平成16年7月20日 教育福祉委員会


案 件 (1)付託された陳情の審査
  陳情第14 給食センター建設に際した使用熱源に関する陳情書
(2) その他
出席委員 亀井比志子委員長,久保田健一郎委員,小松美代子委員,國司進委員,川村良一委員
市執行部 【教育委員会】
教育長(小松ア 忠),教育次長(草間 暁),学校教育課長(藤枝一成),学校給食センター所長(佐子川祐治)
議会事務局 主任(中山善正)


 開会 午後1時37分

亀井委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。本日の議題は,付託された陳情の審査として,陳情第14「給食センター建設に際した使用熱源に関する陳情書」ついてであります。付託案件その他の説明のため,出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。
これより議事に入ります。陳情第14「給食センター建設に際した使用熱源に関する陳情書」についてを議題といたします。本件は,給食センターの改築にあたり,その使用熱源として,LPガスを選択肢に加えて欲しいというものですが,熱源に関しては利便性やランニングコストなど,様々な角度から検討する必要があることから,継続審査とした案件であります。
なお,本件の審査にあたり,陳情の提出者から,関係資料を配布していただきたいとの申し出があり,委員長において,各委員に配布させていただきましたので,よろしくお願いいたします。
それでは,まず最初に執行部から,給食センターで使用する熱源について説明を求めます。

学校給食センター所長)お手元に「厨房・空調システム比較検討(ボイラー・電化)」ということで比較した表があるかと思います。今現在検討をしている中で,従来型のボイラー方式の給食センターと電化厨房の給食センターということで検討をしまして,イニシャルコスト,ランニングコスト等が具体的に出てきたものですから,その説明をさせていただきたいと思います。実際,厨房機器と空調に分かれてありますので,厨房の方から説明をさせていただきます。厨房機器の設備として作業性を求めた場合,蒸気・ボイラー関係の方は,蒸気が発生します配管等から熱放射がありますので,若干熱が外に放射をされるということで,電気に比べて作業しやすい環境が作りにくいという面がございます。次の電化に関しては,実際上その部分だけしか熱が出ませんので,放射熱が少ないということもありまして作業しやすいという環境がございます。それから操作性でございますが,ボイラー関係はやはり今の給食センターもボイラー方式の機器を使っておりますので,そういう面からすれば経験等を生かせるということで,操作性については若干ボイラーの方がすぐにでも順応ができるのではないかなと考えております。同じく操作性におきまして,電化の場合はやはり慣れが必要で,益子や上三川に聞きましてもやはり最初調理員は戸惑いがあるということで,できたら夏休みに調理の練習をして1ヶ月ちょっとありますので,その間に練習をして9月からの方がいいのではないかということでございます。ただ実際上,タイマーとか温度センサーの管理が電化の場合には非常にしやすくなっていますので,慣れれば問題はないかなという気はしますが,聞きますと最初焦げ付きが若干見られたというふうに聞いております。それから使用機器なんですが,ボイラー関係は,給食センターの場合は長い機械の経験がございますので,研究の方も進んでおりまして,大型の機械はこのボイラーの方が多いということで,そういう面電化に関しましては,まだまだ大型がないものですから,小型になるものが若干あるということで,その場合何台か数を増やさなきゃならないなとは思っております。それから安全性については,ボイラーの場合今もそうですが,外側が非常に高温の機器が多いため,十分な注意が必要ということになっております。それから電化の場合には,温度管理のコントロールがしやすいということで,火を使いませんので安全性は優れているということです。それから環境性ですが,蒸気に重油を使用しますので,燃焼の場合にCO2等の汚染が生じることになります。それから電気使用の場合にはそういうものがございませんので,環境に対する汚染はないということでございます。それから特性ということで,蒸気利用は潜在的にどこが違うのかということなんですが,電化と蒸気ということなんですが,どこが違うのかということになりますと蒸気を利用するのは,メインはまず釜ですね。釜がIH釜か蒸気の熱による釜かということになります。それから洗浄のお湯ですね。これも蒸気でお湯を沸かすか電気で沸かすか,そのお湯を使って洗浄をするものですから。それから消毒保管庫の蒸気ですね。これは必ず終わったあと入れ物を最低2時間熱で消毒を今現在もしております。これを蒸気でいたします。この蒸気も,熱源が蒸気か電気かということになります。それからIHの場合,釜で湯を沸かす時間が蒸気の場合より遅くなります。蒸気の場合にはすぐに沸騰するんですが,電化の場合には調べましたところ10分から15分程度,300リットルのお湯を沸かすのに蒸気の場合より時間がかかってしまう。蒸気の場合は20分から25分,IHの場合には40分程度かかるといわれています。それからイニシャルコストでありますが,厨房機器の方ですが,これは一応7割の金額単価を掛けておりますが,今の石岡の厨房の6,000食対応を入れた場合には,同じくどちらも7割にしておりますが,ボイラーの方が3億3,200万円,電化厨房の方が3億8,500万円ということで,5,300万円ほどボイラーの方が安くなっております。次にランニングコストでありますが,これもボイラーが1,308万円,電化厨房の方が1,737万円ということで電気方式の方が,429万円ほど高くなります。ここまでの厨房機器に関するボイラー,電化の場合,イニシャルコスト,ランニングコストとも従来型の方が安くなっているということでございます。それから空調関係は,ボイラーの場合は通常のボイラーによりますファンコイルからの,オイルタンクからの外気を入れ替えているものでございますが,電気に関する氷蓄熱式というものは,夜間電力を使いまして,夏は氷,冬はお湯を沸かしまして,その氷のところあるいはお湯のところに空気を通しまして,暖かいあるいは冷たい空気を送り込むというシステムでございます。空調関係の設備スペースに関しましては,ボイラー室がボイラーの場合には必要になります。それから電化の場合には,屋外に設置が可能でございます。その分機械室は減らせるのかなと考えております。室内の供給配管でございますが,ボイラー関係は水・湯・排水に加え,蒸気・油・電気が必要になります。電化の場合には水・湯・排水の他,電気の配管だけで済むということで,配管に関しては電化の方が少なくてすむのかなと考えております。それから空調設備でございますが,ボイラーの方は室内の発熱が多いので若干空調がしづらい面がございます。電化に関しては,室内の発熱が少ないので空調しやすいということがございます。それで今陳情が挙がっておりますガス関係でございますが,ガスを使うということになると,換気回数でございますが,熱源がガスじゃない場合には1時間に換気は20回ですみますが,建築基準法の関係で,ガスを使用した場合には換気の回数が1時間に40回ということで,1時間に40回というのは,1分おきに1回ということでも30回ということで,40回というとほとんど回しっ放しという気がいたします。その辺は私どもももっと勉強をする必要があるのかなと思います。ただ全体が40回ということではありませんので,揚げ物と焼き物が今ガスを使っております。これは前にも基本構想の段階でお示しをしましたように,焼き物・揚げ物関係は1つの部屋をつくって密室のようにしますので,そこの部屋だけの換気の問題だと思います。それから,今お話をしました換気の設備ですが,ガスを使った場合には1時間40回,その他の場合20回ということでございます。それから電気設備ですが,ボイラーでもほとんど機械は電気で動かしますので,受電設備はしておかなければならないんですが,やっぱり電化厨房より少なくてすむということでございます。電化厨房の場合,これはもう完全に全部電気で動きますので,設備そのものは大型になるということで,その点についてはボイラー関係の方が電気に関しては少ないということです。それから維持管理性ですが,重油を使用するため危険物の一般取扱所となりますので,ボイラーの規模にもよりますが,取扱作業主任者というのが必要になりますので,人件費が発生をいたします。今も現在1人のボイラー技師が常駐をしております。電化に関してはそういう維持管理の人件費等は発生しません。ただ月に一遍,今でも委託はしておりますが,そういう電気関係の点検はしなくちゃならないということでございます。空調に関するイニシャルコストでございますが,ボイラー関係が1億6,600万円。電気方式の方が1億4,800万円。この空調関係に関しましては電気方式の方が1,800万円ほど安くなります。それからランニングコストですが,ボイラー関係が1,848万円,電化が730万円ということで,ただこの1,848万円の中には人件費600万円が含まれますので,本来のランニングコストに関するものというのは1,248万円というふうにご理解をいただければと思います。電化が730万円ということで,電気方式の方が1,118万円ほど安くなるということでございます。合計でイニシャルコストでボイラーが4億9,800万円,電気の方が5億3,300万円,電気方式の方が3,500万円ほど高くなります。それからランニングコストでありますが,ボイラー関係が3,156万円,この中には600万円という人件費が含まれますので,600万円を引きますと2,556万円,電気方式が2,467万円。差が89万円ということで,全体といたしましては,燃費に関するランニングコストについてはほぼ同じというふうに考えております。総評といたしましては,従来型厨房は作業性,安全性,環境面では若干劣るということでございますが,調理作業はすぐに対応できるということではマルをつけたいと思います。それからイニシャルコストは従来型の方が安いということで,ランニングコストはほぼ同等とありますが,機器の維持管理費,人件費含めると若干高くなるかなということです。電化厨房では,厨房機器の作業性や安全性,環境面で優れておりますが,調理作業には若干訓練期間が必要ということで,これを取らないと使ったことのない機器が多いですので,夏休みの間の訓練で補わなければならないかなと思っております。イニシャルコストは電化方式の方が高いと。ランニングコストはほぼ同等でありますが,機器維持管理費,人件費を含めると若干安くなるということです。エネルギーの料金単価はここに示してありますとおりの金額での算出でございます。ランニングコストにつきましては,同じ条件で一定期間調理をするということを条件付けで計算しておりますので,調理の内容,使用状況によりましては若干の変動はございますので,一応同じ比較の中での算出根拠ということでございます。それからもう1枚あります年度別のエネルギーでございますが,これは今現在石岡の給食センターがそれぞれ燃費として払っている15年度までの金額でございます。以上でございます。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
次に,本件について,委員からご意見・ご質疑がございましたら,挙手によりお願いいたします。

國司委員)この熱源ですけれども,選択のタイムリミットはいつ頃までなんですか。

学校給食センター所長)この7月23日に実施設計の入札でございます。実際上はこのときに本来ならば厨房のシステムは決まっていなければならないと理解しております。ただ,今現在金額が決まっておりません。この部分については,まだどちらでもないような雰囲気で入札の方は出しまして,できればなるべく早く決めていただかないと,その部分についてのボイラーの従来型と電化の場合にもスペースのとり方とか若干違ってきますので,逆に,進まないという可能性はでてきますので,早ければ早い方がいいと。発注の方はどちらでもできるようには発注しておりますので,入札に関しては問題ありませんが,契約した後の進行状況に待ったがかかってしまうということになりますので,早いご判断をいただきましたらありがたいと思います。

亀井委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
他に質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
これより採決に入ります。「陳情第14 給食センター建設に際した使用熱源に関する陳情書」を採決いたします。
お諮りいたします。本件は,休憩中にお話がありましたように,LPガスの熱源につきましては従来の方式ということで,ガスの特性を生かしたものに使うということで,採択すべきものと決したいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認めます。よって本陳情については,採択すべきものと決しました。
さらに,お諮りいたします。本陳情の委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
次に,「その他」として,執行部より発言を求められておりますので,これを許します。

学校給食センター所長)給食センターの土地の決定につきましては,以前にも委員会の方でご議論をいただきましてありがとうございました。現在,不動産鑑定をしまして,結果が出まして,2業者で同じ地点を鑑定しまして,鑑定結果としまして1社が,平米1万6,800円。もう1社が平米1万7,200円ということです。トータルで安い方が,約2億2,070万円ほどになるということで,高い方が2億2,600万円ほどになろうかと思いますが,安い方を基本としまして,当初の予定通り2億2,000万円ということで相手の方と交渉中でございます。まだ仮契約にはいたっておりませんが,内諾は得ているところでございます。土地開発基金の方で,当初場所が決まっておりませんでしたので当初予算で計上しておりませんで,9月の議会にお諮りができればと思っておりますので,よろしくお願いしたいと思います。
それから場所が第1種住居でございますので,給食センターは工場に該当しますので,48条の許可あるいは1,500万円の公拡法の部分を税務署の方と進めておりますので,そういうものが解決し次第仮契約をいたしまして,議会の議決後本契約ということで,8月あたりに交わせればなと考えております。それで9月の議会で議決をいただきたいなと考えております。よろしくお願いいたします。

久保田委員)そうすると近隣の同意書関係,これはいつ頃から取り始めるんですか。

学校給食センター所長)1,500万円の公拡法について今週中には税務署と協議できると思います。それから23日に設計の契約ができますので,その業者を交えて48条の申請をしたいなと思います。それにあわせて8月中には説明会を開催して,調べましたら同意は取らなくてもいいと。説明会を開いて,そこで反対意見があればそれに対して・・・。ただ単に市役所だからというような反対は問題がないと聞いております。ただ異臭,騒音などの反対が出た場合には,それに対する対策を立てれば大丈夫でしょうと。ただ一応100メートル以内ということですので,その地権者は調べてありますので。あそこにお墓があるものですから,そこを持つ一人ひとりも呼ばなければいけないということです。お寺で全部持っているわけではなく,個人個人が持っているお墓なもんですから。
(「お墓の地権者を除いて,実質同意を得る数は何人」と呼ぶ者あり)
お墓の地権者が30人,それを除いて本来も三十数名です。でも一応お墓の方々にもご通知を申し上げまして,来ていただいて説明をして,同意書の印鑑は必要ございませんので,48条の中に,説明会を開きまして,反対意見があったかどうかを書いて,どういう反対があったのか,それに対してどうなのかということを48条の中に示せれば問題がないというふうなことです。

小松委員)その墓地の脇に産業廃棄物の埋立てがあるんですよね。給食センターのそばということもあるし,きちんと環境とかそちらの方で撤去させるとか,そういうことが必要じゃないかと思うんですけどね。それともう1つは,最近なんですけどそこの脇に大きなコンクリートの固まりか何かが,また新たに投げ込まれたんですよね。それは環境の方には連絡はしたんですけども。まあ道路を挟んで反対側なのでそこを利用するわけじゃないんですけれども,そこは本当に草1本生えないんですよね。そういうところがそばにあるというのは私はいかがなものかと思うんですよね。

学校給食センター所長)環境の方に聞いて,できればお願いをしたいなと思います。

亀井委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 「その他」として,他に発言はございませんか。

学校教育課長)お手元に石岡市学校サポートチームに関する資料をお配りしておきましたが,これは7月8日になりますが,石岡市学校サポートチームということで発足させていただきました。その発足の趣旨,取り組みの概要についてご説明,ご理解をいただきたいと思います。この学校サポートチームでございますが,文部科学省の問題行動に対する地域における行動連携推進事業の委嘱を6月に受けまして,それをベースにサポートチームを立ち上げるということでございます。具体的な内容につきましては,学校を取り巻くいろいろな子どもたちの問題行動,いろいろな取組みを展開しているわけなんですが,中々その改善の兆しが見えないということで,特にいじめ,問題行動,暴力行為,そういう様々な問題行動をおこす個々の児童生徒に着目してピンポイントで指導・支援を進めていこうと,そのためにこれまでよりも学校あるいは教育委員会,関係機関,そういったものの中で地域における大きな支援システムづくり,これを行っていこうというのがこのサポートチームでございます。それで文部科学省の調査研究内容の視点でございますが,問題行動等の防止,対応を図るための機能的,効果的なサポートチームのあり方という視点。2つ目としていじめ,校内暴力等の被害児童生徒保護者への対応,具体的にどう対応を図っていったらいいか。3つ目としましては,保護者による虐待,これを背景とする被害児童生徒への対応をどうしていったらいいか。その大きな3つの視点での調査研究を行うというのが主な活動内容になるかと思います。具体的に関係機関について,そこの後ろの方に書いてございますが,石岡警察署あるいは防犯協会,少年指導員等々様々な分野で,これまでも実際に子どもたちの問題行動に関わっていただいた方々が多いわけなんですが,そういった中にスーパーバイザーとして茨城大の名誉教授に入っていただくというようなことで,具体的により一層連携の強化を図っていくというようなことでベースを作りました。
 主なサポート内容につきましては,大きく2つ。1つは,学校だけでは対応の難しい深刻ないじめ,あるいは不登校,問題行動への対応ということでございます。2つ目は,児童生徒の生活環境。不審者の出没とか様々な子どもたちを取り巻く社会環境に問題が出ております。そういった意味での安全確保という意味での視点でございます。具体的に深刻ないじめとかあるいは不登校,問題行動への対応ということでの具体的なケースとしましては,資料の方にも事例として11ほど載せておきました。いじめ,不登校,金銭強要,暴力行為,校内暴力,暴走行為あるいは指導を受け入れない家庭への対応と,現実的にはこの11のものが複雑に絡み合って子どもたちの環境をつくっているというふうに思われますけれども,特に複数学校に関わる非行グループへの対応,それから集団化したケースへの対応,それからネグレクト,虐待等家庭の環境に起因するケース,そういったことについては特に深刻な問題行動として支援をしていかなければいけないというふうに考えております。2番目の視点としましては,先ほどお話しましたように不審者からの被害の未然防止と,そういったことのためのサポート活動というふうに考えております。組織につきましては,その中にございますので後ほど見ていただきたいと思いますけれども,学校の要請,あるいは教育委員会がその実態把握に基づいて,これは特に支援が必要だろうと,そういったことでワーキングチームを編成して具体的な指導・支援に当たる,あるいは具体的な対応について検討するという手順で進めていきたいというふうに考えております。特にそういったワーキングチームあるいは具体的な支援を担当する,あるいはコーディネートしていただく学校サポート指導員という方を県から直接支払われる経費によって配置をいたしました。年間90万円ということで,初期の目的達成のためには経験あるいは見識の優れた方にということで,元市の校長会長で石岡市の小学校の校長先生をされた田島タカフミ先生にお願いをしたところでございます。そういったことで特にこれまでも様々な問題行動があり,それについて様々な連携を図ってきたわけなんですが,特に中々対応が難しい,というケースについて警察の方のサポートチームあるいは市の方のサポートチーム,いろいろな部分での連携を図りながら,ピンポイントで対応,あるいは支援の仕方というものについて検討を行っていくというようなことで,現在進めております。
7月8日に発足をいたしまして,現在の状況でございますが,サポートチームあるいはワーキングチームで今サポートしている内容としましては,小学6年生,中学1年生,これは兄弟で,あるいはもう1人いるんですが,これの虐待に関わるケースに現在対応している例がございます。それから障害を持って普通学級に就学していると,いろいろな要因があって中々普通学級の中で活動が難しいというケース。それから学校に行かせないで,ある市町村の方に子どもと一緒に行ってしまってそこで就労しているというケースがあるんです。それについては児童相談所に通告をしていろんな対応を取っているんですが,中々改善できないというようなことで,警察との関連もあって,つまり不法就労による長期欠席の生徒について対応を進めております。また,保護観察処分を受けた子ども,この子どもたちも何名かおります。これも保護司さんとの連携を図りながら進めていかなければいけないということで,現在大きく4点のサポートチームが機能しているという実態がございます。
それから児童生徒の安全確保という意味では,危険場所の点検,あるいは今度石岡の祭礼がありますけれども,学校,警察,連絡協議会との連携のもとで合同巡回指導を展開していくというようなことで現在取り組んでいるということでございます。以上でございます。

亀井委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上でこの件については終結いたします。
その他,何かございませんか。

小松委員)1点だけなんですが,先日,石岡でも落雷がありまして,石岡小学校に落雷があったということですが,状況についてお分かりでしたらご報告いただきたいと思います。

教育次長)石岡小学校の北側,新しくできた駐車場と大和田商店の道路のところで,学校のフェンスの中のヒマラヤ杉に落雷がありました。具体的には落雷によって皮が飛ばされ,枝が折れて道路とか学校の敷地内にいくつか飛んだんですが,被害等についてはございません。ただその木につきましては,植木屋さんにみていただいたんですが,すぐに倒れることはないけれども枯れるだろうということでしたので,伐採をする方向で進めて行きたいと思います。

小松委員)ちょうど子どもたちは,もちろんそこにはいませんでしたし,実際に子どもたちには影響がなかったということですが,ただ聞くところによりますと建物の窓ガラスが割れたとか,そういった話が伝わってきてはいたんですけれども,まあ被害がなければそれはそれで大変結構なことだと思います。ただ,今の雷はどこに落ちるかわからないといわれておりますけれども,現実に小学校に落ちてしまったということで他の学校も校庭が広くあれば,平坦なだけにちょっと高くなっているところには雷は落ちるわけですので,実際に石岡小学校でそういうことがありましたので,各学校でもそういう大きな樹木があるところについては,あらかじめ調査をする必要があったのかなと思いましたので,質問をさせていただきました。

亀井委員長)他にございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,次に,委員派遣による所管事務管外調査の報告書についてを議題といたします。本件については,お手元に委員派遣報告書をご配付いたしております。この報告書について,何かご意見等ございましたら,挙手によりお願いいたします。発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,委員派遣による所管事務管外調査の報告については,お手元に配付した報告書のとおりご了承いただきたいと思います。
それでは,以上で教育福祉委員会を閉会いたします。


 閉会 午後3時02分





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