平成16年10月28日 議会運営委員会


案 件 (1)市町村合併について
(2)新潟県中越地震に対する義援金の拠出について
出席委員 鈴木行雄委員長,金井一夫副委員長,前島守雅委員,亀井比志子委員,磯部延久委員
その他の出席者 久保田健一郎議長(以下,委員外議員)金子悦郎副議長,山口晟議員,小松美代子議員
市執行部 市長(横田凱夫),助役(阿部聖),企画部長(中村栄)
議会事務局 局長(太田光幸),次長(小沼茂夫),係長(武石誠)


 開会 午前9時34分


鈴木委員長)ただ今から,議会運営委員会を開会いたします。
本日の議題は, お手元に配布いたしました協議案件書のとおりであります。
それではこれより審査に入ります。
はじめに,各会派持ち帰りとなっておりました案件のうち,市町村合併についてを議題といたします。本件につきましては,先の委員会において議長より法定期限内の合併を目指すため,広域行政でつながりのある八郷町・玉里村との3市町村の枠組みで合併を目指したいとの提案があったものでございます。
それでは,この件についての各会派での検討結果をご報告願います。

亀井委員)私の会派の中では,財政状況を鑑みて,議長がおっしゃるように期限内合併を望むべきであると,その中において八郷町,玉里村,3市町村での合併を望むということで賛成でございます。

磯部委員)私どもの会派も,議長の提案に賛成であるということです。

前島委員)私どもの会派でも3市町村の合併については賛成であります。また今回につきましては,当市がリーダシップをとって合併を進めていただきたい,というような考えでございます。

金井副委員長)うちの方の会派でも慎重に協議をしたわけでありますが,議長の提案の八郷,玉里に公式に呼びかけることについては,いいだろうということが1つでございます。ただその中で,八郷と2つはまずいという意見がございます。それから期限内合併を目指すには,今までの合併協議会方式では間に合わないだろうということで,1つは取手と藤代が行いました「対等合併編入方式」をとるべきだということです。したがいまして市の名称は「石岡市」,庁舎は石岡市の現庁舎を使うと,そして,期限的にみて3月中ごろまでに協定書を交わして,その半年後に合併の期日を決めるほかはないだろうということと,もう1つ「対等合併編入方式」で議員の任期については在任特例の編入方式ということで,合併後石岡市の議員は現在の任期まで通用するわけでございますが,八郷,玉里の議員さんも同じように在任特例の編入方式を使うと,石岡市の議員と同じ任期になるわけでございます。そして,議員の報酬は現行どおりということで,今までの合併協議会の反省を踏まえてきちんと重要4項目については提案して合併を目指すべきであると,こういうふうにまとめました。

鈴木委員長)私どもの会派も,議長の提案に賛成ということでございました。
ただ今の各委員のご意見を集約いたしますと,先日議長から提案のありました3市町村による合併については異議はないということになったわけでございます。しかしながら,ただ今金井委員の会派の中で,先ほど申されましたように「対等合併編入方式」等々,さらには議員の定数の問題や,任期の問題やそういった諸々も加味して欲しいというようなご意見があったわけございますが,この件についてはいずれお話しをしなければならないと思いますので,いずれにしましても3市町村による合併ということにつきましては,全会一致をもって賛成だということに決したいと思いますが,これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)それでは,次に議長から意見を求められておりますので,これを許します。

久保田議長)ただ今,私の方から提案をさせていただきました3市町村による合併に関し,推進するというような方向で取りまとめをいただきまして,委員長におかれましては大変ご苦労様でございました。お礼申し上げます。さらに私の方からお願いがあるわけでございますが,ただ今ご議論いただきました件につきましては,市長の方からも合併の方向性につきまして,議会と執行部の方におきまして,こういった方向でどうかというようなことで事前にある程度相談をしておったわけでございますけれども,正式にこの議運において,その意向,方向性について,あらためて執行部としての考えをお示ししたいというようなお話がありましたものですから,つきましては委員長において取り計らいお願いしたいと思います。

鈴木委員長)ただ今議長から,執行部の出席についてお話しがございました。
 この際,お諮りいたします。本日ただ今から,市長ほか執行部の出席を求めたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

鈴木委員長)再開いたします。ただ今,市長・横田君,助役・阿部君,企画部長・中村君が出席いたしましたので,ご報告いたします。それでは,執行部の発言をお願いいたします。

横田市長)おはようございます。時間をお借りいたしまして,合併についての私の考え方を述べさせていただきます。合併協議会が解散をしましてすでに2ヶ月が経過いたしましたが,その間様々な角度から協議,検討をいたしまして,合併特例法の期限内合併を選択いたしました。隣接町村との合併を探る中で,様々な条件を照らし合わせながら枠組みを絞らせていただきました。その結果でございますが,新たな合併の枠組みを石岡市と玉里村,八郷町といたしまして,今後の限られた時間で密度の濃い合併協議を重ねてまいりたいと考えるものでございます。この3市町村は一部事務組合で密接な関係にございまして,旧新治郡に属するまちが一体となって新市を目指しまして,県南地方の中核都市として大いに発展していくことが予想されるわけでございます。以上が解散後2ヶ月間の中で模索してまいりました合併の枠組みとその方向性でございます。なお,これにつきまして協議をいただきたく,全員協議会の開催をお願いするものでございます。

鈴木委員長)以上で発言は終わりました。ただ今,市長から合併の方向性,および全員協議会の開催を要請したい旨の発言があったわけですが,この件について,議長のお考えをお示し願いたいと思います。

久保田議長)私としましては,案件の重要性,緊急性に鑑みまして,本日の決算特別委員会の開会前に全員協議会を開催したいと考えております。

鈴木委員長)ただ今,議長から本日の決算特別委員会の開会前に全員協議会を開催するとの方向性をお示しいただいたわけですが,このことについて何かご意見はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ないようですので,全員協議会の開会につきましては,議長においてよろしくお取り計らい願います。
 説明員として出席されました執行部の方々はご苦労様でした。ご退席いただいて結構でございます。
 暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

鈴木委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。
次に,同じく各会派持ち帰りとなっておりました案件の審査を行います。新潟県中越地震被災地に対する義援金の拠出についてを議題といたします。各会派での検討結果のご報告を願います。

亀井委員)私どもの会派では,前例に続きまして出したらどうかというお話が出ました。

磯部委員)私どもの会派は,議運において議決したことで結構だと,それから会派の中で義援金は義援金として,人的ボランティアの支援はどうなんだろうかというような意見が出されました。これも友好都市である湯之谷村を対象にしているのか,新潟県の他のところを対象にしているのかは定かではないんですが,また,人的支援も議会を対象にしているのか,NPOとか石岡にもいろいろな民間団体がありますので,そういうところも捉えてなのか定かではないんですが,そういう意見が出ました。ただ難しいのは,行政が絡んでくるということになるといろいろな難しい問題も出るのかなという思いはするわけですが,議運の方でその辺の意見があれば検討していただきたいというような会派の意見がありましたので,述べさせていただきます。

前島委員)私どもの会派では,1万円以上というような金額が出ております。

金井副委員長)うちの方の会派では,議運の結果次第だということですが,市の義援金が10万円ということでその他に物資を出したようですが,そういうことからみますと議会としてやるならば5万円程度がいいんじゃないかという意見が出ました。

久保田議長)今,金井委員のほうからご発言があったんですが,一応議会として,組織としての義援金は,執行部において10万円ということなので,議会でも組織としての義援金は10万円ということで,今朝,湯之谷村の方に行っていただきました。これは,湯之谷村に対してといいますか・・・。前回私の方からご提案させていただきましたのは,新潟全体に対しての義援金を送るか送らないか,送るとするならばどの程度がふさわしいか,これを一つお願いしたいということでございますので,そういうことで議会としてはすでに湯之谷村の方には送っておりますので,ご理解をいただきたいと思います。

亀井委員)前回の金額の割り当てについてはいくらになっているのでしょうか。事務局のほうで教えていただければと思います。

事務局次長)前回,阪神淡路大震災が平成7年にございまして,そのとき議会のほうから25万円ほど義援金を送ってございます。それで一般議員さんが1人1万円,正副議長が1万5,000円。それで一般議員さんが22万円,正副議長さんが3万円,合計で25万円ということでございます。送付先は兵庫県の方に,そしてこのとき1月7日の大震災に対して送付日が1月25日でございました。
(「そのときは赤十字を通して,それとも直接」と呼ぶ者あり)
 このときは兵庫県で,今回も新潟県と赤十字ありますけれども,最終的には義援金配分委員会というところに行きまして,各被災者に対していくということですので,最終的には同じになります。そういうことで,今回あて先は,新潟県になります。

鈴木委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

鈴木委員長)再開をいたします。
 休憩中に各委員さんからご意見等ございまして,集約をいたしますと各議員さん個人として,前回の例にならいまして一般議員が1万円,正副議長におかれましては1万5,000円,合計25万円を中越の被災地の方に送るということで意見がまとまったわけでございますが,これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 もう1つ最後に,磯部委員の方から出ました案件でございますけれども,この件に関しましてはどういうような形が良いか皆さんのご意見等をいただきたいわけです。議会としてボランティア活動をすべきなのか,それとも市のボランティアNPOを通してぜひやったらどうかという案もございますし,例えば議員個人が向こうに出向いてボランティア活動をすることによって,何か事故等があった場合には公的な問題と個人的な問題が絡まる問題がありますので,その辺についてもかなり十分な検討をしないと,後で公務で行ったんだとか,個人で行ったんだとか,そういうようなことになりかねませんので,そういうようなことも含めて十分に皆さんで協議をしないと,ただ単に個人的でいいんじゃないかということを議会では決めがたいなという感じは私なりには考えるんですが,皆さんどうですか。
 暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

鈴木委員長)休憩前に引き続き,再開をいたします。ただ今事務局から説明がありましたとおり,義援金につきましては,各個人の歳費から差し引くということで各会派の皆さんにその件をご報告願いたいと思います。また,先ほどの磯部委員さんの会派からの件につきましては,議運としての取り扱いではなかろうという意見もございましたし,これについては各個人の判断,そういったものも含めてより良い方向付けを会派の中で検討していただいて進めていただければと思います。
その他何かございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ないようですので,以上で本日の議会運営委員会を閉会いたします。


 閉会 午前10時00分


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