平成16年7月26日 都市建設委員会


案 件 (1)付託された請願の審査
請願第2「東石岡地内市道の拡幅整備に関する請願書」
(2)所管事務の調査
市道0113号線(東大橋地内)の整備ついて
出席委員 徳増千尋委員長,海老澤通弘副委員長,金井一夫委員,鈴木行雄委員,山口晟委員,上野榮一委員
市執行部 建設部長(吉川安延),建設部副部長(本田久男),土木課長(羽成善信),木課副課長(管理担当)(大関敏文)
議会事務局 係長(武石誠)


 開会 午前11時17分


徳増委員長)ただ今から,都市建設委員会を開会いたします。本日の議題は,付託された請願の審査として請願第2「東石岡地内市道の拡幅整備に関する請願書」,及び,所管事務の調査として,市道0113号線(東大橋地内)の整備についてであります。
 案件等の説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたとおりであります。
 これより議事に入ります。
はじめに請願第2「東石岡地内市道の拡幅整備に関する請願書」を議題といたします。
 本件については,先の定例会において「建設中の大規模店舗が請願の市道に及ぼす車両通行上の影響等を更に調査する必要がある」との理由によって継続審査とした案件であります。
 この大規模店舗につきましては,今月上旬に開店をいたしまして,すでに半月ほどが経過したわけでございますけれども,執行部から車両通行上の影響について報告をお願いいたします。

土木課長)私の方からご報告申しあげます。○○○(店舗名)さんは7月9日にオープンしております。オープン当時は特段,セール期間中ということで大分お店の方にお客の出入りがあったようです。それで,いま現在は通常の状態というか,セールは行っていないようです。私の方では,7月20日に交通量の調査を行っております。資料は,「トラック・乗用車・軽自動車」それから「バイク・自転車」,それから「歩行者」になっておりますが,一番注目したいのは「トラック・乗用車・軽自動車」の分であると思っております。それで,左側に,「時間」の下に,調査の内容なんですが,9時から17時まで行っているわけなんですが,一番上が,国道から市道に入って,6号国道から市道に入ってその市道を直進すると。○○○(店舗名)に入らないで直進するというものです。それから2番目。これは国道から市道に入ってヤマダ電機の駐車場に入るというものです。これが新たに。国道から市道に入って直進というのが従来の使われ方ということです。それから変わったというのは,国道から市道に入ってヤマダ電機の駐車場に入る車。この台数が9時から17時までで412台ということになっています。それから次が,3番目ですが,市道から国道へ直進すると。これちょっと書きづらいんですけど,産業道路の方から一方通行の道を来まして,線路を渡りまして国道へ出ると。○○○(店舗名)へ入らないで国道に出るというものです。次が4番目。これがやはり産業道路の方から一方通行の道を来まして,○○○(店舗名)の駐車場へ入るという件数です。それから5番がですけれど,これは○○○(店舗名)の駐車場から市道を右折して,それで一方通行へ突き当たりますので,それを355号線に向かうと。それから6番目が○○○(店舗名)から左折して直接国道に出ると。ここに載っていないのは,○○○(店舗名)に入った数字が412台ということですけれども,差し引きするとおかしいのかなというのは,○○○(店舗名)が直接整備した国道への出入り口を利用して国道へ出ている車が一番数が多いということです。注目してほしいのが,従来ですと一番の国道から市道を直進する車,それから3番目の市道から国道へ直進する車,これが従来の流れ,台数と。○○○(店舗名)に関係ない流れとしていいと思うんですが,5番目の○○○(店舗名)から右折して市道の狭い方を行って355号線に出ると。ここが増えているのかなと,そういう話になってくると思います。交通量調査については,こういった内容でございます。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。次に質疑を行います。質疑は挙手によりお願いいたします。

鈴木委員)いま執行部の方から説明を受けた中で,従前ですと28台と20台。これが従来の車の出入りだと。そこへ○○○(店舗名)が出来たために,○○○(店舗名)を出て一般道路を通って355号線に抜ける車がかなり多くなってきていると。そのためにこの請願の趣旨を理解すべきかというようなことかと思うんですが,ここの狭い道路については,地権者は,これまで調べた中で何件ぐらいあったんでしたか。それをちょっとお伺いしたいんですが。

土木課長)
地権者の数については,まだ調査はしておりません。申し訳ございません。

鈴木委員)まだ調査はしていないということなんですが,あの距離,かなりの距離があるわけですが,例えばこの請願の趣旨に沿ってやるといった場合に,あそこの狭あい道路についてはかなりの金額がかかると思います。それともう一つは,金額ばかりではございませんで,まず地権者の同意が得られるか得られないのか。その辺が第一番になってくるんじゃないかなと。これからの道路の拡幅については,現在の6号バイパスの進捗状況などを見ても分かるように,地権者の一人でも二人でも同意が得られないということになりますと,この工事は,例え執行部として進めようとしても出来ない部分がございます。そういったことも含めて,請願もしくは陳情等がなされる,道路建設を主とする場合には,事前に,買収が可能であるとか,ないとかという部分を,地元の請願者等には十分に研究した上で陳情・請願をしていただくような措置が必要じゃないかなと。このように私は意見として述べたいと,このように思います。

山口委員)この前は一応,継続審議ということで,今これデータを見ますとかなり51台ぐらいの車が通る,利用するということになりまして,また陳情内容が106名の方が出てるんですよね。そしたら1人2人はどこでも反対があって駄目だと言われたところもあるんですが,今回の場合に,まずは一番,あのところよりは鹿島線の踏切ですか,あそこから上へ上がっていく産業道路へ行く道路。あそこまでやるとすれば,そうやらないと。難しいとこだけど。やる場合にはね。この辺がどうなのかね。あの道路は広くしなきゃならないというのは前からあったことですよ。今回○○○(店舗名)ができて,先行きどういう形になるか分からないですけど,一応,石岡市は収入面とかいろんな面が入ってくるわけですから,だから石岡市としては道路を拡げなきゃならないというのは考えなきゃならないと思います。106名あるしね。

(「請願された場所についてだから,貝地の方から入ってくる道路は請願外だから論議しても仕方ないだろう」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)今日質疑いただくのは請願に対してであって,これから先のことではなく,これに限っての質疑をお願いいたします。

山口委員)いずれにしても将来はあそこだけでは。

徳増委員長)将来はそうであっても,いま質疑いただくのは請願に対しての質疑なので,それに限ってお願いします。

山口委員)
じゃあ,将来もそんなところで,私は106名の署名を大事にした方がいいと思いんじゃないかなと。あと何人か反対が出ると思いますが,それはうちらの努力だと思うんですが。

徳増委員長)先ほど鈴木委員がおっしゃったように,請願を出すときに,紹介議員の立場としてね,きちんと地権者の同意書を付けて出さないと,どんなにやりたくてもできないわけですよ。

(「付いてないんですか」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)付いてないです。

(「分かりました。勘違いしました」と呼ぶ者あり)

金井委員)これね,請願の趣旨については分かるんですが,一方通行の解除という請願の内容があるので,そうすると結局,道路を広くして,一方通行をなくすと。両方合わせて請願になってると思うんですが,あそこを一方通行にした理由は,結局,狭い道路で交差が出来ないということで一方通行の指定をしたと思うんですね。一方通行の指定解除については,この地区に住む利用者の同意がないと,公安委員会では解除しないと思うんですね。そういう面で,そのへんはどうなのか。もう一つは,拡幅する場合にね,これ相当広い道路にしないと,交差するわけだから一方通行の解除にはならないと思うんだよね。そのへんを含めて,どの程度の幅があれば一方通行を解除できるのかどうか,それをお聞きしたいと思います。

土木課長)委員さんおっしゃるように,一方通行の解除というのは,公安委員会の分野になってくるわけなんですが,私どもでもほかの件で協議したことも少しあるんですが,やはり委員さんおっしゃるように,周りの同意が必要だと言っております。やはり交互通行にするという場合には,やはり車両の交互通行がゆっくりできる幅。5メートルないし6メートルぐらいは最低でも必要ではないかと思います。ただ,5メートルないし6メートルというのは,逆に言うと歩道がありません。車道だけになります。それで解除できるかどうかは,ちょっと私も定かではないんですが,理想から言えば,5メートルないし6メートルの車道に歩道が付けばいいのかなと思っておりますけれど,皆さんが,その請願者の方々がどこまで思っているかどうかまでは,ちょっと私の方でも分かりません。ただ,そういう交互通行ができるということであれば,見込みはあるんではないかと思います。一方通行の解除については。

上野委員)この請願に付いてる住宅地図は,どのぐらい新しいのかね。現状とほとんど変わらないのかな。すると,この住宅地図で見たところですね,5144号線の方,市道の真ん中へんに○○(個人名)さんってありますよね。○○○○(個人名)さん。図面上,ここから左の部分は拡幅は可能なんですよね。この辺から先がかなり厳しくなってくるわけだけども,行政上の手法として,法的に規制があるのかどうか分かりませんが,取りあえずここまでもってくるとか。全線じゃなくてね。そういうことは可能なのかどうか。不可能であればしょうがないんだけども。それともう一つ。直接はこれ,また委員長に叱られるかなと思うけど,この請願の中には入ってないけども,ラウンジ恋美人というところがあるんだけど,途中までね,4メートル,図面だから。4メートルぐらいずっと途中まで入っていってる図面あるね。あとは畑だと思うんだけども,これを繋いでやると,こっちへ逃げられるんだけどねえ。355号線からずっと入ってきた道路。行き止まりなんだよね。これ,下へ繋いでやれば,少なくても住民の半分以上はここから出入りできるのかなと思ったんだけどね。請願の意味と違うんだけど。取りあえず,6割ぐらいはずっと,左側,地図で言う西側ですね。そこは途中までは拡幅可能なんだけども,そういう中途半端なことはできないのかどうか。○○(個人名)さんのところまで。全線一括じゃなきゃ駄目なのかな。

徳増委員長)ここも狭くないですか。すごく狭いですよ。355号線からの道もかなり狭いです。急勾配のところ上がっていって。

(「行き止まりのところ,そんなに広くないよ。現況は」と呼ぶ者あり)

建設部長)まず一点目の,途中までの整備はどうか,ということでございますが,私どもとしては,意味がないと。できれば全線整備。途中までの整備を見越して整備に入るということは,ちょっと危険性があまりにも,***が多くなるんではないかと。これだけで100軒の方が利用することになりますので,非常に危険性が増すということで,できれば全線で整備したいということを考えたいと思います。それから,いま委員さんがおっしゃいました,途中355号線へ抜ける,路線の途中までの形になって,出入り口が2台ゆうにすれ違えるような拡幅部分にはなっているかと思います。一つの方法ではあろうかと思いますが,ただ請願の趣旨と違っておりますので,私の方では何とも。

徳増委員長)ほかに質疑はございませんか。

建設部長)追加で一つだけ。私どもの方の考え方として,○○○(店舗名)ができたから整備をするんだという方向付けはしたくないんですね。ですから当然,今までも狭あいな部分で大変な苦労はしてるかと思うんですが,できれば○○○(店舗名)に関係なくですね,整備に入るにはそういった原因があるから入るわけなんですが,最終的にはそういう形になりますけど,そうじゃなくて,いわゆる地域の住民の方々の利便性の向上のために整備に入るというような方向付けをしていきたいと。当然,○○○(店舗名)の車両がそのために増えてくるということになれば,それなりの,企業にも努力していただくというのが原則じゃないのかと考えております。

海老澤委員)皆さんの意見を聞いていて,それから2回目ということ。これは***的なもの,地権者の同意,いろいろあるにせよ,私は,安全上の問題。道路の出入り口の問題含めて,金井委員からも言われましたように,道路構造上の問題。いろんなこれから課題として,課題の多くの問題があるわけですけども,地域住民の生活,それから,いま執行部から「○○○(店舗名)さんのためではない」ということありますけども,それは地元に進出した企業の立場,これは当市にそれなりの税金が入ってくるわけだし,それから***の地区住民からも,日常生活***の問題,そういうものを勘案してですね,私は,採択をして,あとは*****,整備については時間を,大変かかると思いますが,そういう方向で,まず安全,それから地区住民の***というものもあろうと思いますが,時間をかけて。私は,場合によっては継続審査で,そういうものも同時併行させながら,ということも考えられるんですけど,総体的な判断をして,願意妥当というようなことで判断をして,あとはいろんな面で,執行部の努力にかかってくるのかなというような気持ちです。

徳増委員長)ほかに質疑はございませんか。暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

徳増委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。ほかに質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,次に所管事務の調査として,東大橋地内の市道0113号線の整備についてを議題といたします。
 本件は,過日,東大橋地区から提出された陳情を不採択といたしました折に,各委員から整備の必要性が指摘された件でございます。
 この市道0113号線の整備について,初めに執行部からお考えを伺いたいと思います。

土木課長)市道0113号線及び0115号線,0113号線については議会の方で平成6年に陳情がされ,また平成14年にも請願が出されております。もちろん採択になっております。内容としてはやはり通学路としての歩道の設置という内容でございます。拡幅して歩道の整備ということです。バス路線であったりすることもありますけど,今まで距離も長いことから,なかなか,測量等の手は入れても実現できなかった経過があるようでございます。今のところ,私どもの方では市道0113号線,香取神社から交差点までの改良について実質的に実施しようとしております。しかし残念ながら幅が,現況で4.5メートル程度なんですが,地権者とお話し合いをしながら,拡げられる範囲がやはり6メートル程度かなと考えております。なかなか歩道の設置までには至らないのが現状であります。ほかの場所で,もっと広いところ,現況で6メートルの部分もあるわけなんですが,狭いところを少しでも,少しずつではありますが手をつけていきたいという考えで進めております。以上です。

徳増委員長)ただ今,執行部から考えが示されたわけでございますけれども,各委員,何かご意見がありましたら,挙手によりお願いいたします。

鈴木委員)執行部から説明があったわけですが,この件については,過日の委員会の中でも調査をした中で,あの狭あい道路を,山の中の道路を拡幅しても何ら意味がないという意見の中で不採択にし,なおかつ,あの大きい市道のバス通りを整備すべきだろうということで話し合ったわけです。そういうようなことを考えますと,これは全長では結構ありますんで,これは執行部でも予算の関係もあろうと思いますので,逐次,年次を追って整備に向けて努力をしていただきたいと思います。

徳増委員長)ほかにご発言はございませんか。 

(「なし」と呼ぶ者あり)
 
徳増委員長)発言なしと認めます。以上で本日の議題はすべて終了したわけでございますけれども,その他,何かご発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で本日の都市建設委員会を閉会いたします。


 閉会 午後12時05分




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