平成16年2月20日 都市建設委員会


案 件 (1)付託された陳情の審査
陳情第1「北府中一丁目地内の道路拡幅に関する陳情書」
(2)所管事務の調査
一般市道整備事業の進捗状況について
高齢者向け優良賃貸住宅制度について
出席委員 徳増千尋委員長,海老澤通弘副委員長,金井一夫委員,鈴木行雄委員,山口晟委員,上野榮一委員
市執行部 建設部長(吉川安延),副部長(本田久男),建築課長(足立健造),土木課長(羽成善信),建築課副課長(小沼紀男)
事務局 係長(武石誠)


開会 午後2時00分

徳増委員長)ただ今から,都市建設委員会を開会いたします。これより議事に入ります。本日の議題は,付託された陳情の審査として陳情第1「北府中一丁目地内の道路拡幅に関する陳情書」,及び所管事務の調査として「一般市道整備事業の進捗状況について」「高齢者向け優良賃貸住宅制度について」であります。付託案件その他の説明のため出席を求めた者の職氏名は,お手元に配付いたしました出席者名簿のとおりであります。
それでは初めに,陳情第1「北府中一丁目地内の道路拡幅に関する陳情書」を議題といたします。
 本件については,一部拡幅,または石岡小塙線への道路新設などについて,地権者の意向を確認することが必要との判断から継続審査とした案件であります。
本件については,まず最初に,執行部から地権者の意向について説明を求めます。

土木課長)私の方から,地権者の意向ということで,ちょっと何人かお聞きしておりますので,実際に陳情書に付された名簿の中には実際の地権者は入っておりません。私の方で何人か,前回の委員会の中でも角の方に聞いたわけなんですが,今回は奥の方とかに聞いております。355号線から入って右方なんですが,三叉路になる手前なんですが,これは奥さんに聞いてますけれど,「みんなで揃ってやるならよろしいでしょうけど,私のところだけではしょうがないのではないか」というような話でした。それから○○(個人名)さんという方もおるんですが,これは入っていって左側の方。三叉路に幾分,先が入っていって左側の方なんですが,「まあ,ほかの人もやるなら協力しましょう」というお話でした。それから,桐の畑があったところと,その先***,手前のところに○○(個人名)さんの土地があって,「右左均等にかけてくれないか」というような。私の方でも「こういう世の中なので,できれば畑の方を」というお話しはしたんですが,「両方にお願いしたい」と。実際に○○(個人名)さんの言い分というのは,○○(個人名)さんの方の持っている片側の形状ですね,道路に沿って長くて奥行きの少ない状況なんですね。そういったことから今のような話ということでございます。それで,○○(個人名)さんについては,「ちょっと以前からそういう話を聞いたことがある」というようなお話しです。ほかの方はやはり,陳情者の方からは今までそういうお話しは聞いていないと。それから県道西小塙線からのお話しなんですが,入り口が私の方で*******○○(個人名)さんという,梨をつくっている方と,地元で,班で,○○(個人名)さんの方にお話し伺ったと。○○(個人名)さんは都市計画道路を知ってまして,その方を先にやっていただきたいというようなお話しでした。ただ,○○(個人名)さんも田圃を持っている方が現在*****ない方が多いということはご存じ****。***********じゃないかと言うような意味あいの話はしていました。状況としては以上です。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。次に,本陳情について,委員からご意見・ご質疑がございましたら,挙手によりお願いいたします。

鈴木委員)いまお話しございましたけれども,最初に陳情した,入り口の両側の方,これは協力が得られないということなんですね。入り口が駄目ってことになると,なかなか拡幅というわけに行かないでしょう。そうしますとやはり,いま,あとからお話しがあったような形で,小塙線から,できることであれば,あの梨畑の脇は市道ですよね。私道ですか。

(「あれは私道」と呼ぶ者あり)

鈴木委員)あれ市道じゃなかったんだなあ。そうか。もしあれだとすれば,田圃をね,真っ直ぐ向こうに桐畑の方へ持っていけば延長で120〜130メートルで,そんなに,むしろセットバックしてもらったり何かするよりお金かからないような気がするんだよね。それで後々で,向こうの都市計画道路がこっちに振り分ければいいわけだから,そういうふうな方向で,陳情者にお話しをして,そういうふうな方向でもっていったほうがいいように思うんですが。どうでしょうか,そのへん。執行部では。

土木課長)陳情者の方でも,確かに355号線からの入り口については,以前に聞いて「思わしくない」ということは話していた,承知していたわけなんですが,陳情者の方では,少しでも,内部での要するにすれ違いができるような,今は○○(個人名)さんの土地なんかをお借りしてやってるわけなんですけど,内部の中でもすれ違いができるような形,つまり待避所的なものだけでも,というようなお話。あるいは別のルートからというようなお話。一部の方には,やはり田圃をしている方には,陳情者の,○○(個人名)さんが代表になっているわけですが,○○(個人名)さんの方も「ここに道路ができたらいいなあ」というのも期待しているというような実態であります。

鈴木委員)あそこ都市計画道路が途中までは来てるんだよね。あの今の行き止まりの道路の途中までは。それをほかへもっていくのもあれでしょうけど,取りあえず,中の拡幅も含めて考えるのであれば,小塙線からのあれをまず作って,それから中の拡幅は都市計画道路に沿ってやったらどうかなあと思ってはいるんですが,そのへんについて,執行部でこれからの協議課題だと思うんで,そのへんについては,まだまだここで結論出すわけに行かないので,どうでしょうこれ,継続でやるほかないでしょうねえ。

徳増委員長)ほかにはご意見はございませんか。

海老澤委員)ずっとこの問題は,何回か継続しているわけですけど,本来の陳情は拡幅ということですが,本来の道路の機能から言っても,355号からの入り口が拡げられないということであれば,この陳情の趣旨から若干離れるわけですけど,その中でまあ,執行部の説明聞いてみますと,どうしても拡幅が不可能ならば待避所を中に作ってもらいたいという話もございました。また,鈴木委員の方からは,小塙線から田圃に新設道路を造って,この陳情とは若干離れますけども,新設道路を造ってこの問題を解消してやったらいいんじゃないかということで,3つの声があると思うんですね。入り口の地権者の協力が得られないということであれば,待避所をつくるか,新たな方法を考えるしかないということなんですけれども,一気にね,この陳情,なんでもかんでも今回解決するということであれば,これずっと陳情をずっと引っぱっておいてですね,小塙線の開発あわせるというふうなこともあるかと思うんですが,それは陳情書とは若干離れますけど,中の生活道路の中で何か所か待避場所をまず造って置いておいて,それでまたさらに,小塙線の動向,これらについて考えてみた方がいいんじゃないかなと。これずっと引っぱっていくのも方法かも知れませんけど,身近なところから解決した方がいいのかなという感じがします。

上野委員)今日でこの陳情の審査,3回目ですか。1回目から入り口の地権者の協力は得られないということは明確に。*****でしょうが,それほどのね,****でもないんで,やはりここでね,打ちきる前に,陳情者によく説明というか説得してね,いま言った小塙線,石岡二高下の道路から入って行く道をつくるというなら,これ,一回下げてから新たに陳情出してもらうという方法と,もう一つは場所ですね。それか,若しくは355号のね,いま入り口が協力得難いんだと言ってる家の,その手前側ね。山王川,上にあがって,そこから迂回してそこだけ造る方法もあるけれども。入り口だけならね。どっちかの方法で,住民の意向をよく聴いた上で,「陳情は出し直してくれないか」と。これは住民の意向をよく聴いてからやった方がいいと思うよね。同じこと今のまま何度も繰り返したって進捗しないんだから,住民が便利な方法やるわけだし,安い高いは役所の方でやることだし。費用がかかるかからないは。**が***なのはちょっと***だけどねえ。***ふたつ何とかなるのかなあと期待されちゃうから,****と思うんですよね,あそこ。**の親戚***空き家になって誰も住んでないんだ,あの角から2,3軒。入り口から。

徳増委員長)暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

徳増委員長)会議を再開いたします。

建設部長)委員さんの方からお話しがございましたが,私どもの方でもう一度,陳情者の方へお聞きいたしましてですね,市の考え方,今回の陳情に絡みまして道路整備の仕方について,市の考え方を示していきたいというように考えていきたいと思います。と言いますのは,17年度に小塙線の山王川を挟んだ部分の改良工事が入ります。現在,設計が出来上がりつつありますので,それからの取り付けとなると遅くなっちゃいますので,できれば,私どもの方として出入口を根本的に解消するんだというような形からすれば,やはり小塙線からの入り口も一つの大事な案であるというふうに考えますので,そのへんを含めましてですね,陳情者と話し合いをですね,してみたいと思います。待避所にしても,造るにしてもですね,やはり抜本的な解決にはなりませんし,元来が道路が細い部分ですから,ですからそれならば,新しい新道を計画しても,小塙線の計画もございますので,それとセットでやれば簡単で早く整備できるというような感じも考えられてきますので。それともう一つは,反対側に山王川の調整池が16年度から整備に入る予定で現在進めてますので,それとの整合性も考えると,やはり道路を造っておけば,小塙線から整備した方が,新道を造った方がいいんではないかという考えもございますので,陳情者と充分話し合いをしてみたいと思うんですが。よろしくお願いします。

徳増委員長)ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,この際お諮りいたします。本件については,小塙線方面からの道路新設,及び待避所設置について,さらに地元の意向を調査する必要があることから継続審査といたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,一般市道整備事業の進捗状況についてを議題といたします。本件については,現在の状況について執行部から報告を求めます。

土木課長)私の方から,一般市道整備事業についてお話し申しあげます。私どもの予算の中には,道路橋りょう費ということで,国補事業,臨時地方道整備事業,一般市道整備事業というようなことで市道の整備を行っているところです。国補事業あるいは臨時地方道整備事業というのは,いろいろ箇所づけが決まってるわけなんですが,一般市道整備事業については,その年度に箇所づけをどうやってやるんだということになって,新年度になるその前後で箇所づけを行っております。私の方で,今回は20本ほど,入札案件としては20本,その他の案件として32本を処理させていただいております。その執行率としては92パーセントになっております。臨時地方道については9本予定しておりましたが,現在,発注済みが3本になっております。一つ一つの遅れている理由はございますが,申し訳ないことだと考えています。それから国補事業についても6本ほど予定しておりましたが,いまだに未発注ということになっております。こういうことも努力が足りないということで,申し訳なく思っております。

徳増委員長)以上で報告は終わりました。次に,委員からご意見・ご質疑がございましたら,挙手によりお願いいたします。発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,次に,高齢者向け優良賃貸住宅制度についてを議題といたします。
 本件は,執行部から報告を行いたい旨の申し出のあった案件であります。よって,執行部から報告を求めます。

建築課長)今日は急きょ,案件に繰り入れていただきましてありがとうございます。実は,高齢者向け優良賃貸住宅制度につきましては,現在,要項の整備を考えているところでございまして,この制度の説明をさせていただくものであります。この,高齢者向けの優良賃貸住宅制度につきましては,国の制度によるものでございます。すでに内容はご存じかと思いますが,説明をさせていただきたいと思います。この制度の取組みにつきましては,当市の中心市街地活性化プランの中の町中再生に関する事業に関連するものであります。この制度は,高齢化社会において,高齢者の安全で安定した住居を確保するため,公営住宅を補完して,民間土地所有者等の経営の*****,高齢者世帯の金融資産等の活用と本質的な補助の組み合わせによりまして,低*な家賃で入居ができる高齢者向けの優良な賃貸住宅を供給することを目的としているものであります。簡単に言いますと,民間の住宅を活用して,必要な補助金を提供して,高齢者の方々向けに良質な住宅を供給していく制度と考えております。この制度を活用するには条件がございまして,当市において高齢者向け優良賃貸住宅制度の要項の制定が必要条件となってございます。そういうことで,今回,この要項をですね,制定する前に委員会にこの制度の説明をさせていただくものでございます。内容等につきましては,小沼副課長の方からご説明をいたします。よろしくお願いします。

建築課副課長)それでは私の方から,高齢者向け優良賃貸住宅制度についてご説明させていただきます。次の説明に先立ちまして,近年の国の公営住宅などの予算の動向についてご説明させていただきます。「A4」1枚の紙をご覧ください。これは平成12年から16年度までの予算並びに概算要求における公営住宅等の予算戸数を表したものです。下のグラフをご覧いただきますと,横軸が年度で,縦軸が予算の戸数となっております。菱形の黒い印がこれが公営住宅の建設戸数です。建設というのは新規供給と建て替えの戸数の合計です。平成12年度37,000戸ございましたが,平成16年度は25,000戸まで激減していると。それに代わって,黒い四角が改善ですね。これは既に供給された住宅を改善する戸数です。平成12年度に8,000戸であったものが来年度は22,000戸と。合計47,000戸程度というのは変わりはないんですが,新規建設は大幅に減っているということです。次に三角の印が高齢者向け優良賃貸住宅の予算戸数です。平成12年度に制度ができたときには予算7,000戸であったものが,来年度は23,000戸まで拡大すると。それに対して,特定優良賃貸住宅というのがございまして,これは中堅所得者向けに提供する住宅なんですが,平成5年度頃から行われているんですが,平成12年度に42,000戸あったものが,来年度は18,000戸まで減少していくということになります。高齢社会が急速に進展しておりますので,民間活力を活用して,高齢者向けに優良な賃貸住宅を供給することが国の重要な施策となっていることが伺えます。また,平成13年に「高齢者の居住の安定確保に関する法律」が公布されました。高齢者向け優良賃貸住宅制度についても,この法律に位置づけられまして,予算補助から法律補助と変わりました。高齢者向け優良賃貸住宅は,高齢者の「高」と優良の「優」,賃貸の「賃」で通称「高優賃」と言われております。特定優良賃貸住宅が中堅所得者向けに提供される優良な賃貸住宅であるのに対して,高齢者向け優良賃貸住宅は,高齢者向けに提供されるバリアフリー化された良質な賃貸住宅であります。その高齢者向け優良賃貸住宅制度とは,これらの住宅を供給する,土地所有者などの民間事業者に対して,国,県,市が建設費の一部を補助し,さらに一定の所得以下の入居者に対して,家賃を下げる場合,家賃の減額に要する費用を国と県と市が補助するという制度です。建設費の補助としては,建物の廊下とか,階段,エレベータなどの共同施設などの部分が対象となります。詳細につきましては,国土交通省が作成したパンフレット,一番新しいパンフレットなんですが,それをコピーしましたので,これで説明したいと思います。これは見開きのものをコピーした関係で,両端の下にページが打ってございます。まず最初,1枚目の1ページのところに「高齢者向け優良賃貸住宅とは」というのが書いてありまして,真ん中ほどに絵が描いてある「バリアフリー化された住宅」,こういうものを土地の所有者さんが作った場合に,整備に要する必要,建設費に対して補助をすると。家賃を下げる場合は家賃の差額についても事業者さんに補助をすると,こういう制度です。バリアフリー化された住宅というのは,この絵にありますように,例えばトイレとか浴室に手すりがあるようなもの,住宅の中の通路を広くする,出入口の幅を広くする,床の段差はないものとする,事故や急病や負傷等の緊急時に対応するサービスを受けられるような緊急時対応サービスがあると,そういうバリアフリー化された住宅に補助がでると。右が,2ページのところにその間取り等のイメージ図が描いてございます。一般的にいま考えられているバリアフリーの住宅なんですが,それにプラスして,緊急通報装置,こういうようなものが義務づけられます。2枚目にですね,3ページに高齢者向け優良賃貸住宅の供給のフロー図が描いてあります。上の絵の真ん中のところに「事業主体」と書いてございます。これがいわゆるオーナーさんと。右側の土地所有者さんに対しまして,県に対して認定申請を行い,認定になると。認定になったものについては,国と県と市から,整備費の補助と家賃対策補助がでると。また更に,住宅金融公庫等の有利な融資を受けられると。あるいは税制上の優遇も与えられます。県に対する認定申請の認定基準について,3ページの下のところに記載してございます。その主なものは,戸数が5戸以上,1戸あたりの床面積が原則25平方メートル以上。構造は耐火構造または準耐火構造。たとえば鉄筋コンクリートのような形。設備としては,台所,水洗便所,収納設備,洗面設備,浴室。普通の共同住宅のものですね。住戸内の基準として,高齢者の身体機能の低下に対応した構造と。これはバリアフリーの施設ですね。そういうものが必要です。サービスとしては緊急時に対応したサービスを受けることができると。たとえば,万が一のときにボタンを押せば,福祉の人が来るとか,そういう契約をしていただくということになります。あと管理の期間は10年以上と。入居資格者としては60歳以上の人。単身,あるいは同居者が配偶者若しくは60歳以上。そういう方が入居資格になるということです。4ページに助成措置の概要が書いてあります。一番上に,共同住宅の共用部分の整備というのがありまして,たとえば公園とか広場とか,そういう共同のものですね。廊下,階段。それから加齢対応構造等整備という項目がありまして,エレベータを設置するような場合ですね,そういうものに対して,国が建設費の3分の1,県と市で合わせて3分の1と。そういう工事費の3分の2について補助が受けられる,ということです。それで,4ページの下に「家賃の減額に要する費用の補助」というのが書いてございまして,「原則として収入分位25パーセント以下,都道府県知事の裁量により40パーセントまで可」と書いてございます。これは所得で言いますと,月収26万8,000円まで。年収,2人だと360万円の所得までの方が入居した場合には,家賃を減額する場合に,減額する費用の半分を国が,残りの半分を県と市がオーナーさんに補助すると。それで,入居者には安い料金で入ることができるということになります。5ページ目に,税制の優遇とかですね,住宅金融公庫の優遇措置ということが記載されてございます。現在,この要項の策定作業はほぼ完了しておりまして,今,文言の修正等を行っている段階です。近いうちに告示をしたいと考えております。以上で,簡単ですが説明を終わります。

徳増委員長)以上で報告は終わりました。
 次に,委員からご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

上野委員)いまから高齢化社会というようなことで,どんどんどんどん増えてきてね,*****,高齢者自体が収入が少ないので,民間の貸家に入るのが非常に難しくなってるんですよ。身内が外にある人なんかは身内の人が保証人になったり何かしてね,何とか落ち着く場合があるんですが,身内があっても,その身内が頼りにならないという人たちというのは,なかなか難しい。それで,その保証人に代わって,民間だよね,賃貸保証株式会社っていう会社があるんですよ。そこを通せば保証人なくてもいいんですが,審査が非常に厳しくて,銀行でお金借りられる人が大体対象になるんです。ローンの効く人ね。だからそのへん,なんかちょっとでも不安感あると***されちゃうんで,なかなか入りたくても入れない人,結構あるんですよね。私直接担当したわけじゃないんだけども。こういう制度ができることはいいことだし,それから,こういう制度についてね,地権者で「じゃあ協力してやろう」という人が必ずあるかも知れない。しかも法外に高い家賃をとるわけにはいかないでしょうが,最低限の補償はされるわけでしょう。だからもし受けるにしても,土地はちゃんとあるかね,そういうことでね,今後ね,そういうところのいろいろな優遇措置があるみたいですし。これもね,知らしめるように市報等でもね,知らせた方が,早めにやった方がいいと思うんだよね。建築課の住宅係の人は分かると思うんだけど,民間****,なかなか入れないんですね。賃貸補償の会社に代わってね,お役所の方でそういう面倒見るとなると,ただこれは所得の制限があるから,そのへんのところはね,*****だけども。それはちょっと話は別だけど。終わります。

徳増委員長)ほかに発言はございませんか。

土木課長)皆さまのお手元に図面だけ配付しております。粟田橋の架け替え,またその前後の道路の計画ということで,配付しております。粟田橋は,皆さんご存じのように石岡市と千代田町を通ずる幹線道路というような***。千代田町の方の県道筑波線,石岡市の下館線を結んで,そして市内の混雑を避けるために,橋を利用した車道の流れが増加している次第であります。しかしながら,粟田橋は狭いため,石岡市と八郷町,千代田町で構成された恋瀬川・天の川改修促進協議会の中で,この粟田橋の架け替えを,市としては要望していた次第でございます。そして茨城県においても,平成14年度,これ暮れになりますけど,実質調査をやっていただき,平成15年度には詳細設計に入っております。石岡市の方としても,その粟田橋を交えて,石岡市の整備区間,B&Gから千代田町にかけてですけれども。千代田町は筑波線から石岡市に向けて1,250メートル。これは橋も含めての1,250メートルですが,全体を改良する計画でございます。粟田橋については,いままでの旧粟田橋については,河川内にあって河川の流れを阻害しているということで,私どもでも県に要望していた次第でありますけれど,今度,架け替えとなると,河川事業の中での架け替えということでありますので,旧幅員が4.5メートルの部分を,新しい橋,私どもでの要望が先ほどの2路線と片側歩道ということで,9.5メートル程度を要望しております。そうすると,この4.5メートルというのを9.5メートルに拡幅される部分については,地元の費用負担になるということになります。それで,私どもとしても,この負担について負担するということとなっております。今の橋りょうの長さについては73.2メートルで,新しい橋は125メートルでありますが,長さについての負担というものはございません。長さが長くなったということについての負担はありません。

(「3市町村で負担するの」と呼ぶ者あり)

土木課長)石岡と千代田で,一体となって…

(「八郷は?」と呼ぶ者あり)

土木課長)八郷は負担はございません。石岡と千代田で一体となった道路整備をするということでございます。以上でございます。

徳増委員長)ただ今の件について,何かございますか。

建設部長)橋の部分の建設費用はですね,概算でございますが,現在示されているのが約8億でございます。そのうち4.5メートル分につきましては県が当然負担するということになります。それから千代田と石岡市で要望した部分,拡がった部分については,千代田と石岡で持つということでございますので,いわゆる半分強が負担になってくるかと思います。8億のうち4億5,000万近くが千代田町の負担ということになります。と言いますのは,橋が架かっているのは,行政区域で申しますと千代田側です。ですから,千代田側で4億5,000万もつということでございますが,ただ,いま課長の方でもご説明申しあげたとおり,石岡・千代田と一体になりまして,県の方に知事陳情をここ10年,繰り返し整備をお願いしてきた経緯もございますし,お互いに幹線道路として整備していくというようなことで話が決まっておりました。若干報告が遅くなってしまいましたが,そういう中で,石岡市も道路の改良を重ねてきまして,千代田側の負担分が非常に多いわけでございますが,千代田の方も改修に着手するということでございます。非常に行政区域が違うので苦慮しているわけでございますが,前市長の当時,そういう約束が交えられておりますので,私ども事務当局としては,千代田との今までの関係もございますし,そういう経緯もあったんで,その建設に至るまでの経緯の中では,50・50で石岡市も出しますよという,その当時は合併がまだ決まっていない当時だったものですから,前市長も,おそらく千代田と,というような話もあったんだと思うんですが,その段階ではやはり50・50ということで,話は大体,首長の間では決まってたようでございますが,ダイサンがでまして,市長にお話ししましたところ,市長は非常に難色を示しております。私どもとしてはできるだけ,町村間,市町を結ぶ幹線道路でございますし,もし千代田側が「4メートルを4.5メートルの橋でいいですよ」と言った場合に,一番困ってしまうのは私どもの方でございます。ご存じのように,355号の北小学校のところが開通し,羽鳥の線路を越える路線についても地権者交渉が成立したということでございますので,非常に交通車輌が増えています。有料道路の関係もございまして,粟田橋へほとんど流れてくるというのが現状でございます。そういった意味で,あるいはまた,下館線と筑波線を結ぶ筑波バイパスの次に大事な路線になってくると思いますので,それ相応の負担はしていかなければならないと思っております。この件につきましては,今後また,先生方の方にご協議を申しあげたいと思いますが,負担の割合についてはそういうわけでございますので,決定はしておりません。ただ,応分の負担はしなければならないというふうに,事務当局,私どもとしては考えています。私個人ではないんです。建設部長としては,今までの関連もあるので50・50で出していただきたいというような要望は,財政,市長にはしております。ただ,市長の方の了解が残っておりますので,できるだけ少ない予算で,という考えもございますので,千代田側と協議を重ねて参りたいと思います。

徳増委員長)ほかにご発言はございませんか。

上野委員)過去に,市民からの陳情,あるいは議員の紹介による請願で,建設委員会かけてね,採択されてね,本会議の方に回って議会の方で承認されたことで,まだ実行していない案件もかなりあると思うんですよ。そういう中でね,来年度の予算でどのぐらい,率で言うと手をつけられるのか。いろいろ予算伴うから大変だと思うんだけども,ちょっと説明していただければと思います。

建設部長)非常に合併を控えまして,積み残しが沢山でてしまうんじゃないかというふうに危惧しておるわけでございます。率で,あるいはどの程度の件数があるのかということは,実際精査したわけではございませんが,議会陳情では,過去10年間で34件が未整備ということになっております。16年度の予算につきましては,15年度予算に対しまして10パーセントの減でございます。年々,工事費は減り続けているという中で,住民要望,あるいは幹線道路の整備要望は沢山,年々多くなって,合併を控え特に多くなってきているわけでございます。そういった点で非常に申し訳なく思っておるわけでございますが,私どもといたしましては,その中でも合併前に整備しなくちゃならないという部分については,精力的に整備をしていきたいと考えております。予算的にはそういう状況でございすが,整備箇所はたくさんありますが。ですから,例えばですね,国府公園から下へ通ずる路線。予算には計上されて下りませんが,この路線も下調査を現在進めております。できれば16年度で完了させたいと。用地買収から整備まで進めていきたいということで,現在やっております。そういった部分。特に重要な部分については,予算上には計上しておりませんが,整備に努めていきたいというふうに考えておりまして,2,3日前に副部長の方に,そういった件数のまとめをするようにというようなことで,土木課長と都市計画課長交えて検討して,早急に上へ上げて行きたいというふうに考えております。また,通常の予算につきましても,できるだけ,市民からの要望につきましては,合併されたからといって出来なくなっちゃうということは,私はないと思いますので,そういったことはないと思いますが,出来るだけ早めにやっておいて方がいいという部分については,極力,努力して参りたいと。建設委員会の後押しもいただきたいと思っているんですが,特に土木課の職員の増員を強く要望して,市長にすでに,私としては3,4名の増員を要望しておりますので,後押しをお願いできればと思っております。

徳増委員長)暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

徳増委員長)再開いたします。ほかにご発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で本日の都市建設委員会を閉会いたします。



閉会 午後2時55分




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