平成16年5月12日 都市建設委員会


案 件 (1)付託された請願・陳情の審査
請願第2「東石岡地内市道の拡幅整備に関する請願書」
陳情第1「北府中一丁目地内の道路拡幅に関する陳情書」
(2)所管事務の調査
石岡駅周辺整備事業について
出席委員 徳増千尋委員長,海老澤通弘副委員長,金井一夫委員,鈴木行雄委員,山口晟委員,上野榮一委員
市執行部 建設部長(吉川安延),建設部副部長(本田久男),土木課長(羽成善信),木課副課長(管理担当)(大関敏文),都市計画課長(藤枝利明),6号バイパス推進・駅周辺整備室長(鈴木信充)
議会事務局 係長(武石誠)


 開会 午後1時30分


徳増委員長)ただ今から,都市建設委員会を開会いたします。本日の議題は,付託された陳情の審査として請願第2「東石岡地内市道の拡幅整備に関する請願書」,陳情第1「北府中一丁目地内の道路拡幅に関する陳情書」。及び,所管事務の調査として,石岡駅周辺整備事業についてであります。
 案件等の説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたのとおりであります。
 これより議事に入ります。はじめに請願第2「東石岡地内市道の拡幅整備に関する請願書」を議題といたします。本件については,先の定例会において「建設中の大規模店舗の影響などを更に調査する必要がある」との理由によって継続審査とした案件であります。しかし,ご承知のとおり,当該大規模店舗はいまだ建設中でございまして,車両交通にかかる影響を実地に調査する状況には至ってございません。このことを踏まえまして,委員から何かご意見がございましたら,挙手によりお願いしたいと思います。

金井委員)この請願について,今日一応現地だけは視た方がいいと思います。

徳増委員長)暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

徳増委員長)会議を再開いたします。ほかに何かございませんか。

上野委員)現在開発行為真っ最中の○○○○(店舗名)の工事が完了して,様子を見てから,それからでいいと思うんですが。推移を見ながら継続でよろしくお願いしたいと思うんですが。

徳増委員長)ほかにご発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,この際,お諮りいたします。本件については,さらに継続して調査することといたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,陳情第1「北府中一丁目地内の道路拡幅に関する陳情書」を議題といたします。本件は,先の定例会において「整備手法について,さらに検討すべきである」との判断により継続審査といたした案件であります。
 暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

徳増委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。本件について,何かご発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決を行います。本件は,起立により採決いたします。本件は,「採択すべきもの」と決することに賛成の諸君の起立を求めます。

― 起立採決 ―

徳増委員長)起立なしであります。よって,本件は「不採択とすべきもの」と決しました。 
 以上で付託された案件の審査は終了したわけでありますが,ただ今の審査に係る委員長報告につきましては,委員長にご一任願いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,所管事務の調査として,石岡駅周辺整備事業についてを議題といたします。
 本件については,執行部から現段階における計画概要の説明を求めます。

駅周辺整備室長)
石岡駅周辺の整備構想についてご説明させていただきます。本年4月より,企画課の方より都市計画課の方に,石岡駅周辺整備の構想策定ということで所管替えになってまいりまして,現在,整備構想の策定に入るための準備をしております。まず,企画課の方から提出されてます「駅周辺の一体整備に係る基本方針」というのがお手元の方にご配付になってると思いますけれども,これに基づきまして,私どもの方では整備構想を進めていきたいと考えております。何度か議会の方でも出てると思いますが,駅周辺に関する一つの計画といたしましては,平成4年に「石岡駅橋上化基本設計策定調査報告書」というのが出ておりまして,この中で,石岡駅を橋上化しまして,茨城県の中央の拠点であります石岡市,この個性と文化と快適さの駅づくりを基本コンセプトに,こういった橋上駅を造ったらどうでしょうかというような,調査の報告書が出ています。後に駅前通り商店街活性化研究事業報告書や,石岡市の都市計画マスタープランなどに,そういったものが位置づけられておりまして,また,中心市街地活性化プランの中でも,その基礎調査の報告などが平成 年に出されておりまして,中心市街地活性化プランの中で,新たに駅周辺軸の整備ということで,西友跡地,及び駅周辺の再開発,駅前広場及び駅舎等の整備という形で整備を進めたらどうかというような提案がなされておりまして,第4次の総合計画審議会が第4次石岡市総合計画の中でも,石岡駅前の整備ということで,駅の橋上化,周辺の再開発,駅前広場の再整備という形で計画に載っておりました。企画課の方でまとめたものなんですけれども,石岡駅周辺の整備対象ゾーンというものをこちらの方で分けておりまして,石岡駅前の広場,これを,それから石岡駅舎,それからステーション・パーク,人道跨線橋,西友の跡地,駅前商店街,こういったものを対象として,調査をやっていったらどうかということになっております。特にその中で参考等も書いてありますが,石岡駅舎については,「橋上駅化の必要性,駅東との連絡」等を考えると。そこに注意書き,「現駅舎のままも考えられる」として,現駅舎のままの形でも計画的には,研究の対象としてはいかがでしょうかということになっています。その中で,JR常磐線の石岡駅の乗車人員の推移というのが載っております。その中で,平成元年に,これは乗車ですので,降りた方は入っておりません。乗った人の数なんですけど,平成元年に7,839人で,平成4年には8,000人に届いておりますけれども,現在は平成13年度で6,833人,平成14年度の資料,新しいものでは6,695人ということになっております。これはJRの状況ですね。それに鹿島鉄道を加えますと,平成14年では7,936人と,平成13年度では7,828人という形になってます。1日の乗降客という形は,乗る人と降りる人ですけれども,だいたい倍になってるのは通例でございまして,大体現在ですと,2倍にしてみますと,平成14年度で1日の乗降客っていうのは1万4,000人ぐらいというふうに考えられております。ちなみに平成4年度の,駅周辺の橋上駅関係のところの計算をしているときの1日の乗降客というのは1万8,000人程度でございまして,1日あたり4,000人ぐらい減少してるという状況でございます。それを受けまして,また駅前通りの交通量の調査というのがこちらに出てまして,これでも平成14年と昭和54年では約4分の1ぐらいに1日当たりの交通人口の方が減ってると。そういったデータから考えてですね,平成4年の時期に見た,ピーク時で予測した駅舎,駅周辺の**というものを,そのまま新しい構想の中に取り入れるのではなくて,再度,正確な予測のもとに課題の方策を探っていくようにということで指示されております。整備対象ゾーンといたしましては,ステーション・パークが2,567平方メートルございますけれども,それから西口駅前広場が2,493平方メートル,約5,000平方メートルほどございますけれども,駅前広場というものがこれでいいのかどうか,というようなことも,平成4年当時の考え方ですと,駅舎を橋上化した場合に,ステーション・パークの上の公園の部分,これが広場として利用できるんじゃないかという形で,そこの部分も駅広というような形で,下のバス・バース等を含めて,そういうプラスした形で考えられていたのかなというような形になってます。それから人道跨線橋ですけれども,人道跨線橋は,幅員が5メートルほどです。階段の部分ですが,6メートルということで,階段広いですけど,上へ行くと5メートルと,若干狭くなっております。これは十分利用可能であろうという形なんですけども,ただ,オープン型の通路というのは,あまり流行りませんと言うか,雨風の影響を受けますので,こういったところを包み込むような形の計画などを考えてみたらどうかなというのがあります。それから,その下の方ですけれども,西友跡地などの場合の考え方などを企画課の方で整理しておりまして,西友さんの方では処分したいような意向もあって,そういった形で回す場合に,そこの部分を利用した再開発というのがどういうふうに可能かなということで。ただ,再開発関係の件と駅の橋上化の問題というのは,必ずしも一体的な問題じゃなくて,別の問題がどうもあるような形になっています。そのために,再開発の可能性と,駅の橋上化というのは,リンクはしてるんですけれども,考え方を整理して,今後計画を,構想を練っていかなければならないというふうに考えております。全体の流れでございますけれども,駅周辺の一体性に向けての手順ということで,企画課の方で出してきたのでは,駅周辺を構成する石岡駅前広場,石岡駅舎,ステーションパーク,人道跨線橋,西友跡地,駅前商店街の六つのゾーンを考えまして,そのゾーンごとに整備計画を立てていったらどうかと。その中で,特に,石岡駅の需要予測というものを,もっときっちりしましょうかと。少子高齢化社会,車社会の成熟化ということで,駅と駅周辺の利用ということが,必ずしも昔のようにバスで石岡駅へ来て,電車に乗って遠隔地へ行くというライフ・スタイルから,それが,直接車で来て,降りて,車で帰ってしまうというような形で,駅前の賑わいというのと,駅というものとはリンクしないような現状もありますので,そういうところも注意しながら,やっていかなければいけないと記されておりまして,基本的には,基礎調査を平成15年に実施して,平成16年から基本構想,平成17年に全体基本計画,平成18年から20年に個別実施計画というスケジュールで,企画課の方で言ってたんですけども,今回,基礎調査という部分が,実際には今回の委託調査の中で同時にやってくださいという面で,その基礎的な調査ということからも今回の**は利用させていただきたいというふうに考えております。構想のスケジュールでございますけれども,駅周辺整備構想の策定スケジュール案ということでお示ししたいと思いますが,ただ今,どのような形でやるかの仕様書,それから等を考えております。その中で,一つは委員会方式でやっていきたいと考えておりまして,委員会の事務局を私どもの方で行いまして,実務の方についてコンサルタントに委託を行いまして,行きたいと考えております。6月上旬頃には契約をして行きたいと考えておりまして,7月下旬に第1回の策定委員会を行いたいと。その中で,現状の把握,問題点と課題の整備等について協議をしていただくと。9月下旬ぐらいに第2回の策定委員会で,需要予測,駅周辺整備の基本方針というものを出してみたいと思います。その中で出てきた基本方針について,住民意向の把握ということで,意見を聴取したり説明にお伺いして,やらしていただきたいと思いまして,基本的な方向性について住民意向の把握を行っていきたいと。12月上旬に第3回の委員会をもちまして,今後の課題の整理,整備の推進方策についての最終的な委員会の審議をいただきまして,報告書を策定すると。その間に,作業部会をつくりまして,5回程度の作業部会の調整を行いたいと思っております。調査なんですけれども,全体のフローといたしましては,影響の調査,現況の踏査,****の整備や上位計画,それから駅周辺の地区の条件整備などを行いまして,それの課題の,駅周辺交通施設の整備課題,バリアフリーに対する整備課題,土地利用に対する課題などをいただきまして,整備方針の策定を決めます。その中で,どのような駅舎がいいのか,橋上駅化した場合に,どちら向きの,どういうふうな形のものがいいのかとかというものを研究いたしまして,それと同時にですね,その周辺整備の賑わいをどういうふうに,周辺を整備しまして駅周辺の賑わいをどういうふうにして取り戻すかというような方向性みたいなものを出してみたいと思っております。現在,駅周辺整備構想の策定委員会を要項等をつくりまして,実施に向けて考えているんですけれども,委員の方には,市議会関係者が何名か来ていただきまして,市民代表としまして,市民団体,女性団体,身障者福祉協議会等の代表の方,また都市計画審議会の**に出る方,それから市内部の関係者としまして,建設部,企画部,福祉部,経済部,市民部などの副部長さんを考えています。それから商工関係者としまして,商工会議所や地元の商店街,それから県関係としまして,都市整備課や都市計画課,鉄道事業者として,これは関東鉄道,またJR東日本水戸支社などをお願いしたいと。あと,これまでのとおり大学の先生などをお迎えしたいというふうに考えております。こういった形で委員会を作成したいと思っています。また,作業部会の方につきましては,企画関連の企画,財政,商工,市民活動,高齢福祉課,社会福祉課,建設部の方では都市計画課,土木課,建築課等の課長,副課長級でその作業部会の方を進めさせていただきたいと。取りまとめ等は,うちの建設部の副部長になっていただきまして,作業部会の方を進めさせていただきたいと思います。またそのほか,随時アドバイザーなどをお願いして,この作業部会の中に入っていただきまして,検討などをしてみたいというふうに考えております。以上,簡単ですけれども,駅周辺整備の概要です。それから資料の方ですけれども,近年に整備されました駅舎の事例というのが載っております。勝田駅,名取駅,出雲市駅,八戸駅,会津若松駅,伊万里駅。橋上化の駅,それからデザイン性に優れた駅,それから地域のランドマークみたいな形になれるような駅というような形で,幾つか参考事例が出ておりますので,よく見ていただきたいと思います。以上,簡単でございますけれども,これで説明を終わらせていただきます。
 
徳増委員長)以上で説明は終わりました。次に,ただ今の件について,なにかご意見等ございましたら,挙手によりお願いいたします。

金井委員)この部分ですが,以前に石岡駅の整備計画を平成になってからか昭和かどっちか,出したと思うんですね。それで,それに基づいてステーション・パークとか建設したと思うんですが,左側の広場を含んでね。その時の構想というのは残っているんですか。

駅周辺整備室長)今の委員さんのご質問の件は,昭和63年に駅周辺整備の構想という形で出されたものかなと思います。その中で,ステーション・パーク,それから駅の橋上化という形でなっております。その時に,ステーション・パークはやはり,橋上化した場合の広場というような形。ただ当時は,そこに東西を渡る道路の構想なんかちょっとありましたけども,平成4年に再度,石岡駅橋上化基本計画策定のときに,再度JRと詰めた調査もございまして。昭和63年のときはそこまで詰まった形じゃなくて,構想のような形でポンと出してありましたので,平成4年の基礎調査の中ではかなり突っ込んでJRとも協議されているようです。その中で,可能な範囲の***が出てきておりました。ただ,当時と現在とでは乗客数その他の形が変わっておりますので,駅舎の規模等について,大きさ等が当時のままで,かなり大きな数字になっております。というのは,1日の乗降客が,最大で3万2,000人,最低で1万4,000人ぐらいで見てたんです。それで,そのうちラッシュ時で1万8,000人と見て
まして,現在の数字からすると,2〜3割大きな数字になっておりますので。ただ,それは社会的条件と言うんですか,3万2,000人にするのには周りがどれだけ開発されたかとか,周辺の再開発が進んで,ということが前提になっておりましたので,その辺のいま,進み具合がちょっと遅いものですから,再度そのへんの細かい部分については,今回の構想の中で入れ込んで行かなければいけないのかなというふうなことです。以上です。

金井委員)今後の見通しはね,どっちにしても人口は少なくなっていくわけですので,そんなに金をかける必要はないと思うんだよね。まあ予算を認めてるんだからしょうがないんだけど,「コンサルタントに委託する」って,コンサルタントに委託して基本構想を作るだけの意味があるのかと,非常に疑問に思うんですが,あとは,だって企画もいるし,担当の計画を作るんだから,具体的に役所の内部で計画を立てたらいいんじゃないかと思うんですが,この基礎調査なんていうのはそんなに難しいことではないんじゃないかと思うんですが,どうなんですか,その辺は。

駅周辺整備室長)ひとつはJR関係の内部資料がございませんと,例えば今の乗降客なんですけども,うちの方の企画課が把握してますのは,乗車客だけしかないんです。降りるっていうのはないんです。そういうデータは,なかなか普段,統計なんかでももらってないんです。こういう調査のときに,どこかから,JRさんの方からもってくるのかも知れませんけども,実際にはどこかからとってくるんだと思うんですけれども。それから細かい駅舎内の計画になりますと,JRさんの細かい資料が必要になってきます。そういう場合,どうしてもJRさんと協議等していく,コンサルタントさんにお願いするような形が多くなってしまいます。それともう一つは再開発関係のところなんですけれども,そちらの関係については,実際に可能かどうかというようなところ。今までは商業施設等を主に考えていたんだと思うんですけれども,現在,土浦なんかでも○○○○(店舗名)が撤退するとかしないとかっていうふうな状況になってるということで,駅と駅前の商業施設の関係というんですか,そういったところまで見込んで,少し構想を練っていきたいなあと考えておりまして,できるものなら,私どもとしては委託でやっていきたいというふうに考えております。以上でございます。

金井委員)あのね,コンサルタント頼めば簡単に,任せとけばいいんだから結構だと思うんですが,駅の乗降客,片方しか捉えないなんていうのは,普通の人が考えれば,考えられないんだよね。だってJRのためになる駅舎を造るわけだから,昭和63年あるいは平成4年,その当時,JRがどの程度負担をするかどうかというのは変わってると思うんですが,そういうものはすぐに分かるわけですし,やっぱり,今までみんなコンサルタントに頼んで計画して,失敗してるんだよね。本当のこと言って。大体,コンサルタントと言ったって,普通東京の方の業者を頼むわけですが,全然地元のことを分からない人が来て,ただ計画を作ればいいということで,今までコンサルタントが基本方針というか,それが実現したものも中にはあるようですが,また,コンサルタントにやってもらって,果たしてこれが,コンサルタントの基本方針が,あるいは市の基本方針が全部出来上がるかどうか,非常に疑問だと言うかね。当時,いろんな駅も見てきましたよね。あるいは駅の中に何を作るかとか。美術品を展示する場所とかね,あるいは石岡にふさわしい屋根の格好にするんだとかね,奈良あたりの市とか駅とか見に行ったり何かして,議会でも行ったと思いますし,職員の方も行ったと思うんですが,実際はステーション・パークだけ造って,左側はすぐには出来ないんで,もう払い下げた上では何か計画を立てなければならないということで,あとで,どういうものにも使えるようにということで,あれ具体的な計画を出さないと払い下げにならないということで,駅舎に向かって左側の,いま公園みたいになってるところに,池を埋めちゃうとか埋めないとかなんていう話がありましたが,あれはそ
ういうことで,まあやっぱり,あれだけ造るにしても,幾らか金はかかったわけでございますが,計画を出して,やらないと払い下げにならないということで,払い下げたわけだよね。それでまたコンサルタントに頼んで基礎調査から始めるっていうのは,ちょっと私も,また基礎調査に金をかけるのかなと,こう思うんですが。

駅周辺整備室長)基本的には,調査の方は,前回の平成4年度の調査の中でかなり詳しい調査がされておりますので,その部分については,今の実態に合わせるということで,それほど大きな委託のものにはならないと思うんですけれども,ただ,再開発やその他のところですね,そういうところまで一体的に見ていくということで,どうしても必要かなと。また,今回,策定委員会の中で,議会の方,市民の方に出ていただきまして,なるべく皆さんで具体的に練り上げて行けるような形で努力していきたいと思っておりますので,よろしくお願いしたいと思います。

海老澤委員)いま,金井さんの質問で大体理解をするんですけども,当然,合併を見込んだ一体化の中で,所謂ひとつの共通の課題ということで,石岡駅周辺整備というようなことで,*******でしたか,計上されています。いよいよこれからスケジュールに沿ってやるということですけれども,これは前からね,金井さん言われるように,昭和63年,平成4年というように,一つの叩き台が出来てるんですね。それでまた今回,同じようなことになるわけですけども,駅の乗降客は片方しか発表してないというのも,だいたい常識的には,乗った人は帰ってくるし,帰った人はまた来るというようなことでね,倍になるのが普通で,そんなに乗降は詳しく調査しなくても,狂うのは3パーセントとか5パーセントぐらいだと,私は思ってます。それで,石岡駅の乗降客が少なくなったって言うのは,官公庁が少なくなったね,当然。それから,かなり電車で通勤した事業所がどんどん閉鎖をされたと。工業団地とかね,あの辺に,通勤者っていうのは大体車が8〜9割でね。そういう意味では官庁が撤退をしたり,人口の低下,あるいは中学校の先生とかに始まってね,どんどん利用客が減ってきてる。高校生の生徒数も減ってきてるというように,今はなかなか,当市を取り巻く状況の中でも,乗降客がどんどん増えるという予想は立てにくいということで,当然ながら,少子高齢化の時代に入った石岡市が,魅力を持って,2割も3割も伸びるという予想はないにしても,一つの駅の利用者っていうのは決まってる。問題は,先ほど経費の問題が出ましたけども,以前はどんどん比率が違いまして,半々だと。あるいは4対6だと。今はほとんど自治体負担で。考えてみればね,JRも民間ですよね。そういう意味では,自分のところの事業所をやってもらうのに,主体性,これまで見てると,特権っていうか,市内の***の人なんですけど,地元企業が****っていうのはもう,別会社をもってまして,非常に強気だというようなことで,自分のところでね,何割かでも経費負担をするならいいんだけど,今おそらく,今回,ちょっと**も言ってますけども,JR負担はほとんど無いと思います。そういう意味では,主体性が,石岡市が主体であっても,事業主体は石岡市でも,内容についてはほとんどJRの言うがままというような形で,今まで他の町村の*****なんですね。確かにエレベータとかエスカレータをつける場合に,幅だとか,いろいろそういう意味では,向こうのを参考にしなくちゃならない。敷地内のね,問題はあるにしても,私は前回,前々回に示された駅舎の構想,そのために先行投資でステーション・パークを造ったし,跨線橋も造ってあるんだよね。新しいから相当堅牢に出来てますし,また今回の駅舎のケースと合わせてね,***すれば,経費的にも安く済むだろうし。なるべくね,当市が考えて,これまでのものと合わせてね,やっていただくというのがいいんじゃないか。どうも,先ほど金井さんが言ったように,丸投げに近くなって,東京の業者が作って頼めば,それでいいわけだし,無責任なんだけども,私はやっぱり,石岡市の中でそれぞれ連絡とりながら調査をしてね,独自の構想もある程度必要なのかなと。それと,*******の説明の中では,そういう資料をね,どう進めたいんだということもありますけども,私はやっぱり市独自のものを,どんどんオリジナルのものをやっていかないとね,どこも同じようにね,同じような形の駅ができるということですから。少なくとも計画の中では,石岡駅の,二十何億の,構想の中でね,20億円とか28億円とか,ヴィジョンが示されておりますけどね,そのへんでは,当市独自のものをオリジナルに出していったほうがいいんじゃないかと。どうもその,******じゃなくて,そのへんのところも含めて,これから**していった方がいいんじゃないかと思います。経費についてね,ちょっとお伺いしたいと思います。経費はJRの方の負担っていうのは全然しない,全部当市が,駅再開発というような名目でやった場合には,駅の部分については以前はね,何パーセントか負担が来たということがあるんですが,最近はそういう傾向にないっていうことを聞いてるんですが,そのへんのところをちょっとお願いします。

駅周辺整備室長)先ほどの資料の中に,ちょっと,参考事例が出てるところで,少しやりまして,駅舎の方ですけれども,宮城県の名取市の名前があって,参考事例の中で若干出ておりますけれども,駅舎の部分が12億9,000万円ということで出ております。これのほとんどが市の負担というような形になっているようです。ただ,全然出ないというわけではなくて,負担割合を自治省と協議の中で寄附割合というので決めまして,その中の協議で決まっていくというような形になっております。細かい,申し訳ございませんけれども,それについては****でしたので,申し訳ございませんが,JRも一部負担するような形になります。ただ,基本構想や基本計画は自治体持ちという形になります。

徳増委員長)ほかにご発言はございませんか。

上野委員)石岡駅,橋上駅,そして***と周辺整備の部分で,これ重要なんですが,2ページ目の2行目にね,平成6年3月に商工会議所と駅前振興組合が共同で「駅前通り商店街活性化研究事業報告書」なるものがありますが,これは基本構想の中には取り入れるんじゃないかと思うんですけれども,私ずっと駅前周辺はね,前から親戚もあったし,今もそこで仕事してるんで,関心を持って見て,あるいは感想なんかを聞いたり,あるいは考え方,周辺の方に聞くんですが,委員の定数とか,委員の報酬,審議する土台でね,駅前の商店街の人を入れてもね,自分のことは自分で決めたんだよ。人のことはいくらでも言うんですよ。まず自分のところで建て替えやなにかしなきゃならない。うんと大幅にセットバックして建てるとか建て直すとか,あるいは壊してね,前面をずっと壊して,駅前の***とかそういうのがまったくない。自分でその考えなんか,人の家のことなんか言えない。人の家だからね。こういう方が,今回都市計画の策定,駅前周辺のね,マスタープランのもし委員になっても,何のメリットもないんで,もし人選をする場合は,良識ある人,あるいは犠牲的精神が発揮できる人。私は***だからみんなはどうだと,そういう人をよくよく選んでお願いしたいんです。また,あの人は肩書きがあるから,あの人ならいいと。何の足しにもならないですからね。これははっきりしてます。それからですね,人選をいま言ったんですが,あと橋上駅化だね。平成4年度ですから,石岡市にも橋上駅造るというので大規模なアンケート,A案,B案なるものだして,7億3,000円台,7億8,000万円台,二つ何か出ましたよね。アンケートの****でね。私も覚えてますけども,その当時はまあ大雑把なものでね。あの当時はまだバブルはじけたって言っても,余韻が残っていて,目が覚めない頃ですから。その頃でも大分貧弱だなあと思ってたんですが,**だから聞いて,乗降客も大分減ってると。これは***,どんどんあの当時***なんかも3倍にとかね。1回にね。これね,やっぱり橋上駅については,あの当時ね,東海村の駅。市議会の人と一緒に役場行ったり駅行ったり視察やってきたんですが,あの当時で東海村が約16億円ですね。端数は当然ありますがね。その中で,4億5,000万円ぐらいが寄附なんだそうです。例えば日立製作所とかそういう関連でね。駅を利用すると言うことで寄附で賄ってる。あとの11億だか12億だか,ちょっと,いま資料ないんでね。
そのぐらいは自分のところで,いろいろな形で資金を確保したわけですが,東海村の場合はうんと利用する事業者あるわけですが,企業,国の補助金もらってやってるような企業,つまり原研とか原電とかね,そういう所はもらえない。石岡の場合は,中小企業****でもOKのね,○○(企業名)とかあるはずなんで,やるときは,1億で2億でもね,○○(企業名)なんかは協力するかも知れない。やってみないと分からないけども。こういうことも大事だと私は思うんですが。東海村では4億何千万円かそれで調達したそうです。あと,そういうことのほかに,駅前のステーション・パークの向かって右側,都市計画課で管理する駐車場。あそこもね,いま30分無料だけども,それ以上は1時間200円ですよね。いま周辺では1日500円,600円。600円も駄目になってだんだん500円に直してる。それに負けじと,僅か50メートル100メートルも離れてない,あの天下の○○○(企業名)の○○○○(個人名)さんの所は350円。1日ですよ。それが石岡市は1時間200円。これは市民の間でも,いろいろと批評,苦情を言う人もいる。こういうこともあるんですが,私は橋上駅を作る場合,このステーション・パークと併せて,今の都市計画課が管理する駐車場,その脇の駐輪場ね。あそこは3層か4層ぐらいの立体式の駐車場は是非必要であると。継ぎ目,屋上にもできるわけですから,継ぎ目と***と,沢山利用者がいるはずです。それから金井さんの話が出ましたが,交番の裏にいま公園がありますが,あれを利用するのはお祭りの3日間だけ。あとは利用してるのは見たことありません。散歩する人もいません。休んでる人もいません。本当に遊休地というほかないんじゃないかなと思うんですが,これも併せて,**さんで持っているものと,いろいろ協議しながら,あそこにも私は,

(テープ反転)

片側で100台以上とめられます。120〜130台はとめられる。こういうことも検討,視野に入れてもらって。それから西友ですか。西友の周辺の整備ということで,所有者の方は,自分の***,債権者の方からやいのやいの,切羽詰まって責められているようですが,これも今のところは誰も手を出す人はおりませんが,いずれ市が買うんだなと言って,いつまでいつまで,あまりにも長く放置しておくと,いろいろ差し障りがあるので,なるべく早めに,市の方で事業計画あれば,押さえるというか,買収の方向でやった方が,私はいいと思います。ただし,それには前提条件として,所有者である○○(個人名)さんのあの物件も一体じゃないと,西友は買っても意味がないんでね。それが前提条件になりますが。それから何か月も前に,駅の,八間道路から裏側の西友の通りに抜けるね,あまり固有名詞ださないけども,あるビルがありますよね。土地が130坪ぐらい。3階,4階,3階半って言うかね。3階半っていうのもおかしいけど。そういう建物がありましたが,今後,民間の方が,今日******買って,所有権移転したんですが,その状況を見ると,やっぱり家賃のあがりが悪くて,営業**というか,運営上,いろいろ支障を来しているそうです。こういうこともありまして,比較的安価にね,市役所で自分のところで査定した評価以下で,私は買えると思うんですが。評価っていうのは固定資産の評価額ね。評価額以下で買えると思うんですが,これもあまり遅くならないうちに。あまり,5年10年っていったら,買った人も何か予定が狂っちゃって泣いてるみたいな状態らしいんですが。あの周辺も沢山買えるはずなんで。それから交番の方から見ると,角の1軒,ビルがそっくり1階から4階まで空いてます。まだあともう1軒あるんですが。こういうビルについても何らかの考え,示さなきゃならないと思うんですね。それから駅前に,駅周辺っていうかね,中心市街地でもいいですが,の中で,小出しにいろんな活性化事業の一環として,補助出したり助成金出したり,いろんな方法とってるんだけども,どんなことやっても衰退はとめることが出来ないと。どんどん衰退の一途を辿る。これ,どうやったらうまくいくのかなと,いうことなんですが,いずれにしても小出しでは駄目だと。先ほどもちょっと話が出ましたが,土浦の○○○○(店舗名),ああいう再開発ででっかいの作って,その中へ入れた。あれは大失敗で,儲かったのはゼネコンでね。○○○○(店舗名)はいま現在,○○○○(企業名)と同じ。所有者も交渉して,大体仮契約というか,取り交わして,つくば学園に移すそうです。その考え方,私聞いたの。当事者ですから,その。持ち主から私聞いたんですから。いま現在の下妻市では,○○○○(店舗名)にもそういう方式で貸してます。例えば**ね。その会社の社長,今日も会うんですけど,学園に出来れば,土浦の駅前は,両方は併存できないと。閉めるほかない。土浦市もみんな学園に買いに行っちゃうんですよね。**も早いそうで,どんどん土浦もああいう状態になっているんで,もし石岡の駅前に西友に代わる何か,核になる事業所を誘致したい,活性化させたいっていう場合は,今のあの西友の敷地,あるいは○○(個人名)さんが持ってる敷地,あれを合わせて,合わせた面積のそれこそ5〜6倍,それ以上のものを作らないと,何をやっても駄目ですと。時代が,車の流れが変わっちゃう。土浦の駅前も,でかいデパート作ってはみたものの,女性の方が買い物に来るのに非常に買いづらいって言うんです。入りづらいから,みんな車で行くから,だから学園の方に行っちゃうんですよね。だからそういうこともいろいろ考慮して,駅前で何とか活性化事業やろうというときは,駅周辺でね,よくよく考えないと,いろんなことが,コンサルタント会社に頼んだってって先ほども出ましたが,東京の方の会社は実態が分からない。コンサルタントの作った報告書見てみると,半分以上,みんな今までの計画の焼き直しなんだよね。ほとんど,実態的に,この街のどこが原因なんだ,どこがどうでこうなったのかっていうことが何も書いてない。カンフル剤が何もないんですよ。だから,私はもう小出しのことは幾らやっても駄目だと。やるならばもう,抜本的な,というかもう,大改革をやるぐらいの強いリーダーシップをとってもらってやらないと。それで民間の方をいくら呼んでも,ああでもないこうでもない,まとまらない。だから犠牲的精神発揮できるような,地元の商店街の人を入れないと。まあ誰でも構わないですが。肩書きは誰でもいいけども。それからもう一つ最後に。もう一点。駅周辺がどうも道路がね,大通り以外は,横道がみんな,車がろくすっぽ通らないようなところがあります。交互交通,お互いすれ違うのに,道路がすれ違えないような道路が沢山あるんですが,これも,車が来やすい状態にしないと。大通りだけに頼っていては駄目だし,ちょっと**すれば何とかなるというところあります。それから,いま○○○○(企業名)がありますが,元消防署があった所ですね。あれ建て直したの,確か昭和50年代の後半だったと思うんですが,私は。その頃にはとっくに新しい都市計画法が施行されていて,もう10年以上経ってるわけだから,あれも,都市計画道路として金丸富田線というものがありながら,将来,あそこを拡幅するという計画がありながらですよ,建物を向かって右側,道路目一杯に建築許可おろしてる。ああいうときは,やっぱり「こっちはそういう計画あるから,こっちへ建ててくれ」と。向かって左側にね。道路にかからないように。ということを何で指導できなかったのかなと。いま言ってもどうしようもないですが。そういうことが今後もあってはならないんで,都市計画道路にかかるような,将来必ず,やるという時期が来たときに,支障を来さないようにしていただきたい。それが証拠に,中町の元のコーキの前の,丁子屋さんの脇へ抜ける道路のところ,所有権移転してしまって,宮下町から上がってくる県道・石岡筑波線ですか,私は知ってますが,ある所である人たちが間に介在して,買収したと。面積は157坪ですが,ここにも何か施設を作るんだと言ってるそうですが,これも安易に,建築確認申請が出た場合,石岡市の窓口に来るとは限りませんからね,今は。簡素化されてますから,建築士協会を通じてやる場合は,石岡が分からないときあるんです。あとから分かってもね。直接許可がおりちゃう場合は分からないんで,よくよく県の方の担当者と打ち合わせしておかないと建物建っちゃうから,今度は後手後手にならないように一つお願いしたいと思います。まだまだ意見もいっぱいあるんですが,長くなっちゃうんで,何か私の言ったことで,お答えいただけることがあればお願いしたいと思います。

建設部長)いろいろご意見を賜りまして,ありがとうございます。委員さん仰るとおり,金井委員さん,海老澤委員さん,上野委員さんからご指摘があったとおりでございまして,何回かの調査が進んでおるわけでございます。それら等を生かしながら,また出来るだけ,自前と申しますか,自分たち,あるいは市民の力で構想を,基本的な考え方を示して,駅舎,石岡市の窓口,玄関口として相応しいものを造って参りたいと。ただやはり,ある程度の専門知識,あるいは建築確認等々,あるいは鉄道,軌道等の関係,あるいは駐車場造る場合もそうですが,そういったある一定の専門的知識も,ある程度私どもも参考にしなければ,なかなか決まったものを造っていくというのは難しい面もありますので,そのへんについては肝に銘じまして,できるだけ私どもの自前の考え方を,議員さん共々,議員さんが委嘱されれば,そこで考えてまいりますので,そのへんについてはよろしくお願いいたします。それから,後手後手と回っております道路でございますが,それぞれ,駅の橋上化,駅前周辺整備計画の中で,やはり,その道路等についても若干触れて,あるいは資料など触れていかなければならないと思いますので,その中で整備等を図っていく必要が出てくるのではないかというふうに考えております。そういうことで,後手後手にならないように,出来るだけ整備に当たって,調査に当たっていきたいと思います。それから,議員さんの中からも何名かの議員さんをお願いすることになるわけでございますけれども,都市建設委員会の方が主体になるかと思いますが,まだ議長にはお話ししておりませんが,お願いする形になりますので,その方々とも十分協議しながら,あるいは定期的に都市建設委員会に報告しながら進めて参りたいと。ただ期間がございませんので,短期間で実現可能なものを整備していきたいと思いますので,御協力いただければ幸いかと思います。よろしくお願いいたします。

金井委員)いろいろご説明いただいてるんですが,コンサルタントにやってもらうということで,これはやむを得ないのかも分かりませんが,一番基本は,コンサルタントに調査を委託する,基本構想つくるのにね,執行部がね,どういう駅を造ろうとするのか。これをまずね,基本的なことを決めてからでないとね,駅周辺の整備って言っても,向こうもコンサルタントですから,向こうの考えで推してくるんでしょうが,例えばね,駅前広場と駅舎とステーション・パークと人道跨線橋,西友跡地と駅前商店街という対象ゾーンに分かれてますが,一体ね,石岡駅を東と西,どっちを玄関口にするのか。まずこれを決めなくちゃ駄目ですよ。これ前回までのように,西側を表玄関にするような内容でやってるわけですから。一回いまのね,乗降客,どっちから電車に乗る人が多いのか。このへんを市が調べなくちゃ駄目ですよ。歩いてくる人,自転車で来る人,車で来る人。どっちからの乗降客が多いのか。それで東側は駅前広場が出来てるわけでしょうよ。執行部,特に市長はね,どっちを対象にどういうふうに考えるのか。それがなければね,こんな構想なんかできないと思うんですよね,私は。それによって全然,駅の基本構想,最終的な,具体的な計画が変わっていくわけですから。例えば今の西口でね,自家用車で送ってくる人,あるいは迎えが来て乗る人,公共交通機関のタクシー,バスはみんな西口でしょうよ。果たしてそれがいいのかどうか。そういうことをまず検討しなくちゃならないでしょうよ。そうすると,例えば東側をメインにした場合には,駅前広場にするという,あのステーション・パークの2階ね,これはどうなんだとか,そういうこともあるわけですよ。その辺の基本的な考えを,やっぱり執行部がコンサルタントと別に調査して,考え方を決めないと私は駄目なんじゃないかと,こう思う。例えば西友跡地ね。西口を中心にすれば,西友跡地なんかもう,私はあまり関係ないと思うんですよね。東口に,代わるものを造れば,誘致すればいいんですから。やっぱりそういうことを,基本的に,執行部は問題を考えて,基本的な考えを決めて,それでコンサルタントの調査と合わせて,やっぱりやる必要があるんじゃないかと思うんですね。東側はね,今の駅東の区画整理でメイン道路がなかなか通過しないですが,これが今度,強制収用まで視野に入れてやるんだという執行部の考え方があるわけですよ。じゃあ,あそこにメイン道路が出来た場合に,一体どっちが駅の一番のメインになるのかを考えてみて,あるいは乗降客を調査して,市民の皆さんがどっちを中心に駅を造るのかと。当然,橋上駅ですからどっちからも乗れるでしょうよ。それで考える必要があると思うんですよね。もう,石岡駅の問題はそういう時期に来てますよ。当然,今までの中心商店街では,もちろん猛反対するでしょうよ。恐らくね。しかし,ほとんどの商店が駄目なんでしょうよ,シャッター閉めてね。そのへんを考える必要はあると思うんですよ。でないとね,整備計画もうまくいかない,絵に描いた餅に終わってしまうと,こう私は思うわけです。例えば東側をメインにした場合,今の市営駐車場,あれだけの面積をどう駅の整備に生かすかということが出てくるでしょうよ。市営駐車場がいらないということになれば,あれだけの面積を駅周辺の整備に生かせるわけですから。やっぱりそういうことを執行部はきちんと激論を交わしてね,基本的な考え方を詰めて,それで駅をやるならば,それに向かってやると。この前,*****とか,いろいろやられてました。「水戸駅ほど,とんでもない駅前はない」と学者が言ってるでしょうよ。「あんな駅前を造るのはとんでもない」と。全国で,世界的にも悪い例だと。そう言われたでしょうよ。いまね,例えば人によればね,今はつまらない駅に見えるけども,あの駅が将来,一番いいという時期にもなるわけですから。あとは便宜性を作ればいいわけですから。私はそうなんだよね。今の駅舎で十分だと言う人もいるわけですよ。だからやっぱりそのへんは,執行部の考え方をきちんと決めて,やっぱりそのへんの基本的な方向を決めていく必要があると,こういう意見を申しあげておきます。

海老澤委員)私も言いっぱなしですけども,一番いま問題になってるのは,石岡も然り,高浜も然り,これはもうどこでも「然り」なんですが,朝夕のバスに代わる,バス・自転車に代わる自家用送迎,学生さんをはじめ,勤労者,この送迎の数はものすごく増えてます。残念ながら,私の方は減少してるわけですけれども,同じくバスの方にも言えると。それで,石岡のステーション・パーク。皆さんもすでにご承知だと思うんですが,夜6時から9時頃までの電車の着く時間には,しょっちゅうバスとトラブルを起こしてます。で,あそこの利用者。「バスはあるけど,われわれは市民で税金を払ってる」と。「それで何であそこへ,われわれは入れないんだ」と。一番多いとき,大体夜6時半から7時頃の送迎の時には,少なくとも10台や15台,多いときは30台。常時,来てます。高浜も同じです。この間,友部駅前もパニックのようで,同じように,そういう意味では,今までの既存の考えから,大きく逸脱してると。これは自家用車の送迎スペース。これを確保していかないと,これからの駅前の再開発では重要な部分なのかなと。これはイギリスみたいにね,みんな途中まで来て,途中からバスで来てということじゃなくて,現在の石岡の姿に当てはめてみると,自家用車のスペース,送迎用スペース,これが非常に,駐車場は別ですよ,携帯電話の時代ですから。例えば6時半の急行に乗ったと。そうすると,6時半ぴったりにお父さんとか,息子さんとか,家族の人が迎えに来てる。その台数は物凄いですよ。しょっちゅう,私は駅前に関係してますので,バスの運転手と自家用の運転手が喧嘩をやったり。バスはわがままにね,ここは俺のところのスペースだと怒鳴ってる。するとドアを開け閉めしてる人たちが喧嘩やってる。そういうのがしょっちゅう増えてるし,また,入れない車は,ずっと花壇の脇の所に,いわゆる路上に5台,10台,場合によっては市営の駐車場の方まで,ロッテリアの前からタクシーの送迎の場所まで入ってきてる。そういう状況が続いてますのでね,もし,その駅前の中での構想の中では見落としがちな問題なので,その辺のところを十分に考慮してやっていただきたいと思います。以上です。

上野委員)さっき,一言付け加えるのを忘れちゃったんですが,平成4年,5年当時,石岡に特急,スーパーひたちを何でもかんでも停めたいということで,朝9時ぐらいと夕方4時ぐらいか,特別に石岡にやってもらったんですね,あそこね。その頃の○○(個人名)さんっていう駅長さん。よく頻繁に市役所へ来て,いろいろJR,まだあの頃は国鉄から離れて間もない頃だけど,JRだからいろんな資料,情報を市の方へ提供したんですよね。そういう形。いろいろね,******みたいなこともあったみたいだけども,いろんな便宜を図ってもらう,っていうのは,いろんな情報を新たに入れてね,市の方で少しでも事業展開に有利になるようなときには,いっぱいためになると思うんで,JRになっても,公式協議じゃなくてね,JRと行ったり来たりして,いろんな情報を貰ったりなんかして,協力してもらうところは協力してもらうとか,そういう体制も大事だなと。まあ,あの当時はJRは1割しか負担しないんだと。関鉄はゼロということでしたが,それがどうなのかね。そういうことも含めて,いろいろ**体制とった方がいいと思うんですが。以上です。

駅周辺整備室長)いま各委員さんからご意見をいただきまして,今後,委員会にかける前には,うちの方でも十分協議させていただきたいと思いますし,また,委員会の中で,忌憚のないご意見を聞かせていただくような形で,また進めさせていただきたいと思いますので,ひとつよろしくお願いしたいと思います。

徳増委員長)ほかにご発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,この際,お諮りいたします。ただいま議題となっております駅周辺整備事業については,今後の当委員会の調査活動に資するため,管外調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認めます。なお,調査実施都市,実施期日等につきましては,正副委員長協議の上で決定いたし,委員長において,委員会条例第第32条に基づく委員派遣承認要求を行いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。さらにお諮りいたします。本調査の充実を期するため,執行部職員の派遣を求めることといたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。なお,ただいま決定いたしました管外調査に係る諸事項につきましては,後日,改めてご連絡申しあげます。その他,何かございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で本日の都市建設委員会を閉会いたします。


 閉会 午後3時10分




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