)安全対策をどのようにしているかというご質問でありました。実際にこの事故を起こした職員につきましては,一般職員でございまして,私どもで特殊車両ということで作業しているのは,現業の職員で,この職員が特殊車両,巡回車二台,粗大ゴミ回収車二台,資源ごみ回収車二台,計六台を,五名の作業員,一名が臨時職員ということで実施しておりますが,この職員達に対しましては,朝,係長が詰所におきまして点呼その他を行い,また,現副部長となりましてから,できるだけ昼休みに作業員の方とひざを交えて話し合いをする機会を持ちたいという積極的な考えのもとに,詰所で昼食を取りながらいろいろな話をしているというところです。実際の訓練につきましては,私どもでそこまでの時間的な余裕は。また,建設部もございますので,環境保全課一つだけでやるというのも,その関係もございますので,人事関係のほうとも,そういうようなお話をいただいたことにつきましてそういう方向性をもってきたいと思います。

市民部副部長)職員等に対する指導について小松課長からも話がございましたけれど,市民部長の名前で部の職員全員に対しては十分注意するような文書指示を出しております。それから,現業の職員に対しましては,特に廃棄物,ごみの収集作業につきましては車両毎に運転手が固定しておりますので,それについては特定の者が運転することとなっております。運転手の中で,発令行為はしておりませんけれど現場の責任者ということで運転手一名を位置づけまして,常に事務所との連絡ということにつきましては適切に取れるように対処しております。

市民部長)損害賠償の和解についての議案の出し方でございますが,これにつきましては,私どものほうと,所管が総務部が議案の精査になっておりますので,そちらともお話をしまして,今回このような形となったかと思います。その経緯については差し控えさせていただきたいと思います。

前島委員)職員のほうには市民部長名で文書通達を行っていると。普通,民間でいきますと,事故があった時は皆さんで月1回ぐらい就業後に30分集まって事故例研究会というのをやるんですね。自治体ではやらないのかどうかはわかりませんが。危険予知,なぜこの事故が起こったかということを。ただ部長名で文書を出しても,安全対策や職員の意識改革にはならないですね。ですから,事故というのは誰も起こそうと思って起こす人はいないわけですけれど,起こってしまったものは仕方ない。ですから,今後同じような事故を繰り返さないように,皆さんで対策を取ってもらいたい。その対策というのが,文字にしてみんなに配るので終わりかと。それでは全く意識改革することにはつながらないし,対策にはならないかと思います。職員が事故を起こしても困るのですから,皆さんに迷惑をかけるのですから。被害者の方にも迷惑をかける,加害者も被害を負っているというのがありますので。市民部だけではありませんけれど,特に市民部や建設部においては,委託車両も含めて市民サービスの観点から走る機会が多いのですから,今後は危険予知や事故例検討会などをやりまして,その同じような事故が繰り返されないように。事故の現状分析をしていくと,一つの事故があれば必ず三つ以上の原因があるそうです。二つなら事故にならないそうです。三つの要因が守られていれば事故にならない。ですからやはり,事故があったら管理者が自らそういった検討会を開いて,なぜ事故が起きたのかを皆さんと見直して,そういう事故がないように努めていただきたいと思うんです。それから,この損害賠償ですけれど,一般の考えでいきますと,車には強制保険が入られて,そのほかに任意保険に加入するわけですが,この額を見ますと,物損にしても,治療費にしても,116号の議案は,治療費,薬代,通院費,休業損害,慰謝料となっていますが,これは強制保険で出る範囲の種類ではないかと思うのですが。なぜ強制保険で出るのに市で補正を組んでお金を出すのか,その点をお聞かせ願います。任意は入っていないのでしょうかね。任意にも入っているとすれば,当然お金は税金から補正を組んで払う必要はないのではないかと思いますが。その点お聞かせ願いたいと思います。

環境保全課長)今回の補正額が9万9千円の補正増をしておりますが,これは,6月の第2回定例会において物損事故の時に予算計上いたしました時に,治療費につきましても相手方が概算払いをしてくれということで,計上いたしまして,その時に計上した額の不足額を今回9万9千円ということで補正をお願いいたしました。今回の補正額9万9千円に対しまして,歳入23ページにありますように,自動車損害賠償責任保険が同じ金額補正となっております。この金額が,国で行っております強制保険の金額でございます。

前島委員)23ページの金額が保険から出ているお金なんですね。でもね,今の部長の答弁を聞くと,なんだか事故を起こすと,保険に入っている場合は保険会社に委ねるんですよね。一般はタッチしないものといわれているんですよね。ですから,被害者の方が仮に10万払ってくれと言ってもそれは保険会社のほうで対応するのであって,当事者が任意保険に入っていても普通は止めてくれと言われますよね。今の部長の答弁だと,被害者の方から要請されて仮払いをしていまったというふうにとったのですが・・・。仮払いをしているので今清算するんだと。そのうち9万9千円が自動車損害賠償保険からでるんだという答弁ですか。それではおかしいんじゃないですかね。私が言いたいのは,保険に入っていれば税金から出す必要はないと。保険のほうでできるのではないかと思うんですが。

市民部長)市の財務規則にもありますように,市の予算を経由して支出をするということになっておりまして,本年の6月の議会でも当初70万2千円を補正の歳出を決めまして,その際に同額の歳入もありまして,市を経由して保険金が支払われると。一部人身につきましては,概算払いということで医療機関からの請求に基づいて支払ったということです。

前島委員)6月の議会で承認をされているということで,これ以上お話はしませんけれど,ちょっと不可解に感じられます。一般的に保険の場合には,立替払いとかそういうことはやらないと思うんですけれど。

市民部長)6月議会に,歳入歳出イコールでもって予算を計上しまして,歳出が70万2千円の歳出を組んで,歳入も70万2千円の歳入を組んで,保険金を歳入という形で受けることでもって行っています。

前島委員)保険の件は了解しました。それと要望になりますけれど,名前の公表の件と,事故の後の検討会など,紙ベースで周知をするのではなくて,皆さんでなぜこの事故がおきたのかその原因をよく分析して,皆さんが納得して気をつけようという認識のもとでやらないと,事故というのは減りません。文書だけで減れば世の中事故というのはなくなってしまいます。ぜひ,職員に対してそういった指導もこれからはぜひお願いをしておきたいと思います。それから,特殊車両につきましては,決められた方が乗車し使用すると。私は,非常災害とかそういった何かの時には,必ず職員の方が空いている車を市民のために乗ってごみでもなんでも収集にいくとか,人命救助にいくとか,やはり非常時を考えるのであれば,日頃から職員に対して特殊車両については運転や機械の操作を十分に周知しておかないと,いざと言う時に役に立たないということになりますので,これも合わせて今後の検討課題だと思いますけれど,機会があればそういうふうに取り入れていただいて有効活用していただきたい,事故防止に努めていただきたい,このように思います。要望としてとどめておきたいと思います。

小吹委員長)ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)発言なしと認め,以上で質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ないようですので,以上で討論を終了いたします。
これより,採決に入ります。議案第116号「損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解について」を採決いたします。
お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することに,ご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,「閉会中の継続調査の申し出について」を議題といたします。当委員会において,閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配布いたしました案文に示す事件・事由を付し,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,当委員会に付託されました案件の審査はすべて終了しましたので,本日の市民経済委員会を閉会いたします。


 閉会 午後1時50分





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