平成15年6月20日 総務企画委員会


案 件 (1)議案第59号「平成15年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」
(2)議案第62号「町界町名整理事業に伴う関係条例の整理に関する条例を制定することについて」
(3)議案第69号「町の区域の設定について」
(4)議案第65号「石岡市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」
(5)議案第66号「損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解について」
(6)審議会協議会等の審議状況について
(7)その他
出席委員 磯部延久委員長,池田正文副委員長,吉田寛委員,前島守雅委員,村山裕委員,菱沼和幸委員
市執行部 企画部
 企画部長(中村栄),企画課長(荻沼雅光),企画課副課長(佐々木敏夫)
総務部
 総務部長(関正雄),総務部副部長(信田志郎),総務課長(伊野忠好),総務課副課長(宮本秀男)
消防本部
 消防長(比氣憲治),総務課長(高木信夫)
事務局 主任(田辺武弘)


 開会 午前10時00分


磯部委員長) おはようございます。
 ただいまから,総務企画委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。なお,審査は協議案件書にそって行いますのでよろしくお願いいたします。
 次に,本日の審査にあたり説明員として出席した者の職・氏名は,お手元に配付いたしました出席者名簿のとおりであります。
 次に,執行部から発言の申し出がありますのでこれを許します。

総務部長) 先日ありました職員の交通事故につきましてご報告させていただきます。市民部環境保全課の主査○○○が6月6日に起こしました交通事故につきましてご報告いたします。
 当該職員は,6月5日午前6時45分頃乗用車を運転し,国府5丁目地内の本人の実家敷地内から道路に進出しようとして後退するときに,後方左右を注視せず,安全を確認しないまま後退した過失により,自車左側後部等を,道路左側の側溝にしゃがんで草むしりをしておりました○○○さんに衝突させ,よって入院加療約3ヶ月を要する骨盤骨折の障害を負わせました。その後,当該職員はいったん車を自宅に戻し,○○○さんが道路に倒れてケガをしている旨を119番通報いたし,消防からの連絡でかけつけました石岡警察署員にも同じ説明をいたしましたが,その時に自分がはねたことは伝えませんでした。同日夕,石岡警察署員が発見時の詳細を聞きに当該職員宅を訪れたところ,乗用車に衝突した跡があり,事情を聞いたところ本人が事故を認めたため業務上過失傷害の容疑で逮捕されております。当該職員は,事情聴取のため6月5日から下妻警察署に勾留されまして,6月16日に釈放されております。同日に水戸簡易裁判所から罰金50万円の略式命令が出されたところでございます。罪名は業務上過失傷害及び警察官への事故の報告を怠ったということでございます。道路交通法違反ということでございます。以上が今回の交通事故の概要でございます。
 市では6月9日に管理職員を集めまして,今回の交通事故の経過説明及び交通事故防止について市長の訓示を行いました。その後全職員に対しましても,その内容を通知しております。これまで交通事故防止につきましては,何回となく職員に注意を喚起してきております。こうした中での今回の事故は誠に残念でございます。今後職員が一丸となりまして安全運転に取り組むよう啓発を徹底してまいりたいと考えております。委員の皆様方には大変ご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。

磯部委員長) それでは,これより審査に入ります。
 まず始めに,議案第59号「平成15年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」並びに議案第66号「損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解について」の計2件につきましては関連しておりますので一括して議題といたします。
 執行部より提案理由並びに内容等について説明願います。

企画課長) それでは企画課からご提案申し上げました案件についてご説明申し上げます。議案第59号「平成15年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」からご説明申し上げます。補正予算の説明書の16,17ページになります。一番上の企画費,交通事故にかかる損害賠償費4万9000円の補正予算としてお願いしてございます。この損害賠償にかかる中身ですが,議案第66号にお願いしてございます。企画課の職員が運転する車両により損害を賠償し,和解するものでございます。事故の概要でございますが,去る2月27日,業務会議のため土浦市役所に出張し,駐車するために車の向きを変えようとバックしたところ,既に駐車済みであった左側に停めてあった相手側の車両に接触をしたものでございます。相手側の車両の右フロントフェンダーを損傷したものでございます。石岡市の公用車につきましては,リアバンパーを損傷したものでございます。修理代金が4万9000円でございます。なお,この修理代金4万9000円にかかる歳入も一緒に補正予算案としてご提出しております。14,15ページでございます。諸収入の雑入の科目でございますが,自動車損害共済災害共済金60万6000円となってございますが,この中に当方の4万9000円について含まれているというようにご理解いただきたいと思います。よろしくお願いします。

磯部委員長) 以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。なお発言は挙手によりお願いをいたします。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) ないようですので,以上で質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。討論はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) ないようですので,以上で討論を終了いたします。
これより採決に入ります。
 議案第59号「平成15年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」並びに議案第66号「損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解について」の計2件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本件はいずれも「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。

企画部長) ただいま総務部長より発言がございましたけれども,交通安全につきましては,企画部員に日頃から注意を喚起しているところでございます。今後とも公私問わず市民の模範となるよう率先しまして交通ルールを遵守し,交通事故防止に努めて参ります。よろしくお願いいたします。

磯部委員長) 次に,議案第62号「町界町名整理事業に伴う関係条例の整理に関する条例を制定することについて」並びに議案第69号「町の区域の設定について」の計2件については関連しておりますので一括して議題といたします。
 執行部より提案理由並びに内容等について説明を求めます。

総務課長) それでは,私の方から議案第62号並びに議案第69号についてご説明申し上げます。
 最初に議案第62号「町界町名整理事業に伴う関係条例の整理に関する条例を制定することについて」でございます。提案理由といたしまして,石岡市大字石岡について町界町名整理事業行うことに伴い,関係する条例を改正するものでございます。具体的には,今回町界町名整理事業を行います地区に所在します市の施設の住所を変更するものでございます。そこにありますように,北小学校,石岡市在宅介護支援センターねあたり,石岡市半ノ木霊園,3つの施設の住所を「石岡市大字石岡」からそれぞれ「根当」「半ノ木」という住所に変更するものでございます。
 続きまして議案第69号「町の区域の設定」でございます。地方自治法第260条第1項の規定によりまして,本市内の町の区域を別紙のとおり設定するものでございます。理由としまして,石岡市には「大字石岡」地区が市役所の周辺と市内北部に存在し,ともに5桁の地番が使われているため場所を特定することが困難となっております。そのため,郵便物の遅配・誤配あるいは訪問先が見つからない,また,事件や事故・火災などが発生した時,パトカーや消防車が目的地を探すまでにかなりの時間を要してしまうなど,いろいろな方面で不便と混乱をきたしております。以上のような現状及び地元の要望を踏まえまして,今回,石岡市町界町名整理事業を行うものでございます。本事業の実施は,「町界」と「町名」を整理し,住所の合理化をはかり,住民生活等の不便の解消及び地域の発展に寄与するものでございます。なお,本事業の実施期日につきましては,平成15年9月1日から実施するものでございます。決定書にありますように,地方自治法第260条第2項の規定によりまして,町の区域を別紙変更調書のとおり設定するものでございます。今回につきましては,「半ノ木」「根当」「池の台」につきまして実施を予定しております。住所の登録としまして,「大字石岡」の部分をそれぞれ「半ノ木」「根当」「池の台」というような変更をいたすものでございます。よろしくご審議を賜りますようお願いをいたします。

磯部委員長) 以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。なお,発言は挙手によりお願いいたします。

菱沼委員) 議案第62号のところなのですが,この第1条の部分と第2条の部分で,番地ですが,「10,949」と「10888」と,カンマを打ってるのと打ってないのとがありますけれども,この部分において答弁の方よろしくお願いいたします。

総務副部長) ただいまのご質問の所在地の表現の中で,北小学校については「10,949番地」,それ以外についてはカンマがないという表現の仕方でございますけれども,これにつきましては,町界町名整理事業の中ではすべて地番等につきましてはカンマは入ってございません。その中でこういった施設の設管条例の中で表現を直すにあたりまして,担当課の方と協議をしたところ,これまでも「大字石岡10,949番地」を使っていたということですので,これをそのまま使いたいということがありました。そういう形ですので,今回施設の表現と町界町名の実際の地番との表現との,従来から地番そのものにはカンマはないのですけれども,そういったことがありまして今回こちらの表現についてこういった形をとらせていただきました。

磯部委員長) 暫時,休憩します。

        〜 休 憩 〜

磯部委員長) 休憩前に引き続き会議を開きます。他に発言はございませんか。

池田副委員長) 議案第69号についてですが,理由書の中に,一般市民の方の利便性の向上が一番大切なことだと思いますが,それに付随しまして郵政公社の郵便物の問題ですとか,警察署のパトカーの問題,その後に出てきます消防本部の消防車の部分で立派なシステムがあるのですが,それの住居表示の変更にかかるシステムについてお伺いしたいのですが。

総務副課長) ただいまの池田委員のご質問の件ですけれども,当然住所が変更することによって消防の方で所管しております地図検索システムについては,当然変更をかけないとピンポイントの場所の特定というのはできないと思います。それに伴いまして先般消防署の方と事務レベルで,沖電機が担当されているのですけれども,住所が変更することによっての早急なシステムの変更という打ち合わせをしてございます。

磯部委員長) 他に発言はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) ないようですので,以上で質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。討論はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) ないようですので以上で討論を終了いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第62号「町界町名整理事業に伴う関係条例の整理に関する条例を制定することについて」並びに議案第69号「町の区域の設定について」の計2件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案はいづれも「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) ご異議なしと認め,「原案可決すべきもの」と決しました。
 次に,議案第65号「石岡市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。執行部より提案理由並びに内容等について説明を求めます。

消防・総務課長) ご説明いたします。議案第65号「石岡市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」,提案理由といたしまして消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令の一部を改正する政令(平成15年政令第97号)が施行され,消防団員の退職報償金の支給額が引き上げられたことに伴いまして,本市消防団員の退職報償金の支給額を改正するためでございます。次のページに比較表がございます。一番引き上げ率が大きい,消防団員勤続年数5年以上10年未満,現行では14万円でございますが2000円引き上げまして14万2000円。引き上げ率が一番低い消防団長,勤続30年以上でございますが現行で92万5000円,2000円引き上げられまして92万7000円。引き上げは一律2000円でございます。慎重なるご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

磯部委員長) 以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。なお,発言は挙手によりお願いいたします。
 発言はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) ないようですので以上で質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。討論はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) ないようですので以上で討論を終了いたします。
 これより採決に入ります。
議案第65号「石岡市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) ご異議なしと認め,「原案可決すべきもの」と決しました。
 この際お諮りいたします。本日審議いたしました審査報告,委員長報告並びに継続調査の申し出につきましては,その作成・報告を委員長に一任いただきたいと思います。これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で今期定例会で審査付託されました議案の審査を終了いたします。
 次に,その他の件としまして,審議会協議会等の審査状況並びに事務事業について執行部から報告の申し出がありますので報告願います。

企画部長) それでは,企画部の方から事務事業評価制度の導入について,鹿島鉄道支援対策,活性化検討委員会の発足についてご報告いたします。
 最初に事務事業評価制度の導入でございますけれども,地方自治体を取り巻く環境が大変大きく変わってございます。大変厳しい環境にあるわけでございますけれども,このような中で市民の視点に立った上でどれだけの効果をもたらすのかを示す必要があるわけでございます。具体的には目指すべき効果を期待するために,コストの導入等事務事業の実施が適切になされているかをチェックすることが要求されているわけでございます。このために事務事業の評価が有効であると言われてございます。こういう中でコストの評価を加えまして31事業に対しまして今年度評価を行っていきたいと考えております。担当から説明を申し上げますのでよろしくお願いしたいと思います。
 それから合わせまして鹿島鉄道活性化検討委員会でございますけれども,現在大変厳しい経営環境にございます鹿島鉄道に対しまして,沿線自治体と茨城県においてその支援を行っているわけですけれども,それに合わせまして関東運輸局を取込みまして各自治体等関係機関が一体となって活性化方策について検討を行います鹿島鉄道活性化検討委員会を設置して参ります。ご理解いただきたいと思います。これにつきましても担当の方からご説明申し上げます。よろしくお願いします。

企画副課長) それでは私の方から石岡市事務事業評価制度の導入についてご説明申し上げたいと思います。お手元に資料がご配付されてると思いますので,この資料に基づきましてご説明いたします。ただいま部長の方から概略はご説明したとおりでございますけれども,各委員さんご案内のとおり地方分権の推進によりまして従来の自治体の運営でございますけれども,それが今までの運営から地域経営という形になっております。したがいまして住民の方々の物心両面の満足度を高めるという観点から住民参加型の情勢が最近高まっているという状況です。このような視点からですけれども,行政におきましても情報公開の徹底とかバランスシート,貸借対照表にある財政状況,そして今回導入いたします事務事業評価制度,こういう制度を進めていくことになります。この事務事業の評価でございますけれども,議会の一般質問等におきましても民間企業の企業感覚の導入ということを何回か議会でもご指摘されているところでございます。したがいましてこの事務事業評価制度でございますけれども,行政運営に「計画;PLAN」「実施;DO」「評価;CHECK」「見直し;ACTION」,俗に言われますPDCA,マネジメントサイクル,これを導入いたしまして事務事業を評価しながら,そこにフィードバックさせてそこに改めながら連鎖していくというシステムでございます。この制度でございますけれども,政策評価システムとか,行政評価システムとか,そして今回の事務事業評価システムとかそれぞれの自治体で千差万別いろいろなシステムを使いまして評価を行っているところでございます。この事務事業評価制度でございますけれども,いろいろな事務事業の遂行につきましては絶えず能率が求められるわけでございます。その能率を追求していく中で一番大切なことは,目的を絶えず確認していきながら事務事業を進めるということを認識してございます。そして資料の2ページ目に三角のピラミッドを示してございますけれども,私ども地方自治体ですけれども,この行政運営の最高の指針というのは市の最上位の目的は基本構想ということで「政策」というものがございます。その政策を実行するためにその手段として「施策」がございます。さらにその施策を実行するための手段ということで「事務事業」というものがあるわけでございます。こういった三角のピラミッドになってございます。したがいまして今回行う事務事業評価でございますけれども,一番下の底辺の事務事業でございますけれども,これがキチンと行われていることによって上位の目的,施策とか政策が達成できるということでございます。こういったピラミッドの中でマネジメントサイクルを運営していくということでございます。したがいまして,能率が良いとか,能率的と言われる場合は目的と手段が釣り合ってる状態でございますので,これが目的に対して手段が大きい場合はムダ,目的に対する手段が小さい場合は無理,それが起こる前はムラでございますのでそういったものを排除するという目的がございます。今までの行政運営でございますけれども,今まではどうしても予算中心主義でございました。どれだけ予算を獲得してそれをどれだけ使うか,あくまでも結果が求められたわけですけれども,その結果によってどれだけの効果が生まれてくるのか,そういった検証が行われませんでした。したがいましてその効果がどれだけあったかということを評価いたしまして,絶えず見直しをかけながら,例えば民間に移行できるもの,例えば同じ役所の中でも同じような業務を行っているとか,例えば排出すべきものとか,将来もっと充実すべきものとか,そういったものを自ら評価を行いまして,次年度の実施計画とか予算に反映させていくというシステムでございます。これがキチンと行えることによりまして,市民の方々への説明責任(アカウンタビリティー),こういったことで事務事業を行っています,これだけのコストをかけていますという説明ができます。
 2ページ目をお開きいただきたいと思います。これは先ほどご説明しましたとおり,事務事業評価システムでございます。15年度の事業は30と記載がありますけれども,さきほど部長からもありましたとおり31事業でありますのでご訂正願いたいと思います。これにつきましては資料の一番後ろに,モデル30事業を掲載してございます。過日の一般質問におきまして市長答弁におきまして龍神の森整備事業を評価に加えるということでございましたので,これを加えていただければと思うところでございます。ご訂正のほどよろしくお願いいたします。それから2ページにありますとおり評価の形態でありますけれども,PDCAの形式で行っているところでございまして,その評価表もこのような形態で行っております。この評価表でございますけれども,資料の後ろから3枚目に,2枚ほどありますけれども,これが表裏という形になります。表面でございますけれども,これはただ単に今まで予算をどれだけ使ったかではございませんで,事業がどのような目的で行われまして,その目的達成のためにどのような目標を立て,どれだけの実績が上がったのか,その目的達成率や効果率,またその事業を行うために人件費を含めてどれだけのコストがかかるのか,実質的1を上げるためにどれだけのコストがかかるのか,そういったものを評価して表すものでございます。それから裏面でございますけれども,裏面につきましては事務事業の目的の妥当性とか,事業の有効性,事業の効率性,コスト,事業の将来性といった結果評価を行うものでございます。したがいまして定量的な評価とこういった結果の形成的な評価を合わせもって次年度の実施計画,予算に反映するということでございます。これをどのように行うかといいますと,資料の4ページ,このフローにしたがって行うわけでございます。現在担当部門の方にこの評価表を下ろしてございます。したがいまして第1次評価を現在行っているところでございます。この提出を6月27日までにいただきまして,それを企画部門の方でヒアリングを行いまして,この評価表をまとめます。そして8月に第2次評価を受けます。ここでは助役を筆頭に企画部門・総務部門・財政部門といった,計画部門とか予算に関わる部門とか,人事に関わる部門とか行政改革に関わる部門,こういったものが全ての政策にリンクするものでございますのでそういった仮称でございますけれども評価委員会を設置しまして報告します。その結果を基に市長の方に上げまして,従来にあります実施計画に評価を反映させるというものでございます。そうしましてこの評価と実施計画のヒアリング,さらに予算等をからめまして次年度の実施計画とか,新年度予算編成に反映させるというシステムでございます。この事務事業評価システムでございますけれども,市町村ではコンサルタントが入りまして素晴らしいものになってるわけでございますけれども,あくまでもこれは石岡市独自に開発したものでございますので,無理な点が多々ございますけれども今後全事業を対象として実施してるように,試行錯誤でございますけれども,ご理解の程よろしくお願いいたします。

企画課長) 続きまして鹿島鉄道につきましてご報告申し上げます。先般の当委員会におきましても鹿島鉄道についてはご説明申し上げたところですが,その後国におきまして新たな動きが見受けられました。お手元の資料,「鹿島鉄道活性化検討委員会の趣旨」というタイトルでお手元に資料が配付されているかと思います。具体的には国土交通省関東運輸局が直轄する検討委員会でございます。3つの項目からなっておりますが,結論としましては3番目に鹿島鉄道と記載してございます。この調査は厳しい経営状況にある鹿島鉄道が地域の足として,また地域振興の手段として地域に密着し発展できるよう,昨年国において創設された公共交通活性化総合プログラムを活用し,鹿島鉄道の具体的な活性化対策について検討を行うものである。具体的には平成15年と16年と2カ年ということで国に方から私どもの方へご案内が来ております。その2カ年の間に活性化の様々なメニューを検討していく。それに基づいてできるものから実施するというものでございます。
 次のページに資料1として設置要項案が付いております。国土交通省関東運輸局が定めた要綱です。名称から8条までなっておりますけれども,特に鉄道の利用促進策の調査研究,あくまで調査研究ということを理解してほしい,**ではないということをご理解いただきたいと思います。それからマイレール・フォーラム。これは鉄道のための様々な研究会,利用促進策の実施をする。それから中長期の安定的な経営のあり方の検討。少し専門的に突っ込んで,**どの辺まで検討を加えるのか。それから,その他必要な事項でございます。ちなみに関東運輸局の考えは,従来の地方鉄道,ユウシ鉄道,鹿島鉄道を含めまして,いわゆる瀕死の重傷であえいでいるのは,千葉県の銚子電鉄,**電鉄。ですから私ども鹿島鉄道,千葉県の銚子電鉄の2つが15年度,16年度の主なる検討開始ということのご説明をいただいてます。それから次のページに別添としまして,委員の名簿が記載されております。これもやはり関東運輸局が直接このような表をお作りいただきまして,私ども沿線市町村を含め,各**をしてきたものです。座長は,関東運輸局の鉄道部調整管,この方が自ら座長となります。それから委員としまして日本交通公社JTB,それから関鉄レールファンクラブ,これは東京の方なのですが,われわれ地元の方より非常に詳しい方ということであります。それから県が入りまして,以下沿線市町村がつづられております。あとはそれぞれ鉄道事業者である鹿島鉄道,それから関東運輸局の監理課長が入ります。それから水戸に関東運輸局の茨城運輸支局という組織がありますので1名,合計24名となります。第1回目の委員会でございますが,今月の25日,石岡市役所を会場に開催することになっております。この活性化検討委員会の新たな動き,あるいは先ほどらいそういうものに関しまして,そういう情報が出しだい当委員会に報告申し上げたいと思います。

総務部長) 私の方から,市民会館運営委員会において決まりました,これからの市民会館の自主事業についてご報告いたします。まず6月28日土曜日,に上映されます「たそがれ清兵衛」という映画がございます。これは午後2時,6時30分の2回上映で行われます。それから幼児を対象としました「ぬいぐるみミュージカルオズの魔法使い」というのがございまして,これの上映が7月3日,4日の2日間に渡って行われます。3日が午前10時と午後1時,4日が午前10時,合計3回の公演でございます。
 それともう1つ,これは自主事業ではございませんけれども,市民会館を使って行われるものといたしまして,NHKラジオ番組の「昼の散歩道」というものがございまして,これの公開録音がございます。日にちが9月26日金曜日,午後6時から7時半までということでございます。主催が石岡市とNHK水戸放送局,ゲストがダークダックス,野口五郎,美川憲一でございます。放送の予定日でございますが,いづれも午後12時半から12時55分までNHKの第1放送で9月29日月曜日,30日火曜日,10月1日水曜日,この3日間に分けて行われる予定になっております。
 それから,追加で報告したいことがありますが,よろしいでしょうか・・・。
 皆さん新聞の記事でご存じかと思いますが,自治会連合会の会長さんの件ですけれども,会長の箕輪さんから昨日6月19日でございますが,会長を辞任したい旨の申し出がございました。これを受けまして,今日6月20日,本日より副会長の佐古田さんが会長代理になることに決まりましたのでご報告させていただきます。

消防長) 消防署の救急活動の中で,重症急性呼吸器症候群(SARS)の対応についてご説明申し上げます。SARSの対応については,119番入電時,状況を確認したところでSARSの疑いがあるといわれた場合に,土浦保健所の担当者に電話連絡いたしまして,病院及び搬送車の手配を依頼いたします。これらの類似症例者を搬送する場合ですが,感染予防対策といたしまして,感染防護服,N95マスク(微粒子の対応マスク),防具(眼鏡),ディスポグローブ(手袋),こういったものを着用して対応いたします。搬送先の病院については県内16の医療機関が指定されております。
 その他,土浦メディカルコントロールについてご説明したいのですが・・・。
 それから救命率の向上を図るために,平成15年4月1日に設立されました土浦地区メディカルコントロール協議会についてご説明申し上げます。土浦地区メディカルコントロール協議会につきましては,石岡市消防本部,土浦市消防本部,新治広域消防本部,小川・美野里・玉里広域消防本部,この4消防本部と,管内の医師会医療機関で設立をしまして,円滑な救急医療と救急救命士の応急措置を検証等などで現場での観察,記録,そういったものの検証会議ということで医師を交えまして,医師と救命士が出席しまして検証して事後の救命率の向上を図っていくというような協議会でございます。

磯部委員長) ただいまの報告に関しまして質疑等ございましたら挙手によりお願いいたします。

前島委員) まず最初に,事務事業評価制度のところで,当然民間でやっているところですので努力は認めるわけでありますが,現実問題といたしましてバランスシートもやっとできあがった状態で,役所の職員がどれだけ理解をしてるかという部分も当然大事なことでありますが,これについてまた新たにやって,現実的にこれは実施部門で評価というのは担当部門で実施されるわけですよね。それについて実際にどういうような研修をされてるかという部分は当然大事だと思います。それについての対応についてまずお伺いをしたいというように思っております。
 また,鹿島鉄道の支援対策につきましても昨年,5年間で沿線市町村が約4000あまりを出すということになったわけですが,それについての検討委員会との整合性についてもお伺いしたいというように思っております。
 委員長,先ほどの職員の交通事故の件についても聞いていいですか・・・。
 先ほど総務部長から報告があったわけですが,これについて現実問題として新聞報道でされているのはひき逃げという部分でされてます。市民の方もそこらに対してどういう処分,懲罰をするのか,そういう委員会を現実に開いているのか,そういうものについても当然知りたいということを何人かから聞かれてるわけですが,それについて実際に委員会を開く予定があるのかどうか,それについてもお伺いしたいと思います。

企画副課長) 前島委員ご指摘のとおり,当市においてバランスシートを作っております。現在公会計におきましては現金主義,単式簿記によって公開されているわけですけれども,バランスシートの場合は発生主義,複式簿記で行っているところでございます。そういった中で複式簿記をバランスシートにおきまして総資産とか負債,そういったものがどれだけ役所の職員がバランスシートを見通すことができるかという力も必要かと思います。市民の方に公開したところで,どれだけ読めるかという部分についてもやっぱりあると思いますけれども,やはりこういった多くの情報を提供していくという姿勢を持ちたいと思います。これはこれからも充実を図っていきたいと思います。
 さらに事務事業評価制度でございますけれども,確かに今回はモデル事業でございますので,担当部門の職員がこの事業の説明を受けているところでございます。実際のところ全ての職員が事務事業に携わっているわけでございませんので,常に自分の目的意識と慢性的に行っている事務事業に対して自ら評価を行って,それに対して変革を見せる姿勢が大切だと考えております。したがいまして将来的には,来年におきまして全事業が対象にできれば全ての職員がそういった目的意識とか自分の事務事業に対しての問題意識が持てる,そういった意識改革が行われれば一番いいのかなと思っているところでございます。したがいまして合併前にこうした職員の体質改善そういったことで先約的な意味合いを持ちましてこういった制度を急きょでございますけれども,したものでございます。よろしくお願いします。

企画課長) 鹿島鉄道のお尋ねについてご説明申し上げます。
 委員ご指摘のとおり市町村の首長並びに市町村議長,総務担当委員長で構成いたします鹿島鉄道対策協議会,これが一番上位の協議会だというように私どもでは位置づけております。沿線市町村で少しずつ負担金を出し合いながら,今年度から茨城県が100万円の負担金を予算化をしてくれました。その**をもちまして私どもは沿線市町村5つが一緒になって,とにかくお客さんに乗っていただかないことには経営が改善しないわけです。事業者としましても今いっしょうけんめいリストラを講じながら経営改善に向けた努力をしておりますけれども,やはり鉄道事業というのは**まで確保しなければなりません。なおかつ安全性をこれからも追求をし続けなければいけませんので,全て**というのはなかなか難しいようです。県も,積極的に安全性の合理化実施のためには様々なシステムを講じてくださっています。それから前島委員ご指摘のありました支援会議,これは市民の団体並びに沿線の高校が非常に多くございます。石岡4つ,それから小川高校,玉造高校,鉾田一高,二高とあります。高校生を主体に一生懸命,鹿島鉄道の利用運動を展開してくださってます。お手元に配付しました1つのガイドブック,これは初めて拝見したとき私も知らないお店がたくさん載ってます。これを沿線の皆さんあるいは首都圏の皆さんにお配りさせていただきまして,とにかく1人でも2人でもたくさんの方々が鹿島鉄道を乗る,結局は運賃をお支払いしてくださる,これが一番の道だと思いますので,このような努力を続けて参りたいと思います。

総務部長) ただいまご指摘の職員の処分の件でございますけれども,いまのところ分限懲戒処分審査委員会は開いてございません。予定といたしまして6月25日の水曜日に開催の予定でございます。よろしくお願いします。

磯部委員長) 他にございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) それでは,ないようでございますので,以上で総務企画委員会に付託されました案件はすべて終了いたしました。執行部におかれましては大変ご苦労様でした。ご退席願います。暫時,休憩いたします。

        〜 休 憩 〜

磯部委員長) 休憩前に引き続き会議を再開します。次に,その他の件で何かございましたらお願いします。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) 以上で総務企画委員会を閉会いたします。


 閉会 午前11時07分





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