平成16年11月22日 総務企画委員会


案 件 (1)付託されている陳情の審査
陳情第9「性同一性障害を持つ人々に対しての証明書,申請書の不要な性別欄の撤廃を求める陳情書」
出席委員 磯部延久委員長,池田正文副委員長,吉田寛委員,村山裕委員,菱沼和幸委員
市執行部 総務部
 総務部長(関正雄),総務部副部長(信田志郎),総務課長(斎藤義博),総務課副課長(宮本秀男)
事務局 主任(田辺武弘)


 開会 午前11時00分


磯部委員長) ただ今から総務企画委員会を開会いたします。
 本日の議題は継続審査となっております陳情第9「性同一性障害をもつ人々に対しての証明書,申請書の不要な性別欄の撤廃を求める陳情書」についてであります。
 次に,本日説明員として出席した者は,お手元に配布しました出席者名簿のとおりであります。なお,本日前島委員より欠席の旨の通知がありましたのでご報告いたします。
 それでは,これより審査に入ります。まず始めに,前回の委員会で指摘がありました当市における申請書等の性別欄の現状について執行部より説明を求めます。

総務課長) それでは,性同一性障害を持つ人々に対しての証明書,申請書の不要な性別欄の撤廃を求める陳情書についてご説明申し上げます。今年の7月16日に性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律が施行されましたことによりまして,各地におきまして性別変更を求める申し出が数多く出ております。関心度は予想以上に高く,これからも性別変更の申し出は益々増えていくことが予想されます。また,県内各市の状況を見てみますと,印鑑登録証明書や図書館の利用カード,保育所の入所申し込みなど,前向きに様式から性別欄をなくす方向で検討が進められているところでありまして,水戸市におきましては,今年の4月から削除できる様式の性別欄が取り払われております。石岡市におきましてもこのような現状を踏まえまして,市例規集に記載されている例規だけにとどまらず,記載されていない申請書や届出書・証明書まで範囲を拡大しまして,市文書等における性別欄の調査を各課単位で実施いたしました。その結果につきましては,委員皆様にお配りしております調査集計表のとおりでございます。502件の文書の中で性別欄を削除することが可能であると判断した文書が161件でございます。削除できないと判断されたものが341件という結果になりました。削除できない理由につきましては,「@法律・政令・省令等の国の法令,県条例,規則等において性別の記載が定められている」という内容のものから,「Fその他」までの7段階に分けてございまして記載してございます。ご覧いただきたいと思います。これらの内容につきまして各課とヒアリングを行いながらさらなる削除の可能性について協議して参りたいと考えております。以上でございます。

磯部委員長) 以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。執行部に対する質疑を含め,ご意見等ございましたら挙手によりお願いをしたいと思います。
 暫時休憩いたします。

        ( 休 憩 )

磯部委員長) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 発言はございませんか。

菱沼委員) 菱沼でございます。私の方から2点お伺いしたいと思います。陳情第9ですが,茨城県内の他の市町村の現況はその後どのように。もう何回か委員会を開いておりますけれども,その後最終的な部分ではどのような現況になっているのか。また,削除可能な161ということでありますが,調整するとしていつから対応できるかどうかお伺いしたいと思います。

総務課長) 他市の状況ということで,一番身近な県内の市を参考に現在の状況を申し上げたいと思いますが,この近隣ですと土浦市・取手市・つくば市・龍ヶ崎市・牛久市の状況は,現在どこも実施したというところはございませんで,現在検討中というところと,あるいは集計中というところで,まだ具体的に実施したところは水戸市だけということになります。あと,先ほどの161項目でございますが,この部分につきましては現状の体制の中で削除が可能であるということと,あと341項目の中にも削除できるかできないか検討しなければならない項目も若干出てくると思います。そういったものにつきましては,今後検討していきたいと考えております。

磯部委員長) 他に発言はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) ないようですので,以上で質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。討論はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) ないようですので,以上で討論を終了いたします。
 これより採決に入ります。陳情第9「性同一性障害をもつ人々に対しての証明書,申請書の不要な性別欄の撤廃を求める陳情書」を採決いたします。
 お諮りいたします。本件は「採決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) ご異議なしと認めさよう決しました。
 この際お諮りいたします。本日審査いたしました陳情の審査報告・委員長報告につきましては,その作成・報告を委員長にご一任いただきたいと思います。これにご異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) ご異議なしと認めさよう決しました。
 次に,その他の件としまして執行部より発言を求められておりますのでこれを許します。

総務副課長) 2件ほど連絡と報告をさせていただきたいと思います。1件目は自主防災組織の結成についてでございます。これにつきましては,先の新潟県の中越地震,それから台風23号の水害での自主防災組織の活躍を見ていただければお分かりだと思いますが,当市においては現在10団体が組織されております。世帯数での組織率は平成16年4月1日現在で申し上げますと,6.4パーセントと大変低い状況となっております。そういうところをかんがみまして,平成16年9月1日に2つの自主防災組織が結成されました。1つが高浜区自主防災組織,ここについては486世帯421人で組織されております。もう1つは国分町15部自主防災組織であります。ここにつきましては110世帯319人が対象となっております。
 それから連絡事項でありますけれども先月の29日に予定しておりました選挙の啓発研修の件ですが,新潟県の中越地震の救援物資輸送の関係がありまして,日程調整が取れませんでしたので,あさって24日の1時30分からふれあいの里ひまわりの館で実施することといたしました。内容につきましては前回と同様でありまして,美野里町の市村さんから「私たちの選挙啓発活動」それから茨城県の選挙管理委員会の吉田様から「今回の参議院選挙区を振り返って」の講話をいただきまして,その後前回の選挙啓発でもお願いしました石岡市の自治会連合会,石岡ハーモニーネット,石岡市地域女性団体連絡協議会,青年会議所,NPO法人まちづくり市民会議,市の選挙管理委員会ということで全体で投票率のアップをはかるためということで討論を行うことになっております。委員の皆様にはぜひ日程調整のうえご参加くださるようお願いいたします。1時30分から30分ずつの講話がありまして,それで4時までには終了する予定でおります。

磯部委員長) その他の件でほかにございますか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)

磯部委員長) ないようですので,以上で総務企画委員会を閉会いたします。



 閉会 午後11時12分




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