平成15年12月12日 都市建設委員会


案 件 (1)県道石岡田伏土浦線からの新設道路について
出席委員 徳増千尋委員長,海老澤通弘副委員長,金井一夫委員,鈴木行雄委員,山口晟委員,上野榮一委員
市執行部 建設部長(吉川安延),副部長(本田久男),土木課長(羽成善信),都市計画課長(藤枝利明),6号バイパス推進室副課長(鈴木信充)
事務局 係長(武石誠)


 開会 午後2時05分


徳増委員長)ただ今から,都市建設委員会を開会いたします。本日の議題は,県道石岡田伏土浦線からの新設道路についてであります。案件説明のため出席を求めた者の職氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。それでは,本件については,執行部から説明を求めます。

土木課長)それでは私の方からご説明申しあげます。ただいま委員長より新設路線ということでお話しがありました。私の方では,仮称として南北線というような呼び方をしておりますので,それでご説明したいと思います。この南北線については,従来からこの石岡の南部地方と言うんですか,高浜,北根本,中津川,あるいは6号国道に至るまでの地域なんですが,その部分において,玉里村方面から石岡市内へ向かう東西軸として石岡田伏土浦線があり,また,一部には飯岡石岡線がありました。それで,東西軸とは別に南北軸というと,平和橋それから愛郷橋との路線があるわけです。しかし,東西軸である現道の石岡田伏土浦線は狭あい部分が多く,また建築物が建ち並んでいることもあり,拡幅改良は困難であると。そのため,国道6号の幸町下より平和橋を結ぶ路線と,平和橋から石岡田伏土浦線に至る南北軸を組み合わせることにより,市内への交通量の緩和を図るということでございます。平和橋から石岡田伏土浦線へ北上する路線,これは舟塚山があることと,国道6号バイパスと石岡田伏土浦線の交差点に結ばれるため,交差点としては複雑であり,危険を増すことから,新路線としてそれよりずらした南北線を計画しております。南北線としては,都市計画道路貝地高浜線と,これは従来の県道石岡田伏土浦線と,それから新しい県道石岡田伏土浦線のバイパス。田圃の中の,要するにバイパスになりますが,それを連結する役割ということでございます。ちょっと図の方を説明しますと,緑の線が国道6号千代田石岡バイパスでございます。それから茶色の部分は従来の現道の各種路線,国道6号,それから県道であったりするものです。左側の赤い部分が石岡田伏土浦線のバイパス。それから中央に濃い青色で染まっているのが県道石岡田伏土浦線であり,これが都市計画道路の貝地高浜線となります。従来,計画では南北軸としては愛郷橋から高浜の台に上がる路線と,それから平和橋から現在の石岡田伏土浦線へ上がる路線が前々からあったわけでございますが,その部分については,先ほど申しましたように,舟塚山を横切るということと,国道6号のバイパスとの交差点に近くなってしまい,交差点設計としてはなかなか難しいものがあるということで,それより少しずれた新設道路として南北線を計画しております。南北線については,従来の県道飯岡石岡線を改良することと,実際にその改良がよいか,あるいは南北線がよいかという議論はあると思いますが,従来の飯岡石岡線においても狭あいな部分が多く,新設路線として南北線を取り上げた次第でございます。南北線の位置としては,ちょうどグリーンパレスの脇の部分に入ってくる路線となります。長さとしては660メートルでございます。以上でございます。

徳増委員長)ただ今の説明に対し,何かご意見等ございましたら,挙手によりお願いいたします。

上野委員)新しく,検討路線ですね。長い間の懸案事項であったのではないかなと,執行部の方にもこの点について,胸中,随分長いこと温めたんじゃないかなという路線だと私は思うんですが,伺いますが,660メートルということで,距離がね。幸町の現6号国道と旧6国の幸町の分岐点ですね,坂下の。上までの距離とね,併せて,勾配もっと緩くなるかなと思うんですが,勾配はどのぐらいの具合なるか。歩道ついてるのか付けないのか。それからもう一点。それから,もう一点。折角この石岡田伏土浦線バイパスということであるんで,この路線ね。赤く染めてある路線ですね。これ今でも何とか交互交通はできますが,多少の拡幅はあるのか。それと併せてもう一つ。平和橋からバイパスに交わる地点。図面で右へ曲がって,東の方へ曲がって踏切りのところ上がってくるところですね。これちょっと大雨降るとね,この道路冠水してしまうんですが,併せて道路の嵩上げをして,ここ結構通行する方が随分多いんですよね。これについてもどういう考え持ってるのかお聞かせ願いたいと思います。以上です。

土木課長)勾配ということでまず。勾配についてはやはり,ご存じの通り,大分厳しい勾配となっております。場所により8パーセントとぎりぎりの部分が出来てしまうかと考えております。というのも,国道6号バイパスの,ほぼ設計は終わりに近いものでありますから,それを変更することはまず無理な話となります。それで,今回は国道6号バイパスとこの南北線は,南北線の方が隧道で抜けるという計画でございます。大分厳しい部分もできてしまうかと思います。それから歩道ということでございます。計画では,私どもでは6メートルの車道に加え,両側2.5メートルの歩道を考えております。この考え方としては,石岡田伏土浦線バイパスが同様の計画でございますので,同じ程度のものをという考えをもっております。

建設部長)まず田伏バイパス,赤い部分ですね,それから続く水色の部分についてご説明いたします。かねてご説明は申しあげておりますが,現在すでに,県におきましては測量調査に入っております。半分ほど完了しているのではないかと思っております。ケンコウセイが15メートル前後であると思います。ですから今回新設する南北線もそれに合わせまして両側歩道の14メートルということで計画をしていきたいと考えておるわけでございます。田伏バイパスにつきましては,ほぼ県施工,6号バイパスの進捗状況に合わせまして,県施工部分でお願いしておりますところでございますので,南北線に合わせて整備が進んでいくものと思っております。それから平和橋まで辿り着くわけでございますが,それから高浜の方へ下りる路線につきましてですが,これについては相当の経費がかかるものと判断しておりますが,いずれにいたしましても,その青い部分,駅までの部分は現在のところ市で施工してほしいというようなことで県で来ております。それを受けまして,私どもといたしましては,整備するにしても,取りあえず今の,委員がおっしゃるように下の駅の部分でかなりの混雑を呈しておりますんで,そこの踏切に至る道路の間を,測量調査を終わりまして,拡幅,来年できれば用地買収をして拡幅したいというようなことで,現在,計画を進めております。それができれば,上の方へ延ばしていきたいというようなことですが,ただ状況が少し変わってきておりますんで,それは今後県の方と詰めていかなければならないかと思います。と言いますのは,かねてより高浜台区画整理がございましたが,それの進捗と合わせて県道田伏線の整備をしていくんだというような,当然石岡市で整備しろということで,今まではあったわけでございますが,これに基づく打ち合わせの中で,県でやると。当然県道なので県の事業,6バイ以降の整備については県が責任をもってやるというようなことでお返事いただいておりますので,もしこの路線が早めに6バイから高浜を抜けて玉里方面への都市計画街路の整備が早く進めば,それと合わせて今度は整備が必要になってくるかと思います。それと当然,橋をこの間に,6バイ,それから田伏線,それから今度私どもが計画している土浦田伏バイパスから直進で高浜駅へ抜ける橋と3本架かってしまうと。わずかの距離において3本と。いずれにしても18億。最低18億円の橋になるわけです。概算で18億円ぐらいかかりますので,その2本が県道とバイパスが出来上がれば,それほど下の部分は。駅の,旧道の田伏土浦線の方へくっつければ済むのではないかと。それと併せて高浜駅前の整備が必要になってくるわけですが,そういったことでもう少し,そのところにつきましては検討する時間をいただきたいと思います。ただ,現在のところ平和橋と新道の建設と,それについては県と協議済みでございますので,6号バイパスの進捗に合わせて,田伏土浦バイパスも出来上がりますので,それが出来上がりますとどうしても上へ抜ける路線がなくなってしまいますので,この新道が必要になってくるということでございます。

上野委員)さらに重ねて,北根本のね,平和橋から下りてきた,あの交わってるね,ここから線路まで。直進。この間の区間が,大雨が降ると,一回現地見ていただくと分かるんですが,タイヤが半分潜るぐらいに冠水してしまうんです,道路が。私が言わんとすることは,少なくともこの冠水する道路ね。橋とかは後にして。少なくとも冠水しないですめばと。あと40〜50センチメートル道路の嵩上げが必要かなと。多くの人から指摘されて,今まで,私も行ったことあるんですが,その件についてどうかなということなんですが。

建設部長)2年ぐらいになりますか,確かに冠水しちゃいまして,外車が1台駄目になってしまったというような状況もございます。その後すぐに嵩上げをしまして,補修はしておりますが,そういう要望が出てくればですね,整備するまでにまだ時間がかかりますので,逐次,嵩上げして,そういう状況ができるだけ出ないように整備してまいります。

徳増委員長)暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

徳増委員長)会議を再開いたします。ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で都市建設委員会を閉会いたします。


 閉会 午後2時25分



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