平成16年12月14日 教育福祉委員会


案 件 (1)所管事務の調査
 給食センター改築事業と北小学校耐震補強について
出席委員 亀井比志子委員長,藁科登副委員長,久保田健一郎委員,小松美代子委員,川村良一委員
市執行部

【教育委員会】
教育長(小松崎 忠),教育次長(草間 暁),教育総務課長(上田 実),学校給食センター所長(佐子川祐治)

議会事務局 主任(中山善正)


 開会 午後1時36分


亀井委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。
本日の議題は,所管事務の調査として,「給食センター改築事業と北小学校耐震補強について」であります。本日,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,教育長・小松崎君,教育次長・草間君,教育総務課長・上田君,学校給食センター所長・佐子川君,以上であります。
それでは初めに,「給食センター改築事業と北小学校耐震補強について」を議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。

教育次長)大変お忙しい中を急遽委員会を開催していただきましてありがとうございました。先週の10日の委員会において,給食センター,北小学校,東小学校の改築事業について現在の状況を踏まえ今後の方向性を示して欲しいというようなお話がございました。このことにつきまして昨日13日ですけれども,市長,助役,企画,財政と協議をいたしました。その内容につきましてご報告をさせていただきます。最初に学校給食センターですけれども,これは皆様ご存知のように第1調理棟が昭和47年9月,第2調理棟が53年4月から稼動を開始し,各32年,27年を経過しております。現施設の老朽化を鑑み,早急に事業に着手するよう平成15年度に基本構想を策定いたしました。建設用地につきましても15年度より選定を進め,本年9月議会において用地取得の承認を得たところです。また,本年7月より17年度建設工事着工の予定で実施設計の業務委託を締結し,策定作業を進めております。しかし本年度北小学校の耐震診断を実施をいたしました。その概要につきましては11月29日の委員会で報告をしたところですけれども,児童の安全確保のためには早急に補強工事が必要だというふうなことに昨日の会議でもなりました。市といたしましても財政状況が非常に厳しい中,給食センター改築事業と北小学校耐震補強工事または改築事業を,来年度に同時に実施することは事実上不可能であります。そういう中でどちらを優先させるか慎重に検討しましたけれども,児童の安全確保を第1に考えて北小学校を先行して整備をしたいと考えております。しかし給食センターも老朽化が激しいため,児童生徒の食の安全を考えた場合緊急時の対応については,十分配慮していかなければならないと考えております。この点に関しましては,財政課等とも協議をいたしまして,緊急時には即予備費なり補正予算などで対応できるような体制をとっていきたいと考えております。そういう中で今後の計画につきましては,市の財政状況や市町村合併を踏まえながら進めなくてはならないと考えますけれども,第1番目に北小学校の改築事業,第2番目に給食センターの事業の順で実施をしていきたいと考えております。また,東小学校については,北小学校,給食センターが完成してから実施ということで計画をしてまいりたいと思っております。非常に厳しい財政状況を踏まえご理解を賜りますようお願いを申し上げます。また,北小学校の補強工事の方向でございますけれども,耐震補強工事を行いますには,7ヶ月から9ヶ月の工期が必要となります。また仮設校舎の建設も必要で,完成しても児童の教育環境の悪化は避けられません。また補強工事費も仮設校舎の建設を含め,概算で4億6,000万円程度かかる見込みです。そのため,耐震補強でなく校舎の改築で実施をしていきたいというふうに考えています。改築の方法としては,仮設校舎を建設して現校舎を解体しその後に新校舎を建設する方法と,学校の隣接地を取得して新校舎を建設し,その後現校舎を解体する方法が考えられますが,児童の安全確保を最優先に慎重に検討をしてまいりたいと考えております。以上,昨日の市長との協議の結果につきましてご報告申し上げました。よろしくお願いいたします。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
ただ今の件に関しまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

小松委員)
ただ今ご説明いただきまして,北小の補強または改築の件でございますけれども,補強の場合仮設校舎を現在の北小の敷地の中に建てることはほとんど不可能じゃないかと思うんですね。運動場そのものも北小の場合は非常に狭いというふうに私は思っております。方法としては改築という方法を選ばざるを得ないのではないかと思ってはいるんですが,その点敷地との関係はどのようにお考えですか。

教育次長)ただ今のご説明の中でちょっと触れましたけれども,確かに仮設校舎を建てる場合は大変運動場が狭くなりますので,1年以上子供達に不便をかけることになると思います。方法としては,先ほどもお話しましたように,改築の場合仮設校舎と隣接の用地の取得というような方法が考えられます。ただこれはあくまでも相手があることでございますし,また予算の関係もございます。そういう中ではこれから2つの方法,プレハブの仮設校舎を建てる方法と,隣接地を取得して新しい校舎を建てた後今の校舎を解体する方法というものについて慎重に検討してまいりたいというふうに考えております。

亀井委員長)暫時休憩します。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
他に発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,この件に関しては以上で終結いたします。
他に発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で本日の教育福祉委員会を閉会いたします。


 閉会 午後1時54分





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