平成16年12月10日 市民経済委員会


案 件 (1)付託された議案の審査
 議案第78号「専決処分に対し承認を求めることについて(平成16年度石岡市一般会計補正予算(第3号))」のうち,市民経済委員会の所管に係る部分
(2)所管事務の調査について
(3)閉会中の継続調査の申し出について
出席委員 小吹武男委員長,関町芳弘副委員長,小泉彰委員,金子悦郎委員,前島孝元委員,鈴木せつ子委員
市執行部 【市民部】
市民部長(金子重夫),市民部副部長(山口由夫),環境保全課長(佐藤敏明)
【経済部】                    
経済部長(吉田隆重),経済部副部長(山口良正),農村整備課長(塚本悦男),農村整備課副課長(大山寛幸)
【農業委員会】
農業委員会事務局長(大和田澄男)
議会事務局 主幹(藤代志保)


 開会 午前10時02分

小吹委員長)ただいまから,市民経済委員会を開会いたします。本日の議題は,議案第78号「専決処分に対し承認を求めることについて(平成16年度石岡市一般会計補正予算(第3号))」中,当委員会の所管にかかる部分,所管事務の調査について,閉会中の継続調査の申し出についてであります。
次に,本日の委員会審査のため出席を求めた者の職氏名は,お手元に配布いたしました出席者名簿の通りであります。
これより,議事に入ります。はじめに,議案第78号「専決処分に対し承認を求めることについて(平成16年度石岡市一般会計補正予算(第3号))」中,当委員会の所管にかかる部分を議題といたします。執行部より説明を求めます。

農村整備課副課長)議案第78号,11ページ中,災害復旧費,農林水産業施設災害復旧費,農林水産業施設災害復旧費の中で,工事請負費と負担金補助及び交付金の概要についてご説明いたします。まずはじめに工事請負費60万円についてですが,これは,園部川右岸,第三工区内の農業用排水路の法面が台風23号によりまして延長約100mにわたり崩壊しまして,その土砂が水田に流出したものでございまして,これを盛土整正するための工事でございます。場所につきましては,石岡市碁石沢地内で,ひまわりの館から碁石沢集落方面に向かいまして,医師会病院通りの十字路から80m先の農業用排水路でございます。次に,負担金補助及び交付金の農業排水路復旧工事負担金870万円についてでございますが,これは,台風22号によりまして恋瀬川右岸三村地区の千代田石岡第2工区内の幹線道路沿いの排水路のコンクリート矢板の壁が延長90mにわたって沈下しまして,そこからそれを支えている法面が崩壊しまして,土砂が水田へ流出したものでございます。復旧内容としましては軟弱な地盤の改良を行いまして,再生品,同じコンクリート矢板を使いまして打ち直した後,崩壊した法面を整正するという工事を行うものでございます。この870万円にかかります事業費ですが,土質調査費が70万円,測量設計費が120万円,工事費1,200万円,合計で1390万円となっております。国県の補助金が37.5%,地元負担金としまして残り62.5%の870万円を石岡市が負担しまして,石岡台地土地改良区が事業主体となって行うものでございます。場所につきましては,三村城構内地内のJAひたち野の三村支店の倉庫から200m北側にいった部分の排水路でございます。以上です。

小吹委員長)以上で説明は終わりました。これより,本案について質疑に入ります。審査上の発言は挙手によりお願いいたします。

前島委員)今の報告についてお聞きしたいのですが,もともとが排水路ですから水が流れるわけですから,今の話ですとシートパイルで押さえてあるんですか。要するに,同じような工事をやった場合,来年度,再来年度に台風がまた来れば同じようなことが考えられないでしょうか。

農村整備課副課長)先ほどもお話ししましたが,その部分は土地改良で柵渠工事をやった後に,コンクリートの矢板,長さ3m,幅50cmで,その柵渠の右側と左側に新しく矢板を打って壁を作ったということでございまして。それから軟弱地盤のために台風の水の量に耐え切れなくてオーバーフローして法面が壊れたんですね。ですから軟弱地盤の改良を行いまして,現場にありますコンクリートの矢板を再び打って復旧するということで,鋼矢板ではございません。ですから腐食の心配もございません。

前島委員)そうすると,今後想定される部分はどうなのでしょうね。また同じようになってしまうんですか。台風が来て雨がのると,今回出たようなことになりますか。

農村整備課副課長)全体的に地質調査をやったところでは,地盤が相当,7mぐらいまで強度が出ませんで,同じような地盤だということで,今後,土砂なりが溜まって流れを阻害するものが除去されない限りは,同じようなことが起こりうる可能性があると思います。

前島委員)分かりました。なぜこれを質問したかというと,抜本的な対策をすれば,何千万何億とかかるのか分かりませんが,いずれにしても排水路は水と土の戦いですからね,そういう恐れがあるのであればもっと本格的に地盤改良をして行うのがいいのではないかと思って質問したんですが。それと,土質調査をやったということですが,土質調査の結果,こういう対策をすればいいんだという結果が出たと思うんですよね。その辺をお聞かせ願います。

農村整備課副課長)被災状況の原因から細かくお話ししたいと思います。この被災地内の現場は,土浦土地改良事務所,石岡台地土地改良区,石岡市と現地調査を行いました結果,災害が起きた水路左側の矢板が,90m区間にわたりまして最大1m程度沈下したんですね。この矢板壁全体がその軟弱地盤に引き込まれて災害が起きたわけですが,その原因としましては台風の激しい雨によって,排水路内の水が停滞し,盛土の堤防部分を超しまして堤防が壊れ,水路部分の土砂流出が発生しました。2番目としましては,堤防の流出に伴い,水路からの浸透水により基礎地盤が極めて泥土化,つまりぬかるんだと。その結果,矢板と基礎地盤との間に隙間が生じて矢板との摩擦力を失って,直接下層へ矢板荷重が伝播した。これら現象によって矢板の沈下が発生しまして,矢板壁全体が引き込まれたと考えたわけです。この対策としまして復旧工事,全体延長840mの排水路がございますが,それについて災害が起こった部分だけの地質調査を行ったんですね。災害復旧というのは全体ではなくて壊れたところしか直しませんから,そこで調査をした関係から,復旧工事について3つの工法,5つのタイプで比較をしました。それで,この工法につきましては1つが地盤改良,地盤を改良してコンクリート矢板を打つ。それから自立性式矢板工法,これは深い岩盤までコンクリート矢板を打ち込んで持たせる工法,3つ目として自立式の鋼矢板,シートパイルを岩盤まで打ち込んで施工するもの,これらを,止水性,施工性,水が絡みますから長く持たせるためには腐食しないということ,それから工期を総合的に検討した結果,一番経済的で工期が早くて簡単な方法というのは,ぬかるんだ弛んだ地盤を改良して,コンクリートの矢板そのものは壊れておりませんから,地下に沈んだということで堤防が壊れて水が流れたのですから,その傷んでいないコンクリート矢板をもう一度使って杭を支える地盤を改良して施工するということで,これが一番簡単でお金がかかりませんで工期が早いことから,地盤改良工事を選んで対処したいと決定したわけです。

前島委員)水を流すための排水路ですから,作る時から地盤については調査していると思うんだよね。土手に水があふれてその土手から矢板の下の部分の土が流出して,空隙ができて落ちたということでしょう。下の地盤の改良というのは,この870万で具体的にどういった改良をやったんですか。地盤改良といってもいろいろな方法があると思うだけど,薬液注入とか,杭をぶつとか,杭のほかに生コンで抑えるとか,どの方法を採用したんですか。

農村整備課副課長)申し遅れましたが,まだ工事は着工しておりません。設計ができた段階です。石岡市は負担金だけを支出するということで,事業主体は石岡台地土地改良区が行っているということで,近々工事発注がなされるわけです。地盤改良につきましては,地質調査の結果,現面から約2mまでをコンクリート体のものと土を混ぜ合わせまして強度な盤をつくると。もともとコンクリート矢板3mというのは,支持杭の杭ではなくて粘着力でもたせる摩擦杭という種類のタイプでございます。これがもつのであれば杭の長さが短くて済みますから,安い工法ですね。これは,国の補助を受けて県が施工したということで,あくまでも地盤まで打ち込むようなものではなく,粘着力で持たせるという。荷重がかかるような場所ではございませんので。ですから,たまたまこの部分が他と比べて軟弱な地盤だということで法面が壊れたということであります。

前島委員)了解しました。

小吹委員長)ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)発言なしと認め,以上で質疑を終了いたします。これより討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ないようですので,以上で討論を終了いたします。これより,採決に入ります。議案第78号「専決処分について承認を求めることについて(平成16年度石岡市一般会計補正予算(第3号))」中,当委員会の所管にかかる部分を採決いたします。お諮りいたします。本案は,承認すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
今期定例会において当委員会に審査付託されました案件の審査は終了したわけですが,これらに係る委員長報告の取扱いにつきましては委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,所管事務の調査ついてを議題といたします。はじめに,市民部の報告よりお願いいたします。

環境保全課長)お手元にお配りしました資料をもとにご説明申し上げます。資料は3つでございます。1つは,石岡市ごみ処理対策推進協議会会議次第,それから2つ目が平成16年度一般廃棄物処理計画,3つ目がパンフレットです。それでは1つ目のごみ処理対策推進協議会について,会議がございましたので概要をご報告申し上げます。この協議会は,1ページをめくっていただきますと裏に要綱があります。第4条に組織として知識経験者,関係団体の代表者,地域住民組織の代表者やその他とし,次のページに名簿が載っております。全部で17名の委員さんです。さて,議題の1点目は会長,副会長選出ということで,任期が切れましたので選出しましたところ,会長には自治会連合会の代表であります佐古田様,副会長はゆずり葉の会代表の原様がご就任されました。いずれも従来の会長・副会長職をそのまま務めるというものです。2点目に平成15年度一般廃棄物の状況ということで,昨年度の処理状況の概要につきまして,ここから以降書いてございますが,1点目は一般廃棄物の搬入量ということで,可燃系,不燃系に分けております。可燃と申しましてもこれは燃しているということではございません,燃えうるものという意味ですので,古紙やペットボトルはリサイクルをしているところです。その下は可燃ごみの量推移を示しておりまして,次のページに移りますと搬入量の推移を表わし,粗大ゴミや家電4品目などの処理状況が載せてございます。3ページ目ですが,7番資源ごみ回収の状況として,資源ごみ回収事業の補助金,老人会などが回収したものが,kg5円の補助金を出しておりますのでその状況です。8番が資源ごみ回収事業状況ということで,職員で対処しているものの推移です。その下が生ごみ処理容器の設置補助関係です。次のページはし尿に関するデータでして,減少しております。さて,次にごみ袋についてご提案を申し上げたところです。先の一般質問でも議員さんからご質問いただいた案件でございますが,ごみ袋が,次のページ,可燃物の処分量というところに13,14,15年度と処理量が微増であるのに対してごみ袋の販売枚数が確かに減少しております。これはどうしてかという事をご説明したわけですが,市内の集積所,地域によって差はあるわけですが,委託業者への聞き取りや職員も見た状況では3割前後の指定袋の使用率であろうと。これを全量指定袋ごみということで回収を進めているわけです。さらには,現在は生産単価が7割程度でございまして,販売店に卸す金額が12円です。やや利益は生じるわけですが,事業の経費を考えれば決して市が収入から過剰な負担をいただいているというふうには思っておりません。制作費相当額であろうかと思っておりますが,収集運搬経費,それから霞台の組合負担金を合計いたしますと,7億700万程度ございますので,その一部を負担いただく方法で現在考えているところでございます。一般質問でもそういった回答をしているところですが,同じページの下のところに県内のごみ回収袋の有料化を実施している市町村の数値が出ております。もっとも,その判断につきましてはそれぞれの市町村の実情や考え方でさまざまですが,今後100%指定ごみ袋をお使いいただくと同時に,普及した後に有料化に向けて議会の皆様にもご理解を賜りながら意見を頂戴して判断をしていきたいと考えているところでございますので,今からいくらということはございません。ごみ袋有料化については以上のような考え方で説明をしたところでございます。
その他でございますが,今ご覧いただいている最後のページの電球・蛍光管の分別回収ということで,回収方法が変更になりましたという事をご説明申し上げたところです。蛍光管には水銀が入っているわけですけれど,これが放出されてしまいますと大変長期的に影響が出てくるであろうということから,これまでは陶器の日に回収しておりましたが,資源ごみ,すなわち委託業者ではなく職員が回収している資源ごみの中で回収をしていくということで9月から変更しております。それから,パンフレットをご覧いただきたいと思います。自動車リサイクル法が2003年に立法されたわけですが,全面施行が1月1日からでして,それに伴ってどこが変わるのかという事を分かりやすく示したパンフレットです。詳細は省きますけれど,ごみ処理推進協議会の委員の皆さんにも周知をしたところでございます。もう一つ,一般廃棄物処理計画は,法律に基づいて作成するものですが,廃棄物の処理及び清掃に関する法律第6条第1項に基づき作成し告示したものでございます。内容的には,大きく見ますと計画処理区域,一般廃棄物の発生量及び処理量の見込み,一般廃棄物の排出の抑制のための方策に関する事項,分別収集する一般廃棄物の種類及び分別の区分,一般廃棄物の処理施設への搬入量,6番目として廃棄物の処理施設,収集運搬にかかる委託業者及び許可業者につきまして,このような形で毎年度決定施行しているものでございます。石岡市ごみ処理対策推進協議会における資料につきまして,説明させていただきました。

小吹委員長)
ただいま説明された件についてご意見,ご質疑がございましたら挙手によりお願いいたします。

鈴木委員)
資源ごみの回収日というのが,まだ一般の方に十分普及されていないんですよね。それで,資源ごみの回収日というのがどこが何曜日とか,資源ごみに関しては皆さんあまり関心がないものですから,もう一度市報か何かでお知らせいただければよろしいかと思います。

環境保全課長)承知しました。過去に5回掲載しておりますが,やはり蛍光管などを出す機会というのは少なく,年に一度か二度であると思います。業者には置いていくようにという指導をしていますので,いざとなって置いていかれますと,あれ,ということでお問い合わせを毎月いただいております。その際に,集積場所と曜日の確認をさせていただいておりますが,まだまだおっしゃる通り市報をご覧いただいていないようですので,重ねて今後も何度か掲載させていただきたいと考えておりますので,よろしくお願いします。

前島委員)私は幸町なんですけれど,6号国道をはさんで右と左に分かれているんですが,土浦に向かって左側の幸町でいうと2部5班,6班の方から・・・。資源ごみの指定場所が燃えるごみと同じところなので。私も担当の方に聞いて分かったんですけれど,イコールではないそうなんです。それで,いちいち6号国道を突っ切って幸町の山車小屋のところまで持ってこなくてはならない。朝ですから交通渋滞していて,ご存知のように横断歩道と信号機がないので住民の方が非常に困っていると。私,それを言われて,何とか資源ごみを燃えるごみと同じところにおいても回収していただけないかという話で現場を見てきたらば,こちらの6国から左側の部分が1ヵ所もないと。で,担当のほうにいきまして申込書と,事前に協議して2ヵ所ぐらい,坂のところの高低差があるので下に1ヵ所,上に1ヵ所お願いできないかなんて担当者の方と話をしたら,申請書を市役所に持ってくるようにということで今手続を取っているんですけれど,職員の方が回収するので個所数を絞り込んでいるのか分からないですけれど,基本的には全個所に資源ごみを置けるようにはできないものなんでしょうか。費用対効果や量の問題があると思うんですけれど。若い方はみんな勤めに行ってしまうので出しに行くのはお年寄りばかりだと思うんですよね。だから非常に遠くて,持っていけない事はないんだけれど時間がかかるとか,国道を渡れないとか,いろんな事情があるので。私の考えとしては,燃えるごみと同じ位置に資源ごみも集積所をイコールにしてもらえないかと思うのですが,どうでしょうか。

環境保全課長)
資源ごみの集積所と一般の集積所の関係ですけれど,大方は一般の集積所イコール資源ごみの集積所というところが多くなっております。3ヵ所から4ヵ所に1つを資源ごみの集積所にしてくださいというところで決定されたところです。たまたまイコールでないところもあるということです。2つ目の資源ごみを出す場所が遠い。特に,ダンボールや新聞紙を持って出すわけですから重くて大変不便であるということは,何度も市民の皆さんからご意見を頂戴しています。収集体制は,私どもの現業職員が3名,臨時職員1名が毎日月曜から金曜まで毎日,資源ごみの回収を市内の区域を替えながらどこかしら回収しています。今すぐという事になりますと,現業職員では対応できませんので委託という事になりますので,今すぐできるかという事であれば現実にはできないと考えざるを得ないです。つまり,1,100ヵ所程度の集積所すべてに資源ごみを置いてもらって,それが回収できる状態には現在のところはできておりません。しかし,実はごみ袋の有料化を図っていく時に,そこから特定財源という考え方をもって資源ごみも全部委託化するということになれば,もっともっと資源ごみの回収場所も増やせる可能性もございます。しかしこれは,私ども担当だけで決定できる事ではございませんので,今後有料化と絡めながら,そこから得た収入を市民サービスの向上やごみの減量化関連の事業に投下できるようなルールを提案して確実に収集していくということであれば,何年か時間をいただいて市民の皆様が資源ごみにご協力いただけるような体制を作りたい,こういう考えでおります。以上でございます。

前島委員)では,市内でごみ収集場所は1,100ヵ所ぐらいある。課長の話ですと,大体が資源ごみと同じ場所,イコールになっていると。1,100ヵ所のうち資源ごみの集積場所はどのくらいあるんですか。少ないですよね。

環境保全課長)もちろん地域によってそれは異なりますけれど,三百数十個所,正確に数字は把握していませんが,大体3分の1程度です。

前島委員)数でいえば3ヵ所に1ヵ所だから妥当性があるのかなと思いがちですけれど,現場に行くと1ヵ所1ヵ所ずつが遠いわけですよ。他の町内の事は分かりませんが,うちの町内だって1ヵ所と1ヵ所の間は500mはあるわけですよね。だから,基本的には今課長が言うようにごみ袋の有料化や費用対効果とかあるにしても,やはりごみを出す場所,ごみの観点からいけば,ごみの種類によって資源ごみはこちら,燃えるごみはここと違っていると,慣れてくれば大丈夫とは思いますが出すほうも非常に億劫になったり。できれば同じところがいいと思うんですよ。ただそれには人の問題とかお金の問題などがからんできますけれど。もう少し検討していただいて,できれば同じところにしていただきたいなと私は思いますけれど,無理ですかね。何年もかかりますか。

環境保全課長)重要な課題であると認識しておりますので,お時間をいただいて対応させていただきます。

前島委員)分かりました。

鈴木委員)その集積場所なんですけれど,地区によって田舎などは広いところに1ヵ所しかなくて困っているので,こちらも地区でもう1つ場所を認めていただけましょうか。

環境保全課長)地域の実情に応じて集積場所を今まで決めてまいりましたが,お年寄りが増えてきて,大変だよという話を時々耳にしております。集積場所は毎年少しずつ増えております。主な要因は,アパートでございまして,アパートのところにはいわゆるコミュニティとの関わりがございませんので,大家さんが責任を持って指導するという前提で集合アパートなどについて新設をしている例がございます。それから,今おっしゃられたような,率直に申し上げると特に農業振興地域で集積所の間隔が非常に遠い。町場と比べると圧倒的に遠いんですよね。これは私どもも心苦しく思っておりまして,大変な課題であると捉えております。現時点では,具体的にお申し出いただいて検討させていただいております。なお,ある自治体では,ごみ袋45Lを一袋120円でしたか,正確な値段は覚えておりませんが,販売しております。120円程度ですとものすごい収入になりますので,それをもって個別回収をしているということを聞いております。それから,財源を,サービス数値を上げていく場合,ある場所で増えるか増えないかということをずっとしていきますと,いずれ財源の枯渇が確実でございますが,実際にお困りになっている場合は一件一件ご相談させていただきますので,受け付けないということでは全くございません。実情をお聞きしてご相談申し上げております。

前島委員)ごみ袋の有料化の件ですが,こうやってくれということではなく参考として。出雲市というところでは民主党の岩國さんが何年か市長をやって,その方の講演会で本人から聞いたんですが,その人が出雲市の市長をやった時に,各家庭に何枚だかは分かりませんが1年分を配って,それが年末などに使い切れないで余ると,市のほうで一つの袋に対して1,000円とか2,000円をバックペイしましたら,今まで簡単に袋に入れて捨てていたのが,スーパーの袋にぎゅうぎゅうに詰めながら,最終的には大きな袋に詰めてごみを捨てるのを節約をして,そうして半分ぐらいの量に落ちたんだそうです。そうやれということではないですが,そういう方法が果たしていいのかは分かりませんが,そういうふうに行った自治体もあるんですよね。そして費用を年間半額ぐらいに落とした。そのかわり市民には袋を持ってきたらいくらかバックぺイしたと。そういう取り組みをした自治体もあるんだそうです。極端に私は賛成するつもりはないんですけれど,アイディアとしてはすごくいいのかなという感じは持ちました。私たちもごみを捨てる時はバタバタと出すので枚数を使ってしまう。市民によっては一袋にたくさん詰めて出している方もいると思うんですよね。財政難で3年後には破綻するといっているんだから,少しでも費用対効果を考えるのであれば,これも一つの方法かなと思います。

小吹委員長)他に発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ないようですので,この件に関しましては以上で終了いたします。次に農業委員会の報告をお願いいたします。

農業委員会事務局長)大変ご迷惑をおかけしておりますけれど,石岡市,国を相手とする損害賠償の事件があったわけでございますが,結審をしましたので,その内容についてご報告させていただきたいと思います。これは,平成14年9月24日付で東京地方裁判所のほうに,原告,東京都にお住まいの方ですけれど,この方が,国,同じく石岡市を相手とする2,454万円の損害賠償の請求が提訴されました。この関係ですけれど,農業委員会の市街化区域と調整区域の判断の誤りにより損害を受けたというものでございます。原告の訴訟の概要を若干申し上げますと,原告は平成11年の11月24日に石岡市貝地一丁目の地目が畑,面積が782uの土地を所有者から売買代金2,370万円とする売買契約を締結し,同日に代金2,370万円の金額を支払ったというものであります。この土地は農地であるため,契約の前の平成11年11月16日に農地法第5条第1項第3号の転用を目的とする転移の届出をし,農業委員会はこれを受理したところです。そして,平成12年1月頃,農業委員会から売買契約の仲介をした原告の実兄に対して当該区域の市街化区域・調整区域の区域判断に誤りがあり,この土地が市街化調整区域でありながら市街化区域を対象とする農地法第5条第1項第3号の規定に基づく受理をしたという農業委員会からの誤りの報告を受けたと。それで,農業委員会は届出書の提出があった時に速やかに届出に関わる土地が市街化区域内にあるかどうか検討調査すべきであるのに,農業委員会は調査義務を怠り市街化区域内外の判断を誤り,これを受理したことに過失が認められるという訴状でございました。そして,この過失による損害でありますが,市街化区域内外の判断の誤りは明白で瑕非は重大であり,本件の受理は無効で,この受理を効力とする売買も無効であるので,原告は農業委員会の過失に損害を受けたという物損でありますけれども,売買代金相当額として,当該地はもともと782uの土地であったが,道路として使用するために38u分筆の上第三者に売却し,現在の本件の土地は744uであると。分筆後の本件売買契約代金相当額は2254万円である。本件の売り主は現在無資力であり,原告は農業委員会の過失により2,254万円の被害を受けた。合わせまして弁護士費用として,原告はこの訴訟の損害金の支払いを請求することを弁護士2名に委託したため,費用を200万円払うことを弁護士2名に約束したと。この債務負担は農業委員会の過失と因果関係があるので損害であるということで,合わせまして2,254万円の請求ということになってございます。そして,損害金に対する金利ということで,2,254万円に対する平成11年11月25日から支払月に至るまで年5分によるの支払いを求める。それから,仮執行の宣言を求める,つまり差し押さえを求める内容でございました。以上が訴訟の概要でありましたけれど,平成14年の12月3日,第1回口頭弁論を開いて以降,平成16年6月8日に第10回口頭弁論を開催し,7月27日に口頭弁論の最終の終結がございまして,10月26日に判決の言い渡しということになりました。これらの中で裁判で争点となった関係でございますけれど,4点ほどございまして,石岡市農業委員会の本件受理承諾に国家賠償法の違法性があるかどうか。それから原告は土地売り渡し者に本件土地の売買代金を支払い,売買代金相当額の損害を被ったかどうか。3点目といたしまして,本件受理処分と原告と損害発生との間に因果関係があるかどうか,それから4点目としまして,原告側に損害発生に対して陳釈されるべき過失があるか否か,この4点でございました。判決でございますけれど,1点目としまして石岡市農業委員会は本件土地が市街化区域内にあるか否かについて調査義務を尽くしたものであり,受理処分について職務上の公的義務に違反していない。それから,2つ目として原告が土地売り渡し者に対して売買代金支払いの裏付けする資料,裏付けが足りない。そうであるから,弁護士費用についても損害があるとは言えない。3点目としまして,以上により原告は売買代金を支払ったとは言えないので,本件受理処分により違法性があったとしても売買代金の損害を被ったとは言えず,被告らが国家賠償法の損害賠償請求はその前提を欠き理由がないとしまして,原告の請求をいずれも棄却する。2点目といたしまして,訴訟費用は原告の負担とするというような判決でございました。その後原告から上告がされませんでしたので,結審をいたしました。以上のように,裁判の中では私どもは勝訴したわけですけれども,今日までいろいろとご迷惑をおかけしましたことにはお詫び申し上げたいと思います。

小吹委員長)以上で説明は終わりました。この件に関しまして,ご意見ご質疑がございましたら挙手によりお願いいたします。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ないようですので,以上で報告を終了いたします。

小泉議員)14日が最終日ということで,間もなく議会が終わろうとしているわけです。昨日,合併問題が執行部からの議案撤回ということで審議ができなかったということで,合併は絶望的だと,これは多くの市民もそのように言っておられます。また,合併に関わる職員の皆様方も物理的には間に合わない。例えばこれから再度合併協をやっても間に合わないという中で,議会が終わりますといよいよ平成17年度の予算編成の協議に入るわけです。来年の一月までには新年度の予算のおおよその枠組みができると思います。それには毎年やっている通り2ヶ月近くかかる。そういうような大変な,大事な時期に入ってくるわけでございます。それで,合併が絶望的ということになると,今度は新年度の予算の中で大変な問題が起こってくると思います。なにしろ予算がないんですから。昨日も,県に私の知人がおるので電話で話したのですが,まず合併しなければ助成事業はほとんど掴めない。部長,分かっていると思いますが,国,県の助成事業はできない。それから街の中にある施設も予算減ということで,閉鎖に追い込まれる事業,個所も出てくるであろうと。極端な例を出せば,今回の一般質問でもありましたが風土記の丘といった施設の運営も存亡の危機に立たされる可能性がある。それから街の中の施設も,これが民間であれば役員会の中で閉鎖に追い込まれる施設も出てくるわけですよね。大手の企業ならばダイエーなども五百何店舗も閉鎖するわけですから,赤字のところは。行政だからやってられる。ところがそういうところに予算がまわらなくなる。それと,ヒアリングの中でその辺を皆さんがどのように捉えているのか。合併に一縷の望みがあるんだということと,100%望みがないんだというところの両方の線があると思います。ただ,この辺できちっと考えを持って予算編成にかからないと,何しろ原資がないところで助成がほとんどこないということで,交付税も減になる,補助事業もつかなくなる。今年度までは継続がございますが,新しい事業に助成がつかない中で予算編成をするわけですから,その辺の認識を。整理がつかないとは思うんですが,ただこれは時間の対応なんです。ですから毅然とした考えを持ってもらわないと,これからの石岡の運営というのは非常にきびしくなってくる。そこで,所管の,経済部長はどのように考えているのか,今の心境というのは非常に複雑であると思いますが,答えられる範囲でお答え願います。

経済部長)委員さんの質問にお答えいたします。今お話がありましたように,私も非常に厳しいという認識を持ってございます。特に経済部の場合,今現在,農業集落排水事業などについても国・県から7割方を補助していただいています。そして,農政につきましても平成16年度から始まりました米改革大綱ということで,国の補助,助成がございます。そういう非常に財政状況的な部分では非常に厳しいという認識を持ってございます。しかしながら私どもとしましては,やはり行政を扱っている以上はもちろん財政が危急なところでありますが,できるだけ今後とも県・国を通じまして陳情なり要望なりしながら,できるだけ事業を後退させないように努力してまいりたいと思っております。また,常陸風土記の丘ですが,一般質問でも出ました通り,私どもとしましてはただお客さんに来ていただくのを待つだけではなくて,やはりできるだけ営業活動をしながら,来ていただいたお客さんに有料エリアの入場料だけではなくて,売店をはじめ食堂など開発公社がやっている事業がございますので,そういうところで少しでも市からの持出しを削減できるよう,職員ひとりひとりが認識していかなければならないと思います。早速,所長に話をしまして,鴨川というところで観光施設で田んぼの真ん中に農作物の直売所がございます。そこは鴨川に来ている観光客の方が,バスが立ち寄りますので,いろいろな工夫を凝らしてやっている施設でございます。これからというのはやはり少しでも売り上げを上げるとか,来ていただいたお客様に石岡のいいところを少しでも付加価値を与えながら知恵を出していく努力が必要なのかなと思っておりますので,非常に厳しい財政状況を考えつつ努力をさせていただきたいと考えております。

小泉委員)部長の答弁,非常に苦しい答弁だと思いますが,分かります。ただ,県のほうは受け付けないというのですから,行っても無駄だと思いますよ。皆さんの立場ではやるでしょうけれど。例えばの話ですが,風土記の丘,町の中心部にいろいろな施設がありますが,これが軌道にのりつつある。これはやはり市からのかなりの援助がなくては運営できません。有償ボランティアですから。会議所でも非常に心配しているんです。会議所の予算も年々削減されている中で,予算がかなりの減ということになってくれば,縮小となったり,運営できません。そういう事を考えると,方策は何があるのだと。英知を結集するほかないんですね。今言ったとおりいろいろなものを切りつめるとか。ではその施設を閉鎖しなくてもどのくらいまでどういう物をつめていくのか。もう予算編成に入っているのですから,皆さん方によっぽどがんばっていただかないと予算が組めないと思うんです。適当に予算を組んで後で逆に失敗してしまい,かえってそういうものにダメージを与えてしまうことになるのであれば,思い切って予算をつけないで閉鎖するほかないと。中途半端にやっても意味がないと思います。そして逆に市民に悪い印象を与える。私たちは市民からいろいろな意見を聞いてそれを皆様方になんとかいい方向に持っていこうとしているんですが,予算がなくてはできない。皆さん方も,県に行ったって出さないといっているんです。そのような事より皆様方がそれをどうやっていくかが・・・。よほど考えて,できるものはできる,切り捨てるものは切り捨てると,そのようにやってもらわないと,これから石岡のまちは潰れていってしまう。そのような状態ということで,予算編成に向かってそういう心境で取り組んでいただきたいと思います。

前島委員)
要望があるんですが,よろしいですか。なるべく時間を短く質問します。今小泉議員からもありましたが,日頃思っていたのですが,風土記の丘はお客を呼ぶためにもう少し案内板を増やしてはいいのではないかと思うんです。休みの日に庭を掃いていると他県ナンバーの車が家の前に止まって,行事がある時など多い時は10人ぐらいの人が家に来て,どうやって行くのでしょうかと聞いていくんですよ。ですから,案内板を増やしてはどうでしょうか。土日にいると必ず聞かれるんですよね。だから,入り口とか6号国道のところに案内板をもう少し設置してはいかがでしょうか。それが一件。それから,この委員会で提案なのですが,柏原工業団地に運営協議会があるといいますが,市のほうも補助金を100万円ほど出しているようですが,皆さんにお諮りしますけれども,市民経済委員会として柏原工業団地のいろいろな動向とか,雇用の問題とか,その他情報交換を年に1回ぐらい市民経済委員会としてやってはどうかと思うのですが,それについて今日ご審議をいただきたいと思います。それから,龍神の森キャンプ場整備をしていますが,つくるのは経済部でつくるのですか,つくった後は教育委員会所管となる。それで,委員会として今執行部が考えておられる場所の現地調査をしたいと思うんですよ。現状がどうなっていてどこにつくるのか。それが一つ提案です。それから,前回陳情の出された解体業者,委員会では前回否決をしました。その後の経過について私も個別にもらったのですが,その後の(テープ反転)もう一つはおまつりの話ですが,桟敷席をつくって今年で2年目で,終わったのですが,いい部分も悪い部分も聞いていると思うのですが,総体的に言えば好評であると。好評であるならば,来年度に向けて桟敷席を当然有料にすべきであると思っています。桟敷席をもっと拡大する考えがあるか,お聞きしたいです。私の要望としては,ぜひ桟敷席をつくって有料にして,少しでも収入を得る。見ていただく見学者には喜んでもらえる方法を考えてほしいんですけれど,これも合併するしないに関わってくるのかどうかは分かりませんが,それを除いてもやはり石岡にとっては唯一の3日間の盛大なおまつりですから,そういう考えがあるのか,部長のほうでどういうふうに考えているのか,お聞きします。

環境保全課長)お尋ねいただきましたのは,○○○○(会社名)が経営しております八軒台の解体業と理解して申し上げます。自動車リサイクル法の本格施行に伴いまして,既存の解体業者,これらが事業を継続する場合には,本年9月末までに事前に申請して,審査を受けるということになっておりました。その申請時点で,新法に基づくさまざまな設置基準を満たしているか否か,現施設ができているか否かを含めまして,県が事前に審査することとなっております。そして,それが確認でき,事前に審査してOKだということになりますと,今まで解体作業をしている現場については10月1日以降も操業ができるということでございました。お尋ねの○○○○(会社名)が経営している場所につきましては,9月末日までに申請をしようとしたんですが,結果的にいくつかの課題がありまして,県のほうで事前審査が通らなかったということがございますので,10月1日以降は解体作業はやっておりません。また,事前審査の際に現地を県の職員と市の職員も同行してつぶさに見まして,従来の解体場所の車を積み上げている高さが高い,あるいはすでに解体した車のガラスであるとか金属の部品が土壌に含まれている,さまざまな点を指摘しまして,改善を指示してまいりました。その指示に従って,○○○○(会社名)では車両の処分をしたり撤去をしたりして,現地を県の指示に従って整備をしていく,こういうことでございます。1月1日以降,その場所では解体をする意図は○○○○(会社名)ではございません。別な場所で新たに施設を作る予定でございます。そして,現在の場所は解体すべき車を保管する場所として県のほうに話をしているわけでございますが,近隣の住民からは県のほうに直接それは困ると話をしてあるということで,いずれ保管場所として設置基準を満たして整備をしたとしても,保管場所として許可するか否か,それは県において判断が下されるものと思います。また,移転先ですが,これについては現在農地転用の許可の手続中ですので,転用が許可されればという条件で移転ができるという見込みでございます。

農業委員会事務局長)ただいまの農地転用関係のお話がございましたけれども,この関係は農業委員会のほうに8月に申請がなされました。書類等の不備でまだ保留になっておりますけれど,その後,11月に再度審議されましたけれど,このような中で,地元の農業委員さんから厳しいご指摘をいただいております。先程農村整備課副課長からも災害について説明がありましたけれど,その災害を受けた地域に近接する場所です。その石岡台地土地改良区の排水路と接しておりまして,その排水路は最終的には正上内のほうまで排水路がつながっているのですけれど,その排水路の水を再度用水として使うという循環式をとっているという話でございました。万が一大雨などがございましてそこに当該物件の油等が流入した場合に農作物に与える被害を大変心配してございました。そういうことで,厳しい意見が今出ております。そして,あの場所には排水路等の維持管理の代表者の方がいるわけですけれど,農業委員会としては排水路を維持管理している人の同意書を取っていただきたいということで話もしているわけでありますが,土地改良区として同意するわけにはいかないというようなことがあるようでございます。私どもとしては,そこを原因としまして農作物に損害を与えた場合にはそれを補償しますという誓約書,あるいは同意書のほうを取ってくださいという話はしてございますけれど,そういう事が地元の意見としてございまして,なかなか判断に苦慮しているという状況でございますので,ご理解賜りたいと思います。

経済部長)私のほうからは,1つ目の常陸風土記の丘の案内板についてお答えします。予算の関係もございますが,早速風土記の丘の所長に案内板の設置をするように話をさせていただきたいと思います。次に3点目の龍神の森でございますが,今現在私どものほうで設計を出してございます。これまで私ども農政課のほうでは,この設計ができた段階で市民経済委員会に出来上がった内容を説明するつもりで以前に話をしております。このキャンプ場関係は,経済部で県の補助をいただいて作っております。ただし,キャンプ場は教育委員会の担当者と私どもの担当で相談をしながら設計のお願いをかけているところでございまして,これにつきましては先程お話しました通り設計が出来次第ご報告させていただきたいと思います。4点目の桟敷席の関係ですが,この運営につきましては観光協会にお願いしています。今年で2年目ですが,水戸信用金庫中央支店の敷地をお借りしまして桟敷席を設けさせていただいているという状況です。今年,去年ということで2年経過しましたが,席を増やしたらというお話がございました。非常に場所的な部分の問題。それと,桟敷席を利用していただく方々につきましてはご高齢の方,体の不自由な方と限定して利用していただいております。特に今年も県外から車椅子で桟敷席を利用していただき喜んでいただいたお客様がたくさんございます。そういうような体の不自由な方,そして,高齢の方ということで対処しておりまして,今話のありましたように座席の増設は場所的な部分など諸問題もございますので,この点につきましては観光協会に内容を相談していきたいと考えております。

小吹委員長)工業団地の協議会との懇談会と現地調査の2点については後で各委員の意見を聞くこととして,執行部で説明した内容で何かありますか。

前島委員)○○○○(会社名)の進捗状況については了解いたしました。地域住民の長年の要望,現地の問題もありますので,ぜひがんばって取り組んでいただきたいと思います。それから桟敷席の話ですが,私は今ある桟敷席を増やすという考えで言ったわけではないんです。別なところにという意味で言ったんです。こちらは身障者や高齢者を対象としたことで,最初ですからいろんな不安な部分もあった中で要請があってやってみたわけですが,評判がいいということなので,私が言っているのは別な場所に一般の人を対象とした桟敷席をということでお尋ねしたのですが。それで,場所が問題があると。例えばですよ,駅前の時計がある道路のところを通行止めできないんですよね。だから,これは費用がかかりますが,その上に下を車が通れるようにして大々的に大きな桟敷をつくって,500円とか1,000円をとるという桟敷席を作る。そこを山車と獅子がパレードで通るとか。そういうふうに何かやらないとお金も入らないし物も売れない。そういう桟敷を作れば市内の商店会の人たちがビールとか食べ物を売って買っていただくということもできるので。部長は観光協会に聞くような話をしていて,それはそれでいいですけれど,もう少し経済部で自分達で発案して自分達で稼ごうという姿勢も。観光協会に全部振ってしまうのではなくて,自分達が観光協会に申し入れるとかそういう立場で物事を考えないと,これから財政が厳しくなるんですから,従来みたいなやり方ではだめだと私は思います。自分達で職員の意見を吸い上げたり,いろんな方の意見を吸い上げてやろうとしなければだめですよね。自分達で考えて,どうしたらお客さんを呼べるかということもその観光協会に指導していかなければ。私はぜひそうやってもらいたいと思います。それから看板案内板については現在もついていると思うんですが,もっと増やさないと来る人が分かりにくい部分があるのかなと思います。どういう方法がいいか,看板も何百万もかかるようなものは必要ないと思うので,ぜひ案内板ももっとつけたほうがいいと思っています。

小吹委員長)暫時休憩します。

― 休憩 ―

小吹委員長)再開します。次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。当委員会において閉会中もなお継続して調査を行うため,委員会条例第36条の規定により,お手元に配布いたしました案文に示す事件・事由により閉会中の継続調査を申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ご異議なしと認めさよう決しました。以上で市民経済委員会を閉会いたします。


 閉会 午前11時20分





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