平成17年1月18日 教育福祉委員会
案 件
(1)
所管事務の調査
○
保育行政の現状と今後について
出席委員
亀井比志子委員長,藁科登副委員長,久保田健一郎委員,小松美代子委員,國司進委員
市執行部
【福祉部】
福祉部長(高木直之),福祉部副部長(土師照夫),児童福祉課長(小林千恵子)
議会事務局
主任(中山善正)
開会 午前10時04分
亀井委員長)
ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。
本日の議題は,所管事務の調査として,「保育行政の現状と今後について」であります。本日説明員として出席を求めた者は,福祉部長・高木君,副部長・土師君,児童福祉課長・小林君,以上であります。
これより議事に入ります。「保育行政の現状と今後について」を議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。
児童福祉課長)
保育行政の現状と今後につきまして,資料に基づいてご説明させていただきます。まず「1 保育行政の現状について」でございますが,現在,認可保育所は公立保育所が2ヵ所,民間保育所が7ヵ所,計9か所あります。平成16年4月現在,第1保育所の入所児童は29名,第2保育所の入所児童は57名でございまして,第1保育所は定員割れをしている状況でございます。公立保育所の統廃合につきましては,「石岡市行政改革実施計画」の中に,平成8年度頃から時代に即した組織・機構の見直しということで掲げております。当初の理由としましては,建物の老朽化と第1保育所の定員割れでした。しかし,この後市全体の保育所入所児童は年々増加しておりまして,このため平成15年度に認可保育所5ヶ所の定員増,平成16年度にはそとの保育園の認可,45名の認可でございます。により2年間で160名の定員増をいたしまして,現在に至っております。
次に「2 公立保育所の今後について」平成18年度に,老朽化し定員割れをしている第1保育所を廃止し,第2保育所へ統合したく考えております。今まで保育所運営費は,保育料として保護者から徴収する額を差し引いた残余の額について国・県・市が負担しておりましたが,平成16年度から,公立保育所の運営費は市が全額負担をすることとなりました。このような中で,市の財政状況が厳しくなってきており,第1保育所を存続させていくことは,人件費や老朽化している建物の修繕費などを考えた場合,「石岡市行財政改革推進本部」の中での事務事業の見直しからも難しく,公立保育所の統廃合が必要と考えるところであります。統廃合を進めていく場合には,保護者への説明,アンケート調査,在園児の他の保育所への希望取りまとめなどが必要になります。また,第1保育所を廃止したときには,ひまわり保育園より認可要望が出ておりますので,検討していきたく考えております。
経過といたしまして,平成11年度に多機能型保育所にして第1保育所と第2保育所を統合するかということで,第2保育所の隣接地を購入してございます。しかし市内の保育連合協議会より民間保育所を圧迫するという意見や第1保育所の入所児童が増えておりまして,このような理由から隣接地は運動場として拡張整備しまして現在に至っている経過がございます。また,八郷町との合併により公立保育所,八郷町は7ヵ所ございますが,増えることにつきましては公立保育所それぞれ地域を認識いたしまして統合,また市の財政負担を考えた場合には将来は民間委託ということになっていくのかと考えます。
それから保護者説明会でございますが,第1保育所入所者の保護者に対する説明になりますが,16年度中に早めに開催いたしまして保護者の意向,アンケートなどをいただき対応していきたく考えております。
次に,資料の2ページに住民基本台帳による人口推移といたしまして,0歳から5歳までの人口の推移を掲げてございます。平成12年度と比べるとやはり16年には全体として子供の数は減っているような状況でございます。
次に,保育所別の園児数の推移でございます。これも平成12年度から16年度までで,9ヶ所の認可保育所の状況を掲げてございます。表を見ていただいてわかると思うんですが,第1保育所が定員割れで,定員60名のところ29名。第2保育所は60名のところ57名ですが,これは随時入所受付しておりますので,すぐに定員をオーバーしてしまっております。それから明照保育園につきましても定員45名のところ26名ということで定員割れしてございます。それからそとの保育園につきましては,4月当初は32名ということでしたが現在は10月1日現在で46名入所してございます。状況的に見まして第1保育所と明照保育園が同じような地域で定員割れしているというようなこと,この理由といたしましては地域的,それから一方通行など道路が狭いなど,交通事情などによる定員割れで,それから中心市街地の子育て年齢の人口減ということが考えられます。
次に4ページを見ていただきたいと思います。第1保育所の卒園状況,今後の予定でございます。16年度が5名,17年度が9名,18年度が6名,19年度が6名,20年度が8名,21年度が1名,現状はこのような状況になってございます。18年4月に統廃合ということになりますと,16,17年度の園児は卒園してしまいますが,18年度の園児は1年で卒園ということになってしまいますので,17年4月の入所時に希望者がいれば優先して他の園に入れて2年保育ということで卒園していただくような形をとりたいなと考えております。19年度卒園予定児につきましては15名いるんですが,この園児につきましては18年4月入所時に希望の保育所へ優先的に入れるような形で進められたらというふうに考えてございます。
1番最後のページになりますが,「いしおかの保育所(園)マップ」ということで掲げてございます。位置的にも第1保育所と明照保育園が近い位置にありますので,もし廃止になった場合,近くのお子さんは明照保育園に入ることが可能かなというふうに考えてございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。
亀井委員長)
以上で説明は終わりました。ただ今の件に関しまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。
國司委員)
平成16年度4月現在におきまして,第1保育所におきましても第2保育所にしても定員割れという話がございました。定員割れの要因というのは,いろいろ少子化の問題もあるでしょうし,先ほど言われました交通事情の問題なんかもあるんだと思うんですけれども,募集の問題で何か問題はなかったのかなとも思うんですけれども,例えば公立保育所の申し込みのあり方と私立保育所の申し込みのあり方で,そういう点で問題はなかったのかお聞きします。
児童福祉課長)
募集につきましては,今年は11月の半ばぐらいからでしたか,いつもの年よりは早く入所受け付けを始めたんですけれども,これは9ヶ所の保育所,民間私立合わせて同時期に市報で募集してございます。それで同じ条件で募集をしておりますので,募集については特に問題はないのかなと感じております。保護者の希望としましては,やはり自分の住まいの近くとか,勤め先の近くとか,通勤経路途中とかそういうところを希望する方が多い状況です。
國司委員)
了解しました。例えば第1保育所と第2保育所が統合した場合,それから今もお話がありましたけれども第1保育所は近隣の方々が行っていると思うんですけれども,利便性を考えたときに問題はないのか,それから先ほどひまわり保育園というお話がありましたが,私勉強不足で申し訳ないんですがひまわり保育園というのはどの辺の位置にあるのか。
児童福祉課長)
ひまわり保育園の位置なんですけれども,そこの石岡中学校がございますね。その手前にテナントが何軒かある間の道なんですが,そこを入ってすぐの左側になります。それから利便性を考えた場合,近くから来ている方も何件かおりますので,その方につきましては明照保育園さんとか,それからこの会議の後意見をいただきまして,早い時期に説明会をしまして,アンケート調査を,このままいたいとかあるいは他の園へ移りたいとか,そういった細かい希望をとって対応していきたいと考えております。
國司委員)
それからもう1点なんですけれども,例えば今私立,公立と比べた場合に,親の考え方というは,公立の方へいっているのか,また違ういろんな考えがあるのか,わかれば。
児童福祉課長)
民間保育所の場合は,特別保育事業という国・県の事業があるんですが,延長保育とかそれからいろんなメニューがかなりありますので,民間を希望する親御さんが多いですね。特に多い保育園は,泉が丘さんとかふたばさんとかひかりさんで,そこにつきましては特別保育事業をかなり積極的に取り入れてやってくれてますので,やはり需要としては民間が先で,民間がだめだった場合に公立へまわってくるという方が多いですね。それでそこの第2保育所につきましては,通勤経路にあるという方が多いようで,こちらにつきましては需要があります。
國司委員)
サービスの話も出ましたけれども,どうしても公立だとサービスの部分が欠けているというようなのが親御さんの意見なんですよね。どうしても民間のほうが時間も延長して預かってもらえる,自分の仕事の時間に合わせて引き取りに行けるというようなのがあるもんですから,どうしてもそっちにいってしまうんですが,今後どうなんですか。公立の場合そういうサービスはできるもんなんですか。
福祉部長)
ただ今のご質問ですけれども,本来サービスですから民間であっても市であっても同じようなサービスができなくてはならないんですが,1番大きな問題は,先ほど課長が申しましたように平成16年度から国の負担の問題が,特に公立に関しましては国庫負担を出さない,市独自でやりなさいというふうになってきたということが非常に大きいことでございまして,そういう部分であくまでもそういう特定財源を生かせない保育となりますと,やはりこの厳しい財政時期でございますから,当然特別な保育に関しましては,財源等も抑える必要もありますので,やはり今の時期でいいますと民間保育所には当面そういう国庫負担,あるいは税源移譲で6団体等も申している中に児童福祉の部分もありますけれども,そういう面についても当然それらを継承していくということになれば,やはり民間保育所のほうに委ねざるを得ないのかなという形になります。ただ当然そういう財源的なものが確保できれば,当然市立であっても同じ方向でできるのではないかと思いますけれども,現段階では,今國司委員が言われたように特別な保育については,やはり補助が出る民間保育所のほうでやっていっていただいてというような状況でございます。
小松委員)
いくつか質問させていただきます。平成16年度の予算編成が組まれるときに,突然のように国のほうから公立の保育所に対する支援はとらないということがあったかと思うんですね。予算審議の中で私もどうなのかということで質問をさせていただきまして,企画部長のほうから,16年度については税源移譲で人口に応じて暫定的な措置として所得譲与税を充てるんだと,そして石岡市の公立保育所の国費は2,060万,それから県費は1,030万だというようなことで私は財政的な裏づけといいますか,16年度についてはそのように一気にまったく予算措置がとられないわけではないということを伺ったわけです。それが16年度どうだったのかということと,その措置が17年度もとられるのかどうか,今ちょっと部長のほうから説明がありましたけれども,全く石岡市が負担するというふうには私は16年度については聞いておりませんでしたし,その措置が17年度もとられるんではないかと思っていたわけですが,その点についてまず1点お尋ねをしたいと思います。
児童福祉課長)
今の質問でございますが,国からの運営費ですが,これについては当初は地方交付税に算入するということで実際には言われてはいたんですが,額的な提示というのは全然ないんですね。それでここに保育所運営のハンドブックがあるんですが,これは16年度版ですが,これによりますと,保育所の運営費ということで公立の保育所の場合は当該自治体が全額負担するという説明があるんですね。実際には先ほども申しましたが,保育料は保護者から徴収する額を差し引いた残余の額につきまして民間保育所の場合,国が2分の1,都道府県が4分の1,市町村が4分の1の割合で負担ということになっておりますが,公立保育所の場合は全額当該自治体が全額負担するということの指導が,保育所制度の概説ということで来ているような状況でございます。それで17年度につきましては,どういうふうにするかという指示は,現在は通知としてはいただいておりません。
小松委員)
保育所の運営費という形で今まで15年度まではちゃんと措置がされていたと思うんですが,それは16年はもうしませんよということであって,ただその分の財源は税源移譲で来ますということは,これは企画部長が言っているんですね。だから私は財政的な面はここはもう1度確認していただきたいと思います。そしてこれから保護者の方に説明会とかアンケートをしたいということですが,この資料で3ページのところで平成16年度の4月1日現在の園児数が出ておりますけれども,まずこれは4月1日現在でして,現在の第1保育所と第2保育所の入所児童数は何人になっていますでしょうか。
児童福祉課長)
12月1日現在で第1保育所が35名,第2保育所が67名でございます。
小松委員)
4月1日現在より,やはり途中で出産とかいろいろな家庭の事情もあり,保育をお願いするということで4月1日よりは3月末の時点で人数が増えると,そういうことはどこでもあるわけです。それで保育行政についてということで,常任委員会の通知が来てましたので,まだ細かくは保護者の方や第1保育所の職員の方にお話しを伺っているわけではありませんけれども,今年に入りましてからでもやはり第1保育所に入所をしたいということで3名程度の申し込みが来ていたと,けれども市の方向としては18年度に廃止にするというような検討されている中では,今預かってしまってすぐまたどこかに替わってくださいということもできないので,とりあえず今申し込みは受け付けていませんというような形で対応をしたというようなことを伺っているんですね。それでこの第1保育所の設置されている場所,それからその建物,そういうことから見て,前にも第2保育所との統合があって新しく第2の場所に園舎を建てると,そのために敷地も広くしたと思うんですが,それがはっきり名前を言ってしまえば,近隣の保育園ということで泉が丘保育園さん,そちらのほうから泉が丘保育園の運営に支障をきたすというような形で,建て替えがストップになってるんじゃないかというような話も噂できてますけれども。第1を廃止にして第2を新しく建て替える,そういうことについては実際これまでも話が全くなかったわけじゃないと思うんですね。その点はどういうふうにお考えになってますか。
児童福祉課長)
まず統合するという問題なんですが,泉が丘保育園さんから何かあったということなんですけれども,それにつきましては平成12年ごろだったと思うんですが,保育連合協議会という民間保育所と公立保育所で作っている協議会があるんですが,そちらの中で結局60足す60イコール120ということでこちらへ統合するというのは,ちょっと民間保育所を圧迫するんじゃないかなというふうな保育連合協議会からの意見があって,議会の中で当時の今泉部長がたぶんお答えしてるかと思うんですが,それから統合して新しい建物を建てるということも確かにあったんですけれども,第1保育所は定員割れしているけれども,子供の数が市内全体では定員をオーバーしているということで,そこへ入れなかったお子さんが第1保育所へ今までも入っていたという経過があるんですね。ですからやはり県との協議の中でも,そういった中でこういった待機児童がどこでも出ているような状況の中で廃止をするのがいかがなものかということで,県のほうからの了解も得られなかったということもありまして現在まできております。それで現在財政的に逼迫しているような状況もありますので,老朽化して結局屋根も第1の場合は結局取り替えなくちゃならないような時期にきておりますので,現在災害が多い状況の中で保育をしていくのは心配なので廃止をしなくてはならないという問題と,現在臨時職員が今公立保育所の場合,第1と第2併せまして7名ぐらいいるんですね。それだけでもかなり人件費がかかりますので,それで第1と第2を統合した場合には第1の職員が第2へ行けますので,臨時職員がいなくなる,そういったことからも現在は今の形のままで第2保育所を修繕しながら,今は園児の数が増えてますが,これから少子化の中でどうなるか分かりませんので,現在は第2保育所へ統合しまして修繕しながら保育をしていくというふうに考えてございます。
小松委員)
第1保育所も第2保育所も共に老朽化して建て替えの時期にきているということで何年か前から言われていたことですし,その建て替え時に統合をということがこれまであったかと思うんですね。私は第2保育所だけですと今でももう既に定員を上回っているわけです。それで民間の泉が丘にしましても,4月1日現在で定員120のところ137も入っていると,実際に統合が言われたときには第1保育所は20名を切るような状況の中で統合が言われていたんですね。しかし今第1保育所についてはもう既に35名。もし受け入れていれば年度末までにもう少し増えていたかもしれません。何より私がこの公立保育所をなくして欲しくないと思いますのは,たとえばコストのかかる障害児保育が現実には民間で受け入れてもらえるかどうかということがあります。第1保育所等においては大変困難な障害児等も受け入れて保育をしてきた実績もありますし,現在どういうふうになっているかそこまで把握はしませんでしたけれども,この保護者の方に,例えば今後説明会をする段階で民間に行っていただくような,そういうような説明会をやるとすれば,私はちょっといかがなものかと思うんですね。やはり公立は公立としての,私は明照保育園の卒園なんですよ,かなり昔。明照保育園はお寺さんが経営してますね。それで働くお母さんたちが預けるのには,例えばお盆休みが長いとかやはりあるわけですよ,私が子供をあずけている時代は。今はどうかわからないですけど。だから公立の基準で保育園を運営するのと民間の運営の仕方がやはり違ってますから,必ずしも明照さんに行けるとは限らないわけですよね。実際に第1保育所も本当に歩いて子供さんを預けに来るという方は何人でもないと,やはりみなさん車で送迎をしているのが大多数で,多分歩いてこられる近隣の方というのは本当に数名程度に過ぎないと思うんですね。そういうことも考えた場合には,建物のことはもちろんあるんですけれども,それはもうちょっと協議していただかなければと思うんですが,建物のことだけを考えれば第1も第2も古いわけですから定員を増やした形の新しい建物を造るということに私はなるんだろうと思うんですけれども,そうじゃなくて廃止にしても民間に移してしまうというんであればそれはいかがなものかと思うわけです。私はそういうふうに今思っているところです。それとあとひまわり保育園の認可の問題がありますね。私もそとの保育園の認可,それから同じように長い間無認可で子供さんを保育してきたひまわり保育園が,同じように認可されることが望ましいと思いますけれども,その認可の条件が定員割れをしている第1保育所を廃止することによって認可がされるような,そういうことがあるとすればそれは本末転倒であると思います。私も今日説明を受けましたので,保護者の方に直接お話しが伺えたらと思っております。以上です。
久保田委員)
今の質疑の中で大体は理解はできたんですが,今私立保育園の定員をかなりオーバーしているというような状況がありますよね。これを第1保育所をもし仮に廃止したとすると,私は民間のよさというのは利便性とか,特別保育の良し悪し,それから父兄の望むような保育時間のシフトというんでしょうか,朝早くから預かっていただいたり遅くまで預かっていただくというような自由さといいますか,そういったものが民間保育園のよさなのかなと。そこで競争が働いてますます私立保育園というのはサービスを高めていくと,そういうものが私立保育園の特徴だと思うんですね。そんな中で,ただ子供たちの定員数というんでしょうか,例えば17年度に850を満たせばいいんだということでは私はおかしいような気がするんですよね。その辺のところをどういうふうに,私も保育園の定員増についてどの程度難しい部分があるか分かりませんけれども,ばらつきがあるわけですよ。幼児保育とかね,延長保育をやっておられる保育園は,定員数が多い中になりながらも定員数をオーバーしているという部分がありますし,どういうわけか民間保育園でありながらも定員に満たない保育園もあると。これはやっぱりサービスの差だと思うんですよ。ですから定員がオーバーしている保育園に対しては,それなりの定員増を考えていかなければ私はおかしいと思うんですね。民間の保育園のよさというのはそういうところにあるわけですから。それで先ほど小松委員のほうから言われていた公立保育園のよさというのは,いわゆる平等性というようなものなんでしょうか。例えば障害児を保育するコストの部分ですね,民間というのはコスト意識というのは高いと思いますので,そういったものを無視してでも保育事業を継続できるのが公立のよさなのかなと,私は理解しているんですが。そういった中で石岡市としては何らかの形で公立保育園はこれからも残さなければならないんだろうと,必ずしも市民要望が100%満たされなくても民間でできることは民間がやればいいんであって,これだけの私立保育園が育ってきている中にあってはね,公立保育園がすべて満たすという必要はないと思います。そういう意味で統合ということを言われているわけですけれども,聞いてますと廃止ですよね。定数は増やさないということで,第1と第2を統合するんだと書いてありますけれども廃止ですよね。第1保育所を廃止して第2保育所を建て替えるんだという考え方ですよね。その中に例えば先ほどの障害者の問題とか,民間保育園でやっておられる幼児保育とか延長保育とかですね,そういうものを機能としてこの第2保育所のほうに入れるのかどうか,その辺をもうちょっと詳しくお聞かせいただければ判断しやすいのかなと思いますけれども,なんかぼやっとした質問になってしまって申し訳ないんですがその辺のところをお聞かせいただければと思うんですけれども。
児童福祉課長)
障害児の件なんですが,障害児は民間でも今までわかくささん,泉が丘さん,ふたばさん,それからひかりさんでも受けてくれたことがあるかと思います。現在第1保育所で1人重いお子さんがいるんですが,理由はちょっと聞いていないんですがあと1年あるんですが今年いっぱいでやめると聞いておりますが,まあ理由は聞いてないんですがあとで聞いてみようと思っておりますが,それで障害児につきましては,今は国からの補助はなくなって県からだけなんですが,それにつきましては市からも補助を出しまして民間でもやっていただいております。それから第2保育所を建て替えということですが,建て替えにつきましては今のところは考えておりません。修繕ということで直しながら状況を見ながら市内全体の少子化ということもありますので,これからの子どもの状況を見ながら考えていきたいと思います。今は幼稚園でも低年齢児からの保育,預かり保育を3歳ぐらいからやっていると思うんですが,延長もばらき台幼稚園さんなんかは朝7時から夜7時までやってるようですし,保育所のほうも人気の保育所に入れたいというのがいつまでもあるのか今後はちょっとわからないというような状況なんですけれども。それから定員ですが,これは建物と保育士の数があればここまで入れられますよということで,どこの園も定数を15年度に,待機児童が石岡市の場合は多いということで国県のほうから指摘がありましたので,定数を増やしました。4月1日現在は定員の115%まで入所させられる,それから5月1日からは定員の125%まで入れられる。10月1日からは建物と保育士の数があれば定員の125%を超えても無限大で入れられるというような国県の指導がありまして,ですから現在は,12月1日現在で定員850名のところ953名市内全体で子供が入所してございます。以上でございます。
久保田委員)
これはオーバーしても補助対象になるわけね。
児童福祉課長)
そうです。
亀井委員長)
他に発言はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
亀井委員長)
ないようですので,この件に関しては以上で終結いたします。
他に発言はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
亀井委員長)
ないようですので,以上で本日の教育福祉委員会を閉会いたします。
閉会 午前10時47分
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