平成15年9月5日 都市建設委員会


案 件 (1)付託された議案の審査
議案第74号「専決処分に対し承認を求めることについて(平成15年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第2号))」
議案第75号「平成15年度一般会計補正予算(第3号)」のうち都市建設委員会の所管にかかる部分
議案第94号「市道の認定について」
議案第95号「市道の一部廃止について」
議案第96号「市道の認定について」
(2)付託された陳情の審査
陳情第1「北府中一丁目地内の道路拡幅に関する陳情書」
(3)その他
出席委員 徳増千尋委員長,海老澤通弘副委員長,金井一夫委員,鈴木行雄委員,山口晟委員,上野榮一委員
市執行部 建設部長(吉川安延),副部長(本田久男),土木課長(羽成善信)下水道課長(上曽茂昭),下水道課副課長(久保田善貴)
事務局 係長(武石誠)


 開会 午前10時03分


徳増委員長)ただ今から,都市建設委員会を開会いたします。これより議事に入ります。
 本日の議題は,付託された議案の審査として議案第74号「専決処分に対し承認を求めることについて(平成15年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第2号))」,議案第75号「平成15年度石岡市一般会計補正予算(第3号)」のうち都市建設委員会の所管にかかる部分,議案第94号「市道の認定について」,議案第95号「市道の一部廃止について」,議案第96号「市道の認定について」。付託された陳情の審査として,陳情第1「北府中一丁目地内の道路拡幅に関する陳情書」及び「その他」として閉会中の継続調査の申し出についてであります。
 付託案件等の説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。
 初めにお諮りいたします。
 本日の議題であります議案94号ないし議案第96号,及び陳情第1については,その現状を調査するため,議長に対し委員派遣承認要求をし,その後,委員会を再開したいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。暫時休憩いたします。

― 休 憩(現地調査の実施) ―

徳増委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。初めに,議案第74号「専決処分に対し承認を求めることについて(平成15年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第2号))」を議題といたします。
本案については,執行部から説明を求めます。

下水道課長)議案第74号について説明させていただきます。本議案につきましては,専決処分としまして,平成15年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第2号)に対し,承認を求めるものでございます。平成15年4月22日付けで,茨城県総務部市町村課より,公営企業債借り換えの要望が市の方にありまして,平成15年度要望条件として,使用料単価が127円以上であり,公営企業企業公庫債の利率が7パーセント以上のものを対象とするということで,3億4,490万円を要望しております。その中で,1億5,000万円の市債の借り換えが認められまして,借り換え日が平成15年4月30日に指定されているため,本予算の専決処分をしたところでございます。今回の借り換えを行った市債は3か月でございます。借換債の利息は1.4パーセント。償還期間につきましては,最長で11年となっております。借り換えにより,償還元金77,067円,利子で4,918万111円,合計で4,925万7,178円の元利償還額の借り換えにより軽減が図られ,補正予算の市債の借換額となっております。なお,現在,借入利率が7パーセント以上の市債の借入件数は27件になっております。27件の市債の借入年度は昭和49年から昭和59年度のもので,借入額の合計は,11億9,134万2,130円となっております。また,現在,公共下水道事業における市債は,借入件数146件,市債金額112億3,957万3,000円となっております。専決処分の補正予算としまして,歳入歳出予算の歳入の方で,個別明細のページが5ページに記載されているわけなんですが,款6の繰越金を78,000円,市債で1億5,000万円,歳出において,7ページの款2の公債費1億5,007万8,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を,歳入歳出それぞれ20億6,467万8,000円にしているものでございます。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第74号「専決処分に対し承認を求めることについて(平成15年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第2号))」を採決いたします。お諮りいたします。本案は「承認すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,議案第75号「平成15年度石岡市一般会計補正予算(第3号)」のうち都市建設委員会の所管にかかる部分を議題といたします。 本案については,執行部から説明を求めます。

土木課長)それでは私の方から一般会計補正予算についてご説明申しあげます。補正予算の方のページで言いますと,28,29ページでございます。そのうち,土木費・道路橋りょう費・道路新設改良費,その補償,補填及び賠償金について,当初予算600万円である部分を,補正で1,620万円の増を要望しております。内容なんですが,図書館の通りからイベント広場脇の道路を通り,小口新道にぶつかるわけですが,その小口新道との交差点からさらに児童館に向かう部分,この約77メートルの部分について,道路の拡幅,改良を計画しているわけなんですが,その拡幅,改良に伴い,家屋の補償費が必要となっております。家屋自体は府中5丁目×−×ということなんですが,木造の2階建専用住宅87.2平方メートルと,木造の銅板葺き平屋建作業所,物置,そのほか小さな物置の処分費も含めております。図面も参考図として提出しております。右側がイベント広場であり,下に弁天池となっております。そして左側に向かって児童館に向かう通りとなっております。そして左側に向かって,児童館に向かう通りとなります。この図面で,中央付近に○○宅と示されておりますが,この建物が,私どもでの補償の建物となります。黄色い部分がうちの方で用地として拡幅する部分であり,少し茶色がかった部分については,既存の道路と。約2.7メートルからそれ以下の道路となっております。以上でございます。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第75号「平成15年度石岡市一般会計補正予算(第3号)」のうち都市建設委員会の所管にかかる部分を採決いたします。お諮りいたします。本案はいずれも「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,議案第94号「市道の認定について」及び議案第95号「市道の一部廃止について」の計2件を一括して議題といたします。本案については,最初に事務局から,当委員会にかかる経緯を説明いたさせます。

事務局)それでは昨日,各委員さんにご配付申しあげた資料の件につきましてご説明申しあげます。
この両議案につきましては,昨年の9月19日でございますけれども,都市建設委員会で執行部から報告をいただいております。報告の内容につきましては,昨日お渡しいたしました会議録の抜粋にお示ししたとおりでございます。また,その際つけられていた資料につきましても,昨日お渡しいたしましたとおりでございます。以上です。

徳増委員長)次に,執行部から改めて説明を求めます。

土木課長)それでは,私の方から議案第94号「市道の認定について」,議案第95号「市道の一部廃止について」をご説明申しあげます。私の方からは,やはり参考図として,市道の認定,廃止路線の図面が皆さんにお配りしております。今回,提案している部分については,運動施設造成に伴い,市道を付け替えるものです。議案第94号は新たに認定するもので,第95号は廃道にするものです。新たに認定する路線は石岡市道2492号線でございます。面積で556平方メートルでございます。議案の95号での廃止は,石岡市道2218号線と2219号線の廃止になります。廃止路線としては839平方メートルでございます。そのほかに,議案としては提出しておりませんが,付け替えということで,認定外の道路が一部にございます。図面で言いますと,「認定外1」というふうに示されております。中央部分の黄色い部分でございます。図面で言うと,黄色い部分が廃止になる部分でございます。その認定外の部分については85平方メートルの廃止になります。また,西側2路線ありますが,市道番号で言うと,2220号線と2222号線でございます。これについては,既存の道路,約,幅が2.7メートルぐらいでしたが,5メートルまで拡幅していただいております。拡幅面積としては875平方メートルです。議案で提案している部分を含めますと,廃止部分が全体で924平方メートルとなります。また,付け替え路線と拡幅した部分の面積を合計しますと,2,431平方メートルでございます。以上でございます。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第94号「市道の認定について」及び議案第95号「市道の一部廃止について」の計2件を一括して採決いたします。お諮りいたします。本案はいずれも「原案可決すべきもの」とすることにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,議案第96号「市道の認定について」を議題といたします。本案については執行部から説明を求めます。

土木課長)この路線については,今まで道路改良事業により,平成10年度より施工を開始していた路線でございます。若松三丁目の常磐自動車道の側道の方から開始しておりました。平成10年度より開始しておりました。今までは既存の道路を利用して拡幅工事を行っていたものですが,今回は改めて,既存の道路ではなく新路線ということでお願いしております。市道名としては石岡市道2493号線として,府中五丁目8445番の1から8449番の2までをお願いしております。延長で155メートルでございます。また,今回の認定をお願いしている土地は,無番地の水路敷きでございまして,国有財産でございます。しかしこの国有財産については,平成15年3月31日付けで石岡市の財産として譲与を受けております。今現在は水路としての機能はございません。以上でございます。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第96号「市道の認定について」を採決いたします。お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」とすることにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,付託された陳情の審査として陳情第1「北府中一丁目地内の道路拡幅に関する陳情書」を議題といたします。本件については,事務局から受理の経緯及び陳情の概要等について,説明をいたさせます。

事務局)それでは陳情第1につきましてご説明申しあげます。本陳情は,本年8月11日にご提出いただきまして,同日付けで受理をさせていただいております。陳情者といたしまして,代表・○○○○様,ほか49名の方々のご署名と押印がなされております。内容といたしましては,陳情本文の後ろについております地図をご覧頂ければと思いますけれども,この北府中一丁目地内の道路につきまして,大変狭あいで消防自動車も入れない状況であるため,道路の拡幅をお願いいたしますという内容でございます。それから併せて配付させていただいております「請願・陳情審査参考資料」というものについて簡単にご説明申しあげたいと思うんですけれども,当該市道がございます地区につきましては,都市計画において準工業地域と市街化調整区域のちょうど境に位置しているところでございます。この一番後ろに地図をつけさせていただいておりますけれども,黄色で囲んだ部分が準工業地域でございます。陳情路線が赤でお示しいたしました線でございます。青でお示ししております,縦に走っておりますのが「幸町・正上内線」のルート,それから横に走っておりますのが「別所・行里川線」のルートとなってございまして,当該市道は,ご覧いただきますように一部が「幸町・正上内線」と,ダブるか,または非常に近接しているところでございます。それからその資料で,「『別所・行里川線』と『幸町・正上内線』について」ということで書かせていただいておりますけれども,これにつきましては,先だっての委員会で建設部からご説明いただいた内容でございます。それから「市道の幅員確保について」ということで(3)として示させていただいておりますけれども,これにつきましては道路法ですとか道路構造令等で示されているものを,参考までに記載させていただきました。以上です。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

徳増委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。

鈴木委員)この道路部分については,大変狭あいな生活道路ということで,中に四十数名の陳情の方がおられますけれども,先ほど現況を見てきた中でも,大変不便を来しているということが現実に起きております。そういったことから,今後,地元の方の何名かの方が,入り口の方がまだ了解を得ていないということもありますので,そのへんも,地元の方にも協力をいただきながら,執行部の方にもこの入り口の地権者とも協議をいただいて,その後に改めて委員会で協議をしてはどうかなと。なおかつ,それにつけ加えて言うならば,どうしてもこの路線が拡張できないという場合は,地元としては,新たに田圃の中を,石岡二高の方の小塙線の方から是非お願いしたいというような強い要望もありますので,そのへんも考慮しながら継続して審査をしていってはどうかと,このように思います。

徳増委員長)ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。この際,お諮りいたします。本件については,地権者の意向等についても調査が必要であり,都市計画道路との関連についても更に検討を要することから,次期定例会までの継続審査を議長に申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。以上で当委員会に付託されました案件の審査はすべて終了したわけでありますが,これらに係る委員長報告の取扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,「その他」として,閉会中の継続調査・審査の申し出についてを議題といたします。当委員会において閉会中もなお継続して調査・審査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す事件・理由に,本日継続審査といたしました案件を加え,閉会中の継続調査・審査を申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。以上で本日の都市建設委員会を閉会いたします。


 閉会 午前11時23分



     委員派遣報告書

 委員会条例第32条の規定により実施した委員派遣による調査の結果について,下記のとおり報告します。

          記

1 議案第94号及び議案第95にかかる現地について
 議案となっている市道は,谷向地内の,常磐自動車道の側道に沿った土地に存している。一部廃止される2218号線,2219号線は,付け替えられて2492号線となるが,ルート的にも直線となり,以前よりむしろ好ましい状態となっている。当該市道の状況は,盛土,砕石敷きで,両側にはガードレールが設置されていた。

2 議案第96号にかかる現地について
 議案の道路は,谷向方面から府中五丁目地内に至る市道と接続して,県道西小塙石岡線に至る155メートルの道路と,既存道路との接続部13メートルの2路線である。これは,国から譲与された元水路の土地を利用して整備する道路であり,近隣の市道の状況を鑑みるに,この新設市道整備は地域にとって有益と見込めた。

3 陳情第1にかかる現地について
 陳情路線は,国道355号線(通称:笠間街道)の,山王川を渡河する付近から北へ伸びる道路である。道路入り口の両側には壁が設置され,さらに車両接触に備えての鉄製のガードが施されているため,印象としては大変に出入りしづらい。路線全線についても,幅員は2.5メートル〜3メートル程度と思われ,当該市道  沿いの住民が不便を来している現状は察することができた。



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