平成16年9月10日 教育福祉委員会


案 件 (1)付託された議案の審査
議案第53号「平成16年度石岡市一般会計補正予算(第2号))
議案第54号「平成15年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」
議案第56号「平成15年度石岡市老人保健特別会計補正予算(第1号)」
議案第57号「平成15年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第1号)」
議案第73号「土地の取得について(石岡市立学校給食センター改築事業用地)」
(2)付託された陳情の審査
陳情第19「『石岡市立学校給食センター』の建て替えに伴う電化厨房施設の採用に関する陳情書」
(3)その他
出席委員 亀井比志子委員長,藁科登副委員長,久保田健一郎委員,小松美代子委員,國司進委員,川村良一委員
市執行部

【福祉部】
福祉部長(高木直之),福祉部副部長(土師照夫),社会福祉課長(矢口輝行),保険年金課長(山本敬司),高齢福祉課副課長(荒井正徳)
【教育委員会】
教育長(小松崎 忠),教育次長(草間 暁),教育総務課長(上田 実),学校教育課長(藤枝一成),生涯学習課長(田崎 徹),スポーツ振興課長(芳藤丈夫),学校給食センター所長(佐子川祐治),生涯学習課副課長(柊木きみ),生涯学習課青少年担当副課長(皆川信子)

議会事務局 主任(中山善正)


 開会 午前10時01分


亀井委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。
 本日の審査につきましては,お手元にご配付しております協議案件書の順に沿って進めていきますので,よろしくお願いいたします。
 これより,教育委員会所管となります議案の審査を行います。付託案件説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。
 初めに,「議案第53号・平成16年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」の教育委員会所管に係る部分についてを議題といたします。最初に執行部より補正予算書に基づき,所管部分の補正内容につきまして,説明を求めます。

学校教育課長)学校教育課関係につきましては,資料の41ページにございます。指導室一般経費,教員海外研修補助金ということで,補正の方を提出させていただきましたので,これについてご説明申し上げたいと思います。教員海外研修補助金につきましては,石岡市内の小中学校教員が,文部科学省が実施します海外派遣研修の対象者になった場合に,研修費の補助を行うものでございます。この事業につきましては,文部科学省が初等,中等の教育小学校の国際化の推進ということで,中核となる教員に諸外国の教育の事情,あるいは文化等について視察させて,国際的な視野をあるいは見識を広めさせるということを目的にして実施している事業でございます。今回の対象者につきましては,府中中学校の○○○○教諭でございまして,派遣先は北米のアリゾナ方面でございます。期間は,10月14日から29日の16日間というふうになっております。この研修補助につきましては,国庫補助金が20万円,県費補助金が10万円,そして補正としてあげさせていただきました市補助金が5万円,さらに個人負担金が約38万円ということで,今回は市の補助金として恒例となっております5万円を補正予算として計上させていただきました。よろしくお願いいたします。

生涯学習課長)生涯学習課の方からは,補正予算書の43ページにございます公民館類似施設建設費補助金1,600万円について説明させていただきます。この1,600万円につきましては,山王台の公民館の新築,それから大谷津公民館の新築に伴う補助金であります。補助金につきましては,石岡市公民館類似施設建設費補助金交付要綱に基づき実施するもので,補助対象事業費の2分の1以内,補助上限が1,000万円という規定がございますので,その範囲の中で補助金を交付するものであります。内訳としまして山王台の公民館が1,000万円,大谷津公民館の補助金が600万円です。合計1,600万円でございます。
 それぞれの事業の概要でございますけれども,山王台公民館につきましては,駅東区画整理地域内の一画を石岡市から借用して建設するという計画であります。場所的には,こちらから見えます千葉歯科さんの北側の一画の部分になります。建築面積が145.74平方メートル。延べ床が139.94平方メートル。木造平屋建の構造であります。事業費としまして2,150万円,補助対象経費が2,150万円の2分の1で,上限1,000万円ですので1,000万円ということでございます。それから大谷津公民館につきましては,大谷津地内にございます市所有の地目がため池,こちらから行きますとちょっと下り坂の左手になるんですけれども,そこに公民館類似施設を建設するという計画でございます。建築面積が64.31平方メートル,延べ床面積が62.93平方メートル。構造としまして木造平屋建。事業費が1,199万円ということで,補助対象経費が2分の1で600万円ということで,補正予算としては1,600万円をお願いしているところでございます。以上でございます。

生涯学習課青少年担当副課長)補正予算書42,43ページの青少年育成費及び青少年ホーム費についてご説明申し上げます。最初に教育費,社会教育費,青少年育成費,負担金補助及び交付金の青少年育成事業,茨城県青年の船事業参加補助金37万5,000円についてご説明いたします。青年の船事業は昭和55年より県事業として,明日の茨城を担う青年を海外へ派遣し,船内での研修や訪問国での現地青年との交流,交歓,また施設,企業などの施設等を通して広い視野に立って地域における活動を進めることができる人材の育成を図ることを目的として3年ごとに実施しております。市では,国際感覚豊かな地域社会づくりの担い手としての人材育成のため,参加者について助成を行ってまいりました。今回の補正につきましては,個人負担金15万円に対して,2分の1の7万5,000円,5人分を参加補助金として計上いたしました。また期間については,11月16日から25日の9泊8日でございます。派遣先は,中国上海市近郊及び北京市でございます。
 次に同じページの青少年ホーム費,需用費,施設維持管理経費,建物修繕費90万円でございます。勤労青少年ホームは,昭和56年2月に建設され,築24年を経過し設備も老朽化しております。年1回の地下タンクの定期点検を実施した際に,地下埋設配管に異常が確認されました。配管の取替え修繕の経費を補正予算に計上いたしました。なお,修理の工事工法については,消防署よりオイル漏れ等の土壌汚染の可能性を指摘されまして,埋設配管工事工法で計画しております。以上補正予算について説明いたしました。
 
スポーツ振興課長)それでは私の方から補正予算書の20から21ページの県支出金,県補助金,教育費県補助金の保健体育費補助金で,緊急雇用創出事業費補助金700万円。それと歳出の方42,43ページの教育費,保健体育費,保健体育施設費,委託料,運動公園維持管理経費の樹木剪定等委託料の700万円。これについて両方とも関連がありますので,併せて説明をさせていただきたいと思います。緊急地域雇用創出事業につきましては,国では厚生労働省が,県では商工労働部が担当している事業でございまして,緊急かつ臨時的な雇用,就業機会の創出を図るという趣旨でございます。今回,この補助金を受けて運動公園の樹木の剪定及び芝張りなどの事業をしようとするものであります。内容といたしましては,運動公園の高木あるいは中木およそ200本の剪定,並びに運動公園多目的広場の芝張りを2,000平米行う考えであります。石岡市運動公園の敷地内の樹木につきましては,植樹後十数年が経っておりまして,敷地のフェンスを越えている高木とか,敷地内を通行する自動車の屋根にかかる枝等があるため,早急に剪定が必要になっているところであり,また多目的広場は利用者も多く,多種目の競技に利用され,スパイクシューズによる芝の痛みや損傷が多く,今年は特に雨も少なかったために芝の傷んだ箇所が見受けられ,補植が必要になっているところでございますので,補正をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。

学校給食センター所長)
学校給食センターの方からは42,43ページ,給食センター改築事業の耐力度調査委託料400万円についてご説明させていただきます。この調査は17年度に改築を予定しております学校給食センターの建設工事費に,国の補助金をつけるためには既存学校給食センターの建物の耐力度調査が必要でございますので,それを行うものでございます。現在給食センターは,第1調理場が32年,第2調理場が27年を経過しておりますが,国の補助を受ける条件といたしまして,鉄骨造りの場合建築後35年を経過していないものについては,耐力度調査が義務付けられております。調査の内容といたしましては,建物本体の腐食度,柱の傾斜度,結合部分等々の調査を必要といたします。その調査から算出される数値を基に構造の耐力計算をいたしまして,耐力度点数を出しまして,補助金をくれる点数以下かどうかというものを調査するものでございます。以上でございます。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

川村委員)最後の給食センター改築事業のですね,耐力度調査委託料の件なんですが,これは議会の方でも金井議員の方からご指摘があったと思うんですが,それが一言も触れられていないというのは,ちょっとやる気がどうなのかなということなんですが・・・。指摘がありましたでしょ。検討しているということが一言も入ってないということは,このまま400万を認めて,いただいて,そのまま継続して一切それに関しては関わらないのかなと,我々は思ってしまったんですが,いかがなもんなんでしょう。

教育次長)国の補助をもらうための条件として義務付けられておりますので,実施をしたいと思います。

川村委員)その実施をやめなさいということではなかったと思うんですが。実施をするために,そのときに県とか国に交渉をして,この金額をまけてもらうか,またはこの金額をなくしてもらうというご質問だったと,私はそう解釈してるんですが,違いますでしょうか。

教育次長)この400万円については,国でやる事業ではなくて,市があくまで業者に委託をする事業でございます。ですから,金額をまけるまけないという話ではないと思います。それから,先ほどもお話ししましたように,国の補助をもらう条件として義務付けられておりますので,この調査をしないと国の補助が出ないということになりますので,耐力度調査は実施をする,ということでご理解をいただきたいと思います。

小松委員)議事進行でちょっと発言したいんですけれども。本会議の質疑は,それはそれとしてやっていただいて,ここではあらためて教育福祉委員会の所管事項として,委員が委員の考えに基づいて質疑をしていただくと。そういうふうにしませんと,すべての皆さんが本会議に出席しているわけではありませんので,そのようにお願いしたいと思います。

亀井委員長)わかりました。他に意見はございませんか。

小松委員)それでは私の方からは,43ページの公民館費で,類似施設に対して1,600万円の補正が今回出されているわけです。それで今ご説明いただきまして,山王台は区画整理事業に基づいて出ました市の保留地を使用すると。それから大谷津についても市の所有地を,借地の場合には借地料といいますか,この山王台についてもその辺はどういうふうになっているのかご説明願います。

生涯学習課長)山王台地区につきましては,まだ地番が付されてはおりませんので,9街区1画地というところで,借地料は年額0円。それで,8月10日付で石岡市と地元の町内会が契約をしております。それから,大谷津の公民館につきましては,法定外公共物使用許可書ということで申請が出まして,大谷津の4285番地,地目がため池でございますけれども,使用許可ということで当面16年の7月から19年の7月の3年間という許可が出ております。これは法廷外公共物管理条例の規定により,使用料は免除というふうな許可が出ております。以上でございます。

小松委員)これまでの経過を少しご説明いただきたいんですが,まずこういう公民館を造るときには,まず土地は地元で確保をして,建物については2分の1の補助ということでやってきているかと思うんです。ほかにこれまで,こういう形で公民館を建てている経過があるんでしょうか。地元がそれなりに地元の方の寄付をいただいたりしながら建ててきたのかなと私は解釈しております。それで,最近貝地の公民館も申請が出て,6月ぐらいだったと思うんですが,この場合は国の土地で,それでたぶん500万円で国の方から買うような話も聞いておりますが,そういうことになると市の土地があれば,同じ公民館でも建設に差が出てきてるのはどうなのかなと,それで過去にはどうだったのか,その辺のところをご説明いただきたいと思います。

生涯学習課長)今回の補助を議決いただければ,その後,補助金交付申請書を提出してもらうという段取りになりますけれども,その際に用地関係につきましては,土地がその地区の名義ではない場合ですけれども,売買契約書の写し,もしくは土地の賃貸借契約書の写しの添付を義務付けております。そういうことで,過去の事例はちょっと資料を持っていないのですべてわかりませんが,例えば6月に議決をいただきました宮部地区の公民館につきましては,土地の所有が不動院。不動院から使用貸借契約ということで年間0円で契約しましてそこに建設しました。ただ今ご指摘のありました貝地の公民館につきましては,国が持っていたわけですけれども,払い下げの条件としてあそこにお寺,平等寺に払い下げをして,その後町内会が買うということで名義が変更になったという経過がございます。過去の市の土地があったかというのは,手元に資料がありませんので分かりません。

小松委員)私の住んでる宮下町公民館でも,まだ何年も建っておりませんので,まず土地の確保というのが1番まずありまして,そういう賃貸契約をしても何でもとにかく建設する土地を確保すると。その場合にこういう市に便宜を図ってもらうなら地元は助かりますけど,そういうことじゃなくて今までずっときたんじゃないかと思うんですよね。それがこういうことになると,市の土地があれば,これから公民館を立てる計画のときには,こういう前例があるわけですから,そういうことになってくると思うんですよね。その辺もし執行部の方で,他の方でもわかっていれば教えていただきたいし,他の委員さんでも何かこれまでの経緯についてご存知でしたら,委員長のお計らいでどうだったのかお聞きしたいと思うんです。私は公民館を建設することには,異議はありません。だから今回市の方がこういう形で土地を借地をしても無料でというこういう建設の仕方,これが認められるのであれば,これからも市の所有地というのは他にもたくさんあると思いますし,これが前例になるのかなとも思いますので,その辺ご答弁いただきたいと思います。

教育次長)類似公民館施設の建設につきましては,教育委員会といたしましてはあくまでも建物を建てるということに関する補助でございます。土地の件に関しましては,今回の大谷津の土地につきましては,土木課所管の土地を,地元で土木の方と交渉して借りたというふうなことでございます。また,山王台に関しては,まだ現在土地区画整理事業が終了してございませんので,そういう中で都市計画課と協議をして借りたというふうに聞いてございます。今までの各地区において公民館を建てたときの状況として,私が知っている範囲では,それぞれ地元の方の土地をお借りして建てているのがほとんどだと思います。ただ若松町の八幡様にある公民館につきましては,もともとは地元の土地に建てまして,ただ個人の名義ということがございまして,相続等で問題がございますので,その後市の方に寄付をして,現在は石岡市の名義になっている土地に建っている例もございますけれども,ほとんどは借地で民間の個人の土地を借りて建てているというのが現状でございます。

亀井委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,再開いたします。
 先ほど休憩時間に話が出ましたけれども,市の土地の借地料の件,財政課の方に明快に答えが出るように,こちらにもお返事いただけるように手配をしたいと思いますので,よろしくお願いいたします。その他にございませんか。

小松委員)もう1点は,43ページ,歳入の方では20ページで,緊急雇用創出事業で,運動公園の多目的広場の芝張りと樹木の剪定の700万円。こういうのは業者は1社にお願いするものか,おたずねをしておきたいと思います。

教育次長)この件に関しましては,700万円全額国の補助事業でございます。これは県の方の雇用の縛りがございまして,石岡市ではこういう業者ということで何社か指定がございます。その中で指名をして,実際には賃金といいますか,払うのが65%以上というような縛りもございますけれども,あくまでも業者に委託していくということになっております。

小松委員)確かこの不況の中で,収益が下がっている企業に対しての補助事業だと承知しております。そういう点から言えば,何社か指定がされているということですけれども,このほかにも事業が出てましたけれども,何社か出ているとすればその企業がある意味では平等に仕事ができるように計らっていただきたいと思います。ですから芝張りの部分と樹木の剪定のを別にするとか,できればそういう形で企業の方に出していただきたいと,要望を申し上げまして終わります。

亀井委員長)他に質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)


亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。お諮りいたします。本案の教育委員会所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認めます。
 よって本案の教育委員会所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に,「議案第73号・土地の取得について」を議題といたします。本案について,執行部より説明を求めます。

学校給食センター所長)「議案第73号・土地の取得について」をご説明させていただきます。この給食センターの土地につきましては,教育福祉委員さんにおかれましては,特に長きにわたりご協議をいただきましてありがとうございました。今回,石岡市学校給食センターの改築事業用地といたしまして,この議案のとおり下記の土地について取得をすることについて,議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決を求めておりました。その土地でございますが,石岡市正上内12254番地の1ほか4筆でございます。面積といたしまして13,140.18平方メートル,今回取得金額が2億2,009万8,014円でございます。名義人は同じところに住んでおります正上内○○○の○○○○さん,同じく○○○○さんでございます。ここの土地に関しまして,今現在,山と家屋が2棟,車庫とございますが,この立ち木等の伐採,伐根,それから家屋の解体,撤去,それは所有者の方で行っていただくということで,それで更地にしたあと取得をするということで契約を交わしてございます。また,敷地の中で残せる樹木がございましたら,その樹木については,緑地として残していきたいなというふうに考えております。今回この部分について,不動産鑑定を2社させていただきました。1社が,平米1万7,200でございます。もう1社が平米1万6,800円でございます。ご協議の中で,個々の条件といたしまして,更地にして2億2,000万円ということが条件としてありましたので,所有者の方とこの不動産鑑定をもとにご協議をさせていただきまして,契約平米単価が1万6,750円ということで,不動産鑑定の低い1万6,800円よりも50円下げさせていただきまして,1万6,750円という金額で所有者の方と妥結したところでございます。ここの現在の路線価でございますが,今現在新しい道路ができておりますが,この新しい道路の路線価は今現在されておりません。この道路がされるのは,18年度の見直しでございますので,前に16メートルの道路がございますが,16メートルではなくて前の細い市道のところでございますが,ここの路線価は平米で2万2,349円でございます。ですからそういう意味でも,更地にしての1万6,750円という値段は,当初の2億2,000万円という金額から9万8,014円オーバーしておりますが,それ相当の金額かなと思いますので,よろしくお願いいたします。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
 暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,再開いたします。
 次に,付託された陳情の審査として「陳情第18『石岡市学校給食センター』の建て替えに伴う電化厨房施設の採用に関する陳情書」を議題といたします。それでは本件について,事務局から受理の経緯及び陳情の概要について,説明をいたさせます。

事務局書記)「陳情第18『石岡市学校給食センター』の建て替えに伴う電化厨房施設の採用に関する陳情書」の受理の経緯と概要につきまして,ご説明申し上げます。本陳情は本年8月27日にご提出いただき,同日付で受理をいたしております。提出者といたしましては,東京電力株式会社茨城支店 土浦支社長 ○○様でございます。
 陳情の内容でございますが,石岡市学校給食センターの建て替えにあたり,電化厨房の採用を求めるものでございます。その理由として,「石岡市環境基本計画」の達成に貢献できるシステムであるということ,操作が簡単で「調理のマニュアル化」と「衛生管理」が容易であること,良好な作業環境が保てること,コスト優位性があること,などを挙げておられます。以上でございます。

亀井委員長)受理の経緯等についての説明は,以上で終わりました。次に,執行部から,今回提出いただいた資料について説明を求めます。

学校給食センター所長)前回と同じように厨房・空調システム比較検討ということで,資料を提出させていただきました。この資料につきましては,前回細かく説明させていただいておりますので,今回変わったところだけ説明をさせていただきたいなと思っております。今回変わったところといいますと,ボイラー方式の空調機器設備の一番下にありますランニングコストのところで,ボイラーに関して人件費が600万円ほど入ってございましたが,今現在のボイラーもこの技師等がいなくてもすむというボイラーがございまして,そのボイラーを導入した場合には,その600万というものが削られるということで,この部分について省かせていただきました。そういう意味で合計のランニングコストについても,前回差がありましたが,600万円を除いて89万円という合計の金額に変わってございます。その他については,前回ご協議の内容と変わりございませんのでよろしくお願いいたします。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

國司委員)審議をする前に確認をしておきますが,この陳情に関しましてはオール電化ということでいいんですか。

亀井委員長)その件につきましては,事務局のほうからお願いします。

事務局書記)私の方で,受理にあたり提出者に確認をいたしましたところ,厨房施設のみでの電化方式の採用ということでございます。

國司委員)委員長にも確認しておきますけれども,今までいろいろな視察や審議を重ねてきた中で,熱源を含めて従来どおり,要するに厨房は蒸気,ガスの混合で,空調関係につきましては電気というようなことでお話になったと思うんですが,そういう方向で今後進めていくのか,委員長にお伺いします。

亀井委員長)その件につきましては前回の経過と結果の方にございますけれども,そのようにやっていきたいと思います。
 暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,再開いたします。
 他にございませんか。

小松委員)厨房施設につきましては,この委員会の中でオール電化の厨房がいいのか,それとも従来どおりの厨房施設でどうなのか,視察もしながら委員会で十分に検討を加えてきました。今回の資料の中でも1校だけが4,000食ということで,私どもの石岡市では現在5,300食を実施しておりますので,そういう段階ではやはり従来どおりの厨房施設を建設していくと,そういうことで結論をみているわけですけれども,今回の陳情に関しては,厨房施設のオール電化という陳情に対しては,当委員会が出した結論にも残念ながらそぐわない陳情でありますので,残念ですけれども私は不採択をせざるを得ないというふうに思います。

亀井委員長)他に質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。「陳情第18『石岡市学校給食センター』の建て替えに伴う電化厨房施設の採用に関する陳情書」を採決いたします。本案は,起立により採決いたします。本案は,「採択すべきもの」と決することに,賛成の委員の起立を求めます。

− 起立採決 −

亀井委員長)起立なしであります。よって本案は,「不採択とすべきもの」と決しました。
 暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,再開いたします。
 次に,その他の件といたしまして執行部より発言を求められておりますので,これを許します。

教育総務課長)教育総務課の平成16年度の事業でございます東小学校校舎改築事業,北小学校校舎耐震診断事業にかかわります耐力度調査,耐震診断の状況,経過等についてご説明させていただきたいと思います。すでにご承知のことと思いますけれども,耐力度調査は改築を前提に,また耐震診断は***改造を前提に行うものでございます。東小の耐力度調査につきましては,昭和35年から47年までに建築した校舎と,昭和50年に建築した校舎の2棟,それから昭和48年に建築いたしました体育館を老朽化のため改築するものでございます。また,北小学校の耐震診断につきましては,昭和49年に建築され,平成11年度に外壁等の改修工事を実施いたしましたが,校舎内部の壁,床等のクラックが若干拡大し,耐震性に問題があるのではないかと思われるため,診断結果により対策を講じるものでございます。本年度の事業といたしましては,東小の耐力度調査業務委託,北小の耐震診断業務委託ということでございますので,去る6月17日に見積り合わせを実施したところでございます。内容につきましては,特殊な業務により競争に適しない,あるいは小中学校特殊建築物定期報告業務の経営業者でもあり,市内学校建物の状況を熟知しているというようなことで,社団法人茨城県建築士会石岡支部の1社随意契約で実施をいたしました。東小の耐力度調査業務委託でございますが,落札額が税込み984万9,000円でございます。工期が6月19日から10月31日まで135日間。北小の耐震診断業務委託,落札額が税込み399万円,工期が6月18日から11月31日の166日間ということでございます。特に北小につきましては,耐震補強工事というのを想定して進めておりますけれども,診断の結果によっては不適格改築というような最悪のケースもありえる場合があるということでございます。また,北小学校の耐震診断関係につきましては,8月に県の財務課のヒヤリングがございました。その中で県の担当職員の方のお話を若干お話したいと思います。今日の厳しい財政状況の中で,国の補助金も削減傾向にあり,また地方分権推進のための三位一体の改革による補助金の廃止を含めた見直しなどが行われており,採択になるかどうかは現在厳しい財政状況からして確約はできないというお話でございました。また,県におきましても大幅な補助金の削減により,本年度同様の事業調整が入った場合,現在の事業計画量の約半数しか採択されないという状況で大変厳しいというお話をいただいてまいりましたけれども,この北小の耐震診断結果により,当初から想定しております耐震補強工事で対応できるということであれば,今後早急に判定会議を10月中に開催して欲しいとお願いしているところでございますが,その結果,もし耐震補強工事で対応できるということであれば,今後12月の議会の中で実施設計に伴う補正予算等を要求していきたいというふうに考えているところでございます。よろしくお願いいたします。

亀井委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −


亀井委員長)
休憩前に引き続き,再開いたします。

学校教育課長)学校教育課が所管します中学生の海外派遣事業ということなんですが,今年度は,昨年度テロあるいはSARSということで実施できませんでしたので,2年生,3年生40名を派遣したという経緯がございました。いろいろご協力ご配慮ありがとうございました。様々な体験を積んで,戻ってきております。このあといろいろな思いとか願いとが掲載されました報告書が出来上がりますので,それが出来上がりましたら委員さん各位にお届けできることと考えております。このあとの事業の総括につきましては,海外派遣実行委員会を開きまして具体的に事業の総括,それから来年度の方向性,あり方等について協議をしていただくと,そういうような段取りになっておりますが,平成17年度,来年度の中学生海外派遣事業につきましては,非常に厳しい財政の中でいろいろ配慮しなければいけない点があるんではないかというふうに考えております。もちろん十分市長とご協議を申し上げ,あるいは議会の方々にもご審議いただいて来年の状況をつくっていくわけなんですが,14回の経過の中で,1年間20人の派遣,あるいは行き返りの航空機の中での宿泊も含めて11日間というのは非常に効率のいい研修内容というふうに考えております。ただ問題は,自己負担が現在3分の1ということで,経費が1人当たり約30万円ということでございますので,10万円の負担ということになってございますが,非常に厳しい財政の中でそれが継続可能かどうか,ちなみに水戸,日立,土浦,あるいはこの近辺で美野里,玉里等の状況を見てみますと,すべて半額の負担ということになっております。予算の編成について配慮しなければいけない時期になってまいりましたので,担当の学校教育課としては,その方向で自己負担を半額にしていきたいという方向で検討してまいりたいと考えてございます。その点について委員さん各位のご意見等をお伺いできればありがたいと思いお話させていただきました。以上でございます。よろしくお願いいたします。

國司委員)今の旅費の件ですが,私が委員になったばかりのときに,無理を申し上げて2分の1から10万円にという経過があったんですよね。今になってはこういう情勢でございますから,石岡市の条例も含めまして補助金2分の1というのが妥当なのかなと。人数なんかも前は16名の派遣だったのが今は20名になったわけですから,その点も含めて考え直してもらえないかと思います。

生涯学習課長)前回の委員会におきましても複合文化施設の建設基本構想策定業務につきまして,口頭で経過等につきまして説明させていただきました。その後の経過につきましてご報告させていただきます。6月30日に各課担当ヒヤリングというものを実施させていただきました。文化ホールにつきましては市民会館職員に,図書館につきましては図書館職員に,博物館につきましては文化課職員にそれぞれヒヤリングを実施いたしました。内容的には,施設の位置づけ,施設のイメージ,施設の機能及び収容人数,それから各部屋のイメージということでヒヤリングをさせていただきました。さらに6月下旬から7月初旬にかけて,現在の図書館の利用者に対しましてアンケート調査を実施させていただきました。250のアンケート依頼数に対しまして222人から回答をいただきました。内容的には,現在の図書館の状況,それから他の図書館の利用状況,新しい図書館に望む資料,それから新しい図書館に望む機能,ということで集計をしてございます。その間6月下旬及び7月初旬には,合併協議会が解散されまして,本事業につきましては,合併特例債対象事業ということで位置づけておりましたので,8月25日第2回策定委員会を開催いたしまして,今後の進め方について検討いたしました。策定委員会では,当面策定委員会の作業は一時中断するということにしました。しかしながら新しい枠組みでの合併が進行する可能性などを見極めまして,策定委員会の作業を再開するということにいたしました。なお,策定に携わる委託業者につきましては,その間各施設,先進事例等の資料収集にあたっておるところでございます。今後も随時,皆様へ策定作業については報告し,検討していただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。以上でございます。

久保田委員)今,神栄跡地の複合施設について,合併協が解散ということになりましたので,中断というような方向だったかと思うんですが,当初の新市建設計画の中で予定しておったものというのは,あくまでも4市町村が合併をする,いわゆる人口が11万7,000人,それにふさわしい図書館の機能を中心とした文化施設を造りたかったということでスタートしておると思うんですね。資料収集はそれはそれでいいと思うんですけれども,根底が崩れた中で,どういう組み合わせになるのかわかりませんけれども,昨日までの3日間でのやり取りで市長は,合併を進めるというような答弁があったかと思うんですね。そんな中で私は基本的にあの構想というのは人口11万7,000人をベースにした計画でありますので,もし仮に合併がどこかと進んだと,しかし11万7,000人以下であったといった場合に,当然その構想というのは組み替えなければならないと思いますので,その辺は十分考慮に入れていただいた上で検討していただかないとまずいんじゃないかなと,そんな感じを持っておりますので,よろしくその辺のところお願いいたします。

亀井委員長)他に発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で教育委員会所管の審査を終結いたします。執行部の方々は,ご退席いただいて結構です。
 暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 これより,福祉部所管となります議案の審査を行います。付託案件説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。
 それでは初めに,「議案第53号・平成16年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」の福祉部所管に係る部分についてを議題といたします。最初に執行部より補正予算書に基づき,所管部分の補正内容につきまして,説明を求めます。

社会福祉課長)それでは私の方から社会福祉課に係るものにつきましてご説明を申し上げたいと思います。石岡市補正予算書20,21ページをお開き願いたいと思います。歳入でございます。国庫支出金,国庫負担金,民生費国庫負担金でございまして,節・社会福祉費負担金,1番上でございますけれども身体障害者保護費負担金精算金でございます。これにつきましては,身体障害者の施設訓練等の支援費等でございますけれども,国庫負担金の基準額が5,239万7,200円で,補助率が10分の5で,国庫負担の所要額が2,619万8,600円,すでに15年度で受け入れ済みが2,519万3,211円でございます。差し引きの追加交付でございますけれども,79万5,389円でございまして,79万5,000円を補正計上させていただきました。
 次に知的障害者の施設訓練等支援費負担金精算金でございます。施設の入所通所にかかるものでございますけれども,国庫負担金の基準額1億3,053万6,369円で,補助率が10分の5,国庫負担の所要額が6,526万8,184円でございまして,国庫負担受け入れ済額15年度6,444万8,052円で,差し引きの不足で精算追加となるわけでございますけれども,82万132円でございまして,82万円を計上させていただきました。
 次に身体障害児援護費及び結核児童療養費負担金精算金でございます。これにつきましては,身体障害者の補装具の交付,修理関係でございます。義足,義手,補聴器等でございますけれども,これの国庫負担の基準額が199万408円,補助率が2分の1ということで,国庫負担の所要額が99万5,204円,国庫負担金受け入れ済額が15年度88万7,999円,差し引き追加交付が10万7,405円で,10万7,000円を計上させていただきました。
 次に,生活保護費の負担金でございます。これにつきましては,生活保護費に係る国庫負担金ですけれども,国庫負担金の基本額が5億2,346万5,969円,補助率が4分の3,国庫負担の所要額が3億9,259万9,476円でございまして,15年度国庫負担の受け入れ済が3億8,504万7,000円,差し引き追加交付が755万2,476円でございまして755万2,000円を計上させていただきました。
 つづきまして歳出でございます。24,25ページをお開き願いたいと思います。総務費,総務管理費の諸費,償還金利子及び割引料でございます。過誤納還付金,在宅福祉事業費国庫補助金返還金でございます。これにつきましては,在宅福祉事業費国庫補助金の返還金でございます。身体障害者の居宅介護等,ホームヘルプ等の事業,それから身体障害者の短期入所,ショートステイ関係の補助金の返還金でございます。国庫補助金の基本額が114万8,190円,補助率が10分の5で,所要額が57万4,095円,15年度に受け入れしている金額が70万4,000円で,超過額が13万円ということでございます。
 次に,生活保護費国庫補助金返還金でございます。これは生活保護費に係るレセプト点検員の報酬,扶養義務調査旅費等でございますけれども,生活保護適正化推進事業でございますけれども,国庫補助金の基本額が44万3,691円,国庫補助所要額が44万3,000円でございます。15年度国庫補助金受け入れ額が45万2,000円,差し引き超過額として9,000円を補助金返還額として計上させていただきました。
 次に,知的障害者通勤寮事業費国庫補助金返還金でございます。これにつきましては,知的障害者の通勤寮等にかかる支援費等でございますけれども,土浦市にあります***の通勤寮に1名行っております。そういう中で補助基本額が130万2,300円で,国庫補助金の所要額が65万1,000円,15年度の受け入れ済が70万2,000円でございまして,差し引き超過額が5万1,000円ということで計上をさせていただきました。
 次に身体障害者福祉費国庫補助金返還金でございます。これにつきましては,施設の通所入所,デイサービス等でございますけれども,国庫補助金交付確定額が226万5,575円で,国庫補助金の受け入れ済が241万6,300円,超過交付額が15万725円でございまして,15万1,000円を計上させていただきました。
 つづきまして居宅生活支援費国庫補助金返還金でございます。居宅生活にかかる国庫補助金の返還金でございますけれども,障害児の通園事業,それから在宅の知的障害者のデイサービス事業,それから障害者の短期入所事業に係るものでございまして,国庫補助の基本額が1,179万2,240円,補助率が2分の1で,すでに国庫補助金を受け入れている額が647万3,000円,差し引きで補助金の超過交付額が57万9,000円でございます。それを返還するということで予算計上をさせていただきました。
 つづいて32,33ページをお開き願いたいと思います。民生費,生活保護費,生活保護総務費の扶助費でございます。これは生活保護費の国庫負担金の精算交付による調整でございまして財源補正でございます。補正前の額5億2,314万9,000円に対しましての補正額財源の内訳が,国庫支出金755万2,000円,一般財源が755万2,000円の減ということでの財源補正でございます。以上でございます。

高齢福祉課副課長)私の方から高齢福祉課に係る補正予算についてご説明申し上げます。補正予算書28,29ページをご覧いただきたいと思います。まず,歳出の項目からご説明いたします。民生費,社会福祉費,老人福祉費,痴呆にやさしい地域づくりネットワーク事業といたしまして20万円の新規事業の予算をお願いするものでございます。この事業は,痴呆への偏見をなくし,痴呆への正しい理解と介護知識の普及,啓発を図るとともに関係機関連携による痴呆の方が徘徊した場合の早期発見,早期保護体制,地域における痴呆性高齢者やその家族の見守り体制づくりを進めることを目的とした事業でございます。
 具体的には,基幹型在宅介護支援センターにおいて,保健,福祉,医療の関係者が集まりまして,高齢者の処遇困難事例等の対応策を検討しております地域ケア会議の中に消防,警察,公共交通機関,あるいは社団法人ボケ老人を抱える家族の会茨城県支部などの関係者を加えた痴呆にやさしい地域づくりネットワーク運営委員会を設けまして,地域における徘徊高齢者の早期発見,保護のための強力支援体制,痴呆性高齢者やその家族の見守り体制について協議検討を進めていきたいと,そのように考えております。また,普及啓発事業といたしまして,痴呆に関する保健,福祉,医療の専門家等による講演会,またはシンポジウム等を開催いたしまして,痴呆への正しい理解と正しい介護のあり方を普及啓発してまいりたいと考えております。さらに痴呆はその症状に合った適切な介護を行うことにより,症状を和らげたり,進行を遅らせたりすることができるといわれております。このためよりよい家族介護技術の取得と,地域ボランティアによる痴呆性高齢者や家族への見守り,支援が円滑に進みますよう家族介護やボランティアの方々を対象にしまして,痴呆の介護に焦点を当てた痴呆介護研修会を開催したいと,そのように考えております。予算を要求しました各項目でございますが,報償費といたしまして講師謝礼を9万4,000円計上いたしております。これにつきましては,普及啓発のための講演会,シンポジウムの講師,それから痴呆介護研修会の講師の謝礼でございます。また,痴呆にやさしい地域づくりネットワーク運営委員の報償といたしまして4万円を計上しております。これは,地域ケア会議の構成員以外の報酬でございます。その他需用費といたしまして,消耗品費,印刷製本費を計上しております。また,役務費としましては,郵便料を計上しております。このような形の中で事業を考えていきたいと考えております。
 次に本事業の歳入についてでございます。補正予算書の20,21ページをご覧いただきたいと思います。県支出金,県補助金,社会福祉費補助金,介護予防・地域支え合い事業費補助金としまして,国4分の1,県4分の1,合計補助率4分の3になりますが,15万円の歳入を予定しております。なお,この痴呆にやさしい地域づくりネットワーク事業につきましては,国保事業でございます介護予防・地域支え合い事業費の***の事業といたしまして今年度新たに加わった事業でございます。本事業をとおしまして,痴呆になっても高齢者の尊厳が保たれまして,痴呆性高齢者が地域や家庭の中で安心して暮らせるような関係づくりに努めてまいりたいと考えております。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

社会福祉課長)大変失礼しました。26,27ページ,総務費,総務管理費,諸費の1番下,償還金利子及び割引料の過誤納還付金,在宅福祉事業費国庫補助金返還金46万5,000円でございます。これにつきましては,身体障害者の居宅介護事業費,ホームヘルプ等でございます。それから,身体障害者の短期入所事業費,ショートステイ等でございまして,国庫補助金の基本額が196万990円で,補助率が10分の5でございます。すでに15年度で国庫補助金を受け入れている額が144万5,000円,超過が46万5,000円となります。そういうことでございまして返還額46万5,000円を予算計上させていただきました。以上でございます。

保健年金課長)老人保健の一般会計に係る部分の補正についてご説明をしたいと思います。24,25ページです。総務費,総務管理費,諸費の中の過誤納還付金で27ページになりますが,1番最後のところでございます。老人医療費適正化対策事業補助金返還金7万6,000円でございます。この補助金はレセプト点検,請求点数の誤り,あるいは縦覧点検,それから交通事故等をはじめとする第三者行為等の実地調査等に対して交付されるものでございますが,交付決定額が145万1,000円で,国庫補助金の精算額が137万5,000円で,その超過額分7万6,000円を返還するものでございます。以上です。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。お諮りいたします。本案の福祉部所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認めます。よって本案の福祉部所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に,「議案第54号・平成16年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」の教育福祉委員会の所管に係る部分についてを議題といたします。本案について,執行部より説明を求めます。

保健年金課長)52,53ページでございます。繰越金,繰越金でございます。これは後ほど説明します交付金の返還に伴うものの15年度分繰越金から歳入ということで充当してございます。それから歳出の方でございますが,54,55ページでございます。退職者医療交付金が確定になりまして,超過交付額の908万9,401円を返還するものでございます。内訳でありますが,負担額が7億8,545万5,825円,それに対象部分にかかります保険税が2億6,217万2,248円でございます。それから退職被保険者等に係る老人医療費拠出金相当額が1億4,725万6,601円,確定額が6億6,914万4,599円でございます。すでに既交付額として6億7,823万4,000円を交付されておりますので,超過額といたしまして908万9,401円を返還するものでございます。以上です。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。「議案第54号・平成16年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」の教育福祉委員会所管に係る部分について採決いたします。お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に,「議案第56号・平成16年度石岡市老人保険特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。本案について,執行部より説明を求めます。

保健年金課長)
72,73ページであります。歳入でございますが,後ほど説明いたします返還金の歳入としまして,15年度の繰越金を予算化したものでございます。つづいて74,75ページでありますが,これは償還金で県の負担金でございます。県の負担金の確定額が2億1,841万8,000円でございます。所要額が2億1,788万4,072円で超過額としまして53万3,928円ということで53万4,000円,15年度老人医療給付費県負担金に関わる事業実績報告により超過が生じたため返還するものでございます。以上でございます。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に,「議案第57号・平成16年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第1号)」の教育福祉委員会の所管に係る部分についてを議題といたします。本案について,執行部より説明を求めます。

高齢福祉課副課長)平成16年度石岡市介護保険特別会計補正予算についてご説明申し上げます。まず,補正予算書77ページから79ページの総括表でございます。歳入歳出予算額の総額から908万8,000円を減額いたしまして,総額それぞれ21億7,241万2,000円とするものでございます。次に,80,81ページでございます。高齢福祉課分についてご説明申し上げます。歳入についてでございます。繰越金について,平成15年度繰越金から64万円を補正しまして,歳出の臨時雇人賃金及び介護保険事務費交付金返還金,介護保険支払基金交付金返還金の財源にしたいと考えております。次に,中ほどになります。歳出につきましては,総務費,介護認定審査会費,臨時雇人賃金といたしまして57万4,000円を増額してございます。介護保険法上,介護保険の認定につきましては,申請から訪問調査を経て審査認定まで原則として1ケ月以内で行うこととされております。現在介護保険の認定調査につきましては,嘱託を含む職員と外部委託によるものと2通りの方法で実施しておりますが,最近申請者数が増加してきておりまして,申請から認定までの法定期限1ケ月以内での処理に困難が生じてきております。このような状況を改善するため,調査専任の臨時職員を雇用いたしまして処理件数を増やすことにより,認定処理の迅速化を図るものでございます。
 次にその下になりますが,諸支出金,償還金及び還付加算金,還付加算金償還金といたしまして6万6,000円を計上しております。その内訳といたしまして,介護保険事務費交付金返還金として3,000円及び下段の介護保険支払基金交付金返還金としまして6万3,000円でございます。まず介護保険事務費交付金返還金の3,000円でございますが,これにつきましては,平成15年度介護認定事務費交付金の確定に伴います償還金でございます。介護保険事務費交付金の平成15年度国庫負担金の***額は,802万6,805円でございましたが,平成15年度の国庫負担精算額は802万3,862円と受け入れ額を下回りました。その差額2,943円が受け入れ超過額となっておりまして,今回3,000円の補正予算を計上しまして償還するものでございます。下の段の介護保険支払基金交付金返還金の6万3,000円も同様に,支払基金からの受け入れ額は6億225万9,000円でございましたが,平成15年度の精算額は,6億219万6,385円と受け入れ額を下回りましたので,その差額6万2,615円が受け入れ超過額となっておりますので,今回6万3,000円の補正予算を計上しまして償還するものでございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。「議案第57号・平成16年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第1号)」の教育福祉委員会所管に係る部分について採決いたします。お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で本委員会に付託されました案件の審査はすべて終了いたしたわけでありますが,これらに係る委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 その他,何かございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。本委員会において閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す理由を付し,閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。以上で,本日の教育福祉委員会を閉会いたします。


 閉会 午後12時04分





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