平成16年12月10日 教育福祉委員会


案 件 (1)付託された議案の審査
 ○議案第78号「専決処分に対し承認を求めることについて(平成16年度石岡市一般会計補正予算(第3号))」
 ○議案第81号「平成16年度石岡市一般会計補正予算(第4号)」
 ○議案第82号「平成16年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」
(2)付託された陳情の審査
 陳情第21「私立幼稚園保護者に対する補助金についての陳情書」
(3)所管事務の調査
 キャンプ場(龍神の森)について
(4)その他
出席委員 亀井比志子委員長,藁科登副委員長,久保田健一郎委員,小松美代子委員,國司進委員,川村良一委員
市執行部

【福祉部】
福祉部長(高木直之),福祉部副部長(土師照夫),保険年金課長(山本敬司)
【教育委員会】
教育長(小松崎 忠),教育次長(草間 暁),教育総務課長(上田 実),学校教育課長(藤枝一成),学校教育課副課長(菱沼敏之),学校教育課副課長(立川芳男),生涯学習課長(田崎 徹),生涯学習課青少年担当副課長(皆川信子),スポーツ振興課長(芳藤丈夫)

議会事務局 主任(中山善正)


 開会 午前10時00分

亀井委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。
 本日の審査につきましては,お手元にご配付しております協議案件書の順に沿って進めていきますので,よろしくお願いいたします。これより,福祉部所管となります議案の審査を行います。付託案件説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。
初めに,「議案第82号・平成16年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」を議題といたします。最初に執行部より補正予算書に基づき,補正内容につきまして説明を求めます。

保険年金課長)予算書の24から27ページになりますが,まず今回の国保の補正でございますが,歳入歳出それぞれ1億1,207万円を追加し,歳入歳出それぞれ48億5,033万9,000円とするものでございます。補正予算の内容でございますが,退職被保険者に関わります療養給付費,それから老人保健医療拠出金,それから疾病予防費でございます。
 26ページの退職被保険者等療養給付費でございますが,当初見込みました額より医療費が大幅に増加しており,給付費の不足が見込まれるためのものでございます。ただ老人保健拠出金につきましては,平成16年度の老人保健拠出金の決定通知を10月5日に受けました。その決定額が11億987万1,000円でございます。当初予算が10億9,575万6,000円でございましたので,この差額分1,411万5,000円の増額補正をするものでございます。それから疾病予防費につきましては,人間ドックの補助金申請が昨年に比べて大幅に伸びていることから増額補正をするものでございます。
 歳出26ページでございますが,保険給付費の療養諸費でございます。この内の退職被保険者等療養給付費が6億9,944万5,000円に対しまして,今回9,555万5,000円の補正をするものでございます。これはやはり14年の10月に健康保険の改正がございまして,これまでですと70歳からは老人保健に移行したわけでありますが,平成14年10月からは前期高齢者ということで70から74歳のほうは,それぞれ入っている保険で持つということで,国保のほうにもこのしわ寄せが来まして,70から74歳の部分を国保で持つというようなことから,この退職被保険者等が伸びている状況でございます。
 それから老人保健拠出金でございますが,これは老人保健法第53条の規定により,保険者が納付の義務を負うということでありますが,ここの部分についても同じであります。
 それから疾病予防費でありますが,人間ドックの受診者数でありますが,14年度が217件でございました。15年度で263件でございます。16年度は10月の段階でございますが,14年とほぼ同数の216件にもうすでに達しているわけでございます。さらに11月から3月までの受診者数でありますが,14年度が75件ございました。15年度で76件でございました。16年度は,今回96件を見込んでおります。2万5,000円掛ける96件分で240万円の補正をお願いしたわけでございます。人間ドックの検診補助金でございますが,平成13年度4月1日からこれまで1万8,000円だったんですが,これを2万5,000円に引き上げてございます。
それから歳入のほうでございますが,戻りまして24ページでございます。国庫支出金の国庫負担金でございますが,これは療養給付費等負担金ということで,歳出の老人医療拠出金の40%の額が国から補助金ということで参ります。今回1,411万円の補正でございます。それから療養給付費交付金でございます。これは退職医療に関わる支払基金からの交付金でございます。退職被保険者等の医療給付に充てるため,***被保険者の拠出金を財源とした交付金でございまして,退職者の医療費から退職者の保険税相当分を除いた部分が療養給付費交付金として参るわけでございます。次に繰越金でございますが,疾病分については一般財源ということで繰越金240万円を充当するものでございます。以上でございます。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
これより採決に入ります。お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に,その他として何か発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で福祉部所管の審査を終結いたします。執行部の方々は,ご退席いただいて結構です。
暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
これより,教育委員会所管となります議案の審査を行います。付託案件説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。
それでは初めに,「議案第78号・専決処分に対し承認を求めることについて(平成16年度石岡市一般会計補正予算(第3号))」のうち,当委員会所管に係る部分についてを議題といたします。本案につきましては,執行部より所管部分の補正内容につきまして説明を求めます。

教育総務課長)それでは,議案第78号についてご説明をさせていただきます。補正予算書の10から11ページということで,災害復旧費,学校施設災害復旧費,府中中学校防球ネット復旧工事についてご説明をさせていただきます。去る10月に台風22号によります被害で府中中学校の防球ネットが傾斜をしてしまいまして,それに伴う復旧工事ということでございます。すでに工事のほうは終了をいたしております。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
これより採決に入ります。お諮りいたします。本案の当委員会所管に係る部分については,「承認すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
次に「議案第81号・平成16年度石岡市一般会計補正予算(第4号)」の教育委員会所管に係る部分についてを議題といたします。最初に執行部より補正予算書に基づき,所管部分の補正内容につきまして,説明を求めます。

教育総務課長)それでは議案第81号に関しましてご説明をさせていただきます。補正予算書の16,17ページになります。幼稚園費で臨時教諭賃金でございます。高浜幼稚園の主任教諭1名が,療養休暇を11月1日からとっております。そういった中で臨時教諭を雇用するというようなことで,金額的な内容につきましては来年の3月までの81日間ということでお願いしているところでございます。よろしくお願いいたします。

スポーツ振興課長)同じく補正予算書の16,17ページの教育費,保健体育費,保健体育総務費の社会体育一般経費の中の臨時雇人賃金25万8,000円について説明をさせていただきます。スポーツ振興課の女子職員が出産をいたしております。そして現在出産休暇中であります。女子職員におきましては,その後育児休暇を予定しております。その育児休暇の間,臨時職員を雇うという考えで補正予算をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
これより採決に入ります。お諮りいたします。本案の教育委員会所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認めます。よって本案の教育委員会所管に係る部分については,原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に,付託された陳情の審査として「陳情第21 私立幼稚園保護者に対する補助金についての陳情書」を議題といたします。それでは本件について,事務局から受理の経緯及び陳情の概要について,説明をいたさせます。

事務局)それでは,「陳情第21 私立幼稚園保護者に対する補助金についての陳情書」の受理の経緯と概要につきまして,ご説明申し上げます。本陳情は本年11月4日にご提出いただき,同日付で受理をいたしております。提出者といたしましては,石岡市立幼稚園連絡協議会並びに保護者一同ほか1893名の方々でございます。
陳情の内容でございますが,現在,私立幼稚園3歳保育児の保護者に対する毎月1,000円の公的補助を,毎月2,000円にして欲しいというものでございます。
その理由としまして,幼稚園に就園する子供達の低年齢化の進行に伴い,公立・私立の幼稚園または幼稚園と保育所との間の公費負担と保護者負担との著しい格差の解消は,今や国民的課題となっており,幼児期のこのような格差は安心して子どもを出産する環境には程遠いものであるということ。さらに私立幼稚園の保護者は,わが国の出生率向上に多大な貢献をしていることから,少子化対策推進の観点からも今回の要望にご配慮いただきたいというものでございます。以上でございます。

亀井委員長)受理の経緯等についての説明は,以上で終わりました。
次に,執行部から,私立幼稚園児の保護者に対する補助金ついて説明を求めます。

学校教育課副課長)今回の陳情要旨の3歳保育児に対しまして毎月1,000円の市の補助を毎月2,000円の増額要望についての市の現状についてご説明いたします。資料の2ページについてご説明をしていきたいと思います。市内私立幼稚園の平成14・15年度の園児数及び保護者に対する補助金と16年度の園児数でございます。市内の園児数と補助額を年度別に見ますと合計欄におきまして,平成14年度で3歳児が221名で,264万5,000円。それから4歳児が287名で,691万2,000円。5歳児が255名で613万円。合計で763名で1,568万7,000円補助しております。それから15年度では,3歳児が223名で271万1,000円。4歳児が267名で653万4,000円。5歳児が295名で708万6,000円。合計で785名で1,633万1,000円補助しております。このことから3歳児について補助金を月額1,000円から2,000円増額いたしますと,年約270万円程度の増額になる見込みでございます。また,人数のカッコ内は市外から通園する園児を含めた在園数となっております。
次に,資料3ページにつきましては,近隣の市町村の幼稚園の補助の状況でございますので,参考にしていただければと思います。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

國司委員)補助金につきまして,内容的には大体わかりました。ただこの経緯といいますか,この陳情は初めてじゃないと思うんですけれども,私らが議員になる前から話は聞いておりますけれども,今までどういうふうな経緯になっているんでしょうか。

教育次長)経緯ということでございますけれども,このような陳情書として提出されたのは初めてじゃないかと思います。ただ,内々では教育委員会とかに3歳児を4歳,5歳と同じ2,000円にして欲しいというような口頭の要望というのはありましたけれども,文書での要望というのはありませんでした。

小松委員)私立幼稚園の補助については,陳情ではなくたぶん要望で何回か出されていると思うんです。ですから議場配付だけできてたかと思います。記憶では,以前に小池議員が幼稚園だけに補助を出すのはどうかということをどこかでいっていた記憶がありますので,たぶん要望だけだったと思います。それで今回保育所だけの補助ということで,要望が出されていたんじゃないかと思うんですが・・・。

亀井委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

國司委員)陳情第21・私立幼稚園保護者に対する補助金についての陳情でございますけれども,内容については願意妥当だと思います。さらに周りの市町村と比べましても石岡市の補助金というのは低いようでございますし,財政上の都合がつけばやってあげたいなというようなことでございますが,今現在の財政の逼迫している中で,もう少し勉強させていただきまして,継続審査としてはどうかと思いますけれども。

亀井委員長)他に質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
この際お諮りいたします。本件については,当市の現在の財政状況などを鑑み,他市町村の実施状況などさらに調査が必要であるとのことから,次期定例会までの継続審査を議長に申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)
ご異議なしと認め,さよう決しました。
以上で本委員会に付託されました案件の審査はすべて終了いたしたわけでありますが,これらに係る委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
次に,所管事務の調査として,「龍神の森キャンプ場について」を議題といたします。はじめに,本件について執行部より説明を求めます。

生涯学習課副課長)キャンプ場の整備計画について,お手元の整備計画図によりご説明いたします。平成14年11月に教育福祉委員会の中で,キャンプ場の報告として龍神の森の現況を調査していただきました。キャンプ場の件については15年度から17年度の3年間の予定で龍神の森の整備と併せて経済部によって整備を行っております。15年度には図面の中の赤い部分キャンプファイヤー場,テントサイトを整備いたしました。16年度には木道,炊事・バーべキュー施設,トイレの整備を計画しております。木道については合図民家を緊急避難用の避難場所として利用するための***として,また会津民家まで延びます上水道及び電気を木道に沿ってキャンプ場の管理棟,炊事場,トイレ等のために整備を行います。17年度については黄色の部分,管理棟の整備を計画しております。龍神の森が完成後,現在の波付台キャンプ場については地権者に返還する予定でございます。以上です。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
この際,お諮りいたします。本件については,その現状を調査するため,委員派遣による現地調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 ただ今,キャンプ場の現地調査の実施について決定いたしましたが,キャンプ場の件につきましては,これからその他の件を先に協議し,その後現地調査,そして質疑をお受けしたいと思います。よろしくお願いいたします。
それでは,その他として何かございませんか。

國司委員)中学生の海外派遣の問題で,何か中止になりそうな話を伺ってますけれども,今どういうような状況なのかお伺いします。

学校教育課長)過日,財政が逼迫している中で,個人負担につきましては半額の負担で進めていきたいというようなことで,お話し申し上げてそれでご了解いただいたというようなことで私どもは受け止めております。現在は予算編成の時期に入っておりますので,学校教育課としましては,海外派遣事業につきましては継続してやってまいりたいということで,企画あるいは財政のほうと進めているというような状況でございます。

國司委員)了解しました。ヒアリングに入る状況であると。継続していただくようによろしくお願いいたします。

川村委員)それにちょっと関連してなんですが,海外派遣にこの間40名いらっしゃって結構な金額になったと思いますけれども,今度は半額になるということですので,個人負担が若干増えるかなということなんですが,海外派遣ですと例えば,1学年でいいますと約20名,4,4,6,6ですよね。その人数の方々が基本的にいいますと,そういう恩恵に触れるといいますか,行けるような機会をつくっていただいてるわけなんですが,英語を習うのは義務教育では今は中学校の3学年までということなんですが,できれば今のAETが石岡では2名いらっしゃるはずですので,海外研修をどうということではなくてそのAETを活用をさせていただくとか,できましたらば***を増やすとか,うまい運用の方法があればいいんではなかろうかなと思うんですが,実際問題として海外派遣もいいんですが,やはり今は補助がなくても実際に行くような時代になっていることも確かだと思うんですよね。もちろんそれが生徒たちの励みなっているとは思うんですが,それが20名の方よりはもっと広く,そして常日頃日常生活の中でイングリッシュが耳に入る,それから自分が発言するような雰囲気作りをしてあげるのも1つの教育ではなかろうかと思いますので,その辺のところちょっとお伺いしたいんですが,いかがでございましょう。

学校教育課長)先ほどからお話し申し上げておりますが,中学生海外派遣でございますが,これにつきましてはその意義,意味,それから子どもたちの心に残る様々な思いといいますか,それを踏まえて派遣された子どもたちが,例えば英語の教員になったりというようなことで非常に効果については継続されている中で多大な効果を上げていると私どもは考えております。そういった意味で継続ということで,企画等との詰めを行っているわけなんですが,それと同じように国際理解ということのベースになる,いわゆる国際語としての英語力を子どもたちに定着をするという意味ではやはりAETの配置というのは重要な意味を持っていると考えております。市の校長会のほうでもその点についてはご理解をいただいておりまして,増員要望というのはここ数年継続されております。そういった状況を受けまして中学生海外派遣,あるいはAETどちらかに絞るということではなくて両方大事だというふうに学校教育課としては考えておりますので,つまり中学生海外派遣の継続,それからAETの増員配置ということについて両方での予算の要望を現在進めているという状況でございます。

川村委員)わかりました。今の学校等の話ですとやはりどうしても,AETが今2名ですので,4校あるということで,実際に学校側が思うように活用をしたいんだけれどもできてないということが現実だということになってきまして,そういうふうに言われております。それでしかももう2名増えるとなれば,例えば先ほど私が言いましたように中学校の1年から3年までじゃなく,小学校の高学年から耳に慣らしていただいてそういう環境をつくってあげることが我々の努めでもあるかなと思っておりますので,そのところ十分に考えてよろしければ今後の活動に生かしていただければありがたいと思っております。

亀井委員長)他にございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,その他の件については以上で集結いたします。
暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
先ほどに引き続き,龍神の森キャンプ場の件を議題といたします。本件について,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

國司委員)ちょっと気がついた点で,このキャンプファイヤー場とテントサイトとの距離が利便性を考えるとちょっと遠いような気がするんですけれども,それから通るところに照明等もつけるんだとは思いますけれども,女の子の場合なんかはこれだけ距離があるとちょっと危険かなと思うんですけれども。もう1点はどちらにしろ条例を作って,有料ということになるのでしょうか。それとも無料ですか。その辺のところをお伺いします。

教育次長)キャンプファイヤー場とテントサイトが若干遠いというご指摘ですが,確かに距離的にはこれまでと比べますと遠いと思うんですが,はやり森林法とかそういうのがございましてその中にできなかったということで,子どもたちには少し長く歩いていただくことになりますがご理解をいただきたいと思います。また,照明等につきましては,補助の中で考えていきたいと思います。また,有料か無料かというようなことでございますけれども,波付台キャンプ場は無料ということでやっておりますが,財政が厳しいという中では有料ということも視野に入れて検討していかなければならないのかなと考えております。

國司委員)
了解しました。それから岩間の愛宕山のところと,名前は忘れましたが友部のところは施設がきちんとできておりまして,有料で貸出しております。これも財政難でもありますし,受益者負担といいますか,そういう形にしなくてはならないかもしれませんし,そういうことで考えていただければと思います。

亀井委員長)他にございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上でこの件については終結いたします。
その他として,ほかに発言はございませんか。

久保田委員)現地視察ご苦労様でございました。実は私のほうからお尋ねをしておきたいことがございます。といいますのも,合併の関係で執行部の方に確認をしましたところ27日までにアンケートを上げて,来年早々県の事前協議の関係が1月末頃であるということから,臨時議会で対応したいというお話でございましたが,私としては中々期限内合併は難しくなるのかなというような感じを持っております。そうした中で今教育福祉委員会の中で計画をされております東小学校の建て替え,それと北小の耐震補強工事といいますか,その関係。また,いわゆる給食センターの計画,こういった関係は教育委員会としてどのように今後事業化を進めていかれる考えでおるのか,その辺のところについて教育長のほうから今後の見通しというものをお聞かせいただければ幸いであります。

教育長)この前の耐震の診断結果がございまして,北小学校の緊急性というものがにわかに上がってきたわけでございます。それ以前に計画的に給食センターについては進めてきた経緯がございますので,東小学校につきましては,ずっと先送りにするほかはないというような話し合いをしているところでございますが,北小と給食センターの同時進行というのも難しいようなお話を,過日のヒアリングの時点でいただきましたので,二者択一的な考え方で進めていかなければならないというふうに考えているところでございます。もう少し時間をかけて,子どもたちの食事の確保というのも非常に大事な問題でございますし,もう1つ子どもの生命に関する安全を保っていくという点もこれは1番に考えていかなければならない問題ですので,優先的に考えるならば生命安全というふうなことになっていくかとは思われるんですが,そのようなことで考えております。

久保田委員)ありがとうございました。そうしますと教育長のお話から推察しまするに,やはり子どもたちの安全が優先されるべきであろうという考え方かと思うんですが,それにしましても耐震の補修工事,またはこの前の検査結果を受けて建築士会のほうから考え方として,建て替えのほうが望ましいのではないかというようなご意見もあったわけでございますが,来年度の予算の関係のヒアリングという話もございましたので,お聞きしたいわけですけれども,その辺の具体的な詰めというのはいつごろまでになされるのか,お考えをお伺いしておきたいと思います。

教育次長)私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。このご質問に関しましては,市長のほうと協議しまして,日程的には来週の月曜日13日に市長,助役,企画,財政と教育委員会で方向性を出すヒアリングを予定しております。その中でただ今お話がありましたようなことも踏まえて市長のほうと協議をさせていただきたいと思います。

久保田委員)そうしますと,北小の耐震補強を17年度は主なる事業として捉え,給食センターの工事等についてはどういう工程でもって考えておるのか,その点も併せてお伺いしておきたいと思います。

教育次長)ただ今お答え申し上げましたように,最終的には13日の市長とのヒアリングの結果によると思います。その中で方向性が出ました中では,議会の正副議長をはじめ教育福祉委員の皆様方に報告をさせていただいて,その後正式な決定という形をとっていきたいと思います。また,給食センターにつきましては,基本構想をはじめ昨年度から実施しており,また今年度用地を購入してございます。現在実施設計も進めてございます。そういう中では判断についても市長と教育委員会だけの判断では進められないと考えております。最終的には議会の皆さんと協議をさせていただいて決定をしていきたいと考えております。

久保田委員)ありがとうございました。草間次長のほうからお伺いをしたわけでございますが,非常に財政の部分で厳しいということは,ご案内のとおりでございまして,そういった中で教育施設というのは子どもたちの教育上大変重要な施策であると考えております。ただそのための財源の裏づけがなければ,長期間にわたる当市の計画の見直しというのもしていかなければならないのかなと思っております。そういった意味では私も教育長のお考えのとおり,やはり子どもたちの安全というものが優先されるべきであろうと,そしてそれにあたっては今現在ある給食センター,極めて老朽化もしておりますし,また現在では採用されておらないウェット方式ということもございます。是非子どもたちの食の安全という意味でも,食中毒とかそういうことがないように現場の皆さんに物その辺のところよろしくお伝えいただきたい,そしてなおかつ予算編成の前段において,当教育福祉委員会に何らかの内容をお示しいただけるということでございますので,決定の方向性が出ましたらなるべく早い機会に私どものほうにもその辺のところをお示し願えれば大変ありがたいと思っております。大変過渡期の状態にある17年度の予算編成であると思いますので,お願いをしておきたいと思います。以上でございます。

亀井委員長)他に発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
次に,閉会中の継続調査・審査の申し出についてを議題といたします。当委員会において閉会中もなお継続して調査及び審査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す事件・理由に,本日継続審査とした案件を加え,閉会中の継続調査・審査を申し出たいと思います。
これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。以上で,本日の教育福祉委員会を閉会いたします。


 閉会 午後12時02分





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