平成15年6月20日 都市建設委員会


案 件 (1)議案第59号「平成15年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」
(2)議案第60号「平成15年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第1号)」
(3)議案第70号「市道の認定について」
(4)議案第71号「市道の認定について」
(5)平成16年度の茨城県予算編成等に対する要望について
(6)その他
出席委員 徳増千尋委員長,海老澤通弘副委員長,金井一夫委員,鈴木行雄委員,山口晟委員,上野榮一委員
市執行部 建設部長(吉川安延),副部長(本田久男),土木課長(羽成善信),都市計画課長(藤枝利明),下水道課長(上曽茂昭),下水道課副課長(久保田善貴)
事務局 係長(武石誠)


 開会 午前10時00分

徳増委員長)ただ今から,都市建設委員会を開会いたします。これより議事に入ります。本日の議題は,付託された議案の審査として,議案第59号「平成15年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」のうち都市建設委員会の所管にかかる部分,議案第60号「平成15年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第1号)」,議案第70号「市道の認定について」,議案第71号「市道の認定について」,及び所管事務の調査として,平成16年度の茨城県予算編成等に対する要望について。及び「その他」として閉会中の継続調査の申し出についてであります。
 付託案件等の説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました出席者名簿のとおりであります。初めにお諮りいたします。
 本日の議題であります議案70号及び議案第71号については,その現状を調査するため,議長に対し委員派遣承認要求をし,その後,委員会を再開したいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。暫時休憩いたします。

― 休憩(現地調査の実施)―

徳増委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。初めに,議案第59号「平成15年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」のうち都市建設委員会の所管にかかる部分,及び議案第60号「平成15年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第1号)」の計2件を一括して議題といたします。本案については,執行部から説明を求めます。

都市計画課長)それでは議案第59号「一般会計補正予算」についてご説明いたします。都市計画費,都市計画総務費,補正額350万円の増でございますが,これは下水道事業特別会計の補正に伴います繰出金でございます。以上でございます。

下水道課長)議案第60号「平成15年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第1号)」についてご説明させていただきます。この補正については,平成14年度の12月に茨城県とのヒアリング時において,15年度の国補事業費について,平成14年度比20パーセント減ということで,国補事業費の予算を作成しておりました。が,平成15年4月1日付の内定通知,いわゆる内示で,前年のヒアリングの内容と異なり,平成15年度の国費相当額1億2,500万円,補助対象事業費として2億5,000万円の内示があり,当初予算に対し国費相当額3,550万円,補助対象の事業費7,100万円の増となり,追加の補正を行うものであります。したがいまして,歳入分につきましては補正予算書の28,29ページにおきまして,下水道費国庫補助金3,550万円,同じく一般会計繰入金350万円の増,市債につきましては33,200万円の増となっております。歳出につきましては,款1,項2の下水道建設費,目1の公共下水道整備事業費の工事請負費の中で,補助の管渠埋設工事2,100万円。補助の山王川雨水幹線整備工事として5,000万円。合わせて7,100万円の追加工事を予定しております。以上でございます。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

金井委員)この国補対象事業の****として市債が出ているわけでございますが,3,200万円ですか。これで,今までの下水道の市債の合計はどれぐらいになるのか。

徳増委員長)暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

徳増委員長)会議を再開いたします。

下水道課長)予算書の317ページの方に「地方債の前々年度末における現在高」として,今年度の予算編成時におきまして,当該年度末として95億4,801万5,000円となっております。これに3,200万円が加わるということになります。95億4,001万5,000円ということになります。

金井委員)それと関連としまして,14年度の下水道の繰越明許費が出されておりますが,翌年度への繰越額ですね,建設費で1億2,962万5,000円と。公共下水道整備事業****でね。流域下水道事業の方****1,155万7,000円ですが,これはどういう理由で繰り越しになったのか。

下水道課長)流域下水道の負担金なんですが,流域下水道の方で,いま処理場の建設を行っているところなんですが,そちらについてまだ増設をしていて,いろいろ工事が遅れているということで,それで精算ができないということで繰り越しになっております。整備事業の繰越事業につきましては,8,000万円が平成14年度末に国の方の景気対策としまして8,000万円の国補事業の計上がなされております。それでまた,県に,工事請負としまして,14市単工下国道355号線管敷設替工事としまして,県による石岡停車場線及び355号線の部分において,今現在,管の敷設替え工事を,共同溝埋設工事に伴いまして行っているわけなんですが,水道の移設が行えないので,それに伴いまして,工事ができないということで,支払いができないということで,繰り越し工事になっております。

金井委員)いわゆる駅前通と中町通ですか。工事期間途中で,内容の説明だと水道の工事ができないというような意味じゃないかと思うんですが,しばらく中断しているようですが,そのことを指しているんだと思うんですが,やはり普通の人が考えると,あんなに中断しているというのは通常考えられないんだよね。詳しくは分かりませんが,途中でストップしてて,何年にもまたがってやるような形になっちゃうんじゃないかと思うんですが,その辺はどうなってるのかちょっと疑問なんですが。それと今の説明によりますと,年度末にきて,景気対策事業から,新たにそういう形で来たというお話がありますが,先ほどの95億4,800万幾らという*****か。補正の金額だけじゃなくて,その間の年度末の市債なんかも加わるんじゃないかと思うんですが,それは加わらないのかどうか,その点お伺いします。

下水道課長)この事業方につきましては,今現在,355号線と駅前停車場線において,工事につきましては県による共同溝に伴う,石岡市に対して補償費を県の方よりいただきまして,工事を行っているものです。それで,あちらにつきましても,県において国補事業として14年度中に執行してくれというようなことで,予算の歳出の方で14年度について事業を執行してもらうということで再三再四あったわけなんですが,水道,その移設補償の内容としましては,あそこにつきましては,湖北水道の上水道管と石岡市で管理している公共下水道管が埋設されているわけなんですが,どちらについても県により補償が行われるわけなんですが,石岡市の下水道については,補償について,額で補償契約が成り立ったんですが,湖北水道の方においては補償契約が成り立たなかったと。成立してなかったということで,湖北水道の方での発注が遅れたために,年度内の完成が難しいということになっております。あと借入高につきましては,予算書の通りになるということでご了解願いたいと思います。

徳増委員長)ほかに質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第59号「平成15年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」のうち都市建設委員会の所管にかかる部分,及び議案第60号「平成15年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第1号)」の計2件を一括してを採決いたします。お諮りいたします。本案はいずれも「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,議案第70号「市道の認定について」を議題といたします。本案については執行部から説明を求めます。

土木課長)それでは私の方から,議案第70号「市道の認定について」ご説明申し上げます。この道路は都市計画法に基づく開発行為により築造された道路を,石岡市道として受け入れるものです路線名としては,石岡市道2490号線。それから2491号線です。2490号線は,起点として石岡市正上内12240−374から,終点として12240−401まで。延長で31.2メートル,幅員が6メートルでございます。また,路線名2491号線は,起点として同じく12240−399から,終点が12240−73まで。延長で82.7メートル,幅員が6メートルでございます。既存市道と今回提案路線,それぞれの接点には角切りがあり,2491号線の行き止まり部分には車の回転広場が設けられております。現況は,両側にU字溝があり,アスファルト舗装されているものです。これを市道として受け入れるということでございます。以上です。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんでしょうか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第70号「市道の認定について」を採決いたします。お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」とすることにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,議案第71号「市道の認定について」を議題といたします。本案については執行部から説明を求めます。

土木課長)議案第71号「市道の認定について」でございます。これも70号と同じく,開発行為により築造された道路を石岡市道として受け入れるものです。路線番号としては石岡市道3357号線を予定しております。起点として石岡市大字石岡字並木東2254−1から,終点が同並木東の2255−8でございます。延長で102.4メートル,幅員が6メートルでございます。既存市道との部分と中間の部分に角切りがございます。また行き止まり部分には車の回転広場が設けられております。道路の現況は,長尺U字溝が両側にあり,アスファルト舗装されております。以上です。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第71号「市道の認定について」を採決いたします。お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」とすることにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。以上で当委員会に付託されました案件の審査はすべて終了したわけでありますが,これらに係る委員長報告の取扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,「その他」として,平成16年度の茨城県予算編成等に対する要望についてを議題といたします。本件については執行部から説明を求めます。

建設部副部長)平成16年度の茨城県予算編成等に対する要望についてでございますけれども,この要望は,市町村と県が連携し,真に必要な施策を重点的に実施していくことが重要としまして,県南総合事務所が取りまとめております。市の所管は,企画部が担当しております。要望事項ですけれども,広域的要望が2項目以内,単独市町村要望が5項目以内ということになっております。広域的と申しますのは,その箇所又は施設の利用が2市町村にまたがるもの,単独市町村はその市町村にとどまるものということでございます。この中で,建設部所管といたしまして***しました県道整備の2路線と,恋瀬川に架かります橋の架け替えを要望しております。広域的要望といたしまして,恋瀬川に架かる粟田橋の架け替えを要望しております。粟田橋ですけれども,昭和46年に架けられております。すでに老朽化して,幅員も4メートル程度と大分狭いところでございます。最近,大型車を含めた交通量の多さと,橋の両側の取り付け部分のところが屈折しているということで,危険な道路となっております。また,石岡市側の左岸堤防から40メートルほど,河川敷内に道路が伸びております。その先端から橋が架かっているということで,洪水時などに道路の部分が水の流れを妨げるということで,河川管理上の問題というか,好ましくない状況になっております。橋の架け替えに合わせまして,市の方でも橋に向かう市道の改善を計画しているところでございます。現在の粟田橋の架け替えに関する今後の対応ですけれども,地質調査,これにそって今やっているところでございます。そのあとに詳細設計に入っていくということでございます。それで石岡市単独で,県道の石岡常北線と県道・石岡田伏土浦線バイパスの整備促進を要望しております。このうち石岡常北線ですけれど,都市計画道路・若松行里川線として規定しておりまして,要望いたしましたのは泉橋から国分町交差点までの350メートルの未整備区間です。この区間につきましては,茨城県では今年度,調査費としまして2,000万円を予算化しておりますけれども,この部分の道路整備を,整備促進を要望しました。もう一点の,県道・石岡田伏土浦線の要望ですけれども,石岡有料道路入り口部分の6号国道を起点にしまして,田島下の水田の中の道路拡幅,中津川地先の平和橋の取り付け道路における県道・飯岡石岡線まで。延長にして2.3キロメートルのところでございます。このうち6号国道から400メートルの区間が6号バイパスのアクセスとして,都市計画決定されております。この道路は,国道355号石岡岩間バイパス,石岡有料道路を経まして,市街地を取り巻く環状道路の一部を形成するということで,ちょうど交通渋滞の緩和を図るのに相当役立つので,整備促進を要望いたしました。この路線の進捗状況ですけれども,茨城県では現在用地測量に着手しているところでございます。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。ただ今の件について,何かご意見等がございましたら,挙手により願いいたします。

金井委員)最後にね,石岡田伏土浦線バイパスっていう,これのね,幸町下の6号国道とのね,交差ですが,これは立体交差のような形で要望してるのかどうかお聞きしたいと思います。

建設部副部長)県土浦土木事務所では平面交差ということで,国道の方と交差点協議しているようでございます。

徳増委員長)ほかにご意見等はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,この際,お諮りいたします。石岡市における道路交通の諸問題につきましては,当市だけで解決できるものではなく,茨城県等の関係機関と連携しながら施策を進めていくことが必要であることは,申し上げるまでもございません。 したがいまして,この際,私=委員長と,海老澤副委員長の2名について,道路交通に関する施策を調査するため,茨城県庁への委員派遣を議長に願い出たいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。なお,この派遣は日程を調整した上で7月上旬に実施したいと考えております。経費につきましては,県内の旅費が廃止されたことによりまして特に支出する事項もございませんので,あらかじめ申し上げます。
 次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。当委員会において閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す事件・理由を付し,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。これにご異議ございませんでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

徳増委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。

下水道課長)先ほどの地方債の額について訂正させていただきます。先ほど,公共下水道の借り入れについてということだったんですが,公共下水道債として95億801万5,000円です。流域下水道債としまして17億4,420万円。特定資金公共投資事業債としまして5,000万円。合わせて今年度末におきまして113億7,421万5,000円ということで訂正させていただきます。

徳増委員長)以上で本日の都市建設委員会を閉会いたします。

 閉会 午前11時30分



委員派遣報告書

 委員会条例第32条の規定により実施した委員派遣による調査の結果について,下記のとおり報告します。

      記

1 議案第70号にかかる現地について(正上内12440付近)
 当該道路は都市計画法に基づく開発行為により築造されたもので,正上内公民館付近に位置している。
 県道・石岡下館線(村上六軒線)から当該道路へ至る部分についても幅員は十分に確保されており,市道としての認定を求めている部分についても,幅員は6メートル,アスファルト舗装で道路両側にはU字溝,既存市道との接続部及び屈折部には角切り,行き止まり部分には車両の回転広場が設置されており,市道として十分な機能を備えているものと考えられた。

2 議案第71号にかかる現地について(並木東2254付近)
 当該道路は並木東に位置し,都市計画法に基づく開発行為により築造された道路である。
 県道・石岡常北線から当該道路へ至る部分の幅員は十分ではないが,市道としての認定を求めている道路については,6メートルの幅員が確保されていた。既存市道との接続部及び屈折部には角切りが設けられ,北東側の行き止まり部分には車両の回転広場も設けられいた。
 道路両側にはU字溝が敷設されており,路面にはアスファルト舗装が施されていた。


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