平成16年2月2日 総務企画委員会


案 件 (1)所管事務の調査
神栄跡地利活用について
石岡駅周辺整備について
男女共同参画施策について
出席委員 磯部延久委員長,池田正文副委員長,吉田寛委員,前島守雅委員,村山裕委員,菱沼和幸委員
市執行部 企画部長(中村栄),企画部副部長(内田新市),企画課長(荻沼雅光),企画課副課長(佐々木敏夫)
事務局 主幹(田辺武弘)


 開会 午前10時00分


磯部委員長)
 ただ今から,総務企画委員会を開会いたします。
 本日の議題は,所管事務調査といたしまして,神栄跡地の利活用について,石岡駅周辺整備について,男女共同参画施策についてであります。
 次に本日審査にあたり説明員として出席した者は,お手元の出席者名簿のとおりであります。それでは,これより調査に入ります。まず始めに,神栄跡地の利活用についてを議題といたします。執行部よりその報告を求めます。

企画課長) それではお手元の資料,神栄跡地利活用報告書のご説明を申し上げます。一番下に石岡市中心市街地活性化推進委員会という名称が記載されてございます。推進委員会のメンバー構成でございますが,一番後ろにメンバー表が記載されてございます。当委員会の委員長は常盤大学教授の○○○さんでございます。同じく副委員長が石岡市商工会議所専務理事の○○○さんでございます。全体で15名の委員で組織されてございます。逐一お名前を申し上げませんが,各商店街振興組合の代表者,まちづくり団体など各種団体を含めまして,区長会の主任駐在員さん,建築士会など全体15名の構成でございます。
 この推進委員会の会員は,去る1月21日に開催なされまして,全会一致でこの報告書が決定なされたわけでございます。結果的に申し上げますと1月27日にこの報告書を持ちまして会長・○○○教授から石岡市長に,いわゆる答申がなされたわけでございます。
 中身の説明に入らさせていただきます。ここにはこれまでの経過が記載されてございます。ご案内のとおり平成9年の12月に公共用地先行取得等債をあてて石岡市が取得したものでございます。記載の5カ年度としましては,10年以内に事業に要するということが記載されております。これまでの取り組みとしましても,石岡地方行政連絡会において県立図書館あるいは文化の**から要望をしたことがございます。一番下の方に記載されてございますが,石岡市役所の庁内組織である中心市街地活性化プロジェクトチーム,これは各課の課長クラスでございますが,推進委員会の命を受けまして様々な調査にあたってきたところでございます。
 1ページでございます。神栄跡地を取り巻く環境,これも既にご案内の通りでございます。様々な団体が年間を通じて利用をしてくださっております。特に近年,近くにお住まいの有償ボランティアの方が花壇を自ら設置し,散水をするなど一生懸命な取り組みをなさっていただいているところでございます。
 2ページでございます。これまで神栄跡地の利用につきましては,様々な団体から様々なご意見が寄せられておりました。その1つが石岡商工会議所,建築士会石岡支部,このような内容で要望がなされております。
 3ページですが,まちづくり市民会議,ワークショップなどを含めまして活発な動きを展開してくださいまして,様々な観点から調査活動を行ってきました。
 4ページですが,ワークショップの中身でございます。柱がいくつか立ってございますが,歴史スペースをテーマとする新しい石岡の歴史を作る柱,それから感性豊かな人を育てる,世代を越えた交流の場として活用する,このような柱があげられていたわけでございます。
 5ページですが,これら様々な要望書,調査活動から出た声を勘案しまして,神栄跡地利活用の整備方針が見えてきたわけでございますけれども,枠に書かれております文かスペースの設置,歴史的スペースの設置,それから当然でございますが駐車場の整備,これは国分寺を含めた観光視察の補填的な意味合いがありますので,当然として大型バスの駐車を可能にする。それから石岡市緑の基本計画が策定されておりますので,相当数の公園も整備するということでございます。それらを踏まえて下の枠組みに入りますが,1つとして複合施設の建設,緑の基本計画に基づく公園計画,大型バスを含めた大型バス駐車場の一体的整備というようなことが検討課題として挙げられております。
 これらを受けまして6ページ,先ほど申し上げました庁内の課長クラスで構成するプロジェクトチームが様々な観点から検討を加えまして,その結果今後検討すべきもの1から12番まで掲載されておりますが,特に10から12につきましては,これは一色単の整備が可能ということでその上に二本の線が入っておりまして一応区切りをつけております。実質的には1から9番だろうというプロジェクトチームの検討結果でございました。その一番下に課題が3つほど載っております。これらの課題を1つ1つ整理をしていく必要があることが記載されてございます。
 7ページ以降は,1つ1つ個別整備の検討を加えた結果が記載されております。1つには公園の整備,緑の基本計画にのっとるということです。それからお祭り会館,会館は展示のみでなくて体感できるようにすることが必要だということです。
 8ページは,博物館あるいは市民ギャラリー的要素を持ったもの,これにつきましては既に教育委員会に事務局がありました,博物館建設構想委員会の答申が出てるということが記載されております。下段には博物館,市民ギャラリーなどの複合施設としてはこのようなものが考えられるだろうということが記載されております。ふるさと文化ギャラリー,ときめき歴史村,歴史遺産の展示施設,一部お祭りともリンクするような施設もあると思います。
 9ページの埋蔵文化センター,当市におきましては様々埋蔵文化財調査センターあるいは県立埋蔵文化財調査センターの誘致などありましたけれども,今まで実現してないというのが現状でございます。今後についても埋蔵文化財調査センターについては検討を重ねていくということでございます。それから近年非常に重要になって参りました消費生活センター,消費者の立場を守る意味からこのようなセンターは是非必要である。16年度から石岡市役所の建物内にとりあえずコーナーを設けてスタートさせるという計画で担当部局は思っていると聞いておりますが,将来消費生活センターなるものが必要だということです。
 10ページ,女性センターでござますが,男女共同参画社会の形成に向けて益々重要性を増してくる女性センター,既に先進都市においては独立して設置がなされております。このような女性センターについても合併後も益々重要な意味合いが必要になってくるというようなことでございます。下段の図書館でございますが,ご承知のとおり老朽化が進んでおりまして,狭わい化,あるいは収納庫についても置く場所がないというくらいまで狭い,利用しづらいという現状です。既に貸出を含め,石岡市を含めた10市町村に広域使用をしておりますので,広域的利用も定着をしております。高齢者・障害者にやさしいユニバーサルデザインと申し上げられません,様々な観点で昭和50年代に設計してございますので,その使い道にはほとんど摘要しないということでございます。
 11ページの文化ホールでございますが,これも多角的に検討を加えました。合併後美野里町のみのーれ,玉里村の文化センターコスモス,八郷町の中央公民館,石岡市のふれあいの里ふれあいホール,こういうような現状を踏まえて検討を重ねた結果ですが,将来の整備を考えていきたいというような文言で推進委員会は結んでおります。それから先進事例としてその下に写真入りで紹介がなされております。これは多賀城市文化センターの一例でございます。あちらこちらで近年このような複合施設がどんどん建設されております。組み合わせ的なものが一番の検討課題になろうかと思いますが,多賀城市においてはこのような組み合わせで建設がなされたということでご承知いただきたいと思います。
 それから12ページで,だんだん結論めいた文言になってまいりますが,核となるべき施設の検討,これを推進委員会ではこのように結んでおります。枠組みです。1が図書館,2が博物館,3が文化ホール,4としまして公園・駐車場などのその他というように分けております。1番目の図書館については全国の先進事例を見ても,図書館を核とした複合施設を建設している事例が多いというようなことでございます。その前段で蔵書数はこの程度が必要だと。新たなサービスとして様々な利用者サービスを展開すべき核となるものが期待されます。それから博物館でございますが,市民ギャラリーとして常設展示コーナーあるいは企画展示スペース等を設け,市内に点在する個人文化財の展示やお祭りに関するもの,これらを一体的に展示する施設が望ましいということです。
 13ページ,文化ホールでございますが,12万都市となりますと当然将来的には必要性が生じてくるということは間違いないところでございますが,現状においては美野里町のみのーれが600,コスモスで540,八郷で600,石岡ふれあい300。当面これらの施設を有効的に利用することで,合併を継続して協議・審議を進め,必要性が生じた段階で整備すべきと考える。その他の公園と駐車場については,記載のとおりです。埋蔵文化財調査センター,消費者センター,女性センター,これは複合施設が新たに設置されることにより,空いたスペースが当然出てまいります。この空いたスペースを積極的に有効すべきであるというように結んでいます。
 14ページにまとめとして結論がございます。当然のことながら市町村合併により法人格は消滅するが,これまでの歩みや歴史資産,人々の暮らしと共に絶えることなく受け継がれていく。これからは地域の将来を担う子ども達に何を伝えるか,何を残すのかを真剣に考えなければならない。プロジェクトチームより住民の意見を踏まえた上で複合施設に含むべき施設が提案され,これを受けて推進委員会ではこれらを歴史文化を伝えていくことこそが私達に課せられた役割と考えます。以上,将来整備すべき施設を以下に示す,ということになります。歴史・文化の伝承を考えた上で,図書館を核とし,文化教養及び歴史を学べる,あるいは体感できるスペースを整備する,というのが推進委員会の報告書の内容でございます。よろしくお願いします。

磯部委員長) 以上で報告は終わりました。ただ今の報告に関し,ご意見等がございましたら挙手によりお願いいたします。なお,補則させていただきますが,この神栄跡地はまる5年が経過いたしまして,これまで議会においてもいろいろな議論がなされた中で,このような報告書を作成して報告しているわけでございます。この報告書に添った内容の中でのご意見等がありましたらお願いいたします。

吉田委員) いま説明を受けましたのでだいたい理解はしておりますが,文化ホールはあまり大きくない感じがしたのですが,市民会館は1000人入るわけです。小川町の文化センターは2200人です。だから最初から1200〜1300人入れる大ホールが必要と思うのですが,それについて。

企画課長) ただいま文化ホールについて,各委員から様々なご意見が出まして,当然ご審議をいただきました。市民会館はキャパシティーが980人,1000人弱で,現在の市民会館の利用形態を見てますと,980人が満席になることがまずあり得ないということがございました。今後,地域ごとの様々な活動,音楽活動,芸術活動が展開されるだろうというような観点からの審議をちょうだいしました。先ほど申し上げました4つの現有施設がございますが,要はそれぞれの交通の便を確保すれば,巡回的に交通の便を確保することによって有効利用が図れるというような審議の内容がございました。当然石岡市で980のまま間違いなく存続するわけですが,980のキャパシティーが足りない,あるいはこれ以上著しくなってさてどうしようかというときに新たに創造すれば間に合うのではないかというような委員のご意見がございまして,報告書の内容はこのようになったわけでございます。

吉田委員) 報告書の趣旨は大変よく理解できます。小川の文化センターは1200人くらいですが,8回くらい自主興行をやってます。いつも満席になっているようです。やはり11万7,000人を想定しての大ホールというのは必要であると感じるのですが。

企画課長) 将来的に文化ホールの必要性は,推進委員会でもここに記載されてますように,将来は必ず必要になるだろうと認めておりました。ただ,中心市街地活性化云々というテーマに基づいて論じた場合,神栄跡地の2.7ヘクタールの用地の制約の中で文化センター1つで埋まってしまうのではないかというような議論もなされました。議論の過程で図書館が脚光を浴びてきたというのは,図書館の現状が皆さんから異論が出されまして,ワークショップの時点では合併が全く意識しないまま進められてきたわけですけれども,昨年の5月に合併協が設置されまして,当然12万都市という合併が想定されました。委員長の常盤大学の井上先生は合併協議会の委員でもあられるわけです。合併問題も非常に認識をされた委員長でありまして,これまでのワークショップ,各団体から出された要望はそれはそれとしてある。ただ,合併というものが進んできた以上は,再検討を加えなければならない,ということが井上委員長の考え方です。当時のワークショップに参加されていた委員の方々がたくさんいらっしゃいましたけれども,その委員の方々からも委員長の考え方が強く指示をされました。ワークショップのご意見はご意見として踏まえた上でまた再検討しようということです。それで,図書館という結論に至った理由がいくつか記載されてまして,ここには書いてないのですが,年間利用者が12万人,年間貸出し数が20万冊,これは5万3,000人の地方図書館としては非常に素晴らしい数字です。もう既に地域に開かれた運営がなされているということです。それから合併枠組み町村には独立した公共図書館があります。この運用をするのは当然石岡市の役目である。地域のリーディングカンパニーとしての責任がある。それから4市町村のほぼ真ん中に神栄跡地が位置しますので,中央図書館的な整理機能が期待できるということです。それと1年中絶え間なく人の出入りがあるのは一番の大きな魅力だろうということです。例えば博物館・文化センターの場合はそれと同じような絶え間ない人の出入りというのはなかなか難しい。この特性を最大限に引き延ばして中心市街地活性化に寄与できるのではないかと,いうご意見もございました。最後のご意見として全会一致でまとまった時は,今後は県南地域一体の情報発信基地としてますますの住民サービスが期待できるというような様々なご意見が寄せられまして,これのまとめについては,このような文言になったしだいです。

磯部委員長) ほかにございませんか。

村山委員) この件についてはほぼ了解しましたけれども,今後の合併協に関連して中心市街地活性化推進委員会がどのような位置づけになっているのか,そのへんはどうでしょうか。

企画課長) 当委員会の役目としましては,今回の報告書をお出ししたのが最終的な役割かなと思われます。任期は一番後ろの名簿についてますけれども,今年の6月までが委員会の任期でございます。この報告を受けて,私どもを含めまして執行部はどのような構想をすくらませていくかというような責任にかかっているかと思います。これらの報告を踏まえまして私ども早速,構想を作って,構想の段階でも議会の皆様にもご意見を拝聴するだろうと思いますけれども,様々な意味合いで言葉として明確となっているのは図書館を核とした機能ですから,どのようなものどのようなスタイルでさせるか,この辺の検討に入らせていただきたいと思います。

企画副部長) ただいま課長から神栄跡地につきましての今後の進め方をお答えしましたが,村山委員のご質問の中で中心市街地活性化推進委員会がどのように今後運営されるか,あるいはどのように位置づけされていくのかということですが,私どもの中心市街地活性化プランにつきましては,4市町村という枠の中でありますのは,プランとして策定されておりますのは石岡市だけでございます。そういう中で今後石岡市が合併の中核都市としての位置づけを当然今後の目標に,当然これから中心市街地活性化プランを強力に進めていかなければならないと思っております。今後とも引き続き活性化プランの事業化に向けまして進められるよう事務局等と調整を図りながら進めていきたいと思います。

企画部長) いま副部長と課長がお答えしましたが,活性化推進委員会が神栄跡地に係わったことにつきましては,いま課長がお話したとおりでございます。それから中心市街地の活性化プランは神栄だけでなくもっともっと広い範囲の中でやるわけです。面積的には93ヘクタールという大きな中でございますので,当然そちらも活性化の推進を行っていかなければなりませんので,合併後も継続していかなければならない組織であると認識しています。

菱沼委員) これは1つ要望なのですけれども,できるかどうか分かりませんが,推進委員会から提案があったと思うですが,私がまわった中では若い人からの要望としまして,野外の音楽堂みたいなものを作ってくれないかとか,若者が集まってくれる多目的ホール,そういうものを,石岡といいますと歴史という大事な部分があるのですが,やはり若者が集まってくればおのずと活性化になってくるのではないかということで,そうい機会があった場合はどんどん話していただきたいというようなことがありましたので,今回の神栄跡地についてはそのような利用もできるのではなかと,そういう要望があったものですから。

磯部委員長) 他にありませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) それでは,ないようですので以上で神栄跡地の利活用についての調査を終了いたします。次に石岡駅周辺整備についての調査を議題といたします。執行部よりその報告を求めます。

企画副部長) 私の方から,石岡駅周辺地区の整備についてご説明申し上げます。石岡駅周辺地区の整備につきましては,議会や委員会の中で質疑が出されている大きな事業でございます。橋上化や駅前整備計画につきまして,合併に向けて早急に取り組むべき最優先事業であるというように考えております。ご存じのように石岡駅周辺整備計画としましては,平成4年に石岡駅橋上駅舎化基本計画策定調査報告書が策定されておりまして,11年度に都市計画マスタープラン,13年度に中心市街地活性化プラン,同年に第4次総合計画,多くの計画の中に入ってきた中で具体化に至れない状況にあります。その中で平成14年度に当委員会の中でもご説明いたしましたが,石岡駅周辺の一体的整備に係る基本方針を策定しておりましてご説明申し上げましたが,14年度策定後の基本調査として本年度できるところでございます。本日委員さん方に駅周辺整備についての取り組み内容について,これまでの取り組みと今後の進め方についてご説明を申し上げます。
 まず最初に1ページ,基本的には整備基本方針を受けまして,事業の優先度あるいは有効性を検討しながら進めていきたいということで考えております。これまでの経過としましては,市街地整備の推進としまして石岡駅周辺整備を目指しまして茨城県の関係,JR水戸支社との関係,これを機会に関係機関との調整を図る。あるいは地元の関係者,新たに地域振興整備公団さん,専門化の意見をいただいてきてるところでございます。石岡駅周辺整備の取り組みについてはこれまでJRさん,茨城県の方も力を入れてくれまして,先ほどご説明の中で推進委員会の中にも地域整備公団の方と茨城県の方と2人のアドバイザー的な中でしていただいております。今回それらを含めまして,駅周辺,神栄跡地,中町,このような大きな事業に取り組むための制度化の検討もしております。
 それからJRの関係になりますが,JRの駅舎・関係室の整備の優先度は,JR側も現在,常磐線の友部駅を平成16年から18年にかけて整備を進めたいということである程度JRと協定が結ばれたようであります。その後であれば石岡駅の整備をすることができるということで出ております。先には土浦市が整備事業として荒川沖駅の整備,また神立駅も計画をされているというような状況であります。私どもも石岡駅周辺地区の基本構想の整備を策定しまして,国や県とも検討に入る体制を整え,関係機関,担当者,整備に伴う組織とした検討委員会を,平成16年度には立ち上げていきたいと考えています。
 次に,整備改修検討ゾーンの範囲でございますが,これまでに整備方針の中にも出てきておりましたが,一期ゾーンとしましては,基本的には石岡駅舎を周辺整備の中の主要に,優先整備としてそれらに直接関連します人路跨線橋の整備,隣接しますステーションパークの整備,これらを考えているところでございます。
 次に,対象ゾーン二期としましては,石岡駅前広場を主体としまして両翼の都市計画街路を含めた内容で進める中で当然広場ですが,現在2,500平方くらいございます。この広場確保の課題が今後駅舎との整合性の中で,このへんが今後課題となってくるわけでございます。
 次に第三期ですが,駅前商店街,西友跡地を含めまして土地区画整備事業,あるいは市街地再開発事業によりまして検討しまして,当然社会施設の整備をするためのPFIなどを含めまして検討していきたいと思います。
 次に駅前整備に伴います整備事業としまして,公園の整備あるいは駐車場の整備がございます。これらの駅周辺の整備にあたりましては,関連性のある重要な施設でありまして,駅前の状況を踏まえまして,整備していきたいと思います。それから鹿島鉄道もございますが,JR・鹿島鉄道との駅構内の調整などもしていただき,JRと鹿島鉄道と石岡市という調整が大きな課題として残ってます。
 次に2ページ,整備対象ゾーンとして,イメージとして捉えていただきたいと思います。これは石岡駅を中心としまして,駅の東側の交通広場,駅前駐車場,既に駅東側につきましては,土地区画整備事業の中で広場の整備,それから街路の整備ほぼ完了しておりますので,その部分には直接的には整備を捉えておりません。また,石**につきましては,先ほども説明しましたが,広場を中心としまして,公共施設と民間施設の**であります。 次に3ページの参考事例でございますが,これらは宮城県の名取駅の整備状況でございます。名取駅を参考事例とした理由は,人口規模が6万8,000人程度であります。また,乗員数がほぼ同数ということで,6千人から7千人ということでございます。それから空港への玄関口であるということで,都市と飛行場との関連という中でのことでございます。
 次に6ページ,整備事業としましては,駅舎橋上化事業,エレベーターの設置,合わせて跨線橋・自由通路というような整備ですが,総体的に事業費は23億7,200万円ということで3月完成の予定で,長期的な事業として進められております。それから地域の特性,駅舎のデザインでございますが,出雲市駅と会津若松駅の例でございます。
 以上が石岡駅周辺整備についての現在の進捗状況でございますが,今後の石岡駅の乗降客については10年あるいは20年先の将来を想定する必要がございます。この予測も少子高齢化に加え車社会の中に石岡市を取り巻く環境,つくばエクスプレスや百里飛行場などが加わって参ります。私ども今後前段でも申し上げましたが,駅周辺整備の事業化に向けまして基本調査,基本施策推進事業,これらを進めまして16年度には基本構想の策定,17年度には駅周辺の全体基本計画の策定,それらを踏まえまして実施計画を順次進めていきたいと思います。平成17年3月の市町村合併を目指していますので12万都市となりますので,石岡市としての役割の中で整備計画を位置づけまして駅周辺整備として進めていきたいと考えております。

磯部委員長) 以上で説明は終わりました。ただいまの説明に関しましてご意見等がございましたら挙手によりお願いいたします。

菱沼委員) 駅の件ですが,前に駅ビルがどうのこうのという話が昔あったわけですが,立ち切れになっている間にどんどん厳しい状況になったということですが,その後駅ビルに関しはどのような状況になってますでしょうか。

企画副部長) ただいまの駅ビルの話ですが,以前には駅ビルの整備,あるいは橋上駅化という話がでてきたと聞いております。実際,先ほどの件は,橋上化の計画としての策定は実施しております。現在JRさんとか県とかで市街地再開発事業についてしてる中で,駅ビルの話をしますと,全国的に見ますと最近はだんだん少ないような話が出ております。橋上駅については常磐線沿線では先になってきているという経過があります。そのような状況です。

村山委員) 駅前整備について報告がありましたけれども,いま石岡にはどうしても行政に頼るという市民のスタイルがあるように思います。しかしながら地域住民の意見を充分に取り入れるような方法を積み重ねが必要だというように感じてます。というのは我々もいろいろな形で街づくりに参加してまして,市民の大部分は行政がやってくれるだろうと。しかし結果において議会等でも様々な意見がなされております一例を挙げますと,ステーションパークですとか,北側の公園ですとか,結果的に何であんなものを作ったんだという議論がだいぶあるので,そこらへんは地域の関係者とか充分に交えて検討に検討を重ねて市民とのコミュニケーションを図りながらいくべきだと考えておりますので,ぜひ勘案してお願いしたいと思います。

企画副部長) 村山委員さんがおっしゃるように,これまでも行政主体ということがあったと思います。特に先ほどの神栄跡地につきましては,これまでになく市民一体として皆さん方加わりましてしてきております。私ども中心市街地活性化プランの中で進めるということは,本当に**と考えております。駅周辺整備につきましても先ほど平成16年度に検討委員会を立ち上げていきたいという話をしたわけでございますが,先ほどの話の中には専門化の分野の検討委員会というだけでなく,各機関の方あるいは市民の代表者の方も出ていただき,当然石岡市の中心部でありますので,これらの方々にも検討いただきたいというように考えております。私どももこれまでにJRさんと話してきてる中では,駅周辺等についてはJRさん自身も検討委員会の中に入って一緒に話をしたいという意向もありますので,今後そういう機会を捉えまして市民の方々とも直接対話できるそういうように作っていきたいと思います。

磯部委員長) 他に発言はありませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長)
 ないようですので,以上で石岡駅周辺整備についての調査を終了いたします。次に,男女共同参画施策についてを議題といたします。執行部よりその報告を求めます。

企画副課長) 私の方から,仮称でございますけれども,男女共同参画条例案についてご説明申し上げます。この男女共同参画社会の実現でございますけれども,国におきましても大きな柱として位置づけております。さらに県,当市の第四次総合計画におきましても明確にその積極的な推進が位置づけられているところでございます。男女共同参画の具体的な取り組みでございますけれども,委員さんご案内のとおり国におきまして11年5月でございますけれども,男女共同参画社会基本法が成立したのが大きな出発点でございます。この法律をかいつまんで申し上げますけれども,男女共同参画社会に向けまして国と地方公共団体の責務を規定してございます。また,基本理念といたしまして男女の人権の尊重,社会における制度や慣行への配慮,政策への立案・共同参画,家庭生活と他の活動との両立,国際的強調といった5つの基本理念が挙げられております。また,地方公共団体におきまして,男女間の格差を積極的になくすよう責務を規定しておりまして,男女平等への苦情等の解消,個別に救済措置を取るといった責務まで規定しているところでございます。したがいましてこの基本法に則りまして各自治体におきまして地域の状況にあったような具体的なプラン並びに条例の策定を進めてきたところでございます。これらの上位法を受けまして,当市の取り組みとしましては,先ほども申し上げましたとおり第四次総合計画に男女共同参画社会の推進を登載しているところでございます。その具体的計画でございますけれども,石岡市女性行動計画,石岡ひまわりプランという名称でございますけれども,これを平成12年の1月に策定いたしまして,その5年間の実施計画によりまして取り組みをしてくたところでございます。この計画によりまして一例でございますけれども,審議会・協議会に占める女性の割合でございますけれども,平成16年1月現在ですが,22.3%の登用率になってございます。平成12年当時が11.7%でございましたので,着実に女性の登用につきましては伸びているところでございます。しかしながら男女共同参画社会は,こればかりが施策ではございませんので,あらゆる行政の施策とか市民サービスの中で規定が必要ということを考えているところでございますけれども,そういった中,手前どもの職員をはじめ市民の方々には浸透がなされていないと思います。そのような状況の中で市民の代表の方々によりまして,この石岡市の女性行動計画を推進するための委員会を設置したところでございます。したがいましてこの委員会を中心にいたしまして,本日ご説明申し上げております条例の素案作りが行われてきたところでございます。石岡市におきまして市民レベルで素案作りを行ったという始めてのケースかなと思うところでございます。その策定に至る経過でございますけれども,昨年の第2回定例会,12月定例会におきましても市長の方からこの条例案の必要性,またどういった条例案を作っていくべきかという方針が示されたところでございますけれども,実際この条例案の勉強につきましては,平成14年度から始まったところでございます。本年度におきましても学習会は本年度3回行いまして,全体の委員会を3回,合計6回の会議を持ちました。さらに市民の代表の委員長・副委員長でございますけれども,先進事例の調査をいたしたところでございます。それから市民レベルの代表の方々と併せまして,庁内には横断的な職員の女性行政連絡会議というものを持っております。したがいまして市民の代表の方々と職員の各ポストの代表,それらが一緒になってこの素案作りを行ったということでございます。策定作業のプロといたしましては,ご案内のとおり現在石岡市は平成17年3月を目途として合併を進めているところでございますけれども,したがいまして今年の3月定例会に提案できるようにそれを目標に進めてきたところでございます。実際合併をいたしますと,2年くらいは行政サービスの円滑のために多くの業務がさかれてしまいます。このような条例案をせっかく定めましても具体化を見ないということが想定されましたので,こういった作業も急ピッチに進められてところでございます。それ以上に周辺町村を見ますとやはり石岡が共同参画におきましても基本となる先進事例となることが重要と考えているところでございます。作業といたしましては先進事例の調査を進めました。電話による聞き取りではございますけれども,宮城県仙台市,白石市,二本松市,須賀川市,郡山市,福島市,埼玉県川越市,志木市,新座市,桶川市,千葉県千葉市などの担当者からの聞き取り調査を実施いたしました。この策定に至る経過でございますけれども,ほとんどの先進事例が市長のトップダウン,これから始まりまして今回石岡がとりました同じく市民の代表の方々と一緒に作り上げたという形をとりました。さらに策定の期間でございますけれども,半年から1年で条例化がされたところでございます。それから市民の意見聴収,いわゆるパブリックコメントでございますけれども,市民の意見を取り入れようということでまとまった段階で骨子を市報に掲載したところでございます。それにつきましては反論が4点くらいございました。そういった市民からの意見徴収を行ってきたところでございます。さらに条例策定にあたっての基礎となるデータにつきましては,改めて市民に意識調査を行いませんで,先ほど申し上げました女性行動計画,平成12年に策定したときの市民意識調査を使ったところでございます。それわを踏まえた中で既に策定されております先進条例を対象させながら素案の検討を行ってきたところでございます。そしてこの条例案でございますけれども,お手元にご配付申し上げましたとおりに,この体系は国や県の上位法に則りまして前文・目的・基本理念・市,事業者の責務,基本的施策,性別による人権侵害,審議会の設置といった形となっております。したがいましてあくまでも石岡市の条例でございますけれども,市民に分かりやすく上位法を逸脱しないというスタンスで作り上げております。これにつきましては,最近バックフラッシュ,男女共同参画についてちょっと進んだ考え方の方々による条例策定が進みまして批判とまた違った意見等が出てきておりますので,あくまでも石岡の考えといたしましてはあたりまえのことを広く皆さんに理解していただこうと,それのシンボルとなる条例を作りたいということで進めてきております。したがいましていろいろ考えている方々からのご意見,もうちょっと突っ込んだご意見もあったのですが,最終的には本当に分かりやすい条例ということでございます。さらにこれにつきましては県の知事公室の女性青少年課にお送りしまして全ての方々にご意見をいただいたところでございます。そういった状況のもと本日お手元にご配付しました素案ができあがったということでございます。資料の1枚目2枚目につきましては,男女共同参画条例案の骨子といいますか,概要について記載してございます。それから3枚目は手前どもで作成しました男女共同参画条例案の素案でございます。それから後ろにつきましては,冒頭に申し上げました国の法律であります男女共同参画基本法,その後には茨城県男女共同参画推進条例ができました。男女共同参画と申しましてもなかなか進んでない,形に現れないというのが現状でございますけれども,こういった条例を作ることによって少しでも進められるよう,こういう形で今回提案するものでございます。

磯部委員長) 以上で報告は終わりました。ただ今の報告に関してご意見等ございましたら挙手によりお願いいたします。

村山委員) それぞれ担当課があるわけですが,問題はもちろん市民側にあると思いますけれども,担当の職員の方の取り組み方,考え方,能力,それによって進歩するか現状に留まっているかというのが考えられると思います。その辺のチェック体制と申しますか,上司の方々の担当者に対するアドバイス,指示はどのようになっているかお聞かせいただきたいと思います。

企画副課長) ご指摘のとおり手前どもの行政の職員がこういった視点を持たなければならないと思います。男女共同参画となりますし,同じことだと思います。手前どもで本年度から始まりました事務事業評価システム,これにつきましても男女共同参画社会の視点をお入れていきたいと思います。そういったことで事務事業評価でございますけれども,自分で自分の事業を評価し,成果主義を求めるということでございますので,そういった事業の中にもきちんと認識させたいという仕掛けは手前どもで作っていきたいと考えております。さらに先ほども申し上げましたとおり,庁内には女性行政連絡会議という横断的組織をもっておりますので,それらを定期的に行いまして啓発と申しますか施策の中にそういったシステム,また市民サービスの中にそういった視点を盛り込まれるように,すでにそのことができるような業務を行って行ければと考えておりますので,よろしくお願いしたいと思います。

菱沼委員) 施策の運営には,何名くらいの方がそろっていらっしゃるのでしょうか。

企画副課長) 先ほど申し上げました策定に係わった女性行動推進委員会でございますけれども,その方々は10名いらっしゃいます。その内訳でございますけれども,連絡団体の代表の方,幼児教育部門の代表の方,石岡青年会議所の代表の方,柏原工業団地運営協議会の代表の方,農業後継者代表の方,市民から公募した方々がいます。したがいまして今回の条例につきましては,事業者の責務とそういった部分で工業団地運営協議会の方のご理解とか,そういった方につきましてはご理解いただきたいと思います。本来の組織でございますけれども,女性行政連絡会議におきましては,16名のそれぞれのポストからの代表がございます。そのうち5名の職員の参加をいただいたところでございます。企画課長・児童福祉課長・都市計画課長・生涯学習課長とか職員の参加を得て作っております。

村山委員) 
これは・・・(テープ反転)・・・と思います。

磯部委員長) ただいま請求のありました資料につきましては,委員会条例第23条の規定により委員会として要求いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) ご異議なしと認め,資料の提出を求めます。
 暫時,休憩いたします。

        〜 休 憩 〜

磯部委員長) 休憩前に引き続き会議を再開します。ただいま請求のありました名簿は,皆様のお手元に配付したとおりであります。その他ございますか。

村山委員) ただいま5名といいましたが・・・

企画副課長) 生涯学習課の佐子川です。途中で職員の異動がありまして・・・

吉田委員) 前の,神栄跡地の隣の跡地で**という話を聞いたことがあるのですが,そのへんどうなんですか。

企画課長) 旧○○○電気の跡地だと思うのですが,その土地が一体的に使えれば形は良くなるのですが,いまから4〜5年前に正式ではないですが,石岡市に打診があったとは聞いております。ただその時の価格は路線価そのものだということで石岡市としては検討の余地がないくらい高いということがございました。今は2つに分けてご利用なさってまして,片方が○○○建設さんの駐車場,もう1つは更地のままになっておりますけれども,権利関係まで私どもまだ調査しておりませんけれども,大きな建造物は建ってないんですけれどもそういうような状況です。

磯部委員長) 他にありませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) ないようですので,以上で男女共同参画施策についての調査を終了いたします。なお今回の審査におきまして各委員から様々な意見が出されたわけでありますが,執行部におかれましては各委員の意見を踏まえ,充分認識・検討し,適正なる運営をお願いしたいと思います。執行部にはご退席いただいて結構でございます。
 以上で総務企画委員会を閉会いたします。


 閉会 午前11時06分




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