平成16年6月11日 教育福祉委員会


案 件 (1)付託された議案の審査
  議案第44号 平成16年度石岡市一般会計補正予算(第1号)
  議案第47号 石岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を制定することについて
(2)付託された陳情の審査
  陳情第14 給食センター建設に際した使用熱源に関する陳情書
(3) その他
出席委員 亀井比志子委員長,藁科登副委員長,久保田健一郎委員,小松美代子委員,國司進委員,川村良一委員
市執行部

【福祉部】
福祉部長(高木直之),福祉部副部長(土師照夫),高齢福祉課長(池田芳男),児童福祉課長(小林千恵子),保険年金課長(山本敬司)
【教育委員会】
教育長(小松崎 忠),教育次長(草間 暁),学校教育課長(藤枝一成),生涯学習課長(田崎 徹),文化課長(鈴木正治),学校給食センター所長(佐子川祐治)

議会事務局 主任(中山善正)


 開会 午前10時01分


亀井委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。
本日の審査につきましては,お手元にご配付しております協議案件書の順に沿って進めていきますので,よろしくお願いいたします。これより,福祉部所管となります議案の審査を行います。付託案件説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。
初めに,「議案第44号・平成16年度石岡市一般会計補正予算(第1号)」の福祉部所管に係る部分についてを議題といたします。最初に執行部より補正予算書に基づき,所管部分の補正内容につきまして,説明を求めます。

高齢福祉課長)私の方から高齢福祉課に係ります補正予算につきまして,ご説明申し上げたいと思います。補正予算書16,17ページをご覧いただきたいと思います。歳出の項目でございます。民生費,社会福祉費,老人福祉費,いきいき3級ヘルパー受講推進事業といたしまして,80万円の新規としての予算をお願いするものでございます。予算を要求しました各項目でございますが,報償費としましては講師謝礼64万4,000円,これにつきましては,講習会に関わります講師,医師,その他外部からの講師などの講師謝礼を含めましての報償費64万4,000円でございます。その他需要費といたしまして,文具用紙代,その他消耗品費,食料費,印刷製本費等をお願いしてございます。また,役務費としまして郵便料,また備品購入費といたしましてビデオの購入のための費用等をお願いしまして,80万円というような形の中での事業を考えております。
 このいきいき3級ヘルパー受講推進事業につきましては,12,13ページに歳入項目といたしまして,県支出金,県補助金,いきいき3級ヘルパー受講推進事業費補助金という形で60万円の歳入を予定してございます。この事業につきましては,本年度,介護予防地域支え合い事業という事業の中の特別枠という形で新設されました補助事業を取り入れまして事業を実施したいというふうに考えているものでございます。補助基準額といたしまして,1研修あたり40万円が基準事業費という形でございまして,その4分の3が補助されるというものでございます。当市といたしましては,3級ヘルパー受講を2回ほど実施したいというようなことで,事業費といたしまして80万円,その4分の3ですので60万円を県より補助金として受け入れまして,事業を実施したいというふうに考えているわけでございます。事業の内容でございますが,年2回と申し上げましたが,夏休み期間中に1回,冬休み期間中あるいは1月にかけまして土日を利用いたしまして,中高校生,高齢者を対象といたしました訪問介護養成研修3級過程の研修を実施したいと考えております。この研修を通しまして若者と高齢者のふれあい,交流を進めるとともに,地域の福祉ボランティアの養成及び家族介護技術の向上,介護予防の地域担い手の要請を図るというような狙いのもとで,3級ヘルパー受講推進事業に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。1回の受講につきましては40名の受講生を募集したいと考えております。うち中高校生で20名,高齢者で20名という形で実施していきたいというふうに考えてございます。実施する場所につきましては,ふれあいの里石岡ひまわりの館内を中心に実施したいと考えております。カリキュラム等でございますが,3級過程につきましては,50時間なんですけれども,今回中高校生,高齢者が対象であることを考慮しまして,理解促進のためにさらに10時間の付加研修を設けまして60時間の中での研修を実施していくというふうに考えてございます。講義30時間,研修18時間,実習8時間,あるいは特別講座等を考えてございます。これらの募集につきましては,今議会終了後,7月15日号の市報掲載というふうに考えてございまして,募集に当たりたいと考えてございます。市報と合わせて学校長や高齢者団体等に要請をしながら募集に当たってまいりたいとうふうに考えてございます。

児童福祉課長)私からは,児童福祉課所管の部分についてご説明させていただきます。今回の補正は,歳入歳出ともに無認可保育園でありました,そとの保育園が平成16年4月より認可保育所になったことによるものでありまして,認可年月日が平成16年3月31日であったため,予算措置を6月補正でお願いするものでございます。
まず12,13ページをお開きいただきたいと思います。11番の分担金及び負担金,民生費負担金の児童福祉負担金,保育所運営費負担金の714万4,000円。続いて国庫支出金,民生費国庫負担金,児童福祉費負担金,保育所運営費負担金480万1,000円。県支出金,民生費県負担金,児童福祉費負担金,保育所運営費負担金240万円。この3点でございますが,この保育所運営費は,児童を保育所において保育した場合には,最低基準を維持するのに必要な費用として保護者から徴収する額を差し引いたあまりの部分につきまして,国が2分の1,都道府県が県支出金といたしまして4分の1,市が4分の1の割合で負担するということで,今回要求いたしております。次に,県支出金,民生費県補助金,児童福祉費補助金の県特別保育事業費補助金28万1,000円でございますが,これは延長保育促進事業,保育所地域活動事業に対しましての国県からの補助でございます。次の保育サービス支援事業費補助金61万7,000円,これは保育士増員事業,民間保育所乳幼児保育事業の実施に対しましての県からの補助でございます。次の民間育児サービス事業費補助金△5万2,000円,これにつきましては,認可外施設の入所自動の定期健康診断に要する経費として今まで補助をしておりましたが,認可外施設でなくなったため減額するものでございます。次の,放課後児童クラブ等衛生対策事業費補助金△1万2,000円,これにつきましては同じく認可外施設の職員の定期健康診断に要する経費に補助をしておりましたが,認可外施設でなくなったために減額するものでございます。
次に歳出の16,17ページをお開きいただきたいと思います。こちらが民生費の児童福祉費,児童福祉総務費の,保育支援関係経費の767万7,000円の内訳といたしまして,民間保育所運営改善事業費補助金38万円でございますが,保育所運営の改善を図るため,措置児童及び職員数により運営費の一部を補助するものでございます。児童健全育成事業費補助金△18万3,000円,これにつきましては,認可外施設への補助で,児童の健やかな育成を助長するために施設等を提供し,施設に対して補助をしておりましたが,認可外施設でなくなったため減額するものでございます。次の県特別保育事業費補助金636万6,000円,これにつきましては,先ほどの国県補助ということで,延長保育促進事業,保育所地域活動事業に対する補助でございます。次に保育サービス支援事業費補助金123万6,000円,これにつきましても県補助で,民間保育士増員事業,民間保育所乳幼児保育促進事業を実施する施設に対しましての補助でございます。次に,民間育児サービス事業費補助金△10万5,000円,これにつきましては,認可外施設でなくなったということでの減額でございます。次の認可外保育施設衛生対策事業費補助金,これにつきましても認可外施設でなくなったため減額するものでございます。次の県保育協議会市負担金9,000円,これにつきましては保育所が地域住民に最も身近な児童福祉として質の高い保育サービスが提供できるよう保育内容,保育技術を研鑽し合い,地域の***を促進するために県保育協議会に負担金を払うものでございます。次に児童措置費,保育委託運営経費1,939万9,000円,民間保育運営委託料としまして国で決められた保育単価により支払っているもので,例月保育実施委託料であります。見込みといたしましては,1,2歳児が11人,3歳児が2名,4歳児が6名ということで要求してございます。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

小松委員)まずいきいき3級ヘルパー受講推進事業ということで,県の事業で県が力を入れてこの事業はじめまして,モデルは美野里町の社会福祉協議会がやった中学生の3級ヘルパー養成講座,これを県の事業としても取り組んでいくと,こういうことだと思うんですが,ここでいう高齢者とは何歳ぐらいからを対象としているのかということと。それから実際シルバー人材センターで2級ヘルパー講座とかこれまでも実施しておりますけれども,まったく違うとは思いますけれども,そちらとの兼ね合いと申しますか,その辺についてどういうふうにお考えになっているのか,まずお伺いしたいと思います。

高齢福祉課長)ただ今の1点目でございますが,今回の研修につきましては,高齢者を概ね60歳以上の方と捉えて実施したいと考えております。それからシルバー人材センターさんの方で2級の研修等を実施し,訪問介護員の養成を行っているわけでございますけれども,私どもの方で行います3級ヘルパーにつきましては,あくまでも地域での福祉ボランティアというふうな形で,中学生あるいは高齢者の方々に介護の技術,あるいはご自分が今後介護される立場になった場合に介護する方の気持ちがわかるような,そういうことも含めまして職業としては成り立ちませんけれども,3級としての基本的なことを学んでいただきたいということで講習会を開きたいと考えております。

小松委員)家庭で介護をするにしましても,やはり講習を受けて知識,技術を身につけているといないとでは全然介護も違ってきますし,また中高生にとっては家族に介護を必要とする方が仮にいらっしゃらなくても理解を深める意味でも大変結構なことだと思います。もう1つ高校生なんですけれども,中学生は市内の中学校で市内の子供たちというのはわかるんですけれどが,高校生の場合には,市内の高校を対象にした場合でも市民以外の方も市内の高校に在学しているわけですが,その辺のところはどのようにお考えになられているのかお伺いしたいと思います。

高齢福祉課長)中学生につきましても同じ考え方でいるわけですけれども,市内に在住の中学生,高校生ということで対応してまいりたいと思っております。

小松委員)ありがとうございました。そとの保育園が認可になったということで,長い間市内外の子どもたち,乳幼児を保育してきた保育園として認可されたことは大変結構なことだと思います。それでこの1年いろいろな意味での運動が功を奏して認可になったかと思いますけれど,2年ほど前に保育所の定員の増がありましたよね。当時の部長は浅野部長でした。課長は現在の小林課長でしたけれども,そのときに同じ施設で職員で,まったく変わらないのに定員増をしたわけですけれども,それは年度途中で入るとか定員よりも含みでもっていたものがどこにもあったらしいんですね。それをそういう形でなくて,きちんと定員として掌握するということが2年前にありまして,そのときにそういう形をとるんであれば無認可の保育園を認可すべきではないか,ということでお話しをしたことがあります。そのときに認可を申請してたのが,そとの保育園とひまわり保育園,2つあるんですというお話しを受けたんですね。私はそれまで無認可保育園で申請を出していたのはそとの保育園だけだと認識していたわけなんですが,実は2つありまして2つを認可するのは非常に困難なんだというお話があったわけです。今回そとの保育園が認可になりまして,ひまわり保育園も長い間無認可で保育事業に携わっている保育園ですけれども,この保育園からのその後の認可の申請は現在どのようになっているのかお尋ねをしたいと思います。

児童福祉課長)市内には今まで無認可保育園ということで,ひまわり保育園とそとの保育園と2つあったわけですが,15年の4月に定員増しておりますが,そのときには県の指導によりまして定員が常時125%を超えているところは定員増をしなさいよということで国の検査院もそういうことを重要視しているのでやりなさいということで,ただし現在認可の施設が定員増できる施設の場合はそこの定員増をしてから新たに施設を設けなさいという指導がありました。それで市内の保育園協議会の方に諮りまして会議をしましたところ,ほとんどの認可保育園が定員増できるということで105名ほど定員増をしたと思います。それでそとのさんからは14,15と2年続けて認可要望が出ております。ひまわりさんからは,平成12年に1回,定員増の要望が出ております。そのときにはまだ待機児童がそれほどいないという状況だったので,どちらも待機児童が出てからということで***しております。それで昨年,そとのさんを認可いたしまして,ひまわりさんの方にもこういう状況でそとのさんを来年から認可するけれども,ひまわりさんはどのようにお考えですかということでお話しはしてございます。その中で今年度になりましてから,実は認可要望をしたいんだけれどもということでお話がありまして市長の方に要望書が出ております。その中で現状待機児童がどのように推移しているかというのを見ながら進めていくことを考えております。

小松委員)ひまわりさんも昨日今日の保育園ではないので,本当に長い間無認可保育園として努力されてこられた保育園です。市長の方に要望が出ているということですけれども,ぜひ認可ができるようなそういう力添えを市の方でもお願いしたいと思います。今の状況ですが,消費税の3,000万円という枠が1,000万円に引き下げられまして,保育料も消費税がかかるんですね。今,全国的にも無認可保育園も1,000万円を超えると消費税を納めなければいけない。1,000万円というのは何人でもない子どもを預かっただけでも対象になるというような状況にあるわけです。そういう意味で保育料に消費税をかけない,そういう行政側からの対応,運動をぜひお願いしたいと思うわけです。本当にたまたま石岡では無認可保育園が1つなりましたけれども,たぶん今年度は大変だとは思うんですね。国会では厚生労働省が保育料に消費税というのはいかがなものかということで,課税の見直しをしていくということになってきておりますけれども,市の方でもどこか働きかけができるところがあればそういうこともしていただきたいなと思います。私は委員長にお諮りいただきたいのは,消費税を保育料にかけないという委員会として意見書の提出みたいなものができればよろしいかなと思うんですが,そのことを申し上げて質問を終わります。ありがとうございました。

亀井委員長)他に質疑はございませんか。
 
(「なし」と呼ぶ者あり)
 
亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)
 
亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
これより採決に入ります。お諮りいたします。本案の福祉部所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。
 
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認めます。よって本案の福祉部所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に,「議案第47号 石岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。本案について,執行部より説明を求めます。

保健年金課長)「議案第47号 石岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を制定することについて」ご説明申し上げます。提案理由でございますが,保険給付の増加に対処し,国民健康保険事業の健全運営を維持するため,課税額等を改正する必要が生じたためでございます。次に石岡市国民健康保険税の一部を改正する条例ということで,第2条第3項中「7万円」を「8万円」に改めるということでありますが,わきの表を見ていただくとわかりやすいと思うんですが,介護分の課税限度額,これは平成15年度に国の方で決められたわけでありますが,石岡は引き上げずに7万円でいたというわけであります。これを国のとおり「8万円」に引き上げるということでございます。それから第5条中「16,500円」を「18,000円」に改めるということでありますが,これは医療分の均等割額を引き上げるものでございます。それから第5条の2中「19,000円」を「20,400円」に改めるということでありますが,これも同じく医療分の平等割額を引き上げるものでございます。第6条中「100分の0.62」を「100分の1.00」に改めるということでありますが,これは介護分の所得割額を引き上げるものでございます。第7条中「100分の5.03」を「100分の5.00」に改めるというものでございますが,これは介護分の資産割を5.00へ引き下げるものでございます。第7条の2中「7,600円」を「9,600円」に改めるということなんですが,これは介護分の均等割額を指してございます。第13条各号列記以外の部分中「7万円」を「8万円」に改めるということですが,これは先ほど申し上げました課税限度額の引き上げでございます。同条第1号ア中「9,900円」を「10,800円」に改めるということでございますが,課税額の引き上げですが,軽減額も逆に引き上げることになるんです。このところは医療分の均等割の6割の軽減額を引き上げるものでございます。それから同号イ中「11,400円」を「12,240円」に改めるということでありますが,これも医療分の平等割の6割軽減額を引き上げるものでございます。同号ウ中「4,560円」を「5,760円」に改めるということでありますが,これは介護分の均等割の6割軽減額を引き上げるものでございます。それから同条第2号ア中「6,600円」を「7,200円」に改めるということでございますが,これは医療分の均等割の4割軽減額を引き上げるものでございます。同号ウ中「3,040円」を「3,840円」に改めるということでありますが,これは介護分の均等割の4割軽減額を引き上げるものでございます。附則としまして,この条例は公布の日から施行し,改正後の石岡市国民健康保険税条例の規定は,平成16年4月1日から適用するということでございます。平成15年分までの国民健康保険税については,なお従前の例によるということでございます。この改正案につきましては,5月13日に国保運営協議会を開きまして,市長の方から諮問しまして原案通り答申をいただいております。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

國司委員)提案理由はわかりました。保険給付の増加に対処し,国民健康保険事業の健全運営を維持するため課税額等を改正する必要があるためということですけれども,先ほどいただきました「平成16年度国保税改正資料」の8ページになりますが,滞納額についてでこれは累積金額が出てないんでわかりませんが,取りやすいところは取る,取れないところというのは除いているような気がします。特に15年度は経済不況のあおりかと思いますけれども,滞納額が7億2,405万6,000円ですか。それから滞納対策としていろいろ説明してありますけれども,訪問徴収においても15年度はがたっと落ちてますよね。訪問件数はほぼ同じなんですけれども,収納額が2,200万円ですか。約半分近く落ちている。相談件数も減っている。石岡市としても県内の市町村で57位と,収納率が低いんですよね。市としても9位と中間辺りにいるのかなと思いますけれども,急に減った理由というのはやはり経済的なものなのか,ご説明いただきたい。それから累積金額がわかれば。

保健年金課長)本日お配りしました資料でございますが,8ページのところで1つめの滞納額の推移というところで,平成15年度については見込みでございます。昨日で収入支出の方が固まってきたんですが,平成15年度現年度分で,対前年度0.01%落ちています。15年度は90.91だったんですが,16年度の見込みですが90.90という数字でございます。ここで7億2,405万6,000円という数字がでておりますが,今調整をしておりますが7億1,700万円ということになるのかなということでございます。それから訪問徴収でございますが,件数的には歩いているんですが,中々経済の低迷ということで,約束は取れてるんですが,***ということでこういうふうな額になってございます。それから相談件数ですが,運協時点での数字でございまして,これよりは伸びてございます。

國司委員)先ほども言いましたが,取りやすいところからとって取りにくいところからは取らないというのでは,市民の間でも不公平があると思いますので,16年度においては収納担当副課長が配置されたとなっておりますので,本当に徴収の方がんばっていただきたいと思います。

小松委員)本会議でざっと質問させていただきまして,国保の引き上げの時には毎回申し上げてきてますので,今回やはり今國司委員がおっしゃるように取りやすいところからという,この均等割,平等割で取るというのは広く薄く取りやすいところから取るというように私はこれを読むわけです。本会議の議案質疑の中で申し上げたんですが,やはり医療費の増加というのは,私も最近医療機関に掛かっておりますので自分で言っているのも気恥ずかしいんですが,やはり医者に掛からないような予防の健康づくりが今求められているのかなと思います。これは保健センターの方の事業になるんでしょうけれども,その辺のところも今後考えていただきたいところです。今回の引き上げで大よそどの程度の増収が見込めるのか,試算されていれば出していただきたいと思います。医療分と介護分ですね。こちらでいただいた資料に出ているのであればページを教えていただきたいと思います。昨日の本会議の中でも申し上げたんですが,今年度住民税が引き上げられますけれども,市と県合わせると1億5,000万円。来年度になると夫が今まで納めていた住民税が妻の方も,ということでこちらも2,500万円以上上がるんでしょうか。そういうことで税の方でも負担がかかってきていますので,そう意味でも大きな負担だというふうな感じでいるわけなんですが,この点についてご答弁いただきたいと思います。

保健年金課長)先ほどお渡ししました資料の4ページをご覧いただきたいと思います。均等と平等で取りやすいところからというようなことでございましたけれども,石岡市の場合国保税は4方式ということで,所得割,資産割,均等割,平等割で課税してございます。そのうちの所得割と資産割は応能割といいます。均等割と平等割は応益割で,国の方針というのがこれを50:50にすることが望ましいということで指導を受けております。ただ小松さんがおっしゃいますように,この均等割,平等割の応益割の方を今回引き上げたんですが,これを50:50にするということになると,今回18,000円と20,400円に引き上げたんですが,これをもっとすごい数字にしなくちゃ50:50には絶対ならないと。委員さんいつもおっしゃいますように低所得者層にもろに影響がありますので,現在石岡は応能が65.8:34.2でございます。今回の改正で63.8:36.2というような数字になります。それから今回の改正でどのくらいの増収を見込んでいるのかということでございますが,医療分ですが,表の上段右の方でございます。所得割,試算割と出ております。その下に均等割で3,417万6,000円を見込んでおります。均等割で1,519万4,000円でございます。算出総額では4,937万円でございますが,そこから***分とか差し引きまして,超過分としては3,810万2,000円を見込んでございます。それから介護分ですが,所得割で2,663万6,000円。資産割はマイナスの7万8,000円。均等割で1,514万4,000円でございます。平等割は引き上げてございませんので,算出総額では4,170万2,000円でございますが,調停額で3,321万5,000円で医療分の3,810万2,000円と介護分の3,321万5,000円を足しまして7,131万7,000円の増を見込んでいるところでございます。

小松委員)ただ今課長の方から改正による歳出額をお示しいただきまして,医療分と介護分両方あわせまして7,131万7,000円ということでお話ありまして,ただ上位法が変わっただけで,市民税の2,500円が3,000円に変わっただけで8,961万円の税収が石岡市には入るわけです。そういうことを考えますと,この国保の7,131万7,000円についても法律が変わっただけでこういう形もありますし,私はどうかなと思うわけです。健康づくりの点については部長の方で何かお考えがあればご答弁をお願いしたいと思います。

福祉部長)健康づくりについて小松議員の一般質問にもお答えいたしましたけれども,やはり当市としても健康づくりというのは,議員のご指摘のあった医療費を増やさないという意味から,あるいは介護の方もそうですけれども,そういう介護保険を使わないそういう施策はとても大事だということで答弁しましたけれども,ひまわりの館がやはり高齢者についての福祉的な施設でございますので,そういうところの器具の活用とかあるいは保健センターの保健士を生かした健康相談,それを行うということで6月から嘱託員でございますけれども利用する方への器具の扱い,あるいはどのようなトレーニングをしたらいいのかという指導と,それから月1回そこを利用する方,外でバードゴルフ等をやる方もそうですけれども,そういう方の健康相談を受け付けられるように6月からやっています。これは共通の課題ですので,福祉部所管で中で保健福祉課の方でもこの問題は取り上げて予算化しておりますので,福祉部内で十分保健,医療,福祉密にしまして,健康づくりにしましても取り組んでいきたいと思います。

久保田委員)数字的なことをお伺いしたいんですが,国保に対する一般会計からの繰り入れなんですけれども,平成16年で1億8,586万9,000円。基金は確かたいした金額じゃなかったと思うんですが,繰入金の推移があればお示し願いたいと思います。7ページに16年度の県内各市国民健康保険税率調べということで,石岡が1億8,586万9,000円の一般会計からの繰り入れということで,この繰入金は当然増えてきていると思うんですけれども,どの程度になっているのか。ほかの市町村の中でも基金ゼロなんていうところもあるようですけれども,だいぶ市町村によって基金の保有額にばらつきがあるようですけれども,どういった理由からこういうデータになるのか。その辺のところを教えていただければと思うんですけれども。それから委員の中で意見が違うのも大変申し訳ないんですが,私が感じていることは,先ほどの応益と応能ですか,これを本当は50:50にすべきなんだと先ほど課長の方から説明があったわけなんですが,石岡の場合にはこのデータを見てもいわゆる応益分が少ない。このデータの中に隠されている部分というのがあると思うんですよ。というのは,資産割の部分についてはいわゆる資産税が基準になってくると思うんですが,資産税が実際にはかなり実際の価格と資産税額がかなり高く乖離しているという現状があると思うんです。そういった中でいわゆる収入のない方,なんていいますかリストラとはいいませんけれども,収入はなくても資産はあるというような方は大変厳しい思いをしているわけです。それで先ほども申し上げたように税額が高く設定されているという中ではもっともっと負担が増えてきちゃうんですね。実際売ろうとしても税額に見合った価格で売れない現状があるもんですから,私としてはその辺は今後とも50:50に近いような見直しは必要なんではないかなと,少なくとも県内平均ぐらいまではもっていくような努力はしてもいいのかなと,決して総額を増やせといっているわけではないですよ。いずれにしても2点目は私の要望ですから結構ですけれども,ちょっと教えていただければ。

保健年金課長)1点目の一般会計の繰入金でございます。平成14年度につきましては,3億3,419万2,000円でございます。その内訳としましては,基盤安定繰入金が約8,680万円でございます。それから職員給与等の繰入金が,9,462万1,456円でございます。それから出産一時金の繰入金が2,400万円でございます。財政安定化支援事業繰入金が,1,377万4,000円でございます。その他一般会計繰入金ということで1億1,499万6,449円繰入をしていただいております。その内容については,1つは納税奨励金の部分,それから保険事業の部分,それから地方単独事業波及分ということで乳幼児関係のマル福の部分でございます。その他ということで,赤字分といいますかこれで1,500万円を見込んでいただいて,今言った数字が3億3,419万2,000円でございます。それから15年度分について,要約確定したところでございますが,基盤安定繰入金で1億2,823万1,631円でございます。それから職員給与等の繰入金で,9,245万1,926円でございます。それから出産一時で2,080万円でございます。それから財政安定化支援事業繰入金で,3,132万6,000円でございます。その他繰入金ということで1億198万559円でございます。先ほども言いました赤字部分につきましては,15年度は繰り入れはございませんでした。赤字分がなかったというのは,基金を7,500万円繰り入れたということで,なかったということでございます。平成16年度分の繰り入れでございますが,総体的には4億8,222万1,000円を見込んでおります。基盤安定で1億3,698万9,000円でございます。それから職員給与等で1億203万5,000を見込んでおります。それから出産一時金で2,600万円でございます。それから財政安定化で3,132万8,000円。その他繰入金ということで1億8,586万9,000円を見込んでございます。その内訳としては,納税奨励金が5万円,それから保健事業費で1,326万1,000円。マル福波及分で9,889万8,000円。その他ということで,財政課の方で赤字分を7,300万円ほど16年度は繰り入れを見込んでおります。それから一般会計のデータはということでございますが,茨城県の22市で都市協という事務を作っております。今,会長市が石岡ということでやっておりますが,そこの一覧から持ってきた数字でございます。まあ言い方は悪いかもしれませんが,合併前に基金を取り崩すというような市町村が多いようで,八郷も美野里もどこも16年度で***というような状況がでております。

久保田委員)そうしますと年度によっては,赤字分を繰入金の方から補填しながらということで,また常に赤字分は出るような状況かと思うんですよね。そうしますと平均的にどのぐらい赤字が増えているのか。私はこの保険については素人ですから,非常に難しいので,わからないものですから。もう少しわかりやすく1年間にこれだけ赤字分が増えてますよとか。また介護保険料はある程度黒字といいますか,支払部分は少なくそれで基金繰り入れというようなことで去年説明があったわけですが,今年度の分がどういうふうになるのか,やはりそういう部分を我々としては,単純で結構なんで知りたい部分なんですよ。その辺をちょっとお願いしたいと思うんですが。

保健年金課長)ただ今の繰入金なんですが,年度でどのぐらいで推移していくのかといいますのは,非常につかみにくいものなんです。石岡の場合はこの6ページの表にもありますが,税率の推移という表があったと思うんですが,平成13年度に税率改正,引き上げをしてございます。そこからは順調にいったんですが,改正した年とその次の年ぐらいは大体順調にいくですが,3年目でもってぐっと税収が医療費の伸びに追いつかないというような経過がでてきているのは,今までの例を見ると事実であります。あとは市長に言いまして,これだけの予算ではこれだけ歳入不足になっちゃうんで,これだけ本当は事務局では引き上げたいんだけれども,市長さんいいんですかということで,財政の方で一般会計の方からどれだけ入れるのか整理し値上げしないで済むのか,あるいは何パーセントぐらいで上げればいいのかというヒアリングをやりまして,それで今回の7,300万円という数字になってきます。それから合併をやるにあたり(テープ反転)今回そういうふうな一般会計のお金をいただいて上げ幅を少なくしたというふうな経過でございます。

福祉部長)保険税と給付の関係ですけれども,要するに国の制度上みられるもの,それ以外は保険税でまかなうというのがルールなので,先ほどの一般会計の中でも,その他以外の名称をつけて基盤安定とかいっていますけれども,そういうルール上認められてる一般繰り入れ以外については,当然市がルール化しない限りはそのまま赤字の補填という意味合いが強いものですから,そうすると本来ですと医療分については制度が変わったりしますと毎年改正してやるのが正しいんでしょうけど,そこまでは制度上追いつきませんので,今まで平成13年度にやっておりますけれども,3年に1度ぐらいの改正が望ましいということで,市の場合は企画財政と国保運の方と長の方とお願いはしてきているんですけれども,本来ですと制度上あくまでも被保険者の方からいただきなさいというルールなものですから,不足すれば当然給付の方が追いつきませんから,そうすると一般会計から繰り入れないと会計上成り立たないというような状況もございますので,やはり先ほど山本が言いましたように最終的に予算は歳出面をあくまで歳入でカバーしなくちゃなりませんので,通常一般会計の繰り入れ分のその他分の調整の中でお願いをしている。それで事業を執行しているという形が実際の流れということでご理解をいただきたいと思います。

久保田委員)私もこの保険のことは良くわからないので,とんちんかんな質問になってしまうかもしれませんが,一般会計から保険料の方へ繰り入れるというのは別にいいんだと思うんですけれども,そうしますと例えば会社員の社会保険の場合に,社会保険が赤字をしたというような場合には,いったいどういう補填の仕方をしているんでしょうかね。国民健康保険については市の方や国の方から補填しているのでしょうが,そのへんどうなんでしょうかね。別に現行のままやっていただいていいんですよ。ただ仕組上どうなっているのかちょっとお伺いできればと思うんですが。

保健年金課長)国保と社会保険の比較なんですが,私ども市町村共済を例に取りますと,まあこういうメンバーを見てもわかるように収入のある人が圧倒的なんですよ。老人を抱えているというのがあまりないんです。どこの社会保険もそうなんですが,共済組合というのは調査をするんですね。収入のない者は中々扶養に入れないというような。国保はそれとは逆に農業,自営業の人が主ですが,最近は年金収入あるいは無職者というのが多くて所得が雲泥の差で,入っている人の中身は,我々はこうやって仕事してますから医者には行きませんけれども,国保の人は常に医者にかかっているということ。まず所得が違う,構成が違うということですね。我々もそうですけれど,3年に1度率の見直しがあるんですね。我々の場合ですと平均給料というのを出しましてそれに対してということで,そういう見直しを何年に1度づつやっていますから社会保険の場合はないんですね。
(「そうすると,赤字はないってことか。」と呼ぶ者あり)
そうです。所得,掛け金が違うんですね。

亀井委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,再会いたします。
他に質疑はございませんか。
 
(「なし」と呼ぶ者あり)
 
亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

小松委員)保険給付の状況に対処しての今回の引き上げですけれども,国民健康保険の制度そのものが自営業者,現在ではリストラ等によりまして無職の方々が加入せざるを得ないという状況があるわけです。本来とは違った国民健康保険の制度になっていることに憂慮するわけですけれども,こういう状況の中でいろいろ引き上げざるを得ない状況は良くわかりますけれども,やはり市民に負担を強いるという点では,他の部分で考慮して,引き上げを見送ることも必要ではないかと私は思います。そして医療費の削減,このことを本当に真剣に考えてやっていかない限り,医療費の増,保険料の値上げ,こういうものが繰り返し行われていく。このように思うのです。いろいろ質問もされましたので,簡単ではございますが私は基本的に国庫支出金を増やすということを政府に求めていくことが必要ではないかなと,このように思います。この議案第47号については,反対をいたします。

亀井委員長)他に討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。本案は起立により採決いたしたいと思います。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することに,賛成の委員の起立を求めます。

− 起立採決 −

亀井委員長)起立多数であります。よって本案は,「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。
次に,その他の件といたしまして執行部より発言を求められておりますので,これを許します。

福祉部長)ご報告させていただきたいと思います。平成16年第1回定例会会期中の教育福祉委員会のその他の件でご報告いたしました,学童保育事業に関することでございますけれども,16年4月から教育委員会で事業を執行しておりますが,その際,予算について6月期の補正予算において民生費から教育費に組み替えを行って執行する旨ご了解をいただいておりましたけれども,教育委員会事務局学校教育課,福祉部児童福祉課,企画部財政課において協議をいたしまして,現行の民生費予算のまま福祉部児童福祉課から教育委員会学校教育課に配当替えをして予算を執行することで問題は生じないということになりましたので,補正予算による組み替え措置をいたしませんでした。前回の委員会での報告内容と異なったことにつきましてお詫び申し上げたいと思います。以上でございます。

亀井委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。
 
(「なし」と呼ぶ者あり)
 
亀井委員長)ないようですので,以上でこの件については終結いたします。他に何かございませんか。
 
(「なし」と呼ぶ者あり)
 
亀井委員長)ないようですので,以上で福祉部所管の審査を終結いたします。執行部の方々は,ご退席いただいて結構です。
暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き会議を再開いたします。
これより,教育委員会所管となります議案の審査を行います。付託案件説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。
それでは初めに,「議案第44号・平成16年度石岡市一般会計補正予算(第1号)」の教育委員会所管に係る部分についてを議題といたします。最初に執行部より補正予算書に基づき,所管部分の補正内容につきまして,説明を求めます。

学校教育課長)6月の議会に提出させていただきました。学校教育課関係の補正予算についてご説明をさせていただきます。予算の明細では13ページの中学校委託金の12万円。それから19ページでございますが,3段目の教育研究事業の3点についてでございます。今回の補正は,学びの基礎を培う学校教育支援に関する研究ということで,城南中が県の委託を受けて研究するということになったということが1点でございます。2点目は語学指導にあたっているAETが家庭の都合で1年間の契約終了時に帰国をすることになりました。それに伴いまして帰国関係の経費,さらには後任の新しいAETに伴います経費について補正をさせていただきました。
第1点目の語学指導事業でございますが,これは今お話しましたように現在のAETが帰任するということで,新しいAETを米国の方から招致するための経費でございます。合計しますと66万2,000円。内訳としましてはAETの報酬分が7万9,000円,新しいAETの社会保険料が6万7,000円,それからクレアという国際交流***協会への負担金でございますが,12万5,000円。それから現在のAETの帰国に伴う帰任手当,それから旅費ということで39万1,000円,合計しまして66万2,000円でございます。
 2点目の教育研究事業の県の委託金でございますが,これは今お話しましたように城南中が研究委託を受けて研究する。そのための推進費でございます。具体的には,城南中学校の総合的な学習の時間を通して研究を進めるということで,特に生徒に判断力をつけさせるための教師の支援のあり方,あるいは協調性を伸張させるための評価のあり方というようなことを基本的な視点として研究を進めて本年度11月と来年の1月にその成果を発表する運びとなっております。県からの委託金の12万円につきましては,研究推進のための資料の作成,あるいは研究発表会の要綱の作成,そういうことのための経費として使用する予定でございます。よろしくお願いいたします。

生涯学習課長)
つづきまして補正予算書18,19ページにお願いしてございます公民館類似施設の建設補助金1,200万円につきましてご説明させていただきます。これは貝地公民館の改築,さらに宮部公民館の新築に伴う補助金でございます。補助金につきましては,石岡市公民館類似施設建設補助金交付要綱に基づき交付するもので,補助対象事業費の2分の1以内で上限金額1,000万の範囲で補助金を交付するものでございます。具体的には貝地の公民館の方が1,000万円,宮部公民館の方が750万円。計1,750万円でございます。概要を申し上げますと,貝地の公民館につきましては現在貝地に集会所がございます。平等寺の裏手になるんですけれども,その場所に公民館を改築するということで,解体してそこに造るという内容でございます。土地の所有が貝地町の自治会所有になってございます。建築面積が172.03平方メートル延べ床が161.68平方メートル。木造平屋建ての建築でございまして,事業費総額が2,020万円。こちらが補助対象経費になります。上限補助金が1,000万円でございますので,2分の1以内の1,000万円ということで,予算の計上をお願いしました。宮部公民館につきましては,宮部にあります不動院の敷地を使用貸借しまして,公民館類似施設を新築するという内容でございます。現在宮部に公民館という施設があるわけですけども,そちらにつきましては物置という形に転用し,新築をするという内容でございます。建築場所につきましては,若宮二丁目の不動院の西側入口付近になります。土地の所有が不動院,使用貸借契約を結ぶと。それから建築面積が,108.55平方メートル,延べ床面積が143.23平方メートル。構造といたしまして,木造で一部コンクリート造という構造になります。事業費の総額が1,500万円ということになりますので,2分の1以内の750万円,こちらの方を予算計上をお願いしているという内容でございます。以上でございます。

学校給食センター所長)今回の一般会計の補正予算で計上いたしました,教育費の中の委託料350万円についてですが,今年度給食センターの改築事業に伴いまして,実施設計を作成することになっておりまして,この設計書を作成するために必要な数量や定数値を算出するために行う業務委託料でございます。内容としましては2つありまして,1つは給食センター本体を建築設計するにあたりまして必要となります地盤の支持力等を調査するための地質調査でございます。いわゆるボーリング調査でございます。この調査に170万円でございます。ボーリングは25メートル,2ヶ所を予定してございます。
もう1つが給食センターを建設しようとするための現地の測量業務でございます。これは建築しようとする土地の形状や現況がどのようになっているかを調査するものでございまして,建築しようとする土地の造成を行うための度量計算や建物敷地の舗装面積を算出するための測量業務でございます。この調査に180万円計上させていただきました。合わせて350万円でございます。よろしくお願いいたします。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
これより採決に入ります。お諮りいたします。本案の教育委員会所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認めます。よって本案の教育委員会所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決しました。
 暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,会議を再開いたします。
次に,付託された陳情の審査として「陳情第14 給食センター建設に際した使用熱源に関する陳情書」を議題といたします。なお,本件の審査にあたり,陳情の提出者から,関係資料を配布していただきたいとの申し出があり,委員長において,各委員に配布させていただきましたので,よろしくお願いいたします。
それでは本件について,事務局から受理の経緯及び陳情の概要について,説明をいたさせます。

事務局)それでは,「陳情第14 給食センター建設に際した使用熱源に関する陳情書」の受理の経緯と概要につきまして,ご説明申し上げます。本陳情は本年6月8日にご提出いただき,同日付で受理をいたしております。提出者といたしましては,石岡市府中の社団法人 茨城県高圧ガス保安協会 石岡部会長 ○○(個人名)様でございます。
陳情の内容でございますが,「石岡市学校給食センター改築基本構想」に示された「地球環境,地域環境に配慮ある給食センター」という設計コンセプトに対し,LPガスも地球環境にやさしいエネルギーであるということ,また,設置及びランニングコストの軽減,災害時復旧の迅速性,人体に対する安全性,地元業者育成などの点から,給食センターが新たに建設される際の熱源の選択肢として,LPガスを検討して欲しいというものでございます。以上でございます。

亀井委員長)受理の経緯等についての説明は,以上で終わりました。
次に,給食センターの現状と,執行部から提出いただいた,本陳情と関係する資料について,執行部より説明を求めます。

学校給食センター所長)現在の給食センターのLPガスを使用している機器でございますが,2つほどございまして,揚げ物,焼き物,この2つをLPガスを熱源に使用してございます。利用の内容ですが,それぞれ毎年,食数とか献立の内容によりまして若干変わってきますが,平成15年度におきましては3,592立米,ガスの使用料は123万8,883円というのが,平成15年度のガスの使用料の内容でございます。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。
暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,会議を再開いたします。

國司委員)陳情第14でございますけれども,この趣旨に関しましては理解できます。この改築基本構想にありますように,設計コンセプトの中で,安全な給食を供給できる給食センター,それから調理作業に快適で衛生的な給食センター,地球環境,地域環境に配慮ある給食センターということで基本構想の中に入っております。先ほど休憩中にもお話がありましたように,オール電化がいいのか,それとも使い勝手,利便性を考えたもの,それから器具の耐用年数なんかも考えなくちゃならない。それからランニングコストなども考えなくちゃならないと思いますけれども,どちらにしてもメリット,デメリット両方あるようでございます。したがいまして,今後も継続して審議してはいかがかと思います。

亀井委員長)他に質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 この際,お諮りいたします。本件につきましては,機器の導入や熱源に関して今後さらに検討が必要とのことから,次期定例会までの継続審査を議長に申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
以上で本委員会に付託されました案件の審査はすべて終了いたしたわけでありますが,これらに係る委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
次に,閉会中の継続調査・審査の申し出についてを議題といたします。当委員会において閉会中もなお継続して調査及び審査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す事件・理由に,本日継続審査とした案件を加え,閉会中の継続調査・審査を申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,再開いたします。
次に,「その他」として,執行部より発言を求められておりますので,これを許します。

文化課長)本日お手元に配布させていただきました「石岡市文化財マスタープラン」でございますが,平成15年の7月より文化財マスタープラン策定委員さん10名を委嘱いたしまして,石岡の文化財につきまして論議を重ねてきたところでございます。また,文化財マスタープラン策定委員会ワーキング部会を設けまして,庁内の関係担当課長等によりまして意見を伺いながら進めてまいりました。文化財マスタープランは,石岡市の文化財の保護,保存及び活用の基本方針が位置付けされたものでございます。石岡市の財産であります文化財の保護,保存及び活用を進めていくうえで基本理念としまして,歴史遺産を後世につなぐまちづくりの実現に向けまして,この文化財マスタープランに基づきまして今後関係各部と調整を図りながら事業の推進を図ってまいりたいと思います。今後ともご理解,ご協力のほどよろしくお願いいたします。

亀井委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

久保田委員)埋蔵文化財の上に石岡市民が生活をしているという中で,埋蔵文化財の宝庫であるということは,私も以前から認識している。そのような中で埋蔵文化財を保護するということは確かに大事です。しかしながらこの埋蔵文化財があることによって,昔から開発か保存かということについてはいろいろ意見があるようです。埋蔵文化財のエリア付けが明確にならないことによって,果たして埋蔵文化財があるのかないのか分からないようなところも今までエリア付けされていた。そういった中で,例えば開発をしたい,企業進出をしたいというような方が,試掘のコストがどの程度かかるかわからないというようなことで,石岡市に進出する場合に極めて慎重だというような風評があるわけです。そんな中で,今回かなり明確化したんだろうと思うんですが,今回のエリア付けをした基本的な考え方,そういった考慮はなされたのかどうか,その辺ちょっとお伺いをしたいんですが。

文化課長)文化財のエリアということでございますが,この包蔵地とか古墳群,35,36ページでございますが,これにつきましては以前からエリアは確定されているわけでございます。

久保田委員)以前からエリア付けをもう少し明確にしないと,先ほど私が言ったような埋蔵文化財を所有することによって生じるマイナスの部分,これが大きくあるわけですよ。それで私は以前から教育委員会のほうには,その辺のエリア付けを明確にしてマスタープランを作ってもらわないと困りますよ,というような申し入れをしていた経緯があったわけなんですが。エリア付けはもう少し明確にはできなかったんですか。

教育次長)エリアでございますが,平成11,12年に埋蔵文化財包蔵地調査というものを実施しております。約10年に1度ぐらい県の補助で見直しを行っておりまして,その中で現地を全域踏査いたしまして,地表面に瓦とかそういうかけらが落ちているとか,細かい調査をいたしまして包蔵ということでくくらせていただいたということです。

久保田委員)何年前かわかりませんが,それを調査した際の調査団のメンバーというのはどういうメンバーが入っておられたんですか。

亀井委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,会議を再開いたします。
他に発言はございませんか。

生涯学習課長)本日お手元に「地域子ども教室推進事業」という資料がいっていると思いますので,よろしくお願いしたいと思います。平成16年度の新規事業としまして「地域子ども教室推進事業」という事業に取り組んでございます。実はこの事業につきましては,予算書の中に予算計上はないわけなんですけれども,委託事業として文部科学省から市町村の実行委員会に交付される委託金という形で展開される事業でございます。具体的には概要としまして子どもたちの居場所を整備して,地域の大人の教育力を結集して放課後または週末にスポーツ活動,文化活動などの体験活動を地域の住民の方々と実施するということを支援する事業でございます。委託事業として実施しております。まず文部科学省から県に設置されます運営協議会の方に委託金という形で交付されまして,さらに再委託という形で市に作られます実行委員会,この実行委員会につきましては5月に発足しております。ですから予算書的には計上されていない事業でございますけれども,具体的にどういう事業かと申しますと,市に実行委員会を設置しまして子どもの居場所を設けるということで,本年度の場合は活動拠点としまして石岡小学校を設置いたしました。安全管理指導員,活動指導員ということで,常時指導員を配置して放課後,週末におけるスポーツ活動,文化活動を実施するということです。年間概ね50回程度ということで,今年度石岡小学校におきまして,53回実施する予定で年度計画を作ってございます。実行委員会につきましては,行政関係者,教育関係者,子ども会,PTA関係者などで組織した実行委員会を発足させました。それから子ども教室の指導員につきましては,活動指導員,安全管理指導員ということで地域の人たち,各団体,子ども会,老人会,ニュースポーツの団体等がございますのでその方々に呼びかけをし,概ね70人ちょっとの方々が協力してくれるということで登録されましたので,6月4日に指導員の説明会を実施してございます。それからそれを取りまとめる形で,コーディネーターというのを配置させていただきます。このコーディネーターは,連絡調整,指導員の配置等を実施するわけですけれども,石岡小学校のすぐ近くに社会教育委員さんをお願いしている方がございますので,その方をコーディネーターとしてお願いしてございます。いたく経費につきましては,事業を展開するのに必要な経費ということで委託金が支払われますが,特に備品等につきましては対象にならないということですので,主に消耗品と指導員にかかる謝金等の経費,それから保険料が委託金の中身でございます。16年度の委託金としまして162万円申請してございます。それから委託事業の性格としまして,3ヵ年の緊急事業ということで文部科学省が取り組んでございまして,毎年度1年ごとに申請が必要で本年度の事業実施の実績,それから保護者等の要望を勘案し次年度への事業展開へ結び付けていくという考えで今はじまってございます。参考資料としまして,その次に主な推進事業の流れということで,特に委託金の流れという資料をつけてございます。それからすでに参加者募集をしておりますので,最後のページに石小キッズクラブという名称で募集をさせてもらいました。実施が明日から始まります。2月まで火曜日と土曜日,石岡小学校の旧児童会室という部屋がございまして校長先生の了解を得まして,そこを使用していいということで児童会室を使うということで設置いたしました。火曜日につきましてはスポーツ活動を中心に実施するということで,特にニュースポーツの団体さんのご協力を得まして,ニュースポーツそれから昔の関係遊びとか中心に実施する。土曜日につきましては,英語,国際交流,国際理解というのを中心に実施するという計画で発足しました。すでに6月1日までの募集ということで40人を目安に募集を行いましたところ,48名のお子さん方の応募がございました。48名の中身を見ますと,半分以上が1,2年生でございました。生徒さんを預かる関係がございますので,明日と第2回目と保護者説明会に必ず来てくださいということで実施いたします。特に10月から12月になりますと昼間の時間が短くなりますので,安全管理上必ず送迎を必要としますという条件で実施を明日からする予定でございます。
 もう1点,これは口頭で説明をさせていただきたいと思います。複合文化施設の基本構想策定業務の経過につきまして,口頭で説明させていただきます。今年度策定委託料としまして500万円が計上されたところでございます。4月5日に策定委員会要綱を設置いたしまして,その中でワーキング部会というものも設置いたしました。いずれも策定につきましては,庁内関係課長13名,ワーキング部会につきましては係長クラス13名ということで発足させました。4月15日にワーキング部会を開催し,現在までの経過を各担当職員に周知するとともに,構想策定の委託仕様書を検討しました。それから4月20日に全員協議会が開催され,市長より神栄跡地の利活用についての提案がなされたところでございます。4月22日策定委員会を開催しまして,委託仕様の最終検討するとともに,神栄の用地につきましては購入後すでに数年経過しているということで,基本構想という予算付けでございますけれども基本構想的視点にとどまらず,施設の内容や規模まで,さらに事業費の概算まで策定しようということで,委託を進めることとしました。5月26日業者の選定委員会が開催されまして,委託につきましては指名競争入札ということになりまして,6月9日入札を実施いたしました。入札の結果につきましては,落札業者が株式会社マツダヒラタ設計,本社が東京の港区の方でございますけれども,落札額は税込みで441万円ということで決定したわけでございます。今後具体的に策定を進めていきますので,随時委員の皆様方へ作業の内容について報告いたしますので,今後ともご検討よろしくお願いいたします。まず経過まででございます。以上でございます。

亀井委員長)ただ今の件につきまして,何かご質問はございませんか。

久保田委員)神栄跡地の件なんですけれども,合併が実現した際,合併特例債によってこの事業を取り込むということで進めておると思いますが,合併特例債が使用不可となった場合,市独自で実施していかなければならないと思うんですけれども,この辺の調整は済んでないと思うんですがどういうことになっているのか,この点について私どもも説明を聞いていないんで,説明をお願いしたいと思います。

教育次長)昨日午後,市長,助役,収入役,企画部長,それから私ども教育委員会で打ち合わせを持ちました。その中で確認をいたしまして,もし合併特例債が使えない場合であっても,神栄跡地については,これまで市民の皆様方にご説明をした経過も踏まえ,市独自でも複合文化施設を建設するというようなことで,基本構想を進めて欲しいというような話がございました。

小松委員)石小キッズクラブのことでお伺いしたいと思います。文部科学省の事業が石岡小学校で行われるということで,大変歓迎したいと思います。ただ石岡小学校で今学童クラブを実施しているわけです。それでこの火曜日の3時から6時とか,土曜日の9時から12時というのは,学童と重なる時間帯になるわけですね。実際にこの定員40人に対しての48人という中身で,学童に参加されていう方が参加しているのか,それともまったく別なのか。その点をお伺いしたいと思います。

生涯学習課長)学童保育も石岡小学校で実施しておりまして,その対応については最初から協議をさせていただきました。募集をかけましたところ,48名中6名の方が学童保育の方とダブっていると。石小キッズクラブについては,強制的に参加ということではなくて,募集をかけた48人の方の中でも土曜日しか参加できない,火曜日しか参加できないというお子さんもいらっしゃいます。その6名の方にお聞きしたところ,火曜日は原則的にこちらへ出て終わり次第学童のほうも帰りましたというふうな連絡調整をしながら,保護者の方に迎えに来てもらうと,常にそういう連絡調整をしてどちらかに出るかと。それで火曜日のスポーツの方はやりたいという要望がありましたので,学童の方とも相談しましてこちらの方と一緒にスポーツの方は活動するというふうなことで調整を進めております。以上でございます。

亀井委員長)他に質問はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上でこの件については終結いたします。その他の件で何かございませんか。

國司委員)給食センターの配送車に関してですが,現在約6,000食を3台で配送していると思いますけれども,どういうローテーションになっていますか。

学校給食センター所長)配送車なんですが,今現在3台で3往復ということで,なぜなのかといいますと衛生の基準の中で2時間以内という基準がございまして,今1番早い便が10時半でございます。中学校の場合食べるのが12時半からということで,出発が10時半ということはそれ以前につくってございますので,いくらかそれなりに時間もたっておりますので,冷たくなってございます。
この間,上三川町も行きましたけど,2往復。仙台では石岡の約倍の1万1,000食のところがございましたけれども,配送車13台。益子町におきましても3台。八郷町3,000食でも3台。石岡6,000食でも3台ということですが,石岡以外は2往復ということで11時スタートでございます。それで12時15分から12時半に食事ということで,石岡の場合10時半ということで1番最初の学校は非常にご不便をかけて汁物などは冷たいものを食べているような状況かなと思います。

國司委員)10時半が最初のスタートですか。私が聞いたのでは,11時15分が最後ということだと思いますが,10時半にスタートするということは午前中相当忙しいらしいですよね。聞くところによりますと,野菜の洗浄というのは当日やるのが本来だと思うんですが,それが早く出発するために前日運転手さんなんかも手伝いながらやっているということを聞いたんですが。今お話ありましたが,配送車をもう1台増やせば2往復で済むんじゃないかと思うんですけれども,そういう考えはないのかどうか。

学校給食センター所長)今ご指摘のとおり野菜の洗浄については,当日洗浄が***でございます。ところが現実的には時間的に無理ですので,前日洗浄ということで。実際13校ございまして3台で3往復あわせて9往復しているわけでございます。1台増やすと4台2往復で8往復になりますが,時間的には近い学校を3往復すれば,3台が2往復で,1台が3往復で11時スタートでなんとか可能ということで,そうすると前日ではなくて当日野菜の下処理ができる状況にはなるのかなと考えております。

國司委員)温かいものを公平に食べてもらうというのが理想だと思うんですけれども,聞くところによると40分くらいの配送が1番理想だと聞いております。もう1台配送車をお願いしたいと思います。そういうことでご質問させていただきました。

川村委員)先日も申し上げたんですが,学校で例えば凶悪な犯罪,事故等がおきておりますが,長崎のやつは別としましても,あれは稀だと思うんですが,でもこちらの地区で起こらないとも思えないところもあるわけですね。その仮想での対応というのはできないかもしれませんが,それに関しての対策というのはお考えでしょうか。

学校教育課長)学校を取り巻く不審者,事故ということについては非常に懸念されるところで,4月のスタートから状況を見て見ますと,不審者の出没ということでの報告が5件ほどございます。車からの声かけとか,下半身を露出させるとかいうふうなこと,それから校庭の中に自転車で乗り付けるなどというふうなこともございました。学校の方では文部科学省の方での指導もありまして,特に学校安全緊急アピールというのが今年の1月に文部科学大臣の方から出されております。それ以外にもたくさんの具体的な手立てを講じていきなさいという指導がございますので,そういったことをベースにして特に3点,1つは学校における具体的な取組みを支援していくという視点,もう1つは保護者,地域社会との連携を進めていかなければいけないという視点,もう1つは警察との連携を深めていかなければいけない。大きくこの3つの視点で学校としての指導の充実を図ってまいりたいと考えておりますし,そういうふうに行っております。特に学校における指導の支援につきましては,学校における緊急対応のマニュアルというのを作成しております。マニュアルどおりには中々いきませんけれども,具体的に事件発生を踏まえて誰がどういう役割を果たすかという役割分担,あるいは事故の発生する時間,登下校のときに事故が発生した場合,あるいは授業中に事故が発生した場合,あるいは子どもたちの教室の移動の時間に発生した場合,あるいは休み時間,効果後の時間帯,いろいろな場面を想定しながら具体的にどういうふうに対応するかということで,各学校の実態に沿って危機対応マニュアルというのを作成してそれを点検を加えながら,具体的な問題が起こらないのが1番いいわけなんですけれども,起こったときへの対応ということで管理職を中心に研修を進めているというのがその実態でございます。それから対応マニュアルと同時に,教職員の危機管理意識の向上と対応能力ということで,特に石岡警察署の方を呼んで具体的にどういうふうに対応したらいいかというような研修会を行う。あるいは子どもたちも含めて全体的な指導を行うというような防犯教室の開催というようなことも考えております。それから具体的に実効性のある防犯設備というようなことで,特にこれは教育総務課扱いになろうかと思いますけれども,インターホンとか具体的に中々すべてのことをシャットアウトするというのは難しいと思いますけれども,最低限このぐらいまではやっておかなければならないということ,これは経費的なこともありますので,インターホンであるとか施設設備の拡充とか改善とかの視点での対応ということで,学校の方と連携を図りながら指導を進めていくというのが実態でございます。

川村委員)今防犯パトロールというのが市民活動課でやっておりますが,私も先日入りましてやっているんですが,これによりますと防止と腕章さえやっていれば意外と紛れてしまうという可能性もあると思うんですよね。防犯パトロールの方々は,特に審査というのはほとんどなしで全員ということになっておりますので,基本的にその方が犯罪者になりうる可能性があったとしてもわからない。この間も議会の方でもさせていただいたんですが,本来であれば事務局に電話をかけてから中に入るようなものだったら別にいいんじゃないかなと私は思ってたんですが,それが中々防犯上だめだということなんで,基本的にいうと何を信用して何を信用しないかというと大体電話等で名前を言えばいいのかなと。これなんかも逆にいうと会員証だけであって結構審査が簡単なんですよね,怒られちゃうけど。だからこのやつを持って帽子をかぶっていれば逆にいうと入りやすい可能性もあるし,ですよね。だって逆にいうと防止と腕章をつけた人が学校の回りをぐるぐるパトロールしていただければいいこともあるんですけどね。そこのところで裏腹なんですけれども,その辺のところが危ないところでもあり,ただ今度学校の方でもエンゼルパトロールをどのようにお考えになっているのかなと思って,ご意見だけ聞かせていただければと思います。

学校教育課長)エンゼルパトロールについては,報道等もありましたけれども,特に学校教育課の方には連絡等はございませんでした。ただお話がありましたようにたくさんの目で子どもたちの安全を見るというのは非常に大事だと思います。その裏腹の問題としてそういうことがあるとすれば,関係機関のところと連絡をしながら特に学校が必要なことについて,こちらの方でまとめて各学校の方と連携を図った対応をしていきたいと思います。

川村委員)今,石岡小学校の方で危ないということで,しかもそれが防犯パトロールに保護者の方も入っていただいてそこをガードしようかというふうなこともありましたのでね。本当に木を隠すなら林の中じゃありませんけれども,ちょっと危ない可能性があるかなということで提言させていただいたんですけれども。それからこれはお願いなんですが,8月7日にイベント広場で盆踊りをやるのかなと思うんですが,そのときにあそこの図書館のところをできれば時間帯でもいいから開けていただければありがたいなと,トイレの話で恐縮なんですが,そこで多目的トイレがございますので,そこに観客の方が安心して見られるように,教育委員会さんのほうで市民活動課さんと考えていただければいいかなと思っておりますので,お願いしたいと思います。これは要望で結構でございます。

亀井委員長)私からも一言,過日テレビの方でもありましたけれども,防火シャッターの件で,今,全国の小中学校に入っていると思うんですが,過日,龍ヶ崎の地元の業者の方が,従来のシャッターにも取り付けられる安全なシャッターということでやっておりましたけれども,石岡市の場合どのような感じになっておりますでしょうか。あのシャッターというのは重さが300キロあるんだそうですね。石岡市の場合,そのままですか。上から下りてくるシャッターに対して補助具を付けてあって,その補助具でもって自動的に止まるようになっているんですね。例え人の頭でも手でも何かが触ったときに斜めになるので,シャッターが自動的に止まるようになってるんです。とても安いもので,地元茨城からということで龍ヶ崎の業者なんだそうですけれども,龍ヶ崎の小学校から中継でやっておりましたので,一度検討してみてください。
 それから石中でイタズラ電話で警察が入ったというようなことがありましたので,そのことはどうなりましたでしょうか。

学校教育課長)石岡中のほうで,結果的には誤報ということでしたが,石岡中学校の職員室に向かって刃物を持った男が侵入しているという誤報がありました。当然緊急事態ということで,警察の方ではたくさん緊急で駆けつけましてですね。状況確認ということだったわけなんですが(テープ反転)もし子どもたちの中にそういう者がいればということを十分踏まえて,全校集会を開きまして,そういうことがどういう意味を持つのか。学校としての大きなデメリットになるということ,たくさんの方々に多くの迷惑をかけるということ,そういったようなことを集会の折に,学校長,あるいは教頭のほうから指導をしたということでございます。

亀井委員長)その他,何かございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,この際,お諮りいたします。
このたびの給食センター改築事業については,今後の当委員会の調査活動に資するため,管外調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認めます。なお,調査実施都市,実施期日等につきましては,正副委員長協議の上で決定いたし,委員長において,委員会条例第第32条に基づく委員派遣承認要求を行いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
さらにお諮りいたします。本調査の充実を期するため,執行部職員の派遣を求めることといたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。なお,ただいま決定いたしました管外調査に係る諸事項につきましては,後日,改めてご連絡申しあげます。
その他,何かございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で教育福祉委員会を閉会いたします。


 閉会 午後12時35分





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