平成16年5月21日 都市建設委員会


案 件 (1)合併特例債に係る道路整備について
出席委員 徳増千尋委員長,海老澤通弘副委員長,金井一夫委員,鈴木行雄委員,山口晟委員,上野榮一委員
市執行部 建設部長(吉川安延),建設部副部長(本田久男),土木課長(羽成善信)
議会事務局 係長(武石誠)


 開会 午後2時00分


徳増委員長)ただ今から,都市建設委員会を開会いたします。本日の議題は,所管事務の調査として
「合併特例債に係る道路整備について」であります。案件等の説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたのとおりであります。
 これより議事に入ります。
それでは,合併特例債に係る道路整備について,執行部から説明を求めます。

土木課長)私の方から,ちょっと説明いたします。合併に関する特例債,それから県による合併支援事業,2種類で道路のことについて考えております。県による合併支援事業としては10億円程度が県道について行われるということと聞かされております。それから,合併特例債による事業ということで,起債で合併特例債を行い,それについては起債率が95パーセントなわけですけれど,それを後々交付税措置すると。66.5パーセントの交付税措置ですね。それで市町村負担については…,失礼しました。今までの起債ではなくて,起債が66.5パーセントについて交付税措置されると。それで市町村負担が33.5パーセントなんですが,それについて県補助がその7割を負担するというふうなことで,道路の合併特例債による事業を考えているというのが,県で示しております。それで,この路線については,じゃあすべてやるのかということでございますが,各市町村で合併による道路づくりを,要望あるいは特例債を使ってやりたいという候補であります。1番から15番まであるわけなんですが,今のところ候補ということで,なかなか,これを,という部分が示されないのが申し訳ないんですけども,候補という形になっております。これ,事業名としては整備,とかバイパスというふうになっていますけれど,この整備,あるいはバイパスというのは,狭あい道路のところを整備するようなものもありますし,整備というような言い方をしてもバイパス的なものもあるようなので,各市町村の出し方が統一されてないだけではないかと思います。一部にはそれで,美野里あたりには都市計画道路というものもございますし,5番目は恋瀬川の河川改修ですか。それから,7番目については,これ千代田町に跨っておりますけれど,昔からの筑波線のバイパスになります。そのほか,石岡では11番から北の谷橋前後の狭あい部分の改修,それから荒金跨線橋の4車線化。それから石岡田伏線のバイパス,それから玉里に向かう355号線のバイパスを要望しているところでございます。以上です。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。次に,ただ今の説明に対し,ご質疑等ございましたら,挙手によりお願いをいたします。

上野委員)14番,村上六軒線,現在終点のところですね,あの東大橋の道路。あそこから,途中これ赤い線で抜けてますけども,小川まで繋いで。シバソク裏へ降りる予定だったところは,どんな話で調整がついてるのか。国道355号玉里バイパス。路線が変わるのか変わらないのか。そこだけ線がついてないので。色はついてるけども。

土木課長)私から言うのも何なんですが,実際14番は,都市計画決定されてるのが,こういうふうに長く伸びておりません。それで,長く伸びたこのルート自体も,県ではまだ都市計画決定されたものでもありませんし,現在のこの,355号にすりつけてありますけども,こういう,実際には路線が決定していない部分でございます。私どもでは前々から,この新しい路線を早く決定してくれということで,都市計画課から県の方に要望している次第であります。ですからこれは,本当に決定していないルートなので。そういうルートでございます。

上野委員)聞くところによると玉里村からで役場側,真っ直ぐ延伸させて小川の方へ延ばすと,今ある355号の沿線沿いが寂しくなっちゃうと。だから,シバソク,海洋センターがある近く。あそこへ抜けるように,これこういうふうになってますよね。玉里の側ではどんなふうな希望ですか。

建設部長)確かにそういう,上野委員が仰ったような形で玉里の方では考えているようでございます。バイパス,特にこの14番で示された部分につきましては高規格道路という指定も受けておりますので,そうなると,地域と懸け離れた車両専用道路となるので,地域にはあまり,商店が貼りつくとか,そういった地域が利用する道路とはちょっと違うんじゃないかというような形で,玉里では,事務当局の方ではそういうふうな考えをしているようでございますが,私,石岡市としては是非ともこの路線を整備し,バイパスと接続させまして,若干図面とは違うようでございますが,小川駅の方へ伸びるようでございますが,そういう形での整備を県も強く,これは第一として県はやりたいんだというようなことを話しております。そういった玉里の要望も,本当は,これは書いてはないんですが,バイパスに沿ってですね,玉里の方からはバイパスに沿って,石岡の13番の最後,15番の頭のところから8番ですね,上の美野里の方の8番へ繋ぐバイパスを,外に回したような形のものが要望として挙がってますが,それは意味がないと,県の方で消したわけでございます。それは,県は補助金はその路線には出すつもりはないというようなことで,一応,355号バイパスが,県の方では補助をつけてやる以上は,それを県としては第一として推したいんだというような話を,今のところそういう形でお伺いしてます。ただ。これは決定ではございませんので,合併協議会の中でどういう形になっていくかはまだ分かりませんが,一応そういう,現在のところ状況でございます。それとですね,補足しまして,11,12,13,14につきましては,石岡市で強く合併特例債での整備を望んでおる個所でございます。そのほかは,美野里あるいは八郷あるいは玉里から要望が出ている部分でございます。そのうち何本かが特例債,県補助を含んだ特例債の道路整備に選ばれるというような形になってくるものと思っております。ただし,額が決められておりますので,その枠の範囲内で,そんなには本数が,こんなに挙げてる本数ができるとは思えません。ただ,10億円の支援事業が別にございますので,そこに入れなかったのが,その支援事業で整備していく。あるいは新市誕生後,国庫補助あるいは県補助で整備していくというような手法も残されておりますので,そういうものを整備していきたいというふうに考えております。なおですね,申し遅れましたが,14番を県が特例債でやるということになれば,県は責任を持って,荒金跨線橋を県補助で,県事業としてやる,ということまで仰ってくださってます。いま2車線ですが,4車線化するということです。

山口委員)これとはまた別なんですが,私がいつも言ってる所橋からこっち,川の方へもってくるっていうのは,まだできないんですか,これ。別の話だけど。

徳増委員長)今日の質問は,これに対してお願いしたいんです。これは特例債のだから。

金井委員)建設部長の説明は,4市町村でやりたいという道路なんだということですが,合併協議会の事務局で新市建設計画の摺り合わせやってると思うんですが,それとこれは,事業個所の関係は,この中から選ぶと言うことなの。どういうことなの,これ。

建設部長)はい。基本的にはそういう形をとっていくのかなというようなことでは思っておりますが,これはやはり,特例債の中に県補助が,かなりの,33.5パーセントのうちの7割を県が補助するということになってますので,県としては,県が説明会をもう3回ぐらい,私どもも県の方へお伺いして事情を聞いておりますので,公式には2回から3回説明会をやってるんですが,その中で,県として,幹線道路として,この地域の整備をしなくちゃならない道路については,4〜5本考えているようでございます。それはすべて,この中に入っております。詳しく申しあげれば,県ではやりたい事業として挙げておりますのが,14番,13番,9番,3番の県道から県道に入る部分ですね。この伸びてる部分は別にしまして。そのくらいを考えているようでございます。それを足し合わせますと,13番で概算として約30億円,14番が40億円ぐらい行くんではないかというふうに考えております。それから9番,3番の県道から県道の部分を取り入れれば,大体,合併特例債で道路建設計画の中に入れる予算としては,それぐらいで精一杯ではなかろうかなという感触はもっております。いくらからいくらぐらい割り当て,県道の建設に割り当てられるのか,まだ未定ではございますが,大体そのぐらいかかってしまうと。石岡が要望している2本だけでも70億円はかかるということになります。

金井委員)すると,今ので14番と13番,40億円と30億円と。9番,3番の県道からというのは,どこを指すのか。書いてある下の赤線だと思うんです。3番の。それで,14番の40億円というのは,用地買収費から工事費まで入れて総額で40億円という計算なのかどうか。

建設部長)そういうことです。すべて,用地買収から建設工事まで含めて,概算で40億円というような。まだ,はっきりした数字を概算で算出したわけではございませんが,大体そのぐらいかかるだろうという感触を持っております。延長から見ますとですね。それと,県ではさきほど土木課長から説明がありましたように,都市計画決定してないわけですね。手法として,用地買収を先行して進めていき,その進捗に合わせて,都市計画決定も手続をしていくという方法もあるんだよというような話も,具体的にはなされているようでございます。それから,県道から県道,上の3番ですが,失礼しました。西小塙線から国道355号までです。ちょっと位置が,県がいってるものと美野里・八郷で言ってる部分がちょっと延長が,県はもっと下の方へ真っ直ぐ直線で延ばしたいというような意向らしいんですが,ちょうど石岡の「石」のある部分に,真っ直ぐ直線でぶつけたいというような意向も持っているようでございます。そこの部分です。

金井委員)この9番っていうのは,常磐高速からなのかな,これ。

建設部長)各町村の要望は,私どもの方で聞いてはいないんですが,そのようだと思います。高速エリアから,直接そういう道路を整備して,ICインターですね。失礼しました。一部すでに完成しております。現在やってる県道です。都市計画は羽鳥張星線っていうところですね。

金井委員)15番っていうのはこれ,どこなの。城南中学校から高浜の台地を通るんですかね。それで玉里を現道ではなく回るような感じですが。

建設部長)13番の高浜台から出てきます都市計画道路をここから延長しまして,現在の紅葉石岡線のバイパス的なものを整備していきたいんだというような,これは前から玉里の方ではそういう構想があったようでございます。

徳増委員長)暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

徳増委員長)会議を再開いたします。ほかにご発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で本日の都市建設委員会を閉会いたします。


 閉会 午後2時40分




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